カテゴリー
MMA MMAPLANET o UFC UFC290 アレックス・ヴォルカノフスキー ジャイー・ロドリゲス

【UFC290】右ミドルに右フックを合わせたヴォルカノフスキーがTDからロドリゲスをパウンドアウト!!

<UFC世界フェザー級選手権試合/5分5R>
アレックス・ヴォルカノフスキー(豪州)
Def.4R4分19秒by TKO
ジャイー・ロドリゲス(メキシコ)

スイッチして前に出るヴォルカノフスキーに対し、ロドリゲスはスイッチして左に回る。関節蹴りから右ジャブを伸ばすロドリゲスの右ハイが、ヴォルカノフスキーの頭部をかすめる。左ローが空を切ったヴォルカノフスキーは、スッと距離を詰めるが離れる。と、やや距離が近づきロドリゲスの右の蹴りを掴んだヴォルカノフスキーがテイクダウンを決める。金網に押し込みパウンドを落とすヴォルカノフスキーに対し、ロドリゲスは一瞬バタフライガードもクローズドに戻し、背中をつけた状態に。一瞬のスイープ狙いでスペースを創ったロドリゲスが立ち上がるが、ヴォルカノフスキーは落ち着ついてボディロック&小外でテイクダウンを決め、スクランブルでバックを制して殴っていく。

ロドリゲスの前転にも、トップをキープしたヴォルカノフスキーが殴って肩固めへ。ロドリゲスもここはディフェンスしたが、継続的に殴られ勢いのあるパウンドを受けるなどラウンドを落とした。

2R、左ローを蹴り合った両者。ロドリゲスが左の蹴りから、パンチで前に出て跳び蹴り。さらに後ろ回し蹴りとヴォルカノフスキーを動かせる。続いて右ロー&右ハイのコンビを見せたロドリゲスが、パンチを見せてカーフを決める。ヴォルカノフスキーがワンツーで前に出たが、カウンターを被弾して腰が落ちる。ここでテイクダウン狙いに切り替え、スクランブルでバックに回ったヴォルカノフスキーが小外掛け上を取り切る。

ハーフのロドリゲスを殴り、腰を切って来ても捌いたヴォルカノフスキーは、またもスクランブルでバックに。ヴォルカノフスキーはキムラを許さず、後方から殴る。嫌がったロドリゲスが自ら背中をつけると、左のパウンドをヴォルカノフスキーが続ける。足を戻し三角狙いのロドリゲス。仕掛けが分かりやすく、事前に防いだチャンピオンがパウンドを続ける。振りかぶった右のパウンドを打ち込んだヴォルカノフスキー、ロドリゲスは左眉をカットして流血に追い込まれた。

3R開始前にケージ掴みとグローブ掴みを注意されたロドリゲスが右前蹴りから、左右のハイを繰り出す。さらに左ボディから右を当てるが、ヴォルカノフスキーは気にせず右を打ち返す。鋭い左ミドルハイもブロックしたヴォルカノフスキーが、ジャブを当てる。と、ロドリゲスが右ミドルから右ストレートをヒットさせる。

左右に回るロドリゲスはパンチと蹴りのコンビを見せ、さらに右ストレートにつなげる。ジャブを差すロドリゲスは右を被弾した直後、頭突きがあったと中断を要求する。かなりの勢いで頭を打ちつけられたロドリゲスは再開に応じると、間合いを詰めつつ二段蹴りに。さらに右を当て、ハイを入れたロドリゲスだったが、直後に右ミドルに右を合わされケージに下がる。首相撲からヒザ蹴り、ボディで動きを止められたホドリゲスがダブルレッグでテイクダウンを奪われる。

ここから左右のパウンドをまとめたヴォルカノフスキー。ロドリゲスは動かず、パンチを被弾するばかりとなりレフェリーが試合を止めた。


The post 【UFC290】右ミドルに右フックを合わせたヴォルカノフスキーがTDからロドリゲスをパウンドアウト!! first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
MMA MMAPLANET o UFC UFC290 アレッシャンドリ・パントージャ キック ブランドン・モレノ

【UFC290】毎回毎分、攻勢と劣勢の繰り返し。大激闘を制したパントージャがモレノを下しフライ級王者に

<UFC世界フライ級選手権試合/5分5R>
アレッシャンドリ・パントージャ(ブラジル)
Def.2-1:49-46.48-47.47-48
ブランドン・モレノ(メキシコ)

いきなりワンツーから組んでいったパントージャ。逆にテイクダウンを取りに行ったモレノが、ケージに押し込む。左腕を差し返せないパントージャだが、ウィザーでバックは許さない。パントージャが入れ替えたヒザを狙ったところで、離れたモレノがパンチを打ち込む。ここで再び組んだモレノだが、パントージャが足払いでテイクダウンを狙う。

バランスを崩しながら持ち直したモレノはワンツー、パントージャのローをかわす。と、ジャブを放ったモレノに左フックを当てたパントージャがダウンを奪う。クルスフィックスは必死に耐えたモレノだが、パントージャがハーフでエルボーを落とし流血に追い込む。スクランブルからスタンドに戻ったチャンピオンは左を被弾し、ヒザ、ローと厳しい時間が続く。モレノは頭を振ってパンチをかわすと、ハイのタイミングでテイクダウンを狙う。前転が必殺のバックに回ったパントージャだが、ここは自ら離れ時間となった。

2R、ジャブにジャブを返すパントージャは左フックから右ハイへ。モレノは左ボディを入れ、右ストレートを打ち込む。力強いジャブで試合をリードしたモレノが、テイクダウン狙いを切る。ジャブからワンツーの王者に対し、チャレンジャーは右クロスから左ジャブ。打たれても前に出るモレノは、組んでバックに回るとグラウンドに持ち込む。パントージャの十八番を奪うように両足をフックしたモレノは、息を整えているか。尻をずらして、バックグラブから逃れたパントージャは逆ハーフからスクランブルへ。

離れたモレノが左を当て、右からジャブと攻勢を続ける。飛び込んで左フックのモレノ。パントージャが右フックからローを蹴っていく。前蹴りを蹴られても、モレノはワンツーを繰り出す。疲れたパントージャは体力温存で最低限の動きに。それでも左を当て、ハイキックへ。これをキャッチしたモレノがテイクダウンを決めて時間に──イーブンに戻した。

3R、開始早々の接近戦で首相撲を取ったパントージャの右ヒザが、モレノの急所を直撃する。中断からリスタート後、王者のエルボーにもパントージャは組んでバックにまわる。振り返る動きを察知して、グラウンドの持ち込んだパンとジャーがボディトライアングルへ。絞めを狙うパントージャは、ここを伸ばすとスタミナ的に厳しくなるか。モレノは画面の時間に張り、腕を喉下に通させない。徐々に真後ろからずれてきたパントージャは、ついに腰を押されてスクランブルを許し、マウントからバック狙いも落とされる。

試合はスタンドに戻り、モレノが逆襲かと思われたがパントージャが左を当てる。それでもハイからパンチに繋げる王者の方が、スピードがある。その動きをボディで止めたパントージャはハイをガードして左を打ち、ダブルからシングルレッグへ。切ったモレノは、ワンツーに両手でガードした際にダブルレッグでテイクダウンを許す。

オモプラッタに逃れたパントージャだが、蹴り上げからリバーサルを許して下になる。それでも下からエルボーを入れるパントージャは、鉄壁のニーシールドでパウンドを許さずスタンド戻った。残り30秒、勢いはモレノにあるが攻撃数は変わらずパントージャがラウンドを取ったか。

4R、縦ヒジでカットしているパントージャはモレノのジャブに左を当てる。ボディからフックの王者のジャブを受けても、ジャブを返す。パントージャがローから前に出てパンチをまとめると、足を止めても打ち合いに。壮絶な乱打戦のなかで再びエルボーを決めたモレノだったが、直後にダブルレッグでパントージャがテイクダウンを奪うと、狙い通りスクランブルをさせてバックに回る。胸を合わせに行くモレノをグランドに持ち込んだパントージャが、足関狙いを潰してトップを取る。モレノはシングルを狙うが、股間を制してクラッチしたパントージャが許さずバックに回る。

一度はスタンドでジャンプし、両足をフックしたパントージャだが自ら着地してバックコントロールへ。残り90秒、両者が次の展開を模索しつつスタミナの回復に努める。と、自ら尻もちをつき寝技に持ち込んだパントージャの肩固めも、モレノがリバーサルに成功する。ここでスタンドに戻ると、疲弊しまくったパントージャにチャンピオンがエルボーを打ちこんだ。それでもこの回はパントージャのラウンドとなった。

最終回、慎重な両者。モレノはビッグショットへの足掛かり、パントージャはテイクダウンの機会を伺う。パントージャは左ボディ、ここからアッパーを織り交ぜコンビネーションを繰り出す。モレノもパワフルなパンチを繰り出し、正確なジャブを続ける。リードフック、リードジャブと打ち分ける王者は左ボディから左フックへ。テイクダウンを切られて疲弊するのを避けてか、パントージャは立ち技を続ける。

と残り2分強でエルボーを打たれたパントージャが、ダブルレッグで一気にテイクダウンを決める。背中をつかせ、スクランブルでバックに回ったパントージャはスタンドでボディトライアングルに。頭をコーナーにつけて動かないモレノを殴るチャレンジャーは、挟まれた手を抜いて再び殴っていく。

モレノは前にも、後ろに倒れることができず厳しい状態に。こうなると逆転の目を消したパントージャはやや安堵の表情を浮かべて背中に乗り続ける。このまま時間を迎え、モレノは勝利をアピールしたが──パントージャが3つのラウンドを取ったか。

結果は──まさかのスプリットに割れたが、2-1で勝利したパントージャはキャンバスに突っ伏した。ブーイングの中でパントージャは「皆、僕のストーリーを知っていたらきっと僕を愛してくれるだろう」と言うと、家族に感謝の言葉を送る。「モレノがこんなにタフだと予想していなかった。でも、過去2年全てを賭けてきた。家族をブラジルから呼び寄せ、ATTで練習してきた。モレノ、モレノの家族をそんけいしている」と話すと、子供達と奥方と抱き合った。


The post 【UFC290】毎回毎分、攻勢と劣勢の繰り返し。大激闘を制したパントージャがモレノを下しフライ級王者に first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
MMA MMAPLANET o UFC UFC290   ドリキュス・デュプレッシー

【UFC290】ウィティカーKOのデュプレッシーが挑戦者に。アデサニャはアフリカ対決も「DNA検査しろ!」

<ミドル級/5分5R>
ドリキュス・デュプレッシー(南アフリカ)
Def.2R2分23秒by TKO
ロバート・ウティカー(豪州)

サウスポーのデュプレッシーに対し、ウティカーが右の蹴りを見せる。ウィティカーのワンツー後に左ミドルを決めたデュプレッシーは前進にジャブ、右ストレート、さらに左ジャブを被弾する。左の蹴りにも左を当てるウィティカーの精度が高い。打撃でリードすると、ダブルレッグをテイクダウンを決めたウィティカーは、デュプレッシーのギロチンを許さず立ち上がる動きに合わせてスタンドに戻る。

デュプレッシーの右アッパーに右フックを決めたウィティカーは、右ミドルを入れる。直後に左ローから前に出てワンツーを届かせたデュプレッシーは、パンチ後に首相撲からヒザを突き上げる。殴られても前に出るデュプレッシーは、左の蹴りに右をカウンターでまたも受ける。それでも前に出るデュプレッシーは、組まれると頭を固めて、足車風の投げでトップに。ダース狙いからパンチに切り替えたデュプレッシーはパスを決めて、再びダースへ。さらにエルボーに転じて、ウィティカーを流血に追い込むとパウンドを続けた。

2R、ウィティカーが再びジャブから右という流れリード。デュプレッシーも左を当て返し、フックを被弾しても圧を掛ける。オーソからサウスポーに戻し左フックのデュプレッシー、ウィティカーは右ハイを狙う。と、右ストレートでダウンを奪ったデュプレッシーが、立ち上がったウィティカーの腹を抉り、顔面にパンチを集中させTKO勝ちを決めた。デュプレッシーが元チャンピオン越えを果たすと、観戦していたイズラエル・アデサニャが立ち上がって、鋭い視線を次期チャレンジャーに送る。

「正直に言うと、彼がダウンしたとき左フックが来ると思ってダックアンダーしていたんだ」と話すデュプレッシーを横目に、アデサニャがケージイン。胸を合わせてフェイスオフ状態になるや、チャンピオンは「リラックス、アフリカン・ブラザー。ワッツアップ、ビッチ! 俺にDNAテストは要らない。俺はナイジェリア生まれだ。お前はどうだ? DNAテストをして俺の前に見せてみろ」と挑発から激怒モードに。さらにマイクを向けられたデュプレッシーの言葉を遮り「イージーファイト。イージーマネーだ」と言い切った。


The post 【UFC290】ウィティカーKOのデュプレッシーが挑戦者に。アデサニャはアフリカ対決も「DNA検査しろ!」 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
MMA MMAPLANET o UFC UFC290 ジェイリン・ターナー ダン・フッカー

【UFC290】凄まじい打撃の削り合いと、魂の打ち合い──を制したフッカーが、ターなーに2-1で勝利

<158ポンド契約/5分3R>
ダン・フッカー(ニュージーランド)
Def.2-1:29-28.29-28.28-29
ジェイリン・ターナー(米国)

ターナーの計量失敗でキャッチウェイト戦となった一戦。序盤から構えを盛んに変えるターナーに対し、フッカーは左右に回り左ローを蹴る。右カーフを返したターナーが、もう一度右ローを蹴る。続いて左フックから右のコンビを入れたターナーだが、直後のフッカーの右ローが急所に入り試合が中断される。

再開後、ジャブや関節蹴りの牽制戦からフッカーの右ローに、ターナーが右のカウンターを当てる。左ミドルをキャッチできなかったフッカーに、ターナーが後ろ回し蹴りを入れる。右ストレートを被弾して、距離を詰めようとするフッカーが右ミドルハイ。ターナーは二段蹴りを繰り出し、左三日月、テイクダウン狙いを切る。フッカーも右三日月蹴り、続いて左ミドルを入れる。そこに右のカウンターを合わせようとしたターナーは右ハイを蹴られても、ボディからフックを打ち込んで前に出る。フッカーも左ミドルに左フックを合わせるが。ターナーが打たれてからが強い。ワンツーを打ち返し、ラウンドが終わった。

2R、ジャブから左ストレートを放ったターナー。続いて左ミドルから右ストレートを打ち、腹への蹴りを続ける。ローにもカウンターを打つターナーは、左ハイをヒット。頭が揺れたフッカーは組みついても押し返されて追撃のパンチからエルボー、さらにボディにヒザを受けて下がる。一旦、間合いを取ったターナーが前蹴り、流血のフッカーは右を当てた直後に、右ストレートを被弾してしまう。ガードの上から左ハイを効かせたターナーは、左に回る際に右ストレートを打たれる。

それでもフッカーがボディを効かせて、顔面に左右のフック、さらにボディを入れて距離を詰める。フッカーは右ボディ、そしてヒザを出したターナーが姿勢を乱すと一気にバックに回りRNCへ。勝負有り思われた瞬間、ラウンド終了のホーンが鳴った。

3R、両者が勝負を決めに出て、激しく打ち合う序盤。左ボディから左ミドルを入れてターナーに対し、フッカーが左右のフックを返し前に出る。そこにヒザを入れられたフッカーは、ケージを背負って前にでてこないターナーにパンチを続ける。と、逆にターナーがテイクダウンを決める。蹴り上げから立ち上がったフッカーが、左右のショートのフックを続ける。下がって連打を許したターナーが、後方に倒れ込む。ガードの中でパウンドを続けるフッカーも動きが止まる。それでも左のパンチを続けるフッカーに対し、ターナーはスクランブルでなくクローズドガードを選択する。

腰を上げたフッカーがパウンドを落とし、三角絞め狙いのターナーは防がれ金網に押し込まれる。残り20秒でようやく立ち上がったターナーが、テイクダウン狙いを切られた直後に左ミドルを蹴り込む。左に回って、時間の経過を待ったフッカーは試合終了と同時に両手を挙げて勝利をアピールした。

結果はスプリットに割れ、壮絶な打ち合いでフッカーが逆転勝ちした。


The post 【UFC290】凄まじい打撃の削り合いと、魂の打ち合い──を制したフッカーが、ターなーに2-1で勝利 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
MMA MMAPLANET o UFC UFC290   ボー・ニコル

【UFC290】テイクダウンしなくても、強いです。ボー・ニコルも38秒で代役ウッドバーンに圧勝

<ミドル級/5分3R>
ボー・ニコル(米国)
Def.1R0分38秒by TKO
ヴァル・ウッドバーン(米国)

テイクダウンのフェイクを見せながら、ニコルが右ジャブを伸ばす。ウッドバーンは思い切り右を振る。左を振るって組みに行ったニコルは間合いを取り直すと右オーバーハンドを打ち込む。ウッドバーンが前に出たところで 左フックを当てて足を泳がせたところで最後は左アッパーカット。腰から崩れたウッドバーンに拳を落とし、KO勝ちを決めた。

テイクダウンすることなく打撃で勝負を決めたニコルは打撃コーチと他のATTコーチに感謝の言葉を述べると、「現時点でダナやチームから言われた相手と戦う。構わず戦う。オクタゴンでKOすることは素晴らしいけど、一番は良き夫、良き父であることなんだ」と話した。


The post 【UFC290】テイクダウンしなくても、強いです。ボー・ニコルも38秒で代役ウッドバーンに圧勝 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
MMA MMAPLANET o UFC UFC290 ニコ・プライス ボクシング ロビー・ローラー

【UFC290】完全無欠のロビー・ローラー。引退試合で38秒、ニコ・プライスをKOしオクタゴンを去る

<ウェルター級/5分5R>
ロビー・ローラー(米国)
Def.1R0分38秒by KO
ニコ・プライス(米国)

殿堂入り、リタイアマッチに挑むローラーに大歓声が起こる。もちろんサウスポーに構えたローラーが左を伸ばす。右アッパーから距離が近づくと、ダーティーボクシングで左フックを2発、さらに左アッパーから最後も左を打ち抜くとプライスはヒザが折れてダウン。即レフェリーが試合を止め、引退試合でローラーが完勝した。

ローラーは片ヒザをマットつき、しばらく動きを止める。そして立ち上がると感極まった表情を浮かべ、最後のウィナーコールを聞いた。「ハードなトレーニングキャンプがあったら、今日は出足から動きが良かった。最後に大きな一発を爆発させることができた。キャリアの最後にこめかみ、アゴに良いのが入った。最後に素晴らしいファイトウィークが過ごせた。皆、サポートありがとう」と話したローラーに、UFCは何とキャリアを振り返る映像を贈る。

これには涙を流した稀代のMMAブロウラーは「素晴らしい長いキャリアだった。多くの皆の助けがあって今、ここにいることできる。そうでないと、無理だった」と話してオクタゴンを後にした。


The post 【UFC290】完全無欠のロビー・ローラー。引退試合で38秒、ニコ・プライスをKOしオクタゴンを去る first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
MMA MMAPLANET o UFC UFC290 エドガー・チャイレス キック 平良達郎

【UFC290】ヒヤリ──とするシーンも、平良達郎がTD&コントロールwithヒジ打ちでオクタゴン4連勝

<130ポンド契約/5分3R>
平良達郎(日本)
Def.3-0:29-27.29-27.29-27
エドガー・チャイレス(メキシコ)

穏やかな笑顔を浮かべてオクタゴンに向かった平良。掛け率-740という期待値の高さを誇る平良はカーフをチェックして、自らもカーフとインローを蹴る。メヒコ・チャントのなか、チャイレスはローを蹴るが平良もより良い形で蹴り返す。左ローから左ミドルの平良は右カーフを蹴る。間合いの測り合いのなかで左ジャブを受けた平良が、右カーフを走らせる。右をかわされたが、前に出て距離を詰めた平良がカーフでバランスを崩される。

ボディを被弾した平良は、続くチャイレスの左フックでダウンを喫す。スクランブルの平良はギロチンに捕えられも、ハーフで抑えてヴァンフルー。平良は頭を抱えられた状態でしっかりと呼吸をしている。頭を押し込み、ギロチンを形だけのモノとした平良はヴァンフルーを続け、右足を抜きに掛かる。

残り90秒、ケージに爪先を入れるチャイレスに注意が与えられる。頭を起こした平良は、クルスフィックスに取りパンチへ。ケージキックにもハーフのまま左エルボーを連打する平良は「90度のエルボーを落とすな」というレフェリーに声に一瞬動きを止めたが、そのままヒジを落として終盤は完全に盛り返した。

2R、右ローをかわした平良だが、右カーフを蹴られる。ダブルレッグの平良はギロチンを防いで即右足を抜く。懸命に戻すチャイレスに対し、平良は再びパスの圧力を高める。パスからマウントの平良がエルボーを落とし、ハーフに戻されても左足で右腕を殺してエルボーを打ちつける。平良は右足も抜きに掛かり、ハーフのクルスフィックスでエルボーをと続ける。そのまま腕を取りに行った平良はニアマウントからフルマウントに移行する。

残り100秒、平良はしがみつくチャイレスにエルボーから左右のパウンドを思い切り落とし、さらに観客がどよめく右エルボーを落とす。続いて右のパンチを落とすと肩固めへ。チャイレスも反応するが、平良はハイマウントから三角へ。自ら下になり、エルボーを落とした平良が三角絞めをセットもチャイレスは時間に救われた。

最終回、チャイレスのコーナーは「ギロチンに行くな」という指示を出す。チャイレスが左ミドル、左フックから左ボディフックを入れる。平良はフックを空振りするが、左ミドルを入れる。ダブルレッグのフェイクから右を当てた平良だが、チャイレスが右から左を入れて歓声を受ける。ニータップで前に出た平良はジャブ、右カーフを蹴る。チャイレスのワンツーは当たっていないが歓声が起こる。ジャブを被弾した平良だが、ローに組みついてドライブ、結果的にボディロックテイクダウンを奪う。

すぐに平良はハーフからパスの圧力を高め、エルボーを落とす。肩固めを意識させ、枕に組み替えた平良はパスの圧力を強める。ブーイングの館内、平良はエルボーを落とし──両手を振って観客を煽る。そのまま状態を起こした平良はスクランブル狙いのチャイレスの頭を抱えてシングル。チャイレスはここでギロチンから引き込む。腰を上げた状態からひっくり返され、マウントを奪われた平良──ここで時間に。

初回はダウンを奪われ、終盤に盛り返した。2Rは圧倒的にドミネイト。3Rは打撃を被弾するなかでテイクダウンからトップコントロールも、最後にポジションを許したことで、スコは絶対でなくなかったか。結果、ジャッジ3者とも29-2829-27をつけ平良はUFC4連勝としたが、PPV開始時間が迫っており、残り1試合プレリミが残っている状態で残念ながらインタビューはなかった。


The post 【UFC290】ヒヤリ──とするシーンも、平良達郎がTD&コントロールwithヒジ打ちでオクタゴン4連勝 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
MMA MMAPLANET o UFC UFC290 ジャスミン・ハウレギ デニーシ・ゴミス

【UFC290】右2発からパウンドの連打。デニーシ・ゴミスが20秒でハウレギ破り女子ストロー級最短KO記録

<女子ストロー級/5分3R>
デニーシ・ゴミス(ブラジル)
Def.1R0分20秒by KO
ジャスミン・ハウレギ(メキシコ)

試合開始早々、ゴミスは右フックをヒットしハウレギの動きを止める。直後に右でアゴを打ち抜き、ハウレギだが再び右を受けてダウンする。そのままパウンドを落とすゴミスに対し、懸命にシングルに出るハウレギは左のパンチで殴られ続けレフェリーが試合を止めた。20秒KOは、女子ストロー級最短記録となった。


The post 【UFC290】右2発からパウンドの連打。デニーシ・ゴミスが20秒でハウレギ破り女子ストロー級最短KO記録 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
MMA MMAPLANET o UFC UFC290 アロンゾ・メニフィールド ブログ

【UFC290】メニフィールドのギロチンに一本負けのジミー・クルート(27歳)が、グローブを置く……

<ライトヘビー級/5分3R>
アロンゾ・メニフィールド(米国)
Def.2R1分55秒by ギロチンチョーク
ジミー・クルート(豪州)

ジャブを伸ばすクルートのローに、メニフィールドが右ストレートを合わせる。もう一度、同じようにローに右を当てたメニフィールドは待ちのファイトから右を伸ばす。クルートはジャブを放つも、距離を詰めることはできない。その位置からのダブルレッグを切ったメニフィールドは、クルートの払い腰を防ぐ。ケージ際の攻防が続き、ポジションが目まぐるしく入れ替わる。残り2分、エルボーとヒジを見せたクルートがギロチンへ。メニフィールドがすぐに頭をぬくと、クルートは首相撲からヒザをボディに連続で突き上げる。

首相撲が解かれると、ケージを背負ったクルートにメニフィールドが勢いのある左右のフックを繰り出す。そのままケージに押し込まれたクルートは体を入れ替えて逆に押し込む。ここからもポジションを入れ替わる展開となり、初回が終わった。

2R、初回と同様に慎重な打撃戦のなかで、メニフィールドが右を蹴りに合わせて行く。左ジャブを当てたメニフィールドは、左から返しの右フックを決める。直後にダブルレッグでテイクダウンを決めたクルートだが、メニフィールドが即立ち上がる。そのまま組みつくクルートに対し、メニフィールドがギロチンを仕掛ける。シングルを続けたクルートは頭を落とされ、がぶられた形から引き込む。しかし、そのままネッククランクのような形で固められタップした。

なんと敗れたクルートはオクタゴンでグローブを外した。3連敗とはいえUFCで4勝4敗──通算成績は12勝4敗1分、27歳で引退を決断してしまったのか……。


The post 【UFC290】メニフィールドのギロチンに一本負けのジミー・クルート(27歳)が、グローブを置く…… first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
MMA MMAPLANET o UFC UFC290 マルチン・プラチニオ ヴィトー・ペトリーノ

【UFC290】打撃で攻勢のヴィトー・ペトリーノが、寝技に拘りプラチニオを肩固めで下す

<ライトヘビー級/5分3R>
ヴィトー・ペトリーノ(ブラジル)
Def.3R3分42秒by 肩固め
マルチン・プラチニオ(ポーランド)

左インローからワンツー、構えを変えるプラチニオに対し、ペトリーノが左リードフックを伸ばす。足を使ってワンツーを打つプラチニオが、懐に入ってアッパーを繰り出す。右フックを当てて組んだプラチニオだが、逆にペトリーノがケージに押し込む。それでも両ワキを差しているプラチニオがヒザを続ける。

離れたペトリーノが左フックから右ハイを3発見せる。さらに右を当てたペトリーノがダブルレッグへ。足の裏でクラッチを組み、大きく持ち上げてスラムを決める。蹴り上げからレッスルアップでスタンドの戻ったプラチニオが、ペトリーノをケージに詰める。左腕を差し返して離れたペトリーノが右ハイ、プラチニオがローを返すが右フックを受けそうになる。プラチニオの飛び込みにカウンターで待ち受け、圧を掛けるペトリーノが右ハイから右ミドル、プラチニオも左ミドルを返すもテイクダウンを奪われる。ペトリーノがそのままハーフで抑え初回を取った。

2R、頭がぶつかった両者。後ろ回し蹴りを空振りしたプラチニオは、組んでも下にされる。足を抜きに掛かるペトリーノが右のパウンド、左足を抜いていく。キムラ狙いを耐えるプラチニオだがクラッチを切られる。ストレートアームバーに鉄槌&パンチを入れるプラチニオに対し、ペトリーノは左腕を放す。ここからワキ差しパス、ブリッジのプラチニオからバックマウントを奪ったペトリーノがパンチを落とす。背中を伸ばしたペトリーノがRNCへ。暴れるプラチニオが上を向いてエスケープ。ならばとクルスフィックスに入ったペトリーノだが、プラチニオはここも防御し圧倒的な不利な状況でサバイブには成功した。

最終回。プラチニオが後ろ回し蹴りを2発、ガードしたペトリーノが跳びヒザを狙う。怯んだようにも見えたプラチニオが、右ローを思い切り蹴っていく。ペトリーノは右フックからアッパーで前に出てジャブを伸ばす。右カーフを蹴ったプラチニオが、右ミドルを蹴られる。それでも手を出すプラチニオだが、ペトリーノが簡単にダブルレッグでテイクダウンを決める。ここもキムラ狙いのペトリーノのトップゲームが続く。残り2分、マウントを取ったペトリーノは肩固めへ。プラチニオがタップし、スタンドで十分に攻勢だったペトリーノが寝技に拘ったような試合で一本勝ちした。

勝者は自身が所属するジムの他の選手の名前を読み上げて、ショーン・シェルビーにアピールした。


The post 【UFC290】打撃で攻勢のヴィトー・ペトリーノが、寝技に拘りプラチニオを肩固めで下す first appeared on MMAPLANET.