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【DWCS S08 Ep07】85勝7敗の潰し合い。UFC戦士越えを果たした究極の勝利至上主義=クーチに注目

【写真】一発勝負で、クーチがどのようなファイトを選択するか (C)Zuffa/UFC

24日(火・現地時間)にネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるDWCS S08 Ep07。残念ながら日本人ファイターが2週連続で敗れたUFC直下型登竜門の戦い。今週も世界最高峰との契約を目指し、7カ国から10選手が集結する。
Text Manabu Takashima

オープニングファイトでは、コンテンダーシリーズでありながらブラジルの同朋対決となった女子ストロー級のホージー・コンセンサォン×アレクシア・タイナーラを筆頭に、今週の出場選手はレコードの綺麗なファイターが多い。出場10選手の通算戦績は85勝7敗となっている。


なかでもコメインのウェルター級マッチで、ルーマニアのダニエル・フルンザと戦うベラルーシのワジム・クーチは、17勝1敗という戦績を誇る。ばかりか2022年12月にはBRAVE CFで、元UFCファイターで10月にはオクタゴン再デビューが予定されているイズマイル・ナルディエフをスーパーウェルター級戦ながら1RKOで葬っている。

既にUFCファイタークラスの力があることを結果で示しているクーチ。フランスでMMAが合法化される以前に、パウンド無しMMAとして活動していた100% Fightのウェルター級王者で、アマMMAという言い方もできるパンクラチオンでは3度の欧州王者、世界大会でも準優勝という結果を残している。

プロMMAと並行して、アマのパンクラチオンを戦い続けてきたクーチは、アマチュアイズムが体にしみ込んでいる戦い方を見せることがある。それが決して無理をしない、リードを守り切るスコアリングMMAだ。ラウンドをリードしていると、攻勢であっても残り10秒でフィニッシュを狙わないばかりか、攻撃を止めて大逆転を芽を摘んでしまう。

もちろん、この戦い方ではコンテンダーシリーズでは勝っても契約できなことは十分に考えられる。究極の勝利至上主義者クーチだが、それでいて5つのKO勝ちと7のサブミッション勝利を挙げている。

UFC前夜という戦いで、LFAで2連勝中のフルンザを相手にし、クーチがどのような選択をするのか非常に興味深い。

■視聴方法(予定)
9月24日(水・日本時間)
午前9時~UFC FIGHT PASS

■ DWCS S08 Ep07対戦カード

<ヘビー級/5分3R>
ベイリー・ショーンフェルダー(米国)
ダニーロ・ヴォイエヴォドキン(ウクライナ)

<ウェルター級/5分3R>
ダニエル・フルンザ(ルーマニア)
ワジム・クーチ(ベラルーシ)

<フェザー級/5分3R>
フランチェスコ・マッツェオ(イタリア)
ケヴィン・クリスチャン(米国)

<フェザー級/5分3R>
ケヴィン・バジェホス(アルゼンチン)
キャム・ティーグ(米国)

<女子ストロー級/5分3R>
ホージー・コンセンサォン(ブラジル)
アレクシア・タイナーラ(ブラジル)

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