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DEEP KINGレイナ MMA o RIZIN SASUKE カルリ・ギブレイン キック ソルト パンクラス ビクター・ヘンリー 上田幹雄 中井りん 中村大介 佐々木憂流迦 修斗 原口央 大島沙緒里 山本空良 巌流島 後藤丈治 新居すぐる 昇侍 栗山葵 武田光司 浅倉カンナ 矢地祐介 神田コウヤ 遠藤来生 鈴木博昭 関鉄矢 須藤拓真 飯田健夫 高木凌 高野優樹

RIZIN.43:矢地 vs. ザック・ゼイン等、追加カード発表

ライト級・矢地祐介 vs. ザック・ゼイン

ハワイで行われたトライアウトで合格し、昨年10月の武田光司戦でRIZINデビューしたが、1Rキムラで一本負けしたゼイン。もう一回呼ぶレベルとは思えなかっただけに、矢地は今度こそフィニッシュが必要であるということを理解した上で戦う必要がある。

フェザー級・鈴木博昭 vs. 西谷大成

鈴木はMMAデビュー戦の奥田は明らかにRIZINレベルではなく、2戦目は昇侍が打撃に付き合ってくれてのKO勝ちで2連勝としたが、そこから平本・青井に連続判定負け中。

トライフォース赤坂所属の西谷は先週行われたDEEPで初めて3Rマッチに出場し、ベテランの高野優樹に判定勝ち。MMA6勝5敗。

ヘビー級・関根"シュレック"秀樹 vs. 上田幹雄

昨年7月にスダリオに秒殺KO負けしたシュレック。その後、GLEATのグラップリングマッチで判定勝ち、巌流島では押し出しで勝利で、MMAはスダリオ戦以来。今年8月に50歳になる。

昨年4月のMMAデビュー戦で引退試合の高阪に秒殺KO負けした元極真の上田。12月にはプロデビュー戦の韓国人ファイターに秒殺KO勝ち。4月にカルリ・ギブレイン戦が組まれていたが、ギブレインがブラジルを出国できず中止となっていた。

フェザー級・新居すぐる vs. 飯田健夫 

新居はRIZIN中村大介・山本空良に2試合連続1R負けしたが、昨年はパンクラスで2試合連続得意のアームロックで勝利。

飯田は3月に修斗でSASUKEのフェザー級世界王座に挑戦するも、2RバックブローでKO負け。

ともに北海道出身のジモMMA

52.5kg契約・大島沙緒里 vs. ソルト

JEWELSアトム級(47.6kg)・DEEPミクロ級(44kg)王者の大島が、階級を上げて4月にパンクラス女子ストロー級王者となった地元のソルトと対戦。RIZINでは浅倉カンナ山本美憂に勝っているのにこんな理不尽なマッチメイクを受けるしかなかったのか?

バンタム級トレント・ガーダム vs. 後藤丈治

MMAでビクター・ヘンリーに一本負け、2020年の井上直樹のデビュー戦では敗れたが判定まで持ち込んだガーダムだが、その後はMMAの試合には出ておらず、昨年10月肘ありキックルールで出場した梅野戦ではロー一発で足を負傷しKO負け。3年ぶりMMAの相手は地元出身でパンクラスでプロデビュー、現在は修斗ランカーの後藤。

後藤は昨年11月、RIZINにも出場した須藤拓真にヒールで足を破壊され一本負けして以来の試合。

フェザー級・関鉄矢 vs. 遠藤来生

ZST王者関はRIZINでは神田コウヤにKO勝ち・堀江にKO負け、原口央に判定勝ち。昨年7月には佐々木憂流迦の代役で中原由貴戦が直前で決まったが、明らかにコンディション不十分で判定負け。

地元北海道在住の遠藤は最近はパンクラスを主戦場とし2勝3敗。直近は3月の高木凌戦で2RKO負け。

女子バンタム級・熊谷麻理奈 vs. 栗山葵

地元の熊谷はDEEPでKINGレイナとキックルールで対戦するも、謎の判定負け。翌月組まれたダイレクトリマッチでは判定勝ちでリベンジ。その後はMMAに主軸を置き、4連敗していたが、そこから3連勝中。ただし、相手のレベルはいずれも0勝か1勝クラス。

栗山は本来階級下のフライ級の選手だが、昨年のJEWELSフライ級トーナメントでは体重オーバーで失格。ワンデートーナメントだったため、中井りんが1日2試合のハンデキャップマッチをすることになった。今年2月に中井りんと対戦したが2R一本負け。

オープニングファイトMMA特別ルール55kg契約5分2R・丸山大輝 vs. 早坂優瑠

オープニングファイトMMA特別ルールライト級5分2R・渡辺トシキ vs. 安海健人

他、オープニングファイトでジモキック。

上の3カード以外は地元勢が絡むカード。まあ地方大会あるあるだが。出場予定選手に入っていた山本空良の名前がないが、4月の試合も負傷を押しての出場だったとのことなので、無理をしないでほしい。

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MMA MMAPLANET o UNRIVALED UNRIVALED02 河名マスト 須藤拓真

【Unrivaled02】須藤拓真、カカトを捻るストレートフットロック=青木ロックで河名マストから一本勝ち

【写真】河名の表情が全てを物語っている(C)MMAPLANET

<ライト級/15分1R>
河名マスト(日本)
Def.2分11秒byストレートフットロック
須藤拓真(日本)

開始直後に今成ロールはすかされたが、すぐに立ち上がって-Pを逃れた須藤。ボトムに2秒以上いるとマイナスになることを頭に入れた戦法を取る。

さらにハーフで引き込み、すぐに立ち上がる。

須藤は再びハーフで下になり、ここから右腕を差していく。

過去のグラップリングマッチでもみせる河名の鉄壁のウィザーに対し、スイープでなく足関節を須藤がエントリーする。

左足首をRNグリップで抱えた須藤は、自らの右足を河名の左ヒザ裏にねじ込み、カカトをフックして捻るストレートフットロック──いわゆるアオキロックで腹ばいになる。

瞬間、河名はタップした。


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MMA MMAPLANET o UNRIVALED UNRIVALED02   アンドリュー・タケット イゴール・タナベ ウィリアム・タケット コンバット柔術 ジェセフ・チェン ジョセフ・チェン ムリーロ・タケシ・ソウザ 上久保周哉 伊藤盛一郎 吉岡崇人 岩本健汰 河名マスト 猿田洋祐 石黒翔也 須藤拓真

【Unrivaled02】岩本健汰&タケシ・ソウザと対戦。あっかるいウィリアム&アンドリュー・タケット兄弟

【写真】19歳と21歳、実はヘアスタイルと髭の違いだけで2人はそっくり (C)MMAPLANET

明日26日(日・現地時間)に東京都世田谷区のiTSCOMA STUDIO&HALL二子玉ライズで開催されるUnrivaled02。

国内トップ柔術家、グラップラー、MMAファイターだけでなくグラップリング先進国=米国からウィリアム&アンドリューのタケット兄弟、ジェイコブ・カウチが参戦する。

世界のトップが垣間見える大会に出場し、それぞれが岩本健汰、そしてムリーロ・タケシ・ソウザと対戦するウィリアム&アンドリューのタケット兄弟にインタビュー。心の底かあっかるいグラップラー兄弟の夢であった日本で戦う直前の心境と、これからについて尋ねた。


――今日は東京でセミナーを行いました。他の取材で終了間際のフリースパーしか拝見できなかったのですが、セミナーには満足できましたか。

ウィリアム 最高だったよ。グレートだった。本当に熱心な人達が来てくれたから。

アンドリュー そんな皆が楽しそうに、そして嬉しそうだったから僕らも凄くハッピーだよ。日本は最高だ。みんな規律を持って生きていて、凄く親切で。本当に成熟した国民性なんだって驚かされた。

ウィリアム 岩国にも行ったけど、本当に素晴らしい経験ができた。皆が大歓迎してくれたよ。

──それは嬉しい限りです。そしてもう3日後に試合は迫ってきました(※取材は23日に行われた)。

アンドリュー 日本からオファーがあって、凄くエキサイトした。僕は日系ブラジリアンのムリーロ・タケシ・ソウザと戦うけど、彼にとって日本はホームと言って良いだろう。きっと戦いやすいはず。でも日本までやってきて、色んな経験ができた僕らの方が気持ちは盛り上がっているよ。当然、自信を持って試合に臨む。

ムリーロの試合をチェックしたけど、全て道着の試合だった。彼がどれだけノーギで戦えるのは分からないままだよ。ただし、道着であれだけできる選手はノーギだってできる。ただ、ノーギに転用すれば良いだけだから。彼はヘビーガードプレイヤー。テイクダウンからパスという展開で盛り上がるに違いないよ。彼も常に一本を狙っている。僕も同じだ。絶対にエキサイティングな試合になる。自分の力をより出せるゲームプランを持ち、実行できた者が勝つだろうね。

──ではウィリアムは対戦相手の岩本健汰選手のことをどのように思っていますか。

ウィリアム ケンタはとても落ち着いていて、我慢強い試合をする選手だ。絶対にタフな試合になる。楽しみでしょうがないよ。ケンタはADCCでは同じ階級で、オセアニア・アジア予選に出ていたから、その時から試合をチェックしてきた。ジョセフ・チェンを始めとする強い選手に勝って本戦出場を決め、テキサス州オースチンのBチームで練習するようになった。

僕のジムから20分しか離れていない(笑)。だから、米国での彼の試合も見ているよ。何よりノーギワールドでアンドリューと戦っているからね(アンドリューが2-2、アドバン5-3で勝利)。

岩本に勝ち、ジェセフ・チェンと1勝1敗。スーパーな19歳

アンドリュー だからウィリアムには、個人的にケンタが如何に強いかをアドバイスできている。僕も2人の試合を見るのが楽しみなんだ。

──では引き込みに-2Pとなるルールセットはどのように感じていますか。

アンドリュー それにコントロールから逃れるとポイントを挽回できる。このポイントがあることで、ハイペースな試合になるだろう。 

ウィリアム 引き込んで、膠着すると面白くない。テイクダウンやスクランブルで動きが多くなるし、見ている人にとっても良いルールだ。それだけでなく、実際にグラップリングを戦う人間にも良いルールになっているよ。

──私の個人的な印象なのですが、サブオンリーは上の選手がリバーサルを耐えることが少なく、下に簡単になるので柔術の一つの見所であるスイープの攻防が面白くなくなる一面があるかと。

アンドリュー その通りだよ。そして、このルールはストールを許さない。立たれるとポイントを挽回されるから、トップでもずっとプレッシャーを掛ける必要があるしね。実はサブオンリーのストールって、トップの人間のホールディングで生まれることが多い。だからトップで戦い続け、ポイントを取り続けて、例え1P差でも最高の勝利が手にデキる──そんなハイペースマッチがしたい。

ウィリアム 僕は本当にエキサイティングな試合をして、皆に喜んでもらいたい。そして、8歳から13年間、ずっとハードな練習をしてきた成果を見せたい。8歳の時から日本に来ることが夢だったんだ。多くの練習、たくさんの試合を経験した。夢だった日本で、今の僕ができるベストを尽くしたい。日本のファンの期待に応えたいと思っている。

──ADCCイヤーの前の年に岩本選手と戦うことは、どのような意味がありますか。

ウィリアム 凄く良い経験になる。手強い選手と戦うことで、自分も成長できるから。ルオトロ兄弟と戦った時、良い試合ができなかった。でも、あの試合を経験してずっと強くなれたんだ。負ける度に強くなれる。それって、強い選手と戦う経験が僕を強くしてくれるってことで。だからケンタもそうだし、同じ階級の強い選手と戦うことは僕を助けてくれていると考えている。ここで良い試合をしたいし、この試合をすることで僕はより強くなれると思っている。

アンドリュー 兄ちゃんの言う通りだ。ここでの経験は絶対に将来に役立つ。それに試合をするだけでなく、日本で経験できた全てが僕のためになる。だからこそ全力を尽くして皆が気に入る試合をして勝ちたい。 

──この試合を経て、今年はどのような活動をしていこうと考えていますか。

アンドリュー 次はコンバット柔術ワールドに出るよ。

──おお、それは楽しみです。

アンドリュー アンライバルドだと引き込むと減点だ。コンバット柔術だとスラッピングが待っている(笑)。これって、同じ発想だと思うんだよ。コンバット柔術で戦うことも凄く楽しみだよ。

まだ21歳のウィリアム。でも、しっかりとアンドリューに対してお兄ちゃんでした

ウィリアム 僕はADCCオープン、そしてADCCトライアルかな。

──掌底有りは戦いたくない?(笑)。

ウィリアム アハハハ。時が来ればね。体重、ファイトマネー全てを考えて決めたいと思う。ただし、今はADCCトライアルに向けて色々な場所に行ってしっかりと練習したい。実はペンシルバニア州立大で、フォークスタイルレスリングの練習に参加する予定なんだ。そんな風に柔術とは違う文化圏の人達、競技者から学びたい。そして、どんな試合でも対応できるようになりたいんだ。そうやって練習しつつ、WNOかADCCオープンで試合経験を積んで行こうと思う。

■視聴方法(予定)
2月26日(日)
午前11時00分~ スポーツブル

■ UNRIVALED02対戦カード

<ミドル級/15分1R>
ウィリアム・タケット(米国)
岩本健汰(日本)

<90キロ契約/15分1R>
ジェイコブ・カウチ(米国)
イゴール・タナベ(ブラジル)

<ウェルター級/15分1R>
アンドリュー・タケット(米国)
ムリーロ・タケシ・ソウザ(ブラジル)

<バンタム級/15分1R>
猿田洋祐(日本)
石黒翔也(日本)

<フェザー級/15分1R>
野村優眞(日本)
伊藤盛一郎(日本)

<フェザー級/15分1R>
上久保周哉(日本)
吉岡崇人(日本)

<ライト級/15分1R>
河名マスト(日本)
須藤拓真(日本)

<ライト級/15分1R>
樋口翔己(日本)
村山大介(日本)

<バンタム級/15分1R>
ハワード颯真(日本)
時任飛鳥(日本)

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MMA MMAPLANET o ONE UFC UNRIVALED UNRIVALED02 イゴール・タナベ ウィリアム・タケット 上久保周哉 伊藤盛一郎 吉岡崇人 岩本健汰 巌流島 森戸新士 河名マスト 猿田洋祐 石橋佳大 石黒翔也 須藤拓真

【UNRIVALED02】死の恐怖を乗り越えたイゴールがカウチと。上久保参戦、河名マスト✖須藤拓真も決定

【写真】イゴールがカウチ、上久保✖吉岡など4試合の追加カードがあった(C)MMAPLANET&ONE

13日(月)、UNRIVALED実行委員会から26日(日)に東京都世田谷区のiTSCOM STUDIO & HALL 二子玉ライズで開催されるUNRIVALED02の追加カードの発表があった。

ウィリアム・タケット✖岩本健汰、石黒翔也×猿田洋祐、野村優眞×伊藤盛一郎戦に加え、ムリーロ・タケシ・ソウザ、須藤拓真、吉岡崇人、河名マスト、イゴール・タナベ、アンドリュー・タケット、ジェイコブ・カウチらの出場がアナウンスされていた同大会だが、その出場予定選手のカードが──新たな参戦選手の発表とともに決まった形だ。

まず90キロ契約でジェイコブ・カウチ✖イゴール・タナベ、ウェルター級でアンドリュー・タケット✖ムリーロ・タケシ・ソウザ、ライト級で河名マスト✖須藤拓真、そしてフェザー級で上久保周哉✖吉岡崇人が決まった。


上久保はONEとの契約が満了し、マッチング期間も終了したことでUFCとの契約を目指すなか、Unrivaled初参戦が決まった。この翌週、3月5日にはFINISH10で石橋佳大と戦うことも既に発表されており、2週連続でグラップリング戦を戦うこととなる。

マット&ポイント制のUnrivaledでの黒帯柔術家との対戦から、ケージ&サブオンリーで元MMAファイターとのマッチアップと同じグラップリングとはいっても相当に性格は違ってくる。それでも上久保はかすかに笑みを浮かべながら「やることは同じです」という一言を言い放ちそうだ。ともあれ打撃がなくとも、実戦の場に上久保が戻って来ることは嬉しい限りだ。

上久保と同様にMMAを戦うイゴールは、ここでカウチという新生との戦いを迎える。「巌流島でメルビン・マヌーフと戦うことで、人生で一番の恐怖を感じ克服した」と言うイゴール。決してグラップリングを軽視するわけでなく、命を落とす怖さのないなかで世界の一流グラップラーと組み技戦を楽しむ姿勢で挑む。

MMAではフェザー級のバンタム級の河名と須藤の戦いも興味深い。ケージグラップリング& ポイント制のプログレス・フォークスタイルグラップリングで河名は自分の戦いを貫き森戸新士にポイント勝利。一方、同ルールの森戸戦で須藤は自らの戦いを続けポイント負けを喫した。河名は組んでも相手のグラップリングゲームに付き合わずトップを取ることで勝利し、須藤は下になってからの足関節の仕掛けを森戸に凌がれて敗れた。

アンライバルド・ルールは下になるとマイナス2Pで、抑え込まれた形から脱出して立ち上がると1Pを挽回できる。とはいえ抑え込んでくれば須藤も、足関節に限らず柔術で攻めることも可能だが、河名はここでタイトな寝技をするとは思えない。立ち技でも飛びつき系や引き込み系の技をセットできる状態で、河名が組むことがあるのか。その辺りのルールの使い方が、両者の技量以上に勝敗を争う鍵となりそうだ。

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ABEMA DEEP MMA MMAPLANET o RIZIN 平本蓮 弥益ドミネーター聡志 後藤丈治 須藤拓真

【RIZIN&DEEP】平本蓮戦の敗北を経て、弥益ドミネーター聡志―02―「練習ができなくなることが嫌だった」

【写真】初めてインタビューをした時から自分の考えを言葉にできた。ただし、取材慣れしておらず写真撮影でコーヒーを飲もうとして顔が隠れた――日の再現をあえてしてくれた弥益だ (C)MMAPLANET

2023年に向けて『2022年中に話を訊いておきたい』勝者、敗者を6人リストアップしインタビュー──弥益ドミネーター聡志編Part.02。

いわば多くのMMAファイターと同様に一般的には日陰のキャリア、さらにいえば東京近郊のプロ所属選手が何人も所属するジム所属でもなくMMA界にいても、メインストリームでなかった。関東圏から中京、関西と足を延ばし弥益はキャリアを積んできた。その結果、DEEPフェザー級の頂点に君臨し、トップ戦線で戦うようになる。

朝倉未来の対戦相手としてRIZINに出場したことでMMAファイター人生は大きく変わった裏で、実生活と格闘技の棲み分けという部分は変化がなかった。そして平本蓮戦の敗北により、弥益の格闘技への想いは純度を増したといっても過言でない――そう感じられる弥益ドミネーター聡志の敗因の追求と平本蓮評を書き記したい。

<弥益ドミネーター聡インタビューPart.01はコチラから>


――オーソで来るという一択、つまり賭けでもあったわけですね。

「その賭けの部分で負けました」

――それもベストを尽くした結果かと思います。

「ありがとうございます。それにしても、平本選手のパンチが全く見えなかったですからね。正直、パンチ力が途轍もなく強いとか全く感じなかったです。やっぱり見えなかったことが一番のキーですね。あの試合、打撃をもらって痛みを感じなかったんです。

パウンドは痛かったです。メチャクチャに。ただ倒れた時のパンチは、痛みを感じて倒れたということは全くなくて。ホントに記憶が途切れて、目が覚めてということが何度も繰り返されていました(苦笑)」

――だからこそ危険だったのですが、攻めるほうでいえばヒールを逃げられたことに関してはどのように考えていますか。

「正直、取れはするんですよ。スパーリングだと。特にMMAの選手だと。それがグラップリングを専門にやっている選手、そういう人からはやっぱり取れない。自分の足関は、そのぐらいの完成度でした。それでも平本選手を相手に使うことに関しては、いけると思っていました。『取れるんじゃないかな』というのは」

――結果として、取れなかった。

「あの直前にパンチをもらって効いていたのはあります。あと、平本選手は足が柔らかかったです。ちょっと曖昧なんですけど股関節回りを含め、ヒザも足首も柔軟さがありました。それになんだかんだ言っても、対処もちゃんとしていましたし。

あと平本選手、けっこう体型が特殊なんですよね(苦笑)。身長や脚の長さに比べて腕が長くて……」

――短足だと(笑)。

「いえ、そこは……(苦笑)。凄くスタイリッシュなんですけど、計量の時はビックリして。これはMMAに適した体型だと思いました。腕が長くて腰が凄く低い、そして足が太い。多分、テイクダウンしづらい体型です。下に入りづらいし、足関節も微妙に長さが合わなかったです。

そうですね……。あのあと、北岡(悟)さんと風呂に行ったんですけど、『足関はやっぱ極まんないスねぇ』みたいな会話になりました。その時に北岡さんが『試合でぶっ壊せるヤツは違うよ』と。『やっぱり足関の神様が下りてこないとダメだよ』って(笑)。確かにそうですよね。自分は全力でやりあうなかで、ヒールを極めたことがなかったです。

その感覚が身についてないというか……別に躊躇したわけじゃないんです。俺も本気で壊すつもりだったし。でも、そこのタガを外すことができていないのか……」

――須藤拓真にはなれない?

「アハハハハ」

――ケージサイドにいて、あの音を聞くと……。グラップラーがケガをしないのはタップをするからなんだなと再確認しました。

「そうですね。MMAはパウンドもあるし、我慢しますよね。あれって、ヒザが外れた音だったんですね」

――後藤丈治戦のあとに須藤選手は「あんなに捻ったのは、初めてです」と言っていたと、師匠の柳澤哲裕さんが教えてくれました。

「怖い……。そういう話を聞くと、ソレができるのは神様からのギフトなんだろうなと思っちゃいますね」

――ただMMAとしてキャリアを積み上げてきた弥益選手に対し、平本選手のキャリアの積み方は前例がなさ過ぎて。弥益選手にはあのような勝ち方をしてなお、実力が測れないところがあります。なんなんだろう、平本蓮って――という感じで。

「まず自分が平本選手と相性が悪いことは自覚していて。だから彼の7月の試合も全く参考にならないと思っていました。鈴木(博昭)選手って打撃が凄い方だし、打たれ強い。あの試合でも結構クリーンヒットを貰っていたと思います。でも生きのびられたというか、試合は判定まで行きました。

平本選手とああいう風に戦えるのは打撃が生きる、体の強さ有りきの戦いができるからだと思います。自分にはそこがないです。それは分かっていたことで。だから平本×鈴木のような試合にはならない。それを念頭に置いて組み立てないといけないと思っていました。

なんか当時の自分の感情が曖昧なので推測でしかないのですが、待たれると行っちゃう(苦笑)。そこは性格の問題もある。なんだかんだと自分、試合ではケンカっ早いので(苦笑)。待たれると行っちゃうし、効かされると悔しくて効かし返したくなる。

ただし平本選手の試合に関しては、全く打撃が分からなかったのでケンカしてやろうとまで思えなかったですね、最初は。どうにかテイクダウンをしたいと思っていたのですが、ちょっと厳しそうだし。力も入っていない。『もう殴るしかないな』と思ったのが3Rでした。それと……平本選手は自分の武器の使い方が分かってきたんだと思います」

――弥益選手は戦前から平本選手への評価が高かったですね。

「ハイ。自分は最初から平本選手は強いと思っていました。デビュー戦の萩原(京平)戦を見ても、変な試合はしていないです。『デビュー戦でこれは凄いでしょ』という試合だと思いました。

だからハマり始めたらグッと伸びる選手だと思っていましたし、結果として自分がハマる手伝いをしてしまったところもあると思います(苦笑)。かといって総合力でいうと、穴はいっぱいあると思います。自分とは相性が良かったというのもありますし、自分と同程度の力だと評価されている選手全員に平本選手が勝てるのかというと、違います(※取材は斎藤裕戦の発表前に行われた)。

相性次第でいくらでも変わってしまうぐらい、彼のパラメーターは不安定だと思います。そこは自分も『彼は天才だ』と手放しで評価するつもりはないです。ただあの感覚がハマった後の伸びに関しては、『どれだけなんだろう』って見てみたい。そんな自分がいます。

なんか……まぁ、そう思うこと自体が悔しいですよ(苦笑)。でも、もっと彼の試合を見てみたいという気持ちが、正直あります」

――そこが消化できていない現状で、今後の弥益選手のキャリアの積み方をどのように考えていますか。

「今後……頭がこんな風で『本当に格闘技を続けることができるのかな』って思った時に、そうなるのが嫌だと思ったのは大観衆の前で試合ができなくなるということではなかったです(苦笑)。もう1度、あの場に立って、勝って……歓声を浴びたいとかという気持ちは正直、一切ないです。結局、練習ができなくなることが嫌だったんです」

<この項、続く>

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ADCC2022 MMA MMAPLANET o ONE UNRIVALED UNRIVALED02 イゴール・タナベ ウィリアム・タケット ロベルト・ヒメネス 伊藤盛一郎 岩本健汰 森戸新士 河名マスト 海外 猿田洋祐 石黒翔也 須藤拓真

【UNRIVALED02】アンライバルド再始動はウィリアム・タケット×岩本健汰から。カウチも初来日

【写真】ポイント有り、アグレッシブかつギリギリのポイントメイクが見られるか(C)CLAYTON JONES & SATOSHI NARITA

26日(木)、UNRIVALED実行委員会から2月26日(日)に東京都世田谷区のiTSCOM STUDIO & HALL 二子玉ライズでUNRIVALED02の開催とカード発表があった。

テイクダウンP有り、引き込み減点の全局面グラップリング・イベント=UNRIVALEDの第2回大会が2021年11月以来、1年3カ月ぶりにスケールアップ――いや、当初の予定通りコロナの入国制限の撤廃を受けて海外大物グラップラーを招聘して行われる。

その海外大物グラップラーとはウィリアム・タケット、アンドリュー・タケット、そしてジェイコブ・カウチの3選手だ。


ウィリアム・タケットは10代の頃からFight to Winで注目され、2021年3月にはマニュエル・ヒバマーをヒールで粉砕。同大会10勝目を挙げると、Third Coast Grappling、WNOと戦うステージを上げ、ADCC2022米国西海外予選のウィナーとなった。

しかし、世界大会ではマテウス・シュゼシンスキの前にまさかのストレートフットロックで1回戦負けに。そのタケットの再起戦の相手は、同じくADCC世界大会77キロ級にエントリーし、初戦で大健闘の末JTトレスに敗れた岩本健汰だ。

B-teamで出稽古を行い、MMAからグラップリング一本に原点回帰した岩本。先のGladitoar020で組まれたプログレス・フォークスタイルグラップリング・ウェルター級王座決定戦で森戸新士を圧倒し、腕十字で王者に就いたジョゼフ・チェンを昨年のADCCオセアニア&アジア予選準決勝で、延長戦で下していることで、岩本は新ためて国内では頭抜けた存在であることを印象付けた。

気になるのは両者の試合がミドル級(83.9キロ)で実施される点だ。1年前までMMAでは65キロで戦っていた岩本が、この体重設定では何キロに調整するのか。いずれにせよタケットと岩本は新・足関時代からレッスルアップ&パスの時代へ移った史上最強の世界標準グラップリングを見せてくれることは間違いないだろう。

この他、石黒翔也×猿田洋祐、野村優眞×伊藤盛一郎という柔術家×MMAファイター対決なども決定しているUNRIVALED02にはムリーロ・タケシ・ソウザ、須藤拓真、吉岡崇人、河名マスト、イゴール・タナベ、矢野トミーらが出場することも明らかとなっている。

一番の注目はやはりジェイコブ・カウチだろう。カウチは廃コインランドリーの建物にマットを敷いた道場に寝泊りし、練習漬けの日々を送っていた組技集団=デイジー・フレッシュことペディゴ・サブミッション・ファイティングに所属している。ホドリゴ・バギの黒帯ヒース・ペディゴの指導の下、茶帯時代にWNOミドル級Tに出場し、ロベルト・ヒメネスをヒールで下し一躍注目を集めるようになった。

昨年のノーギワールズを制して、黒帯になったカウチの対戦相手が誰になるのか。続報が気になるUNRIVALED02は、FITE TVでの中継が決まっており、当日にはアマチュア大会=ALTANAも開かれる。

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Gladiator020 MMA MMAPLANET o Progress UFC YouTube アレックス・ヴォルカノフスキー キック キ・ウォンビン クレイグ・ジョーンズ コンバット柔術 ジョセフ・チェン ジョン・オリニド チョ・ソンビン 中川皓貴 久保健太 井上啓太 宮城友一 山田崇太郎 岩本健汰 森戸新士 江木伸成 白木アマゾン大輔 竹本啓哉 笹晋久 藤田大 須藤拓真

【Gladiator020】ジョセフ・チェンとFSGウェルター級王座決定戦、森戸新士─02─「これまでと違う戦い」

【写真】ポイントが入らなくて、勝つためにパスという展開は見られるのか。またジョセフ・チェンは下攻めを選択するのか(C)MMAPLANET

22日(日)、大阪府豊中市の176Boxで開催されるGladiator020で、PROGRESS初代フォークスタイルグラップリング・ウェルター級王座を懸けてジョセフ・チェンと対戦する森戸新士のインタビュー後編。
Text by Shojiro Kameike

対戦相手であるジョセフ・チェンについて語ってもらった前編に続き、そのジョセフ・チェンと如何に戦うかを訊いた。プログレスに限らずプログラップリングの場で、様々な相手と戦ってきた1年の集大成――森戸はその腰に初のベルトを巻くことができるか。

<森戸新士インタビューPart.01はコチラから>


――今回のジョセフ・チェン戦はADCCルールでもサブオンリーでもなく、フォークスタイルグラップリングマッチです。その点で森戸選手に利があると思いますか。

「それはあると思います。ただMMAグローブを着けた試合の経験ぐらいかもしれませんね。試合ではどんどんケージを使っていこうと考えていたのですが、B-teamの練習動画を視るとジョセフ・チェンも壁際の練習をしていて。しかもヴォルカノフスキーと壁際の練習をしているんですよ」

――UFC世界フェザー級王者のアレックス・ヴォルカノフスキーですか。

「クレイグ・ジョーンズがヴォルカノフスキーのグラップリングの練習パートナーで、ジョーンズはジョセフ・チェンを引き連れて練習していました」

――B-teamの練習動画といえば、ADCCオセアニア&アジア予選で対戦経験のある岩本健汰選手がジョセフ・チェンと一緒に練習していましたね。

「確か岩本選手はADCC予選で対戦する前にも、ジョセフ・チェンと一緒に練習したことがあるんですよね。まぁ、ジョセフ・チェンから『モリトはどんな選手なんだ?』と聞かれているかもしれないです(笑)。

僕は別に岩本選手と練習しているわけではないし、一度対戦したことがあるだけなので、特に気にはしていないです。ただ、セコンドには岩本選手が就くかもしれない。そこにクレイグ・ジョーンズも加わっていたら、ファンとして僕は嬉しいですけど。アハハハ」

――対戦相手のセコンドなのに(笑)。一方、森戸選手にとってはフォークスタイルグラップリングマッチで戦ううえで、ADCCルールやサブオンリーの試合しか映像のない相手の研究はできるものなのでしょうか。

「うーん、もともとジョセフ・チェンが情報のない選手ですから。ここ最近伸びてきている選手なので、そもそも試合映像も少ないです。とにかく強いっていう話を耳にするっていうぐらいで。でもスクランブルが強い選手なので、フォークスタイルグラップリングでもメチャクチャ強いと思いますよ。もちろんスタンドも強くて、壁レスもやっていますし」

――フォークスタイルグラップリングで必要な要素を兼ね備えている選手というわけですね。

「それに加えて、3R制なので引き込んでくる可能性もあると思っています。2ポイントを献上してでも極めに来るとか。まず相手は極めに来るでしょう。そうなるとシッティングからサブミッションを狙ったほうが、極められる可能性は高くなりますからね。そのジョセフ・チェンを相手に、どう戦おうかと考えています」

――森戸選手にとっても、過去のフォークスタイルグラップリングのように「引き込んだら優位」という試合展開ではないかもしれません。

「どうしても相手に2ポイントを献上してしまいますからね。僕も、これまでとは違う戦い方になると思います。須藤選手との試合(2022年9月、須藤拓真に4-1で勝利)でも、あれが他のノーギの試合であれば、全然違う試合展開になっていたはずです。どちらが先に引き込むか、という勝負があったり――一番はパスガードのポイントがあるかどうかで、試合展開が大きく変わってきます」

――その須藤戦も、過去の森戸選手の試合とは展開が大きく異なっていました。下になる須藤選手に対し、森戸選手がトップからどう攻めていくかという展開で。

「試合中にアジャストしたところは大きかったです。相手がテイクダウンに来ることはない、だからまず2ポイントを取りに行こうという意識はありました。でもこちらが組めば相手は引き込んでくるので、想定したものとは少し違っていたんですよ。足関節のセットアップも上手かったですし、何回か形を作られてしまって。そのためにリスクを取らずに、ポイントを守る形にアジャストしていきました」

――印象深かったのは、須藤選手がケージ際で背中を着けている状態で、森戸選手がやりづらそうにしていたシーンです。

「須藤選手はケージ際で戦おうとしていましたじゃないですか。だから僕はガードの中に入らず外からパスしようと考えたものの、ケージが邪魔でパスしにくかったです。それも相手の作戦だったと思います。ケージがあるので僕が回りきれず、そこに足関節を取りに来るとか。そのために戦い方を変えました」

――きっと過去の試合では、森戸選手の相手がそう考えていたのだろうなと。

「アハハハ、そうでしょうね」

――須藤戦から3カ月後には、闘裸男寝試合=サブオンリーの試合で白木アマゾン大輔選手と対戦し、結果は時間切れドローでした。

「アマゾンさんは、やりづらかったです。足を触らせてくれなくて。ずっとレスリングを練習していたみたいで、スタンドも構えが低くてケージまで押していくことが難しかったですね。僕としてはケージ際で戦おうと考えていたのですが、試合後にアマゾンさんと話をしたら『絶対にケージ際へは持ち込ませない』と考えていたそうです(苦笑)。それで僕が引き込んで足を取ろうとしても、アマゾンさんがスプロールのように足を伸ばして取れない。上半身を狙っても、ワキとヒジを閉める力が強くて取れない。鉄壁のディフェンスでした」

――そう考えると、この1年はフォークスタイルグラップリングだけでなく、プログラップリングの舞台で様々なタイプの選手と対戦してきました。その中で得たものはあるでしょうか。

「プログレスに関していえば、壁レスの練習を始めました。それと今までは、ほとんどギの練習しかしていなかったのですが、ノーギの練習も大切にしています。他は、それほど大きな変化はないですね(苦笑)。逆にプロだからアマチュアだからというのは、気にしないようにしています。どちらでも試合が始まったら相手と1対1で、一つのルールがあり、レフェリーが見届けるなかで試合をする。それはアマチュアの柔術でやってきたことと変わらないですから。

ただ、プロの試合になるとお客さんも多いし、アマチュア時代と違う評価を受けることにもなります。あとは雰囲気が全然違うので、プロの舞台に慣れる必要がある。そこでずっと試合に出させてもらったことで、今はプロの舞台に慣れてきたと思っています。特にグラジエイターは、今では176Boxの控室も勝って知ったるものでメチャクチャくつろいでいますよ(笑)」

――ホームのようなグラジエイターの会場で行われるプログレスのタイトルマッチに向けて、意気込みをお願いします。

「しっかり勝って、ベルトを巻きます。ベルトを巻くというのは、格闘技をやっている者として夢ですからね」

■視聴方法(予定)
1月22日(日)
午後2時20分~THE 1 TV YouTube

■ Gladiator020対戦カード

<フライ級/5分2R>
坪内一将(日本)
陸虎(日本)

<バンタム級/5分2R>
今村豊(日本)
秋田良隆(日本)

<ウェルター級/5分2R>
藤田大(日本)
スティーブン・ギレスピ(英国)

<Gladiatorフェザー級王座決定戦/5分3R>
中川皓貴(日本)
チョ・ソンビン(韓国)

<Gladiatorライト級選手権試合/5分3R>
[王者]キ・ウォンビン(韓国)
[挑戦者]グスタボ・ウーリッツァー(ブラジル)

<Progressフォークスタイルグラップリング・ウェルター級王座決定戦/5分3R>
森戸新士(日本)
ジョセフ・チェン(台湾)

<フライ級/5分3R>
宮城友一(日本)
久保健太(日本)

<キック・ウェルター級/3分3R>
璃久(日本)
イゴール・シルバ(ブラジル)

<バンタム級/5分3R>
笹晋久(日本)
ジョン・オリニド(フィリピン)

<バンタム級/5分2R>
溝口司(日本)
ガッツ天斗(日本)

<ヘビー級/5分2R>
大場慎之助(日本)
チョン・ホチョル(韓国)

<Progressフォークスタイル・グラップリング79キロ契約/5分2R>
山田崇太郎(日本)
井上啓太(日本)

<Progressコンバット柔術バンタム級/5分2R>
竹本啓哉(日本)
江木伸成(日本)

<アマMMA女子アトム級/3分2R>
住村斉明里(日本)
MIYU(日本)

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『PROFESSIONAL SHOOTO 2022 Vol.7』試合結果


第10試合 メインイベント 清水清隆引退試合 フライ級 5分3R
×清水清隆(TRIBE TOKYO MMA/世界3位、元パンクラス同級王者)
○山内 渉(FIGHT FARM/世界5位)
1R 0’44” KO (レフェリーストップ:右フック→グラウンドパンチ)

第9試合 セミファイナル 修斗環太平洋バンタム級チャンピオンシップ 5分3R
×石井逸人(TRIBE TOKYO MMA/環太平洋王者、世界1位)※初防衛戦
○藤井伸樹(ALLIANCE/環太平洋4位、世界2位)
判定1-2 (片岡27-30/田澤29-28/柴田28-29)
※藤井が王者に

第8試合 フライ級 5分3R
○新井 丈(キングダムエルガイツ・和術慧舟會HEARTS/ストロー級世界王者)
×大竹 陽(HAGANE GYM)
1R 4’10” KO (レフェリーストップ:右ストレート→グラウンドパンチ)

第7試合 バンタム級 5分3R
×後藤丈治(TRIBE TOKYO MMA/世界5位)
○須藤拓真(X-TREME EBINA)
2R 2’01” ヒールフック

第6試合 フライ級 5分3R
○内藤頌貴(パラエストラ松戸/世界6位)
×高岡宏気(FORCE GYM)
判定3-0 (長瀬29-28/福田29-28/豊永29-28)

第5試合 インフィニティリーグ2022 女子アトム級 5分2R
○澤田千優(AACC/勝ち点8→10)
×小生由紀(グランドスラム沖縄APP/勝ち点4)
判定3-0 (長瀬20-18/柴田20-17/片岡20-17) 
※澤田がリーグ戦優勝。初代修斗女子アトム級王者に

第4試合 インフィニティリーグ2022 女子アトム級 5分2R
○中村未来(マルスジム/勝ち点4→8)
×久遠(ZERO/勝ち点4)
1R 4’59” KO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)

第3試合 女子フライ級 5分3R
×ライカ(RIGHT THING ACADEMY/ボクシング元OPBF東洋太平洋女子ライト級(61.2kg)王者)
○キム・ソユル[Kim Soyul](韓国/MOBトレーニングセンター)
3R 2’18” 裸絞め

第2試合 2022年度新人王決定トーナメント・バンタム級準決勝 5分2R
△齋藤奨司(FIGHT FARM)
△新井拓巳(ストライプル新百合ヶ丘)
判定0-1 (片岡18-20/豊永19-19/田澤19-19)
※公式記録はドロー。トーナメントのため優勢判定1-2で新井が決勝進出

第1試合 2022年度新人王決定トーナメント・フライ級準決勝 5分2R
○須藤晃大(EXFIGHT)
×打威致[だいち](有永道場Team Resolve)
判定3-0 (豊永20-17/田澤20-17/片岡19-18)

オープニングファイト トライアウト 女子ライト級 3分2R
×上田真央(修斗GYMS直心会 UBF)
○緒方亜香里(AACC)
2R 0’18” KO (レフェリーストップ:スタンドパンチ連打)

 11月27日に後楽園ホールで開催されたプロフェッショナル修斗公式戦『PROFESSIONAL SHOOTO 2022 Vol.7』の試合結果。メインイベントの清水清隆引退試合は山内渉に1R KO負け。セミファイナルの環太平洋バンタム級チャンピオンシップは藤井伸樹が石井逸人に判定勝ちし新王座を戴冠しています。続きを読む・・・
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【Shooto2022#07】修斗初参戦の須藤がヒールでランカー後藤の足を破壊しテクニカル一本勝ち

【写真】須藤が代名詞の足関節で衝撃的なフィニッシュ(C)MMAPLANET

<バンタム級/5分3R>
須藤拓真(日本)
Def.2R2分01秒 by ヒールフック
後藤丈治(日本)

サウスポーの後藤に対し、須藤が牽制の右ローを見せる。後藤は左ミドル。須藤も右ミドルを返した。後藤の左ハイが須藤の顔面もかすめる。ここで須藤がマットに背中を着けていくも、後藤はそれに乗らず。立ち上がった須藤のボディに、後藤が左ストレートを突き刺した。

左ハイで相手をケージに背中を着かせた後藤は、左ストレートの打ち終わりに右ハイを狙われるも、バックステップでかわす。ジワリジワリと相手をケージに詰めていく後藤が左ハイ、さらに左ストレートを繰り出す。後藤の左ハイをブロックした須藤だが、手数が少なくなっていく。蹴りを散らしてきた須藤の蹴り足をキャッチした後藤は、再び相手にケージを背負わせて左ハイ。須藤が飛び込んで後藤の左足に組みついていったが、すぐに後藤が離れた。今成ロールからシッティングガード、スライディングから後藤の足を刈りにいく須藤。しかし後藤は距離を取り、スタンドに戻るとプレッシャーをかけていく。須藤の蹴りに対してパンチをまとめる後藤は、ケージ際で左ストレートを当てた。さらに須藤のパンチと蹴りをかわして、ハイを見せて初回を終えた。

2R、足を使いながら右のサイドキックを見せる須藤。ローを繰り出す後藤に対し、一気に距離を詰めるが後藤が離れた。後藤のパンチ連打をかいくぐり、シングルレッグで組みついた須藤が、そのまま足関節のセットアップに入る。

体を反転して逃れようとする後藤の左足に対し、内ヒールを狙う須藤。後藤は足を抜こうと試みるが、決して足を離さない須藤。後藤が仰向けになったところで絞り上げると、後藤のヒザが抜けてしまったのかレフェリーが試合をストップした。

修斗初参戦の須藤が、世界ランカーの後藤の足を破壊して衝撃の勝利を飾った。


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【Shooto2022#07】キャリア1年半、4戦目で修斗のベルトへ─澤田千優「タイトルが懸かっているのも縁」

【写真】松嶋こよみとマンツーマンで空手の稽古に臨む澤田(C)MMAPLANET

27日(日)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるShooto2022#07。インフィニティリーグ2022女子アトム級最終戦で澤田千優が小生由紀と対戦する。ポイント的に圧倒的に優位に立つ澤田は、キャリア4戦目で修斗世界王座が見えている。

デビュー戦で分けた小生を相手に、この間にMMAファイターとして身に着けた動きを見せることを誓い──澤田はケージに足を踏み入れる。


──9月の試合が流れ、ポイント的には不戦勝で3P追加。勝ち点が8Pという状態で最終戦を迎えます。

「ハイ。4Pを取るつもりだったので、試合がなくって1P少ない得点になってしまいました」

──とはいえ中村未来選手と久遠選手を破り、初回でフィニッシュされない限り優勝という状態で迎える小生戦です。

「あまりそういう風に初回で一本取られなければ良いとか、得点のことは考えずにしっかりと勝とうと思っています。得点争いとかでなく」

──デビューから1年7カ月、4戦目で修斗世界王座獲得が目前に迫っています。

「アマチュアがこの階級は意外と多かったみたいで、世界にも階級があるアトム級が制定されたと聞いていました。リーグ戦があることで、試合がコンスタントにできたことはモチベーションをキープできた面でも凄く良かったと思っています。ここまでリーグ戦は勝ててきましたけど、練習してきたことが出ないことも少なくなかったので、今回の試合は自分がやってきたことが試合で出せると体感できる……そんな機会を得られたので良かったと思っています。

タイトルに関しては他の団体のレベルを知っている人からすると、『なんだ?』となるとは思います。それは自分でも思う節もあるので。でも、ここで懸けられているモノなので私は勝って取るだけです」

──たしかにデビュー戦やキャリア3戦以下の選手が多く参加したリーグ戦、そこで世界タイトルが懸かるのは出場選手の意志に関係なく、そういうものかと思ったのも事実です。スミマセン。試合に前なのに。

「でも、そう思われることも分かります。ただ、ここでタイトルが懸かっているのも縁でもあるので有難く受け止めてチャンスをしっかりと掴んで……海外に行きたいです」

──そのためにもしっかりとベルトを巻く必要がありますが、対戦相手の小生選手はデビュー戦でドローだった相手ですね。

「自分が1年少しの間にレスリングだけだったのから、如何にMMAにアジャストしてきたか。やってはいけないこと、やらないといけないことを出せる試合になるんじゃないかと思いつつ……自分にそう言い聞かせつつ楽しみたいと思います」

──前回の試合とどこが一番違うと思いますか。

「空手? レスリングを生かすための打撃を岩﨑先生に習ってきたし、柔術もロータス世田谷の柔術クラスに通わせてもらっています。MMAのための柔術、MMAのためのグラップリングを八隅さんに習ってきました。10月から剛毅會の内弟子になったので、道場の業務があって練習スケジュールが変わってきました」

──現状、どのような練習スケジュールになっているのですか。

「剛毅會の空手は週に1度か2度、T-GRIPでMMAレスリングとスタンドレスリングを週に1度、柔術が週に2度──技術練習と八隅さんが元気なときにスパーリングの相手をしてもらっています(笑)。AACCは水・木とグラップリングベースのMMAスパーリングをやっています。SARAMIさんが試合前の時は水曜日にパンクラスイズム横浜でも練習させてもらっていました。

ただ凄く練習時間が増えたというのではなくて、練って練習をして体を休める時間ができた感じです。どうしても女子の私のようなサイズの選手はいないので、レスリングにしても技術的にはまだですけどバンタム級とかの選手と打ち込みをして、スパーリングでは大塚さんが凄く上手く相手をしてくれるので、当たりに行って鍛えてもらっています」

──空手、柔術、レスリングと練習場所が増えてAACCの女子選手とのスパーリングで成長は感じられていますか。

「絶対にあります。考え方とか、何ができていないでやられるのか。今はすぐに尋ねることができる環境になったので。来週とかでなく、明日聞こうってなれる環境は言葉は良くないけど時短になります。練習の密度が違うというか。AACCだけの時もなぁなぁな練習をしようとは思っていなくて、自分で自分を追い込んではいました。でも、ただ頑張るだけになってしまって。そこはもどかしさを感じていたので、今は何がダメだったかを指摘してもらえるので、取捨選択がしやすくなったので密度が濃くなったと思います」

──小生選手は下攻めが得意な選手という印象がありますが、どのような戦いをしたいと考えていますか。

「前回と同じ態勢にはならないと思うし、下になられても危なくない位置取りをして戦います。テイクダウンをしても、相手の嫌なことを仕掛けて小生選手の柔術ができないよう寝技をやります。やっぱりテイクダウンは取りたいので、テイクダウンをして自分の位置で戦う。引き込みには付き合わないです。空手で突っぱねます」

──空手で突っぱねる。MMAではなかなかない表現ですね。

「そこは徹底しないと。小生選手のやりたいところで、もつれないようにしたいです。MMAレスリングが少しできるようになって成長した姿を見て欲しいです」

■視聴方法(予定)
11月27日(日)
午後6時00分~ ABEMA格闘チャンネル
             
■Shooto2022#10計量結果

<フライ級/5分3R>
清水清隆:56.75キロ→56.7キロ
山内渉:56.6キロ

<修斗環太平洋バンタム級選手権試合/5分3R>
[王者] 石井逸人:61.1キロ
[挑戦者] 藤井伸樹:61.0キロ

<フライ級/5分3R>
新井丈:56.6キロ
大竹陽:56.7キロ

<バンタム級/5分3R>
後藤丈治:60.9キロ
須藤拓真:61.4キロ→61.2キロ

<フライ級/5分3R>
内藤頌貴:56.7キロ
高岡宏気:56.4キロ

<インフィニティリーグ2022女子アトム級/5分2R>
澤田千優:47.4キロ
小生由紀:47.3キロ

<インフィニティリーグ2022女子アトム級/5分2R>
中村未来:47.4キロ
久遠:47.6キロ

<女子フライ級/5分3R>
ライカ:56.5キロ
キム・ソユル:55.7キロ

<2022年度新人王決定T準決勝バンタム級/5分2R>
齋藤奨司:61.1キロ
新井拓巳:61.0キロ

<2022年度新人王決定T準決勝フライ級/5分2R>
須藤晃大:56.8キロ→56.7キロ
打威致:56.6キロ

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