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【RTU ASIA2022】世界に立ち向かうJ-MMAファイター(10)堀内佑馬─02─「一番下からやってきた意地は…」

【写真】コリン・オーヤマ・コーチ、カーラ・エスパルザ、ルイス・スモルカ、アレックス・ペレスらUFCファイター達らチーム・オーヤマの練習仲間と(C)YUMA HORIUCHI

10日(金・現地時間)、シンガポールはカレンのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるRoad to UFC ASIA Episode03で堀内佑馬が、トップノイ・キウラムとRoad to UFCフライ級トーナメント準々決勝を戦う。

UFC行きを賭けた8人制トーナメントに、カリフォルニア州アーバインから乗り込む堀内は、他の日本人選手と違い米国を拠点にMMAに打ち込み、UFCファイターを目指してきた。

前例のないJ-MMAファイター人生を送る堀内にRoad to UFC出場と、初戦となるトップに戦について尋ねた。

<堀内佑馬インタビューPart.01はコチラから>


──そうだったのですか!!

「トップノイがMMAをやり始めたばかりの頃で、寝技はそんなに強くなかったですけど、打撃は強かったです。『強い選手がいるなぁ』って思ったから覚えていたんです。

だからRIZINに出た時も『あの選手だ。RIZINに出るんだ』という感じの選手と、ここでやることになるなんて……『ムエタイを越えていけ』という神様のお告げのようなのかなって(笑)。ムエタイを越えていけっていうのとアジアを越えていけっていうのが」

──RIZINに出ていたトップノイは、国内のフライ級選手と戦っています。そこで今回の試合内容が、日本のフライ級選手と比較されるかと思います。

「そこは意識することは、それほどないです。ただトップノイもRIZINに出ていた頃より絶対に強くなっていることは間違いないです。それこそ別人になっているぐらいで。寝技ももっと上手くなっているでしょうし、そこは注意しています」

──両者打撃が強い。そしてMMAは全局面の勝負ですが、スタートは立ちからです。この打撃という面でトップノイに対する自信の程は?

「負ける気はしないです。打撃でも……そこは覚悟を決めているし、打撃で負けないのが自分の長所だと思っています」

──そんなトップノイ戦ではどのような試合したいと思っていますか。

「色々作戦とかも考えていますけど、新しい自分を見せたいです。UFCに行くために僕がやらないといけないことは、新しいスタイルです。いつも打撃ばかりになっちゃうので……LFAでは寝技も少しでしましたけど、ニュースタイルを次の試合では見せたいです」

──フライ級に出場する日本人選手は堀内選手1人です。

「余り出る選手のことが分かっていないのですが……とりあえずアジアレベルではないということを見せてUFCに行くことが今回のトーナメントの目標なので。僕がUFCレベルにあることを示したいと思っています」

──堀内選手と他の日本人選手との違いは、カリフォルニアに移り住んでUFCを目指してきたという部分があります。その自負というのは、日本から出場する選手に対して持っていますか。

「正直あります(笑)。僕はズルをせずに、米国でやってきました。ローカルな大会からLFAで戦わせてもらって、3回負けています。全てスプリットで負けました。この中で学ぶことも多かったです。全てUFCに行くために、米国で学んできたんです。

だからこそ、ここでソレを見せることができなかったら、俺はここまでの人間です。その自負を見せるために今回のトーナメントがあります。他の階級の選手でも、日本人と慣れ合うことは好きじゃないです。僕は僕。これは僕のためのトーナメントです。そのことを証明するためにシンガポールで戦うというつもりでいます」

──ズルはしない……ですか。

「そうッスね。色々となんちゅうか、たくさん日本人選手が出ますけど、僕は本当に下からやってきたつもりがあります。日本を捨てて、米国に来て……誰も知らない路上で戦うような試合から、LFAで戦えるようになりました。誰も気もとめないところで戦って。それこそLFAでABEMAさんが放送してくれたから、日本で僕のことを知ってくれる人が現れました……。

そうスね、一番下からやってきたという意地は人一倍持っています。下からやって、力を積み上げてきたという自負があるので、そこは見せたいです。最近、自問自答することが多くて、『お前がやってきたことは、これぐらいの程度だったのか』とか、『ここに出るために、やってきたんじゃないのか』とか。そういう風に考えることが増えました。

本当にコレを取らなかったから、何のためにやってきたんだって。だからこそ、ここに全てを賭けたいと思っています」

──では平良達郎選手がコンテンダーシリーズをスキップしてUFCと契約し、既に勝ち星を挙げたことはどのように受け止めていますか。

「アハハハハ。そこ、来ますか。ソコはあんまりいうと叩かれちゃうんですけど……まぁ、このトーナメントで俺が強いというのを見せて。UFCに行って強さを見せれば──皆を分からせるためにも。そうっスね、やってきたことを全部出して俺はUFCレベルだぞっていうのを見せたいです」

──綺麗ごとですが、1人でも多くの日本人選手にUFCに行って欲しいです。Road to UFCも全階級、日本人が優勝してほしい。それでいて、堀江圭功選手がチーム・オーヤマに出稽古に行っていた時にインタビューするためにアーバインを訪れた。あの時にファイターズハウスのベッドに寝転がっていた少年が、このトーナメントに挑む。選手に肩入れしてはいけないのですが、『見せろよ』という想いが私にもあります。

「ありがとうございます。絶対に見せます。ホントに何て言うのか、今回はタイミングが良かったと思っています。詰めてきて詰めてきて──このチャンスを得た。皆が『チャンス』だと言いますけど、僕はこのトーナメントを絶対に制する気持ちでいるし、多分、他の参加選手よりUFCに行きたいという気持ちは強いと思います。

それを見せて。強さも見せて。Road to UFCというトーナメントを絶対に制して、UFCで活躍する。そこを既定路線として、練習を続けて来たので。俺の覚悟を見てください」

■視聴方法(予定)
6月9日(木・日本時間)
午後3時30分~ABEMA格闘Ch

Episode01
午後3時30分~UFC FIGHT PASS
Episode02
午後6時30分~UFC FIGHT PASS

6月10日(金・日本時間)
午後3時30分~ABEMA格闘Ch

Episode03
午後3時30分~UFC FIGHT PASS
Episode01
午後6時30分~UFC FIGHT PASS

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode01対戦カード

<Road to UFCフェザー級T準々決勝/5分3R>
SASUKE(日本)
イー・チャア(中国)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
パラチン(中国)
キ・ウォンビン(韓国)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
風間敏臣(日本)
クルムアリ・マイマイティトゥハティ(中国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
チェ・スングク(韓国)
ラマ・スパンディ(インドネシア)

<ライトヘビー級/5分3R>
チャン・ミンヤン(中国)
トゥコ・タクコス(ウクライナ)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode02対戦カード

<Road to UFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
シャオ・ロン(中国)
キム・ミンウ(韓国)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
松嶋こよみ(日本)
ホン・ジュンヨン(韓国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
チウ・ルェン(中国)
ウォーレン・デルロサリオ(フィリピン)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
アイリヤ・ムラトベク(中国)
パワン・マーン・シン(インド)

<フライ級/5分3R>
ショーン・エチェル(豪州)
内田タケル(日本)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode03対戦カード

<Road to UFCフェザー級T準々決勝/5分3R>
シェ・ビン(中国)
イ・ジョンヨン(韓国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
堀内佑馬(日本)
トップノイ・キウラム(タイ)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
アンシュル・ジュビリ(インド)
宇佐美正パトリック(日本)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
中村倫也(日本)
ググン・グスマン(インドネシア)

<女子ストロー級/5分3R>
ソ・イェダム(韓国)
ジョセフィン・クヌトゥソン(スウェーデン)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode04対戦カード

<Road to UFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
野瀬翔平(日本)
ウリジブレン(中国)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
キム・ギョンピョ(韓国)
アスクルバイ(中国)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
ルー・カイ(中国)
アンガ・ハンス(インドネシア)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
パク・ヒョンソン(韓国)
ジェレミア・シレガー(インドネシア)

<ウェルター級/5分3R>
ジョン・アダハー(フィリピン)
キム・ハンソル(韓国)

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【RTU ASIA2022】再起戦がUFCへの一歩。宇佐美正パトリック「一発で仕留めようとし過ぎていた」

【写真】初黒星からの再起戦がRoad to UFC。デビュー9カ月で、この機会を得たパトリック(C)MMAPLANET

10日(金・現地時間)、シンガポールはカレンのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるRoad to UFC ASIA Episode03で宇佐美正パトリックが、インドのアンシュル・ジュビリと対戦する。

昨年9月に修斗でプロMMAデビュー、怒涛の3連勝を果たすも4月24日、POUNDSTORMで大尊伸光にプロ初黒星を喫した。それでもUFCへの入り口に近づいたパトリックに、前回の敗北からの変化について尋ねた。


──POUNDSTORMで勝てば、パトリック選手がRoad to UFCに出場できる。そういう話は回ってきていました。

「そうですね」

──では大尊伸光選手に初黒星を喫した時、そこも含めてどのような気持ちになっていましたか。

「もう無くなったと思ったので、皆が創ってくれたせっかくのチャンスを逃してしまって、皆の期待に応えることができなかったことが申し訳なくて。それが一番でしたね。『やってもうた』という気持ちでもありました」

──Road to UFCの話があり、先を見て大尊戦にフォーカスできていなかったということは?

「それは一切ないです。100パーセント、試合に向き合っていたので。そういうことないです」

──では、そこまで集中していた試合で負けた。振り返ってみて、敗因はどこにあったと思いますか。

「正直、最後に行くことがデキなかった。だから気持ちですね。トップ同士で戦っても、最後は気持ちの勝負になるじゃないですか。そこで自分の気持ちが負けてしまったので……でも、負けて色々と学ぶこともありました。考える時間もありましたし、これから強くなったところを見て欲しいという気持ちになっています」

──対戦相手の攻撃に恐怖を感じたということはありましたか。

「恐怖はなかったです。恐怖というよりかは……テイクダウンからね転がされて時間を使われてしまうと、チャンスが無くなってしまう。そういう思考になっていて、行くことができない……行き切れない自分がいました」

──怖さでなく危機察知能力がききすぎたのでしょうか。

「大尊選手は返し、リターンが凄く速くて。自分で思っていた以上にスピードがあったのでビックリした部分はありました。でも、あそこで行けば良かったのに行けなかった。何を言っても、そこに尽きると思います」

──テイクダウンを取ると、寝技で時間を使える。そう大尊選手は思ったかもしれないです。背中をつける時間が多くなってしまっていたので。

「だから作戦ですよね。テイクダウンに来ることも予想していたのですが、一瞬のパワーが予想以上でビックリしてしまいました。でも2Rは小手を巻き、投げてパウンドが打てました。でも1回目にテイクダウンを取られた時に、長い時間を使われて削られたのが痛かったです」

──3Rに入る時に、ポイント計算はしていましたか。

「いえ、とにかく勝とうと……集中していました。インターバル中に岡見さんから『倒さないとダメだぞ』って言われました。でも、もう余裕がなくなってしまっていて。一発当てて、カットさせた。向うも出て来ると思ったけど、足が止まってしまったんです。行こうにも行けなくて。なぜか……」

──その「なぜか」の答は?

「出ていないです。これまでに、そんなことはなかったですし。何かしら、目には見えていないですけど、感じることがあったのかもしれないです」

──そして初黒星を喫してなお、Road to UFCに出ることができました。

「負けたのに出していただけるのは、凄くラッキーです。ありがたいと思いました。勝って波に乗れるのも良かったですけど、負けて気付いたことがあるので……さっきも言いましたけど、色々と考えることができました。デキなかったことの穴埋めをして、長所を伸ばすという練習をあれからずっとやることができたので」

──デビュー前からパトリック選手の取材をさせてもらってきたのですが、常にEXFIGHTという練習環境に感謝している言葉が聞かれました。逆に「こういう練習がしたい」と思うことはないでしょうか。初めて敗北を喫したことで、そういう想いは沸き起こってきたということはないですか。

「あぁ……。テイクダウンを取られて、ああいう風に負けたので……自分はやはりグラップリングの力が全然足りていないです。だからMMAのスパーリングをしている時も、自分から組んでグラップリングの展開を創ろうとはするようになりました。

EX FIGHTには倫也さん、藤波(勇飛)君がいて、GENでは海外でも活躍してきた選手もいます。色々な人がいて……今の環境できることを最大限にやっているので、出稽古をしたいとかはないです。それよりもここで自分の土台を創ってやっていきたいです」

──パトリック選手は既にボクシングに関しては、日本のMMAで抜けていると思います。MMAでそのパンチ力を使えるよう、どのようにMMAを創っていくのか。同等のボクシング能力のある選手がいないので、海外の選手を参考にするなどして相当に自分で考えていかないといけないのかと。

「試合内容でいえば、自分は一発で仕留めようとし過ぎている部分があると思うので、もっと組み立てるということを覚えないといけないです」

──我々のように傍で見ている人間は、デビューからの3試合を見て期待値が高まった。そして初黒星を喫すると、経験不足だったのではないかと不安視する。非常に勝手なのですが、Road to UFCで戦うアンシュル・ジュビリの試合映像を見ても以前ならパトリック選手がボディ効かせて勝てると思っていたはずです。それが今や、テイクダウンされたらどうなるのかという見方になってしまう。

「正直、前に出てきて打撃を使ってくれるので。自分はカウンターが得意だから、タイミングさえあれば絶対に大丈夫です。体の強さは、大尊選手の方が強いと思います。入ってきて組んでくるので、それこそしっかりと組み立てて戦いたいです。誘って、入ってきたところにカウンターを合わせるような感じで」

──ジュビリがこれまで戦ってきた相手のレベルも分からないので、試合映像を見ても実力を見極めるのが困難で。

「ハイ。難しいです。3試合ぐらいの見ても、どれも同じような試合展開で。それでも組むタイミングとパンチの軌道は見ることができるので、そこはしっかりとチェックしました。スパーリングでも相手の動きを想定して、タイミングを考えて動いています」

──自信のほどは?

「あります。本当にこれまでにないぐらい、考える時間……自分と向き合える時間があったので。今までやってきた試合も全て見直しましたし、変わった姿を見せることができると思っています」

──ではトーナメント全体になると、どのように考えていますか。韓国のキム・ギョンピョが一歩、二歩とリードしているかというのが正直なところです。

「中国人選手のことはあまり分からないので、韓国人選手が強敵になるのは絶対だと思っています。まず1回戦を勝ち、次まで期間が空くのでレベルアップをして勝ち取りたいです」

──UFCチャンピオンになるという目標は?

「全く変わりないです。今もそう思っています」

──パトリック選手がということではなく、上の世代にはUFCと気楽に口にするなというムードもあります。そこに関しては、どのように思いますか。

「何を言われても、変わる気はないです。自分のやることも変わらないですし。自分の目標はUFCのチャンピオンになることなんで。全く目標を変えるつもりもないです。前の試合で見せられなかった分、次で見せます」

──これまでパトリック選手な試合前に、〇〇で勝つということを取材で口にしていて。記事では伏字にしているのですが、3試合目まで実践してきました。それが大尊戦で崩れた。あのとき、出せなかったです。

「いやぁ、この前は右ストレートでKOって言っていましたよね……。左フックから右ストレートを打っていたら、多分当たっていたんです。それが左フックを打った時に、大尊選手の上から打って来る左オーバーハンドが気になってしまって……」

──また、大尊戦に戻ってしまいますが、それも危機察知能力だと思うんです。同時に大尊選手は左の後に追撃を被弾していたら、試合が終わるという気持ちになっていたという話が伝わってきていました。目が五重に見えたと。

「ちょっとその話は僕の耳にも入って来てはいたんですが……、僕は打たなかった。それに大尊選手は目が死んでいなかったです。脳みそは死んでいても、目は死んでいなかった……。でも五重に見えるって凄いですよね」

──行けると思って出たところで、当てられることはMMAでは往々にありますし。行った、行かないは結果論で。いや、落ち込まないでください。すぐに試合が控えているんですから。

「……(苦笑)」

──次回こそ右ストレート、期待しています。

「ハイ!! あっ、でも次は〇〇〇〇ですね。相手の入ってくるのが、〇なので」

■視聴方法(予定)
6月9日(木・日本時間)
午後3時30分~ABEMA格闘Ch

Episode01
午後3時30分~UFC FIGHT PASS
Episode02
午後6時30分~UFC FIGHT PASS

6月10日(金・日本時間)
午後3時30分~ABEMA格闘Ch

Episode03
午後3時30分~UFC FIGHT PASS
Episode01
午後6時30分~UFC FIGHT PASS

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode01対戦カード

<Road to UFCフェザー級T準々決勝/5分3R>
SASUKE(日本)
イー・チャア(中国)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
パラチン(中国)
キ・ウォンビン(韓国)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
風間敏臣(日本)
クルムアリ・マイマイティトゥハティ(中国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
チェ・スングク(韓国)
ラマ・スパンディ(インドネシア)

<ライトヘビー級/5分3R>
チャン・ミンヤン(中国)
トゥコ・タクコス(ウクライナ)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode02対戦カード

<Road to UFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
シャオ・ロン(中国)
キム・ミンウ(韓国)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
松嶋こよみ(日本)
ホン・ジュンヨン(韓国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
チウ・ルェン(中国)
ウォーレン・デルロサリオ(フィリピン)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
アイリヤ・ムラトベク(中国)
パワン・マーン・シン(インド)

<フライ級/5分3R>
ショーン・エチェル(豪州)
内田タケル(日本)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode03対戦カード

<Road to UFCフェザー級T準々決勝/5分3R>
シェ・ビン(中国)
イ・ジョンヨン(韓国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
堀内佑馬(日本)
トップノイ・キウラム(タイ)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
アンシュル・ジュビリ(インド)
宇佐美正パトリック(日本)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
中村倫也(日本)
ググン・グスマン(インドネシア)

<女子ストロー級/5分3R>
ソ・イェダム(韓国)
ジョセフィン・クヌトゥソン(スウェーデン)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode04対戦カード

<Road to UFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
野瀬翔平(日本)
ウリジブレン(中国)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
キム・ギョンピョ(韓国)
アスクルバイ(中国)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
ルー・カイ(中国)
アンガ・ハンス(インドネシア)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
パク・ヒョンソン(韓国)
ジェレミア・シレガー(インドネシア)

<ウェルター級/5分3R>
ジョン・アダハー(フィリピン)
キム・ハンソル(韓国)

──まだ出稽古を行う状況ではないということでしょうか。

「ロータスには行かせてもらっていないですけど、パンクラスイズム横浜ではフィジカルや追い込み練習をさせてもらっています」

──正直なところ1回戦がキム・ミンウでなくて、ググン・グスマンで良かった思うことはありますか。

「1回戦で終わらせてしまうという考えもありましたけどね。アハハハハ。でもレスリング時代ですけど、意外とワンデートーナメントの初戦とかでチャンピオン同士の試合とかで勝つと、気が抜けてしまうのか──その後に決勝でコロッと負けたりするってあるんですよね。

それと同じで6月にキム・ミンウに勝ったら、7月とかも余裕で過ごしてしまうかもしれないですし。そういう意味では最後まで気を引き締める必要がある……めちゃくちゃ良いトーナメントだと思います」

──強くなれるトーナメントだと。

「ハイ。もちろん準決勝が風間選手でなかったり、決勝がキム・ミンウでないかもしれない。中国人選手は凄くタフですし、まだMMAでは未知の国ですからね」

──中村倫也が強くなるには準決勝は風間選手、それともクルムアリ・マイマイティトゥハティ、どちらの相手を望みますか。

「全くやったことがないタイプの方が良いと思うので、風間君ですかね。彼は僕が相手でも躊躇なく組んでくると思うので。そこから引き込むかもしれないですし、足関節もある。そういう選手とは、まだ戦ったことがないですからね。一つコレっていうゴールを持って、走って来るヤツって強いです。そういう意味での怖さが、風間選手にはあります。

でもまぁ、やるなら自信はありますよ(笑)」

──なるほど(笑)。ではグスマン戦ですが、デビューから2戦目まで如何に一方的でフィニッシュが衝撃的でも倫也選手は未知数な部分が多かったです。3戦目がRoad to UFCで、初の国際戦を迎えるとなると、かなり不安要素は残っていたと思います。ただし、4月のカエタノ戦で5分3R、修斗ブラジル王者にあの戦い方と勝ち方ができたことで、正直に言えば、この相手に負けたらアカンだろうと。

「確かに最初の2試合はただ暴れていただけですもんね(笑)。カエタノ戦では序盤でああいう打撃を貰って、そこからカエタノも傷口を狙って当ててくるというシンプルな戦いをしてきました。そこで凄く落ち着いて距離感とか見ながら、テイクダウンも取れたし。MMAがデキてきたと思っています。だから、今回の試合は全く心配ないです」

──MMAファイターとして説得力のある戦い方と勝利でした。ただしカットをした一発、アレはカットで終わって良かったですが、当たり所が悪ければ相当に危ないパンチだったかと思います。

「眼窩底とかいっていたかもしれないですね。なかなか難しいですね」

──ここからトーナメント3試合で勝ってUFCと契約をする。そこからUFCで戦うことに対して、どれだけ自信を持っていますか。

「自信……自信はもちろんあります。どれだけ……どれぐらいあるのかってことは……ちゃんと創ることができれば100パーセントあります。だから本当にケガに気を付けないといけないです」

──MMAではルーキーですが、年齢的には27歳。実は19歳の鶴屋怜選手がPOUNDSTORMでの出稽古に関して話を訊いた際に、『中村倫也選手は真剣度、向き合い方が違います。もうすぐ30歳で時間がないから』と言っていました(笑)。

「アハハハハ。俺、そんな必死だったのかな。まぁ若者からすれば、そういうことですね(笑)。でも、このタイミングでRoad to UFCがあるんだから、『アレ、引き寄せちゃった?』みたいな感じですね、ホントに(笑)」

──確かにここ数年、日本人選手はどうすればUFCと契約できるか。暗中模索という状況が続いてきました。そういうなかで倫也選手はデビュー1年に満たない状態で、Road to UFCが開催されて、出場権を得ることができたわけすしね。

「僕のなかでは、LDHのFighter Battle Auditionがずっと終わっていないんです。受かったけど、ずっと続いているような。一つクリアすると、次の課題がまた与えられる。ずっとオーディションが続いているような感覚なんです。一つを終わらせると、『また来たぁ!!』みたいな感じで(笑)」

──オクタゴンの頂点に立つまで続くということではないでしょうか。

「そうかもしれないです」

──では今、倫也選手がコリー・サンドハーゲンやチート・ヴェラと戦うと、どうなると考えていますか。

「まだちょっと想像できないです。サンドハーゲンとかに関しては、そのレベルに触ったことがないので。一番やりたくないですけどね。アッハハハハハ」

──上久保選手は触れることができれば五分と去年の4月の段階で言っていました。

「アッハハハハ。そうですね、その通りです。触ることができるか、どうかです。でも、本当にこのタイミングでRoad to UFCが開かれて良かったです。MMA転向が4年遡っていても、当時これはなかった。ステップアップに関して、もっと苦労をしていたはずです。

東京五輪に行っていても、コロナで練習ができない時間が長かったはずです。それからMMAに転向していたら、ちょうど今ぐらいがMMAキャリアをスタートさせるところで、Road to UFCには全然間に合っていなかった。気が付けば、自然と行きたい場所に連れてきてもらっている。凄く有難いです。

だからこそ、モノにしないといけないです」

■視聴方法(予定)
6月9日(木・日本時間)
午後3時30分~ABEMA格闘Ch

Episode01
午後3時30分~UFC FIGHT PASS
Episode02
午後6時30分~UFC FIGHT PASS

6月10日(金・日本時間)
午後3時30分~ABEMA格闘Ch

Episode03
午後3時30分~UFC FIGHT PASS
Episode01
午後6時30分~UFC FIGHT PASS

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode01対戦カード

<Road to UFCフェザー級T準々決勝/5分3R>
SASUKE(日本)
イー・チャア(中国)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
パラチン(中国)
キ・ウォンビン(韓国)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
風間敏臣(日本)
クルムアリ・マイマイティトゥハティ(中国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
チェ・スングク(韓国)
ラマ・スパンディ(インドネシア)

<ライトヘビー級/5分3R>
チャン・ミンヤン(中国)
トゥコ・タクコス(ウクライナ)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode02対戦カード

<Road to UFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
シャオ・ロン(中国)
キム・ミンウ(韓国)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
松嶋こよみ(日本)
ホン・ジュンヨン(韓国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
チウ・ルェン(中国)
ウォーレン・デルロサリオ(フィリピン)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
アイリヤ・ムラトベク(中国)
パワン・マーン・シン(インド)

<フライ級/5分3R>
ショーン・エチェル(豪州)
内田タケル(日本)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode03対戦カード

<Road to UFCフェザー級T準々決勝/5分3R>
シェ・ビン(中国)
イ・ジョンヨン(韓国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
堀内佑馬(日本)
トップノイ・キウラム(タイ)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
アンシュル・ジュビリ(インド)
宇佐美正パトリック(日本)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
中村倫也(日本)
ググン・グスマン(インドネシア)

<女子ストロー級/5分3R>
ソ・イェダム(韓国)
ジョセフィン・クヌトゥソン(スウェーデン)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode04対戦カード

<Road to UFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
野瀬翔平(日本)
ウリジブレン(中国)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
キム・ギョンピョ(韓国)
アスクルバイ(中国)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
ルー・カイ(中国)
アンガ・ハンス(インドネシア)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
パク・ヒョンソン(韓国)
ジェレミア・シレガー(インドネシア)

<ウェルター級/5分3R>
ジョン・アダハー(フィリピン)
キム・ハンソル(韓国)

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【RTU ASIA2022】視界良好=Road to UFC、中村倫也─01─「トーナメント戦の3試合で、より強くなれる」

【写真】中村倫也を語るには、+15戦ぐらいの目線がちょうど良いような気がする。SUSUKEの言う自身の選択を正解するのは自分という言葉をここまで実行している(C)MMAPLANET

10日(金・現地時間)、シンガポールはカレンのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるRoad to UFC ASIA Episode03でインドネシアのググン・グスマンと対戦する中村倫也。

昨年7月のデビューから11カ月でUFCが見える戦いの臨むこととなった──レスリングも強かった──天性のMMAファイターは、4月24日のPOUNDSTORMでアリアンドロ・カエタノとの激闘から、わずか1カ月半のインタバーバルでRoad to UFCに挑むこととなった。

キャリア4戦目のチャレンジ、中村はRoad to UFCで勝つことではなく、UFCで戦うことをイメージし、この3試合で如何に自分が強化できるのかを主眼に置いていた。


──Road to UFCのトーナメント枠が本日発表されました(※取材は5月23日に行われた)が、倫也選手はいつブラケットを知ったのですか。

「いや、自分もさっきです。対戦相手の名前を知ったのは……先々週、契約書を見たときですね。その時に知りました」

──では先ほど知ったトーナメント枠、順当に日本人選手が勝ち進めば風間選手と準決勝で当たることになりました。ここに関しては、どのように思っていますか。

「本当に誰と当たっても構わないので特別な感覚はないですが若干、キム・ミンウがどこに入るのかは気になりましたけど」

──キム・ミンウは気になっていたと。

「ちゃんと一つ、UFCに行くまでの壁として『ここを越えないといけないんだな』という相手ですね。もちろん、やるとなると覚悟は決まる相手ですけどね。正直、ずっと見てきたわけではないですけど、エントリーリストを見て『ROAD FCのチャンピオンがいるな』と思い映像をチェックしました。

シンプルに韓国人選手特有の骨の強さ、あとはやっぱり気持ちの強さがあります。技術が高いのはもう当然で、そのなかで韓国の選手はハートが強い。その気持ちの強さがあるから、一目を置いているという感じです」

──レスリングでもそうでしたか。

「正直なところレスリング時代には、韓国人選手に苦手意識が少しありました。でもその時と比較すると、今の僕は心の成熟度合が違うので。何でも受け入れられる状態になっているので、大丈夫です。

ただ対戦相手として、キム・ミンウは無傷で終わる相手ではないかと思っています。これはトーナメント戦ですから、大きなケガは絶対にしてはいけない。そこがワンマッチとトーナメント戦の違いで。そいう意味では、ケガをするリスクが低い方が良いのでキム・ミンウの枠は気になっていました。初戦の相手は分かっていたので、彼と準決勝で当たるのか、決勝になるのかというのは」

──風間選手を指導する大沢ケンジさんも、初戦の相手が分かった時点で『キム・ミンウは誰と戦うか知っていますか?』と気になった様子でした(笑)。

「アハハハハ」

──つまりケガをするかもしれない相手なので、キム・ミンウと戦うなら決勝戦がベスト。つまり今回のトーナメント枠は、歓迎すべきモノだったということですか。

「気にせず、思い切って戦えますからね(笑)」

──実はPOUNDSTROMの前に倫也選手に関しては、まだプロ2戦目だからRoad to UFCにはエントリーされないという話が我々の間では伝わってきていました。

「僕は出られるのか、出られないのかということも頭になかったです。Road to UFCに向けて動いているということが僕の耳には入ってきていなかったので。POUNDSTORMのカエタノ戦に集中できるようにしてくれていたようです。で、カエタノ戦が終わった次の週に出られるっていうのを聞いて、『おっ、ここに行けるんだ』と」

──出たいという気持ちはあったのですか。

「正直、少し早いと思っていました。ただ、海外で戦うというチャンスが少ないなかで、この話をもらって躊躇することは全くなかったです。もちろん出たいという気持ちは前提としてあったので」

──ベガス開催のコンテンダーシリーズだったら一発勝負、Road to UFCは3つ勝ち続ける必要がある。そこに関しては、何か思うところはなかったですか。

「もちろん一発の方が良かったです(笑)。でもトーナメント戦の3試合で、より強くなれるので。そうやって強くなった状態でUFCにデビューできるというメリットもあると思います。しっかりとトーナメントを通して、成長したいです。

3試合というのはデメリットになるかもしれないですけど、UFCの人たちが僕の試合を3回見るわけで──色々なことが背景にあるかと思いますが、僕のなかではこの3試合で多くのモノを得られると思っています。トーナメント戦は厳しいです。そして厳しい方が得られるモノは当然多いです」

──4月24日のアリアンドロ・カエタノ戦、あの勝利の裏にケガでなかなか調整が上手くいっていなかったという事実が隠されていました。あれから実質1カ月半で、今回のトーナメント初戦を迎えるだけですが、その辺りに関しては?

「とりあえず1回戦までにベースアップをする時間はないです。試合までの期間、その前半で体の痛みを取り、心を元気にする。そこにまず重点をおいて、後半で4月の試合と同じところまで持っていく。そういう風にイメージしています。当然、戦略は戦略で立てていますが、6月まではベースアップではなくて整える。自分を元気にして、ちゃんと暴れることができる状態を創って──9月、そして12月は武器を増やしていきたいです。現状、コンディションは整ってきています」

<この項、続く>

■視聴方法(予定)
6月9日(木・日本時間)
午後3時30分~ABEMA格闘Ch

Episode01
午後3時30分~UFC FIGHT PASS
Episode02
午後6時30分~UFC FIGHT PASS

6月10日(金・日本時間)
午後3時30分~ABEMA格闘Ch

Episode03
午後3時30分~UFC FIGHT PASS
Episode01
午後6時30分~UFC FIGHT PASS

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode01対戦カード

<Road to UFCフェザー級T準々決勝/5分3R>
SASUKE(日本)
イー・チャア(中国)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
パラチン(中国)
キ・ウォンビン(韓国)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
風間敏臣(日本)
クルムアリ・マイマイティトゥハティ(中国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
チェ・スングク(韓国)
ラマ・スパンディ(インドネシア)

<ライトヘビー級/5分3R>
チャン・ミンヤン(中国)
トゥコ・タクコス(ウクライナ)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode02対戦カード

<Road to UFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
シャオ・ロン(中国)
キム・ミンウ(韓国)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
松嶋こよみ(日本)
ホン・ジュンヨン(韓国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
チウ・ルェン(中国)
ウォーレン・デルロサリオ(フィリピン)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
アイリヤ・ムラトベク(中国)
パワン・マーン・シン(インド)

<フライ級/5分3R>
ショーン・エチェル(豪州)
内田タケル(日本)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode03対戦カード

<Road to UFCフェザー級T準々決勝/5分3R>
シェ・ビン(中国)
イ・ジョンヨン(韓国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
堀内佑馬(日本)
トップノイ・キウラム(タイ)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
アンシュル・ジュビリ(インド)
宇佐美正パトリック(日本)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
中村倫也(日本)
ググン・グスマン(インドネシア)

<女子ストロー級/5分3R>
ソ・イェダム(韓国)
ジョセフィン・クヌトゥソン(スウェーデン)

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【RTU ASIA2022】RIZIN発UFCへ、堀内佑馬と対戦。トップノイ「MMAをMMAファイターとして戦う」

【写真】UAEWで戦った時から、随分と進化が見られたトップノイ。そのまま強くなっているなら……相当にMMAファイターとして力をつけているに違いない(C)MMAPLANET

10日(金・現地時間)、シンガポールはカレンのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるRoad to UFC ASIA Episode03でトップノイ・キウラムが、Road to UFCフライ級トーナメント準々決勝で堀内佑馬と戦う。

コロナ前はRIZINを主戦場にしていたトップノイは、仮にコロナ禍にならなければRIZINで戦い続けていたという。と同時に、当時はMMAを軽く考えていたともインタビューで言及した。つまり今はより真剣にMMAに向き合っている。そんなトップノイの変化と進化を訊いた。


──来週の金曜日にシンガポールで開催されるRoad to UFCで日本の堀内選手と戦います。今はどのような気持ちですか。

「凄く調子は良いよ。しっかりとゲームプランを立てて、どうすれば一番勝ちやすいかを考えて準備してきた。コーチのジョージ・ヒックマンは試合が確定するより先にUFCのマッチメイカーと交渉をしていたのは間違いないけど、僕は2カ月前にはRoad to UFCで戦うことを知った。少しファイトキャンプの期間は十分ではなかったかな。でも普段からしっかりと練習をしているから問題ない。とにかくケージに入るのが楽しみでしょうがないよ」

──トップノイはいつ頃からUFCで戦いたいと思っていのたでしょうか。

「それはMMAファイターを目指した時からだよ。タイガームエタイにやってきた外国人ファイターの大半が、UFCで戦い、UFCで戦うことを目標にしていたから。MMAで戦い、MMAの練習する人間は当然のようにUFCを目指しているものだし。僕のなかにも常にUFCで戦いたいという気持ちはあったよ」

──コロナパンデミックがなく、RIZINで戦う機会が続いていれば?

「COVID19がなければ、RIZINで戦い続けていた。RIZINは本当に良いプロモーションだった。RIZINではMMAに欠かせないエンターテインメントという部分で、凄く良い経験を積ませてくれたよ。僕も皆が喜んでくれるファイトを心掛けた。だから日本に行くことができていたなら、できるだけ長い間RIZINで戦っていたはずだよ。実際、コロナ禍にあっても何とか契約を維持できないか話は続けていたんだ。でも、日本に入国できないのだから試合をすることは叶わなかった」

──では2020年9月にUAEWで戦った時は、UFCを目指す方向になっていたのでしょうか。UAEWは北米ユニファイドルールですし、UFCにステップアップできる大会です。

「あの時はUFC云々を考えていたわけではなくて、あの状況で試合ができる機会を求めていて、それが可能だったから出場したんだ。UFCのことは頭にあったけど、そこに軸を置いていたわけじゃない。とにかく試合がしたかった。例えショートノーティスでも。

と同時に、あの頃はMMAファイターとして考え方が変わり、試合に向けてのアプローチ方法も見なおした時期だった。普段からしっかりと練習をする。継続的に、規律を守ってトレーニングするようになった。なんというのか、真面目にMMAに向き合うようになったのが、あの試合の前からだったんだよ」

──つまり、それ以前は違ったわけですね。

「そうだね。ファイトキャンプ期間中と、それ以外の時期では練習への身の入り方が違っていた。ファイトキャンプは試合に勝つため。だから、それ以外の期間は自分の穴を埋める、欠点を失くすトレーニングに力を入れるようになった」

──UAEWでのピメンタウ戦は、ダウンを奪った後のパウンドや寝技の展開など以前よりずっとウェルラウンダー化していたように映りました。

「そうだね。考え方からして変わったから。RIZINで戦っていた時は、MMAを軽く考えていた。当時は僕の技術的なバックグラウンドは当然のようにムエタイだし、僕自身がムエタイの選手としてRIZINでMMAを戦っていた。ムエタイ選手として、MMAで成功を目指していたんだ。

でも、そんな考えは捨てた。UAEWで戦う頃には、ムエタイの打撃だけではMMAに勝てないと心底思うようになっていた。だからグラップリングに力を入れるようになったし、テイクダウンディフェンスにも力を入れて練習をした。今の僕は以前より、大きな視野でMMAを見ることができている。それは視野だけの問題でなくて、心を開いたからだよ。MMAをMMAファイターとして戦うために、もっと理解を深めたいと思うようになったんだ。MMAに必要な動き、技術を全て駆使して勝ちたいってね」

──ところでジョージ・ヒックマンがバンタオ・ムエタイ&MMAを開いて、タイガームエタイを離れたことで何か変化はありますか。

「練習環境は変わっていない。場所は変わったけど、ジョージ・ヒックマンは当然としてアレックス・シールズらコーチの多くもバンタオに移ったし。練習仲間もそう。同じように練習できている。僕自身にとってジムが変わったことも、よりMMAに集中できるきっかけになったと思っている。変化があったとすれば、そこで。僕にとっては良い変化だよ」

──トップノイがどれだけ堀内選手のことを知っているか分からないですが、どのような印象を持っていますか。

「打撃系の選手だよね。だからスタンディング・バトルになれば良いなと思っている。でもグラップリングになってもテイクダウンはもちろん、寝技でも彼を驚かせることになるだろう。グラップリングは僕のゲームの一部になっている。以前とは違うよ。それでも、この試合はファンが喜ぶ打撃戦になるだろう。ユーマの打撃も良いからね」

──堀内選手は6、7年前にタイガームエタイで練習したことがあるようです。

「世界中から色々なファイターが集まって来ていたから、皆のことを覚えているのは難しいよ。特に6、7年も前なら(笑)。それに僕がやるべきことは、やってきた選手たちと練習をすることで、人間関係を全員と築くわけじゃない。違う顔をして、違う体つきの練習相手という風に付き合っているからね」

──なるほど、では堀内選手との試合だけでなく、Road to UFCフライ級トーナメントを勝ち抜く自信のほどを教えてください。

「僕の自信はどれだけ練習をしてきたのか。その過程が基準になっている。それはここ数カ月のことではなく、過去数年の経験によるものだから……そうだね、今の僕はウェルラウンディット・ファイターとして自信を持っている。本当に多くのことを、この間にやってきた。この間の変化を見て欲しい。特に前回の試合を見比べて欲しいと思っている」

──今日はインタビューに時間を割いてもらってありがとうございました。日本のファンにメッセージをお願いします。

「アリガトゴザイマス。ヘッヘー!! 日本のMMA界のことは忘れられない。ホントに僕のMMAキャリアを支えてくれた。今も日本のMMAファンからインスタにメッセージが届き、彼らは僕がどんな風にトレーニングをしているかをチェックしてくれている。僕のキャリアを見続けてくれて、本当に本当に感謝しているよ」

──堀内選手はカリフォルニア在住で、米国でキャリアを積んできました。RIZINのファンにとってはトップノイの方が近しい存在かもしれないです。

「それは嬉しいなぁ。凄く嬉しいよ。ベストを尽くし、全力で戦うことをファンの皆に約束するよ」

■視聴方法(予定)
6月9日(木・日本時間)
午後3時30分~ABEMA格闘Ch

Episode01
午後3時30分~UFC FIGHT PASS
Episode02
午後6時30分~UFC FIGHT PASS

6月10日(金・日本時間)
午後3時30分~ABEMA格闘Ch

Episode03
午後3時30分~UFC FIGHT PASS
Episode01
午後6時30分~UFC FIGHT PASS

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode01対戦カード

<Road to UFCフェザー級T準々決勝/5分3R>
SASUKE(日本)
イー・チャア(中国)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
パラチン(中国)
キ・ウォンビン(韓国)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
風間敏臣(日本)
クルムアリ・マイマイティトゥハティ(中国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
チェ・スングク(韓国)
ラマ・スパンディ(インドネシア)

<ライトヘビー級/5分3R>
チャン・ミンヤン(中国)
トゥコ・タクコス(ウクライナ)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode02対戦カード

<Road to UFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
シャオ・ロン(中国)
キム・ミンウ(韓国)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
松嶋こよみ(日本)
ホン・ジュンヨン(韓国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
チウ・ルェン(中国)
ウォーレン・デルロサリオ(フィリピン)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
アイリヤ・ムラトベク(中国)
パワン・マーン・シン(インド)

<フライ級/5分3R>
ショーン・エチェル(豪州)
内田タケル(日本)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode03対戦カード

<Road to UFCフェザー級T準々決勝/5分3R>
シェ・ビン(中国)
イ・ジョンヨン(韓国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
堀内佑馬(日本)
トップノイ・キウラム(タイ)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
アンシュル・ジュビリ(インド)
宇佐美正パトリック(日本)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
中村倫也(日本)
ググン・グスマン(インドネシア)

<女子ストロー級/5分3R>
ソ・イェダム(韓国)
ジョセフィン・クヌトゥソン(スウェーデン)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode04対戦カード

<Road to UFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
野瀬翔平(日本)
ウリジブレン(中国)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
キム・ギョンピョ(韓国)
アスクルバイ(中国)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
ルー・カイ(中国)
アンガ・ハンス(インドネシア)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
パク・ヒョンソン(韓国)
ジェレミア・シレガー(インドネシア)

<ウェルター級/5分3R>
ジョン・アダハー(フィリピン)
キム・ハンソル(韓国)

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ABEMA MMA MMAPLANET o ONE Road to UFC SASUKE UFC   イ・ジョンヨン イー・チャア ウリジブレン キム・ギョンピョ キム・ハンソル クルムアリ・マイマイティトゥハティ シャオ・ロン トップノイ・キウラム パク・ヒョンソン ブラジリアン柔術 ホン・ジュンヨン 中村倫也 修斗 内田タケル 堀内佑馬 宇佐美正パトリック 岩本健汰 松嶋こよみ 野瀬翔平 風間敏臣 齋藤奨司

【RTU ASIA2022】勝っても笑わない男?! 風間敏臣─01─「思い描いていた人生が、見えてきた」

【写真】目力が強い──風間(C)MMAPLANET

6月9日(木・現地時間)、シンガポールはカレンのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるRoad to UFC ASIA Episode01で風間敏臣がクルムアリ・マイマイティトゥハティと戦う。

柔術家として将来が嘱望されていた風間は、MMA転向を果たすとデビュー戦こそ敗れたものの、その後は9連勝を達成した。しかし、4月のPOUNDSTORMでが齋藤奨司に跳びヒザで敗れる。ここからRoad to UFC出場が決まった風間だが、MMAPLANETでは彼を初インタビューし柔術時代からUFCに転じるまで。そしてRoad to UFC出場に向けて話を聞くと、彼の目指す格闘家像──いやプロ格闘家像が浮き彫りになってきた。


──なかなか取材のタイミングが合わず、風間選手はMMAPLANETでインタビューをさせていただくのは初めてとなります。風間選手といえば柔術からMMAに転向し、その組み技の強さでネオブラ優勝、そして石渡伸太郎選手の引退興行~継承~ではバンタム級ワンナイト4人制T優勝と結果を残してきました。そもそも柔術を始めたきっかけは何だったのでしょうか。

「高校3年生まで柔道をやっていて、寝技が好きで。柔道で強くなるために、その寝技をもっと強くする。柔道の寝技が強くなるにはどうすれば良いかを調べて、ブラジリアン柔術を知りました。近くに柔術道場がないかを調べると土浦の近くのかすみがうら市にストライプル茨城、自分の家がある水戸にR-BLOODがありました。どちらも見学に行かせてもらったのですが、ストライプル茨城は柔術に特化していたのでお世話になった形です」

──水戸と土浦、まま離れていないですか。

「ハイ。ただ高校が土浦だったので。部活が終わったら5キロぐらい自転車で移動して、柔術をやって。終わったらまた5キロ戻って、駅に自転車を止めて電車で1時間かけて帰宅していました(笑)」

──土浦で柔道をいえば、もうどこの高校が分かりますが、柔道の戦績はどのようなモノだったのですか。

「高校は県でベスト8程度です」

──十分に立派かと思いますが……。

「中学の時は3位だったので、全然大したことないです」

──柔術を学ぶようになった成果を感じることはありましたか。

「あったとは思いますけど、結果では出ていないですね(笑)。だから大学で柔道という考えもなくなり、つくばの自動車整備の専門学校に進み柔術を続けました。柔道よりも柔術の方が得意だなって感覚があったので、得意なことを続けようと思ったんです」

──柔道は生活の糧にできるというか──就職をすることも可能です。一方で柔術はほぼそうはいかない。そういうなかでどのように柔術と向かい合っていたのですか。

「趣味ではなく競技としてやっていました。最初は整備士の資格を取ろうと考えていたのですが、柔術を続けて世界大会とか見えてきて。柔術ですぐに食べていくことはできなくても、世界まで行けば食べていけるというのはザックリとしてですがありました。そこを目指したいと思っていました」

──ではカルペか、IGLOOだと思いませんでしたか(笑)。

「アハハハハ。あのときはまだIGLOOは、それほど出てきていなかったです(笑)。専門学校を卒業するまでストライプル茨城に所属し、それからは兄が川崎に住んでいでパラエストラ川崎に通っていてので、自分も北田(拓也)先生の指導を受けるようになりました」

──そして2018年と2019年にアジア選手権紫帯ライト級優勝を果たしました。それでもMMAに転じたのは?

「2019年のガナビー杯の準決勝で岩本健汰選手と当たった時に足関節を取られて、右足のアキレス腱を切ってしまいました(※試合はパスを決めて勝利し、トーナメント自体優勝を果たした)。それで半年ぐらいかけて直して、右足に関しては足関節対策をメチャクチャしたんです。そうしたらアジアの決勝で、韓国人選手(チョ・デヨン)に左足をストレートフットロックに取られて靭帯を切られました(笑)。『左足はやってねぇよ(笑)』って。また練習できない期間があって、自分のなかでは、柔術での未来が見えなくなっていました。その時に色々と考えて……、相談させてもらった方から『MMAをやってみたら』という風に言ってもらい、この道を進もうと決めました」

──ストライプル茨城の井上和浩代表は元MMAファイター、修斗のトップ選手でした。井上代表からMMAを勧められたことはなかったですか。

「最初の頃にありました。『打撃やれよ』っていう風に。でもストライプルに入門する前から母親から『打撃だけはやらないでほしい』と言われていたので、ずっと断っていました」

──ノーギの方は?

「ノーギも触れていないです。MMAに来るまで一切触れなかったです。柔術を専門的に教えてもらいました。ずっと柔術で行こうと思っていたので。だから、MMAに転向しようと決めるまで、MMAのことを真剣に考えることもなかったです。TVとかでやっているのを本当に一般人として眺めていただけで。選手個人について、興味を持つこともなかったですし」

──なるほどぉ。それでもMMAに転向した際には、風間選手の持つ柔術の技術が生きると思ったのでしょうか。

「う~ん、なると思っていました(笑)」

──ではHERTSで練習をするようになったのは?

「相談させてもらった時に、電車に実家に戻りながらずっと考えて……『やるなら決めてしまおう』と。両親とヒザを詰めて話し『やらせてくれ』と頼みました。母は本当に反対していました。でも父親が説得してくれた感じで。

相談に乗ってくれた方にMMAで行くことを決めたと話した時に、いくつかジムをリストアップしてくれていて。その流れで『一度、HEARTSを見に行こうか』という話になり、初めて大沢さんと話をして……そのままHEARTSに決めました」

──大沢さん、柔術で強い選手がHEARTSに入ったと喜んでいました。

「そうなんですか(笑)」

──その時はどのようなスタイルのMMAファイターになろうと考えていたのですか。

「どういうっていうのはなかったのですが、取りあえずは柔術を生かしていこうと思っていました。ただ練習を始めると、まるで別モノで。全然上手くいかなくて。掴めないですし、下からの攻めって相手が突き放してくると成立しないじゃないですか。1年ぐらいかけて、寝技を修正しました。常にトップゲームを意識して練習するようになりましたね」

──高校時代からやってきた柔術は、トップを取ると生きましたか。

「いえ、生きているのは今ですね。柔術でもトップの練習をしていなかったので、ゼロスタートのような感じでした」

──トップからの攻めすらMMAを始めてから!! それでも短期間で、フィニッシャー振りを発揮するように!!

「そうですね、極めは柔術の時から『極めないと負け』というのはありました。MMAに必要な練習をしてきて、形になってきたので柔術の経験が生きるようになってきたんじゃないかと自分では思っています。柔術時代は引き込んでいたので、レスリングも大沢さんから『一からやれ』と言われて、言葉通り一からやってきましたし」

──道着の練習は今も続けているのですか。

「ハイ。北田先生とプライベートでさせてもらっています。今は柔術の時より、道着の練習でもトップを意識してやっています」

──MMAファイターに道着の練習は有効でしょうか。

「必要だと思います。必ずしも柔術でないといけないかと言われると、そうではないかもしれないです。でもMMAに寝技は含まれているので、MMAにおいて柔術は一つのツールになる……必要な部分だと思います」

──そんな風間選手に一つ、どうしても伺いたいことがありました。

「ハイ」

──Road to ONEぐらいから試合を撮影させてもらってきたのですが、勝っても喜ばない。憮然とした表情ばかりなので、アレはどうしたことかと。今日、初めて話をさせてもらって笑顔が見られてホッとしたほどで(苦笑)。

「アハハハ。笑っていないですか? 試合後はホッとしているのもあるんですけど、自分が思い描いたように戦えなかったからだと思います」

──ネオブラで優勝した時も、怒っているように見えました。

「あの試合はバックを取られて接戦になってしまって……。バックを取り、コントロールして削るという試合がしたかったのに。それがずっと相手に立たれ続けて、コントロールできなくて。結果、自分が削られて。勝っても、全然嬉しくなかったです(苦笑)。負けた時ぐらいの気分で。あの試合は本当に悔しかったです」

──その後の継承バンタム級Tでも優勝しましたが、デビューから今回のRoad to UFC出場が決まるまで、プロMMAファイターとしてどこを目標にしていたのですか。

「格闘家として食べていくというのは、変わらぬ目標です。今はアルバイトをしながら格闘技の練習をしているので、プロ格闘家とは言えないと思っています。とにかく食えるようになりたい。そのなかでRoad to UFCという話をもらって、凄いチャンスだと捉えています。自分が思い描いていた人生が、叶うところが見えてきたので」

──大沢さんから風間選手は戦う団体を問わない。条件の良い大会で戦っていくと伺ったことがありました。

「アハハハハ。そうですね、何て言うのか……ファイトマネーが高いところで戦うっていう風にあからさまに言ったことはないかと思うんですけど(笑)。自分はどこかのチャンピオンになりたいというわけでなく。本当に食うためにMMAを戦うので、少しでも自分の生活が楽になるなら、その条件を出してくれるところで戦います」

──ケージだ、リングだという思想も持たない?

「持たないですね。早く格闘技一本で生活をしたいので」

<この項、続く>

■視聴方法(予定)
Episode01
6月9日(木・日本時間)
午後3時30分~UFC FIGHT PASS
Episode02
6月9日(木・日本時間)
午後6時30分~UFC FIGHT PASS
Episode03
6月10日(金・日本時間)
午後3時30分~UFC FIGHT PASS
Episode01
6月10日(金・日本時間)
午後6時30分~UFC FIGHT PASS

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode01対戦カード

<Road to UFCフェザー級T準々決勝/5分3R>
SASUKE(日本)
イー・チャア(中国)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
パラチン(中国)
キ・ウォンビン(韓国)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
風間敏臣(日本)
クルムアリ・マイマイティトゥハティ(中国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
チェ・スングク(韓国)
ラマ・スパンディ(インドネシア)

<ライトヘビー級/5分3R>
チャン・ミンヤン(中国)
トゥコ・タクコス(ウクライナ)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode02対戦カード

<Road to UFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
シャオ・ロン(中国)
キム・ミンウ(韓国)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
松嶋こよみ(日本)
ホン・ジュンヨン(韓国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
チウ・ルェン(中国)
ウォーレン・デルロサリオ(フィリピン)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
アイリヤ・ムラトベク(中国)
パワン・マーン・シン(インド)

<フライ級/5分3R>
ショーン・エチェル(豪州)
内田タケル(日本)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode03対戦カード

<Road to UFCフェザー級T準々決勝/5分3R>
シェ・ビン(中国)
イ・ジョンヨン(韓国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
堀内佑馬(日本)
トップノイ・キウラム(タイ)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
アンシュル・ジュビリ(インド)
宇佐美正パトリック(日本)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
中村倫也(日本)
ググン・グスマン(インドネシア)

<女子ストロー級/5分3R>
ソ・イェダム(韓国)
ジョセフィン・クヌトゥソン(スウェーデン)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode04対戦カード

<Road to UFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
野瀬翔平(日本)
ウリジブレン(中国)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
キム・ギョンピョ(韓国)
アスクルバイ(中国)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
ルー・カイ(中国)
アンガ・ハンス(インドネシア)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
パク・ヒョンソン(韓国)
ジェレミア・シレガー(インドネシア)

<ウェルター級/5分3R>
ジョン・アダハー(フィリピン)
キム・ハンソル(韓国)

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ABEMA LFA MMA MMAPLANET o PFL Road to UFC SASUKE UFC イ・ジョンヨン イー・チャア ウリジブレン オーデ・オズボーン キム・ギョンピョ キム・ハンソル シャオ・ロン ジョーダン・ラヴィット トップノイ・キウラム ドナルド・セラーニ ナタン・レヴィ パク・ヒョンソン パンクラス ホン・ジュンヨン ボクシング マラブ・デヴァリシビリ ヴィンス・モラレス 中村倫也 修斗 内田タケル 堀内佑馬 宇佐美正パトリック 松嶋こよみ 海外 猿飛流 野瀬翔平 風間敏臣

【RTU ASIA2022】SASUKEのUFCへの道─01─before Road to UFC「前例のないことをやっていこうかと」

【写真】ラスベガスから戻ってきて、マスタージャパンで以前のように練習を続けているSASUKE(C)MMAPLANET

6月10日(金・現地時間)、シンガポールはカレンのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるRoad to UFC ASIA Episode01でイー・チャアと対戦するSASUKE。

修斗世界フェザー級王者のRoad to UFC出場が決まったのは、彼がラスベガスのシンジケートMMAで出稽古を行っている終盤だった。UFCで戦う目標を持ち続けていたSASUKEはRoad to UFC出場決定以前に何を考えていたのか──をまず、訊いた。


──まずラスベガスのシンジケートMMAで3月、4月と2カ月間、出稽古をされていましたが、あの時はRoad to UFCと出場ということは頭にあったのでしょうか。

「全くなかったです。開かれることも知らなかったですし」

──では、このタイミングでベガスで練習をしようと思ったのは?

「ルートはどうであれ、米国で戦いたいということは最初から思って来たことです。修斗でベルトを獲って、そこに行けるかもしれないという可能性が見えてきたときに──実際に海外の試合のオファーもいただきました。ただ色々な事情があって……行けなくて」

──ぶっちゃけ自分が掴んでいた話では昨年10月のPFLフィナーレ大会、そこで勝てば2022年シーズン出場ということだったかと。

「ハイ……。結果、あそこで行かなくて良かったと思います。PFLで戦う話がなくなり、暫らく試合がないという状況はケガもしてないのに初めてでした。その時間をどうしようかと考えた時に、海外に練習に行けるなと思いました。マネージャーから『昔、弘中(邦佳)がUFCと契約した時、そのまま試合をさせたけど、1度海外で練習を経験させていれば結果は違っていたかもしれない(※グラップリングや柔術、ハワイのプロ修斗など試合は経験していた)』という話を聞くことがデキました。『右も左も分からないままUFCへ行った』と。

『そういう先人達の経験からしっかりと学ばないとダメだ』とも言って貰えました。弘中さんも色々と助言をしてくれて、ルートを示してくれました。サステインの坂本さんと会って話した時に『君はコーチがいなく、1人で考えてやってきた。だから君のような選手こそ準備が必要だ』ということを言っていただき、腑に落ちるモノがありました。確かに何も知らないで、飛び込むことは……PFLのオファーは1カ月後だったので。

それでも悩みましたし、もちろん戦いたかったです。いつ試合が組まれるのか分からない状態で、気持ちは若いですけど実年齢は27歳と行ってしまっているので(笑)。残されている時間は少ないと思って、僕自身は戦うつもりでワクチンも接種しました(苦笑)。

ただし実際にUFCを経験した弘中さんの言葉は、絶対に確かなことで。凄く葛藤があったけど、自分で行かないと決めました。今となっては、それが良かったです。経験のあるなしという部分でラスベガスにいた2カ月間で、凄く色々な経験ができました。『これならやっていける』という自信もつきました。それがあったからRoad to UFCで強い選手と戦うことが決まっても変に舞い上がったり、緊張することがないです。だから、あのタイミングでPFLで戦わなかったことは、結果としてプラスになって戻ってきています。

向うで特にUFCで戦っている選手と殴り合い、蹴り合い、倒し合う経験をしました。それで外国人選手のパワー、技術、練習を経験値として貯めることができました。

悩んでどっちかを選択した時、どっちが正解かということではなくて、自分で正解にしないといけないじゃないですか。だからPFLに行かなかった決断、ラスベガスで練習したこともRoad to UFCで優勝して契約をすることで正解にします」

──う~ん、深いです。そしてベガスでの練習ですが、どのようなメンバーと主に練習してきたのでしょうか。

「ジョーダン・ラヴィット、ナタン・レヴィ、ブランドン・ジェンキンス、ヴィンス・モラレス、オーデ・オズボーンとかほとんどのUFCファイターとスパーリングをしてきました。カイル・ラウントリーのようなライトヘビー級の選手とはやっていないですけど(笑)。

あとラスベガスにあるので、色々なUFCファイターが集まるのでドナルド・セラーニとグラップリングのスパーをやりましたし、デロン・ウィンっていうミドル級で一番背の低い選手とも手を合わせました。マラブ・デヴァリシビリともスパーをしましたね」

──ラヴィットやレヴィ、LFAやコンテンダーシリーズから王道のステップアップを果たした選手と肌を合わせた感覚が非常に気になります。

「彼らは凄く考えながら練習していました。もちろん強いです。そのなかで柔軟に考えて……特にジョーダンはそのスタイルを見ても分かるかと思いますが。柔の強さというのか、ケガをしなくて丁寧にできて、抑えるところを抑える。僕がプレスを掛けるスタイルで、クリーンヒットとか貰わないですけど、5分のスパーリングをやったあとに精神的に削られています。ジョーダンとのスパーがそういう意味で、一番しんどかったですね。

ナタンは空手ベースで蹴りが重いです。中間距離の打ち合いとかでの一発とか、凄く重かったです。個性はあれど、柔軟に強かったです」

──ボクシング&レスリングの軸があるなかで、特色を持つ選手も多い。

「その通りですね。個性があります。人数が多いから色々なタイプの選手と練習できるのは当然ですけど、ジムの広さを存分に使った練習、ヘッドコーチのジョン・ウッドがいて、レスリングコーチのフランク・ヒックマンが最初の1カ月ほどいて。他のコーチも実際にスパーに参加して、体を動かしているんですよね。

自分の得意じゃないところで選手に極められたりもします。でも、あの一緒にやる姿勢があるからこそ信頼関係が生まれるというのか。また選手達も、自分で良く考えている。自分で考えてやっている姿を見て、環境は違いますが自分がやってきたことは間違っていなかったと思えました」

──その経験をすると、ずっと向うで練習したくならないですか。

「心の中ではそうです。ただ、今できることを……向うで学んだ技術は全てメモしてきているので、マスタージャパンの上のメンバーに指導しています。向うと同じではないですけど、そうやって指導できるようになることで彼らのレベルも上がり、自分のレベルも上がると思います」

──では帰国後も練習環境などは以前と同じで。

「ハイ、マスタージャパンを中心にあとはパンクラスのフライ級チャンピオンの猿飛流さんと、技術交流をして打ち込みをやったりで。帰国したら、これまでと変わりなく日本でやれるベストのことをやっています」

──ところで実際にはRoad to UFC出場が決まったのは、いつ頃だったのでしょうか。

「最初に話を貰ったのは……ハッキリ覚えていないですけど、4月の頭ですね。Road to UFCがあるから行きたいかと聞かれて、『行きたいです』と即答しました。試合映像とかも送って、暫らく音沙汰がなかったです。でも毎日、練習を繰り返すという日々だったので、そんなに気にすることはなかったです。もうダメかな、多分ないなぐらいに思っていた時に、帰国する1週間前に決まりました。

それでも『じゃあやるか』というぐらいの感じで。嬉しかったですけど、久しぶりの試合だなっていう感じになったぐらいでしたね」

──ではRoad to UFCがこのタイミングでなければ、どのようなステップアップ方法を考えていたのでしょうか。

「修斗で戦うことですね。修斗で防衛をしながら……前チャンピオンがやらなかったことで、道を切り開こうという考えはありました。難しい話ですけど、ベルトを持ったまま他団体のチャンピオンを倒して、団体統一チャンピオンではないですけど、フェザー級の強いのを倒そうと。修斗のベルトを持って、他の団体のチャンピオンに挑戦しようかとか。前例のないことをやっていこうかと薄々考えていました」

<この項、続く>

■視聴方法(予定)
Episode01
6月9日(木・日本時間)
午後3時30分~UFC FIGHT PASS
Episode02
6月9日(木・日本時間)
午後6時30分~UFC FIGHT PASS
Episode03
6月10日(金・日本時間)
午後3時30分~UFC FIGHT PASS
Episode01
6月10日(金・日本時間)
午後6時30分~UFC FIGHT PASS

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode01対戦カード

<Road to UFCフェザー級T準々決勝/5分3R>
SASUKE(日本)
イー・チャア(中国)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
パラチン(中国)
キ・ウォンビン(韓国)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
風間敏臣(日本)
クルムアリ・マイマイティトゥハティ(中国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
チェ・スングク(韓国)
ラマ・スパンディ(インドネシア)

<ライトヘビー級/5分3R>
チャン・ミンヤン(中国)
トゥコ・タクコス(ウクライナ)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode02対戦カード

<Road to UFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
シャオ・ロン(中国)
キム・ミンウ(韓国)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
松嶋こよみ(日本)
ホン・ジュンヨン(韓国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
チウ・ルェン(中国)
ウォーレン・デルロサリオ(フィリピン)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
アイリヤ・ムラトベク(中国)
パワン・マーン・シン(インド)

<フライ級/5分3R>
ショーン・エチェル(豪州)
内田タケル(日本)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode03対戦カード

<Road to UFCフェザー級T準々決勝/5分3R>
シェ・ビン(中国)
イ・ジョンヨン(韓国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
堀内佑馬(日本)
トップノイ・キウラム(タイ)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
アンシュル・ジュビリ(インド)
宇佐美正パトリック(日本)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
中村倫也(日本)
ググン・グスマン(インドネシア)

<女子ストロー級/5分3R>
ソ・イェダム(韓国)
ジョセフィン・クヌトゥソン(スウェーデン)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode04対戦カード

<Road to UFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
野瀬翔平(日本)
ウリジブレン(中国)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
キム・ギョンピョ(韓国)
アスクルバイ(中国)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
ルー・カイ(中国)
アンガ・ハンス(インドネシア)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
パク・ヒョンソン(韓国)
ジェレミア・シレガー(インドネシア)

<ウェルター級/5分3R>
ジョン・アダハー(フィリピン)
キム・ハンソル(韓国)

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ABEMA K-MMA MMA MMAPLANET o ONE Road to UFC SASUKE UFC イ・ジョンヨン ウリジブレン キム・ギョンピョ キム・ジェウン キム・ハンソル シャオ・ロン トップノイ・キウラム パク・ヒョンソン ホン・ジュンヨン ボクシング 中村倫也 内田タケル 堀内佑馬 宇佐美正パトリック 松嶋こよみ 野瀬翔平 風間敏臣

【RTU ASIA2022】「全身全霊で挑む覚悟はできている」Road to UFCへ、松嶋こよみ─01─

【写真】タイトルの言葉通り。練習中の松嶋の姿だった(C)MMAPLANET

6月9日(木・現地時間)、シンガポールはカレンのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるRoad to UFC ASIA Episode02で松嶋こよみがホン・ジュンヨンと対戦する。

10月で30歳、日本人ファイターにとってはUFC出場への大きな障害となってきた年齢というハンデを払拭できる恰好の機会が、運よく訪れた。それでも言葉は静かな松嶋こよみの身の内に宿る想いを尋ねた。


──練習を少し拝見させていただいたのですが、すこぶる動きが良いように見ました。それと4年振りの北米ウェイトの影響が、ONEの時と試合前の体つきが違うように感じました。

「ONEのフェザー級より4キロほど落とさないといけないので、搾り方も今までとは違うというのはあります。ただ体調とかは余り変わりなく、良い感じで仕上がっています」

──変わりないということは、より良いということでもないと?

「そうですね……なんというか、最後の搾り切りをせずに試合をしてきたので、そこからもう一歩搾らないといけないということで、ガっと集中力も増している感じはあります」

──正直なところ、ここ数年に一番良い表情で話しているように見えます。特に3月、4月と比較すると別人かと。

「ハハハハ。ハイ、そうですね……本当に先が見えないところから、やっと……。チョット自分に嘘をついていたということではないですが、今、その場にいる時の感情で戦ってきてはいたのですが、本当に戦いたいのはUFCと気持ちがありました。今、堂々とUFCで戦いたいと言える状態になって、心の曇りが晴れたような感じはありますね」

──ONEを離れることを決めてから、思ったようにコトが運ばないことの連続だったことは4月のインタビューで読者にも伝えられました。最終的にRoad to UFC出場が決まった。トントン拍子で決まったわけでない、UFCに対する想いは他の出場選手とは違うという気持ちはありますか。

「間違いなくあると思います。ただ他の選手がどのような想いでいるのかは分からないので、比較することに意味があるとは思わないです。僕はコレに賭けているし、コレでダメなら先はないわけですから。だから全力で……全身全霊で挑む覚悟はできているし、そういう準備はしています」

──全身全霊で挑む戦いがUFCとの契約が懸かったトーナメントであるという状況は?

「道が見えている。ゴールが見えています。フィーダーショーなら、いつ引っ掛かるか分からない。ゴールが見えないなかで戦っているわけではないので。気合はいつでも入っているけど、これまでとは全然違う心持ちというのはあります」

──明確なタイムラインが見えないと、人間はしんどいモノです。マラソンでトラックに入ったのに、何週走ればゴールなんだっていう状況で記事を書くと筆は相当に乱れます(笑)。

「そういうことだと思います。何のコトか分からないですけど(笑)」

──そしてRoad to UFC、簡単な選手はいないという大前提で未知の中国勢も怖いですが、やはり韓国勢が最大のライバルになって来るかと。そして初戦の相手はコロナ禍のK-MMA界でドロドロに戦い、勝って来たAngel’s FCとDouble GFCフェザー級王者のホン・ジュンヨンになりました。

「何も思わないです。対戦相手に関しては……誰と戦っても勝たないといけない──本当は圧倒してトーナメントを締めくくりたいので。ONEで最初の相手がマラット・ガフロフと戦うことになった時のような『コイツか……』という気持ちは一切ないです。最初から映像も確認できる相手で、戦いやすいと思っています。

誰が相手でもやることは同じで。自分の創ってきたことを出すだけなので。次の相手は、コイツかという感覚です」

──とはいえ、あの精神的及び肉体的なタフさは出場選手随一でないかと思われます。自分の動きがデキていても、相手が構わず動き続ける。その辺りでリズムを失うことが一番怖い、そんな相手ではないかと。

「トノン戦はずっと相手のペースで戦って失敗をした部分があります。だからこそ今、あの時にデキていなかったことをやっています。今日のスパーリングのように5分間の間に色々な戦い方をする相手と向き合い、あらゆる部分が必要な練習をしています。泳いだり、走ったりするトライアスロンのように。なので、試合中でも切り替えはできるとは思っています。

もちろん相手のペースに飲まれることもあるはずです。でも彼がこれまで戦ってきた相手にはない距離の取り方、動き方をするので逆にわざと追わせたりできるんじゃないかと思っています」

──多くのMMAファンは松嶋選手の最後の印象が、足関節を防いでいる姿かと思います。あれから1年半、MMAファイター松嶋こよみはどの点が最も変わりましたか。

「トノンと戦った時も、キム・ジェウン戦からレベルアップはしていました。グラップリングに対する対処能力も上がっていたし。そこからさらに全体的に良くなっているかと思います。

倒せる技が増えたというか……これで倒せると思えるモノが多くなりました。技のレパートリーも増えましたし、そこを出せたら……。出せたらではなく、出すんですけど。試合間隔が1年半空いているので、勘とか鈍っているかもしれないです。でも、どうすれば倒せるのかを組み立てることができるようになったので、そこを試合で出します」

──打撃の種類というか、質が変わってきたと思います。特に蹴りが変化したかと思いますが、ボクシング&レスリングではなく、足技のある空手&レスリングの融合も進んでいるのでしょうか。

「蹴り終わりのテイクダウンもレパートリーのなかにあります。ただ僕はコンビネーションとか、何かの技のつなぎではなくテイクダウンに入る角度を意識しています。全般的に殴る時も蹴る時も、組む時も自分がどこにいるのかを意識して戦う。コンビネーションで何と何を組み合わせるのかということではなく、臨機応援に組み合わせることができるのが僕の強味で、その部分ことかなり進化していると思います」

<この項、続く>

■視聴方法(予定)
Episode01
6月9日(木・日本時間)
午後3時30分~UFC FIGHT PASS
Episode02
6月9日(木・日本時間)
午後6時30分~UFC FIGHT PASS
Episode03
6月10日(金・日本時間)
午後3時30分~UFC FIGHT PASS
Episode01
6月10日(金・日本時間)
午後6時30分~UFC FIGHT PASS

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode01対戦カード

<Road to UFCフェザー級T準々決勝/5分3R>
SASUKE(日本)
イー・チャア(中国)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
パラチン(中国)
キ・ウォンビン(韓国)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
風間敏臣(日本)
クルムアリ・マイマイティトゥハティ(中国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
チェ・スングク(韓国)
ラマ・スパンディ(インドネシア)

<ライトヘビー級/5分3R>
チャン・ミンヤン(中国)
トゥコ・タクコス(ウクライナ)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode02対戦カード

<Road to UFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
シャオ・ロン(中国)
キム・ミンウ(韓国)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
松嶋こよみ(日本)
ホン・ジュンヨン(韓国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
チウ・ルェン(中国)
ウォーレン・デルロサリオ(フィリピン)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
アイリヤ・ムラトベク(中国)
パワン・マーン・シン(インド)

<フライ級/5分3R>
ショーン・エチェル(豪州)
内田タケル(日本)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode03対戦カード

<Road to UFCフェザー級T準々決勝/5分3R>
シェ・ビン(中国)
イ・ジョンヨン(韓国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
堀内佑馬(日本)
トップノイ・キウラム(タイ)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
アンシュル・ジュビリ(インド)
宇佐美正パトリック(日本)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
中村倫也(日本)
ググン・グスマン(インドネシア)

<女子ストロー級/5分3R>
ソ・イェダム(韓国)
ジョセフィン・クヌトゥソン(スウェーデン)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode04対戦カード

<Road to UFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
野瀬翔平(日本)
ウリジブレン(中国)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
キム・ギョンピョ(韓国)
アスクルバイ(中国)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
ルー・カイ(中国)
アンガ・ハンス(インドネシア)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
パク・ヒョンソン(韓国)
ジェレミア・シレガー(インドネシア)

<ウェルター級/5分3R>
ジョン・アダハー(フィリピン)
キム・ハンソル(韓国)

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Double GFC07 K-MMA MMA Report キック ホン・ジュンヨン ムン・ギボム

【Double GFC07】ムンに競り勝ったホン・ジュンヨンがDouble GFCとAngels FCフェザー級統一王者に

【写真】肩にAngels FCフェザー級のベルトを掛け、Double GFCフェザー級のベルトを腰に巻いたホン・ジュンヨン(C)DOUBLE GFC

<Double GFCフェザー級王座決定戦&Angels FCフェザー級戦兼試合/5分3R>
ホン・ジュンヨン(韓国)
Def.3-0:30-28.30-29.30-29
ムン・ギボム(韓国)

Double GFCフェザー級王座決定戦をオン・ジュンヨンとAngels FCフェザー級王者ムン・ギボムが争うことで、ムンのベルトも掛けられるという変則的な王座統一戦。

圧を掛けるホンが右を伸ばす。左ローを返したムンだが、ホンもローを蹴り返す。ケージの前を回るムンが左リードフック、ホンが左ハイを繰り出す。蹴りを交えたワンツーが交錯し、前に出てくるムンに対し、ホンが下がりながらもパンチを打っていく。ホンはカーフを蹴り、ムンは左ジャブから前へ。ホンも右を振るうが、勢いが余ってケージに頭から突っ込んでしまう。

踏み込むタイミングで互いにカウンターを狙い、激しくショートのワンツーの応酬へ。残り1分でホンがケージに押し込むが、ムンが体を入れ替える。左フックを打って離れたムンを追いかけ、組んで両ワキを差したホンだがテイクダウンは奪えない。実力伯仲、互角の初回が終わった。

2R、初回の終盤のようにいきなり激しくパンチを交換した両者。ムンが右フックを空振りし、顔面ががら空きになったところで左フックを被弾。姿勢を乱したムンが、シングルで組みつきダメージの回復を試みる。ホンをケージに押し込む状態が続き、残り3分でムンは離れると右フックを打っていく。さらにワンツーも、ホンは額でパンチを受け左を打ち返す。左の相打ちからムンがワンツー、ホンも左を入れるがムンはワンツー基調で手数が多い。韓国MMA界の象徴といえるストレートに対するアッパーをホンが狙い、ムンがショートフックからクリンチへ。

残り70秒でレフェリーがブレイクを命じ、近距離の打撃戦でホンがハイキックを狙う。かわしたムンは左フックからミドル、ホンもボディフックから左フック、そしてクリンチアッパーへ。互いに被弾する覚悟でパンチを打ち合い、時間となった。

最終回、ジャブから前に出たムンが、左リードフックから右を当てる。ホンもパンチを返すが、体の軸が乱れてくる。ムンはワンツーを入れ、シングルレッグへ。ケージを背負って耐えるホン、この攻防でさらに削られるのはどちらになるか。

ムンの押し込みも、残り3分20秒でブレイクに。リードフック、左ジャブを多用するホンに対し、ムンはやはりワンツーを打つ。そのムンがクリンチで出ると、右腕を差しあげてバランスを崩させたホンが、パンチを纏めヒザ蹴りを繰り出す。そのままケージに押し込むが、レフェリーがブレイクを命じる。直後にワンツーフックで前に出たムンに対し、ホンがダブルレッグでテイクダウンを奪い、スクランブルでバックに回る。

前方に落としに掛かったムンだが、ホンはケージに挟まれた形から前転してバックを取り切る。四の字フックに捕えられたムンは、最後に腰を上げワキを潜ってバックに回るもタイムアップに。厳しい時間でヒザを交えて攻めたホンが、3-0で判定勝ちしDouble GFCフェザー級とAngels FCフェザー級のベルトを手にした。


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Double GFC07 K-MMA Preview キム・ハンソル キ・ウォンビン ソ・ジェヒョン バク・ホビョン ブログ ホン・ジュンヨン ムン・ギボム

【Double GFC07】間もなくスタート。4つのタイトル戦、K-MMA界の生き字引=ソ・ジェヒョン出場

【写真】キャリア26戦目、乱打戦大歓迎時代からガードを取って戦ってきたソ・ジェヒョン (C)LFA

本日5日(土・現地時間)、あと3分で韓国はソウルのKBSアリーナでDOUBLE GFC07が試合開始を迎える。

既報ようにフェザー級と女子アトム王座決定戦、暫定ウェルター級王座決定戦という3つのタイトル戦に加え、暫定ライト級王者決定戦=キ・ウォンビン✖キム・ソングォンが加わり4階級のタイトル戦が組まれることとなった。

とはいえキ・ウォンビンは前回の試合で今を時めくオク・レユンとの王座決定戦で敗れ、対戦相手のキム・ソングォンもブレンゾリグ・バットムンクに判定負けをしているだけに、実力者対決を組んできたDouble Gとしては底上げ感のあるライト級タイトル戦だ。キム・ハンソと暫定ウェルター級王座を賭けて戦うイ・ヨンジョはキム・ソングォンと同様に黒星先行のファイターながら、挑戦者決定戦で勝利しているだけに納得のタイトル戦となる。

そんななか──名実ともにベルトを賭けて戦うに相応しいホン・ジュンヨンとムン・ギボムのフェザー級王座決定戦が再注目のタイトル戦といえるだろう。ナンバーワン・タイトルコンテンダーのアジスベク・サチルベルジェフの訪韓が難しいために、Double GFC国内勢ナンバーワン実力者のホン・ジュンヨンが、Angels FC同級王座のムン・ギボムと戦う。この試合は、K-MMA界現有勢力のフェザー級頂上対決といえる。

ベルトが掛かっていない6試合では、何といっても柔術ベースのソ・ジェヒョン=キム・ジヨンの元カレが1年9カ月振りのMMAで、キム・サンウォン戦うフェザー級戦が気になる。

デビューから14年、Sprit MC、戦極、DEEPでキャリアの序盤を積み、さらにはRoad FCと犬猿の仲だったTOP FCの両団体を股にかけて戦ってきたK-MMA界の生き字引ソ・ジェヒョン。まだ32歳だけに、新興プロモーション乱立時代にその存在感を見せつけてほしいところだ。

■視聴方法(予定)
6月5日(土・日本時間)
午後5時00分~ YouTube Double GFC Official Channel

■ Double GFC07対戦カード

<Double GFCフェザー級王座決定戦/5分3R>
ホン・ジュンヨン(韓国)
ムン・ギボム(韓国)

<Double GFC暫定ウェルター級王座決定戦/5分3R>
キム・ハンソル(韓国)
イ・ヨンジョ(韓国)

<Double GFC暫定ライト級王座決定戦/5分3R>
キ・ウォンビン(韓国)
キム・ソングォン(韓国)

<Double GFC女子アトム級王座決定戦/5分3R>
パク・ホビョン(韓国)
ホン・イェリン(韓国)

<フェザー級/5分3R>
ソ・ジェヒョン(韓国)
キム・サンウォン(韓国)

<フェザー級/5分3R>
バン・ジェヒョク(韓国)
ユン・ダウォン(韓国)

<ライト級/5分3R>
ジョン・ジェイル(韓国)
イ・ヨンフン(韓国)

<ライトヘビー級/5分3R>
ムハメド・サーフィー(ロシア)
チェ・ジェヒョン(韓国)

<女子54.5キロ契約/5分3R>
ジャン・ヒョンジ(韓国)
キム・チェヒョン(韓国)

<ヘビー級/5分3R>
セレンダッシュ・アズジャーガル(モンゴル)
イ・スンジュン(韓国)

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【Double GFC07】ガチ志向Double Gは3つのタイトル戦。フェザー級にAngels FC王者がムン・ギボム投入

【写真】ホン・ジュンヨン✖ムン・ギボム。現有勢力での潰し合い、それがDouble GFCの方法論だ (C)

いよいよ7月3日(土・現地時間)にRoad FCが活動再開する韓国MMAにあって、コロナ禍でも工夫を凝らしてイベントを継続してきたDouble GFCが第7回大会を6月15日(火・同)にソウルのKBSアリーナで開催。3つのタイトル戦が決まっている。

フェザー級は王座決定戦でホン・ジュンヨン✖ムン・ギボム、女子アトム級も王座決定戦──パク・ホビョン✖ホン・イェリン、そしてウェルター級は暫定王座決定戦でキム・ハンソル✖イム・ヨンジェが組まれた。


K-MMA界のガチンコ志向プロモーションDouble GFCで3人のチャンピオンが決定する。フェザー級では、昨年11月にキム・サンウォンとの挑戦者決定戦という名称ながら、実質はキルギスのアジズベク・サチバルジェフとの王座決定戦進出を消える試合に勝利したホン・ジュンヨンが、ムン・ギボムとDouble GFCフェザー級王座を賭けて戦うこととなった。

これはコロナ禍でサチバルジェフの来韓が難しい状況となり、この対戦の勝者がコロナ終息後に彼の挑戦を受けるという風にストーリーラインが変更された。

とはいえホン・ジュンヨンの相手にムン・ギボムを投入するあたりがイ・ジフン代表のガチ振りが垣間見られる。ムン・ギボムはAngels FCフェザー級王者で、昨年9月にはUAE Warriorsに進出を果たし、ヒザが対戦相手の急所に当たりNCになっていた。緩やかに始まったAFCとDouble GFCの交流だったが、既に実力者同士のタイトル戦に発展したことになる。

コロナ禍のK-MMA界の地殻変動が感じられるフェザー級に続き、正規王座が決まるのが女子アトム級だ。格闘代理戦争シーズン3出演のパク・ホビョンが、キャリア5戦目にして同じく5戦目のホン・イェリンとベルトを賭けて戦う。

(C)KEISUKE TAKAZAWA

18歳のホン・イェリンは16歳の時にパンクラスに来日し、MMA初戦で沙弥子に敗れたことがある。

日本と同様に韓国でも女子MMAは低年齢化と早期キャリアアップが見られ、層が厚くなるにはやや時間を要しそうだ。

唯一暫定王座決定戦となったのが、ウェルター級王座だ。3月に完全噛ませ犬だったアン・ジョンギとの挑戦者決定戦で番狂わせを起こしたイム・ヨンジェが、昨年11月にこれもジン・テホに金星を献上する形で王座決定戦に敗れたキム・ハンソルと戦う。

一説によると正規王者のジン・テホは本来のライト級でUAE Warriorsからオファーを受け王座返上という話も伝わってくるが、暫定王座決定戦ということは団体側も保留に努めているのかもしれない。

日本よりも厳しい統制で感染拡大を食い止め、人口比でいえばワクチン接種も進んでいる韓国だが、今大会が無観客の配信イベントになるのか、有観客となるのかは現時点で明らかとなっていない。

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