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MMA PFL PFL2021#04 Report クレイ・コラード ジョイルトン・ラターバッバ

【PFL2021#04】クレイ・コラード、プレーオフ確定。体重オーバーのラターバッハからスプリット勝利

<159.4ポンド契約/5分3R>
カシアス・クレイ・コラード(米国)
Def.2-1:29-28.29-28.28-29
ジョイルトン・ラターバッバ(ドイツ)

体重オーバーのラターバッバのカーフにも、コラードはパンチで圧力を掛けていく。左ボディアッパーを打ったコラードだが、直後にダブルレッグでテイクダウンを許す。バタフライガードと左オーバーハンドのコラードが、起き上るとラターバッバがダースをセットする。

かなりタイトに見えたが、頭を抜いたコラードが立ち上がって寝技の状態のラターバッバの腹を蹴る。立ち上がったラターバッバが、即テイクダウンを決めるとスクランブルでバックへ。胸を合わせたコラードだが、パンチの応酬に出るとテイクダウンを許す展開が続く。ラターバッバはバックコントロールを続け、残り1分に。組みのパンチの応酬が見られ、胸を合わせたコラードがボディにパンチを連続する。胸を合わせて離れたコラードだが、直後に時間となった。

2R、ラターバッバがダブルレッグ。尻もちから立ち上がったコラードが離れて、ローを入れる。ヒザ蹴りのラターバッバ、コラードはミドルを決める。初回の組みで、自らが削られたかラターバッバは組みに行かないばかり腹を気にしているようだ。1分半を経過し、ダブルを切られたラターバッバは、すぐに立ち上がらず亀のままでいて腹を2発蹴られる。

スタンドに戻ると、左を2度決めたコラードの圧が高まる。しかし、ここで組んでいったコラードは払い腰を決める。スクランブルでバックに回ったラターバッバがテイクダウン、ここもコラードがすぐに立ち上がる。離れてボディを連続で殴ったコラードは、ダブルからボディロック、小外刈りで倒される。ガードでキムラをセットするコラードだが、離れたラターバッバがパンチを入れバックを伺う。ここは防いだコラードがスタンドに戻りラウンド終了に。

最終回、スイッチしてケージの前を回るラターバッバがテイクダウン狙いを切られ、引き込む。スタンドで待ち受けたコラードは前足にローを受けるが、距離を詰めてボディを連打する。回るラターバッバ、追いかけるコラードは組まれても、離れるという展開を2度くり返す。さらにダブルレッグをスプロールしたコラードが左ミドル、右ストレートをヒットさせる。

残り2分、ローを効かされたコラードがダブルレッグで倒される。これが7度目のテイクダウンとなったラターバッバだが、足を抜くことはできない。下から殴るコラードは、バックを譲って立ち上がると前転から足関節へ。鉄槌を受けながらヒザ十字をセットしたコラードだが、自ら外して立ち上がるとラターバッバがダブルレッグから持ち上げて、豪快にスラムを決める。コラードはキムラを諦め、立ち上がろうとして背中を見せたところで時間に。

ラターバッバの体重オーバーで既に3Pを得ているコラードが、スプリット判定勝ちでボーナスはなくともプレーオフへ駒を進めた。


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PFL PFL2021#04 Report バッバ・ジェンキンス ブログ ボビー・モフェット

【PFL2021#04】しっかりとポイント計算、ジェンキンスが判定でプレーオフスポット勝ち取る

<フェザー級/5分3R>
バッバ・ジェンキンス(米国)
Def.2-1:29-28,29-28.29-28
ボビー・モフェット(米国)

サウスポーの構えから左ハイ、左ストレートを見せて組んだジェンキンスがすぐにバックに回る。臀部にヒザを入れられ立てないモフェットが、半身でニンジャチョークを狙うもこれは無理がある。前方に崩してワンフックしたジェンキンスは、手首を掴むモフェットの動きを利用し、背中を伸ばしにかかる。半身から正対したモフェットが立ち上がると、テイクダウン狙いに対し、ここもニンジャチョークへ。

離れたジェンキンスに右三日月を入れたモフェットだが、ジェンキンスはワンツーで左を当てミドルを蹴る。さらにワンツーを続けるジェンキンスが、来いと挑発。直後のモフェットのテイクダウン狙いを切り、ワンツーを伸ばしたジェンキンスが左ロー。左を伸ばし構えを変えたジェンキンスが、右ストレートを見せラウンドを取った。

2R開始と同時に跳びヒザから組みついたジェンキンスが、シングルレッグでテイクダウンを奪うとスクランブルで背中に回り、後方からパンチを入れる。スクランブルから立ち上がったモフェットのアッパー、ワンツーをかわすジェンキンスがダブルレッグを切られる。ケージにジェンキンスを押し込んだモフェットがヒザを狙う。

ヒザを入れた離れたジェンキンスは、掛け蹴りに惑わされることなくワンツーで前に出て、ここもシングルレッグを決める。モフェットはクローズドガードから、オープンも足を引いて立つことはできず、再び背中をマットにつける。モフェットはキムラも、切られて勢いのあるパンチを後方から連打される。ジェンキンスがこの回も試合を支配した。

最終回、ジェンキンスはワンツーから左アッパー、モフェットが左ハイを狙う。ミドルをブロックしたジェンキンスが左を伸ばし、シングルレッグからバックへ。モフェットがスクランブルから立ち上がり、離れてもすぐにシングルで倒される。とその刹那、ニンジャをセットしたモフェットは、フィジカルの強さでフリップして逃れたジェンキンスのバックに回る。足をフックしないRNCに入ったモフェットに対し、自ら背中をつけて逃れたジェンキンスがスクランブルからスタンドに戻る。

ワンツー、そしてスリーを見せたジェンキンスの腹を連続で殴り、ヒザを入れるモフェット。離れてからも首相撲でヒザを突き上げると、モフェットはテイクダウン狙いをニンジャで切って倒れない。ここからも腹を集中して攻めるモフェットの勢いは止まらず、パンチ数で圧倒する。最後の組みもニンジャで防いでパンチをまとめたモフェットが、最終回は完全に自分のラウンドとした。

それでも1&2Rのテイクダウン&コントロールで取ったジェンキンスが、29-28の3票を集め判定勝ち。3Pを獲得し、合計6Pでプレーオフ進出を決めたジェンキンスは、おかしなダンスを披露した。


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MMA PFL PFL2021#04 Report タイラー・ダイヤモンド ブレンダン・ラウネーン

【PFL2021#04】えげつない消耗戦。勝者も敗者も気持ちは折れず、ラウネーンがプレーオフ決定

<フェザー級/5分3R>
ブレンダン・ラウネーン(英国)
Def.2-0:30-27.29-28.28-28
タイラー・ダイヤモンド(米国)

試合開始直後にスイッチしたラウネーンが、左ハイを蹴る。右ジャブを伸ばすダイヤモンドが右オーバーハンドも空振りに。左ハイを2度、3度と見せるラウネーンがワンツー、ダイヤモンドが右クロスを入れる。ダイヤモンドは右ローを蹴り、シングルのフェイクをくりだす。構えを変えるラウネーンとの間合いの測り合いが続き、ダイヤモンドの右オーバーハンドは大きく空を切る。

近い距離で左ハイを繰り出したラウネーンの右カーフで、ダイヤモンドがヒザをつく。さらに右ローを続けるラウネーンに対し、ダイヤモンドが前に出られなくなっているか。まっすぐ組みつき、シングルレッグでケージに押し込んだダイヤモンドが軸足を払うが、ラウネーンは倒れず離れる。ダイヤモンドは再びシングルでケージに押し込むも、テイクダウンは奪えなかった。

2R、左ハイを続けるラウネーンと右を空振りするダイヤモンド。ラウネーンは初回に続き右カーフを蹴り、左ハイとの組み立てで勝機を伺う。ことごとくパンチをかわすラウネーンはテイクダウンは切られても、巻き込みからスクランブル。スタンドに戻り右アッパーでダウンを奪う。パウンドの追撃に足に組みつくダイヤモンドだが、ラウネーンは足を抜いて対処しパンチを続ける。

スタンドに戻った両者、パンチを空振りして軸が乱れるダイヤモンドはカーフで動きを止められて引き込む。ラウネーンはパウンドを続け、ダイヤモンドは必死にシングルへ。蹴り上げから立ち上がったダイヤモンドは、攻め疲れた感もあるラウネーンにテイクダウンを奪われる。息を整えるように手数が減ったラウネーンだが、立ち上がって座った状態のダイヤモンドのボディにヒザを突き刺す。残り20秒で重い右を続けたラウネーンに対し、ラウンド終了まで持ちこたえたダイヤモンドはきびきびとした動きでコーナーに戻った。

最終回、テイクダウンを決めたラウネーンは寝技を続けずスタンドに戻り、コンビでダイヤモンドを攻め、右フックに右を合わせてヒザを突き刺す。ほとんどダウン気味に組んでいったダイヤモンドが上を取ることに成功する。ハーフからクローズドガードを取ったラウネーンは、圧倒しながら消耗も激しい。スクランブルでシングルのダイヤモンドに対し、ラウネーンが頭を押し体を捻って離れることに成功する。

テイクダウン狙いからのスクランブルでケージを掴んだと注意を受けたラウネーン。激しい打撃の交換で、鼻が折れているか。ダイヤモンドはカーフを効かされながら、再びテイクダウンを決めてトップを奪取する。ハーフで肩固めを狙うダイヤモンド。対処したラウネーンは手首を掴んでパウンドを防ぎ、ここもシングルを切ってスタンドに戻った。

残り40秒、右ハイをキャッチしつつヒザで顔面を打たれたダイヤモンドが、前のめりに崩れる。それでも立ち上がってヒザを被弾、アッパーを受け、足を引きずりながらダイヤモンド・ゾンビは最後まで戦い続けたものの、当然のようにジャッジの裁定はラウネーンを支持。2-0ながら判定勝ちでラウネーンはポイントを9に伸ばし、ダイヤモンドは3のまま──プレーオフ進出を決めた勝者は「タフファイトだった。今日の僕はベストじゃない。でも偉大な敗者が今日はいた。これで2勝0敗、2試合とも凄いファイトだったロウ? どう思うPFLファン?」と話した。


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MMA PFL PFL2021#04 Report アレックス・マルチネス キック ナタン・シュルチ

【PFL2021#04】シュルチのスプリット判定勝ちで、シュルチ&ヘルドのプレーオフが消える

<ライト級/5分3R>
ナタン・シュルチ(ブラジル)
Def.2-1:29-28.29-28.28-29
アレックス・マルチネス(ペルー)

初戦黒星のツータイム・ワールドチャンピンが、ボーナス獲得勝利が絶対のマルチネス戦に挑む。ワンツーを伸ばすマルチネスが、ジャブから前蹴りを繰り出す。シュルチはロー、ダブルレッグ狙いからバックを伺う。スクランブルでワンフック、寝技に持ち込んだシュルチだが、背中に乗り切ることはできない。バックコントロールを選択したシュルチは、再びワンフックし絞めを狙う。

マルチネスは前方に落とし、スクランブルでバックへ。胸を合わせたシュルチは、払い腰を仕掛ける。腹ばいで耐えたマルチネスだが、その中に乗ったシュルチがバックに回り切る。マルチネスはケージ際に移動して立ち上がると、シングルに出て上を取り返す。両者すぐにスタンドに戻ると、シュルチは右ローカーフを蹴る。マルチネスは左に回り右フック、ここで組んだシュルチがバックに回りテイクダウンへ。立って離れたマルチネスが逆にダブルレッグを狙う。スプロールしたシュルチは、スタンドに戻ってパンチを振るい前へ。マルチネスは右前蹴りをボディに入れ、左右のフックをヒットさせた。

2R、右カーフを効かせたマルチネスがパンチを纏める。続くローをキャッチしてテイクダウンを奪ったシュルチがバックへ。スクランブルでマルチネスはギロチンを失敗して下に。この選択はカーフを効かせていただけに勿体ない。蹴り上げからシングル狙いのマルチネスに対し、バックに回ったシュルチがスタンドの打撃戦に戻らないで試合を進める。

マルチネスもスクランブルでバックに回るが、落とされてからのスクランブルで試合はスタンドに。足を使うマルチネスが右カーフを続ける。さらにワンツーから右はキック、シュルチもコンビを返す。マルチネスはパンチで応戦し、左ローを蹴る。右カーフを効かせたのが偶発性だったことを伺わせるマルチネスがカーフ、前蹴り、ハイと攻撃を散らす。

シュルチは組んでバックへ。ここもテイクダウンを奪い、ポイント的にはリードを許さないファイトを展開する。離れたマルチネスがテンカオ、右カーフもシュルチが組みつく。バックコントロールに対し、胸を合わせたマルチネスが離れて右から左ロング、詰めたシュルチがショートのワンツーを入れた。

最終回、近い距離でボディショットを入れたマルチネスが、ニーからワンツーフックを繰り出す。ボディロックから捻って崩しに掛かるシュルチは、クリンチにもマルチネスが離れる。距離を取るマルチネスは後ろ回し蹴り。組みついたシュルチがテイクダウンを奪い、バックへ。スクランブルで前方にシュルチを落とし、すぐに立って胸を合わせたマルチネスだったが、直後にテイクダウンを許してしまう。

バックを譲るが、両足フックは許さずスクランブルに持ち込むマルチネスが、前転から足関節を狙う。察知したシュルチは、スクランブル&シングルレッグ。マルチネスはギロチンも、倒されて背中をマットにつける。直ぐに背中を譲って立ち上がったマルチネスは、胸を合わせてインサイドトリップ。ここからのスクランブルはシュルチがバックに回って制し、マルチネスが胸を合わせたところで時間に。

テイクダウンを9回決めたシュルチだが、ジャッジの裁定は割れ──スプリット判定勝ち。これで両者のポイントは3Pで並ぶ。結果、シュルチとヘルドのプレーオフ進出は消え──この状況はペティス、いやPFLにとって最も望むべき流れで対戦カードのシャッフルが成功したといえる。


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MMA PFL PFL2021#04 Report オリヴィエ・オバメルシエ マーチン・ヘルド

【PFL2021#04】オバメルシェに判定負けのヘルド、ポイント3Pのままで厳しい状況に

<ライト級/5分3R>
オリヴィエ・オバメルシェ(カナダ)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
マーチン・ヘルド(ポーランド)

サウスポーのオバメルシェに対し、右ミドルを蹴ったヘルドは組まれると、シングルに出てケージに押し込む。頭を押すオバメルシェが耐えきって離れ、左オーバーハンドを当てる。オバメルシェが左ハイを見せ、ボディフックを打ち込む。さらに左ハイを狙われたヘルドがクリンチも、すぐに離れたオバメルシェが左フックを振るう。

続けてロングのワンツーを見せたオバメルシェが、左ミドルを決める。組んだオバメルシェは右腕を差して押し込む。ヘルドが内股かビクトル投げの動きを見せた直後に前を向きなおす。小手投げも耐えたオバメルシェは離れ、ヘルドのステップインに右オーバーハンドを合わせてダウンを奪う。パウンドの猛攻に晒されたヘルドだが、ガードを取りしっかりと抱き着いてサバイブした。

2R開始直後に距離を詰めたヘルドが、右ハイを2発放つ。オバメルシェは左フックから左ハイと攻勢のまま、攻め急ぐことがない。これがマイナス1Pでプレーオフ進出をほぼほぼ諦めた選手の強みか。対して、少しでもボーナスが欲しいヘルドは逆転へ攻撃が粗くなっている。

ヘルドは大振りのパンチから組んでケージにオバメルシェを押し込む。動きがスタックし、レフェリーがブレイクを命じ残り2分20秒に。オバメルシェはここでも左を当て、右フックからパンチを纏めてヘルドをケージに押し込む。ウィザーのヘルドを小外で倒したオバメルシェがトップを奪取する。背中をつかされ、ハーフで抑えられたヘルドは、下のままでラウンド終了を迎えた。

最終回、左フックに左を合わされたヘルドは、右ハイも息が荒くなっている。オバメルシェは落ち着いてヘルドの動きを見てカウンターを狙い、テイクダウンも切っていく。右オーバーハンドを当てたオバメルシェのクリンチへ。ここでヘルドが、足関節を仕掛ける。

ヒザを押して足を抜いたオバメルシェは、ヘルドをスタンドで待ち受ける。残り2分半、あとがないヘルドは右を伸ばしてダブルレッグも、切ったオバメルシェがアッパーを入れる。ケージに押し込まれたヘルドは、ビクトル投げ。体を捻って足を向いたオバメルシェが、立ち上がったヘルドに左を打ち込む。直後に組んでいったオバメルシェはボーナスポイントも必要ないので時間を使う。最後の30秒、オバメルシェはボディから左ハイを放ち、ヘルドの前進にカウンターの右を当て跳びヒザをかわしてタイムアップに。

フルマーク判定勝ちのオバメルシェは2P、ヘルドもナタン・シュルチを破った3Pのまま──という状況に控室でこの試合を見ていたロイック・ラジャポフは強く拳を握った。


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MMA PFL PFL2021#04 Report アクメト・アリエフ ロイック・ラジャボフ

【PFL2021#04】アリエフを失神に追い込んだラジャポフが希望繋ぐ27秒KO勝ち

<ライト級/5分3R>
ロイック・ラジャポフ(タジキスタン)
Def.1R0分27秒by KO
アクメト・アリエフ(ロシア)

互いにジャブを伸ばす序盤、左リードフックから右を被弾したアリエフの動きが止まる。テイクダウン狙いにアッパーを受けて潰され、パウンドの連打を受けたアリエフが失神──ラジャポフが秒殺KOで、他力本願となるがプレーオフ進出に望みをつなぐ6Pを獲得した。


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MMA PFL PFL2021#04 Report シェイモン・モラエス

【PFL2021#04】2ラウンド終了1秒前、シェイモン・モラエスがキムラでスターンから一本勝ち

<146.8ポンド契約/5分3R>
シェイモン・モラエス(ブラジル)
Def.2R4分59秒by キムラ・アームロック
ジェシー・スターン(米国)

スターンの計量失敗で、既に3Pは手にしているモラエスがプレーオフ進出に向けボーナスポイントを獲得するための試合に臨む。デカゴンの中を取り、左ジャブを伸ばすモラエス。スターンは右に回るが手が出ない。モラエスは右カーフを蹴るが、直後にスターンがローのフェイクから足払いでていうダウンを奪う。

スターンはサイドで抑え、モラエスはエビからハーフに戻しキムラをセットする。自らの太腿を掴んで防いだスターンはブリッジにバックを狙う。背中を譲って立ち上がったモラエスに対し、スターンは胸を合わせてケージに押し込む。スターンの投げを耐えたモラエスが逆にヒップトスでテイクダウン。すぐに立ち上がったスターンがクリンチ&大内刈りで倒したところで初回が終わった。

2R、右ミドルを入れたモラエスが、ワンツーで前に出る。スターンの左の蹴りに右を合わせてダウンを奪ったモラエスが、ボディへのパウンドからスタンドに戻る。右オーバーハンド、アッパー、左ミドルで攻めたてるモラエスは、右ローからワンツーフックを繰り出す。クリンチを許さずジャブを差すモラエスが、左フックをヒット。さらに左ボディを入れたモラエスはボディを続ける。組まれてもヒザをボディに突き刺して離れたモラエスは、スターンのスイッチにも淡々と打撃を入れ続ける。

小外を切り、がぶったモラエスはリリースし右ローカーフ。右アッパー、ワンツーフック、右ハイと攻め続けたモラエスはラウンドの最後に10秒でテイクダウンを許すも、キムラでスイープしそのままタップを奪った。

モラエスはポイントを5とし、「みな、セミファイナルで会おう。俺は信じている」とカメラに向かったメッセージを送った。


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PFL PFL2021#04 Report アルマン・オスパノフ クリス・ウェード ブログ

【PFL2021#04】アルマン・オスパノフに北米の壁、ウェードのハイキックから左でKO負け

<フェザー級/5分3R>
クリス・ウェード(米国)
Def.2R2分18秒by TKO
アルマン・オスパノフ(カザフスタン)

スイッチしたウェードに左ジャブ、右フックから後ろ回し蹴りをオスパノフが繰り出す。組んだウェードに投げを打ち、サイドバックを取ったオスパノフだが、キムラをからのスイープを許しバックを許しそうになる。前方に振り落としたオスパノフが、ウェードの立ち上がり際にワンツーを入れる。ウェードはケージに押し込みクリンチ、オスパノフは内股を狙いつつ離れる。

スピニングバックヒールキックを空振りしたオスパノフに対し、ウェードが前蹴りを顔面に伸ばす。さらに右フックを当てたウェードはサイドキックをボディに入れる。オスパノフは右ボディストレート、左フックをカウンターでヒット。ローに右を合わせたオスパノフが、逆にローでバランスを崩させる。さらに左を当てて前に出たオスパノフが右ミドル、ウェードも打撃で応戦し左ロー、サイドキックでボディを蹴り初回が終わった。

2R、スピニングバックキックを見せたウェードに対し、オスパノフは左右に回り右でダウンを奪う。左右のフックで前に出たオスパノフが、バックキックをボディに突き刺す。低めの左ミドルから左ストレートを続けたオスパノフだが、スタミナ切れか動きは落ちている。それでもスピニングバックヒールキックがウェードの顔面をかすめ、直後に距離を取る。と、頭の位置を低くし蹴りをキャッチしようとしたオスパノフだったが、そのウェードの右ハイを被弾し、動きが止まる。背中を見せたオスパノフに後方から左フックを連打したウェードが打撃でオスパノフを撃破した。

中央アジアの旋風を撃破したウェードは、この試合で5Pを獲得し得点を計8点に伸ばした。


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Interview MMA PFL PFL2021#04 UFC アルマン・オスパノフ キック クリス・ウェード ボクシング 中島太一

【PFL2021#04】カザフ発コンバットサンボ&ACA経由PFL着。オスパノフ「少しでも早くフィニッシュ」

【写真】ウェードのようなスタイルの持ち主はACAにはいなかった。真っ向勝負で切り返すことあできるか(C)PFL

10日(木・現地時間)、ニュージャージー州アトランティックシティのオーシャン・カジノリゾートでPFL2021#04が開催される。

ライト級とフェザー級のレギュラーシーズン最終戦は、ライトでアンソニー・ペティス✖ハウシュ・マンフィオ、フェザー級でもランス・パーマー✖モヴィッド・ハイブラエフが2週間後にリスケされ、プレーオフ進出者の決定も影響を受けることになった。

そんなフェザー級に今大会から出場するアルマン・オスパノフはカザフスタン出身、コンバットサンボ世界王者でACAを経て、北米=PFLを目指すこととなった。

MMAワールドで、勢力拡大が顕著なカザフスタン人ファイター=アルマン・オスパノフをインタビューした。


──アルマンが2014年に成田市で行われたサンボ世界選手権のコンバットサンボ68キロ級で優勝して以来、可能な限りMMA活動をフォローさせていただいてきたのですが、このタイミングでのPFL参戦は驚かされました。今の気持ちを教えてください。

「アトランティックシティのPFLバブルは快適だし、最高の状態だよ。本来はUFCと契約したいと思っていた。でも、なかなか実現しなくて1年を浪費してしまったんだ。そしてマネージャーから『これ以上時間を無駄に使うべきじゃないから、PFLと契約しよう』と勧められた。

2019年シーズンに出場していたイスラム・マゴメドフも『PFLで戦うことは良い機会になる』と太鼓判を押してくれたしね。彼らの後押しもあってPFLとの契約を決めたんだ」

──今回は米国で初めて試合になります。

「実は2017年に米国で試合をする予定があって、実現しなかった。4年経って、ついに米国で戦えることは凄く嬉しい。今回の試合前はベガスのエクストリーム・クートゥアーで準備をしてきたんだ。4月から5月にかけてラマダーンだったから、カザフスタンでは練習相手を見つけるのも難しい。ラスベガスで2週間練習し、それからここPFLバブルで最後の調整をしてきた」

──では対戦相手のクリス・ウェードの印象を教えてください。

「最初はアントニー・デイジーと戦う予定だったけど、ウェードに代わった。それから彼の研究を始めて、作戦も少し変えた。ウェードはUFCで戦ってきた強いファイターで、PFLでもUFCと同じようにライト級で戦ってきた。そんな選手が減量をして、階級を落として試合をするわけだから注意が必要だ。

ウェードはグッドレスラーで、寝技も上手い。でも僕のバックグラウンドは柔道であり、コンバットサンボだから対応できる。それがあって、今回の試合は打撃に重点を置いて準備をしてきたよ」

──アルマンの言ったようにクリス・ウェードはUFCという最高峰で戦っていますが、アルマンが試合をしてきたACBやACAも強烈なファイトが常に行われてきたプロモーションだと思います。

「ACBやACAはタフな対戦相手ばかりだよ。それほど知名度はないかもしれないけど、旧ソ連の国々から実力者が集まっていた。そのために僕自身もアジア中の選手と練習してきた。その後、米国で練習する機会もあったけど、自分の力が北米に遅れを取っているとは全く感じなかった。逆にしっかりと自信をつけることができたよ」

──ところで今大会からの参戦ということで、アルマンがプレーオフ進出できる4位になるには、非常に厳しい状況であることは間違いないです。1Rフィニッシュの3P獲得がマストと見てもおかしくないですし。

「その通りだよ。PFLはポイントによる順位制を用いている。選手が試合をする環境としては、試合の時期が確定していることは良いことだよ。ただし、その制度であるゆえに、僕が置かれた状況は厳しい。とにかく少しでも早くフィニッシュしなければならない。

でも、僕は自分を信じている。それが可能な経験を積んできた。どの局面でもフィニッシュを狙う。全ては僕の経験に掛かって来るよ」

──アルマンはコンバットサンボ時代でも後ろ三角でフィニッシュしたり、ACBの中島太一戦ではスピニングバックヒールキックでKO勝ちをしています。今回の試合で米国のファンにインパクトを残す自信はありますか。

「戦いは色々な要素が織り交ざっていて、ああいう派手なフィニッシュの仕方もある。サンボ、キックボクシング、柔術、柔道、ボクシングと少しはレスリングも……色々なスタイルをミックスして戦う。だけど、対戦相手が僕の何に驚くかと言えば、絶対にスピードだろう。このスピードを駆使し、持ちうる技術をすべてぶつける。その結果、どういうフィニッシュになるのかは、木曜日の夜に確認してほしい」

──アルマン、今日はインタビューを受けて頂きありがとうございました。

「こちらこそ、ありがとう。ボエボエ・サンボ時代から僕の試合を見てくれているメディアが日本にいたなんて嬉しい限りだ。その期待に応えられるファイトをするよ」

■視聴方法(予定)
6月11日(金・日本時間)
午前7時00分~Official Facebook

■ PFL2021#04計量結果

<女子ライト級/5分3R>
クラレッサ・シールズ: 154.8ポンド(70.21キロ)
ブリトニー・エルキン: 155.4ポンド(70.48キロ)

<ライト級/5分3R>
カシアス・クレイ・コラード: 155.8ポンド(70.66キロ)
ジョイルトン・ラターバッバ: 159.4 ポンド(72.3キロ)

<フェザー級/5分3R>
バッバ・ジェンキンス: 145.6ポンド(66.04キロ)
ボビー・モフェット: 146ポンド(66.22キロ)

<ライト級/5分3R>
ナタン・シュルチ: 156ポンド(70.76キロ)
アレックス・マルチネス: 156ポンド(70.76キロ)

<フェザー級/5分3R>
ブレンダン・ラウネーン: 146ポンド(66.22キロ)
タイラー・ダイヤモンド: 145.6ポンド(66.04キロ)

<ライト級/5分3R>
マーチン・ヘルド: 155.6ポンド(70.57キロ)
オリヴィエ・オバメルシェ: 155.4ポンド(70.48キロ)

<ライト級/5分3R>
アクメト・アリエフ: 155.6ポンド(70.57キロ)
ロイック・ラジャポフ: 156ポンド(70.76キロ)

<フェザー級/5分3R>
シェイヤン・モラエス: 146ポンド(66.22キロ)
ジェシー・スターン: 146.8ポンド(66.58キロ)

<フェザー級/5分3R>
クリス・ウェード: 146ポンド(66.22キロ)
アルマン・オスパノフ: 144.8ポンド(65.68キロ)

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News PFL PFL2021#04 アンソニー・ペティス クラレッサ・シールズ クレイ・コラード バッバ・ジェンキンス ブログ モヴリッド・ハイブラエフ ランス・パーマー

【PFL2021#04】計量終了 カオス!! ペティス、病欠&パーマー✖ハイブラエフとリスケ。体重オーバー多し

【写真】史上最高の女子アスリートになると明言してのMMA転向。既に貫禄があり過ぎるクラレッサ・シールズ(C) PFL

10日(木・現地時間)、ニュージャージー州アトランティックシティのオーシャン・カジノリゾートで開催されるPFL2021#04の計量が9日(水・同)に行われた。

ところが計量直前にPFLより同大会のラインナップが決定というリリースが出され、そこにはライト級のアンソニー・ペティスがハウシュ・マンフィオと、フェザー級ではランス・パーマーがモヴィッド・ハイブラエフと25日(金・同)に開かれるPFL2021#06で戦うことが記されていた。

なかなかの体格差のシュルチとマルチネスだ(C)PFL

ペティスと対戦予定だったアレックス・マルチネスは、今大会でナタン・シュルチと戦うことに。

同様にそれぞれパーマーとハイブラエフの対戦相手ジェシー・スターンとシェイヤン・モラエスが今大会で相対する。

リリースではリスケについての詳細はなく、ファイトウィークには現地入りしメディアの取材にも応じていたペティスに関しては、病欠という話が聞かれる。


体調不良という情報もないフェザー級勢ともども対戦カードがスライドされるのでなくシャッフルされたことになる。とはいえ計量失敗や体調不良のドタキャンは-1Pのペナルティが与えられているが、ペティスにもその裁定が下るのか。

2週間後のレギュラーシーズン最終戦は、ヘビー級でファブリシオ・ベウドゥムがメディカルにパスせず、モハメド・ウスマンの負傷欠場も決まっている。

この体格差もなかなかのもの。100万ドル目指し、「No」の選択はないとはいえ、これは何が起こるか分からない試合になりそうだ(C)PFL

混乱が見られる今大会、計量でもクレイ・コラードと対戦するジョイルトン・ラターバッバが159.4 ポンドと4ポンド以上のオーバーに。

ペティスを初戦で破り一躍ライト級の中心ファイターとなったコラードは無条件で3Pを獲得できるが、合計6Pではプレーオフ進出が確定できないことで体重オーバーのラターバッハとの対戦を了承している。

計量失敗で、この表情。良い人っぽいが、気持ちを創ることができるか(C)PFL

またフェザー級でもモラエスと戦うことが急遽決まったジェシー・スターンも 146.8ポンドで計量に失敗。

モラエスも3Pではプレーオフを諦めないといけないこともあり、勝っても得点のないスターンとの戦いに臨むことになった。

ジェンキンスはフェイスオフで目を合わせることはなかった(C)PFL

フェザー級連覇中のパーマーにPFL初黒星をつけて、同階級の本命となったバッバ・ジェンキンスは、今大会からの出場となったボビー・モフェットと戦う。

モフェットはかなり硬い表情で「フィニッシュする。彼はそんなことあり得ないと思っているだろうけど、そうなる。明日の朝、目覚めるとそれを知るはずだ」とセレモニアル計量後に話した。

対してジェンキンスは「明日の朝は起きてブレックファーストを食べる。そして夜のファイトに臨む」と緊張からか時系列を誤っていたモフェットに言葉にチクり。そして「やることはシンプルだ。ケージに入って、クイック6を手にしてナンバーワンシードでプレーオフへ行く」と不敵な笑みを浮かべて話した。

2度の五輪金メダル獲得、女子プロボクシング8冠からMMAデビューを戦うクラレッサ・シールズは体重計の上で大声を挙げてガッツポーズを見せた。

ラファエル・ロバトJrの茶帯ブリトニー・エルキンとフェイスオフを終えると、シールズは「ここに来られたハッピー。個人的にエルキンが何をしてくるか、全く気にしていないわ。『初回にKOする』とか『2Rで倒す』とか、そういうことは以前も言ってくる相手がいたけど、一度として負けたことはなかった。また同じようになることを願っている。明日はボクシング、打撃、レスリングを見せるわ」と非常に落ち着いた表情で話した。

■視聴方法(予定)
6月11日(金・日本時間)
午前7時00分~Official Facebook

■ PFL2021#04計量結果

<女子ライト級/5分3R>
クラレッサ・シールズ: 154.8ポンド(70.21キロ)
ブリトニー・エルキン: 155.4ポンド(70.48キロ)

<ライト級/5分3R>
カシアス・クレイ・コラード: 155.8ポンド(70.66キロ)
ジョイルトン・ラターバッバ: 159.4 ポンド(72.3キロ)

<フェザー級/5分3R>
バッバ・ジェンキンス: 145.6ポンド(66.04キロ)
ボビー・モフェット: 146ポンド(66.22キロ)

<ライト級/5分3R>
ナタン・シュルチ: 156ポンド(70.76キロ)
アレックス・マルチネス: 156ポンド(70.76キロ)

<フェザー級/5分3R>
ブレンダン・ラウネーン: 146ポンド(66.22キロ)
タイラー・ダイヤモンド: 145.6ポンド(66.04キロ)

<ライト級/5分3R>
マーチン・ヘルド: 155.6ポンド(70.57キロ)
オリヴィエ・オバメルシェ: 155.4ポンド(70.48キロ)

<ライト級/5分3R>
アクメト・アリエフ: 155.6ポンド(70.57キロ)
ロイック・ラジャポフ: 156ポンド(70.76キロ)

<フェザー級/5分3R>
シェイヤン・モラエス: 146ポンド(66.22キロ)
ジェシー・スターン: 146.8ポンド(66.58キロ)

<フェザー級/5分3R>
クリス・ウェード: 146ポンド(66.22キロ)
アルマン・オスパノフ: 144.8ポンド(65.68キロ)

【フェザー級ランキング】
1位 6p ブレンダン・ラウネーン
2位 3p バッバ・ジェンキンス、モヴィッド・ハイブラエフ、タイラー・ダイヤモンド
5位 3p クリス・ウェード
6位 0p ランス・パーマー
7位 0p シェイヤン・モラエス
8位 0p アルマン・オスパノフ、ジェシー・スターン、ボビー・モフェット

【ライト級ランキング】
1位 3p カシアス・クレイ・コラード
2位 3p アクメト・アリエフ
3位 3p アレックス・マルチネス
4位 3p マルチン・ヘルド
5位 3p ハウシュ・マンフィオ
6位 0p ジョイルトン・ラターバッバ
7位 0p ロイック・ラジャポフ、ナタン・シュルチ
9位 0p アンソニー・ペティス
10位 0p オリヴィエ・オバメルシェ

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