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マックス・ホロウェイ、『UFC Fight Night 197』ヤイール・ロドリゲス戦でUFCでの打撃ヒット数合計3000発突破など数々の記録を更新


 『UFC Fight Night 197: Holloway vs. Rodriguez』でヤイール・ロドリゲスに判定勝ちしたマックス・ホロウェイですが、この試合で251発の打撃をヒットさせたとのこと。これでUFCキャリア25試合で合計3056発の打撃をヒットさせており、UFC史上初の“3000発超え”を達成しています。


 他にもホロウェイはこの試合で多くの記録を達成しています。

・UFCフェザー級18勝は史上最多。

・UFCフェザー級での試合時間は合計5時間47分で史上最長。

・UFCで100発以上効果的な打撃をヒットさせたのは13試合で史上最多。

・UFCで200発以上効果的な打撃をヒットさせたのは3試合で史上最多。

・UFCで25試合して1度もノックダウンしなかった選手はマックス・ホロウェイのみ。

・UFC史上最多の1811発の打撃を受けている。

・9度目のパフォーマンスボーナス獲得はUFCフェザー級最多。


 病院に搬送される前のヤイール・ロドリゲスを激励するマックス・ホロウェイ。


 ヤイール・ロドリゲスの右足が大変なことになっています。続きを読む・・・
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MMA UFC UFN197 キック ジャイー・ロドリゲス ボクシング マックス・ホロウェイ

【UFN197】素晴らしき勝者と敗者、The Manホロウェイがロドリゲスとの激闘にMMAで勝つ

【写真】激闘を喧嘩ファイトにせず、MMAで勝利したホロウェイ。試合後のコメントは素晴らし過ぎた(C)Zuffa/UFC

<フェザー級/5分5R>
マックス・ホロウェイ(米国)
Def.3-0:49-46.48-47.48-47
ジャイー・ロドリゲス(メキシコ)

すぐに圧を掛けるホロウェイに対し、ロドリゲスがローから右ハイを入れる。続くローを肩を押して倒したホロウェイだが、ロドリゲスがアップキックからすぐに立ち上がる。構えを変えて蹴り、そしてフックを振るうロドリゲスにホロウェイの右ストレート、続いてボディショットが決まる。

ニータップを見せつつ、左ボディから左フックを入れたホロウェイに対し、ロドリゲスの前蹴りが顔面に届く。ホロウェイが鋭いジャブ、右ストレートを当てるが、ロドリゲスもワンツーの左をヒットさせる。走り込んでローを蹴り、パンチの距離でローから左を入れたロドリゲスは、蹴りとパンチの連携が効いた攻撃を続ける。

ワンツーからカーフ、そして右ハイに続きストレートを打ち込む。追撃に右を返したホロウェイはニータップもロドリゲスがかわしてローを入れる。右を受けてからオーバーハンドで下がらせ、左右の蹴りにつないだロドリゲスは、ホロウェイのスピングバックフィストにバックに回りテイクダウンを狙う。

ケージ際に移動したホロウェイが胸を合わし、ホドリゲスのシングルレッグを切る。直後に跳びヒザを見せたロドリゲスだが、バランスを崩して背中をマットにつける。ホロウェイが蹴り上げを捌いてハーフで抑えたところで、時間となった。

2R、左右のカーフ、右前蹴りを繰り出すロドリゲスが、コリアンゾンビを倒した変則エルボーのフェイクを見せる。ホロウェイは右を当てるが、ロドリゲスもジャブ、右フック、そしてローを蹴る。ホロウェイはワンツーで前に出て、左を当てる。姿勢を乱し、間合を取り直そうとしたロドリゲスを追いかけたホロウェイは、スピニングバックキックをかわし、左ボディショットを打つ。直後にロドリゲスが左ミドルを蹴り込む。

カーフに体がよれる場面が見られるようになったホロウェイだが、それでもボディから前に出る。ロドリゲスもワンツーを打ち、ホロウェイがワンツーを返す。この攻防のなかでローを交え、ケージに押し込まれも変則エルボーというらしい攻撃から、ダックやウェービングというボクシング防御を駆使したロドリゲスが間合を取り直す。

ホロウェイはそれでもボディからワンツー、そしてヒザをボディに入れてケージにロドリゲスを押し込む。離れたホロウェイにバックエルボーを見せたロドリゲスは右ハイも、直後にバランスを崩して下に。ロドリゲスが変則の三角を組むと、即時間となった。

3R、ローに右を合わせたホロウェイがスイッチを交え、ニータップから右を当ててホロウェイを下げさせると跳びヒザを決める。ロドリゲスも右フックを返すが、ホロウェイは左ストレートからテイクダウンのフェイク、自らの右ローで姿勢を乱して下になったロドリゲスを3/4マウントで捕え、パウンドから肩固めを仕掛ける。

ホロウェイはここでマウントを選択し、背中を見せたロドリゲスに両足をフックしエルボーを落とす。上を向いても下を向いても、殴られるロドリゲスは亀で背中が伸びないように耐え、前転をしつつシングルへ。下にはならずサイドバックのホロウェイがスタンドに戻る。

ロドリゲスは左右のフックを打ち込み、逆にテイクダウンを決める。すぐに立ち上がったホロウェイが右フック、ボディへのヒザもロドリゲスが左を当てる。その場で飛び込んだホロウェイがダブルレッグを決め、ニーシールドを潰して殴る。さらにヒザをボディに入れ、背中を預けたロドリゲスが立ち上がろうとしたところでラウンド終了を迎えた。

ダメージと疲労だけでなく、自らのカーフで2度目のバランスを崩したロドリゲスは気になる下へのなり方だった。いずれによ、試合はホロウェイに分がある激闘モードになりつつある。

4R、サウスポーに構えたホロウェイがボディを入れ、ニータップから右を当てる。パンチの交換でローを変わらず蹴るロドリゲスは、クリンチからの離れ際に右を入れる。それでも圧を掛け、ケージに詰まったロドリゲスが頭を下げるとホロウェイはヒザを入れ、マルセロチンへ。体をロドリゲスが起こすと、マッケンジーチンに切り替える。自ら背中をマットにつけて防御したロドリゲが潜ろうとするが、ホロウェイが潰して枕へ。ロドリゲスはZハーフガード、起き上ったホロウェイに足関節を狙う。

苦もなく足を抜き、サイドで抑えたホロウェイは足を戻されてもパンチからパス、ニアマウントからバックを制していく。スタンドで疲弊し、寝技で圧を掛けられる厳しい展開にもロドリゲスがスタンドに戻り、変則ヒジやスピニングバックフィストを見せる。とロドリゲスはアイポークがあったとアピールし、試合が中断する。再開後、ホロウェイが跳びヒザ、ロドリゲスもフライングスイッチニーを繰り出す。さらに接近戦で右エルボーを入れたロドリゲスが再び跳びヒザ、右アッパーを入れるもポイントの挽回には至らなかった。

最終回、序盤に有効だったローカーフを一切見せることがなくなったロドリゲスは、ここもパンチの交換に。ホロウェイがジャブを当て、ロドリゲスが左右のフックからミドルを蹴る。ホロウェイはパンチで前に出て、ヒザを入れる。エルボーを返したロドリゲスだが、ケージを詰まって動きが止まり、パンチを受ける。肩を突き出す構えで、金網から離れカーフを入れたロドリゲスは、後方に宙返りしながら旋回キックを見せる。

この動きは派手だが、気持ちが続かなくなった表れか。当然、下になったロドリゲスに対し、ホロウェイはパウンドを打ちつける。さらにワキ差しパス狙いのホロウェイだが、ロドリゲスがハーフ&ブリッジでリバーサルを決める。ホロウェイは肩抜き後転からの腕十字。腕を抜いて立ち上がったロドリゲスがスピニングエルボーを繰り出す。

ホロウェイがケージに押し込み、ヒザから離れる。残り70秒、足払いを狙ったホロウェイにロドリゲスが右オーバーハンドを打っていく。今度はロドリゲスにアイポークがありインターバルが入る。リスタート後、左の蹴りで詰めるロドリゲスだが、スピニングバックフィストに組まれてケージに押し込まれる。

しっかりとケージに押し込み、最後に足を止めての打ち合いという展開を封印したホロウェイが、序盤は蹴り技を交えてリードしたロドリゲスを組みと寝技で逆転、ジャッジは3-0でホロウェイを支持した。「ベストになるにはベストに勝たないといけないんだ。この男はビーストだ。ビバ・メキシコ」とホロウェイは開口一番、敗者を讃えた。

右足の甲を大きく腫らしていたロドリゲスも「マックスは経験豊か、アメージングなファイターだ。素晴らしい試合をした。裁定結果を受けいれている。マックスを尊敬している」と話した。


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【UFN197】計量終了 凄味と説得力しかないホロウェイ。UFC版漢江の奇跡チョン・ダウンも注目

【写真】 この減量のギリギリさも凄味だ(C)Zuffa/UFC

12日(金・現地時間)、13日(土・同)にネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFN197:UFN on ESPN+55「Holloway vs Rodriguez」の計量が行われた。

メインで対戦するマックス・ホロウェイとジャイー・ロドリゲスは問題なく計量をパス。本計量後のフェイスオフではホロウェイの目が窪んでおり、ドライアウトの過酷さが伝わってきた。


アレックス・ヴォルカノフスキーに連敗、2戦目では微妙な星を落としたホロウェイだが、今年1月のカルヴィン・ケイター戦では、4オンスのMMAグローブでそこまでやるかという打撃戦で抜けた強さを見せつけた。

「俺はUFCでベストボクサーなんだ。ベイビー」とケージの外を見ながらケイターの顔面を打ち抜いたシーンは圧巻、そのもの。もちろんボクシングもそうだが、エルボーの連打や蹴りを散らすなど、凄味のある攻撃でケイターばかりか見る者をも圧倒した。

そんな凄味が増し続けるホロウェイに対し、ロドリゲスは 2019年10月以来2年1カ月振りの実戦となる。昨年8月のザビッド・マゴメドシャリポフ戦を自らの足首の脱臼で欠場し、今年7月にはホロウェイの負傷で試合機会を逃してきた。

テコンドーをMMAに加味した以上に、ド派手な空中戦&回転攻撃を展開するロドリゲスは数々のハイライトリールKO勝ちをしてきた。とはいえホロウェイのボクシングのプレッシャーと精度に対抗できるのか。ロドリゲスの勝機は蹴りとパンチの連係だ。特に高い位置の回し蹴り、あるいは前蹴りをどこに着地させ、そこから構えが変わるかどうか。

さらにいえば前手か後ろ手、どちらをその蹴りと連動させるか。見えない攻撃がない限り、ホロウェイを切り崩すのは困難。逆をいえば、見えない攻撃が入ればロドリゲスにも十分に勝機がある。

この他、メインカードではインタビューを掲載したソン・ヤードンと、激闘必至のフリオ・アルセ戦。そしてプレリミではMMA版漢江の奇跡ばかりか、アジアの奇跡といっても過言でない──UFCライトヘビー級で3連勝中のチョン・ダウンがオープニングマッチでケネディ・ンゼチェクウと対戦する一戦も見逃せない。

■視聴方法(予定)
11月14日(日・日本時間)
午前3時00分~UFC FIGHT PASS

■対戦カード

<フェザー級/5分5R>
マックス・ホロウェイ: 146ポンド(66.22キロ)
ジャイー・ロドリゲス: 145.5ポンド(66.0キロ)

<ヘビー級/5分3R>
ベン・ロズウェル: 265 ポンド(120.2キロ)
マルコ・ホジェリオ・デ・リマ: 259ポンド(117.48キロ)

<女子フェザー級/5分3R>
フェリシア・スペンサー: 145.5ポンド(66.0キロ)
リー・レトソン: 145ポンド(65.77キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ミゲール・バエサ: 170.5ポンド(77.34キロ)
ケイオス・ウィリアムス: 169ポンド(76.66キロ)

<バンタム級/5分3R>
ソン・ヤードン: 135.5ポンド(61.46キロ)
フリオ・アルセ: 135ポンド(61.24キロ)

<ライト級/5分3R>
チアゴ・モイゼス: 155ポンド(70.31キロ)
ジョエル・アルバレス: 157.5ポンド(71.44キロ)

<女子フライ級/5分3R>
シンシア・カルヴィーロ: 126ポンド(57.15キロ)
アンドレア・リー: 125.5ポンド(56.92キロ)

<フェザー級/5分3R>
ショーン・ウッドソン: 145.5ポンド(66.0キロ)
コリン・エングラン: 146ポンド(66.22キロ)

<女子フライ級/5分3R>
コートニー・ケイシー: 126ポンド(57.15キロ)
リアナ・ジョフア: 128.5ポンド(58.28キロ)

<ライト級/5分3R>
マーク・ディアキーシー: 156ポンド(70.76キロ)
ハファエル・アウベス: 155ポンド(70.31キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ケネディ・ンゼチェクウ: 205ポンド(92.99キロ)
チョン・ダウン: 204.5ポンド(92.76キロ)

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Report UFC UFC251 アレックス・ヴォルカノフスキー ブログ マックス・ホロウェイ

【UFC251】やりたい試合をしたのはホロウェイのように見えたが……スプリット制した王者が防衛に成功

<UFC世界フェザー級選手権試合/5分5R>
アレックス・ヴォルカノフスキー(豪州)
Def.2-1:48-47.48-47.47-48
マックス・ホロウェイ(米国)

左ローを蹴ったヴォルカノフスキーは、ホロウェイの前進をワンツーフックで迎え撃つ。じりじりと前に出るホロウェイだが、手は出さずヴォルカノフスキーの前進をバックステップでかわす。左ジャブ、フックを繰り出し、右前蹴りを蹴ったホロウェイはヴォルカノフスキーの右ローで体がよれる。右ミドルを返したヴォルカノフスキーは左ジャブ、ヴォルカノフスキーが前に出るとアッパーを打っていく。ヴォルカノフスキーは左ロー2発、踏み込んで左フック、続いて右を当てる。左ローをも蹴ったチャンピオンはローに右を打ち込まれる。

ホロウェイは跳びヒザもタイミングが合わず、右フックを被弾。残り10秒、後ろ回し蹴りに続く右ハイを頭部に当てたホロウェイがダウンを奪い、ラウンドを先取した。

2R、思わぬ一発を貰ってしまった王者は、右に回りながらローを蹴る。左インサイドローで前足を削るヴォルカノフスキーだが、前に出たところでショートのコンビネーションを纏められてしまう。ヴォルカノフスキーはワンツーから左ロー、ホロウェイもローを返し左ジャブを伸ばす。左フックを入れたヴォルカノフスキーは、ヒザをボディに受けてもあわてず、構えを変えて左右のローを丁寧に蹴っていく。

踏み込んできたホロウェイに左フックを入れたヴォルカノフスキーは、右ジャブにもローを合わせる。左足が赤く染まってきたホロウェイが、右ハイを狙う。さらにスピニングバックキックを見せたホロウェイは、残り10秒を切り右アッパーでダウンを奪う──すぐに立ち上がったヴォルカノフスキーだが、苛立ちを隠せなかった。

3R、2ラウンド連続で残り10秒でダウンを喫したチャンピオン。落とせない、3つのラウンドを迎える。ヴォルカノフスキーは構えを変え、左フックで前に。ホロウェイが蹴りを繰り出した直後に左を当てたヴォルカノフスキーは、一旦離れテイクダウンを狙う。ケージにホロウェイを押し込んだチャンピオンだが、腕を差し返したチャレンジャーがヒザ蹴りから離れる。

左リードフックを当たるヴォルカノフスキー、その次がなく右は使う回数自体が非常に限られている。左ジャブを入れ、ローを蹴るヴォルカノフスキーは最後の10秒で被弾することはなかったが、ポイント的にはどちらにつくかは分からない5分だった。

4R、左を当てて前に出るヴォルカノフスキーに対し、ホロウェイが左ジャブやローを突き放そうとする。サウスポー、オーソでも左しか使わないヴォルカノフスキーが、ようやく右から左のコンビを見せる。しかし、逆に跳びヒザのフェイクに続く右を被弾してしまう。ホロウェイは右アッパーを当て、さらにスピニングバックキックを繰り出す。残り2分を切り、王者がボディロック&大内刈りでテイクダウンを決めるが、すぐにホロウェイが立ち上がる。残り50秒でシングルからパンチを繰り出したホロウェイが、左から右を当てる。右を使うと攻撃も当たるチャンピオン。ホロウェイも引くことなく右をヒットさせ、最後に手をマットにつけての蹴りを見せた。

最終回、ペースを変えないホロウェイが、左を伸ばし、左ミドルハイを狙う。ペースを上げたいヴォルカノフスキーは左を見せて組み、離れ際に左を打ち込む。左、そして右を入れたチャンピオンは、テイクダウン狙いを交え、攻撃を散らすと左フックをヒットさせる。ハイとローを繰り出したチャンピオン、ホロウェイは右アッパーを繰り出し、攻撃を出してもスタミナを浪費しないファイトを展開する。

ホロウェイが右、ヴォルカノフスキーが左を打ち、王者がボディロック&大内刈りで2度目のテイクダウンを決める。ここも挑戦者は慌てず立ち上がり、テイクダウン狙いを切って左フックを打っていく。ヴォルカノフスキーは左を打ち、残り30秒でテイクダウンへ。切ったホロウェイは、最後にテイクダウンを奪われるも終始、長距離走のようなMMAで試合をまとめたが、判定はスプリットでヴォルカノフスキーに凱歌が挙がった。


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News UFC UFC251 アマンダ・ヒーバス アレックス・ヴォルカノフスキー カマル・ウスマン ジョゼ・アルド ピョートル・ヤン ブログ ペイジ・ヴァンザント ホルヘ・マスヴィダル マックス・ホロウェイ レオ・サントス

【UFC251】計量終了 終始笑顔のアマンダ・ヒーバス。マスヴィダルもミステリアス・スマイル!?

【写真】マスクをせずに計量に臨んだマスヴィダル、この笑顔が意味するところは (C)Zuffa/UFC

10日(金・現地時間)、11日(土・同)にUAEはアブダビのヤス島=ファイトアイランドで開催されるUFC251「Usman vs Masvidal」の計量及びフェイスオフが行われた。

3階級の世界戦に出場する選手は全員が問題なくパス。ジョゼ・アルドとバンタム級王座決定戦を戦うピョートル・ヤンはスケールに乗る前に服と一緒にマスクを外し、つけるように指示を受ける。

一方でマック・ホロウェイの挑戦を受ける世界フェザー級王者アレックス・ヴォルカノフスキーと、メインで世界ウェルター級王者カマル・ウスマンに挑戦するホルヘ・マスヴィダルはマスク無しで体重を測った。

そのマスヴィダルは下着を脱いで計量に臨み、指を組み腕を合わせるや満面の笑みを浮かべる。フェイスオフではマスクをつけたマスヴィダルだが、離れるとすぐに外し──ウスマンに何やら呟くようなシーンも見られた。


メインカード出場選手では会見などで、いつも明るさ満点のアマンダ・ヒーバスが大きなマスク着用でも体重計の上で思い切り笑顔を見せていることが分かった。そのヒーバス、ペイジ・ヴァンザントと相対すると鋭い目つきになるものの直後に背筋をピンと伸ばして、周囲にお辞儀するなど、どこまでも好人物ぶりを披露している。

なお女子バンタム級でカロル・ホサと対戦予定だったするヴァネッサ・メーロが 141ポンドと6ポンドのオーバー──30パーセントのファイトマネーのカットで、キャッチウェイト戦へ。またフライ級でジャルガス・ジャマグロフと戦うパウリアン・パイヴァは拝むような仕草をスケールの上で見せたが、3ポンド・オーバーで掌を合わせ周囲に詫び20パーセントの減給となり契約体重戦に臨むこととなった。

■UFC251計量結果

<UFC世界ウェルター級選手権試合/5分5R>
[王者]カマル・ウスマン: 170ポンド(77.11キロ)
[挑戦者]ホルヘ・マスヴィダル: 170ポンド(77.11キロ)

<UFC世界フェザー級選手権試合/5分5R>
[王者]アレックス・ヴォルカノフスキー: 145ポンド(65.77キロ)
[挑戦者]マックス・ホロウェイ: 145ポンド(65.77キロ)

<UFC世界バンタム級王座決定戦/5分5R>
ピョートル・ヤン: 135ポンド(61.24キロ)
ジョゼ・アルド: 135ポンド(61.24キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
ジェシカ・アンドレジ: 115ポンド(52.16キロ)
ローズ・ナマジュナス: 116ポンド(52.62キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ペイジ・ヴァンザント: 126ポンド(57.15キロ)
アマンダ・ヒーバス: 126ポンド(57.15キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ヴォルカン・オデズミア: 205.5ポンド(93.21キロ)
イリー・プロハースカ: 205ポンド(92.99キロ)

<ウェルター級/5分3R>
エリゼウ・カポエイラ: 171ポンド(77.56キロ)
ムスリム・サリコフ: 171ポンド(77.56キロ)

<フェザー級/5分3R>
マクワン・アミルカーニ: 146ポンド(66.22キロ)
ダニー・ヘンリー: 146ポンド(66.22キロ)

<ライト級/5分3R>
レオナルド・サントス: 156ポンド(70.76キロ)
ロマン・ボガトフ: 155.5ポンド(70.53キロ)

<ヘビー級/5分3R>
マルチン・ティブラ: 252ポンド(114.3キロ))
マクシム・グリシン: 223ポンド(101.15キロ)

<フライ級/5分3R>
パウリアン・パイヴァ: 129ポンド(58.51キロ)
ジャルガス・ジャマグロフ: 126ポンド(57.15キロ)

<女子バンタム級/5分3R>
ヴァネッサ・メーロ: 141ポンド(63.95キロ) 136ポンド(61.69キロ)
カロル・ホサ: 141ポンド136ポンド(61.69キロ)

<バンタム級/5分3R>
マーチン・デイ: 136ポンド(61.69キロ)
デイヴィー・グラント: 136ポンド(61.69キロ)

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Interview UFC UFC251 アレックス・ヴォルカノフスキー ブログ マックス・ホロウェイ

【UFC251】ヴォルカノフスキーに挑戦、マックス・ホロウェイ「ファイトアイランドがオアフなら(笑)」

【写真】Bless yourselfというマスクをつけていたホロウェイ。「皆に感謝、いつも思ってることで僕からメッセージだ」とその意味を語った (C)Zuffa/UFC

7日(火・現地時間)、11日(土・同)にUAEはアブダビのUFCファイトアイランドで開催されるUFC251「USMAN vs Masvidal」でUFC世界フェザー級王座の防衛戦をマックス・ホロウェイと行うアレックス・ヴォルカノフスキーのバーチャル・メディアデーが開かれた。

ここでは30分以上、記者の質問を受けたホロウェイの受け答えを抜粋してお届けしたい(※要約)。


──どういう練習をしてきたのだろうか。

「ジムはパンデミックになり閉められた。だからZOOMを使って練習してきた。コーチとミーティングをして、ワークアウトをする。コーチはクラスをZOOMでやってきた。ジムを閉めないといけないのだから、オンラインでやるしかないだろう。しっかりとチェックして、やりきったよ。

ハワイのロックダウンはホントにシリアスだった。本当に深刻に捉えていたんだ。それに俺は12カ月で4度も世界戦を戦ったことがある。十分に経験を積んできた。スパーリングは16歳の時からやっている。そして今、28歳だ。どれだけスパーリングをやってきたか。今、スパーリングがなくても大丈夫。良いリセットができた」

──ここに入ってからスパーリングを再開したのでしょうか。それともZOOMでの練習だけで試合に臨むつもりなのかい?

「全ての練習は終わっている。試合の数日前に何かをする理由がない。ここからは体重を落とすことに集中することになる」

──今後ZOOMトレーニングはMMAに根付くと思っている?

「ここから踏みだしたい。パンデミックが終わってね。パンデミック状態が続くなら、ここから何かを得たい。そして、何かをしようとする人の助けになればと思う。とにかくパンデミックが終息し、そんな風にやっていけることがベストシナリオだ。

なんて言われようが……成功を収めたことがあるからって、ファイトゲームの全てが分かるわけじゃないだろう。ヤツだって自分のところしか分からないだろう。ちょっと違うことをしてきただけだ。俺は言葉を使って戦わないし、ちゃんと戦うよ。楽しむ。勝負はジャッジに委ねない。ジャッジはジャッジ、でも俺はフィニッシュを狙う。良い試合になるだろう」

──ファイトアイランドの計画を初めて耳にしたとき、どう思った?

「アイランドがハワイのオアフ島になれば良いのにって思ったよ(笑)。ここには日曜日の朝に着て、48時間隔離されていた。クレイジーだよ。でも、UFCがすべきことは理解している。ここに来てからはずっとホテルの中にいるけど、別にいつものファイトウィークと変わりない」

──歴史の証人になるね。

「凄いことだ。巨大な大会だし、今を表しているイベントで戦える。歴史だよ。誰も俺から奪いとることはできない。俺のことをヤツは殺れるだろう。俺の家にはベルトが5本ある。全てクローゼットにしまってあるんだ。俺はアイツを倒す。最後に、前の試合とは違うことを分からせる。

これまでも言ってきたように、俺はUFCで3勝3敗からチャンピオンになった。俺たちはその時にしか戦えないファイトをしている。最終的にまたベルトを獲れたら、最高だ。俺に違うベルトを渡した方がUFCのためになる。今週末には、ベルトを獲って家に帰る。負けてから勝つってのを繰り返すとベルトが増える(笑)。新しいベルトだ」

──ヴォルカノフスキーはチャレンジャーだと言っていたけど、どういう意味なの?

「皆、アイツにインタビューしたの? どんな話をしていた? チャンピオンらしい話をしていたか? アイツがアタックしてきた。指名してきたんだ。それってチャレンジャーのやることだろう? 言いたがらないけど、アイツが喧嘩を売ってきた。何かを証明しようとしてんだろう。アイツはチャンピオンだ。いったい何を証明したいんだろうな。チャンピオンだと信じているなら、何かを示す必要なんてないはずだ。俺はチャンピオンだった。皆も俺が何をやってきたか分かっているだろう」

──ハワイで寄付をしているそうだけど。

「マイ・ブラザーのカビブとダスティンが、ここで去年の9月にやってのけたことは凄くモチベーションになった。特にパンデミックや諸々のことに対してね。今は俺とチームは95パーセントの力をチャリティの手助けとチャリティに費やしてきた。これまで試合の試合道具をオークションに出展し、1セントも余すことなくフードバンク・オブ・ハワイに寄付してきた。

ハワイの失業率は40パーセントで過去最悪だ。俺はテーブルに食事を用意することができる。なら、ハワイの皆のテーブルに食事を届けることができればって考えたんだ。それが俺たちのやらないといけないことじゃないかと思って。

ダスティン・ポイエーがファイト以外でやってきたことに凄く影響を受けた。俺たちはアスリートなだけでなく……このスポーツより大きなことにトライしている。そのなかの一つが自分を助けることであり、皆を助けることなんだ。当たり前のことだろう」

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【UFC251】ホロウェイとダイレクトリマッチ=フェザー級王者ヴォルカノフスキー「拳を折っても勝てた」

【写真】トップコンテンダーとの戦いに拘り、フラットにフェザー級を見ているチャンピオン=ヴォルカノフスキー (C)Zuffa/UFC

7日(火・現地時間)、11日(土・同)にUAEはアブダビのUFCライトアイランドで開催されるUFC251「USMAN vs Masvidal」でUFC世界フェザー級王座の防衛戦をマックス・ホロウェイと行うアレックス・ヴォルカノフスキーのバーチャル・メディアデーが開かれた。

ここでは30分に渡り記者の質問を受けたヴォルカノフスキーの受け答えを抜粋してお届けしたい(※要約)。


──マックス・ホロウェイとリマッチになったけど、ナンバーワン・チャレンジャーと戦うのに普通のプロセスだったと思うかい? 

「UFCはマックス・ホロウェイ以外の名前を僕に言ってこなかった。僕は公平にしたいと思っているけど、明らかなナンバーワン・コンテンダーは見当たらなかったしね。そして、この階級で一番のビッグファイトになる相手がマックスだったんだ。現状から、その通りだし。前の試合で文句なしに勝っていたから、再戦の必要はないとチームでは思っていた。でも……さっきも言ったけどクリアーにナンバーワン・コンテンダーがいなかったから、ビッゲスト・ファイトを戦うんだ」

──チャンピオンとして戦うのは、何か違う感じがする?

「何も違わないよ。同じだ。同じことをするだけ。家族の下にベルトを持って帰りたい。勝利を、お金を、成功をベルトと共に家に持って帰りたいんだ。チームに、豪州に持って帰りたい。ベルトを守ることは僕の最大の目的でも、モチベーションでもないんだ。この試合は、他の試合と同じように一つの試合でしかない。これからも、どんどん戦っていく。勝って、試合をして、また勝つ。毎試合、勝ちたい。それが僕のモチベーションだから」

──ヘンリー・セフードと戦うという選択は?

「僕は自分の階級を見ている。ナンバーワン・コンテンダーを相手にベルトを守りたい。強い選手が揃っている階級で、皆が潰し合っている。コリアンゾンビ、ブライアン・オルテガ、ジャイー・ロドリゲス、ダン・イゲらのなかで最も良い試合をした勝者がナンバーワン・コンテンダーになるんだ。そこにヘンリー・セフードが順番抜かしをして、横入りをしてきても、僕は戦いたいとは思わない。金銭が絡んでもね。この階級の戦いに飛び込み、ナンバーワン・コンテンダーの座を掴むべきだ。順番に並ばず、誰かを押しのけようとするのは違うと思う」

──ではライト級で戦うことは?

「できるだけ今の体重で戦いたい。体が大きくなって、ライト級に上げないといけないという限りでないとね。そうなればライト級で戦う。でも今は自分の階級の選手たちとやりあっていたいと思っている」

──マックス・ホロウェイは家にいてZOOMでコーチの指導を受けていたけど、どう思う?

「コンタクト・トレーニングは必要だ。僕は6週間、コンタクト・トレーニングを行ってきた。それ以前はできなかったんだ。でもチームは政府の要請を免除させることができた。なぜか、コンタクト・トレーニングがそれだけ大切だからだよ。フィジカルやストレングスが十分でも、それがファイトにフィットしているのか? そんな練習でタイトル戦を戦う準備ができるのか……そんなのバカげているよ。

そんなことじゃタイトルを取り戻すことはできない。マックスはタイトルを取り返したいけど、キャンプをトレーニングパートナーなしで行った。意味がないよ。そんなことをするなんて、ベルトを取り戻すつもりはないんだ。ただ金が欲しくて戦うだけで。もう、この階級のことなんでどうでも良いんだよ。なんだろうね……彼はやるべきことをやって、ここに来ているわけじゃない。

彼もフルキャンプをして、万全の体調で戦ってほしかった。尊重していないんじゃなくて、事実だから。マックスはこの戦い向けて、ちゃんと調整していない。

前回の試合で終盤は彼が持ち直したと言われているけど、それでも僕が取った。言い訳はしたくないけど、拳を骨折していても負けなかったんだ。こんなことは男として言いたくないけど、皆がそれでマックスの方が後半は良かったなんていうなら、僕は骨折していてもラウンドを取っていると言わせてもらう。僕はフェザー級で世界最強だと12月に証明した。今週末も同じだ」

■ UFC251対戦カード

<UFC世界ウェルター級選手権試合/5分5R>
[王者]カマル・ウスマン(ナイジェリア)
[挑戦者]ホルヘ・マスヴィダル(米国)

<UFC世界フェザー級選手権試合/5分5R>
[王者]アレックス・ヴォルカノフスキー(豪州)
[挑戦者]マックス・ホロウェイ(米国)

<UFC世界バンタム級王座決定戦/5分5R>>
ピョートル・ヤン(ロシア)
ジョゼ・アルド(ブラジル)

<女子ストロー級/5分3R>
ジェシカ・アンドレジ(ブラジル)
ローズ・ナマジュナス(米国)

<女子フライ級/5分3R>
ペイジ・ヴァンザント(米国)
アマンダ・ヒーバス(ブラジル)

<ライトヘビー級/5分3R>
ヴォルカン・オデズミア(スイス)
イリー・プロハースカ(チェコ)

<ウェルター級/5分3R>
エリゼウ・カポエイラ(ブラジル)
ムスリム・サリコフ(ロシア)

<フェザー級/5分3R>
マクワン・アミルカーニ(フィンランド)
ダニー・ヘンリー(英国)

<ライト級/5分3R>
レオナルド・サントス(ブラジル)
ロマン・ボガトフ(ロシア)

<ヘビー級/5分3R>
マルチン・ティブラ(ポーランド)
マクシム・グリシン(ロシア)

<フライ級/5分3R>
ザルガス・ズマグロフ(カザフスタン)
ハウリアン・パイヴァ(ブラジル)

<女子バンタム級/5分3R>
ヴァネッサ・メーロ(ブラジル)
カロル・ホサ(ブラジル)

<バンタム級/5分3R>
マーチン・デイ(米国)
デイヴィー・グラント(英国)

カテゴリー
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【UFC251】対戦カード プレリミでタイトルコンテンダー=オズテミア✖元RIZIN王者プロハースカ

【写真】スイスからオズテミアがヒストリック・イベントに。西欧からオズテミア以外に3選手、旧ソ連圏以外の東欧からは対戦相手のプロハースカとポーランドのティブラの2選手が出場する。またメインのウスマン✖マスヴィダルもオフィシャルで発表された(C)MMAPLANET

2020年7月11日(土・現地時間)
UFC251
UAE アブダビ
UFC Fight Island

■視聴方法(予定)
6月12日(日・日本時間)
午前7時~UFC FIGHT PASS
午前11時~PPV
午前11時~WOWOW ライブ

■対戦カード

<UFC世界ウェルター級選手権試合/5分5R>
[王者]カマル・ウスマン(ナイジェリア)
[挑戦者]ホルヘ・マスヴィダル(米国)

<UFC世界フェザー級選手権試合/5分5R>
[王者]アレックス・ヴォルカノフスキー(豪州)
[挑戦者]マックス・ホロウェイ(米国)

<UFC世界バンタム級王座決定戦/5分5R>
ピョートル・ヤン(ロシア)
ジョゼ・アルド(ブラジル)

<女子ストロー級/5分3R>
ジェシカ・アンドレジ(ブラジル)
ローズ・ナマジュナス(米国)

<女子フライ級/5分3R>
ペイジ・ヴァンザント(米国)
アマンダ・ヒーバス(ブラジル)

<ライトヘビー級/5分3R>
ヴォルカン・オズテミア(スイス)
イリー・プロハースカ(チェコ)

<ウェルター級/5分3R>
エリゼウ・カポエイラ(ブラジル)
ムスリム・サリコフ(ロシア)

<フェザー級/5分3R>
マクワン・アミルカーニ(フィンランド)
ダニー・ヘンリー(英国)

<ライト級/5分3R>
レオナルド・サントス(ブラジル)
ロマン・ボガトフ(ロシア)

<ヘビー級/5分3R>
マルチン・ティブラ(ポーランド)
マクシム・グリシン(ロシア)

<フライ級/5分3R>
ザルガス・ズマグロフ(カザフスタン)
ハウリアン・パイヴァ(ブラジル)

<女子バンタム級/5分3R>
ヴァネッサ・メーロ(ブラジル)
カロル・ホサ(ブラジル)

<バンタム級/5分3R>
マーチン・デイ(米国)
デイヴィー・グラント(英国)