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【UFC】ROAD TO UFCトーナメントに有望若手日本人選手が大挙出場!

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先週末の日本の格闘技界を彩った平良達郎のUFC初勝利と渡辺華奈のベラトールでの一本勝ち。日本人が再び北米で脚光を浴びる機運が日増しに高まっています。そんな中、絶妙のタイミングで開催されるのがROAD TO UFCのトーナメント。シンガポールで開催されるUFC 275に先立って各階級のトーナメントが行われますが、そこに出場する日本人選手7名の参戦が発表されました。

【フライ級】
堀内佑馬
現役高校生ファイター、宮下トモヤの遺伝子を持つ男としてDEEPでプロデビューしたのは2013年。あれから9年の月日が流れ、LFAの暫定フライ級王座戦に挑戦するまでに成長した堀内。UFC参戦に片手が掛かかるのはとにかく感慨深い。国際戦の経験が豊富なアドバンテージを活かして平良達郎と同じフライ級でUFC参戦なるか。

【バンタム級】
風間敏臣
中村倫也
野瀬翔平
群雄割拠にして選手層の厚いバンタム級は3選手がエントリー。柔術で輝かしい実績を引っさげパンクラスのネオブラッドトーナメントを制した風間。多くのプロモーションから引く手あまたの逸材がついに海外進出です。
そしてLDHが手掛けるEXFIGHTのエース格にして修斗でも連勝中の中村。レスリングをバックボーンにしながらもハイキック、カウンターのパンチで試合を決める決定力の高さは特筆モノ。POUND STORMではメインを務めて国際戦も勝利しているだけに納得の選出です。
最後は大抜擢されたと言ってもいい野瀬。柔道をベースにアグレッシブな寝技が持ち味。昨年7月の修斗で齋藤翼を相手にツイスターや肩固めを矢継ぎ早に仕掛けて追い込んだ試合が印象的。ブレイクなるか。

【フェザー級】
佐須啓祐
松嶋こよみ
佐須の名前を聞いてピンと来なくても修斗世界フェザー級王者のSASUKEと聞けば誰もが納得するでしょう。1本も取れるしパウンドアウトも出来るグラウンドの強さは一級品。個人的にRIZINフェザー級戦線で見たかったですが、こうなったらUFC参戦の切符を掴んでもらいましょう。
ONE Championshipに継続参戦していた松嶋はタイトルショットも経験しており、国際戦の経験は圧倒的。ONEを経由してUFCを目指すという日本人としては珍しい経路なだけに、松嶋を物差しにしてUFCと ONEを比較して見るのも面白い。

【ライト級】
宇佐美正パトリック
中村と同じくLDHの手掛けるEXFIGHT出身。アマチュアボクシングでは高校時代に6冠を達成したポテンシャルの高さは際立っています。荒削りでグラウンドには難はあるものの伸びしろは十分。ギラついた眼光と態度はUFCで開眼しても不思議ではない。


ほとんどの選手はMMAの実績は残していますが、それでもダイレクトに参戦出来ないUFCの層の厚さたるや恐ろしい。今回のトーナメントには近年レベルが急上昇している中国と韓国からもエントリーしており、UFC本戦出場に向けてシビアなサバイバルマッチになるのは間違いないでしょう。必見。
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MMA MMAPLANET o Road to UFC Torao TORAO27 UFC 藤川智史 野瀬翔平

【TORAO27】ROAD TO UFC前哨戦、野瀬が藤川にギロチンを極める「福岡から世界で戦える選手に」

<フェザー級/5分3R>
野瀬翔平(日本)
Def.1R1分15秒 by ギロチン
藤川智史(日本)

2022年6月9日-10日にシンガポールで開催されるROAD TO UFC出場が発表されている野瀬、サウスポースタンスから左ハイ、右ローへとつなげる。シングルレッグを仕掛けながらバックハンドブローを見せた野瀬が、組みついて藤川をケージに押し込む。支えつり込み足でバランスを崩させてから飛びつき、右腕で藤川の首を取った野瀬がギロチンへ。藤川がマットにヒザを着くと、そのまましぼり上げてタップを奪った。

勝者の野瀬はROAD TO UFC参戦について「福岡から世界で戦える選手になる」と宣言した。


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K-MMA LFA MMA MMAPLANET o ONE ROAD FC Road to UFC SASUKE UAEW UFC UFC275 イ・ジョンヨン オク・レユン キム・サンウォン シャオ・ロン パク・ヒョンソン パク・ヘジン ヘジン ムン・ジェフン 中村倫也 堀内佑馬 宇佐美正パトリック 松嶋こよみ 野瀬翔平 風間敏臣

【Road to UFC】UFC行きを賭けたサバイバルT出場選手発表。オクタゴンへの道は、史上最大の日韓対決!!

【写真】UFCとの契約に向け、7人の侍が出陣(C)LFA & MMAPLANET

13日(金・現地時間)、UFC ASIAより6月9日(木・同)、&10日(金・同)というUFC275ファイトウィークにシンガポール・インドアスタジアムで、Road to UFCが開催されフライ級からライト級まで5階級の出場選手が正式発表された。

日本から出場するのは以下の7選手だ。

【フライ級】
堀内佑馬
【バンタム級】
風間敏臣
中村倫也
野瀬翔平
【フェザー級】
SASUKE
松嶋こよみ
【ライト級】
宇佐美正パトリック


各階級8人、コンテンダーシリーズと違い3試合を勝ち抜く必要があり、当然のように勝ち上がれば日本人対決が組まれることもあるだろう。

まだトーナメント枠は発表されていないが、インドネシア、タイ、中国、韓国、フィリピンから出場する選手達で注意すべきファイターの名前を挙げたい。

(C)DOUBLE GCF

フライ級ではまず韓国Double GFCフライ級王者パク・ヒョンソンだ。

パワフルな打撃、テイクダウンにヒザを合わせるセンスに加え、倒されず──寝技もこなすウェルラウンダーの26歳。名門MMA STORY所属だけにフィニッシュにもいけ、戦術も駆使もできる注目株だ。

さらにこの階級ではトップノイ・キウラムがタイから参戦する。タイガームエタイの元ヘッドコーチ、ジョージ・ヒックマン率いるバンタオ・ムエタイ&MMAに転じたトップノイ、テイクダウン防御という課題が克服できていればチームメイトのローマ・ロックンブンミーに続く可能性も広がるか。

(C)ROAD FC

バンタム級は元ROAD FCバンタム級王者キム・ミンウがついに、世界への一歩に踏み出す。

根津優太を15秒でKO、打ち合いに熱くなりすぎてスプリット判定負けを喫したムン・ジェフンを再戦で135秒、三角絞めで仕留めた。長身、リーチが長く、その利点を打撃だけでなくレスリングとグラップリングにも生かす──本来、このトーナメントに出るのは不本意な実力者といえる。それでもUFCを目指しRoad FCとの契約更新をせず、雌伏の時を経験した。そんなキム・ミンウは日本勢3人にとっても、非常に厳しい相手になることは間違いない。

(C)DOUBLE GCF

フェザー級ではDouble GFCとAngel’s FCフェザー級統一王者のホン・ジュンヨン、さらに前Road FCフェザー級王者イ・ジョンヨンが揃い踏みを果たす。

ホン・ジュンヨンはコリアンゾンビ門下、カーフで削り相手が前に出てくるとK-MMA界の象徴といえるストレートに合わせたアッパーというKOパンチを持つ。ゴリゴリの組みとパンチの両面で削り合い上等の根性ファイターだ。

(C)ROAD FC

イ・ジョンヨンは韓国MMA界のミスターパーフェクト=チェ・ムギョムを倒してRoadの頂点に立つと、パク・ヘジンを10秒KOで初防衛に成功。

それから2年7カ月間実戦から離れ──契約解除とともにステップアップを目指したが、この生き残り合戦を戦うことを強いられる。

(C)UAEW

またライト級ではHEATライト級王者だったキム・ギョンピョとGladiatorライト級王者のキ・ウォンビンという日本のケージで活躍した選手の出場も決まっている。

現ONE世界ライト級王者オク・レユンとともにコロナ前は日本を活動拠点にステップアップを計っていたキム・ギョンピョとキ・ウォンビンだが、来日が困難になると両者の選択は対照的だった。

キム・ギョンピョは中東を目指しUAE Warriorで勝利後、ロシアのRCCでTKO負けもUFC行きを掛けたトーナメントへの出場権を得た。

(C)DOUBLE GFC

キ・ウォンビは母国に戻り、Double GFCでオク・レユンとのライト級王座決定戦に競り負け。その後キム・サンウォンをKOし、オクが返上したベルトを巻いている。

中国からはコンテンダーシリーズ2021の──表現方法は悪いが、負け組、チロ・ルェン(フライ級)、シャオ・ロン(バンタム級)、元ONEファイターのシェ・ビン(フェザー級)、元UFCファイターのウリジブレンがバンタム級にエントリーしている。

他の中国勢は未知数、インドやインドネシア勢もチェックが必要だが、上に挙げたコンテンダーシリーズ敗退組に遅れをとるようでは、UFCとの契約は夢物語。アジアの人材発掘トーナメントは、どうやら熾烈な日韓対決になりそうだ。

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LFA MMA News o ONE PRIDE RIZIN ROAD FC Road to UFC SASUKE UFC   シエ・ビン シャオ・ロン パク・ヒョンソン 中村倫也 修斗 堀内佑馬 宇佐美正パトリック 松嶋こよみ 野瀬翔平 風間敏臣

Road to UFC:全出場者発表。日本人選手は7名。LFA参戦中の堀内佑馬の出場が決定。

jp.ufc.com

フライ級(56.7kg以下)

● Rama Supandhi (Indonesia) |ラマ・スパンディ(インドネシア
● Jeremia Siregar (Indonesia) |ジェレミア・シレガル(インドネシア
● Wallen Del Rosario (Philippines) |ウォーレン・デル・ロサリオ(フィリピン)
Horiuchi Yuma (Japan) |堀内佑馬(日本)
● Choi SeungGuk (Korea) |チェ・ソングク(韓国)
● Park HyunSung (Korea) |パク・ヒョンソン(韓国)
● Top Kiwram (Thailand) |トップノイ・キウラム(タイ)
● Qiu Lun (China) |チウ・ラン(中国)

バンタム級(61.2kg以下)

● Kim MinWoo (Korea) |キム・ミヌ(韓国)
● Maimaitituoheti Keremuaili (China) |ケレムアイリ・マイマイチツォヘチ(中国)
Kazama Toshiomi (Japan) |風間敏臣(日本)
Nakamura Rinya (Japan) |中村倫也(日本)
● Xiao Long (China) |シャオ・ロン(中国)
● Gugun Gusman (Indonesia) |ググン・グスマン(インドネシア
Nose Shohei (Japan) |野瀬翔平(日本)
● Wulijiburen (China) |ウリジ・ブレン(中国)

フェザー級(65.8kg以下)

● Yi Zha (China) |イー・ジャー(中国)
Sasu Keisuke (Japan) |佐須啓祐(日本) 修斗フェザー級王者・SASUKE
● Hong JunYoung (Korea) |ホン・ジュニョン(韓国)
● Lee JeongYeong (Korea) |リー・ジョンヨン(韓国)
Matsushima Koyomi (Japan) |松嶋こよみ(日本)
● Xie Bin (China) |シエ・ビン(中国)
● Lu Kai (China) |ルー・カイ(中国)
● Angga Hans (Indonesia) |アンガ・ハンス(インドネシア

ライト級(70.3kg以下)

● Balajin (China) |パラジン(中国)
● Ki WonBin (Korea) |キ・ウォンビン(韓国)
● Ailiya Muratbek (China) |アイリヤ・ムラトベク(中国)
● Pawan Maan Singh (India) |パワン・マーン・シン(インド)
● Anshul Jubli (India) |アンシュル・ジュブリ(インド)
Usami Sho Patrick (Japan) |宇佐美正パトリック(日本)
● Asikeerbai Jinensibieke (China) |アシカルバイ・ジンエンスビエク(中国)
● Kim KyungPyo (Korea) |キム・ギョンピョ(韓国)

事前の噂にあったリストからは修斗バンタム級王者安藤とフライ級の内田が外れ、アメリカ在住でフィーダーショーのLFA参戦中の堀内佑馬が追加となった。

日本からは中国の10人に次いで韓国と同率2位の7人が参加。

日本から最多3人が出場するバンタム級は、ROAD FCバンタム級王者キム・ミンウ(キム・ミヌ)、元UFCファイター・ウリジブレン(2019年に0勝3敗でリリース)が出場する。

インドネシアの出場選手は、すべてインドネシアのローカルイベント・ONE PRIDE MMAというパクリのような名称の出場選手で、フライ・バンタム・フェザーの王者が出場。

ROAD FCが長らく開店休業中だった韓国からは、ROAD FC出場経験のある選手や、現在活動中のDouble G FCから選手が出場。

中国は最大手プロモーションの武林風(W.L.F)を中心に出場。コンテンダーシリーズ出場経験のあるフライ級のチウ・ランも出場する。

インドからはライト級の2人のみが選出。インド・アブダビを中心に2019年から8回開催されているMATRIX FIGHT NIGHTの出場選手で、レベルは不明。

タイから唯一選出されたフライ級のトップノイはRIZIN1勝2敗。朝倉海には敗れたが判定まで持ち込み、中村優作にも判定負けしたが歯を折っている。

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6.9&10にシンガポールで開催のアジア版『Road to UFC』1回戦出場選手が決定/日本人は4階級で合計7名出場

6.9&10にシンガポールでアジア版『Road to UFC』の1回戦を開催/4階級で8人トーナメントを行い日本人も出場予定(2022年04月22日)

 こちらの続報。


 世界最高峰の総合格闘技(MMA)団体であるUFC〓(Ultimate Fighting Championship)は本日、アジアのMMAトップアスリートたちが世界の舞台で活躍するための最も重要な機会となる『ROAD TO UFC』の参加選手を発表いたします。ROAD TO UFCの1回戦は東南アジア初のペイ・パー・ビューイベントとなる『UFC〓 275:テイシェイラ vs. プロハースカ』に先立ち、6月9日(木)および10日(金)の2日間にわたり、シンガポール・インドア・スタジアムにて開催することになっております。

 ROAD TO UFCはアジア全域からMMAのトップアスリートが一堂に会し、UFCとの契約を懸けて勝ち上がっていくトーナメント形式で実施いたします。今回のROAD TO UFC ではフライ級、バンタム級、フェザー級、ライト級の4階級に、それぞれ8名の総合格闘技選手が出場する予定です。

Flyweight(フライ級)
堀内佑馬(ほりうち・ゆうま)

小学生時代から始めたキックボクシングをベースに、2013年にDEEPでプロMMAデビュー。2016年の試合を最後に、UFCを目指して拠点をアメリカに移す。2021年にはLFAでタイトルマッチを経験する。今回のチャンスをものにする準備は整っている。

Bantamweight(バンタム級)
風間敏臣(かざま・としおみ)

2020年にプロデビューすると、翌年のパンクラスネオブラッドトーナメントを制し、2022年にはDEEPで行われたワンデートーナメントを制する。9勝中8勝がフィニッシュと決定力の高さを見せている。

中村倫也(なかむら・りんや)
5歳からレスリングを始めて実績を積むと、2017年にはU-23の世界選手権を制する。東京五輪を目指すも、あと一歩で出場権を逃し、レスリングからMMAに転向する。2021年にプロデビュー、デビュー2戦目で修斗のランカーを下し、3戦目ではPOUNDSTORMで国際戦も経験して全勝、器の大きさを見せた。これからの日本のMMAを背負って行く可能性のある選手。

野瀬翔平(のせ・しょうへい)
柔道時代の首の大ケガを乗り超えて2021年に修斗でプロデビューを果たす。その後、ONE Japan SeriesやHEATでも実績を積む。7勝中5勝が一本勝ちと極めの強さを見せている。

Featherweight(フェザー級)
佐須啓祐(さす・けいすけ)

2016年に修斗でプロデビューを果たす。ケガのため2017年から約2年半試合から遠ざかるも復帰後は7戦全勝。2020年に修斗環太平洋王座を、2021年には修斗世界王座を獲得。本場アメリ カでの修行も終えて準備万端。

松島こよみ(まつしま・こよみ)
少年時代から空手、レスリングなどの格闘技を学び、MMA選手としての土台を作る。2015年に修斗でプロデビューすると、その年の新人王を獲得。その後はPXC、パンクラス、ONE Championshipと戦いの場を移し、目標とするUFCの舞台に挑戦するチャンスをつかんだ。

Lightweight(ライト級)
宇佐美正パトリック(うさみ・しょう・ぱとりっく)

幼少時に父から空手を習い始める。その後、ボクシングに転向し、高校では6冠を達成、2018年の世界ユース選手権では銅メダルを獲得。東京五輪を目指すも選考会で敗れ、その後、MMAに転向した。


Yuma Horiuchi(Tapology)

Toshiomi Kazama(Tapology)

Rinya Nakamura(Tapology)

Shohei Nose(Tapology)

Keisuke Sasu(Tapology)

Koyomi Matsushima(Tapology)

Patrick Sho Usami(Tapology)

 日本人選手の戦績はこちらを参照。

【ROAD TO UFC参加選手一覧】
フライ級(56.7kg以下)

● Rama Supandhi (Indonesia) |ラマ・スパンディ(インドネシア)
● Jeremia Siregar (Indonesia) |ジェレミア・シレガル(インドネシア)
● Wallen Del Rosario (Philippines) |ウォーレン・デル・ロサリオ(フィリピン)
● Horiuchi Yuma (Japan) |堀内佑馬(日本)
● Choi SeungGuk (Korea) |チェ・ソングク(韓国)
● Park HyunSung (Korea) |パク・ヒョンソン(韓国)
● Top Kiwram (Thailand) |トップノイ・キウラム(タイ)
● Qiu Lun (China) |チウ・ラン(中国)

バンタム級(61.2kg以下)
● Kim MinWoo (Korea) |キム・ミヌ(韓国)
● Maimaitituoheti Keremuaili (China) |ケレムアイリ・マイマイチツォヘチ(中国)
● Kazama Toshiomi (Japan) |風間敏臣(日本)
● Nakamura Rinya (Japan) |中村倫也(日本)
● Xiao Long (China) |シャオ・ロン(中国)
● Gugun Gusman (Indonesia) |ググン・グスマン(インドネシア)
● Nose Shohei (Japan) |野瀬翔平(日本)
● Wulijiburen (China) |ウリジ・ブレン(中国)

フェザー級(65.8kg以下)
● Yi Zha (China) |イー・ジャー(中国)
● Sasu Keisuke (Japan) |佐須啓祐(日本)
● Hong JunYoung (Korea) |ホン・ジュニョン(韓国)
● Lee JeongYeong (Korea) |リー・ジョンヨン(韓国)
● Matsushima Koyomi (Japan) |松嶋こよみ(日本)
● Xie Bin (China) |シエ・ビン(中国)
● Lu Kai (China) |ルー・カイ(中国)
● Angga Hans (Indonesia) |アンガ・ハンス(インドネシア)

ライト級(70.3kg以下)
● Balajin (China) |パラジン(中国)
● Ki WonBin (Korea) |キ・ウォンビン(韓国)
● Ailiya Muratbek (China) |アイリヤ・ムラトベク(中国)
● Pawan Maan Singh (India) |パワン・マーン・シン(インド)
● Anshul Jubli (India) |アンシュル・ジュブリ(インド)
● Usami Sho Patrick (Japan) |宇佐美正パトリック(日本)
● Asikeerbai Jinensibieke (China) |アシカルバイ・ジンエンスビエク(中国)
● Kim KyungPyo (Korea) |キム・ギョンピョ(韓国)

 全出場選手も発表されています。続きを読む・・・
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Grachan54 MMA MMAPLANET o Road to UFC UFC アレアンドロ・カエタノ 中村倫也 修斗 原口伸 大宮優 植田豊

【Grachan54】プロ4戦目で暫定ライト級王座決定戦=植田豊戦へ、原口伸「喧嘩ができるスタイル」

【写真】喧嘩が強いスタイルという本人の弁。とにかく馬力がある (C)MMAPLANET

15 日(日)、東京都港区の品川インターシティホールで開催されるGrachan54&55。ダブルヘッダー第一部のGrachan54のメインで暫定ライト級王座を賭けて、プロMMA4戦目の原口伸が植田豊と対戦する。

2019年フリースタイルレスリング70キロ級全日本王者──鳴り物入りのBRAVEジム入門から、昨年9月にプロデビューを果たすと、現在まで2勝1NC。MMAファイターとして、余りにも荒々しい一方で限りない可能性を感じさせる原口に4戦目でタイトル挑戦について、そして今後を尋ねた。


──早くもベルトを賭けた試合を戦うことについて、どのように思っていますか。

「自分としては4戦目でこういったチャンスをいただけたことに、期待が入っています」

──3月に大宮優選手を初回TKOで下し、どのタイミングでタイトル戦のオファーがあったのでしょうか。

「2週間後ぐらいだったのです、割とすぐでした」

──その大宮戦ですが、4分39秒間は濃密な時間になったかと。

「そうですね、勉強になった試合です。ダウンを奪われたシーンは、嫌になるぐらい映像で見直しました。変に打撃戦をやろうとか、MMAをやろうという感覚で戦っていたことに気づきました。あの前にBRAVE勢が試合をしていて、絶対に勝ってやろうという気持ちも強すぎたようです」

──ダウンを奪われた感覚は覚えていますか。

「ハイ。人生、初のノックダウンなので。倒れていく景色も覚えています。痛みとかではなくて、『あぁ、俺倒れてるな』って。試合中は記憶が途切れることなく、直後は『こうなって負けるんだ。止めてほしくない』と思いました。『絶対に負けたくない』って思って、必死に動いたのも覚えています。ただ試合後の記憶がないんです」

──そうなのですか。やはり怖いですね。ただダウンをしてマウントを取られながら、スクランブルで立ち上がった馬力には驚かされました。

「とにかく止めてほしくなくて、動き回ると立てました(笑)」

──テイクダウン、スクランブルが繰り返され、その間もパンチを打ち合い、最後は右でTKO勝ちででした。

「大宮選手ももの凄い覚悟が決まった顔をしていて。殴り合っている時も、もうブレーキが効かなくなっていたんだと思います(笑)」

──笑って振り返っていますね。

「アハハハ。僕はレスリングの時から技術とか関係なく、気持ちのぶつかり合いになった時は絶対に負ける気がしないんです。殴り合いをしている時も、『これ打ち勝てるな』っていう感覚がありました。

ただガードも下がっていて、足も使えていなかったです。最初にフックを貰ってダウンをしたのですが、ああいう風にパンチを打って来る人が練習ではいなかったので勉強になりました。無暗に打ちあったことは反省しています。勝ったことが唯一の救いになる試合でした」

──そんななか原口選手が意識しているかどうか分からないのですが、奇しくも2022年のプロデビュー同期となった中村倫也選手はプロ3戦目で修斗ブラジル王者のアレアンドロ・カエタノを4月のPOUNDSTORMで破りました。

「最初の頃は負けたくないと思っていましたけど、階級が違うのでそういうことは思わなくなりました。ただ凄く良い刺激を貰っています。同じサウスポーで、レスリングベースだから勉強させてもらっています。倫也選手に関しては、レスリングを生かしたMMAというよりもMMA選手になり切っている。そこはMMAに関する知識や、子供の頃から持っていた熱量が僕とは違いが出ていると思います。ただし、MMAを実際に始めた時期はそれほど変わらないので、倫也選手が短期間であれだけのMMAファイターになれていることは、本当に刺激になっています」

──グレコからの転向組の河名マスト選手も、修斗のトップランカーに勝っています。

「中村倫也選手とは違って、レスリングの強味を生かしたMMAで。やるべきことを着実にこなす強さが感じられます。デキることをこなすって難しいのですが、河名選手はそれがデキていて、倫也選手とは違う種類の強さを感じます」

──対して原口伸のMMAとは?

「倫也選手とも河名選手とも違い、経験が少ないというのもあって僕のMMAは野性的です。レスリングの実績は2人に劣りますが、泥臭さとか喧嘩ができるファイトスタイルだと思います。それがMMAにも生きています」

──では、対戦相手の植田豊選手の印象は?

「絵にかいたようなベテラン選手で、落ち着いて慌てず。チャンスが来るまで我慢して戦う。でも、僕もレスリング時代の終盤は相手のミスを待つというか、そういう戦いをしているので植田選手の考えていることは意外と理解できると思います」

──では日曜日、どのような試合をしたいと思っていますか。

「前回の試合は動きが悪かったです。突っ立って戦って。それでああいう試合になったのですが、僕が今持っている技術を使い、力を出すことができれば、もうあんな試合にはならないです。

ただフィニッシュ方法とか深く考えていなくて、取りあえずどういう形でも良いから決着をつける。そういう戦いができればと思います」

──ではこの試合を経てなおプロ2年目でありますが、どこを目標にMMAを戦っていきたいと考えていますか。

「デカいこと言うなって怒られるかもしれないですが、喧嘩ができるスタイルで外国人選手と戦った場合、相手を喰うことがデキると思っています。自分のそういう部分があれば、日本人選手が余りできていない──外国人選手との戦い方ができるという自信もあります。最終目標はUFCですし、そのためにどこで戦っていくとか分からないですけど……Road to UFCには間に合わなかったので、ちょっと待っとけよと思っています」

──押忍。最後にMMAPLANETの読者に一言アピールお願いします。

「キャリアはまだ少ないですけど、上に行こうとしている若者がいるっていうことを試合でアグレッシブに戦って──自分の存在感を示していきたいと思っているのでよろしくお願いします」

■視聴方法(予定)
5月15日(日・日本時間)
Grachan54午後1時30分~Grachan放送局
Grachan55午後5時00分~Grachan放送局

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【Road to UFC】世界に立ち向かうJ-MMAファイター(09)松嶋こよみ 「UFCを目指し続けるだけです」

【写真】 4月15日、T-GRIPに出稽古に訪れた平本蓮と手合わせをしていて松嶋は、Road to UFC出場が決まると──この緊迫のある手合わせを欲し、平本に定期的なスパーリングを依頼している(C)MMAPLANET

6月にシンガポールで開催されるRoad to UFCのリストが出回っている。UFCがリストをアップしたが、中には正式にサインがなされていない選手も含まれているとも聞く。

そのようななか、フェザー級で松嶋こよみの名前もリストになる。2020年12月4日のゲイリー・トノン戦以来、実戦に出場してなかった松山の現状、そしてこれからをMMAPLANETでは4月26日(火)に尋ねていた。

まだRoad to UFC出場が確定していなかった時、松嶋には彼が経てきた時間と揺るぎない一つの想いを語ってもらっていた。

2022年、春~世界に立ち向かうJ-MMAファイター特集~。第9弾はRoad to UFC出場が決まる以前に訊いた──松嶋こよみの言葉をお伝えしたい。


──2020年12月のゲイリー・トノン戦から1年4カ月もの間、実戦から離れている松嶋選手です。まずONEとの契約を更新しないことは昨秋に公表していました。

「そうですね。最終目標がUFCでチャンピオンになること、それが僕のMMAを戦う理由なので──あの時点で、あれ以上ONEで戦うことが目標に近づけるとは思えなかったです」

──とはいえ、MMAファイターがこれだけ試合が遠ざかるというのはプラスに働くのでしょうか。

「ONEでやるべきことはやった。それが僕の考えだったので、1月か2月に次の試合のオファーと同時に契約更新の話がありましたが、更新をしない意向を伝えました。まぁ、そこから試合ができないのは当然ですよね。ONEの契約は2021年の5月までで、そこから半年間はマッチアップ期間ということで、他のオファーがあればONEに伝えて了承を得る必要がありました。マッチアップ期間の終了が12月末、面倒ややりとりをせず期間の終了を待ち、今年に入ってから新たな気持ちでやっていこうという気持ちでした」

──その時点でUFCを目指すルートは、どのように考えていたのですか。

「やはり負けで終わっていますし、米国のフィーダーショーで少なくとも1勝でもして、コンテンダーシリーズで戦うことができればと思っていました。実際、LFAとコンタクトを取りましたけど、『良いね。検討する』という感じで話が止まってしまって。ABEMAの方も自分が試合をするなら、中継するという風に伝えてくれていたようなのですが、結局、そのままという状況で今に至っています」

──日本で戦うという選択肢は?

「ほぼ……いや、ゼロでした。日本でやるという考えは全くなくて。最後の最後にあるかないか……というぐらいでいるので、今も試合が決まっていないという状況です」

──北米フィーダーショー以外で、オファーはなかったのでしょうか。

「それは頂きました。日本では対戦相手まで挙げてくれたとこもあります。正式なのは2つ、それと『話は通すよ』という風に言ってもらえたところが1つですね。有難い話ですけど、ここで同階級の日本人選手と戦う……だけでなく、日本での試合が今の自分に必要なのか。ONEを離れて、そこを実行するのかと考えると選択肢にならなかったです」

──それでも試合を戦うことができない状況が続くことに、不安はなかったですか。

「そうですね……こんなに決まらないとは予想していなかったです(苦笑)。LFAなり、北米のフィーダーショーで戦えると思っていました。それに北米もそうですし、海外での試合で『あるかもしれない』という状況では、日本での試合のオファーを受けることはできなかったです」

──北米だけでなく海外の試合で「あるかもしれない」状況があったわけですね。

「これはぶっちゃけていうと、BRAVE CFの韓国大会でした。そこで最初、1回契約ということで話を頂いて。1回だと僕的には凄く都合が良いですし、戦うつもりでYESという返答もしていました。ただ契約する段階になって、BRAVEが複数試合で複数年契約を提示してきたんです。

評価してくれたというのはあるのですが、でもそれだと僕も30歳を随分と過ぎてしまうので──1試合契約だから戦うことを決めたという風に返答をして。

BRAVEはメインでキム・テキュンとの試合を組んで、僕が勝った場合継続参戦しないのはエース級の選手を潰されることになる。だから1試合契約はできないという風になったんだと思います。それは分かります。彼らの立場だと当然だし、それでもBRAVEは他の選手を探してくれたんです。結局、その時の候補選手がオファーを断り、他の選手だと僕のキャリアを見合わないから──試合は組めないという風な話になりました」

──複数年契約は難しいと。分かります。

「ただ……BRAVEでやるしかないって腹を決めました。いうとLFAですら僕を評価してくれなかったわけですし、もうBRAVEと契約して負けた時点で引退しようと。あと何試合できるかなんて、僕も分からないし。背水の陣じゃないですけど、覚悟を決めたんです。

実際、キム・テキュンの映像を見て……勝てる自信もありました。だから彼と試合をするつもりだったのですが、問題は2週間強で減量と対策練習をすることでした。彼はきっと韓国大会が本決まりになる前から、そこに向けて調整してきていただろうし。でも、もう最後は開き直りで、それで負けていたらそれまで──という気持ちでした」

──……。

「で、BRAVEに返事をしようと思っていた朝、とある人からRoad to UFCのリストに入っているという話があって……」

──凄いタイミングですね。

「はい。確定ではないけど、リストに入る。だったら、そこに照準を定めようと考えなおしました。で、もうBRAVEは選択肢から消えて……。なのに、その日の夜に知り合いを通してUFCに見込みがどれぐらあるのかを尋ねると。『最後の試合で負けているから、ない』とショーン・シェルビーからの返答があったんです」

──……。それは……。

「落ち込みました。周囲の皆が落ち込みました……。一度気持ちが消えたBRAVEで試合をする気にもなれなかったですし……、僕がいるのはそういう世界なんだと。10代でキャリアが少なくても、レコードが綺麗ならRoad to UFCで戦える。僕はそういう対象じゃない。僕が今のUFCが求める条件に合致するならデビューしてから1年とか2年目になります。連勝していて、22歳とか23歳でした。

ただ、あの時点の僕が仮にUFCと契約できたとしても、絶対に勝てない。すぐにリリースになっていた。それは間違いないです。そうやって考えると僕は今、自分のなかで認識しているだけだけど、強さを手にすることができています。ONEで戦っていた時とも、違います。それを考えると、自分がやってきたことは間違っていなかったと振り返ることができるんです。

進路の選択として間違ったことがあったかもしれないですが、強さを追求する部分においては間違っていない……だからこそ、諦めるつもりはないです。少なからず……諦めていないし、この後も足掻かないといけないと思っています」

──今後もUFCを目指して、足掻くと……。

「やっぱりUFCに拘りたいんです。実は今、イリディアム・スポーツ・エージェンシーと契約する方向でいます。5月の中旬にラスベガスで彼らと会うことになっていて」

──ラスベガスで?

「ハイ。今月末からサンフォードMMAに行って、2週間ほど練習してこようかと思っています。そこからLAに移動して、車でベガスに寄ろうかと」

──サンフォードMMAで練習するのですか。

「ハイ。試合がある、ないというのが続いて力が試せない時期が長くなってきました。だから、とりあえずサンフォードMMAで──僕のことを全く知らない人に、これまでやってきたことが通じるのか試してみたいと思っています」

──なるほどぉ。しかし、イリディアムと契約できると何か変わるかもしれないですね。

「でも、それがUFCに繋がらないと意味はないです」

──BellatorやPFLを目指すということは?

「BellatorもPFLも強い選手が契約しています。簡単じゃない──それは絶対です。PFLからは話もいただきました。Bellatorに出たくないなんてことは、一切ないです。でもUFCが世界の頂点なんです。そのUFCと戦うという希望がゼロにならない限り、僕はUFCに拘っていたい……だから、また北米のフィーダーショーと交渉しようと思っています。

それにUFC、Bellator、PFLとかいう前に、まずは白星を挙げないと……。でも着地点はUFCにしていきたいです……していきたいって、29歳になって今更何を言っているんだろうってことなんですけど(微笑)。でも、UFCを目指し続けるだけです」

同インタビューの翌日、UFCから松嶋こよみの下にRoad to UFC出場のオファーと契約書が届いた。松嶋陣営はイリディアムのマネージメントを受ける方向であったので、まずは彼らとのマネージメント契約について話を進めたが、受け入れることができない条項があったため契約は成立せず、陣営のセルフマネージメントでRoad to UFCに臨むこととなった。また、試合が決まったため海外での練習でなく日本で準備をすることとなっている

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【Pancrase327】村山暁洋と対戦、木下憂朔「前回以上の衝撃を。メチャクチャ強いなっているので」

【写真】炭火焼けいじ──はお父さんが営んでいるお店とのこと (C)MMAPLANET

29日(金・祝)、東京都の立川ステージガーデンにて開催されるPancrase327の第2部のメインで木下憂朔が、村山暁洋と戦う。

事実上今大会のヘッドライナーである木下は、昨年11月にほぼ勝利を手中に収めながら金網を掴んでの踏み付け行為で反則負け──キャリア初黒日を喫したRIZIN TRIGGER参戦からホームで再起戦を戦う。

4試合連続初回フィニッシュ、DEEP王者を相手に内容では圧倒していた木下を計量直後にインタビュー。この間の成長をケージの中で披露したい気持ちが満ち溢れていた木下だった。


──計量を終えて、今の調子はいかがですか。

「いよいよやなって感じですね。前回の試合からちょうど5カ月、準備期間が長かったのでようやくソレをお披露目できるなって。体調の方も水抜きはいつも通りしんどいですけど、時間をかけてそこまでは落としてきたので調子は良いです」

──とはいえ、計量の日に大阪から移動するのはやはり厳しいですね。

「どっちにしろしんどいので。東京にいても(笑)。そこは大丈夫です」

──ところで、蒸し返すわけではないのですが……いや、蒸し返しているのですが、前回のTRIGGERでの反則負け。ケージを掴んでいなくても、勝負は決していた可能性が高く。レフェリーもそこで指導がなくて、あとから勝ちが取り消されて反則負けという裁定をどのように捉えていますか。

「あの直後はわけが分かっていなかったので、『ハァ?』という感じだったのですが、ルールはルールですし。動画を視ても、アレを審判の人たちが良しとすると続いちゃいますからね。だから、僕がケージを掴まなかったら良かったので。

RIZINルールやから、踏み付けで終わらせたいという意識が強すぎました。普段やらんことやから、金網を掴んでしまったんやと思います。どういう形でもフィニッシュできていたはずなのに、要らん拘りが出てしまいました。興奮しすぎて、覚えてないのですけど、いつもやらんことをやるとああなってしまいました」

──しかしレコード的には反則負けであろうが、黒星はつけたくなかったのでは。

「そこも何日間は、そういう気持ちになったのですが、自分が進みたい先にいけるならソレで構わないという風に思っています。試合結果ばかりでなく、試合内容に拘るしかないって」

──ポジティブで、良いですね。それなのに──試合前日に気持ちを上下させてしまうような質問になってしまうかもしれないですが、6月にシンガポールで開催されるRoad to UFCに木下選手は出場の有力候補という話は伝わっていました。ただし、アジアの事情かウェルター級自体が組まれなかった。

「そうなんですよ……。そのつもりだったんですけど……でも、いつか行くんで。早くいけそうな今回のタイミングが、僕には当てはまらなかっただけで。自分が頑張れば、いつかオファーくると思っています」

──その頑張る試合が、明日に控えています。

「メインでやるのも初めてで。大阪大会でもなかったことです。先輩の試合も見てきたけど、自分がその場に立つのがベストで。ただただ楽しみ、それだけです。変に気負うこともないです。これまでも4試合目、5試合目で戦っていても、自分がメインやと思って戦ってきたので。それが叶ったのだから、これまで通り僕が一番面白い試合をするだけです」

──ズバリどういった試合をしたいですか。

「カルペディエム芦屋で岩崎さんにグラップリングを習って、寝技や組みも自信がついてきたので打撃もより思い切り使えます。その打撃も当然、スキルアップしていますし。総体的にMMAとして、この半年で上がっているので前回以上の衝撃をお見せします(笑)。めちゃくちゃ強くなっていると思うので」

■視聴方法(予定)
4月29日
午後2時30分~ TIGET LIVE
午後4時30分~ ABEMA PPV ONLINE LIVE

■Pancrase327計量結果

<2022年ネオブラッドTストロー級1回戦/5分3R>
江崎壽:52.65キロ
大和田光太郎:51.9キロ

<ミドル級/5分3R>
押忍マン洸太:83.35キロ
佐藤龍汰朗:82.95キロ

<フェザー級/5分3R>
渡辺謙明:65.6キロ
Ryo Takagi:65.9キロ

<ウェルター級/5分3R>
木下憂朔:77.25キロ
村山暁洋:77.15キロ

<フライ級/5分3R>
秋葉太樹:56.9キロ
鶴屋怜:56.65キロ

<バンタム級/5分3R>
井村塁:60.85キロ
TSUNE:61.3キロ

<フェザー級挑戦者決定T決勝/5分3R>
岩本達彦:65.9キロ
透暉鷹:66.15キロ

<ウェルター級/5分3R>
近藤有己:72.4キロ
鈴木一史:72.35キロ

<フライ級/5分3R>
上田将竜:57.05キロ
有川直毅:57.1キロ

<ライト級/5分3R>
松岡嵩志:70.3キロ
冨樫健一郎:69.1キロ

<ライト級/5分3R>
平信一:70.35キロ
粕谷優介:70.3キロ

<フェザー級/5分3R>
田村一聖:65.5キロ
三宅輝砂:65.85キロ

<バンタム級/5分3R>
平田丈二:61.1キロ
ジェイク・ムラタ:61.3キロ

<バンタム級/5分3R>
工藤修久:64.85キロ
平田純一:65.8キロ

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【Pancrase327】世界に立ち向かうJ-MMAファイター(07)鶴屋怜「出稽古は覚悟を決めないとできない」

【写真】取材時点では超グリーンアッシュ。立川のケージでは何色になっているのだろうか (C)MMAPLANET

29日(金・祝)、東京都の立川ステージガーデンにて開催されるPancrase327で、鶴屋怜が秋葉太樹と対戦する。

昨年2月にDEEPでプロデビュー、3連勝で戦場をパンクラスに移すことを決めた。その直後に平良達郎のUFC行きを成立させたイリディアム・スポーツ・エージェンシーとの契約が決まった怜は、今後に対してどのようビジョンを父・浩とともに持っているのか。

2022年、春~世界に立ち向かうJ-MMAファイター特集~。第7弾はUFCしか、その視線の先にない19歳、鶴屋怜に訊いた。


──パンクラスで初ファイト、そしてイリディアムとの契約も発表された鶴屋怜選手です。イリディアムとの契約が成った時は、どのような気持ちでしたか。

「ここから世界と戦っていくんだなという気持ちになって、ワクワクと不安が半々のようになっていました」

──不安というのは?

「いずれそういう風になりたいとは考えていたのですが、現時点では早いとも感じているので。でも、契約してもらったのでそんなこと言っていなくて、どんどん強くなって戦っていこうという風にはなっています」

──イリディアムと契約したことで、キャリアップの変更点はありますか。

「特に今のところはないです。取りあえず次の試合がパンクラスであるので、そこで勝つことに集中しています。その後は巡ってきたチャンスにはトライしようと思っています」

──まだ公にできてないですが、6月にはシンガポールでRoad to UFCが開催されます(※取材は4月5日に行われ、22日にRoad to UFCが正式発表された)。その辺りを考えることは?

「最初はイリディアムの方から米国のコンテンダーズ、次にシンガポールのRoad to UFCの方でプッシュするという話はありましたが、そこも早過ぎるので断ろうという考えでした。ただオファーがあるかどうかはUFC次第ですし、さっきもいったようにチャンスがあるならトライしようという風に思うようになりました。

技術的に成熟する時と、選手の勢いは時期が同じじゃない。父と話していて、勢いがある時に話があればチャレンジすべきだと考えるようになりました。父も僕はこれから強くなり、巧くなっていくだろうけど、勢いというのは重要だろうと。ただ正式な話ではないので、今はパンクラスで勝って、パンクラスでチャンピオンになるということを考えています」

──ではイリディアムと契約したことで、秋葉戦への意気込みに変化は起きましたか。

「いえ、そこと関係なく力の差をつけて勝つつもりでいることは変わりないです」

──なるほど。では3月の最初にゴング格闘技用に話を伺った時に、まずはジムのなかで強い先輩を越えないといけないという発言がありました。しかし、その対象であった岡田遼選手が修斗世界バンタム級王座を失いました。あの試合を見て、想うところは?

「安藤選手には勢いがあって強い選手なので、一発入ればそういうことはある。それがMMAだと思います。ただ、自分の中では岡田さんが負けて悔しいという気持ちしかないです。ジムの先輩が負けた……それは自分が負けるのと同じように悔しいです。

岡田さんの試合が終わった後、父に『あのベルト、俺が取り戻した方が良いのかな』って言いました。僕にはUFCの世界チャンピオンになるという夢がありますけど、そこを成し遂げてキャリアの最後に日本に戻ってきて、修斗世界バンタム級のベルトを獲る。そういう目標が一つ加わりました」

──なるほど。いや、浪漫です。それと前回に話を伺った時に『世界、世界っていうけど俺ほどの本気度はない』とUFCと口にする選手に対し、なかなかの口調で話していました。それが締め切り前にEXFIGHTに出稽古に行き、仲良く写真に収まっているのを見てずっこけました。

「アハハハハ。中村倫也選手と練習させてもらって普通に強くて……。倫也選手は年齢なこともあり、次の対戦相手(※4月24日のPOUNDSTORMで勝利したアリアンドロ・カエタノ)が強いというのもあって、本気でUFCを狙っている。そこに賭けているというのは伝わってきました」

──年下の鈴木崇矢選手は、いかがでしたか。

「17歳ですよね。17歳ということを考えると良い動きです。ただ、強くなれるかどうかは彼次第です」

──ライバル意識を持つことはない?

「倫也選手はバンタム級で階級が違うので、ライバル意識を持つことはないです。練習をしてくれる仲間のような感じで。ただフライ級の選手だと、そういう意識を持つこともあるかもしれないです。倫也選手は身体能力が高くて、これまでやったことがない練習ができて。本当に良い練習ができています」

──UFCに行くと口にしている選手たちとの練習は、同志ができたような気持ちになるのでしょうか。

「別にそうはならないです。普通に話はしますけど、友達を創りに行っているわけではないですし、良い練習をしたくて行かせてもらっていて。だから自分もEXFIGHTの選手にとって良い練習相手になれればと思っています」

──アハハハ。もう忖度しないのが心地良いです。

「これまで自分のジムだけで練習していたのですが、今は出稽古を増やすようにしました。そのなかでEXFIGHTで練習させてもらっていて、倫也選手やパトリック選手、鈴木崇矢選手が受け入れてくれたことは感謝しています」

──出稽古先を増やしたというのは?

「やっぱり初めて練習する時とか、緊張感が違います。あの感覚は選手の強度や巧さとか、いうと強さに関係なくても良い練習になるというか……」

──どう来られても文句は言えない。対応するのが出稽古ですね。

「やっぱり舐められるかっていうことで、本気で当たって来てくれます。出稽古は覚悟を決めないとできないと思っています」

──鶴屋怜に負けてたまるかと掛かって来る選手もいるでしょうし。

「そう思っている人もいるかもしれないです(苦笑)」

──ではEXFIGHT以外では、どこで出稽古を?

「K-PLACEですね。軽量級の選手が多いので。それとSTFでも箕輪ひろば選手とスパーリングがしたくて行かせてもらいました」

<この項、続く>

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ROAD TO UFC:アジアのMMAファイターによる、UFCとの契約を賭けたトーナメントを実施。日本からも参戦予定。

現時点で出場選手の発表はなし。1回戦はUFC275シンガポール大会の開催週に行われるとのことで、大会当日ではない模様。既知の情報では、階級はフライ・バンタム・フェザー・ライトの4階級で、それぞれ8人のトーナメントとなる。

追記

mmaplanet.jp

Road to UFCは12日(日・現地時間)に行われるUFC275「Teixeira vs Prochazka」のファイトウィークの2日間、フライ級からライト級までの4階級の8人トーナメントの1回戦が実施させ、出場選手は日本、韓国、フィリピン、タイ、インドネシア、インド、中国のUFCアカデミーに所属する選手が参戦する。その後9月の準決勝、年末にフィナーレを実施し4階級の優勝者がUFCと契約を果たすというもの。

準決勝は9月、決勝は年末とのこと。