カテゴリー
MMA MMAPLANET o UFN UFN233 キック クリス・グティエレス ソン・ヤードン ピョートル・ヤン ボクシング

【UFN233】中国のヤードン、アウトボクシングのグティエレス相手に前に出続けて判定勝利

<バンタム級/5分5R>
ソン・ヤードン(中国)
Def.3-0:50-44.50-45.50-45
クリス・グティエレス(米国)

ヤードンがガードを高く上げて前に出る。グティエレスはジャブと足への前蹴りを見せる。ヤードンが右ローを蹴ると、グティエレスがスピニングバックキック。ヤードンがインロー、グティエレスが右のカーフキックを蹴る。グティエレスがサウスポーにスイッチすると、ヤードンは右フックを打ち込んだ。

構えを細かくスイッチするグティエレス。ヤードンはサウスポーのグティエレスにインローを蹴り、右ストレート~左フック。グティエレスはスピニングバックフィストを見せるが距離が遠い。

ヤードンはオーソドックに構えるグティエレス右から左、右カーフキック。終盤、サウスポーのグティエレスにヤードンがインローと右ミドル、グティエレスも左ミドルを蹴り返す。

2R、サウスポーのグティエレスにヤードンがインローと右ミドル。オーソドックスのグティエレスが顔面前蹴りを立て続けに繰り出すと、ヤードンが右ストレートとボディへのジャブ、パンチをまとめて前に出て右カーフキックを蹴る。ここでグティエレスにアイポークがあり、ヤードンにインターバルが与えらえる。

再開後、グティエレスは前蹴りと左ミドルで距離を取る。ヤードンがシングルレッグでテイクダウンを奪うと、グティエレスがガードポジションから三角絞めを狙う。

ここでレフェリーが一度試合を止めて、グティエレスにグローブの中に指を入れるなと注意。ヤードンがインサイドガード、グティエレスがガードポジションで試合再開となり、ヤードンがパンチを落とした。

3R、ヤードンがパンチのプレッシャーをかけてシングルレッグで組み付き、離れ際にパンチをまとめる。今度はヤードンにアイポークがあり、グティエレスにインターバルが与えらえる。

再開後、グティエレスは前蹴りと右ロー、ヤードンも右カーフを蹴って、ジャブから前に出る。お互いに攻撃がクリーンヒットしない距離での時間が続くが、右カーフを当てたヤードンがグティエレスをケージに詰めて左右のフック。下がるグティエレスをジャブ・左フックで追いかける。グティエレスはペースを変えずに距離を取って左ミドル。ヤードンが前蹴りをキャッチしてテイクダウンしたところでラウンド終了となった。

4R、ここも前蹴りで距離を取るグティエレス。ヤードンはワンツーで前に出て左ストレート、右のオーバーハンドを当てると、グティエレスが後方にバランスを崩す。そのままインサイドガードで上になったヤードン。グティエレスはガードポジションから腕十字を狙い、ヤードンは頭をつけて細かくパンチを落とす。

5R、グティエレスは前蹴りを蹴り、今成ロールを見せる。ヤードンはそのままグラウンドで上になり、体を起こしてヒジとパンチを落とす。グティエレスはヤードンの頭と腕を抱えてホールドする時間が長く、ヤードンはポジションをキープしたままコツコツとヒジを落とす。

グティエレスはケージを蹴って態勢を変えてサブミッションを試みるが、ヤードンのトップキープは崩れない。グティエレスはヤードンの足をすくって足関節を狙うが、ヤードンが立ち上がって鉄槌を落とす。ここで試合終了となり、ヤードンが最大6ポイント差をつけての判定勝利を収めた。

試合後、ヤードンは「本当に中国で試合がしたかった。4年、ホームで戦っていなかったから。でも、クリスが試合を受けてくれて感謝している。トップ15は僕との対戦を受けないから。僕はベルトを獲るために戦っている。次はピョートル・ヤンだ。3月に戦おう。明日、練習に戻る。この試合で多くを学ぶことができた。次はしっかりと見せるよ。(ピョートル・ヤンが大したことないと絵文字ですぐに反応し)、お前の最後の試合になるから」とピョートル・ヤンとの対戦アピールした。


The post 【UFN233】中国のヤードン、アウトボクシングのグティエレス相手に前に出続けて判定勝利 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
MMA MMAPLANET o UFC UFC292 アマンダ・レモス アルジャメイン・ステーリング ショーン・オマリー ジャン・ウェイリ ピョートル・ヤン ヘンリー・セフード ライカ

【UFC292】UFC世界バンタム級級選手権=ステーリング✖オマリー、展望。絶対の組み力の前の拳の精度

【写真】135ポンドの世界の頂点は組と打が頭抜けたウェルラウンダー対決だ(C)MMAPLANET

19日(土・現地時間)、ボストンのTDガーデンにてUFC 292「Sterling vs O’Malley」が開催される。王者ジャン・ウェイリーにアマンダ・レモスが挑戦する女子ストロー級タイトルマッチをコメインとするこの大会のメインは、王者アルジャメイン・ステーリングにショーン・オマリーが挑むバンタム級タイトルマッチだ。
Text by ISAMU HORIUCHI

世界王者ステーリングは、5月に3年ぶりに復帰した元二階級王者ヘンリー・セフードとの大一番に臨み、お互いが裏をかき合う総力戦の末に2-1で競り勝って3度目の防衛に成功している。この3度連続防衛は、とかく移り変わりの激しいUFCバンタム級の史上最多記録だ。


対するオマリーは、17年のコンテンダーシリーズ2にて衝撃的なKO勝ちを収めてUFCとの契約を得た選手。その後も──薬物検査失格による2年のブランクを挟んだものの──順調にKO勝ちを重ねてボーナスの山を積み上げスターダムに駆け上がると、昨年10月のアブダビ大会において元王者ピョートル・ヤンとの大激闘を判定2-1で制し、今回のタイトル初挑戦権を得た。

実績で圧倒的に上回るのは、当然長期政権を樹立する王者ステーリングの方だ。が、人気では派手なKOを量産し弁も立つ優男=オマリーが大きく勝る。挑戦者もそのことを十分に認識しており、

「アルジョにとって俺との試合はリスキーだよな。俺を避けてフェザー級に上げて(同級絶対王者ヴォルカノフスキーとの)チャンプ・チャンプファイトに挑むという選択肢もあったはずだ。でもスーパースターである俺との試合は、(不人気王者の)アルジョにとってはビッグマネーを稼げる試合になる。だから奴はいかに危険だと分かっていても、俺との試合から逃げることはできなかったんだろうな」と、完全に上から目線で語っている。

そんな両者の試合だが、勝敗に関しては相性的に王者有利を指摘する声が大きい。その背景には、この試合が近年のタイトル戦では珍しいほど明確な「ストライカー✖グラップラー」の構図を描いていることがある。

ステーリングはMMA界最高峰のバック取り&コントロールの名手だ。昨年4月にヤン戦では2、3ラウンドに序盤にテイクダウンからバックの奪取に成功し、そのままラウンド終了まで圧倒的有利なポジションをキープしてみせた。また5月の前戦では、五輪金メダリストのセフードに対してもケージレスリングで五分以上に渡り合い、テイクダウンやバック奪取に成功している。

対するオマリーは、前戦でストライカーのヤンにテイクダウンやバックを取られる場面が何度も見られた。

そのたびに見事なガードワークや体捌きで脱出してみせていたが、もしステーリング相手に一度でもポジションを許してしまったら、そのままチョークを極められてしまうか、あるいはラウンド終了まで一方的にコントロールされる可能性が高い。

よって、この試合の最大の見所はその前の段階──つまり、オマリーがいかに王者に組み付かせずに打撃を当てるか、逆にステーリングがいかにオマリーの打撃をもらわずに組みつくかとなるだろう。

バンタム級では突出した身長&リーチ(180センチ&183センチ)を誇るオマリー。その長い間合いとスムーズなフットワーク、精妙なフェイントや体捌きを見て伝統派空手出身ではと思う者も多いだろうが、高校を中退して初めて習った格闘技がMMAだ。相手の出鼻に抜群のタイミングで蹴りやジャブを放って距離を保ち、またスイッチを自在に使いこなし左右どちらからも鋭い打撃を繰り出すことができる。

特に「無造作に」とでも言いたくなるほど肩の力が抜けた状態から放たれ、相手の顎を瞬時に撃ち抜く左右のストレートの威力は天下一品だ。

打撃格闘技のバックグラウンドなしに、かくなる打撃技術を習得しているのだから天賦の才に恵まれているとしか言いようがない。

「詳しいことは言えないけど、アルジョの穴はたくさん見えているよ。そして顎を打ち抜いてライツ・アウトしてやるさ。俺は今までもそうやってキャリアを築いてきたんだから」と挑戦者は自信を覗かせている。

が、王者ステーリングはただのグラップラーではない。スタンドで有効打をもらわないことにおいても──これまた天下一品だ。

前述のヤン戦やセフード戦では、常に相手から視線を外さずにスイッチを繰り返しては、やはり長いリーチ(180センチ)を活かした前蹴りや、軽いが予測困難な変則のヒジや手技足技で距離を保ち、強引に詰めて来られてもテイクダウンに入ることで、5Rにわたって見事に被弾を回避してみせた。

試合前は自信満々だったセフードも、試合後には「アルジョは頭をいつも振っていて、こちらが予想していたよりもはるかにパンチを当て辛かったよ」と、「ファンクマスター」の異名に相応しい王者の変則的な立ち技スタイルの手強さを認めている。

<この項、続く>

■視聴方法(予定)
8月20日(日・日本時間)
午前7時30分~UFC FIGHT PASS
午前11時00分~PPV
午前7時00分~U-NEXT

The post 【UFC292】UFC世界バンタム級級選手権=ステーリング✖オマリー、展望。絶対の組み力の前の拳の精度 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
MMA o UFC イグナシオ・バハモンデス ウマル・ヌルマゴメドフ エイドリアン・ヤネス カイラー・フィリップス カールストン・ハリス キック ジョゼ・アルド ダスティン・ジャコビー ピョートル・ヤン マルロン・ヴェラ モフサル・エフロエフ ロブ・フォント

UFC on ESPN50:オッズ/予想と展望

コーリー・サンドヘイゲン 1.29
ロブ・フォント 3.70
ジェシカ・アンドラージ 3.85
タティアナ・スアレス 1.28
ダスティン・ジャコビー 2.30
ケネディ・エンジーチュクー 1.65
ディエゴ・ロペス 1.56
ギャビン・タッカー 2.45
タナー・ボーザー 1.65
アレクサ・カムール 2.30
イグナシオ・バハモンデス 1.43
ルドビト・クライン 2.90
カイラー・フィリップス 1.51
ラオーニ・バルセロス 2.64
ジェレマイア・ウェルズ 1.77
カールストン・ハリス 2.10
ビリー・クアランティー1.56
デイモン・ジャクソン 2.50
ショーン・ウッドソン -
デニス・ブズカ -
コーディ・ダーデン 2.60
ジェイク・ハドリー 1.52
オデー・オズボーン 2.60
アスー・アルマバイエフ 1.52

メインではMMA全勝のハビブ・ヌルマゴメドフのいとこ・ウマル・ヌルマゴメドフが、バンタム級タイトル戦線の門番・サンドヘイゲンに挑戦する試合が組まれており、勝てばヌルマゴメドフ一族2本目のUFCタイトル挑戦のチャンスだったが、ウマルが負傷欠場。再来週のUFC292でソン・ヤドン戦が組まれていたが、同じ頃にヤドンが欠場し相手がいなくなったロブ・フォントが2週間前倒しして出場し対戦することに。試合までの日程が短くなったことで、バンタム級ではなく140ポンドのキャッチウェイトで行われる。

元キック世界王者サンドヘイゲンはピョートル・ヤンとの暫定王座決定戦では後半打撃で押される展開で判定負けしたが、その後2連勝。前回はマルロン・ヴェラ相手にタックルからのテイクダウン主体で攻め、MMAファイターとしての成長を見せた。

そのヴェラに完敗しているフォント。その前にはジョゼ・アルドにも敗れていて2連敗していた中迎えた前戦は無敗の下位ランカー・エイドリアン・ヤネスの挑戦を受ける試合になったが、ボクサーのヤネスに打撃で打ち勝って1RKO勝ち。しかし今回もまた、下位ランカーのソン・ヤドンと対戦する予定だった。ヤドン欠場のおかげで上位ランカーと対戦するチャンスが巡ってきた。

ヴェラに打撃で打ち負けたフォントと、打撃で打ち勝ちながらテイクダウンでも攻めたサンドヘイゲン。緊急出場ということもあり、オッズは大差でサンドヘイゲン。

サンドヘイゲン判定勝ち。

セミは2月に3年8ヶ月ぶりに復帰したタティアナ・スアレスがランキング5位のアンドラージと対戦。もともとランキング2位まで行って、タイトル挑戦目前での長期欠場だったので、ここで勝てば次にタイトル挑戦のチャンスが回ってきてもおかしくない。

セミ前ではディエゴ・ロペスUFC2戦目を行う。ロペスは5月に試合1週間前に緊急の代役でUFCと契約。いきなり無敗のランキング10位モフサル・エフロエフと組まれたが、1Rに腕十字、終了間際に膝十字を極めかけ、負けたものの評価を上げた。今回はUFC4勝2敗で中堅のタッカーとの試合が組まれている。

他にも、プレリムからランキング入り目前の選手が出場。今回はベガスのAPEXではなく、テネシー州ナッシュビルでの客入りイベントのため、カードの質が高い。というかAPEXのカードが悪すぎるので、もうちょっとバランスをとって欲しい。

第1試合開始は6日朝7時から。速報します。

カテゴリー
F1 MMA News o ONE UFC UFC288 キック ドミニク・クルーズ ピョートル・ヤン

UFC288:メインイベント・アルジャメイン・スターリング vs. ヘンリー・セフード

バンタム級タイトルマッチ5分5R。3年ぶり復帰のセフードはランク外。

スターリング3度目の防衛戦。ピョートル・ヤンへのタイトル挑戦で、UFC史上初、反則勝ちでのタイトル獲得だったスターリング。内容では押されていただけに、反則のグラウンド膝で続行不能となったことには「演技だ」という言われなき中傷も受けた。しかし再戦では僅差のスプリット判定ではあるもののしっかり勝利し返り討ちにすると、前回は元王者ディラショーが試合中に肩を脱臼した後は一方的な展開となり2RパウンドでTKO勝利。お隣のニューヨーク出身・在住で、今回はホームでの試合と言える。33歳。

対するレジェンドのセフードは3年前、コロナ禍での約1ヶ月のイベント中断明けに組まれたバンタム級王座防衛戦でドミニク・クルーズに完勝。試合後に引退を表明した。そこから3年経つが、1年前からトレーニングを再開しているとのこと。試合前にはかつて対戦したDJともトレーニングしており、今回はお互いの試合に向けた対策練習をしていた。36歳。

オッズは微差でセフードがフェイバリットだが、ブックメーカーによってはスターリングがフェイバリットになっているものもあり、僅差。

すぐ詰めていくスターリング。左ハイ。左ミドル。久しぶりの試合となるセフードは距離を取り様子見。飛び膝をバックステップでかわす。スターリングのテンカオをかわしてボディロックしたセフード。テイクダウン!寝かせた。スターリングは亀になり立とうとするが、セフードががぶって上から押さえる。スターリング立った。離れるセフード。パンチで出るスターリング。ミドル。セフードキャッチしたが、そこから放った右フックは空振り。また組んだセフード。ケージに押し込む。スターリングが低いタックルへ。が、膝をついたところからセフードががぶる。スターリングスイッチで返そうとする。防いだセフードだが、ケージに押し込んだスターリングがテイクダウンを狙う。四つから投げた。片膝をついたセフード。ボディロックして膝を入れていくスターリング。セフード立ってスターリングがスタンドバックに。足をかけて倒したセフード。足のフックを狙う。フックを許さず立とうとするセフード。残りわずかで放してパンチを打ち込んだ。ホーン。

1Rスターリング。打撃はやはりリーチ差で有利、組んでも後半テイクダウンを奪っていて攻勢。

2R。スターリング詰めていく。ジャブがヒット。ミドル。タックルを狙ったがセフードが切ってパンチを入れる。ボディを打ち込むスターリング。セフードも入ってくるところにパンチを合わせようとしている。セフード右ハイ。セフードが組んでいったが、スターリングがボディに膝を入れ離れる。飛び込もうとしたセフードだが距離を取るスターリング。遠くからタックルを狙ったスターリングだがこれは切られた。セフードがプレスしてきたが、スターリング距離を取り間合いをキープ。スターリングのパンチはかわす。詰めてきたセフードだがスターリングはサークリングで離れた。スターリングバックブロー。カーフ。セフードの右の大振りは空振り。タックルを切られたセフードがパンチを入れた。また四つに組んだが、組み勝っておらず離れた。セフード詰めて右がヒット。スターリングのタックル。切ってがぶったセフード。ホーン。

2R手数でスターリング。セフードもかなり対応していてブランクは感じさせないが。

3R。出てきたセフードにローを入れるスターリング。セフードは右ミドル。飛び膝で出たセフード。スターリングのタックルをがぶる。が、離れて立たせた。出たセフードにスターリングタックル。受け止めてボディに膝。スターリングまたタックル。受け止めてケージに押し込む。リーチが長いスターリングが背中でクラッチして外掛け。膝を着いたセフード。しかしセフード立った。正対するが膝を入れたスターリング。なおもテイクダウンを狙うスターリング。離れたセフード。また組んでいくスターリング。引き剥がした。スターリングタックル。がぶった。バックに回ろうとするが腕で回らせないスターリング。がぶって細かいパンチを入れたセフード。立たせたセフード。ライブオッズはイーブンに。スターリングタックル。受け止めたセフード。得意の大内テイクダウン。が、10秒しかない。ホーン。

3Rは微妙。スターリングは何度もタックルを切られていたのが印象が悪く見える。

4R。スターリングカーフキック。蹴っていくスターリング。ミドル。サークリングで距離を取りながら蹴りを入れていく。セフードが詰めるがサークリングで詰めさせない。追いかけるセフード。ロー。スターリングがローを返すとワンツー。スターリングのタックルに膝を合わせる。詰めたセフードがケージに押し込んで組み付いた。また大内テイクダウンを狙ったが空振り。離れた。また蹴りを入れるスターリング。パンチで突っ込んだセフード。スターリングタックルに入るがこれは切った。スターリングのミドルがヒット。セフード詰める。ケージを背負った所でパンチを入れたが、かわしたスターリング。四つに組んだセフード。投げで崩した。が、スターリングがこらえてダブルレッグへ。両腕を差し込んでいるが、スターリンクラッチして尻餅をつかせる。残りわずかでセフード立った。そこにパンチを入れるスターリング。ホーン。

4Rスターリング。

4R。セフード詰めていく。スターリングはサークリング。右ミドルを入れたセフード。スターリングもミドルを返す。追っていくセフードだが間合いに入れない。スターリングの左がヒット。スターリングのミドルをガードして左を打ち込んだ。タックルからセフードがパンチを打ち込んだが浅いか。攻めているセフードに対し、スターリングは無理に攻めず逃げ切り狙いに見える。タックル。切ったセフード。ライブオッズは大差でスターリング。セフード首相撲から膝を入れた。また四つになるとスターリングがクラッチ。引き剥がし離れたセフード。残り1分。セフードが足を掴んだまま前に出てテイクダウン。バックに回ったがスターリング立った。残りわずか。正対したスターリング。セフード細かいパンチを入れるがタイムアップ。

48-47、47-48、48-47のスプリットでスターリング勝利。

判定割れて微妙だったがスターリング王座防衛。最後は余裕で勝ち逃げしていると思ったか、スターリングはセフードにポイントが入ると表情が曇る。

スターリングがケージに呼び込まれる。激しく罵り合う両者。引き離されたが、スターリングエキサイトしてオマリーに突っかかっていく。スターリングは9月にやってやるからサインしろとコメント。

敗れたセフードは、父としてオクタゴンで戦いたかったとのことで、これが最後のオクタゴンになるかもしれないとコメント。

1R三者スターリング。
2R二者セフード、一者スターリング。
3R三者セフード。
4R三者スターリング。
5R二者セフード、一者スターリング。
48-47スターリングに入れたジャッジも2Rセフードと5Rセフードで割れている。両方をセフードに入れたジャッジが48-47でセフードを支持。

メディアのジャッジはほぼ48-47スターリング。わずかに49-46スターリング。さらにわずかに48-47セフード。

mmadecisions.com

カテゴリー
MMA MMAPLANET o TJ・ディラショー UFC UFC288 YouTube   アルジャメイン・ステーリング ショーン・オマリー ジョゼ・アルド ジョン・ジョーンズ チャンネル ドミニク・クルーズ ピョートル・ヤン ヘンリー・セフード マルロン・モラエス

【UFC288】UFC世界バンタム級選手権試合=ステーリング✖セフード展望─01─、プロローグ&前哨舌戦

【写真】トリプルCからクアドラプルCを狙うことを公言したセフードと現王者のアルジャメイン。話術も優れた両者(C)Zuffa/UFC & MMAPLANET

6日(土・現地時間)、ニュージャージー州ニューアークにあるプルデンシャル・センターにてUFC 288「Sterling vs Cejudo」が開催される。
Text by Isamu Horiuchi

クロン・グレイシーが約3年半ぶりに復帰し、シャルル・ジョーデインと戦うなど興味深いカードが揃った今大会だが、最注目はやはりメインイベントのUFCバンタム級タイトルマッチ、王者アルジャメイン・ステーリング✖ヘンリー・セフードだ。


今回3度目の防衛戦を迎えるステーリングだが、もともとこの王座は3年前、当時圧倒的な強さを誇っていたセフードが引退発表と共に返上したものだ。

2008年北京五輪フリースタイルレスリング55キロ級金メダリストのセフードがMMAの頂点に立ったのは、2018年8月のこと。一度は完敗を喫したフライ級絶対王者デミトリウス・ジョンソンに再挑戦し、判定2-1で接戦を制して世界を驚かせたのだ。

続く翌年1月には、あえて階級を落として挑んできたバンタム級王者TJ・ディラショーと王者同士の決戦へ。このスーパーファイトも1R0分32秒KOで制したセフードは、軽量級最強の座を不動のものとした。

その後、禁止薬物EPOの使用が発覚したディラショーがバンタム級王座を返上すると、7月にセフードはマルロン・モラエスとのバンタム王座決定戦に臨む。2Rに打撃で圧をかけ主導権を奪うと、3Rにヒザでダメージを与えるや上を取って強烈な鉄槌を連打してTKO勝利。この勝利を受けてセフードは、「俺はただのチャンプ・チャンプ(二冠王)ではない。我こそはTriple C(トリプルチャンプ=五輪金+UFC二階級制覇)。歴史上最も偉大な格闘家だ!」と勝ち誇った。

続く2020年5月、セフードは元王者ドミニク・クルーズとバンタム級王座の初防衛戦に。序盤から打撃戦で主導権を握り、2Rにカウンターの右ヒザをヒット。さらに追撃を加えてTKOに下した。そして直後の勝利者インタビューにてセフードは、もう全て達成し尽くしたと引退を宣言。世界を獲ったレスラーが打撃でMMAの頂点に君臨するという、恐るべき戦いの才の底を見せぬままベルトを返上し、オクタゴンを去ったのだった。

空位となったバンタム級王座は、7月の決定戦でジョゼ・アルドを下したピョートル・ヤンが獲得。2021年3月にこのヤンに挑んだのがステーリングだが、体重調整の失敗が原因で中盤から失速してしまう。しかし4R、片ヒザをマットに付けたステーリングの顔面にヤンが膝を当ててしまい、ステーリングが試合続行不可能となりヤンは反則失格に。新王者となったステーリングは敗色濃厚の展開で最後は打ちのめされるという──なんとも嬉しくない戴冠となってしまった。

昨年4月にステーリングはヤンと再戦。2、3Rに見事なテイクダウンからバックを奪って完全にコントロールすると、4、5Rはヤンの猛追をかわしきって判定2-1で勝利──王者に相応しい実力を証明しての初防衛だった。

続く10月には、元王者TJ・ディラショーと2度目の防衛戦を戦う。ステーリングは1Rに肩を脱臼して片腕で戦う挑戦者をテイクダウンして一方的に攻め込むと、2Rにマウントパンチを連打して圧勝した。

そんな世界の頂点に君臨する王者ステーリングに、セフードが復帰第一戦でいきなりタイトル挑戦する形となった。

実は両者の対戦の機運は、セフードが昨年4月に復帰を宣言し、USADA(米国アンチドーピング機構)の検査選手リストに再加入した直後から作られていた。この時期にヤンとの2戦目を制してバンタム級王者の座を不動のものとしたステーリングは、ダニエル・コーミエーのYoutubeチャンネルの企画でアリゾナ州にあるセフードの自宅を訪問。コーミエを司会役にして机に向き合った両者は、来るべき対戦について語り合ったのだった。

「引退後、ジョン・ジョーンズやデイヴィドソン・フィゲレード等をコーチすることを通してMMAの見方が断然変わったよ。以前よりはるかに深い理解を得て賢くなった。そして今でも戦う力があると分かっているから戻ってきたんだ」と話すセフードは、現王者を目の前にしてコーミエに「この男が王者となるなんて思っていなかったよ。あまりにも多くの欠点があるからね。俺と戦うことになればそこが露呈するさ。こいつとの試合は俺にはイージーマネーだな!」と言い放つ。

さらにステーリングに向かって「お前は力は持っているよ。特に長い手足は最大の長所だ。でもお前はまだ自分の能力の全てを理解してはいない。そこを理解して、単なるファイターではくコンペティターとして上達すれば、もっと危険な選手になるだろうがね。まあ怒らず聞けって、俺様が褒めてやっているんだから」と言い放つと、さらに「お前は俺をKOする力を持ってはいる。その長い手足を使ってな。特にヒザだ。それがお前が俺を倒す一番の可能性だろうが、俺は賢いからそんなことさせるわけはない。俺はコンペティターとして誰よりも優れているんだ」と上から目線&余裕の表情で現役王者を論評した。

当然ステーリングも言われっぱなしでは終わらない。「俺はいつもそうやって負けると言われてきたけど、試合でそういう奴らを黙らせてきた。それこそ俺の生きがいだ。ファイトじゃなくコンピートする必要があるというのは同意だが、その点でもあんたを上回るさ」と反論をスタートさせると、「俺はレスリングでもあんたと渡り合える。ダブルアンダーフックを取ればあんたの体を浮かせることができるし、たとえあんたが得意のインサイドトリップ(大内刈り)で俺をテイクダウンしたとしても、すぐに三角絞めに捕らえてやるよ。俺はまだ自分の戦い方の半分も見せていない」と言葉を続けた。

こうしてSNS時代ならではの手法を用いて、現王者と元王者は将来の対戦の布石を打ったのだった。そしてステーリングが昨年10月にディラショーを倒して王座防衛に成功した後、両者の試合は正式に決定した。

そして──試合を約1カ月後に控えた3月末、再びコーミエの司会のもと、両者はESPNが企画するZOOM会議で論戦を交わすこととなる。

予定の時間にやや遅れて入室したセフードは、ステーリングが遅刻に不快感を表していると聞き「まあ本物のキングは自分のやりたいように行動するってことだ!  アルジョよ、キングの前にひざまづく準備はできているか? ダニエル、こいつはいつも俺から逃げているんだ。今回も直前で逃げ出すかもしれないから、UFCはこいつのボーイフレンドのマラブ(・デカリシビリ。ステーリングの同門にしてバンタム級トップランカー)を代役に用意しておいた方がいいだろうな!」と傲慢キャラクターを全開に。

さらに「俺が復帰する理由は、フェザー級のベルトを取るためだよ。その前にバンタム級王者であるこいつを倒し、その後ショーン・オマリーも倒してから、(アレックス)ヴォルカノフスキーと戦う。こいつらは俺にとっては単なる踏み台に過ぎないな! お前は(ヤン初戦で)アカデミー賞並の演技でタイトルを獲得しただけだ。次の試合はジャッジの間違いだ。その次のTJなど、俺が32秒で倒した男だ。奴がEPO(禁止薬物)を使ってきたにもかかわらずだ。そんな野郎が片腕だけで戦っていたのに、お前は倒すのに2Rもかかったんだ」と、ステーリングが苦闘の末に掴み取った栄光の軌跡まで侮辱し続ける。

さらに「アルジョよ、次の試合でお前は死ぬのだぁ! WHOO!」とリック・フレアーの物真似まで繰り出して挑発してみせた。

当然王者ステーリングも黙ってはおらず、「そもそもあんたがどうして引退したかを思い知らせてやるよ。おい、今この場で “I quit (私はもう辞めました)”と言ってみろよ。そのニヤついた顔をぶん殴るのが待ち切れないぜ」と言い返したのだった。

もっとも話題は単なる煽り合いだけでは終わらず、両者は具体的な試合展開についても言及している。

<この項、続く>

■視聴方法(予定)
5月7日(日)
午前7時00分~UFC Fight Pass
午前11時00分~PPV
午前6時30分~U-NEXT

The post 【UFC288】UFC世界バンタム級選手権試合=ステーリング✖セフード展望─01─、プロローグ&前哨舌戦 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
MMA MMAPLANET o UFC UFC287 アレックス・ポアタン・ペレイラ イスラエル・アデサニャ エイドリアン・ヤネス カール・ウィリアムス キック クリスチャン・ロドリゲス クリス・カーティス ケルヴィン・ガステラム ケヴィン・ホランド シャイラン・ヌルダンベク ショーン・オマリー シンシア・カルヴィーロ ジョセフ・パイファー ジョゼ・アルド ジルベウト・ドゥリーニョ ジルベウト・ドゥリーニョ・バーンズ スティーブ・ガルシア トニー・ケリー ピョートル・ヤン ホルヘ・マスヴィダル ミッシェレ・ウォーターソン ライカ ラウル・ロサスJr ルピタ・ゴディネス ロブ・フォント

【UFC287】ロブ・フォント戦へ、エイドリアン・ヤネス「トップ5を倒す力があることをKOして証明する」

【写真】オールドファンにはお馴染み、米国MMA界ライト級のパイオニアの1人イーブス・エドワースと(C)MMAPLANET

8日(土・現地時間)、フロリダ州マイアミのカセヤ・センターで開催されるUFC 287「Pereira vs Adesanya 2」でエイドリアン・ヤネスがロブ・フォントと対戦する。

2020年のコンテンダーシリーズでUFCと契約したヤネスは、現在までオクタゴンで5連勝中で4試合がフィニッシュ勝利だ。トップランカーとの対戦をアピールし続けてきたが、10カ月振りのファイトでフォント戦という機会を手にした。

この間、底上げとなる練習をしてきたというヤネスは誰よりも、その成長を確認するための今回の試合を楽しみにしていた。


――エイドリアン、ロブ・フォント戦を控えていますが、昨年6月以来の試合となります。ここ10カ月、試合がなかったのは何か理由があるのでしょうか。

「実際、試合はブックはされてはいたんだ。ロブ・フォントとは去年の11月にNYで戦うはずだったけど、彼の家庭の事情で流れた。ただ悪いことでなく、彼の人生にとって良い方の事情で。それ以外、僕の方には何も理由はないけど試合はなかった。ただ、ずっとジムで練習していたから、こうやって試合の機会が巡ってきて嬉しい限りだよ。しかも、ロブ・フォントのような相手と戦うことができるのだから」

──ではケガや手術があったわけではなかったのですね。

「ずっとジムで、いつでも試合に出られる状態にあったよ。で、誰かが僕を指名したらスクリーンショットで保存してマネージャーに『こう言っているんだから、試合が組めるんじゃない』ってメッセージを送っていたんだ(笑)。でも、結果的にそういう相手との試合は実現しなかった。まぁUFCはUFCで何か、考えがあったんだろうね」

──ノーランカーはトップ15と戦いたい。11位までのランカーはトップ10、トップ5と戦いたい。ただUFCはトップ5同士のマッチアップの望みます。そんななか12位のエイドリアンが、6位のフォントと戦えることは素晴らしい機会を得たことになりませんか。

「世界6位のファイターと戦えるのは、最高だよ。トップスポットのショーン・オマリーやピョートル・ヤンと戦うということじゃないけど、そこに近い試合を組んでもらえた。ようやくこういうチャンスを手にできから、思い切り僕の力を見せつけたい。ホント、ファイトが待ち切れないよ」

──フォントは6位ですが、連敗中です。

「チート・ヴェラ、ジョゼ・アルドを相手に2連敗したことは気にしていない。悪い戦いをしていたわけじゃないし。しっかりと打撃も入れていた。それにもう負けることができから、この試合ではさらに手強くなっていると思っている。彼は絶対に諦めない漢だし、そういう相手を求めてきた。絶対にエキサイティングな試合になるよ」

──フォントはストライカーですが、パンチと蹴りとはそれほど一体化しているとは思えません。対してエイドリアンは蹴りとパンチが連係しています。

「そこは、自分がどうなっているのか凄く楽しみなんだ。マイケル・コーリーにムエタイを習い始めて、1年。前回の試合は2カ月ぐらいしか指導を受けていない状態だったけど、トニー・ケリーに勝ってからずっとキック、蹴りとパンチのコンビ、エルボー、ヒザとあらゆる面のトレーニングを積んできた。キャンプ以外でも、自分が強くなるための練習をマイケルとやってきた。

その成果がどれだけのものなのか。自分でも楽しみでしょうがないんだ。この間、ファイターとしてだけではなくてミックストマーシャルアーチストとして成長できた。拳、足、ヒザ、ヒザ、全てのコンビネーションを駆使して戦うよ」

──10カ月試合がない分、対策練習でなく自分の成長に繋がる練習が十分にできたわけですね。

「その通りだね。キャンプでは対戦相手に勝つための練習をしている。その間は自分の底上げになる練習はできない。そして試合が終わると、練習から離れる。僕はこの間、マイケルとムエタイ、ヘッドコーチのイーブス・エドワースとMMA、ストレングス・コンディショニングも含めずっと練習し、学んできた。この10カ月で、自分のゲームを見直して新たに創り上げてきたんだ。

ムエタイには首相撲がある。ダブルレッグとタイ・クリンチの融合も進んだ。試合展開次第だけど、その機会があるならなら僕の首相撲がどれだけ強化されているのかを皆に見てもらいたい。そこからテイクダウンにも当然繋げることができるし、本当に色々な攻撃手段をミックスして戦えるようになった。

この10カ月、僕がどれだけ成長したのか。それを試すことができるフォントとの試合が楽しみでしょうがないんだ。そして皆に僕の試合を楽しんでほしい」

──今はフォント戦に集中しないといけないですが、ここから先はトップ5との対戦が待ち受けています。ただし、UFC首脳は結果だけでなく試合内容も厳しくチェックします。

「そうだね。今週の土曜日、僕がトップ5に続くファイターではなくて、彼らを破る力があることをロブ・フォントをKOすることで証明してみせる。判定を狙ってレスリングを続けるような試合はしない。ロブ・フォントはこの階級を長い間リードしてきたファイターだ。ここで彼に勝つことで、トップ5の誰とどんな局面でもやり合える。それをしっかりと試合で見せるよ」

■視聴方法(予定)
4月9日(日・日本時間)
午前7時~UFC FIGHT PASS
午前11時~PPV
午前6時半~U-NEXT

■対戦カード

<UFC世界ミドル級選手権試合/5分5R>
[王者] アレックス・ポアタン・ペレイラ: 185ポンド(83.91キロ)
[挑戦者] イスラエル・アデサニャ: 184.5ポンド(83.68キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ジルベウト・ドゥリーニョ・バーンズ: 170.9ポンド(77.51キロ)
ホルヘ・マスヴィダル: 171ポンド(77.56キロ)

<バンタム級/5分3R>
ロブ・フォント: 135ポンド(61.24キロ)
エイドリアン・ヤネス: 135.5ポンド(61.46キロ)

<ウェルター級/5分5R>
ケヴィン・ホランド: 170.5ポンド(77.34キロ)
サンチアゴ・ポンジニビオ: 171ポンド(77.56キロ)

<バンタム級/5分3R>
ラウル・ロサスJr: 135ポンド(61.24キロ)
クリスチャン・ロドリゲス: 137ポンド(62.14キロ)

<ミドル級/5分3R>
ケルヴィン・ガステラム: 185ポンド(83.91キロ)
クリス・カーティス: 186ポンド(84.37キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
ミッシェレ・ウォーターソン: 116ポンド(52.62キロ)
ルアナ・ピネイロ: 115.5ポンド(52.38キロ)

<ミドル級/5分3R>
ジェラルド・マーシャート: 185.5ポンド(84.14キロ)
ジョセフ・パイファー: 185.5ポンド(84.14キロ)

<ヘビー級/5分3R>
カール・ウィリアムス: 241ポンド(109.3キロ)
チェイス・シャーマン(米国)

<女子ストロー級/5分3R>
シンシア・カルヴィーロ: 116ポンド(52.62キロ)
ルピタ・ゴディネス: 115.5ポンド(52.38キロ)

<160ポンド/5分3R>
トレイ・オグデン: 159.5 ポンド(72.34キロ)
イグナシオ・アハモンデス: 159.5 ポンド(72.34キロ)

<フェザー級/5分3R>
スティーブ・ガルシア: 145.5ポンド(66.0キロ)
シャイラン・ヌルダンベク: 146ポンド(66.22キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
サム・ヒューズ: 116ポンド(52.62キロ)
ジャケリン・アモリン: 115.5ポンド(52.38キロ)

The post 【UFC287】ロブ・フォント戦へ、エイドリアン・ヤネス「トップ5を倒す力があることをKOして証明する」 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
MMA o ONE UFC   ピョートル・ヤン

『UFC Fight Night 221』メラブ・ドヴァリシュヴィリ vs. ピョートル・ヤンを見たファイター・関係者の反応

UFC VENUM AUTHENTIC FIGHT WEEK MEN’S 2.0 ZIPPED HOODIE


 『UFC Fight Night 221: Yan vs. Dvalishvili』メラブ・ドヴァリシュヴィリ vs. ピョートル・ヤンを見たファイター・関係者のツイッターでの反応。続きを読む・・・
カテゴリー
MMA MMAPLANET o UFN221   アルジャメイン・ステーリング ピョートル・ヤン マラブ・デヴァリシビリ

【UFN221】百メートル走でフルマラソン。動きが落ちないデヴァリシビリがピョートル・ヤンに圧勝

<バンタム級/5分5R>
マラブ・デヴァリシビリ(ジョージア)
Def.3-0:50-45.50-45.50-45
ピョートル・ヤン(ロシア)

タッチグローブを受けなかったヤン。ジャブを見せてシングルに出たデヴァリシビリがバックに回り、後方からパンチを連打する。間合いを取り直し、すぐにテイクダウンを仕掛けたデヴァリシビリに対し、ヤンが距離を取る。両者カーフを蹴り、ヤンに指をマットと並行に伸ばさないよう注意が与えられる。

ダブルレッグを切り、左ミドルを入れたヤンだがデヴァリシビリが再びシングルレッグで右足を取り、抜こうするところでパンチを打っていく。右を見せ、シングルレッグ。レッグリフトと徹底して組んで削るデヴァリシビリが、打撃でも右をヒットさせてまたもテイクダウンを狙う。ヤンは右カーフ、デヴァリシビリもカーフを返しヤンの体が流れる。シングルレッグを切ったヤンをがぶったデヴァリシビリは離れ際のエルボーに対し、同時に右を離す。

再度、指を注意されたヤンは左ミドルをガードしてテイクダウン狙いも、一瞬のリバーサルでトップを取ったデヴァリシビリがスクランブルでがぶってヒザを頭部に突き刺す。手をマットについてヒザを避けるヤンは劣性のまま5分が終わった。

2R、デヴァリシビリが右カーフ。ヤンはダブルのジャブもシングルで倒され、即立ち上がる。右エルボーを打ったデヴァリシビリは右ロー、カットしたヤンはテイクダウン狙いを察知して離れる。デヴァリシビリは右を伸ばし、ローをキャッチされてパンチを受けそうになってもワンツー、ローと前に出る。スイッチしたヤンは、オーソに戻し前足を効かされる。サウスポーで右を被弾したヤンは、下がるようになりカットをしても右足も蹴られる。

右を振るってレベルチェンジ、高速テイクダウンを決めたデヴァリシビリはバックから殴り、離れても打撃で圧をかける。ヤンは左ボディを入れるが、勢いは落ちている。デヴァリシビリはシングルレッグ、足を抜かれても右ハイを3発見せて右フックを振るう。右の蹴りをキャッチして倒したヤンは、逆にスクランブルでバックへ。正対したデヴァリシビリが、逆にケージに圧しこみ、離れ際に左を入れる。

疲れたヤンは、下がりながら頭を防御し、エルボーを受けてテイクダウンを許す。呼吸が粗いヤンのバックに回ったデヴァリシビリはがぶりに切り替え、左フックを打つ。疲れを知らないデヴァリシビリだが、首を抱えての投げがすっぽ抜けに下に。パウンドを受けそうになったところで時間を迎えた。

3R、すぐにサウスポーに構えたヤンに対し、右ミドルを蹴ったデヴァリシビリがもう一発腹を蹴る。ヤンも右ミドルを蹴り、スピニングバックフィストをかわしシングルを切る。右フックで距離を詰め、エルボーを見舞うデヴァリシビリに対し、ヤンは間合いを取り直す。直後に右ストレートからシングル出たデヴァリシビリが、ヒザを入れて離れる。オーソに戻したヤンは、テイクダウンを切ってスクランブルの展開でハイを見せる。

デヴァリシビリがシングルからバック、ボディロックでバックに回る。向き返し、ダブルレッグを狙ったヤンは足の後ろでクラッチを組むが、デヴァリシビリが左を差し返す。離れたヤンをシングル、さらにダブルでケージに押し込んだデヴァリシビリは尻もちをつかせ、スクランブルでバックへ。自ら離れたデヴァリシビリは。左足へのシングルを切られると同時に右足を取ってテイクダウン。スクランブル後は、左足を取ってレッグリフトしバックへ。

ヤンはシングルで切り返すも、キムラで後方に投げたデヴァリシビリがスタンドに戻る。足への蹴りを出さなくなったデヴァリシビリは、投げを失敗するがバックを許さず動き続けたまた3Rも取った。

4R、両者が蹴りを見せ、デヴァリシビリはすぐにはテイクダウンにいかない。パンチの交換で右ボディを入れたデヴァリシビリはヤンのスイッチに合わせてシングルからバックへ。ボディロックテイクダウンを決め、スクランブルで背中に回る。前方に落としつつ、体を入れ変えたヤンがケージにデヴァリシビリを押し込み、両ワキを差す。デヴァリシビリは離れて右ロー、ヤンの右目が大きく腫れている。

ヤンは右カーフもデヴァリシビリが左ジャブを当て、ダブルレッグへ。切って来るのを予測し、そこにパンチを入れる。右ミドルを見せたデヴァリシビリが、ヤンの左フックに合わせてテイクダウンへ。切られても、打撃を交えて前に出続けるデヴァリシビリが、左フックをヒットさせる。

ヤンも左を返すが、右エルボーから左を伸ばして前に出たデヴァリシビリはカーフを蹴られてもワンツー、組んでバックを伺う。シングルから足を刈ったヤン、すぐに立ちあがったデヴァリシビリががぶりから崩していく。残り10秒、牽制しあった両者は最後の5分に向かった。

最終回、切れのあるローをで左足を蹴られ、すぐにスイッチしたヤンだが組まれてケージへ。離れたデヴァリシビリが右を当てる。と、ダブルからバック。離れて蹴りを繰り出すデヴァリシビリに対し、ヤンがケージを背負って止まる。すかさずダブルレッグに出てバック、ボディロックで前方に崩したデヴァリシビリの動きは全く止まらない。

2分を使い、離れたデヴァリシビリがシングルレッグ。足を抜かれても右から左ジャブ当て、ダブルレッグへ。スラム&バック奪取のデヴァリシビリは、ヤンに付け入る隙を与えない。ヤンは右カーフ、エルボーをかわすがミドルからローを蹴られる。ヤンは左ミドルを入れたが、シングルで倒され観念したように手をマットにつける。

シングルでヤンを転がせて立ち上がったところで右をヒットする。前蹴り、ワンツー、そしてダブルで距離を潰したデヴァリシビリは、燃料が全く切れず、組みに。前転からスタンドに戻ったヤンの最後の勝負──スタンド戦でも、互角以上にやりあったデヴァリシビリがタイムアップと同時にケージに駆け上がり、勝利をアピールをした。同僚で世界バンタム級王者のアルジャメイン・ステーリングとハグするデヴァリシビリは、100メートル走の速さで42.195キロを走るようなファイトでフルマークの判定勝ち。

勝ち名乗りを受け、「ジョージアを代表して戦えて幸せだ。自分を誇りに思う。ジョージアは500万人しか人口がないけど、最強だ。プロフェッショナルとして、チームとともにハードに取り組んだ。48度のテイクダウンの仕掛け? もちろん僕のテイクダウンは誰にも効果的だ。僕らにはチャンピオンがいる。世界の誰とやっても通じる……ほとんど通じる。誰か僕と戦いたいヤツはいないか? 僕はハングリーだ。アルジャメインと僕は兄弟。彼はリアルなチャンピオンだ。彼が階級を上げると、僕がタイトルを獲りに行く。そりゃあタイトルは欲しいし、それが可能だと自分の力を証明した」と興奮気味にまくし立てた。


The post 【UFN221】百メートル走でフルマラソン。動きが落ちないデヴァリシビリがピョートル・ヤンに圧勝 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
ABEMA JJ・オルドリッチ MMA MMAPLANET o UFC UFN221   アレキサンダー・ヴォルコフ アントン・トゥルキャリ カールストン・ハリス カール・ウィリアムス グイド・カネッティ サイド・ヌルマゴメドフ ジャビッド・バシャラット ジャレッド・グッデン ジョナサン・マルチネス タイソン・ナム デイヴィー・グラント トニー・グレーブリー ニキータ・クリロフ ハオーニ・バルセロス ハファエル・アスンソン ビクター・ヘンリー ピョートル・ヤン ブルーノ・シウバ ペドロ・ムニョス マラブ・デヴァリシビリ マリオ・バウティスタ ヴィトー・ペトリーノ 巌流島

【UFN221】脱プレリミ、トニー・グレーブリー戦前のビクター・ヘンリー「何も失っていない」

【写真】とにかく何かをしてくれようとするビクター・ヘンリー、35歳(C)MMAPLANET

11日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのザ・シアター・アット・ヴァージンホテルで開催されるUFN221:UFN on ESPN+79「Yan vs Dvalishvili」でビクター・ヘンリーが、トニー・グレーブリーと戦う。

ハオーニ・バルセロス戦の勝利から、ハファエル・アスンソンでの判定負けと、UFCの厳しさを実感したビクターは、年末には師ジョシュ・バーネットの巌流島での試合に帯同し、約3年振りの来日を果たした。

念願のゴーゴーカレーを始め、日本の食事を堪能したビクターはアスンソン戦の敗北を経て、今回の試合にどのような心境で臨んでいるのかを尋ねた。


──ビクター、今週末にトニー・グレーブリーとの対戦が控えています。その前に前回のハファエル・アスンソン戦について振り返って頂けますか。フィジカル勝負でなく距離、間合いを自分のモノとしてアグレッシブに戦うビクターが、フィジカルが強いアスンソンの術中にハマったようにも感じました。

「フィジカルが要因でなく、攻め手が見つけられなかった。下がって戦うアスンソンの戦い方が、しっかりとハマったような感じで。何かが起きる──そんな試合にできなかった。彼は自分がどうすれば勝てるのか、しっかり理解していたようだ。以前はあんな風に戦うことはなかったけど、ああいう戦い方に活路を見出したんだろう。初回に拳をやってしまって右が使えなくなったのは確かだけど、それが敗因じゃない。言い訳にはならないよ。

なんせ、アスンソンは僕の攻撃が届かない遥か遠い場所に居続けていたからね。以前はあんな風に戦わず、もっと攻めてくるファイターだったから、ああいう戦い方をされて……ハメられてしまった。良い経験になったよ」

──格闘家として、ビクターは常にフィニッシュを狙いファイトをしてきました。そうしたくない相手に対しても、自分の戦い方ができていたのが前回はできなかった。それがUFCということでしょうか。

「そういう相手に勝つ解決策は、強くなることだけだからね。アスンソンは自分のゲームプランに僕をはめ込み、僕はできなかった。だから今週末の試合は、自分の戦いをして再び上を狙えるようになりたい。いつまでもプレリミに居座るのではなくて、トップを目指したいからね。アスンソンと戦い、僕も変化が必要だと教えてもらったよ」

──アスンソン戦の負けから、今回の試合の間にジョシュ・バーネットの巌流島での試合のために日本に滞在していましたが、リフレッシュはできましたか。

「もちろん。コロナ後、初めて日本に行くことができたんだから。ジョシュにも『日本で戦うなら、俺も行く』って伝えていたんだ。チケットが用意されなくても、自分で買っても行くつもりだった。

ホント、日本では食べまくったよ(笑)。まずはゴーゴーカレーに行ってね」

──アハハハ。ようやく念願が果たせましたか。来日が途絶えていた間、インタビューするたびにゴーゴーカレーの話題になっていましたからね(笑)。

「アハハハ。本当だ。ゴーゴーカレーだけじゃない、いきなりステーキも行ったよ。これまで試合に日本に行くと、ファイト後の1日しかそういう食事ができなかった。でもこないだは1週間、食べ続けることができたんだ(笑)」

──そんなことしたら太ってしまったのではないですか。

「その通りだよ(笑)。日本で4キロは太った」

──えぇっ!! ダメじゃないですか(笑)。

「ゴーゴーカレー、いきなりステーキ、ヤキニク、ファミマでチキンを食べた。アイスクリームもね。それに新年には初詣に行って日本のスタンドフードを食べまくったよ(笑)。タコヤキ、ヤキソバ、次から次へと食べた。

で、帰国して自分の体を見てスイッチが入った。さぁ、練習だって(笑)。減量が始まってからは日本のオイシイ食事のことばかり考えている(笑)。また食べたいってね。まぁ、あと5キロ(※取材は米国時間の8日に行われた)。問題ないよ」

──ではトニー・グレーブリーの印象を教えてください。

「手は合うと思う。でも、彼もアスンソンのような戦いをしてくるかもしれない。今回こそ、僕の戦いに彼を付き合わせないといけない。ひょっとしたら僕がアスンソンのような戦いをすることもあるだろう。

トニー・グレーブリーはATTという素晴らしいジムで、キョージ・ホリグチ、ペドロ・ムニョスらと準備をしてきた。それだけの練習をして、30戦以上の試合経験がある彼は僕と同様に経験不足ということは一切ない。そんな彼と戦うのだから、僕もしっかりとアジャストをして自分の試合をしなければならない」

(C)Zuffa/UFC

──トニー・グレーブリーも前回の試合で、ジャビッド・バシャラットに思うような試合ができず判定負けを喫しています。

「初回はトニー・グレーブリーがテイクダウンを奪ってモノにしたと思ったけどね。ただし、バシャラットのアジャストが良かった。長身とリーチを生かし、自分の距離で戦うようになった。バシャラットは180センチ近くて、バンタム級では背が高い。僕とは体形が違うけど、彼がやったようなこともできる。あんな風に自分の距離をキープし、相手の動きを封じ込むことを自分の戦い方でやり遂げることは可能だよ、でも彼のように足を使って戦うのではなく真っ向勝負でも、彼を封じ込める」

──バシャラットも上の相手と戦いたいと熱望していましたが、この層の厚いUFCバンタム級戦線ではなかなか上位と戦えない。そんな群雄割拠の状態から抜け出すために、今回の試合も含めどのような戦いをしてアピールしようと考えていますか。

「ハオーニ・バルセロスと戦った時のままだと証明したい。何も失っていないし、あの時と同じだけの技量があり……あの時以上に強くなっている。しっかりとバンタム級タイトル戦線に割って入るよ」

──ではビクターの復活を期待してやまないに日本のファンに一言お願いします。

「ハロー。日本の皆の応援に、いつも感謝している。日本に少しでも早く戻って、ゴーゴーカレーを食べるよ。もう、そのことで頭はいっぱいだ」

──それでもゴーゴーカレーですか。今度、スポンサーしてもらえるよう交渉してみてはどうですか(笑)。

「ゴーゴーカレーは、MMAじゃなくて野球を応援しているんだよ(※野球教室を開き、炊き出しを行っている)」

■視聴方法(予定)
3月12日(日・日本時間)
午前5時00~UFC FIGHT PASS

■UFN221計量結果

<バンタム級/5分5R>
ピョートル・ヤン: 136ポンド(61.69キロ)
マラブ・デヴァリシビリ: 134.5ポンド(61.0キロ)

<ヘビー級/5分3R>
アレキサンダー・ヴォルコフ: 258ポンド(117.02キロ)
アレクサンドル・ロマノフ: 264 ポンド(119.74キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ニキータ・クリロフ: 213ポンド(96.61キロ)
ライアン・スパーン: 213ポンド(96.61キロ)

<バンタム級/5分3R>
サイド・ヌルマゴメドフ: 136ポンド(61.69キロ)
ジョナサン・マルチネス: 135.5ポンド(61.46キロ)

<バンタム級/5分3R>
マリオ・バウティスタ: 136ポンド(61.69キロ)
グイド・カネッティ: 136ポンド(61.69キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ヴィトー・ペトリーノ: 204ポンド(92.53キロ)
アントン・トゥルキャリ: 205ポンド(92.99キロ)

<ヘビー級/5分3R>
ウーカシュ・プジェスキ: 245ポンド(111.13キロ)
カール・ウィリアムス: 240.5ポンド(109.08キロ)

<バンタム級/5分3R>
ハファエル・アスンソン: 136ポンド(61.69キロ)
デイヴィー・グラント: 136ポンド(61.69キロ)

<ミドル級/5分3R>
セドリクス・デュマ: 184.5ポンド(83.68キロ)
ジョシュ・フレムド: 186ポンド(84.37キロ)

<バンタム級/5分3R>
トニー・グレーブリー: 136ポンド(61.69キロ)
ビクター・ヘンリー: 136ポンド(61.69キロ)

<女子フライ級/5分3R>
JJ・オルドリッチ: 125.5ポンド(56.92キロ))
アリアニ・リプスキ: 125.5ポンド(56.92キロ)

<フライ級/5分3R>
タイソン・ナム: 125.5ポンド(56.92キロ)
ブルーノ・シウバ: 125.5ポンド(56.92キロ)

<ウェルター級/5分3R>
カールストン・ハリス: 169.5ポンド(76.88キロ)
ジャレッド・グッデン: 177ポンド(80.28キロ)

The post 【UFN221】脱プレリミ、トニー・グレーブリー戦前のビクター・ヘンリー「何も失っていない」 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
ABEMA JJ・オルドリッチ MMA MMAPLANET o UFC UFN221   アルジャメイン・ステーリング アレキサンダー・ヴォルコフ アントン・トゥルキャリ カールストン・ハリス カール・ウィリアムス グイド・カネッティ コリー・サンドハーゲン サイド・ヌルマゴメドフ サイード・ヌルマゴメドフ ショーン・オマリー ジャレッド・グッデン ジョナサン・マルチネス タイソン・ナム デイヴィー・グラント トニー・グレーブリー ニキータ・クリロフ ハファエル・アスンソン ビクター・ヘンリー ピョートル・ヤン ブルーノ・シウバ マラブ・デヴァリシビリ マリオ・バウティスタ ヴィトー・ペトリーノ 中村倫也 風間敏臣

【UFN221】計量終了 今、Must Watch=メインのヤン×デヴァリシビリを始め、バンタム級5試合

【写真】マラブの突進力とヤンの技術の激突(C)Zuffa/UFC

11日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのザ・シアター・アット・ヴァージンホテルで開催されるUFN221:UFN on ESPN+79「Yan vs Dvalishvili」の計量が10日(金・同)に行われている。

フェザー級でオースチン・リンゴと対戦予定だったヒカルド・ラモスが、1ポンドオーバー規約より8ポンドも重い154ポンドとライト級と変わらない状況で、この試合はキャンセルされた。

そんな今大会、メインのピョートル・ヤン×マラブ・デヴァリシビリを始めバンタム級の試合が5試合組まれており、さながらバンタム級祭りの様相を呈している。UFCでも最も激しい戦いが繰り広げられている同階級、5月6日には世界王者アルジャメイン・ステーリングが、復帰するトリプルCことヘンリー・セジュードの挑戦を受けることで、果てしないほど質&量が上がっている。


世界王者ステーリングとショーン・オマリー戦で2連敗を喫したとはいえ、2試合ともスプリット判定負けと今も世界が視野に入っているヤンに対し、デヴァリシビリは現在8連勝中でタイトル挑戦権を手にするための戦いに挑む。

蹴りを交えた遠近両用の打撃と、絶妙な足払いを持ち合わせたテイクダウン能力を誇る元世界王者ヤン。フィジカル的にはUFCでは平均値だが、スピード……反応力とタイミングはトップ中のトップといえる。対して、デヴァリシビリは打撃にしても最大の武器といえるテイクダウンにしても、それほどテクニカルではない。

ただし、このテイクダウンを軸にした荒い打撃とねちっこいコントロールは常に高い圧力を誇り、無限のスタミナで削り続けてくる。技術力では完全にヤンだが、圧に負けなくても対応するだけで削られることも十分にあり得る。優勢でも劣勢でも、終盤はデヴァリシビリの追い上げを覚悟しないといけないヤンは、序盤の3Rを如何に取るのかが大切になってくる。

メインカードで組まれたバンタム級戦は他に2試合。

サイド・ヌルマゴメドフ✖ジョナサン・マルチネスに加え、上記のフェザー級戦の不成立でマリオ・バウティスタ戦が昇格した。オクタゴン6勝1敗、回転系の蹴りとパンチを多用し、効かせたあとの集中打とパウンドが迫力満点のサイドに対し、マルチネスはUFCで8勝3敗、バンタム級とフェザー級の両階級で戦い、現在は4連勝中だ。

サウスポーのマルチネスの特徴は、とにかく動きが柔軟なことだ。柔軟な肩回りは独特のリズムのパンチを繰り出し、接近戦でも繰り出すことができる左ハイとパンチのコンビネーションを多用する。打撃戦ならサイドに遅れを取らないといっても過言でないマルチネス。その主武器である左の蹴りをキャッチされた場合、もしくはサイードのここ一番のテイクダウンの強さを如何に対処できるか。ウマルの陰に隠れた感のある──もう1人のヌルメゴメドフ=サイドとの戦い、マルチネスが勝利を手にするには組みの攻防が鍵となる。

そしてメイン昇格なった一戦。

トレヴィン・ジョンスにまさかのパウンドアウトを去れた以外ではコリー・サンドハーゲンに対して黒星のみ、11勝2敗のバウティスタは跳びヒザや後ろ三角から腕を伸ばしたサブミッションなど特徴点な勝利を挙げているファイターだ。これらの動きは基本となる打撃、テイクダウン、柔術という3つの要素がアベレージで高いバウティスタが、UFCという舞台でそれ以上の動きを見せた勝ち方だった。サウスポーのパンチャー、2連勝で調子を戻しているカネッティーとはグラップリングでは差があるように感じられるが……果たして。

プレリミで組まれたハファエル・アスンソン×デイヴィー・グラント、そのアスンソン戦の敗北から再起を図るヴィクター・ヘンリーとトニー・グレーブリーのマッチアップという2試合。

これだけの猛者が登場しながら、メインの両者以外でランカーは14位のサイード・ヌルマゴメドフのみ。世界の頂の高さを見せつけるUFCバンタム級戦線。中村倫也、風間敏臣がその戦いの輪に加わるからこそ、目を皿にしてチェックする必要がある──マスト・ウォッチの戦いの数々だ。

■視聴方法(予定)
3月12日(日・日本時間)
午前5時00~UFC FIGHT PASS

■UFN221計量結果

<バンタム級/5分5R>
ピョートル・ヤン: 136ポンド(61.69キロ)
マラブ・デヴァリシビリ: 134.5ポンド(61.0キロ)

<ヘビー級/5分3R>
アレキサンダー・ヴォルコフ: 258ポンド(117.02キロ)
アレクサンドル・ロマノフ: 264 ポンド(119.74キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ニキータ・クリロフ: 213ポンド(96.61キロ)
ライアン・スパーン: 213ポンド(96.61キロ)

<バンタム級/5分3R>
サイド・ヌルマゴメドフ: 136ポンド(61.69キロ)
ジョナサン・マルチネス: 135.5ポンド(61.46キロ)

<バンタム級/5分3R>
マリオ・バウティスタ: 136ポンド(61.69キロ)
グイド・カネッティ: 136ポンド(61.69キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ヴィトー・ペトリーノ: 204ポンド(92.53キロ)
アントン・トゥルキャリ: 205ポンド(92.99キロ)

<ヘビー級/5分3R>
ウーカシュ・プジェスキ: 245ポンド(111.13キロ)
カール・ウィリアムス: 240.5ポンド(109.08キロ)

<バンタム級/5分3R>
ハファエル・アスンソン: 136ポンド(61.69キロ)
デイヴィー・グラント: 136ポンド(61.69キロ)

<ミドル級/5分3R>
セドリクス・デュマ: 184.5ポンド(83.68キロ)
ジョシュ・フレムド: 186ポンド(84.37キロ)

<バンタム級/5分3R>
トニー・グレーブリー: 136ポンド(61.69キロ)
ビクター・ヘンリー: 136ポンド(61.69キロ)

<女子フライ級/5分3R>
JJ・オルドリッチ: 125.5ポンド(56.92キロ))
アリアニ・リプスキ: 125.5ポンド(56.92キロ)

<フライ級/5分3R>
タイソン・ナム: 125.5ポンド(56.92キロ)
ブルーノ・シウバ: 125.5ポンド(56.92キロ)

<ウェルター級/5分3R>
カールストン・ハリス: 169.5ポンド(76.88キロ)
ジャレッド・グッデン: 177ポンド(80.28キロ)

The post 【UFN221】計量終了 今、Must Watch=メインのヤン×デヴァリシビリを始め、バンタム級5試合 first appeared on MMAPLANET.