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【Shooto2021#05】計量終了 世界戦からトライアウトまで出場全選手、問題なくクリアー

【写真】第2試合から第5試合に出場選手たち──エドモンド金子、岡澤弘太、仲山貴志、結城大樹、齋藤翼、野瀬翔平、山内渉、植木“令和”新も問題なくクリアーした(C)MMAPLANET

明日25日(日)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されるShooto2021#05の計量が、港区KCOLオフィスで行われた。

メインの修斗世界フェザー級王座決定戦=SASUKE ✖工藤諒司、セミの女子スーパーアトム級次期挑戦者決定戦=SARAMI✖中村未来を始め、トライアウトを含め全8試合に出場する全16人の選手が滞りなく計量を終えている。


全選手の計量結果は、以下の通りだ。

■視聴方法(予定)
7月25日(日)
午後6時00分~ ABEMA格闘チャンネル

■Shooto2021#05

※赤字の選手をクリックすると、インタビューに飛びます

             
<修斗世界フェザー級王座決定戦/5分5R>
SASUKE:65.6キロ
工藤諒司:65.8キロ

<修斗世界スーパーアトム級次期挑戦者決定戦/5分3R>
SARAMI:49.4キロ
中村未来:49.4キロ

<バンタム級/5分2R>
論田愛空隆:61.2キロ
中村倫也:61.1キロ

<ライト級/5分2R>
エドモンド金子:70.1キロ
岡澤弘太:70.1キロ

<フェザー級/5分2R>
仲山貴志:65.6キロ
結城大樹:65.6キロ

<バンタム級/5分2R>
齋藤翼:61.1キロ
野瀬翔平:61.0キロ

<フライ級/5分2R>
山内渉:56.4キロ
植木“令和”新:56.5キロ

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【Shooto2021#05】修斗世界フェザー級王座決定戦へ、SASUKE─02─「当たり前に勝たないと」

【写真】マイクまでが、SASUKEの試合。1月の内藤太尊戦後は3分間、マイクを握っていた(C)MMAPLANET

25日(日)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるShooto2021#5のメインイベントで、空位の修斗世界フェザー級王座を賭けて工藤諒司と戦うSASUKEインタビュー後編。

キャリア8勝1敗1分、常に過去の対戦相手の質を問われる。それはSASUKEにとって、如何ともしがたい。彼にはどうしようもできない、できることは与えられた試合で勝つことだけだった。

だからこそ、今後を考えて──そんな疑問の声を払拭し、期待が募る存在にならなければならない。そのためにSASUKEは工藤との試合を「当たり前に勝たないといけない」と断言した。

<SASUKEインタビューPart.01はコチラから>


──セコンドに就いてもらう選手に、しっかりと練習を見てもらうと。

「そうですね。5Rのスパーリングの時は猿飛流さんに来てもらいました。セコンドワークの確認も兼ねて。九州にいる弘中(邦佳)さんも、その辺りの意志の疎通はできています」

──工藤選手はキャリア最強の相手といっても過言でないと思われます。だからこそ、躓くことは許されないかと。

「躓いていられない……そのままですね。今後のことを考えると、当たり前に勝たないといけない相手です。外国人選手と戦っていくとなると、もっと強い相手ばかりになってくると思うので。

しんどい勝負でも、勝ちを拾わないといけないです」

──これはもうSASUKE選手からすると「そんなこと言われても、しょうがない」ということになるのですが、過去の対戦相手とこれから戦っていかないといけない相手ということを考えると、あのパフォーマンスをどこまで見せ続けることができるのか。その手の疑問を払拭できるのか。

「特に業界関係者、同業者の勝敗予想なんかの話を聞くと、そういう風に見られているなと思います。知り合いから、『こんな予想が出ていたけど、ひっくり返してね』とかって連絡が来て……」

──そういう連絡ありますよね。『こんな風に記事への批判書かれていましたよ』とか送って来てくれる人がいて(苦笑)。自分は気が弱いからエゴサーチなんてしたくもないのに。

「アハハハハ。僕はあんまり気にしていないです。予想なんて覆してナンボなんで。業界関係者がそういう風にみたところで、何も気にしていない。いつも通りのメンタルでやれば、いつも通り結果がでると思っています。

正直、試合なんてどっちが勝つか分からないですから。強いヤツが、一発で負けることもある。何が起こるか分からないのが試合なんで。その人にとっての番狂わせじゃないですけど、そういうことが毎回あるようなモノだから。

過去の相手云々と言われても、勝っているのは僕だし。そういうことを言われても、僕としてはケガで長く穴を空けてきたので、とにかく勝ちを拾うことが絶対条件で戦っています」

──拾うという表現なのですね。

「やっぱり負けたら、次に繋がらない。どんな状況になっても、KO寸前とか苦しい展開になっても何とか勝ちをもぎ取る。最近の試合はそういう展開になっていないですけど、どの試合に臨む時も最悪のシチュエーション、一番起こって欲しくない状況に陥り、そこから盛り返すイメージを持ってやってきました。

拾うという言い方は正しいか分からないですけど、要は諦めないよってことです。とにかく勝たないと何も残らないですからね。これまでキャリア10戦だけですけど、勝ちたいと
思って戦ったのは1回だけなんです」

──それは……。

「2度目の山本健斗デリカット戦だけです。1度やられているから、しっかりと勝とうという気持ちでした。でも他の試合はもう勝てれば、相手が足首を捻ってドクターストップでも構わないぐらいでいます(笑)。とにかく必要なのは、勝つことなので」

──先ほども、これから外国人選手と戦うという言葉が聞かれましたが、毎回尋ねて申し訳ないですけど、修斗世界チャンピオンになってから、次の目標というのは変わりないですか。

「そうですね、やっぱり海外……北米です。僕は北米です。UFCとポンと契約できるほど簡単ではないので、それができれば一番ですけど。そうでないならUFCに繋がるところですね。PFLを経由するのか、堀内(佑馬)選手が出たLFAとか。そういう選択肢も必要かと思っています」

──では、そこを含めて試合後のマイクを思案中ということですか(笑)。

「アハハハ。ワードチョイスは色々としないといけないですからね」

──逆に余裕じゃないですか(笑)。

「いや、これも仕事の一部ですから。どういうワードを使うと、皆が感情移入してくれるのか。背中を押してくれるのかっていうのはちょっと考えていますね。マイクに関しては、岡田(遼)選手がライバルです(笑)」

■視聴方法(予定)
7月25日(日)
午後6時00分~ ABEMA格闘チャンネル

■対戦カード
             
<修斗世界フェザー級王座決定戦/5分5R>
SASUKE(日本)
工藤諒司(日本)

<修斗世界スーパーアトム級次期挑戦者決定戦/5分3R>
SARAMI(日本)
中村未来(日本)

<バンタム級/5分2R>
論田愛空隆(日本)
中村倫也(日本)

<ライト級/5分2R>
エドモンド金子(日本)
岡澤弘太(日本)

<フェザー級/5分2R>
仲山貴志(日本)
結城大樹(日本)

<バンタム級/5分2R>
齋藤翼(日本)
野瀬翔平(日本)

<フライ級/5分2R>
山内渉(日本)
植木“令和”新(日本)

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ARAMI DEEP MMA ONE SARAMI Shooto2021#05   ブログ 中村未来

【Shooto2021#05】Sアトム級挑戦者決定戦へ、SARAMI「中村選手? 富山にいた頃の私に似ている」

【写真】またこの場で戦いたい──その気持ちが最も伝わってくるSARAMIだ (C)MMAPLANET

25日(日)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるShooto2021#5のセミファイナルで、女子スーパーアトム級次期挑戦者決定戦として、SARAMIが中村未来と戦う。
Text by Shojiro Kameike

SARAMIは2019年からONE Warrior Seriesに参戦したが、コロナ禍で大会は継続されなかった。そんななか、昨年4月のRoad to ONEでの試合が流れ、11月に修斗に初出場し杉本恵を1R1分49秒、腕十字で下している。

そして今回、黒部三奈の持つベルトへの挑戦権を賭けた試合に挑む彼女は、今どのようなモチベーションで戦っているのか。中村戦を目前に控えたSARAMIに、中村未来について、そして修斗のベルトと王者・黒部三奈について訊いた。


――昨年11月、杉本恵選手に勝利し、修斗2戦目でスーパーアトム級次期挑戦者決定戦に臨むこととなりました。まずは修斗という舞台に上がった感想を教えてください。

「修斗に出て、どう……という気持ちはないですね。私は舞台を用意していただければ、そこで戦うだけなので。でも杉本選手に勝ったことで、ベルトに絡む試合が組まれました。そうして実力を評価してくれるのは良かったです」

――その杉本戦は、序盤からSARAMI選手が圧倒し、腕十字でフィニッシュしました。

「簡単に勝っちゃった……という感じですね」

――あの圧勝劇は、ご自身の中でも意外でしたか。

「自分でもビックリしました。もうちょっと攻防があってからの勝利になると予想していたので」

――試合前のインタビューでは、「実力差があったよねと言われる試合はしたい」と言われていました。結果、そう言われて然るべき内容だったと思います。

「今までやってきたことが、ようやく形になってきたのかなって思います。ONEウォリアー・シリーズの試合から杉本戦まで1年以上空きましたけど、その間も変わらずやってきました。今でも強くなっているって、自分の中でも実感があります」

――杉本戦を経て、修斗のベルトに絡むようになることは、想定していましたか。

「いえ、次が修斗のベルトに絡む試合になるとは思っていませんでした。正直……ONEのウォリアー・シリーズが復活してくれたらいいのにな、って。今でもそう思っています。だから修斗のベルトが欲しいとか、そういうことは考えていなかったんです」

――……。

「今は、戦う舞台がウォリアー・シリーズから修斗に変わっただけ。自分のやることは変わりません。どこで戦おうと、試合に勝つことしか考えていないですね」

――それだけ、ウォリアー・シリーズに懸ける想いが強かったことは分かります。

「DEEP JEWELSに出ている時は、とにかくそこで一番になりたいと思って試合をしていました。でもウォリアー・シリーズで海外の選手と戦ってから、気持ちが変わりました。そのウォリアー・シリーズが行われなくなり……どこに目標を置けばいいんだろうなって」

――修斗のベルトは、その目標になり得るのでしょうか。

「今そのベルトが、自分の近くまで来ましたからね。以前は、ベルトが欲しくて自分から近づいても、獲ることができませんでした。今回はベルトが自分に近寄ってきてくれていると思っています」

――ベルトへの挑戦権を賭けて戦う相手、中村未来選手のことを今まで意識したことはありますか。

「ウォリアー・シリーズが行われなくなってから、私もRoad to ONEに出る可能性があるし、そこで対戦することもあるんじゃないかとは思っていました」

――ファイターとしての中村選手の印象を教えてください。

「うーん……負けん気が強いですよね。富山にいた頃の私と似ている気がします」

――SARAMI選手と似ている……?

「負けん気が強くて、運動神経が良い。すると、それなりにはやれますよね」

――それなりに、ですか。

「まだトップ選手に勝っていないじゃないですか。私も富山にいた頃は、そうでしたから」

――SARAMI選手自身が、「それなりに」ではなくなったのは、いつ頃だと思っていますか。

「DEEPジュエルスのタイトルマッチで、黒部(三奈)さんと試合した頃ですね」

――2018年3月の試合ですから、プロデビューから約6年経って、その域に達しているわけですね。SARAMI選手と中村選手には、それだけキャリアの差があります。

「相手は強い選手だし、簡単に勝てるとは考えていません。でも、私とは全てのレベルが違うと思っています」

――なるほど。その黒部選手とはDEEPジュエルス時代に2戦して2敗という戦績です。今回、中村選手に勝てば3度目の対戦ということになりますね。

「……別にもう黒部さんとは試合しなくていいじゃん、という気持ちはありますよ(苦笑)」

――3回目はもういい、ということですか。

「日本人選手との試合よりは海外で戦いたいし、あるいは国内でも海外の選手と対戦したいという想いのほうが強いですね。でも、黒部さんに挑戦することになったら『今度は勝つ』という気持ちはあります」

――では今のSARAMI選手のモチベーションの中で、次はどんな試合をしたいですか。

「ちゃんと練習してきたことを出して、当たり前に勝つ。全てで上回りたいです」

■視聴方法(予定)
7月25日(日)
午後5時~ ABEMA格闘チャンネル

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ARAMI MMA ONE SARAMI Shooto2021#05 中村未来 修斗

【Shooto2021#05】SARAMI戦へ、中村未来─02─「しっかり修正した打撃を見せたいですね」

【写真】中村未来の打撃の強さは、殴られることを受け入れている強さのように思われる (C)MMAPLANET

25日(日)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるShooto2021#05で、スーパーアトム級王者・黒部三奈への挑戦権を賭けて、SARAMIと戦う中村未来インタビュー後編。

Road To ONEの平田樹戦を経て、MMAへの取り組み方が大きく変化したという中村は、5月の北野きゅう戦で既にその成果が出始めていたという。

その成果をさらに感じることができないと、次の試合は難しい。そんな女子スーパーアトム級王座への次期挑戦権を賭けて戦うSARAMI戦について訊いた。

<中村未来インタビューPart.01はコチラから>


――ここ最近はグラップリングの練習を増やしたとのことですが、5月の北野きゅう戦(2R TKO勝ち)では、以前よりも打撃が強くなっているように感じられました。

「ありがとうございます。北野選手も打撃で来るから、相性が良かったという面もあります。それと実は、平田戦の後から“倒せる打撃”を練習しています。相手にダメージを与えられる打撃ですね」

――倒せる打撃……これまでの打撃は、倒すことを目的としていなかったのですか。

「はい。今まで目指していたのは、スタンドで勝ってからグラウンドでパウンドアウトするという試合だったんです」

――それは意外です。てっきりKOを狙い続けているものだと思っていました。

「そうですよね。結果的に、打撃一辺倒になることも多かったですし(苦笑)」

――倒せる打撃を身につけるために、何か新しい練習に取り組んでいるのですか。

「フィジカルトレーニングです。今まであまりやってこなかったロードワークや、ダッシュを取り入れたりしています」

――その成果が早速、北野戦で出たということでしょうか。

パンチとエルボーの使い分け。しっかりと練習できている成果だろう

「成果は出ましたけど、まだまだです。いまだにパンチのコントロールが悪くて」

――パンチのコントロールとは?

「相手の急所にパンチを当てきることができないんです」

――そうだったのですか。確かに、北野戦のフィニッシュ直前の左ストレートは、ヒット音こそ大きかったものの、完全に相手のアゴを捉えているものではありませんでした。

「パンチを打つ時、特に強打を出す際に体がズレて前に出てしまいます。だから真正面で強いパンチを当てることができない時があって。今、そのクセを直しているところです。次の試合では、しっかり修正した打撃を見せたいですね」

――次の試合、女子スーパーアトム級次期挑戦者決定戦として、SARAMI選手と対戦することになりました。

「オファーが来た時は驚きました。挑戦者決定戦ですよね?」

――昨年の女子スーパーアトム級王座決定トーナメント以来となる、ベルトへの道です。

「あの時はプロデビューしたばかりで、ベルト云々よりも1試合1試合、経験を積むことに必死でした。今でもベルトを意識したことはなかったんですけど、このオファーが来たことで『ベルトが見えてきたのかなぁ』と思っています」

――自身が修斗のベルトを巻く姿を想像したりしますか。

「いやいや、まだソレはないです(苦笑)。こうした試合が組まれるのも、平田戦から注目していただいたおかげなのかな、とは思いますけど……」

――平田戦の影響はあるでしょう。敗れたとはいえ平田戦で知名度と評価を高めた中村選手が、今は狙われる立場になっているかもしれません。

「あ~、それは嬉しいです」

――……嬉しい!?

「はい。女子MMA全体で見たら、私の戦績はまだまだじゃないですか。それでも『中村未来に勝ったらオイシイ』という評価をしてもらえたら、嬉しいですね」

――『勝ったらオイシイ』という評価が嬉しい、という感覚も意外です。

「それで試合を組んでいただけるなら、ありがたいですよ」

――なるほど、そういうことですね。対戦相手のSARAMI選手には、どのような印象を持っていますか。

「私が格闘技を始めた頃からトップ選手でしたけど、SARAMI選手が修斗に出場することになって、いずれ戦うこともあるかと思っていました」

――平田選手と同じく、柔道がベースのMMAファイターです。

「私の中では、柔道の要素だけが目立っているわけではないですね。オールラウンダーで、強い相手です」

――SARAMI選手は修斗初戦で、中村選手が一度敗れている杉本恵選手に1R、腕十字で一本勝ちしています。

「私の杉本戦と比べてどう、というのは考えなかったですけど、とにかく強かったですね」

――先ほど『北野きゅう選手は相性が良かった』と言われましたが、オールラウンダーであるSARAMI選手との相性は、どうでしょうか。

「相性はそんなに悪くないと思います」

――おぉっ、どのような試合展開になると予想していますか。

「SARAMI選手が前に出てきて、そこで私が引いてしまうと、そのまま完全にSARAMI選手のペースになってしまいますよね。私はスピードを生かして、相手を下がらせてペースを握りたいです。まずは相手を下がらせることができるかどうかが、ポイントだと思います」

――この試合の先には、黒部三奈選手の持つベルトがあります。

「もちろん黒部選手のことも頭にはあります。でも、まずSARAMI選手に勝たないと、その先には行けないですよね。次の試合でSARAMI選手に勝って、黒部選手にたどり着きます」

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【Shooto2021#05】Sアトム級挑戦者決定戦=SARAMI戦へ、中村未来─01─「勝って評価されない平田選手」

【写真】2月の平田戦を経て、5月に北野きゅうに勝利──も勝ち名乗りを受けるときは、御覧の表情だった中村 (C)MMAPLANET

25日(日)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるShooto2021#05で、スーパーアトム級王者・黒部三奈への挑戦権を賭けて、中村未来がSARAMIと戦う。
Text by Shojiro Kameike

今年2月、Road to ONE04のメインイベントで平田樹と対戦した中村は2RでTKO負け。平田樹のためのアンダードッグ――そのような見られ方をして当然の試合で敗れた中村だが、そこからMMAファイターとして新たな一歩を踏み出していた。


――今回、修斗女子スーパーアトム級次期挑戦者決定戦に出場する中村選手ですが、まず2月の平田樹戦での敗北については、どのように受け止めているのでしょうか。

「あの試合は私にとって、いろいろ変わるキッカケになった試合でした。そう考えると、やって良かったとは思いますけど、今考えると本当に悔しいですね(苦笑)」

――試合内容としては、平田選手が組み付いてきても、ケージ際ではアンダーフックやオーバーフックを効かせて倒れない。こかされても、すぐに立つ。そのような展開が続きました。

「試合の作戦は、こかされても立つことでした。その部分では、練習していたことが出せたかなと思っています。ここ最近、グラップリングの練習の割合が高くなっているんですよ。週でいうと、組みの練習が週に4回。特に壁レスは、しっかりやるようになりました」

――以前から打撃の練習に関する動画や写真がSNSなどにアップされていましたが、今は組みの練習のほうが多いのですか。

「はい。打撃は週に2回、ミットとスパーリングをやっています。それよりも組みの練習のほうが多くなっていますね」

――では、平田選手とのスクランブルや、テイクダウンされても立ち上がる展開では手応えがあったのですね。

「そうですね。グラップリングの部分では、そんなに大きな差はなかったと思います。ただ、最後の首投げは……」

――フィニッシュは、平田選手の必勝パターンにハマってしまいました。首投げから袈裟固め、そしてパウンドという一つのパターンです。

「あの首投げは、来ると分かっていても、やられてしまいましたね。もちろん対策はしてきていました。ただ、試合では組んできても首投げは出そうとしていなくて」

――あえて序盤は首投げを出していないようにも感じました。

「そうなんです。ケージに押し込まれている時も、『ここで首投げに来るかな?』と考えていたのですが、そんな素振りもなくて」

――中村選手ご自身のなかで、そこまでケージ際の攻防で劣っていないと感じられたのに、なぜあの首投げからの展開は防げなかったのでしょうか。

「首投げから抑え込まれるまでのスピードが、ものすごく速かったです。投げられた後のことも想定していて……ああしよう、こう立とうとか対策もあったのに、それを考えられる前に抑え込まれてしまいましたね」

――一方で、中村選手の左ストレートが平田選手の顔面を捉え、左ミドルも当たっていました。

「思ったより距離が近かったので、打撃はいけると思いました」

――結果は2RでTKO負けでしたが、試合後にABEMAの中継はご覧になりましたか。

「見ました。青木真也選手に評価していただいて、嬉しかったです。でも、それが悔しいっていう気持ちもあります」

――評価されたのが悔しい……というと?

「負けても評価していただけるだけマシ、そう言われるのは分かります。他には負けたうえに評価されない選手もいるわけですから。だけど、負けて評価されるより、勝っても評価されない平田選手というのが……やっぱり、そういう試合だったんだな、って思いますよね」

──……。

「あの試合は、私がアンダードッグでした。その立場を覆せなかったじゃないですか。だから勝ちたかったし、負けて悔しいです。今考えると」

――ただ、平田戦について「いろいろ変わるキッカケになった」と言われていました。試合後、どんなところが変わったのでしょうか。

「注目されている平田選手と試合をしたおかげで、『平田樹と試合をした人だよね』って声をかけられることが増えました。そこから応援してくれる方も増えたんです」

――なるほど。知名度は上がったわけですね。

「それで、このままじゃいけないと思ったんです。応援してくださる方のために、もっと強くならないといけないって。それで平田戦の後から、練習量を増やしました」

――選手としての生活も変わったのですか。

「仕事の出勤時間を減らして、練習量を増やしました。朝と夜で2部練ができるようにしたんです」

――えっ、中村選手はネイルサロンに勤務していますよね。出勤時間を減らすと給与面、ひいては生活費に関して影響は出ないのですか。

「朝の出勤を減らしただけなので、そこまで影響はないですね。ただ、お昼の仕事を減らすわけにはいかなかったですけど……」

――それでも、大きな変化ですね。

「平田選手は小さい頃から格闘技をやっているし、他の選手と比べても、私は格闘技経験が浅いじゃないですか。だから他の選手に追いつくためにも、もっともっと練習しないといけないと思ったんです」

<この項、続く>

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ARAMI MMA ONE RIZIN Shooto2021#05 キック ボクシング 中村倫也 仲山貴志 修斗 吉野光 結城大樹 論田愛空隆 野瀬翔平 齋藤翼

【Shooto2021#05】3回戦級の2回戦で千葉(仲山&齋藤)✖福岡(結城&野瀬)。DREAMERS vs SHUTTLEも

【写真】結城は組み力で、元環太平洋王者の仲山に挑む (C)KEISUKE TAKAZAWA & MMAPLANET

12日(月)、Sustainより25日(日)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されるShooto2021#05の追加カード3試合が発表されている。

修斗世界フェザー級王座決定戦SASUKE✖工藤涼司、女子スーパーアトム級SARAMI✖中村未来に以外、2回戦ながら注目の中村倫也のデビュー戦=✖論田愛空隆戦、同じ2回戦の岡澤弘太✖エドモンド金子が決まっていた同大会。

今回、加わった3試合は揃って2回戦となっているが、3回戦でもおかしくない試合も含まれており、背景に4度目の緊急事態宣言下の影響が感じられる。


そんな2回戦の追加カード──まず前環太平洋フェザー級王者の仲山貴志が、昨年9月に同王座をメインで世界戦を戦う。仲山は今大会のメインで世界王座に挑むSASUKEに敗れて以来の再起戦で、結城大樹と戦うこととなった。結城はそのSASUKEの師匠筋でもある弘中邦佳の指導を東京~福岡で受けてきた愛弟子で、本来は6月13日の闘裸男・博多大会で岩本龍弥戦が決まっていた。

博多大会が緊急事態宣言の発出を受け延期となり、今回の仲山戦が決まった。裕樹はTNS系大会で3連勝、それ以前にはGladiatorで今やRIZINファイターとなったGrachanバンタム級チャンピオンの伊藤空也にも一本勝ちをしており、引き分けを挟んで4連勝中、好調を維持して前環太平洋王者との一戦で下克上を目指す。

また結城と同じくマスタージャパン福岡から、野瀬翔平も出場し齋藤翼と戦うことが決まった。野瀬も闘裸男の延期により、奇天烈戦がなくなり今大会への出場となった。将来を有望視された高校柔道時代に首の骨を骨折するという瀕死の重傷を負いながら、奇跡の回復を見せた野瀬は、柔道でなくMMAを選択して弘中門下に加わった。

デビュー後は2引き分けからの4連勝も、昨年9月に今回のメイン登場の工藤にキャリア初黒星を喫し、2月のRoad to ONEでは吉野光の恐怖のパワーに屈しており、連敗中だ。3月にはRISE WEST ZEROでキックボクシングを経験した野瀬と対する齋藤は、仲山と同様に津田沼道場所属だったが髙谷裕之のFight Farm創設と同時に籍を移した選手だ。

とはいっても津田沼とFight Farmは兄弟仁義──ならぬ、兄弟ジムとして強い絆で結ばれており、いってみればこの2試合は千葉✖福岡の対抗戦、いや格上・千葉勢が福岡勢の挑戦を受ける形となる。

最近の齋藤の試合を見れば本来の打撃の強さに加え、ケージ際の攻防に磨きをかけてきたことは明らかだ。組みの強さは吉野に屈したとはいえ、クラスAに十分に匹敵する強さを持つ野瀬との対戦で、齋藤はその成果を発揮し結果を残したい。

同様に野瀬としては極度の緊張性かつ朴訥なほど真っすぐなファイトでは、齋藤の打撃を凌ぐことはできない。次なる段階に進むために、朴訥さを返上し狡猾さが求められるファイトだ。

また千葉軍団からは格闘DREAMERSに出演、ウェルラウンダーぶりを見せた山内渉がプロデビュー戦を迎える。DREAMERSでは仮契約を取りつけた山内だが、Fight Farmで強くなることを選んだ山内の対戦相手は、植木❝令和❞新だ。

既にキャリア17戦目となる北岡シャトルこと植木は、GRACHANでキャリアを重ね、パンクラスとGladiatorにも出場経験がある。

彼にとって修斗は初陣、ある意味──髙谷裕之&津田勝憲の教え子っぽくない空気感を持つ山内を相手に、キャリアの差を見せつけることができるか。別角度で注目の植木のプロ修斗出場だ。

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【修斗】SARAMI×中村未来 スーパーアトム級次期挑戦者決定戦!

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7月25日に後楽園ホールで開催されるプロフェッショナル修斗公式戦 PROFESSIONAL SHOOTO 2021 Vol.5。追加対戦カードとしてSARAMI(パンクラスイズム横浜)×中村未来(マルスジム)の修斗女子世界スーパーアトム級次期挑戦者決定戦が発表されました。

DEEP JEWELSを主戦場にしていたSARAMIは昨年11月に修斗初参戦。インフィニティリーグで優勝した杉本恵(AACC)と対戦しました。試合は開始直後にパンチを効かせると、そのままテイクダウンを奪って腕十字で一本勝ち。最高の修斗デビューを飾っています。

一方の中村はバキバキのストライカー。Road to ONE:4th Young GunsでONEの常連ファイター平田樹(フリー)に屈したものの、5月には北野きゅう(高田馬場道場)を得意の打撃を集中させてTKO勝ち。昨年9月にはSARAMIと同じDEEP JEWELSで活躍していた永尾音波(AACC)を立っても寝ても圧倒しています。

波に乗る両者の対戦は次期挑戦者決定戦に相応しいマッチメイク。寝技のイメージのあるSARAMIですが打撃でも勝負出来るし、ストライカーの中村も実はグラウンドにも対応出来る。試合の流れ次第でどう転んでもおかしくないハイレベルな試合になるのは間違いないでしょう。

絶対的な王者・黒部三奈(マスタージャパン)は難関中の難関ですが、脅かす存在になれるかどうか。どっちが勝ってもその光が見える試合、勝ちっぷりに期待がかかります。
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ARAMI DEEP JEWELS33 MMA 奈部ゆかり

【DEEP JEWELS33】ARAMIのビクトル投げ→ヒザ十字を凌ぎ、奈部ゆかりが組み勝って3-0で判定勝利

<フライ級/5分2R>
奈部ゆかり(日本)
Def.3-0:20-18.20-18.20-18.
ARAMI(日本)

サウスポーのARAMIに対し、距離を詰めていく奈部。足を使うARAMIを奈部は右ローで止める。そして組み付いてケージ際の攻防に。ARAMIが体勢を入れ替えて離れる。ARAMIの左ストレートをバックステップでかわす奈部。ARAMIが組み付いてケージ際へ持っていくも、奈部が首投げでテイクダウンを奪う。ARAMIが立ち上がり、試合は再びスタンドへ。

互いに距離を伺うなか、前に出てきた奈部に左を振りながら組み付いたARAMI。しかし奈部が反対にARAMIをケージに押し込む。ケージ際の攻防が続くが、AMARIが一度ギロチンを狙ってく飛びつくが、これはすぐに諦めて戻る。離れてケージ中央へ。シングルレッグダイブで奈部の左足を抱えたARAMIが、ケージへ押し込んでいく。ここでも奈部が体勢を入れ替え、払い腰気味に相手を崩してグラウンドに持ち込む。

そのままバックを狙う奈部だったが、ARAMIも立ち上がり、差し合いの攻防が続く。スタンドでバックに回った奈部に対し、ARAMIは右足を取って足関節を狙ったところで1Rが終了した。

最終2R、距離を詰めた奈部が右を振るう。ARAMIは左ストレートを返しながら、組み付いて奈部に背中を着かせる。しかし立ち上がってバックに回る奈部。相手をケージに押し込み、太ももへヒザを打つ。ダブルレッグに切り替えた奈部は、リフトアップからテイクダウンし、ケージに押し込んだ。ARAMIはケージに背中を着けて立ち上がるが、奈部は構わずボデロックを維持し、足を入れてテイクダウンを狙う。

ケージ際での差し合いが続いたが、ARAMIは相手の首を抱えて飛びつくも頭を抜いた奈部がバックに回る。そして引き倒してグラウンドに持ち込んだ奈部。ARAMIは起き上がり、ビクトル投げからヒザを狙っていくが、奈部が凌ぎ切った。

判定は3者ともフルマークで奈部の勝利を支持した。


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【DEEP JEWELS】速報中!DEEP JEWELS 33 ~アトム級GP 2021 FINAL~

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村田夏南子のUFCから女子繋がり。浜松町のニューピアホールではDEEP JEWELS 33 ~アトム級GP 2021 FINAL~が開催されます。アトム級GPの準決勝、決勝に加え、本野美樹(AACC)×伊澤星花(高本道場)のストロー級タイトルマッチと見どころ十分。あろう事か遅刻確定ですが、本日も電波と充電の続く限り会場から速報します。乱筆乱文にはご容赦くださいませ。


【第1試合 DEEP JEWELSアトム級GP準決勝】
×パク・シウ(韓国/TEAM MAD)
(1R 腕十字)
◯大島沙緒里(AACC)
1R、大島はパンチを打ち合いって流れからタックルに行く戦術。パンチを被弾するが、しっかり打ち返す。だが肝心のタックルは切られてしまいパウンドを被弾。しかしシウは深追いしない。スタンドに戻るとシウの左フックがクリーンヒット。ダウンした大島にパウンドを仕掛ける。すると大島は下から腕十字!これがガッチリ極まってシウはタップ!大島が逆転の一本勝ち!


【第2試合 DEEP JEWELSアトム級GP準決勝】
◯青野ひかる(ストライプル新百合ヶ丘)
(1R 腕十字)
×にっせー(フリー)
1R、開始直後からタックルに行く青野。にっせーはこれを切って離れ側にパウンド。さらに青野は前に出るといなしてスタンドでバックに回る。しかし青野は向き直ってタックルでテイクダウン。マウントから肩固めを狙う。にっせーがスイープした瞬間、青野は下から腕十字!これが極まってレフェリーが試合を止めた!


【第3試合 ライト級】
◯ひしぬまjujcyさやか(和術慧舟會GODS)
(2R TKO)
×ぽちゃんZ(ねわざワールド品川&パラエストラ東京)
1R、開始直後から重量級同士のぶつかり合い。重たいフックをそれぞれヒットさせる。身体が近づくと長い差し合い。ブレイクがかかる。膠着するかと思いきや、中盤からひしぬまが面白いように投げでテイクダウン。終了間際にはマウントも奪取して優位に試合を進めた。
2R、開始直後にひしぬまが投げでテイクダウン。袈裟固めの体勢からマウントに移行してパウンド連打。体勢を変えて打ち続けるとついにレフェリーが試合を止めた!


【第4試合 51kg契約】
×音波(AACC)
(判定0-3)
◯竹林エル(総斗會三村道場)
1R、DEEPJEWELS常連ストライカーの音波に一歩も引かない打撃戦を仕掛ける竹林。互角以上に打ち合う。逆に音波はタックルを交えるがテイクダウン出来ず、自らグラウンドに引き込む。すかさず腕十字!だが竹林は冷静に対処して脱出。スタンドに戻ると竹林が首相撲からの膝蹴りなどで攻勢。さらにグラウンドでもバックに回るなど優位に試合を進めた。
2R、開始直後に音波のハイキック。しかし竹林は怯まずに前に出るとパンチを打ち返す。さらには首相撲からの膝蹴り連打で攻勢。組みついた音波は首投げでテイクダウンするが竹林はするっとバックに回る。チョークを仕掛けて優勢。最後までバックをキープして試合終了。判定は竹林!


【第5試合 ストロー級】
×藤田翔子(リバーサルジム新宿Me,We)
(判定0-3)
◯HIME(毛利道場)
藤田は計量400gオーバーのためイエローカード1枚が出た状態で試合開始。
1R、ローで試合を組み立てる藤田に対してHIMEはチャンスと見るや飛び込んでいく展開。中盤に差し合いになると藤田が崩してテイクダウン。しばらく上をキープするが、HIMEが立ち上がる瞬間に藤田のバックに回る。おんぶの体勢からチョークを狙うが決め切れずにラウンド終了。
2R、開始直後に藤田のハイがヒット。HIMEはグラつくがすぐにパンチを打ち返して立て直す。そこからスタンドでの一進一退の攻防。それが中盤になるとHIMEのパンチが冴える。ケージに追い詰めると左右の連打で藤田の動きを止める。あと1発まで追い込んだが藤田は要所で組みついて難を逃れて試合終了。判定はイエローが出ている事もあり、HIMEに軍配。


【第6試合 フライ級】
◯奈部ゆかり(リバーサルジム新宿Me,We)
(判定3-0)
×ARAMI(フリー)
1R、序盤から重厚な差し合いが続く。奈部は開始直後に首投げ、終了間際に足払いでテイクダウンを奪うがARAMIはすぐに立ち上がる。一方のARAMIはなかなか攻め手を見出せないが終了間際にスタンドから隙を突いて足関節を狙ったがタイムアップ。
2R、やはり重たい差し合い中心。その流れでも奈部のテイクダウンは手堅い。タックルからリフトして倒したり、足を掛けて倒すなどバリエーションを見せて優位に立つ。ARAMIはギロチンや足関節を狙うなどしたが、奈部に冷静に捌かれてしまい打つ手がない。このまま試合は終了。判定は奈部に軍配。


【第7試合 セミファイナル DEEP JEWELSストロー級タイトルマッチ】
×本野美樹(AACC)
(1R 腕十字)
◯伊澤星花(高本道場)
1R、開始直後にパンチを餌に両足タックルでテイクダウンする伊澤。本野もすぐに立ち上がるが、差し合いから再び伊澤がテイクダウン。すかさず腕を狙いに行く。アームロックから腕十字を仕掛けるとこれがガッチリ極まって本野はタップ!伊澤が一本勝ちで王座を奪取!


【第8試合 メインイベント DEEP JEWELSアトム級GP決勝】
◯大島沙緒里(AACC)
(判定3-0)
×青野ひかる(ストライプル新百合ヶ丘)
1R、開始直後に青野がフックからのコンビネーションでタックルを決めてテイクダウンに成功。ここから上下が激しく入れ替わる寝技の展開がスタート。大島はしつこくアームロック、腕十字、足関節を仕掛けるが青野は寸前で回避。終了間際には大島が仕掛けてきた足関節合戦に付き合うが互いに決められずにラウンドを終えた。
2R、開始直後に青野がタックルでテイクダウン。しかし大島は果敢に下から足関節を仕掛ける。青野は対応して上をキープしていたが、大島はするすると上になると腕十字であわやの場面を作り攻勢。終盤は大島が上のポジションをキープして試合終了。判定は大島に軍配。2回級制覇を成し遂げた。