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o UFC キック ドミニク・クルーズ マルロン・モラエス リッキー・シモン

UFC278:第10試合・ジョゼ・アルド vs. マラブ・デヴァリシビリ

バンタム級。アルド3位、デヴァリシビリ6位。

初代UFCフェザー級王者のレジェンドアルド。フェザー級では年下のホロウェイに2試合連続KO負けしたことで格の差を見せつけられ、一時は引退も表明していたが、バンタム級に落として再起。マルロン・モラエス相手にスプリット判定負けしたにもかかわらず王座決定戦が組まれたことには物議を醸し、試合でもヤンに完敗したが、そこから3連勝。先週、レジェンドのドミニク・クルーズをKOした丸ロン・ヴェラにも勝利している。

デヴァリシビリはUFCデビューから2連敗したが(2戦目はリッキー・シモンのギロチンをタイムアップまで耐えきったが、終了後に意識が朦朧としていたことでTKO負けとされた)、そこからひたすらテイクダウンを取りまくるスタイルで7連勝。テイクダウンしても押さえ込まずにまた立たれるが、そこからまたテイクダウンすることで、1試合のテイクダウン数が2桁に乗ることもある。前回はWSOF王者マルロン・モラエスにダウンを喫したが、そこから盛り返して逆転し、UFCで初となるKO勝ち。

勝てばタイトル挑戦者争いに残ることができる一戦。

レジェンド・アルドに大歓声。

ガードを固めるアルド。様子を見ている。デヴァリシビリはバックスピンキックで牽制。牽制のジャブを放ったアルドだが、デヴァリシビリケージ際まで詰めてタックル。シングルレッグ。片足でこらえたアルド。デヴァリシビリ離れた。ローの蹴り合い。両者警戒している。パンチで飛び込んだデヴァリシビリがそのままタックルへ。シングルレッグ。放してパンチを入れると離れる。離れ際に押されてスリップダウンしたデヴァリシビリ。スタンドに。アルドのボディがヒット。残り1分。またケージ際に詰めたデヴァリシビリだが、アルドが府rす仕返すとワンツー。さらに飛び蹴り。ホーン。

1R打撃のヒットでアルド。

2R。ワンツーを入れたデヴァリシビリ。ステップしながらサイドキック、ローと手数を出す。そしてタックルへ。しかしケージでこらえるアルド。ケージに押し込んだデヴァリシビリが膝を入れていく。アルドはブレイク待ちだが、デヴァリシビリが手を出し続けているので止めない。自ら離れたデヴァリシビリ。ボディを入れたアルド。デヴァリシビリまたタックル。ケージでこらえるアルドだが、デヴァリシビリまた押し込みながら膝を入れていく。離れ際に左フックを出したアルド。またタックルで押し込むデヴァリシビリ。会場ブーイングだが、押し込みでコントロールしているしているのはデヴァリシビリ。離れた。デヴァリシビリタックル。がぶったアルドだが、デヴァリシビリすぐ立って離れる。アルドロー。また詰めていくデヴァリシビリ。パンチからまたタックル。離れ際にパンチを入れたデヴァリシビリ。バック肘からタックルへ。これも切るアルド。ホーン。

2Rデヴァリシビリ。

3R。デヴァリシビリすぐタックル。しかし離れた。右を打ち込むデヴァリシビリ。アルドちょっと受け気味でケージを背負っている。デヴァリシビリはタックルのプレッシャーをかける。パンチから組もうとしたがある土くませず引き剥がした。またケージを背負うアルド。テンカオを出した。デヴァリシビリは細かい打撃を出し続けている。アルドはちょっと口が開き気味。アルドから出て組んだが引き剥がすデヴァリシビリ。デヴァリシビリまたタックル。押し込ませず引き剥がしたアルドだがその先の攻めがない。逆にパンチで出るデヴァリシビリ。クリーンヒットはないがアルド防戦一方。ちょっと疲れたか。ワンツー、バックブローを放つデヴァリシビリ。アルドは単発のパンチを出す。デヴァリシビリタックル。切ったアルドだがデヴァリシビリはパンチを入れて離れるとまたタックルへ。そして膝を打ち込む。ボディロックから投げ。こらえるアルド。また投げる。こらえる。さらに投げて膝を着かせた。クリーンテイクダウンではないがスタンドバックの体勢になる。ボディに膝を入れるデヴァリシビリ。アルド耐えるのみ。残り5秒で放した。タイムアップ。

29-28×2、30-27の3-0でデヴァリシビリ勝利!これで8連勝。

タックルを一度も許さなかったアルドだが、デヴァリシビリは切られても押し込んで優勢の場面を作り、アルドの体力を削っていった。

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MMA o ONE UFC   アマンダ・レモス ダスティン・ジャコビー マット・シュネル リッキー・シモン リー・ジンリャン

『UFC on ABC 3: Ortega vs. Rodriguez』パフォーマンスボーナス



 UFCが『UFC on ABC 3: Ortega vs. Rodriguez』のパフォーマンスボーナスを発表。

▼ファイト・オブ・ザ・ナイト
・マット・シュネル vs. ス・ムダウジ

▼パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト
・アマンダ・レモス、リー・ジンリャン、リッキー・シモン、ビル・アルジェオ、ダスティン・ジャコビー、プナヘレ・ソリアーノ

 8選手には各5万ドルのボーナス。続きを読む・・・
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MMA MMAPLANET o UFC UFC ABC03 ショーン・オマリー ジャック・ショア リッキー・シモン

【UFC ABC03】レスリングで勝ったシモンが、右でダウンを奪い16連勝=ジャック・ショアから一本勝ち

<バンタム級/5分3R>
リッキー・シモン(米国)
Def.2R3分28秒by 肩固め
ジャック・ショア(英国)

まず右ローを蹴ったシモン。ショアは左ジャブを伸ばす。ワンツーを一挙動で打ったシモンは、ワンツーに組みつきスラムへ。ケージ際ですぐに立ち上がったショアは、ケージに押し込まれ状態から離れる。続くシングルレッグを切ったショアは、前足でハイを蹴ると逆にシングルレッグへ。切ったシモンは、左ボディフックから組んでケージにショアを押し込む。シモンは両ワキを差した状態からヒザを太腿に入れるとエルボーを振るう。

このタイミングで離れたショアが左に右を合わせる。ワンツーに組んだシモンが、ケージに再びショアを押し込む。ショアのヒザが急所に入り、試合が中断もすぐに再開。体を入れ替えられ離れたシモンは、左ミドルを蹴られ左ジャブで姿勢を乱した。

2R、ショアがジャブを伸ばし、ローに右フックを合わせていく。ショアのダブルレッグを切り返し、ボディロックのシモンがエルボーを打ちこむ。ショアが組もうとしても、シモンは切って左ボディを打っていく。パンチのコンビネーションからショアが組むが、すぐに体を入れ替えたシモンが、前方に崩してバックを伺う。

ショアもこれを許さず、正対。シモンは左エルボーの直後にレベルチェンジしてダブルレッグ、肩にショアを抱えて反対側に走ってスラムを決める。立ち上がって離れたショアはジャブに右を合わされて、足が泳いでダウン。殴ってマウントを取ったシモンはバックグラブからRNCを狙いつつ、上を向いたところで肩固めへ。

試合前の言葉通り、ジャック・ショアに初めて黒星をつけた男となったシモンは、次と聞かれ「ショーン・オマリー」の名を大声で発した。


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INVICTA MMA MMAPLANET o UFC UFC ABC03 アマンダ・レモス アレックス・ヴォルカノフスキー エミリー・ダコーテ シャルル・ジョーダン ジェシカ・ペネ ジャイー・ロドリゲス ジャック・ショア スムダーチー ダスティン・ストーツフス チョン・ダウン ビル・アレジオ ブライアン・オルテガ ボクシング マックス・ホロウェイ マット・シュネル ミーシャ・テイト リッキー・シモン リー・ジンリャン 岡見勇信 水垣偉弥

【UFC ABC03】Fight Night以上PPVよりマニア好み。チョン・ダウン、岡見越えなるか。ミーシャの今は?

【写真】フライ級でミーシャは頂点を狙えるようなパフォーマンスを見せることができるか(C)Zuffa/UFC

16日(土・現地時間)にニューヨーク州ロングアイランドのUBSアリーナで開催されるUFC on ABC03「Ortega vs Rodriguez」の計量が15日(金・同)に終了し、出場全24選手全員がクリアしている。

東部時間帯でプレリミは午前スタートとなるNY真昼の決戦、メインはフェザー級のブライアン・オルテガ✖ジャイー・ロドリゲスという再起戦対決となった。


(C)Zuffa/UFC

オルテガは昨年9月にアレックス・ヴォルカノフスキーのベルトに挑戦して敗北、ロドリゲスは昨年11月のマックス・ホロウェイに敗れて以来の実戦復帰となる。

いわば同階級のトップツーの軍門に下った両者にとって、頂点を目指す権利を再度得るための過酷なサバイバルマッチだ。ボクシング&柔術、削って極めるオルテガに対し、独特のテコンドームーブで変幻自在な打撃に加え、下になっても極めのあるロドリゲスの対戦は、スタンドで蹴りの間合いが続かない限り、立ちもグラウンドもダイナミックな攻防に発展すること間違いないだろう。

とはいえ、大切な試合を落としてからの再起戦、動きが固くなり思い切りの良さが抑えられるファイトになる可能性もあるが……。セレモニアル計量では「試合がどうなるのかは分からない。でもウォーになることは確かだ」とロドリゲス。一方のオルテガも「メキシコからNYへ、イッてしまっているウォリアーのお出ましだよ。バチバチの戦いになるよ」と話した。

そんなセレモニアル・フェイスオフで見せたロドリゲスの気合と、T-Cityの落ち着き様を見る限り期待を裏切らないギリギリの戦いを両者は覚悟しているようだった。

(C)Zuffa/UFC

マンハッタンから30キロのNY真昼の決戦。

ショーン・バーゴ✖シャルル・ジョーダン、ジャック・ショア✖リッキー・シモンのように打撃、組みでがっぷり四つの真っ向勝負など、Fight Night以上──PPVよりマニアックというMMAファンには楽しみな対戦カードが揃っている。

(C)Zuffa/UFC

と同時にどうしても気になるのが、メインカードにリー・ジンリャンとスムダーチーという中量級と軽量級の中国人ファイターが2人も登用されていることだ。

UBSアリーナが隣接するクイーンズだけで中国系米国人は20万人住んでおり、お隣のブルックリンも15万を超える同朋が生活している。

(C)Zuffa/UFC

とはいって、ご当地ファンの導入狙いではプレリミ出場で十分なはず、やはりUFCの同国市場への期待の表れととれるだろう。

そのメインカードにはMMA復帰戦から3戦目、フライ級に階級を落としたミーシャ・テイトが2016年11月のMSG以来、5年8カ月振りのNYで戦う。意気込みは実に潔い、ただし動きが落ちていることは否めないミーシャ。スケールでもお馴染みの力こぶにキスのポーズを披露したが、ローレン・マーフィー相手にどこまで全盛期に近いパフォーマンスを披露できるか。

(C)Zuffa/UFC

アジア系ではなんといってもチョ・ダウンに注目だ。

1ドローを挟んでいるとはいえ現在オクタゴンで4連勝中、ライトヘビー級ということを考えればMMA版漢江、いやアジアの奇跡と言っても過言でない。チョ・ダウンが今大会でダスティン・ジャコビーを破れば5連勝と岡見勇信を抜き、水垣偉弥に並ぶことになる(※蛇足ながら岡見の偉大さは4連勝以外に、3連勝を3度している点にも表れている)。

(C)Zuffa/UFC

オープニングマッチにはInvicta FCからストロー級世界王者のエミリー・ダコーテがステップアップ、。

女子MMAファイターにとってインヴィクタからUFCは王道のステップアップ方法だっただけに、注目のダコーテの初陣──と、第1試合からヘッドラインまで、本当にMMAが好きなファンにとって非常に楽しみなラインナップとなっている。

■視聴方法(予定)
7月17日(日・日本時間)
午前0時00分~UFC FIGHT PASS

■UFC ABC03計量結果

<フェザー級/5分5R>
ブライアン・オルテガ: 146ポンド(66.22キロ)
ジャイー・ロドリゲス: 145.4ポンド(65.95キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
ミッシェレ・ウォーターソン(米国)
アマンダ・レモス(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
リー・ジンリャン: 170.6ポンド(77.38キロ)
ムスリム・サリコフ: 170.8ポンド(77.47キロ)

<フライ級/5分3R>
マット・シュネル: 126ポンド(57.15キロ)
スムダーチー: 125.8ポンド(57.06キロ)

<フェザー級/5分3R>
ショーン・バーゴス: 145.8ポンド(66.13キロ)
シャルル・ジョーダン: 145.6ポンド(66.04キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ローレン・マーフィー: 125.2 ポンド(56.78キロ)
ミーシャ・テイト: 125.8ポンド(57.06キロ)

<ミドル級/5分3R>
プナヘラ・ソリアーノ: 185.6ポンド(84.18キロ)
ダルシャ・ランジョンブラ: 185.6ポンド(84.18キロ)

<バンタム級/5分3R>
リッキー・シモン: 135.6ポンド(61.5キロ)
ジャック・ショア: 136ポンド(61.69キロ)

<フェザー級/5分3R>
ビル・アレジオ: 146ポンド(66.22キロ)
エウベウチ・バーンス: 145.4ポンド(65.95キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ダスティン・ジャコビー: 205ポンド(92.99キロ)
チョン・ダウン: 205.6ポンド(93.25キロ)

<ミドル級/5分3R>
ドワイト・グラント: 184.4ポンド(83.64キロ
ダスティン・ストーツフス: 185.6ポンド(84.18キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
ジェシカ・ペネ: 115.8ポンド(52.52キロ)
エミリー・ダコーテ: 115.6ポンド(52.43キロ)

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MMA o UFC   アレックス・ペレス カムザット・チマエフ カロリーナ・コバケビッチ シェーン・バーゴス ジェシカ・ペネ ジャック・ショア ダニエル・ピネダ チョン・ダウン ティム・エリオット ティーシャ・トーレス デイヴィソン・フィゲイレド ニック・マキシモフ ハファエル・アスンソン ブライアン・オルテガ ブランドン・ロイヴァル マット・シュネル マネル・ケイプ リッキー・シモン リー・ジンリャン

7.16 UFCニューヨーク大会をABCが生中継、大会名称は『UFC on ABC 3: Ortega vs. Rodriguez』/主要カードも発表

7.16『UFC Fight Night 210』のメインイベントはブライアン・オルテガ vs. ヤイール・ロドリゲス(2022年05月27日)

 こちらの続報。


 UFCが7月16日にニューヨーク州エルモントのUBSセンターで開催する大会のメインカードを全米4大ネットワークのABCが生中継することを発表。大会名称は『UFC on ABC 3: Ortega vs. Rodriguez』になります。ABCの生中継があるのは昨年4月10日の『UFC on ABC 2: Vettori vs. Holland』以来1年3ヶ月ぶり。

・Featherweight bout: Brian Ortega vs. Yair Rodriguez

・Flyweight bout: Askar Askarov vs. Alex Perez

・Bantamweight bout: Ricky Simon vs. Jack Shore

・Women's Strawweight bout: Michelle Waterson vs. Amanda Lemos

・Featherweight bout: Bill Algeo vs. Billy Quarantillo

・Welterweight bout: Li Jingliang vs. Muslim Salikhov

・Flyweight bout: Matt Schnell vs. Sumudaerji

・Middleweight bout: Dwight Grant vs. Dustin Stoltzfus

・Featherweight bout: Herbert Burns vs. Khusein Askhabov

・Middleweight bout: Punahele Soriano vs. Daicha Lungiambula

・Light Heavyweight bout: Dustin Jacoby vs. Da-un Jung

 以上の対戦カードも正式発表されています。当サイトでは未紹介だったカードを紹介していきます。

 アスカー・アスカロフ vs. アレックス・ペレスのフライ級マッチが決定。

 アスカロフは3月の『UFC on ESPN 33: Blaydes vs. Daukaus』でカイ・カラ・フランスに判定負けして以来の試合。現在UFCフライ級ランキング3位。ペレスは2020年11月の『UFC 255: Figueiredo vs. Perez』でデイヴィソン・フィゲイレドのフライ級王座に挑戦し1Rギロチンチョークで敗れて以来1年8ヶ月ぶりの試合。昨年5月の『UFC 262: Oliveira vs. Chandler』でマット・シュネルと対戦予定だったものの欠場、昨年7月の『UFC on ESPN 28: Hall vs. Strickland』でアスカー・アスカロフと対戦予定だったもののアスカロフの負傷により中止、昨年8月の『UFC on ESPN 30: Barboza vs. Chikadze』で再度マット・シュネル戦が組まれたものの『UFC Fight Night 191: Brunson vs. Till』、さらに『UFC 269: Oliveira vs. Poirier』に延期、前日計量後にシュネルのドクターストップにより中止、『UFC 271: Adesanya vs. Whittaker 2』で改めて組まれたもののペレスは128ポンドと2ポンドオーバーしたことからシュネルが対戦を拒否し中止となかなか試合ができない状態が続いています。現在UFCフライ級ランキング6位。

 リッキー・シモン vs. ジャック・ショアのバンタム級マッチが決定。

 シモンは昨年12月の『UFC Fight Night 199: Lewis vs. Daukaus』でハファエル・アスンソンに2R KO勝ちして以来の試合で4連勝中。現在UFCバンタム級ランキング12位。ショアは3月の『UFC Fight Night 204: Volkov vs. Aspinall』でティムール・ヴァリエフに判定勝ちして以来の試合で戦績16勝0敗(UFC戦績5勝0敗)。現在UFCバンタム級ランキング14位。

 ビル・アルジェオ vs. ビリー・クアランティーロのフェザー級マッチが決定。

 アルジェオは1月の『UFC on ESPN 32: Kattar vs. Chikadze』でジョアンデルソン・ブリトに判定勝ちして以来の試合。クアランティーロは昨年11月の『UFC 268: Usman vs. Covington 2』でシェーン・バーゴスに判定負けして以来の試合。

 リー・ジンリャン vs. ムスリム・サリコフのウェルター級マッチが決定。

 リーは昨年10月の『UFC 267: Blachowicz vs. Teixeira』でカムザット・チマエフに1Rリアネイキッドチョークで敗れて以来の試合。現在UFCウェルター級ランキング13位。サリコフは昨年6月の『UFC Fight Night 189: Rozenstruik vs. Sakai』でフランシスコ・トリナルドに判定勝ちして以来の試合で5連勝中。

 マット・シュネル vs. ス・ムダウジのフライ級マッチが決定。

 シュネルは5月の『UFC 274: Oliveira vs. Gaethje』でブランドン・ロイヴァルに1Rギロチンチョークで敗れて以来の試合。現在UFCフライ級ランキング9位。ス・ムダウジは昨年1月の『UFC on ESPN 20: Chiesa vs. Magny』でザルルフ・アダシャフに判定勝ちして以来1年半ぶりの試合で3連勝中。昨年6月の『UFC Fight Night 190: Gane vs. Volkov』でティム・エリオットと対戦予定でしたが負傷欠場、4月の『UFC Fight Night 205: Lemos vs. Andrade』でマネル・ケイプと対戦予定でしたがケイプに禁止薬物の陽性反応が出たことで中止されていました。現在UFCフライ級ランキング12位。

 ドワイト・グラント vs. ダスティン・ストルツフスのミドル級マッチが決定。

 グラントは4月の『UFC Fight Night 205: Lemos vs. Andrade』でセルゲイ・ハンドスコに2R TKO負けして以来の試合で2連敗中。ストルツフスは昨年12月の『UFC Fight Night 199: Lewis vs. Daukaus』でジェラルド・マーシャートに3Rリアネイキッドチョークで敗れて以来の試合で3連敗中。

Khusein Askhabov(Tapology)

 ハーバート・バーンズ vs. フセイン・アスハボフのフェザー級マッチが決定。

 バーンズは2020年8月の『UFC 252: Miocic vs. Cormier 3』でダニエル・ピネダに2R TKO負けして以来1年11ヶ月ぶりの試合。昨年7月の『UFC on ESPN 26: Makhachev vs. Moises』でビリー・クアランティーロと対戦予定でしたが欠場していました。フセイン・アスハボフは現在27歳のロシア人で戦績23勝0敗。昨年8月の『Dana White’s Contender Series』に出場予定でしたがビザ問題で欠場していました。今回がUFCデビュー戦。

 プナヘレ・ソリアーノ vs. ダルチャ・ランジャンブラのミドル級マッチが決定。

 ソリアーノは2月の『UFC Fight Night 200: Hermansson vs. Strickland』でニック・マキシモフに判定負けして以来の試合で2連敗中。ランジャンブラは3月の『UFC Fight Night 203: Santos vs. Ankalaev』でコディ・ブランデージに1Rギロチンチョークで敗れて以来の試合で2連敗中。

 ダスティン・ジャコビー vs. チョン・ダウンのライトヘビー級マッチが決定。

 ジャコビーは3月の『UFC 272: Covington vs. Masvidal』でミハウ・オレキシェイジュクに判定勝ちして以来の試合で1つの引き分けを挟んで7連勝中。現在UFCライトヘビー級ランキング15位。チョンは昨年11月の『UFC Fight Night 197: Holloway vs. Rodriguez』でケネディ・エンゼチュクウに1R KO勝ちして以来の試合で1つの引き分けを挟んで14連勝中(UFC戦績4勝0敗1引き分け)。

Jingliang Li faces Muslim Salikhov on July 16th(Asian MMA)

 正式発表されてませんが、ジェシカ・ペネ vs. ブリアナ・フォルティーノ(ブリアナ・ヴァン・ビューレン)の女子ストロー級マッチも確認されています。

 ペネは昨年8月の『UFC 265: Lewis vs. Gane』でカロリーナ・コバケビッチに1Rアームバーで勝利して以来の試合。現在UFC女子ストロー級ランキング14位。フォルティーノは昨年6月の『UFC on ESPN 11: Blaydes vs. Volkov』でティーシャ・トーレスに判定負けして以来の試合。現在UFC女子ストロー級ランキング15位。続きを読む・・・
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Bu et Sports de combat MMA UFC ショーン・オマリー ハファエル・アスンソン リッキー・シモン 剛毅會 岩﨑達也 武術空手 海外

【Bu et Sports de combat】武術的な観点で見るMMA。シモン✖アスンソン「常に攻撃態勢にある」

【写真】この前蹴りにしても効かせることができるリッキー・シモン (C)Zuffa/UFC

MMAと武術は同列ではない。ただし、武術の4大要素である『観えている』状態、『先を取れている』状態、『間を制している』状態、『入れた状態』はMMAで往々にして見られる。

武術の原理原則、再現性がそれを可能にするが、武術の修練を積む選手が試合に出て武術を意識して勝てるものではないというのが、武術空手・剛毅會の岩﨑達也宗師の考えだ。距離とタイミングを一対とする武術。対してMMAは距離とタイミングを別モノとして捉えるスポーツだ。ここでは質量といった武術の観点でMMAマッチを岩﨑師範とともに見てみたい。

武術的観点に立って見たリッキー・シモン✖ハファエル・アスンソンとは?!


──リッキー・シモン×ハファエル・アスンソンのバンタム級戦、ノンストップ・アクションかつリアクションMMAで先手を打つというシモンが、長年に渡りバンタム級トップ戦線で戦ってきたアスンソンにKO勝ちを収めました。

「シモンの空振りだろうが、あの勢いのある右フック。アレを被弾する選手はUFCではそうはいないでしょうが、ゾッとするモノはありました」

――レスリングベースで、テイクダウン&スクランブルを制し続けるなかで打撃を使いこなす。ただ動き続けることで、エネルギーを零し続けるということはないでしょうか。今回はKOで試合を決めたのですが。

「う~ん、この試合では言われたような組みの中での打撃以外に関しては、パンチはパンチ、蹴りは蹴り、組みは組みという風で連動は見られなかったです。ただし、その一発、一発は右フックもそうですし、上段の右前蹴りも良くて。あの蹴りもそうですし、シモンはダメージを与えることができる攻撃をもっています。

だからスクランブルゲームでマネージメントして勝つこともできるけど、攻撃自体には破壊力も十分に感じられました。今回はずっと自分の動きができたということを差し引いても、常に攻撃態勢にありますよね。

絶対に殴る、絶対に蹴る。絶対に組んで倒す。その意識を持ち続けることができると、質量も疑いようのないモノになります。その部分でアスンソンとシモンには絶対的な差がありました。本気のモノとそうでないモノは、絶対に差があるんです。

なんとなく蹴る、なんとなく打つ。この修正は練習の時から必要です。倒すつもりで攻撃をすることが必要なんです」

――そこにシモンとアスンソンの違いがあったわけですね。

「ハイ。それがあったシモンと、ないアスンソンで質量は変わってきます。そのうえで自分のやりたいようやっているのだから、シモンはエネルギーを動くことで零すこともなかったです。それだけ攻防になっていなかったというのはありますよね。アスンソンの攻撃が脅威ではないので、自分のやりたいように動ける。結果、シモンのエネルギーが零れることもない。そういう試合だったと思います。

相手の攻撃に対し、動いたのか。それとも動かされたのか。相手の動きに対し、下がるのと下がらされるのでは全然違う。下がるのは自分の間で、下がらされると相手の間になり、これは相当に危険な状態です。能動態か受動態なのか――今回のシモンは常に能動でした。

これが脅威にさらされる攻撃を持つ相手と戦った時にどうなるのか。この質量を維持できるのか。こういうことを考えると、自分が選手に対して担う役割というのは、空手だから打撃を教えるということではなくて、質量が高い相手にどのように戦えば良いのかを指導する。そこだと普段からも思って指導しています」

――質量の高い相手とは、どう戦うのでしょうか。

「それは……相手の質量を下げることです(笑)。そういう戦いを――現状で国内で戦っていて強いとされている選手が、海外の選手を相手にした時にできるのか。それは見ている立場でも、凄く楽しみにしています。だからリッキー・シモンが、そういう立場になったときにどのような戦いができるのか、そこが見たいですね」

――シモンは試合後にショーン・オマリー戦をアピールしました。

「良いですねぇ。見ものです……案外、良い試合をするんじゃないでしょうか。絶対に見たいです。ただバンタム級ですよね……。どういうことでしょうかね、リッキー・シモンが15位にもならないというのは……。凄まじいです。UFCで戦って、勝つということを考えると気が遠くなりそうです(苦笑)」

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MMA ショーン・オマリー ハファエル・アスンソン リッキー・シモン

【UNC199】実力証明。リッキー・シモンが右フックでアスンソンをKOし、ショーン・オマリー戦をアピール

<バンタム級/5分3R>
リッキー・シモン(米国)
Def.2R2分14秒by KO
ハファエル・アスンソン(ブラジル)

シモンの最初の左ローが急所に入り、いきなり試合が中断される。再開後、アスンソンが右ローを蹴り、左ジャブを伸ばす。シモンは左フックを当てると、左ミドルハイへ。アスンソンが右ローを返す。シモンは右ハイも繰り出し、距離を詰めるとダブルレッグで一気にテイクダウンを奪う。アスンソンはバタフライガードも、シモンは右に回ってパスを狙い、パンチを入れる。このタイミングで立ち上がろうとしたアスンソンをボディロックで抑え、右に回ってバック、さらに正面に戻ってシングルとシモンのMMAが回り始める。

アスンソンのスピニングバックフィストをかわし、ダブルレッグからリフトし叩きつけたシモンは、ここもハーフで抑える。アスンソンは左腕を差すが、シングル狙いを潰されハーフで左エルボーを振り下ろす。ボディロックで、いつでもバックに回れる態勢で背中をつかせたシモンは、バタフライスイープを潰しトップを維持して鉄槌を落としつつ初回を戦い終えた。

2R、アスンソンが右ローから左ミドルを入れる。シモンは右ローを蹴り、右オーバーハンドを打っていく。ジャブから組みにいったシモンをいなしたアスンソンが、間合をはかる。アスンソンの右に左のカウンターを狙ったシモンが右をヒットさせる。さらにアスンソンの左をダックでかわし、右フックをシモンが当てる。腰から崩れたアスンソンを見て、レフェリーが試合を止めた。

「ダナ・ホワイトが認めてくれるなら、ショーン・オマリーと戦いたい」とシモンは話した。


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LFA MMA UFC UFN199 ハファエル・アスンソン ブログ リッキー・シモン

【UFN199】アスンソン戦へ。止まらないリッキー・シモン「抑え込んで疲れるのはエネルギーの無駄使い」

【写真】一見の価値がある──シモンのMMA (C)MMAPLANET

18日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFN199:UFN on ESPN+57「Lewis vs Daukaus」でリッキー・シモンが、ハファエル・アスンソンと対戦する。

レスリングベース、打撃と柔術を加えたシモンは止まることを知らない回遊魚のようなMMAスタイルの持ち主だ。レスリング力を軸にした──先を取るスクランブルゲームで時代を切り開く──リッキー・シモンに初インタビューを試みた。


──長年バンタム級戦線のトップで活躍していたものの現在3連敗中のハファエル・アスンソンと戦います。

「凄く自信があるよ。今、僕は3連勝中で3連敗中のアスンソンはプレッシャーを感じているだろう。と同時にずっと彼の試合を見てきたし、彼のような選手と戦えることが嬉しいよ」

──今回の準備はアーバインのチーム・オーヤマ、それともグレイシーバッハ・ポートランド、どちらで行ってきたのですか。

「どちらも、でだよ。半々で準備をしてきた。コーチ・オーヤマ、アレックス・ペレスと練習し、アレックスの試合が1週間前にあって皆がベガスへ行き、アレックスは試合後は休息にはいるだろうから、最後はポートランドで活きの良い若い選手たちと調整をしてきたんだ」

──チーム・オーヤマには堀内佑馬選手も在籍しています。

「ユーマ!! 彼とも少し練習した。ベガスに来ていたし、こっちでも再開できて良かったよ。ユーマとのトレーニングはいつだって激しくて、楽しいんだ。こないだ、LFAで素晴らしいKO勝ちをしているし、きっとUFCで彼の試合を見ることができるようになるだろう」

──ところでリッキーのノンストップMMAは、今のMMAを象徴するアグレッシブな戦い方で、いつも楽しみにしていました。とにかく止まることがないですね。この戦いはある意味、テイクダウンを最終目標としていたフランキー・エドガーやドミニク・クルーズのスタイルをさらに進化させ、テイクダウンをしても止まらないという領域に入ったように感じます。

「とにかく僕のスタイルは、相手が望まないことを仕掛けることなんだ。スタンド、バック、グラウンドでも自分のレスリングで攻め続ける。テイクダウン、サブミッション、自分の可能な攻撃を仕掛けるんだ。僕自身、MMAを始める前からドミニクやフランキーをチェックしていた。GSPとともに参考にしてきたといっても良いよ」

──確かに打撃を交えた彼らのテイクダウンは神業レベルでした。とはいえ時代は変わり、今のMMAファイターのテイクダウン防御力、そして倒されても立ち上がるスクランブルの力はGSPの時代とは違います。リッキーは相手に動く隙を与えて、その動きに合わせてコントロールするようなファイトに見えます。

「凄い分析だね(笑)。確かに僕はテイクダウンし、相手が動いたところでその先をいく仕掛けを狙っている。打撃もテイクダウンも交えてね。スタンドに戻ろうとしても、そこを衝いて動くし、相手よりもより多くの仕掛けを用意しているんだ」

──このスタイルは動きを止めないハードなモノだと思いますが、それでも強引に抑え込んだりするよりも、自分のペースとリズムで戦うことができてエネルギーをセーブできるということはないですか。

「それが僕の戦い方だよ。抑え込んで疲れるのはエネルギーの無駄使いだ。そのために壁レスをファビアーノ・シャウナーと徹底的に練習してきた。毎週、何十ラウンドとね。レスリングを使って、15分間戦い切るのが僕のスタイルだからね」

──いくら素晴らしい抑え込みができても、ファンやプロモーターはアクションを求めます。そこも考慮したスタイルなのでしょうか。

「そういう意味では動きのなかで、パウンドでダメージを与え、カットも狙っている。しっかりとポスチャーすれば、良いパンチやエルボーを落とすことができるからね」

──グラウンド&パウンドを使う際、スペースが出来ます。そこで相手が起き上ることも想定して殴っていますか。

「気にしていないよ。立ち上がって来るなら、そこに対処すれば良いだけで。目の前にある標的に攻撃するだけだから」

──なるほどぉ。ところでSUGでタッグチーム戦に出場しています。あのルールで戦うことは、何かMMAに役立つことはあるのでしょうか。

「まずチームメイトのチェール・ソネンが望んだから出た。従弟のジョン・シモンとのタッグチームをチェールが見たいって言ってきたんだ。MMAの試合の合間に、ああいう形式のグラップリングを戦うのも楽しかったよ。結局のところ、僕はファイターなんだろうね」

──タッグチーム戦でない試合をSUGで戦うこともあるでしょうか。

「そうだね。チームメイトの多くが戦っているし、機会があればSUGで戦ってみたいよ」

──それと個人的にリッキーがトップ15に入っていないのが信じられないです。だからこそ、アスンソン戦が重要になってくるかと。

「ありがとう。ホント、自分でもなぜランキングに入っていないのか分からない。5位(ロブ・フォント)と拮抗した勝負をして、6位(マラブ・デヴァリシビリ)に勝っているけど、ランク外なんだよ。僕自身ランキングに入るだけの能力があると思っている。だからこそ12位のアスンソンを相手に、それを証明する。そしてトップ15の誰とでも戦って勝てる力をあることをアスンソン相手に見せつけるつもりだよ」

──リッキー、今日はありがとうございました。日本のファンももっとリッキーのノンストプアクションに注目してほしいと思っています。

「サンキュー・ソーマッチ。僕もいつか日本に行きたい。ユーマから日本のファンのことを聞いているし、UFCが日本大会を少しでも早く復活させることを願っているよ」

■視聴方法(予定)
12月19日(日・日本時間)
午前6時00分~UFC FIGHT PASS

■UFN199対戦カード

<ヘビー級/5分5R>
デリック・ルイス(米国)
クリストファー・ダカウス(米国)

<ウェルター級/5分3R>
スティーブン・トンプソン(米国)
ベラル・モハメッド(米国)

<女子ストロー級/5分3R>
アマンダ・レモス(ブラジル)
アンジェラ・ヒル(米国)

<バンタム級/5分3R>
ハファエル・アスンソン(ブラジル)
リッキー・シモン(米国)

<ライト級/5分3R>
ディエゴ・フェヘイラ(ブラジル)
マテウス・ガムロ(ポーランド)

<フェザー級/5分3R>
ダレン・エルキンス(米国)
カブ・スワンソン(米国)

<ミドル級/5分3R>
ジェラウド・マーシャート(米国)
ダスティン・ストーツフス(米国)

<バンタム級/5分3R>
ハオーニ・バルセロス(ブラジル)
ビクター・ヘンリー(米国)

<ヘビー級/5分3R>
ジャスティン・タファ(米国)
ハリー・ハンサカー(米国)

<女子フライ級/5分3R>
シジャラ・ユーバンクス(米国)
メリッサ・ガト(ブラジル)

<フェザー級/5分3R>
シャルル・ジョーダン(カナダ)
アンドレ・イーウェル(米国)

<女子フェザー級/5分3R>
ラケル・ペニントン(米国)
メイシー・シェエソン(米国)

<ヘビー級/5分3R>
ドンテイル・メイス(米国)
ジョシュ・パリジャン(米国)

<ライト級/5分3R>
マット・セイレス(米国)
ジョーダン・ラヴィット(米国)

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JJ Globo News SUG19 アマンダ・ローウェン イリマレイ・マクファーレン ジェシカ・アイ ブログ メイソン・ファウラー リッキー・シモン リッチー・ブギーマン・マルチネス ロクサン・モダフェリ 石井慧

【SUG21】ロクサンが女子王座に挑戦。UFC✖Bellator対決、石井慧は3大会連続出場&タッグマッチも!!

【写真】UFCの合間にSUG、素晴らしいファイター人生を送るロクサンだ(C)Zuffa/UFC
Zuffa/UFC

28日(日・現地時間)に開催予定のチェール・ソネン率いるSubmission Underground=ケージ使用のノーポイント&サブオンリー大会、21度目のイベントのカードが出揃った。

SUGでは男子アブソリュート級と女子王座を認定しているが、ポートランド州オレゴンで開催されるSUG21ではアブソリュート級チャンピオンのメイソン・ファウラーと、女子王者アマンダ・ローウェンの両者が防衛戦に挑む。


(C)SUG

昨年7月にクレイグ・ジョーンズをOTで破り王座を獲得したファウラーは、ダイレクトリマッチもOTで勝利し初防衛に成功。

すると12月には連戦で石井慧、ライアン・ベイダーを破っている。今回が早くも4度目の王座防衛戦となるが、チャレンジャーは10thPlanetサンディエゴの雄リッチー・ブギーマン・マルチネスだ。

(C)SUG

ブギーマンは昨年、SUGで5試合をこなし4勝1敗。

オースチン・ヴァンダーフォードのOTで敗れた以外は、ジェイク・シールズ、C.Bダラウェイに一本勝ち、ベン・アグリとケヴィン・ケイシーにはOTで勝利している。

ファウラーはOTキングのような本戦では勝負に行かないスタイルを徹底していたが、石井とベイダーというMMAファイターを相手にすると一転、攻め=積極的なサブミッション狙いの戦いをし、スコアリングと一本のどちらでも勝てる実力&試合巧者ぶりを見せている。

そのファウラーがブギーマンのエディ・ブラボー流柔術に対して、どのような姿勢で臨むのか興味深い。またファウラーはこの試合から僅か5日後にテキサスで開かれるThird Coast Grapplingでインヴァーテッドもスクランブルも強いウィリアム・タケットとのマッチアップも決まっている。

(C)SUG

一方、SUG19でUFCファイターのフェリシア・スペンサーに腕十字を極めてチャンピオンになったローウェンの初防衛戦の相手は、ハッピーウォリアーことロクサン・モダフェリに決まった。

UFCで確固たる地位を築いているロクサンだが、日本でも慧舟會流の寝技と柔術を身につけ、根幹には組みがあるMMAファイターだ。

MMAではアマしか経験していないローウェンだが、柔術家としての評価は当然ロクサンより高い。そんなローウェンは引き込み上等の選手だけに、パンチ有りで下にならないMMAのグラップリング能力を高めてきたロクサンが、逆に引き込むという展開も見てみたいものだ。

そのロクサンは、昨年10月にもHunter Proでグラップリング戦を戦っており、積極的に試合をこなしてきた。1月にヴィヴィアニ・アロージョに敗れ、5月にはタイラ・サントス戦が決まっているなかでのロクサンのタイトル挑戦は、チェール・ソネンのプロモート力を発揮したカードといえる。

そんなソネンの影響力の高さという点においては、グラップリングながらUFC✖Bellatorというマッチアップが実現し、UFC Fight Passで配信されることほど如実に表していることはないだろう。

それがジェシカ・アイ✖イリマレイ・マクファーレンのマッチアップだ。UFCでは連敗中とはいえフライ級のタイトルコンテンダーだったアイと、12月に王座陥落した元ベラトール女子フライ級王者マクファーレンの一戦は、夢の顔合わせといっても過言でない。

アイはSUGでは4年前にミーシャ・テイト、昨年6月にはローウェンに敗れており、MMA柔術の強さは定評があるが、今回の試合は劣性が予想される。というのも最近こそ打撃とトップを取るMMAを展開してきたマクファーレンだが、その実ブギーマンの愛弟子で10thPlanetムーブを理解し抜いているグラップラーだ。

(C)BELLATOR

さらにいえば掌底有りのコンバット柔術で果敢にハーフガードからの攻めや足関節を仕掛け、最後はOTで勝利し初代女子フライ級王者に輝いている。

腕十字から見事な三角絞めのスイッチなど、打撃のないなかでマクファーレンがどのような柔術を見せることができるのか、非常に興味深い。

(C)SUG

また今回も石井慧の出場が決まっており、石井はSUGに3大会連続で戦うこととなった。

これまでファウラーとクレイグ・ジョーンズに敗れているが、SUGのアンダーカードで戦績を積んできたアンディ・ヴェレラを相手に初白星を挙げることができるか注目だ。

(C)Zuffa/UFC

さらにSUG7と11で実現したことがあったタッグマッチ・グラップリングが復活。

UFCファイターのリッキーと兄ジョン・シモンが組み、ウィリー・オードフリー&マイク・カーリアーと戦うことも決まっている。

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Report UFC UFC258 ブライアン・ケレハー ブログ リッキー・シモン

【UFC258】ノンストップ&エネルギー消費を抑える回遊魚MMAでリッキー・シモンが、ケレハーに快勝

<フェザー級/5分3R>
リッキー・シモン(米国)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
ブライアン・ケレハー(米国)

ローからジャブを伸ばすケレハーに対し、シモンが即シングルレッグでテイクダウンを奪う。鉄槌や上腕を落として、スクランブルでバックを伺うシモン。ケレハーは背中をつけてケージにもたれるが、眉間をカットしている。シモンはバックコントトロールを続け、正対ししたケレハーをシングルで倒し、エルボーも防ぐとハーフへ。そのまま肩固めに入ったシモンはパスを選択する。すぐにハーフに戻したケレハーのシングルを潰し、バックにシモンが回る。

ケレハーは正対して立ち上がると、離れたシモンに右カーフを蹴る。続く左フックにダブルレッグを合わせたシモンは、再びハーフから肩固めをセットしていく。シモンは肩固めも抑えも拘らず、ケレハーを立たせるとダブルレッグを仕掛け、切られても肩から飛び込みテイクダウン、パンチのどちらでも攻めることができる状態を取っている。ケレハーの前進に右フックを当てたシモンはノンストップのようで、セイブ・エネジーファイトで初回を取った。

2R、シモンは左ボディフックから左ジャブ、ケレハーの前蹴りがアゴを捕える。それでも強烈な左ボディフックを入れたシモンは、遠近2つの距離でジャブを打つ。ケレハーの左ハイにも、シモンはすぐに距離をつめていく。再び前蹴りを入れたケレハーは、直後にテイクダウンを許すがヒールを狙う。体を捻って足を抜いたシモンは、スタンド戦に戻るとスピニングバックフィストを狙う。ガードしたケレハーだが、右フックを被弾しカーフから左フックを返す。

眉間を切っているケレハーと、鼻血を流すシモン。ここでシモンが真っすぐ飛び込みボディロックテイクダウンを決める。スクランブルでバックに回ったシモンは太腿にヒザを入れ、正対されるとケージに押し込み時間を使う。スピニングバックフィストを狙いながら離れたシモンがアッパー、ケレハーが右フックをヒットさせる。ノンストップ、隙を見せることができない神経&体力戦は2R終了時点にケレハーが三日月を入れた。

最終回、ジャブと左ハイを見せたシモン。ケレハーも右ハイを繰り出す。バックエルボーを連続で繰りだしたシモンがローを蹴り、ステップインに組みつきバックに回る。ケレハーは正対して押し返す。ケージ際でポジションを入れ替える勝者。最終的にシモンがギロチンを防ぎつつテイクダウンを決め、ハーフでエルボーを連打する。

ケレハーはディフェンシブなキムラで固まり、エルボーを受けないよう防御に徹する。シモンは逆にキムラに取り、ハーフから肩を極めに掛かる。暴れてスクランブル狙いのケレハーが立ち上がると、試合は残り90秒に。シモンがここで左エルボーを入れて即、ダブルレッグを仕掛ける。倒れなかったがバックを許したケレハーは片ヒザを就いた状態で腰にヒザを受ける。

向き合いながら立ち上がったケレハーだが、シモンは回転拳から離れ最後の10秒は前蹴りを受けそうになったが反撃を許さずタイムアップに。動きを止めると負ける回遊魚MMAでシモンが、ケレハーをフルマークの判定で下した。「減量がしなくて良いフェザー級は最高。135ポンドなんて、バカげていた」と勝者は意気揚々に語った。


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