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【Pancrase340】横浜武道館大会の追加対戦カード発表。透暉鷹がバンタム級暫定王座戦へ

【写真】会見はYouTubeで中継(C)MMAPLANET

15日(水)、都内にて12月24日(日)に横浜武道館で開催されるPANCRASE340の追加対戦カード発表記者会見が行われた。
Text by Shojiro Kameike

会見は1部と2部に分かれ、パンクラスのYouTube公式チャンネルでも中継されている。今回の記者会見で発表されたのは次の7カードだ。

ウェルター級KOP選手権試合:林源平×住村竜市朗
バンタム級暫定王者決定戦:河村泰博×透暉鷹
フライ級暫定王座決定戦:伊藤盛一郎×有川直毅
フライ級:ムハンマド・サロハイディノフ×松井斗輝
バンタム級:田嶋涼×笹晋久
71.5キロ契約:近藤有己×美木航
ウェルター級:川中孝浩×佐藤生虎


バンタム級転向のために保持していたフェザー級のベルトを返上していた透暉鷹が、転向初戦で暫定ながらタイトルマッチに挑む。対戦相手は現NEXUS王者であり、今年9月に井村塁をギロチンで秒殺してランキング1位に昇ってきた河村だ。透暉鷹にとっては2階級制覇、河村にとっては2冠王者を目指す戦いとなる。

ウェルター級は今年6月に村山暁洋を判定で下し、新王者となった林源平に住村竜市朗が挑む。野球のヘルメットを被って会見に臨んだ住村は、ややスベり気味――しかしこれが、関西特有のスベり芸なのか。ともあれ、右主体のストライカーだった林は村山戦で鋭い左ジャブでアウトボクシングを展開。一方の住村も「塩漬け上等」と言いながら9月の藤田大戦は怒涛のパウンドアウトと、新しい一面を見せ続けている両者だけに、どのような展開になるか楽しみだ。

また、近藤有己が71.5キロ契約で、これが約7年ぶりのMMAを戦う美木航を迎え撃つことに。「2年ぐらい前から試合用の練習をしていた」という美木は、これがパンクラス初参戦となる。さらにIMMAF世界王者で、9月にパンクラスでプロデビューしたサロハイディノフと、プロデビューから6連勝中の松井斗輝が対戦することも決定している。

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【Pancrase340】5戦目の栁川唯人「RYO選手、平田選手も亀井選手も皆強い。でも今後倒させて貰おうかと」

【写真】(C) MMAPLANET

10月31日(火)に東京都新宿区のサンエービルで12月24日(日)に横浜市中区の横浜武道館で開催されるPancrase340の対戦5カードの発表と、出場決定10選手の共同記者会見が行われた。
Text by Manabu Takashima

30周年記念大会第2弾となる今大会の会見で発表されたカードは女子アトム級王座決定トーナメント準決勝=沙弥子✖V.V Mei、ジェニー・ファン✖SARAMIの2試合とライト級次期挑戦者決定戦=粕谷優介✖雑賀ヤン坊達也というタイトルに直結する3試合とフェザー級の亀井晨介✖平田直樹、Ryo✖栁川唯人の5試合だ。


出場各選手が抱負を述べ、オフィシャルの質問、メディアの質疑応答、最後に再び選手が意気込みを話すという会見のなかでMMAPLANETが尋ねた2つの質問に対する5選手の返答をここではお届けしたい。

まず女子アトム級王座決定トーナメント出場4選手に、決勝で誰と戦いたいのか。その理由と共に尋ねると、以下のような答えが返ってきた。

V.V Mei
「凄い難しい──両選手とも対戦経験がありますし、本当にトーナメントはどうなるのか全然分からないので、何ともいえないですけど……。言えるのはどちらが上がって来ても、前回とは全く変わってくると思うので、しっかりと準備をして覚悟を決めて臨めるようにしたいと思います。その前に、しっかりと勝ち上がらないといけないのですけど」

沙弥子
「SARAMI選手とは普段から交流があるので、できれば試合はしたくない気持ちでいっぱいです。ジェニー選手には去年、負けているのでリベンジしたいとは思っています」

SARAMI
「私はどちらと戦いたいというのは本当になくて。Vさんが来たらリベンジになりますし、沙弥子選手が来たら非常に戦いづらいなという気持ちです。勝ちあがってきた人と最高の試合をするだけなんで。ハイ」

ジェニー・ファン
「この質問は私にとっても難しいです。皆、毎日のようにハードなトレーニングをしているので、毎日のように成長しています。でも、もし選ぶのならMeiさんともう1度戦いたいです。理由は以前に2度戦っていて──戦えるようになったら勝ってベルトを手にしたいです」

さらに今回の会見出席者のなかで最もキャリアが少なく、知名度が低いと思われる栁川にアピールしてもらうと、非常に威勢の良い言葉が訊かれた。

栁川唯人
「自分はプロでまだ4試合しかしていなくて、4戦4勝一応4フィニッシュ、全部決着をつけて勝っていて。でネオブラッドTに出してもらってシード枠みたいな形で2回しか試合をしていないんですけど、2試合合わせて2分半ぐらいしか試合をしていなくて──何て言うのか、本当に経験を積もうと思ったのに──みたいな。もっと試合をしたいし、強いヤツとやらせてくれよって思ったんで。

まぁランカーになれたことは強い人と試合をできるチャンスがいっぱい増えたんで、まぁRYO選手も強いし、隣にいる平田選手も亀井選手も皆、強いフェザー級の人達なんで。喧嘩を売るんじゃないですけど、その人達を倒していかないと世界はないんで。まぁ今後、倒させてもらおうかなって思っています。

これから? これからは──Bellatorに出たかったんですけど、買収されちゃうみたいなんで(笑)。まぁとりあえず本場、米国に行って──しっかりとパンクラスで経験を積んで米国に行って、米国でもしっかりと勝てる強い日本人がいるっていうのを自分が体現しようと思っているので。それまで頑張るだけです」

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【Pancrase340】アトム級T、ラストピースはV.V Meiのラストバトル?!「良いモノを残して終われるように」

【写真】いつもながら、しっかりと自分の想いを語っていたV.V Meiだった(C) MMAPLANET

2日(月)、東京都新宿区サンエービル会議室で、12月24日(日)に横浜市中区の横浜武道館で開催されるPancrase340「30周年記念大会02」で出場するV.V Meiの記者会見が開かれた。
Text by Manabu Takashima

V.V Meiは同大会でスタートし、ジェニー・ファン、沙弥子、SARAMIの出場が決まっていたアトム級女王決定4人制トーナメントの最後の出場枠を得たことになる。

当初、最後の1人は米国か韓国人選手とパンクラス・サイドは考えていたが、先の3選手の参戦会見後にV.V Meiのマネージャーより出場したいという連絡が入り、ラストピースが誰になるのかは一旦保留となっていた。

V.V Mei にとってパンクラスは2011年4月2日、ウェンディ智美(現レフェリー)戦をメインで組み、女子MMAをどこよりも先に認めてくれたプロモーションであり、同大会は東日本大震災の3週間後で、元気とパワーを人々に伝える場を与えてくれた場所だったという。

結果、その後の女子MMAが普及した間に、経験してきた全てを「出し切りたい」というV.V Meiの想いを受け止めて、今回の決定が決まった。会見でV.V Meiからは「ベルトを取って防衛をするつもりですが、1回戦でも負けたらそこで引退しようと思う。そのつもりで挑まないとベルトを取れない」という発言が聞かれた。

トーナメントに出場するジェニー・ファンには2017年6月と2019年10月の日本大会とONEで2度戦っており2勝、SARAMIとは2015年5月にDEEP JEWELSで対戦しTKO勝ちを収めている。とはいえ現在はONEとRIZINで4連敗中、現役生活を賭けた最後の勝負に挑むV.V Mei、質疑応答中のMMAPLANETの質問に対する返答をここでお届けしたい。


──負けたら引退ということですが、そこを明確に決めた時期。そして、朧気に引退を考えだしてからなぜ、そのタイミングで決断をすることになったのでしょうか。

「ハッキリ意識をした時期は覚えていないんですけど、ずっと海外でやってきて良い思い出もあれば、苦しかったこともあって。そういったことを乗り越えながら戦ってきたけれども、嬉しいこともあったけど苦しいことの方が遥かに多くて。そういうことを続けるよりも、最後に有終の美を飾ってスパッと辞めるほうが自分を大切にできるのかなって思って」

──2度に渡り激闘を繰り広げたアンジェラ・リーがあの若さ(27歳)で、あのような理由で引退をしました。そのことに関して、どのように思っていますか。

「人それぞれ本当に続けるか、続けないのは個人の自由なので。本人の気持ちを一番尊重して辞めることになったのは、それはそれで良いんじゃないかなと思いますね。なんか色々と分からないですけど。続けて欲しいとファン、見る側は思うかもしれないですけど──。どこまで言って良いか分からないですけど、団体を背負ってあそこまでやってきたことにはもの凄いプレッシャーがあったと思いますし、お互い立場が違うなかで背負って来た葛藤というのは凄いと思います。

私的にはアンジェラは凄く良い待遇を受けて、家族で一緒になって(戦っていて)素晴らしいな、羨ましいなと思わないこともなかったです。でもその裏には凄い葛藤があって、もしかしたらアンジェラにとっては『Mei、良いなぁ。チャレンジャーとして、ああやっていて良いなぁ』と思っていたかもしれないし。お互い、一つの時代を戦ってきて『色々なことがあったんだろうな、お疲れ様。アンジェラ』という風に──、私は素直に自分がやりたいことをやった方が良いよって思います」

──昨日(※1日)、RIZIN LANDMARK06で4戦目の万智選手と5戦目の渡辺彩華選手があれだけの試合をしました。女子MMAの黎明期から戦ってきたMei選手としては。この1年、2年でデビューをして力も勢いのある選手に対し、負けたら最後の戦いで何かを見せたいと思うことはありますか。

「今、DJ Meiとして遠い親戚という設定でリングアナをして、色々な大会で、特等席で繰り広げられる激闘を毎週のように見せてもらっています。やっぱり若い選手がどんどん上手くなっています。それはそれで良いのですが、お客さんは上手いのよりも下手くそでも、グチャグチャになってガムシャラに行く方が見たいんだよっていうことを伝えたいです。

なぜフィニッシュできるのに、行かないのか。そういう試合もたくさんあります。でも『なんで、行かないの?』とは自分がそういう試合を見せていなかったら言えないなと思いまして。引退しても、いつの時代でも若手の子を励ますことができるというか、『もっとガムシャラで良いんだよ』とか、逆に経験がついてきたら『もっと技術で行ったら良いんじゃない』ということを自信を持って言えるように──自分でちゃんと精いっぱいやり切って終わりたいと思います。

後は……若手の選手は練習だけしている子とかたくさんいます。私と同じ時代を戦ってきた選手は皆、働きながら練習して。それでも格闘技が好きだから続けていたわけです。そういう環境のことを考えたら、練習だけをしている選手なんてアッという間に私達のことを抜かないといけない。そんなことは当たり前だと思うんですよね。今、若手の選手が凄く良いパフォーマンスをしていますけど、あれが『凄いね』ではなくて当たり前にしないといけないし、本人達もそのつもりで──こんな40歳のオバサン達をアッという間に越えて行ってくれないと……。日本の格闘技がもっと凄いモノにならないといけないので。

それでも、そこを踏ん張って頑張っている自分より年上の先輩達もいるので。同世代にとって凄く刺激になりますし、見ている人もメチャクチャ感動すると思うので、そういった選手達に頑張っていただいて──自分は最後にしっかりと良いモノを残して終われるように精いっぱい尽くす感じですね」

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