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【UFN204】ムハマド・モカエフ、ヒザ蹴り&ハイエルボーギロチン→58秒一本勝ちでUFCデビュー

<フライ級/5分3R>
ムハマド・モカエフ(英国)
Def.1R0分58秒by ギロチンチョーク
コディー・ダーデン(米国)

エルダル・エルダノフをコーナーに帯同したモカエフが、オクタゴン中央まで走り込みローを蹴る。モカエフは左ローを蹴り、ダーデンのオーバーハンドをかわすと走り込んで左ヒザを決める。組んでリフトアップしたダーデンがスラムも、モカエフはハイエルボーギロチンをセットしておりタップを奪った。

「このスラムは大丈夫。色々いわれているけど、アメリカ大使館に行って米国にまた行けるようにしてほしい。バーレーン王国のシェイク・ハリファ殿下、エルダル・エルダノフ、チームに感謝している。アイ・ラブ・マイ・チーム。WOW」とモカエフは意気揚々と語った。


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MIKE MMA MMAPLANET o RIZIN UFC UFN204 イリャ・トプリア グンナー・ネルソン ジェイ・ハーバート ジャック・ショア ダン・フッカー トム・アスピナル パディ・ピンプレット マイク・グランディ マクワン・アミルカーニ ムハマド・モカエフ モリー・マッキャン 佐藤天 修斗

【UFN204】アルミカーニ戦へ、折れない心=マイク・グランディ「他で味わえない戦いがUFCにはある」

【写真】言葉も戦い方も実直なマイク・グランディ。UFCで戦う姿を見るのは嬉しい限りだ(C)MMAPLANET

19日(土・現地時間)、英国ロンドンのO2アリーナで開催されるUFN204:UFN on ESPN+62「Volkov vs Aspinall」でマイク・グランディがマクワン・アミルカーニと対戦する。

UFCで4戦目を迎えるグランディは、2017年1月に修斗に来日し当時のプロ修斗世界フェザー級チャンピオン斎藤裕をレスリングとスクランブルでリードし判定勝ちを収めている。

ノンタイトル戦で王者を破ったことで、ベルトへの挑戦が期待されたが、来日が途絶えACBやブラジルでの戦いを経てUFCとの契約を果たした。強烈無比なテイクダウンの能力の高さとハートのタフさが来日時から伝わっていたグランディにインタビューを試みた。


──母国でマクワン・アミルカーニ戦が迫ってきました(※取材は3月16日に行われた)。今の調子はいかがですか。

「心身ともに充実しているよ。このキャンプではあらゆる犠牲を払って、集中してやってきたからね。トレーニングも充実していた。もう戦う準備はできているよ」

──英国……イングランドでは、もうほぼほぼコロナ感染の規制が取り払われたようですね。

「そうなんだ。もう、規制されることなく練習もできているし、外出もできる。以前のようだよ。もともと僕とアルミカーニは2020年3月のロンドン大会で戦う予定だったけど、パンデミックで中止になった。あれから2年、ようやく以前の状態に戻ったように感じる。だからこそ、ここ数日間で何か急激に変わることがないよう願っているよ(笑)」

──UFCファイターになったマイクにようやくインタビューがすることができ、以前から気になっていたことを直接聞く機会を得ることができました。

「何が聞きたかったんだい?」

──マイクは2017年1月に修斗に来日し、当時の修斗世界フェザー級王者である斎藤裕選手に勝利しました。当然のように再来日を果たし、王座に挑戦する機会が与えられると思っていたのですが、実現しなかったです。あの後、なぜ日本に来ることがなかったのでしょうか。

「日本で試合ができたことは、僕のキャリアのなかで本当に大きな意味があった。今、RIZINで活躍してベルトを巻いていたユタカ・サイトーに勝てたんだからね。あの後、英国で開催されたACBで勝利し、ブラジルのアスペラFCでタイトル戦を戦う機会を得た。結果、チャンピオンになり一度はパンクラスで戦うディールを結んだんだけど、ケガをして日本に行くことは叶わなくなった。そして、UFCとサインできたんだ。

ユタカ・サイトーに勝ってから日本に戻る機会がなかったのは、修斗から声が掛からなかったからだよ。僕はタイトルに挑戦したかったけど、オファーがなかった。でも日本で戦いたかったしパンクラスで試合をすることになったけど、さっきも言ったようにケガで行けなくなってしまったんだ」

──我々は日本で戦ったマイクが、UFCと契約できて嬉しかったです。

「UFCとサインできたことは、夢が現実になったような思いだったよ。夢に到達できた」

──これまで1勝2敗、実際に戦ってみてUFCのレベルをどのように受け止めていますか。

「UFCのレベルが、世界で一番高いのは承知の通りだと思う。世界のベストファイターが集まっているからね。イージーファイトなんて存在しない。他のプロモーションでは味わえない戦いがUFCには存在する。だから、ここで戦いたいと思ってきたんだ。UFCに与えられたベストファイター達と戦ってきたいからMMAを続けてきた。自分が少しでも世界のベストファイターの一員になるための、テストが続く。それがUFCだよ」

──そのなかでアルミカーニ戦、母国のファンの前でどのような試合をしたいと思っていますか。

「母国のファンの皆が楽しめる、エキサイティングな試合がしたい。ここ2戦は思ったような試合ができていない。デビュー戦でTKO勝ちした時のようなパフォーマンスを見せることができればと思う。それには相手をフィニッシュすることだよね。

アルミカーニはUFCで長い間戦ってきた経験豊かなファイターだ。ただし、そんなことは頭に入れず、常にプレッシャーを与えて戦いたい。彼はこれまで優れたファイター達と試合をしてきただろうけど、僕のように圧力にある相手はいなかったはずだ。圧力を掛け続けることで、アルミカーニは疲弊する。彼を疲れさせるよ」

──アルミカーニはバックコントロールをしているにも関わらず、わざわざ正対してギロチンやアナコンダを取りに行くような思いもしない動きをすることがあります。

「正面からのチョークが上手い選手だ。僕と似たチョークを使う。でも、僕は彼よりレスリングで上回っているだけでなく、スクランブルでも上だ。あの形になるのはアルミカーニの方だよ」

──マイクのプレッシャーの強さ、レスリングの強さは修斗で試合を見た日本のファンはいち早く分かっていました。と同時に、ケージ際で斎藤選手のボディへのヒザを受けながら、痛みやダメージを感じさせずにペースを譲らなかったことがとても印象に残っています。

「ユタカがボディにヒザを打つことは、しっかりと頭に入れて戦っていた。あのヒザで相手を疲弊させていたことをね。そして実際にヒザをボディに受けたけど、そこまで数を纏められたわけじゃなかったから、あれぐらいだと耐えることができた。

そりゃあ痛みはあったよ。でも、それを顔に出すわけにはいかない。どんな相手と戦っても諦めることはないし、心が折れるようじゃMMAを戦っていくことはできないからね。眠らされること、気を失うことはあるかもしれないけど、僕は絶対にギブアップはしない」

──まさにマイク・グランディの戦い方を表している言葉です。では最後に日本のファンに一言メッセージを頂けないでしょうか。

「修斗でユタカと戦った時、日本のファンが僕たちをリスペクトしてくれていることが伝わってきた。本当にありがたいと思った。あんな風にファイトとファイターを尊敬してくれるファンの前でまた戦いたいと思っている。サポート、ありがとう」

■視聴方法(予定)
3月20日(日・日本時間)
午前2時00分~UFC FIGHT PASS

■UFN204計量結果

<ヘビー級/5分5R>
アレキサンダー・ヴォルコフ: 253ポンド(114.75キロ)
トム・アスピナル: 252ポンド(114.3キロ)

<フェザー級/5分3R>
アーノルド・アレン: 146ポンド(66.22キロ)
ダン・フッカー: 145ポンド(65.77キロ)

<ライト級/5分3R>
パディ・ピンプレット: 155ポンド(70.31キロ)
ロドリゴ・ヴァルガス: 155ポンド(70.31キロ)

<ウェルター級/5分3R>
グンナー・ネルソン: 171ポンド(77.56キロ)
佐藤天: 170ポンド(77.11キロ)

<女子フライ級/5分3R>
モリー・マッキャン: 125ポンド(56.7キロ)
ルアナ・カロリーナ: 126ポンド(57.15キロ)

<ライト級/5分3R>
ジェイ・ハーバート: 155ポンド(70.31キロ)
イリャ・トプリア: 156ポンド(70.76キロ)

<フェザー級/5分3R>
マイク・グランディ: 145ポンド(65.77キロ)
マクワン・アミルカーニ: 145ポンド(65.77キロ)

<ヘビー級/5分3R>
シャミル・アブドゥラヒモフ: 258ポンド(117.02キロ)
セルゲイ・パブロヴィッチ: 254ポンド(115.21キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ニキータ・クリロフ: 205ポンド(92.99キロ)
ポール・クレイグ: 206ポンド(93.44キロ)

<バンタム級/5分3R>
ジャック・ショア: 136ポンド(61.69キロ)
チムール・ヴァリエフ: 136ポンド(61.69キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
エリース・リード: 115ポンド(52.16キロ)
コリー・マッケナ: 115ポンド(52.16キロ)

<フライ級/5分3R>
ムハマド・モカエフ: 125ポンド(56.7キロ)
コディー・ダーデン: 126ポンド(57.15キロ)

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BELLATOR Brave CF Cage Warriors MMA MMAPLANET o UFC UFN204   イリャ・トプリア オンラ・ンサン グンナー・ネルソン ジェイ・ハーバート ジャック・ショア ダン・フッカー トム・アスピナル パディ・ピンプレット ブライン・オドリスコール マクワン・アミルカーニ ムハマド・モカエフ モリー・マッキャン 佐藤天 平良達郎

【UFN204】計量終了 佐藤天は問題なく。英国の平良達郎=モカエフ、親愛なる隣人ピンプレットに要注目

【写真】平良の対戦相手にあることも十分に考えられるモカエフのUFC初陣、見逃せない (C)Zuffa/UFC

19日(土・現地時間)、英国はロンドンのO2アリーナで開催されるUFN204:UFN on ESPN+62「Volkov vs Aspinall」の計量が行われた。

メインでヘビー級のアレキサンダー・ヴォルコフ×トム・アスピナルが組まれた今大会、1年間準備してきたスクランブル発進でグンナー・ネルソンと対戦する佐藤天は、170ポンドで問題なく計量をクリアしている。

オンラ・ンサンをセコンドに帯同し、1年4カ月ぶりの計量台に立った佐藤は笑みを浮かべてガッツポーズ。余裕の笑みを浮かべるネルソンとフェイスオフを終えると、佐藤は一礼してステージを後にした。

日本では佐藤の再登場が一番の話題の今大会、メインに出場するアスピナルを含め、全12試合中10試合に英国勢の名前が見られる。そこにアイルランド人ファイターは含まれておらず、イングランド、ウェールズ、スコットランド勢だけでこの陣容、オクタゴンでの英国勢の充実ぶりが確認できる。


そんななか第1試合から注目のファイターがUFC初陣を迎える。それがムハメド・モカエフだ。プロアマ通して29勝0敗(※アマで23勝、プロで6勝のモカエフは12歳の時に英国に家族とともに移住した英国籍を持つダゲスタン人ファイターだ。

ダゲスタンではレスリング経験はなく空手をやっていたが、移り住んだヴィガンの街に空手道場がなく、レスリングを始める。と、そこはコーカサスの民の血がなせる業か、めきめきと頭角を現し、今ではパリ五輪を狙うほどになっている。

レスリングだけでなく、リバプールのチーム・カオボンでMMAを始め、レスリング、グラップリングと同時に活躍するとIMMAFでは2018年と2019年と世界大会を連覇した。2020年の世界大会がコロナパンデミックで中止となると、BRAVE CFでプロMMAデビューを果たしている。

当時からバーレーンのKHKジムに所属しており、BRAVE CFスーパーライト級王者で同ジムのヘッドコーチであるエルダル・エルダノフの指導の下、テイクダウンとスクランブル&バック奪取というMMAの軸を身につけつつ、モカエフは派手な打撃を組み込んでいる。

直近の試合は昨年9月で、Bellatorで2勝1敗のブライン・オドリスコールをRNCで下しているモカエフ。その際、既にコンテンダーシリーズからオファーを受けていたが「僕にコンテンダーシリーズは必要ない。直接UFCに行く」と宣言していたが、その通りとなった。

とはいえ、アマでいくら戦績を積もうが、そこは玉石混交、ロシア勢やカザフ勢は強豪でも、UFCとはまるでレベルの違う相手が殆どだ。6戦目のオクタゴン、まだ他の階級と比較すると層が薄いフライ級にあって──モカエフが、どのようなファイトをコディー・ダーデン相手に見せるか。

英国の平良達郎といっても過言でないスピード出世、その平良のUFC初登場まで40日となり、彼のライバルになり得るだけにモカエフのオクタゴン・デビュー戦は見逃せない。

またメインカードでは英国MMA界の親愛なる隣人──計量会場でもひと際大きな声援を受けたパディ・ピンプレットも見逃せない1人だ。

ホドリゴ・ヴァルガスと対戦するピンプレットはキャリア17勝3敗、ケージを背負っての跳びつき三角、50/50からの内ヒール、組みと合体したヒザやヒジ、さらに殴り合いのなかで思い切りパンチを被弾する弾けっぷりでCAGE WARRIORS時代から英国のファンを魅了し続けてきた。

ピンプレットがUFCでもこのスタイルを貫くのかと注目されていたが、昨年9月の初戦ではルイジ・ヴェンドラミニの連打でKOされてもおかしくない状況に追い込まれながら、右で逆転KO勝ちを収めている。

国内勢だけで2万人収容のO2アリーナのチケットが売り切れ、ネット上ではプラチナ化したチケットが、1800ポンド(約28万円)の高値をつけて売買されている。タイトル戦はない、北米のビッグネームが戦うわけでなく、それでもビジネス的にUFCを成り立たせることができる英国勢の勢いが確認できるイベントとなりそうだ。

■視聴方法(予定)
3月20日(日・日本時間)
午前2時00分~UFC FIGHT PASS

■UFN204計量結果

<ヘビー級/5分5R>
アレキサンダー・ヴォルコフ: 253ポンド(114.75キロ)
トム・アスピナル: 252ポンド(114.3キロ)

<フェザー級/5分3R>
アーノルド・アレン: 146ポンド(66.22キロ)
ダン・フッカー: 145ポンド(65.77キロ)

<ライト級/5分3R>
パディ・ピンプレット: 155ポンド(70.31キロ)
ロドリゴ・ヴァルガス: 155ポンド(70.31キロ)

<ウェルター級/5分3R>
グンナー・ネルソン: 171ポンド(77.56キロ)
佐藤天: 170ポンド(77.11キロ)

<女子フライ級/5分3R>
モリー・マッキャン: 125ポンド(56.7キロ)
ルアナ・カロリーナ: 126ポンド(57.15キロ)

<ライト級/5分3R>
ジェイ・ハーバート: 155ポンド(70.31キロ)
イリャ・トプリア: 156ポンド(70.76キロ)

<フェザー級/5分3R>
マイク・グランディ: 145ポンド(65.77キロ)
マクワン・アミルカーニ: 145ポンド(65.77キロ)

<ヘビー級/5分3R>
シャミル・アブドゥラヒモフ: 258ポンド(117.02キロ)
セルゲイ・パブロヴィッチ: 254ポンド(115.21キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ニキータ・クリロフ: 205ポンド(92.99キロ)
ポール・クレイグ: 206ポンド(93.44キロ)

<バンタム級/5分3R>
ジャック・ショア: 136ポンド(61.69キロ)
チムール・ヴァリエフ: 136ポンド(61.69キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
エリース・リード: 115ポンド(52.16キロ)
コリー・マッケナ: 115ポンド(52.16キロ)

<フライ級/5分3R>
ムハマド・モカエフ: 125ポンド(56.7キロ)
コディー・ダーデン: 126ポンド(57.15キロ)

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ACA Brave CF BRAVE CF53 BRAVE CF55 MMA UFC アザット・マクスン アス・アルマバエフ アリ・バガウティノフ アレクサンダル・ドスカルチュク カスム・カスモフ ガムザット・マゴメドフ ブライン・オドリスコール ホゼ・トーレス ムハマド・モカエフ モチャメド・マカエフ

【BRAVE CF55】フライ級王座決定T準決=バガウティノフ✖ホゼ・トーレス決定!! マカエフ✖カスモフも!!

【写真】ついにバガウティノフ✖トーレスの準決勝が行われる。ムハマド・モカエフはトーレス有利と予想していた (C)BRAVE CF

11月6日(土・現地時間)、ウクライナ国境にほど近いロシアはロストフ・ナ・ドヌーでPRO FCとの共同プロモーションで開催されるBRAVE CF55の陣容が固まりつつまる。

メインはBRAVE CFフライ級王座決定トーナメント準決勝=アリ・バガウティノフ✖ホゼ・トーレス、コメインでモチャメド・マカエフ✖カスム・カスモフのバンタム級マッチが組まれている。


BRAVE CFの最軽量級王座決定トーナメントは昨年9月24日のBRAVE CF42で開幕──本来は準々決勝4試合が消化される予定だったが、ダスティン・オーティズと対戦予定のマルセル・アドゥルの早々に負傷欠場し、QFの1試合が別大会にスライドされた。

ここから交通整理が必要なほど紆余曲折が見られた同トーンメントの進捗状況は以下の通りだ。

BRAVE CF4ファイトウィークになり、ザック・マコウスキーと対戦するはずだったアブドゥル・フセインが計量中に体調を悪化させ、この試合は延期とならずマコウスキーの不戦勝に。

結果2試合のみ実施された準々決勝では、まずヴェリムアド・アルカソフがフラービオ・ケイロスを判定で下し準決勝進出を決めた。しかし、トーレスはショーン・センテーラとドローで3月最終週のBRAVE CF49で再戦が組まれることに。

が、今度はセンテーラが負傷欠場となり、トーレスの不戦勝が決定し、同大会で彼はキャッチウェイト戦でブライン・オドリスコールを下し留飲を下げている。

BRAVE CF49の翌週に開かれた50回記念大会では準決勝=アルカソフ✖マコウスキーがまず実施され、前者が判定勝ちでファイナル進出を決めた。

直後に1試合残された準々決勝でようやくオーティズがプロモーションデビューを果たし、1月にBRAVE CFに合流したアリ・バガウティノフとUFCベテラン対決で相対するも判定負けとなった。それから7カ月を経て、バガウティノフ✖トーレスと準決勝が11月6日にようやく実現する。

この間、フライ級戦線ではM-1フライ級正規王者のアレクサンダル・ドスカルチュクに母国カザフスタン大会=BRAVE CF53でRNCを極めて勝利したM-1暫定フライ級王者のアス・アルマバエフ

さらに同大会でBRAVE二勝目を挙げたオクタゴン・フライ級王者のアザット・マクスンという2人のカザフ勢が合流。

加えてダゲスタン系英国人の超新星ムハマド・モカエフが順調にキャリアを重ね、今大会でBRAVE初出場となる──12勝3敗のロシアン=リズヴァン・アブエフと、UFCに次ぐと言っても過言でない陣容を誇るようになっている。

そんな実力者揃いのフライ級も、ベルトの持ち主が決定しないと回り始めず、スタック状態だ。

実力伯仲もディフェンス能力でバガウティノフが僅差で、トーレスをリードしているように思われる準決勝の行方が気になる一方で、早々のファイナル実行が期待されるBRAVE CFフライ級戦線だ。

8月のイタリア大会でキャリア11戦目、バンタム級転向初戦で54秒KO負けを喫したマカエフの復帰戦は、戦績13勝1敗のカスモフが相手とプロテクトのプの字も感じられない非常に厳しいファイトが用意された。

アクマット・ファイトクラブ所属の強豪カスモフ、正念場のマカエフ、そのマカエフを破ったKHK MMA所属のガムザット・マゴメドフらが、スティーブン・ローマンが返上したBRAVE CFバンタム級王座を巡る戦闘地域に赴いている。

米国、ブラジル、ロシア、中央アジア、欧州勢らが虎視眈々と王座を狙うフライ級に対し、国籍こそオーストリアだがチェチェン人のマカエフ、バーレーン在住のダゲスタン人マゴメドフ、ACAの虎の穴アクメットFC所属のカスモフと──コーカサスの戦闘民族が砂漠のバンタム級王座を争う状態になっている。

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Brave CF BRAVE CF54 MMA ブライン・オドリスコール ブログ ムハマド・モカエフ

【BRAVE CF54】ひたすらテイクダウン&テイクバック。モカエフがオドリスコールをRNCで斬って落とす

<130ポンド契約/5分3R>
ムハマド・モカエフ(英国)
Def.2R1分36秒by RNC
ブライン・オドリスコール(アイルランド)

左ローを蹴ったモカエフが、左ミドルを入れる。オドリスコールは左フックを振るい、右を伸ばして距離を詰める。シングルからバックに回ったモカエフは、ワンフックで左腕、続いて右腕と喉下に入れてく。胸を合わしに来たオドリスコールをテイクダウンしたモカエフは、オドリスコールがレッスルアップからダブルに来たところでスイッチして上を取り離れる。

打撃の攻防と思いきや、ダブルレッグでテイクダウンを決めたモカエフはスクランブルでここもバックへ。オドリスコールも胸を合わせていくがワンフックで背中をとり続ける。離れてスピニングバックキックを見せたオドリスコールは、パンチで前に出てくるオドリスコールに飛びヒザを狙う。右から左とワンツーを入れたオドリスコールが、ダブルレッグを切ってスタンドをキープする。

左を打ち合った両者、テイクダウンを狙い続けるモカエフが疲れてきたか。ダブルを切ったオドリスコールは立ち上がり際に左ヒザを入れ、最後もダブルレッグをスプロールした。

2R、右フックを伸ばし圧を高めるオドリスコールは、前蹴りに組んできたモカエフを切る。モカエフはスピニングバックエルボーからダブルレッグ、テイクダウンを奪うとバックへ回る。ここは胸を合わせて離れたオドリスコールだったが、続くダブルレッグでテイクダウンを奪うとバックに回われる。モカエフがスタンドのままで両足をフックしRNCをセットし後方に倒れこみ、タップを奪った。

打撃では圧を受けながら、徹底してテイクダウンを続けたうえでの一本勝ち。「この試合の意味は大きい。僕の3倍もキャリアがあるけど、新世代が乗り越えていくんだ。ショーティー・トーレスは僕のチームメイトだけど、BRAVEと距離を取っている。シャヒド、僕がいるから」とモカエフはBRAVE CFのモハメド・シャヒド社長に存在感をアピールした。


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Brave CF BRAVE CF54 MMA UFC   アクセル・ソラ アミン・アユブ イスマイル・ナルディエフ ハイル・コートルツァ ブライン・オドリスコール ムハマド・モカエフ

【BRAVE CF54】計量終了 モカエフだけでないライト級王者アミン、モルドバのコートルツァに注目!!

【写真】この日も第2試合でビラル・ティプサエフと対戦するグレン・マクベイが殴りかかるなどBRAVEのフェイスオフは小競り合いが多いが、メイン出場の両者も一触即発に(C)BRAVE CF

25日(土・現地時間)、ポーランドはコニンのオビエクト・レクラーチノ・スポルトヴィ・ロンドで開催されるBRAVE CF54の計量が21日(金・同)に行われている。

本来は4月1日の50回記念大会のメインで行われる予定だったが、アハメッド・アミールの欠場で延期されていたBRAVE CFライト級選手権が、仕切り直しのメインとなった今大会。9試合中、4試合でBRAVE特有の北米階級の中間=スーパー階級の試合が組まれ、18人に出場選手全員がパスしている。


チュニジア移民フランスのウェルラウンダー・チャンピオンのアユブは、UAEWに続き中東で2つ目のタイトルを獲得し、常にアグレッシブなファイトゆえにピンチに追い込まれることもあるチャンピオンだ。そこからの挽回で、さらにファンの指示を集める。筋肉質でもなく、ややポチャッとした体系だが、柔軟性に富んだ肩回りから繰り出されるパンチ、スクランブルからのギロチンなど、ガチガチの北米系とは違うチャンピオンだ。

セミに注目もムハマド・カリモフ、さらにマルセル・グラビンスキと対戦する13勝1敗のモルドバ人ミハイル・コートルツァ。4月にスーパーウェルター級王座に挑戦もローで敗れた元UFCファイター=イスマイル・ナルディエフの再起戦、さらに欧州、パンナム、アフリカと世界中でIMMAFのトーナメントを戦ってきたフランスのアクセル・ソラのプロ2戦目など、我々の知らないところで世界中が力をつけていることが伺えるラインナップとなっている。

■視聴方法(予定)
9月26日(日・日本時間)
午前2時00分~ BRAVE TV

■BRAVE CF54対戦カード

<BRAVE CFライト選手権試合/5分3R>
[王者]アミン・アユブ:69.85キロ
[挑戦者]アハメッド・アミール:70.2キロ

<130ポンド(58.87キロ)契約/5分3R>
ムハマド・モカエフ:58.7キロ
ブライン・オドリスコール:58.65キロ

<スーパーウェルター級/5分3R>
マルチン・バンデル:79.2キロ
マゴメド・アキスカノフ:79.8キロ

<スーパーライト級/5分3R>
マルセル・グラビンスキ:75.2キロ
ミハイル・コートルツァ:75.2キロ

<スーパーウェルター級/5分3R>
イスマイル・ナルディエフ:79.45キロ
オーリ・サンタラフティ:79.7キロ

<女子ストロー級/5分3R>
エベリーナ・ヴォンジニアク:52.4キロ
サミン・カマル・バイク:52.0キロ

<スーパーウェルター級/5分3R>
アクセル・ソラ:79.3キロ
バブジニエツ・バルトニック:78.8キロ

<バンタム級/5分3R>
ビラル・ティプサエフ:61.55キロ
グレン・マクベイ:61.65キロ

<フェザー級/5分3R>
オマール・ソロモノフ:66.2キロ
ハファエル・ウドソン:65.55キロ

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Brave CF BRAVE CF54 Interview   ブライン・オドリスコール ブログ ムハマド・モカエフ

【BRAVE CF54】英国の平良達郎=ムハマド・モカエフ「コンテンダーシリーズなんて必要ない」

【写真】ランチタイム中のZOOMインタビューとなったが、食事をするのも待ってくれたモカエフ。言葉も丁寧で、決して本人はビッグマウスという意識もなく本音を話してくれたのだろう。若さって素晴らしい。この勢いを今夜の試合で魅せることができるか(C)MMAPLANET

25日(土・現地時間)、ポーランドはコニンのオビエクト・レクラーチノ・スポルトヴィ・ロンドで開催されるBRAVE CF54。

メインは王者アミン・アユブにアハメッド・アミールが挑戦する、BRAVE CFライト級選手権試合が行われる今大会のセミで、ムハマド・モカエフが130ポンド契約でブライン・オドリスコールと対戦する。

昨年8月にプロデビューする以前に、アマMMAで22連勝という記録を持つモカエフは、バーレーン王国の寵愛を受ける21歳のダゲスタン系英国人ファイターだ。現状4勝1NCながら既に生活できるMMAファイターライフを送るモカエフは、英国のスーパーノヴァ=平良達郎といっても過言でない。

そのポテンシャルの高さは当然だが、自身への自信も半端ないモカエフに試合前の心境と、BRAVE CFフライ級戦線について尋ねると、MMAの試合前に柔術、レスリングの国際トーナメントに出るという信じられない話が訊かれた。


──土曜日にブライン・オドリスコールと対戦します。今の気持ちを教えてください。

「良い感じだよ。去年の8月にプロデビューをして以来、今回がプロで7試合目になる。オドリスコールは良い選手だし、僕にとってまた新しいテストになるだろうね。でも、今回も調整は上手くいっているし、カットウェイト中だけど過去30試合で計量失敗は1度もないからね」

──この試合はフライ級でなく130ポンドというキャッチウェイト戦です。

「相手は特に大きなフライ級じゃない。僕もそうだ。ただ3週間前に英国で柔術トーナメントに出て8試合、2週間前にトルコでレスリングの大会に出場していたから……56キロに落とすこともできるけど、ヘルシーでいたかったからキャッチウェイトを望んだんだ。健康でいることは重要だからね」

──健康でいたいということですが、MMAファイトの3週間前に柔術と、2週間前にレスリングのトーナメントに出ていた?

「そうなんだ(笑)」

──信じられない。クレイジーな話ですが、詳細を教えてください。どのようなトーナメントだったのでしょうか。

「柔術のトーナメントは、僕の英国のリースであった。道着で4試合、ノーギで4試合。全て勝って、金メダルを貰ったよ。レスリングはルーマニアで開催された国際大会で、僕はフリースタイル57キロ級に英国代表で出場したんだ」

──なんとっ!!

「1回戦はルーマニアの選手に勝ち、2回戦でベラルーシの選手に敗れた。接戦だったけど、この選手は強かったよ。初戦でロシアの選手に勝っていて。そのロシアの選手は以前、東京五輪で2位になったインドのクマール・ラビを破っているんだ。やっぱりMMAの試合もあるし、そこまでムチャすることなくセーブして戦ったのも敗因かな」

──それにしても、ムチャだという声は周囲からなかったですか。

「コーチからもクレイジーだと言われているけど、僕はずっとそんな風にしてきたから。アマチュアの頃から、土曜日はいつも練習しているし、日曜日も柔術のスパーリングをすることが多い。なら試合に出るのも、ジムで練習するのも変わりない。ジムの練習より、メダルを取った方が良いからね(笑)」

──それだけ試合に出ていた、準備は大丈夫ですか。

「問題ないよ。今回は英国で調整したけど、今年に入って長い間バーレーンのKHK MMAでトレーニングをしてきた。最後の8週間は英国で週末はトーナメントに出て、火曜日から練習というルーティングでやってきたんだ」

──なるほど、もう何を聞いても驚かないようにします(笑)。ところでオドリスコールは、過去最強の相手かと思います。ホゼ・トーレスに善戦しており、この試合はポストBRAVE フライ級王座決定トーナメントで、ムハマドがどの位置にいるのかスケールになるかと。

「あの時、ホゼ・トーレスは足首のケガをしていたんだ。それに軽く考えていた。ショートノーティスで試合を受けることは素晴らしいけど、相手を軽視しちゃダメだ。ドリスコールは初回から攻めていったのは、ショートノーティスでスタミナに自信がなかったからだろう。その相手をフィニッシュするんじゃなくて、テイクダウンでコントロールした。それがホゼの戦い方だ。

僕はホゼより良い試合をするよ。レンジで僕の方が有利だし、打撃だけでなくレスリングで僕の方がドリスコールより強い。まぁ、彼がどこまで仕上げて心身ともに充実しているのかで、試合内容は変わって来るだろうね。それでも僕が勝つことは間違いない。

ドリスコールに勝つことで、僕の名前も欧州を越えて米国でも認知されると思う。彼はBellatorで勝っているしね。ただBellatorだろうが、どうでも良いよ。僕は彼と同じレベルにいないから」

──ではまだ継続しているフライ級トーナメントでは、誰が優勝すると予想しますか。

「ホゼ・トーレスが準決勝でアリ・バカウティノフに勝って決勝へ行くだろう。決勝の相手はヴィリムラット・アルカソフ、タフな試合になるだろうけど6-4でホゼが有利かな。僕はKHKでの練習仲間でもあるから、ホゼとは戦いたくはない。でもタイトルを獲るために戦うしかないし、ホゼに勝ってベルトを巻くつもりだ。

ただトーナメントはいつ終わるか……まだ時間が掛かりそうだ。その間はトーナメントで出ていた選手と戦っていって構わない」

──BRAVE CFのフライ級ロースターにはカザフスタンにもアザット・マスクン、アス・アルマバエフという強豪がいます。

「ダスティン・オーティズやザック・マコウスキーがトーナメントで負けている。BRAVEのフライ級は世界で最もタフな階級だよ。ただし、アザット・マスクンはこの前のカザフ大会で僕との対戦を拒否している。ヤツはレコードを伸ばしたいから、互角の勝負はやりたがらないんだよ。勝てる見込みのある試合だけやっていて」

──なるほどぉ。ムハマドはBRAVE CFの母体であるKHKスポーツと繋がりが強いですが、ずっとBRAVEで戦っていくつもりですか。

「実はダナ・ホワイト・コンテンダーシリーズからオファーはあった。でも、僕はコンテンダーシリーズなんて必要ない。最初からUFCで戦うオファーを出すべきだよ。なんで、僕がコンテンダーシリーズで戦わないといけないのか。そんな必要はないよ」

──……。IMMAFでは日本の山口怜臣選手と戦っていますが、日本のフライ級にも優秀な選手が揃っています。日本のフライ級やMMAのことを意識することはありますか。

「レオは良い選手だよ。彼は今年IMMAFの世界王者になるよ。日本のMMAは以前、UFC Fight Passで修斗の試合を視たことがある。あとタイガームエタイに来ていた、日本人のバンタム級の選手と練習したことがあるんだ。打撃が凄く良かった。MMAにはなっていなかったけど。

でも日本はレスリング大国だし、タクト・イシグロ(石黒拓斗。東京五輪フリー65キロ級優勝)は本当に素晴らしいレスラーだ。タイガームエタイにいた選手が、あれだけ打撃ができるなら、日本はMMAも強いんだろうね。僕もいつか日本で試合がしたいけど──それより、英国代表でパリ五輪かな。東京には間に合わなかったから」

■視聴方法(予定)
8月21日(土・日本時間)
午後9時00分~ BRAVE TV

■BRAVE CF54対戦カード

<BRAVE CFライト選手権試合/5分3R>
[王者]アミン・アユブ(フランス)
[挑戦者]アハメッド・アミール(エジプト)

<130ポンド契約/5分3R>
ムハマド・モカエフ(英国)
ブライン・オドリスコール(アイルランド)

<スーパーウェルター級/5分3R>
マルチン・バンデル(ポーランド)
マゴメド・アキスカノフ(スイス)

<スーパーライト級/5分3R>
マルセル・グラビンスキ(ドイツ)
ミハイル・コートルツァ(ルーマニア)

<スーパーウェルター級/5分3R>
イスマイル・ナルディエフ(オーストリア)
オーり・サンタラフティ(フィンランド)

<女子ストロー級/5分3R>
エベリーナ・ヴォンジニアク(ポーランド)
サミン・カマル・バイク(イタリア)

<スーパーウェルター級/5分3R>
アクセル・ソラ(フランス)
バブジニエツ・バルトニック(スイス)」

<バンタム級/5分3R>
ビラル・ティプサエフ(スウェーデン)
グレン・マクベイ(英国)

<フェザー級/5分3R>
オマール・ソロモノフ(ウクライナ)
ハファエル・ウドソン(ブラジル)

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【BRAVE CF54】アユブが仕切り直しのライト級世界戦。モカエフはキャリア最強オドリスコールと対戦

【写真】BRAVEのスーパーノヴァ、ムハマド・モカエフ (C)BRAVE CF

25日(土・現地時間)にポーランドのコリンで開催されるBRAVE CF54のラインナップが固まってきている。KSWの多数イベントを開くウィッチの西へ50キロにあるコリンで開かれる同大会は、現地のGalana Exclusive Championshipと共同プロモートされる。

メインはBRAVE CFライト級王者アミン・アユブがアフメッド・アミールを相手に初防衛戦を行い、コメインではフライ級の新鋭ムハマド・モカエフがブライン・オドリスコールと対戦するなど、ポーランド色の強くないBRAVE CF本道の上位カードが組まれた。


本来、このライト級選手権試合は4月1日のBRAVE CF50という区切りの大会で組まれていたが、アミールの欠場でキャンセルされていた背景がある。

結局、記念大会で代役のマショラブション・ルジボエフと戦うことにあったアユブだが、このウズベキスタン人ファイターが思わぬ実力者で初回にダウンを喫するという窮地に追い込まれる。その後、盛り返した判定勝ちこそ収めたものの苦戦したイメージは拭えない。とはいえ、この一戦を経験したことで自らの課題を洗い出し、克服してきただろう。

仕切り直しの一戦で、危なかったノンタイトルのキャッチ戦を戦った意義をアユブには期待したい。

バーレーン王国期待のダゲスタン移民の英国人ファイター=モカエフは今年3月にアブドゥル・フセイン戦でデビュー3連勝を果たした。その後、6月のベラルーシ大会ではジョージアのイブラジム・ナブルゾフと対戦も、自らの蹴ったミドルがナブルゾフに急所に入ってしまい試合続行不可能、ノーコンテストになった。その後、8月のカザフ大会で現地のフライ級最強といわれるアザット・マクスンにSNSで挑戦を表明も、この対戦は実現せず、日程的にも1カ月遅れでモカエフはオドリスコールと戦うことになった。

オドリスコールは3月のBRAVE CF49でフライ級王座決定トーナメント1回戦──の再戦でホゼ・トーレスと戦う予定のショーン・センテーラが欠場となり、急遽ワンマッチに代役出場した。結果はトーレスがテイクダウンを多用し、スコアリングで敗れたものの打撃では引けを取らず、いってみれば強気一辺倒のトーレスがトータルファイトにアジャストして勝利を手にしたともいえる。

モカエフにとっては間違いなくキャリア最強の相手であり、層が厚くなる一方のBRAVE CFフライ級戦線で現状、どの位置にあるかが明確となる一戦となる。

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【BRAVE CF53】アザット・マクスン、右オーバーハンド1発でケイロスをKO─デビューから13連勝

<フライ級/5分3R>
アザット・マクスン(カザフスタン)
Def.1R3分00秒by KO
フラービオ・ケイロス(ブラジル)

マクスンの査定ファイトともいえるケイロス戦。フライ級としては長身、173センチのマクスンはジャブを伸ばし間合いをはかる。素早いジャブから右を見せるマクスンに対し、ケイロスは小刻みにステップを踏み左に回る。マクスンはワンツーをバックステップでかわし、遠い距離で右を振るう。両者、踏み込みがない主導権争いのなかでマクスンがワンツーからステップジャブを届かせる。ケイロスは左フックを踏み込んで放つ。その刹那、マクスンの右オーバーハンドがアゴを打ち抜き、この一発で試合が決まった。

衝撃的なKOで王座決定T出場のケイロスをKOし、デビュー以来の連勝を13に伸ばしたマクスンは、「アラーの思し召しだよ。狙っていたわけじゃないけど、こういう勝ち方が出来て良かった。カザフスタンは世界を制することを証明できた。次? BRAVEはベルトをアルマトゥイに持ってきてほしい」と話した。

以前、フライ級王座決定トーナメントは開始から11カ月を経て、王者が誕生していないが、ムハマド・モカエフに続きアザット・マクスムというタイトルコンテンダーが生まれた。


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【BRAVE CF52】カザフの前にイタリア=ミラノ大会。アブゥラギモフとマカエフが揃い踏み

【写真】バンタムかフェザーか、要注目のマカエフだ (C)BAVE CF

22日(火・現地時間)、21日(月・同)にカザフスタンのマルマトゥイで8月に大会を開くことをアナウンスしたばかりのBRAVE CFが、同じ8月の1日(日・同)にイタリアはミラノでBRAVE CF52の開催を発表し、翌23日(水・同)と合わせて6人の出場選手が明らかとされている。

22日にアブドゥル・アブゥラギモフ、モチャメド・マカエフ、エンリコ・コルテーズの3選手、23日はエリアス・ブグズダム、ヴァレリウ・ミウチャ、デクラン・ダルトンの3人と計6人のファイターの参戦が確認されるなか、注目はアブゥラギモフとマカエフか。



現スーパーウェルター級王者=ヨルダンのライオンことジャラ・フセイン・アルシラウィと1勝1敗、元ウェルター級王者のアブゥラギモフはキャリア12勝1敗で唯一の敗北がエルシラウィに喫したものだ。

フランス国籍を持ち、ナント在住のダゲスタン人はレスリング&コントロールに加え、サブミッションに優れたファイターだ。

一方、マカエフはオーストリア在住のチェチェン人ファイターで、デビュー以来9連勝で上昇一途にある。ボクシング&テイクダウンを得意としたマカエフは、上背は決して高くなくフェザー級からバンタム級への転向も視野に入れている。

フェザー級はバッバ・ジェンキンス、バンタム級はスティーブン・ローマンがそれぞれPFLとONEに転出した今、マカエフは両階級のトップコンテンダーといえる。

2017年にBRAVE CFにとって初の王者(※フェザー級)となったブグズダムは、UAE Warriorsから砂漠を移動し、カムバックを果たす。

現時点でイタリア人ファイターはコルテーズ、イタリア在住のモルドバ人選手ミウチャがミラノ大会でケージに足を踏み入れるが、BRAVE CF46で期待新鋭ベルナルド・ソバイにスプリット判定勝ちの番狂わせを起こしたフランチェスコ・ヌッツィの出場はぜひ実現させてほしいところだ。

なお今大会はイタリアのザ・ゴールデン・ケージとの共催で英国、ルーマニア、スロヴェニア、スウェーデン、ロシア、そしてベラルーシに続き、欧州では7カ国目の開催となる。

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