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Bellator244:メインカード第2試合・ロイ・ネルソン vs. ワレンティン・モルダフスキー

ヘビー級。

2017年にUFCとの契約を終えBellatorに移籍したネルソンだが、初戦でハビー・アヤラに勝ったのみでそこから4連敗。負けた相手はミトリオン・ハリトーノフ・ミルコ・ミア。44歳。

RIZINファイターモルダフスキーは2016年のヘビー級トーナメント準決勝でアリ・アリアックバリにスプリット判定負けしたのが唯一の黒星。Bellatorではここまで4戦全勝。

スタンドでプレスするネルソン。組んでケージに押し込むが、モルダフスキー入れ替えて逆に押し込む。四つに組んでクラッチしてテイクダウン狙い。パンチを入れて離れたモルダフスキー。スタンドで出ていくのはネルソンだが、モルダフスキーがパンチを打ち込む。連打が入りガードを固めてケージを背負うネルソン。ブロックの上から殴るモルダフスキー。ネルソンなんとか凌いだが、モルダフスキー離れるとまたパンチを入れていく。組んでいくネルソンだがまた入れ替えて押し込むモルダフスキー。ゴング。

1Rモルダフスキー。

2R。またタックルに入るネルソンだがモルダフスキーはまた受け止めると入れ替えてケージ押し込み。逆にモルダフスキーがタックルを狙う。これは切ったネルソンだが、押し込まれたままの展開が続く。モルダフスキーがショートのパンチを入れていく。何もできないままのネルソン。残りわずかでモルダフスキーが離れてパンチ連打を入れる。ゴング。

2Rモルダフスキー。疲れた様子を見せるネルソン。

3R。オーバーハンドの右を出したネルソンだが空振り。モルダフスキーがジャブの連打から右ストレートをヒット。ネルソンのオーバーハンドライトはスピードがなく見切られている。前に出るのはネルソンだが、モルダフスキーが距離を取ってパンチをヒットさせていく。リードしているモルダフスキーだが倒しに行かない。疲れもあるか。残りわずかで距離をとってサークリングするモルダフスキー。ネルソンのオーバーハンドライトは最後まで不発。タイムアップ。

三者30-27でモルダフスキー勝利。

しかし、完全に過去の人になった44歳のネルソン相手にフィニッシュを狙いに行かないのは、タイトル挑戦を狙っていることを考えると物足りない。

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Bellator244:メインカード第1試合・ジョン・ソルター vs. アンドリュー・カペル

ミドル級。

キャリア全フィニッシュで来ていたソルターだが、初メインに抜擢された前回は3Rに打撃で攻められ初の判定勝ちに。それまでは勝った試合はすべて一本勝ちだったが、のちに王者になったハファエル・ロバトJrにはチョークで敗れた。Bellator7勝1敗。

カペルは昨年11月、キング・モー引退試合の相手としてBellatorに初参戦した選手。戦績や年齢的にそこまで期待されていない選手だけに、モーの花道を飾る咬ませ犬かと思われたが、1RKO勝ちしてしまった。35歳で15勝6敗。

シングルレッグに入ったソルター。テイクダウン。ハーフで押さえ込む。抜けてスタンドに戻るカペル。スタンドでプレスしていくカペル。ソルターまたシングルレッグ。ケージまで押し込むとダブルレッグに切り替えてテイクダウン。ハーフからパウンドを打ちつつマウントを奪取。反転して亀になったカペルだが、さらに反転して上を取り返す。ガードからソルター三角。首を抜いたカペルだが、ソルター今度は足関。外ヒール。逃げようとしたカペルから上を取り返す。パウンド。ゴング。

1Rソルター。

2R。スタンドではプレスしていくカペルだが、ソルターがタックルでテイクダウン。ハーフからマウントへ。肩固め。外れたがマウントキープするソルター。カペルブリッジで抵抗するが脱出できず。マウントのソルターが押さえ込んだままパウンドを入れ続けてゴング。

2Rソルター。

3R。簡単にテイクダウンしたソルター。パスしてあっさりマウント。肩固めを狙いつつ、押さえ込みながらボディをコツコツ殴る。肩固めをガッチリ決めてマウントのまま体重をかけていくとカペルタップ。

ソルター完勝。

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Bellator244:リアルタイム速報

メインカードより。

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BELLATOR Bellator244 Report ブログ ヤーソラフ・アモソフ

【Bellator244】アッパーからの連打、ヒジでカットさせたアモソフがキャリア23連勝達成!!

<175ポンド契約/5分3R>
ヤーソラフ・アモソフ(ウクライナ)
Def.1R5分00秒 by TKO
マーク・レミンガー(米国)

右を当て、パンチをまとめたアモソフが右ハイを狙う。レミンガーもステップインに左フックを合わせようとする。左を見せて左ハイ、ケージに下がったレミンガーに右アッパー2発を含むパンチを纏めたアマソフ。組みついて、引き込んだレミンガーに対し、アモソフがエルボーで目尻をカットさせる。流血のレミンガーはケージ際に移動して立とうとするが、アモソフが潰して左のパンチを打ち込む。

重く、切れのあるパウンドに削られるレミンガーは、背中をつかされ鉄槌を被弾する。残り1分、ハーフで抑えパンチとエルボーを続けたアモソフは起き上って座ったままのレミンガーに右フック、ローを蹴る。レミンガーは足関節を狙うが、殴られて初回が終わった。

インターバル中にレミンガーの左目の上のカットを診たドクターが、試合続行不可能と判断しアモソフはキャリア24連勝を決めた。


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BELLATOR Bellator244 Report エリック・ぺレス ジョシュア・ヒル ブログ

【Bellator244】エリック・ペレス、要所でテイクダウンを許し──ジョシュア・ヒルに下る

<バンタム級/5分3R>
ジョシュア・ヒル(カナダ)
Def.3-0:30-27.29-28.29-28
エレック・ペレス(メキシコ)

プレッシャーを掛けるペレスが右アッパー、ヒルのステップインに右ハイを蹴っていく。さらにローからフックを振るうペレスだが、ヒルもフックを返す。ヒルは左リードフック、ローに右を合わせる。さらに蹴り足を掴んだヒルが右を一発入れて、バックに回る。ヒルは左ヒジを入れて離れ、ペレスは左ボディを打っていく。ケージを背負っても右アッパーで前に出るなど、互角以上のファイトを見せるヒルに対し、ペレスも右ローに続き右フックを打っていく。スイッチも見せるヒルだが、ペレスは前蹴りをボディに入れダブルレッグへ。手をついて耐えるヒルは、尻をつけることなく立ち上がりヒザをボディに入れる。ペレスが間合を取り直し、最後の10秒はヒルの右カーフで時間となった。

2R、まず右を入れたペレスが右ハイへ。キャッチされてすぐに足を引き抜いたペレスに対し、ヒルがカーフを蹴る。ヒルは踏み込んで右アッパー、ローを蹴り合ってからペレスが右ミドルハイを狙うも、ややスピードに欠けているか。それでも左フックを当てたペレスは前に出ると、ヒルは跳びヒザを狙う。

右を当てて組みついたペレスだが、テイクダウンは奪えない。やや落ち着いた感のあるなかで、ヒルがバックエルボーを見せる。ペレスの右フックにダブルレッグを合わせテイクダウンを決めたヒル。ペレスはすぐに立ち上がるが、バックを許し後方に崩されるなど、ラウンドを失ったか。

最終回、ヒルが左フックを入れ、ペレスは右フックに続きダブルレッグへ。切ったヒルは離れたペレスに右ロー、右フックをヒットさせる。ボディからフックと右のパンチを決めたペレスは左フックを被弾するが、続くダブルレッグはしっかりと切る。前蹴り、ボディショットで腹を攻め、右ローでヒルの体を流れさせたペレスだったが、直後にダブルレッグで倒されバックを取られる。両足をフックしたヒルは襷掛け。胸を合わせてきたペレスの背中を取り続ける。ペレスは立ち上がろうとしたところでRNCに入られ、ヒジを押し上げて耐える。

それでもバックグラブの状態が続き、勢いのある右を顔面に2発受けたペレスは、腕十字に耐えるという劣性のなかでタイムアップを迎えた。結果、ヒルが3-0で勝利──アップセットとは記せない快勝だった。


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BELLATOR Bellator244 Report ウラディスラフ・パルブチェンコ ジョン・デジスウス ブログ

【UFC ESPN15】北米の水苦し──パルブチェンコのベラトール初陣はデジスウスに判定負け

<150ポンド契約/5分3R>
ジョン・デジスウス(米国)
Def.3-0:30-27.29-28.29-28
ウラディスラフ・パルブチェンコ(ウクライナ)

パルブチェンコのベラトール・デビュー戦。ミドルを見せたパルブチェンコは、慎重に間合をとり、デジスウスは右ジャブを伸ばしニータップを切る。左インサイドローを蹴ったデジスウスに対し、パルブチェンコは前に出ながらワンツー。組んで両ワキを差してケージにデジスウスを押し込んだパルブチェンコだが、左腕を差し返され打撃の間合いに。

左を伸ばしたデジスウスがクリンチになるとヒザをボディに突き上げ、最後に首相撲&ヒザ、スーパーマンパンチを見せ初回を取ったか。

2R、打撃戦からテイクダウンを決めたパルブチェンコ。デジスウスはクローズドガードを取って下からエルボーを入れる。左右のパンチを落としたパルブチェンコは、蹴り上げにもトップキープを続ける。殴り、パスガードを決めたパルブチェンコに対し、巻き込みからスタンドに戻ったデジスウスが飛びヒザを決める。ジャッジはコントロールと一発の跳びヒザ、どちらを取るだろうか。

3R、パルブチェンコがワンツーから右ハイを繰り出す。デジスウスは右ジャブを入れ、シングルを切って足を使う。その左ジャブに右を合わせたパルブチェンコは、組もうとしても防がれる展開が続く。回るデジスウスはカウンター狙いで、受け身のファイト──ラウンドを2つ取っていると判断しているようだ。

残り2分を切り、クリンチに持ち込めないパルブチェンコが右アッパー、デジスウスはヒザを返す。パルブチェンコは右フック、右ローから前に出る。ジャブ、ヒザを見せるデジスウスが首相撲&ヒザを2発顔面へ。走り込んでヒザを入れたデジスウスに対し、最後にバックに回ってテイクダウンを狙ったパルブチェンコは、逆にトップ&マウントを許しタイムアップに──。パルブチェンコの北米デビューは判定負けに終わった。


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BELLATOR Bellator244 Report ブログ ルーカス・ブレナン

【Bellator244】クリス・ブレナンの息子=ルーカス・ブレナンが圧倒的な寝技力でスミスをTKO

<フェザー級/5分3R>
ルーカス・ブレナン(米国)
Def.2R4分14秒by TKO
ウィル・スミス(米国)

かつて修斗やPRIDEに来日経験のあるクリス・ブレナンの息子ルーカスが、プロ3戦目に挑む。サウスポーのブレナンは左ローからオーソになり右を伸ばす。すぐにサウスポーに戻したブレナンに対し、スミスが左ジャブ、左ローを伸ばす。左を見せて組みついたブレナンはケージにスミスを押し込む。右腕を差し挙げてボディロックテイクダウンを決めたブレナンは、そのままサイドで抑える。

ハーフに戻したスミスに対し、ブレナンはエルボーを落としパウンドへ。アームロックを狙ったブレナンはこれを解いて、左のパンチを打ちつける。枕でプレッシャーを与えパスからクォーターマウントのブレナンはスミスの右手を固定しパンチを連打、初回が終わった。

2R、グラウンドと比較すると打撃は苦手そうなブレナンが、ワンツーを被弾する。それでもブレナンは左ストレートを当て、左ミドルへ。一気にダブルを決めたブレナンがクォーターマウントでエルボーを落とし、パスを決める。スミスの右手を取り、ニーインベリーでパンチを連打するブレナンがエルボーへ。背中を見せたスミスに対し、ブレナンが殴り続ける。再び右手を取って頭の後ろからクラッチしたブレナンの連打でついにレフェリーが試合をストップ。

オレンジカウンティの組み技師の息子が、TKO勝ちを決めた。


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BELLATOR Bellator244 News ウラディスラフ・パルブチェンコ エリック・ぺレス ブログ ヤーソラフ・アモソフ ライアン・ベイダー ワジム・ネムコフ

【Bellator244】計量終了 ベイダー✖ネムコフ、前座のアモソフ、ペレス、パルブチェンコも見逃せない

【写真】やはりライトヘビー級の方が適正体重と思えるライアン・ベイダーだ (C)BELLATOR

20日(木・現地時間)、21日(金・同)にコネチカット州アンカスビルのモヒガンサン・アリーナで開催される Bellator244「Barder vs Nemkov」の計量が行われた。

今大会のメインはBellator世界ヘビー&ライトヘビー級王者ライアン・ベイダーが、ライトヘビー級王座防衛戦をワジム・ネムコフ相手に行う一戦だ。


ベイダーは2018年5月からヘビー級で戦ってきており、ライトヘビー級で戦うのは実に2年9カ月振りとなる。レスリング&ボクシングの強さでベラトール移籍後は無敗の5連勝中のベイダーだが、昨年9月のヘビー級王座防衛戦はチーク・カンゴを圧倒しておきながらアイポークがありNCとなってしまった。

対するネムコフは、サークルケージで4連勝中でうち3試合がフィニッシュと強さを見せてきた。上記にあるようにベラトールに来て無敗の快進撃を続けるベイダーだが、ヘビー級ワールドGPにおける対戦相手──エメリヤーエンコ・ヒョードル、マット・ミトリオン、キング・モー、そしてカンゴにしてもピークから下り坂の選手であることは間違いない。対してネムコフは、ピークに向かっているファイターだ。

そんな勢いのある選手との戦いが、3年に渡りなかったことがどのように影響するのか。ウェルラウンドなネムコフの攻撃の回転数が上がるファイトを寸断できない場合は、大いに王座交代劇もありうるタイトル戦だ。

活動再開後のベラトールの特徴として、プレリミの充実ぶりは今回も見られる。

口が開いているルチャリブレのマスクはつけなかったゴイト(C)BELLATOR

試合間隔が延びているファイターに対し、チューンナップ目的であるかもしれないが、キャリア23連勝中のヤーソラフ・アモソフは24勝目を、転向初戦を6ポンドの体重オーバーだったトビー・ミセッチに敗れたエリック・ペレスはベラトール初勝利を狙い、プレリミマッチで戦う。

さらに日本のファンにとってはアモソフの同朋、ウクライナからウラディスラフ・パルブチェンコの初参戦も気になるところだろう。

元REALフェザー級王者はREAL&Arzaletから、母国のローカルショーとRussian Cagefighting Championshipを経て北米に辿り着いた。中村ジュニア、芦田崇宏からしっかりと一本勝ちを収めているパルブチェンコのメジャー挑戦、非常に楽しみだ。

■Bellator244計量結果

<Bellator世界ライトヘビー級選手権試合/5分5R>
[王者]ライアン・ベイダー: 204ポンド(92.53キロ)
[挑戦者] ワジム・ネムコフ: 203.9ポンド(92.48キロ)

<女子フェザー級/5分3R>
ジュリア・バッド: 145.8ポンド(66.13キロ)
ジェシー・ミーリー: 147ポンド(66.67キロ)

<ヘビー級/5分3R>
ロイ・ネルソン: 264.9ポンド(120.15キロ)
ヴァレンティン・モルドフスキー: 234.6ポンド(106.41キロ)

<ミドル級/5分3R>
ジョン・ソルター: 186ポンド(84.37キロ)
アンドリュー・カペル: 185.1ポンド(83.95キロ)

<175ポンド契約/5分3R>
ヤーソラフ・アモソフ: 174.4ポンド(79.1キロ)
マーク・レミンガー: 174.6ポンド(79.19キロ)

<ライト級/5分3R>
アダム・ピコロッティ: 155.3ポンド(70.44キロ)
シドニー・アウトロー: 156ポンド(70.76キロ)

<バンタム級/5分3R>
エレック・ペレス: 135.6ポンド(61.5キロ)
ジョシュア・ヒル: 136ポンド(61.69キロ)

<フェザー級/5分3R>
ルーカス・ブレナン: 145.8ポンド(66.13キロ)
ウィル・スミス: 143.7ポンド(65.18キロ)

<ライト級/5分3R>
ウラディミール・トコフ: 155.3ポンド(70.44キロ)
クリス・ゴンザレス: 156ポンド(70.76キロ)

<150ポンド契約/5分3R>
ウラディスラフ・パルブチェンコ: 147.5ポンド: 149.6ポンド(67.85キロ)
ジョン・デ・ジーサス: 147.8ポンド: 149.1ポンド(67.63キロ)

<147ポンド契約/5分3R>
ヴェベル・アルメイダ: 147.5ポンド(66.9キロ)
サリム・ムハイジノフ: 147.8ポンド(67.04キロ)

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BELLATOR Bellator232 Bellatorリングガール Ring Girl ブログ

【Monday Ring Girl】Bellator232「MacDonald vs Lima2」

毎週月曜日にラウンドガールをご紹介する「MONDAY RING GIRL」。第317弾は2019年10月26日(土・現地時間)、コネチカット州アンカスビルのモヒガンサン・アリーナで行われたBellator232「MacDonald vs Lima 2」のリングガールです。

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【Bellator232】ドゥグラス・リマがマクドナルドにリベンジ、ウェルター級王座奪回&100万ドル奪取

(C)BELLATOR

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BELLATOR Bellator243 Report ブログ ベンソン・ヘンダーソン マイケル・チャンドラー

【Bellator243】チャンドラーが左でベンヘンを初回KO。「ベラトールのケージに上がるのは最後だ」

<ライト級/5分3R>
マイケル・チャンドラー(米国)
Def.1R2分09秒by KO
ベンソン・ヘンダーソン(米国)

まずベンヘンが左ミドル、チャンドラーも右ミドルを返す。蹴り足をキャッチするが、テイクダウンはできなかったチャンドラーの右ミドル後に、今度はベンヘンが左ミドルを蹴り返す。ベンヘンは踏み込んで右ボディフック、ジャブから右を振るっていくチャンドラーに対し、ベンヘンはボディから左を打っていく。さらにワンツーを入れたベンヘンの方が序盤は動きが良いか。チャンドラーは蹴り足をキャッチして右を振るう。

右を振ってそのままサウスポーに転じたチャンドラーは、パンチを2発ほど打つとオーソに戻す。そして右ミドル後に再びサウスポーになり、右を当てて離れる。ここでオーソになったチャンドラーはワンツーで前に出て、右ミドルを蹴る。ここでもサウスポーにスイッチしたチャンドラーが、右から左を打ち抜くとベンヘンが前方に崩れる。ヒザをついたベンヘンに対し、チャンドラーが右アッパーを振るう。ベンヘンは頭から沈み試合は決した。

ソーシャルディスタンス、勝利者インタビューで「サウスポーで初めてKO勝ち? 世界でベストのコーチとベストの練習仲間がいれば何でもできる。ベンソンはチャンピオンだ。ケージではモンスターと戦わないといけない。ワキ腹が痛いよ。人々はヘンダーソンのことをフィニッシュがないっていうけど、本当に重い蹴りだった。ここに居られて嬉しいけど、本当に家に早く戻りたい。神はいつも正しい時にドアを開けて、正しいタイミングでドアを閉める。今回でベラトールのケージに上がるのは最後だ。この団体の人達のことは、心の底から愛している。過去10年、最高の時を共有できた」とチャンドラーは話した。