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ONE Fight Night22:リアルタイム速報

MMAグラップリングの試合のみ。

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45 MMA MMAPLANET o ONE ONE FN22 World kicks スミラ・サンデル ナタリア・ディアチコワ ブログ

【ONE FN22】サンデルが計量オーバーで王座剥奪。ディアチコワ戦は変則タイトルマッチに変更

【写真】メインのONEムエタイ女子世界ストロー級王座統一戦は正規王者サンデルの体重超過により試合形式が変更された(C)ONE

明日4日(土・現地時間)、タイはバンコクのルンピニースタジアムで開催されるONE FN22の公式計量・ハイドレーションテストが行われた。
Text by Takumi Nakamura


ONEから公式計量・ハイドレーションテストの結果が届き、ONEムエタイ女子世界ストロー級王座統一戦に出場する正規王者スミラ・サンデルがハイドレーションテストをクリアしたものの公式計量を1.5ポンド=680gオーバー。これによるサンデルは王座剥奪となり、試合は126.5ポンドのキャッチウエイトとして行われることとなった。

この試合はディアチコワが勝利した場合のみタイトルを獲得するONEムエタイ女子ストロー級タイトルマッチとして行われ、サンデルが勝利した場合、王座は空位のまま。サンデルの報酬の30%がディアチコワに渡される。

またモーリス・アベビがハイドレーション検査を合格するも体重超過。そのためキャッチウェイト=174ポンド契約で実施となる(アベビの報酬の30%がディアチコワに渡される)

■放送予定
5月4日(土・日本時間)
午前8時45分~U-NEXT

■ ONE FN22対戦カード

<ムエタイ・126.5ポンド契約/3分5R>
スミラ・サンデル(スウェーデン)
ナタリア・ディアチコワ(ロシア)
※ディアチコワが勝利した場合のみONEムエタイ女子ストロー級王座を獲得
※サンデルが勝利した場合はONEムエタイ女子ストロー級王座は空位

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
アクバル・アブデュラエフ(キルギス)
ハリル・アミール(トルコ)

<ムエタイ・ライト級/3分3R>
シンサムット・クリンミー(タイ)
ドミトリー・メンシコフ(ロシア)

<174ポンド契約/5分3R>
モーリス・アベビ(スイス)
ジャン・リーポン(中国)

<キックボクシング・バンタム級/3分3R>
秋元皓貴(日本)
ウェイ・ルイ(中国)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
リース・マクラーレン(豪州)
フー・ヤン(中国)

<キック・ライト級/3分3R>
ルンラーウィー・シッソンピーノン(タイ)
ボグダン・シュマロフ(ブルガリア)

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
澤田千優(日本)
ノエル・グランジャン(タイ)

<ムエタイ・ストロー級/3分3R>
トンプーンPK・センチャイ(タイ)
ザガリア・ジャマリ(モロッコ)

<サブミッショングラップリング132ポンド契約/10分1R>
市川奈々美(日本)
ビアンカ・バシリオ(タイ)

<ムエタイ・フライ級/3分3R>
ショーン・クリマコ(米国)
ホシュエ・クルス(メキシコ)

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AB DEEP ブログ 巌流島

【巌流島バーチャルファイト】ぱんちゃん璃奈がプロ初黒星 木村ミノルが63秒KO勝ち

221: 実況厳禁@名無しの格闘家 2024/05/03(金) 20:35:30.00 ID:8KmVw2qF0
まとめさいとのひと、今日はDEEPと巌流島とONEとか、忙しいな


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45 DEEP DEEP119 Report ブログ 日比野エビ中純也 木下尚祐

【DEEP119】「エビ中、強いでしょ?」日比野が右を効かせてRNCで秒殺勝利

【写真】右を効かせたあと、バックに回ると同時にRNCを極めた(C)MMAPLANET

<バンタム級/5分2R>
日比野“エビ中”純也(日本)
Def.1R0分27秒 by RNC
木下尚祐(日本)

木下がインロー。前に出る日比野が右ストレートでダウを奪うと、木下のシングレッグを潰してパンチを落とす。木下がテイクダウンを狙うと、そのまま木下の背中をまたぐようにバックについてRNCを極めた。試合後、日比野は「エビ中です!エビ中、強いでしょ? オタク強いでしょ? RIZINで負けてしまって悔しい思いをしたので、RIZINでやり返したいです、そしてDEEPのベルトも狙っています。DEEPのベルトも巻くし、RIIZNでも勝って、エビ中が有名になるぞ!」と締めた。


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45 AB ANIMAL☆KOJI DEEP DEEP JEWELS DEEP Tokyo Impact DEEP Tokyo Impact2024#03 DEEP119 MMA MMAPLANET o YouTube ブログ 元谷友貴 平松翔

【DEEP119】10日前に元谷戦を受けた平松翔「僕の場合は気持ち。気持ちという部分で戦っているんで」

【写真】心が強い。ケージの外で、強くいきれるのは平松のような人かもしれない (C)MMAPLANET

本日3日(金・祝)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP119 IMPACTのメインで平松翔が元谷友貴と戦う。本来、今回のメインではDEEPバンタム級王座決定戦として元谷と福田龍彌の一戦が組まれていた。
Text by Manabu Takashima

しかし、福田が練習中の負傷で無念の欠場となり、急遽──26日(日)開催のDEEP Tokyo Impact2024#03で石司晃一と対戦予定だった平松が、10日前のオファーを受け64キロ契約で元谷友貴と戦うことに合意。3週間繰り上がり、対戦相手が実績でさらに上回る強豪とのマッチアップを受けた漢気と野望を計量直後の平松に尋ねた。


──元谷選手との試合のオファーがあったのは、いつ頃だったのでしょうか。

「先週の火曜日(※取材は2日に行われた)ですね。鶴屋(浩THE BLACKBELT JAPAN代表)さんから『まぁ、無理だと思うけど』という風に電話がありました」

──「無理だと思うけど」という風に鶴屋代表もなりますよね。

「そうですね。石司選手との試合が決まってから、その準備をしていたのもあり……ちょっと、待ってくれってなりましたよね(笑)。なんせ元谷選手はDEEPでは2階級でチャンピオンになっている一番の選手じゃないですか。鶴屋さんからも『断って良いよ』ぐらいのニュアンスは伝わって来ていました。

まだ自宅にいたのですが、一瞬だけ『考えさせてください』と伝えてジムに行ってから『やります』と返答しました。僕からすると今回受けなかったら、対戦するまで1年、2年と掛かるかもしれない相手なので。だったら、今すぐにでも戦いたいという気持ちになったので。

それにメインイベントの対戦カードが飛んでも、これまでだったら僕に声は掛からなかったと思います。魚井選手に勝って評価してもらえたから、オファーがあったんやという気持ちにもなりました。DEEPのナンバーシリーズのメイン、穴を空けることができない試合で声を掛けてもらったのに、断れないっていう気持ちにもなりましたね」

──石司選手との26日に対戦が決まっていた。平松選手としても、石司戦がキャリア最大の試合だったかと思います。

「石司選手もトータルでデキて、元谷選手もトータルで強いです。そこで何が大きく変わるのか、そこが僕には余り分かっていなくて。だから、断る理由はなかったです。やっぱりビッグチャンスなんで、全部取ったろかなっていう気持ちでやっています。

ただ体重だけですね。バンタム級のリミットまで落としたかったのですが、10日前で68、69キロある状態だったのでギリギリで64キロでした」

──体重は落とせなかった。当然のようにピークも石塚戦を考えて調整していたでしょうし、約3週間早まることで何かとアジャストしないといけないこともあったかと思います。

「電話を貰った時、そこはやはり気になった部分です。元谷選手と戦うのに、この10日で創り上げることができるんもんなんかなって──一瞬、思いました。でも、『関係ないやろ!』、『気持ちやろっ!!』って。3週間で創り上げるのと、10日で創り上げるのは技術的には違いが出てくるやろうけど、僕の場合は気持ち。気持ちという部分で戦っているんで。

道場の仲間からも意外と『行けるんじゃない』みたいな言葉を貰いましたし、気持ち的にも石司選手との試合に向けて創ってきていたこともあったので。前回は一本勝ちやったけど、技術云々でなく結局、僕は気持ちの勝負やし。思い切りぶん殴りに行こうと思います。この気持ちという部分が一番大きいのですが、10日間でしっかりと創り上げることができたので特に問題はないかと思います」

──元谷選手自身も、一発があるから怖い。怖くない試合は面白く合いとインタビューで言っていました。

「そう評価して頂けているんだったら、嬉しいです。まぁ、気持ち的にファンが『下っ端が負ける』と思っているように、元谷選手も余裕がある……俺のこと舐めているんかなって言う風に感じることもあったので、そういう風に言ってくれているのだからこそ、その怖さをそのままぶつけたいと思います。

試合を受けるだけなら誰でもできたと思います。それだと本当にただの代打です。勝つっていう気持ちを持って、DEEPのメインイベンターという務めを果たしたいと思います。そういう気持ちになれたから、この試合を戦うことができるので」

■視聴方法(予定)
5月3日(土)
午後5時50分~YouTube DEEP/DEEP JEWELSメンバーシップ、U-NEXT、サムライTV

■ DEEP119計量結果

<64キロ級/5分3R>
元谷友貴: 63.95キロ
平松翔:63.85キロ

<メガトン級/5分3R>
水野竜也:106.4キロ
ANIMAL☆KOJI:93.7キロ

<ライト級/5分3R>
北岡悟:70.65キロ
倉本大悟:70.75キロ

<フライ級/5分3R>
村元友太郎:57.15キロ
KENTA:57.2キロ

<フライ級/5分2R>
関原翔:57.2キロ
マサト・ナカムラ:57.15キロ

<バンタム級/5分2R>
日比野“エビ中”純也:61.5キロ
木下尚祐:61.6キロ

<バンタム級/5分2R>
窪田泰斗:61.7キロ
橋本優大:61.65キロ

<アマチュア70キロ契約/3分2R>
信原空:69.75キロ
小沼魁成:69.85キロ

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45 Interview JJ Globo ONE ONE FN22 ビアンカ・バシリオ ブログ 市川奈々美

【ONE FN22】ビアンカ・バシリオと戦うタイ在住柔術家、市川奈々美「サブオンリーのほうが柔道に近い」

【写真】すでに計量とハイドレーションテストをクリアしている市川。決戦は明日だ(C)SHOJIRO KAMEIKE

4日(土・現地時間)、タイはバンコクのルンピニースタジアムで開催されるONE FN22で、市川奈々美がビアンカ・バシリオとのサブミッション・グラップリング戦に挑む。
Text by Shojiro Kameike

3歳から柔道を始めた市川は強化選手になり、2010年には東アジア選手権で優勝するほどの柔道家であった。しかし彼女は「柔道はそれほど好きではなかった。辞めた時にホッとした」と語る。そんな市川は柔術を始め、現在はタイで仕事を持ちながら、バンコクのアラテ柔術で柔術の練習や指導を行っている。知らないことだらけのタイ在住の日本人黒帯柔術家、市川奈々美のMMAPLANET初インタビューです。


――MMAPLANETでは初のインタビューとなりますが、他のメディアにも登場されていることは少ないですよね。

「まず拠点がタイで、柔術家としてそれほど試合にも出ていないこと。今回このような大会に出させていただくのですが、もともとプロ選手でもなく格闘技専業というわけではないので……。普段はフルタイムで仕事をしていて、仕事が終わったあとにジムでクラスを受け持っていたり、柔道をやっていたので柔道クラスでも指導しています」

――個人的なことを言えば、クインテットに出場された2019年頃は格闘技業界から離れており……失礼ながら市川選手のお名前を聞いたのが、彩綺選手のインタビュー時でした。

「彩綺ちゃんですね! 先日の試合は、たまたま日本に一時帰国していて、会場で観ました。彼女は全く何も知らない状態から――それこそ普通の女子という状態から柔術を始めたんです。もちろん本人の頑張りが一番ですし、今は日本でしっかりとMMAの寝技を習って練習していますが、ベースを教えたのが私なんだと思ったら、すごく嬉しいです」

――市川選手のベースは柔道で、強化選手でもあったそうですね。市川選手が1988年2月生まれということは、88年8月生まれの渡辺華奈選手とも強化選手として重なっていた時期があったのでしょうか。

「そうですね、彼女は1学年下で。私は同期で言うと松本薫(ロンドン五輪、女子57キロ級金メダリスト)がいて、いつも一緒に練習していました」

――市川選手は過去のインタビューで「柔道は好きではなかった。柔道を辞める時にホッとした」という旨の発言をされていたのが印象に残っています。

「アハハハ。そういうことを言うと、嫌な想いをする人もいるかもしれないけど――自分の正直な感想です。父が柔道の指導者で、私も3歳から柔道を始めました。今となってはジムで柔道を教えていて楽しいですし、柔道をやっていて良かったなと思っています。でも当時を振り返ると楽しくなかったし、早く柔道を辞めたいと毎日考えていましたね」

――柔道を辞めることになったキッカケは、勤務していた学校を退職された時ですよね。その前に柔道から離れようとは考えなかったのですか。

「正直言うと、辞められない環境でした(苦笑)。試合に出ることに対しても積極的ではなく、どちらかと言えば『出ざるをえない』という状況にいて。だから勝つとホッとしていたんです。『これで怒られない』って。そういう環境がプレッシャーにもなっていましたね」

――……。

「もう一つ、3歳の時から柔道だけをやってきたので『辞めても柔道以外に何があるんだろう?』という怖さもありました」

――柔道を辞めた自分を想像できなかったのでしょうか。

「まさに、そういうことです。かといって試合に出ても『勝って嬉しい』ではなくて。勝ってホッとする。そんな状況でしたから、勝負には向いていなかったと思います」

――同期の松本薫選手は「野獣」と呼ばれており、それほど勝負に賭けている気持ちはテレビの画面越しでも伝わってきました。だからこそ金メダルを獲得できたのでしょう。そんな松本選手を見ていた市川選手にとっては……。

「私にとって松本薫という選手は特別な存在です。遠征でも合宿でも松本選手と一緒になることが多くて……、彼女を見ていると『これほどまで柔道に賭けていないと上には行けないのか』と思いました。彼女ほど『絶対に勝ちたい』と思ったり、勝利に対するハングリー精神とか……『私とは違うんだな』って」

――柔道はナショナル競技で、競技人口も多く、上に行けば行くほど現実を突きつけられることも多いでしょう。

「結局、柔道を辞めても――3歳から23歳まで、20年間ずっと体を動かしていたわけじゃないですか。だから何も運動しない生活というものに慣れなくて(笑)。ダイエットも含めてスポーツジムに通ったり、たまに『柔道を教えてほしい』と言われて子供たちに柔道を指導することはありました。

そんな頃に柔術もやっている格闘技ジムに行く機会があって。最初は『絶対に道衣は着たくない』と思い、頑なにキックボクシングをやっていたんですけど(笑)。するとギは着ないけどグラップリングはやってみようかと思って。すると自然とギもやるようになりました」

――道衣にはトラウマのようなものを抱えていたものの、本格的に柔術を始めることになったのですか。

「なぜ本格的に柔術をやるようになったか――柔道の時って怒られてばかりだったんですよ。『ダメだ、お前は弱い』とか。強化選手になっても下っ端で、ずっと怒られていました。だけど柔術を始めたら、いきなり『君、すごく強いね』って。褒められたんですね。20年間、柔道ではそんな経験なかったです。『こんなに褒めてくれるなんて楽しい!』と思って。

あと私は柔道時代も寝技が得意だったんです。そんなに立ち技がキレるわけではなくて。だから柔術にも入りやすかったですね」

――柔道時代の試合映像も拝見しましたが、投げというよりも崩してバックを狙いに行く動きでした。全ての試合がそうではないと思いますが。

「私としても、投げたいのは投げたいんですよ。でも上のレベルに行くと、そんなに投げることができなくなる。すると自分の最善策として『寝技を強化したほうが良いな』と思って、寝技を強化していました」

――柔道時代に寝技が得意であれば、最初のうちは圧倒的に強いと思います。

「まず体が出来上がっている選手は多いですからね。たとえば柔術初日の私と、柔術を2~3年やっている方が組んでも、私のほうが体の使い方は分かっていますし。さらに力もスピードも私のほうが上で」

――MMA、グラップリング、そして柔術でもどこかの段階までは柔道時代の貯金で勝てる。しかしその競技で上を目指すかぎり、どこかの段階で壁にぶつかり勝てなくなる時があります。市川選手の場合、その壁にはぶつかりましたか。

「これも言ったら怒られるかもしれないけど、私は『柔道の人と思われたくない』という気持ちが強かったんですよ」

――というと?

「柔術では、なるべく柔道らしさを出さないように練習していました。白帯から始めて、もちろん白帯のなかでは強いです。でもそのなかで柔道の技は出さないようにしていて(笑)。できるだけ立ち技はやらずに、寝技もできるだけ柔術の技をやろうと練習していましたね。

たとえば柔道だと、いきなり引き込んでボトムになるのは反則になります。でも寝技になってからボトムに入るのはOKなんです。私は柔道時代からその動きが好きで。当時から柔道と柔術の中間のようなことをやっていたとは思います」

――そうなると、よほど詳しくなければ「この寝技の入り方は柔道だ!」とは気づかないでしょうね(笑)。

「アハハハ、そうなんですよ」

――そこからご結婚された方と一緒にタイへ移住されたのですね。

「はい。……ただ、もう離婚していまして(苦笑)。タイへ移住後に相手は仕事の都合で日本に帰りたい、私はタイで仕事を始めていてビザも取って。私としては、ようやくタイでの仕事に慣れて来たし、契約もあって。相手は日本、私はタイと別々の生活を始めましたが、ちょうどコロナ禍で行き来もできなくなり――という感じですね」

――その際に「柔術をやるなら日本で」とは思わなかったのですか。

「私はタイで柔術をやるほうが好きですね。やはり日本て、良い意味でも悪い意味でもキッチリしているし、真面目だなと思います。タイは良い意味で緩いんですよ」

――いわゆる「マイペンライ」の気質ですね。

市川が所属するアラテBJJ。高層ビルの上層階にある(C)MMAPLANET

「そうです(笑)。あとは、いろんな国の人たちがいることは大きいですね。今のジムでも日本人もいえばタイ人もいるし、ヨーロッパの方々もいる。さらに様々な国の方が仕事でタイに来て、ビジターで練習して帰国するとか。

あとは私も一緒に練習している人たちを沸かせるために、柔道の投げ技を見せたりするんですよ。日本では、それを見ると『危ない!』と思う方もいます。でもタイだとウォーッ! ナナミすごいな!!』と喜んでくれる人も多くて。

日本は静かに自分の技術を磨くという雰囲気もあって、それはそれで良いことだと思います。一方でタイは、みんなで楽しみながら強くなるという感覚が強い。私にとっては、そういう雰囲気の中にいるほうが楽しいだろうなって思います」

――そんななか、ONEでビアンカ・バシリオと対戦することが決定しました。

「最初に聞いた時は、『私が出て良いのかな?』と思いました。それほどギの試合に出ているわけではないし、ノーギの練習もそれほど多いわけではないので……。それと試合をするからには、それだけの覚悟が必要だと思うんです。試合が決まってから当日まで、死に物狂いで練習しないといけない。でも『大丈夫かなぁ』と悩んでいたら、チームメイトから『なぜ出ないの?』と言われました。私も『一生に一度の経験かもしれない』と思って」

――とはいえ、プロ初戦の相手がビアンカとは……。今年3月に山田海南江選手と対戦したマイッサ・バストスと共に、現在の柔術界で随一の実績を誇る世界王者です。

「ビアンカの場合、ADCC世界大会でも優勝しているじゃないですか。ノーギでも抜け目がなさそうですよね。私自身も相手どうこうより、ノーギに切り替える必要がありました」

――市川選手もノーギの試合には出ていながら、多くはIBJJFルールかADCCルールだと思います。ONEグラップリングのようなサブオンリーの経験というと……。

「クインテットだけですね。でも、これは矛盾するかもしれませんが――サブオンリーのほうが柔道に近い。柔術でもポイントを意識して試合をしているわけではなく、サブオンリーでも問題はないのかなと思っています。ONEの判定基準もサブミッションを取りかけたほうが勝っているので、そこは意識して練習していますね」

――「好きではなかった」と言えども、ご自身のルーツである柔道と繋がっていくのも不思議ですね。

「そう思います。『やっぱり私から柔道が抜けることはないんだな』って。あの頃は柔道が好きじゃなかったけど、今は柔道にも――柔道を始めさせてくれた父にも感謝しています。柔術でもグラップリングでも、柔道の技術が生きる部分は多くて。チームメイトにも『柔道を生かしていけ』と言われていますし」

――なるほど。5月11日にタイで開催されるADCC予選には出ないのでしょうか。

「チームメイトからは『出たほうが良い』と言われています。ADCCはスタンドレスリングが重要なルールですし、私の柔道も生かすことができるからと言われて。とにかく今は目の前の試合に集中しているので、そのあとに考えます。この1カ月でノーギの技術も伸びてきました。ビアンカ戦でどこまでできるか――全ては次の試合次第だと思っています」

■放送予定
5月4日(土・日本時間)
午前8時45分~U-NEXT

■ ONE FN22対戦カード

<ONEムエタイ女子世界ストロー級王座統一戦/3分5R>
[王者]スミラ・サンデル(スウェーデン)
[暫定王者] ナタリア・ディアチコワ(ロシア)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
アクバル・アブデュラエフ(キルギス)
ハリル・アミール(トルコ)

<ムエタイ・ライト級/3分3R>
シンサムット・クリンミー(タイ)
ドミトリー・メンシコフ(ロシア)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
モーリス・アベビ(スイス)
ジャン・リーポン(中国)

<キックボクシング・バンタム級/3分3R>
秋元皓貴(日本)
ウェイ・ルイ(中国)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
リース・マクラーレン(豪州)
フー・ヤン(中国)

<キック・ライト級/3分3R>
ルンラーウィー・シッソンピーノン(タイ)
ボグダン・シュマロフ(ブルガリア)

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
澤田千優(日本)
ノエル・グランジャン(タイ)

<ムエタイ・ストロー級/3分3R>
トンプーンPK・センチャイ(タイ)
ザガリア・ジャマリ(モロッコ)

<サブミッショングラップリング132ポンド契約/10分1R>
市川奈々美(日本)
ビアンカ・バシリオ(タイ)

<ムエタイ・フライ級/3分3R>
ショーン・クリマコ(米国)
ホシュエ・クルス(メキシコ)

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45 MMA MMAPLANET o UFC UFC301 UFN UFN238   アレックス・ペレス アレッサンドロ・コスタ アレッシャンドリ・パントージャ アンソニー・スミス アーセグ イアズミン・ルシンド イズマエル・ボンフィム イホール・ポティエリア ウィリアム・ゴミス ブログ

【UFC301】展望。パントージャ×アーセグ、粗い打撃&バック奪取の王者と綺麗な打撃=ランク10位の挑戦者

【写真】スラッピーでも組みにつなげる王者の立ち技に対し、綺麗な打撃の持ち主の組みの防御力は?!(C)Zuffa/UFC

4日(土・現地時間)、リオデジャネイロのファルマージ・アリーナにて、UFC 301が開催される。コメインにて地元の英雄ジョゼ・アルドの復帰戦も組まれているこの大会のメインイベントは、王者アレッシャンドリ・パントージャに豪州の新鋭にしてランキング10位のスティーブ・アーセグが挑戦するフライ級タイトルマッチだ。
Text by Isamu Horiuchi

王者パントージャは昨年7月、ブランドン・モレノと大激闘の末に2-1で勝利して悲願のベルト奪取に成功。試合後涙ながらに「これまで全てを賭けてやってきた。お母さんがたった一人で僕と2人の兄弟を育ててくれたんだ。(僕らを置いて出て行った)お父さん、これで僕のことを誇りに思ってくれるだろ?」と心揺さぶるスピーチを行なった。


続いて12月にブランドン・ロイヴァルとの初防衛戦に挑んだ新王者は、さながら挑戦者のように1R開始から拳を振るって突進。被弾上等で前に出ては捕まえて組み伏せる戦い方を貫いて3-0で完勝している。

対するアーセグは、元Eternal MMAフライ級王者にして、9勝1敗の戦績をもって昨年UFCと契約した28歳のダウンアンダーだ。UFC契約直前の試合では、日本の平井総一朗に1Rチョークで圧勝している。強力な柔術のバックグラウンドを持つパントージャとは対照的に、アーセグは19歳の時に地元の小さなジムにてはじめて経験した格闘技がMMAだという。

そしてそのジム(ウィルキスMMA)を離れることなく、地域に根を張るスモールチームで世界トップまで上がってきたという点でも、米国に移住してメガジムATT入りした王者とは対照的な道を進んでいる。

UFC初登場は昨年7月、マット・シュネルの代打として当時ランキング10位のダヴィッド・ドヴォルザークに挑んだ試合だ。2Rに綺麗な右ストレートをクリーンヒットさせ、さらに右ハイでダウンを奪ったアーセグは、3R終盤の勝負所でも相手の右に合わせて見事なタイミングのテイクダウンを決めて背中に付くことに成功。わずか8日前のオファーを受けてなお、打撃、組技、その両方の融合、勝負勘といずれもワールドクラスのものを見せつけて判定3-0で完勝し、鮮烈なUFCデビューを果たした。

11月のUFC二戦目ではアレッサンドロ・コスタに判定で競り勝つと、今年3月にて当時9位のマット・シュネルと対戦、2Rに右ボディからの左フックで沈めた。ベテラン相手に教科書の如きパーフェクトショットを決めてみせたアーセグは試合後「次はぜひトップ5と対戦したい」と語り、元王者ブランドン・モレノの名前を挙げた。

実はこの時、フライ級上位ランカーの中から王者パントージャへの次期挑戦者を選ぶことが困難な状況にあった。1位のロイヴァルにパントージャは昨年末の前戦にて完勝したばかり。2位のモレノは2月にロイヴァルとの接戦で敗れたところ。3位のアミル・アルバジは首の負傷で長期欠場中。4位のカイ・カラフランスは2連敗中。5位のマテウス・ニコラウは前戦でロイヴァルに敗戦。7位のマネル・ケイプは予定されていたニコラウ戦を体重超過と負傷により2度連続で飛ばしたところ。

8位のアレックス・ペレスは3連敗中、そして9位のティム・エリオットは年末に下位ランカーのスムダーチーに勝利して連敗を逃れたところだった。

ということで、唯一相応しい挑戦者は7位にしてプロデビュー以来無敗のムハマド・モカエフかと思われた。が、そのモカエフは3月のUFN238でペレスに再三テイクダウンを切られて大苦戦。試合終了寸前の数秒でスイッチからバックに付いて薄氷の勝利を挙げたものの、強い印象を残すことができなかった。

そこで同日に鮮烈なKO勝利を収めてランキング10位につけたアーセグが、UFCデビュー僅か4戦目にして──本人でさえ要求していなかった──フライ級タイトル挑戦権を得ることとなったのだ。

パントージャはこの件について「僕は映画『ロッキー』で、王者のアポロ・クリードがやったのと同じことをした──つまり、奴に世界タイトル挑戦のチャンスを与えてやったのさ!」とちょっと上手いことを言っている。

これに対してアーセグは苦笑混じりに「彼は映画をちゃんと観たのかな? 結局アポロはロッキーに負けたんだよ」と軽妙に切り返している。

そして一連の流れに誰よりも不満を抱くモカエフは「奴(パントージャ)は自ら(下位ランカーの)アーセグを選んだんだってよ!(爆) 」とSNS上で哀しく笑ってみせたのだった…

それはさておき、この試合の下馬評は当然のように大きくパントージャ有利と出ている。おそらくその主な理由は──実績や経験値において大きな差があること、王者の地元ブラジルでの開催ということ以上に──近年パントージャが見せてきた鬼気迫る戦いぶりにある。

テクニカルストライカーとは言えないパントージャだが、相手のパンチを顔で受けながら拳を振るい前進を繰り返す恐るべき心身の強さを持つ。この戦い方で、ボクシング技術の洗練度でははるかに上をゆくモレノからダウンを奪い、キレ味鋭いジャブを持つサウスポーのロイヴァルを金網に押し込んでは、幾度となくマットに組み伏せた。

そこで今回の試合の一番の注目点は、端正にして精度の高い打撃を使いこなすアーセグがいかにしてパントージャの強引な前進を捌くかだ。美しいフォームのワンツーを用いて距離の制御に長けているアーセグ。相手の拳を華麗なバックステップ&スウェイでかわすことも得意とする。全くの初心者だったアーセグを一から育て上げたウィルキスMMA主催のデイヴィッド・ウィルキスは「パントージャがスティーブを詰めようとしてくるのは分かっている。でもスティーブはそこを殺して距離を保つよ。イージーナイトになるはずさ」と自信を覗かせる。

が、アーセグはこれまでの試合で、強引に入ってきた相手の拳を避けきれずもらってしまう場面を何度か見せている。下がる時に左のガードが落ちることや、UFC初戦で解説のダニエル・コーミエに指摘されたように、ヘッドムーブメントをあまり用いないことが被弾が少なくない理由だろう。過去の両者の試合を見る限り、いくら序盤にアーセグがうまく戦い有効打で上回っても、どこかでパントージャの暴力的なまでの圧に飲み込まれ強打をもらう可能性が高いことは否めない。

この大一番において、アーセグはスタンド戦でこれまで見せてきた以上の空間支配と被弾回避のスキルを見せられるのか。それができた時、シュネルを一撃で沈めた拳が不倒王パントージャの顎をも撃ち抜く可能性が見えてくるだろう。

が、当然パントージャの武器はスタンドの強打だけではない。むしろその打撃の有効性は、強豪揃いのフライ級にて頭一つ抜けたグラップリング力に支えられたものだ。特にそのバック奪取とキープ力、極め力は圧巻だ。対するアーセグもテイクダウン対処時の流れるような体捌き、キレのあるギロチン、バックチョーク等組み技でも非凡なものを見せている。

しかしコスタ戦では金網に詰められて倒されて抑え込まれる場面もあり、王者の絶対的な体の圧から逃れるフィジカル&技術を持ち合わせているかは疑問だ。ケージ側でのテイクダウン回避や下からのスクランブル等でも、アーセグはこれまで披露してきた以上のスキルを発揮する必要がある。

両者のこれまでの戦いぶりを考えるなら、パントージャ有利は否めないこの試合。さらに王者には地元開催という地の利も加わることになる。10年以上前の修斗ブラジル大会以来のリオでの試合となるパントージャは「アンデウソン、ミノタウロ、ヴァンダレイ、ショーグン、テイシェイラと続くブラジルのヒーローの系譜に、今こそ僕が名前を並べる時がきた」と気合十分だ。

が、挑戦者はそこに付け入る隙を見出しているようだ。「パントージャは地元の人々の前でフィニッシュを見せようとして、いつもよりもさらに向こうみずな戦い方をしてくるだろうね」とにこやかに語る。8日前のオファーでランカー相手にUFCデビューという状況でもきわめてリラックスし、見事に力を出し切った強靭なメンタルを持つ豪州の新鋭は、リオの大観衆を凍りつかせるようなアップセットを引き起こせるのか。ブラジルで繰り広げられる両者の戦いは平良達郎、鶴屋怜というJ-MMAの未来が在籍するUFCフライ級戦線の頂点争いだけに日本のファンにとっても絶対に見逃せないファイトとなる。

■視聴方法(予定)
5月5日(日・日本時間)
午前7時00分~UFC FIGHT PASS
午後11時~PPV
午前6時30分~U-NEXT

■ UFC301対戦カード

<UFC世界フライ級選手権試合/5分5R>
[王者]アレッシャンドリ・パントージャ(ブラジル)
[挑戦者]スティーブ・アーセグ(豪州)

<バンタム級/5分3R>
ジョナサン・マルチネス(米国)
ジョゼ・アルド(ブラジル)

<ライトヘビー級/5分3R>
アンソニー・スミス(米国)
ヴィトー・ペトリーノ(ブラジル)

<ミドル級/5分3R>
ミシェル・ペレイラ(ブラジル)
イホール・ポティエリア(ウクライナ)

<ミドル級/5分3R>
ポール・クレイグ(英国)
カイオ・ボハーリョ(ブラジル)

<フェザー級/5分3R>
ジョアンデウソン・ブリト(ブラジル)
ジャック・ショアー(英国)

<女子ストロー級/5分3R>
カロリーナ・コバケビッチ(ポーランド)
イアズミン・ルシンド(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
エルヴィス・ブレネウ(ブラジル)
ミクティベク・オロルバイ(キルギス)

<フェザー級/5分3R>
ジアン・シウバ(ブラジル)
ウィリアム・ゴミス(フランス)

<ライト級/5分3R>
ジョアキン・シウバ(米国)
ドラッカー・クローズ(米国)

<ライト級/5分3R>
マウリシオ・ルフィ(ブラジル)
ジェイミー・マラーキー(豪州)

<女子フライ級/5分3R>
ジオニ・バルボーザ(ブラジル)
エルネスタ・カレクカイト(リトアニア)

<ライト級/5分3R>
イズマエル・ボンフィム(ブラジル)
ヴィンチ・ピチェル(米国)

<フライ級/5分3R>
アレッサンドロ・コスタ(ブラジル)
ケヴィン・ボルハス(ペルー)

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【DEEP119】計量よもやま話。村元友太郎の白い歯は〇万円。バナナを言い忘れたANIMAL☆KOJI…………

【写真】木下の間の取り方、そして視線を送り方──只者ではない(C)MMAPLANET

2日(木)、東京都新宿区ホテルローズガーデンのオークルームで明日3日(金・祝)に文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP119 IMPACTの計量が行われた。
Text by Manabu Takashima

メインのバンタム級王座決定戦が福田龍彌の負傷で、急遽64キロ契約=元谷友貴×平松翔に変更された今大会。アマを含め全8試合に出場する16人のファイターが滞りなくパスしている。

午後1時に計量が開始された時点で、第6試合で倉本大悟と戦う北岡悟の姿が見られなかったが1時19分に到着。


第1試合のアマ戦の計量&撮影&コメント終了後に体重計に乗り、70.65キロでパスした北岡は「間に合って良かったです。心を込めて戦います。頑張ります」とコメントすると、他の選手が退室してからも計量会場でリカバリーに努めていた。

計量ステージで面白いやり取りを見せたのが、木下尚祐だ。3月大会で対戦予定だった日比野”エビ中”純也がインフルエンザで出場不可能となり、今大会にスライドされた一番。計量後にファイティングポーズで撮影という司会の言葉に、いつもように日比野がエビ中ポーズを取ると、木下は「ファイティングポーズでしょ?」と拳を固めるよう促しつつ、撮影の段になると、バッチリのタイミングでエビ中ポーズをシンクロさせた。

また水野竜也と対戦するANIMAL☆KOJIは、マイクで「好きなバナナは果物です」という決まり文句を言わず、「しっかり練習してきたので明日は水野選手……強い選手ですけど、しっかりと勝ちたいと思います」と普通に話す。

ANIMALは「一生懸命練習してきたので、すっかり忘れてしまっていました」とバナナに触れなかった理由を述べたが、果たしてキルクリフFCでのトレーニングの成果を13キロ近い体重差のある水野に見せることができるか。なおANIMALのチェーンは模造品で、計量結果にほぼ影響を与えない重量しかないとのこと。

またKENTAと対戦する村元友太郎は、いつものように真っ白な歯を計量台の上で披露。真っ黒なボディと対照的な白い輝きを持つ歯は、村元によると1度で3万円(※保険適用外)のホワイトニングを施しているという。

ちなみに教え子の歯の輝きに対して、師匠の鈴木陽一ALIVE代表が頭の輝きに一カ月で掛ける費用(※保険適用外)は1200円だそうだ。

2年振りのMMA復帰となる関原翔は、この間にグラップリングの試合に出場してきた成果を見せることができるか。

対戦相手のマサト・ナカムラは昨年12月にカザフスタンのNAIZA FCで元UFCファイターのザルガス・ズマグロフ、今年3月にはインドネシアのバリ島でライアン・ロバートソンに敗れ連敗中。朱里、雑賀ヤン坊達也と同様にフィリピンの血が流れるフィジカルと瞬発力を如何に関原にぶつけることができるか、興味深いマッチアップだ。

今大会ではバンタム級転向後3連勝から、昨年11月に雅駿介に敗れ再起を図る窪田泰斗が橋本優大と対戦するバンタム級マッチが第2試合に組まれている。

アマMMAを含め8試合というコンパクトなイベントながら、DEEP119は好カードが揃いで中身がギュッと詰まったファイトナイトとなりそうだ。

■視聴方法(予定)
5月3日(土)
午後5時50分~YouTube DEEP/DEEP JEWELSメンバーシップ、U-NEXT、サムライTV

■ DEEP119計量結果

<64キロ級/5分3R>
元谷友貴: 63.95キロ
平松翔:63.85キロ

<メガトン級/5分3R>
水野竜也:106.4キロ
ANIMAL☆KOJI:93.7キロ

<ライト級/5分3R>
北岡悟:70.65キロ
倉本大悟:70.75キロ

<フライ級/5分3R>
村元友太郎:57.15キロ
KENTA:57.2キロ

<フライ級/5分2R>
関原翔:57.2キロ
マサト・ナカムラ:57.15キロ

<バンタム級/5分2R>
日比野“エビ中”純也:61.5キロ
木下尚祐:61.6キロ

<バンタム級/5分2R>
窪田泰斗:61.7キロ
橋本優大:61.65キロ

<アマチュア70キロ契約/3分2R>
信原空:69.75キロ
小沼魁成:69.85キロ

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【DEEP119】福田龍彌の代役=平松翔戦へ。元谷友貴「不安のない試合なんて何も面白くない」

【写真】常に平常心、元谷友貴の強さを感じます(C)SHOJIRO KAMEIKE

3日(金・祝)、東京都文京区の後楽園ホールで行われるDEEP119で、元谷友貴が空位のバンタム級王座を賭けて福田龍彌と対戦する――予定であった。しかし4月25日、福田の負傷欠場により、元谷が平松翔とキャッチウェイトで戦うことが発表された。
Text by Shojiro Kameike

元谷は福田戦が決まってすぐ米国フロリダのATTに向かい、帰国後に対戦相手の変更を聞いたという。しかし平松が相手だからこそ、見せられる試合がある。そんな元谷に大晦日の敗戦、翌1月1日に発生した能登半島地震、そしてATTの練習から平松戦まで――この4カ月について訊いた。


――試合直前のインタビューとなりますが、よろしくお願いいたします(※取材は4月26日に行われた)。福田龍彌戦の消滅について語ったYouTube動画と背景が同じということは、自宅にいらっしゃるのですか。

「今は名古屋の部屋にいます。先週の土曜日に日本へ戻ってきました」

――ATTで練習する時は、試合の2週間前には帰国するのですか。

「はい。まだ時差の部分で慣れていないところもあるので、2週間前に帰国して最後は名古屋で調整しています。その前には一度、家族がいる石川県の加賀市に立ち寄りました」

――今年元日に能登半島地震が発生し、元谷選手もRIZINのリングで被災地の支援について発表していました。地震の発生から約4カ月が経ち、石川県の状況はいかがでしょうか。

「僕が住んでいる加賀市は、地震があった輪島市や珠洲市などからは車で3~4時間ぐらいのところにあって。加賀市には大きな影響はなかったです。ただ、今でも輪島市や珠洲市の方が加賀市の旅館に避難されているという話は聞きますね」

――元日に地震が起こった時、元谷選手はどちらにいらっしゃったのですか。

「大晦日の試合が終わって、加賀の実家に着いた時に地震が起きたんです。お正月で、ちょうど妹夫婦とかが集まり始めた時に……。すごく揺れましたね。『これは大丈夫か!?』と思いました。実家の周りは地割れが起きているぐらいでしたけど、余震も多かったです」

――そのような中で今回、ご家族を残して単身ATTや名古屋に行くことについて不安はなかったですか。

「ATTに行った1カ月前あたりは、もう余震も少なくなっていて大丈夫だとは思いました。自分としても試合前はATTでしっかり調整したくて、福田戦が決まってすぐATTへ」

――なるほど。では大晦日の試合について、あの敗戦をどう捉えているのでしょうか。

「敗戦、う~ん……。あの日は相手のほうが強かった、ということですね。僕がダメでした。自分としてはリベンジしたいし、もう一度やったら勝てると思っています」

――ダメだった点、とは何ですか。

「まぁ、あんまり良くなかったということで(苦笑)。強い選手ではあると思いますよ。ただ、僕に勝ったことでヴィンスの評価が上がってしまっているのは……アハハハ。言い訳になっちゃうので、これぐらいにしておきます」

――では話題を変えましょう(笑)。元谷選手の中ではATTの練習で、何が一番変わったと思いますか。

「これまで合計6カ月ぐらいATTで練習してきて、全て上がってきていると思います。前回のヴィンス戦の前はATTに行っていなくて、その前のCORO戦の時はATTで練習していたんですよ。CORO戦は良い仕上がりで試合に臨むことができました。それで今回ATTに行って改めて感じたのは、練習相手の強度ですよね。強い選手たちと練習することで、自分の動きも良くなる。良い反応ができているとは感じています」

――そう聞いて理解できました。CORO戦のキレ、安定感を見ると「また強くなった」という印象を持ちました。何か新しい技術を身につけたというよりも、一つひとつの精度が高まっているといいますか。

「そう言ってもらえると嬉しいです。ATTで練習して帰ってくると、日本の練習では『良くなっている。体のキレもシャープになっている』と感じることができます。さらに新しい技術も少しずつ吸収してきていますし、もっと積み重ねていけば、さらに進化できると思っています」

――これだけキャリアを重ねてきて、まだ自分が進化することに自分自身が驚きませんか。

「そうなんですよ。今回ATTでやってきたことが、次の試合で出るかどうかは分からないです。でも行くたびに『もっと自分は伸びる』と感じることができていて。まずは目の前の試合に勝つ。そして今年はもっともっとATTに行きたいです」

――まさかATTで堀口恭司選手と練習仲間になるとは思ってもみませんでした。

「僕も去年の今頃は、そうなるとは考えてもいなかったですね。ATTに行ったらすごく良くしてくれますし、僕は堀口選手のいろんなものを見て盗んでいます(笑)」

――なるほど。福田戦が消滅したことを聞いたのは、ATTでの練習を終えて帰国してからなのですか。

「そうです。自分も発表される直前に聞きました」

――元谷選手と福田選手の対戦は、DEEPにとってもファンにとってもビッグカードだと思います。元谷選手にとっても、福田戦に対する期待は大きかったのではないですか。

「福田選手は名前もあるし、結果も残している。前回、バンタム級初戦で良い勝ち方をしている。その福田選手を相手に、ここで僕もバシッと良い勝ち方をしたいと思っていました」

――今回の試合には空位のDEEPバンタム級王座が賭けられていました。元谷選手にとってはRIZINのベルトも目指しているなかで、今ここでDEEPのベルトを賭けた試合に挑むことは、どのような意味を持つのでしょうか。

「えっ、う~ん……」

――最近始めたYouTubeチャンネルの動画も「DEEPの元谷です!」という挨拶から始まりますし、もちろん元谷選手がDEEPに対する愛着があることも理解しています。ただ、RIZINのベルトを目指すと他のベルトを返上したり、タイトルに絡まない選手がいるのも事実です。どちらが良いか悪いか、という問題ではありませんが……。

「あぁ、そういうことですね。やっぱり自分はDEEPで育ってきましたし、ずっと佐伯(繁DEEP代表)さんにはお世話になっていますから。何より自分はDEEPが一番強い団体だと思っているので。DEEPで勝つことが自分にとっても良いことだと考えています」

――おぉっ!! まさに今回は、そのDEEP軽量級のナンバーワンを決める試合でもあったと思います。では福田選手が怪我で欠場するという知らせを聞いた時は……。

「それはもう本当に――メチャクチャ残念でした。でも佐伯さんが動いてくれて、すぐに対戦相手も決まって良かったです」

――ATTでは福田選手対策なども行ってきたのですか。

「今回はATTの練習期間が3~4週間ぐらいだったこともあり、まずは強度の高い練習をして試合をするレベルに仕上げること。それと福田選手対策としては、細かいことは言えませんがサウスポー対策はしっかりやってきました」

――ただ、急きょ対戦が決まった平松選手はオーソドックスです。

「そうなんですよね。確かにATTでサウスポー対策はやってきましたけど、相手がオーソドックスでも自分がやるべきことは変わらないですし。それに名古屋で最後の調整をしようと思ったら、サウスポーの相手がいなくて(笑)。オーソドックスの人と一緒に体を動かしていたので、特に問題ないです」

――偶然ではあるものの、ある意味で良いタイミングでしたね。もう一つ、平松選手には一発があります。これまでの実績を考えると、元谷選手有利は動きません。しかし急きょ決まった相手に一発がある……このケースには怖さもあります。

「だから良いんじゃないですか。不安のない試合なんて何も面白くないですよ。怖さがある相手だからこそ、良い緊張感のある試合ができるんじゃないかと思っています。

もちろん福田選手と対戦したかったです。でも代わりに平松選手と試合できることになって良かったですね。スコーンと相手をKOする打撃を持っていて、魚井選手にギロチンを極めたりして勢いもある。何より急きょ僕との試合のオファーが合って、それを快く受けてくれるという気持ちも持っている選手なので。僕としては楽しみです」

――大阪で谷岡祐樹選手と戦った時は、カーフを効かされながら逆転KO勝ち。確かに、気持ちの強さを感じました。

「そう思います。オラオラ系ですしね。観ている方にも『もちかしたら元谷が一発食らって負けるんじゃないか』と思ってもらえるほうが良いです。そこで自分がどう戦って勝つかを見ていただければ面白いと思うので。当日は皆さん、観戦よろしくお願いします!」

■視聴方法(予定)
5月3日(土)
午後5時50分~YouTube DEEP/DEEP JEWELSメンバーシップ、U-NEXT、サムライTV

■ DEEP119対戦カード

<64キロ級/5分3R>
元谷友貴(日本)
平松翔(日本)

<メガトン級/5分3R>
水野竜也(日本)
ANIMAL☆KOJI(日本)

<ライト級/5分2R>
北岡悟(日本)
倉本大悟(日本)

<フライ級/5分2R>
村元友太郎(日本)
KENTA(日本)

<フライ級/5分2R>
関原翔(日本)
マサト・ナカムラ(日本)

<バンタム級/5分2R>
日比野“エビ中”純也(日本)
木下尚祐(日本)

<バンタム級/5分2R>
窪田泰斗(日本)
橋本優大(日本)

<アマチュア70キロ契約/3分2R>
信原空(日本)
小沼魁成(日本)

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