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【Gladiator024】竹中大地に続き、上久保周哉がグラジに参戦。韓国のシン・ジェヨンと対戦決定!!

【写真】ボクシング歴5年、柔術は青帯だがエクストリーム・コンバット所属ということを考えると、シン・ジェヨンはしっかりとしたウェルラウンダーであることが考えられる(C) MMAPLANET

10日(土)、GLADIATORより12月19日(土)に豊中市176BOXで開催されるGladiator024に上久保周哉が出場し、韓国のシン・ジェヨンと戦うことが発表された。
Text by Manabu Takashima

同大会ではバンタム級に元修斗環太平洋バンタム級チャンピオンの竹中大地が出場し、前グラジ・バンタム級王者テムーレン・アルギルマーと対戦することが決まっているが、同じく元ONEファイターの上久保も実に6年2カ月ぶりの国内でのMMAを戦う舞台にグラジを選択した。


Road to UFC準決勝で無念の敗北を喫した上久保に対し、他の国内プロモーションも当然のようにアプローチをかけていた事実は存在する。その状況下で「なるべく強い相手と戦いたい」という上久保の要望に対し、グラジ・サイドでは韓国から3選手のリストアップ。結果的にその3者はそれぞれの事情があり対戦は実現しなかったが、下記の上久保のコメントにあるように「(上久保にとって)必要な試合を組む」という姿勢があったことが、今回の初出場に至った模様だ

そんななか第4候補だったシン・ジェヨンは、グラジからのオファーがあった時点では10月27日に行われたBusan International Fighting Championshipに出場が決まっていた。シン・ジェヨンは勝利&ケガがないことが参戦の条件となった試合で、フィリピンのマハー・ジョン・マナハンを112秒TKOで下し、来日及び上久保選手との対戦を実現させる。

9月大会でテムーレンを破った竹本啓哉がベルトを巻くグラジエイターのバンタム級戦線。MMAPLANETが行った竹本インタビューでは伏字としていたが、王者は上久保のグラジ出場の報を聞いており、今後のタフ過ぎるチャンピオン道を前に期待に胸を膨らませていた。

とはいえ竹中はRIZINを目指すことを明言しており、上久保がMMAを続ける理由はUFCで戦うためのみ。アジアのフィーダーショーを目指すと公言したグラジエイターに初出場を果たす日本トップクラスの新勢力は、ここをステップにするために戦う。対して竹元、神田T800周一らの現有勢力、溝口司や南友之輔、吉田開威という新鋭達、さらには韓国、モンゴル勢が如何に彼らと絡み合うのか。2023年最終大会を経て、2024年のグラジエイター・バンタム級戦線が楽しみでならない。

以下、プレスリリースに記載されていた上久保とシン・ジェヨンの今回の対戦に向けてのコメントだ。

上久保周哉
「MMAの試合がなかなか決まらない、試合が無い時期に気にかけてくれていたのがGLADIATORでした。今回も強い相手を候補に挙げて交渉してくださり、自分にとって必要な試合を組んでくれたと思っております。

格闘技が好きですし、楽しいです。文字通り身体が壊れて競技ができなくなるまで続けると思います。まだまだ知らない事や出来ない事もありますし、体験できていない事も数知れません。今回の試合を経て、より格闘技が好きな自分でいられるように、しっかりと自分と向き合っていこうと思います」

シン・ジェヨン
「以前から、心の中で戦いたいと思っていたプロモーションの1つがGLADIATORでした。GLADIATORに参戦することとなり、本当に嬉しく、またワクワクしています。しかも、相手がONEで見ていた日本バンタム級トップの1人である上久保選手ということは、自分にとって最高のチャンスだと思っています。日本のファンは自分が簡単に負けると思うかもですけど、最高のチャンスを頂いている分、一生懸命に準備して粘り強い、面白い試合しますのでご期待ください」


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11月11日12時30分より『RIZIN.45』追加対戦カード発表記者会見/YouTubeでライブ配信

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 11月11日(土)12時半より、RIZIN.45の追加対戦カード発表記者会見を行うことが決定したぞ!この会見の様子はRIZIN FF公式YoutubeチャンネルでLIVE配信される。

 記者会見の様子を是非ライブ配信でチェックしよう!

 RIZIN FF公式Youtubeのチャンネル登録をしてリマインダー設定をしておくと、LIVE配信開始の通知を受け取ることができるぞ!この機会に是非、RIZIN FF公式Youtubeチャンネルを登録しよう!



 10月26日に行われた記者会見では2大タイトルマッチを含む4試合が発表されています。今回は何試合発表されるのでしょうか。続きを読む・・・
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【RIZIN LANDMARK06】「初めてパウンドで人の顔を殴りました(笑)」イゴール・タナベが前戦を振り返る

【写真】『神は抱えきれない責任を負わせることはない』。そういうモノが身の内に宿る。無神論者としては、素晴らしいなと感じます(C)TAKUMI NAKAMURA

10月1日(日)に愛知県名古屋市中区のドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)で開催されたRIZIN LANDMARK06にて、ANIMAL☆KOJIと対戦したイゴール・タナベ。
Text by Takumi Nakamura

フィニッシュは三角絞めでの勝利だったが、スタンドで自信を持って左ミドルを蹴り、パウンドで削るなど、同じ一本勝ちでもプロセスは違って来た。MMAに挑戦する柔術家ではなく、柔術で勝つMMAファイターになるために――。イゴールがMMAへの取り組みについて語った。


――先月RIZIN LANDMARK06でのANIMAL☆KOJI戦では三角絞めによる一本勝ちでしたが、あの試合の一週間後にJBJJFの全日本ブラジリアン柔術選手権2023にも出場されていましたね。

「ちょうどRIZINの一週間後に全日本大会があって、事前にエントリーはしていたんです。それで怪我がなければ出ようと思っていました」

――今はMMAファイターとして試合をしているイゴール選手ですが、柔術の大会には出ていきたいと思っているのですか。

「はい。柔術は子供の頃からやってきたものだし、最後に柔術の試合に出たのもちょうど1年前だったんです。年内に一度は柔術の試合には出たいと思っていたのでタイミングがよかったです」

――優勝したシャビエル・シウバ選手に敗れて3位という結果でしたが、それについてはどう捉えていますか。

「勝てた試合だったと思うので率直に悔しいです。柔術の試合に出たことは後悔していないし、むしろ楽しかったんですけど、結果を出せなかったことは……悔しかったです(苦笑)。これからもMMA中心ではあるんですけど、タイミングが合えば柔術の大会にも継続して出ていきたいですし、いつも言っていることなのですが、僕はまだ黒帯になって柔術の世界大会に出たことがないので、そこには挑戦したいです」

――それではANIMAL戦について聞かせてください。改めて試合を振り返ってみていかがですか。

「7月の阿部大治戦に比べると打撃は良くなったと思います。阿部戦で初めて打ち合って怖さがなくなったというか。今回は打ち合う場面はなかったですが、自分から前に出られたと思います。あと初めてパウンドで人の顔を殴りました(笑)」

――阿部戦はまだ相手の打撃を受けることを警戒しながらの打撃だったと思うのですが、今回は自信を持って打撃を出しているように見えました。

「ちょうど阿部戦から良太郎先生(※初代KNOCK OUT-BLACKウェルター級王者で、多くのファイターの打撃を指導)に打撃を見てもらうようになったんです。阿部戦の時点で打撃は成長していたのですが、まだ打撃をやることに緊張や恐怖心があったんです。でも阿部選手と打撃の攻防をやったことで、打撃に対する怖さがなくなって、練習でも変化を感じるようになりました」

――練習ではスパーリングの回数も増やしているのですか。

「基本的にはミットですね。良太郎先生に週5回ミットを持ってもらって、スパーリングは週2回です」

――MMAグローブで強度の高い打撃のスパーをやるのはラウンド数が限られると思うので、試合で得た経験が大きかったのですね。

「はい。どんぴしゃでクリーンヒットをもらわなかったというのもあるんですけど、殴られることへの恐怖心はなくなりました」

――また試合後にも質問させてもらいましたが、左ミドルがフォームも綺麗で非常によかったと思います。かなり練習では蹴り込んでいたのですか。

「阿部戦は良太郎先生と練習する期間が短かったので、先生からは『今は阿部戦に必要なことだけをやろう』と言われて、パンチとカーフキックに限定して練習していたんです。それで阿部戦が終わった後、練習を再開することになったのですが、阿部選手のスネを蹴って右足を怪我していて。それで『右を蹴れないなら、左ミドルを練習しよう』ということで、ひたすら左ミドルを蹴っていたら、いつの間にか右よりも左の方がいい感じなりました(笑)」

――スパーリングだけでなく反復練習で技を磨く。それは柔術でもキックでも同じですね。ミドルを蹴るようになって、MMAとしてはどこが変わりましたか。

「スタンドの距離感が良くなって、タックルにも入りやすくなりました。良太郎先生が常に僕に言うのが『組み技の選手が打撃の練習を始めると、ストライカーみたいな動きをすることが多い。でもイゴールは打ち合う練習をするんじゃなくて、打撃の駆け引きとか寝技に持っていきやすくするための打撃を練習しよう』ということなんです。ANIMAL戦も試合前にずっと練習していたパターンでテイクダウンを取れました」

――なるほど。良太郎選手とはいい師弟関係が築けているようですね。

「はい。良太郎先生は知識もすごいし、僕に必要なものを教えてくれるし、本当に最高の先生ですね」

――また今回はグラウンドでのパンチも的確に入っていました。スタンドの打撃と同じように練習していたものだと思っていたので「初めてパウンドで人の顔を殴った」というコメントは意外でした。

「ハーフガードになった時にヒザが入ったままになっていて、動きにくかったんですよね。それでどうしようかなと思っていたら目の前に顔があったんで、殴ってみようと思って殴りました。そしたらANIMAL選手がすごく嫌がって動きが止まったので、そのまま殴り続けたという感じですね」

――練習していないにも関わらず非常に安定感のあるパウンドでした。

「あそこで変に動くとバランスを崩すので、足を抜くことよりも殴ることを優先しました。意外とスムーズにパンチを打てたし、効かせることも出来たので新しい武器になりそうな気がします」

――柔術で培ったグラウンドにおけるバランス感覚が活きたようですね。

「間違いなくそれはありますね。ホベルト・サトシ・ソウザが矢地祐介選手とやった時にマウントから殴っていて、みんな『あそこでバランスを崩さずに殴るのはすごい』と言っていたんです。当時僕はMMAをやっていなかったので、あまりピンとこなかったんですけど、今になって思うと柔術で培ったバランスの良さなんだろうなと思います」

――柔術家は自然にグラウンドでバランスをとることが身についているのでしょうね。

「簡単にいうと脱力なんですけど、相手がこちらに動いてきたら、自分はこちらに動く。そうすればバランスをキープできる。そういうことが体に染みついているんだと思います」

――フィニッシュはマウントポジションから腕十字を狙い、最後は三角絞めという流れでした。

「あれはもう『もらった!』という感じですね」

――MMAデビューから4連続一本勝ちとなりましたが、今回はスタンドの打撃やパウンドも出すことが出来て、今までにはない経験が出来たのではないですか。

「本当にそうですね。それまでの3試合とは違う試合内容だったと思います」

――イゴール選手はプロ2戦目でメルヴィン・マヌーフ、3戦目で阿部選手と対戦していて、柔術のバックボーンがあるとは言え、普通はそのキャリアで戦う相手ではないですよね。

「僕も思い返してみて、よくやったなと思います(笑)。マヌーフ戦のオファーが来たときは、正直めちゃくちゃ怖くて、自分が勝つ姿なんて想像できなかったんです。でもここで逃げちゃったら、逃げ癖がつくというか。一度でも“逃げる”壁を超えると、また厳しい試合のオファーが来たときに逃げる選択をしてしまいそうな気がしたんです。僕はキリスト教徒で、キリスト教えの中に『神は抱えきれない責任を負わせることはない』というものがあるんですね。だからマヌーフ戦も乗り越えられると思って試合を受けました」

――結果論ですがものすごい経験値を得ることが出来ましたよね。

「マヌーフは引退してからの復帰戦ということだったんですけど、僕とやる3カ月前にヨエル・ロメロとやっていて、その時点でBellatorのランキングでも8位くらいでしたからね。『全然復帰戦じゃないじゃん!』と思いました(笑)」

――試合のペースとしては普通ですね(笑)。

「それで2戦目でマヌーフとやったから、当分試合で怖いと思うことはないだろうと思ったら、3戦目のオファーが元UFCファイターでパンクラスでもチャンピオンになっている阿部選手と言われて、『えーーー!!』みたいな(笑)。僕はマヌーフより阿部選手の方が怖かったんです。阿部選手はRIZINでもマルコス・ソウザやストラッサー(起一)さんの寝技にも対処して勝ってるし、マヌーフは一か八かの試合ができる選手でしたけど、阿部選手はそういうわけにはいかないですか」

――僕も阿部選手の方がMMAファイターとして完成度が高く、マヌーフ選手よりも手ごわい相手だと思っていました。

「そういう相手に一本勝ちできたというのは自分の中では大きかったですね」

――イゴール選手を見ていると、ただ柔術で勝負するだけでなく、MMAファイターとして強くなってMMAで勝とうとしているところがうかがえます。そこは意識していますか。

「はい。僕は柔術の技術だけでMMAで勝っていけるとは思っていないんですよ。僕も子供の頃からUFCを見ていて、柔術だけでチャンピオンになった選手はいないと思っていて。MMAをやる柔術出身選手として、何々が出来ないからって壁を作りたくないんです。打撃の壁、レスリングの壁、フィジカルの壁……そういうリミットを自分で作りたくないし、MMAをやるならMMAファイターとしてレベルを上げて試合をしたいです」

――次の舞台として狙うはRIZIN大晦日だと思いますが、そこに向けた想いを聞かせてもらえますか。

「やっぱり僕はRIZINで戦っているので、大晦日の大会には出たいですね。あまり海外で試合をしたいとか、どこどこに出たいという気持ちはなくて、今戦っているRIZINでトップに立ちたい。そうすれば自然にチャンスが巡ってくると思っています。組まれた試合を勝ち続けて、色んな扉を開いていきたいです!」

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AB GLORY MMA o RIZIN UFC アレッサンドロ・コスタ イリー・プロハースカ カン・ギョンホ カーティス・ブレイズ ジャレッド・ゴードン セルゲイ・パブロビッチ トム・アスピナル ナジム・サディコフ ボクシング マッケンジー・ダーン

UFC295:オッズ/予想と展望

イリー・プロハースカ 2.05
アレックス・ペレイラ 1.80
セルゲイ・パブロビッチ 2.02
トム・アスピナル 1.82
ジェシカ・アンドラージ 2.64
マッケンジー・ダーン 1.51
マット・フレボラ 2.90
ブノワ・サン・デニ 1.43
ディエゴ・ロペス 2.00
パット・サバティーニ 1.83
ティーブ・エルセグ 1.60
アレッサンドロ・コスタ 2.40
タバサ・リッチ 2.42
ルーピー・ゴディネス 1.59
マテウシュ・レベツキ 1.15
ルーズベルト・ロバーツ 5.70
ナジム・サディコフ 1.77
ヴィチェスラフ・ボルシェフ 2.10
ジャレッド・ゴードン 1.51
マルク・マドセン 2.64
ジョン・カスタネーダ 1.70
カン・ギョンホ 2.20
ジョシュア・ヴァン 1.44
ケビン・ボルハス 2.85
デニス・ブズカ 3.10
ジャマル・エマース 1.39

メインはライトヘビー級王座決定戦。ライトヘビー級は昨年6月にプロハースカがグローバーテイシェイラを破りベルトを獲得。12月にダイレクトリマッチが予定されていたが、プロハースカが負傷欠場となり、王座を返上。王座決定戦はブラホビッチとアンカラエフの間で行われたがドローで王者は誕生せず。今年1月に今度はテイシェイラとジャマール・ヒルで王座決定戦を行い、ヒルが勝って新王者となった。しかしヒルは今年7月、バスケの試合中にアキレス腱を断裂。またも王座返上となり、前王者プロハースカと、7月にライトヘビー級転向初戦で元王者ブラホビッチに勝利したペレイラとの間で、12ヶ月で3度目の王座決定戦が行われる。

プロハースカは2020年7月にUFCデビューしてから、相手の欠場等で試合が流れることが多く、ほぼ年1の試合ペースとなったが、2試合連続KO勝ちで王者テイシェイラに挑戦。前半はテイクダウンを奪われる流れから、後半タックルを切るようになったプロハースカが打撃を効かせて形勢逆転。しかし5R開始の時点で判定での勝ちは難しい状況で、5Rは打撃でも押され、マウントも奪われるピンチから、残り28秒でチョークでの大逆転勝利。去年肩を怪我をした際には、UFCのドクターに「これまで見た中で最悪の負傷」とも言われ、復帰も危ぶまれていたが、負傷から1年たたずに復帰を果たす。

RIZIN王者プロハースカに対し、ペレイラは元Glory王者。2020年に4年ぶりにMMAに出場すると、MMAキャリアわずか4戦(3勝1敗)でUFC出場。まだノーランカーの3戦目でいきなり上位ランカーのストリックランドと組まれ1RKO勝ちし、当時の絶対王者アデサニヤのタイトルに挑戦。劣勢の5Rに逆転勝ちしてタイトルを獲得したというのもプロハースカと同じ。しかし、今年4月のダイレクトリマッチではアデサニヤにKO負けし、試合後にライトヘビー級転向を宣言。今年7月に元王者ブラホビッチと対戦。1Rはテイクダウンを奪われ逃れることが出来なかったが、2Rに体力を消耗したブラホビッチに打撃を打ち込み、3Rは打撃の手数で上回ったが、終盤にテイクダウンを奪われる僅差の内容でスプリット判定勝ち。しかしMMAへの対応能力にはまだ穴があることを露呈している。

オッズは意外にも?ペレイラがフェイバリット。プロハースカの打撃のイメージが強いだけに、打撃のスキルで上回るペレイラは相性が悪いと見られたか?ペレイラの下になった時の対処もかなり不安が残るが。

プロハースカパウンドでKO勝ちと予想。

セミは本来メインで予定されていた王者JJ vs. 3位ミオシッチのヘビー級タイトルマッチが、JJの負傷により消滅。急遽、2位パブロビッチと4位アスピナルの間で暫定王座決定戦が組まれた。

パブロビッチは5年前のUFCデビュー戦で、まだ上位ランカーだったアリスターといきなり対戦。テイクダウンされると、パス→サイドからの鉄槌連打でKO負け。しかしUFCでの負けはこれだけで、その後は6試合連続1RKO勝ち。キャリアでも18勝のうち15KO、判定勝ちが3回で一本勝ちはない。前回のブレイズ戦では、序盤にブレイズのパンチが顔面を捕らえるものの、下がらずにパンチを打ち返し、ダウンを奪いパウンド連打でKO勝ち。アリスター戦以降テイクダウンを奪われていないが、そもそも相手がテイクダウンを狙う前に試合が終わっている。重いパンチを持っているということ以外、実力が見えてこない面がある。

アスピナルは先日ガヌーと対戦しスプリット判定勝ちしたタイソン・フューリーのスパーリングパトナーも務めているほどボクシングのトレーニングをしているが、バックボーンは父親から学んだ柔術(父は現在もチームの柔術トレーナーを務める)。キャリア13勝はすべてフィニッシュ勝利で、10KO・3一本勝ち。UFCではアンドレイ・アルロフスキー相手に2Rまで持ち込まれた以外はすべて1R決着。唯一の敗戦はカーティス・ブレイズ戦で、開始直後に放ったローをカットされた際にヒザを負傷し、わずか15秒でTKO負け。しかしこれはアクシデント的な決着だったし、こちらもまだ実力の底が見えない。

パンチだけで勝ってきたパブロビッチに対し、アスピナルはヴォルコフ戦ではテイクダウンからのパウンドやアームロックなど、グラウンドでも勝負できる。打撃の技術でもアスピナルが上に見えるが、ヘビー級では一発入っての逆転KOが十分ありえるので、アスピナルとしても打撃の勝負は避けたいはず。その場合、パブロビッチがどれだけテイクダウンに対応できるかという、今までUFCでは見たことがなかった展開が勝負を分けることになりそう。

パブロビッチKO勝ちと予想。

今回からアメリカはサマータイムが終わり時差14時間。第1試合開始は12日朝8時から。メインカードは12時からとなる。

速報します。

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AB News o ONE PRIDE RIZIN UFC   ニュース プロレス 榊原信行

高田延彦キャプテンがRIZIN離脱を表明「これからは第三者として遠くから見ていきたい」

髙田延彦デビュー40周年記念Blu-ray BOX ~戦いの原点 新日本プロレス


 プロレスラーとして威信を回復できなかった無念はずっと心にある。それは愛妻への思いとも重なっている。

「いろいろと心労をかけてきましたからね。頭が上がりませんよ。本当だったら、私のダンナは強いってね、カッコいい勝ちを見せてあげたかった。俺にしかできない恩返しって、それしかないから。そこができなかったのは、本当に悔いが残っているんですよ」

 つぶやくようにして高田は言った。

 五里霧中の森をさまよいながらも歩を進めることができたのは、妻が寄り添ってくれたからだ。その感謝は一日たりとて忘れたことはない。

 UFCが誕生して30年の月日が経過した。現役から身を引いて20年を迎えた高田は今、RIZINから離れる意向だという。もはやRIZINに寄り添う自分の役目は、終わっていると考えている。

「26年前にPRIDEがスタートしてからたくさんの素晴らしい選手たちと出会えたことに心から感謝ですね。まだ先方には伝えてないですが、60歳を超えたオッサンが導き出した“自分へのご褒美”ですよ(笑)。数年前の潮時は逃しちゃったけど。これからは第三者として遠くから見ていきたい。僕がいなくなってもRIZINは何も変わりませんから。

 今後は柔術を長く続けたいってことしかない。残りの人生、何が待っているのかなって楽しみにもしているんです」

 深い皺を刻んだ口もとが柔らかく緩む。

 霧が消え一点の曇りもない、見通しのいい道。これからの人生を目の前にして、高田延彦の心は今、晴れ晴れとしている。

 肩書きが統括本部長からキャプテンに変わった辺りから、そういう雰囲気は感じていました。榊原信行CEOも近い将来の退任を示唆してますし、世代交代の時期だということでしょう。続きを読む・・・
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AB MMA o ONE RIZIN UFC UFC Fight Night   ヴィルナ・ジャンジローバ 村田夏南子

無念! UFCが村田夏南子をリリース

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『UFC Fight Night 229: Dawson vs. Green』ヴァネッサ・デモポロス vs. 村田夏南子のジャッジの採点/主要サイトの採点(2023年10月08日)

 こちらの続報。


Kanako Murata(Sherdog)

 UFCが村田夏南子をリリースしたことをUFC Roster Watchが確認したとのこと。

 村田夏南子は現在30歳でMMA戦績12勝3敗(UFC戦績1勝2敗、RIZIN戦績5勝1敗)。2021年6月の『UFC on ESPN 25: Korean Zombie vs. Ige』で行われたヴィルナ・ジャンジローバ戦で左肘を脱臼しTKO負けした村田は10月の『UFC Fight Night 229: Dawson vs. Green』で行われたヴァネッサ・デモポロス戦で2年4ヶ月ぶりに復帰。ユナニマスデシジョンで敗れたものの、主要サイトの多くが村田を支持していました。続きを読む・・・
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AB ABEMA MMA MMAPLANET o RIZIN RIZIN44 キック 山本アーセン 福田龍彌

【RIZIN44】福田龍彌が振り返る山本アーセン戦─01─「1Rが終わり『全部分かった。2Rから行くわ』と」

【写真】かなり時間が立ってしまいましたが、この試合は──思い切り語り尽くしてもらう価値がある戦いだと捉えています(C)RIZIN FF

9月24日(日)、さいたまスーパーアリーナにて開催されたRIZIN44で、福田龍彌が山本アーセンを3R TKOで下した。
Text by Shojiro Kameike

福田が右ジャブを中心とした打撃でアーセンの顔面を腫れ上がらせ、ドクターストップに至ったこの試合には、1Rから福田の巧みな戦術が詰まっていた。いかにして福田は序盤から仕掛けていた伏線を回収していったのか。福田自身が試合の詳細を語る。


――今回は山本アーセン戦について、技術的なポイントを解説していただければと思います。まずは開始早々の打撃の交換はいかがでしたか。

(C)RIZIN FF

「序盤でアーセン君のリアクションや、相手との距離は見えたかなと思います。

ただ、左のカーフキックは効きましたね。このカーフキックは予想外で、メッチャ効いて右足の感覚がなくなりました。嫌な箇所に蹴りが入ってもうて、『これはヤバいなぁ』と思っているところに、2発目をもらうんですよ。でもこの時にカーフのフォームは見えたから、もう大丈夫だとは思っていましたけどね」

――とはいえ、以降は右足の感覚がない状態で戦っていたのですね。

「はい。でも普段から走り込んで、足ガクガクの状態からミット打ちをやったりしていますからね。だからバランスは体が覚えているというか、感覚がなくても動けるんですよ。
僕としては、ここから奥手を触って距離を掴み始めました。

奥手を掴んだあとに左手のフェイントを出したら相手がどう動くか。それを確認しています。まず1Rはアーセン君のリアクション、武器、タイミング、フォームを観察していました。観察している間に、何が一番有効なのかを考えているわけです。ジャブの距離も掴めていて。ただ、一番警戒していたのは組みやから、テイクダウンがどんなものなのか――実はアーセン君からテイクダウンに来させようとしていました」

――えっ!? テイクダウンが得意なアーセン選手に、あえて組ませようとしていたのですか。

(C)RIZIN FF

「最初は一回、組みに来させたかったです。

絶対にテイクダウンは切れると思っていたので。実際、ここで組みに来てくれたから『この選手にテイクダウンされることはない』って分かったんですよ。『何回組みに来ても、こかされへん』と分かって、ここから思いっきり打撃で行こうと距離を詰めていきました」

――まずテイクダウンされないと分かって、次に警戒するものは何だったのでしょうか。

「警戒していたのはカーフですね。じゃあどうするかっていうと、パンチか組みの距離にするんです。カーフを出してきたところに打撃を合わせたいから、アーセン君にカーフを蹴らせたい。カーフを待ちながら試合をつくっていました」

――テイクダウンについて測るのと同様、相手にカーフを蹴らせて……。

(C)RIZIN FF

「カーフに何のカウンターを合わせることができるのかを見たかったんです。

そうしているとアーセン君がカーフを蹴ってきたので、軌道が分かりました。カーフだけじゃなく、全体的な動きも分かりだしたので、僕の左のタイミングも合い始めます。まだ距離がズレてしまっているけど、ドンピシャやったら危ないパンチもありましたね。

でも、まだ倒すつもりのパンチを打とうとは思っていないです。ポイントは取られないようにして、相手の攻撃を誘っている。だから僕が下がっているように見えるかもしれないですね。ただ、カーフが分かってくると距離を詰めていって、パンチか組みの距離にしています」

――確かに序盤と比べて、明らかに距離が近くなっていますね。

(C)RIZIN FF

「もう距離が合ってきているので、アーセン君のパンチは怖くない。

最後は左カーフに右フックを合わせていますよね。これで『もうカーフも大丈夫』とハッキリしました。そして相手は、カーフを蹴るのが嫌になってくる。僕は1Rが終わって、インターバル中にセコンドには『もう全部分かった。大丈夫。2Rから行くわ』と伝えました」

――なるほど。1Rは観察して試合をつくっていくという、福田選手の戦い方がとてもよく分かりました。

「はい。2Rは1Rに観察したアーセン君の動きを自分なりに解釈して動き、もう彼の動きのパターンは分かってきたから『よし、もう狩りに行こう!』という感じですよね」

――そう聞きながら試合を視ると、2Rに入るとアーセン選手の動きも焦っているように感じます。

「そうなんですよ。アーセン君のパンチが当たっているように見えるかもしれないけど、スリッピング・アウェーでよけている。カーフは軌道も分かっているからカットできる。組まれても大丈夫で、『テイクダウンに来るなら来いよ』と、どんどんプレスをかけて距離を詰めていきます。このあたりはもうアーセン君の打撃は当たらずに、自分のパンチがどんどん当たるようになりました。僕からすれば、相手に対して『大丈夫? あとは何したい?』という感じで。一方でアーセン君は僕のパンチが見えていない。だって僕は1Rに倒すつもりのパンチを打ってへんから」

(C)RIZIN FF

――凄い伏線回収です!

「当てるつもりもないし、効かせるつもりでもない。ただ相手の反応を見るためのパンチでした。それで2Rからは、ちゃんと当てに行くし、効かせに行く。1Rに出してへんかったアッパーとか、いろんな角度の打撃で攻めていきます。このあたりは――ぶっちゃけ、自分の中では『余裕やな』と思っていましたね。相手はジャブが見えてへんから、ジャブを突きながら『これから何したろっかなぁ』と。そこで調子に乗って右フックを食らっちゃいました(苦笑)」

――アーセン選手は右を当てたあと一気に距離を詰め、組んだもののブレイクが掛かりました。

(C)RIZIN FF

「アーセン君はグレコ出身。

だから左の差し上げも強いんかなと思ったけど、組まれても大丈夫でした。練習で、もっと組みが強いヤツと組み合っていますからね。もう8割ぐらいアーセン君の動きは分かっていたから、もう倒されることはない。あとはジャブ、ジャブ――基本どおりです」

――では、この展開で何か不安な要素があるとすれば何でしょうか。

(C)RIZIN FF

「スピニングバックフィストとか変則的な動きですね。

すでにアーセン君のパンチは当たらへんけど、僕のジャブ、ボディ、フックが当たる。相手の攻撃はよけて自分の攻撃を当てる――基礎ですよ。本当に当たり前のことをしているだけで。反対にアーセン君は、おそらく何のパンチを当てられているか分かっていないですよね。反応できていたら、こんなに顔が腫れへんから。

(C)RIZIN FF

でね、2R後のインターバルが面白いんですよ。

映像で視ると、アーセン陣営は『ここが勝負だぞ! 気持ちを強く!』みたいな表情じゃないですか。直後にパッと切り替わった、僕の陣営との温度差が――」

――すでに勝利を確信しているかのようでした。

「いやいや、ここからがメインディッシュですから。最後のラウンドやから、仕留めに行く。この表情は『ここからがメインディッシュやぞ』っていう表情です」

<この項、続く>

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『RIZIN LANDMARK 7 in Azerbaijan』続報まとめ

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『RIZIN LANDMARK 7 in Azerbaijan』速報(2023年11月04日)

 遅ればせながら『RIZIN LANDMARK 7 in Azerbaijan』の続報です。続きを読む・・・
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【Pancrase338】ライカとフライ級で対決、重田ホノカ─01─「MMAを始めてちょうど1年です」

【写真】とにかく元気いっぱいの重田(C)SHOJIRO KAMEIKE

12日(日)、東京都港区のニューピアホールで開催されるPancrase338で、重田ホノカがライカと対戦する。
Text by Shojiro Kameike

今年4月にプロデビューして以来2連勝を収めている重田が、これまで戦ってきたストロー級より1階級上のフライ級で、しかも同級1位のライカに挑むこととなった。浅倉カンナに憧れてMMAを始め、まだ1年しか経っていない重田。ライカに勝てば一気にベルトが見えて来るだろう。そんな重田に、柔道からMMAに辿り着いた経緯を訊いたところ、彼女の素質がハッキリと見えてきた。


――今回はMMAPLANET初登場ということで、これまでのキャリアをお聞きします。柔道がベースとのことですが、いつから柔道を始めたのでしょうか。

「柔道は小学4年生ぐらいから高校卒業までやっていました」

――柔道を始めたキッカケは何だったのですか。

「もともと1歳上のお兄ちゃんが柔道をやっていて、私はそれを知らなかったんです。いつも同じ時間に家からいなくなるなぁ、と気になっていて(笑)。お兄ちゃんがどこへ行っているのか、お母さんに聞いたら『柔道をやっているのよ』と教えてくれました」

――それまで、お兄さんが外出している理由を知らなかったのですね(笑)。

「初めて気づいたのは小学2、3年生の頃でした。それまでは『おばあちゃんの家に行っているのかな?』と思っていて(笑)。それで当時、私も何か習い事をしたかったんです。周りも水泳や公文とかに通っていたので。そうしたら『柔道なら良いよ』ということで、小学4年の頃から柔道を始めることになりました」

――周囲の同じ年齢の子たちと比べて、小学4年生から柔道の町道場に通い始めるのは、早かったのでしょうか。それとも遅くはなかったですか。

「遅いほうだったと思います。早い子は小学校低学年から始めていましたね。私は柔道について何も知らなくて、まず道場へ行って受け身の練習をするという感じでした」

――ただ、最初にお兄さんが柔道を習っていることを知ってから、ご自身が道場に通い始めるまで期間が空いているのですね。

「私が柔道を習いたいと言ったら、最初はお母さんが『女の子だから……』と反対していました。当時、市の相撲大会があって『相撲大会で入賞したら柔道を始めても良いよ』と言われて、私はその大会で3位に入ったんですよ。でも柔道を始めるのは先延ばしにされて――小4の時に、ようやく道場へ通わせてもらえるようになって」

――いきなり相撲大会で3位に! 大会に出る前に相撲を教わった経験はあったのですか。

「いえ。学校で『大会に出たい人!』『はい!』という感じから応募用紙を出しただけです。それで小4や小5の時には大会で優勝するようになっていました(笑)。もともとお兄ちゃんと一緒に遊びに行くことが多くて。男の子の遊びに混ざると、●●戦隊ごっことか体を動かすことが多かったんですね。そういう遊びの中で、体を動かすことは学んでいたような気がします」

――その遊びがどれだけ影響を及ぼしたかは分かりませんが、子供の頃に体を動かすことは大切ですよね。……今ペンを持っていましたが、何か勉強中だったのでしょうか。

「すみません! インタビュー中なのに……。取材が始まる前まで、練習ノートをつけていたんです」

――練習ノート……ですか?

「練習メニュー、1日の中で思ったこと、あと次の試合についてとかノートに書いているんんですよ」

――かなり細かく丁寧に書きこまれていますね。

内容はお見せできませんが、MMAノートにはかなり細かく書き込まれています。しかし大切なのは――やはり気合い、根性、そして覚悟です(C)MMAPLANET

「ありがとうございます。中学校から柔道に関することをノートに書いていて、その柔道ノートが今はMMAノートになっています。何か気づいたことや練習メニューを書いておいて、何か困った時にノートを見返すんですよ」

――それだけ柔道のことを書き続けていたのは、オリンピックなどを目指していたからですか。

「オリンピック――口では『目指している』と言っていましたけど、そんなレベルではなかったです(苦笑)。中学の時は関東大会の個人戦でベスト8、高校では都大会で2位になりました。でも、いつも大切なところで詰めが甘さが出て……柔道で全国大会に出ることはできなかったです」

――柔道のほかにスポーツ経験はありますか。

「小学校の時に陸上もやっていました。短距離、長距離、ハードル走など、いろいろやっていましたね。ただ柔道のほうが楽しくて。実際に相手と組んで『私のほうが強いぜ!』と競り合っていくほうが好きだったので、中学校に進むと柔道部に入りました」

――ともかく運動神経は抜群だったのですね。そのまま柔道で大学進学や就職は考えなかったのですか。

「実は大学進学は決まっていて……やめました。実は中学の時から浅倉カンナさんに憧れていて、私もMMAをやりたいと思っていたんです。大学進学に進学せず、一度は就職したけど会社も辞めて」

――浅倉選手に憧れたキッカケは何だったのでしょうか。

「中学2年生の時、お父さんがテレビでRIZINを観ていたんですよ。私もボクシングは知っているけど、MMAのことは知らなくて『パンチをもらってダウンした相手を、さらに殴っている!』とビックリしちゃいました(苦笑)。でもその大会で浅倉カンナさんがRENA選手にRNCで勝っている姿を見て、『メチャクチャカッコ良い!』と思ったんです。

あんな大舞台で注目されて、勝ったらパーンッとキラキラした紙吹雪が舞って――自分は結構、目立ちたがり屋なんですよ。柔道の場合、1面だけで試合が行われるのは決勝ぐらいじゃないですか。でもプロのMMAはリングが一つだけで、そこに選手とレフェリーの3人だけが入って、みんながリングを見つめるわけですよね。その瞬間がめちゃくちゃキラキラしているから、感動して泣いちゃったんですよね。

MMAを視るまで、私は特に何の目標がなかったんです。でもその時に、お父さんには伝えました『柔道をやめたらMMAをやる』って」

――お父さんの答えは……。

「お父さんは『いいよ、いつかね』って。たぶん私が本気だとは思っていなかったですね。柔道を辞めて、いざMMAを始めるという時には『う~ん、もうちょっと考えたほうが良いんじゃない?』と言い始めました(笑)。でも私はすでにパラエストラ柏へ入っていて」

――お父さんも驚いたでしょう。

「アハハハ。『もう始めてるの!?』と驚いていました。それがちょうど1年前です。実は今日、MMAを始めてちょうど1年になったんです(※取材は11月5日に行われた)」

<この項、続く>

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