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ABEMA MMA MMAPLANET o ONE ONE Championship PRIDE ジャレッド・ブルックス パンクラス 上迫博仁 中村倫也 修斗 北方大地 安芸柊斗 山北渓人 江藤公洋 河名マスト

【ONE】ストロー級KOP山北渓人が、念願のONEと契約。Friday Fights&Fight Nightへ

【写真】リリース寄るとONE Fight NightとONE Friday Fightsの両シリーズで戦っていくことになるそうだ (C)MMAPLANET

10日(金・現地時間)、ONE championshipより現ストロー級KOPの山北渓人と複数契約を結んだことを発表した。

1996年8月4日生まれ、26歳の山北は三重県いなべ市の出身で小学4年生からレスリングを始めると、そのレスリングクラブを運営している人物が指導している──いなべ総合学園に進学。国体で2位となり、専修大学に進学した。

MMA転向組では上迫博仁、江藤公洋、武田光司、中村倫也、河名マストを輩出している専大レスリング部時代は東日本学生と国体で2位と1番になることはできなかった。

そして幼少期からPRIDEを実父と見て育った山北は大学卒業前からMe,WeでMMAの練習を始め、秀でたレスリング能力とフィジカルを誇りながら山崎剛代表の方針でアマチュアで10試合のキャリアを積み(※10勝0敗)、2020年2月にパンクラスでMMAデビューを果たす。

同年にネオブラ優勝、2021年にはRoad to ONEで修斗の同級世界ランカーである安芸柊斗をONEルール特有のがぶってからのヒザ蹴り&パウンドでTKOしている。

そして昨年7圧に北方大地を下しレスリング時代は成し遂げられなかった頂点の座に就くと、「世界でストロー級があるのはONE。ONEにステップアップしたい」と公言していた。

晴れてONEと契約を結んだ山北がプレスリリースに寄せたコメントは以下の通りだ。


山北渓人
「ONEはアマチュアの時から憧れの団体でした。そこに自分が出られることはとても光栄に思います。世界で戦う日本人として強い外国人を倒し、日本の強さを見せたいと思います。ONEで戦いたい選手はたくさんいますが、やっぱり世界チャンピオンのジャレッド・ブルックスと試合をしたいですし、いつでもフィニッシュを狙って出し惜しみしない姿を見せたいです。ONEストロー級は過去に日本人選手がベルトを巻いている階級なので、僕もここでチャンピオンになりたいですし、ボーナスも貰いにいきます!いつも応援してくださる皆さん、これからはパンクラス代表、日本代表として、ONEのベルトを目指していきます。次の試合にご期待ください」

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DEEP DEEP112 DEEPフライ級GP MMA MMAPLANET o 上迫博仁 五明宏人 伊藤裕樹 北岡悟 大原樹里 宇田悠斗 小金翔 本田良介 江藤公洋 神田コウヤ 福田龍彌 鈴木琢仁 阿部大治 高野優樹

【DEEP112】続く、北岡悟のファイティングロード。2月11日大会で、高野優樹と対戦決定!!

【写真】北岡と向き合うのは、『嫌』だろう。気後れするのも分かる(C)MMAPLANET

26日(月)、DEEPより2023年2月11日(土)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP112 IMPACTで北岡悟✖高野優樹のライト級マッチが組まれることが発表されている。

福田龍彌、伊藤裕樹、本田良介、宇田悠斗が勝ち残っているDEEPフライ級GP準決勝、ウェルター級選手権試合=チャンピオン阿部大治✖チャレンジャー鈴木慎吾、フェザー級暫定王座決定戦=神田コウヤ✖五明宏人という2つのタイトル戦などが既に決定している2023年DEEPの戦い初めに、北岡が加わることとなった。


北岡の2022年は上迫博仁、江藤公洋に連敗、2020年7月の小金翔戦のドローを挟み、黒星は連続で7つ並んでいる。とはいえ上迫戦は上迫の負傷も影響していたが、江藤戦も含め2021年の大原樹里、鈴木琢仁戦に連続KO負けを喫した時とは違い、決定的な一発を被弾することなく逆に手数と気迫で上回る場面も見せている。

もちろん、北岡本人はそんな評価のされ方など望むわけもないだろうが、同世代や先輩ファイターから江藤戦の気迫には称賛の声も送られていたのも事実だ。42歳、限界まで鍛えられた肉体とそこに宿るファイティングスプリットに向き合うと、精神的に圧されるという場面が上迫や江藤には見られた。その点で、高野は北岡の圧にどのように向かうことができるのか。

ただでさえバンタム級からフェザー級で戦ってきた高野がフィジカルの差が明らかな状態で、気持ちで引くと勝ち目はない。コンバットスポーツにおいて、フィジカルの差は年齢差よりも、絶対だ。この点でも優位に立つ北岡、それだけに後がない戦いともいえる──が、果たして。

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DEEP DEEP110 MMA MMAPLANET o 北岡悟 江藤公洋

【DEEP110】打撃戦からTDを狙う北岡を深追いせず、江藤が右ストレートを軸にして僅差の判定勝利

【写真】スタンドの展開が多かった北岡、しかし後半から江藤のヒット数が上がっていった(C)MMAPLANET

<ライト級/5分3R>
江藤公洋(日本)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28.
北岡悟(日本)

サウスポーの北岡が左ミドルを見せる。さらに左インロー。北岡は左ミドルで江藤の右を封じる。その左の蹴りに左フックを合わせた江藤。サークリングしながら左ミドルを繰り出す北岡に対し、江藤は右ボディストレートを伸ばしていく。ケージを背負った北岡は左右のパンチから左ミドル、距離を詰めてから右フックを放つ。ケージ中央を取る江藤はパンチから右ミドルへ。江藤は右縦ヒジを出す素振りも。

その江藤の顔面に北岡のショートパンチが当たる。江藤も右ボディストレートを返すが、北岡の足は止まらない。左ボディストレートから顔面へ右フックを伸ばした北岡、再び距離を取ってケージを背負いながらサークリングする。江藤の右ハイをブロックした北岡は、押しては引きテイクダウンには行かない。左ローを放った際に足を滑らせた北岡だが、すぐに立ち上がり、最後はショートレンジでパンチを繰り出し、ローで相手の前進を阻んで初回を終えた。

2R、右手の伸ばす北岡は、相手との距離を取りながら、一気に詰めてフックを当てる。さらに左の蹴りを上下に散らす北岡は、左ミドルをクリーンヒット。江藤に左ローは払われるも、すぐに離れては距離を詰めてパンチを当てる。相手の左ローを受けた江藤の動きが、一瞬止まる。江藤は右ボディストレートから右ハイ。これをブロックした北岡が距離を詰めて右フックを振るう。左ロー、左ミドルを散らす北岡、江藤は北岡の右フックに右ストレートを合わせる。

ラウンド残り2分近くで、北岡がシングルレッグで組みつきグラウンドへ持ち込んだが、抑え込むことはできず。足を抜いて立ち上がる江藤をケージに押し込んでいった北岡は、左ヒジを突き上げた。四つで体勢を入れ替えた江藤が、ヒジを出しながら離れた。ラウンド残り1分、北岡はケージを背負いながら左の蹴りを放つ。右の相打ちで足を滑らせた両者はすぐに立ち上がる。そのまま北岡はケージを背負い、2Rを終えた。

最終回、北岡が左インローを当てる。江藤は北岡の左ミドルをキャッチするも、捕まえきれずに北岡の右フックを受ける。北岡は左ミドルからシングルレッグへ。江藤はスプロール、すぐに離れた北岡は距離を取る。江藤の左ジャブは連続でヒット、北岡がシングルレッグで組みついたがスプロールされ、スタンドに戻る。江藤がサウスポーにスイッチしながら左ストレートを放つと、このパンチが北岡の顔面を捉えた。

しかし北岡は距離を取ってからシングルレッグへ。これはかわされ、北岡が尻もちをつくも、シッティングガードの状態となりレフェリーがブレイクをかけた。ケージを背にサークリングする北岡は、右のスピニングバックフィストを見せたあと、残り2分で前に出る。江藤が右ストレートを上下に散らす。やや被弾数が増えてきた北岡は、疲労からか足がもつれる場面があるも、ケージ中央で江藤と打ち合って試合終了のゴングを聞いた。

5年ぶりのDEEP参戦となった江藤がジャッジ3者とも1ポイント差の判定で勝利した。


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CORO DEEP DEEP110 MMA MMAPLANET o   中村大介 五明宏人 北岡悟 古瀬美月 大島沙緒里 川名TENCHO雄生 江藤公洋 石司晃一 神田コウヤ 赤沢幸典 酒井リョウ 雅駿介 鹿志村仁之介

【DEEP110】計量終了 3階級のタイトル戦。北岡✖江藤、中村✖神田、雅✖鹿志村。後楽園・濃縮大会

【写真】最重量の赤沢は最計量の古瀬の2.78倍の122キロだった(C)DEEP

明日12日(土)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP110 IMPACTの計量が、中野区の中野サンプラザで行われた。

CORO✖石司晃一の暫定バンタム級、酒井リョウ✖赤沢幸典の暫定メガトン級王座決定戦、女子ミクロ級選手権試合=
大島沙緒里✖古瀬美月という3つのタイトル戦に加え、3年11カ月振りの勝利となるか──北岡悟✖江藤公洋のライト級戦、中村大介✖神田コウヤのタイトル挑戦仕切り直し決戦となるフェザー級マッチなど3回戦。

そして2回戦でもストイックなムエタイ三冠王とチャラい極め専門──雅駿介✖鹿志村仁之介など、後楽園ホール大会らしくコンパクトかつ注目カードが並んだ同大会の計量結果は以下の通りだ。


■視聴方法(予定)
11月12日(土)
午後5時50分~SPWN PPV
午後5時50分~ニコニコ生放送

■ DEEP110計量結果

<DEEP暫定バンタム級選手権試合/5分3R>
[王者] CORO:60.95キロ
[挑戦者] 石司晃一:61.05キロ

<DEEP暫定メガトン級王座決定戦/5分3R>
酒井リョウ:107.45キロ
赤沢幸典:122.2キロ

<DEEP女子ミクロ級選手権試合/5分3R>
[王者]大島沙緒里:44.0キロ
[挑戦者]古瀬美月:43.95キロ

<ライト級/5分3R>
北岡悟:70.65キロ
江藤公洋:70.65キロ

<フェザー級/5分3R>
中村大介:66.2キロ
神田コウヤ:66.0キロ

<ライト級/5分3R>
川名TENCHO雄生:70.7キロ
高橋“Bancho”良明:70.2キロ

<バンタム級/5分2R>
雅駿介:61.65キロ
鹿志村仁之助:60.85キロ

<フェザー級/5分2R>
TATSUMI:66.05キロ
五明宏人:66.2キロ

<バンタム級/5分2R>
KENTA:61.55キロ
朝比奈龍希:61.4キロ

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CORO DEEP DEEP110 DJ.taiki MMA MMAPLANET o パンクラス 中村大介 五明宏人 修斗 北岡悟 古瀬美月 大島沙緒里 川名TENCHO雄生 新井丈 江藤公洋 清水俊一 牛久絢太郎 石司晃一 神田コウヤ 藤井伸樹 赤沢幸典 酒井リョウ 雅駿介

【DEEP110】不器用な苦労人、好漢CORO。石司晃一を相手に初防衛戦「昔、週2~3で練習していました」

【写真】不器用な選手が要領が良くなるのではなく、手順を覚えると強くなる(C)SHOJIRO KAMEIKE

12日(土)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP110で、COROが石司晃一を挑戦者に迎えてDEEPバンタム級暫定王座の初防衛戦を行う。
Text by Shojiro Kameike

2011年のプロデビューから11年、今年5月にDJ.taikiを下してベルトを巻いたCOROだが、その11年は決して平坦なものではなかった。勝っては負け、勝っては負け――さらに2017年までは連敗も繰り返してきた。しかし現在所属するK-Clannの横田一則代表との出会いから、遂に王座を掴んだCORO。その11年の苦労と、対戦相手である石司との意外なエピソードを語ってくれた。


――今年5月にDEEPバンタム級暫定王者となって半年が経ちました。まずベルトを巻いた感想はいかがですか。

「十何年やってきて、やっとベルトを獲れたので嬉しいですよね」

――現在の日本MMAを見渡しても、屈指の苦労人かと思います。修斗では新井丈選手が9連敗から王者にまで昇りつめて注目を集めました。CORO選手も、何度も勝利から連敗を繰り返した末の王座奪取です。

「メチャクチャ苦しい時期もありました。でもMMAが好きだから続けてきたので。そうですね……キツかった、としか言いようがなくて(苦笑)」

――どの時期が一番キツかったのでしょうか。

「パンクラスで3連勝したあと、瀧澤謙太選手と上田将勝選手、それとハワイの試合(エドワード・トムズ戦)で3連敗したんですよ。次の試合で神田T-800周一選手に勝ったあと、また連敗しました。その時期が一番キツかったです」

――2015年から2017年にかけてのことですね。

「いま思うと、無駄に試合をしすぎたなって思います。とにかく早く上に行きたくて、どんなオファーでも受けていました。スクランブル発進でも。それが良くなかったです。ちゃんと技術が追いついていないのに、試合だけしていて。それで連敗を重ねてしまったので」

――たとえば2015年は10月4日に瀧澤戦、11月1日に上田戦があり、その月末……11月28日にハワイで試合をしています。特に瀧澤戦はKO負けしているだけに、競技面でも以降は行うべき試合はなかったように感じます。

「アハハハ、そうですよね(苦笑)。どれも怪我があるのに直前のオファーを受けて、メチャクチャだったと思います。マネージメントも自分でやっていて、オファーが来たらすぐ、やりますと」

――この時に、自分のキャリアに対して限界を感じることはなかったのでしょうか。

「格闘技が好きだったので、辞めようとは思わなかったです。会場へ観に来てくれる人は、だいぶ減りましたけど(笑)。でも練習は好きだし、練習していたら試合したくなって。観に来る人がゼロになっても、好きだから続けようっていう感じでした」

――会場へ観に来てくれる人が減ったというのは、どれくらい減ったのですか。

「プロデビュー当時と比べたら、半分ぐらいに減りました」

――残り半分の方も、それだけ試合をして怪我もあり、さらに連敗していると心配していませんでしたか。

「はい、つまらなくても良いから勝ってくれと(笑)」

――アハハハ、応援してくれる方も勝っている姿を見たいですよね。試合内容でいえば、当時は何が課題だったと思いますか。

「試合中は自分を客観的に見ることができていなかったのかな、と思います。いつも焦って試合をしていて。自分が得意なところも分かっていなかったし、そこが重要でした。今は試合中に焦ることはないので。昔から練習では自信があったんですよ」

――練習でやっている内容を試合で出すことができない。それは致しかたないことですが、程度にもよるかと。

「やっぱり試合は怖いし、焦って自分から行ってしまう。見合う時間が嫌に感じて、バーッと前に出てしまう。そういうところを克服できたのは、横田(一則K-Clann代表)さんと出会ってからですね。

6~7年前……2017年の藤井伸樹戦(判定負け)あたりですね。当時は出会ったばかりで、まだ結果は出ていなかったんですけど、DEEPに出始めてから少しずつ結果が出て来るようになりました」

――そうですね。2107年12月からDEEPに参戦して2連敗、次に2引き分けから2連勝となりました。

「横田さんと話し合って、ちゃんと勝ち星を重ねて上に行けるように、練ってもらいました。そこから実戦を考えた練習ができるようになったんですよ。もともと和術慧舟會TLIVEで練習していて、当時は牛久(牛久絢太郎)とガチスパーばかりやっていて。そこからMe,Weで“横田練”が始まり、いろんなタイプの選手と練習することで視野も広がりました。その成果が出始めたのは、DEEPで連勝するようになった頃だと思います」

――ということは、2019年10月の清水俊一戦(判定勝ち)からでしょうか。

「そうです。実は白川“Dark”陸斗戦(2018年8月にドロー)のあと、首のヘルニアで練習できなくなって。そこで、ただガムシャラにやっているだけではダメだなって、いろいろ考えるようになりました。それと当時、自分で仕事を始めたんですよ。おかげで以前のようにガッと格闘技に集中しているだけじゃなく、気持ちにも余裕が持てたのが大きかったです」

――2018~2019年といえば、1988年生まれのCORO選手にとっては30歳を超えたあたりですね。格闘技を続けていくにしても、30歳を超えたところで生活面を考えたのですか。

「メチャクチャ考えました。それまでバイトしながら格闘技を続けていて、どうしようって焦りもありましたし。だから早く勝って上に行きたい――そう思って、どんな試合でも受けていたんだと思います」

――……。

「あとはヘルニアになって、格闘技を続けることもできないんじゃないかと思ったんですよね。すると、どうやって生きていくのか。そのために自分で開業して。そうしているとヘルニアも良くなってきたので、また試合に出ようと」

――それだけ好きで続けてきた格闘技です。ヘルニアを発症し、格闘技を続けられないのでは……と思った時の心境はいかがでしたか。

「いや、もうヘルニアが痛すぎて、格闘技のことは考えられなかったです(笑)」

――アハハハ! それはそうですよね。

「とにかく痛くて。早く治ってくれ、としか考えられませんでした。それで1年ぐらい練習していなくて、清水戦の直前から少しずつ体を動かし始めた状態でしたね。ただ、少し焦りはありましたけど、もう他と比べても仕方ないし、自分ができることをやろうと」

――なるほど。そうして復帰したなか、2021年6月には今回ベルトを賭けて戦う石司選手に判定負けを喫しています。

「昔、石司選手と一緒に練習していたことがあるんですよ。週2~3ぐらいのペースで」

<この項、続く

■視聴方法(予定)
11月12日(日)
午後5時50分~SPWN PPV
午後5時50分~ニコニコ生放送

■ DEEP110対戦カード

<DEEPバンタム級選手権試合/5分3R>
[王者] CORO(日本)
[挑戦者] 石司晃一(日本)

<DEEP暫定メガトン級王座決定戦/5分3R>
酒井リョウ(日本)
赤沢幸典(日本)

<DEEP女子ミクロ級選手権試合/5分3R>
大島沙緒里(日本)
古瀬美月(韓国)

<ライト級/5分3R>
北岡悟(日本)
江藤公洋(日本)

<フェザー級/5分3R>
中村大介(日本)
神田コウヤ(日本)

<ライト級/5分3R>
川名TENCHO雄生(日本)
高橋“Bancho”良明(日本)

<バンタム級/5分2R>
雅駿介(日本)
鹿志村仁之助(日本)

<フェザー級/5分2R>
TATSUMI(日本)
五明宏人(日本)

<バンタム級/5分2R>
KENTA(日本)
朝比奈龍希(日本)

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KAREN MMA MMAPLANET o PANCRASE Pancrase329 RIZIN パンクラス ピョートル・ヤン 上田将竜 久米鷹介 松岡嵩志 松本光史 江藤公洋 沙弥子 葛西和希 藤野恵実 雑賀ヤン坊達也 鶴屋怜

【Pancrase329】世界三大ヤン=雑賀ヤン坊達也✖三大親方=松岡嵩志 by Yasushi。KO必至のライト級戦

【写真】リリースがノリノリになるのも理解できる──楽しみな一戦が決まった(C)MMAPLANET

「格闘家の3大ヤンと言えば、ピョートル・ヤン、ヤン・ウェンリー、そして雑賀ヤン坊だが、格闘家の3大親方と言えば、藤野恵実、長南亮、そして松岡嵩志だ。ヤン坊と松岡、共に右のパンチを武器にKOを築いてきた。この試合まさに殺るか殺られるか。銀河の歴史がまた、1ページ」

J-MMA界の歴史に残るであろうノリノリのプレスリリースが22日(金)、パンクラスより届いた。

9月11日(日)に東京都立川市の立川ステージガーデンで開催されるPancrase329。藤野恵実✖ソン・ヘユン、さらにKAREN&沙弥子の出場=女子マッチ3試合、上田将竜✖鶴屋怜というカードが組まれている立川大会に、雑賀ヤン坊達也✖松岡嵩志というKO必至対決がラインナップに加わった。


雑賀は昨年12月のパンクラス史上に残る久米鷹介との王座統一戦に敗れ、暫定王者から正規王者への昇格を果たなかったが、強さを十分に見せ、また久米の恐るべき精神力を引き出したことで価値を落とさない敗北となっていた。

しかし、4月のRIZIN TRIGGERで江藤公洋のテイクダウン&コントロールに完封され、これまで表面化することなく成長の跡を見せていた──課題が浮き彫りとなった。

対する松岡は松本光史戦に76秒KO負けを喫し、4連勝を阻まれるも4月の立川大会で冨樫健一郎をTKOで下しウィンニングトラックに戻ってきた。現状、ライト級1位は金田一孝介、2位が松本、そして先日の高田馬場大会で勝利した葛西和希が3位につけている。ヤン坊は4位、そして松岡は5位というポジションに満足しているわけがない。

RIZIN TRIGGERの開催の声が聞こえてこない現状で、ヤン坊としては再びパンクラスで足固めをするためにも、松岡が自分を破っている上位勢とのリベンジ戦を実現させるためにも、負けられない一戦となる。

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MMA MMAPLANET o RIZIN RIZIN TRIGGER03 江藤公洋 雑賀ヤン坊達也

【RIZIN TRIGGER03】ヤン坊の打の圧に組み勝った江藤が、バックマウント&パウンドでTKO勝ち!!

<ライト級/5分3R>
江藤公洋(日本)
Def.2R4分30秒 by TKO
雑賀ヤン坊達也(日本)

左ジャブを伸ばしたヤン坊、江藤がスピニングバックフィストから向き合うと――ダブルレッグでテイクダウンを奪う。背中に回りつつRNC狙いの江藤に対し、マットに背中をつけたヤン坊は肩固めに捕らえられる。右側にスライドされながら、スクランブルに持ち込んだヤン坊はボディロックテイクダウンを一度は切るが、再度倒される。ケージを背負ったヤン坊は、右足を差されながら立ち上がる。

両ワキを制し、子ソロを仕掛ける江藤。ヤン坊はケージを背負いウィザーで耐える。いなしに堪え、パンチの連打からヒザ蹴りと猛攻を仕掛けたヤン坊は、ふらついた江藤に前のめりになったところでダブルレッグでテイクダウンを許す。背中をつけさせた江藤はマウントを奪取し、鉄槌を打ちつける。ケージを蹴ってブリッジの左腕に腕十字を仕掛けた江藤は、そのまま腹ばいで時間を迎え初回を取った。

右ローを入れたヤン坊がワンツーも、江藤がダブルレッグで倒す。スクランブルを潰され、背中を伸ばした江藤が左のパンチを続ける。前方に落とされないよう、頭をマットにつけてトップをキープした江藤が、上を向いたヤン坊に肩固めを再度仕掛ける。呼吸が荒くなるヤン坊は、抑えられた状態が続くパンチを受ける。また右にスライドし、肩固めを続ける江藤はニーインベリーで絞め、極まらないとみると抑える。

ブリッジで暴れるが、枕で抑え込まれるヤン坊がハーフに戻す。3/4マウントからマウントの江藤は、再び背中を見せたヤン坊にエルボーを連打する。残り1分、左のパンチを続ける江藤。動けないヤン坊をレフェリーが両者の間に割って入った。

打撃の圧に、組みの圧で上回った江藤は抜群のコントロール力を見せ快勝、「父親になったので、変な姿は見せられない」と充実の表情で話した。


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BELLATOR MMA MMAPLANET o RIZIN RIZIN TRIGGER03   キック クレベル・コイケ チャンネル パンクラス ルイス・グスタボ 中務修良 佐藤天 修斗 八隅孝平 川名雄生 征矢貴 摩嶋一整 江藤公洋 海外 渡部修斗 田村一聖 矢地祐介 筋トレ 貴賢神 金原正徳 関根シュレック秀樹 雑賀ヤン坊達也 須藤拓真

【RIZIN TRIGGER03】計量終了 メインでグスタボと再戦、矢地祐介「雑にならないことを一番に考えて」

【写真】「海外勢と戦ってしっかりと勝ち切る。そしてベルトに絡んでいきたい」という矢地。インタビュー後の雑談のなかで、ヤッチくんチャンネルの達人シリーズで摔跤との交流に興味を持っていた(C)MMAPLANET

明日16日(土)に東京都調布市にある武蔵野の森総合スポーツプラザ・メインアリーナにて開催されるRIZIN TRIGGER03のメインイベントで矢地祐介がルイス・グスタボと戦う。

本日15日(金)には目黒区のウェスティンホテル東京で行われた計量ではグスタボが70.75キロ、矢地が70.95キロでクリアしている。

3年8カ月前にKO負けを喫した相手にリベンジの時──。矢地は古巣を離れ、組み技と打撃を基本から取り組みなおし、MMAを創り上げてきた。ロータス世田谷の八隅孝平代表、旧友・宮川峻との再会が矢地を深みのあるMMAファイターとして育成中にあるなかで、競技としてMMAの戦いを吸収することが楽しいと矢地は言い切る。

強烈な打撃のプレッシャーを持つグスタボ戦に関しても「俺が何も変わっていないのか。あるいは冷静に戦えるのか、そこは自分でも楽しみです」と楽しむ姿勢を持ち続けていた。


──MMAPLANETでの矢地選手のインタビューは6年振りになります(※取材は4月6日に行われた)。

「えぇ、マジですか!!」

──パンクラスのクレベル・コイケ戦前、以来になります。

「ヤバい、久しぶりッスね(笑)」

──試合レポートは2019年12月のBellator日本大会の上迫博仁戦以来になるかと思います。ただ矢地選手に関しては勝ち負けがあっても、RIZINでのびのびと戦っている。良い戦場ができたと思って眺めさせていただいていました。

「あぁ、ありがとうございます」

──ある意味、PXCでアレックス・ヴォルカノフスキーと戦い、世界を知った。そして違う目標を持ってMMAを戦っている。その矢地選手が、ロータス世田谷で練習をするようになり、なんというのか雰囲気がまた違って来たのではないかと。

「今もRIZINに出て試合自体を楽しんでいます。ただ、もっとMMAを競技として捉えるようになりました。八隅さんに指導してもらうようになってから」

──そもそも、なぜ八隅さんに教えを請うようになったのでしょうか。

「それはKRAZYBEEを離れた後、同じメンバーで集まって練習したいねということになり、場所がなくてどこかを間借りしてやろうということになって。いくつか候補があったなかで、ロータスは寝技の練習に参加させてもらったことがあって、八隅さんは面識もあったから使わせてもらおうと。だから場所を借りるということで、ロータス世田谷を使用させてもらっていたんです」

──あくまでも自主練習をしていたと。

「ハイ。あとKRAZYBEEを抜けたメンバーと、出稽古に来ていた選手で練習していて……どのタイミングだったか……借りるようになってすぐ、去年の始めだったと思います。八隅さんが『ちょっと練習見ていて良い?』って言う感じで僕らの練習を最初から最後まで見てくれたんです。で、僕らは練習が終わると円になってその日の練習の感想を話すようにしていたんです。

その日も一通り参加選手が意見を出し終わった時に、八隅さんが『ちょっと俺からも一言良い?』と」

──へぇ、珍しい印象です。必要とされると応えてくれる八隅さんですが、自らそういう風に言い出すというのは。

「もう、見ていられなかったのかもしれないです。『こんなの練習じゃないよ。ただの筋トレだよ』っていうところから全体練習のダメだしがあり、それから個々のダメだしがあって。俺の場合は『矢地君、何がしたいの。どうやって勝ちたいの? 何がしたいのか全く分からない』ってハッキリ言われました。そんな風に1人ずつダメなところを指摘してくれたんです」

──いやぁ、ますます意外です。

「そのダメだしが、もう図星だったんです。そこで皆がハッとさせられてしまって」

──腹は立たなかったですか。

「腹は立ちました。腹は立ったし、悔しかったです。帰り道で、ちょっと涙ぐんじゃったぐらいで」

──えぇ、本当ですか!!!

「それぐらい今までやってきたことをほぼ完全否定されました。そりゃあ悔しかったです。でも、何か気付かされることもあって。皆が僕と同じような想いでいて。その日の夜か、次の日ぐらいに自然発生的に『八隅さんに練習みてもらおう』となったんです」

──いやぁ、素晴らしい話ではないですか。

「まさに──『ですよね』ってことを言われて、皆に刺さっちゃって」

──なんどか参加選手の取材でロータスでの練習を見させてもらっていて、矢地選手が率先して八隅さんに意見を求めて練習している印象が強かったです。

「八隅さんはどのような状態でも、質問すると答えがあります。手札を持っているんです。そこで教えてもらって、また試して。それがうまく行く。その繰り返しで技術が身についていくのが面白くて。だから毎回『この時は?』、『この場合はどうすれば良いですか』って尋ねてしまうんです。

今は格闘技を始めた頃のように凄く楽しいです。どんどん戦闘アイテムをゲットしていく感覚で。能力が上がって、デキなかったことがデキるようになる感覚にハマっています」

──矢地選手はセンスのファイターで、自己流でも打撃は相当な風に見えました。ただし、自分のペースを失うと崩れる。また組み技は天性のモノで補えない。指導者がいないという欠点が、試合に表れていた。そこに八隅さんが表れたということですね。

「だから今と以前ではMMAの楽しさが違います。昔は生物としての強さというか、筋トレをガンガンやって、スパーリングで場数を踏む。それで良いと思っていました。でも試合では自分がうまくいかなかった時に……まぁ何もない。でも今は局面、局面で技術を出せる。ウェイトも一切やらなくなりました。その時間があるなら、技術を身につけたい。もう体はデキているから、技術を増やしたい。そこがモノを言うなって。これまでのことが無駄だとは思っていないですけど、今はMMAをそういう風に捉えています」

──ロータス以外に練習はどこで?

「打撃をリバーサルジム東京スタンドアウトで、トレーナーと週に2回、多い時は3回パーソナルでやっています。MMAの打撃ですね。マスとかはやりますけど、スパーリングはロータスの火曜と木曜日だけです。それと水曜日に青木さんとIGLOOのMMAグラップリングの練習をしている感じです」

──打撃はどなたと練習しているのですか。

「宮川峻と言って、高校時代の同級生なんですよ。佐藤天と俺と宮川──宮川もスタンドアウトの所属で修斗とTTFC、パンクラスで試合をしていたんです。でも全然結果が出なくて、ちょっと体のこともあって選手を続けることができなくなって。それでスタンドアウトでトレーナーになったんです。

で、フリーになったから友達だし打撃の練習がしたくて連絡をして。それも去年の初めからですね。取りあえずミットを持ってもらうことにしたら、宮川の指導が良くて(笑)。自分ができなくなったけど、MMAが大好きだから凄く色々と考えていて」

──なんだか、今日は良い話が聞かれますね。

「アハハハ。ただの同級生でなくて、仲が良かった。アイツも俺の試合を見て、色々と思うところはあったみたいで。でもジムも違うから、口出しはしていなかった。それがミットを持ってもらう関係になったから、親身になって色々と教えてくれて。『そもそも基礎、基本がなっていない』って(笑)」

──そこもダメだしがあったのですね。

「そうなんですよ(笑)。構え、ジャブの打ち方、足の使い方、全部です」

──自分はセンスがあると思っていたのですが、そのようなアドバイスがあったことを知ると、それまでの試合でよくパンチが相手に当たっていたなとなりますね(笑)。

「ホント、そうなんですよ。宮川は練習の映像を撮ってくれているんですけど、初回のミットとかシャドーとか今見ると、震えるぐらい下手くそで。本当にポテンシャルだけで戦っていたんだと思い知らされました。

だから宮川との打撃練習も凄く自分に合っていますし、八隅さんの組み技の練習と同じで、感覚ではなくて状況を理解して、必要な動きをするようになりました。

一つ一つの場面で、すべきことを決めて。その動きができるように練習しています。もちろん、すぐに何でもできるようにはならないですけど、デキることを増やしている状態ですね。それでも打撃も向上しているって感じています。で、試合が決まればどういう風に戦っていくのかを練って、そこを繰り返すような感じで」

──八隅さんと宮川さんの指導を受けて川名雄生戦、そして武田光司戦は手応えがありましたか。

「やってきたことは、それなりに出せていますから手応えを感じることはできました。2人の言っていることを守って練習していれば大丈夫だと。全てが良いタイミングだったと思います。ほら、いつだったかIGLOOで会った時に『道路案内で大原って書いているのを見ると、胸が痛くならないか』って冗談で言われたじゃないですか」

──あぁ、ありました(苦笑)。酷い言いぐさで、田村一聖選手からアイコンタクトで止めてくれと……。

「あれ、本当に厳しい時で。俺は負けないと学習できないタイプで、負けて色々と学んできたけど、大原(樹理)戦の負けで、本当にお先真っ暗になっていて」

──そんなときに……失礼なことを言ってしまって……。

「いえ良いんですよ。あのとき、逆にスプリットで勝っていたら八隅さんや宮川と練習していなかったかもしれないので。でも今でもIGLOOに行くときとか、ロータスに行くときでも『大原』っていう字が道路案内にあるんですよ。

その度に思い出します。それぐらい悔しい負けで。いつか清算しないといけない相手です。ただし、あの負けがあったから他のトレーナーに教えを請いに行くという決断ができたと思っています」

──そんな矢地選手のロータスでの練習を見ていると、ケージでの試合が見たくなっていました。だから個人的には願ったり適ったりのTRIGGER出場なのですが、RIZIN本戦はリングでTRIGGERは一つ下の舞台という位置づけです。そのTRIGGERで戦うことをどのように捉えていますか。

「ケージの方が練習とギャップがないので、全く心配はないです。ただ翌日にナンバーシリーズがあって、TRIGGERって聞かされた時は『マジで?』と思いました。でも自分の立場も状況も分かっています。RIZINに今、何が必要かも長い間主戦場にしてきたから理解しているつもりです。そのうえでTRIGGERでもメインで、念願だった相手と戦うことができる。なら構わない──かなと」

──今回のTRIGGERはカードが充実しています。

「そこも納得している理由の一つです。それにケージだし、最初に感じたことは一切ないです」

──3年8カ月前、6連勝と調子が良かった矢地選手にストップをかけたグスタボとの再戦です。あの敗北から厳しい状況がスタートした因縁の相手でもあります。

「まぁ、あの時に調子が良かったというのも、いつかボロが出る戦い方で。マインドもそうだし、技術的にもそのレベルでしかなかったです。組み技、寝技、打撃、全てがもう一度繰り返すことができない……感覚でやっていましたから。それである程度のところまで何とかなっていた。だから、連敗とか厳しい期間があって今がある。それで良かったんだと思っています」

──だからこそ勝負です。個人的に大晦日のサトシ選手との試合の負けは、もうしょうがない。あそこは矢地選手のこの間の練習の成果を確認する俎上に挙がらないと考えています。試合が決定した成り立ちを考えると。

「俺もそう思っています。もちろん、勝てるチャンスがあると思って受けた試合で。試合を受けたんだから、何も言い訳はできないですけど飛び級過ぎて。もっともっと順序立てて対戦したかったです。

それで今回、グスタボと戦える。あの頃の俺は何もできていなかった。今から映像を見返すと『いつまで、そういうことをしているの?』、『何がしたいの?』としか思わないでしょうね。相手のことを見ていないし、見えないし」

──思い切り振っているけど、怖がっているようにも見えました。

「ビビりもありました。何よりプレッシャーをかけてくる相手の対処方法を全く知らなかった。何も考えないで戦っていましたからね」

──個人的にグスタボが粗いまま。変に上手くなっておらず、あのままで戦って欲しいという気持ちも実はあります。

「俺がどう変わったか、一番分かりますよね。でもMMAで来てくれた方が、俺は戦いやすいです。粗いといってもあの攻撃力、突進力は威力があるので。今だったら、それを逆手にとって有利に戦う自信もありますけど……試合で、あの突進力は嫌でしょうがないですからね」

──そういう意味では宮川さんと身につけつつある打撃、八隅さんとやってきた組みがあれば、そこにテイクダウンという展開も前回のように蹴られながら足を掴むのではない形で見られるのではないかと。矢地選手自身はどのような試合をしたいと考えていますか。

「もちろん、今までやってきたことを全部見せたいという気持ちもあるんですけど、雑にならないこと。そこを一番に考えています。あんまり言いたくないけど、プランはあります。テーマはMMAで勝つということです。あれだけ粗い相手に冷静に立ち回ることができるのか──そこは試合にならないと分からないので。

俺が何も変わっていないのか。あるいは冷静に戦えるのか、そこは自分でも楽しみです。その楽しみ、期待感は大きいです。今やっていることをしっかりと出せば、勝てると思っているので。2年間、試合をしていないからグスタボがどうなっているのか分からないですけど、そこに関して俺も強くなっている自信はあるので」

■視聴方法(予定)
4月16日(土)
午後2時~Exciting RIZIN
午後2時~LINE LIVE-VIEWING
午後2時~Fnstream/StreamPass
午後2時~スカパー!
午後2時~U-NEXT
午後2時~Streaming+
午後2時~SPOOX
午後2時~dTV

■ RIZIN TRIGGER03計量結果

<ライト級/5分3R>
ルイス・グスタボ:70.75キロ
矢地祐介:70.95キロ

<無差別級/5分3R>
関根シュレック秀樹:115.05キロ
貴賢神:133.45キロ

<フェザー級/5分3R>
金原正徳:65.8キロ
摩嶋一整:65.9キロ

<フライ級/5分3R>
征矢貴:57.0キロ
中務修良:56.4キロ

<バンタム級/3分3R>
渡部修斗:60.95キロ
須藤拓真:60.9キロ

<ライト級/5分3R>
雑賀ヤン坊達也:70.9キロ
江藤公洋:70.75キロ

<ライト級(※72キロ契約)/5分3R>
グラント・ボグダノフ:71.95キロ
泉武志:72.0キロ

<キック63.5キロ契約/3分3R>
大谷翔司:63.5キロ
力也:63.4キロ

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『RIZIN TRIGGER 3rd』公開計量動画




 『RIZIN TRIGGER 3rd』公開計量動画です。

第9試合 RIZIN MMAルール:5分 3R(71.0kg契約)
ルイス・グスタボ(70.75kg) vs. 矢地祐介(70.95kg)

第8試合 RIZIN MMAルール:5分 3R(61.0kg契約)
金太郎 vs. 倉本一真(金太郎のぎっくり腰により中止)

第7試合 RIZIN MMAルール:5分 3R(無差別級kg契約)
関根“シュレック”秀樹(115.05kg)vs. 貴賢神(133.45kg)

第6試合 RIZIN MMAルール:5分 3R(66.0kg契約)
金原正徳(65.80kg) vs. 摩嶋一整(65.90kg)

第5試合 RIZIN MMAルール:5分 3R(57.0kg契約)
征矢貴(57.00kg)vs. 中務修良(56.40kg)

第4試合 RIZIN MMAルール:5分 3R(61.0kg契約)
渡部修斗(60.95kg)vs. 須藤拓真(60.90kg)

第3試合 RIZIN MMAルール:5分 3R(71.0kg契約)
雑賀“ヤン坊”達也(70.90kg) vs. 江藤公洋(70.75kg)

第2試合 RIZIN MMAルール:5分 3R(72.0kg契約)
グラント・ボグダノフ(71.95kg)vs. 泉武志(72.00kg)

第1試合 RIZIN キックボクシングルール:3分 3R(63.5kg契約)
大谷翔司(63.50kg)vs. 力也(63.40kg)
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【RIZIN TRIGGER03】RIZIN初陣=江藤公洋戦へ、雑賀ヤン坊達也「今まで通り、相手の意識を断ち切る」

【写真】その表情、口調からも充実ぶりが伺えたヤン坊だった(C)MMAPLANET

16日(土)に東京都調布市の武蔵野の森アリーナにて開催されるRIZIN TRIGGER03に雑賀ヤン坊達也が出場し、江藤公洋と対戦する。

2020年9月に4試合連続1RKOで暫定ライト級KOPとなったヤン坊は、その時点でRIZIN参戦を熱望していた。しかし、その想いは届かずRIZINライト級戦線で戦う正規チャンピオン久米鷹介と王座統一戦を戦う。J-MMA史に残る激闘の末、久米に逆転負けを喫したヤン坊だったが、そのポテンシャルの高さを見せつけたファイトであったことは確かだ。

そして手にしたRIZINの舞台──当然、彼の目標は本戦出場だが、TRIGGERは戦いなれたケージでもあり、DEEPやONEで実績を残してきた江藤は名前を上げるのに格好の相手だ。一撃必倒と表現しても良いパンチ力と、所属するDOBUITAの長岡弘樹代表とのスパーで身に着けた組みへの対応力でRIZINライト級戦線に殴り込みをかけるヤン坊はケージ内での威風堂々とした佇まいとは対照的に、試合前に緊張で夜も眠れないという。そんな彼にRIZIN TRIGGER参戦に向けての心境を尋ねた。


──RIZIN TRIGGER03出場、念願のRIZIN参戦となりました。相当に気合が入っているかと思いますが、試合が近づくと戦い振りとは裏腹に恐怖に襲われるヤン坊選手……今はどのような心境でしょうか。

「もうドキドキしています。今日も試合のことを考えてしまって、昼寝ができなかったです(苦笑)。どうしても江藤選手のことを考えてしまって……」

──また、ですか。久米鷹介選手とあれだけの激闘を繰り広げてなお、試合前の恐怖というのは避けられないのですね。

「以前と同じ状況に陥っています……。久米選手との試合は、負けましたが自信がついた試合でした。ただ試合というモノ自体は……怖いままで。こういう風になってしまいます」

────ところで久米戦で耐えまくっていた左腕は問題なかったですか。

「今は大丈夫です。2月後半までは少し痛かったですけどね(笑)。でも靭帯も大きな問題なくて、力を入れても全く問題ないです。3月の上旬には痛みもおさまりました」

──良かったです、後遺症がないことは。そしてTRIGGERということで、引き続きケージでのファイトになります。

「ケージですけど……会見の時に、来られてなかったですよね」

──TRIGGERの会見はお邪魔させてもらっているのですが、家族が陽性になって濃厚接触で自宅隔離期間中だったんです。YouTubeで拝見したのですが、ヤン坊選手はいつも通りでしたね。変に力が入ったコメントをして、滑る人とかもいるのですが。

「アハハハハ。僕は何も変わってない。いつも通りでした。そういうことはできないですから(笑)」

──ところで暫定王者になった時からRIZIN出場を希望していましたが、叶わず。そして最初に触れたように──昨年12月に久米選手のパンクラス出場を待って統一戦。そこで敗れて、今回のTRIGGER出場となりました。

「試合が終わってから、2022年をどうしてくのかという話を坂本(靖)さんとさせてもらい、『挑戦しますか』と言ってもらえたんです。もちろん僕もしたかったですし、かなり坂本さんには動いてもらって、今回の出場が実現したと思っています」

──正直、現状のRIZINは出場選手の実績という部分では敷居が低くなっています。そのなかで「自分は違うぞ」という気持ちはありますか。

「本音をいえばナンバーシリーズに出たかったです。でも、そうではないということは現状の僕に対する評価だと思っています」

──ただ今回は首都圏下で初のTRIGGER開催。相当な顔触れか揃っていると思いますが……。

「そういう部分では強い選手が集まっているとは思いますが、僕はパンクラスで暫定王者として、久米選手とベルトを争った。そこに関して、誇りは持っています。今回、パンクラスにバックアップしてもらって出ていますし、パンクラスの強さ……パンクラスのランカーは一味違うというのは見せていかないといけないと思っています」

──では対戦相手の江藤選手について、どのような印象を持っていますか。

「固い試合をする選手です。しっかりとレスリングをして、コントロール──漬けてくる選手ですよね。隙を見せると、絞めがあります」

──ヤン坊選手のMMAキャリアは、常に組み対策と共にあったかと思われます。

「そうですね。ただ久米さんは打撃とテイクダウンが合体しています。対して江藤選手の組みは、まさに組みですよね。だから久米さんよりもプレッシャーはないと思います。僕のなかでは久米さんが基準になっているので、あの一戦に向けて準備してきたことで成長できましたし。それは試合中にも感じました。なので今回の試合もやることは余り変わらないです。

仮にテイクダウンを奪われると、コントロールの仕方は人それぞれなので、そういう細かい部分は気を付けないといけないと思っています。それと久米さんに下から起き上られて、下にされた。ああいう予想していなかった部分も、ボス(長岡弘樹DOBUITA代表。GRANDウェルター級王者)が練習で仕掛けてくれるようになりました。

今回の試合もボスのスタイルが、ハマるという感じですよね。久米さんとの試合で、組まれた時に『ボスのテイクダウンは、このクラス級なんだ』と凄く理解できました。そういう意味で、僕はトップクラスの組みを練習で受けることができて恵まれていると思います」

──ソニックスクワッドでの出稽古の方は?

「ばっちりお世話になっています。安田(けん)さんに走り込みまでお世話になって。週に1度、関(鉄矢)君と森山(壱政)君とガッツリ追い込まれています(笑)。スパーリングもやっていますし、森山君はもっと脚光を浴びても不思議でない良い選手ですし、僕自身──久米さんとの試合の時と比較しても、レベルアップしていると感じています」

──なるほどぉ。期待値が上がります。ところでテイクダウンに関して、江藤選手は久米選手と比較して崩し方が豊富だという印象もありますが……。

「本当に集中力が欠かせないと思います。ただし、一つひとつをしっかりと対処すれば対応できるかと。そうやって江藤選手の気分を乗せないで、戦うことを嫌にさせていきたいです。嫌がることを仕掛けたいですね」

──ヤン坊選手はインパクトを残して、良い試合をしたいですよね。

「もちろんです」

──江藤選手は勝つために、そういう意識を捨てることができる。その強みがあるかと思います。組みが強い。でも、出てこない。そういう試合になると、おびき出して攻めないといけない。これは、なかなか厄介になるかと。そこで攻め気に逸ると、テイクダウンの餌食になりますし。

「そうなんですよ。そこは今回の課題なんです。僕自身は分からないですけど、ボスから『ヤン坊と打ち合う人間はそんなにいない。近づきたくない』って言われます。そこで待たれて、パンチに合わされてテイクダウンを狙われると面倒くさいというのはあります。でも、やるしかないです(笑)」

──久米選手からノックダウンを奪ったことで、いよいよ国内勢ではヤン坊選手の打撃への警戒心は強くなっているはずです。

「それも言われました。『久米選手から、あんな風にダウンを奪うともう入れない。あの一瞬で入れるということは、そのタイミングを計っていると組む方も思うから』と。江藤選手だって分かっていますよね(笑)。そうなると心理戦です」

──そこでレフェリーが「ファイト」を要請すると、もうどちらがミスをせずに戦えるかという勝負になりますね。

「本当に難しい相手を当ててくれたなって、感じです(笑)。でも組み、受けは自信がついてきたので……ただし、グラウンドでのコントロールは半端ないと思います。寝ちゃダメですね。まぁ組まれる前、そこが大切になってくるでしょうね」

──この試合がRIZINでのキャリアの第一歩になります。今後に関して、どのような青写真を描いていますか。

「まずはこの試合に集中しています。そこを大前提として、ここでしっかりと勝ってRIZINライト級のトップ戦線にいる選手達に加わりたいですね。そうやって名前を上げて、パンクラスでも試合をして盛り上げたい……パンクラスも盛り上げたいです。RIZINに行きっぱなしという風にはしたくないですし、それはパンクラスに伝えています。『ヤン坊が出るから』と言って、パンクラスの試合をファンが見てくれるような存在になりたいです。日本全体を盛り上げたいし、自分も有名になりたいと思っています(笑)」

──ではMMAPLANETの読者の皆さんに、改めて意気込みをお願いします。

「今まで通り、しっかりと相手の意識を断ち切る──真剣の斬り合いのような試合をしたいと思います」

──それなのに昼寝でもできない精神状態だと……(笑)。笑いごとではないのですが。

「来週になると、夜も眠れない状況になってきそうです(笑)。ただし、これまでもと違うのはマットレスを変えたんです。そうしたら寝心地が良くなったので、その効果があるんじゃないかと期待しています(笑)」

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