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【The Shooto Okinawa10】牧ケ谷篤と対戦、初勝利まで7年=畠山隆称「M-1の3回戦から話すのは……」

【写真】平良が身近にいる。その影響という部分でも、興味深い畠山の無敗記録だ (C)GIGIO

14日(日)、沖縄市上地のミュージックタウン音市場で開催されるTHE SHOOTO OKINAWA 10で、畠山隆称が牧ケ谷篤と対戦する。
Text by Takumi Nakamura

プロ戦績は7戦5勝2分と無敗、修斗世界ストロー級ランキングでも6位に入っている畠山。松根良太に師事し、修斗沖縄大会を中心にキャリアを積むストロー級の注目の新鋭だが、中学時代は1度も勝てなかった柔道部員で、アマチュア時代も4年近く勝てなかったという。格闘エリートではなくても勝ち続ける――そんな畠山のキャリアとは?


――畠山選手は専門メディア初インタビューということで格闘技を始めたきっかけから聞かせてもらえますか。

「格闘技を始めたのは高校1年生の時ですね。高校にやりたい部活動がなくて、兄ちゃんが先にジム(旧Theパラエストラ沖縄)に入っていたんですよ。帰宅部で何もしないよりはましかなと思って、自分も入会しました」

――小・中では何部に所属していたのですか。

「小学校の時は何も運動はやっていなくて、なんならちょっと太っていました(笑)。中学では柔道部に入っていたんですけど、それも中学にやりたい部活動がなくて、兄ちゃんがやっているから自分もやってみたという動機で。実際に柔道はむちゃくちゃ弱くて3年間やっていて1勝もできなかったんですよね(笑)」

――練習には真面目に取り組んでいたのですか。

「まともに練習していないような部活で、そりゃ試合で勝てないよなという練習の強度でした。顧問の先生が来ない日もあるから、7~8割は楽しく練習して、たまに真面目に練習するみたいな。0勝の僕が主将やっているような柔道部…と言えば分かってもらえると思います(笑)」

――格闘技そのものは好きだったのですか。

「母さんと兄ちゃんがめっちゃ格闘技ファンで、いつも大晦日はテレビで格闘技を見ていたんですよ。でも僕は紅白が見たかったら、家族はみんな格闘技、僕は別の部屋で紅白、みたいな大晦日を過ごしていました」

――ここまで話を聞いていると、まったく格闘技の要素がないのですが(笑)、そんな畠山少年はなぜ格闘技にのめりこんだのですか。

「一度ジムで見学したときにみんな楽しそうにやっていたし、松根良太さんの指導に惹かれて、自分もこの人に教わってみたいと思ったんですよね。それでお試しでやってみたら、それが楽しくて今も続いている感じです。あとは今まで自分の意志で何か物事を真剣にやったり、努力したりすることがなかったので、初めて自分でやってみようと思ったのが格闘技だったのかもしれないです」

――アマチュア時代はどのように格闘技を向き合っていたのでしょうか。

「それが柔道部と同じで、ジムに入ってからずっとアマチュアの試合で勝てなくて、大学に進学してからも試合には出ていたのですが、負け続けたんです。ただ柔道部時代と違ったのは『1回も勝てないままやめるのは嫌だ』と思ったこと。とりあえず1回勝つまでやろうと思って試合に出続けたんです。そしたら大学2年生の時に初めて勝つことができました」

――中学の柔道部から数えると6年~7年掛って、初勝利を掴んだわけですね。

「はい。そしたら今度は勝った時の喜びや賞賛が忘れられなくて、また次も勝ちたいと思って継続して試合に出るようになりました」

――1勝するまでやめないというのは、周りの誰かに伝えていたのですか。

「いや、誰にも言ってないです。自分の中で決めていたことでした。ただ松根さんからは『いつか1勝できるよ』と言われたことがあって、それを信じて続けていた部分もありますね」

――プロを意識するようになったのはいつからですか。

「最初の目標が『1勝するまで辞めない』で、次の目標が『プロになるまで辞めない』だったんです。僕、2019年に全日本(アマチュア修斗選手権)で優勝してプロ昇格したんですけど、その前の年の全日本はKO負けしてるんですよ。その時に将来居酒屋で飲んでいて『俺もあと一歩でプロだったんだよ』って周りにこぼしている姿を想像したら、それがすごく悔しいなと思って。逆に『俺、元プロなんだよ』って言ったらかっこいいじゃないですか(笑)。それがプロを目標にした理由ですね」

――それもまた面白い目標設定の仕方ですね(笑)。2020年にプロデビューしてからは5勝2分と無敗の快進撃を続けていますが、何が変わったのですか。

「気持ちやメンタルの変化ですね。昔はとにかくネガティブだったんですけど、今は試合への気持ちの持って行き方が変わりました。そのきっかけが『マーフィ100の成功法則』という本で。(アマ修の)全日本に出るときに移動中の飛行機が暇だから『何かいい本ない?』って母さんに聞いたら『これがいいらしいよ』と薦められたんです。それで実際に読んでみたら、すごくいいことがたくさん書いてあって、それから試合前に好きな言葉やメッセージを読むようになりました。それで試合に向けた気持ちの作り方が変わって、勝てるようになった気がします」

――過去の試合映像を見ると打撃・組み技どちらも思い切りの良さが目立ちますが、そこは自分でも意識しているのですか。

「もともとは熱くなりがちな性格なんですけど、セコンドの指示通りに戦ったら、絶対に負けないって自信と信頼があるんですよ。だから思い切りいくときもセコンドの指示で思い切りいくみたいな。そういうイメージですね」

――無敗というプロキャリアをどう感じていますか。

「信じられないですね。僕はスモールステップで来て、プロになったら辞めようと思っていたのが、またこれも居酒屋の妄想なんですけど(笑)、『プロにはなれたけど世界ランキングには入れなかった』はカッコ悪いから、次は『プロで世界ランキングに入っていたんだよ』になるまで頑張ろうと思ったんです。それで今世界ランキングの6位に入っているので、次は『世界ランキング3位になった』がかっこいいなと思うので、そこを目指しています」

――では対戦相手の牧ケ谷選手の印象は?

「ベテランで僕の倍以上試合をしていて引き出しを持っている。直近の試合では足関節で勝っていて手強い相手だと思います。そこを警戒しつつ、相手にいいところを出させない試合をしたいので、それを遂行する力を持てるように練習のやり方や対人練習を進めています。それが完成しつつあって、最後の仕上げの段階に入っているので、それを試合で見せたいですね」

――畠山選手は沖縄のジムに所属して、沖縄を中心にキャリアを詰んでいますが、そのことはどのように感じていますか。

「地元開催は応援してくれる人も多いし、大会があることで選手層も厚くなってきて、合同練習をすることもあるので練習環境も恵まれていますね」

――練習・試合ともに上京しなくても十分にできる。それは本当に大きいですよね。また身近にUFCで活躍する平良達郎選手がいることも大きいのではないですか。

「大きいですね。達郎と練習するために色んな選手が沖縄まで出稽古に来てくれますし、達郎は海外で培ったテクニックも惜しみなく教えてくれるので、本当に大きな存在です。これだけ強い人と普段から練習していたら『試合じゃ負けないよ』と思えるし、メンタル的にいい影響もあると思います」

――また畠山選手にとって松根さんの存在とは?

「松根さんの技術はものすごいですし、作戦の軸を考えてくれて、僕が考えてきたものにアドバイスを入れてくれたり、穴埋め・後押ししてくれるし、こういうのもあるよと言ってくれるので、より作戦が分厚くなります。あとは練習以外で一緒にご飯を食べたり、飲んだりしてもすごく楽しいんですよ。実は僕も松根さんもお笑いがめちゃくちゃ好きで、例えばM-1は3回戦や準々決勝くらいからチェックするんです。そういう話が出来るのは松根さんくらいしかないし…僕は松根さんが大好きです(笑)」

――修斗沖縄大会では畠山選手の一発ギャグが名物となっていますが、あれも苦ではないですか。

「全く苦じゃないですし、なんなら楽しいですね。あんなにお客さんがいる前でマイクを持てるなんて、普通にしていたらないじゃないですか。だからもしマイクを渡してもらえるなら『ぜひお願いします!』って感じです(笑)」

――ちなみに畠山さんが好きなお笑い芸人は誰ですか。

「天竺鼠の川原さんですね。川原さんはセンス系のボケなので、刺さる人には刺さる感じではあるのですが、それがかっこいいんですよね。あとは個展をやったり、洋服も作ったり、そういう活動をしているところも好きです」

――また普段の畠山選手は学童支援員として働いているのですよね。

「放課後に子供たちに勉強を教えたり、親御さんが迎えに来たら、今日はこうでしたと報告する、みたいな仕事です」

――学生時代から子供と触れ合うのが好きだったのですか。

「いえ、むしろ大学時代は子供が大嫌いでした(笑)。でもたまたま友達が学童のバイトを探していて『やってみない?』と勧誘されたんです。子供は嫌いだったけど、子供が嫌いなまま大人になったらやばいなと思って、子供嫌いを直そうと思ってバイトをやってみたら、すごくしっくりきましたね」

――格闘技もそうですが、周りの縁で今までやってみなかったことに飛び込んで成功する。それが畠山選手のライフスタイルのようですね。

「ホントにそうかもしれないですね。試合も一発芸も自分を表現するのが楽しいですし、練習もネタも追い込みに入っているので楽しみにしていてください!」

■視聴方法(予定)
4月14日(日)
午後2時25分~ Twit Casting LIVE

■ THE SHOOTO OKINAWA10対戦カード

<ストロー級/5分3R>
当真佳直(日本)
根井博登(日本)

<フェザー級/5分3R>
内藤太尊(日本)
宇藤彰貴(日本)

<ストロー級/5分2R>
畠山隆称(日本)
牧ケ谷篤(日本)

<ウェルター級/5分2R>
西條英成(日本)
アイエティ・ケビン(日本)

<フェザー級/5分3R>
南風原吉良斗(日本)
メイヘム和成(日本)

<ストロー級/5分2R>
木村旬志(日本)
大城匡史(日本)

<ストロー級/5分2R>
ふじい☆ペリー(日本)
知名昴海(日本)

<ストロー級/5分2R>
大田ノヒロ(日本)
高橋佑太(日本)

<2024年度新人王Tフライ級準決勝/5分2R>
松本ごだい(日本)
小生隆弘(日本)

<修斗トライアウトマッチ バンタム級/3分2R>
山本敦章(日本)
武田昴大(日本)

<修斗トライアウトマッチ フェザー級/3分2R>
藤崎陽平(日本)
神田篤社(日本)

<アマチュア修斗 女子スーパーアトム級/3分2R>
高田双葉(日本)
徳本望愛(日本)

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o ONE Shooto SHOOTO GIG TOKYO ライカ 修斗 剛毅會 安芸柊斗 新井丈 旭那拳 澤田龍人 長南亮 黒部和沙

【修斗】デビュー3戦目 黒部和沙が澤田龍人に一本勝ち!

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4月7日に新宿FACEで開催されたプロフェッショナル修斗公式戦『SHOOTO GIG TOKYO Vol.36』。メインイベントで修斗やONEで活躍してきた澤田龍人(AACC×剛毅會)がプロ3戦目の黒部和沙(TRIBE TOKYO M.M.A)と対戦。実績から考えると澤田が断然優位と目されていましたが、なんと1Rで黒部が一本勝ちするアップセットが起こりました。

試合は開始直後に澤田がパンチをヒットさせたものの、そのままタックルで組み付く黒部。スクランブルの展開から上を取ると、澤田の下からの腕十字をかわすとバックに周る。そこから身体を捻るようなツイスターを仕掛けると澤田はタップ。黒部が3分38秒で見事に一本勝ちを収めました。

連敗中とはいえ、レスリングや組みに強い澤田をポジショニングで制圧して最後はツイスターを極めるとは。。。23歳にしてこの完成度は末恐ろしい。長南亮門下で強豪に揉まれてるでしょうし、ストロー級戦線の台風の目になるのは間違いなさそうです。

順当にいけば安芸柊斗や旭那拳、そして新井丈らとの対戦は今から楽しみ。わりとストライカーが目立つ階級だけに、寝技主体で試合を進める黒部なら突き抜けるかもしれません。

逆に負けた澤田はONEから数えて5連敗。かなり苦しい立ち位置に追い込まれましたが、言ってもまだ20代。子役タレントばりに早くから実戦投入されていましたが、まだ老け込むにはもったいない。再浮上に期待します。
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45 MMA MMAPLANET o RIZIN Shooto SHOOTO GIG TOKYO 後藤丈治 澤田龍人 黒部和沙

【SHOOTO GIG TOKYO】キャリア3戦目の黒部がおたつロック→変形ツイスターで澤田に一本勝ち

【写真】TRIBEの同門・後藤丈治もRIZINで極めているおたつロックからの変形ツイスター。もはやこれは“TRIBEスペシャル”!?(C)TAKUMI NAKAMURA

<ストロー級/5分2R>
黒部和沙(日本)
Def.1R3分38秒 by 変形ツイスター
澤田龍人(日本)

1R早々に澤田の右がヒット。黒部はそのままシングルレッグに入ってドライブするが、足を飛ばして切った澤田がニンジャチョークを狙い、黒部がグラウンドで下になる。黒部が左腕を差して立ち上がると、澤田は小手に巻いて投げるようにトップキープする。

ここからスクランブルになり、最終的に黒部がインサイドガードで上になる。下になった澤田は腕十字とオモプラッタを仕掛け、黒部は澤田の身体を跨ぐようにディフェンスしてバックへ。澤田が腰を上げてもバックキープ→おたつロックで澤田の動きを止め、澤田が向き直ろうとしたところでツイスターを極め、澤田からタップを奪った。

キャリア3戦目で澤田に一本勝ちするアップセットを起こした黒部は「言いたいことが3つあります。まず澤田選手、ペーペーの僕の試合を受けてくれてありがとうございました。2つめはいい加減、宣材写真をかっこいいものにしてください(笑)。最後に好きなものを続けて入れば、僕も19歳から格闘技を初めて強くなれました。好きなものを続けていれば一番になれることを証明します」と語った。


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45 MMA MMAPLANET o Shooto SHOOTO GIG TOKYO ブログ 松下祐介 永井奏多

【SHOOTO GIG TOKYO】18歳・永井奏多、松下に判定勝利で4連勝「近いうちにベルトを巻きます!」

<バンタム級/5分2R>
永井奏多(日本)
Def.3-0:20-18.20-18.20-18.
松下祐介(日本)

永井がジャブと右カーフ。松下は右フックを見せて、ダブルレッグに入る。ここから永井を左右に振ってバックへ。スクランブルの攻防になると松下が永井をがぶる。永井はそのまま立ち上がり、四つで松下をコーナーに押し込んで左ヒジ。バックを取りつつ、離れ際にパンチを入れる。距離が離れると永井が右カーフと右ストレート、松下は再び右のパンチを振ってシングルレッグを見せる。松下も右カーフを蹴るが、終盤、永井がパンチで手数を増やす。

2R、永井は右ローと右ストレート、松下が右ストレートからダブルレッグに入る。永井はバックを取って、前に落とされながらも三角絞めへ。これを外された永井だが背中を見せて立ち上がり、バックキープする松下にスイッチを仕掛けて離れる。試合がスタンドに戻ると永井が右ストレートを振って、松下のダブルレッグを切りつつアッパー。

立ち上がった松下は再び組みつくが、永井はテイクダウンを許さない。逆に永井は左フックからダブルレッグに入ってバックへ。ハーフガードでトップキープすると、松下は脇を差して立ち上がる。永井は左ミドルと右ストレート、シングルレッグで松下をテイクダウンして試合終了。

18歳の永井が判定勝利し、デビュー戦の引き分けから4連勝となった。試合後、永井は「フィニッシュできなくて悔しいんですけど、バンタム級では負ける気がしません。近いうちにベルトを巻きます」と堂々宣言した。


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MMA MMAPLANET o Shooto SHOOTO GIG TOKYO キック ライダーHIRO 榎本明

【SHOOTO GIG TOKYO】打撃を効かせた榎本がHIROのシングルレッグを切り続け、最後はパウンドアウト

<バンタム級/5分2R>
榎本明(日本)
Def.2R2分25秒 by TKO
ライダーHIRO(日本)

1R、榎本がジャブとワンツー、HIROも右ストレートを当ててシングルレッグで組んで、四つ組みでコーナーに押し込む。離れた榎本は右カーフキックを蹴り、HIROのシングルレッグを潰す。スクラングルの攻防になると、榎本はコーナーに体を預けて倒れない。

2R、距離を詰めるHIROに榎本が右ストレートと左フック。HIROのシングルレッグを切って、スタンドをキープする。HIROは再びシングルレッグに入るが、榎本はそれをがぶって足を持ってコントロール。ヒジとパンチを入れ、HIROがガードポジションに引き込むと、一気にパンチを落としてレフェリーストップを呼び込んだ。

試合後、榎本は「怪我があってマイナスな時期もありましたが、このリングに立ててうれしいです。人生上手くいかないものですが、続けて頑張っていれば身になると思います。みなさんも頑張ってください」と語った。

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MMA MMAPLANET o Shooto SHOOTO GIG TOKYO ガッツ・takato キック 藤木龍一郎

【SHOOTO GIG TOKYO】スタンドバックからカーフにカカト落とし、ガッツ・takatoが判定勝利

<バンタム級/5分3R>
ガッツ・takato(日本)
Def.3-0:20-18.20-18.20-18.
藤木龍一郎(日本)

1R、サウスポーの藤木が左ミドルと左ストレート。組みついたガッツはスタンドでバックをとると、そのまま藤木のカーフにかかと落としを入れる。藤木も後方にいるガッツにヒジを入れて応戦し、この時間が長く続く。ラウンド終盤、正対して離れた藤木が左ストレートと右アッパー。再び組んだガッツがシングルレッグで尻餅をつかせ、トップキープを狙う。

2R、ガッツが右ミドルと右ストレート、藤木がスピニングバックキックを空振りしてバランスを崩すと、そのまま組んでトップキープへ。立って離れた藤木は右アッパー、左ストレート、左ハイ。ガッツも右ミドルを蹴って組みつきテイクダウンへ。ここも藤木はトップキープは許さず立ち上がるスタンドでは藤木が左ストレート、ガッツがインカーフを蹴ってシングルレッグ。藤木に尻餅をつかせると寝かせながらパンチ、立ち際にヒザ蹴りを入れる。最後は藤木がガッツのシングルを潰してバックをとったところで試合終了。ガッツが判定勝利を収めた。

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【SHOOTO GIG TOKYO】メインは連敗脱出を目指す澤田龍人×キャリア3戦目の黒部和沙。バンタム級5連戦も

【写真】ONEを経て、修斗での戦いに戻ってきた澤田。連敗脱出なるか(C)MMAPLANET

7日(日)、東京都新宿区の新宿FACEにてSHOOTO GIG TOKYO Vol.36が開催される。今大会のメインイベントでは澤田龍人と黒部和沙がストロー級戦で激突する。
Text by Takumi Nakamura


澤田は2018年7月からONEに参戦し、シンガポールに活動の拠点を移してEvolve MMA所属として試合を続けてきた。2022年3月の仙三戦でONEでの戦いに区切りをつけ、昨年3月の修斗で約5年5カ月ぶりの国内復帰戦を迎えるも安芸柊斗にKO負け。2021年2月のロピン・カタラン戦を最後に勝利から遠ざかっており、現在は4連敗を喫している。

その澤田と対戦する黒部は今回がキャリア3戦目。昨年10月のプロデビュー戦で根井博登と引き分け、今年1月に大田ノヒロにRNCで一本勝ちしているものの、24戦を戦ってきた澤田とのキャリアの差は歴然。修斗で2度の世界タイトル戦、ONEで多くの国際戦も経験している澤田の相手としては異例の大抜擢と言えるだろう。

安芸戦と仙三戦で澤田は相手の打撃に苦しみ、クリーンテイクダウンを奪えずにKO負けという敗戦が続いた。黒部もスタンドの打撃・組技ともに思い切りの良さが目立つ選手だが、どの部分で澤田に勝って試合を進めていくのかはキャリア2戦では未知数だ。黒部陣営がどんな対策を練って澤田にぶつかっていくかに注目したい一戦だ。

また今大会ではライダーHIRO×榎本明、松下祐介×永井奏多、藤木龍一郎×ガッツ・takato、新井拓巳×青井心二、井口翔太×藤田ムネノリとランク外の選手たちによるバンタム級戦が並んでいる。藤井伸樹が保持している環太平洋王座を争う戦いに食い込んでいくのは誰かもテーマになるバンタム級5連戦だ。

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45 MMA MMAPLANET o Shooto Shooto2024#02 エフェヴィガ雄志 キム・ミンヒュン 修斗

【Shooto2024#02】エフェヴィガ、スタンドでRNCを極めて一本勝ち。修斗3戦3勝・MMA戦績7戦7勝に

【写真】圧勝、そしてマイクもインパクト大(C)MATSUNAO KOKUBO

<ライト級/5分3R>
エフェヴィガ雄志(日本)
Def.1R by RNC
キム・ミンヒュン(韓国)

サウスポーのエフェヴィガが左ミドル、左ストレートから組む。ケージで四つ組の攻防になると、ミンヒュンが態勢を入れかえる。エフェヴィガもミンヒュンを押し返し、足をかけてテイクダウンを奪うと膝立ちの状態からボディにパンチを入れる。立ち上がって思い切りパンチを落とすエフェヴィガ。ミンヒュンのガードからの攻撃をさばきつつパンチを落とす。ミンヒュンが亀になると、バックを取って両足をフックする。ミンヒュンが立ち上がると、エフェヴィガはそのままバックキープしてRNCで一本勝ちした。

試合後、エフェヴィガは「これで修斗で3試合全部フィニッシュして、7戦7勝で来ることができました。試合で負けるかもしれないけど、自分はこうやってチャレンジしています。それが自分の仕事です。今回キム選手が試合を受けてくれるまで、何人も日本人選手に試合を断られました。その人たちはこの仕事をやめた方がいいと思います。僕はこれからもチャレンジするし、みなさんが楽しんでくれる試合をします」というマイクで大会を締めた。


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45 MMA MMAPLANET o Shooto Shooto2024#02 島村裕 青井太一

【Shooto2024#02】島村に二度投げられた青井が右スイングからパウンドアウト

大逆転か、あるいは青木らしさか【写真】(C)MATSUNAO KOKUBO

<フェザー級/5分1R>
青井太一(日本)
Def.1R4分21秒 by TKO
島村裕(日本)

サウスポーの島村の顔面に青井が左フックを当てる。さらに右インロー、右ハイを繰り出す青井がワンツーから組みついた。ボディロックで青井が押し込むと、島村が左腕を差し上げて投げる体勢を見せる。そして青井の足を踏みながら払い腰でテイクダウンを奪った。

トップから青井の首を抱えた島村はハーフネルソンで抑え込む。島村がマウントを奪って青井の首を折り曲げにいったが、ここは島村がリバーサルした。スクランブルから立ち上がった両者、ケージに押し込まれた島村がまたも投げ飛ばし、バックに回る。ここは島村が離れた。青井がワンツーから右ローを当てる。島村も左インローを返す。

島村の右ジャブをダッキングでかわした青井が、一度下がってから右スイングを振るうと、島村が後方にダウン。そのまま青井がパウンドアウトした。


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45 AB ABEMA F1 MMA MMAPLANET o RIZIN Shooto Shooto2024#02   エフェヴィガ雄志 チャンネル ブログ 上原平 竹原魁晟

【Shooto2024#02】右ヒジ負傷で欠場、竹原魁晟が話していたこと「決着をつけたい気持ちは持っていた」

【写真】負傷が癒え、この舞台に少しでも早く戻ってくることに期待(C)SATOSHI NARITA

本日23日(土)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されるSHOOT2024#01で、上原平と環太平洋フェザー級王座決定戦を戦う予定だった竹原魁晟インタビュー後編。
Text by Shojiro Kameike

しかし、21日(木)に竹原が右肘関節外則側副靱帯を損傷し、今大会を欠場することが発表された。ここでは幻に終わった上原とのタイトル戦、そしてMMAファイター誕生前夜に関して、竹原が語っていたことを書き記しておきたい。

(竹原魁晟インタビューPart.01はコチラから)


――アハハハ。

「でも結局はボクシングジムも体験だけで、入会はせずに……。当時はまだ自衛隊にいたので、自衛隊員を続けながらボクシングジムに通うのは難しいと思ったんです。当時は千葉の習志野駐屯地におり、最先任上級曹長から『じゃあMMAのジムはどうだ?』とパラエストラ松戸を紹介されました」

――すみません、最先任上級曹長とは……。再度登場されるとは思わず、先ほどはスルーしてしまいました(苦笑)。

「あっ、そうですね。最先任上級曹長というのは、各部隊の指揮官を直接補佐する役職で、簡単に言うと我々の相談に乗ってくれる方でした。その方がパラエストラ千葉ネットワークを知っていて、『あのジムなら良いんじゃないか』と薦めてくれました。

もともとMMAは存在を知っていたものの、詳しいことは知りませんでした。実はプロボクサーになろうと考えていた時、自衛隊に入ってバディとなった先輩から『ボクシングも良いけど、柔道やレスリングをやってきたならMMAのほうが向いているんじゃないか』と言われていたんです」

――陸上自衛隊の方に紹介されたとは意外な情報です。

「当時はまだ、プロのMMAファイターになりたいと考えていたわけではありませんでした。まずはMMAの技術を習得し、強くなることが目標で。プロになりたいと思ったのは、入会して少し経ってからです。それが2018年ぐらいだったと思いますが、やはり自衛隊に所属しながらプロのファイターになるのは難しいと思い、自衛隊を離れることにしました」

――竹原選手のプロキャリアを見ると、とても興味深いポイントがあります。勝つ時は判定決着か秒殺KOか。たとえば1R後半や2Rに入ってフィニッシュした試合はないです。これは何か理由があるのでしょうか。

「いえ、特に理由は……自分でもよく分からないです(笑)。試合の途中で作戦変更するわけでもないですし。自分はそんなに器用なタイプでもないので。とにかくここまで負けることなく、タイトルマッチまで進んでくることができたことは嬉しいです」

――今回タイトルを賭けて戦う上原平選手とは昨年3月に対戦してドローに終わっています。引き分けとはいえ無敗キャリアの中で、唯一勝てなかった相手です。

「あの試合は本当に悔しかったです。負けていないとはいえ、公式記録はドローだったので。再戦で挽回したい気持ちが強いです」

――前戦は開始早々に上原選手の右ストレートで腰を落としてしまいました。

「フラッシュダウンと言うのでしょうか。自分にとっては未体験のことでした。でも腰が落ちたのは一瞬だけで、すぐに持ち直すことができました。でも、あのフラッシュダウンで1Rは相手の10-9になってしまう。2回戦だったので、次のラウンドを取ってもドローですよね。だから2RでKOするか、一本を取りたいと思って戦っていました。でも上原選手はディフェンスもしっかりしていますし、何よりフレームが大きくて、やりづらかったです」

――それだけフレームの差があるために、1Rは中に入りづらそうでした。しかし2Rから一気に距離を詰めることができたのは、何か切り替えたものがあったのでしょうか。

「詳しいことは言えないのですが、自分の中に切り替えスイッチがあるんです。インターバル中に鶴屋さんからアドバイスを頂いて、その内容を自分自身でも考え、次のラウンドから動きを変えてみたりします。それで何とか2Rに追い上げることができました。

でもドローに終わったので、ずっと決着をつけたい気持ちは持っていたし、近いうちに再戦があるだろうとは考えていました。結果、インフィニティリーグは僕が1位で上原選手が2位。1位と2位が王座決定戦に進むことは決まっていたので、やはり――と思いました」

――前回の対戦から1年、ご自身は何が一番伸びたと思いますか。

「もともと持っていたレスリング力が強化されました。トップキープもバックキープも強くなり、そこに打撃が上乗せされていますね。

上原選手がどう変わっているかは分かりませんが、今度こそKOか一本で完全決着を目指します。僕にとって環太平洋のベルトは通過点です。ここで勝って必ず修斗の世界チャンピオンになります」

 
■視聴方法(予定)
3月23日(土)
午後6時00分~ ABEMA格闘チャンネル

■対戦カード

<ライト級/5分3R>
エフェヴィガ雄志(日本)
キム・ミンヒュン(韓国)

<フェザー級/5分3R>
結城大樹(日本)
椿飛鳥(日本)

<バンタム級/5分3R>
平川智也(日本)
川北晏生(日本)

<68キロ契約/5分2R>
児山佳宏(日本)
松浦真実也(日本)

<インフィニティリーグ2024フライ級/5分2R>※57.25キロ契約
片山将宏(日本)
青井太一(日本)

<フェザー級/5分3R>
島村裕(日本)
大田ノヒロ(日本)

<バンタム級/5分2R>
中野剛貴(日本)
椿馨(日本)

<フェザー級/5分2R>
加藤裕彦(日本)
人見礼王(日本)

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