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【RIZIN44】1年半振りの実戦、中島太一戦へ。岡田遼─01─「もう一度MMAを楽しみたいと思っています」

【写真】我々はファイター岡田の言葉が聞きたかったわけです(C)SHOJIRO KAMEIKE

24日(日)、さいたまスーパーアリーナで開催されるRIZIN44で、元修斗世界バンタム級王者の岡田遼が現パンクラス同級王者の中島太一と対戦する。
Text by Shojiro Kameike

昨年3月に修斗のベルトを失って以降、岡田は平良達郎や鶴屋怜など後輩ファイターのサポートに回っていた。その10カ月間で、客観的に自身を見つめることができたという。岡田遼が語る、岡田遼のMMAとは。


――昨年3月の安藤達也戦以来、1年半ぶりの試合を迎えます。その間、岡田選手は平良達郎選手や鶴屋怜選手などをサポートする姿が目立っていました。岡田選手にとっては現役のファイターと、セコンドやトレーナーとしてのサポートでは、どちらのほうに重きを置いているのでしょうか。

「この1年ぐらいの間は、8-2で後輩たちのサポートに回ってきました。でもRIZINで復帰戦が決まってからは、8-2で選手としての僕を優先してきたつもりです」

――他の選手のサポートに回った理由は、岡田選手自身の試合がなかったことですか。それともサポートにシフトし始めていたので、ご自身は試合をしなかったのでしょうか。

「前者ですね。まず修斗のベルトを失った時点で、少し休もうと思っていました。その結果として自分は試合をしない、ならば後輩たちのサポートに回ろうと。鶴屋浩さん(パラエストラCNW代表)や松根良太さん(Theパラエストラ沖縄代表)のお手伝いをしたいと思いました」

――岡田選手がトレーナーとして重要視していることはありますか。

「主役はトレーナーではない、ということですね。あくまで選手やクライアントさんが第一です。なかには自己満足みたいに、自分がやらせたいメニューをやらせる方もいるじゃないですか。それではダメですよね。まず選手やクライアントさんがやりたいことを聞き、その日のコンディションを見ながら、相手の希望に寄り添う形で僕のほうからトレーニングメニューを提案する。だから、やる気のない人に当たっちゃうと全然伸びないんですよ。『やる気がないなら、やらなくて良いんじゃないですか』という感じなので(笑)」

――指導を受ける側が丸投げしてきては、何も伸びないですよね。

「アハハハ。僕も最初に『丸投げはしないでください』って言います」

――ではトレーナーやセコンドとしての活動から、ファイターとしての岡田選手にフィードバックされているものはありますか。

「ありますね。主観と客観の差って大きいじゃないですか。今まで僕は、自分のことだけを考えて選手活動をしてきました。そこで一歩引いてセコンドやサポートで後輩たちを見た時に、『意外と乖離があるなぁ』と思いました。

選手たちは試合前になると、どんどん視野が狭くなってくる。考えていることも堅くなる。傍から見ていると、『もっと柔らかく考えたら良いのに』と思うことがあって。でもコレって、自分も選手の立場では『今日はこの練習をしなきゃいけない』、『こうしないと勝てない』、『この食事を摂らないと絶対に計量オーバーする』とか堅く考えがちでしたよね」

――そこで自分のことを客観的に捉えることができたわけですね。

「自分も選手としてMMAを続けていくうえで、思考が柔軟になりました。いろんな選手がいて、いろんな方法がある。それこそ平良達郎のUFCに同行して、他の選手の水抜きをチラ見したり(笑)。結果、『これしかない』というものはなくて。おかげで選手としての引き出しも増えたと思います」

――岡田選手の試合は、良い意味でしっかりとプラン通りに遂行されているものだと思います。そしてプランAがダメならプランB、プランBがダメなら……と、いくつものプランが枝分かれで用意されている。一方で、それだけ綿密にプランを立てることが弊害になったケースはありましたか。

「あります、あります。こちらが用意しているプラン以上のことを相手がやってきた時、それに対処しないといけないじゃないですか。やっぱり戦いなので。でもその状態になると、自分が何をすれば良いのか分からくなるということはありました」

――岡田選手は思考もスマートですし、器用だから何でもこなせる。しかし何でもこなせるからこそ、器用貧乏に陥ってしまっていたのでしょうか。

「それこそが、まさに最近の僕の試合ですよ(苦笑)。自分の試合を視て、本当にそう思います。直近でいうと安藤達也戦は、1Rにバックを奪うなど僕が良いポジションにいました。そこで、いくつもの選択肢が浮かんだんです。『ここで攻めても良いけど、5Rあるしな……』とか、いろんな展開を考えてしまって。そういうことを試合中に考え込んでしまうんです。

元谷戦でもそうでしたね。『ここでどうしようかな』と考えているうちに、試合が終わってしまって。突破力や爆発力といったものが足りないというか。やることを決めて『ここはコレしかない!』というふうに戦う相手には、勢いで押し負けることがあります。そういうところは修正しないといけないと思っていました」

――安藤選手と元谷選手が、まさに自由な戦いを見せるタイプですからね。岡田選手としては、そういった自由に戦うファイターに憧れはなかったですか。

「自分は全くタイプが違いますからね。自分の場合は『シチュエーションごとに感覚で戦うようなスタイルだと上に行けない』と思っていました。全部キッチリと綿密にファイトプランを立てて試合に臨むことで、修斗のチャンピオンになることができたんです。でも、上に昇っていくにつれて――試合をしていて楽しくないんですよ」

――……。

「それで結果も芳しくなくて。今はベルトも巻いていないし、失うものは何もないから、ここでもう一度MMAを楽しみたいと思っています。今まで走ってきた路線とは違うMMAをやってみたい。違う路線のMMAに興味がある、というのが今の僕なんです」

<この項、続く>

■視聴方法(予定)
9月24日(日)
午後2時00分~ABEMA, U-NEXT, RIZIN100CLUB,RIZIN LIVE,スカパー!

■ RIZIN44対戦カード

<フェザー級/5分3R>
クレベル・コイケ(ブラジル)
金原正徳(日本)

<フェザー級/5分3R>
牛久絢太郎(日本)
萩原京平(日本)

<ライト級/5分3R>
スパイク・カーライル(米国)
堀江圭功(日本)

<フェザー級/5分3R>
中原由貴(日本)
白川陸斗(日本)

<フェザー級/5分3R>
摩嶋一整(日本)
横山武司(日本)

<バンタム級/5分3R>
中島太一(日本)
岡田遼(日本)

<ヘビー級/5分3R>
シビサイ頌真(日本)
ヤノス・チューカス(ハンガリーム)

<ヘビー級/5分3R>
スダリオ剛(日本)
トッド・ダフィー(米国)

<フライ級/5分3R>
福田龍彌(日本)
山本アーセン(日本)

<フライ級/5分3R>
征矢貴(日本)
ラマザン・テミロフ(ウズベキスタン)

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【RIZIN44】牛久絢太郎戦へ、岸本泰昭と合体=萩原京平「よく今まであれで試合をやってたなと」

【写真】MMAは理解し始めた時に、自身の本質とのバランスの取り方という課題がスタートするが、萩原はいかに消化できているだろうか――楽しみだ(C)TAKUMI NAKAMURA

24日(日)さいたま市中央区のさいたまスーパーアリーナで開催されるRIZIN44にて、萩原京平が牛久絢太郎と対戦する。
Text by Takumi Nakamura

昨年は弥益ドミネーター聡志、クレベル・コイケ、鈴木千裕に3連敗を喫した萩原。しかし今年4月RIZIN41のカイル・アグォン戦では見違えるようなパフォーマンスでアグォンを下して連敗脱出に成功した。そこには自分の弱さと向き合い、練習環境を見つめ直す萩原の姿があった。トレーナー&参謀役として信頼を置く存在=岸本泰昭との出会い、そして「牛久戦の後のことは考えていない」という真意を訊いた。


――24日RIZIN44で牛久絢太郎選手と対戦する萩原京平選手です。まず牛久戦のオファーを受けた時の心境から聞かせてください。

「自分にとって相性がいい相手だと思いました。4月に朝倉未来選手とやった時にも、そのうち当たるだろうなと思っていたし、元チャンピオンなんで、勝ったらオイシイ相手ですね」

――どこに相性の良さを感じたのですか。

「どちらかと言えばグラップラーだけど極めがない。そういう選手は相性がいいんですよ。あとは打撃のスタイル、身長、距離感……それも含めて戦いやすいです」

――かなり牛久選手のことを分析できているようですが、萩原選手は対戦相手の映像など細かくチェックするのですか。

「僕は軽く映像を見るくらいで、何回も見ないんですよ。細かい部分は僕以外のメンバーが見てくれています」

――では萩原選手はどういった部分を見るのですか。

「僕は最初に映像を見た時の第一印象で、自分の武器と相手の武器、自分の弱点と相手の弱点、それを照らし合わせて、自分と相性がいいかどうかを考えます。その最初の感覚は大事にしていますね。あとは試合当日に向かい合った時の感覚。どれだけ作戦や戦略を立てていても、試合で向かい合って自分が感じたことが第一優先だと思っています」

――事前に映像を見た直感、実際に向き合った時の直感、そのどちらも重要にしているんですね。

「そうですね。あんまり試合前に考えすぎてもよくないんで。試合映像といっても、過去のものだから試合当日までに技術もアップデートされていると思うんですよ。特に牛久選手は試合ごとに新しい技や引き出しが増えているから、最近の試合の印象プラス向き合った時の感覚で試合をしています」

――萩原選手自身は今回どのようなことを意識して練習しているのですか。

「まずは寝かされないこと、寝かされてからのエスケープ、寝かされても極められないことですね。僕の一番の武器は打撃で、そこを殺さずに強みとして出せる練習を意識しています。グラウンドを警戒して、自分の強みが出せなかったら勝てないし、それを出して寝かされたらしょうがないと思うんですよ。それを考えた上での練習です」

――4月RIZIN41のカイル・アグォン戦前には近畿大学のレスリング部にも出稽古に行っていました。今回も出稽古は行っているのですか。

「大阪と東京で練習していて、東京では土居(進)さんのフィジカルトレーニングと走り込み、大阪ではSMOKER GYMと岸本(泰昭)さんのジムのプロ練に参加させてもらっていて、そこで打ち込みや作戦の確認をしています。僕と岸本さんは牛久選手の組みに関する視点が変わるんですけど、そういう見方もあるんだと気づくことも多くて、お互いの意見をすり合わせながら練習しています」

――岸本選手にはどういった経緯で練習を見てもらうようになったのですか。

「もともと大阪で一緒に練習することがあって面識はあったんですよ。で、僕がカルペディエムで岩﨑(正寛)さんと練習していた時に『萩原くんにはMMAのコーチが必要。岸本選手とかいいんじゃないですか?』と言われたことがあって。ただ、正直その時は腑に落ちてなくて、岸本さんに練習を見てもらおうとは思わなかったんです。

でも鈴木千裕に負けて、練習環境や練習のやり方を見直そうと思った時に岸本さんのことを思い出して連絡させてもらいました。そしたら岸本さんは快く自分のことを受け入れてくれて、僕のために個別の練習時間を取ってくれたり、調整に付き合ってくれたり。打ち込みのパートナーとして身体を貸してくれて、今では自分にとってなくてはならない存在です」

――なるほど。実はアグォン戦を見た時に萩原選手の個々の技術がMMAとしてつながった印象があったのですが、そこは岸本選手の存在が大きかったんですね。

「今まではMMA特有の打撃からレスリング、レスリングから寝技、そのつなぎの部分を教えてくれる人がいなかったんです。だから打撃・レスリング・寝技を練習しても、うまくMMAとしてつなげることが出来なくて。でも岸本さんはそこを理論的に教えてくれるので、一気に伸びた感じがしますね。例えば東京でMMAスパーをして、全く歯が立たなかった相手を圧倒できるようになったり、自分の成長が目に見えて分かります」

――MMAの理解度が高まりましたか。

「それもあるし、よく今まであれで試合をやってたなと思います(苦笑)。逆にその分、自分のポテンシャルを感じたし、ここからの自分はもう負けないなって思います」

――今回の牛久選手も自分が勝つイメージは明確にできていますか。

「もちろんしんどい試合になる準備もしてますよ。牛久選手も強いファイターだからそう簡単にいくとは思ってないし。倒すパターンも用意しつつ、それが通用しなかったことも考えています」

――RIZNフェザー級はクレベル・コイケの王座剥奪に始まり、ヴガール・ケラモフが王座戴冠など混沌している階級です。萩原選手にも大きな期待がかかると思うのですが、牛久戦も含めたこれからの展望も聞かせてください。

「RIZINのベルトが目標ですけど、牛久戦の後のことは考えてないです。牛久戦に全集中しています。牛久選手を倒せば自然に次のことが見えてくるだろうし、今は9月24日に勝つことしか頭にないです」

――周りからは誰々とやってほしいと言われることもあると思いますが、萩原選手自身は牛久戦に集中しているようですね。

「そういう話をしてくる人は多いんですけど、周りの声に流されていい結果が出なかったことを経験しているし、それが僕が過去の失敗から学んだことです。牛久選手は先のことを考えて勝てるような相手じゃないから、目の前にいる敵を倒す。それ以外はないです」



             
■視聴方法(予定)
9月24日(日)
午後2時00分~ABEMA, U-NEXT, RIZIN100CLUB,RIZIN LIVE,スカパー!

■ 対戦カード

<フェザー級/5分3R>
クレベル・コイケ(ブラジル)
金原正徳(日本)

<フェザー級/5分3R>
牛久絢太郎(日本)
萩原京平(日本)

<ライト級/5分3R>
スパイク・カーライル(米国)
堀江圭功(日本)

<フェザー級/5分3R>
中原由貴(日本)
白川陸斗(日本)

<フェザー級/5分3R>
摩嶋一整(日本)
横山武司(日本)

<バンタム級/5分3R>
中島太一(日本)
岡田遼(日本)

<ヘビー級/5分3R>
シビサイ頌真(日本)
ヤノス・チューカス(ハンガリー)

<ヘビー級/5分3R>
スダリオ剛(日本)
トッド・ダフィー(米国)

<フライ級/5分3R>
福田龍彌(日本)
山本アーセン(日本)

<フライ級/5分3R>
征矢貴(日本)
ラマザン・テミロフ(ウズベキスタン)

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MMA MMAPLANET o Road to UFC Road to UFC2023 Road to UFC2023Ep05 UFC チェ・スングク マーク・クリマコ ロナル・シアハーン 岡田遼 鶴屋怜 鶴屋浩

【Road to UFC2023Ep05】クリマコ戦前の鶴屋怜「本戦を見据えて、打撃のチャンスがあったら見せたい」

【写真】無敗の選手には、特有の勢いがある (C)TAKUMI NAKAMURA

27日(日・現地時間)、シンガポールのインドアスタジアムで開催されるRoad to UFC 2023Ep05のフライ級準決勝で、鶴屋怜が米国のマーク・クリマコと対戦する。
Text by Shojiro Kameike

準々決勝のロナル・シアハーン戦では、父・鶴屋浩の得意技だった首投げからのVクロスを決めて快勝した鶴屋。UFC本戦へ向けて落とせない試合が準決勝・決勝と続いていくが、すでにその目はUFC参戦やUFCファイターたちとの戦いを見据えている。


――Road to UFCフライ級準決勝が迫ってきました(※取材日は15日に行われた)。今の仕上がりはいかがですか。

「いつも通りにいい感じに仕上がっています!」

――準々決勝後のインタビューではロータス世田谷やTRIBE TOKYO MMAでも出稽古しているということでしたが、今回の試合に向けて新たに取り入れていることはありますか。

「今回はあまり寝技の練習はやらないで、パンチメインの練習をしているんですよ。UFCの本戦に出てから(打撃を強化する練習を)やるよりも、こういう時期にやっておいた方がいいかなと思って。本戦を見据えて、次の試合は打撃を見せるチャンスがあったら見せたいと思います」

――まだトーナメント中ではありますが、すでに本戦を意識して練習をしているようですね。

「もちろんこの試合も大切なんで、この試合に勝つことにも力を入れているんですけど、自分の目標はUFCなんで、そこを見据えてやっています」

――どこで打撃を教わっているのですか。

「岡田遼さんに週1回パーソナルトレーニングという形で指導を受けていて、MMAのための打撃を教わっています」

――具体的にはどんな部分が伸びていますか。

「自分の武器であるテイクダウンがある中での打撃なので、相手がそこを警戒しているなかでいかに打撃を当てられるか。武器のテイクダウンをより活かすためにどんな打撃を当てるのか。そこを考えてやっています」

――組み技ベースの選手が打撃を覚える過程で、打撃偏重になってファイトスタイルが崩れる選手もいます。そのバランスはどう考えていますか。

「自分のなかでは純粋な打撃だけを練習するのではなくて、MMAにアジャストした打撃を覚えようとしているので、そこまで大きく変わることはないと思います。今までやっていきたことに、より打撃の要素が加わったというイメージですね」

――鶴屋選手はあまり前傾にならず、比較的に身体を起こして構えますよね。あまりレスリング出身らしくない構えですが、あれはあえてそうしているのですか。

「相手にプレッシャーをかけたいというのもありますし、テイクダウンを切るのにも自信があるので、いわゆるレスラーっぽい構えをしなくてもいいのかなと思ってやっています」

――誰かに指示されたわけではないのですね。

「そうですね。自分が動きやすいように構えて、ああいう形になりました」

――打撃のエッセンスが加わったことで、MMAでのスパーリングでも攻め手が変わりましたか。

「攻めのパターンは増えましたね。打撃を意識させることで、今までよりもテイクダウンが取りやすくなりました」

――打撃以外の部分ではどこを伸ばしたいと思っていますか。

「言ったらキリがないんですけど、寝技も完璧なわけじゃないし、全体的にバランスよく自分を向上させたいです」

――ここまでの戦績は7戦7勝。すべてフィニッシュして勝っていて、試合で劣勢になる場面もあまりない。試合で反省することが少ないと思うので、自分の課題を見つけることは難しくないですか。

「よく反省点がないように思われがちなんですけど、自分のなかでは『ここダメだったな』と反省する場面もあるんですよ。例えば1Rに雑な動きをしてしまうことがあったり。UFCの本戦で試合するようになったら、その雑さを突かれてラウンドを落とすことが出てくると思うんです。そういう細かい反省点を鍛える…というか、試合を重ねて慣れていきたいです」

――やはり見ているところはUFC本戦を見据えた戦いですね。

「今のレベルの相手だから押し切ることができたけど、もし相手が柔術黒帯だったら極められていたかもしれないし、簡単にエスケープされていたかもしれない。自分のなかで感じている修正点をなくしていきたいです」

――では前回のロナル・シアハーン戦を振り返って、どのような修正点がありましたか。

「2Rは落ち着いて自分のやりたいことができたんですけど、1Rは攻めようとしすぎて飛ばしすぎたかなと思います。極めよう、極めようとすればするほど、逆に極められなかったりするので。もっと力を抜いて戦えればよかったかなと思います」

――MMAにおける脱力&出力のタイミングはまだ難しいですか。

「そうですね。前回のシアハーン選手は試合映像を見る限り、そこまで力はないと思ったんですけど、実際に組んだら結構力が強かったんですよ。どうしても試合にならないと分からないことってあるし、いざそういう場面が来たときに、まだびっくりしてしまうことはあるかもしれないです」

――準決勝で対戦するマーク・クリマコ選手にはどんな印象を持っていますか。

「全体的にバランスよくできるかなと思います。ただ極めが強いわけでもないので、いつも通りやれば1Rか2Rでフィニッシュできると思います」

――バランスがいい選手=警戒すべき特徴や武器がないという部分もあります。そういう相手の攻略法はどう考えていますか。

「この相手だから対策を立てるというのはなく、普通にテイクダウンして一本取れれば取りたいです。ただ戦績がキレイな選手なので、そこまで上手くいかないと思うんですよ。そうなった時に今練習している打撃の部分を見せられたらいいなと思います」

――決勝の相手=チーニョーシーユエ×チェ・スングクの勝者について意識はしていますか。

「僕としてはクリマコ選手が一番手強いと思っていたので、決勝はどちらが来ても問題ないかなと思います」

――あと2つ勝てば優勝、現実的にUFC参戦が見えてきました。今のこの状況をどう感じていますか。

「UFCという目標があって、デビューしてから父親と『どんなキャリアを作っていこうか?』という話をしてきたんですけど、今のところすべて上手くいっているかなと思います」

――今回初めて鶴屋選手を取材させてもらったのですが、21歳ながら非常に落ち着ているし、しっかり自分の考えを持っている選手だなと感じました。昔からそういう性格だったのですか。

「そうですね。僕は3歳からレスリングをやっていたんですけど、小学生の頃、試合後にお父さんに何か言われても『俺には俺のやり方があるんだよ!』って言い返していました(笑)。そうやって自分の芯を持っている方だと思います」

――勝手なイメージで恐縮ですが、親子で格闘技をやっていると、親からの影響が強かったり、あまり親に対して自己主張しない印象がありました。

「僕のお父さんは練習中に何かを言ってくるタイプじゃなかったし、技術的にどうこう言う感じでもないので、それも影響していると思います」

――先ほどのどのようなキャリアを作っていくかという話も自分発信だったのですか。

「そうですね。まずは自分のやりたいことを伝えて、それを軸に色々とサポートしてもらっています」

――プロとして結果を出して、戦うステージもステップアップすることで注目度も上がっていると思います。周りの期待やプレッシャーは感じていますか。

「プレッシャーに感じることはないんですけど、無敗の選手として変なところで躓けないなとは思います」

――例えば無敗というレコードにはこだわりがありますか。

「見ている人たちにとっても無敗って分かりやすいと思うんですよ。僕を応援してくれる人だったら『無敗の鶴屋怜ってどれだけ強いの?』と期待してくれるし、アンチだったら『鶴屋怜、そろそろ負けねえかな?』という目線で試合を見るかもしれない。形はどうあれ自分の試合をたくさんの人に見てもらいたいし、それがもっと格闘技が盛り上がるきっかけになってくれたら嬉しいです」

――プロとして、たくさんの人に試合を見られることが好きなのですね。

「はい。僕の中でそれは大きいですね。試合が決まってから一カ月、二カ月ずっと試合を楽しみにしてくれているファンの人たちがいるわけじゃないですか。そういう人たちの応援はやっぱり力になります。アンチの声は気にしません(笑)」

――ではその応援している人たちも含めて、どんな試合を見せたいですか。

「問題なく圧勝して勝って、決勝も勝って優勝します!」

■視聴方法(予定)
8月27日(日・日本時間)
Ep.05午後5時~UFC FIGHT PASS
Ep.06午後7時~UFC FIGHT PASS
午後4時30分~U-NEXT

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BELLATOR MMA NEXUS o RIZIN UFC クレベル・コイケ スダリオ剛 スパイク・カーライル パンクラス 中島太一 修斗 堀江圭功 安藤達也 山本琢也 山本空良 岡田遼 摩嶋一整 朝倉未来 横山武司 金原正徳 鈴木千裕

RIZIN.44:クレベル vs. 金原など、追加7カード発表。

RIZIN MMAルール:5分 3R(66.0kg)
クレベル・コイケ vs. 金原正徳

4月に山本空良に勝利した際に、ケラモフとの対戦をアピールしていた金原。が、ケラモフ戦は後から指名した朝倉未来に取られてしまっていた。その埋め合わせで、同様に対戦したい相手として名前を挙げていた前王者のクレベル戦が組まれた。年齢的にもキャリア最後の大勝負になる。

クレベルは体重オーバーで王座剥奪されたが、ノーコンテストになった鈴木千裕戦も1Rでタップを奪っており、ここで勝てば次の試合でタイトル挑戦の可能性は高い。

RIZIN MMAルール:5分 3R(71.0kg)
スパイク・カーライル vs. 堀江圭功

昨年4月に武田から一本勝ちし、今年5月にはサトシ相手にフィニッシュを許さなかったカーライル。Bellatorからのレンタルなのか、今後の継続参戦があるのかは微妙なポジションだが、今回から階級を上げる堀江にとっては、勝てば一気にタイトル挑戦者候補になれる試合。

RIZIN MMAルール:5分3R(66.0kg)
中原由貴 vs. 白川陸斗

ケラモフ戦がケラモフの怪我で流れた中原 vs. ケラモフ戦を怪我で流した白川。中原はRIZINでは直前の対戦相手変更で2連勝した後、大晦日には有利と見られていた鈴木千裕戦でまさかのKO負け。白川はRIZINで3連勝していたが、ケラモフ戦前の負傷で長期欠場となったため、約2年のブランク。中原としては格が違うと思っているのでは。圧勝して勝ちたいところ。

RIZIN MMAルール:5分3R(66.0kg)
摩嶋一整 vs. 横山武司

摩嶋は実力者と言われていて、序盤は強さを見せるも、失速して敗れる展開が続いていたが、5月の芦田戦で4戦目にしてRIZIN初勝利。NEXUS王者横山は体重オーバーの山本琢也に引き込んでの腕十字で秒殺勝利。しかしお互いもっと別の相手とやるところが見たかった気も。中原・白川をばらしてこの2人と対戦するカードの方が見たかった。

RIZIN MMAルール:5分3R(61.0kg)
中島太一 vs. 岡田遼

昨年4月、階級上のフェザーでケラモフと対戦し、マウント三角で完敗した中島。今年4月にはパンクラスで正王者となったバンタム級タイトルの防衛戦を行ったが、挑戦者の田島がまったく攻めてこないままの判定勝ち。今回は適正階級でRIZIN初勝利を目指す。UFC出場を目指していた元修斗王者岡田だが、果たせずRIZINバンタム級GPに参戦したものの、元谷に判定負け。その時点で「2022年で引退」を公言していた。その後に組まれた修斗での安藤達也で敗れ王座から陥落。自らのジムも開き、明言はしないもののリタイアしたかに思われたが、ここに来て復活。

RIZIN MMAルール:5分3R(120.0kg)
シビサイ頌真 vs. ヤノス・チューカス

昨年10月にスダリオに敗れているチューカスが再登場。もともと対戦相手が微妙な試合しかしておらず、スダリオ戦もパッとしなかったのでもういいかと思ったが。シビサイはきっちり勝たなければいけない試合。

RIZIN MMAルール:5分3R(120.0kg)
スダリオ剛 vs. トッド・ダフィー

ダフィーはUFCで肩・両膝を負傷し、4年のブランク明けの試合で1Rアイポークによるノーコンテストになり、そのままリリース。そこからさらに3年半のブランク明けとなる今年2月にKSWに参戦し、かつてUFCで破っているヘビー級王者フィリップ・デ・フライの王座に挑戦したが、1RKO負け。37歳とそこまでの年齢ではないが、30代ではこの2Rしかしていないので、現在の実力は不明。

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MMA MMAPLANET o RYO TSUNE UFC UFC ABC05 クレイジソン・ホドリゲス シャノン・ロス 中村倫也 岡田遼 平良達郎 松根良太

【UFC ABC05】平良達郎の4戦目はホドリゲスの3ポンドオーバーでキャンセル。シンガポール大会出場へ?!

【写真】ファイターの宿泊ホテル入りす前、エアビーに滞在中だった時の平良の写真。まさか、このようなことになるとは……想いもしなかった(C)RYOTA MATSUNE

24日(土・現地時間)、フロリダ州ジャクソンビルのヴィスター・ベテランズ・メモリアル・アリーナで開催されるUFC ABC05「Emmett vs Topuria」。同大会でクレイジソン・ホドリゲスと対戦予定だった平良達郎だったが、ホドリゲスの体重オーバーで試合はキャンセルされることとなった。

平良がフライ級リミットの丁度126ポンドだったのに対し、ホドリゲスは129ポンドと1ポンド・オーバー規約からさらに3ポンド重かった。

平良の師匠・松根良太氏からMMAPLANETが受けた連絡によると、本人は当初は「やります、やりたいです」という意志を見せていたという。その後、イリディウムのジェイソン・ハウス代表、セコンドの岡田遼と話し合いのなかで、出場を見送る判断に至ったという。

「これまでのキャリア、これからのキャリアを考えると体重超過を許してまで試合をする相手でない」というのが、陣営の判断の根拠だ。

実際、今年2月のシャノン・ロス戦でも、ホドリゲスは127ポンドと計量に失敗。ロスが試合をキャッチウェイト戦を飲んだ結果、ホドリゲスが59秒KO勝ちを収めている。この理不尽なKO勝ちも今回の判断に関係していると思われるが、無敗できたキャリアを3ポンドもオーバーした相手に脅かされる必要はない。同時に、今後も体重オーバーは許さないという意思表示ができたと捉えることができる。

それでも、まさに松根氏の言うように「苦渋の決断」。氏は「次に向けて気持ちを切り替えさせます」ということだが、実際に今回の試合前から陣営は「年間4試合出場」を目標にケガがなければ8月26日のシンガポール大会に連続出場を直訴する予定でいた。

既にUFCにもイリディウムを通じて、この意志は伝えられている。現状、本人、陣営、関係者も落胆し、やり切れない気持ちの整理をする段階にあると思われるが、ファンや日本のMMA関係者にとってはシンガポールで、平良達郎と中村倫也がUFCファイターとして共演すること喜びでしかないはず。

ホドリゲスの体重超過、UFCに全く責のないことだが、ここは8月のシンガポールで平良&中村の揃い踏み、あるいには他大会であろうが平良の次戦を早々に決定事項としてほしいところだ。


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DEEP Gladiator Grachan MMA MMAPLANET o Shooto Shooto2023#04 Wardog キック ザ・タイガー石井 タイガー石井 パンクラス 井口翔太 修斗 加マーク納 岡田遼 旭那拳 田上こゆる 長野将大

【Shooto2023#04】22歳差対決=田上こゆる✖ザ・タイガー石井。10年振りに加マーク納がプロ修斗参戦

【写真】なんだか、おとぎ話のようなマッチアップだ (C)MMAPLANET & SHOJIRO KAMEIKE

5月31日(水)、半期に一度のプロ修斗大阪大会の開催とカード発表がSustainよりあった。18日(日)に大阪市淀川区のメルパルクホール大阪で開催されるShooto2023#04は、キックの8人トーナメントが、従来の大阪大会と同じく組まれている。

修斗公式戦で目を引くのは、4月の沖縄大会で12年振りの修斗出場でストロー級ランカーの旭那拳を破ったザ・タイガー石井の参戦。対戦相手は──負けられないだけでなく、MMAとしての成長を見せ続ける必要がある田上こゆるだ。


1979年7月生まれ、43歳の石井が初めて修斗のリングに上がったのは2003年5月のこと。田上が1歳4カ月の時に、石井はキックからMMAに転向を果たした。年の差実に22歳というマッチアップは、田上にとって対戦相手がひたすら組んでテイクダウン&コントロールを狙ってこない初めての試合になるかもしれない。

田上にとっては、昨年の夏のミルウォーキー、ルーファスポート修行で感じた組み技の成長を確信に変える試合が組まれたといっても過ではない。とはいっても、石井はムエタイをMMAに落とし込んだ、組み技を持つ。仮に田上がMMAに拘り過ぎれば、打撃と組みが一体化した石井の一発にヒジやヒザの餌食、さらに崩しを食らうことも十分にあり得る。

田上がMMAをするには、打の圧で石井を上回ること。そうすれば田上のMMAは回り始める。今後、組み力のアップデートが必要な田上だが、それは彼の持つ打撃の強さを生かすため。

正直、修斗関係者は誰も石井が旭那を破るとは思っていなかったはず。それ故に広がるザ・タイガー石井幻想。MMAで勝つために打撃の圧が絶対に必要な田上と、そんな若さをザ・タイガーが老獪さでいなすことができるのか。興味深い交わりといえよう。

ザ・タイガーのプロ修斗カムバックロードの裏で、34歳=加マーク納の修斗10年振りの参戦もコア層には気になるところだ。

加マーク納は2013年にその後の修斗世界王者、そして今は京葉間で事業家としての成功を目指す岡田遼とプロデビュー戦を戦い、RNCで一本負け。以来、Wardog、GRANDSLAM、HEAT、GLADIATOR、パンクラス、DEEP、ZST、さらにGrachanでキャリアを積んできた。

グラジとZSTではフライ級王座に絡んだが、ベルト奪取ならず。現時点で直近の試合となったグラチャンでは王座決定T及びフライ級タイトル戦線に当然のように顔を出すと思われていたが、継続参戦はなかった。

前回の長野将大戦では跳びヒザKOというキャリアハイの勝ち方をしており、井口翔太と続けて「しょうた」を相対する加マーク納──流れ流れて原点回帰にも注目したい。

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【Road to UFC2023Ep01】UFCへの道、その一歩。鶴屋怜「そんなに時間を掛けないで良いかな」

【写真】いうとメッチャ普通の男の子。20歳最後の試合、UFCへ切符を賭けたトーナメントを目前にしてもまるでいつもと変わりなかった鶴屋怜 (C)Zuffa/UFC

27日(土・現地時間)&28日(日・同)の両日に、中国は上海のUFC PIにおいて開催されるRoad to UFC。そのエピソード01で組まれたフライ級準々決勝に鶴屋怜が出場し、インドネシアのロナル・シアハーンと相対する。

キャリア2年でパンクラスの頂点に立ち、3年目でUFCを直接目指すトーナメントに臨む鶴屋は、全く気負いも奢りもなく初戦突破に絶対の自信を見せていた。


――今回は黒髪が勝負頭ですか。もう中国ですし、これから染めることはできないですよね。

「ハイ。今回は黒で行きます(笑)。本当はもっと長くて、編み込んで戦おうと思っていたのですが、1週間前に上海に入るならずっと編みこんでいるのは無理だなって(笑)。なので今回は普通で」

──それはもう、岡田遼さんに来てもらってから編み込んでもらうしかないですね。随分と独り身が長く、料理だけでなく裁縫から何からできるようになったと聞いています(笑)。

「アハハハ、さすが編み込みまでは……」

──怜選手の試合は土曜日、改めて現地に入ってどのような気持ちでいますか。

「最初は環境が変わることが不安で、練習をしても疲れるのが早いなって感じました。でも昨日も(神田)コウヤ君と練習していると、ちょっと体も慣れてきたみたいで。めっちゃ良い感じで動けるようになってきました」

──これまで日本で戦ってきた時とファイトウィークの過ごし方自体、随分と違うかと思います。

「そうッスね。時差もないし問題はないです。それに日本と比べると減量のご飯とか用意されているし、そういう部分で凄くしっかりしていて。マッサージとか、なんでもやってくれますし。そういうところが海外と日本とは違うんだなって風に思ったりはしています」

──それは海外と日本でなくて、UFCとその他の違いですね(笑)。

「そうですね、UFCですね。凄いなって思います」

──では日本のファンもほとんど分からない対戦相手、ロナル・シアハーンについてどのような選手が説明をしていただけないでしょうか。

「そうッスね。基本的にサウスポーのストライカー。戦績は7勝0敗で5KOっていう風に紹介されていて」

──インドネシアのONE PRIDE MMAで戦績を積んできた選手ですが、このONE PRIDE MMAの試合が予想以上に組みをやろうとする選手が多いのですが、とにかく荒っぽいです。そして無理に、できない組み技を使うことなく立ち技で勝負すれば良いのにと思わされることもしばしあります。

「荒いですね。僕の相手も何年前の試合か分からないですけど、組みの力でいえば1Rで仕留められると思います」

──つまり、ここは初回で勝つと。

「フフフ、まぁそうですね。そんなに時間を掛けないで良いかなって感じです」

──ではトーナメント全体を見て、一番警戒しているのは誰になりますか。

「まぁ最初に戦う選手のことは気にしていないです。2回戦で戦うかもしれないマーク・クリマコとイ・ジョンヒョン……この試合の勝者には注意しようと思います。韓国の20歳のイ・ジョンヒョンとクリマコの試合は結構レベルが高いかと。

クリマコは最初、警戒はしていなかったのですが、負けた試合は1発貰って倒れただけなので。それ以外で考えると、結構強い選手なのかと思います」

──MMAとして、やはりLFAで戦っている米国人選手ですから、MMAをさせれば韓国人選手よりも完成度が高くなるのかと。

「クリマコは実際に会ってみると、思ったより背が低くて。それでいてゴツイので、組みも強そうですね。あの体形の人はテイクダウンもしづらいことが多い。2回戦で当たるには、トーナメントを見回してみて嫌な相手ですけど……でもUFCで戦っていくなら、全員に勝たないといけないので」

──同じ日のワンマッチで組まれたトップノイ・キウラム✖ナムジャルガル・トゥメンデムベレエル、ピーター・ダナソーなどトーナメント戦出場選手よりも強いかもしれないです。

「あぁ……でもトップノイの試合を見たんですけど、あんまり良い動きをしていなかったですよね。昨日、ミット打ちを見て凄いなと思ったのですが、試合だとそんなに攻めないし強いという印象はないです」

──押忍。本来はこの試合に集中してほしく、このような他の選手の話題をこのタイミングで振るのは憚れるのですが、今回だけは次を見ていても必勝でいって貰わないと困ります。

「そうですね。その通りだと思います。しっかりフィニッシュして、海外のファンに認知されるためにも印象に残る試合をします」

■視聴方法(予定)
5月27日(土・日本時間)
Episode01
午後7時00分~UFC FIGHT PASS
午後6時30分~U-NEXT

Episode02
午後9時00分~UFC FIGHT PASS
午後8時50分~U-NEXT

5月28日(日・日本時間)
Episode03
午後7時00分~UFC FIGHT PASS
午後6時30分~U-NEXT

Episode04
午後9時00分~UFC FIGHT PASS
午後8時50分~U-NEXT

■ROAD TO UFC AISA2023 Episode01対戦カード

<Road to UFCフェザー級T準々決勝/5分3R>
SASUKE(日本)
キム・サンウォン(韓国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
マーク・クリマコ(米国)
イ・ジョンヒョン(韓国)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
イー・チャア(中国)
ウズアズベク・ジャフフ(中国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
鶴屋怜(日本)
ロナル・シアハーン(インドネシア)

<フライ級/5分3R>
トップノイ・キウラム(タイ)
ナムジャルガル・トゥメンデムベレエル(モンゴル)

■ROAD TO UFC AISA2023 Episode02対戦カード

<Road to UFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
リー・カイウェン(中国)
ルー・カイ(中国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
スミット・クマール(インド)
チェ・スングク(韓国)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
イープークールー(中国)
神田コウヤ(日本)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
チーニョーシーユエ(中国)
ビリー・パスラタン(インドネシア)

<ウェルター級/5分3R>
タイラークゥ(中国)
キム・ハンスル(韓国)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode03対戦カード

<Road to UFCライト級T準々決勝/5分3R>
ホン・ソンチャン(韓国)
ロン・チュウ(中国)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
上久保周也(日本)
チィルイイースー・バールガン(中国)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
丸山数馬(日本)
キム・サンウク(韓国)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
シャオ・ロン(中国)
野瀬翔平(日本)

<ウェルター級/5分3R>
クリス・ホフマン(フィリピン)
ユ・サンフン(韓国)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode04対戦カード

<Road to UFCライト級T準々決勝/5分3R>
キ・ウォンビン(韓国)
バーハートゥブールゥ・アトゥボラティ(中国)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
イ・チャンホ(韓国)
ラナルドラ・プラタップ・シン(インド)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
ウィンドリス・パティリマ(インドネシア)
原口伸(日本)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
エプライム・ギンディン(インドネシア)
ダールミス・チャウパスゥイ(中国)

<フライ級/5分3R>
ピーター・ダナソー(タイ)
シャン・シンカイ(シンガポール)

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ABEMA MMA MMAPLANET o RIZIN RIZIN LANDMARK05 修斗 倉本一真 太田忍 岡田遼

【RIZIN LANDMARK05】太田忍と対戦、倉本一真─02─「岡田選手に負けてから、MMAを向き合えるように」

【写真】昨年11月とは違う倉本が見られるはず、彼にはその素養と環境がある(C)MMAPLANET

29日(土・祝)、東京都渋谷区の代々木第一体育館で開催されるRIZIN LANDMARK05で、太田忍と対戦する倉本一真のインタビュー後編。
Text by Shojiro Kameike

両者の対戦が決まって以降、何やらインターネット上で騒ぎが起きていた。レスリング時代に対戦経験のある2人に対して、煽り煽られのコメントが寄せられる。太田忍が倉本について語る動画がアップされたり、SNSでやり取りが行われたり――といった流れに対し、倉本自身は「因縁の対決」であることを否定する。レスリングはレスリング、そしてMMAはMMAだからだ、と。では、MMAファイターとして彼は太田戦で何を見せるつもりなのかを尋ねた。

<倉本一真インタビューPart.01はコチラから>


――ファイト・レディーで練習することになった経緯のなかで、「元谷選手に負けた直後に行きたい気持ちが強くなった」とありました。それは、元谷戦の試合内容が影響していたのでしょうか。

「それはあります。前回の試合は、勝てるっていう気持ちしかなかったです。でも負けて、自分の弱いところが分かって……。負けた日にマネージャーから『米国で練習しましょう』と言われて、僕もすぐ『お願いします』って答えました」

――自分の弱かったところ、敗因は何だったと思いますか。

「打撃をもらいすぎですね。今まで負けた試合は、全部ガードが低くなっていました。相手のパンチが速いとか、そういうことよりも僕のガードが緩くなることが多すぎて。それは今までもずっと言われていることなんです」

――相手のパンチが効いているからガードが上がらないのか、スタミナの問題なのか、それとも癖なのか……。

「ガードを上げすぎると、自分のスタイルが変わっちゃうところがあるんです。動きづらくなる、テイクダウンに行きづらくなってしまいますよね。もちろんレスリングでガードを上げることはないし、空手も伝統派だったのでガードは低いじゃないですか。それで試合中も『ガードを上げろ! ガードを上げろ!!』と言われても、気がついたら下がってしまっていて」

――だからこそ米国で、レスリングを生かしながら打撃でも勝つMMAを再確認する必要があったのですね。

「はい。そこはガッチリ修正しています。細かいことは言えないですけど、とにかくガードは大切に(笑)」

――なるほど。時系列が分からなかったので、太田忍戦に向けて米国でレスリング特訓をしているのかと思っていました。

「対策とか、そういうことではないですね。本当にもうイチから、自分のMMAを見直しています」

――ではその太田戦について……SNS上では太田忍選手との間で煽ったり煽られたりという話があり、因縁の対決とも言われています。

「別に煽ったりしたことはないですよ。いろいろ言われているみたいですけど、僕はトラッシュトークに興味がなくて……。彼も会えば挨拶して、普通に話かけてきますしね。僕の嫁さん(リオ五輪女子48キロ級金メダリストの登坂絵莉)は、彼と同級生ですし」

――レスリング時代の対戦成績は、倉本選手の2勝1敗です。2013年と2014年の全日本選手権で倉本選手が勝利し、翌年の国体では太田選手が勝っています。

「うーん……、それもレスリング時代の戦績だから、今は関係ないですよ。過去に僕がレスリングで勝っているからどうというのはないです。今回はMMAの試合なので」

――ではMMAの話をすると、太田忍選手がRIZINでMMAデビューした時はどのように感じましたか。

「もともと彼がMMAをやりたいというのは知っていて、実際デビューして『いずれ対戦することもあるかな』とは思っていました。過去にレスリングで対戦しているので、プロモート側も煽りやすいでしょうし。でも、こんなに早く対戦することになるとは考えていなかったです」

――ではMMAファイターとしての太田忍選手の印象を教えてください。

「……まだこれからじゃんじゃないえすか。なんか彼の気持ちも分かる気がするんです」

――というと?

「彼はすごく運動神経が良いんです。レスリングという競技は、瞬発力やセンスも大事な部分で。レスリング時代も、そういうセンスの良さがありました。今はMMAでもそのレスリング力とセンスで戦っているところがあると思います。それは僕も、人のことは言えないんですよ。自分自身がそうだったので」

――以前、自衛隊体育学校のレスリング部を取材させていただいた時、オリンピック級の選手の身体能力に驚かされました。MMAでもデビュー当初は、その身体能力だけで勝ててしまうのではないかと……。

「ある程度勝てると思います。僕自身も修斗でデビューした頃は、そんな状態で勝てていました。岡田選手に負けて(※2020年5月、岡田遼にKO負け)ようやく、MMAの基礎をちゃんとしっかり学び始めました。テイクダウンしてグラウンドに持ち込んでから、どう進めるのか。ギロチンを取られたり、バックマウントを奪われたらどうするか。力や運動能力だけでは、どうしようもない。本当に一つひとつ細かい技術が必要になって」

――……。

「それって当たり前のことなんですよ。当たり前のことだけど、そうやってMMAと向き合えるようになったのが、岡田選手に負けてからで。それでも、今も試合中にガードが下がってしまい、負けることがある。だから米国へ行って練習する。そうやってきたんです。……何だろう? あんまり人のことを、とやかくは言いたくはないんですけど」

――インタビューでは冷静に語ってくれてきた倉本選手の語気が、いつもより強くなっていることに少し驚いています。

「うん、そうですね……、彼はいきなりRIZINという大舞台でデビューして、MMAではまだそういう経験をしていない。自分自身が通ってきた道なので。『レスリングの対戦成績は関係ない』と言ったのは、そういう意味です。これはMMA。だからこそ僕も『ここで負けたら終わり』という気持ちでいますし、絶対に勝ちます」

■視聴方法(予定)
4月29日(土)
午後2時30分~ABEMA, U-NEXT, RIZIN100CLUB,スカパー!

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【ONE FF12】安藤達也 on ONE FF with 川原波輝「たっちゃんとずっと一緒にいる感じ」(川原)

【写真】エネルギーが有り余っている感じがします(C)TATSUYA ANDO

本日、31日(金・現地時間)にタイはバンコクのルンピニースタジアムで開催されるONE Friday Fight11。同大会では安藤達也が出場し、アリ・モタメドと対戦する。

昨年3月に岡田遼を下し、修斗世界バンタム級王者となった安藤がこの1年、どのように過ごし、なぜルンピニーで戦うことになったのか。ここを尋ねようと思ったが、その前にセコンドとして現地入りしている盟友・川原波輝の言葉から、今回のインタビューを始めたい。


──画面からご機嫌な様子が既に伝わってきますね(笑)。

「計量が終わったんで、ご機嫌になっていました。ハイドレーションとか、色々と初めてのことが多くて。そこが心配だったことは正直ありました」

──ナビゲートしてくれるような人はいましたか。

「ハイ、川原波輝選手が一緒に来てくれています」

川原 ウィーッス(笑)。ご無沙汰しています。どこにでも現れる川原です(笑)。

──いやぁ、ケージの中にはなかなか現れないじゃないですか(笑)。

「アハハハハハ」

川原 痛い、痛い、痛い。

「そこ、試合がないこと一番気にしていますから!!」

──まだONEとの契約は残っているのでしょうか。

川原 ハイ、そうです。

──全然、試合を組んでもらえていないですね。

川原 自分の責任です。今後のことは考えないといけないのは事実ですが、もう一発ONEで勝負したいです。倒せなかった僕の責任なんで。ONEも期待してくれていた。でも、その期待に応えることができなかったので。

──ルンピニー、フライデーファイツが始まったので、タイのリングで再起戦ということもあるのではないですか。

川原 そこも実は進んでいたのですが、実現しなくて。

──なるほどぉ。今は、大阪ですか。

川原 いや、今はバンコクです。

──それは合点承知の助ですよ(笑)。今、拠点は大阪なのですか──と尋ねたかった次第です。

「アハハハハ」

川原 東京でたっちゃんのサポートをしていて、それからバンコクに来ました。今ビザの申請中で、アルファメールで練習できないんですよ。凄く、時間が掛かっていて動けない状態なので、たっちゃんとタイに1カ月ほど合宿に来て。一旦、東京に戻って3週間ほど練習して、またバンコクに来ています。だから、たっちゃんとずっと一緒にいる感じですよね」

「ホントは僕の2週間後とかに試合があるってことだったんですけど、相手が見つからなかったみたいで。このままタイに残って、今度は僕がセコンドに就いて2人でタイで試合をこなすつもりだったんですけど」

──ではルンピニーで試合を組むという方向には、ONEも動いてくれていたのですね。それは安心しました。

川原 相手が見つかれば、即戦います。ルンピニーなら試合ができると踏んでいたので」

──では安藤選手のインタビューではありますが、しっかりと川原選手の言葉も書き記すようにします。

川原 お願いしまーす!!

──では、そういうことで。お二方、お疲れさまでした。

川原 いやいやいや、たっちゃんのインタビューじゃないですか(笑)。

「アハハハ。でも、これでバンコクに来て一つ収穫があったじゃん(笑)」

──では安藤選手、ぶっちゃけてお伺いします。昨年、Road to UFCのオファーがあったのにワクチン接種をしておらず、戦えなかった。この話、本当ですか。

「ハイ。話があってからワクチンを打っても、間に合わない状態で。岡田戦が終ってから、ワクチン接種をしておけば間に合っていたはずですけど、ダメでした」

──それぞれの判断ですが、ワクチン接種をしないというポリシーがあったのですね。

「ありました。ずっと。でも、そんなこと言っていられないと思って接種して。でも、やっぱりワクチンは大丈夫だったのかという話は続いているじゃないですか」

──ハイ。だからこその自己判断ですよね。

「もう、進むしかないなって」

─こればかりは時代と為政者に翻弄されたわけですが、その世の中に生きていくうえで自分がどう判断するのか。10年後に後悔することになるかもしれないし、半年後に後悔するかもしれない。でも、今やりたいことをやるのも人生です。

「その通りっスね。格闘技をやっている時点で、そういうものかもしれないし。アハハハハ」

──確かに。

「加えて10月の準決勝大会にフェザー級でオファーがあったんですけど、階級が違うから受けなかったんですよ。それでSASUKE君が出て。今からすると、あの試合を受けて階級を落とせば良かったんですよね……」

──そこも確かに……です。

「それが俺としては『なんで、バンタム級じゃなかったんだよ』って欲張ってしまいました」

──勿体ない……。そしてONE FFで戦うということは、何か吹っ切った部分があったということでしょうか。

「UFCをどうしようと思っている間に話を頂いて、『ワンマッチ契約だから出てみないか』と。それで一発出てみようと、試合ができていなかったので」

──では、ここからONE本戦を目指すわけでもないと?

「それが今回、ONEの計量をやってみてスゲェ良いのかなって思って。話を貰えたら、ONE本戦で戦っていきたいと考えています」

──良かったというのは、体調面ですか。

「ハイドレーションは心配だったのですが、このサイズで戦えるのが一番良いのかなって。それにONEのバンタム級は層が厚いし、強い選手がいるじゃないですか。この階級に可能性を感じました」

──やはり62キロで、あの髭があったときと顔つきが違います。

「アハハハハ。あの時はヤバい、職質対象でした。それに、もうちょいゲッソリしていましたよね。今回は先輩方や波輝君にアドバイスをもらって、食生活とかも管理し、体重もキープして通過できました。体にもっと力が入るのかって思います。

ただし、切れは北米のバンタム級まで落とす方がありました。今後はONEのバンタム級でやっていくには、気持ちサイズをアップしても良いのかと思います。これまであまりフィジカルとか気にしていなかったけど、今後は必要かと」

──ONE本戦出場、そのように目標が定まったのであれば今回の試合は、そうなるためのパフォーマンスが必要になってきますし、そういう勝ち方が求められます。

「なんか……思ったより、自分の苦手なタイプではあると思っています」

<この項、続く>

■放送予定
3月31日(金・日本時間)
午後9時30分~ ABEMA格闘チャンネル

■ONE FF11 MMA対戦カード

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
安藤達也(日本)
アリ・モタメド(イラン)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
アリソン・バルボーザ(ブラジル)
アリ・カブドゥラ(カザフスタン)

<女子ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
アレクサンドラ・サビチェバ(ロシア)
アネリヤ・トクトゴノバ(キルギス)

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ONE Friday Fights11:修斗バンタム級王者安藤達也が3月31日のONE Friday Fights11に参戦。

修斗バンタム級王者の安藤達也が3月31日のONE Friday Fights11に出場。

安藤は昨年3月に岡田遼のタイトルに挑戦し2RKO勝ちで王座獲得。昨年のRoad To UFCに出場の噂も流れたが、出場はなかった。

相手のアリ・モタメドはONEウォーリアーシリーズで3勝2敗。RIZIN TRRIGERにも出場した吉野光に勝利している。2020年12月にONEデビューしたが、中国のチェン・ルイに1RKO負けしている。今回はそれ以来2年3ヶ月ぶりの試合となる。