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UFC294:第7試合・モハンマド・ヤヒヤ vs. トレバー・ピーク

ライト級。

UFCデビュー戦となるヤヒヤは地元UAE初のUFCファイター。アブダビで開催されているUAEウォーリアーズではライト級王者となり、2度の防衛に成功している(本人のインタビューによると、UAEWラトビアの地域タイトルの模様)。フィーダーショーとして高い評価を得ているUAEウォーリアーズだが、ここまではローカルレベルの相手としか戦っておらず、2017年と2019年にBellatorヨーロッパ大会に出場しているが1勝1敗。キック・柔術のキャリアがあり、キック戦績は22戦全勝。MMA12勝3敗の29歳。

ピークはプロデビュー戦ノーコンテストの後、全試合KOでコンテンダーシリーズに出場。コンテンダーシリーズでもKO勝ちし、今年2月のUFCデビュー戦も大振りのパンチがヒットしKO勝ち。しかし6月の2戦目は9日前に代役出場が決まった13勝6敗のチェペ・マリスカル相手に序盤は荒っぽいパンチで攻めていったが、マリスカルに組み止められ、柔道スローで投げられグラウンドで攻められる展開。消耗した2R以降は打撃でも劣勢となり、判定負けで初黒星を喫した。アグレッシブだが攻めが雑すぎて、UFCレベルでは厳しい印象。28歳。

詰めてきたピーク。ケージまで下がったところで右がヒットしヤヒヤダウン!すぐに立ったが、ピーク今度は組むとボディロックからテイクダウン。ケージを使って立つが、なおもボディロックを放さずテイクダウンを狙う。こらえたヤヒヤ。押し込んで太ももに膝を入れていくピーク。離れた。ミドルを入れるヤヒヤ。ようやく出てきた。左がヒット。ピークのインローで体勢を崩したヤヒヤ。左右のパンチを振って出てきたピークに飛び膝を狙ったヤヒヤ。ヒットせずピークタックルへ。首を抱えるヤヒヤ。アナコンダチョークで絞めるが放した。ホーン。

1Rはダウンを取ったピークのラウンド。今までのように荒っぽい攻めがない。

2R。出たピークにカウンターの左がヒット。ケージに詰めたピークが左右のフックを打ち込む。ピークらしい荒い打撃。またケージを背負うヤヒヤ。ピークが大振りのパンチで出たがサークリングでかわした。しかし手数が少ない。カウンターの左がヒットしたが単発。ピーク距離を詰めてワンツー。パンチでケージまで下がらせるとピークタックル。受け止めたヤヒヤ。放して殴るピーク。距離が詰まり、左右のパンチを振り回すピーク。ヤヒヤも最後に右を返した。ピークまた詰めて、ケージまで追い込んだところでワンツー。ホーン。

2Rピーク。

3R。ピークまた詰めてきた。ケージを背負ったところで得意の荒いパンチ振り回し。組み付いてしのごうとするヤヒヤだがピークボディロックからテイクダウン。マウント。しかし足を引き抜いたヤヒヤがケージで立つ。また四つから足をかけてテイクダウンしたピーク。バックに付くが、振り落として立つヤヒヤ。ピークまたパンチで出てケージに押し込む。引き剥がしたヤヒヤ。ワンツーを入れたヤヒヤだがジャブをもらう。タックルに来たピーク。入れ替えたヤヒヤだが、またピークがケージに押し込む。ボディロックからテイクダウンを狙うがこらえたヤヒヤ。すぐに追うピーク。肘がヒット。下がるヤヒヤを追っていく。四つに組んだがピークが逆にテイクダウン。ハーフ。下からホールドするヤヒヤ。マウントに。ガードに戻して下から足で距離を取ったヤヒヤ。タイムアップ。

29-28、30-27×2の3-0でピーク勝利。

地元初のUFCファイターだったヤヒヤだが、1勝1敗のピーク相手に終始圧される展開。1R終盤のアナコンダ以外は見せ場なく、敗退。今日の内容だけでは、地元枠で出ただけに見えた。

ピークは今まで良くも悪くも雑で荒い攻めばかりだったが、今回は慎重な攻めで、勝ちはしたが魅力も半減。

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IMMAF MMA MMAPLANET o UAEW UFC UFC294 アレックス・ヴォルカノフスキー アンシュル・ジュビリ イクラム・アリスケロフ イスラム・マカチェフ カマル・ウスマン カムザット・チマエフ キック サイド・ヌルマゴメドフ ジャビッド・バシャラット ジョニー・ウォーカー ティム・エリオット トレヴァー・ピーク ナサニエル・ウッド ビクター・ヘンリー ブラジリアン柔術 ブルーノ・シウバ ボクシング マイク・ブリーデン マゴメド・アンカラエフ ムイン・ガフロフ ムハマド・モカエフ モハメド・ヤヒア ヴィクトリア・ダダコワ

【UFC294】初のUAE人UFCファイター誕生=モハメド・ヤヒア「アブダビは世界のファイト・キャピタル」

【写真】天窓から灼熱の後光がヤヒアを照らす(C)MMAPLANET

21日(土・現地時間)、UAEはアブダビのエティハド・アリーナで開催されるUFC 294「Makchachev vs Volkanovski 2」では、史上初のUAE生まれでUAE育ちのMMAファイターが誕生する。
Text by Manabu Takashima

メイン登場の世界ライト級王者イスラム・マカチェフ、コメンで戦うカムザト・チマエフ、ビクター・ヘンリーと注目のバンタム級マッチが控えるジャビッド・バシャラットなど、中東のみならず欧州、ロシアからもムスリム・ファイターが集まる同大会。チマエフが近頃スウェーデンからUAEの国旗の下で戦うことを決めたが、ドバイで生まれ&在住のモハメド・ヤヒアこそが、正真正銘のアラブ首長国連邦産のUFCファイターだ。

ライト級でトレヴァー・ピークと戦うヤヒアは、UFCファイターを目指しカンフージムでキックを始めると、プロMMA初陣から9年目で世界最高峰に辿り着き、母国で初陣を迎えることとなった。そんなヤヒアに初インタビューを試みた。


──モハメド、最初にY A H Y Aという綴りですが、発音はどのようになるのか教えていただけないでしょうか。

「ヤヒアだよ。ヤ・ヒ・ア」

──モハメド・ヤヒアですね。ありがとうございます。アラビア語の発音方法がまるで理解できおらず。そのモハメドですが、UAE初のUFCファイターとして母国大会でトレヴァー・ピークと対戦します。今の気持ちを教えてください。

「とても良い感じだ。国を代表して戦うことを誇りに思う。この国を代表してUFCで戦うことが、ずっと夢だったからね。繰り返すけど、誇りだし幸せなことだ」

──モハメドのプロMMAデビューは、2014年の3月。もう8年半も前になりますが、なぜMMAファイターになろうと思ったのでしょうか。

「14歳の時にTVでUFCを視た。どこか、MMAのトレーニングができる場所はないか探し始めたんだ。最終的に何か格闘技ができる場所として、カンフーのジムを見つけることができた」

──カンフーですかっ!!

「そうだよ(笑)。当時のドバイには、MMAの練習ができる場所はなかった。ブラジリアン柔術のアカデミーは少しあったけど、ほとんどが打撃のジムだったんだ。グラップリングができるところは、本当に少なかった。でも、そのジムではキックボクシングもならうことができて、アマチュアでキックの試合に出るようになった。アマ・キックの戦績は22勝0敗だよ。18 歳……19歳の時かな、MMAの練習に参加するようになった。TK MMAで」

──TK MMAということは、タム・カンの?

「そうだよ。UAEで一番大きなMMAジムだ。今やカムザット・チマエフを世界中からファイターが集まっている」

──打撃出身なので、モハメドのストロングポイントはストライキングと日本のファンに紹介して問題ないですか。

「僕としては、自分はオールラウンド・ファイターだと思っている。ただ、やっぱり立って打撃で戦うことが好きだね。でも、どの局面でも戦うことができるよ。だからこそ、打撃がより生きてくる。結果、UAEWでUAEWアラビア・ライト級チャンピオンになり、UFCと契約できた。そして、週末には国を代表して、世界最大のステージで戦う。凄くハッピーだよ。」

──初のUAEからのUFCファイターになりましたが、今後はこの国のMMAを引っ張る立場にありますね。

「初めてUAEからUFCファイターになったことも、非常に誇りに思っている。UAEでMMAは急激に発展しているんだ。アブダビは世界のファイト・キャピタルになろうかという勢いだ。柔術、キックボクシング、ボクシングで世界最大のイベントが開かれ、UFCでもとても重要な大会開催地になっている。

UAEの子供達が、UFCファイターを目指そうと思った時、自分の国の選手がそこにいるかどうかはとても大切になってくるはずだ。僕はUAE初のUFCファイターになったけど、絶対に最後にはならない。この国では時間を掛けて、MMAへの投資が続いている。IMMAFの世界大会を開くように、アマチュアMMAの発展にもしっかりと力を注いでいる。UAEのMMAには、素晴しい未来が待っている。そんな母国で最初のUFCファイターになれたことは、とても嬉しい」

──では対戦相手のトレヴァー・ピークの印象を教えてください。

「タフな相手だけど、なんら特別なところはない。打撃にしてもそこまで秀でているモノでなく、レスリングもそうだ。どこの局面でも僕が上回っているだろう。自分の力を披露するのに、完璧な相手といえる。全力で殴って、蹴って──UFCにあっても、自分がハイエストレベルのファイターだということを証明したい。何かがオクタゴンのなかで、起こる。そんなファイトを皆に見て欲しい」

■視聴方法(予定)
10月21日(土・日本時間)
午後11時00分~UFC FIGHT PASS
午後10時30分~U-NEXT
10月22日午前3時~PPV

■UFC294対戦カード

<UFC世界ライト級選手権試合/5分5R>
[王者]イスラム・マカチェフ(ロシア)
[挑戦者]アレックス・ヴォルカノフスキー(豪州)

<ミドル級/5分3R>
カマル・ウスマン(米国)
カムザット・チマエフ(UAE)

<ライトヘビー級/5分3R>
マゴメド・アンカラエフ(ロシア)
ジョニー・ウォーカー(ブラジル)

<ミドル級/5分3R>
イクラム・アリスケロフ(ロシア)
ヴァレリー・アウベス(ブラジル)

<バンタム級/5分3R>
サイド・ヌルマゴメドフ(ロシア)
ムイン・ガフロフ(タジキスタン)

<フライ級/5分3R>
ティム・エリオット(ロシア)
ムハマド・モカエフ(英国)

<ライト級/5分3R>
モハメド・ヤヒア(UAE)
トレヴァー・ピーク(米国)

<バンタム級/5分3R>
ジャビッド・バシャラット(アフガニスタン)
ビクター・ヘンリー(米国)

<ミドル級/5分3R>
セドリクス・デュマ(米国)
アブ・アザイター(ドイツ)

<ライト級/5分3R>
アンシュル・ジュビリ(インド)
マイク・ブリーデン米国)

<フェザー級/5分3R>
ナサニエル・ウッド(英国)
ムハンマジョン・ナミモフ(タジキスタン)

<女子ストロー級/5分3R>
ジン・ユフレイ(米国)
ヴィクトリア・ダダコワ(ロシア)

<ミドル級/5分3R>
ブルーノ・シウバ(ブラジル)
シャラブジン・マゴメドフ(ロシア)

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o ONE UAEW UAEW45 UFC   アムル・マゴメドフ アリ・アルカイシ サンスハル・アディロフ ジェコンギル・ジュマエフ マゴメド・アルアブドゥラ ヤン・ジヨン リネット・ハバロフ ヴァルテル・コリアンドロ 吉野光 藤田大 藤田大和

藤田大和、吉野光 出場『UAE Warriors 45』試合結果

るるぶドバイ'24



▼UAEWライト級王座決定戦 5分5R
〇アムル・マゴメドフ(ロシア)7勝0敗
[1R 3分38秒 リアネイキドチョーク]
×ジェコンギル・ジュマエフ(ウズベキスタン)10勝4敗
※マゴメドフがライト級王者に

▼バンタム級 5分3R
〇ラニー・サーデ(ドイツ)13勝4敗
[2R 4分59秒 リアネイキドチョーク]
×ジェニル・フランシスコ(フィリピン)13勝8敗

▼150ポンド契約 5分3R
〇ヴァルテル・コリアンドロ(イタリア)14勝4敗1分
[1R 3分56秒 TKO] ※右ストレート
×アリ・アルカイシ(ヨルダン)15勝7敗

▼バンタム級 5分3R
〇リネット・ハバロフ(ロシア)8勝0敗
[2R 2分15秒 TKO]
×吉野 光(ALMA FIGHT GYM LIFE)12勝4敗

▼フライ級 5分3R
〇ヴィクター・ヌネス(ブラジル)10勝5敗
[1R KO]
×ノウラス・アブザク(ヨルダン)11勝5敗

▼フライ級 5分3R
〇藤田大和(リバーサルジム新宿 Me,We)11勝4敗
[1R 4分43秒 ギロチンチョーク]
×サンスハル・アディロフ(カザフスタン)11勝2敗1分

▼ライト級 5分3R
〇アブダラ・コツァエフ(タジキスタン)5勝0敗
[1R 4分21秒 TKO] ※マウントヒジ
×ペトル・バズドゥガン(モルドバ)5勝1敗

▼139ポンド契約 5分3R
〇ラバザリ・シェイドゥラエフ(キルギス)9勝0敗 ※
[2R リアネイキドチョーク]
×マゴメド・アルアブドゥラ(ロシア)12勝2敗1分

▼女子フライ級 5分3R
〇ワン・コン(中国)3勝0敗
[判定3-0] ※30-27×3
×アミーナ・ハダーヤ(豪州)3勝2敗

▼ミドル級 5分3R
〇ハビブ・ナビエフ(ロシア)7勝0敗
[2R リアネイキドチョーク]
×アディス・タライベク・ウウル(キルギス)8勝5敗2分

▼ライトヘビー級 5分3R
〇バルトズ・シェフチェク(ポーランド)7勝2敗1分
[2R TKO]
×アルテム・ゼムリャコフ(ベラルーシ)4勝1敗1分

 10月17日にアラブ首長国連邦アブダビのアルジャジーラ・クラブで開催された『UAE Warriors 45』の試合結果。藤田大和はサンスハル・アディロフに1Rギロチンチョークで勝利。吉野光はリネット・ハバロフに2R TKO負けしています。続きを読む・・・
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MMA MMAPLANET o UAEW UAEW45 UFC アムル・マゴメドフ ウスマン・ヌルマゴメドフ ジェコンギル・ジュマエフ

【UAEW45】ここからUFCか? アムル・マゴメドフ、ジュマエフをRNCで一蹴しライト級王者に

<UAEWライト級王座決定戦/5分5R>
アムル・マゴメドフ(ロシア)
Def.1R3分38秒by RNC
ジェコンギル・ジュマエフ(ウズベキスタン)

ウスマン・ヌルマゴメドフがセコンドについたアムル・マゴメドフ。様子見のなかで左右に回るマゴメドフに、ジュマエフが右カーフを蹴る。マゴメドフもカーフを返し、右ハイを見せる。スイッチスタンスのマゴメドフは右前蹴り、スイッチして左ミドルを蹴る。続いて左インローを蹴ったマゴメドフがジャブを伸ばす。直後にフックの連打で前に出たジュマエフは、首相撲に捕えられてもボディを殴りつける。マゴメドフはシングルからワキを潜ってバックに回ると、先方に崩してRNCへ。ボディトライングルに捕らえられながら、立ち上がったジュマエフが絞めを防ぐ。

しかし、前方に崩されると強烈な勢いのパウンドからRNCでジュマエフはタップを強いられた。


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MMA MMAPLANET o UAEW UAEW45 アリ・アルカイシ キック ヴァルテル・コリアンドロ

【UAEW45】フェザー級の二冠のアルカイシが、キャッチ&ノンタイトル戦でコリアンドロの右に沈む

<150ポンド契約/5分3R>
ヴァルテル・コリアンドロ(イタリア)
Def.1R3分56秒by TKO
アリ・アルカイシ(ヨルダン)

いきなりスピニングバックキックを腹に入れたアルカイシが、右カーフを蹴って回る。アリ・チャントのなか、アルカイシは構えを変えつつ左インローを蹴り、再びスピニングバックキックを狙う。コリアンドロはジャブを伸ばし、アルカイシはワンツーを返すと右カーフを蹴る。右カーフで姿勢を乱すようになったコリアンドロも、スイッチをしながら前に出る。残り2分、コリアンドロにアイポークがあったと試合が止まるが、これはヒジが当たっており有効な攻撃だ。

再開後、アルカイシが右ミドルを蹴り、コリアンドロが左ジャブを当てる。カーフを続けるアルカイシだが、左ジャブに右ストレートをカウンターで被弾して後方に倒れる。パウンドの追撃でUAEWフェザー級&UAEWアラビア・フェザー級二冠王が沈み、場内は静まり返った。


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MMA MMAPLANET o UAEW UAEW45 リネット・ハバロフ 吉野光

【UAEW45】組み勝てなかった吉野光は、ハバロフのバックコントロール&パウンドでTKO負け──2連敗

<バンタム級/5分3R>
リネット・ハバロフ(ロシア)
Def.2R2分15秒by TKO
吉野光(日本)

Eagle FCバンタム級王者に挑む吉野が、ハバロフの右ヒザに左を合わせにいったタイミングで押し倒すようにテイクダウンを奪う。すぐに立ち上がったハバロフにヒザを突き上げた吉野は、左ワキを差して投げを打つがハバロフはしっかりと対応し倒れない。それでもケージに押し込んだ吉野だが、レフェリーがブレイクを命じる。左ローの吉野が、ワンツーで前に出てクリンチ。投げにワキを潜って防いだハバロフは、吉野の左にダブルレッグを合わせてバックコントロールへ。ボディロックから持ち上げてテイクダウンを取ったハバロフのバックコントロールが続く。

ハバロフは左足をフックし、立ち上がった吉野をコントロールし左で殴っていく。そのパンチのタイミングで吉野は立ち上がろうとしたが、ハバロフが許さない。左をフックされパンチを受けた吉野は自ら背中をつけ、ハーフから足を抱えてスクランブル狙いのところで時間となった。

2R、左から右を伸ばして前に出る吉野に対し、真っ直ぐ下がったハバロフはケージに詰まりながらダブルレッグでテイクダウンを決める。初回と同様にバックコントロールのハバロフが左足をフックし、左でワキ腹&顔面を殴る。我慢の時間が続く吉野は、上を向きながらハーフに取ろうとするが、ハバロフが逆にニアマウントのような状態に殴ってバックをとり切る。鉄槌、パンチと左右の拳を受け続ける吉野は頭を抱えるような仕草を見せたところでレフェリーが割って入りTKO負けとなった。


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MMA MMAPLANET o UAEW UAEW45 サンスハル・アディロフ 藤田大 藤田大和

【UAEW45】砂漠でギロチン──再び。藤田大和が未知強アディロフから見事な一本勝ち!!

<フライ級/5分3R>
藤田大和(日本)
Def.1R4分43秒by ギロチンチョーク
サンスハル・アディロフ(カザフスタン)

左インローから左ハイを蹴ったアディロフに対し、藤田も右ハイから右インローを返す。アディロフは左ハイからテイクダウンへ。ケージに詰まった藤田はギロチンをセットしきれず、テイクダウンを許す。ヒザ立ちでボディにヒザを受けた藤田が、ボディロックから引き上げられるように倒される。藤田はケージを背負うが、アディロフが足を束ねる。ケージを背負った状態で藤田はボディを殴っていく。アディロフも左でパンチを入れ、束ねた足を抜かせない。

強力なボディロックで、藤田を倒そうとするアディロフ。藤田はギロチンをセットし、シングルで倒されたところでスクランブルから立ち上がる。すぐに組んできたアディロフをギロチンで捕えた藤田は、クローズドガードを取って横回転。マウントをから、もう一度背中をつけるように絞めあげてタップを奪った。

瞬間、両手を広げて勝利の雄叫びを挙げた藤田は、セコンドの山﨑剛に跳びついて喜びを露わにした。


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MMA MMAPLANET o ROAD FC UAEW UAEW45 マゴメド・アルアブドゥラ 原口央

【UAEW45】Road FCグローバルT失格のシェイドゥラエフが、アルアブドゥラをRNCで仕留め9連続一本勝ち

<139ポンド契約/5分3R>
ラバザリ・シェイドゥラエフ(キルギス)
Def.2R1分20秒by RNC
マゴメド・アルアブドゥラ(ロシア)

Road FCグローバル63キロT準決勝の原口央戦を体重オーバーで失格となったシェイドゥラエフが、キャッチ戦でアルアブドゥラと対戦。ワンツー、前蹴りからローを蹴り、左フックを当てたシェイドゥラエフ。アルアブドゥはシングルレッグからレッグリフトもカニバサミのような動きで防御する。左フックに続き、右アッパー、ボディショットを決めたシェイドゥラエフはアルアブドゥラのクリンチも、投げを打ってサイドで抑える。

上四方のシェイドゥラエフは、潜ろうとするアルアブドゥラを上四方、サイドで抑える。アルアブドゥラは背中を見せて立ちあがるが、シェイドゥラエフがアンクルピックで崩していく。正対してリフトから豪快にスラムを決めたシェイドゥラエフは、ハーフのアルアブドゥラからマウントを奪取しエルボーを落とす。乗り過ぎでスクランブルを許したシェイドゥラエフは、アルアブドゥラにバックを取られる。何度か崩されたが、離れたシェイドゥラエフが首相撲からヒザを突き上げ、ボディロックテイクダウンを決める。アルアブドゥラは懸命にハーフを取り初回が終わった。

2R、シェイドゥラエフは右カーフを蹴り、ワンツーで右を当てるとショートフックから首相撲、足を払われたアルアブドゥラはレッスルアップからシングルへ。離れたシェイドゥラエフが、テイクダウンを決めスクランブルバックを取った。正対されるとシングルで倒し、スイッチを潰したシェイドゥラエフがバックに回る。

ワンフックで殴られたアルアブドゥラは上を向くが右手を制されパンチを被弾する。アルアブドゥラはハーフを取り直すも、エルボーを落とされマウントを取られる。潜るアルアブドゥラを潰したシェイドゥラエフが、バックを取り両足をフック。すぐにRNCをセットしたシェイドゥラエフがタップを奪った。9連勝、9度目の一本勝ちを決めたシェイドゥラエフは29日のRoad FCでトーナメント3位決定戦に出場すると発表されているが……。このインターバルで戦うことなど、あるのだろうか。


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【UAEW45】2度目のアブダビでアディロフと対戦、藤田大和「前回のように伸び伸びと戦います」

【写真】現地でよく利用するというショッピングモール『ムシュリフモール』前にて。2度目のUAEW出場とあってか、現地到着後もリラックスできているようだ (C)TAKESHI YAMAZAKI

17日(火・現地時間)にUAEはアブダビのアルジャジーラ・クラブで開催されるUAE Warriors45で、藤田大和がカザフスタンのサンスハル・アディロフと対戦する。
Text by Shojiro Kameike

藤田は8月にフィルカドベク・ヤクボフをギロチンで倒して以来、2度目のUAEW出場となる。21日に開催されるUFCのファイトウィーク内で行われる今大会で、11勝1敗1分の強豪アディロフと対戦することになった藤田。現地入り翌日に現地の様子と試合への意気込みを訊いた。


――今回の試合は開催日が20日から17日に変更されました。その日程変更は現地入りスケジュール等に影響を及ぼしましたか。

「特に影響はないですね。開催日の変更を聞いたのは最近の話ですけど、実は最初に試合の話が来た時――開催日については17日~22日の間で、まだ会場も決まっていなくて。そこから細かく決まっていくなかで、最初から『これは17日の開催もあるな……』と思っていました(笑)」

――えっ!? 21日に現地でUFCが行われるため、開催日が流動的だったことは致し方ないとしても、22日ということはUFCの翌日に試合をする可能性もあったのですね。

UFCファイトウィーク内でもあるため、空港からホテルまでの道にUFCの看板が設置されている(C)TAKESHI YAMAZAKI

「そうなんですよ。僕は17日の試合という最短のスケジュールを想定して動いていたので、特に問題はなかったです。それに17日開催で良かったと思っています。早く試合がしたかったので」

山﨑剛Me,We代表 9月に入って試合のオファーがあり、開催日も20日で決まって契約書にもサインして返送しました。でも9月末にUAEWのSNSで、開催日が17日に変わっていることに気づいて(苦笑)。僕は15日のグラチャンでTSUNEのセコンドについてからアブダビに入るつもりでしたが、予定を変更しました。グラチャンが終わってすぐ日本を発っても、大和の試合の前日には到着できたんです。でも減量のこともありますし、さすがに大和を1人でアブダビ入りさせるわけにはいきませんからね。

――それは大変でしたね……。今年8月にフィルカドベク・ヤクボフと対戦した時は、1試合契約だとお聞きしていました。ヤクボフに勝ち2度目のUAEW出場が決まったということは、前回の試合が現地でも評価されていたということですか。

「いえ、こちらから前回の試合後にアピールしていました。UAEWが10月に――しかもUFCのファイトウィーク内に大会を開催することは知っていたので。大会後にマッチメイカーの方に『次も出たい!』と伝えて、会場から帰りました(笑)」

――それだけ10月の出場をアピールしたのは、やはりUFCのファイトウィーク内の開催……UFC関係者が試合を見に来るという点が大きかったのでしょうか。

「はい。それは間違いないです」

――なるほど。8月のヤクボフ戦ですが、ヤクボフが打撃戦ではなく組みに来たのは意外ではなかったですか。

「過去の試合を視ていると、ローキックに合わせてテイクダウンを狙っているので、それは想定内でした。試合では僕としても思っていた以上に右カーフが当たって、相手も効いていたからテイクダウン中心で来たんだと思います。でも、もともとパンチを振りつつ組んでくる選手で。自分もテイクダウンされていましたが、あの展開になっても驚きはなかったです。本当は1Rも寝かされてから立ち上がりたかったけど、少し様子を見て……。結果、相手が組んできたところにギロチンが入るなと思っていて、2Rにフィニッシュすることができました」

――アブダビでの試合と日本の試合では、何が違いましたか。

ホテルにはマットスペースも(C)TAKESHI YAMAZAKI

「前回の試合は、とにかく気持ちが楽でした。日本で試合をする時は、どうしても試合前にやることも多くて。試合当日も応援してくれる方が多いので、気負ってしまうこともあるんですよね。僕の場合、気負いすぎることが多くて(苦笑)」

――アハハハ。知っている人が誰もいない会場のほうが戦いやすかったのですね。

「会場で知っている人といえば山﨑さんとコーチ、それと日本から応援に来てくださったジムの会員さんが1人という状況でした」

――その状況の中でヤクボフに勝利した瞬間は、どのような気持ちでしたか。

「それはもう視てのとおりです。久しぶりに勝って叫んじゃいました。あんなに叫んだのは、DEEPのベルトを獲った時以来じゃないですか」

――確かに、あれだけ藤田選手が感情を露わにしたことは驚きでした。前回の1勝は自身のMMAキャリアに、どのような影響を及ぼしたと思いますか。

「それはまだ分からないですね。前回の勝利も、たまたまだと思っていますし。UAEWでの戦いも始まったばかりで、今回の試合もそう簡単にはいかないです」

――では今回対戦するサンスハル・アディロフの印象を教えてください。

「アディロフは8月の大会にも出場するはずだったんですよね。戦績を見て『強い選手がいるんだなぁ』と思っていたら、前日に試合がキャンセルになって。今回の試合が決まってから映像を視てみると、足を使ってジャブを突くパンチ主体の選手ですけど、自分から組みに行く場面もある。対して相手が組んで来るとスプロールすることもできて、何でもやれるタイプです。あとはRNCでフィニッシュしている試合が多いので、そこは注意しないといけないと思います」

――前回のインタビューではヤクボフの出身地であるウズベキスタンのボクシング事情についてお話いただきましたが、ちなみにカザフスタンの印象というのは……。

「いまアマチュアボクシングではウズベキスタンが世界一ですけど、その前はカザフスタンでした。僕も初めて海外の大会に出た時、カザフスタンの選手に負けていて。大会では、その選手が優勝していました」

――アディロフもそうですが、スムーズにパンチを出してくるボクサーが多いですね。

同日UAEW45に出場する吉野光、帯同している上久保周哉(C)TAKESHI YAMAZAKI

「僕は、どちらかといえばパンチを振ってくる選手のほうが、やりやすかったです。でも今はMMAの試合ですし、どういうタイプが来ても大丈夫です。相手が打撃戦をやってくるなら自分もやりますし、どんな展開になっても良いですよ」

――それは楽しみです。ご自身の試合が終わったあと、UFCも観戦して帰国するのですか。

「いえ、試合の翌日に帰国します(苦笑)。UFCが21日開催なので、4日も空いてしまっていますからね……。最初は20日開催だったので、観戦して帰るつもりでした。空港からホテルに向かうまでの道にもUFCの看板がたくさん設置されていて」

――UFCのファイトウィーク内に開催される大会で、アブダビ版DWCSの様相を呈している今回のUAEWです。対戦相手のアディロフもDWCSにエントリーしていておかしくない戦績ですし、その中で藤田選手はどのような試合を見せたいですか。

山﨑 入れ込みすぎると良いことはないので、前回のようにリラックスして戦ってほしいです。

――先に山﨑さんから注意のようなコメントが入りました(笑)。

「アハハハ。前回のように伸び伸びと戦ってきます!」

■視聴方法(予定)
10月17日(火・日本時間)
午後11時00分~ UFC Fight Pass

■UAEW45対戦カード

<UAEWライト級王座決定戦/5分5R>
アムル・マゴメドフ(ロシア)
ジェコンギル・ジュマエフ(ウズベキスタン)

<バンタム級/5分3R>
チムール・ヴァリエフ(ロシア)
パウリアン・パイヴァ(ロシア)

<バンタム級/5分3R>
ラニー・ザーデ(ドイツ)
ジェニル・フランシスコ(フィリピン)

<ライトヘビー級/5分3R>
アルテム・ゼムリャコフ(ベラルーシ)
バルトシュ・シェフチェク(ポーランド)

<150ポンド契約/5分3R>
アリ・アルカイシ(ヨルダン)
ヴァルテル・コリアンドロ(イタリア)

<バンタム級/5分3R>
リネット・ハバロフ(ロシア)
吉野光(日本)

<フライ級/5分3R>
ノウラ・アブザク(ヨルダン)
ヴィクトル・ヌネス(ブラジル)

<フライ級/5分3R>
サンスハル・アディロフ(カザフスタン)
藤田大和(日本)

<ライト級/5分3R>
アブダラ・コツホフ(タジキスタン)
ペトル・ブスドゥガン(モルドバ)

<139ポンド契約/5分3R>
マゴメド・アルアブドゥラ(ロシア)
ラバザリ・シェイドゥラエフ(キルギス)

<女子フライ級/5分3R>
アミーナ・ハダーヤ(豪州)
ワン・ホン(中国)

<ミドル級/5分3R>
カビブ・ナビエフ(ロシア)
アディス・タライベク・ウウル(キルギス)

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【Grachan65】運命の手塚基伸戦へ、TSUNE―02―「自分のやれることを出して、必ずベルトに辿り着く」

【写真】諦めない。昨年12月の悔しさを糧にして――(C)MMAPLANET

10月15日(日)、東京都江東区のTFTホール100で開催されるGRACHAN65 「15th Anniv」で、手塚基伸と対戦するTSUNEのインタビュー後編。
Text by Shojiro Kameike

ノンタイトル戦で現役王者の手塚を倒し、ベルトを賭けた再戦まで繋げたいTSUNE。そのTSUNEにとって手塚とは、一人の対戦相手というだけではなく、実は「先生」だった――。オファーが届いた時、格闘技を始めた頃の記憶が蘇った。そして、この対戦に運命を感じずにはいられない。10月15日、万感の思いを込めてホーンが鳴る!

<TSUNEインタビューPart.01はコチラから>


――グラチャン初参戦で現バンタム級王者の手塚選手とのノンタイトル戦に臨みます。

「……手塚さん、僕のことを覚えていますかね?」

――手塚選手はインタビューで「TSUNE選手とはドリーマージムの食事会で話をしたことがある」と仰っていました。

「えっ!? 覚えてくれていたんですか。僕がドリーマージムに入った時、手塚さんはクラスの指導を担当していて、僕はいち会員でした。だから僕のことは覚えていないと思っていたんです。今回の試合が終わった後に、『僕のことを覚えていますか? 実はドリーマージムで……』なんて聞こうと考えていたぐらいで(笑)」

――TSUNE選手は藤田大和選手のご家族が運営していたドリーマージムで格闘技を始め、当時ドリーマージムのMMAクラスは総合格闘技道場コブラ会が指導を担当していました。コブラ会から手塚選手が指導で大阪から岡山へ派遣されていたのですよね。

「はい。だから手塚さんって、僕にとってはドリーマージムで最初に格闘技を教えてもらった先生なんですよ(笑)。年齢も近いし、話しやすい人で、いろいろ教えてもらいました」

――当時の手塚選手の印象はいかがですか。

「メチャクチャ強かったです。ニーインザベリーだけで抑え込まれて『プロ選手に抑え込まれると、こんなに動けないんだ!』と思いましたから」

――TSUNE選手も東京に移ってMMAでプロデビューし、バンタム級で戦っていくなかで手塚選手との対戦を意識したことはありましたか。

「対戦を考えたことはなかったです。僕がプロデビューしてからDEEPを中心に試合をしていた時、手塚さんはいろんな大会に出ていたじゃないですか。それで僕がパンクラスに参戦になってからは、手塚さんはパンクラスに出ていなくて。だから手塚さんと交わることはないのかな、と思っていました」

――大会会場で話をすることもなかったのですか。

「会場で見かけることはありましたけど、僕のことなんて覚えていないだろうと思っていたので……。その時は手塚さんも忙しそうでしたし、改めて挨拶する時間もなかったというか。今は東京と大阪で離れていますしね。手塚さんの言う食事会のことも覚えていますよ。もともと僕はプロ選手になりたいと言っていたから、大和のお父さんが手塚さんを呼んで食事会をセッティングしてくれたんです」

――今回の試合が決まった時、藤田大和選手は何と仰っていましたか。確か藤田選手もMMAクラスに参加していたはずですが……。

「手塚先生と試合するんですね、と言っていました」

――藤田選手は手塚選手のことを、完全に「先生」呼びなのですか。

「当時、大和は中学生でしたから。その時に組み技を教わっていた人だから、今でも『手塚先生』と呼んでいますよ。だから今回の試合は、セコンドを大和にお願いしたかったんですけど」

――完全にドリーマージム繋がりの試合になりますね。

「でも大和がUAEWに出ることが決まって。さらに大会が20日から17日に変更されたので、セコンドにはつくどころか試合の日は東京にもいないんですよね」

――なるほど。それは残念です……。

「でも僕が今回勝って、次のタイトルマッチに繋げますから。ベルトを賭けて再戦する時は、大和にセコンドについてもらいます」

――ドリーマージムは今年に入って惜しまれながら閉館となりました。その年に手塚選手とTSUNE選手が対戦するのは、何か運命的なものを感じずにはいられません。

「不思議な縁ですよ。おそらくプロモーターサイドも、オファーした時点ではこの繋がりを知らなかったと思います。大和のお父さんが始めたジムから、こうして皆が繋がって。一番はこの試合を、大和のお父さんに見せたかったですね。もうお父さんは亡くなっていて……、天国から僕と手塚さんの試合を見ていてほしいです。

格闘技ファンは『ドリーマー』と聞いたら、格闘DREAMERSを思い浮かべるかもしれません。でも僕たちにとっては、あのドリーマージムであり――今回の試合は、僕たちの『格闘技DREAMERS』なんです」

――それだけの想いがこもった試合ですね。では改めて、先生としてではなくファイターとしての手塚選手の印象を教えてください。

「印象は――タフな選手ですよね。年齢は僕より2歳下だけど、いろんな大会で戦ってきて、たくさんベルトも巻いてきている選手です。手塚選手って、やることが決まっているタイプだと思うんです。でも、それで勝つことができる選手は数も少なくて。強い、とにかく強い相手です」

――対して、TSUNE選手もやることが決まっている選手だと思います。あるいは、この試合で新しいものを見せることもあるのでしょうか。

「いろいろ準備はしていますけど、まずは自分のやれることを、試合で出す。それを出せるように、今はいろいろと練習で試しているところです。全てが終わったら――いつか大和も交えて手塚選手と酒でも飲みながら、ドリーマージムの話をしたいですね。その前に、必ず勝ってベルトまで辿り着きます」

■視聴方法(予定)
10月15日(日)
午後2時00分~ GRACHAN放送局

■ Grachan65対戦カード

<バンタム級/5分2R>
手塚基伸(日本)
TSUNE(日本)

<ライト級/5分2R>
ロクク・ダリ(コンゴ)
岸本篤史(日本)

<ライト級/5分2R>
小谷直之(日本)
林RICE陽太(日本)

<ウェルター級トーナメント1回戦/5分2R+Ex1R>
渡辺良知(日本)
青木忠秀(日本)

<ウェルター級トーナメント1回戦/5分2R+Ex1R>
桜井隆多(日本)
上田拳翔(日本)

<J-MMA Rookies CUPフライ級決勝戦/5分3R>
金井一将(日本)
鈴木崇矢(日本)

<J-MMA Rookies CUPフェザー級決勝戦/5分3R>
黒井海成(日本)
人見礼王(日本)

<バンタム級/5分2R>
伊藤空也(日本)
高須将大(日本)

<フェザー級/5分2R>
大搗汰晟(日本)
中村京一郎(日本)

<ウェルター級/5分2R>
能登崇(日本)
芳賀ビラル海(日本)

<バンタム級/5分2R>
今村豊(日本)
YO-HEI(日本)

<ストロー級/5分2R>
朝日向大貴(日本)
牧ケ谷篤(日本)

<フェザー級/5分2R>
松田征也(日本)
ディオゴ・ロボ・トクナガ(ブラジル)

<バンタム級/5分2R>
萩原一貴(日本)
佐々木歩夢(日本)

<フライ級/5分2R>
宮内拓海(日本)
天野哲宏(日本)

<引退エキシビジョンマッチ/5分1R>
阪本洋平(日本)
山本琢也(日本)

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