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Brave CF MMA アザット・マスクン ムハマド・モカエフ

【BRAVE CF】BRAVEが8月にカザフスタン大会開催。フライ級無敗対決=モカエフ✖マスクン、実現か

【写真】8月のアルマトゥイでモカエフとマスクンのフライ級無敗対決が実現するか(C)BAVE CF

21日(月・現地時間)、BRAVE CFが8月にカザフスタンのマルマトゥイで2017年4月以来、実に4年4カ月振りとなるカザフ大会を現地のオクタゴン・リーグと共催することを発表した。

オクタゴン・リーグは今やALASH PRIDEを抜き、ACAカザフ大会と並ぶ、中央アジアのリーディングプロモーションとされる大会だ。


今回の発表に先立ち、フライ級のエース候補ムハマド・モカエフが、そのオクタゴンのフライ級王者アザット・マスクンに挑むことをSNSで明らかにしていた。

「無敗同士、これはBRAVE CFでフライ級ナンバーワンを決める試合になる」と綴ったモカエフは、フライ級王座決定戦トーナメントの終了を待たずしてトーナメント優勝者への挑戦権を手にする腹積もりのようだ。

前回の試合は急所蹴りでNCとなったモカエフはプロで5勝0敗、アマで23勝0敗というキャリアを誇る。対して、マスクンは3月のBRAVE CF初陣の勝利でデビュー以来の連勝を12に伸ばしている。

モカエフが挑戦表明を行った時点で、いつどこでこの一戦が組まれるのか言及されていなかったが、詳しい日時は近々アナウンスされる8月のカザフスタン大会になることは間違いないだろう。

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BRAVE CF51 News other MMA ジニス・マーヒャル ブログ ムハマド・モカエフ ルカス・マルチンス ワジム・クーチ

【BRAVE CF51】大会まで2週間で、超新星モカエフの出場決定。注目、クーチ&マーヒャルのベラルーシ勢

【写真】まだ20歳、実はあどけなさが多分に残っているモカエフ (C)BRAVE CF

18日(月・現地時間)、BRAVE CFより6月4日(金・同)にベラルーシはミンスクのファルコンクラブ・アリーナで開催されるBRAVE CF51にムハメド・モカエフが出場し、ジョージアのイブラジム・ナブルゾフと対戦すること発表された。

BRAVE CF初のベラルーシ大会まで3週間を切っての出場決定のフライ級の超新星は59キロ契約で戦うこととなった。モカエフは昨年8月のプロデビューからキャリア4連勝で、2連覇したIMMAFの世界大会を含め、アマチュアから数えて通算27試合連続で勝利を挙げている。

対するナブルゾフは5勝1敗1分、最近UFCでも少数精鋭振りを発揮しているジョージア人選手だ。母国ジョージア、ロシア、イタリア、そして中国で戦ってきた。レスリングと回転系の蹴りも含めたキックボクシングを得意とするナブルゾフはモカエフにとって過去最強の相手といえるだろう。


今大会のメインは元BRAVE CFライト級王者ルカス・マルチンスと、4月のバーレーン大会でイッサ・イサコフに勝利したマルセル・グラビンスキのライト級戦だが、現地のRukhスポーツ・マネージメントと共同開催ということもあり、ベラルーシ期待の新鋭がBRAVEデビュー戦を戦うのも興味深い。

コンバットサンボ・ワールドカップ優勝のライト級ファイター=ラスラン・ティディエフこそ契約を果たしたものの今大会の出場は見送られることとなったが、パウンド解禁なったフランスの100%Fightミドル級王者ワジム・クーチ、ベラルシアンFCミドル級王者ジニス・マーヒャルが揃ってスーパーウェルター級戦でBRAVE CF初勝利を目指す。

29歳のクーチは2014年のMMAデビューで、戦績は15勝1敗。その勝ち星のうち7試合が一本勝ちで、4試合がTKO勝ちというフィニッシャーだ。関節で仕留める以前のパウンドは無慈悲など強力で、立っても右オーバーハンドはKOパワーを有している。

クーチの対戦相手はキルギス人ファイターのダニヤル・アブジバエフは戦績8勝2敗で母国WEF、カザフスタンのAlash PRIDEからACBで戦ってきた。クラウチングのボクシング・レスラーであるアブジバエフに対し、打撃はカウンター狙いのクーチだけに組まれて組み技勝負も望むところだろう。

一方、デビュー以来7連勝のマーヒャルは190センチの長身ウェルラウンダー。スタンドはキックボクシング、下になっても基本に充実な柔術技術を持っている。

プロになる前にロシアに本部を置くアマMMA組織=WMMAAで7勝2敗、その相手が現在ACAウェルター級トップのガムザット・キラマゴメドフ、そしてPFL参戦中のマゴメド・ウマラトフと、マーヒャルはアマ時代からえげつない生存競争を繰り広げていた。

そのマーヒャルは当初、スウェーデン在住のギリシャ人選手ヤニス・バハールと対戦予定だったのが、スウェーデン人のフェルナンド・ゴンザレスに代わり、さらに大会まで2週間強となりリナット・セジンタイに再度変更されている。

結果、デビュー戦はアップどころか、より厳しいマッチアップになっているのがBRAVEのガチさだ。マーヒャルを上回るデビュー以来のレコードが9勝0敗のカザフスタ人ファイターのセジンタイ。中央アジアに多いリーチが長くテイクダウンの受けが強い、レスリング・ボクサーだ。

上記のアブジバエフがレスリングのスタンスで、剛腕を振るうのに対し、セジンタイはボクシングのスタンスでパンチの圧力を掛け、テイクダウン狙いをがぶって防ぐ。そして上をとってはパンチやエルボーで削っていくという中央アジアに多い戦い方をする。

クーチとマーヒャルというベラルーシ勢がBRAVE CFの新興勢力と成りうるのか。揃って中央アジア勢を相手に、試金石のファイトとなる。

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BRAVE CF49 other MMA Report アブドゥル・フセイン ブログ ムハマド・モカエフ

【BRAVE CF49】個性的な動きでスクランブル戦を制したムハマド・モカエフがフセイン下し5連勝

<フライ級/5分3R>
ムハマド・モカエフ(英国)
Def.3-0:30-27.29-28.29-28
アブドゥル・フセイン(フィンランド)

かなり近い位置を最初から取った両者。モカエフはダブルレッグからケージに押し込み、テイクダウンもすぐにフセインが立ち上がる。離れたモカエフは前蹴りから右ボディアッパー、蹴り足を掴まれシングルレッグもアンクルピック気味にフセインが上を取りにいく。モカエフは倒れずに、離れるとすぐにダブルレッグへ。そのままひきこみ腕十字から足を取り、股を潜ってバックに回る。

フセインは立ち上がり胸を合わせにいくと、モカエフは左ハイを放ち即ダブルレッグを決める。左のパウンドを勢いよく入れたモカエフはバックコントロールを続け、嫌がったフセインは引き込んでオモプラッタへ。頭を跨ぎ、サイドに回って腕を抜いたモカエフは前腕を打ちつけ、トップのままタイムアップを迎えた。

2R、フセインのパンチをかわしたモカエフは、ダブルレッグから肩に担ぎ、豪快にスラムを決める。キムラ狙いを防ぎ、サイドを取ったモカエフはスクランブルでバックへ。スイッチで逆にフセインはバックに回る。モカエフがキムラから投げを狙うも、フセインがバックへ。胸を合わせダブルで倒したモカエフは、フセインのニーシールドからのヒザ十字を潰し、バックに回る。ここも正対したフセインのダブルレグにギロチンを合わせたモカエフはスイープ狙いで、頭が抜けケージに押し込まれる。シングルを切ったフセインがバックを狙うが、モカエフが前転から巻き込む。フセインもディープハーフからリバーサルへ。嫌がって立ち上がったモカエフのバックを取ったフセインが、ヒザを入れ。後方にすかして倒す。バックを取られた状態が続くモカエフは、後方から殴られ立ち上がると、ボディロックを払い腰で切り返す。それでも立ち上がったのはフセインで、懸命に足を掛け手首を掴んだモカエフは下のままでラウンド終了を迎えた。

最終回、相当に疲れた様子のモカエフは二段蹴りからヒザ蹴りも、シングルは切られる。フセインのシングルからボディロックに投げを狙ったモカエフだが、切ったフセインがボディロックテイクダウンを決める。モカエフは三角狙いも潰され、バックに回られそうになるが何とか胸を合わせる。スクランブルがここから続き、ケージにフセインをモカエフが押し込むとダブルレッグを決める。すぐにケージを背にしてフセインが立ち上がろうとする。モカエフはアンクルピックで立たせない。

必死に立ち上がったフセインをダブルレッグから、肩に担ぎスラムしたモカエフがバックへ。足のフックをさせないフセインは、逆にボディロックへ。ウィザーのモカエフは、自ら寝転がり、スイープを決めてマウントへ。フセインのブリッジにバックに回ったモカエフが、背中をつけたフセインから再びマウントを奪う。

殴って、ブリッジにもフセインが腕を抜いてダースチョークをセットする。直後にタイムアップと迎え、モカエフは3-0の判定で安堵の表情を浮かべた。「過去4年で初めてのフライ級で、ケージで経験を積めた。それで良いよ。僕はアブドゥルを軽視していなかったし、4勝0敗で7勝0敗の相手に勝てた。僕は将来、フライ級でトップになる」とバックステージ・インタビューで話した。


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BRAVE CF49 News other MMA Preview アブドゥル・フセイン ガムザット・カゴメドフ フランチェスコ・ヌッツィ ブノワ・サンドニ ブライン・オドリスコール ブログ ベルナルド・ソバイ ホゼ・トーレス マティス・ザハロフ ムハマド・モカエフ ルアン・サンチアゴ

【BRAVE CF49】計量終了 ソパイ、ザハロフ、モカエフ──20代ファイターたちのせめぎ合いに注目

【写真】メインのサンチアゴ✖サンドニ、トーレス✖オドリスコール、そしてモカエフ✖フセイン、ソパイ✖ヌッツィ。トーレスはマスクもドラゴンボールZの孫悟空だ(C)BRAVE CF

24日(水・現地時間)、25日(木・同)にバーレーンはムハラクのアラード要塞特設会場で開催されるBRAVE CF49 「Super Fights」の計量が行われた。

フェザー級で注目されていたブラジル✖コロンビアの南米対決=ガブリエル・フライ・ミランダ✖ドゥマル・ロアの一戦は、後者が72.2キロと6.4キロという信じられない計量結果で──取りやめとなっている。

その他のプロマッチ10試合に出場する22選手は問題なくパスした。メインでスーパーライト級のルアン・サンチアゴ✖ブノワ・サンドニが組まれ、コ・メインではホゼ・トーレスが急遽参戦のブライン・オドリスコールと61キロ契約マッチを戦う今大会、フライ級とバンタム級で次世代のエース候補が連続で登場となる。


まずは後半戦の戦いの火ぶたが切って落とされる第6試合、バンタム級でベルナルド・ソパイ✖フランチェスコ・ヌッツィが組まれている。

アルバニア生まれストックホルム在住、20歳のソパイは、キックボクサーを思わせるスタンスで蹴りを交えた打撃を繰り出す。特に右オーバーハンドの威力は抜群で、テイクダウン後は強烈なパウンドとポジション奪取にも長けている。

一方のヌッツィはサウスポーのストライカーで、左ストレートはスピード、タイミングともにセンスが感じられる。テイクダウン防御力も高く、戦績はソパイと同様に8勝1敗で24歳だ。アドリア海を挟んだ、アルバニアとイタリアのファイターがこれだけのレベルになっていることに、まずは着目したい。

続く第7試合もバンタム級でバルト3国のラトヴィアから、アイルランドでMMAファイターとして切磋琢磨するマティス・ザハロフが、ガムザット・カゴメドフと戦う。

22歳でプロ戦績は4勝0敗、3KOと1つの一本勝ちしているザハロフも、サウスポーの打撃系MMAファイターだ。

奥足となる左の蹴りを多用するザハロフは、蹴りからパンチもしくはパンチからの蹴りで致命傷を負わせることができる。やや肩は開き気味で、ガードが低い構えから蹴りで距離とタイミングを計る。蹴りでリズムを掴むと、ザワロフはハイからの連係で左ストレート、近い位置ではアッパーで仕留めるに掛かる。

対するガムザット・カゴメドフはキャリア4勝1敗、その黒星は先日UFCデビュー戦で敗れたJP・バイスに喫したもので、組みの圧力が打撃の破壊力に通じるコーカサスMMAスタイルの持ち主だ。蹴りたいとザハロフと、組みたいカゴメドフという構図になる。

フライ級ではポスト・フライ級王座決定トーナメントを睨んだ次世代対決=ムハマド・モカエフ✖アブドゥル・フセインというカードが組まれた。

モカエフはIMMAFで2度世界王者になりアマMMA戦績23勝0敗から、昨年8月にプロデビューを果たした英国在住のダゲスタン人選手だ。

プロでも4連勝中で、バーレーン王国直結のKHK MMAに所属し、練習をすることで生活が成り立つ境遇にある。格闘技のベースはグレコだが、そう感じられないほど淀みなくMMAの動きができる。とはいえ、血気盛んな戦闘部族だけに打撃は粗い点に若さが見えるという課題もある。

対戦相手のフセインは乱戦のなかで、要所を締めるファイトでここまで7勝1敗というレコードを残している。打撃を交えたスクランブルMMA、ガチャガチャした流れをフセインがせき止めるのはギロチン、そしてニンジャチョークというフロント系の絞め技だ。モカエフの突進に、これらの絞めがハマる可能性は十分にあるだろう。

20歳の英国人、22歳のラトヴィア人、そして20歳のアルバニア人──背を向け、目を瞑り、耳を塞ぐことはできない中東の戦い──ではないだろうか。

■視聴方法(予定)
3月25日(木・日本時間)、
午前11時30分~ FITE
午前11時30分~ BRAVE TV

■BRAVE CF49計量結果

<スーパーライト級/5分3R>
ルアン・サンチアゴ:74.8キロ
ブノワ・サンドニ:75.2キロ

<61キロ契約/5分3R>
ホゼ・トーレス:60.3キロ
ブライン・オドリスコール:60.6キロ

<フェザー級/5分3R>
ガブリエル・フライ・ミランダ:65.7キロ
ドゥマル・ロア:72.2キロ

<フライ級/5分3R>
ムハマド・モカエフ:57.1キロ
アブドゥル・フセイン:57.1キロ

<バンタム級/5分3R>
ガムザット・カゴメドフ:61.1キロ
マティス・ザハロフ:61.7キロ

<バンタム級/5分3R>
ベルナルド・ソパイ:61.5キロ
フランチェスコ・ヌッツィ:61.1キロ

<ミドル級/5分3R>
チェド・ハネコム:83.9キロ
ドミニク・ショーバー:83.7キロ

<77キロ契約/5分3R>
ジェラウド・コエーリョ:76.6キロ
ガジムサ・ガジエフ:77.0キロ

<フェザー級/5分3R>
アブドゥルマナップ・マゴメドフ:65.9キロ
マクジム・トロクヒムチュク:65.6キロ

<スーパーウェルター級/5分3R>
ソラ・アクセル:79.4キロ
クイッティ・ベガイ:78.9キロ

<バンタム級/5分3R>
グレン・マクベイ:61.7キロ
フリエイ・ハーラシェ:61.4キロ

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Brave CF43 other MMA Report ジェイミー・ケリー ブログ ムハマド・モカエフ

【Brave CF43】ゴールデンルーキー、ムハマド・マカエフが殴って、蹴り、倒してRNCで手強いケリー下す

<59キロ契約/5分3R>
ムハマド・モカエフ(英国)
Def.3R2分11秒by RNC
ジェイミー・ケリー(英国)

まず左ミドルハイを見せたモカエフが、左ミドルからヒザ蹴りを狙い、左を伸ばす。さらにヒザを続けたモカエフがワンツーで前に出る。左ハイを空振りし、バランスを崩したモカエフがすぐに立ち上がる。ここで組もうとしたケリーだが、自分で距離を取り続く打撃戦のなかでモカエフのダブルレッグを切る。右前蹴り、左ハイ、右ローを2つ入れたモカエフは前進に左フックを合わされる。

後ろ回し蹴り後に右ストレートでダウンを奪ったモカエフは、立ち上がったケリーに跳びヒザを狙うがこれは距離が合わない。互いに構えを変え、モカエフは左ハイ。ケリーは組みに行っても、自ら離れる。モカエフは左ジャブを当て、右ミドル。続いて左ジャブから右フックで2度目のダウンを奪うと、立ち上がったケリーの腹にフックを打ちこむ。蹴りで突き放し、左ジャブを当てたモカエフが初回をリードした。

2R、前に出てくるケリーに対し、跳び前蹴りを見せたモカエフがスピニングバックフィストを当てる。ケリーの右ローで体が半回転したケリーがすぐに正対する。左フックから左ボディを入れたモカエフは、続いて左ミドルで腹を攻撃する。右ボディ、離れてテイクダウンを狙ったモカエフだが、ここはケリーがスプロールし試合はスタンドへ。

モカエフはワンツーを入れて前に出ると、鼻血が激しいケリーにドクターチャックが入る。再開後、左ミドルを入れたモカエフが右フックを被弾する。怯むことなくワンツーから右ハイを蹴ったモカエフは、素早い右で反撃に出ようとするケリーに右フック続いて左ジャブを当てる。ケリーも左を返し、ローにもパンチを合わせる。モカエフはシングルから肩にケリーを担いでスラム気味にテイクダウンを決める。サイドで抑えたモカエフが、この回も取った。

3R、ケリーが右ローを蹴り、サークリングを使うモカエフが左アッパー、右ストレートを伸ばすが力が入っている。ケリーが右ロー、モカエフが左ハイを放つ。続いてシングルを取り、左でケリーの足を跨いでテイクダウンを決めるとモカエフはハーフで抑えスクランブルでバックへ。

ワンフックから一気に左腕を喉下に入れ、パームトゥパームから掌をずらしつつ隙間を無くしタップを奪った。「ボクシングで戦っても、レスリングを忘れることはない。そして、フィニッシュを狙ったよ」と話したモカエフ、ケリーが金魚でなかっただけに意義深いフィニッシュ勝利だ。


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Brave CF43 News other MMA ジャラ・フセイン・アルシラウィ ブログ ムハマド・モカエフ

【Brave CF43】計量終了 2階級制覇目指すアルシラウィがミドル級戦。黄金新人モカエフはプロ3戦目へ

【写真】2階級制覇に乗り出したウェルター級王者アルシラウィが、オランダのセイダンと対戦(C)MMAPLANET&ROAD FC

Brave CFのバーレーン3連戦=コンバット・キングダム・シリーズ最終戦=Brave CF43がバーレーンのリファーにあるバーレーン・ナショナル・スタジアムで1日(木・現地時間)に開催され、その計量が9月30日(水・同)に行われた。

今大会はヨルダン人王者=Brave CFウェルター級チャンピオンのジャラ・フセイン・アルシラウィが、ミドル級でオランダ人選手のメルヴィン・ヴァン・セイダンと戦い1戦がメインで組まれている。


昨年10月にウェルター級の頂点に立ったアルシラウィは、4月に今やUFCで3連勝と飛ぶ鳥を落とす勢い勢いにあるカムザット・チマエフの挑戦を受ける予定だったが、新型コロナウィルス感染拡大でイベントが中止に。チマエフはUFCに旅立っていったが、アルシラウィはBrave CFでチャンプ・チャンプを目指すという目標を掲げた。

今回の試合、勝利は絶対でパフォーマンスが良ければ2週間前のBrave CF41でダニエル・ガウショからベルトを奪ったモハメド・ファフレディンへの挑戦権を手にできる──そんなテストマッチとなる。

セミのバンタム級戦ではWFCAやACAで戦い、Braveに転じて2戦目のカスン・カスモフが、ディミタル・コストフと対戦する。ここでキャリア13勝1敗とすれば、チームラカイ所属のバンタム級王者スティーブン・ローマンへの挑戦が見えてくる──カスモフにとっても試金石マッチだ

59キロ契約マッチではプロ2戦目、バーレーン王族の秘蔵っ子&ゴールデンルーキー=ムハメド・モカエフがプロ3戦目を迎える。

ダゲスタン生まれで英国育ちのモカエフは2019年&2020年のIMMAF世界王者で、アマで23勝0敗というレコードを引っ提げて7月11日のスウェーデン大会でプロ初陣を戦ったモカエフ。この時は、体重オーバーのグレン・マクベイの守りのファイトに判定勝ちと、内容的に不満の残る初陣となってしまった。

それから僅か11日後に英国のセルティック・グラジエイターではミドルからパンチの追撃で51秒KO勝利を挙げているモカエフは今大会では、戦績3勝0敗のジェイミー・ケリーと対戦。現地のNHK MMAチームのファイターということもあり、御前試合で前回以上のインパクトを残したい。

また今大会には先週のUAEWに続き、韓国からTOP FCやDouble Gで戦ってきたキム・テキュンが参戦する。

貪欲に中東のフィーダーショーに進出する韓国勢、キム・テキュンはデビュー以来6連勝と同プロモーション2勝目を賭けてメキシコのアルトゥル・チャベスと対峙する。

さらにキルギスから15勝3敗のアブディサラム・クバチニエフも出場するなど、アジア全域から気になるファイターが集まるBrave CF43だ。

■視聴方法(予定)
10月25日(金・日本時間)、
午前0時00分~ FITE

■Brave CF43計量結果

<ミドル級/5分3R>
ジャラ・フセイン・アルシラウィ:84.0キロ
メルヴィン・ヴァン・セイダン:83.6キロ

<バンタム級/5分3R>
カスン・カスモフ:61.5キロ
ディミタル・コストフ:61.7キロ

<ライト級/5分3R>
アブドゥルラクマン・マフハザエフ:70.8キロ
アブディサラム・クバチニエフ:70.8キロ

<ライト級/5分3R>
アクメド・シェルヴァニエフ:70.8キロ
アルマン・ポパル:70.5キロ

<59キロ契約/5分3R>
ムハマド・モカエフ:59.0キロ
ジェイミー・ケリー:58.5キロ

<フェザー級/5分3R>
アンゾル・アブドゥルコザエフ:66.2キロ
ソハイル・ダボージ:66.1キロ

<67キロ契約/5分3R>
キム・テキュン:67.0キロ
アルトゥル・チャベス:66.9キロ

<フェザー級/5分3R>
メモシュ・ラザ:66.2キロ
キャラム・マーリー:66.0キロ

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Brave CF37 Other MMA Result ビアンカ・アンツマン ブログ ムハマド・モカエフ ルイス・グリスマン

【Brave CF37】ブカレストからストックホルムへ。最強アマ=モカエフが渋い試合で判定勝ちデビュー

【写真】プロデビュー戦を母国で迎えたアンツマンがヴェーラ・ヌカネンに判定勝ちを収めている(C)BRAVE CF

1日(土・現地時間)、Brave CF37がスウェーデンの首都ストックホルムで行われた。

ルーマニア・ブカレストの連戦から、ストックホルムに場所を移し3週連続のイベント開催となるブレイブCF。そのストックホルム初戦で、最も注目されていたのがアマ23連勝からプロ初陣を迎えたムハマド・モカエフだった。

モカエフは同じくプロデビュー戦となったグレン・マクベイをソリッドに攻めて判定勝ちしたモカエフだが、体重オーバーで守りを固めたマクベイへの不満を試合後に述べた。

Brave CF37
<ウェルター級/5分3R>
○ルイス・グリスマン(デンマーク)2R1分13秒
RNC
詳細はコチラ
×ヘンリ・リントゥラ(フィンランド)
<ヘビー級/5分3R>
○イルマン・スマイジッチ(スウェーデン)3R
判定
×ファティ・アクタス(トルコ)
<64キロ契約/5分3R>
○ムハマド・モカエフ(英国)3R
判定
詳細はコチラ
×グレン・マクベイ(アイルランド)
<ライトヘビー級/5分3R>
○アントン・トゥルキャリ(スウェーデン)1R1分57秒
TKO
詳細はコチラ
×アタナシス・ヘルケレジス(ギリシャ)
<フェザー級/5分3R>
○フェルナンド・フロレス(スウェーデン)1R4分51秒
アナコンダ
詳細はコチラ
×マイケル・デガ・シェイキ(ブラジル)
<女子ストロー級/5分3R>
○ビアンカ・アンツマン(スウェーデン)3R1分37秒
KO
詳細はコチラ
×ヴェーラ・ニカネン(フィンランド)
<フェザー級/5分3R>
○ハミッド・サディット(スウェーデン)1R1分37秒
KO
×シェイマスッド・ドレーク(イラン)
<ウェルター級/5分3R>
○モハメド・サレイ(ノルウェー)1R2分12秒
ヒールフック
×アウジ・クアミ(フランス)
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Brave CF37 Report UFC ブログ ムハマド・モカエフ

【Brave CF37】注目のムハマド・モカエフ、体重オーバー&守りのマクベイに判定勝ちで不満爆発

<64キロ契約/5分3R>
ムハマド・モカエフ(英国)
Def.3-0
グレン・マクベイ(アイルランド)

注目のモカエフのプロデビュー戦。鋭いジャブを放つマクベイは2.8キロの体重オーバーでキャッチウェイト戦となった。そのマクベイはモカエフの左ミドルをキャッチする。手をマットに着いて足を抜いたモカエフは、ワンツーに左を合わされバランスを崩す。直後のハイをキャッチされると、ここも手をついて防御し、シングルに出たマクベイにパウンドを落として離れる。走り込むようなワンツーから右ミドルもモカエフだが、相当に力が入ってしまっている。

モカエフは左ローからワンツー、左ハイを蹴っていく。左に回って距離を取ったマクベイはシングルを切られ、左ソートをアッパーを被弾する。左右のローを入れたモカエフはマクベイの左ジャブをかわしボディにパンチを入れる。左ミドルを続けるモカエフは左ハイ、マクベイのテイクダウン狙いをスプロールし、クォーターネルソンで上を取りエルボーを落とす。

マクベイはクローズドをとり、手首を必死に掴む。モカエフは細かいパンチでケージ際に移動し、ボディを殴るとガード割る。シングルから引き込んだマクベイに左の鉄槌を落としたモカエフが初回をリードした。

2R、マクベイが一気に距離を詰めるもモカエフは左ハイを見せ、組みつくとボディロックテイクダウンにとりそのままマウントへ。バックに回ったモカエフは右腕を滑り込ませパームトゥパームで絞める。サムアップした大丈夫だとアピールしたマクベイの背中を取り直したモカエフは、何やら話しかけマクベイを挑発する。バックが続き、残り2分というところでロールしたマクベイが上を形になる。殴られ、もう一度背中を預けたマクベイは手首を掴んで絞めを防ぐ。

ならばとエルボーを入れたマクベイだが、ついにはスクランブルを許しフックが外れる。サイドバックからヒザを背中に入れたマカエフだが仕留めることはできなかった。

3R、モカエフが左右のローを入れ、左ジャブ。続くシングルをスプロールされ、スタンドに戻ったモカエフは左を当てる。直後にダブルへ。引き込むように下になったマクベイのバタフライガードにもエルボーを打ちつける。モカエフにマクベイの潜りに対し、クオーターネルソンで上を向かせヒジを落とす。この一発でマクベイはカットし、大量の流血が見られる。

ダースからギロチンのモカエフだが、たくみに胸を合わせてきたマクベイがリバーサルに成功する。ケージを背負って座った形になったモカエフが、マクベイのギロチンの仕掛けに乗じてリバーサル。残り30秒、マクベイの逃げのスクランブルに決定的なシーンを作ることができなかったモカエフだが、3Rを通して優勢だったことには変わらず3-0の判定勝ちでプロデビュー戦を終えた。

マクベイもアマMMAで16戦のキャリアがある選手で、ともに普通にMMAが戦えるなか注目度が高い余りにモカエフは、消化不良。自らもストレスを感じていたのか、試合後もマクベイを挑発するなど──彼自身よりも、周囲も見守る姿勢が必要かと感じられた。

「相手は体重を守らず僕はバンタム級なのに、ほとんどフェザー級の試合だ。あれだけ大きいのにずっとグローブを掴んでくるし」と話したモカエフは、「こんな試合はしたことなかった。9月に試合がしたい。本当に強いならツイッターとかでなく、朝食でも食べている時に話して来ればよいんだ。オンラインで指を立てるような真似はするなって」と最後までマクベイへの不満は収まらなかった。


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Brave CF37 other MMA Preview ブログ ムハマド・モカエフ

【Brave CF37】ダゲスタン生まれ英国育ち。王族の後ろ盾、ゴールデンルーキー=ムハマド・モカエフが初陣

【写真】計量では既にお馴染みになっているヌルマゴのような出で立ちを見せているモカエフ(C)BRAVE CF

1日(土・現地時間)にBrave CF37がスウェーデンのストックホルムで開催される。ルーマニア・ブカレスト2連戦から、場所を北欧第一の都市に移し3週連続での大会となる。

現地のBulldog Fight Nightというイベントと共同プロモーションで開かれる3連戦の第一夜にはスウェーデンを中心としたスカンジナビア勢やトルコ、ギリシャのファイターが出場するが、一番の注目はこの日がプロデビュー戦となる1人の英国人ファイター=ムハマド・モカエフだ。


対戦相手のグレン・マクベイもプロ初陣で、正真正銘のデビュー戦同士のマッチアップが最も注目されるのは、モカエフが華々しいアマMMA界で活躍してきただけでなく、可能性溢れるファイトを見せてきたからに他ならない。

2000年7月30日生まれ20歳になったばかりのモカエフだが、アマMMAでの戦績は23勝0敗でIMMAFでは2019年にバーレーンで開かれた世界大会で日本の山口怜臣を下して優勝すると、今年もパンデミックが始まりかけた3月の7日&8日に豪州はパースで開かれた世界選手権で2連覇を達成している。

山口との対戦で映像を確認した日本のMMAファンも少なくないだろうが、モカエフの強さはそのレスリング力の高さにある。山口戦でも後方にバック宙するかという勢いでバックスープレックスで投げ、山口陣営に笑顔を見せるという強烈なインパクトを残している。

英国籍のモカエフだが、生まれはダゲスタンで12歳の時に英国に移住し、ジュニア時代に英国レスリング、そしてMMAを始めてからも柔術やノーギ・グラップリングで結果を残してきた。バックスープレックスだけでなく、当然のようにダブルレッグも強く、粗めでアグレッシブな打撃の終着地点は現状ではテイクダウンといえる。

スタンドの組みでいえば内股、払い腰など柔道の投げも得意としており、とにかく派手なファイターだ。Brave CFを所有するバーレーンのNHK MMAチームに所属しているモカエフは、同時にタイガームエタイ、MMAを始めたリバプールのアスパイア・コンバットスポーツ・アカデミーの3カ所でトレーニングを行っている。

いわばダゲスタン生まれという血統書を持ち、英国で洗練された──ダゲスタンのような練習でも生き残り合戦ではない──環境で育ち、中東の王族の後ろ盾があるというまさにゴールデンルーキーが、プロMMAファイターとしての第一歩を踏み出す。大いに注目したい。

■BRAVE CF主な対戦カード

<ウェルター級/5分3R>
ヘンリ・リンドラ(フィンランド)
ルイス・グリスマン(デンマーク)

<フェザー級/5分3R>
フェルナンド・フロレス(スウェーデン)
マイケル・デガ・シェイキ(ブラジル)

<ヘビー級/5分3R>
ファティ・アクタス(トルコ)
イルマン・スマイジッチ(スウェーデン)

<女子ストロー級/5分3R>
ヴェーラ・ヌカネン(フィンランド)
ビアンカ・アントマン(スウェーデン)

<ライトヘビー級/5分3R>
アントン・トゥルキャリ(スウェーデン)
アタナシス・ヘルケレジス(ギリシャ)

<ライトヘビー級/5分3R>
アントン・トゥルキャリ(スウェーデン)
アタナシス・ヘルケレジス(ギリシャ)

<バンタム級/5分3R>
グレン・マクベイ(英国)
ムハマド・モカエフ(英国)