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MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN52 アルマン・ツァルキャン ベニール・ダリューシュ

【UFC ESPN52】ツァルキャンがヒザ蹴りからの右ストレートでダリューシュに衝撃のKO勝利

<ライト級/5分5R>
アルマン・ツァルキャン(アルメニア)
Def.1R1分04秒by KO
ベニール・ダリューシュ(米国)

サウスポーのダリューシュが左ミドルとインロー、前に出ながら左ストレートを伸ばす。ツァルキャンもジャブを返して右フック。首相撲からヒザ蹴りを突き上げ、右ストレート一閃。これがダリューシュの顔面を打ち抜き、そのままダリューシュがばったりと後方に倒れ、ツァルキャンが衝撃的なKO勝利を収めた。

試合後、ツァルキャンは「KOを狙っていた。判定にしたくないと言っていた通りだ。いいパフォーマンスを見せて、家に帰り、タイトル挑戦権を手にすること。でも、ダリューシュには感謝している。この階級で一番尊敬できるファイターだ。人間的にも、素晴らしい人物だ。誰もトップ5は戦いたがらないだけで、ベニール・ダリューシュだけが戦ってくれた。次はタイトル戦にしたいけど、そうならないでもどんどん戦いたい。僕はチャンピオンになる。信じて欲しい」と試合を振り返った。


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BELLATOR o PFL UFC アルマン・ツァルキャン ウスマン・ヌルマゴメドフ キック ジェレミー・スティーブンス ナタン・シュルチ ハウシュ・マンフィオ 修斗 西川大和

PFL2023#10:メインイベント・オリヴィエ・オウビン・メルシェ vs. クレイ・コラード

ライト級決勝戦5分5R。

カナダのOAMことオリヴィエ・オウビン・メルシェはUFCではデビューから7勝1敗だったが、相手のレベルが上がるとアレクサンダー・ヘルナンデス、ギルバート・バーンズ、アルマン・ツァルキャンに3連敗し2019年にリリース。PFL初年度は2戦目からの出場で勝ったが決勝トーナメント進出ならず、昨年は2018・19年ウィナーナタン・シュルチ、2021年ウィナーハウシュ・マンフィオに勝利して決勝トーナメントに進出すると、決勝では同じ元UFCのスティーヴィー・レイにKO勝ちで100万ドルゲット。今年の初戦は元UFCフェザー級ランカーのシェイン・バーゴスに判定勝ち、その後は2試合連続KO勝ちで決勝進出。PFLでは9連勝で負けなし。バックボーンは柔道。34歳。

コラードも元UFCで、2015年に1勝3敗でリリースされている。一昨年のPFLでは元UFC王者アンソニー・ペティスに判定勝ちしたが準決勝で優勝したマンフィオに判定負け。昨年は元UFCフェザー級ランカーのジェレミー・スティーブンスに勝ったが2戦目で敗れ予選落ち。今年は修斗ライト級王者西川大和、昨年準優勝のレイ、準決勝では元UFCシェイン・バーゴスに勝って初の決勝進出。30歳。

PFLチャンピオンズ vs. Bellatorチャンピオンズで対戦するBellator王者は現時点ではウスマン・ヌルマゴメドフだが、ドーピング検査に引っかかり、タイトルの行方とライト級GP決勝戦がどうなるかは不明の状況。

プレッシャーを掛けるOAM。コラードはステップを使いつつワンツー、ロー。左ミドルを入れたOAM。左ストレートをヒット。コラードもワンツーを打ち返すがまたミドルをもらったOAMタックル。尻餅を着かせるとバックに回る。すぐに立つコラード。なおもボディロックでコントロールするOAM。四の字バックで引き込んでチョーク。外れたが亀になったコラードにまたチョークを狙う。コラード反転して逃れようとしたがばっくでついていくOAM。しかし足のフックが外れて立った。またテイクダウンするOAMだがコラード足関へ。防いでいるOAM。またバックに回り四の字ロック。残り40秒。背中のOAMにパンチを入れてしのぐコラード。ゴング。

1ROAM。

2R。OAMのタックルに反応したコラード。OAM左ハイをヒット。コラードはパンチで出る。左ボディ。OAMのタックルを切った。右をヒット。さらに右ボディ。OAM組み付いてケージに押し込む。離れたところにまたコラードがボディを入れた。OAMまた押し込んで大内テイクダウン。倒せず離れる。OAMダブルレッグ。両足を束ねてテイクダウン成功。コラードケージを使って立とうとするが、体をまたいだOAMがマウント。背中を向けて立とうとするコラードからまた四の字バック。亀のコラードにまたチョークを狙うがディフェンスされている。しかし四の字バックから逃れられないコラード。OAMがバックをキープしたままゴング。

2RもOAM。

3R。OAMのタックルを切ったコラード。またタックル。ボディにパンチを入れて引きはがすコラードだが、OAM胴タックルで組み付くとテイクダウン成功。マウント。しかし回転して逃れて立ち上がるコラード。すぐに組み付いたOAMが小手投げでテイクダウン。足でコラードの左腕をロックしてバックから押さえるOAM。ケージに押し込みながら立ち上がったコラード。押し込んだコラードが膝を入れる。残り1分。ずっと押し込まれていたOAMだが、残り30秒で入れ替えてカーフキック。インロー。コラードが詰めてワンツーボディ。ゴング。

3Rは僅差。

4R。コラードパンチで出る。OAM後退。左がヒット。組みに来たOAMにボディブロー。圧さmタックル。シングルレッグ。切るコラードをケージに押し込もうとしたが、コラード引きはがす。またタックル。受け止めて入れ替えたコラードがボディ・顔面にパンチを入れていく。左右のボディ。離れた。コラードパンチで出る。ローで足を払ったOAMだがコラードすぐに詰める。OAMタックル。ケージに押し込んだ。またボディを入れて引き剥がそうとするコラード。こらえて殴る。倒せずに押し込んでいるだけのOAM。ブレイクがかかる。詰めていくコラード。OAMサークリング。ゴング。

4Rはコラード

5Rいきなり詰めたOAM。タックル。テイクダウンして四の字バック。腰を浮かせて前に落とそうとするコラード。しかしOAM落ちない。バックマウントから足を掴んでスロエフストレッチ狙い。チョークへ。防いでいるコラードだがバックの時間が続く。仰向けに倒した。チョーク。喉元に入ったが、腕を掴んで耐えているコラード。パームトゥパーム。決まらないがなおもバックマウントをキープしているコラード。残り1分。バックキープに徹するOAM。コラード逃げられないまま時間がすぎる。タイムアップ。

三者49-46でOAMが2年連続100万ドル獲得。

もともとUFCの見切りが早すぎた感のあるOAMだが、地味でフィニッシュ少なめのファイトスタイルが影響した可能性は高い。UFCではランキング下位クラスの実力はあると思うが、ダゲスタン勢ほどの強烈なテイクダウンはなく、ウスマン・ヌルマゴメドフ戦は厳しい戦いになりそう。

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AB MMA o ONE Report UFC   アルマン・ツァルキャン キック ジェイリン・ターナー ダン・フッカー ホドルフォ・ベラート ボビー・グリーン

12.2『UFC on ESPN 52』でボビー・グリーンと対戦予定だったダン・フッカーが負傷欠場「以前と同じ箇所を骨折してしまった」「『UFC 300』で復帰したい」

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12.2 UFCオースティン大会でベニール・ダリウシュ vs. アルマン・ツァルキャン、ダン・フッカー vs. ボビー・グリーン、イホール・ポテーリャ vs. ホドルフォ・ベラート(2023年11月01日)

 こちらの続報。


 12月2日にテキサス州オースティンで開催する『UFC on ESPN 52: Dariush vs. Tsarukyan』のセミファイナルでボビー・グリーンと対戦予定だったダン・フッカーが負傷欠場するとのこと。ノンタイトルのセミファイナルであるにも関わらず5ラウンドで行われる予定の注目カードでした。グリーンが代わりの選手と対戦するかは不明。


 フッカーがコメント。フッカーは3月の『UFC 285: Jones vs. Gane』で予定されていたジェイリン・ターナー戦の時も腕を負傷したことから試合が7月の『UFC 290: Volkanovski vs. Rodríguez』に延期されましたが、「スパーリングでキックをブロックした時に同じ箇所を骨折してしまった」とのこと。「リスクを冒して悪い目が出てしまった。きちんと治して戻って来たい。 5ヶ月後の『UFC 300』が良い目標だ」ともコメントしています。続きを読む・・・
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AB F1 MMA o ONE UFC UFC Fight Night   アルマン・ツァルキャン カーロス・アルバーグ ジェイリン・ターナー ダン・フッカー ホドルフォ・ベラート ボビー・グリーン ムルタザ・タルハ

12.2 UFCオースティン大会でベニール・ダリウシュ vs. アルマン・ツァルキャン、ダン・フッカー vs. ボビー・グリーン、イホール・ポテーリャ vs. ホドルフォ・ベラート

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 UFCが12月2日にテキサス州オースティンのムーディー・センターで『UFC Fight Night 233』を開催することと、メインイベントがベニール・ダリウシュ vs. アルマン・ツァルキャンのライト級マッチになることを発表。

 ダリウシュは6月の『UFC 289: Nunes vs. Aldana』でチャールズ・オリヴェイラに1R TKO負けして以来の試合。その前までは8連勝していました。現在UFCライト級ランキング4位。ツァルキャンは6月の『UFC on ESPN 47: Vettori vs. Cannonier』でヨアキム・シウバに3R TKO勝ちして以来の試合で2連勝中。現在UFCライト級ランキング8位。


 また、セミファイナルとしてダン・フッカー vs. ボビー・グリーンのライト級マッチが行われるとのこと。メインイベントでもタイトルマッチでもないにも関わらず5ラウンドで行われます。

 フッカーは7月の『UFC 290: Volkanovski vs. Rodriguez』でジェイリン・ターナーに判定勝ちして以来の試合で2連勝中。現在UFCライト級ランキング9位。グリーンは10月の『UFC Fight Night 229: Dawson vs. Green』でグラント・ドーソンに1R KO勝ちして以来の試合で2連勝中。現在UFCライト級ランキング12位。


Rodolfo Bellato(Sherdog)

 同大会でイホール・ポテーリャ vs. ホドルフォ・ベラートのライトヘビー級マッチが行われるとのこと。

 ポテーリャは5月の『UFC on ABC 4: Rozenstruik vs. Almeida』でカーロス・アルバーグに1R TKO負けして以来の試合。ベラートは現在27歳のブラジル人でMMA戦績11勝2敗。10月の『Dana White's Contender Series 65』でムルタザ・タルハに2R KO勝ちして以来の試合で今回がUFCデビュー戦。続きを読む・・・
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BELLATOR o RIZIN UFC アルマン・ツァルキャン キック クレベル・コイケ

UFC on ESPN+86:メインイベント・ラファエル・フィジエフ vs. マテウス・ガムロット

ライト級。フィジエフ6位、ガムロット7位。

アゼルバイジャン国籍初のUFCファイターのフィジエフ。バックボーンはムエタイで、強打を武器に6戦全勝全KOでUFCと契約。しかし初戦はまさかのスピニングバックキックでKO負け。UFCの洗礼を浴びたが、そこからは順調に勝ち星を重ねて6連勝でランキングも6位まで上昇。3月の前戦ではついにタイトルコンテンダーの一角・ゲイジーと対戦。打撃で互角の攻防となり、ジャッジのスコアも3Rともに割れる内容だったが、フィジエフが3Rに入り失速。3Rのスコアの差でゲイジーに敗れ、連勝も止まった。若干、スタミナに不安があり後半失速するきらいがある。30歳。

ポーランドのガムロットはKSWフェザー級王座決定戦でクレベル・コイケに勝利。その後ライト級も制して同時二冠王者となり、直後にUFCと契約。UFCデビュー戦の相手はフィジエフのUFCデビュー戦でKO勝ちしたマゴメド・ムスタファエフの予定だったが、グラム・クタテラーゼに変更(ムスタファエフはその後も体重オーバー等で試合を飛ばし続け、昨年リリースされている)。テイクダウンを防がれる展開でスプリット判定負けし、こちらもUFC初戦は黒星だった。その後は3連続フィニッシュ勝利でランキング入りし、現王者マカチェフにしか負けていないアルマン・ツァルキャンと対戦。接戦となったが、スクランブル勝負を制して判定勝ち。しかし次戦ではトップランカーで7連勝中のベニール・ダリウシュにタックルを切られて消耗し判定負け。今年3月の前戦は5連勝中のジェイリン・ターナーにパンチでダウン気味に倒される場面もあり、苦戦したがスプリット判定勝ち。同日に試合をするBellatorのマンスール・ベルナウイ、RIZINクレベル・コイケに勝利している。32歳。

両者距離を取り牽制の打撃を出しているが、蹴りが届かない間合い。ガムロットが飛び込んでワンツーを入れた。ガムロットが再び飛び込んできたところに左右のボディブローを連打するフィジエフ。フィジエフが飛び込み右を放つが、かいくぐったガムロットがシングルレッグに。フィジエフの左足を掴んで抱え上げたが、片足でこらえて離れたフィジエフ。距離を取り前蹴りで牽制するフィジエフ。まだ両者明確なポイントがない状態で残り1分。フィジエフのローでバランスを崩したガムロットだがワンツーを入れると残りわずかでシングルレッグに。また片足でこらえるフィジエフ。ガムロットがしつこくテイクダウンを仕掛けていく。残りわずかで尻もちまでつかせたところでホーン。

1Rややフィジエフ。

2R。フィジエフのミドルに合わせてタックルに入ったガムロット。シングルレッグ。こらえるフィジエフだが、ガムロットがついに倒してバックを取る。フィジエフはケージ際まで移動すると立ち上がりスタンドバックの体勢に。ケージ際で正対して離れたフィジエフ。フィジエフがミドルを入れたが、自ら足を押さえて倒れ込んだ。アクシデントで負傷したか。パウンドを打ち込むガムロットだが、戦闘不能と見てレフェリーが割って入りKO。フィジエフは蹴った足ではなく逆足の膝を痛めた模様。

まだこれからというところでアクシデント的な足の負傷で試合が終わってしまう。それもよりによってメインで。昨年来から何回も見た光景がまた再現されてしまった。

アクシデントとはいえKO勝利なので、ガムロットは先に進み、フィジエフは後退、そしてしばらくブランクが開くことに。再戦は両者がワンランク評価を上げてからか。

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MMA o UFC アルマン・ツァルキャン マイケル・ジョンソン

UFC on ESPN+82:第7試合・マルク・ディアケイジー vs. ヨエル・アルバレス

ライト級。

今後生まれイギリス国籍のディアケイジー。無敗でUFCと契約し、UFCデビューから3連勝した時は将来を期待されたが、その後は3連敗→2連勝→2連敗→2連勝→負けと勝ち負けを繰り返し、ここまで7勝6敗と、中堅クラスに落ち着いている。MMAを始める前はサッカーをしており、そちらでも将来を期待されるほど、高い身体能力を持つ。前戦はかつてのトップランカーのマイケル・ジョンソン相手に2R・3Rに打撃を打ち込まれ判定負けし、連勝が2でストップした。30歳。

アルバレスはスペイン国籍UFCファイターの第一人者。UFCデビュー戦でダミア・イスマグロフに判定で敗れた後、4連続フィニッシュ勝利(ただし、最後の2試合は連続で計量失敗)。昨年2月に当時ランキング13位のアルマン・ツァルキャンとの対戦が組まれたが、テイクダウンされパウンド・肘をもらう展開で、2RにTKO負け。身長191cmの長身で、キャリア19勝すべてがフィニッシュしての勝利。うち16が一本勝ちで、ほぼ絞め技での勝利となっている。30歳。

 

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【UFC ESPN48】UFC無敗のドーソン戦へ、ダミール・イスマグロフ「距離は関係ない。打撃で圧倒する」

【写真】キャリア24勝2敗、UFCでは5勝1敗。中央アジアを代表するファイターといっても過言でない (C)MMAPLANET

1日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXでUFC on ESPN48「Strickland vs Magomedov」が開催され、コメインのライト級3回戦でダミール・イスマグロフが、グラント・ドーソンと対戦する。

昨年12月にアルマン・ツァルキャンに敗れ、オクタゴン初黒星を喫して以来の復帰戦となるイスマグロフ、対戦相手のドーソンはUFCで今だ無敗=7勝1分のレコードを持つ。サブミッションでの勝利が4試合というフィニッシャーに対し、静かな口調で「彼にとって真価が問われる試合になる」と話した。


──週末にドーソン戦が控えています。今の気持ちを教えてください(※取材は6月28日に行われた)。

「最高だよ。ここまで試合前に追い込んだことはなかった。人生で最高のパフォーマンスを発揮できるはずだ」

──昨年12月にアルマン・ツァルキャンにUFC初黒星を喫しました。あの試合から、何を学べたでしょうか。

「敗北は勝利よりも学ぶことが多い。ミスをして、弱点もハッキリした。基本、僕はテイクダウンディフェンスが弱点だ。ただし、それだけでなくもっとフィジカルを強くしないといけないと感じた。この2つを克服すれば、常に安定して重いパンチを打つことができるようになる。そこを克服してきたので、今回の試合で証明するつもりだよ」

──やや遠い距離で打撃を駆使し、テイクダウンを奪うことも試合で見せてきました。そんなダミールのバックグラウンドは?

「サンボだよ」

──コンバットサンボですか。

「いや、スポーツサンボだよ。ただ、それほどサンボをやっていたわけじゃないんだ。すぐにハンド・トゥ・ハント・コンバットに転向したから。ハンド・トゥ・ハント・コンバットはヘッドギアをつけていたけど、サッカーボールキックも認められていた。結果、アマチュアMMAを戦う機会を得て、プロMMAファイターになった。金がなかったから、即プロとして活動するようになったんだ」

──ところでダミールはUFCで戦う合間にカザフスタンのMMA大会のなかでヌルベルゲン・シャリポフ、アルマン・オスパノフというトップMMAファイターとグラップリングの試合をやっていますね。

「常にグラップリングの技術力を上げたいと思っている。それには実戦経験を積むことが一番だから、グラップリングの試合に出ているんだ」

──では土曜日に戦うドーソンの印象を教えてください。

「良い選手で、タフな相手だよ。ただし、ドーソンは僕が戦ってきたような強い選手と戦った経験がない。だから、彼にとってもこの試合は真価が問われるはずだけど、僕が打撃で圧倒する。その自信はあるよ」

──ドーソンはダミールと比べると近距離で戦い、打撃からテイクダウンという流れでグラウンドに持ち込みます。

「距離がどうであろうが関係ない。スタンドで戦うと彼に勝ち目はない。ライト級で今も僕はトップ5で戦える力があることを土曜日の試合で証明する」

■視聴方法(予定)
7月4日(日・日本時間)
午前5時~UFC FIGHT PASS
午前4時30分~U-NEXT

■ UFC ESPN48対戦カード

<ミドル級/5分5R>
ショーン・ストリックランド(米国)
アブス・マゴメドフ(ドイツ)

<ライト級/5分3R>
ダミール・イスマグロフ(カザフスタン)
グラント・ドーソン(米国)

<ウェルター級/5分5R>
マックス・グリフィン(米国)
マイケル・モラレス(エクアドル)

<女子フライ級/5分3R>
アリアネ・リプスキ(ブラジル)
メリッサ・ガト(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
ブノワ・サンドニ(フランス)
イスマエル・ボンフィム(メキシコ)

<ミドル級/5分3R>
ヌルスタン・ルジボエフ(ウズベキスタン)
ブルーノ・フェヘイラ(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
ケビン・リー(米国)
リナット・ファクレトディノフ(ロシア)

<フェザー級/5分3R>
ジョアンデウソン・ブリト(ブラジル)
ウェスティン・ウィルソン(米国)

<女子フェザー級/5分3R>
ヤナ・サントス・クニツカヤ(ロシア)
カロル・ホサ(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
グラム・クタテラデス(ジョージア)
エルヴィス・ブレネル(ブラジル)

<女子フライ級/5分3R>
イワナ・ペトロビッチ(クロアチア)
フアナ・キャロリーナ(ブラジル)

<ヘビー級/5分3R>
アレクサンドル・ロマノフ(モルドバ)
ブラゴイ・イワノフ(ブルガリア)

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o PFL UFC アルマン・ツァルキャン カルヴィン・ケイター キック ジョシュ・エメット ナタン・シュルチ ハウシュ・マンフィオ マルロン・モラエス

PFL2023:#3:第5試合・オリヴィエ・オウビン・メルシェ vs. シェイン・バーゴス

ライト級リーグ戦。

カナダのメルシェはカナダ・オーストラリアで行われたTUF Nationsで準優勝。UFC本戦では7勝1敗のハイアベレージを残していたが、アレクサンダー・ヘルナンデス、ギルバート・バーンズ、アルマン・ツァルキャンに3連敗。2021年からPFLに参戦。初年度は初戦負傷欠場、2戦目判定勝ちで決勝進出ならず。昨年は2タイムウィナーナタン・シュルチ、前年の覇者ハウシュ・マンフィオに判定勝ちで勝ち上がると、決勝トーナメントで同じ元UFCのスティービー・レイにKO勝ちして100万ドルを獲得した。バックボーンは柔道。34歳で17勝5敗。

UFCフェザー級ランカーから、契約を満了してUFCではなくPFLを選択して話題となったバーゴス。UFCフェザー級で負けた相手はカルヴィン・ケイター、ジョシュ・エメット、エジソン・バルボーザの3人。昨年、PFL決勝大会のワンマッチで元WSOF王者・UFCタイトルチャレンジャーのマルロン・モラエスとの対戦が組まれていたが負傷欠場した。192cmの長いリーチからの打撃・カーフキックが武器。PFL参戦にあたりライト級に上げている。32歳で15勝3敗。

ローを蹴るメルシェ。バーゴス右を打ち込み出ていく。ジャブ。メルシェ飛び込んでアッパー。マウスピースが飛んだバーゴスだが、すぐ拾って嵌め直した。バーゴスカーフキック。パンチで攻めるメルシェ。ワンツー。両者インロー。ゴング。

1Rメルシェ。

2R。右をヒットさせたバーゴスだが、メルシェ下がらずパンチを入れる。飛び膝を見せた。左をヒットさせたメルシェ。メルシェのパンチをブロックしてしのぐバーゴスだが、メルシェタックルへ。ケージに押し込む。シングルレッグ。崩してスタンドバックに。片膝を着いたバーゴスから四の字バック。背負って立ったバーゴス。ロックを外し下りたメルシェ。正対したバーゴスだが、足をかけられて倒される。ケージを使って立ったバーゴス。ゴング。

2Rメルシェ。

3R。メルシェパンチからタックルへ。シングルレッグでケージに押し込む。膝をつかせるとまたバックに回る。バーゴス立って正対。テイクダウンしたメルシェ。またバックに。バーゴス立つが、メルシェバックに張り付くとまた背中に乗った。振りほどけないバーゴス。バックに着かれているだけだが時間が過ぎていく。残り30秒でメルシェ下りた。バーゴス正対。首相撲から膝連打。離れたメルシェ。バーゴスパンチのラッシュで出て行くが、残りわずかでまた組み付かれてバックを取られた。タイムアップ。

三者フルマークでメルシェが白星発進。3点獲得。

バーゴス、前半は打撃で劣勢で、後半は組まれてバックを取られる展開となりいいところなし。

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MMA o ONE RENA UFC   アルマン・ツァルキャン

4.29『UFC Fight Night 223』のメインイベントでアルマン・ツァルキャンと対戦予定だったヘナート・モイカノが負傷欠場

トップアスリートに伝授した 怪我をしない体と心の使いかた


4.29『UFC Fight Night 223』のメインイベントはアルマン・ツァルキャン vs. ヘナート・モイカノ(2023年03月24日)

 こちらの続報。


 UFCが4月29日にネバダ州ラスベガスのUFC APEXで開催する『UFC Fight Night 223』のメインイベントでアルマン・ツァルキャンと対戦予定だったヘナート・モイカノが負傷欠場することをMMAJunkieが確認したとのこと。ツァルキャンが代わりの選手と対戦するかは不明。

 大会まで残り2週間しか無いことからツァルキャンのマネージャーは「対戦相手は居ないだろう」とコメントしています。続きを読む・・・
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F1 MMA o UFC アルマン・ツァルキャン ジョン・チャンソン

UFC284:メインイベント・イスラム・マカチェフ vs. アレクサンダー・ヴォルカノフスキー

ライト級タイトルマッチ5分5R。ヴォルカノフスキーはフェザー級王者でライト級ではランク外。

昨年10月にチャールズ・オリヴェイラを破ってタイトルを獲得したマカチェフの初防衛戦。2015年にアドリアーノ・マルチンスに唯一の敗戦を喫してからタイトル挑戦までに7年間で10連勝する必要があった。その間、上位ランカーとの試合はなかなか組まれず(ベネイル・ダリウシュやハファエル・ドス・アンジョスとの試合が組まれたことは合ったが流れている)。タイトルを奪ったオリヴェイラ以外だと、現在のトップ10ランカーでは8位のアルマン・ツァルキャンとツァルキャンのUFCデビュー戦で対戦したのみ。初防衛戦の相手はランカーではなく、階級下のP4P1位・ヴォルカノフスキーに。

フェザー級王座を4度防衛しているヴォルカノフスキー。相手はタイトルを奪った時にも対戦したホロウェイと2回、オルテガジョン・チャンソン。こちらもトップ10ランカーで対戦経験があるのはこの3人のみ。ヴォルカノフスキーに辿り着く前にホロウェイやオルテガが倒してしまうからということもあるが…。デビュー当時はウェルター級で、その後ライト→フェザーと落としている。UFCでは12戦全勝。最後に敗れたのは10年前、ウェルター級時代のプロ4戦目の時。

計量は両者ほぼリミットでクリアしているが、ヴォルカノフスキーの身長168cmというのはライト級では最小で、マカチェフとは10cm差。しかしリーチはマカチェフの178cmに対し、ヴォルカノフスキー180cmと上回っている。

当然ながら、地元のヴォルカノフスキーには大歓声、マカチェフにはブーイングが送られる。

前手で距離を測るヴォルカノフスキー。遠い間合い。マカチェフは落ち着いて様子を見ている。県政のミドルを出すマカチェフ。ヴォルカノフスキー飛び込んでワンツー。浅い。スイッチを見せるヴォルカノフスキー。飛び込んで左。もう一発。マカチェフちょっとバランスを崩した。効いたのではなくパンチで押されただけか。腹に前蹴りを入れたマカチェフ。詰めたヴォルカノフスキーがパンチを打ち込むが、マカチェフのパンチを貰い膝をつく。すぐ詰めたマカチェフ。組むとスタンドバック。クラッチを切ろうとするヴォルカノフスキーだがテイクダウン。立とうとしたヴォルカノフスキーだがマカチェフがバックから足をフック。ケージを背負って座った体勢でバックマウント。残り1分。チョークを狙うマカチェフ。顎ごとフェイスロックで絞めるが、そこまで力は入れていない。放した。ホーン。

1Rマカチェフ。

2R。スイッチを繰り返すヴォルカノフスキー。パンチで飛び込んだが、マカチェフが詰める。左ミドル。パンチ連打で出るヴォルカノフスキー。膝を着いたマカチェフだがタックルへ。テイクダウン。またバックに回るとヴォルカノフスキー立って再びスタンドバック。1Rと同じパターンでテイクダウン。同じパターンで倒され際に上を取ろうとしたヴォルカノフスキー。1Rはそこから上を取ったマカチェフだが、今度はヴォルカノフスキー立った。打撃を入れるヴォルカノフスキー。四つに組んで旨を合わせたマカチェフだが、ヴォルカノフスキー離れた。マカチェフがじわじわ詰める。飛び込むヴォルカノフスキーに肘を狙ったマカチェフ。ヴォルカノフスキーのボディに合わせたマカチェフの左がヒット。ヴォルカノフスキー後退。出ていくマカチェフ。ケージ際まで下がったヴォルカノフスキーだが手を出していく。マカチェフ首相撲に。ヴォルカノフスキーケージに押し込む。押されているマカチェフが両脇を差したがホーン。

2R、ヴォルカノフスキーのパンチでしゃがみ込んだのはダウンとみなされるかどうか?その後のタックルの動きを見る限りダメージはなかったと見てマカチェフ。

3R。左を入れるヴォルカノフスキー。しかしマカチェフがじわじわ詰める。首相撲から膝。振りほどいたヴォルカノフスキー。マカチェフ左ミドル。ヴォルカノフスキー右ボディを返す。マカチェフの左。ヴォルカノフスキーインロー。マカチェフ首相撲から足を払ってこかす。寝かされないようにするヴォルカノフスキーだが、マカチェフまたタックルからバックに回る。立って正対したマカチェフ。放してパンチを振ったヴォルカノフスキー。マカチェフブロックして離れた。また詰めるマカチェフ。また詰めるヴォルカノフスキー。パンチから足を払ってこかした。すぐ立つマカチェフ。ヴォルカノフスキーボディロックから投げ。倒されないマカチェフ。放したヴォルカノフスキー。ホーン。

3Rは微妙。

4R。右を入れたマカチェフ。ヴォルカノフスキー右ボディ。逆にプレスしていく。蹴りが交錯してヴォルカノフスキーのローブローがあるが続行。ジャブの差し合い。ヴォルカノフスキーが飛び込むタイミングでカウンターのタックル。テイクダウン。ヴォルカノフスキー背中を向けてケージ際まで移動しようとするが、両足をフックしたマカチェフ。四の字バック。四の字ロックが固い。動けないヴォルカノフスキー。ヴォルカノフスキーは背中のマカチェフにパンチを入れることしか出来ない。残り1分。バックキープを続けるマカチェフに、挑発しながら殴るヴォルカノフスキー。ホーン。

4Rマカチェフ。

5R。ジャブを当てたマカチェフ。ヴォルカノフスキーが詰める。パンチからロー。マカチェフがケージを背負うが、左を当てて脱出。しかしまた詰めるヴォルカノフスキー。マカチェフ首相撲から膝。パンチで引き剥がすヴォルカノフスキー。ヴォルカノフスキーがパンチで飛びこんだところにタックル。倒されたが、オーバーフックで投げを打ちつつ立ったヴォルカノフスキー。マカチェフシングルレッグ。ヴォルカノフスキーバックに回ろうとする。回らせないマカチェフ。ヴォルカノフスキー立った。マカチェフ失速か。ヴォルカノフスキーがボディロックからテイクダウン狙い。しかしこらえたマカチェフ。またテイクダウンを狙うヴォルカノフスキーだがマカチェフ投げでこらえた。離れる。ヴォルカノフスキーの右がヒット。マカチェフタックルに入るが自ら引き込んだ。残り1分。マカチェフなんとか逃げ切ろうという体勢か。インサイドからパウンド・肘を入れるヴォルカノフスキーだが、マカチェフホールディングで凌ぐ。体を起こしてパンチを入れるヴォルカノフスキー。足で距離を作り阻むマカチェフ。タイムアップ。

48-47×2、49-46の3-0でマカチェフが王座防衛!

インタビューを受けるマカチェフへブーイングを送る観客に、静まるようにジェスチャーするヴォルカノフスキー。次は自分の階級に戻って暫定王座を獲得したロドリゲスとやらなければいけないとコメント。

mmadecisions.com

メディアのジャッジ。ほとんどが48-47マカチェフだが、ヴォルカノフスキー勝利もわずかながらいる。