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45 MMA MMAPLANET o PFL PFL MENA2024#01 アブドゥラ・アルカタニ ヤジット・ハサネイン

【PFL MENA2024#01】粗い打撃戦からアルカタニがラッシュを仕掛けるとハサネインがギブアップ

【写真】クリーンヒット率は高くない。しかし勢いがあるアルカタニ(C)PFL

<フェザー級/5分3R>
アブドゥラ・アルカタニ(サウジアラビア)
Def.2R4分59秒 by TKO
ヤジット・ハサネイン(ヨルダン)

サウスポーのハサネインに対し、アルカタニが距離を詰めてパンチを振るう。オーソドックスに戻したハサネインに、アルカタニの右カーフがヒット。アルカタニの右ストレートから左フックを食らったハサネインが腰を落としてマットに手を着く。ここでアルカタニが組むも、ハサネインが切り返して左腕を差し上げケージに押し込む。レフェリーから次のポジションへの移行が促され、さらにレフェリーがブレイクをかけようとしたところでアルカタニが力を抜くと、ハサネインが崩していくがこれは無効に。

ブレイクからスタンドで再開されると、アルカタニが左ジャブを突く。ハサネインの左フックは空振り。アルカタニは右ストレートからシングルレッグでテイクダウンを奪う。立ち上がったハサネインをケージに押し込むが、切り返されてしまう。左腕を差し上げたハサネイン、アルカタニが離れる。ハサネインが左ミドルから左ジャブを突く。アルカタニも右カーフを当て、左右フックを振りながらハサネインをケージに押し込むも展開できず離れるという流れが続く。ハサネインにケージを背負わせたアルカタニの右が当たる。両者がロングフックを振るい合う粗い打撃戦に続き、ケージ際の差し合いで初回が終了した。

2R、ガードを固めたアルカタニが前に出ると、ハサネインの左インローがローブローに。すぐに再開後、ハサネインがサークリングから左ジャブ、右カーフを見せる。構わず前に出るアルカタニもパンチを振るうが、互いに顔の向きが流れており正確性には欠ける。さらに打ち合いでガードが下がりが、それでも当たらないという展開が続く。そこで当たるのはハセネインの左ジャブと右カーフ、アルカタニの右ストレートだ。しかしながら大振りになるアルカタニの右をかわしたハセネインがバックに回るも、すぐに離れた。

追うアルカタニの左がハサネインの顔面を捉える。下がりながら左右ローを当てるハサネイン。互いに左右ストレートを伸ばすなか、アルカタニの左が当たってハセネインがバランスを崩した。追撃を受けながら立ち上がるハセネインに、アルカタニがパンチのラッシュをかけると、地元ファイターの攻勢に場内も盛り上がる。しかしアルカタニのパンチが粗く、ヒットしながらも仕留めるクリーンヒットには至らない。と思われたが、ハセネインがレフェリーにアピールして試合が止められる。ハセネインのバーバルサブミッション=ギブアップのような形で終了した。

この結果、アルカタニのプレーオフ進出が決定。フェザー級のプレーオフはアルカタニ×アブドゥルラフマン・アリヤサット、イスラム・レダ×メラウン・ベラジュイットのマッチアップとなった。


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45 IMMAF MMA MMAPLANET o ONE アデーレ・フォーナリノ ティファニー・テオ マイッサ・バストス 山田海南江

【ADCC2024 Asia & Oceania Trial 02】女子55キロ級に出場、山田海南江「今までいっぱい泣いてきたから」

【写真】今年2度目のタイ。ONEとは異なり自身で航空券とホテルを抑え、戦う。それでもグラップラーは海を渡り、世界の頂点を目指す(C)SHOJIRO KAMEIKE

11日(土・現地時間)、タイはバンコク郊外ランシット大で行われるADCCアジア&オセアニア二次予選の女子55キロ級に山田海南江が出場する。
Text by Shojiro Kameike

昨年11月にシンガポールで開催された1次予選で、女子トーナメントは世界大会への出場権が賭けられていなかった。しかし山田は「ADCCルールに慣れるため」と女子55キロ級にエントリーし準優勝という結果を残している。今年3月にはONEサブミッションレスリングで、現役最強の柔術家のひとりマイッサ・バストスを相手に、敗れながらも好勝負を展開した山田が、今回挑むADCC予選について語った。


――タイのバンコク入り直後のインタビューとなります(※取材は5月9日に行われた)。昼に出発した東京の気温が18℃で、夜のバンコクが35℃と寒暖差が大きいようですね。

「そうなんです。東京も飛行機の中も寒い、空港に着いたら暑い、タクシーに乗ったら寒い――の繰り返しで(苦笑)」

――ここまで調整とコンディションはいかがですか。

「体調は問題ないです。実はコンディションよりも、ONEの試合が終わってから自分の中でギャップが生まれちゃっていて」

――ギャップとは?

「自分ではマイッサ戦で、もっともっとやられると考えていたんです。コテンパンにやられなかったのは、良いことかもしれません。だけど、そんなに世界は遠くないのかなって勘違いも生まれてしまいました。手応えがあった部分、プラス思っていたものと違っていたんですよ。ONEが終わってから1週間ぐらいは自分の中でもいろいろ考えて。練習はしたいけど体調も悪くなってしまいました。心と体のバランスに差が生まれたといいますか」

――世界チャンピオンに負けたけど良い試合を見せた。再戦すれば勝てるかもしれない……と期待されながら、その再戦は初戦とは程遠い内容で敗れるという例は、過去多数ありました。そのケースでは、もしかしたら初戦で燃え尽きてしまっていたのかもしれません。

「何となく分かります。マイッサと試合をして良かったと思う自分と、まだ対戦しなくても良かったんじゃないかと思う自分がいて。それでもADCC予選に向けて気持ちを切り替えないといけない。どうやって切り替えようかと考えたら、また心と体のバランスが――」

――……。

「でも1日中そういうことを考えていると、やることがなくなって。いつもどおり指導はしながら、練習は休んでいると時間もできて『私はこのままで良いのかな?』と。結局は『やっぱり練習するしかない』ってところに辿り着きました」

――マイッサ戦を振り返ると、ご自身の中で試合内容に対して満足いかないものでしたか。

「正直、あまり覚えていないんです。あとで試合映像を見返すと、一方的に攻められていたことには変わりないです。でも最初に言ったとおり『もっとやられるかな?』と思っていた試合内容ではなくて。

どの試合でも、内容に満足することはないです。ただマイッサ戦は周りの人からも『良い愛だったね』と言われますし、高い評価も耳にします。かといって自分で自分を褒めることはない。自分で自分を褒めて良いのかどうかは分からないです。

でもあの試合を見て『勇気をもらった』という連絡をくださった方がいて。それぐらい視ている方の心に響いた試合だったんだなって思うと、あの試合をやって良かったんだなって考えています。それがまた心と体のギャップにも繋がってしまうんですけどね(苦笑)」

――プロとして考えるのであれば、次の試合オファーとファイトマネーが評価を表すものの一つだと思います。マイッサ戦後、ONEから試合のオファーはあったのでしょうか。

「それもADCCとの兼ね合いなんですよ。今の私が目指しているものはONEのベルトではなくADCCです。ADCC世界王者に至る過程として、ONEの試合が存在しているのであれば考えます。でも今の状態では、そのベルトを目指そうとは考えていなくて……。もちろん評価してもらえるのは嬉しいけど、自分の芯はぶらさずに続けていきたいですね」

――それだけ山田選手にとって、今はADCCこそが目指すべき世界の頂点ということなのですね。

「グラップリングって『世界の頂点』と呼ぶ基準が分からない競技じゃないですか。プロとして活動するにしても、やはり自分の中の世界チャンピオンとしての基準をクリアしてから次のことを考えたくて。その自分にとっての世界チャンピオンというのは、やっぱりADCC世界大会優勝なんですよ」

――そんななか昨年11月には、ADCCルールに慣れるためにと、代表決定戦ではないにも関わらずトーナメントに出場しました。以降、ルール対策はいかがですか。

「前回のインタビューでもお話したとおり、自分の中でタイマーを見ながらポイントが入らない前半と、ポイントが入る後半を意識して練習してきました。あとONEが終わってから1カ月間、足関節にこだわってきたんですよ。足関節で攻めて来る相手は絶対いるじゃないですか。特にポイントがない前半は足関節を凌げば、後半に自分がポイントを得られるチャンスが来るんじゃないかと思っています。

それと週1でレスリングの練習に行っていました。ちゃんとしたレスリングはもう5年ぐらいやっていなかったけど、ADCCのためにはレスリングも必要だと思って。今まで柔術だとギがある分、逃げていたところもあったんですよ」

――逃げていた部分……というと?

「ギは掴むところがあるじゃないですか。体で痛めているところがあると、ギを掴んで逃げてしまう時もありました。でもADCC、レスリングはそうもいかなくて。やっぱりADCCで戦うためには逃げることなく、その部分を埋める練習が必要だと思ったんです」

――なるほど。レスリングの練習は母校に行ったのでしょうか。

「いえ、早稲田大学ですね。早稲田のレスリング部に友達がいて。でも申し訳なかったです。全然レスリングができなくなっていて(苦笑)」

――やはり5年振りだと全く勝手が違いますか。

「ひとつは自分が柔術に慣れすぎていて、たとえばテイクダウンに入りきることができなくなっていました。柔術だとギロチンを警戒するので、テイクダウンに入るにしても、すぐに抜けられるような形になっていて。私はグラップリングでも、小さい頃からレスリングをやっていた部分をもっと生かしたいです。そのためにも普段から、もっとレスリングの練習をしておいたほうが良いと思いました。ハッキリ言ってしまえば、私にはレスリングの部分しか勝ち目がないから。アハハハ」

――笑いながら言うことではないです(笑)。

「前半に相手の足関節を凌いで、後半に持ち込んでポイントを取る。そのために自分が好きだったレスリングを――レスリングから離れた今もう一度見直すのも不思議ですね」

――今回の出場選手を見渡すと、やはり昨年11月よりも様々な競技で実績を残しているメンバーがエントリーしています。そのなかでもご自身のレスリング力、レスリングの経験はアドバンテージになるでしょうか。

「アドバンテージにするためにレスリングの練習をしてきました。前回、アデーレ・フォーナリノとの決勝戦では最初のほうで私がテイクダウンしたんです。それも含めて前回出場したメンバーの中では、レスリングに関しては私が上のほうにいたと思います。でも、おかげで私がレスリングで強いのはバレちゃったから、今回は簡単にテイクダウンに入れる状態に持っていかせてくれないでしょうね……」

――そう考えると、前回の予選でアナコンダを極めまくった竹内選手にも同じことが言えるでしょう。

「そうかもしれないですね。自分の強みが周りに知られているなかで、その強みにこだわって貫くか、あるいは別の強みを摂り入れるか。ただ、周りの選手を見ても思うんです。たとえばボトムからの展開にこだわっている選手も、間違いなくトップからの攻めも強いはずなんですよ。それでもボトムにこだわるのは、何か理由があるからで。自分はボトムからはヘタなので分からないですけど」

――ここでも自虐ですか(笑)。それだけに今の山田選手にとって、一番適正なのがADCCルールであると言えませんか。

「はい。今はADCCが一番、可能性のあるルールだと思うんですよね。でも今回出ている選手も、みんな強そうで」

――世界大会への出場権が賭かっているためか、エントリー選手の質が昨年11月とは大きく異なりますね。国際大会の実績を持つ比国のアニー・ラミレスをはじめとして、ONEで戦っているMMAファイターのティファニー・テオや、IMMAF世界王者のジャンナ・カスキノヴァなど多種多様な選手が出場します。

「アニーとは練習したことがあります。私が負ける感じではなかったけど、もともと60キロで試合をしているぐらい、とにかく大きいんですよ。柔術もグラップリングもやっていて、アジアで最強の一人だとは思います。

韓国のキム・シウンは今年1月に、マイッサが優勝したアブダビグランドスラム東京(女子茶帯ルースター級)で3位になっていますよね。マイッサが一度スイープでポイントを取られていて、その時から注目していました」

――なるほど。トーナメント表は計量後に発表されるとのことですが、現時点で出場メンバーを見た印象を教えてください。

「誰と対戦することになっても、結局は自分のスタイルは変わらないですね。これまでも、それで戦ってきましたし。あとは珍しく運次第って言いたいです。

私って、もともと運がないんですよ。レスリング時代のくじ引きとか。でも今回は運も勝負のうちだなと思っています。自分がやれることはやってきました。そこにプラスして『今まで泣いてきた分、運がついてきらら良いな』と。次が無い試合って心地良いです」

――次が無い試合、というのは……。

「今回負けたら、次のチャンスは2年後じゃないですか。そういう試合って久しぶりなんですよね。今は光と絶望の中間にいる状態で」

――オリンピック出場のチャンスは4年に一度しかありません。一方でプロの試合は勝てば、あるいは良い試合をすれば、すぐに次のオファーが来る可能性がある。マイッサ戦でギャップを感じたと言われましたが、「負けても良い試合だったから次がある」というプロの世界が、これまで山田選手が生きて来たレスリングや柔術の世界とは違うわけですよね。

「そうか、そういうことですね。『負けても次がある』という世界に馴染んでいないというか。それと私は今まで楽しんで柔術をやってきました。でも今回『負けたら次はない戦いだ』と気づいた瞬間、勝ちたいという欲が強くなって。そのために『楽しみたい』と『勝ちたい』の間で、気持ちの浮き沈みが激しかったです。

でも今はもう吹っ切れました。今回出ているメンバーの中でも、その気持ちを味わっている経験は私が一番だと思っています。『みんな、その環境に置かれたことないでしょ?』と言いたいです。私は今まで、その環境でいっぱい泣いてきたから。負けたら次はない、だから勝ってラスベガスの世界大会に行きます」

■視聴方法(予定)
5月11日(土・日本時間)
午後12時00分~Flo Grappling

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K-1 o YouTube チャンネル

【納得】もしK-1のプロモーターが石井和義でなければ成功していなかったと確信する動画

この動画を見る前に見ておきたい動画
→https://youtu.be/-MkBGPy9DT0

押忍、石井館長こと石井和義のYouTubeチャンネルへようこそ。

今回はK-1を世界的競技にするためにやった石井館長の戦略について前回に引き続き具体的に紹介します。
・K-1が盛り上がるためにプロモーターとしてやったこと。
・佐竹雅昭とK-1との関係、そして佐竹雅昭の才能。
・選手として成功するには周りのマネージメント力が絶対的に必要
・テレビで放送するために必要な芸能界との繋がり

空手家、格闘家に限らず、社会人すべてにこの言葉を届いてほしい。

最後までお付き合いくださいね。お楽しみに。

空手の石井館長からK-1の石井館長になるまでのストーリーを再生リストにしています。1話から7話まであります。ぜひご覧ください。

コメントもすべて目を通しております。
良かったなと思いましたら、高評価やチャンネル登録もよろしくお願いいたします。

X(旧Twitter)でも頻繁に発信しております。
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#ishiikanchou #K-1 #k1

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45 AB Gladiator MMA MMAPLANET NavE o Road to UFC Road to UFC2024 UFC オトゴンバートル・ボルドバートル チェ・ドンフン チーニョーシーユエ 久保健太 和田教良 海外 鶴屋怜

【Road to UFC2024Ep03】前回準優勝者と対戦、チェ・ドンフン「ゲンを担いで鶴屋怜選手と同じ髪型に」

【写真】おちょくっているのかという表現の言葉ですが、チェ・ドンフンは本気でゲンも担ごうとしていた。ただし、鶴屋怜の髪型にはなっていないような……(C)MMAPLANET

18日(土・現地時間)&19日(日・同)に中国は上海のUFC PIで開催されるRoad to UFC2024。2日間で4エピソードが実施されるアジア発、世界最高峰への道──その2日目、エピソード03で韓国のチェ・ドンフンが前回の準優勝のチーニョーシーユエと戦う。
Text by Manabu Takashima

昨年12月にGLADIATORに初来日したDouble FGFフライ級王者は久保健太、そして2月にはフライ級王座決定Tに出場した和田教良と2試合連続KO勝ちし、同トーナメント本命と目されていた。

そんな日本でもジワリと実力者ぶりが浸透し始めていたチェ・ドンフンは、トーナメント離脱からRoad to UFCを経てUFCファイターになることを日本のファンに誓う。


──Road to UFCに向け1カ月を切りました。どのような気持ちで日々を過ごしていますか(※取材は4月27日に行われた)。

「相手も決まっていますが、そこは気にしないようにして自分のやるべきことを続けています」

――2月にGLADIATORフライ級王座決定トーナメント準々決勝で勝利し、その後Road to UFCから声がかかりました。その時はどのような気持ちでしたか。

「Road to UFCからオファーがあった時は、自分が出て良いのかと……。GLADIATORのフライ級トーナメント中だったので、申し訳ないという気持ちがありました。実際、3月3日の他の準決勝もチェックしていましたし。

あの時点では、そのままトーナメントに出続けてGLADIATORのチャンピオンになれる自信がありました。準決勝はNavE選手と戦うことになっていましたが、ベルトを取り逃したなという想いもあります」

――本命チェ・ドンフンという見方から、3月3日にはオトゴンバートル・ボルドバートルが一気に対抗馬に浮上していました。

「強い選手ですね。残った選手のなかで、一番強いと思いました。ただMMAというスポーツは相性というモノがあります。そういう部分で、自分は彼には分があるなと思っていました。本気でベルトを狙っていた分、GLADIATORの皆さんに申し訳ない気持ちでした。

ただRoad to UFCからオファーがあったことに対し、自分を日本で戦わせてくれた長谷川(賢)さんが引き留めることは一切なく『おめでとう。絶対に優勝して』と言ってくれて。もう感謝しかないです。それから、ずっと平常心を保つようにしています。

何よりGLADIATORの2試合は対戦相手のレベルがどうこうでなく、海外で試合をして勝つことができたことが大きかったです。Road to UFCの前に海外で戦えたことは大きな経験になっています。加えて2試合ともフィニッシュできたことで、自分の殻を破ることができたと思います。フィニッシュ能力がある――自分のなかにある野生を呼び起こすことができました」

――そんなドンフン選手のRoad to UFCの戦いが始まります。ドンフン選手はチームMADポハンに所属していますが、より選手層の厚いチームMAD本部――プサンに練習に行くことはないのでしょうか。

「普段はポハンだけで練習していますが、今週末にプサンに練習に行きます。自分が重要視しているのは対策練習で、それ以外のフィジカル等は自分でプログラミングをしてやっています。なのでポハンでの練習で十分なのですが、1カ月も切っているのでハードなスパーリングではなくて、色々なタイプの選手と手合わせをしたくて本部に顔を出すことにしました」

――なるほどです。今回は韓国、日本、インド、インド系英国人、そして中国人とフィリピン人が2人の参加です。バランス的にみて、なぜ日本や韓国人選手は2人でないのか。中国人を勝たせたいという空気を感じるのですが……。そのなかでドンフン選手はチーニョーシーユエという前回の準優勝者と戦います。

「自分もなんとなくUFCは韓国人に勝たせたくないのかなという想いはしています(笑)。そのなかで前回の準優勝者と戦うことに不安もありました。ただ試合映像を視て、研究をすると『勝てるな』と思えるようになっています。

あの選手はサウスポーの戦い方に頼りすぎています。自分の方が引き出しも多いですし、必ず勝てます。まぁ、カモですよ(笑)」

――押忍。力強い言葉です。チーニョーシーユエは鶴屋怜選手が完勝した相手でもあるので、比較をされるかと思います。

「実は鶴屋怜選手が完勝したので、ゲンを担いで今は彼と同じ髪型にしたんです(笑)。そういうところまで含めて、精一杯戦います。自分は絶対にUFCファイターになります。中国人になるのか、インド人になるのか――どんな強い選手がいるかも分からないですが、日ごろの練習の成果を発揮して一掃します。期待してください」

――では改めてRoad to UFCへの意気込みを日本のファンに向けてお願いします。

「いつも暖かく応援してくれる日本のファンの皆さんには、感謝しかないです。自分はRoad to UFCで優勝します。絶対に皆さんを失望させない試合をします」

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Bokuden Ryu Jujutsu【Kurumadori Hidari】Tsukasabaki no Kata 卜伝流柔術【車捕 左】柄捌之形 #shorts

DVD「Bokuden Ryu Jujutsu by Kai Kunimasa Taishin」SPD-7512
The name of Tsukahara Bokuden has been preserved in history as a sword saint.
Tsukahara Bokuden founded a Bujutsu Ryuha named Bokuden Ryu.
Bokuden was a comprehensive Bujutsu that included Ken, Jujutsu, Naginata, Yari, and all Bujutsu.It has the characteristic element of wearing a sword when facing the opponent, even when doing Jujutsu.

DVD「甲斐国征泰心 卜傅流柔術」SPD-7512より抜粋

塚原卜傳ゆかりの柔術は帯刀しての技が特徴である

塚原卜傅(ぼくでん)は、武術修行で全国を回り、日本各地にその剣技を伝え残した。
松代藩(現在の長野県)に伝承された卜傅流を受け継ぐ甲斐国征泰心(かいくにゆきたいしん)は「武道は一体なり」の信念の下、あらゆる武術を修行。
研鑽精進の道を歩む武道家である。武の時代に生まれた古の技がここに。

[収録内容]
坐形 Suwarigata
 水月 Suigetsu
 膝車 Hizaguruma
 扉勝 Hisho
 鬼拳 Oniken
 振込 Furikomi
 捻 Hineri
 飛違 Tobichigai
 突込 Tsukkomi
 肩付 Katazuke
 奏者 Sosha
 奏者返 Sosha Gaeshi
柄捌之形 Tsukasabaki no Kata
 車捕 Kurumadori
 車捕 右 Kurumadori Migi
 車捕 後 Kurumadori Ushiro
 車捕 左 Kurumadori Hidari
 保愚礼 前 Hogure Mae
 保愚礼 右 Hogure Migi
 保愚礼 左 Hogure Hidari
大小之捕 Daisho no Tori
 前 Mae
 右 Migi
 後 Ushiro
 左 Hidari
 保愚礼 前 Hogure Mae
 保愚礼 右 Hogure Migi
 保愚礼 後 Hogure Ushiro
 保愚礼 左 Hogure Hidari
固形 Katame no Kata
 羽衣ノ曲 Hagoromo no Magari
 風呂絞 Furo Jime
 小鳥絞 Kotori Jime
大小立会 七形 Daisho Tachiai 7gata
 前 Mae
 保愚礼 前 Hogure Mae
小具足 Kogusoku
 前 Mae
 前 別法 Mae Beppo
 引脇差 Hiki Wakizashi
 奏者 Sosha
 右 Migi
 夢枕 Yume Makura
応用技(Oyo Waza)
 正面打ち小手返し Shomen Uchi Kote Gaeshi
 前蹴り天地投げ Mae Geri Tenchi Nage
 胸捕り呼吸投げ Munedori Kokyu Nage
 正面突き打ち落し Shomen Tsuki Uchi Otoshi
 前蹴り入身突き Mae Geri Irimi Tsuki

甲斐国征泰心(Kai Kuniyuki Taishin)

1943年7月、宮崎県延岡市出身。13歳より空手を学び、以来果てしなき武術追求の道に邁進する。
その修行研鑽は幅広く、沖縄剛柔流空手道に始まり、神道無想流杖道、無外流居合兵道、無双直伝栄信流居合兵法、養神館合気道、琉球古武術、柔術、古武術など様々な流派を巡り、さらには台湾に渡り中国武術をも学ぶ。
1983年より、国際武道連盟派遣講師として毎年欧米アジア諸国への巡回指導を行うとともに、海外からの修行者を多数受け入れ指導を行う。
1991年6月、世界武術連合会長、その後改組された国際武道振興会で理事長に就任。
日本武道の国際的普及振興活動に励んでいる。卜傳流柔術腰回正統第21代宗家。

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45 MMA MMAPLANET MMAとフィジカル o Special YouTube   パンクラス ワタナベ関羽マサノリ 久米鷹介 栄養 竹本啓哉 粕谷優介 鈴木陽一 食事

【Special】『MMAで世界を目指す』第5回:鈴木陽一ALIVE代表「MMAファイターの食事と体づくり」─02─

【写真】4月29日にパンクラスで粕谷優介を下した久米鷹介。試合2カ月前で、このグッドシェイプを維持していた(C)SHOJIRO KAMEIKE

世界的なスポーツとなったMMAで勝つために、フィジカル強化は不可欠となった。MMAPLANETでは「MMAに必要なフィジカルとは?」というテーマについて、総合格闘技道場ALIVEを運営する鈴木社長=鈴木陽一代表が各ジャンルの専門家とともに、MMAとフィジカルについて考えていく連載企画をスタート。連載第5回目は、前回に続き公認スポーツ栄養士の牛島千春氏とMMAファイターの食事と体づくりについて考える。
Text by Shojiro Kameike

<連載第5回Part.01はコチラから>


鈴木 どの年代でも増量期はカロリーを増やして、減量期はカロリーを減らすという原則は変わらないわけですよね。

牛島 はい。たとえカーボを優先しても、少量のカーボだけでカロリー摂取量が低すぎると意味はないですから。特に成長期であれば、成長する分のカロリーも摂取しないといけないですし。一方でMMAの場合は、試合のない時期の食事の内容も考えておかないと、いざ試合前になると減量もしづらくなってしまいますよね。

鈴木 試合がない時期、つまり通常は糖質中心の食事のほうが良いですか。

牛島 糖質中心のほうが、減量期に入ると体重を落としやすくなると思います。脂質を上げすぎてしまうと、脂肪が増えてしまいますからね。そのケースでよく言われるのが「クリーンバルク」と「ダーティバルク」です。

牛島 たとえばジャンクフードばかりを食べて体を大きくのするのが「ダーティバルク」で、クリーンな食事で体を大きくすることを「クリーンバルク」と呼びます。ただ体を大きくするだけであれば、ダーティバルクでも良いのですが……。

鈴木 以前、何かの記事で見たことがあります。1日10本コーラを飲んで体を大きくしたけど、コーラを飲まないとイライラするような体質になってしまったと。コーラを飲むと血糖値が上がるじゃないですか。するとインスリンが分泌されて、血糖値が下がりすぎてイライラするようになってしまう。そうならないようにコーラを飲み続けるという……。

牛島 血液検査を実施している競技であれば、その状態では血糖値で引っかかってしまいますよね。

鈴木 やはり成長期の体づくりではカーボを先に摂ることも重要だけど、ちゃんとバランスを見ていかないといけないですね。練習中に、吸収の良い糖質が入ったドリンクを飲むのは良いですか。たとえばポカリスエットやアクエリアスとか。

前編にもあったとおり、ファイターにオフシーズンはない。竹本啓哉とワタナベ関羽マサノリのコンビは1週間のスパンで互いの試合を控えていた(C)SHOJIRO KAMEIKE

牛島 良いと思います。あるいはBCAAが入ったサプリメントを摂るとか。アミノ酸が欠如すると筋分解が起きてしまいますから、筋肉のエネルギー源になるBCAAは摂ったほうが効果的ですね。特に強度が高いスポーツや、運動時間が長い場合はBCAAを摂らないと逆に筋肉も減っていく場合があります。

鈴木 「運動時間が長い」というのは、どれくらいの時間を指しますか。

牛島 2~3時間でも長いと思います。

鈴木 MMAって打撃と寝技、全てをやると2~3時間ぐらいは普通に掛かってしまいますよね。ウチの場合は、計4時間ぐらいになることもありますし。

牛島 それは凄いですね! 練習の間はドリンクだけで繋いでいるのですか。

鈴木 ドリンクぐらいです。そうなると筋肉が減ってしまいますか。

牛島 練習後のエネルギー補給は、どうしているのですか?

鈴木 選手によってバラバラですね。練習を終えて自宅に帰ってからガッツリと食べている選手もいると思います。

牛島 遅い時間にガッツリ食べてしまうと消化しきれずに、翌朝しっかりと食べられないケースも出てきますよね。

鈴木 練習を終えて夜11時に食事をするとしたら、やはり野菜とたんぱく質が中心の食事のほうが良いですか。

牛島 そのほうが消化に良いと思います。炭水化物も良いですが、糖質を摂りすぎると消化にエネルギーが使われすぎて、熟睡できなくなる可能性があります。睡眠の質が下がると翌日の動きにも響いてしまいますよね。やはりガッツリと食べるのは、寝る2~3時間ぐらいまででしょうか。

鈴木 それは難しい(苦笑)。

牛島 夜に練習する状況だと、帰宅してすぐに寝なければ翌日に響いてしまいますよね。そのためには朝と昼にちゃんと食べて、夜の練習前に栄養を摂取しておくことが大切になります。

鈴木 ジムの周囲に飲食店を探しておいたほうが良いね。

牛島 練習後はできるだけ早く栄養を摂ったほうが良いので、帰宅して食事するまで1時間も空くようでしたら、練習直後に補食でつないでほうが良いです。早ければ早いほど翌日に疲れも残らないので。理想は最初に糖質を摂ってからプロテインを飲んだほうが効率は良いですね。血糖値を上げてから、たんぱく質を摂るという。

鈴木 その場合、糖質が入ったプロテインでも良いですか。

牛島 はい、それでも大丈夫です。

鈴木 なるほど。あるいは練習後に、おにぎりを販売するか……。

牛島 そういうのはアリだと思いますよ。昔は部活で練習後にマネージャーさんが、おにぎりを用意していることもありましたし。

鈴木 そうだ! 僕も部活で練習後は走って寮に戻り、すぐに食事していました。当時は「なぜこんなに早く食事するのだろう?」と思っていたけど。

牛島 トレーニング後にすぐ糖質を摂ることができるよう、炊飯器を持って移動されているボディビルダーの方もいるぐらいですし。

鈴木 昔はごはんや鶏むね肉をタッパーに入れて持ち歩くことが多かったけど、最近はごはんを炊いて、そのまま炊飯器を持って移動する人がいますね。

牛島 もちろん極端な例ではありますが――1日3食だけでなく、トレーニング後にエネルギー源を補給する。筋肉を減らさないためには、それぐらいの意識が必要ということですね。

格闘技専業でもないかぎり、どうしても練習は仕事や学校が終わってからーー。1日の生活リズムを考えることは必須だ(C)ALIVE

鈴木 昼間に仕事や学業がある選手に必要なことは、まずは朝と昼にしっかり栄養を摂取すること。あとは練習前に補食でつなぎ、練習直後に糖質からたんぱく質を摂取して、あとは早く寝ろ――ということですね。

牛島 「朝ごはんを制する者が競技を制する!」ということですね。あと1日3食はもちろん、たんぱく質はコツコツと摂っておくほうが良い場合もあります。たんぱく質は一度に溜めておく量が限られているので。6時間経ったらグリコーゲンが枯渇してしまうので、炭水化物もコツコツと食べておいたほうが良いです。

鈴木 そう考えると、昼ごはんと晩ごはんの間に「3時のおやつ」を食べるという習慣も、本当によく出来ていますよね。

牛島 3時ごろは一番、脂肪になりにくい時間ですからね。夜になればなるほど脂肪を溜めこむ遺伝子が働くようになります。そういった生活習慣に変えることも簡単でないとは思いますけど……。

鈴木 でもプロのファイターにとっては、そういった調整も仕事のうちですから。

牛島 これだけは言えるのは――アスリートにとって、どうしても埋められない才能の差というのはあると思います。しかし食事も含めて体づくりは、自分の努力次第という面が大きいんです。それこそ1日3食と3時のおやつは、もともと皆さんが日常でやっていることで。その内容を変えてみるだけでも良いですから、ぜひ始めてみてください。

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45 MMA MMAPLANET o UFC UFC301 アレッシャンドリ・パントージャ アーセグ スティーブ・アーセグ

【UFC301】アーセグの右ヒジで大流血も、パントージャがTDで大接戦を制し地元ブラジルで王座防衛

<UFC世界フライ級選手権試合/5分5R>
アレッシャンドリ・パントージャ(ブラジル)
Def.3-0:49-46.48-47.48-46.
スティーブ・アーセグ(豪州)

パントージャが右カーフ化は右クロスに繋げる。距離を詰めてダブルレッグで組みつくが、アーセグが体勢を入れ替えた。両者が離れて、ケージ中央でパントージャが右カーフと右ストレートを当てる。しかしアーセグがプレスをかけて左ジャブを突く。パントージャの右の打ち終わりに、アーセグが左ジャブから左ボディを突き刺した。パントージャが組みつくも、アーセグが突き放す。首相撲からヒザを突き上げる両者。パントージャが右クロス、右カーフを当てると徐々にアーセグが体勢を崩すように。

右ストレート、右ボディからニータップでパントージャがクリーンテイクダウンを奪った。スタンドでバッティングが起こったか、アーセグは頭部から出血が見られる。スクランブルに持ち込んできたアーセグをダブルレッグで押し込むパントージャ。スイッチを狙うアーセグからバックを奪い、反転した相手をサイドから抑え込む。アーセグはハーフガードを取ったが、パントージャのパンチ連打を受けてしまう。再びバックからグラウンドに引き込んだが、アーセグが立ち上がってプレスをかけ、右ヒザを繰り出して初回を終えた。

2R、パントージャが一気に距離を詰める。パンチから組みつき、右腕を差し上げてアーセグをケージに押し込む。ハイクロッチに切り替えるも倒せなかったパントージャが離れた。パントージャの左ジャブに対し、アーセグは左前蹴りで前進を止める。アーセグが左ジャブを突くも、パントージャが右クロスを狙う。ショートレンジの打ち合いからボディロックで組んだパントージャが、グラウンドに持ち込んだ。アーセグのハーフガードをパスしてマウントに移行するパントージャ。アーセグが再びハーフに戻し、スイープに成功した。立ち上がったパントージャが離れる。

右アッパーからシングルレッグを狙ったアーセグだが、パントージャにギロチンに捕えられてしまう。首を抜いて離れるアーセグ。パントージャは右ストレートから前進するが、アーセグも右ヒジで迎え撃つ。パントージャが組みつきケージに押し込んだが、投げに失敗して打撃戦に戻されてしまう。パントージャが距離を詰めてくるとアーセグはクリンチから突き放し、右ストレートと右ヒザを繰り出す。残り10秒でパントージャがボディロックからグラウンドに引きずりこみ、パウンドを浴びせていった。

3R開始早々、パントージャの右カーフにアーセグが右ヒジをカウンターで合わせた。パントージャがアーセグをケージに押し込み、ヒザを突き刺すも、アーセグが体勢を入れ替える。プレスをかけるアーセグに、パントージャが右ボディストレートを突き刺した。しかし顔面を狙った右フックは空振りに終わる。アーセグの左ジャブがパントージャの顔面を捉える。左フックのカウンターから右に繋げるパントージャ。アーセグは左ジャブで距離を保っている。

距離を詰めてアーセグをケージに押し込んだパントージャが右腕を差し上げた。しかしアーセグがオーバーフックから右側に回ってケージを脱する。パントージャの細かい連打はヒット率が下がっている。打ち合いの中でアーセグの右ヒジがパントージャの頭部にヒットした。打ち合いからダブルレッグで飛び込んだパントージャが、アーセグに尻もちを着かせた。すぐに立ち上がったアーセグを押し込むパントージャ。しかし額から大量の出血が見られる。パントージャはバックコントロールからグラウンドに持ち込み、ケージに押し込んでラウンドを終えた。

4R、アーセグがパントージャにケージを背負わせる。パントージャの右をかわしたアーセグがジリジリと距離を詰めていく。右ストレートからニータップを狙ったアーセグだが、ここはパントージャがかわした。スタンドではアーセグの右アッパーが当たる。パントージャは疲労か足が動かない。アーセグが左ジャブでパントージャの顔面を跳ね上げ、前に出て来る相手に左フックを叩き込む。再びパントージャの額から血が流れ始めた。パントージャの左ジャブは届かず。アーセグのシングルレッグはスプロールしたが、スタンドに戻ってもペースは掴めないパントージャ。アーセグの左ボディが突き刺さる。残り20秒でアーセグの右アッパーに合わせて組みついたパントージャだが、テイクダウンを奪うことはできなかった。

最終回、パントージャの右にアーセグが左を合わせる。アーセグは距離を取ってカウンター作戦からダブルレッグでパントージャに背中を着かせた。パントージャはスクランブルからバックに回る。立ち上がったアーセグはケージを掴むが注意なし。パントージャがバックから引き倒したが、すぐにアーセグが立ち上がって離れた。アーセグがパントージャにケージを背負わせて右を打ち込む。パントージャの左ジャブに左ハイを合わせたアーセグは、自分の距離をつくって戦い続ける。組みついてきたパントージャを振り払ったアーセグは、様子を見ながらダブルレッグで入ると、パントージャが足を取ってトップを奪う。ハーフガードのアーセグはリバーサルを狙ったが、ここはパントージャが抑え込んだ。再び返そうとしたアーセグの動きに合わせてマウントを奪ったパントージャは、ハーフに戻したアーセグにパウンドを浴びせる。最後は立ち上がり、勝利をアピールした。

大接戦となったが、判定はユナニマスでパントージャに。パントージャは地元ブラジルで2度目の王座防衛に成功した。


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45 MMA MMAPLANET o UFC UFC301 キック ジョゼ・アルド ジョナサン・マルチネス

【UFC301】アルドが鋭い打撃と抜群のTDでマルチネスを翻弄。約1年9カ月ぶりのUFC復帰戦で判定勝利

<バンタム級/5分3R>
ジョゼ・アルド(ブラジル)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
ジョナサン・マルチネス(米国)

サウスポーのマルチネスが左の前蹴りとインロー。アルドはガードを高く上げて右のインローを蹴り、右ストレートを伸ばす。マルチネスはアルドの前足に左右のローを集め、ジャブで距離を取る。アルドもジャブを突いて右ストレートから左フック、マルチネスはシングルレッグのフェイントも見せる。アルドが右ミドルを蹴ると、マルチネスも左ミドルを返す。アルドがワンツー、互いにインローを蹴り合い、アルドがパンチから右ミドル。マルチネスも右手を伸ばして左ミドルを蹴る。

アルドが右ボディストレート、そこから左フックを返す。マルチネスが距離を取って左ミドルを蹴ると、アルドは右ストレートから左ボディにつなげる。マルチネスはアルドの右ストレートに右のフックを返すが、アルドは右ストレートから左ボディまでつなげる。マルチネスが左ミドルを蹴ると、アルドは右ヒザでカットし、逆に右のインローを蹴る。マルチネスがパンチで前に出ようとすると、アルドは左の前蹴りで突き放した。

2R、マルチネスがジャブ、アルドがインロー。マルチネスが左ミドルを蹴ると、アルドも右ミドルを蹴ってジャブ・右ボディストレートを返す。マルチネスは左ストレート、アルドは右ストレートから左ボディ、右のテンカオ。マルチネスはシングルレッグで組んで、右腕を差してケージに押し込む。

ブレイク後、マルチネスはここも左ストレート。アルドが右ハイキック、右ストレートから左フック、右アッパー、インローと手数を増やす。マルチネスも左ストレートから前に出ていくと、アルドはジャブで止めつつ、マルチネスの左を空振りさせて奥足ロー、右ボディストレート・右のテンカオ。マルチネスは左ミドルとスピニングバックフィストを見せ、やはり左ストレートで前に出ていく。終了間際、アルドが右のヒザ蹴りとワンツーフックを見せた。

3R、マルチネスが左ストレートと右のアウトロー。アルドも右ストレートを打ち返し、ダブルレッグも見せる。スタンドの攻防に戻ると、マルチネスがジャブ・ワンツー、距離が詰まると右ヒジ、左の縦ヒジも見せる。アルドは左右のボディとテンカオを返す。マルチネスが左フック、アルドはブロックして右ストレート。マルチネスは左のヒジも交え、スピニングバックフィストを繰り出す。

左ミドルを蹴るマルチネス。アルドが右アッパーからの左フックを当てて右のテンカオ、ヒザ蹴りを連打する。ここでアルドがダブルレッグでテイクダウンを奪い、マルチネスの右足をまたいでハーフガードへ。マルチネスも足を一本戻すが、アルドがトップキープを続けて試合終了。鋭い打撃と絶妙のタイミングで決めたテイクダウンでアルドが約1年9カ月ぶりのUFCで判定勝利を収めた。


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DEEP o YouTube チャンネル

信原 空 vs 小沼 魁成

DEEP-70kgアマチュアSルール3分2R

信原 空(JAPAN TOP TEAM)
vs
小沼 魁成(THE BLACKBELT JAPAN)

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45 AB MMA MMAPLANET o ONE ONE FN22 アクバル・アブデュラエフ ハリル・アミール

【ONE FN22】全勝対決はアブデュラエフがバックコントロールで優位に立ち、2Rに左でアミールを沈める

【写真】アブデュラエフの左を受けたアミールは背中からバッタリと倒れた(C)ONE

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
アクバル・アブデュラエフ(キルギス)
Def.2R2分52秒 by KO
ハリル・アミール(トルコ)

サウスポーのアミールが距離を取って左ストレートを伸ばす。左ジャブを突いて距離を詰めるアブデュラエフを、アミールは左ストレートで下がらせる。しかしアブデュラエフのプレスは止まらず、右を振るう。アミールがパンチを見せた瞬間に組みついたアブデュラエフが、バックテイクからグラウンドに持ち込んだ。

立ち上がるアミールのバックに着いたままコーナーに押し込んでいくアブデュラエフ。アミールがアブデュラエフの右腕をキムラで抱えた。クラッチを切ったアブデュラエフがグラウンドに引きずり込むも、すぐにアミールが立ち上がり正対した。アブデュラエフはボディロックから背中を着かせる。スタンドに戻るアミール。アブデュラエフのバックコントロールから抜け出し、シングルレッグをスプロールしてバックを奪う。アブデュラエフはアミールの右足を入れさせず、相手の頭をコーナーに押し込んで反転しトップを奪取して初回を終えた。

2R、頭を振って近づくアブデュラエフが右インローを見せる。対するアミールは左ストレートを突き刺した。アブデュラエフの右ハイは空振り。アミールが右ヒザを繰り出すとアブデュラエフは組みついたが、リングに押し込まれてしまう。シングルレッグからボディロックでアブデュラエフにヒザを着かせたアミールだが、立ち上がられた瞬間に離れる。

追いかけるアブデュラエフがニータップで尻もちを着かせた。スイッチを狙ったアミールのバックに回る。アミールは立ち上がって正対し、ダブルレッグへ。これを切ったアブデュラエフがロープに押し込む。ここでアブデュラエフが突き放して打撃戦に移行する。右に回ったアミールの顔面に左フックを叩きこむと、アミールは背中から沈んだ。

ともに10戦無敗の全勝対決はアブデュラエフがKO勝ちを収めた。


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