B1- 【RIZIN】大みそか大会チケット価格決定 1列目は33万円、最安A席は1万6500円
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カテゴリー: RIZIN
【写真】腕十字でのフィニッシュも、手塚にとっては意外ではなかった(C)ONE
7日(土・現地時間)タイはバンコクのルンピニー・スタジアムで開催されたONE Fight Night15にて、手塚裕之がジン・テホに腕十字で勝利した。
Text by Takumi Nakamura
大会10日前に緊急オファーを受け、約1年9カ月ぶりにリングに立った手塚。いざゴングが鳴るとブランクを感じさせない動きを見せ、ONEでは初の一本勝ちを収め、試合後にはONE日本大会での秋山成勲戦をアピールした。このインタビューではONE日本大会での秋山戦、そして今後のONEでの展望について訊いた。
――ONE Fight Night15では約1年9カ月ぶりの試合で見事な一本勝ちでした。急遽出場が決まった試合でしたが、反響も大きかったのではないですか。
「そうですね。SNSでも話題になっていたようで、急なオファーでしたが受けてよかったなと思います」
――試合が終わったあとも、しばらくタイに残ってムエタイの練習をしていたそうですね。
「せっかく無傷で終わってバンコクにいたので、現地でムエタイの練習をやろうと思い、ONEにお願いしてフライトのスケジュールを変えてもらいました。練習させてもらったのはスーパーボン・トレーニングキャンプ、PKセンチャイムエタイジム、フェアテックスジム、ヴェノム・トレーニングキャンプ、ランバー・ソムデートM16さんのジム…ですね」
――そうそうたるジムで練習してきたんですね。手塚選手はムエタイが好きなのですか。
「普段、キックボクシングZEROというジムでタイ人の先生にミットを持ってもらっているんですけど、その影響でムエタイの試合を見るようになったんですね。だからムエタイ自体は好きです」
――それでは試合の話を聞かせてください。今回はジン・テホ選手に1R4分45秒、腕十字での一本勝ちでした。試合自体はイメージ通りに進めることができましたか。
「なんか妙に落ち着いていて、練習みたいな感じでできましたね。相手が僕の攻撃を警戒していて、そこまでアグレッシブに来なかったので、そういう立ち上がりになったと思います。久々だから動きが固いとか、そういうものはなかったです」
――スタンドの打撃ではカーフキックが効果的に当たっていました。
「事前にテホ選手の試合映像をチェックして、蹴りをカットできる構えではなかったので、カーフキックを蹴って削って行こうと思っていました」
――手塚選手のカーフが当たり、テホの蹴りは空振りに終わる場面が多く、手塚選手が良い距離感で戦えている印象でした。
「打撃には自信があるんで、リーチ差があっても気にならないというか。自分の距離で戦えば相手の攻撃は見えるんで。逆に自分のスピード感はこの階級でアドバンテージになると思うので、相手の蹴りはすべてカットして、僕の蹴りだけ当てられたと思います」
――映像を見る限り、かなり身長差・リーチ差(※テホは身長182センチ)があるように見えましたが、そこは問題なかったですか。
「自分も映像で見てみて、相手がこんなにデカかったんだと思ったんですけど(苦笑)、向き合ったときはそこまで差は感じなかったです。あと僕、身長は168センチなんですけど、リーチは180センチくらいあって、身長よりもだいぶ長いんですよ。それも関係しているのかなと思います」
――左ミドルをキャッチしてテイクダウンを奪ってからは、得意な形に持ち込むことが出来ましたか。
「はい。テイクダウンしてからも、しっかりワキを差して固めて、そこからパウンドで削って行こうと思いました。ただ一つ誤算だったのが、相手のキムラロックは警戒して対処できたんですけど、アメリカーナをやられたんですよ。下からアメリカーナを極めるのは珍しいと思うんですけど、あれで一瞬ヒジがブチブチとなって。試合中は何とか大丈夫だったんですけど、試合が終わって3~4日はヒジは伸ばせなかったです(苦笑)」
――あの場面にはそのようなことがあったのですね。
「テホ選手は力も強かったですし、テコの使い方というか関節技を極めるのが上手い選手だなと思いました」
――フィニッシュはサイドポジションから奥の腕をとって、相手の頭をまたいでの腕十字でした。
「ハーフガードで抑え込んでいて、残り30秒くらいのタイミングでセコンドの岡田遼さんから『足が抜けるよ』と言われて、腰を切ったら足が抜けてサイドポジションについたんですよ。僕自身、相手の頭をまたいで極める腕十字が得意で、相手もそれに引っかかる動きをしてくれたんです。残り時間も20秒くらいだったので思い切って極めにいきました」
――テホ選手が桜庭和志選手のファンでも知られていますが、逆に手塚選手の腕十字の入り方が桜庭選手を彷彿とさせるものでした。
「ファンの人たちからもそういうコメントが来ていて光栄です(笑)。でも極めが強い相手に極めて勝てたのは自信になりますね」
――試合を通して相手をコントロールできた手応えはありますか。
「ONEではKO勝ちが多かったので手塚=ストライカーというイメージがあったと思うんですけど、僕自身は寝技も得意なんです。今回ONEで初めての一本勝ちが出来て、寝技の部分でも評価されると思うし、周りの選手に対しても脅威になると思います」
――大会10日前というショートノーティスでの試合でしたが、結果的にはいい結果とパフォーマンスを見せることが出来ましたね。
「いつでも行ける準備をしている方が多くチャンスを掴めると思って準備しています。ただ今回はさすがに試合が空きすぎました(苦笑)」
――さて試合後にはチャトリCEOも明言している2024年のONE日本大会について言及し、秋山成勲選手の対戦アピールがありました。
「海外の大会だったら僕と秋山さんがやる意味はないと思うんですけど、日本大会だったら僕と秋山さんがやったら盛り上がるだろうし、やる意味もあると思ったのでアピールさせていただきました。僕はずっと昔から秋山さんを見てきたし、秋山さんは去年青木(真也)さんにも勝っているから今でも十分強いと思うので、やってみたいという気持ちがあります。実は秋山さんに対戦アピールしたのは今回が初めてじゃなくて、過去の試合後にもアピールしているんですよ。このカードが実現するかどうかは秋山さん次第だと思うんですけど、僕は日本大会で秋山さんとやりたいです」
――手塚選手は秋山選手のようなビッグネームと戦いたいという希望があるのですか。
「そうですね。ビッグネーム喰いしないと、自分の名前も上がらないですからね。あのアピールのあとに『なんでいまさら?』や色んな意見が出ていますけど(苦笑)」
――ずばり周りのそういった意見を率直にどう思いますか。
「もちろん強い選手とガンガンやってONEのベルトを狙っていきたいですし、そのどちらも見ているよって気持ちです」
――秋山選手の名前を出したのはやはり日本大会の影響が大きいのでしょうか。
「はい。日本ではRIZINが一番知名度がある大きなプロモーションで、海外でやっている僕らは知名度的に劣るところがある。もし本当にONEが日本で大会をやるなら、日本で知られている選手同士の試合をやる方が盛り上がると思って、秋山さんの名前を出しました。決して僕がONEのベルトをあきらめたり、世界標準の選手になることを視野から外しているわけじゃないです」
――ONEでトップを目指すという芯はぶれていないということですね。
「もちろんです。自分の中ではONEのファイターとして、海外に出て世界と戦っている自負もありますし、そのなかで自分の強さを証明したいという気持ちもあります」
――これからONEで上を目指すために、どんなことを取り入れていきたいと思っていますか。
「今はアメリカで練習する選手が増えて、アメリカの練習スタイルを取り入れている選手も多いですけど、僕はアメリカ式を模倣せずに日本式で強くなりたいというか。日本特有の練習方法や練習環境を活かして強くなりたいと思っているんですよ。僕の話をすると去年から伝統派空手の練習を始めて、堀口恭司選手の師匠にあたる二瓶弘宇先生の長男の二瓶卓郎さんが代表をやられている弘仁会二瓶道場という空手道場に行かせてもらっています」
――どのような繋がりで練習に行くようになったのですか。
「数年前に卓郎さんを紹介していただいたことがあって、ちょうど海外の選手に勝つためには何が必要かを考えていて、海外の真似ではなくて、自分のオリジナルなものを生み出さないといけないと思っていたんです。それで伝統派空手をやりたいと思い、卓郎さんの道場が近くだったので連絡をして、練習させてもらうようになりました。
僕の場合は間合いによって構えを変えようと思っていて、遠い間合いは伝統派空手で、近い間合いはヒジ・ヒザのムエタイ。そこにボクシングの動きも取り入れてミックスして、自分だけのスタイルを創って、そのレベルを上げていきたいと思っています」
――手塚選手がオリジナルの手塚スタイルを完成させて、ONE日本大会で戦う姿を楽しみにしています。
「ずっと日本で試合ができていなかったので、ONEの日本大会が開催されるなら、身近な人たちに自分の試合を見せたいです。日本のファンにも僕らのようなファイターがいることを知ってもらって、ONEを日本でも今以上に注目される舞台にしたいです」
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また次回の動画でお会いしましょう。
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2014〜2017 UFC(アメリカ)
2017〜2019 RIZIN(日本)
2019〜2020 Bellator(アメリカ)
2021〜. RIZIN(日本)
—-目次—-
0:00 オープニング
1:42. トフィック・ムサエフ vs. 武田光司
9:13. ヴガール・ケラモフ vs. 鈴木千裕
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スーチョルはRIZINで扇久保に判定勝ち。昨年の大晦日はBellatorとの対抗戦にRIZIN代表として出場し、フアン・アーチュレッタにスプリット判定負け。トーナメント一回戦はロシアのアレクセイ・インデンコをギロチンで秒殺、準決勝はブラジルのブルーノ・アゼベドに判定勝ちして決勝進出。31歳。
原口はZSTでプロデビュー。GLADIATORフェザー級でタイトルを獲得すると、VTJ2021では宇野薫に判定勝ち。昨年RIZINで2戦するも、関鉄矢・中原に判定負け。今年からバンタムに落としている。一回戦でムン・ジェフンに判定勝ちし、8月の準決勝は相手の体重オーバーによる失格で不戦勝。28歳。
詰めるスーチョル。右。原口タックル。切ったスーチョルは首を抱えてギロチン。下になってディフェンスする原口。スーチョル放したがまたギロチン。ケージに押し込みながら絞める。かなりタイトだったが、また下になり外した。原口下から腕十字も、スーチョル肘を抜いてディフェンス。上になりがぶるスーチョルだが、原口スイッチで抜けてバックを取る。ケージ際でテイクダウン狙い。両足をホールドして寝かせようとする原口。スーチョル立ってスタンドバックに。スーチョルが正対したところで原口はリフトしテイクダウン。今度はスーチョルがガードから腕十字狙い。クラッチしてディフェンスする原口。蓮下。担ぎパスからバックに回った原口。ハーフバックから立ったスーチョル。またスタンドバックの体勢。キムラを狙う原口だが、スーチョルカウンターの腕十字。スッポ抜けてスーチョルががぶりの体勢。またギロチン。引き込んで絞めたがゴング。
2R。スーチョル飛び蹴り。ボディブロー。またタックルをがぶるスーチョル。しかしシングルレッグに入った原口。奥足を掴んで寝かせようとする。しかしスーチョルスイッチからバックに回った。原口前転して足関を狙うが、スーチョルクルスフィックスで押さえるとパウンド。足で押さえられていた腕を抜いたがマウントに移行するスーチョル。亀になり股下から抜けた原口がまたテイクダウン狙い。強引にバックを狙った原口だが立たれた。パンチを打ち込む原口。スーチョルも打ち返すがちょっとスピードが落ちている。ミドルをキャッチしてシングルレッグに入った原口だが、腹に膝をもらい一瞬効いた!スーチョルバックからパンチ連打。立った原口。両者やや疲れが見える。スーチョルの左が入り、一瞬遅れて原口ダウン!鉄槌連打!KO!
スーチョルがバンタム級トーナメント優勝。原口もレスリングで対抗し、パンチラッシュで攻める場面もあったが最後は力負けした。
負けた原口にもインタビュー。ここで取り返したいものがあるので来年リベンジしたい、そろそろスーチョルにスイッチを買ってあげてとコメント。
バンタム級(63kg)5分3R。
ジヨンは昨年7月のRIZINデビュー戦で朝倉海と組まれていたが、海が負傷欠場。代役の昇侍に3Rチョークで一本勝ち。11月には魚井フルスイングにも2RKO勝ち。ROAD FC63kgトーナメントでは、一回戦でラザバリ・シャイドゥラエフにチョークで一本負けし、MMA初黒星。8月にはトーナメントリザーブマッチでムン・ジェフンにスプリット判定勝ちした。27歳。
メインに出場する原口と同じBRAVE所属の高橋。バックボーンは柔道。日本ではGRACHANを主戦場とする。7勝1敗1分け1NCで、5分3Rの試合はこれが初めて。前戦からフライ級に落としていたが、ジヨン戦のオファーを受けて63kgで戦う。22歳。
両者間合いになかなか入らない。カーフを蹴るジヨン。高橋大振りのフックで牽制。じわじわ出るジヨンだが手は出ない。見合いが続き両者に口頭注意。注意効果で出てきた高橋。パンチの打ち終わりにジヨンもパンチを返す。が、また見合いに。両者間合いのギリギリ外で相手が入ってくるのを待っているのか。高橋の大振りの左フックに右を合わせたジヨン。左ハイ。高橋タックル。シングルレッグ。首を抱えているジヨン。高橋ケージに押し込んだ。しかしブレイク。またタックル。受け止めて上を取ったジヨン。ハーフ。ガードに戻すが時間がない。ゴング。
2R。高橋タックルを切られて下に。しかしハーフから内ヒールを仕掛ける。50/50ガードでディフェンスするジヨン。足が抜けてきた。なおも足関を狙っていた高橋だがブレイク。また両者見合いに。ジヨンカーフキック。残り30秒で高橋タックる。切ってバックに回ったジヨンがパウンドを入れる。脇で腕を挟んでディフェンスする高橋。ゴング。
3R。また高橋のタックルをがぶるジヨン。バックに回る。仰向けでバックマウント。バックから殴るジヨン。チョークを狙いつつ細かいパンチを入れていく。チョークは防いでいる高橋だが、バックマウントから逃れる事もできない。そのままの展開でタイムアップ。
終了後、足を引いているジヨン。左足を痛めた?
判定3-0でジヨン勝利。しかしインパクトは残せず。
RIZIN.45 対戦カード発表記者会見 – 2023/10/26 https://www.youtube.com/live/y0OQolUULDU?si=J5CSx-K6KebrW_at @YouTubeより
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「結局、この試合は海のコンディション次第なんだよ。海は攻撃力が異常に高いから、それを序盤に1発入れてイニシアチブさえ取れば五分五分…いや、6対4くらいで有利になると思う。だけど、それはコンディションが万全だったとしての話だから。現実はそうじゃないから前から言ってる通り、アーチュレッタが押し切っちゃうと思う」
では、どうすれば海は高すぎる身体能力を制御し、アーチュレッタを上回れるのか。この問いには「俺がいい人を紹介するよ。コンディショニングのプロで、木村ミノルさんっていう人なんだけど…(以下略)」とメガネを光らせた。
最後に青木自身の近況を聞くや、「仕事がない…」とポツリ。7日にシンガポールの格闘技イベント「ONEチャンピオンシップ」でマイキー・ムスメシ(米国)とのグラップリング戦で敗れ、21日に初参戦した全日本プロレスでは若手の田村男児を仕留めることができず、15分時間切れ引き分けとなった。
「この2試合をしてから仕事がなくなっちまった。こうなったらカシンのトークショーをプロモートするかプルーンを売るしかない」とよく分からないことをつぶやき、世田谷方面に自転車で走り去った。
最強兄弟は大みそかの主役になれるのか。格闘技イベント「RIZIN.45」(12月31日、さいたまスーパーアリーナ)の第1弾カードが発表され、注目の朝倉兄弟は明暗が分かれた。7月にヴガール・ケラモフ(アゼルバイジャン)に惨敗した兄・未来(31)の名前はなく、弟の海(29)はRIZINバンタム級王者フアン・アーチュレッタ(36=米国)への挑戦が決定。この状況に〝バカサバイバー〟こと青木真也(40)が忖度なしにメスを入れる――。