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NEXUS o パンクラス 修斗 新井丈 猿丸ジュンジ

PANCRASE335:セミファイナル・黒澤亮平 vs. 小林了平

ストロー級。両者パンクラス初参戦。

修斗ストロー級王者黒澤。負傷による長期休養に伴い王座を返上。2年半のブランク明けで再度タイトル獲得を目指したものの、暫定王座決定戦では猿丸ジュンジに1RKO負け。さらに現王者新井丈にもKO負け。4月の沖縄大会で勝利したのを最後に今回からパンクラスに参戦する。30歳。

SONIC SQUAD小林はここまでNEXUSで7戦して5勝2敗。空手がバックボーンのストライカーで、5勝のうち3試合でKO勝ち。直近の試合では今年2月に現パンクラス4位の宮澤と対戦し判定負けしている。2003年生まれの19歳。

打撃戦。左ボディから左右のフックを振る黒澤。黒澤の右がヒットし小林ダウン!さらに右がヒット。小林打ち返して凌いだかに見えたが、さらに黒澤の右がビッグヒット!ゆっくりとダウンする小林。KO!

戦慄のKO勝ちでパンクラスデビューを飾った黒澤。

マイク「パンクラスのベルト取りに来ました。若林(1位)・八田(2位)・北方(3位)、誰でもいいんでお願いします」

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MMA MMAPLANET o UFC UFC290 アレックス・ヴォルカノフスキー ジャイー・ロドリゲス

【UFC290】右ミドルに右フックを合わせたヴォルカノフスキーがTDからロドリゲスをパウンドアウト!!

<UFC世界フェザー級選手権試合/5分5R>
アレックス・ヴォルカノフスキー(豪州)
Def.4R4分19秒by TKO
ジャイー・ロドリゲス(メキシコ)

スイッチして前に出るヴォルカノフスキーに対し、ロドリゲスはスイッチして左に回る。関節蹴りから右ジャブを伸ばすロドリゲスの右ハイが、ヴォルカノフスキーの頭部をかすめる。左ローが空を切ったヴォルカノフスキーは、スッと距離を詰めるが離れる。と、やや距離が近づきロドリゲスの右の蹴りを掴んだヴォルカノフスキーがテイクダウンを決める。金網に押し込みパウンドを落とすヴォルカノフスキーに対し、ロドリゲスは一瞬バタフライガードもクローズドに戻し、背中をつけた状態に。一瞬のスイープ狙いでスペースを創ったロドリゲスが立ち上がるが、ヴォルカノフスキーは落ち着ついてボディロック&小外でテイクダウンを決め、スクランブルでバックを制して殴っていく。

ロドリゲスの前転にも、トップをキープしたヴォルカノフスキーが殴って肩固めへ。ロドリゲスもここはディフェンスしたが、継続的に殴られ勢いのあるパウンドを受けるなどラウンドを落とした。

2R、左ローを蹴り合った両者。ロドリゲスが左の蹴りから、パンチで前に出て跳び蹴り。さらに後ろ回し蹴りとヴォルカノフスキーを動かせる。続いて右ロー&右ハイのコンビを見せたロドリゲスが、パンチを見せてカーフを決める。ヴォルカノフスキーがワンツーで前に出たが、カウンターを被弾して腰が落ちる。ここでテイクダウン狙いに切り替え、スクランブルでバックに回ったヴォルカノフスキーが小外掛け上を取り切る。

ハーフのロドリゲスを殴り、腰を切って来ても捌いたヴォルカノフスキーは、またもスクランブルでバックに。ヴォルカノフスキーはキムラを許さず、後方から殴る。嫌がったロドリゲスが自ら背中をつけると、左のパウンドをヴォルカノフスキーが続ける。足を戻し三角狙いのロドリゲス。仕掛けが分かりやすく、事前に防いだチャンピオンがパウンドを続ける。振りかぶった右のパウンドを打ち込んだヴォルカノフスキー、ロドリゲスは左眉をカットして流血に追い込まれた。

3R開始前にケージ掴みとグローブ掴みを注意されたロドリゲスが右前蹴りから、左右のハイを繰り出す。さらに左ボディから右を当てるが、ヴォルカノフスキーは気にせず右を打ち返す。鋭い左ミドルハイもブロックしたヴォルカノフスキーが、ジャブを当てる。と、ロドリゲスが右ミドルから右ストレートをヒットさせる。

左右に回るロドリゲスはパンチと蹴りのコンビを見せ、さらに右ストレートにつなげる。ジャブを差すロドリゲスは右を被弾した直後、頭突きがあったと中断を要求する。かなりの勢いで頭を打ちつけられたロドリゲスは再開に応じると、間合いを詰めつつ二段蹴りに。さらに右を当て、ハイを入れたロドリゲスだったが、直後に右ミドルに右を合わされケージに下がる。首相撲からヒザ蹴り、ボディで動きを止められたホドリゲスがダブルレッグでテイクダウンを奪われる。

ここから左右のパウンドをまとめたヴォルカノフスキー。ロドリゲスは動かず、パンチを被弾するばかりとなりレフェリーが試合を止めた。


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MMA MMAPLANET o UFC UFC290 エドガー・チャイレス キック 平良達郎

【UFC290】ヒヤリ──とするシーンも、平良達郎がTD&コントロールwithヒジ打ちでオクタゴン4連勝

<130ポンド契約/5分3R>
平良達郎(日本)
Def.3-0:29-27.29-27.29-27
エドガー・チャイレス(メキシコ)

穏やかな笑顔を浮かべてオクタゴンに向かった平良。掛け率-740という期待値の高さを誇る平良はカーフをチェックして、自らもカーフとインローを蹴る。メヒコ・チャントのなか、チャイレスはローを蹴るが平良もより良い形で蹴り返す。左ローから左ミドルの平良は右カーフを蹴る。間合いの測り合いのなかで左ジャブを受けた平良が、右カーフを走らせる。右をかわされたが、前に出て距離を詰めた平良がカーフでバランスを崩される。

ボディを被弾した平良は、続くチャイレスの左フックでダウンを喫す。スクランブルの平良はギロチンに捕えられも、ハーフで抑えてヴァンフルー。平良は頭を抱えられた状態でしっかりと呼吸をしている。頭を押し込み、ギロチンを形だけのモノとした平良はヴァンフルーを続け、右足を抜きに掛かる。

残り90秒、ケージに爪先を入れるチャイレスに注意が与えられる。頭を起こした平良は、クルスフィックスに取りパンチへ。ケージキックにもハーフのまま左エルボーを連打する平良は「90度のエルボーを落とすな」というレフェリーに声に一瞬動きを止めたが、そのままヒジを落として終盤は完全に盛り返した。

2R、右ローをかわした平良だが、右カーフを蹴られる。ダブルレッグの平良はギロチンを防いで即右足を抜く。懸命に戻すチャイレスに対し、平良は再びパスの圧力を高める。パスからマウントの平良がエルボーを落とし、ハーフに戻されても左足で右腕を殺してエルボーを打ちつける。平良は右足も抜きに掛かり、ハーフのクルスフィックスでエルボーをと続ける。そのまま腕を取りに行った平良はニアマウントからフルマウントに移行する。

残り100秒、平良はしがみつくチャイレスにエルボーから左右のパウンドを思い切り落とし、さらに観客がどよめく右エルボーを落とす。続いて右のパンチを落とすと肩固めへ。チャイレスも反応するが、平良はハイマウントから三角へ。自ら下になり、エルボーを落とした平良が三角絞めをセットもチャイレスは時間に救われた。

最終回、チャイレスのコーナーは「ギロチンに行くな」という指示を出す。チャイレスが左ミドル、左フックから左ボディフックを入れる。平良はフックを空振りするが、左ミドルを入れる。ダブルレッグのフェイクから右を当てた平良だが、チャイレスが右から左を入れて歓声を受ける。ニータップで前に出た平良はジャブ、右カーフを蹴る。チャイレスのワンツーは当たっていないが歓声が起こる。ジャブを被弾した平良だが、ローに組みついてドライブ、結果的にボディロックテイクダウンを奪う。

すぐに平良はハーフからパスの圧力を高め、エルボーを落とす。肩固めを意識させ、枕に組み替えた平良はパスの圧力を強める。ブーイングの館内、平良はエルボーを落とし──両手を振って観客を煽る。そのまま状態を起こした平良はスクランブル狙いのチャイレスの頭を抱えてシングル。チャイレスはここでギロチンから引き込む。腰を上げた状態からひっくり返され、マウントを奪われた平良──ここで時間に。

初回はダウンを奪われ、終盤に盛り返した。2Rは圧倒的にドミネイト。3Rは打撃を被弾するなかでテイクダウンからトップコントロールも、最後にポジションを許したことで、スコは絶対でなくなかったか。結果、ジャッジ3者とも29-2829-27をつけ平良はUFC4連勝としたが、PPV開始時間が迫っており、残り1試合プレリミが残っている状態で残念ながらインタビューはなかった。


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o UFC エドガー・チャイレス キック パンクラス 平良達郎

【UFC】速報中!UFC 290 平良達郎×エドガー・チャイレス

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今日も今日とて格闘技三昧。パンクラスの昼夜興行が控えていますがまずはUFC。ラスベガスのT-モバイル・アリーナでUFC 290: Volkanovski vs. Rodriguez, Moreno vs.Pantojaが開催されます。日本人ファンの注目はなんと言っても平良達郎。まさかの試合中止から僅か2週間の準備期間でナンバーシリーズに初めて登場します。UFC初参戦ながらオールラウンダーのエドガー・チャイレスを相手にUFC4連勝を飾る事が出来るのか。本日もU-NEXTで観戦しつつ、電波と充電の続く限り速報します。乱筆乱文にはご容赦くださいませ。


【130ポンド(58.96kg)契約】
○平良達郎
(判定3-0)
×エドガー・チャイレス
1R、一定の距離を置いたスタンドの立ち上がり。互いにカーフをヒットさせて様子を見る。予想よりも両者ともに動きが少ない。しかし間合いを詰める平良に対してチャイレスのパンチがヒットし始める。さらにチャイレスのカーフキックで平良はバランスを崩す。するとチャイレスのパンチで平良はダウン。チャイレスがパウンドに行くが平良は下からタックル。チャイレスは下になってギロチン。危ない場面だったが平良は首を抜くと肩固めを狙いつつパスガード。チャイレスの腕を膝で殺してパウンドと肘を連打。ここでタイムアップ。平良が何とか立て直した。
2R、カーフの打ち合いから平良がタックル。チャイレスがギロチンで引き込むが平良はすぐに首を抜く。パスを狙うがチャイレスは必死でディフェンス。しかし平良はパスを決めるとハーフから肘打ち。またも膝でチャイレスの腕を殺して肘で嫌がらせ。さらにアームロックを狙いつつマウントに移行。パウンドを集中して三角絞め!残り10秒だったがチャイレスは耐え抜いてラウンド終了。惜しい。。。
3R、チャイレスは単発ながらパンチを出し始める。これが鈍くヒット。嫌な空気が漂う。平良はカーフで迎撃するが分が悪い。しかし平良はタックルでケージに押し込んでついにテイクダウン。ハーフから肘を落として展開を窺う。しかしチャイレスがガードをガッチリ固めて平良はなかなか動けない。ラスト30秒でチャイレスはスタンドに脱出。平良がタックルに行くがチャイレスは首を取ってギロチンチョーク。極まりはしないがチャイレスが攻めてる印象を与えて試合終了。微妙な判定は平良!!UFC4連勝!
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MMA MMAPLANET o UFC UFC290 マルチン・プラチニオ ヴィトー・ペトリーノ

【UFC290】打撃で攻勢のヴィトー・ペトリーノが、寝技に拘りプラチニオを肩固めで下す

<ライトヘビー級/5分3R>
ヴィトー・ペトリーノ(ブラジル)
Def.3R3分42秒by 肩固め
マルチン・プラチニオ(ポーランド)

左インローからワンツー、構えを変えるプラチニオに対し、ペトリーノが左リードフックを伸ばす。足を使ってワンツーを打つプラチニオが、懐に入ってアッパーを繰り出す。右フックを当てて組んだプラチニオだが、逆にペトリーノがケージに押し込む。それでも両ワキを差しているプラチニオがヒザを続ける。

離れたペトリーノが左フックから右ハイを3発見せる。さらに右を当てたペトリーノがダブルレッグへ。足の裏でクラッチを組み、大きく持ち上げてスラムを決める。蹴り上げからレッスルアップでスタンドの戻ったプラチニオが、ペトリーノをケージに詰める。左腕を差し返して離れたペトリーノが右ハイ、プラチニオがローを返すが右フックを受けそうになる。プラチニオの飛び込みにカウンターで待ち受け、圧を掛けるペトリーノが右ハイから右ミドル、プラチニオも左ミドルを返すもテイクダウンを奪われる。ペトリーノがそのままハーフで抑え初回を取った。

2R、頭がぶつかった両者。後ろ回し蹴りを空振りしたプラチニオは、組んでも下にされる。足を抜きに掛かるペトリーノが右のパウンド、左足を抜いていく。キムラ狙いを耐えるプラチニオだがクラッチを切られる。ストレートアームバーに鉄槌&パンチを入れるプラチニオに対し、ペトリーノは左腕を放す。ここからワキ差しパス、ブリッジのプラチニオからバックマウントを奪ったペトリーノがパンチを落とす。背中を伸ばしたペトリーノがRNCへ。暴れるプラチニオが上を向いてエスケープ。ならばとクルスフィックスに入ったペトリーノだが、プラチニオはここも防御し圧倒的な不利な状況でサバイブには成功した。

最終回。プラチニオが後ろ回し蹴りを2発、ガードしたペトリーノが跳びヒザを狙う。怯んだようにも見えたプラチニオが、右ローを思い切り蹴っていく。ペトリーノは右フックからアッパーで前に出てジャブを伸ばす。右カーフを蹴ったプラチニオが、右ミドルを蹴られる。それでも手を出すプラチニオだが、ペトリーノが簡単にダブルレッグでテイクダウンを決める。ここもキムラ狙いのペトリーノのトップゲームが続く。残り2分、マウントを取ったペトリーノは肩固めへ。プラチニオがタップし、スタンドで十分に攻勢だったペトリーノが寝技に拘ったような試合で一本勝ちした。

勝者は自身が所属するジムの他の選手の名前を読み上げて、ショーン・シェルビーにアピールした。


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BELLATOR MMA MMAPLANET o PFL UFC UFC ESPN50 アドリアーノ・モライシュ クリス・ダンカン ファーニー・ガルシア ペドロ・ムニョス ヤーソラフ・アモソフ 中村倫也 元谷友貴 堀口恭司 海外 牛久絢太郎

【UFC ESPN50】中村倫也 に1カ月間のATT滞在を訊く─01─「アドリアーノ・モライシュ。リズムが……」

【写真】牛久絢太郎、元谷友貴、堀口恭司ら日本勢、アモソフ、ペドロ・ムニョス、モライシュらとラストトレーニングセッション後に (C)RINYA NAKAMURA

8月26日(土・現地時間)にシンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるUFC on ESPN50「Holloway vs The Korean Zombie」で、ファーニー・ガルシアとUFC初陣を戦う中村倫也。

まさに今、帰国の途に途中である中村は1カ月間、フロリダのATTで出稽古を行った。米国の最先端メガジムを経験して、中村は何を想ったのか。帰国直前に話を訊いた。


――6月5日から7月5日まで1カ月間、ATTでの出稽古もほぼ終わり、明明後日に帰国する中村選手です(※取材は2日に行われた)。

「ハイ。4日まで練習をして、5日に出国して帰国は6日です」

──つまり、練習としては残すところは2日間だけですね。練習の話を聞かせてもらう前ですが、今いる場所はファイターズハウスですか。

「ハイ」

──ベッドが2つということはルームメイトも一緒で?

「いえ、1人で使っています。Airbnbやホテルに泊まる選手もいますし。今いるのはBellator世界ウェルター級王者のヤーソラフ・アモソフ、PFLのマゴメド・ウマラトフ、それとUFCのクリス・ダンカンの4人っていう感じですね」

──とんでもないメンバーですね。Fight&Lifeの「韓国&モンゴル格闘紀行」のレポートなかで、今はATTにいるという紹介で使わせてもらったツーショットの写真を送ってもらいましたが、彼女がファイターズハウスの清掃などをしてくれるのですね。

「あの写真、鬼木(貴典マネージャー)さんから『選手でなく、何か米国にいるっていう感じの写真をリクエストされたから、掃除をしてくれるおばちゃんの写真はどうですかって伝えると、ぜひそれでって言われたよ』って言われて。写真をクリス・ダンカンに撮ってもらったスけど、実はそんなにおばちゃんでなくて……」

──ハイ、確かに。想像していたラテン系の丸いお母さんという感じではなかったです。

「だからクリスが『お前、狙っているのか』という感じになって……(苦笑)」

──あれを機に、何か進展はありましたか。

「ないッスよ、ない(笑)。それよりもクリスがそういうことをすぐに言うから、アレから話もできなくなってしまって」

──アハハハハ。今回はATTの練習を通して、倫也選手が何を感じたのか。そこを話してもらいたいのですが、まずはヒアリ事件からお願いできますか。

「アハハハハ。そこからっスか」

──アハハハ。体調ですね。せっかくフロリダまできたけど、体調を崩して練習できないと勿体ないですから。そんな日々があったのかどうか、まず教えてください。

「そうですね、時差がようやくなくなったぐらいの時に……ガッと体調を崩しました。部屋の空調から埃っぽい空気が出ているなっていうのは、最初から気になっていたんです。朝起きると喉がカラカラで、痰が絡んでいるような感じで。喉がイガイガして血が出るようになると、一気に体調が悪くなりました。でも空気が汚いというよりも、乾燥が一番原因だと思います。

熱も結構出ましたけど、ちょうど週末だったので金曜日の練習を休んで土日と3日寝ていると、全く大丈夫になりました。それから夜は空調を止めるようにして。でも、今はエアコンをつけていても平気です。体がフロリダに適応しましたね」

──最初は張り切って、飛ばし過ぎたということはないですか。

「多分、あります(笑)。時差があって。疲労が溜まっているのに、思い切り練習したことも体調を悪くした原因になっていると思います。練習量も増えていましたし。鬼木さんからも『慎重に』とは言われていたのですが、最初の頃は嬉しくてしょうがなくて(笑)」

──ケガのないようにと申し合わせていた韓国とモンゴルでも、あれだけ一生懸命になっていたのでそりゃあATTだと止まらないというのは、ある意味想定内ですね(笑)。

「ただ韓国とモンゴルで練習できたことで、海外での練習というものに慣れることができて本当に良かったと思っています。ATTにきても積極的にお願いして、良い練習ができました」

──そんななかヒアリ事件が勃発したわけですね。

「体調が戻って1週間しっかりと練習して、次の週の火曜日ですかね。ATTの裏にはちょっとした自然が残っていて大きめのリザード……トカゲとかいるんですよ。そういうなかで1日の初めに瞑想をしていたんです。その時に〇〇玉の毛をむしり取られるような痛みが走って……」

──〇〇玉に毛は生えていないから、それは分からないですね(笑)。

「アハハハ。それでどれだけ痛いのか分かってくれると思ったのに……(笑)」

──アハハハ。しかし、ヒアリは日本でも要緊急対処特定外来生物に指定されていますし、アナフィラキシーショックを引き起こすこともあり本当に危険です。

「神経に来るようなピリピリした強烈な痛みを感じました。僕自身、噛まれたらもうそれで終わりかと思っていて。でも『ちゃんと薬を塗らないと2、3日後にリンパが腫れてガッツリと熱が出ますよ』と恭司さんが、すぐに薬局に連れて行ってくれました。そこでヒアリの薬を買って塗ることができて、ただUFCの検査でひっかかる成分がないか、それだけはチェックしてから塗りました」

──薬を塗ると問題なかったですか。

「ハイ、その日の夕方はちょっとだるいなぁとは思ったのですが、患部にも塗りたくっていたので大丈夫でした」

──おばちゃんが塗ってくれましたか(笑)。

「下品(笑)。それは頼めなかったです(笑)。大体、おばちゃんの名前も知らないままですから。でも、あの教わったスペイン語で日本に来てねっていう言葉は伝わって、『Thank you』って言ってもらえましたけど」

──Espero que vengas a Japonですね(笑)。いずれにせよ、ヒアリに刺された影響が最低限で良かったです。

「ハイ、練習も休まなかったです。ただアレ以来、瞑想も室内でするようになりました(笑)」

──ではATTの練習についてですが、想像以上、想像通り、色々と感じたか思います。

「ハイ。想像と違っていたのは、打撃において外国人選手特有のリズムの違いですね。実際は想像をしていたのですが、想っていた以上に違いました。テンポの取り方がグニャァとしている人や、正確なリズムでなく気持ち悪くされてしまう。そういう打ち方の選手が、いますね。日本では一緒に練習をしているということもありますが、リズムを創るとやりやすいです。

それがこっちに来てからは、崩しにいってもまるで動じない。凄く我を押し付けてくる。主張の強さを感じました。性格的なモノだと思います。絶対に譲らないです」

──特にそういうリズムだった選手というのは?

「アドリアーノ・モライシュですね。リズムが気持ち悪かったです。ヌルッと来たり、それすら来たり、来なかったり。そうしていたら、来る。途中から掴めるようにはなったのですが、体が先に入ってきて手が後から遅れて出てくる。あれは日本ではあまり経験してこなかったです。キレーに来ないので、そのモーションを見てしまうと、そこから速くて貰ってしまう。良い経験ができました。

それと外国人選手は歩きながら打つ技術が、平均して高いです。ステップオーバーして打つ。追い足がありますね。最初は真っ直ぐ下がる癖があったので、そこで被弾して練習後は頭が痛かったです。下がりながら、左右に外していく。その位置も安全圏と危ないところがあるのも、掴めるようになりました」

<この項、続く>

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DEEP DEEP114 MMA MMAPLANET o Road to UFC UFC   キック 劉獅 岩﨑達也 松嶋こよみ

【DEEP114】イベント終了後の共同取材で、松嶋こよみが話していたこと「フックでなく、背中を使った突き」

【写真】フィニッシュの右の突き(C)MMAPLANET

2日(日)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されたDEEP114 IMPACTで劉獅を1分54秒でKOした松嶋こよみ。

大会終了後の共同取材の場で、最後のサッカーボールキックに関して他媒体の記者から質問があり、「相手が無理だろうと思ったので追撃に行こうと思わなかったのですが、レフェリーが止めてくれなかったので蹴らないといけないのかと思って。ちゃんと区切ってから蹴ったので良いかなという感じです」と松嶋は返答した。

その一言から続いた松嶋とMMAPLANETの問答をお届けしたい。


──レフェリー批判を導くような質問がありましたが(笑)。

「アハハハ。あれ、どうなんですかね。止めないのか?」

──審判団の1人に話を聞きました。その人の個人的な見解としては「勝敗を司る立場としては、あの状況ではなかなか止めづらいです。選手を守ることもレフェリーの役割なので、松嶋選手がサッカーボールキックの大勢に入れば止めるべきかと思います。そこで止めても劉獅選手陣営から抗議はされないかと思います」とのことでした。

「あぁ、なるほど。そうですね」

──最後の蹴りはチョコッと当てた感じですか。

「いや、結構当たってしまいました」

──それでも一発で止めて欲しかったというのはありますか。

2発目の蹴り

「えっ? 2発蹴っていました?」

──ハイ。いえば3発目も蹴りそうな空気でした。そのままヒザまで出して、反則負けになるかと。

「やりかねないですけど(笑)、そこだけはちょっと……」

──しっかり、ひと呼吸を置いて改めてサッカーボールキックを複数回蹴る。個人的に試合中に求めていた、人でなしの部分が出たと思いました(笑)。

「勝った人間に、そんなこと言いますか(笑)。でも、ああは言ったけど、それこそ劉獅選手が受けてくれて、この試合ができたので。『ありがとう』と本人には伝えました。だから、最後はちょっと可哀そうなことをしてしまいました」

──冷静に喧嘩ができたということではないでしょうか。

「そうですね。5分3R使って色々と試しつつ相手を効かせていこうと思っていたので、本当は1Rで終わらせるつもりもなかったです。正直、アレで倒れるか……。入った時は『まぁ、倒れるな』という感じで入ったのですが、もうちょっと色々とやりたかったという部分はあります」

──そのフィニッシュになったパンチですが……。左に体を傾けながら、腰を捻る反動で得る力を使って打つというのではないパンチでした。

「そこは前から変わっていないと思います。背中を使って打つイメージを持って、フックでなく──それこそストレートのなかで回転のある打ち方で」

──記者がフックと書くと「フックじゃないっ!!」と岩﨑達也氏が、声高に指摘するパンチですね。

「ハイ(笑)。ストレート──突き。突き、です。あれは突きだと思います。ヒジが膨らむというか、そういう軌道で打っている真っ直ぐの突きです。変わらずにやってきていることが出ました」

──他の色々と試したいというのは、あの突きで倒れない選手と戦っていく準備をしているということだと思います。そうなると次ですか。

「ちょっと色々と考えて……これでRoad to UFCに引っ掛かると言ったら、多分引っ掛からないと思うし。ちゃんと色々と考えて、色々と固めつつ動いていかないといけないなと思ってやります」

──まずは勝利の美酒を味わっていただければと。

「今日と明日ぐらいはそうします(笑)」

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DEEP DEEP114 MMA MMAPLANET o ブラック 水野竜也 酒井リョウ

【DEEP114】酒井が水野をパンチ連打でKOし、ベルト防衛でブラックコンバットとの対抗戦第2弾に出陣

【写真】ブラックコンバットの対抗戦でメガトン(ヘビー)級代表に(C)MMAPLANET

<DEEPメガトン級選手権試合/5分3R>
酒井リョウ(日本)
Def.1R0分45秒 by KO
水野竜也(日本)

サウスポーの水野に対し、酒井が右ローを繰り出す。水野もローを返した。互いに左右フックを当て、酒井が水野にケージを背負わせる。水野が首相撲で捕えようと手を伸ばすと、酒井が左右フックを浴びせた。グラついた水野に追撃のパンチを当てた酒井が、そのまま倒れて亀になった水野にパンチを連打してレフェリーストップを呼び込んだ。

暫定王座の防衛に成功した酒井は、「2つだけ言いたいことがあります。韓国(ブラックコンバット)との対抗戦、メガトン級は空いていますか? DEEPに出るのは、あと2回です。一番強いヤツを呼んでください。ジョシュ・バーネットかな? 対抗戦は必ず僕がブッ飛ばします」と宣言した。

ブラックコンバットとの対抗戦は9月18日のDEEP後楽園ホール大会で開催される。DEEP側は各階級の王者を投入することを発表した。


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DEEP DEEP114 MMA MMAPLANET o キック 五明宏人 海飛

【DEEP114】フェザー級転向の海飛が左カーフキックで優位に。五明のパンチをかわしてスプリット判定勝利

【写真】左右ロー&カーフ、海飛が空手らしさも見せた(C)MMAPLANET

<フェザー級/5分2R>
海飛(日本)
Def.2-1:20-18.19-19.19-19
五明宏人(日本)
ドローのジャッジはマスト判定で1名が海飛、1名は五明

ともにサウスポー。五明が左ストレートから右フックを返す。海飛が左ローを連打で当てた。五明がパンチを振るい、左ストレートを当てる。海飛は右ジャブを突くが、五明の左ストレートが何度も海飛の顔面を捉える。しかし海飛のパンチも当たり、五明にケージを背負わせた。ケージ際を脱した五明だが、左ストレートは届かず海飛の右フックをもらって顔を跳ね上げられる。

左から右フックに繋げる五明に対し、海飛の右フックが当たる。さらに海飛がプレスをかけたところで、五明がボディロックで組みついた。五明はバックを狙うも、海飛が背中をケージに着けた。差し返した海飛に対し、五明は左右フックを浴びせる。ケージ中央に戻り、海飛の左カーフキックがヒット。五明の左ストレートも海飛の顔面を捉えるが、海飛の右フックもクリーンヒットしている。

海飛が左カーフキックを繰り出す。五明の左ストレートから右フックが当たった。海飛は右フックや右インローを合わせている。残り10秒で海飛が右ハイから左カーフキックを当てていった。

最終回、五明が左ストレートを伸ばす。海飛は左カーフと右ローを当てた。距離が近くなると五明の左右ショートが海飛の顔面を捉える。海飛は右ハイキック。五明がダブルレッグで組みつくも海飛が切った。海飛は左カーフキックを当て、五明が距離を詰めると右フックをカウンターで合わせる。右ミドルハイを繰り出した海飛は、五明のパンチをブロックして右インローを繰り出す。

五明が組みついたが、海飛が離れる。ケージ中央で左右のカーフキックを当て続ける海飛が、五明にケージを背負わせた。海飛が左を打ち込み、五明の左をかわす。ローから左右フックを繰り出す海飛に対し、五明がワンツーを伸ばしたが届かず。スイッチしながら蹴りを上下に散らす海飛は、五明が中に入ってくると右フックを合わせていく。

海飛の跳びヒザに右フックを合わせた五明。海飛は距離を戻し、ケージ中央で右ハイをクリーンヒットさせた。五明は押し戻すもパンチが届かず。海飛は組みついてから離れ、最後は右フックを当てていった。

この試合からフェザー級に転向した海飛がスプリット判定で勝利し、連敗から脱した。


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