カテゴリー
DEEP97 J-CAGE News にっせー ブログ 大島沙緒里 弥益ドミネーター聡志 牛久絢太郎

【DEEP97】計量終了 牛久絢太郎「全てを出し切って」&大島沙緒里「しっかりと出し切って」

【写真】メインでフェザー級王座に挑戦する牛久と、セミで女子ミクロ級王座決定戦に出場する大島 (C)MMAPLANET

19日(土)、明日20日(日)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP97 IMPACTの計量が、中野区中野サンプラザ13階SKYで行われた。

キック戦に出場するKINGレイナが以外の13選手は問題なくクリア。計量のステージでそれぞれが抱負を語った。


弥益ドミネーター聡志
「明日は絶対に勝たないといけないという理由はないのですが、イイ大人が負けて恰好悪い姿を見せるのは嫌なんで頑張れるだけ頑張りたいと思います」
牛久絢太郎
「長い間、しっかりと準備できたので明日は全てを出し切って勝ちに来ます」

にっせー
「今回、計量も上手くいって体調もバッチリなので、明日は私がベルトを獲ります」
大島沙緒里
「初めてミクロ級なんですけど、しっかりと自分の出し切って勝ちに行きたいと思います」

中村大介
「格闘技を始めて、もう20年以上たつんですけど、凄い練習とか楽しくて。その楽しい気持ちを明日、発揮できれば──。長倉選手にぶつけられたらと思います」
長倉立尚
「これはこれで意義のある試合だと思うので、生き残ります」

KINGレイナ
※体重オーバーでコメントなし
熊谷麻理奈
「今回は再戦ということで、前よりもっと楽しい試合ができるように頑張ります」

ランボー宏輔
「明日は殴る準備も殴られる準備もできています。面白い試合になると思います」
藤田大和
「明日は強い選手とできるということで、ワクワクしてやってきました。勝ってタイトルに近づきたいと思います」

米田奈央
「明日は全てを出し切って圧倒したいと思います」
泰斗
「初参戦なんですけど、米田選手を踏み台にさせてもらいます」

原虎徹
「明日は自分の実力を見ませす。以上です」
日比野純也
「自分はエビ中を背負っているんで、ここでは負けられないです。エビ中を紅白に連れていくために、今回は勝たせてもらいます」

また全選手の計量後に佐伯繁代表より、マスクの着用、控室でも受け付けでもソーシャルディンスタンスを保つことを徹底する──という呼びかけがあり、「無症状で感染している人がいるかもしれないという前提で向き合ってほしいです」と訴えかけた。

■視聴方法(予定)
9月20日(日・日本時間)
午後6時00分~PPV SPWN

■ DEEP97対戦カード

<DEEPフェザー級選手権試合/5分3R>
[王者] 弥益ドミネーター聡志:65.55キロ
[挑戦者] 牛久絢太郎:65.65キロ

<DEEP女子ミクロ級王座決定戦/5分3R>
にっせー:43.6キロ
大島沙緒里:43.9キロ

<ライト級/5分3R>
中村大介:70.45キロ
長倉立尚:70.6キロ

<キック63キロ契約/3分3R>
KINGレイナ:64.9キロ
熊谷麻理奈:62.9キロ

<フライ級/5分2R>
ランボー宏輔:56.6キロ
藤田大和:57.05キロ

<ウェルター級/5分2R>
米田奈央:77.4キロ
泰斗:76.0キロ

<バンタム級/5分2R>
原虎徹:61.5キロ
西谷大成:61.15キロ

カテゴリー
DEEP97 Interview J-CAGE ブログ 弥益ドミネーター聡志 牛久絢太郎

【DEEP97】牛久絢太郎とフェザー級王座防衛戦、弥益聡志─01─「試合はパーキングエリアのようなモノ」

【写真】自分がある。彼自身がやりたいようにすべきだ (C)MMAPLANET

20日(日)、東京都文京区の後楽園ホールでDEEP97 IMPACTが開催され、メインで弥益ドミネーター聡志が自らの持つDEEPフェザー級王座防衛戦を、牛久絢太郎を相手に行う。

もともと両者のタイトル戦は5月の後楽園ホール大会で組まれていたが、緊急事態宣言で会場は閉鎖、イベントも中止されていた。この決定以前に一社会人、サラリーマンで生計を立て家族を持つ弥益は、大会が決行されても欠場を申し入れるつもりだった。

あれから5カ月、緊急事態宣言はなくとも感染者数は、言ってみれば宣言下と比較すると高止まりだ。ワクチンや特効薬があるわけでなく、いつどこで感染が起こるかは分からない。

それでも──弥益は自らの格闘技への想い、決して試合を戦うことではなく、練習をするという生き方に回帰した。牛久戦を前に、彼の格闘技への想いを話してもらった。


──もともと弥益選手は5月大会が中止になった時には、実施されるなら欠場を申し入れるつもりだったと公言していました。あれから約5カ月、いつ頃から試合に出るという気持ちになっていったのでしょうか。

「緊急事態宣言が明けて、練習は徐々に再開していました。色々なことを考えて再び練習をするようになったのですが、とにかく緊急事態宣言中に練習ができなかったことが辛かったです。

だから……そこはもう完全に我がままで、練習を再開させてもらったという形です。結果、練習頻度も上がりましたが、一方では感染者の数は減らない。ただし、国も都も再び緊急事態宣言を出すことはなく……これはコロナと共存ということで、経済活動をしていくのだと自分は解釈しました。

正直、それぐらいの感覚だと練習をしたいという気持ちを抑えることができなかったです。まぁ緊急事態宣言という期間を置くことで、もう少しコロナの状態が理解でき、正しく恐れることができる。正しい対策ができるようになっていましたけど……」

──何も変わっていないですよね。抑えている時にPCR検査を手広くして無症状感染者を見つけ出すこともなく、再び動き始めたので。もうこうなると練習をしたい人に対し、Go TOトラベルがあるのにするなとは言えないですし、野球やサッカーをしているのにMMA大会は開くなという指摘はできないかと思います。感染予防を皆がしている限り。

「そういう意味では、自分の場合は緊急事態宣言という明確な言葉があったら、我慢できていたという部分はありましたね」

──法とは言わずとも、皆が一斉に経済活動を我慢する時期が続くわけでもなく、道場も再開し、大会も始まった。ならば、練習をしたいと。

「試合というのは自分のなかで、それほど重要なファクターではないんです。とにかく練習をしたいという気持ちを抑えることができなかったんです。

自分のなかで強くなりたいとか、○○に勝ちたいとか、試合で強さを証明したいというのは凄く希薄なんです。練習で……それこそ茨城の先輩方と練習をして、昔はやられているだけだったのが、良い練習ができるようになった。自分の成長が感じられるということがただただ嬉しくて。

練習ができないと、これまでやってきたことから離れてしまうという怖さがありました。ただし、家族の理解を得ているとは思っていないです。諦めに近いのかもしれないですし……。子供も1歳になったことで、自分がやってしまっていて……後ろめたさは常にあります(苦笑)。

コロナに関係なく、家にいる時間が少なくなると奥さんに負担をかけることになりますし」

──MMAの練習は濃厚接触の極みですしね。

「ハイ。なので個人として、信用できる人、信用できる場所で練習するようには心掛けています。もともと出稽古しかやっていないので、プロ練習が全てですし。それと都内でなく、メインの練習も少人数で回せて、不特定多数というなかにいることは避けてきました。出稽古なのに僕の受け入れてくださる人達、ジムには感謝の限りです」

──今回の防衛戦の話が来たのは、いつ頃ですか。

「7月の頭ぐらいだったと思います。試合前の70~80パーセントぐらいの練習をしていたので、試合に対してはやらないといけないと思っていました。

自分のなかで試合って、丁度良い休憩ポイントなんです。自動車を運転し続けている途中のパーキングエリアのようなモノで。そこで一区切りして、少しだけ休んでまた走り出す。そういう感覚でいます」

──ただし、趣味で体を動かすということではなく、プロで試合ができるコンディション、スキル、精神力があってこその格闘技の練習なのですね。

「僕のなかでフィットネスの格闘技は、格闘技じゃないと思っています。フィットネス格闘技をどうこういうわけでなく、そこで楽しまれる方がいるのは素晴らしいです。

ただし、自分にとっての格闘技とは試合に向けて──という質のモノなんです。常にスパーリングで自分を出し切って、通用するのかしないのかを確認し、ダメだったら修正していく。そういう切磋琢磨していくのことが、僕にとって格闘技なんです。それがたまたま試合向けの練習になっているような形で」

──試合という試す場がなくても、大丈夫なのですか。

「自分は試合がなくても、これぐらいの強度で練習できます。だから楽しいんです。強い人にボコボコにされても、そんな経験ができることが楽しい。ただし試合という休憩がないと、どこかで体がぶっ壊れてしまうと思います」

<この項、続く>

■視聴方法(予定)
9月20日(日・日本時間)
午後6時00分~PPV SPWN

■ DEEP97対戦カード

<DEEPフェザー級選手権試合/5分3R>
[王者] 弥益ドミネーター聡志(日本)
[挑戦者] 牛久絢太郎(日本)

<DEEP女子ミクロ級王座決定戦/5分3R>
にっせー(日本)
大島沙緒里(日本)

<ライト級/5分3R>
中村大介(日本)
長倉立尚(日本)

<キック63キロ契約/3分3R>
KINGレイナ(日本)
熊谷麻理奈(日本)

<フライ級/5分2R>
ランボー宏輔(日本)
藤田大和(日本)

<ウェルター級/5分2R>
米田奈央(日本)
泰斗(日本)

<バンタム級/5分2R>
原虎徹(米国)
西谷大成(日本)

カテゴリー
DEEP97 J-CAGE News にっせー ブログ 大島沙緒里 弥益ドミネーター聡志 牛久絢太郎

【DEEP97】上限ありの有観客大会=DEEP後楽園ホール大会は、オープニングファイト無し=7試合で実施

【写真】4月の後楽園ホール大会は全13試合が組まれていたことを考えると、客席を減らして7試合で興行を打つ困難さは相当なはずだ。写真は8月23日のニューピアホール大会から(C)MMAPLANET

3日(木)、DEEPより20日(日)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP97 IMPACTが全7試合で行われることが発表されている。

現状、後楽園ホールの使用時間がこれまでとは違い短縮されており、試合数は8月1日の修斗でも見られたように限定されてくる。そして、客入れの際にエレベーターの使用が禁止され、ソーシャルディスタンスを確保して検温、マスク着用のチェック、手・指の消毒、さらに連絡先の署名などを行うと、座席につくまでの時間がこれまで以上にかかりオープニングファイトに間に合わないことが予想される。

結果、原虎徹✖日比野エビ中純也の試合はオープニングファイトから本戦へと変更となった。

メインでDEEPフェザー級選手権試合=王者・弥益ドミネーター聡志✖挑戦者・牛久絢太郎、セミでDEEP女子ミクロ王者決定戦=にっせー✖大島早緒里、中村大介✖長倉立尚、KINGレイナ✖熊谷麻里奈、ランボー宏輔✖藤田大和、米田奈央✖泰斗というラインナップに、原✖日比野が加わった形だ。

試合数をしぼって上限を設けた有観客大会を行うDEEPでは、大会の1週間前・前後に選手、セコンド、競技運営陣、スタッフらが抗体検査をして、陽性反応が出るとPCR検査をするという段取りで感染予防対策を採っている。


カテゴリー
DEEP97 J-CAGE News ブログ 弥益ドミネーター聡志 牛久絢太郎

【DEEP97】9月20日に半年ぶりの後楽園大会。メインは仕切り直しの弥益✖牛久のフェザー級選手権試合

【写真】緊急事態宣言下、自宅でリモートワークを行っていた時の弥益と、愛猫ニナちゃん (C)SATOSHI YAMASU

27日(月)、DEEPより9月20日(日)に東京都文京区の後楽園ホールでDEEP97 IMPACTの開催とカードの第一弾の発表があった。

首都圏では8月23日(日)に東京都港区のニューピアホールでDEEP95とDEEP96というダブルヘッダーを開くDEEPが、3月1日以来半年ぶりに聖地でイベントを行うことが決まった。


今日のプレスリリースで発表されたのは2試合。1つは新型コロナ感染拡大による緊急事態宣言及び後楽園ホールの休館で中止となった5月大会で組まれていたDEEPフェザー級選手権試合=チャンピオン弥益ドミネーター聡志✖チャレンジャー牛久絢太郎だ。

2018年10月にフェザー級王者となった弥益は、昨年5月にDJ.taikiを破り初防衛に成功、5月に1年振りの実戦で2度目の王座防衛戦が予定されていた。サラリーマンとして生計を立てている弥益は「イベントが行われるなら欠場を申し入れるつもりだった」ことを大会中止の報を受けてツイッターで呟くなど、確固たる意志を持ちMMAと付き合っている。そんな弥益が9月にケージに戻る──彼自身MMAを含めた部分でも、ニューノーマルが始まったということだろうか。その心境が気になるところだ。

また今日の発表ではフライ級の2回戦でランボー宏輔✖藤田大和戦も同大会で実施されることが明らかとなっている。

カテゴリー
Interview UFC UFC249 ドミニク・クルーズ ブログ ヘンリー・セフード 弥益ドミネーター聡志

【UFC249】DEEPフェザー級チャンプ弥益ドミネーター聡志による、ドミニク・ドミネイター・クルーズ論

Yamasu【写真】5月6日の王座防衛戦が中止となったドミネーターも、独特なステップを踏む選手だ。在宅勤務が続くなか、この一戦を非常に楽しみにしているとのことだった(C)MMAPLANET

9日(土・現地時間)にフロリダ州ジャクソンビルのヴィスター・ベテランズ・メモリアル・アリーナで開催されるUFC249。メインのUFC暫定世界ライト級王座決定戦=トニー・ファーガソン✖ジャスティン・ゲイジー戦以上に、日本のMMAファンや関係者はセミのUFC世界バンタム級選手権試合=王者ヘンリー・セフード✖挑戦者ドミニク・クルーズへの注目度が高いといっても過言でない。

その理由はドミニク・クルーズにある。MMAを変えたシャッフル、徹底した技術主義は工夫して戦うという部分で、多くの日本人選手の指標ともなった。DEEPフェザー級チャンピオン弥益ドミネーター聡志も、ドミニク・クルーズ信者の1人だ。


なんせリングネームのドミネーターは、ドミニク・クルーズのニックネームであるドミネイター(ドミニクの入場曲もアーミン・ヴァン・ブーレンの「ドミネイター」)から取られている。そんな弥益が、この一戦の行方を予想してくれた。ドミネーターに依るドミネイター論、ドミニク寄りの試合展開の予想は以下の通りだ。

弥益ドミネーター聡志
「ドミネーターがドミニク・クルーズから来ていることを知らない人が多いんですよね(笑)。この試合の流れはドミニクが、如何に圧を掛けられるかにかかってくるかと思います。ステップで圧を掛けることができたら、ドミニクのペースで戦えるかと。ただし、セフードは圧力を気にせず突っ込むところがあるので……。ステップを使う選手は気にせずに突っ込んでくる選手は苦手にするケースが往々にあります。

もちろんスタミナも削られてしまいますし……。ドミニクは実戦から遠ざかっているうえに、コロナ問題は米国も大変な状況になっているので、圧を掛けられた時のスタミナ面が不安要素かと思います。だからこそドミニクには以前のステップもそうですが、早い段階での攻撃力に期待しています。要所でラッシュをかけて欲しいです。

もう100パーセント、ドミニクに頑張って欲しい目線で見ています。ドミニクが厳しいという気持ちもありますが、あの頃の姿を見てきたのでただで終わって欲しくない。ほんと、何かを見せてくれると信じています」

■UFC249計量結果

<UFC暫定世界王座決定戦/5分5R>
トニー・ファーガソン: 155ポンド(70.31キロ)
ジャスティン・ゲイジー: 155ポンド(70.31キロ)

<UFC世界バンタム級選手権試合/5分5R>
[王者]ヘンリー・セフード: 135ポンド(61.24キロ)
[挑戦者]ドミニク・クルーズ: 135ポンド(61.24キロ)

<ヘビー級/5分3R>
フランシス・ガヌー: 261.5ポンド(118.61キロ)
ジャイルジーニョ・ホーゼンストライク: 260ポンド(117.93キロ)

<フェザー級/5分3R>
ジェレミー・スティーブンス: 150.5ポンド(68.26キロ)
カルヴィン・ケイター: 146ポンド(66.22キロ)

<ヘビー級/5分3R>
グレッグ・ハーディー: 265.5ポンド(120.42キロ)
ヨーガン・デ・カストロ: 262ポンド(118.84キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ドナルド・セラーニ: 171ポンド(77.56キロ)
アンソニー・ペティス: 170.5ポンド(77.34キロ)

<ヘビー級/5分3R>
アレクセイ・オレイニク: 227.5ポンド(103.19キロ)
ファブリシオ・ヴェウドゥム: 243ポンド(110.22キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
カーラ・エスパルザ: 115.5ポンド(52.38キロ)
ミッシェレ・ウォーターソン: 115ポンド(52.16キロ)

<ミドル級/5分3R>
ホナウド・ジャカレ: 186ポンド(84.37キロ)
ユライア・ホール: 186ポンド(84.37キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ヴィセンチ・ルケ: 170ポンド(77.11キロ)
ニコ・プライス: 170.5ポンド(77.34キロ)

<フェザー級/5分3R>
ブライス・ミッチェル: 145.5ポンド(66.0キロ)
チャールズ・ロサ: 146ポンド(66.22キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
サム・アルヴィー: 205ポンド(92.99キロ)
ライアン・スポーン: 206ポンド(93.44キロ)