カテゴリー
Brave CF Cage Warriors DWCS IMMAF MMA MMAPLANET o UFC イゴール・ダ・シウバ グレッグ・ヴェラスコ シャミル・ガジエフ ジョナタ・シウバ ダニエル・ジェイムス ボクシング ムハマド・モカエフ 修斗

【DWCS2023 S07Ep07】砂漠のMMA王国から、UFCに王手=シャミル・ガジエフ。シウバ対決も注目

【写真】ガードの甘さは気になるが、多彩なパンチはKOパワーを有しているガジエフ (C)BRAVE CF

19日(火・現地時間)にネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXでDWCS S07 Ep07が開催される。
Text by Manabu Takashima

ライト級が2試合、フライ級が1試合、女子ストロー級が1試合組まれた今週のコンテナシリーズのメインは、ヘビー級の試合が組まれ──バーレーン王国が、国家プロジェクトとして取り組むBRAVE CFとKHK MMAジムが2人目のUFCファイターを目指し、シャミル・ガジエフがグレッグ・ヴェラスコと対戦する。


RAVE CFとKHK MMAからUFCで活躍しているムハマド・モカエフが男子では最軽量フライ級なのに対して、ガジエフはヘビー級とサイズはまるで違うがIMMAFというアマのフィールドからプロに転向し、無敗という共通点がある。

とはいえガジエフはIMMAF世界大会を連覇したモカエフと違い、世界では銅メダル獲得に終わっている。BRAVE CFライト級王者でチーム・バーレーンのヘッドコーチであるエルダル・エルダノフに見いだされ、ロシアからバーレーンに国籍を移してKHK所属となったガジエフは、IMMAFではアフリカ、アジア、欧州選手権を制したものの世界大会ではプロ転向せずにアマで戦い続けているガジムラッド・バガウティノフにRNCで敗れた翌年にプロ転向を果たしたガジエフは、2年3カ月10連勝と強烈な勢いで経験を積んできた。

今年の2月には元UFCファイターのダルコ・ストシッチを2分50秒でKOしている。今回はカレッジ・レスリング出身で6勝0敗のヴェラスコと戦うが、そのボディロック&足払い系のテイクダウンに如何に対抗できるか。

ヴェラスコは寝技に持ち込めばヒールや腕十字などヘビー級の選手に余り見られないサブミッションを持つか。あるいは意外とも取れる多彩なボクシング技術で、ヴェラスコの得意の形に入らせない可能性もあるガジエフ、ロシア~中東ラインでUFCと契約を果たせるのか要注目だ。

この他、ブラジル同朋対決でイゴール・ダ・シウバと対戦するジョナタ・シウバも気になるファイターだ。修斗ブラジル・ストロー級王者で、今年の3月に実に2年10カ月のブランクを経てCage Warriorsで勝利して、コンテンダーシリーズで戦う権利を手にしたジョナタ、イゴールとのシウバ対決=フライ級のマッチアップだ。

■視聴方法(予定)
9月20日(水・日本時間)
午前9時~UFC FIGHT PASS

<ヘビー級/5分3R>
シャミル・ガジエフ(バーレーン)
グレッグ・ヴェラスコ(米国)

<ライト級/5分3R>
ジャコビー・ジョーンズ(米国)
ダニエル・ジェイムス・アレン(米国)

<女子ストロー級/5分3R>
タリタ・アレンカ(ブラジル)
ステファニー・ルシアーノ(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
カイナン・クルシュヴィスキー(ブラジル)
ダイラン・モンテーロ(米国)

<フライ級/5分3R>
イゴール・ダ・シウバ(ブラジル)
ジョナタ・シウバ(ブラジル)

The post 【DWCS2023 S07Ep07】砂漠のMMA王国から、UFCに王手=シャミル・ガジエフ。シウバ対決も注目 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
ABEMA IMMAF KAREN MMA MMAPLANET o ONE PANCRASE Pancrase337 UFC パンクラス ボクシング ムハマド・モカエフ ムハンマド・サロハイディノフ ライカ 亀井晨佑 井村塁 住村竜市朗 佐藤生虎 余勇利 安藤武尊 山口怜臣 平田直樹 押忍マン洸太 新居すぐる 松岡嵩志 極真会館 河村泰博 海外 矢澤諒 神谷大智 秋葉太樹 笹晋久 葛西和希 藤田大 遠藤来生 高本千代

【Pancrase337】プロ初陣=安藤武尊戦、山口怜臣「お父さんがSNSで相手の発言も全てチェックしています」

【写真】春日井たけしとの寒天ミットのために、HEAT24中村も練習場所になっている山口 (C)MMAPLANET

24日(日)に立川市の立川ステージガーデンで開催されるPancrase337「30周年記念大会」にて、山口怜臣がプロデビュー=安藤武尊戦を迎える。
Text by Takumi Nakamura

山口はIMMAF(International MMA Federation)世界選手権制覇からプロを目指し、タイガームエタイとALIVEを拠点に活動。今年2月の世界大会では怪我の影響もあり、1回戦を突破するものの、2回戦を棄権するという結果に終わった。この大会を終えて、山口はパンクラス30周年記念大会でのプロデビューを果たす。J-MMA界で唯一無二のアマチュア経験を積んできた山口にプロデビューを決意した理由、そして今後のMMAファイターとしてのキャリア設計について聞いた。


――24日のPancrase337=30周年記念大会でプロデビュー戦を控える山口怜臣選手です。デビュー戦に向けた今の練習状況から聞かせてください。

「前回の試合は2月のIMMAF世界大会になるんですけど、大会前のキャンプで怪我をしていて、3月いっぱいは治療の時間に充てていました。それから7月末までプーケットのタイガ―ムエタイでトレーニングして、そこでは各分野、ボクシング、ムエタイ、レスリングなどパーツのトレーニングをしっかりして、技術を分厚くしてきたイメージです。

8月からはALIVEに帰ってきて、昔からよく知っている仲間たちとスパーリングしつつ、鈴木社長にはグラフを作ってもらいつつ体重管理や体調管理もしてもらっています。ここまでコンディションを大きく崩すこともなく順調にきていますね」

――山口選手はタイガームエタイとALIVEが練習場所になっていますが、どのぐらいのバランスで練習の比率を考えているのですか。

「基本的な考え方として、普段はタイで技術を磨いて、試合前に日本で調整するという形です。タイにいたまま試合に出たこともあるのですが、タイガームエタイは選手が多いので、どうしてもコーチの指導が分散してしまう部分があるんです。日本のように細かい部分にまで気にかけてもらって、試合まで持っていくことはどうしても難しいです」

――ALIVEの鈴木陽一代表がやっているようなコンディション管理ができない部分はありますよね。

「現にタイで調整していて怪我や感染症でコンディションを作れないときがあったので。今は慣れ親しんだ、気心がしれた仲間たちと対人練習をして、昔から僕を見てくれている(鈴木)社長やコーチ陣に仕上げてもらうのがしっくり来ていますね」

――2月のIMMAF世界大会は1回戦を突破したものの、2回戦を怪我で棄権という結果に終わりました。どういう状況だったのですか。

「大会の3週間前に怪我をしてしまい、かなり練習も制限された状況で試合をしたんです。初日(1回戦)は何とか勝てたのですが、2日目は厳しいと判断して棄権することにしました」

――そのタイミングでプロデビューを決めた理由は?

「ずっとIMMAFにはこだわってきやってきたのですが、今後のキャリアを考えた時に僕はUFCでチャンピオンになることが一つの目標で。そこから逆算したとき、僕ももう23歳なので、しっかりプロでレコードを重ねていく段階だなと思いました。また、タイガームエタイの仲間、それこそUFCやONEで活躍している選手と接していると、しっかりファイトマネーやスポンサーで資金を潤沢にしたうえでいいコーチを雇ったり、身体のケアに費やしたり…そういうことをやっているんですね。

僕もそうした本当の意味でのプロフェッショナルな生活をしたいと思い、ここからはファイトマネーで稼いでいきたいと思いました」

――では2023年にプロデビューするというのはもともとプランにあったことなのですね。

「はい。ある程度この時期にプロデビューしようと思っていました」

――アマチュアはトーナメント制で、大会前に対戦相手が分からないまま、時に1日で複数回、IMMAFでは連日のように試合を戦わなければいけないということもあります。逆にプロは事前に対戦相手が決まっていて、試合当日は1試合戦うだけです。同じMMAでもプロとアマチュアでは違うものですか。

「本当に別物だと思います。アマチュアは金メダル以外はすべて負け。5回戦って5勝して初めて勝ち、4勝1敗だったら負けなんです。しかも試合するために海外で10日間ほど拘束されるし、ある程度慣れていたとはいえナーバスでした。IMMAFにおいて日本人は発展途上で、最小限のチーム編成で試合をしなければいけない。それこそコロナ禍で試合したときは両親と僕だけで試合したこともあるし、そういう環境で戦うことには緊張感がありました。

あとプロとアマの大きな違いとしては対戦相手の部分ですね。プロは対戦相手の情報が事前に分かるし、相手に似たタイプの選手を練習相手に選ぶこともできる。相手の特徴を考えて練習できることは大きいです」

――アマチュア時代は対戦相手の対策ができないなか、どのようなことを意識して練習していたのですか。

「日頃から自分の穴をなくすための練習ですね。もし相手がストライカーなら寝かせなければいけないし、下からのアタックが強い相手だったら寝技の対処ができないと極められる。それは試合まで分からないので、そういう部分での地力の底上げはアマチュアキャリアが長いからこそできたことだと思います、今回に関していえば、タイガームエタイでぶ厚くした技術でどう相手をハメるのかを考えています」

――アマチュアで長くキャリアを積んできた強みはMMAにおける地力や対応力になるのですか。

「一番はそこですね。トーナメントで勝つためにどんな相手が来てもいいように総合力を上げる。その部分への意識は高まりました」

――間違いなくプロとは違う経験値を積むことができているようですね。

「プロでも色々なことはあると思うんですけど、10日間海外にいて、60カ国以上の国の選手が一箇所に集まるMMAの大会はIMMAF以外でなかなかないじゃないですか。そういう国際感覚はIMMAFで身についたと思います。僕もタイでは英語を使うんですけど、IMMAFが英語を学ぶきっかけになったし、格闘技以外の感覚的な部分は大きな学びになりました」

――それだけ違う国の選手が集まると文化背景も違いますし、細かいトラブルや事件は起きなかったですか。

「……おおらかさが大事だなと思いました(笑)」

――MMAでは色々なキャリアの積み方があると思います。山口選手はUFCでチャンピオンになるための近道や方法論がアマチュア=IMMAFだったのですか。

「そうですね。でも僕がMMAを始めた頃から考えていたことではなくて、マーシャルワールド杯2017JMMAFトーナメントで準優勝して、優勝者が外国籍の選手だったので、僕が繰り上げで豪州の大会(2018年のIMMAFオセアニア・オープン選手権大会)に出る切符を掴んだんです。社長も『経験だから行ってみよう!』と背中を押してくれて、結果的に金メダルを獲ることができました。それが自信になれた部分もありますし、そこで初めてUFCを意識したことは覚えています」

――ジュニア時代にIMMAFの世界大会で対戦したムハマド・モカエフがUFCで活躍しています。彼の活躍はどう捉えていますか。

「妬ましい気持ちがないと言ったら嘘になりますけど、各々選手は人生設計ややりたいことが違うと思うんです。最終的なゴールがUFCだとしても。だから一概に自分と(モカエフを)比較しても意味がないと思います。ファンのみなさんがそこを比較して面白く見てもらう分には構わないですが、僕は少なくとも10年以上はこの競技をやっていくつもりですし、誰と比較して、ではなく自分を高めていく方向に集中しています」

――ファイターとしての人生設計という部分で、プロデビュー後はどのようなキャリアを積んでいきたいと思っていますか。

「僕が考えるMMAファイターは、まずしっかりファイトマネーで生活できること。あとはシンプルに僕はMMAが好きで、格闘技歴でいえば5歳から空手をやっているので、自分がやってきたものをどこまで追求していけるのか。それが毎日楽しいです。後付けになりますけど家族、社長、地元の仲間、コーチ……本当に僕は恵まれた環境で格闘技をやっているので、そういう人たちにも喜んでもらいたいと思います」

――山口選手はもともと極真会館出身なんですよね。極真を始めたきっかけは何だったのですか。

「お父さんが格闘技の大ファンで、小さい頃からテレビでUFCやDREAMを見ていたんです、具体的なキッカケは覚えてないですけど、自然な流れで空手を始めました。そんなお父さんですけど、そこまでガツガツしたタイプじゃなくて『やるならとことんやれよ!』と応援してくれるタイプですね」

――ALIVEに入会したのもお父さんの影響ですか。

「そうですね。通いやすさで言えば、もっと近いところにジムもあったんですけど、お父さんが日沖さんの活躍を知っていて『MMAをやるならALIVEだろ』ということでALIVEを勧められました」

――対戦相手の安藤武尊選手はレスリングベース、山口選手と同じく今回がプロデビュー戦の選手です。

「それこそ僕の場合はお父さんが対戦相手のことをものすごく調べてくれて。こんなこというとドキッとするかもしれないですが、相手のSNSの発言も全てチェックしています(笑)。僕は動いている動画はもちろんSNSの投稿一つとっても選手の性格がにじみ出ていて、それは試合にも影響すると思うので、僕はそういう感覚は大事にしています」

――他の選手とは違うキャリアを積んできたという部分で「山口怜臣、どんなもんだ?」という見方もされると思います。

「試合内容で言うと、全局面で技術の差があると、相手は段々とやることがなくなっていくじゃないですか。アマチュアと違って試合時間が5分3Rあるんで、その時間を使って技術の分厚さを見せたいですね。自分はアマチュアを通じて総合力を磨いてきたので、5分3Rあった方が技術の差を出せると思うんですよ。5分3Rの自分が楽しみです」

――注目のプロデビュー戦、どのような試合を見せたいですか。

「僕は『アマチュアでやってきた部分がどうなんだ?』という見方をされると思いますが、僕自身それ以上にUFCやもっと大きなゴールを見てやっています。逆にそこを見て欲しいというか。『この先コイツは伸びるぞ』とか、MMAファイターとしての将来性を見せられたらと思います」

■Pancrase337対戦カード

<フェザー級KOP決定戦/5分3R>
亀井晨佑(日本)
新居すぐる(南アフリカ)

<ストロー級/5分3R>
八田 亮(日本)
黒澤 亮平(日本)

<ウェルター級/5分3R>
藤田大(日本)
住村竜市朗(日本)

<フェザー級/5分3R>
平田直樹(日本)
遠藤来生(日本)

<フライ級/5分3R>
秋葉太樹(日本)
ムハンマド・サロハイディノフ(タジキスタン)

<バンタム級/5分3R>
井村塁(日本)
河村泰博(南アフリカ)

<ライト級/5分3R>
松岡嵩志(日本)
葛西和希(日本)

<バンタム級/5分3R>
矢澤諒(日本)
笹晋久(日本)

<ウェルター級/5分3R>
押忍マン洸太(日本)
川中 孝浩(日本)

<女子ストロー級/5分3R>
KAREN(日本)
高本千代(日本)

<ライト級/5分3R>
余勇利(日本)
神谷大智(日本)

<ウェルター級/5分3R>
佐藤生虎(日本)
渡邉 ショーン(日本)

<フライ級/5分3R>
梅原規祥(日本)
饒平名知靖(日本)

<バンタム級/5分3R>
山口怜臣(日本)
安藤武尊(日本)

The post 【Pancrase337】プロ初陣=安藤武尊戦、山口怜臣「お父さんがSNSで相手の発言も全てチェックしています」 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
ABEMA Brave CF BRAVE CF71 IMMAF KAREN MMA MMAPLANET o PANCRASE Pancrase337 UFC パンクラス ムハマド・モカエフ ムハンマド・サロハイディノフ ラマザン・ギチノフ 住村竜市朗 佐藤生虎 余勇利 八田亮 山口怜臣 岡野裕城 平田直樹 松岡嵩志 海外 矢澤諒 神谷大智 笹晋久 葛西和希 藤田大 遠藤来生 高本千代 黒澤亮平

【Pancrase337】これからの世界標準へ。30周年大会でIMMAF王者サロハイディノフがプロデビュー戦

【写真】中央アジアのプロMMAシーンでタジキスタンは、カザフスタン、キルギス、ウズベキスタンに続き第4位というイメージが強いが、IMMAFの世界ではカザフスタンに次ぐ強豪国だ(C)PANCRASE

9月24日(日)に立川市の立川ステージガーデンで開催されるPancrase337=30周年記念大会のカードが、引き続き毎日のように発表されており、現時点の決定カードをまとめておきたい。

藤田大×住村竜市朗のウェルター級戦、ストロー級では黒澤亮平×八田亮、平田直樹×遠藤来生のフェザー級、バンタム級=矢澤諒×笹晋久、女子ストロー級のKAREN×高本千代戦、ライト級の余勇利×神谷大智と軽量級から中量級へと各階級のマッチアップが決まっているなか──本日2日(水)に海外勢としてムハンマド・サロハイディノフの参戦が決まった。

タジキスタン人ファイターのサロハイディノフは今年の2月にセルビアのベオグラードで行われた2022年IMMAF世界大会のフライ級王者で、今回がプロデビュー戦となる。


IMMAFの世界王者の注目株は、バーレーン王国のKHKスポーツという共通の親会社を持つBRAVE CFでデビューすること多く、IMMAF世界大会3連覇のラマザン・ギチノフも6月のBRAVE CF71でのプロ初戦を115秒ダースチョークで飾っている。

そんななかサロハイディノフがパンクラス30周年記念大会でデビューというのは、同世界大会を視察したパンクラス福井幸和代表のJMMAF→IMMAF路線の強化への強い想いが形となったといえる。サロハイディノフの対戦相手はまだ決定していないが、IMMAFといえば、山口怜臣のプロデビュー戦も今大会で組まれることも決まっている。同じくプロ初陣の安藤武尊と戦う山口は、2018年と2019年のIMMF世界ジュニアで準優勝。この2つの銀メダルは、決勝で2度とも現UFCファイターのムハマド・モカエフに敗れた結果だ。

タイを拠点にIMMAFでカザフスタン、エクアドル、レバノン、イタリア、バーレーン、メキシコ、豪州人ファイターと国際戦を経験している山口は、2月の世界大会に最後のIMMAF出場と決めて挑むも、初戦で勝利した後に古傷の再発で2回戦を棄権という悔しい想いをしている。7カ月の経て、プロとして新たなMMAファイター人生を歩み始める山口。J-MMA界では過去にないアマ生活を送ってきただけに、国内のアマMMAで結果を残してプロとなった安藤との対戦は、自身のキャリアを肯定するためにギチノフやマカエフばりの圧勝を期しているに違いないだろう。

またライト級では4月の立川大会で岡野裕城を破った松岡嵩志が葛西和希と戦うことも決まっている。松岡は5位にランクされ、葛西は6位だが昨年までの期待値は後者の方が前者を上回っていたといっても過言でない。そんななかで元HEAT王者にしっかりとやるべきことをやり切って勝った松岡が、葛西を相手にきっちりと勝てば、さらに上を目指せる試金石となる一戦。対して葛西は、タイトル戦線再浮上を目指すだけでなく、周囲の期待値を維持するという点においてもキャリアの左右する戦いとなる。

なお、同大会では上記カード以外にプレリミ・ウェルター級で、佐藤生虎×渡邉ショーン戦も決定している。

The post 【Pancrase337】これからの世界標準へ。30周年大会でIMMAF王者サロハイディノフがプロデビュー戦 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
F1 MMA o ONE UFC   アレックス・ヴォルカノフスキー イクラム・アリスケロフ イスラム・マカチェフ カムザット・チマエフ クリス・カーティス ケビン・ホランド ティム・エリオット パウロ・コスタ フィル・ホーズ ムハマド・モカエフ

10.21『UFC 294』でイスラム・マカチェフ vs. チャールズ・オリヴェイラ2、パウロ・コスタ vs. カムザット・チマエフ、ナッソーディン・イマヴォフ vs. イクラム・アリスケロフ

RAY'S UFC ワールドチャンピオン レプリカベルト 大人用サイズ



 UFCが10月21日にアラブ首長国連邦アブダビのエティハド・アリーナで開催する『UFC 294』でイスラム・マカチェフ vs. チャールズ・オリヴェイラのライト級タイトルマッチ、パウロ・コスタ vs. カムザット・チマエフのミドル級マッチ、ナッソーディン・イマヴォフ vs. イクラム・アリスケロフのミドル級マッチを行うことを発表。

 マカチェフは2月の『UFC 284: Makhachev vs. Volkanovski』でアレックス・ヴォルカノフスキーに判定勝ちして以来の試合で今回が2度目の防衛戦。オリヴェイラは6月の『UFC 289: Nunes vs. Aldana』でベニール・ダリウシュに1R TKO勝ちして以来の試合。現在UFCライト級ランキング1位。両者は昨年10月の『UFC 280: Oliveira vs. Makhachev』で行われたライト級王座決定戦で対戦しており、この時はマカチェフが2R肩固めで勝利しています。

 コスタは昨年8月の『UFC 278: Usman vs. Edwards 2』でルーク・ロックホールドに判定勝ちして以来1年2ヶ月ぶりの試合。現在UFCミドル級ランキング7位。チマエフは昨年9月の『UFC 279: Diaz vs. Ferguson』でケビン・ホランドに1Rダースチョークで勝利して以来の試合でMMAデビュー以来12連勝中。現在UFCウェルター級ランキング4位。

 イマヴォフは6月の『UFC 289: Nunes vs. Aldana』で行われたクリス・カーティス戦が2R偶発的なバッティングでノーコンテストになって以来の試合。現在UFCミドル級ランキング13位。アリスケロフは5月の『UFC 288: Sterling vs. Cejudo』で行われたUFCデビュー戦でフィル・ホーズに1R KO勝ちして以来の試合で6連勝中。


 また、同大会ではティム・エリオット vs. ムハマド・モカエフのフライ級マッチも確認されています。

 エリオットは6月の『UFC on ESPN 46: Kara-France vs. Albazi』でビクター・アルタミラノに判定勝ちして以来の試合で2連勝中。現在UFCフライ級ランキング10位。モカエフは3月の『UFC 286: Edwards vs. Usman 3』でジャフェル・フィリョに3Rネッククランクで勝利して以来の試合でMMAデビュー以来1つの無効試合を挟んで10連勝中(UFC戦績4勝0敗)。現在UFCフライ級ランキング11位。続きを読む・・・
カテゴリー
MMA MMAPLANET o UFC UFC286 ムハマド・モカエフ

【UFC286】ヒザ十字で完全に左足が反ったモカエフ。クロスフェイスでフィリョから一本勝ちも──代償は

<フライ級/5分3R>
ムハマド・モカエフ(英国)
Def.3R4分32秒by RNC
ジェフェウ・フィリョ(ブラジル)

試合開始直前にライトが落ちるアクシデントに見舞われた一戦。約40秒後にライトが再点灯され、試合が始まる。ワンツーで前に出るモカエフが左ローを蹴る。フィリョはスイッチし右ハイをガードし、オーソに戻して右ローを空振りする。続くローの蹴り合いから、スイッチしたフィリョが左ハイを空振りして尻もちをつく。すぐに立ち上がったフィリョは左ミドルを蹴られ、続くテイクダウン狙いにギロチンを仕掛ける。

左に回り、ギロチンを無効化させたモカエフが殴ってバックに回る。ワンフックで殴り、引き込んだフィリョにパウンドを落としたモカエフが、再度バックを取る。モカエフは四の字フックで捕らえ、後方から殴りつつトップを選択する。フィリョはバタフライガードを取り、クローズドに戻した。抱えられた頭を抜き、強烈な左のパウンドを連打したモカエフは、腰をコントロールして起き上ると足を捌いてローを蹴る。残り20秒、鉄槌で飛び込んだモカエフをフィリョがガードの中に入れて初回が終わった。

2R、左ミドルを決めたモカエフが間合いを取り、フィリョが右カーフを蹴る。互いにやや遠目の距離でフィリョは蹴り、モカエフはステップインという流れで無接触の時間が続き、フィリョが左を届かせる。モカエフのオーバーハンドは遠く、フィリョが左フックから右カーフを蹴っていく。ローにワンツーを合わせようとしたモカエフは、スピニングバックフィストを空振りする。スイッチしたモカエフは、すぐにオーソに戻るが手は出さない。フィリョもカーフを空振りし、左ミドルを狙う。

左フックにダブルレッグのモカエフが、ケージにフィリョを押し込む。ウィザーから押し返して離れたフィリョは続くハイクロッチでバックを許しそうになり、頭を抱えて背中をマットにつかされる。ガードのなかでワキ腹を殴るモカエフは足を抜き切れず時間を迎え、フィリョが両手を挙げて観客を煽るが、ファンは無反応だった。

最終回、ハグをした両者。モカエフが早々にシングルレッグからバックに回る。自ら背中をつけてボディトライアングルに捕えたモカエフがRNCを狙うが、強引すぎて防いだフィリョが胸を合わせる。ここでパウンドを空振りという痛恨のミスを犯したフィリョは、スタンドに戻った直後にテイクダウンからバックを許す。スクランブルでも背中を制されたフィリョがヒザ十字へ。左足が伸びたモカエフが腕を掴んで防ごうとするが、完全に左足は逆側を向いている。

それでも足を抜き、バックを取ったモカエフだがヒザは大丈夫か。ともかくバックコントロールのモカエフが後方から殴り、スタンドに戻ったフィリョに足をフックしつつRNCへ。ここも前回の仕掛けと同様に背中を取り切っておらず、フィリョが体を捻ってエスケープ。それでも腰をコントロールしたモカエフが、背中をつかせるとスクランブルで真後ろ取る。両足をフックしアゴの上からフェースロックでタップを奪ったモカエフは、左足を引きずりながらケージによじ登った。

「ヒザ十字の仕掛けで、彼はガスアウトした。肩のケガをしていたけど、英国、世界のファンの前で戦いたかった。フィニッシュが必要だった。これが12試合目……12カ月で4試合、オクタゴンで戦った」と話したモカエフだが、ヒザの負傷は心配だ。この一本勝ちの代償をどれだけ支払わないといけなくなるのか。


The post 【UFC286】ヒザ十字で完全に左足が反ったモカエフ。クロスフェイスでフィリョから一本勝ちも──代償は first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
BELLATOR Brave CF Cage Warriors IMMAF MMA MMAPLANET o UFC UFC286   オマル・モラレス カマル・ウスマン クリス・ダンカン グンナー・ネルソン ケイシー・オニール サム・パターソン ジェイク・ハードリー ジェイ・ハーバート ジェニファー・マイア ジャスティン・ゲイジー ジャック・ショア ジュリアナ・ミラー ジョアン・ウッド ドゥスコ・トドロビッチ ブライアン・バルベレナ マクワン・アミルカーニ マルコム・ゴードン マーヴィン・ヴェットーリ ムハマド・モカエフ ヤナル・エシュモズ ラファエル・フィジエフ ルドヴィット・クライン レオン・エドワーズ レローン・マーフィー ロイベルテ・エチェベリア

【UFC286】計量終了 エドワーズがファンと共に「HSD」チャント。モカエフ&ハードリーも見逃せない

【写真】セレモニアル計量時にモカエフはフィリョよりもしっかりとリカバリーできているようだった(C)Zuffa/UFC

18日(土・現地時間)に英国ロンドンのO2アリーナで開催されるUFC 286「Edwards vs Usman」の計量が17日(金・同)に行われている。

メインは昨年8月と立場を変えたUFC世界ウェルター級選手権試合=王者レオン・エドワーズ✖カマル・ウスマン戦、コメインでライト級のジャスティン・ゲイジー✖ラファエル・フィジエフが組まれている。

全15試合のPPV大会で米国勢の出場は僅かに4選手、コメインとオープニングマッチのヴェロニカ・マセド✖ジュリアナ・ミラー以外は全て英国もしくは欧州勢が出場している。


フィニッシュしかないという状況で右を見せて反応させ、左ハイでKOというアップセットを起こしたエドワーズとの再戦に向け、ステージに登壇したウスマンは地鳴りのようなブーイングを受ける。

反対にこの日、一番のサポートを受けたエドワーズは、フェイスオフで興奮気味に言葉をウスマンとぶつけ合う。「今も話してきたけど、明日の夜オクタゴンで話そう」とウスマン。エドワーズは「ヘッドショット・デッド」と観客を煽り、「明日の夜には、またヘッドショットを決めて王座防衛できることにワクワクしている」とコメントした。

上記にあるように欧州勢が目立つイベントのなかで、11人に及ぶジョンブル魂(?)の持ち主たち。ここではフライ級の2選手に注目したい。オクタゴン3連勝、プロMMA戦績は8勝0敗──アマからの通算戦績は30連勝というモカエフは、IMMAFからBRAVE CFでプロデビューし、6戦目にUFCデビューを果たしたダゲスタンから移住ファイターだ。

対戦相手のジェフェフ・フィリョは昨年のコンテンダーシリーズでロイベルテ・エチェベリアと対戦し、左フックでダウンを奪いパウンドアウトしている。レスリング的というよりもMMAとしてテイクダウン&スクランブルを身につけ、KOパンチもあるフィリョを相手に、英国レスリング界で活躍しバーレーンのKHK MMAのエルダル・エルダノフにケージレスリングを学んだモカエフが、組み勝てるのか。

順調すぎるキャリアアップで、ピンチや土壇場での粘りに課題があるとモカエフは見られていたが、前回のマルコム・ゴードン戦で腕十字による逆転勝ちをし、勝負強さも見せている。とはいっても、このままトップ10&トップ5と進むには経験値を挙げる必要があると思われるモカエフだが、果たして──。

もう1人のフライ級英国ファイター=ジェイク・ハードリーは、モカエフに逆転負けを喫したゴードンとの対戦だ。EFC WorldwideとCage Warriorsでフライ級のベルトを巻いたハードリー、話題性ではモカエフに遅れをとるが、経験値の高さと実力的には上と見られていた。

ハードリー自身がモカエフと比較してくれるなという空気を醸し出していたが、UFCでは2戦目で敗北を喫し立場は逆転した。それでも──計算できる部分でモカエフより安定した力があるという見方は成り立つハードリーだけに、母国でのゴードン戦は逆転ではないフィニッシュ勝利が求められる。

またライト級ではクリス・ダンカンとサム・パターソンはという2人のコンテンダーシリーズ出身英国人選手がオクタゴン・デビューを飾る試合も注目したい。

ダンカンはBellator欧州大会で3連勝しながらオクタゴンを目指し、コンテンダーシリーズへ。2021年には敗北を喫したが、諦めずに昨年も参戦し契約を勝ち取っている。

一方のパターソンはBRAVE CFで6勝1敗のレコードを残し、タイトル戦線で浮上しながら、砂漠からコンテンダーシリーズというオアシスも求めた。

ダンカンは9勝1敗、パターソンは10勝1敗1分。それぞれがオマル・モラレス、そしてヤナル・エシュモズを相手に10勝目と11勝目を狙う試合は──英国の今&これからを知るうえで、フライ級の2試合とともに見逃せない。

■視聴方法(予定)
3月19日(日・日本時間)
午前2時~UFC FIGHT PASS
午前6時~PPV
午前6時~WOWOWライブ

■UFC286 計量結果

<UFC世界ウェルター級選手権試合/5分5R>
[王者]レオン・エドワーズ: 170ポンド(77.11キロ)
[挑戦者]カマル・ウスマン: 170ポンド(77.11キロ)

<ライト級/5分3R>
ジャスティン・ゲイジー: 156ポンド(70.76キロ)
ラファエル・フィジエフ: 156ポンド(70.76キロ)

<ウェルター級/5分3R>
グンナー・ネルソン: 170ポンド(77.11キロ)
ブライアン・バルベレナ: 171ポンド(77.56キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ジェニファー・マイア(ブラジル)
ケイシー・オニール(英国)

<ミドル級/5分3R>
マーヴィン・ヴェットーリ: 185.5ポンド(84.14キロ)
ロマン・デリツ: 186ポンド(84.37キロ)

<フェザー級/5分3R>
ジャック・ショアー: 146ポンド(66.22キロ)
マクワン・アミルカーニ: 146ポンド(66.22キロ)

<ライト級/5分3R>
クリス・ダンカン: 156ポンド(70.76キロ)
オマル・モラレス: 156ポンド(70.76キロ)

<ライト級/5分3R>
サム・パターソン: 155.5ポンド(70.53キロ)
ヤナル・エシュモズ: 155.5ポンド(70.53キロ)

<フライ級/5分3R>
ムハマド・モカエフ: 126ポンド(57.15キロ)
ジェフェウ・フィリョ: 125.5ポンド(56.92キロ)

<フェザー級/5分3R>
レローン・マーフィー: 145.5ポンド(66.0キロ)
ガブリエル・サントス: 145.5ポンド(66.0キロ)

<ミドル級/5分3R>
クリスチャン・リロイ・ダンカン: 185.5ポンド(84.14キロ)
ドゥスコ・トドロビッチ: 186ポンド(84.37キロ)

<フライ級/5分3R>
ジェイク・ハードリー: 126ポンド(57.15キロ)
マルコム・ゴードン: 129.5ポンド(58.74キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ジョアン・ウッド: 126ポンド(57.15キロ)
ルアナ・カロリーナ: 126ポンド(57.15キロ)

<ライト級/5分3R>
ジェイ・ハーバート: 156ポンド(70.76キロ)
ルドヴィット・クライン: 156ポンド(70.76キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ヴェロニカ・マセド: 125.5ポンド(56.92キロ)
ジュリアナ・ミラー: 125.5ポンド(56.92キロ)

The post 【UFC286】計量終了 エドワーズがファンと共に「HSD」チャント。モカエフ&ハードリーも見逃せない first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
Brave CF BRAVE CF67 IMMAF MMA MMAPLANET o UFC エルダル・エルダロフ ジニス・マーヒャル ムハマド・モカエフ

【BRAE CF67】バーレーンMMA界の重鎮エルダロフが、2階級上のクラスでマーヒャルをヒザ十字葬

【写真】実戦時としてはオーバーウェイトは明らかなエルダノフだが、一瞬の隙を見逃さなかった(C)BRAVE CF

12日(月・現地時間)、世界的見てもMMAでは稀な月曜開催となったBRAVE CF67がバーレーンのマナーマ郊外ハリファ・スポーツシティ・アリーナで行われた。

メインではKHK及びIMMAFバーレーン代表のヘッドコーチを務め、IMMAFからBRAVE CFを経てUFCファイターとなったムハマド・モカエフのコーナーに就くBRAVE CFスーパーライト級王者エルダル・エルダロフが登場、何とスーパーウェルター級でベラルーシのジニス・マーヒャルと対戦した。

13勝1敗、キャリア唯一の敗北はカビブ・ヌルマゴメドフに喫したバーレーン在住のロシア人王者が、1年11カ月振りの実戦で2階級も重い階級で8勝0敗のマーヒャルを相手にどのような戦いを見せることができたのか。


<ウェルター級/5分3R>
エルダル・エルダロフ(バーレーン)
Def.1R4分53秒 by ヒザ十字
ジニス・マーヒャル(ベラルーシ)

左ジャブを伸ばして前に出るエルダロフに対し、ステップバックして距離をとるマーヒャルが右ローを蹴る。さらに左インローを蹴ったマーヒャルは、振りの大きなエルダロフのフックをかわしてカウンターを狙う。マーヒャルはジャブを伸ばし、ステップインに再び左から右を伸ばす。エルダロフは初動が大きく、マーヒャルはその打撃はしっかりと見えている。ミドルをかわして、右ローを蹴ったマーヒャルは構えを変えて左ボディショットから右ローと対角線コンビを見せる。

ローを2発蹴られたエルダロフは、3発目と4発目をカットし、右ミドルはブロックしていく。エルダロフは左フックを当てたが、続いてインローを蹴られる。ならばと左ミドルを決めたエルダロフは、組みの機会を伺っているか。と、マーヒャルが右ハイから前へ。エルダロフのギアが上がりワンツーからスリー&フォー、ローとコンビを繰り出す。左ローを効かせたエルダロフは、ここでシングルレッグへ。そのままケージ中央まで下がり、ダブルレッグにスイッチしてテイクダウンを決める。

ハーフで前腕パンチを入れるエルダロフは、エルボーからパンチ、抱えたマーヒャルの左足にヒザ十字へ。残り15秒での仕掛けにマーヒャルは反応できず、エルボーを太腿に入れた直後にタップした。

BRAVE CF、6年の歴史で初のヒザ十字の一本勝ちを決めたスーパーライト級王者は「素晴らしい気持ちだ。本当に多くの人がサポートしてくれて、自分の方にずっしりと責任を感じている。チーム、家族、シェイク・ハリドに感謝している。シェイクこそ自分の成功の全ての要因だ」と話した。

BRAVE CFにおいてスペシャル感のあるエルダロフは、スーパーライト級のベルトを防衛する気持ちはあるのか。あるいは、階級を上げて別のベルトを目指すのか。現役ファイターとしてコンディションは決して万全には見えないエルダロフだけに、現役生活にそれほどフォーカスしていないことも十分あり得る。それでも2023年はよりアクティブな姿を見てみたいが、果たして──。

The post 【BRAE CF67】バーレーンMMA界の重鎮エルダロフが、2階級上のクラスでマーヒャルをヒザ十字葬 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
ABEMA DEEP DEEP111 MMA MMAPLANET o UFC UFC280   ムハマド・モカエフ 伊藤裕樹 宇田悠斗 安谷屋智弘 本田良介 村元友太郎 松場貴志

【DEEP111】 DEEP111 Gallery フライ級GP出場4選手の計量台の上とケージの中。もう一つの戦いの軌跡

【写真】左が計量。右がファイト時。約1日と5時間から6時間後だ。欧米系ファイター程リカバリーはないかと思われるが、福田を代表にほぼ共通して目の周囲やアゴのラインは大きな違いが確認できる(C)MMAPLANET

11日(日)、東京港区ニューピアホールで開催されたDEEP111。同大会の実施されたフライ級GP準々決勝に出場した8選手の前日計量とファイト当日の肉体のフォルムの見比べてみたい。

ビョン・ジェヨン、松場貴志は写真以上にリカバリーの多さが感じられたが──以前、UFC280 の本計量とセレモニアル計量時の比較と比べると、同じフライ級のムハマド・モカエフと比べると再増量の幅は小さいか。ドライアウト&大リカバリーを経て、それでも体の厚みが違い彼らが試合前にもう一つの戦いをクリアしていることは明らかだ。


安谷屋智弘

本田良介

松場貴志

宇田悠斗

村元友太郎

伊藤裕樹

ビョン・ジェウン

The post 【DEEP111】 DEEP111 Gallery フライ級GP出場4選手の計量台の上とケージの中。もう一つの戦いの軌跡 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
MMA MMAPLANET o UFC UFC280 キック マルコム・ゴードン ムハマド・モカエフ

【UFC280】注目ルーキー、モカエフがゴードンに苦戦も試合終了間際に腕十字でフィニッシュ

【写真】高い人気を誇る22歳のフライ級ファイター、ムハマド。モカエフ(C)MMAPLANET

<フライ級/5分3R>
ムハマド・モカエフ(ロシア)
Def.3R4分26秒 by 腕十字
マルコム・ゴードン(カナダ)

左ジャブを突いたゴードンに、左ミドルを叩きこんだモカエフ。ゴードンはテイクダウンを狙うも、これをスプロールしたモカエフがパンチと左ハイでゴードンを攻め立てる。モカエフの蹴り足を掴んだゴードンが相手をこかして組みついたが、すぐにモカエフが切り返し、ケージ際でテイクダウンを奪った。

ゴードンがスクランブルに持ち込むも、ケージを背にしながらガブったモカエフが、再びグラウンドに持ち込む。フルガードの態勢で頭をケージに押し付けられるゴードン。モカエフが腰を上げるとゴードンはハーフガードへ。さらにケージへ背中を着けて起き上がろうとするゴードンだったが、モカエフがすぐに背中を着かせる。

下から右腕でモカエフの首を抱えるゴードン。対するモカエフも右腕で相手の首を抱える状態に。これはモカエフが頭を抜き、そのままゴードンを抑え込み続ける。ゴードンのハーフガードからの潜りを潰したモカエフが、トップをキープしてラウンド終了のホーンを聞いた。

2R、共に左ハイからスタート。モカエフはサウスポーにスイッチし、ノーガードでサークリングしながら相手を挑発する。オーソドックスに戻したモカエフは、右のバックスピンキックを見せる。さらにサウスポーから右のサイドキック。ゴードンがパンチを繰り出しながらケージに追い詰めていくも、反対にモカエフがダブルレッグでテイクダウンを奪った。

ゴードンは背中を着いてフルガードで固める。トップからプレッシャーをかけてパスしたモカエフ、ゴードンは起き上がるもバックを奪われた。逃げる相手をボディロックで捉えたモカエフが、またもトップへ。ハーフガードで潜ってくるゴードンを、右オーバーフックで抑え込むモカエフ。ゴードンはスクランブルに持ち込もうと試みるも、モカエフがガブってダースチョークから再び抑え込んだ。

ここでゴードンがリバーサルに成功したが、モカエフが素早く下から三角絞めへ。体を押し付けて足のロックをほどくゴードン。相手の足を捌いてバックに回り、RNCで絞めあげたところで2Rが終了した。

最終回、開始早々ゴードンが前に出たが、モカエフがカウンターでテイクダウンに成功する。ボディロックからバックを狙いにいくも、なんとゴードンが逆にバックを奪い、そのまま投げてグラウンドへ。バックから足を一本絡めるゴードン。モカエフは回転してスクランブルに持ち込んだが、ゴードンが潰してトップに戻った。

再びスクランブルへ、モカエフはダブルレッグでゴードンをケージに押し込み、そのまま背中を着かせた。足を畳むモカエフ、上半身を起こすゴードン。しかしモカエフが背中を着き、フルガードで固める。モカエフの右手首を掴んだゴードンだが、展開を帰ることはできず。モカエフがバックに回り、ゴードンの右腕を取って腕十字でタップを奪った。


The post 【UFC280】注目ルーキー、モカエフがゴードンに苦戦も試合終了間際に腕十字でフィニッシュ first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
MMA MMAPLANET o TJ・ディラショー UFC UFC280   アルジャメイン・ステーリング イスラム・マカチェフ シャーウス・オリヴェイラ ショーン・オマリー ショーン・ブレイディ ピョートル・ヤン マノン・フィオホ ムハマド・モカエフ

【UFC280】 Abu Dhabi Gallery 本計量とセレモニアル計量 変わる人、あまり変わらない人

【写真】左が本計量。右がセレモニアル計量時。イスラム・マカチェフは明らかに目の周囲が違っています(C)MMAPLANET

本日22日(土・現地時間)、UAEはアブダビのエティハド・アリーナで開催されるUFC 280「Oliveira vs Makhachev」のオフィシャル計量とセレモニアル計量が21日(金・同)に行われた。

ここでは数名のファイターをピックアップしたリカバリー前と8時間程度のリカバリーでどのような違いがあるのかを――見比べてみたい。


アルジャメイン・ステーリング

シャーウス・オリヴェイラ

ピョートル・ヤン

ショーン・オマリー

TJ・ディラショー

ショーン・ブレイディ

ムハマド・モカエフ

マノン・フィオホ

The post 【UFC280】 Abu Dhabi Gallery 本計量とセレモニアル計量 変わる人、あまり変わらない人 first appeared on MMAPLANET.