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o アイリーン・アルダナ アマンダ・ヌネス キック

UFC273:第5試合・アスペン・ラッド vs. ラケル・ペニントン

女子バンタム級。ラッド4位、ペニントン7位。

女子バンタム級期待の若手だったラッドだが、ジャーメイン・デランダミーに秒殺KO負けで初黒星。次戦で復活したが、膝靭帯断裂により長期欠場へ。復帰後も相手の怪我や定住オーバーで試合が流れ続け、昨年10月には直前の代役として階級上のフェザー級でノルマ・デュモンと対戦したが、ずっと攻められず、タックルも切られる展開で判定負けを喫した。

当初はランキング3位のアイリーン・アルダナと対戦予定だったが、先月末にアルダナが欠場となり、ペニントンに変更。ペニントンは2018年にアマンダ・ヌネスのタイトルに挑戦したが5RKO負け。現在3連勝中。一度故意ではない禁止薬物使用によりランク外となったため、ランキングは下位だが、2019年にはアイリーン・アルダナに勝利している。オッズではペニントン優勢。

ペニントンがスーパーマンパンチをヒット。パンチ連打からタックルに入ったペニントン。ケージに押し込んだ。ボディに膝。さらに首相撲から肘を入れる。離れる。カーフキックを入れるペニントン。近い間合いでパンチの打ち合いに。ヒットしていくのはペニントン。距離を詰めてパンチを入れたペニントンだがラッドの左がヒット。残り30秒だがラッド出て来た。ペニントン首相撲から膝。残り10秒で足を止めての打ち合い。ホーン。

1Rペニントン。

2R。飛び込んで打撃を入れていくペニントン。パンチをまとめて組みついた。ボディロック。首相撲から膝を入れて離れる。ペースを変えたいラッドが積極的に出ていくが、手を開いて相手の目に向け気味のラッドがアイポーク。再開。パンチを打ち込むラッドだがペニントンが的確にヒットさせる。ラッドが打ち込む打撃の倍の数を打ち返す。残りわずかで距離を詰めてラッシュしたペニントン。ホーン。

2Rペニントン。ラッドはこのままだとジリ貧。

3R。変わらずパンチで出ていくラッド。首相撲に抱えるとペニントンはケージに押し込む。首相撲を取り返すペニントンだがラッドテイクダウン。ペニントンのガド。立ち上がるペニントンだがラッドスタンドバックでなおもテイクダウンを狙う。投げたがすぐ立たれる。バックからたすきをとっているラッド。正対したペニントンが首相撲から膝。またテイクダウンを狙いボディロック。しかし残り1分。残りわずかで放して打ち合い。タイムアップ。

三者29-28でペニントン勝利。

ラッドは3Rから展開を変えたが、2Rを落とした状態からだとフィニッシュが必要。もっと早く展開を変えるべきだった。

一度ランク外に落ちたペニントンだが、再びタイトル挑戦圏内へ。

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BELLATOR INVICTA LFA MMA MMAPLANET o PFL YouTube   アマンダ・ヌネス オリヴィア・パーカー ケイラ・ハリソン シンシア・ベスカン ジャッキー・キャトライン ミシェル・モンタギュー

【PFL CS2022#03】計量終了 CS第3戦は女子ライト級。本命不在のなかモンテギュー、キャトラインに注目

【写真】プロ初陣とはいえアマで10戦以上のキャリアがあるモンタギューとプロ4勝2敗のパーカー。とはいえパーカーもアマで5連勝を飾り、プロ昇格をしている (C)LFA

3日(木・現地時間)、4日(金・同)にフロリダ州オーランドのユニバーサル・スタジオで開催されるPFL Challenger Series第3週=女子ライト級の計量が行われた。

カード発表時に一番の目玉とされたフランスの五輪レスラー=シンシア・ベスカンが欠場となり、代役のブラジル人選手エヴェリン・マルチンスも欠場に。彼女たちの対戦相手を務めることになっていた米国人レスラーで今回がプロMMAデビュー戦のジャッキー・キャトラインは、同じくプロ初戦となるカーミー・アダムスと対戦することとなった。


今回の計量は4人のプロMMA経験者は全員がこれまではフェザー級で戦ってきたこともあり、厳しい減量はないことが予想されていた通り、問題なく全選手がパスしている。

そんな4人のプロ経験者のうち、もっともキャリアがあるのが4勝2敗オリヴィア・パーカーだ。Valor FCでは3連勝を飾ったパーカーだが、INVICTA FCのチェルシー・チャンドラー戦で初黒星と喫し、直近のファイトは昨年4月のBellator256でキャット・ジンガーノに腕十字で一本負けしている。

とはいえ、ジンガーノと戦っているだけでも経験値は他を圧倒しているといえる。そんなパーカーと対戦するミシェル・モンタギューはATT所属のキウイ女子で、IMMAFなどアマチュアでは10勝1敗の戦績を残す。

モンタギューはATTでケイラ・ハリソン、アマンダ・ヌネスのトレーニングパートナーを務めており、満を持してのMMA初戦を今回迎えることとなった。経験値が最も高いパーカーと対戦することで、勝てばPFLと契約という道がクリアに見えるモンタギューだ。

とはいえ全選手に総じていえることは、キャリアが浅く、どれだけのポテンシャルを持っているのかは、数字で伺え知れない。

例えば五輪、世界選手権での活躍には至らなかったが、その予選では3位や2位になり、75キロで米国ランク3位だったキャトラインなど、レスリングという部分では他を圧倒する力を持っているかもしれない。

フィニッシュが絶対条件の一発勝負、どの選手にも当確マークをつけることはできない混戦ともいえる。

■視聴方法(予定)
3月5日(土・日本時間)
午前11時00分~PFL MMA YouTube Channel

■ PFL CS2022#03 計量結果

<女子ライト級/5分3R>
マルティナ・インドロヴァ: 155.2ポンド(70.39キロ)
ジェケリニ・カバウカンチ: 155ポンド(70.31キロ)

<女子ライト級/5分3R>
ジャッキー・キャトライン: 153.6ポンド(69.67キロ)
カーミー・アダムス: 154.4ポンド(70.03キロ)

<女子ライト級/5分3R>
ユリア・ドーニー: 153.8ポンド(69.76キロ)
ジェスリン・ミシェル: 155.5ポンド(70.53キロ)

<女子ライト級/5分3R>
ミシェル・モンタギュー: 153.4ポンド(69.58キロ)
オリヴィア・パーカー: 155.2ポンド(70.39キロ)

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Brave CF LFA MMA MMAPLANET PFL PFL CS02 UFC YouTube アマンダ・ヌネス カールストン・ハリス キック ケイラ・ハリソン シンシア・ベスカン ジャラ・フセイン・アルシラウィ ジョシュア・シルヴェイラ ボクシング

【PFL CS】シーズン出場を賭けた新シリーズにLFA二冠、BRAVE二冠、ムンジ優勝、五輪レスラーが出場!!

【写真】ヨルダンのライオン、ジャラ・アルシラウィはBRAVEでウェルター級×2度、スーパーウェルター級王者になっている中東ナンバーワンMMAファイターだ (C)BRAVE CF

MMAワールドで唯一シーズン制を採用しているPFLが、2022年の開幕日とTV中継、2月から3月に掛けて行われるPFL Challenger Seriesの開催及び対戦カードを続々と発表している。

2021年シーズンはESPN、ESPN+でレギュラー~プレイオフ~ファイナルと10イベントがライブ中継及び配信されたPFL。2022年に関して、昨年中にアナウンスされずその先行きが不安視された時期もあった。

そして25日(火・現地時間)に4月20日(水・同)の開幕と7イベントをESPNとESPN+で放送し、残りをESPN2で流すことが決まったという発表があった。

この前後に本戦出場選手の予選といえるチャレンジャーシリーズの開催と対戦カードも明らかになりつつあり、興味深いファイター達の名前が確認されている。


PFL CSはフロリダ州オーランドのユニバーサルスタジオで収録され、2月18日(金・同)から毎週金曜日に1階級ずつ、6週連続で4試合が組まれレギュラーシーズン出場選手が確定する。

全世界500選手のノミネートから厳選された8選手、4試合の狭き門をくぐることができた各階級の選手たち、まず18日のチャレンジャーシリーズ第1弾はライトヘビー級4試合が組まれ、地元といっても過言でないフロリダからATTヘッドコーチ=マーカス・コナン・シウヴェイラを父に持つジョシュア・シルヴェイラがメインに出場する。

レスリングベースで、当然のように柔術も修得しているコナンJrは、キャリア7勝0敗で全米ナンバーワン・フィーダーショー=LFAでミドル&ライトヘビー級の2階級を制している。

そんなシルヴェイラの相手はUAE Warriorsから南スーダン人ファイターのモハメド・ジュマが務めることとなった。

2月25日(金・同)=PFL CS02はウェルター級がマッチアップされており、ヨルダンのライオン=BRAVE CFでウェルター級とスーパーウェルター級のベルトを巻いたジャラ・フセイン・アルシラウィが、マイケル・リリーと戦う。中東を代表するMMAファイターであるアルシラウィは、欧州や米国で育ったのではなく、ヨルダン生まれのヨルダン育ちで、MMAもヨルダンで始めた。

そんなアルシラウィはキャリア15戦目で現UFCファイターのカールストン・ハリスを初回で倒し、BRAVEウェルター級王座に就いている。一度はアブドゥル・アブラギモフに敗れてベルトを手放したが、ダイレクト地マッチで取り戻し──そのままスーパーウェルター級王者に認定された。キックボクシング、柔術ともに基本に忠実で派手さよりも実直さが目立つヨルダンのライオンが、レギュラーシーズン出場権を得ることができるか楽しみだ。

またウェルター級ではルーカス・バルボーサのチャレンジ=トロイ・グリーン戦も見逃せない。

ハルクの異名を持つバルボーサは昨年12月のムンジアルでミディアムヘビー級をATOSの同門グスタヴォ・バチスタとシャエし準優勝、2018年はその逆でバチスタとシャアして金メダルに輝いている。

2017年と2018年はアジア柔術選手権で来日し、1年目はミディアムヘビー級を制し、無差別級はキーナン・コーネリアスとシェアして2位、2018年はヘビー級と無差別級を制している。ノーギワールズでも3連覇の経験があるハルクにとってMMAは2012年8月以来、実に9年半ぶりの挑戦になる。鉄壁のボディロックパス&肩固めがMMAでも爆発するか、見ものだ。

現状、カードが発表されているのは3月4日(金・同)の女子ライト級まで。ここではロンドン&リオ五輪の女子レスリング72キロ級に出場したフランス人のシンシア・ベスカンがMMA初陣を戦う。

レスリングではインドで行われていたプロチームの対抗戦=プロ・レスリング・リーグに参戦経験があるが、打撃有りの戦いで長所を如何に出せるか。

女子ライト級は4試合=8人の出場選手中、3選手が初めてケージで戦うことになる。そのうちの1人であるニュージーランド人のミシェル・モンタギューはATTでケイラ・ハリソン、アマンダ・ヌネスのトレーニングパートナーを務めており、IMMAFなどアマMMAでは10勝1敗の経験を持つ。

PFLとの契約の際に「100万ドルを賭けて戦い、人生を変える」と話していたベスカンが、そのスタート台に立つことができるか興味深い。などチャレンジャーシリーズは米国では全戦がfubo TVでライブ配信されるが、同ネットTVは日本では視聴できず、MMAPLANETではFacebookやYouTubeでの配信があるのかPFLに確認中だ。

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アマンダ・ヌネス キック

UFC on ESPN+57:第3試合・ラケル・ペニントン vs. メイシー・チアソン

女子フェザー級だったが、チアソンが2.5ポンドオーバー。両者とも本来はバンタム級で、ペニントン8位、チアソン10位。

2018年にアマンダ・ヌネスのタイトルに挑戦したが完敗したペニントン。一時、故意ではなく禁止薬物を摂取したが、自己申告したことにより短期間の出場停止処分にとどまった。ランキングからは外れたが、今年9月の復帰戦でランカーのパニー・キアンザドと対戦し勝利して復活。

本来はジュリア・アヴィラと対戦予定だったが、今月に入りアヴィラが負傷欠場。約2週間のインターバルで、同じバンタム級ランカーのチアソンが代役に立てられたが、直前のためフェザー級戦に。しかしそれでも落としきれずキャッチウェイトとなってしまった。TUF28フェザー級トーナメントの優勝者だったが、TUF後はバンタムに落としている。ここまで4勝1敗。バンタム級男子選手にも劣らない体格からの重いパウンドが武器。

やはり体格差がある。ペニントンが飛び込んでパンチを入れる。チアソンは前蹴り・トラースキック。飛び込んだペニントンに膝蹴り。間合いを詰めたペニントンが右をヒットさせた。ペニントンまた飛び込むと四つでケージに押し込む。離れ際にパンチのコンボを入れたペニントン。また組んでいくが、受け止めたチアソンが逆にケージに押し込む。残り1分。チアソンボディロックから投げてテイクダウン。ハーフ。しかし時間がない。肩パンチを入れるがホーン。

1Rは打撃のヒット数でペニントン。チアソンは最後テイクダウンを奪ったが、そこから攻める時間がなかった。

2R。距離を取り打撃を入れていく展開に切り替えたチアソン。しかしペニントンが距離を詰めてパンチを入れていく。左右のケリを放つチアソンだが、ペニントンが間合いを詰めてパンチを入れるとヒット。距離を取るチアソンを追いかけるペニントン。チアソンタックル。ペニントンスタンドでアームインギロチン。しゃがみこんだチアソンだがギロチンがタイトに入りタップ!

タイトル挑戦経験者なのに第3試合という扱いだったペニントンだが、しっかりフィニッシュして格の違いを見せた。

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MMA UFC UFC269   アマンダ・ヌネス

『UFC 269: Oliveira vs. Poirier』アマンダ・ヌネス vs. ジュリアナ・ペーニャを見たファイター・関係者の反応


 『UFC 269: Oliveira vs. Poirier』アマンダ・ヌネス vs. ジュリアナ・ペーニャを見たファイター・関係者のツイッターでの反応。続きを読む・・・
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Report UFC UFC269 アマンダ・ヌネス ジュリアナ・ペニャ ブログ

【UFC269】壮絶な打撃戦--ヌネスに殴り勝ったペニャがRNCを極め、女子世界バンタム級王座を獲得

<UFC世界女子バンタム級選手権試合/5分5R>
ジュリアナ・ペニャ(米国)
Def.2R3分26秒 by RNC
アマンダ・ヌネス(ブラジル)

ともにガードを固めながら、フェイントを入れつつ相手の様子をうかがう。ヌネスが右カーフキックを繰り出したところに、ペニャが右ストレートを合わせに行ったが、ヌネスの蹴りが先に当たりペニャは尻もちを着いた。柔術立ちでスタンドに戻ったペニャに、ヌネスは右のインロー。ペニャもパンチを返すが届かず、ヌネスの右カーフがヒットする。ペニャも積極的にパンチを振るい、当たらずもヌネスの動きが止まる場面も。ヌネスの前蹴りに右を合わせたペニャだったが、さらにヌネスがカウンターで右を合わせて、ペニャに尻もちを着かせた。

ケージ際で足を利かせるペニャ。ヌネスは強引にパスを狙うと、ペニャが右足へシングルを仕掛ける。しかしヌネスは右のオーバーフックから払い腰でテイクダウンし、バックマウントを奪った。右腕でペニャの顔面を絞め上げるヌネス。ペニャはヌネスの左腕を抱えながら、反転してシングルを狙うも、ヌネスがペニャの首を抱えて潰す。ペニャはディープハーフからリバーサルを仕掛けるが、ヌネスがトップをキープする。するとペニャはヌネスの左腕を取り、アームロックの形からスイープを狙う。しかしトップを守るヌネス、お互いにパンチを出し合って1Rを終えた。

2R、ヌネスは右の前蹴り。左ジャブの交錯から、ペニャが中に入ろうとすると、ヌネスは右を打ち下ろす。ペニャはヌネスの左ジャブに右ヒジを被せ、さらにパンチを連打。これがヌネスの顔面を捉える。さらにペニャの右ストレートがクリーンヒット。ペニャが連打を続けると、ヌネスの右ストレート、左ジャブを返す。しかし打ち合いのなかで左ジャブが伸び、続く右も当たるように。反対にヌネスのパンチの精度が落ちる。それでもヌネスが打ち返し、そのパンチがペニャの顔面を捉えるが、ペニャは構わず前に出ていく。

ケージ中央で激しい打ち合いを展開する両者。ペニャの左ジャブが連続でヒットし、さらに左右の連打を放ちながら組み付き、ヌネスをケージに押し込んだ。左ヒザを一発入れて、ボディロックから引き倒したペニャが、すぐさまバックへ。右腕をヌネスの首に回し、絞め上げてタップを奪った。

場内が興奮のるつぼとなるなか、ペニャが世界女子バンタム級のベルトを巻いた。


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MMA UFC UFC269   アマンダ・ヌネス アレックス・ペレス カイ・カラフランス サンチアゴ・ポンジニビョ シャーウス・オリヴェイラ ショーン・オマリー ジュリアナ・ペニャ ジリアン・ロバートソン タイ・ツイバサ ダスティン・ポイエー ダン・イゲ デリック・ミナー ドミニク・クルーズ パウリアン・パイヴァ ペドロ・ムニョス ミランダ・マーヴェリック ライアン・ホール ランディ・コスタ

【UFC269】計量終了 王者オリヴェイラ「神は僕とある」×ポイエー「大勝負だ」。ペレスは4戦連続中止

【写真】どちらかといえば王者がクールで、エキサイトしているのは挑戦者だった(C)Zuffa/UFC

11日(土・現地時間)にネヴァダ州ラスベガスのTモバイル・アリーナで開催されるUFC269「Oliveira vs Poirier」の計量が、10日(金・同)に行われた。

2021年最後のPPV大会のメインはUFC世界ライト級選手権試合=王者シャーウス・オリヴェイラ×挑戦者ダスティン・ポイエーだ。

先に登場したポイエーはスケールの上でベルトを巻くというポーズ。続いてサングラス姿で体重計に乗った王者オリヴェイラはシャウトし、思わずダナ・ホワイトが割って入るほどの勢いでポイエーに詰め寄る。

それでも冷静な表情だったオリヴェイラに対し、かなり興奮し鼻息も荒くなっていたポイエーは「大勝負だ。もう一度、皆の前に頂点に立つためにやってきた。もうミスはしない。レッツゴー」と叫び、両手を高々と掲げた。

対照的に落ち着いたままのオリヴェイラは「何千という見方が彼にいても、神は僕とある。やってやるよ」と話した。


コメインはアマンダ・ヌネスとジュリアナ・ペニャがUFC世界女子バンタム級王座を賭けて戦う。

まず「素晴らしい機会をえることができ、ここにいる皆に感謝している。すごくワクワクしているし、準備は十分。明日はファイアーワークスになる」という言葉を噛んだペニャは笑顔を見せた。

対して養女を抱いてインタビューを受けたヌネスは「皆と今夜会えて、すごくハッピーよ。彼女はライオンハートをまだ正面切って体感したことがないの。ベルトはどこにも行かないわ。皆ぁ、明日ね」といつも通りの意気揚々ぶりだった。

フライ級初戦でカイ・カラフランスと相対するコディ・ガーブラントはセレモニアル計量ということもあり、しっかりとリカバリーの後も見え、問題なく本来のパフォーマンスを期待できそうだ。そのカーブラント、カラフランスの首を掻っ切ってやるポーズに、思わず浮かべた笑みが非常に頼もしく見えた。

胸のタトゥーと同じカラーに髪の毛を染めたショーン・オマリーは、パウリアン・パイヴァとのフェイスオフでヌッと顔を前に出し、威圧感十分。パイヴァも笑顔で流す余裕の表情だった。

髭を蓄えたドミニク・クルーズは、笑顔で登壇したペドロ・ムニョスを相手に非常に厳しい表情を浮かべ、しっかりと握手して別れた。またアレックス・ペレスと対戦予定だったマット・シュネルが体調不良でドクターストップに。残念ながら両者の対戦は3度目も実現せず、ペレスは4試合連続でファイトの機会を失うことになってしまった。

■視聴方法(予定)
12月12日(日・日本時間)
午前7時30分~UFC FIGHT PASS
正午~PPV
正午~WOWOWライブ

■UFC269計量結果

<UFC世界ライト級選手権試合/5分5R>
[王者] シャーウス・オリヴェイラ: 155ポンド(70.31キロ)
[挑戦者]ダスティン・ポイエー: 154.5ポンド(70.08キロ)

<UFC世界女子バンタム級選手権試合/5分5R>
[王者] アマンダ・ヌネス: 134.5ポンド(61.0キロ)
[挑戦者] ジュリアナ・ペニャ: 135ポンド(61.24キロ)

<ウェルター級/5分5R>
ジェフ・ニール: 170.5ポンド(77.34キロ)
サンチアゴ・ポンジニビョ: 169.5ポンド(76.88キロ)

<フライ級/5分3R>
カイ・カラフランス(ニュージーランド)
コディ・ガーブラント(米国)

<バンタム級/5分3R>
ショーン・オマリー: 135.5ポンド(61.46キロ)
パウリアン・パイヴァ: 135.5ポンド(61.46キロ)

<フェザー級/5分3R>
ジョシュ・エメット: 145.5ポンド(66.0キロ)
ダン・イゲ: 146ポンド(66.22キロ)

<バンタム級/5分3R>
ペドロ・ムニョス: 135.5ポンド(61.46キロ)
ドミニク・クルーズ: 135ポンド(61.24キロ)

<ヘビー級/5分3R>
アウグスト・サカイ: 263.5ポンド(119.52キロ)
タイ・ツイバサ: 264 ポンド(119.74キロ)

<ミドル級/5分3R>
ブルーノ・シウバ: 186ポンド(84.37キロ)
ジョーダン・ライト: 186ポンド(84.37キロ)

<ミドル級/5分3R>
アンドレ・ムニス: 185.5ポンド(84.14キロ)
エリク・アンダース: 185.5ポンド(84.14キロ)

<女子フライ級/5分3R>
エリン・ブランクフィールド: 125.5ポンド(56.92キロ)
ミランダ・マーヴェリック: 125ポンド(56.7キロ)

<フライ級/5分3R>
アレックス・ペレス: 125.25ポンド(56.81キロ)
マット・シュネル: 126ポンド(57.15キロ)

<フェザー級/5分3R>
ライアン・ホール: 145.5ポンド(66.0キロ)
デリック・ミナー: 146ポンド(66.22キロ)

<バンタム級/5分3R>
ランディ・コスタ: 136ポンド(61.69キロ)
トニー・ケリー: 134.5ポンド(61.0キロ)

<女子フライ級/5分3R>
プリシーラ・カショエイラ: 129ポンド(58.51キロ)
ジリアン・ロバートソン: 125ポンド(56.7キロ)

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Report UFC UFC259 アマンダ・ヌネス ブログ ミーガン・アンダーソン

【UFC259】アマンダ・ヌネス、ミーガン・アンダーソンに何もさせず。三角クラッチ&十字で完勝防衛

<UFC世界女子フェザー級選手権試合/5分5R>
アマンダ・ヌネス(米国)
Def.1R2分03秒by 腕十字
ミーガン・アンダーソン(豪州)

間合いを図る両者。ヌネスが右カーフ、スイッチしたアンダーソンが右ローを蹴る。そこを取りに行ったヌネスが、直後に右ストレートをテンプルにヒットさせる。続いて右オーバーハンドで足が泳いだアンダーソンは、右から左を被弾し組みに行っても前方に崩される。バックから殴り、背中から三角クラッチを取ったヌネスは後ろ三角の形で腕を伸ばす。ヒジが逆に曲がり、打球したようにも見えたアンダーソンが即タップ──ヌネスが圧勝した。

試合後、アダプトした娘を抱き、アンダーソンと笑顔を見せ合いまるでママ友のような表情を浮かべたヌネスは、勝利者インタビューで「挑戦者がいない? 私のせいじゃない。私はここずっといる。上がってきた選手と戦うだけ。私は年を重ねて、より成長している。ずっと強くなっている。COVID19でブラジルでは多くの人が亡くなっている。私も帰国して家族に会えない。皆、安全に。すぐに状況は良くなるから」と話した。


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News UFC UFC259 アスカル・アスカロフ アマンダ・ヌネス アルジャメイン・ステーリング イスラエル・アデサニャ カイラ―・フィリップス カーロス・アルバーグ ケイシー・ケニー ショーン・ブレイディ ジョセフ・ベナビデス ソン・ヤードン トレヴィン・ジョーンズ ドミニク・クルーズ ピョートル・ヤン ブログ マリオ・バウティスタ ミーガン・アンダーソン ヤン・ブラボヴィッチ

【UFC259】計量終了 ジョーンズ、メディッチ、アルバーグ。アーリープレリミも注目カードがズラリ

【写真】上背でアデサニャが、ブラボヴィッチを上回っている?! (C)Zuffa/UFC

6日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFC259「Blachowicz vs Adesanya」の計量が、5日(金・同)に行われた。

UFC世界ライトヘビー級選手権試合=王者 ヤン・ブラボヴィッチ✖チャレンジャーUFC世界ミドル級王者イスラエル・アデサニャ、UFC世界女子フェザー級選手権試合=王者アマンダ・ヌネス✖挑戦者ミーガン・アンダーソン、UFC世界バンタム級選手権試合=王者ピョートル・ヤン✖挑戦者アルジャメイン・ステーリングというトリプルクラウンに加え、メインカードからプレリミまで気になるカードが、並びに並んでいる今大会。


まずアーリー・プレリミの第1試合にトレヴィン・ジョーンズが出場する。

PXCからTOP FC、そしてACAを経てDEEPにも来日したグアムのジョーンズは、昨年に8月に劇的な大逆転KOでチムール・ワリエフという強豪を下しながら、マリファナの服用で勝利を取り消され今回が仕切り直しの一戦となる。

対するマリオ・バウティスタはCombate AmericasやLFAからUFCへステップアップ。コーリー・サンドハーゲンには敗れたものの、元DEEP王者キム・ジンス、元LFA王者マイルズ・ジョンズに勝利している実力者だ。ワリエフ戦同様に苦戦は避けられないジョーンズが、どのような戦いを見せるか。

アーリー・プレリミ第2試合に出場のウロス・メディッチは昨年8月にコンテンダーシリーズで見事なパウンドTKO勝ちを収め、ダナ・ホワイトに見初められたファイターだ。

KINGS MMAでハファエル・コルデイロに師事するセルビア人ファイターのメディッチ、どのようやUFCキャリアのスタートを切るのか。

メディッチと同様に昨年のコンテンダーシリーズから注目のデビューを果たすのが、カーロス・アルバーグだ。

アデサニャのトレーニング・パートナーのアルバーグは、NZのトップ・キックボクシング・プロモーションであるKing Of the Ringの8人制トーナメントを100キロと92キロ級で制している。アデサニャが86キロ級と100キロ級で3度頂点に立っているに続く、マルチ王者がアルバーグだった。

打撃の強さは絶対的。組みは未知数のアルバーグだけに、ハードヒッター=ケネディ・ンゼチェクウとは手の合う顔合わせといえるだろう。

さらにキャリア13勝0敗のショーン・ブレイディと豪州の親子鷹ジェイク・マシューズのウェルター級戦ら、他プロモーションならメインカードでもおかしくないカードがアーリー・プレリミから見られる。

プレリミではドミニク・クルーズ✖ケイシー・ケニー、ソン・ヤードン✖カイラー・フィリップスという2つのバンタム級戦と、ジョセフ・ベナビデス✖アスカル・アスカロフ、ホジェリオ・ボントリン✖カイ・カラフランスのフライ級マッチが組まれているが、アスカロフが今大会唯一の体重オーバーとなり、127ポンド契約マッチとなった。

WEC世代の生き残りベナビデスにとって、厳しくタフなアスケロフと背水の陣で戦うマッチアップだ。

群雄割拠のバンタム級の覇権争い、アデサニャがチャンプ・チャンプを目指すメインイベント。ここで注視したいのはアデサニャの体重がリミットより5ポンド近く軽いということ。ブラボヴィッチはリカバリーが見込まれるため、このライトヘビー級世界戦はパワー&瞬発力✖スピード&タイミングの争いとなりそうだ。

■視聴方法(予定)
3月7日(日・日本時間)
午前8時~UFC FIGHT PASS
正午~PPV
正午~WOWOライブ

■UFC259計量結果

<UFC世界ライトヘビー級選手権試合/5分5R>
[王者] ヤン・ブラボヴィッチ: 205ポンド(92.99キロ)
[挑戦者]イスラエル・アデサニャ: 200.5ポンド(90.94キロ)

<UFC世界女子フェザー級選手権試合/5分5R>
[王者] アマンダ・ヌネス: 145ポンド(65.77キロ)
[挑戦者]ミーガン・アンダーソン: 144.5ポンド(65.54キロ)

<UFC世界バンタム級選手権試合/5分5R>
[王者] ピョートル・ヤン: 135ポンド(61.24キロ)
[挑戦者]アルジャメイン・ステーリング: 134.5ポンド(61.0キロ)

<ライト級/5分3R>
イスラム・マカチェフ: 156ポンド(70.76キロ)
ドリュー・ドパー: 156ポンド(70.76キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
チアゴ・マヘタ: 206ポンド(93.44キロ)
アレクサンドル・ラキッチ: 206ポンド(93.44キロ)

<バンタム級/5分3R>
ドミニク・クルーズ: 136ポンド(61.69キロ)
ケイシー・ケニー: 136ポンド(61.69キロ)

<バンタム級/5分3R>
カイラー・フィリップス: 136ポンド(61.69キロ)
ソン・ヤードン: 135.5ポンド(61.46キロ)

<フライ級/5分3R>
ジョセフ・ベナビデス: 125.5ポンド(56.92キロ)
アスカル・アスカロフ: 127ポンド(57.6キロ)

<フライ級/5分3R>
カイ・カラフランス: 125.5ポンド(56.92キロ)
ホジェリオ・ボントリン: 126ポンド(57.15キロ)

<フライ級/5分3R>
ティム・エリオット: 125.5ポンド(56.92キロ)
ジョーダン・エスピノーサ: 126ポンド(57.15キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
カーロス・アルバーグ: 205.5ポンド(93.21キロ)
ケネディ・ンゼチェクウ: 205ポンド(92.99キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ショーン・ブレイディ: 170.5ポンド(77.34キロ)
ジェイク・マシューズ: 169.5ポンド(76.88キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
リヴィア・ヘナタ・ソーサ: 116ポンド(52.62キロ)
アマンダ・レモス: 116ポンド(52.62キロ)

<ライト級/5分3R>
ウロス・メディッチ: 156ポンド(70.76キロ)
アーロン・クルーズ: 155ポンド(70.31キロ)

<バンタム級/5分3R>
トレヴィン・ジョーンズ: 134.5ポンド(61.0キロ)
マリオ・バウティスタ: 135.5ポンド(61.46キロ)

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【UFC250】試合結果 ヌネス無双。Ridiculous!! バンタム級=ガーブラント、ステーリング、オマリー!!!!!!

【写真】強烈なインパクトとともにカムバックを果たしたコディー・ガーブラント(C)Zuffa/UFC

6日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXでUFC250が開催された。

ヌネスは確かに笑顔を浮かべるような感じで戦っていた(C)Zuffa/UFC

メインのUFC世界女子フェザー級選手権試合はバンタム級との二冠王アマンダ・ヌネスが、初回から最終回までフェリシア・スペンサーを打・倒で圧倒し、判定勝ちし無双ぶりを発揮した。

注目のバンタム級3カードはコディー・ガーブラント、アルジャメイン・ステーリング、ショーン・オマリーの3選手が、それぞれパフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを獲得する内容で、ハファエル・アスンソン、コリー・サンドハーゲン、エディ・ワインランドを破っている。

パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト=コディー・ガーブラントアルジャメイン・ステーリングショーン・オマリーアレックス・ペレス

UFC250「Nunes vs Spencer」
<UFC世界女子フェザー級選手権試合/5分5R>
○アマンダ・ヌネス(ブラジル)5R
判定
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×フェリシア・スペンサー(カナダ)
<バンタム級/5分3R>
○コディー・ガーブラント(米国)2R4分59秒
KO
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×ハファエル・アスンソン(ブラジル)
<バンタム級/5分3R>
○アルジャメイン・ステーリング(米国)1R1分28秒
RNC
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×コリー・サンドハーゲン(米国)
<ウェルター級/5分3R>
○ニール・マグニー(米国)3R
判定
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×アンソニー・ロッコ・マーチン(米国)
<バンタム級/5分3R>
○ショーン・オマリー(米国)1R1分54秒
KO
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×エディ・ワインランド(米国)
<フェザー級/5分3R>
○アレックス・カサレス(米国)3R
判定
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×チェイス・フーパー(米国)
<ミドル級/5分3R>
○イアン・ハイニッシュ(米国)1R1分14秒
TKO
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×ジェラルド・マーシャート(米国)
<フェザー級/5分3R>
○コディー・ステーマン(米国)3R
判定
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×ブライアン・ケレハー(米国)

<ミドル級/5分3R>
○マキ・ピトロ(米国)2R1分10秒
TKO
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×チャールズ・バード(米国)
<フライ級/5分3R>
○アレックス・ペレス(米国)1R4分06秒
TKO
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×ジョズエ・フォルミーガ(ブラジル)
<ライトヘビー級/5分3R>
○デビン・クラーク(米国)3R
判定
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×アロンゾ・メニフィールド(米国)
<150ポンド契約/5分3R>
○エウベウチ・バーンズ(ブラジル)1R1分20秒
RNC
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×エヴァン・ダナム(米国)