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『UFC 267』イスラム・マカチェフ vs. ダン・フッカーを見たファイター・関係者の反応


 『UFC 267: Blachowicz vs. Teixeira』イスラム・マカチェフ vs. ダン・フッカーを見たファイター・関係者のツイッターでの反応。続きを読む・・・
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デイナ・ホワイト「ネイト・ディアスの契約はあと1試合だ」/カムザット・チマエフ「ネイト・ディアスよ、やろうぜ」

Tony Ferguson accuses 'fragile' McGregor of PED use; Conor replies to 'sad bastard' with death threat(MMAJunkie)

 トニー・ファーガソンがツイッターで「コナー・マクレガーは成長ホルモンを使っているから精神がモロイし足をケガしやすかった。お前が天罰を喰らったのは初めてじゃない。(ファイターじゃなく)一般人やDJを殴るのはどういうわけだ」とコメント。これに対しマクレガーは「メンタルがおかしくなってる悲しいヤツだな。お前が泣きながら自宅を破壊する様子のビデオを奥さんが送ってくれて共有してるよ。悲しいノータリンだ。負け癖がついて自己管理能力も無く、奥さんが恐怖のあまりビデオを送ってくる」と反撃しています。


 するとネイト・ディアスがツイッターにトニー・ファーガソンの写真をアップしています。


 デイナ・ホワイトがネイト・ディアスについて以下のコメント。

「彼はあと1試合やる。我々は彼の試合を組むために動いている。トニー・ファーガソンは候補に入っていない。ネイトの契約はあと1試合残っている」

 その後ネイトはツイッターで「最低でもトップ4とやる。お前らの取引に俺を巻き込むな」とコメントしています。

Dana White: Tony Ferguson not eager to fight right now, but still one of the most talented guys out there(MMAJunkie)

 また、デイナ・ホワイトはトニー・ファーガソンについて「今の彼が戦うことを熱望しているようには見えない。しばらく休んでいるのだと思う」「彼は今でも最も才能のある選手の一人だし、復帰の準備が出来たら試合を組みたい」とコメント。

 『UFC 267: Blachowicz vs. Teixeira』でイスラム・マカチェフはハファエル・ドス・アンジョスの代打であるダン・フッカーと対戦しましたが、実はフッカーの前にファーガソンにオファーをしたもののショートノーティスということもあり断られたそうです。



 『UFC 267: Blachowicz vs. Teixeira』でリー・ジンリャンに1Rリアネイキッドチョークで勝利したカムザット・チマエフがネイト・ディアスに対し以下のコメント。

「ヘイ、ネイト・ディアス。やろうぜ。レッツゴー。葉っぱも吸おうぜ。誰が本物のギャングスターなのか決めようぜ」
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Report UFC UFC267 イスラム・マカチェフ ダン・フッカー ブログ

【UFC267】イスラム・マカチェフ、フッカーを145秒でキムラで下す。「柔術じゃない、MMAの寝技だ」

<ライト級/5分5R>
イスラム・マカチェフ(ロシア)
Def.1R2分25秒by キムラ
ダン・フッカー(ニュージーランド)

アブダビの観客からブーイングが送られたフッカー。逆に大声援を受けたマカチェフはフッカーの左ジャブを見て、ローを蹴られるが、サウスポーの構えから左ストレートを伸ばす。右フックを当てた直後にダブルレッグでテイクダウンを決めたマカチェフは、ハーフ&枕で圧を掛ける。足を抜きつつキムラを狙ったマカチェフは、足を抜くと同時にセットアップする。さらに左足でフッカーの頭をステップオーバーし、右腕を捻り上げる。完全に肩が極まり、マカチェフはレフェリーを見上げてストップを促した。

一度のテイクダウンでフッカーに腕関節を極めるという無双振りを見せたマカチェフは、ケージサイドのダナ・ホワイトにタイトル挑戦を訴えた。

「時が来た。以前はトップ11、トップ15の相手だった。今日は6位の選手を極めた。何勝? 9? 9連勝だ。タイトル挑戦の準備はできた。誰が相手でも良い。ライト級は今、少し眠っている。猛練習をしているし、この階級を活発にしたい。テイクダウンしたら、誰でも極めることができる。俺のグラップリング・レベルはこの階級の全ての選手より上回っている。このグラップリングは柔術じゃない、MMAだ。MMAの寝技は俺がライト級で一番だ。みなタイトルに挑戦して勝った、負けたを繰り返しているビジネスだ。俺はベルトを巻くためにやっている。ベルトを何年間も巻くためにね」とマカチェフは話し、カビブ・ヌルマゴメドフらと記念写真に収まった。


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【UFC】ファイト・アイランドで『UFC267』が開催 メインはヤン・ブラホヴィッチvsグローヴァー・テイシェイラ

548468

49: 実況厳禁@名無しの格闘家 2021/10/29(金) 09:58:54.37 ID:A1jqYsGQ0
UFC 267って土曜日か
しかも土曜の23:30からってことは朝まで夜更かしせんといかんのか
日曜の朝がちょうど良いのに
 2021年10月30日(土)深夜、アラブ首長国連邦・アブダビのUFCファイト・アイランド エティハド・アリーナで『UFC267』が開催される。

(中略)

◆UFC 267: Blachowicz vs. Teixeira

2021年10月30日(土)アラブ首長国連邦アブダビヤス島
エティハドアリーナ

【メインカード】

▼UFC世界ライトヘビー級選手権試合 5分5R
ヤン・ブラホビッチ(ポーランド)28勝8敗
グローバー・テイシェイラ(ブラジル)32勝7敗

▼UFC世界バンタム級暫定王座決定戦 5分5R
ピョートル・ヤン(ロシア)15勝2敗
コーリー・サンドヘイゲン(米国)14勝3敗

▼ライト級 5分3R
イスラム・マカチェフ(ロシア)20勝1敗
ダン・フッカー(ニュージーランド)21勝10敗

▼ヘビー級 5分3R
アレキサンダー・ヴォルコフ(ロシア)33勝9敗
マルチン・ティブラ(ポーランド)22勝6敗

▼ウェルター級 5分3R リー・ジンリャン(中国)18勝6敗
カムザット・チマエフ(スウェーデン)9勝0敗

▼ライトヘビー級 5分3R
マゴメド・アンカラエフ(ロシア)15勝1敗
ヴォルカン・オーズデミア(スイス)17勝5敗

◆WOWOW『UFC -究極格闘技-』放送・配信スケジュール
『UFC‐究極格闘技‐ UFC267 in アブダビ ライトヘビー級ブラホヴィッチ防衛戦&バンタム級暫定王座決定戦』

(全文は以下リンク先参照)

https://news.yahoo.co.jp/articles/56e638ce6c6e42c51ba118ffda0df09646dd5986



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【UFC267】計量終了 ピョートル・ヤン人気が高いなかサンドハーゲンは「25分のウォーの準備してきた」

本日 10月30日(土・現地時間)にUAEはアブダビのエティハド・アリーナで開催されるUFC267「Blachowicz vs Teixeira」の計量が29日(金・同)に行われた。

メインではUFC世界ライトヘビー級王者ヤン・ブラボヴィッチがグローバー・テイシェイラの挑戦を受け、コメインは暫定バンタム級王座決定戦としてピョートル・ヤンとコリー・サンハーゲンが相対する。


ライトヘビー級の頂点で戦う両者は、フェイスオフでバチバチに火花を散らしながら、笑顔で握手をかわした。まず前日に42歳になったチャレンジャーのテイシェイラが、2度目の世界挑戦に向けて「素晴らしい誕生日だ。明日は僕へのプレゼントを手にする。全く疑う余地もないよ」とインタビューに答える。

続いて王者ブラボヴィッチは「明日もこのままチャンピオンでいる。良い試合、凄く良い試合になる」と断言した。

サンドハーゲンは「25分のウォーになる。そのための準備をしてきた」と話し、前王者ヤンには「いつもように戦う。そしてもの凄くエキサイティングな試合になる」という通訳の言葉以前にロシア語で話した時点で、会場のファンから大きな歓声が挙がっていた。

ヤン人気の高さからも分かるように、アブダビではロシア人ファイターの人気が高く、出場選手も多い。今回もロシア人ファイターが9名に加え、ダゲスタン系スウェーデン人選手のカムザット・チマエフがコロナウィルス感染による引退発表→撤回から1年2カ月振りに実戦復帰する。

アジアの大砲リー・ジンリャンと向き合ったチマエフは、笑顔を浮かべながらも挑発しあい、ダナ・ホワイトが懸命に割って入った。

上位カードで最大の注目マッチといっても過言でないダン・フッカーとイスラム・マカチェフの両者は、フェイスオフでも過剰な動きはなく両者が微笑をたたえていた。

フッカー✖マカチェフ戦と同様に楽しみだったプレリミのライト級マッチ=ダミール・イスマグロフ✖マゴメド・ムスタファエフは前者が163.5ポンドと8.5ポンドオーバーでセレモニアル計量すら行われず、試合は中止となっている。

■視聴方法(予定)
10月30日(土・日本時間)
午後11時30分~UFC FIGHT PASS
10月31日(日・日本時間)
午前3時~PPV
午前3時~WOWOWライブ

■UFC267試合結果

<UFC世界ライトヘビー級選手権試合/5分5R>
[王者] ヤン・ブラボヴィッチ: 205ポンド(92.99キロ)
[挑戦者]グローバー・テイシェイラ: 205ポンド(92.99キロ)

<UFC世界暫定バンタム級王座決定戦/5分5R>
ピョートル・ヤン: 135ポンド(61.24キロ)
コリー・サンドハーゲン: 135ポンド(61.24キロ)

<ライト級/5分5R>
イスラム・マカチェフ: 155.5ポンド(70.53キロ)
ダン・フッカー: 156ポンド(70.76キロ)

<ヘビー級/5分3R>
アレキサンダー・ヴォルコフ: 263ポンド(119.29キロ)
マルチン・ティブラ: 249ポンド(112.95キロ)

<ウェルター級/5分3R>
リー・ジンリャン: 171ポンド(77.56キロ)
カムザット・チマエフ: 171ポンド(77.56キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
マゴメド・アンカラエフ: 205.5ポンド(93.21キロ)
ヴォルカン・オデズミア: 205.5ポンド(93.21キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
アマンダ・ヒーバス: 115.5ポンド(52.38キロ)
ヴィルナ・ジャンジローバ116ポンド(52.62キロ)

<フェザー級/5分3R>
ズベア・トホゴフ: 146ポンド(66.22キロ)
ヒカルド・ラモス: 146ポンド(66.22キロ)

<ミドル級/5分3R>
アルベルト・デュラエフ: 186ポンド(84.37キロ)
ローマン・コピロフ: 186ポンド(84.37キロ)

<ウェルター級/5分3R>
エリゼウ・カポエイラ: 170.5ポンド(77.34キロ)
ブノワ・サンドニ: 171ポンド(77.56キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ミハウ・オレキシェイジュク: 206ポンド(93.44キロ)
シャミル・ガムザトフ: 206ポンド(93.44キロ)

<フェザー級/5分3R>
マクワン・アミルカーニ: 146ポンド(66.22キロ)
レローン・マーフィー: 146ポンド(66.22キロ)

<ミドル級/5分3R>
フ・ヤオゾン: 186ポンド(84.37キロ)
アンドレ・ペトロスキー: 185.5ポンド(84.14キロ)

<ライト級/5分3R>
ダミール・イスマグロフ: 163.5ポンド(74.16キロ)
マゴメド・ムスタファエフ: 156ポンド(70.76キロ)

<フライ級/5分3R>
タジル・ウランベコフ: 125.5ポンド(56.92キロ)
アラン・ナシメント: 126ポンド(57.15キロ)

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TJ・ディラショー UFC キック ダン・フッカー ボクシング ヴィルナ・ジャンジローバ

UFC267:オッズ/予想と展望

ヤン・ブラホヴィッチ 1.34
グローバーテイシェイラ 3.45
ピョートル・ヤン 1.45
コーリー・サンドヘイゲン 2.80
イスラム・マカチェフ 1.15
ダン・フッカー 5.75
アレクサンダー・ヴォルコフ 1.34
マルチン・ティブラ 3.45
リー・ジンリャン 5.25
ハムザト・チマエフ 1.18
マゴメド・アンカラエフ 1.36
ヴォルカン・オーズデミア 3.40
アマンダ・ヒバス 1.61
ヴィルナ・ジャンジローバ 2.45
ヒカルド・ハモス 2.45
ズバー・ツフゴフ 1.61
アルベルト・デュラエフ 1.30
ローマン・コピィロフ 3.70
エリゼウ・ザレスキ・ドス・サントス 1.43
ベノイ・サン・デニス 2.90
シャミル・ガムザトフ 1.71
ミハエル・オレクシェイチュク 2.20
マクワン・アミルカーニ 3.45
リローン・マーフィー 1.34
フー・ヤオザオン 2.90
アンドレ・ペトロスキー 1.43
マゴメド・ムスタファエフ 3.30
ダミアー・イスマグロフ 1.37
タギル・ウランベコフ 1.27
アラン・ナシメント 4.10

ファイトアイランドシリーズではないアブダビ大会。アメリカ本土よりヨーロッパ方面の選手が参戦しやすいからか、名前の最後がフ(v)で終わる選手が12人もいる(チマエフのようにロシア人ではない選手もいるし、ピョートル・ヤンのようにロシア人でもvがつかない選手もいるが)。

メインはライトヘビー級タイトルマッチ。昨年9月にタイトルを獲得し、今年3月に初防衛に成功して2度目の防衛戦となるが、初防衛戦の相手は階級下のイスラエル・アデサニヤ。アデサニヤがライトヘビー級初戦だったこともあり、今回が本当の意味での初防衛戦となる。

相手は計量日前日に42歳の誕生日を迎えるグローバーテイシェイラ。7年前に35歳でジョン・ジョーンズのタイトルに挑戦し完敗して以来の王座挑戦となる。一時期は勝ったり負けたりになったこともあったが、ここ最近は5連勝中。ボクシング+柔術のスタイルだが、最近は特に寝技での勝利が多い。

ブラホヴィッチは最近負けた試合では必ずテイクダウンを許している。打撃で勝負するスタイルだけに、相手のテイクダウンも警戒する必要があると、打撃の圧が減ってしまう面もある。ただし、テイシェイラもそこまでテイクダウンが強い選手ではない。そもそも簡単にテイクダウンされない=負けないからこそ王者にまでなっているわけで、テイシェイラもそうそう何度もテイクダウンは奪えない。できれば最初のテイクダウンで決定的な場面を作りたいところ。

ブラホヴィッチKO勝ち。

セミは3月のタイトルマッチで、アルジャメイン・スターリングをリードしていながら、4Rになぜか反則のグラウンド膝を出して反則負けになってしまったピョートル・ヤンとスターリングのダイレクトリマッチが組まれていたが、スターリングが負傷欠場。暫定王座決定戦に変更となり、第1候補はドーピングによる2年以上のブランクからの再起戦でコーリー・サンドヘイゲンを破ったTJ・ディラショーにあったが、ディラショーはサンドヘイゲン戦後に負傷箇所を手術したことにより長期欠場中。負けたサンドヘイゲンに王座初挑戦のチャンスが回ってきた。

元キック世界王者のサンドヘイゲンはディラショー戦ではスタンドでバックに回られる展開で接戦となりスプリット判定負け。しかし内容は互角以上で、ディラショー相手に簡単にはテイクダウンを許さなかった。

ヤンはUFCではここまでダウンを喫することはあったものの、自分から打撃勝負を避ける展開はなかった。サンドヘイゲン相手でも打撃勝負できるだけのボクシングテクニックを持っている上に、レスリングの強さがある。戦いの幅がある分、ブラホヴィッチ有利か。

ヤン判定勝ち。

メインカードにはハムザト・チマエフが復帰戦を行う。昨年7月のアブダビ大会でUFCデビューすると、インターバル10日というUFC最短での連勝、さらに2ヶ月後にも勝利しUFC最短での3連勝を挙げている。昨年12月にはトップランカーのレオン・エドワーズ戦が組まれたが、新型コロナウイルスに感染。後遺症により長期欠場となり、一時はSNSで引退も表明した。3戦目まではUFC記録のスピード出世だったが、4戦目は1年1ヶ月のブランク明けに。

相手はランキング11位のリー・ジンリャンだが、オッズは大差でのフェイバリット。が、ここまでの3戦はたしかに圧勝だったが、ランカークラスとの対戦はこれが初めて。コロナ後遺症の影響も気になる。はたして期待に応えることはできるのか。

アブダビ開催のため、第1試合は30日土曜日の23時30分から。速報します。

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MMA UFC UFC266 キック ダン・フッカー ナスラ・ハクパレス

【UFC266】精神的合気MMA。フッカーが教鞭振るうようなファイトでハクパレスに完全勝利

<ライト級/5分3R>
ダン・フッカー(米国)
Def.3-0:30-26.30-27.30-27
ナスラ・ハクパレス(ドイツ)

ロックダウン下の練習が問題視され、当初はビザが下りなかったが、NZを出るなどSNSで発言し世論を動かすと、ラストミニッツ──計量に間に合ったフッカー。サウスポーのハクパレスに圧力をかけて右ローを蹴る。左に回るハクパレスはローから右を受け、ケージに詰められていく。フッカーは軽く右を伸ばし、鋭い蹴りから左を打っていく。右ミドル、右ローを続けるフッカーが右ハイへ。手が出ないハクパレスが、飛び込んでワンツーを振っていく。

フッカーは右の蹴りを続け、下、上、中と蹴っていく。左のカカト落とし気味の蹴りまで見せたフッカーは、ハクパレスの左ミドルを受けるが、変わらず右のキックを使い、右を伸ばす。ボディを狙った際に、スリップしたフッカーはすぐに立ち上がりボディ、ハクパレスがワンツーを返す。ダブルレッグからシングルに切り替えたフッカーが、太腿にヒザを入れ、最後にワンツーからヒザ蹴りを決めた。

2R、フッカーはミドルを決め、ハクパレスはフックで出る。さらにワンツーを入れたハクパレスは、左ミドルも入れる。フッカーはテンカオを突き上げ、組んで右腕を差してボディロック、ヒザを腹に入れる。さらにダブルからボディロックという動きを繰り返し、最終的には首相撲でヒザを顔面に突き刺す。

一旦離れ、ダブルレッグ狙いからヒザをまたも入れたフッカーは、ボディを被弾しても首相撲&ヒザ、そしてダブルレッグでテイクダウンへ。すぐに立ち上がったハクパレスだは、小手を決めて投げようとするが防がれ、離れての打撃戦から組んだフッカーがついにクリーンテイクダウンを決める。サイドで抑えたフッカーが肩パンチ、ヒザでワキ腹と骨盤を蹴っていく。見動きが取れないハクパレスにヒザを入れ続け、フッカーがこの回も取った。

最終回、フッカーの右前蹴りが急所に入り中断。再開後、フッカーが右ミドルを2発蹴りこむ。ハクパレスが見せたロングのワンツーフックは、踏み込めず打つ手がない表れか。逆に距離を取るようになったフッカーが、ステップインにダブルレッグを決め精神の合気MMAを突き進む。

サイドを取られたハクパレスは、頭を引き寄せてスペースを与えないよう抵抗するので精一杯だ。エビを使っても上四方を取り、ついにはバックに回ったフッカーがサイドバックから左のパンチ&鉄槌を打ち込む。立ち上がろうとしたハクパレスはRNCを逃れてスタンドに戻るが、フッカーがダックアンダーからダブルレッグ&テイクダウンを決める。ここもサイドで抑えたフッカーが左の連打しタイムアップに。

サイズの差を見事に生かし、MMAとは何ぞやという教鞭を振るうようなファイトでフッカーが、ハクパレスを判定ながら完勝し、「色々なチャレンジがあった。レスラーをテイクダウンできるのかっていう声への答えだよ。4週間、ガレージでキャンプした。支えてくれた皆、ありがとう。誰も俺を止めることはできない」と話した。


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Interview Special ダン・フッカー ブログ マイケル・チャンドラー 青木真也

【Special】月刊、青木真也のこの一番:1月─その弐─マイケル・チャンドラー✖ダン・フッカー「重心」

【写真】チャンドラーが初回KO勝ちとなったフッカー──。もう少し、組みも踏まえた攻防も見てみたかった(C)Zuffa/UFC

過去1カ月に行われたMMAの試合から青木真也が気になった試合をピックアップして語る当企画。

2021年1月の一番、第ニ弾は24日に行われたUFC258からマイケル・チャンドラー✖ダン・フッカー戦について語らおう。


──青木真也が選ぶ2020年12月の一番、2試合目をお願いします。

「チャンドラー✖フッカーですね。チャンドラーは色々な見立てがあると思いますが、僕自身は試合前にはダン・フッカー有利だと思っていたんです。ゴメンナサイ(笑)。

チャンドラーはあれだけ破壊力のある打撃の持ち主ですが、相性的には最悪じゃないかって。フッカーが真っ直ぐに真ん中から当てたら、終わるだろうと」

──確かにチャンドラーの踏み込みも、UFCのトップどころに通じるのかという見方もあったかと思います。

「チャンドラーとフッカーだと、あれだけリーチ差がありますしね。戦略が勝敗を分けるような階級において、これはフッカーだろうと」

──それが蓋を開けて見れば、と。

「ホントに失礼しました(笑)。構え方でいえば、チャンドラーはスタンスが広いオールドスタイルです。

レスリングのように腰を低くして、両足で踏ん張った状態で前後の移動ができる。いわばステップのない堀口恭司選手のような感じですよね」

──それは言い換えると、如何に堀口選手の前後移動がテイクダウンに適しているのかという。

「そうなんですよね。その分、体へ負担は相当あると思います。どうしてもストップ&ゴーなので。そこでいうと、チャンドラーはあのワイドスタンスで歩けるという強さがありますよね」

──堀口選手は、左右の足を使って鋭い踏み込みを見せる。それは全体運動でもあると思います。手を振ったりして。ただし、チャンドラーはもう足腰のみというような。

「強靭な肉体というと雑になってしまいますけど、レスリングが強いということに尽きると思います。MMAPLANETで空手の岩﨑さんが仰っていた『組みは打撃』ということで。組みが強いから打撃が生きる。その理屈を体現しているように思います。

何と言っても個体の強さがあります。パンチがどうこうというよりも、あの低い重心で動けるのかっていう部分で」

──しかも、左フックですから、縦移動に横回転が混ざる。もう自然の摂理に逆らった強さかと。

「そこは前傾姿勢で入っているから、誤魔化していると思います。前に倒して重さをつけている」

──それにしても、ダン・フッカーは過去にUFCで組みの強い選手とも戦ってきましし、このような負けは予想外でした。

「ジム・ミラーやドゥリーニョに勝っているわけですからね。僕はダン・フッカーの評価が凄く高かったので、もうこなるとチャンドラーとゲイジーが見たくなっちゃいます。ダでもスティン・ポイエーがマクレガーに勝っちゃったので、そこがゲイジーとやるのか。どの辺はUFCのセンスはどうなっているのか、ちょっと分からないですね」

──キーポイントはチャンドラーの組みが強いうえの、パンチ力ということですね。

「あのチャンドラーの突進を止めるには、蹴る。それが僕の理屈──あくまでも理屈上ですよ。あの低い前進は蹴りで止める……でも、それができるヤツがいるのかと。そうなるとシャーウス・オリヴェイラとか、興味深いですね。蹴りが映えるし、ヒザもある」

──下になっても構わない。下も上もどちらでも極めの強さがあります。

「テイクダウンされても構わないから、思い切り蹴ることができるだろうし。そうなるとチャンドラーがブロックしようもののなら腕を潰すこともできるじゃないかって。

今、カーフキックって流行っているけど……、カーフキックの理屈はミドルで腕を蹴るのと同じ。オリヴェイラがあの勢いでミドルを蹴って、チャンドラーが腕で受けると折れるんじゃないかって思います。

人間は基本的に、足より腕の方が弱いし、カットもできない。ならスウェイがバックステップでないと」

──でもあのワイドスタンスだと、スウェイではなくてブロックしてくるでしょうしね。

「そうなんですよ。だから、オリヴェイラとチャンドラーでオリヴェイラのミドルが見られないなかって。そこを見てみたいですね」

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Report UFC UFC257 ダン・フッカー ブログ マイケル・チャンドラー

【UFC257】マイケル・チャンドラー、左フックからパウンド!! 150秒でダン・フッカーを倒し、UFC初勝利

<ライト級/5分3R>
マイケル・チャンドラー(米国)
Def.1R2分30秒by TKO
ダン・フッカー(ニュージーランド)

ついに迎えたマイケル・チャンドラーのUFCデビュー戦。右に回るフッカーが軽く右ローを蹴る。それを掴みに行ったチャンドラーは、拘ることなく離れる。前蹴りからスイッチしたフッカー、戻してカーフを蹴っていく。左ローにチャンドラーが右ボディストレート、もう一度ボディを殴る。続いて右フックで前に出るが、フッカーが下がってかわす。圧力を高めるチャンドラーは右ボディから、右ストレートを入れる。

自らも前蹴りを蹴ったチャンドラー、フッカーは右に回るところで右ボディから左フックを受けてダウン。腰から崩れたフッカーにチャンドラーがパンチを纏め、レフェリーが試合をストップした。直後にチャンドラーはケージに駆け上がり、バック宙を決める。

「長かった。色々あった。でも、ここに来た。すぐにタイトルショットだ。プロ生活で、最高の瞬間だ。コナー・マクレガー、サプライズ・サプライズ。新しいキングがライト級に来たんだ。ダスティン・ポイエー、お前の時間だ。誰かUFCで俺を倒してみろ、できるものならな!!」とチャンドラーはシャウトした。


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News UFC UFC257 コナー・マクレガー ダスティン・ポイエー ダン・フッカー ブログ マイケル・チャンドラー

【UFC257】計量終了 マクレガー、ポイエー、チャンドラー、フッカー、問題なし。エフロエフ✖レンツも

【写真】いよいよ、世界中が注目するライト級2試合が行われる (C)Zuffa/UFC

22日(金・現地時間)、24日(日・同)にUAEはアブダビ・ヤス島UFC Fight Islandのエティハト・アリーナで開催されるUFC257「Poirier vs McGregor」の計量が行われた。

メインとセミ、世界が注視するライト級の2試合に出場する4選手、コナー・マクレガー、ダスティン・ポイエー、マイケル・チャンドラー、ダン・フッカーは問題なくパスしている。


16日のUFC ABC01、20日のUFC ESPN20が現地及び欧州時間の同日夜に開始したのに対し、今回は米国時間の23日の夜に合わせ現地では24日の早朝4時スタートとなる。

プレリミメインでマット・フレヴォラと対戦するアルマン・ツァルキャンのみが2ポンドオーバー、他の出場21選手は問題なく計量を通過した。

メインに2試合に注目が集まり過ぎるといっても過言でない2021年初のPPV大会。しかしんがらキャッチウェイト戦でデビュー以来13連勝中、UFCでも3連勝の元M-1バンタム級王者モフサル・エフロエフと、オクタゴン活動歴12年目、24戦目(※14勝8敗1NC)のニック・レンツの対戦など通好みのファイトも組まれている。

■視聴方法(予定)
1月24日(日・日本時間)
午前9時~UFC FIGHT PASS
正午~PPV
正午~WOWOWプライム

■UFC257計量結果

<ライト級/5分5R>
ダスティン・ポイエー: 156ポンド(70.76キロ)
コナー・マクレガー: 155ポンド(70.31キロ))

<ライト級/5分3R>
ダン・フッカー: 156ポンド(70.76キロ)
マイケル・チャンドラー: 156ポンド(70.76キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ジェシカ・アイ: 126ポンド(57.15キロ)
ジョアン・カルダーウッド: 126ポンド(57.15キロ)

<ミドル級/5分3R>
アンドリュー・サンチェス: 186ポンド(84.37キロ)
マフムド・ムラドフ: 186ポンド(84.37キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
マリナ・ホドリゲス: 116ポンド(52.62キロ)
アマンダ・ヒーバス: 116ポンド(52.62キロ)

<ライト級/5分3R>
アルマン・ツァルキャン: 157ポンド( 71.21キロ)
マット・フレヴォラ: 155.5ポンド(70.53キロ)

<ミドル級/5分3R>
ブラッド・タヴァレス: 185.5ポンド(84.14キロ)
アントニオ・カーロス・ジュニオール: 185ポンド(83.91キロ)

<女子バンタム級/5分3R>
サラ・マクマン: 135ポンド(61.24キロ)
ジュリアナ・ペニャ: 136ポンド(61.69キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
カリル・ラウントリー: 206ポンド(93.44キロ)
マルチン・プラチニオ: 205ポンド(92.99キロ)

<150ポンド契約/5分3R>
ニック・レンツ: 150ポンド(68.03 キロ)
モフサル・エフロエフ: 150ポンド(68.03 キロ)

<フライ級/5分3R>
アミール・アルバジ: 126ポンド(57.15キロ)
ザルガス・ズマグロフ: 126ポンド(57.15キロ)

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