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45 BELLATOR MMA MMAPLANET o PFL PFL2024#03 キック バッバ・ジェンキンス

【PFL2024#03】PFL初参戦の元Bellator勢、カマカ3世がジェンキンスをパンチで削りユナニマス判定勝ち

<フェザー級/5分3R>
カイ・カマカ3世(米国)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28.
バッバ・ジェンキンス(米国)

サウスポーのジェンキンスが左ハイ、左ストレートを放つ。オーソドックスにスイッチしてシングルレッグで組むも、これはカマカがカットした。スタンドに戻ったジェンキンスはサウスポーに戻す。カマカが右ローを散らすと、ジェンキンスはまたもシングルレッグで入るも倒せず。左ミドルを打ち込んで下がったジェンキンスに対し、カマカが右を入れる。ジェンキンスの左がカマカの顔面を捕らえた。ローの打ち合いからジェンキンスは左ミドル、左ボディストレートへ。組んだジェンキンスは、離れ際に左ヒザを突き上げる。ケージ中央でカマカが右ハイを見せた。

カマカの右ストレートをかわしたジェンキンスはカカトへのシングルレッグに入るも、これはカマカがすぐに足を抜く。カマカは右ミドルをブロックされたあと、細かく右ローを打つ。ジェンキンスの右フックも当たる。カマカは左ジャブを突き刺し、右インロー。カマカの右ボディストレートの打ち終わりに、ジェンキンスが左ストレートを合わせる。カマカの左フックをかわしてバランスを崩したジェンキンスがマットに手を着く。残り10秒でジェンキンスが距離を詰めていった。

2R、ジェンキンスが頭を下げて右ジャブを突く。左ミドル、左カーフキックと蹴りを散らすジェンキンスに対し、カマカもパンチで捌いて距離を取る。カマカが右ミドル、ジェンキンスが左インローを見せる。ジェンキンスがカマカの打ち終わりに左ミドル、左ストレートを合わせていく。しかしカマカもジェンキンスの右ジャブに対して、右ショートを当てた。ジェンキンスはシングルレッグからドライブし、ケージ際でバックへ。ここはカマカが離れた。ケージ中央の接近戦でヒザを突き上げる両者。距離ができるとカマカのショートパンチが当たる。

シングルレッグを切られたカマカはワンツーを伸ばす。このラウンドは前に出続けるジェンキンス。カマカが足を滑らせると、ジェンキンスがシングルレッグからバックに回る。バックマウントを奪われたカマカが立ち上がり、RNCを狙うジェンキンスを振り落とした。パンチを受けるジェンキンスがスクランブルに持ち込もうとしたが、カマカが立ち上がって離れる。ケージ中央で組み合った両者は、残り10秒を打ち合いで終えた。

最終回、打撃の交換からケージ中央でジェンキンスが飛び込み、ボディロックでグラウンドに持ち込む。しかしカマカがすぐに立ち上がった。スタンドに戻ると打ち合いでジェンキンスの右フック、カマカの右ストレートがクリーンヒットする。ジェンキンスはテイクダウンを狙うが、カマカがカットした。なおもテイクダウンを仕掛けるジェンキンスが、ケージ際でシングルレッグで組むもカマカが差し返してケージに押し込む。離れるとカマカの右ストレートがヒットする。さらにカマカの左フックを受けたジェンキンスが足を滑らせてしまう。

明らかに動きが落ちたジェンキンスの顔面を、カマカの右ストレートが捕らえる。距離を取ってサークリングするカマカに、ジェンキンスが組みつくも潰されてる。ジェンキンスは引き込みからシングルレッグで組む。さらにアンクルピックに切り替えてカマカに尻もちを着かせた。ケージに背中を着けたカマカは、両足を挟まれながらタイムアップまで凌いだ。

PFLがBellatorを買収したことで、カイ・カマカ3世も2024年シーズンに参加。元Bellatorファイターであり、PFL上位常連のジェンキンスを下して3Pを獲得した。


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BELLATOR MMA o PFL キック マイケル・ペイジ

PFL2024#3:第8試合・ゴイチ・ヤマウチ vs. ネイマン・グレイシー

ウェルター級リーグ戦。Bellator時代の2022年に対戦した両者のリマッチがなぜかPFLで組まれた。

当初フェザー級だったゴイチは減量が厳しくなりライト→ウェルターと転向。しかし178cmはウェルター級では相当小柄で、ウェルターだと体も絞りきれていないように見える。ウェルターで2連勝後、昨年3月にマイケル・ペイジと対戦したが、ローキック一発でゴイチの膝が外れTKO負け。多分にアクシデント的な決着ではあったが。今回はそれ以来の試合。31歳。

ネイマンはエリオの兄カーロスの息子・ホブソンの娘カーラ・グレイシー柔術8段のマーシオ・スタンボウスキーの間に生まれた子で、物心付く前から柔術を始めた。柔術の実績は茶帯で世界選手権3位、黒帯ではノーギ世界選手権で3位。柔術MMAは叔父ヘンゾ・グレイシーの元で学んでいる。WSOFでデビュー後はBellatorで育成されるが、デビューから8戦まではプロテクトされており、明らかに格下相手との対戦のみ。9戦目のウェルター級GP一回戦からの戦績は4勝4敗。典型的柔術家で、テイクダウンできれば強いが、テイクダウンを奪えないレスラー相手だとタックルを切られてジリ貧になる。35歳。

1度目の対戦は、序盤からゴイチがパンチを効かせる展開で、寝技には付き合わず、ネイマンがパンチで出ようとしたところにアッパーを打ち込み、ダウン後のパウンドでゴイチがKO勝ちした。ネイマンにとってはキャリア唯一のフィニッシュ負けとなる。

やはり腹周りが太めのヤマウチ。パンチからネイマンの蹴りをキャッチしたが放した。ネイマンが組みに行くが、ヤマウチケージに押し込む。パンチを入れて離れたヤマウチ。プレスするヤマウチ。ヒザを入れたネイマンがテイクダウンしたが、グラウンドには行かず立たせた。ワンツーを入れるヤマウチ。ネイマンもらった。ケージ際をサークリング。タックルを受け止めるヤマウチ。ネイマンまたタックルに入るが距離が遠く切られた。ヤマウチクリンチアッパー。ネイマン飛びつき腕十字。しかし肘を抜いて離れたヤマウチ。左が入るネイマンダウン気味に倒れた。残り1分。ヤマウチまたグラウンドに付き合わず立たせた。パンチで出たネイマンだがヤマウチの左フックがヒット。タックルを切る。ゴング。

1Rヤマウチ。前回同様、打撃のレベルに差がある。

2R。詰めていくヤマウチ。ネイマン下がってサークリング。打撃もタックルも防がれて手詰まりになってきた。詰めてパンチを入れるヤマウチ。ネイマンが組もうとすると引き剥がす。バックキックを見せたネイマン。ヤマウチもバックキックを出したがキャッチされた。テイクダウンしてグラウンドに持ち込もうとしたネイマンだが、ヤマウチすぐに立って離れた。スタンド。カーフキック。ジャブ。ネイマンもカーフ。ネイマンクリンチアッパー。強いパンチを入れたが、ヤマウチが出るとまたサークリングして下がる。残り1分。右を一発当てたネイマン。詰めてきたヤマウチ。ワンツーがヒット。距離を取り離れるネイマン。ゴング。

2Rヒット数の差はそこまでないが、ヤマウチのラウンドか。

3R。また詰めるヤマウチ。ネイマンのタックルを首を抱えてがぶるが放す。ヤマウチ詰めてパンチの連打をヒット。ネイマンの蹴り足をキャッチ。振りほどいたネイマン。詰めていくヤマウチ。ネイマンタックルも切られる。ネイマン右をヒット。前蹴り。キャッチしてそのまま右を入れたヤマウチ。飛び込んだところで組もうとしたネイマンだが組めず。タックルに入ったネイマン。受け止めたヤマウチだが引き込んだネイマン。ヤマウチハーフで枕を取って押さえ込む。パウンドを入れるヤマウチ。ハーフで固めた。会場はブーイング。ネイマン下で動かず。勝っていると思っているわけではないだろうが…。タイムアップ。

29-28×3でヤマウチ勝利。2Rはネイマンだったが、基本的にはヤマウチペースのまま判定勝ち。3ポイント獲得。

本人が望んだかどうかわからないリベンジ戦だったが、前回と同じように打撃で押されてグラウンドに付き合ってもらえない展開で判定負け。

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AB BELLATOR o PFL UFC ゴイチ・ヤマウチ レイ・クーパー3世

PFL2024#3:第7試合・バッバ・ジェンキンス vs. カイ・カマカ3世

フェザー級リーグ戦。

ジェンキンスは2021年からPFLに参戦し、ベスト4→準優勝→ベスト4と、予選リーグでは6戦全勝で毎年決勝トーナメントに進んでいるものの、100万ドルは獲得出来ていない。エリートレスラーで、もともとBellatorの育成マッチでキャリアを積んでいた。Bellatorでは8勝3敗で、ジョージ・カラカニヤンには2度対戦しどちらも1Rフィニッシュ負け。フェザー級時代のゴイチ・ヤマウチに勝ったこともある。36歳。

ハワイのカマカはBellator最終ランキング9位。PFLウェルター級で2度優勝しているレイ・クーパー3世のいとこ。レスリングがバックボーン。Bellatorハワイ大会の前座で2勝した後UFCと契約したが、初戦KO勝ちの後2連敗し、契約最終戦となる4戦目はドロー。再契約せずFAとなり、2021年から再びBellatorに出場している。再契約後のBellatorではジャスティン・ゴンザレスに敗れたのみで4勝1敗。29歳。

ジェンキンス左ミドル。パンチからタックル。シングルレッグを狙ったが切ったカマカ。また左ミドルを入れるジェンキンス。またタックルに入るが切ったカマカ。また左ミドルを入れるジェンキンス。ジャブから左を入れたジェンキンス。左ハイ。左ボディ。ギリギリの距離でプレッシャーをかけ、カマカのパンチの打ち終わりに打ち返していくジェンキンス。左がヒット。カマカも打ち返す。ジェンキンスタックル。切ったカマカ。ワンツーを入れたジェンキンス。釜かもミドルを返す。残り1分。飛び込んだジェンキンスだがスリップ?バランスを崩した。ゴング。

1R打撃のヒット数は互角。ややジェンキンスのラウンドか。リプレイで見ると終盤ジェンキンスがバランスを崩した際にカマカのパンチがヒットしており、ダウンと見ればカマカのラウンドになるかもしれない。

2R。圧を強めるジェンキンス。カマカも打撃を入れていく。ジェンキンスのジャブにワンツーを返す。ジェンキンスタックル。初めてテイクダウン成功。すぐ立つカマカのバックに回る。クラッチを切って離れたカマカ。ジャブから組み付いたカマカ。ヒザの打ち合い。ジェンキンスのパンチの打ち終わりに右をヒット。さらにボディを入れたカマカ。打撃でややカマカが圧し気味に。右。ヒザがヒット。ジェンキンス被弾が増えてきた。しかし詰めるジェンキンス。アンクルピックで倒したバックに回る。残り1分半。ハーフバック。背負って立つカマカ。反転して落としたカマカ。パウンド。離れてスタンドに戻した。ジェンキンス打撃で出る。四つに組んだカマカ。ヒザを入れるジェンキンス。ゴング。

2R打撃でやや押したカマカのラウンド。

3R。ボディを打つカマカ。ジェンキンスタックルで飛び込みテイクダウン。しかしカマカ立って放した。ジェンキンス強打で出るが、カマカもパンチを返す。カマカの右がヒット。さらに左が入りジェンキンス膝を着いた。タックルにつなげてごまかしたジェンキンス。カマカ切って離れた。右を上げるカマカ。ジェンキンス効いた。カマカ飛び膝。しかしキャッチして組み付いたジェンキンス。カマカ右を差して防ぐとアッパーを入れて離れた。ジェンキンスふらつき気味だがパンチで出る。タックルに入るが切られた。消耗しているジェンキンス。カマカのパンチがヒット。ジェンキンスも打ち合うがちょっと力がない。ジェンキンスタックル。シングルレッグ。足首にしがみついてテイクダウンを狙う。そのままバックに回る。レッグマウントでホールドするが、しがみついているだけ。カマカ殴っていく。時間がない。残りわずかでコツコツパウンドを入れるジェンキンス。タイムアップ。

AIスコアは1Rジェンキンス、2R・3Rカマカ。

判定29-28×3でカマカ勝利!3点獲得。

フェザー級は3戦連続の3ポイント。

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45 MMA MMAPLANET o PFL PFL2024#03 アダム・ボリッチ エンリケ・バルゾラ

【PFL2024#03】ボリッチ、ペルヴィアンゾンビ=バルゾラとのタフファイトを競り勝ち3Pを手にする

<フェザー級/5分3R>
アダム・ボリッチ(ハンガリー)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
エンリケ・バルゾラ(ペルー)

1年半振りの復帰戦となるボリッチ、バルゾラのインローが急所に当たり試合が中断。いきなりの水入りも再開されるとボリッチが左リードフックから右カーフを蹴る。ボリッチはジャブを差し、右カーフから左を当てるともう一発左フックを打ち込みバルゾラが後方に倒れる。すぐに立ったバルゾラだが、距離を掴めず引き続きジャブを被弾しながら前に出る。誘って右を入れたボリッチはカーフを蹴り、シングルレッグを切って逆にレッグリフトからバルゾラを倒す。

ここもスタンドで待ち受けたボリッチは左ジャブを当て、左フック&右カーフ。バルゾラも左を返すが、続くダブルを切られる。ここでボリッチにアイポークが見られショートブレイク。これで流れが変わったが、バルゾラのヒザ蹴りから組みのなかでボリッジの足が突然泳ぐ。ここから一気に動きが落ちたボリッチは、ダブルレッグでテイクダウンを許すと組んでのパンチを纏められる。さらにボディロックから倒されたボリッチは両足フックを許す。RNCは防ぎ、スクランブルに持ちこんだボリッチだが──まさかの展開で初回を落とした。

2R、バルゾラの質量が上がり圧を掛けるなか、右オーバーハンドをかわしたボリッチが左を当てる。ボリッチは引き続き左ジャブを当て、ダブルレッグを切ってワンツー。前に出るバルゾラは左右のフックを振るう中で、右フックを打ち抜かれダウン。ここはパウンドのボリッチは、立ち上がったバルゾラをパンチのラッシュで追い込む。

タフなバルゾラに対し、一旦息を整えたボリッチが再びパンチ、ヒザ蹴りで攻め立てる。しかし、バルゾラはダブルレッグからバックへ。落としたボリッチだが、打撃の間合いでシングルレッグテイクダウンを奪われる。バルゾラはハーフで我慢の展開となり、攻め疲れのうえに削られる。足を抜きマウントを取ったバルゾラに対し、ブリッジからスクランブルのボリッチは、ヒザ蹴りを空振りして尻もちをつく。バルゾラは蹴り上げを捌いてパウンドを狙うがボリッジも許さず2Rが終わった。

最終回、まずジャブを当てたのはバルゾラ。ボリッジもジャブを返して左フック。一瞬腰が落ちたバルゾラだが、すぐに持ち直して前に出る。右オーバーハンドからのダブルを切ったボリッチが右をヒット。バルゾラのダブルレッグをスプロールしたボリッチだが、圧を受け下がり方が悪くなっている。そこに右オーバーハンドを入れたバルゾラは、ニータップを切られた直後に右オーバーハンドを当てる。

ボリッチは右を空振りして姿勢を乱すなど、リズムが悪い。それでもジャブから右を繰り出したボリッジが右カーフを効かせる。さらにショートアッパーのボリッチ、バルゾラの右にも左フックを入れる。もう一発左フックを当てたボリッジは、ダブルレッグを切って右ロー。バルゾラはワンツーからシングルレッグを決める。残り40秒、腰を押して立ち上がったボリッジが逆にボディロックでテイクダウンを狙う。

ケージを背負って耐えたバルゾラと最後の10秒の殴り合いで、体が流れながら左を当てたボリッジはタイムアップと同時に笑顔を浮かべた。初回はバルゾラ、2Rはボリッチ。最終ラウンドはボリッチの左フックと、バルゾラのクリーンテイクダウンがどれだけ評価されるのか。結果、ボリッチが判定勝ちを収め3Pを手にした。


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45 MMA MMAPLANET o PFL PFL2024#03 チムール・シズリエフ

【PFL2024#03】シズリエフがTD&トップキープでジョンズに判定勝利、堅実に3P獲得

<フェザー級/5分3R>
チムール・シズリエフ(ロシア)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
ブレット・ジョンズ(英国)

構えをスイッチするシズリエフ。ジョンズも右から飛び込み、シズリエフは組んでアッパーを突き上げる。一度距離が離れると、組みついたシズリエフが右腕を差してケージに押し込み、一度ケージから引き出すようにして両差しからテイクダウンする。ジョンズの背中をマットにつけさせると、パスガードを狙いながら体を起こしてパンチを落とす。

シズリエフが立ち上がるとジョンズがシングルレッグで組みつき、テイクダウンを奪い返す。シズリエフはオモプラッタを狙いつつ立ち上がる。シズリエフはジャブから右アッパー、ジョンズも右ストレートを返してパンチで前に出る。シズリエフもジャブと前蹴り、ジョンズが組みついたところでラウンド終了となった。

2R、ジョンズがジャブから前に出る。シズリエフはジャブと前蹴りを使い、クリンチになるとパンチとヒザ蹴りを当てる。ジョンズのシングルレッグを切ったシズリエフ。逆にジョンズをケージに押し込んでバックを狙いつつ、足を畳んで寝かせようとする。

ジョンズが立ち上がると、シズリエフは離れてパンチと飛びヒザ蹴り。ジョンズはジャブと右カーフを返し、シズリエフは右をかぶせる。ジョンズがシズリエフのパンチにダブルレッグを合わせてテイクダウンしてバックへ。シズリエフはジョンズを前に落としつつ、ケージに押し込む。そのままジョンズのバックにつきつつ、ジョンズが立ち上がると、そのままシズリエフがケージに押し込む。最後は両者距離が離れた。

3R、シズリエフが距離を取りながらジャブをつく。シズリエフがスイッチすると、ジョンズが前足へのシングルレッグに入る。テイクダウンを狙うジョンズだが、シズリエフが投げてテイクダウンする。

シズリエフはジョンズの上体を抑えてパスガードを狙い、ジョンズもケージに背中を預けて体を起こす。何とか立ち上がって距離をとったジョンズ。飛びヒザ蹴り、右ストレートから左フックと手数を増やす。シズリエフも組みついて、バックにまわろうとするジョンズの動きを止める。このまま試合終了となり、シズリエフがテイクダウン&トップキープで判定勝利し、3Pを獲得した。


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45 MMA MMAPLANET o ONE PFL PFL2024#03 ラウレアノ・エスタロポリ

【PFL2024#03】ONE→PFLのラマザノフがエスタロポリにRNCを極めて6P獲得&無敗キープ

【写真】ONE時代からRNCのフィニッシュは多いラマザノフ(C)PFL

<175.2ポンド契約/5分3R>
ムラッド・ラマザノフ(ロシア)
Def.1R4分06秒 by RNC
ラウレアノ・エスタロポリ(アルゼンチン)

エスタロポリが計量オーバーのため、ウェルター級リーグ戦ながらキャッチウェイトで行われる。開始早々、ラマザノフが右カーフを蹴る。さらに左ジャブを突くと、エスタロポリが距離を詰める。エスタロポリの跳びヒザを受けたラマザノフが組みつき、バックへ。エスタロポリはケージに押し込まれながらウィザーの体勢となる。しかしラマザノフがボディロックからグラウンドに持ち込むと、ハーフバックからパンチで削っていく。

バックマウント→マウントに移行したラマザノフに対し、エスタロポリも再びうつ伏せになりながら左腕を抱えた。しかし右腕を枕に抑え込んだラマザノフが仰向けにして、コツコツとパウンドを当てる。さらにマウントからパンチを連打して一方的な展開に。エスタロポリがうつ伏せになると、ラマザノフは右腕を首に回す。パームトゥパームのRNCでタップを奪った。

ONEで3戦を経験し、今年からPFLと契約したラマザノフがクイック・シックス=6pを獲得。MMA戦績も11勝1NCと無敗をキープしている。


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45 MMA MMAPLANET o PFL PFL2024#03 ドン・マッジ ブレナン・ワード

【PFL2024#03】ウェルター級開幕。南アのマッジがヒザを効かせ、RNCでワードから6P奪取

【写真】ヒザで動きが止まったワードは、バックを許しRNCという流れを止めることはできなかった(C)PFL

<ウェルター級/5分3R>
ドン・マッジ(南アフリカ)
Def.1R1分02秒by RNC
ブレナン・ワード(米国)

サウスポーのマッジ、すぐにワードが距離をつめてくるとサークリングで距離を取る。ハイのマッジに組んだワードは内股を耐えられると、払い腰で投げる。投げた直後に立ち上がったワードは、足を止めての打ち合いのなかでヒザを顔面に受けて動きが止まる。ワードは再び組んで投げを狙うが、崩れてバックを許す。

立ち上がったワードにワンフックのマッジがRNCをセット。ワードがあえなくタップした。


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45 MMA MMAPLANET o PFL PFL2024#03 オットー・ホドリゲス タイラー・ダイヤモンド

【PFL2024#03】レスリングを軸に圧倒。ダイヤモンドが補欠戦でホドリゲスに判定勝利

<フェザー級補欠戦/5分3R>
タイラー・ダイヤモンド(米国)
Def.3-0:30-26.30-26.30-27
オットー・ホドリゲス(ブラジル)

ダイヤモンドがジャブを顔とボディに打ち分けて右フック。ホドリゲスも右フックを返して首相撲へ。距離が離れるとダブルレッグに入る。それを切ったダイヤモンドは左腕を差してケージに押し込む。ホドリゲスが足をかけてテイクダウンを狙うが、ダイヤモンドが離れる。ダイヤモンドはボディにパンチを振ってシングルレッグでケージに押し込むと、四つの攻防でダイヤモンドが放ったヒザ蹴りがローブローとなる。

ブレイク後、ダイヤモンドがパンチを振ってケージへ。距離が離れるとホドリゲスがジャブと左フック。ダイヤモンドは右アッパーと右フック、ホドリゲスの右ヒザに右フックを合わせて尻餅をつかせる。ホドリゲスが右腕を差して立とうとすると、ダイヤモンドはバックへ。ホドリゲスも正対してギロチンを狙うが、ダイヤモンドはシングルレッグに入ってバックにつく。

2R、ダイヤモンドがジャブとカーフを振って組みつく。ホドリゲスはがぶってコントロールするが、ダイヤモンドが立ち上がる。ダイヤモンドは右アッパーから右フック、ホドリゲスの組むのを切ってヒザ蹴りと右アッパー。ホドリゲスをケージに詰めてパンチとヒザ蹴りをまとめ、ホドリゲスのダブルレッグを切って殴る。

ホドリゲスも脇を差して立ち上がるが、ダイヤモンドはホドリゲスをケージに押し込んでダブルレッグで上を取る。ホドリゲスのギロチンを外してハーフガードでトップキープする。ホドリゲスが脇を差して体を起こすと、ダイヤモンドは頭をつぶしてパンチを落とす。

3R開始前、左目の下が大きく腫れているホドリゲスにドクターチェックが入るが試合は続行される。ダイヤモンドは左ミドルとワンツー。ホドリゲスがジャブで前に出てくると左フック・左ジャブを返す。ホドリゲスがダブルレッグでダイヤモンドをケージに押し込むが、切ったダイヤモンドが四つ組みでケージに押し込んで離れる。

ダイヤモンドはジャブ、ワンツー、右アッパー。ホドリゲスをケージまで下がらせると右アッパーと右ストレート、ダブルレッグでテイクダウンする。ギロチンを狙うホドリゲスだが、ダイヤモンドは頭を抜いてトップキープ。立ち上がるホドリゲスのバックについてケージに押し込む。残り15秒で試合がスタンドに戻るが、そのまま試合終了。レスリングを軸に試合を組み立てたダイヤモンドが圧勝した。


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AB BELLATOR F1 MMA o ONE PFL RIZIN RIZIN47 UFC カルシャガ・ダウトベック キック 堀口恭司 松嶋こよみ 海外 関鉄矢

RIZIN.47:6月9日代々木大会で堀口vsセルジオ・ペティスがバンタム級で対決。クレベルvsアーチュレッタ、ダウトベックvs関鉄矢も決定。

堀口 vs. ペティスは21年12月にBellatorで当時バンタム級王者だったペティスに堀口が挑んだ試合の再戦。前回は4Rにペティスがハイキック空振りからのバックブローで逆転KO勝ちした。

バンタム級なのは、堀口自身が「無理してフライ級に落とさせてペティスとやるくらいなら、負けたバンタム級でどうせならやった方がいいじゃないか」と考えていたからとのこと。とはいえ、前回はペティスのホームであるアメリカで、5分5Rで、ケージでユニファイドルール。ペティスはこれまでアメリカと自身のルーツであるメキシコでしか戦っておらず、初の海外での試合となる。ルールもRIZINルール・リング開催ですべてペティスにとって初。何から何まで条件が違うので、体重についてもこだわらなくて良かったのでは。とはいえペティスは以前のインタビューでは今はもうフライ級に落とすことができるかわからないとも言っており、フライ級では試合がまとまらないので階級については譲ったのかもしれない。

気になるのは堀口が希望しているUFCとの契約について。堀口の実績・実力については申し分なく、UFCが今さら「ペティスにリベンジしないと契約しない」とは言わないだろう。かといって、年齢的にもペティスに連敗したらUFC復帰は絶望的になるのでは。UFC復帰という点から見たらリスクしかない試合。ベストウェイトのフライ級での負けなら諦めもつくが、相手に合わせたバンタムで負けて夢が潰えるのは悔やみきれない。逆に考えると、この時期にリスクしかない試合を組むということは、UFCとストレートに再契約するのは難しいということなのかもしれない。

クレベルと対戦するアーチュレッタは、前回体重オーバーした理由を「腸に菌が感染して体調が悪かったため」と語っていたが、今回から階級転向。これまでフィジカルの優位を活かしてきた部分があったが、階級を上げてどこまで通用するか。また、アーチュレッタはBellatorとの契約ではなく、RIZINと直接契約とのこと。どの程度独占的なものかはわからないが(BellatorやPFLで急遽代役オファーが来た場合、RIZINとの契約を破棄できるのかどうか、とか)、PFLに買収されBellatorのイベント開催数が少ない現在では、RIZINの方が試合の機会は多いかもしれない。

また、1月のTOPBRIGHTSで松嶋こよみをKOしたカルシャガ・ダウトベック5年半ぶりにRIZIN参戦。関鉄矢と対戦するカードも発表されている。

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45 AB BELLATOR MMA MMAPLANET o PFL PFL2024#03 RIZIN UFC アダム・ボリッチ アンドレイ・コレシュコフ オットー・ホドリゲス ガブリエル・ブラガ ゴイチ・ヤマウチ ジャスティン・ゲイジー タイラー・ダイヤモンド チムール・カイズリエフ ドン・マッジ ネイマン・グレイシー バッバ・ジェンキンス ブレナン・ワード ブレンダン・ラウネーン ペドロ・カルバーリョ ローガン・ストーリー

【PFL2024#03】カルバーリョと対戦、ブレンダン・ラウネーン「エルボーの有無でゲームは別モノになる」

【写真】エルボーのない試合の経験差が、ラウネーンの言う通りに出るのか(C)MMAPLANET

19日(金・現地時間)、イリノイ州シカゴのウィントラスト・アリーナでPFL2024#03が開催される。フェザー級2024年シーズンの開幕戦でBellatorから転身のペドロ・カルバーリョと対戦するブレンダン・ラフネーン。
Text by Manabu Takashima

2022年シーズン・ウィナーは、PFLの日程とルールセットに対面するBellator勢の苦戦を断言。彼自身にはマッシブ・アドバンテージがあると話した。


──PFL2024シーズがスタートし、ペドロ・カルバーリョと対戦します。今の気持ちを教えてください。

「アメージングだ。また戦いの時が来た。やってやるよ」

──ところでPFLがBellatorを買収した時、ブレンダンはどのような想いでしたか。

「最高じゃないか。新しいコンペティターが参入してくることは、皆にとって素晴らしいことだからね」

──日本でもUFCに次ぐ世界第2位のプロモーション=Bellatorと第3のプロモーション=PFLが一つになることは大きな話題になりました。

「ノー、ノーノーノ―。PFLがナンバースリーなんて、勘弁してくれ(笑)。そして、いつの日かPFLがナンバーワンになることを願って僕らは戦っているんだ。Bellatorも素晴らしいプロモーションだったし、そこのファイターがPFLに合流することで目新しいマッチメイクが増える。

バッバ、ブレットと共にフェザー級のロースターとして今シーズンをPFL出身として戦えることが凄くハッピーだ。何しろ僕とバッバ以外は皆が新顔で、本当にどんな試合が実現していくのか。心の底から楽しみでならない」

──知名度のBellator、実力のPFLというイメージも実は持たれていたのですが、リヤドの大会ではPFLは大敗を喫してしまいました。

「PFLからはチャンピンが出場できない試合がいくつかあった。だからPFLが負けたという言われ方は心外だ。ピネドもマゴメドケリモフもあのショーでは戦っていないからね。ベストメンバーが揃えば、PFLが勝っていたはずだよ。

Bellator勢がシーズンに参戦してくるけど、僕らが如何にハードな戦いをやってきたのか身をもって知ることになるだろう。7カ月で4試合、この大変さは経験しないと理解できない。試合のたびに、色々と別の個所をケガする。その状態で試合は続く。目が腫れていようが、すぐに練習に戻らないといけない。これから実力がハッキリすることになる。そして、次のチャンプ・チャンプ決戦ではPFLが勝ち続けるよ」

──ではカルバーリョ戦に向けて、どのような試合になるとイメージしていますか。

「ペドロは凄く堅実なファイターだ。ただしレスリングでも、柔術でも僕の方が優れている。もちろん、打撃に関してはことさら強調する必要もない。僕の方がオールラウンダーだと証明するよ」

──ところでPFLで戦うようになったBellatorファイターは、エルボーが使えないことを危惧している選手が多かったです。ブレンダンは既にエルボーなしを4シーズンで11試合戦ってきました。エルボー無しで、勝ちパターンを構築したかと思います。

「エルボーの有無でゲームは別モノになる。寝技のポジション、スタンドでのクリンチは全く違う。それに何か無いところから増えるのはアジャストしやすいんだ。でも、有ったモノが無くなるのは調整が凄く難しい。つまりBellator勢は、この事実にすぐに直面することになる。

特にグラウンド&パウンドでエルボーがないことで、PFLではレスラーが上手く相手をコントロールして、殴ることができている。ぴったりと頭をつけていると、パンチのスペースがなくなるからね。さっきもいたけど、ずっとやってきた武器がなくなる。新顔にはタフな状況だよ」

──ではカルバーリョ戦でも、その点は有利になると?

「エルボーが使えないことだけでなく、僕にはアドバンテージだらけだよ。とにかくPFLで4年間戦ってきた僕にはマッシブ・アドバンテージがある」

──ところでBellatorはRIZINとクロスプロモーションというMMA界で稀なショーを開いてきました。11月にファイナルが終わった後、ニューイヤーイブ・ショーに出場する機会があれば実現させたいですか。

「とにかくファイトスケジュールによるよ。ただし、引退前に必ず日本で戦いたいと思っている。日本か中国、僕の知らない世界を目にしたいんだ」

■視聴方法(予定)
4月20日(土・日本時間)
午前7時45分~U-NEXT

■ PFL2024#03対戦カード

<ウェルター級/5分3R>
アンドレイ・コレシュコフ(ロシア)
マゴメド・ウマラトフ(ロシア)

<フェザー級/5分3R>
ブレンダン・ラウネーン(英国)
ペドロ・カルバーリョ(ポルトガル)

<ウェルター級/5分3R>
ローガン・ストーリー(米国)
シャミル・ムサエフ(ロシア)

<フェザー級/5分3R>
ガブリエル・ブラガ(ブラジル)
ジャスティン・ゲイジー(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ゴイチ・ヤマウチ(ブラジル)
ネイマン・グレイシー(ブラジル)

<フェザー級/5分3R>
バッバ・ジェンキンス(米国)
カイ・カマカ2世(米国)

<フェザー級/5分3R>
アダム・ボリッチ(ハンガリー)
エンリケ・バルボーザ(ペルー)

<フェザー級/5分3R>
チムール・カイズリエフ(ロシア)
ブレット・ジョンズ(英国)

<ウェルター級/5分3R>
ラウレアノ・エスタロポリ(アルゼンチン)
ムラッド・ラマザノフ(ロシア)

<ウェルター級/5分3R>
ドン・マッジ(南アフリカ)
ブレナン・ワード(米国)

<フェザー級/5分3R>
タイラー・ダイヤモンド(米国)
オットー・ホドリゲス(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
ホマン・ドゥビエンヌ(フランス)
サッド・ジーン(米国)

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