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AB MMA o UFC アマンダ・レモス 三浦彩佳

UFC on ESPN+89:第2試合・エドゥアルダ・モウラ vs. モンツェラート・ルイス

女子ストロー級だったが、モウラが3.5ポンドオーバーしキャッチウェイトに。

モウラはキャリア9戦全勝(3KO・5一本勝ち。うち7試合が1R)で、8月のコンテンダーシリーズでも1RチョークでフィニッシュしてこれがUFCデビュー戦。ただ、ローカル時代の相手の戦績は微妙。コンテンダーシリーズでは開始直後のタックルでテイクダウン。パウンドを打ち込みながらパスを狙っていき、最後はマウントパンチで背中を向けた相手からチョークでタップアウト勝利。あまりに楽な試合内容だったので、実力が見えてこなかった。メインに登場するジャイルトン・アウメイダと同じガウパン・ダ・ルタ所属。5年前に減量目的で柔術を始め、一昨年にアマチュアMMAデビュー。プロデビューは昨年3月で、まだプロキャリア1年8ヶ月。29歳。

メキシコのルイスは、レスリングがバックボーン。緊急出場のUFCデビュー戦では一昔前の三浦彩佳ばりの首投げ→袈裟固め一辺倒で判定勝ちしたが、その後はアマンダ・レモスに秒殺KO負け。2年のブランク明けとなった今年8月のジャケリン・アモリム戦は、グラウンドに持ち込まれると寝技の実力差が明白で、一方的に攻められ続けて3RパウンドでKO負け。30歳。

右を入れたモウラ。体がでかい(体重オーバーしてるが)。同階級には見えない。モウラタックル。引き込んだがそのままの勢いでスイープして上に。ハーフ。下からしがみつくルイスを引き剥がしてパウンド・肘。足を抜いてマウント。パウンド連打。背中を向きかけて向き直りハーフに戻したルイスだが、モウラヒクソンクラッチ。またパウンド。肘。背中を向けたところでチョークを狙うが、すぐ向き直るルイス。しかしマウント。またパウンドを打たれて背中を向ける。立ったがスタンドバック。スクランブルで倒れ込みつつ上を取り消そうとしたルイスだが返せず下に。モウラまたマウントからパウンド。背中を向けてバックマウントに。バックから殴るモウラ。ホーン。

1Rモウラ。10-8の可能性もある。

2R。モウラのパンチがヒット。ルイスも大振りのパンチを振るうが空振り。右を入れたモウラ。ルイスの蹴りに合わせてタックルに入りテイクダウン。ガードのルイスにインサイドからパウンドラッシュ。足を超えてパスするとマウント。肘。パウンド連打。動けず殴られるモウラ。レフェリー止めた。

モウラ圧勝。しかし体重オーバーがいただけない。ルイスとかなり体格差があったが、次回以降ちゃんと体重を落とせるのか。

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o UFC アマンダ・レモス

UFC on ESPN+86:第9試合・マリナ・ロドリゲス vs. ミシェル・ウォーターソン・ゴメス

女子ストロー級。ロドリゲス8位、ウォーターソン12位。

ロドリゲスはUFCデビューから9戦で元王者エスパルザにスプリット判定負けしたのみで6勝1敗2分けだったが、直近2戦はアマンダ・レモスとビルナ・ジャンジロバに連敗。最高3位まで上がったランキングも8位まで後退している。ムエタイがバックボーンのストライカー。しかしグラウンドには穴があり、ジャンジロバにはテイクダウンされるとリカバリーできないまま判定負けしている。36歳。

ベテランのウォーターソンはここ5戦で1勝4敗で3連敗中。3連敗の最初の一戦は2年前のマリナ・ロドリゲス戦だった。本来のメインが消滅したため急遽組まれた試合で、そのためフライ級で行われた。前半はウォーターソンがタックルを切られて打撃をもらう展開だったが、終盤スタミナ切れしたロドリゲスからテイクダウンに成功し、押さえ込んだものの判定負け。37歳で、上位ランカーはすべて年下となる。

両者連敗中に組まれた、適正階級での再戦。

いきなりタックルに入ったウォーターソン。テイクダウン。ガードを取るロドリゲス。ケージ際に移動し、下から蹴りで引き剥がしたロドリゲスが立ち上がる。首図もうからボディに膝を連打。効いたウォーターソンが離れるが、すぐにまたタックルに。シングルレッグで倒そうとするがこらえたロドリゲスが再び首相撲に。膝。ボディから顔面にヒット。さらに肘を入れる。放して左右のパンチラッシュ!ダブルレッグで飛び込んだウォーターソンだが切られた。また膝を入れるロドリゲス。鼻血で顔面が真っ赤に染まっているウォーターソン。ロドリゲスが飛び膝を入れるとまた左右のパンチを打ち込む。一瞬顔をそむけて横を向いてしまうウォーターソン。距離を取ろうとするが、ロドリゲスが追いかけて首相撲に捕らえると肘・膝の連打。右眉尻をカットし顔面が真っ赤に染まるウォーターソン。ドクターがチェックするが続行。残り30秒で再開。すぐに飛び込んでパンチを入れるロドリゲスにウォーターソンが組み付くが、四つから投げてテイクダウンしたロドリゲス。ハーフで下から腕をホールドしてしのぐウォーターソン。ホーン。

1Rは10-8ついてもおかしくない差でロドリゲス。

2R。関節蹴りを放つロドリゲス。距離を詰めたところで四つに組んだウォーターソンがケージに押し込みテイクダウンを狙っていく。また首相撲に捕らえたロドリゲス。ボディに膝。ウォーターソンは仰向けに倒れることで回避する。立ち上がるが、再びロドリゲスが首相撲からボディに膝。ウォーターソンがそこに胴タックルを合わせたが、ロドリゲスが押し倒しマウント!肘の連打を打ち込むロドリゲス。背中を向けたウォーターソンにパウンド連打が入るとレフェリー止めた。

再戦はロドリゲスが圧倒。試合後のインタビューではタチアナ・スアレスとの対戦をアピールした。

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MMA MMAPLANET o UFC UFC292 アマンダ・レモス キック ジャン・ウェイリ

【UFC292】抜群のレンジコントロールから、TD&完全無比のコントロール。ジャン・ウェイリが完全防衛

<UFC世界女子ストロー級選手権試合/5分5R>
ジャン・ウェイリ(中国)
Def.3-0:50-43.50-44.49-45
アマンダ・レモス(ブラジル)

開始直後にスイッチしたレモスが、オーソに戻す。そのレモスの左ミドルをウェイリがキャッチし、軸足払いを合わせて転がす。パスガードからサイドで抑えたウェイリはワキ腹にエルボー、肩パンチでレモスの顔を打つ。ケージを使って立とうとするレモスが、半身になるとウェイリが力強いパンチを連打する。ハーフ&ケージでレモスを固定し、パンチを引き続け打ちつけるウェイリ。

頭が揺れたレモスは、殴られながら立ち上がるとウェイリがダブルレッグへ。下になったレモスはダースでウェイリを捕えると、タイトを下から絞めていく。ここでウェイリはレモスの体を跨いで頭を抜くと、バックからマウント奪取。思い切りパウンドを落とすたチャンピオンに対し、足を戻し背中を譲りつつエスケープしたレモスだが、引き続き左のパンチを打ち続ける。残り10秒のスクランブルでも、ウェイリが豪快にレモスをリフトアップし、ギロチンを許さずにスラムした。

2R、ウェイリが左ハイを見せ、右ローに繋げる。レモスは右を当て、ウェイリも左のカウンターを狙う。サイドキックのチャンピオンだが、レモスの右は健在だ。その右を受けそうになったウェイリが組んでボディロックテイクダウンを決める。そのままサイドで抑えたウェイリはクルスフィックス狙いへ。そのタイミングでハーフに戻したレモスだが、パスの圧を受ける。ウェイリは左エルボーを繰り出すが、乗り過ぎのところでレモスがスイープを狙う。前方に送られながら、すぐにバランスをキープしスクランブルのレモスのバックに回ったウェイリがそのまま背中を制していく。

スイッチしてトップを取ったウェイリは、レモスのスクランブルもすぐにトップを取り直し、パスへ。プレッシャーに背中を見せたレモスは、バックコントロールされた状態でラウンド終了となった。

3R、疲れが見えるレモスは左から右もウェイリがワンツーを返し、蹴りのタイミングで一気に距離を詰めてクリンチ。ヒジを入れたウェイリはシングルレッグでテイクダウンを決めると、ここは立ったままでローを蹴っていく。やがてパンチを打ち込みながら、パスを決めてサイドを取った王者が、バックを制して両足をフックしパンチへ。予想外に一方的に試合を進めるウェイリは、ハーフに戻されてもエルボーを入れる。

残り90秒でパスを決めたウェイリは、ニーインベリー。尻をずらして立ち上がったレモスに、右エルボーを2発打ち込む。さらに両ワキを差してケージに押し込むと、離れてワンツー。レモスは左を返すが、足が出ない。ウェイリは右エルボーを見せ、この回も圧倒した。

4R、サイドキックでレモスのレンジにさせないウェイリは、右を被弾しない位置取りを意識しているか。互いに手数を減らし、慎重な流れのなかでウェイリが左ジャブ。レモスはワンツーを合わせに行き、続く蹴りへのカウンターは当たりは浅いがウェイリがバランスを崩す。と、気持ちが打撃にいったレモスを簡単にダブルレッグでテイクダウンする。

ここもダースのレモスだが、強引すぎて極まらない。試合がスタンドに戻ると、ウェイリは息を整えるラウンドにしたようだ。無理なく動くウェイリに組みついたレモスだが、ヒジを受けそうになり離れると荒いパンチが2度空を切った。

最終回、サイドキックで顔、ヒザ、腰の辺りを蹴ったウェイリ。レモスは攻撃を散らされたところで、右ストレートを被弾してダウンする。果敢にパウンドを打ち込むチャンピオンは、レモスの足関狙いにもパンチを続けると、シングルレッグをクルスフィックスで捉えて鉄槌を連打する。

腰を上げても腕が抜けないレモスは、背中をキャンバスにつかされ胸を合わせにいく。ここでも腕が抜けないレモスが、懸命に立ち上がり解除したところでウェイリはボディロックテイクダウンを決めてサイドで抑える。ウェイリはワキ腹にヒザを蹴り込む、レモスも意地を見せて最後の30秒で立ち上がる。最後に頭から突っ込んだレモスは、タイムアップに肩を落とした。

圧勝で防衛成功のウェイリは「ここはホームのよう。皆が元気をくれた。毎日ハードトレーニングをして、ファイトはイージーに」と涼しい顔で話した。


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Cage Warriors MMA MMAPLANET o UFC UFC292   アマンダ・レモス アルジャメイン・ステーリング アンドレア・リー アンドレ・ペトロスキー イアン・ギャリー カマル・ウスマン カリーニ・シウバ グレゴリー・ホドリゲス シャクハト・ラクモノフ ショーン・オマリー ジェフ・ニール ジャック・グラント ジャン・ウェイリ ジルベウト・ドゥリーニョ デニス・チュルリン デモン・ブラックシアー ニール・マグニー ブラック ブラッド・カトーナ ブラッド・タヴァレス ペドロ・ムニョス マリオ・バウティスタ マリナ・モロズ ライカ ヴィセンチ・ルケ

【UFC292】ニール・マグニー戦へ、イアン・ギャリー「必要がないから、組み技を見せてこなかっただけ」

【写真】文中にあるようにマグニーは191センチの長身だが、ギャリーも同じだけの上背を誇っていた(C)Zuffa/UFC

19日(土・現地時間)、マサチューセッツ州ボストンのTDガーデンでUFC 292「Sterling vs O’Malley」が開催される。UFC世界バンタム級選手権試合と女子ストロー級選手権試合──2つのタイトル戦を控えた第10試合で、イアン・ギャリーがニール・マグニーと戦う。
Text by Manabu Takashima

オクタゴン5勝0敗、キャリアを通して12連勝中のギャリーは、ジェフ・ニールからマグニーに相手が代わったことで、これまで見せてこなかった彼の一面をこの試合で披露する腹積もりだ。25歳、世界のトップが見えてきたギャリーは、無敗のファイターしか持ちえない純粋無垢、真っ新な前進力を持っている。


──イアン、インタビューを受けていただきありがとうございます。

「こちらこそ、ありがとう。もうすぐUFCシンガポールがあるから、忙しいんじゃないの? たくさんのアジア人ファイターが出場するし、凄く楽しみだよ」

──今週末、ニール・マグニーと対戦しますが、もともとはジェフ・ニールと戦う予定でした。構え、スタイルとまるで違う相手になったのですが、問題はなかったですか。

「ジェフ・ニールと戦うことは、とても楽しみにしていたんだ。僕がこの間に学んできたこと、全てを出す戦略を立てていたから。ジェフ・ニールははサウスポーで背が低い。そしてアグレッシブなファイターだ。対して、ニール・マグニーは背が高いオーソドックスの選手(笑)。だからジェフ・ニールと戦うために準備してきた武器を見てもらうことはできないけど、マグニーを血まみれにして破壊する。彼がこれまで経験したことがない、ファイトを初体験させてやるつもりだ」

──ジェフ・ニールと戦っていた方が、ファンが喜ぶ試合展開になったという風に思うことはありますか。

「ただ、ファンの間ではジェフ・ニールよりも、ニール・マグニーの名前の方が知れ渡っていると思うんだよね。またトップ15を破る、絶好の機会だと思っている。ジェフ・ニールにしても、ニール・マグニーにしても僕の名前が立つためには恰好の相手だよ。それにどっちと戦うのかっていうことよりも、僕がオクタゴンに入って戦えることが、最重要なんだ。どっちにしても、僕の引き立て役にしかならないんだから(笑)」

──とはいえイアン自身が言及していたように構えも違いますし、ファイトスタイルはニールがストライカーなのに対して、マグニーがやるべきことはクリンチゲームからテイクダウンし、コントロールをすること。まるでスタイルが違いますが、準備期間は十分でしたか。

「実はヴィセンチ・ルケの練習パートナーを務めるために、2カ月半ブラジルにいたんだ。この間、毎日のように柔術の練習をしてきた。マグニーがクリンチからテイクダウンを狙っても僕は倒されない。仮に倒されたとすれば、僕の柔術を皆に見てもらう丁度良い機会になる。グラップリングを皆に披露できるなら、それも楽しみだよ。UFCに来て、初めてグラップリングの腕前を見てもらうことができる。マグニーが寝技で戦ってくるなら、いくらでも受けたつよ」

──2021年6月、イアンがジャック・グラントを破ってCage Warriorsウェルター級王座と獲得した試合ではダブルレッグでテイクダウン、スクランブルでダース、クリンチでエゼキエルを仕掛けるなど、組み技でも十分に強いところを見せていました。

「イエス。僕は打撃が好きなんだ。そして、肉体を駆使したチェスのような試合を好んでいる。でも殴らたり、蹴られたり、傷つくことが嫌な相手が立ち技で勝負せずに、柔術やレスリング、グラップリングを攻めてきても別に構わない。僕にテイクダウンを仕掛けてきたとして、世界中の誰を相手にしてもバックに回ることができる。世界中の誰からも、一本勝ちできる。

そうする必要がないから、UFCでは組み技を見せてこなかっただけで。ニール・マグニーが僕を相手に組んでくるなら、グラップリングファイトに応じる。そして、チョークで落とすことを約束する」

──これまでUFCで5連勝中ですが、そろそろグラップリングのスキルを皆に披露する時がやってきたと考えていますか。

「最終的にウェルター級のトップは、グラップラーが多い。グラップリングに比重を置いたファイトをしている。僕がここでグラップリングを駆使して戦えば、多くの相手は僕と組みたがらないようになるだろう」

──グラップリングは今もブーイングの対象ですが、ジャック・グラントのようにマグニーが動いて来れば、ファンが盛り上がることができるグラップリングMMAになるかと思います。

「この試合では、最後はグランドワークを見せることになるだろう。今回のマグニー戦か、それとも次の試合になるかもしれないけど、如何に僕のグラップリングが優れているのかを皆に証明する」

──キルクリフFCのジルベウト・ドゥリーニョ、シャクハト・ラクモノフの両者が既にニール・マグニーを破っていますが、2人が戦っていることでキルクリフFCにはマグニーの情報が豊富にあり、有利になるのではないですか。

「ノー、そんなことはないよ。同じチームでも僕はドゥリーニョでも、シャクハトでもないから。それにマグニーだって、あの時のままのはずがない。ドゥリーニョはUFCの歴史上、最高のグラップラーの1人だ。シャクハトも最高のトップファイターだよ。ただし、彼らがマグニーに勝っていることは、何も僕にとってアドバンテージにはならないよ」

──イアンも他のファイターと同様に、目標はUFC世界王座であることは間違いないかと思います。

「イエス」

──ウェルター級ランカーにはドゥリーニョ、ラクモノフ、ヴィセンチというチームメイトがいます。世界を獲るためにドゥリーニョが、カマル・ウスマンに挑戦したように友人同士のファイトを求められるとどうしますか。

「ドゥリーニョは僕にとって家族のようなものだ。今週末も、僕のコーナーに就いてくれる。彼と戦うことは考えられない。ヴィセンチも友人だ。皆、僕の友達だよ。そんな風に僕も思っていた時期がある。今の僕は……もしシャクハトがチャンピオンなら、シャクハトと戦う。僕ら2人がベストでも、チャンピオンは1人だから。

ドゥリーニョが世界最高でチャンピオンだったとしても、僕はチャンピオンになりたい。そして彼に挑戦表明をするよ。『僕は世界王者になりたい。ベストになりたいんだ。ギルバート、君と同じなんだ。アイ・ラブ・ユー。どうする? やるだろう?』ってね。レガシーとヒストリーが、僕にとって一番大切なモノなんだ。世界のベストになるためなら、誰とでも戦う。いつでも、戦う。友人とタイトルを争う期間は、友人ではなくなるだけだよ」

──タイトルショットでなく、普通のワンマッチでは?

「繰り返すけど、僕は誰とでも戦う。夢に近づくためならね」

──分かりました。では、そこに近づくためにも今週末はマグニーを相手にどのような試合をしたいと考えていますか。

「僕がスーパースターであることを示す。旗が風にはためていることが、なぜあれほどまでに美しいのか。それは旗の後ろに巨大なパワーが存在しているからだ。そこれそ情熱の象徴であり、感動、楽しさの表れなんだ。僕の打撃、僕の戦い方は旗が風にはためているように美しい。過去、誰も見たことがない世界最高の打撃だ。イアン・ギャリーはウェルター級に比肩する者がいない。この世界で唯一の存在なんだと皆が思うような戦いを見せる」

■視聴方法(予定)
8月20日(日・日本時間)
午前7時30分~UFC FIGHT PASS
午前11時~PPV
午前7時00分~U-NEXT

<UFC世界バンタム級選手権試合/5分5R>
[王者]アルジャメイン・ステーリング: 135ポンド(61.24キロ)
[挑戦者]ショーン・オマリー: 135ポンド(61.24キロ)

<UFC世界女子ストロー級選手権試合/5分5R>
[王者]ジャン・ウェイリ: 115ポンド(52.16キロ)
[挑戦者]アマンダ・レモス: 114ポンド(51.7キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ニール・マグニー: 170.5ポンド(77.34キロ)
イアン・ギャリー: 170.5ポンド(77.34キロ)

<バンタム級/5分3R>
マーロン・ヴェラ: 136ポンド(61.69キロ)
ペドロ・ムニョス: 135ポンド(61.24キロ)

<バンタム級/5分3R>
マリオ・バウティスタ: 136ポンド(61.69キロ)
デモン・ブラックシアー: 135.5ポンド(61.46キロ)

<ミドル級/5分3R>
クリス・ワイドマン: 186ポンド(84.37キロ)
ブラッド・タヴァレス: 185ポンド(83.91キロ)

<ミドル級/5分5R>
グレゴリー・ホドリゲス: 186ポンド(84.37キロ)
デニス・チュルリン: 185ポンド(83.91キロ)

<TUF31ライト級決勝/5分3R>
カート・ホロボウ: 155.5ポンド(70.53キロ)
オースティン・ホバート: 155ポンド(70.31キロ)

<TUF31バンタム級決勝/5分3R>
コディ・ギブソ: 136ポンド(61.69キロ)
ブラッド・カトーナ: 136ポンド(61.69キロ)

<ミドル級/5分3R>
ジェラルド・マーシャート: 185ポンド(83.91キロ)
アンドレ・ペトロスキー: 186ポンド(84.37キロ)

<女子フライ級/5分3R>
アンドレア・リー: 125ポンド(56.7キロ)
ナタリア・シウバ: 125ポンド(56.7キロ)

<女子フライ級/5分3R>
マリナ・モロズ: 125ポンド(56.7キロ)
カリーニ・シウバ: 125ポンド(56.7キロ)

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【UFC292】極めるか、倒すか。間合いと減量&睡眠=ステーリング✖オマリー戦展望─02─

【写真】さぁ、いよいよ3日後に両者の競演が見られる(C)MMAPLANET

19日(土・現地時間)、ボストンのTDガーデンにてUFC 292「Sterling vs O’Malley」が開催される。メインのUFC世界バンタム級選手権試合展望後編。
Text by Isamu Horiuchi

絶対的なバック奪取能力と、コントール力を誇る王者ステーリングと、卓越した打撃の当て勘を有する挑戦者オマリー。当然のように事前の挑発の試合を行うなかには、ステーリングの減量とオマリーの睡眠というエレメントにも言及は及んでいた。

<アルジャメイン・ステーリング✖ショーン・オマリー考察Part.01はコチラから>


ステーリングの卓越した打撃回避の能力、多少不格好でも組みついてしまえばケージに押し込んで強引にテイクダウンやバックを奪ってしまう無類の組み力、そして一度有利な体勢を取ったら決して相手を逃さない圧倒的なコントロール力こそが、王者優位説の強力な根拠だ。

さらに注目したいのは、試合開始直後の攻防だ。というのも以前ステーリングは、オマリー同様に長いリーチを誇るストライカーのコリー・サンドハーゲンと対戦した際に、スタートと同時に──絶妙な間合いを保ちつつも──プレッシャーをかけて下がらせ、蹴り足を掴むとあっという間にテイクダウンからバックを奪取、そのままチョークを極めて驚愕の圧勝劇をみせているのだ。

今回の試合に向けても王者は「サンドハーゲン戦と同じように極めてやるよ。前に出てプレッシャーをかけてやる。奴はフットワークを使うだろうけどこっちは逃げ道を遮断する。すると奴は苦し紛れに蹴ってくるだろうから、それを掴んで奴の体を二つ折りにしてやるさ。1ラウンド半分で極めるよ」と宣言している。

王者が予告通り試合開始と同時に圧力をかけてゆく可能性は高いと思われる。対するオマリーがそれに屈せず、逆に王者を下がらせる、あるいは出鼻の打撃を当てることはできるのか。試合開始直後から、まったく目が離せない一戦だ。

また、オマリーとしては序盤から組み伏せられてしまったとしても、極められさえしなければ次のラウンドはスタンドから再開となる。2019年のクインテッド・ウルトラにて五味隆典をギロチンチョークで仕留める等、以前からグランプリング大会にも精力的に出場して実績を出しているオマリーは、前戦から1年間、さらなるグラップリングの強化に多くの時間を割いてきたという。

何度ポジションを奪われようが極めさせず、試合を長引かせれば長引かせるだけ王者の集中力は下がり、必殺の左右のストレートが当たる可能性が上がるだろう。

またオマリーは、ステーリングがキャリア唯一のKO負けを喫した2017年のマルロン・モラエス戦についても言及し「モラエスがやったように、俺が奴を眠らせる姿をいつも頭に浮かべているよ」と語ってもいる。

スタンドでオマリーのプレッシャーを感じた王者が不用意にテイクダウンに行くようなことがあれば、モラエス戦のようにカウンターのハイキック、あるいはヒザを当てるチャンスが広がる。

昨年10月のTJディラショー戦の時のステーリングの公式計量時の様子

さらに──。

「アルジョは俺よりはるかにキツい減量をしているはずだ。だから脳から水分が抜けて一発で倒れるよ」とも語るオマリー。

王者に対してSNS上で「俺は今日すげえカロリーの高い美味い晩飯を食ったぜ。アンタはなにを食ったんだい?」、「俺は今日もたっぷり質の高い睡眠を摂ったぜ。アンタの睡眠はどうだい?」(※最近オマリーは、睡眠の専門家を雇ってその向上に努めている)とユーモラスな挑発を繰り出してもいる。

対するチャンピオンも、その投稿に対して「お前は寝ているんだな。俺は練習するんだ。違いが分かるか?」と気の利いたリプをしている。とまれ、当代最高のグラップラー✖ストライカー、クラシカルにして最先端の攻防を、心ゆくまで堪能したい。

■視聴方法(予定)
8月20日(日・日本時間)
午前7時30分~UFC FIGHT PASS
午前11時~PPV
午前7時00分~U-NEXT

■UFC292対戦カード

<UFC世界バンタム級選手権試合/5分5R>
[王者]アルジャメイン・ステーリング(米国)
[挑戦者]ショーン・オマリー(米国)

<UFC世界女子ストロー級選手権試合/5分5R>
[王者]ジャン・ウェイリ(中国)
[挑戦者]アマンダ・レモス(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
ニール・マグニー(米国)
イアン・ギャリー(アイルランド)

<バンタム級/5分3R>
マーロン・ヴェラ(エクアドル)
ペドロ・ムニョス(ブラジル)

<バンタム級/5分3R>
マリオ・バウティスタ(米国)
デモン・ブラックシアー(米国)

<ミドル級/5分3R>
クリス・ワイドマン(米国)
ブラッド・タヴァレス(米国)

<ミドル級/5分5R>
グレゴリー・ホドリゲス(ブラジル)
デニス・チュルリン(ロシア)

<TUF31ライト級決勝/5分3R>
カート・ホロボウ(米国)
オースティン・ホバート(米国)

<TUF31バンタム級決勝/5分3R>
コディ・ギブソン(豪州)
ブラッド・カトーナ(カナダ)

<ミドル級/5分3R>
ジェラルド・マーシャート(米国)
アンドレ・ペトロスキー(米国)

<女子フライ級/5分3R>
アンドレア・リー(米国)
ナタリア・シウバ(ブラジル)

<女子フライ級/5分3R>
マリーナ・モロズ(ウクライナ)
カリーニ・シウバ(ブラジル)

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【UFC292】UFC世界バンタム級級選手権=ステーリング✖オマリー、展望。絶対の組み力の前の拳の精度

【写真】135ポンドの世界の頂点は組と打が頭抜けたウェルラウンダー対決だ(C)MMAPLANET

19日(土・現地時間)、ボストンのTDガーデンにてUFC 292「Sterling vs O’Malley」が開催される。王者ジャン・ウェイリーにアマンダ・レモスが挑戦する女子ストロー級タイトルマッチをコメインとするこの大会のメインは、王者アルジャメイン・ステーリングにショーン・オマリーが挑むバンタム級タイトルマッチだ。
Text by ISAMU HORIUCHI

世界王者ステーリングは、5月に3年ぶりに復帰した元二階級王者ヘンリー・セフードとの大一番に臨み、お互いが裏をかき合う総力戦の末に2-1で競り勝って3度目の防衛に成功している。この3度連続防衛は、とかく移り変わりの激しいUFCバンタム級の史上最多記録だ。


対するオマリーは、17年のコンテンダーシリーズ2にて衝撃的なKO勝ちを収めてUFCとの契約を得た選手。その後も──薬物検査失格による2年のブランクを挟んだものの──順調にKO勝ちを重ねてボーナスの山を積み上げスターダムに駆け上がると、昨年10月のアブダビ大会において元王者ピョートル・ヤンとの大激闘を判定2-1で制し、今回のタイトル初挑戦権を得た。

実績で圧倒的に上回るのは、当然長期政権を樹立する王者ステーリングの方だ。が、人気では派手なKOを量産し弁も立つ優男=オマリーが大きく勝る。挑戦者もそのことを十分に認識しており、

「アルジョにとって俺との試合はリスキーだよな。俺を避けてフェザー級に上げて(同級絶対王者ヴォルカノフスキーとの)チャンプ・チャンプファイトに挑むという選択肢もあったはずだ。でもスーパースターである俺との試合は、(不人気王者の)アルジョにとってはビッグマネーを稼げる試合になる。だから奴はいかに危険だと分かっていても、俺との試合から逃げることはできなかったんだろうな」と、完全に上から目線で語っている。

そんな両者の試合だが、勝敗に関しては相性的に王者有利を指摘する声が大きい。その背景には、この試合が近年のタイトル戦では珍しいほど明確な「ストライカー✖グラップラー」の構図を描いていることがある。

ステーリングはMMA界最高峰のバック取り&コントロールの名手だ。昨年4月にヤン戦では2、3ラウンドに序盤にテイクダウンからバックの奪取に成功し、そのままラウンド終了まで圧倒的有利なポジションをキープしてみせた。また5月の前戦では、五輪金メダリストのセフードに対してもケージレスリングで五分以上に渡り合い、テイクダウンやバック奪取に成功している。

対するオマリーは、前戦でストライカーのヤンにテイクダウンやバックを取られる場面が何度も見られた。

そのたびに見事なガードワークや体捌きで脱出してみせていたが、もしステーリング相手に一度でもポジションを許してしまったら、そのままチョークを極められてしまうか、あるいはラウンド終了まで一方的にコントロールされる可能性が高い。

よって、この試合の最大の見所はその前の段階──つまり、オマリーがいかに王者に組み付かせずに打撃を当てるか、逆にステーリングがいかにオマリーの打撃をもらわずに組みつくかとなるだろう。

バンタム級では突出した身長&リーチ(180センチ&183センチ)を誇るオマリー。その長い間合いとスムーズなフットワーク、精妙なフェイントや体捌きを見て伝統派空手出身ではと思う者も多いだろうが、高校を中退して初めて習った格闘技がMMAだ。相手の出鼻に抜群のタイミングで蹴りやジャブを放って距離を保ち、またスイッチを自在に使いこなし左右どちらからも鋭い打撃を繰り出すことができる。

特に「無造作に」とでも言いたくなるほど肩の力が抜けた状態から放たれ、相手の顎を瞬時に撃ち抜く左右のストレートの威力は天下一品だ。

打撃格闘技のバックグラウンドなしに、かくなる打撃技術を習得しているのだから天賦の才に恵まれているとしか言いようがない。

「詳しいことは言えないけど、アルジョの穴はたくさん見えているよ。そして顎を打ち抜いてライツ・アウトしてやるさ。俺は今までもそうやってキャリアを築いてきたんだから」と挑戦者は自信を覗かせている。

が、王者ステーリングはただのグラップラーではない。スタンドで有効打をもらわないことにおいても──これまた天下一品だ。

前述のヤン戦やセフード戦では、常に相手から視線を外さずにスイッチを繰り返しては、やはり長いリーチ(180センチ)を活かした前蹴りや、軽いが予測困難な変則のヒジや手技足技で距離を保ち、強引に詰めて来られてもテイクダウンに入ることで、5Rにわたって見事に被弾を回避してみせた。

試合前は自信満々だったセフードも、試合後には「アルジョは頭をいつも振っていて、こちらが予想していたよりもはるかにパンチを当て辛かったよ」と、「ファンクマスター」の異名に相応しい王者の変則的な立ち技スタイルの手強さを認めている。

<この項、続く>

■視聴方法(予定)
8月20日(日・日本時間)
午前7時30分~UFC FIGHT PASS
午前11時00分~PPV
午前7時00分~U-NEXT

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MMA o UFC アマンダ・レモス

UFC on ESPN51:第3試合・ジャケリン・アモリム vs. モンツェラート・ルイス

女子ストロー級

ブラジルのアモリムMMAデビューから6戦連続で1Rフィニッシュ勝利してUFCと契約。柔術黒帯のグラップラーで、6勝のうち5勝は一本勝ち。今年4月のUFCデビュー戦ではUFC2勝4敗のサム・ヒューズと対戦。1Rにテイクダウンからバックを奪いチョークを仕掛けたがフィニッシュ出来ず。2R以降はタックルを切られる展開となりジリ貧に。しかも切られるとすぐ引き込む悪癖で判定負けで初黒星を喫した。打撃も荒く、今のままだとUFCでは厳しい。28歳。

メキシコのモンツェラートは21年に試合1週間前の代役UFCデビューを果たした。レスリングがバックボーンで、同じUFCデビュー戦の相手に首投げ→袈裟固めで押さえ込んでの判定勝ち。しかし2戦目は当時ランキング14位で、来週ジャン・ウェイリーのタイトルに挑戦するアマンダ・レモスにわずか35秒、パンチを貰ってのKO負け。そこから2年以上のブランク明けとなるが、首投げのみの勝利した初戦から成長しているのかどうか。30歳。

どちらも自分のバックボーンだけに頼り切ったスタイルだが、寝技が武器のアモリムには、モンツェラートは初戦のように首投げ→袈裟固めは狙いにくいだろう。

いきなり組んでいったアモリム。ケージに押し込む。投げた。テイクダウン。ハーフ。足を抜いてマウント。ルイスもがくが、マウントを維持するアモリム。安定感がある。体を起こして強いパウンドを入れるとポジションを返そうとするルイスだが返せない。うつ伏せになったルイスから四の字バック。またマウントに戻る。肘。腕十字!女子特有の柔らかさで耐えているルイス。逃れた。オモプラッタに移行。そこから首を捕らえてチョーク。しかし入ってない。解除してパウンドを打ち込んだがホーン。

1Rアモリム10-8。ルイス何もさせてもらえず。

2R。距離を取るルイス。遠い間合いから左オーバーハンド。右ハイを入れたアモリム。キャッチしたルイスだが、ここで引き込み。しかしスイープしマウント。ヒクソンクラッチからパウンド。四の字バックに。反転しようとしたルイスだが、アモリム下にならずマウント。肩固めをセット。外れた。パウンド。残り1分。肘。また腕十字。しかしクラッチして耐えたルイス。パウンドラッシュに。ホーン。

2Rアモリム10-8。最後のパウンドは残り時間があれば止められていた。

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o アマンダ・レモス カールストン・ハリス ギャビン・タッカー ダスティン・ジャコビー

UFC on ESPN50:ポストファイトボーナス/総評

ファイト・オブ・ザ・ナイト:該当なし

パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト:タティアナ・スアレスダスティン・ジャコビーディエゴ・ロペス、カールストン・ハリス、アスー・アルマバイエフ

フィニッシュ勝利した全員がパフォーマンス・オブ・ザ・ナイト受賞。いつもの4人より多い5人。

メインはサンドヘイゲンがまさかの塩漬け。ヴェラ戦からテイクダウンが増えてると思ったが、今日はほぼグラップラー。しかしサンドヘイゲンのテイクダウンから押さえ込みが良かったのと同じくらい、フォントのリカバリーが無さすぎた。これがそのまま他のトップ選手に通用するとも思えず。勝ったが次期挑戦者となる期待はあまり持てない内容。

逆にセミではタティアナ・スアレスが王座挑戦に大きく前進する勝利。前回は久々の復帰戦で、テイクダウンに苦労する場面も見られたが、今回は足に指がかかると百発百中でテイクダウンに成功していた。王者ジャン・ウェイリーは今月アマンダ・レモス相手に防衛戦。ウェイリーが勝ったら、次期挑戦者に決まってもおかしくない。

前回緊急出場で無敗のランカー・モフサル・エフエロフを追い込んだロペスは、中堅のギャビン・タッカーから秒殺勝利。が、タッカーがブランク明けだったので、ランカー挑戦まではもう1試合挟んだほうがいいか。

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F1 o ONE UFC UFC Fight Night   アマンダ・レモス ハンナ・ゴールディ 魅津希

魅津希が3年ぶりに復帰、9.23『UFC Fight Night』でハンナ・ゴールディと対戦

3年後、確実にジャズ・ギターが弾ける練習法(模範演奏CD付)(リットーミュージック・ムック)


 UFCが9月23日に開催するFight Nightシリーズで魅津希 vs. ハンナ・ゴールディの女子ストロー級マッチが行われることをEuroSportのマルセロ・ドルフ記者が確認したとのこと。

 魅津希は2020年8月の『UFC on ESPN 15: Munhoz vs. Edgar』でアマンダ・レモスに判定負けして以来3年1ヶ月ぶりの試合。左膝の負傷により復帰が遅れていました。

 ゴールディ昨年7月の『UFC Fight Night 208: Blaydes vs. Aspinall』でモリー・マッカンに1R TKO負けして以来の試合でストロー級復帰戦。最近4試合の戦績は1勝3敗でフライ級とストロー級を行ったり来たりしています。続きを読む・・・
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INVICTA o UFC アマンダ・レモス マッケンジー・ダーン 村田夏南子 魅津希

UFC288:第4試合・マリナ・ロドリゲス vs. ビルナ・ジャンジロバ

女子ストロー級。ロドリゲス5位、ジャンジロバ9位。一桁ランカー同士だが第4試合という扱い。

ロドリゲスはUFC6勝2敗2分け。4連勝で一時はランキング3位まで上がったホドリゲスだが、昨年11月、前戦のアマンダ・レモス戦でキャリア初のKO負け。王座挑戦圏から一歩後退となった。ムエタイがバックボーンのストライカーだが、グラウンドに穴がある。36歳。

ジャンジロバはInvictaで魅津希UFCでは村田夏南子に勝利している。UFC4勝3敗。負けた相手はカーラ・エスパルザ、マッケンジー・ダーン、アマンダ・ヒバス。一本勝ちの多いグラップラー(18勝中13回、一方でKO勝ちは1度のみ)。34歳。

いきなりタックルに入ったジャンジロバ。切れずにケージ際で尻餅をついたロドリゲス。寝かせようとするジャンジロバ。立とうとするが、ジャンジロバ立たせずバックに回る。ハーフバック。ロドリゲスは正対してハーフにするが、背中を完全につけられている。押さえ込みながらパウンドを入れていくジャンジロバ。ハーフでキムラのセット。放して肘を落としたジャンジロバ。下から足で距離を作るロドリゲス。ジャンジロバはガードに入っていきハーフにした。時間がない。ホーン。

1Rジャンジロバ。

2R。ジャンジロバがバックブローを見せてからタックルに入るが、これはロドリゲスが切った。ジャンジロバローシングル。ケージ際で足首を掴んだジャンジロバ。ケージ際でボディロックしてテイクダウン狙い。オーバーフックしてこらえるロドリゲスだが、ジャンジロバはテイクダウンを狙いつつパンチを入れる。ジャンジロバ引き込み。足関を狙いながら上を取った。ハーフ。また背中を付けたロドリゲス。パウンド・肘で削っていくジャンジロバ。ジャンジロバサイドに出た。残り1分。ロドリゲスは肘でカット。ケージを蹴るがポジションを返せない。残り20秒でノースサウスチョークをかけたジャンジロバだが、自ら放すと肘を入れた。ホーン。

2Rジャンジロバ。ロドリゲスはテイクダウンされた後、一度も自力で立てていない。

3R。ジャンジロバのタックルを切ったロドリゲス。飛び膝。しかしジャンジロバがまたシングルレッグに。ケージに押し込みテイクダウン狙い。両足を束ねて尻餅をつかせた。寝かされないように抵抗しつつ肘を入れるロドリゲス。ジャンジロバ徐々に上半身を押さえに行き、完全に寝かせた。肩固めをセットするがまだ浅い。立ったジャンジロバに下から蹴り上げ連打。ペダラーダのラッシュ。が、ジャンジロバは無理に行く必要はない。ガードに入ったジャンジロバに下から殴るロドリゲスだがタイムアップ。

29-28×2、30-27の3-0でジャンジロバ勝利。

3Rはちょっと逃げ切りに入って攻められたジャンジロバだが、1・2Rはテイクダウンからほぼドミネイトして完勝。トップ5を下してタイトル挑戦圏内に入ってきた。

ロドリゲスはテイクダウンされた後リカバリーできず。連敗で当面タイトル挑戦からは遠のいた。