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【UFC ESPN32】計量終了 ケイター×チカゼ&ロイヴァル×ボントリン。小細工要らず、強者×強者=UFC

【写真】UFC2022年の戦い初めはケイター×チカゼから (C)Zuffa /UFC

14日(金・現地時間)、15日(土・同に)ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFC on ESPN32「Kattar vsChikadze」の計量が行われた。

昨年12月18日より、約1カ月のインターバルを経て2022年のUFCがいよいよ活動を開始する。そのメインはフェザー級ランカー対決のカルヴィン・ケイター×ギガ・チカゼの一戦だ。


カブ・スワンソン、エジソン・バルボーサをKOし2021年のブレイクスルー・ファイターとなったジョージア出身元GLORYのキックボクサーであるチカゼは、オクタゴンで7勝0敗という戦績を残してきた。

チガゼは戦績だけでなくインパクトも残している。過去3戦はハイキックからパウンドアウト、ミドルからのパウンドアウト、パンチを効かせて絞めを狙いつつスタンドに戻りパンチで仕留めるという勝ち方でパフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを3戦連続で獲得している。

組みへの自信が高まったことで蹴りを使わせ、蹴りの効果でパンチがいよいよ有効になっているという好循環にあるチカゼと対するケイターは、1年前にマックス・ホロウェイと激闘で敗れて以来の実戦が2年連続の年始のヘッドライナーとなった。

相手の前進力を利用しジャブでダメージを蓄積させ、外す時は外すというケイターの制空権をチカゼが如何に侵攻するか。5Rを2度経験しているケイターが、フルで5Rの経験はない(※バルボーサ戦は5回戦だったが、3RでKO勝ち)チカゼに対し、どのようなゲームプランを立ててくるのかも見ものだ。

下手な小細工も必要なく強い人間を戦わせておくとドラマが創れるUFC──ケイターというリトマス試験紙が、チカゼがホロウェイ級……あるいは上位禅とやり合える期待値を持っているのかうを判断する。

昨日、修斗世界ライト級王者の平良達郎がイリディアムとの契約を発表したが、そのイリディウム傘下で同じフライ級のブランドン・ロイヴァルが、ホジェリオ・ボントリンと戦う一戦も注目だ。

現王者ブランドン・モレノ、アレッシャンドリ・パントージャに連敗中のロイヴァルに対し、ボントリンはカイ・カラフランス、レイ・ボーグに敗れているが、プリアン・パイヴァ、マゴメド・ビブラトフに勝利している。

王者モレノを含め、トップランカーの半数が5敗以上を喫しているという群雄割拠のフライ級にあっても、3連敗はさすがにキャリアップばかりか、契約更新という点でも厳しくなる。崖っぷちのロイヴァルが盛り返すことはできるのか──来るべき日に備え、UFCフライ級戦線はMust Watchだ。

■視聴方法(予定)
1月16日(日・日本時間)
午前7時00分~UFC FIGHT PASS

■UFC ESPN32対戦カード

<フェザー級/5分5R>
カルヴィン・ケイター: 146ポンド(66.22キロ)
ギガ・チカゼ: 146ポンド(66.22キロ)

<ヘビー級/5分3R>
チェイス・シャーマン: 250ポンド(113.4キロ)
ジェイク・コリアー: 264.5ポンド(1119.97キロ)

<フライ級/5分3R>
ブランドン・ロイヴァル: 125.5ポンド(56.92キロ)
ホジェリオ・ボントリン: 125.5ポンド(56.92キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ケイトリン・チューケイギアン: 126ポンド(57.15キロ)
ジェニファー・マイア: 126ポンド(57.15キロ)

<ライト級/5分3R>
ダコタ・ブッシュ: 155.5ポンド(70.53キロ)
スラヴァ・ボルシェフ: 155ポンド(70.31キロ)

<フェザー級/5分3R>
ジョアンデウソン・ブリト: 145.5ポンド(66.0キロ)
ビル・アレジオ: 145ポンド(65.77キロ)

<ミドル級/5分3R>
ジェミー・ピケット: 184.5ポンド(83.68キロ)
ジョセフ・ホームズ: 185.5ポンド(84.14キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ラミズ・ブラヒメジ: 170.5ポンド(77.34キロ)
カート・マックギー: 170ポンド(77.11キロ)

<フェザー級/5分3R>
ブライアン・ケレハー: 145ポンド(65.77キロ)
ケヴィン・クルーム: 144.5ポンド(65.54キロ)

<フェザー級/5分3R>
TJ・ブラウン: 155ポンド(70.31キロ)
チャールス・ロサ: 156ポンド(70.76キロ)

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MMA UFC YouTube   アレックス・ヴォルカノフスキー ギガ・チカゼ ジョン・チャンソン ピョートル・ヤン マックス・ホロウェイ

ギガ・チカゼ「アレックス・ヴォルカノフスキーは楽な仕事をしたいからコリアンゾンビを選んだ」

アルジャメイン・スターリング vs. ピョートル・ヤン2が3.5『UFC 272』→4.9『UFC 273』に変更/ヴォルカノフスキーの防衛戦の相手はコリアンゾンビに変更(2022年01月12日)

 こちらの続報。




 マックス・ホロウェイの負傷欠場を受けて『UFC 273』でアレックス・ヴォルカノフスキーのフェザー級王座防衛戦の相手がジョン・チャンソンに変更される件についてギガ・チカゼが以下のコメント。チカゼは1月15日に開催される『UFC on ESPN 32: Kattar vs. Chikadze』のメインイベントでカルヴィン・ケイターと対戦予定です。

「チャンプが楽な仕事をしようとしていることは知っている。コリアンゾンビのことをバカにしているわけじゃない。トップ10ファイターはみんなタフだが、俺は前回この階級で最強の一人であるエジソン・バルボーザに勝ってるし、俺の中では一番楽な相手はコリアンゾンビなんだ。だからチャンプはこの試合を選んだと思ってるし、楽をしたいと思ってる」


 ツイッターでジョン・チャンソン戦を希望するヴォルカノフスキーをチカゼがからかうとヴォルカノフスキーは「君には敬意を表するが来週ランキング5位を目指して戦うんだろ…近いうちに会おうぜ!」とコメントしましたが、この件についてもコメントしています。

「彼は自分が何を言ってるのかすら分かってない。この返信にリスペクトはない。俺は7連勝中だし、8連勝を狙っている。ずっと前からタイトル挑戦者の資格は持ってるよ。俺はただの男じゃない。長い長い格闘技のバックグラウンドを持っている。なのに敬意のある返事を感じなかった。俺の時代はやって来るし、彼らも俺のことを避けることは出来ない」

「ヴォルカノフスキーは俺が一番の難敵だということを知っている。だから俺を避けて安全に稼ぎたいと思っている。だが俺はチャンピオンになるためにここにいるし、全てを支配する準備は出来ている。来週のミッションは俺が勝つことだし、1週間待ってくれればいいだけだ」

「正直言って俺の中でヴォルカノフスキーはトップ10の中でも最も楽な相手だと思う。彼はスタンドでは俺に届かない。彼は何をするつもりなんだ? サブミッションが上手い選手もいるし、良いパンチやテクニックを持った選手もいるが、彼は俺に対して何があるんだ? 何もないよ」
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MIKE MMA UFC   アレックス・ヴォルカノフスキー ジョン・チャンソン ダン・イゲ ピョートル・ヤン マックス・ホロウェイ

アルジャメイン・スターリング vs. ピョートル・ヤン2が3.5『UFC 272』→4.9『UFC 273』に変更/ヴォルカノフスキーの防衛戦の相手はコリアンゾンビに変更

ショック! 3.5『UFC 272』アレックス・ヴォルカノフスキーと3度目の対戦予定だったマックス・ホロウェイが負傷欠場/ヘンリー・セフードらが代打出場をアピール(2022年01月08日)

3.5『UFC 272』マックス・ホロウェイ負傷欠場を聞いたアレックス・ヴォルカノフスキーはコリアンゾンビに「やろうぜ!」(2022年01月08日)

3.5『UFC 272』のメインイベントはコルビー・コヴィントン vs. ホルヘ・マスヴィダルの元チームメイト対決(2022年01月12日)

 こちらの続報。


 アレックス・ヴォルカノフスキーのフェザー級王座防衛戦の相手として予定されていたマックス・ホロウェイの負傷欠場を受けてジョン・チャンソンがヴォルカノフスキーに挑戦することをMMAFightingが確認したとのこと。

 また、この試合とアルジャメイン・スターリング vs. ピョートル・ヤンのバンタム級王座統一戦は当初3月5日の『UFC 272』で行われると見られていましたが、コルビー・コヴィントン vs. ホルヘ・マスヴィダルが決定したことを受けて4月9日にニューヨーク州ブルックリンで開催する『UFC 273』に変更されています。

 ジョン・チャンソンは6月の『UFC on ESPN 25: The Korean Zombie vs. Ige』でダン・イゲに判定勝ちして以来の試合で現在フェザー級ランキング4位。続きを読む・・・
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MMA News UFC コルビー・コビントン ジョゼ・アルド ジョン・チャンソン ピョートル・ヤン マックス・ホロウェイ

UFC:4月9日のUFC273でヴォルカノフスキーのタイトルにジョン・チャンソンが挑戦。スターリング vs. ピョートル・ヤンもUFC273に延期。UFC272のメインイベントはコビントン vs. マスヴィダルに。

mmajunkie.usatoday.com

3月のUFC272で予定されていたアレクサンダー・ヴォルカノフスキー vs. マックス・ホロウェイフェザー級タイトルマッチがホロウェイの負傷欠場により消滅。代わって、ジョン・チャンソンがヴォルカノフスキーのタイトルに挑戦する。チャンソンのタイトル挑戦はジョゼ・アルド戦以来8年ぶり。

また、UFC272で予定されていたアルジャメイン・スターリング vs. ピョートル・ヤンのバンタム級王座統一戦も4月にスライドとなる。理由は不明。

UFC272では、ウェルターノンタイトル戦のコルビー・コビントン vs. ホルヘ・マスヴィダルがメインとなる。

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MMA UFC   アレックス・ヴォルカノフスキー ジョン・チャンソン ダン・イゲ マックス・ホロウェイ

3.5『UFC 272』マックス・ホロウェイ負傷欠場を聞いたアレックス・ヴォルカノフスキーはコリアンゾンビに「やろうぜ!」

ショック! 3.5『UFC 272』アレックス・ヴォルカノフスキーと3度目の対戦予定だったマックス・ホロウェイが負傷欠場/ヘンリー・セフードらが代打出場をアピール(2022年01月08日)

 こちらの続報。


 ジョン・チャンソンのマネージャー、ジェイソン・ハウスが「コリアンゾンビは『UFC 272』でタイトルマッチに挑戦する意志がある」とコメント。また、「ランキングを見ると、彼は勝利を収めた次の最高ランクのファイターだし、多くの人たちがかなり前から話していた試合でもある。チャンスが貰えれば、彼は世界一であることを証明するだろう」ともコメントしています。


 また、アレックス・ヴォルカノフスキー自身もツイッターでジョン・チャンソンに「やろうぜ!」とコメントしており、代打に最も相応しいと認識しているようです。

 ジョン・チャンソンは最近2021年6月の『UFC on ESPN 25: The Korean Zombie vs. Ige』でダン・イゲに判定勝ちしており、現在フェザー級ランキング4位です。続きを読む・・・
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MIKE MMA ONE RYO UFC   アレックス・ヴォルカノフスキー ギガ・チカゼ ジョシュ・エメット ジョン・チャンソン ピョートル・ヤン マックス・ホロウェイ

ショック! 3.5『UFC 272』アレックス・ヴォルカノフスキーと3度目の対戦予定だったマックス・ホロウェイが負傷欠場/ヘンリー・セフードらが代打出場をアピール

3.5『UFC 272』でアレックス・ヴォルカノフスキー vs. マックス・ホロウェイ3、アルジャメイン・スターリング vs. ピョートル・ヤン2の2大タイトルマッチ(2022年01月06日)

 こちらの続報。


 3月5日にネバダ州ラスベガスで開催する『UFC 272』でアレックス・ヴォルカノフスキー vs. マックス・ホロウェイのフェザー級タイトルマッチが行われることが確認されたばかりですが、ホロウェイが負傷欠場することをESPNのブレット・オカモト記者が確認したとのこと。


 するとヘンリー・セフードがツイッターにこんな画像をアップし「トリプルクラウン(北京五輪レスリング55kg級金メダル、UFCフライ級、UFCバンタム級)が助けてやるぜ。デイナ・ホワイトよ、俺の電話番号は知ってるだろう」とコメント。

ヘンリー・セフードのマネージャー「彼は2022年に復帰する」「UFCフェザー級王座に挑戦し3階級王者を狙う」(2021年11月28日)

 ヘンリー・セフードのマネージャー、アリ・アブドルアジズはセフードの復帰を示唆していました。


 一方でジョシュ・エメットもヴォルカノフスキー戦をアピールしています。エメットは現在フェザー級ランキング6位で4連勝中。


 また、ジョン・チャンソンのマネージャー、ギガ・チカゼもヴォルカノフスキー戦をアピールしています。続きを読む・・・
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MMA ONE UFC   アレックス・ヴォルカノフスキー ピョートル・ヤン ブライアン・オルテガ マックス・ホロウェイ

3.5『UFC 272』でアレックス・ヴォルカノフスキー vs. マックス・ホロウェイ3、アルジャメイン・スターリング vs. ピョートル・ヤン2の2大タイトルマッチ



 UFCが3月5日にネバダ州ラスベガスのT-モバイル・アリーナで開催する『UFC 272』でアレックス・ヴォルカノフスキー vs. マックス・ホロウェイのフェザー級タイトルマッチとアルジャメイン・スターリング vs. ピョートル・ヤンのバンタム級王座統一戦が行われることをESPNのブレット・オカモト記者が確認したとのこと。共に契約にサインはしてないものの対戦には同意しているそうです。

 ヴォルカノフスキーは2021年9月の『UFC 266: Volkanovski vs. Ortega』でブライアン・オルテガに判定勝ちして以来の試合で今回が3度目の防衛戦。ホロウェイは2021年11月の『UFC Fight Night 197: Holloway vs. Rodriguez』でヤイール・ロドリゲスに判定勝ちして以来の試合で現在2連勝中。

 両者はこれで3度目の対戦。2019年12月の『UFC 245: Usman vs. Covington』では当時チャンピオンだったホロウェイが判定負けし王座陥落。微妙な判定決着だったことから2020年7月の『UFC 251: Usman vs. Masvidal』でダイレクトリマッチが組まれましたが、スプリットデシジョンでヴォルカノフスキーが判定勝ちし王座防衛していました。

 スターリングは2021年3月の『UFC 259: Blachowicz vs. Adesanya』でピョートル・ヤンに反則勝ちして新チャンピオンになって以来の試合。ヤンは2021年10月の『UFC 267: Blachowicz vs. Teixeira』で行われた暫定王座決定戦でコリー・サンドヘイゲンに判定勝ちして以来の試合。元々ダイレクトリマッチをする予定でしたが、スターリングの首の負傷が長引いたことから暫定王座決定戦が行われていました。続きを読む・・・
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BELLATOR UFC キック ショーン・オマリー タイ・ツイバサ ダスティン・ポイエー ダン・イゲ ペドロ・ムニョス マックス・ホロウェイ ライアン・ホール ランディ・コスタ ロブ・フォント

UFC269:オッズ/予想と展望

チャールズ・オリヴェイラ 2.47
ダスティン・ポイエー 1.60
アマンダ・ヌネス 1.11
ジュリアナ・ペーニャ 7.00
ジェフ・ニール 2.05
サンチアゴ・ポンジニッビオ 1.80
コーディ・ガーブラント 1.74
カイ・カラフランス 2.15
ハウリアン・パイバ 3.40
ショーン・オマリー 1.36
ダン・イゲ 2.40
ジョシュ・エメット 1.63
ドミニク・クルーズ 1.95
ペドロ・ムニョス 1.87
アウグスト・サカイ 1.91
タイ・ツイバサ 1.91
ブルーノ・シウバ 1.29
ジョーダン・ライト 3.85
エリン・ブランチフィールド 2.15
ミランダ・マーヴェリック 1.74
アンドレ・ムニス 1.74
エリク・アンダーズ 2.15
アレックス・ペレス 1.31
マット・シュネル 3.60
ダリック・ミナー 2.70
ライアン・ホール 1.50
ランディ・コスタ 1.57
トニー・ケリー 2.55
ギリアン・ロバートソン 1.28
プリシラ・カショエイラ 4.00

年内最後のナンバーシリーズ。メインは黄金のライト級タイトルマッチ。

オリヴェイラUFC最多一本勝ち記録を持つグラップラーでありながら、近年は打撃の能力も向上。フェザー級時代は減量失敗を繰り返すなど適正階級ではなかったが、ライト級に戻して実力が開花。今年5月にUFC参戦11年目で初のタイトル戦のチャンスを掴むと、マイケル・チャンドラーをKOし一発でベルトを手に入れた。

ポイエーも同じくフェザー級からライト級に上げてから花開いた選手で、ライト級転向後12勝2敗1NC。負けた相手はハビブ・ヌルマゴメドフとマイケル・ジョンソンのみ。UFCデビューはオリヴェイラと同じ2010年(ポイエー1月、オリヴェイラ8月)。元王者ペティス、元WSOF王者ゲイジー、元UFC&Bellator王者アルバレスにいずれも完勝し、2019年、王者ヌルマゴメドフが出場停止中のために組まれた暫定王座決定戦で、フェザー級王者のマックス・ホロウェイに終始打撃で圧倒してタイトル獲得。同年に行われたヌルマゴとの王座統一戦では、2Rに一瞬パンチを効かせた場面はあったものの、テイクダウンからパウンドで削られチョークで完敗。

今年は1月に1年ぶりの復帰戦となったマクレガーに対し、1Rはパンチをもらい効かされたが、2Rにカーフキックで形勢逆転。動きが止まり棒立ちになったマクレガーにパンチを打ち込みKO。半年後の再戦ではテイクダウンから削り、最後はマクレガーの足を破壊し、マクレガー幻想を完全に終わらせた。オリヴェイラがタイトルを獲得した王座決定戦も、最初はポイエーに声がかかっていたが、マクレガーとの再戦を優先させるために断っている。

オッズは現王者がアンダードッグ。マクレガーほどの圧倒的なテイクダウンはないオリヴェイラ。ポイエーは遠距離での打撃が得意なため、組み付くのに苦労しそう。ポイエーが削っての判定勝ち。

セミはアマンダ・ヌネス2年ぶりのバンタム級王座防衛戦(昨年と今年にフェザー級王座の防衛戦は行っている)。相手はタイトル初挑戦となるジュリアナ・ペーニャ。2017年から出産と子育てのために2年半の休業期間がり、復帰後はジャーメイン・デランダミーに敗れて2勝1敗。7年負けなし・12連勝中のヌネスに穴は見えない。ヌネスKO勝ち。

メインカードでは元バンタム級王者コーディ・ガーブラントがフライ級に初挑戦。もともと、ヘンリー・セフードの王者時代にフライ級挑戦の話はあった。さらに、昨年11月にはフライ級転向初戦でデイブソン・フィゲイレードのタイトルに挑戦する試合も組まれていた(筋断裂により欠場)。5月には再びバンタム級に戻してのロブ・フォント戦が組まれたが打撃で劣勢となり判定負け。バンタム級ではここ5戦で1勝4敗。ランキング6位のカイ・カラフランス相手に競ったオッズになっているが、まずは自身がどれだけ動けるか。最近はあまり階級を下げて成功した選手は少ないが…。

第1試合開始は12日朝7時半から。速報します。

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BELLATOR Bellator272 LFA MMA RIZIN UFC   キック ジェレミー・ケネディ セルジオ・ペティス ボクシング マックス・ホロウェイ 堀内佑馬 堀口恭司 平本蓮 海外

【Bellator272】ペティス✖堀口恭司の見所、平本蓮─02─「俺流に言えば『黙って、見とけ!!』って感じ」

【写真】平本蓮にとってミルウォーキーがMMAを戦う上のホームになっている。右隣りのデューク・ルーファスへの信頼は絶対のようだ(C)REN HIRAMOTO

3日(金・現地時間)、コネチカット州アンカスビルのモヒガンサン・アリーナで開催されるBellator272で堀口恭司の挑戦を受ける、Bellator世界バンタム級王者セルジオ・ペティスのコーナーマンを務めることとなった平本蓮インタビュー後編。

9月から3カ月のウィスコンシン州ミルウォーキーでの生活で、セルジオ・ペティスやデューク・ルーフォスと確かな人間関係を育んだ平本にとって、ルーファスポーツでの日々はキックボクシング出身、MMAファイターとしての気付きの日々となった。

平本がセルジオから得たモノ、そしてセルジオに平本が与えたモノが何であったのか──、黙って、セルジオ・ペティス✖堀口恭司を見て探りたい。

<平本蓮インタビューPart.01はコチラから>


──格闘技に集中できて、セルジオ・ペティスと信頼関係が結ばれたと。

「セルジオの存在は、めちゃくちゃデカいです。例えば堀口選手ってステップやフェイントを多用して、テンポが速いじゃないですか。そこからパーンと飛び込んで、基本リズムが速いですよね。あれって強靭なフィジカルとスタミナがあってこそのスタイルだと思うんです。

僕は攻撃する以外は、極力スタミナは使いたくないです。無理をせず、最後まで武器を残しておく──じゃないですけど、打撃でも組み技でも疲れると判断力が鈍ります。キックの頃は、そういうことって考えたことなかった。でもMMAだと萩原戦を終えて、凄くそこを考えるようになりました。組み技で疲れて、打撃を打てなくとなると意味ねぇじゃんって」

──ハイ。その通りですね。

「それからMMAを戦ううえで如何に疲れずに、安心して自分の打撃を打っていけるのかを考えてきました。でも日本で解決できなかった。それがこっちで、セルジオとスパーリングをして彼の中に自分のやりたかったことが見えたんです」

──それはどういう部分ですか。

「重心の置き方やリズムですね。それで僕のなかでテンションが上がっちゃって、セルジオに『だったら、こういう攻撃も使えるんじゃない』とか提案をするようになって。とはいっても、あくまでもセルジオのリズムに合ったものです。僕が余りにもキックの打撃、打撃している技を教えて彼の形を変えてしまうのは、絶対に意味がないので。ちょっとセルジオの引き出しが増えれば良いなってぐらいの打撃を提案してみたんです。そうしたらセルジオが、その技術を凄く気に入ってくれて」

──そしてコーナーに就くまで、関係が深まったと。

「そうなんです。でも、最初は意味が分からなくて……。『試合を見に来る?』ぐらいのことかなって思っていたら、コーナーに就いてほしいということで。凄く、嬉しかったです。尊敬にしている人に、そんな風に言ってもらって。もう人生で初めてのことで」

──そこでより堀口選手対策が、2人のなかで進んで行ったわけですね。

「堀口選手は伝統派空手出身ですけど、別にMMAの試合を見てもわかるように空手、空手しているわけじゃないです。試合間隔も空いているし、去年の朝倉海選手との試合の動きで判断すると、今は違う選手になっている可能性もあります。だから、イメージしづらいです。それでも僕なりにセルジオが、こういう風に創っていけば割と対処できるんじゃいかとか、自分のなかで考えて。でも余計なことをするんじゃなくて、ちょっとしたスパイスを効かしてもらうぐらいの感じでサポートできればなっていうのがありました」

──セルジオにはMMAの打撃のリズム、土台があるからこそ、平本選手の持つ打撃の知識が生きるような感じでしょうか。

「ハイ。セルジオも本当に目に見えて良くなりました。MMAの打撃をここ何年と追及してきて、まだ完成しているわけじゃないですけど、僕の考えのなかでパンチ力が上がるとかっていう理論にセルジオは耳を傾けてくれました。そしてヘッドギアをつけないと危ないようなスパーリングで、それを試し合うこともできています。

日本と海外のMMA、なんで日本人は打ち負けちゃうのか。堀口選手は別ですけど、ここを考えた時に日本のMMAの選手はボクシングを綺麗にやり過ぎだと思います。凄く上手いし、僕より綺麗なボクシングができる人もいるかもしれない。でもMMAはボクシングから一番離れているスポーツだと僕は思っています。

距離もキックボクシングに慣れている方が有利なはずです。蹴って、殴ることができる。それと……ズルができないというか、怖い距離があります。マックス・ホロウェイが強かったりする距離感とか、ガチで打ち合う距離感とか。こっちの選手は皆、そこが強いです。全然有名じゃない選手とでも、スパーリングでヘッドギアをつけてバチバチに殴り合っています。

技術的にキックボクシングが上手いわけじゃなくて。でも、俺を相手にガチガチに殴ってしっかりと組んできます。日本では貰わなくて、当てるとか組みつくのが主流で。でも、ルーファスポーツでやっているのは『殴って来いよ』みたいな感じなんです(笑)。普段から、アレをやっていないと試合になってからそうはできないですよ。

それが当たり前だから、強いんだろうなって。骨のあるスパーリングだから、実になるというか……だから、キックで持っていた技術も使えるし、打撃を磨くことになるんだと思います」

──その違い……平本選手は本来持っていたことを、MMAを身につけようとしてきたことで、忘れてしまっていたということでしょうか。

「そうなんですよ。こっちに来てから、打撃の距離感が合わなくてメッチャ、パンチ貰っちゃって。『なんでだ? 俺、昔だったらあんなカウンターなんて絶対に貰わなかった』って焦ってしまって。日本でMMAの練習を重ねている間に、あの貰わない距離に慣れてしまっていたんだなって気付きました。

ホント最初はショックでしたけど、それから楽しくなりました。そして、セルジオに話したように色々と考えることで、自分のスタイルも出来上がってきた感じがします。キックの頃の技術ももちろん出せますけど、それ以上に自分が考えてきたことと人間の力の出し方の構造が違うことが分かりました。

組み技での力の出し方とか、寝技での極め方が違っていて。なら、打撃でも俺の考えてきたことは違ったんじゃないかと疑問を持つと、何か一つに繋がりました。言葉が通じない部分があって、それを体で確認していくとレスリングにも、キックにも共通している体の動かし方があることに気付いて。で、セルジオが打撃で戸惑っている時に『あの時、教えてくれたレスリングの動きと同じだよ』って伝えると、一発でデキるようになったりして。それから僕自身、打撃もそうだし、レスリングでも全然やりあえるようになったんです」

──いやぁ、まさにマーシャルアーツ・コミュニケーション。何よりも言葉の節々から充実している感が伝わってきます。

「ハイ。日曜日は本来は練習は休みなんですけど、セルジオがレスリングを教えてくれたりして」

──まさにセルジオのインタビューで、『家にいる時以外はずっとジムにいたい』と言っていたライフスタイルが存在しているわけですね。

「ホント、そうやってきたんで、次の試合で皆に見せたいです!! 自分がやりたかったスタイルをセルジオがやっています。キックボクシングができて、レスリングもでき、下になっても柔術ができる。どこの局面でも、不安要素がない。それが僕の理想で、セルジオが実践しています。どこが強いか分からない、でも強い──それがセルジオじゃないですか?」

──確かに秀でたモノがある選手ではないです。それにしても平本選手の感性と、セルジオの感性の合体。堀口✖セルジオ・ペティス、そして平本選手の次戦でぜひとも確認したいです。

「これは堀口選手にもセルジオにも共通しているのですが、力が抜けているから威力があります。だから2人の試合は本当に面白くなると思いますよ」

──日本ではU-NEXTでの配信が決まりました。日本のファンに、セルジオ陣営としてどこを見所にしてほしいということはありますか。

「この試合はトラッシュトークも何も必要のない、本当に価値がある試合です。だから、本来は俺なんかが語れるような試合じゃないと思うんですけど(笑)、まぁ俺流に言えば『黙って、見とけ!!』って感じです(笑)」

──アハハハハ。そう来ましたか。では平本選手自身、今後に関して腹積もりは?

「ESTAで米国に来ているので、12月5日に帰国しないといけなくて。そこからは、暫らく日本で調整することになると思うので、ルーファスポーツでやってきたことがどこまで通じるのか……強い選手とスパーリングをするのが凄く楽しみです。僕のMMAがどれだけ上がっているのか、まずは練習で試したいですね。

試合に関していえば、僕はデューク・ルーファスにセコンドに就いてもらいたいというのはあります。安心感が違います。これまで父親がセコンドに就いてくれていて、それが安心感になっていたのですが、MMAではそうもいかないですし。コーナーに戻る安心感、デュークがいてくれると全く違ってくると思います。

セルジオもそうですし、ここで練習をしていると僕のことを信じてくれていることが伝わってきて、凄くやりこめます。皆といると刺激になりますし、またここに戻って来たいです」

──平本選手的のRIZINでの試合出場は、当然ナンバーシリーズなのでしょうが、TRIGGERも始まりました。

「ケージですよね。朝倉未来とか、地上波のビッグショーでやって大金稼ぐみたいな感じでしょうけど、ケージでやってみたいですね。『舐めんじゃねぇぞ』って、そういうのは見せたいです。打撃も僕は角があるよりも、回っている方が戦いやすいというのがあって。それにロープは押し込んだ方がクラッチを組めちゃうし。ケージのように、ズル休みできる時間があるのも、ストライカーとしては変わってきますしね。

来年は何試合かしていくことになると思いますが、TRIGGERもガンガン出ていければ良いなぁって思っています。ただし、練習はできる限りこっちでやります。日頃はこっちにいて、試合の時に日本に戻るというような形でやっていきたいですね。ルーファスポーツにいると、安心感が違うので。

米国に住み、UFCへの登竜門で戦う堀内佑馬も平本に刺激を与えている存在だ(C)LFA

それと米国に住んでいるので、こっちの時間帯でできる試合が一番の理想だし、日本でも戦いたいですけど、こっちでも戦ってみたいですね。僕はMMAで世界を獲りたいから。

こっちの試合も出ていくということでは、僕の先輩の堀内佑馬君がLFAで戦っていて、あの試合を視たことで凄く勇気を貰えました。俺もやってやろうっていう闘志がわきましたね。

日本人だってできる。こっちに来てメキシコの血が入っている選手は、強いなって感じたんです。セルジオもそうですけど。そうしたら『ボクシングが強い国は限られている』って話になって。それってメキシコもそうだけど、日本だってボクシングは強いじゃないですか。力だって、強いってこっちでも言われているし、別にフィジカルで劣るとか思っていないです。日本人はどんどん米国に来て、強くなれば良い。それは練習していて感覚で掴めました。

だから、それを試合で証明していけば──米国で練習をする日本人が増える。それだけの完成度の高さを見せる自信はあります。それだけのクオリティの高い試合を見せることが出来れば良いなっていうのは、心の中で思っています」

■視聴方法(予定)
12月4日(土)
午前9時00分~ U-NEXT

■ Bellator274対戦カード

<Bellator世界バンタム級選手権試合/5分5R>
[王者]セルジオ・ペティス(米国)
[挑戦者] 堀口恭司(日本)

<フェザー級/5分3R>
エマニュエル・サンチェス(米国)
ジェレミー・ケネディ(カナダ)

<バンタム級/5分3R>
ジョシュ・ヒル(カナダ)
ジャレッド・スコッギンス(米国)

<ミドル級/5分3R>
ジョニー・エブレン(米国)
コリン・ハックボディ(米国)

<ライト級/5分3R>
アレクサンデル・シャブリー(ロシア)
ボビー・キング(米国)

<フェザー級/5分3R>
カイ・カマカ3世(米国)
ジョン・デ・ジーサス(米国)

<ミドル級/5分3R>
ヴィニシウス・ジュゼズウ(ブラジル)
レヴァン・チョクヒリ(ジョージア)

<ライト級/5分3R>
ジャスティン・モンタルヴォ(米国)
ジェイコブ・ボーン(米国)

<ライト級/5分3R>
マイク・ハメル(米国)
キリズ・モタ(ブラジル)

<160ポンド契約/5分3R>
スパイク・カーライル(米国)
ダン・モレット(米国)

<ウェルター級/5分3R>
カイル・クラッチマー(米国)
オリバー・エンカンプ(スウェーデン)

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MMA UFC   アレックス・ヴォルカノフスキー コナー・マクレガー ボクシング マックス・ホロウェイ

デイナ・ホワイトがアレックス・ヴォルカノフスキー vs. マックス・ホロウェイ3を示唆「2試合とも僅差だったし理に適ってると思う」


 『UFC Fight Night 197: Holloway vs. Rodriguez』でヤイール・ロドリゲスに判定勝ちしたマックス・ホロウェイが以下のコメント。

「今後についてはいずれ分かるだろう。(マッチメイクをするUFC幹部の)ハンター・キャンベルやショーン・シェルビーも来ている。それが彼らの仕事だ。俺は155ポンドのチャンピオン(チャールズ・オリヴェイラ)にも勝ってるし、(フェザー級チャンピオンの)アレックス・ヴォルカノフスキーもいる。コナー・マクレガーもいる。彼らに言っといてくれよ。いつでも準備は出来てるよ」

「ヤイール・ロドリゲスのボクシングはかなり良かった。ボクサーのような動きをしながら肘打ちもしてきた。『ボクシングなら反則だぞ!』と思ったが、彼の中ではフェアゲームだし、彼はとんでもない野獣だし、だからこそ戦いたい相手だった」



 ヤイール・ロドリゲスが以下のコメント。

「この試合に向けてしっかり準備してきたし、マックスは本当に素晴らしいファイターだ。彼は経験豊富で素晴らしい仕事をしてくれた。彼の方が一枚上だったし、それを受け入れるしかない」

「できるだけ早くここから前向きに進んでいきたい。ホームに戻って、家族や友人たちと一緒にこの時間を楽しみたい。ハワイの人たち、そしてもちろんマックスには愛と敬意しかない」



 デイナ・ホワイトが以下のコメント。

「(ホロウェイが再びフェザー級王座に挑戦する可能性を尋ねられ)そうなることもあるだろう。アレックス・ヴォルカノフスキーとの試合はどちらも僅差の判定だったし、ここでこういうパフォーマンスをしてしまう。ヴォルカノフスキーは彼ともう一度やり直さなければいけない相手だ」

「今日の試合は私がこれまで見た中でも最高の試合のひとつだ。2年ぶりの復帰戦だったヤイールがこのようなパフォーマンスをしたことは前代未聞だし信じられないことだ」

「マックスの次戦はまだ分からないが、ヴォルカノフスキーとの3度目の対戦は理に適っているので、これから検討したい。コナー・マクレガーはまだ試合の準備が出来てないだろう。ケガが治ってないし、今はコナーの話を出すこと自体バカげている」
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