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【IRE06】寒河江寿泰と対戦、投神=倉本一真「グローブより効く。顔、ぺっちゃんこになりますよ」

【写真】投神が叩神(こうしん)となるか。大注目の寒河江戦だ(C)KEISUKE TAKAZAWA

10日(日・祝)に東京都港区のリバーサル田町芝浦スタジオでIRE06 が開催される。掌底有りのグラップリング=コンバット柔術で、投神=倉本一真が寒河江寿泰と対戦する。

投げて、殴るスタイルでMMAを戦ってきたグレコ戦士が、寝転び、座って来るグラップラーを相手にどのような試合を見せるのか。今大会随一の異種格闘技感覚のある試合に向けて倉本に話を訊いた。


──倉本選手の今大会の出場は、まず驚いた。そういうファンも多いと思います。なぜ、出場を決めたのでしょうか。

「ケガの影響もあってMMAの試合もずっとなかった時に、高橋Submissionさんから声を掛けていただいて。正直、コンバット柔術が何かも分かっていなかったのでとりあえず映像をチェックさせてもらいました。

柔術かグラップリングなのかと思っていたのが、掌底を使えるっていうことが分かって……しかも真っ直ぐ突く掌底もOKなら出てみようかと。もともと試合がないし、グラップリングでも機会があればとは考えないこともなかったので」

──対戦相手は生粋のグラップラーで、MMAとはスタイルとは違う選手です。

「自分はレスリング力があり、ケージという要素は大きいです。追い詰めることができます。座ってきてもガードの中に入って、ヒザをつくようなことはしないです。それは寒河江選手の土俵なので。そんなところで、掌底を使っても寒河江さんの領域に入ることになりますからね。

ただし、そこでも掌底は使えます。尺骨っていうんですか? 手の付け根で殴ることができたら、グローブをはめたパウンドより効きますし、危ないことになりますよ。顔、ぺっちゃんこになりますよ。

それに僕もリバーサルジム新宿Me,Weで8割、9割がた練習させてもらっていて山崎(剛)さん、米倉(大貴)君や岩本(健汰)君に足関節も教えてもらっています。そこもあって、試合を受けました。掌底を使って足関節を逃げるなんてこと絶対にしないですけど、グラップリングとして戦っても、足関節を簡単に取られることはないという練習を普段からしてきました。

Me,Weで練習をするようになって柔術もやっていますし。グラップリング・ルールなら寒河江選手に勝てないですけど、僕はレスラーのMMAファイターです。掌底有りなら座ってきてもパウンドを得意としているMMAファイターらしく戦います」

──パウンドと掌底で違いもあるかと思います。掌底の経験など皆無だったでしょうし。

「パンチと比べると、手を伸ばしきるので腕を取られないよう気をつけないといけないかと思っていたのですが、練習で試してみてそんなことはないことが分かりました」

──なるほどぉ。では1R✖7分間という試合タイムについては?

「キツイっすよね(笑)。僕、バカなんでいつも最初からぶっ飛ばして戦うので。これまでレスリングでもなかった時間ですし、未知ですよね……7分って。それこそ寒河江選手がゴロゴロ回るような試合をすると、向うは疲れなくて僕だけバテます。相手のペースにさせないためにも、最初からゴリゴリいって──自分のペースで戦おうと思います」

──前日計量の63キロという体重に関しては? MMAファイターがグラップリングに出る場合は減量をせず、通常体重で戦うケースが多いですが。

「それは僕から提案させてもらいました。互いに了承するなら何キロでもOKということだったのですが、寒河江選手の体重が分からないですし、65キロは重いかもしれない。それに僕もMMAの試合に近い感じで体重を落とすこともしておいたほうが良いなって思って、63キロにさせてほしいと伝えたんです」

──そこはMMAも踏まえてというのが、今回の出場なのですね。

「寒河江選手のような一流のグラップラーと、このルールで戦うことはMMAに役立つと思っています。

もちろん、掌底有りだし勝つしかない試合です。殴られたくなくて寒河江選手が立ち上がってくると、投げまくりたいですね。最近やっていない、僕らしい戦いを掌底と投げで見せて……MMAの次の試合に繋げたいです。

完全に異種格闘技戦のような感じの試合ですけど、だからこそインパクトを残して勝つことが絶対的な使命です」

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お蔵入り厳禁!!【IRE05】10日のコンバット柔術イベントのガイドラインに――寒河江寿泰✖杉本孝─02─

【写真】会津藩お留流――御式内?! こんな間合い、格闘技にあるのか? グラップラー同士のコンバット柔術創世記に見られた史実(C)MMAPLANET

10日(日・祝)に東京都港区のリバーサル田町芝浦スタジオでIRE06 が開催される。そこで倉本一真とコンバット柔術で対戦することが発表された寒河江寿泰が昨年7月のIRE05 =コンバット柔術70キロ級Tで優勝した直後に準決勝で対戦した盟友・杉本孝とともにコンバット柔術の魅力と課題について語り合った対談後編。

お蔵入り厳禁――6日後の日本初といっても過言でないコンバット柔術ワンマッチ大会を前にして、ガイドブックとなる両者の話をお届けしたい。

<寒河江寿泰×杉本孝対談Part.01はコチラから>


――グラップリングとレスリングの違いは、立ち技が続くとグラップリングはアクションが少ない。コンバット柔術も同様でした。

杉本 ハイ。立ち膠着が起こるぐらいなら、どちらかが下になって極めを狙う。それがこの競技の本質だと思います。

寒河江 立ち技が60秒続いた結果がじゃんけんでサドルだと、勝っても……有利すぎるだろうと思います。

ここはヒザ立ちから仕切り直しとかでも良いので、違う形になってほしいですね。じゃんけんで有利・不利があそこまでハッキリしてしまうのは……やはり気になります。

杉本 それまで攻勢だった方をレフェリーが選び、下か上かを選択させて寝技で再開とか。

寒河江 ただ同時にサドルや50/50を普段からやっている選手なら、そこまで危ういポジションでもないんですけどね。

――MMAとグラップリングの接点ということを考えると、あまりにもグラップリング側が有利で。しかも、その決定がジャンケンだと博打的になってしまいます。

寒河江 MMAの選手は、そこの練習に時間を割いていないでしょうしね。

杉本 柔術家もやっていないですよ。

寒河江 今成柔術が優位になりますね(苦笑)。

――今大会の雰囲気としては掌底が見られると、笑い声が挙がっていたのは気になりました。

寒河江 危ないんですけどね。痛いし、笑いごとじゃないって。

杉本 それがパンチと掌底の差なのでしょうか。掌底は音がパーンっていう感じで出て。効いているのか効いていないのか分からないけど、音は凄い。そういう空気が笑いを誘っていたのかもしれないですね。

――それは杉本選手がお尻とか太ももをパチパチと叩くからですよ(笑)。

杉本 完全にヒールですね(笑)。でも、こればっかりは経験がないので、掌底の距離感も分かっていなかったので、やってみないとどうなるのか想像がつかなかったです。

寒河江 自分の手も痛いことが分かりました。

杉本 顔と腹は効くかもしれないですけど、足とかはダメージを与えることはできないですよね。ただ掌底を使って意識を散らすとか、そういうことができるのかと思ってトライしてみました。

――今回は今成柔術、もしくはトイカツ東中野周辺の選手の出場が多かったですが、本場のコンバット柔術ではロベルト・ヒメネスとういIBJJF柔術の猛者が優勝したりもしています。IBJJFルールで戦っている柔術家の出場は期待できるでしょうか。

寒河江 どうですかね……見ていると笑い声が起こっていましたが、やると怖いですからね。

杉本 やはり練習で掌底を試すのと、試合になると感覚が全く違っていました。痛いし、それだけ怖い。

寒河江 長野(将大)選手の掌底なんて、本当にやばいですよ。あとカルペ芦屋のタツノスケ選手の掌底も……村田(卓実)さんが相当に効かされていました。

杉本 タツノスケ選手は途中で打つのを止めてスタミナ・セーブをしたように見えましたけど、セコンドがいれば打たせ続けてTKO勝ちしていたかもしれないです。

寒河江 生田(誠)さんも、相当に長野選手の掌底で頭を揺れていましたし。

――生田選手は掌底を効かされて取った手段がデラヒーバだったのは、本当に素敵でした。

杉本 ニーシールドでなく、デラヒーバ!! 

寒河江 そういうあたりもコンバット柔術が普及することで、Zガードを取るとかに変わってくるのでしょうね。近い距離のガードよりも、遠い距離を取るガードが増えるとか。

杉本 僕もクローズドに入れてしまうと思います。でも、そこから頭を引き寄せるとか柔術やグラップリングとは違う対処が必要になってきますね。

――そういう変化が起こる前が、また違った意味で醍醐味もありますし、コンバット柔術は誰もができるモノでない柔術として根付けば非常に面白そうです。

寒河江 マットでもやってみたいですね。ただ、広いから攻防が起こるかというのも実際のところは、それも試合が行われないと分からないでしょうね。

杉本 MMAの人はケージのほうが良いだろうし。マットとケージは絶対に違います。足関節にしても、ロールして逃げ続けることはできないですしね。

――今後もコンバット柔術に出場し続けたいという気になりましたか。

寒河江 顔を叩くのは得意じゃないとは、本当に思いました。スラップリングにグラップリングがあるのではなく、グラップリングをするためにスラッピングを使うぐらいでないと私は向いていないというのが正直なところです。

杉本 僕は知っている人間でも叩けるんだって分かりました(笑)。練習では一切叩けなかったのに、試合になると逆にできたので驚いています。掌底がないと取られるという心理状態が、叩くことを可能にしたんだと思います。だから初戦は叩いていないんですよね。倒せる……極めることができるという感覚で戦っていたので。

――それでも寒河江選手も決勝の村田選手との試合はかなり叩いていました。

寒河江 試合前に『殺しにいくからね』って卓実さんに言われ、これはいかないとやられると思って。でも10分を3試合はきついです(苦笑)。

杉本 柔術は止まることができますが、その態勢がコンバット柔術だと殴られるので体力も気持ちも休めるところがなくて……僕は2試合ですけど、しんどかったです。

寒河江 本場のコンバット柔術は優勝するまで4試合。こうやってトーナメントを戦って、あの過酷さが理解できました。尊敬します。

杉本 だからラバーなんでしょうね。完全に止まることできるので。

寒河江 それと今日のほうが本場より、掌底が多かったですよね。

杉本 柔術家、グラップラーよりもMMAの人とやってみたいです。コンバット柔術なら組み勝てるかとも思いますし。

寒河江 掌底をかい潜ってサブミッションにつなげるのが一番面白いので、次に出るときはそういう試合をしたいです。

杉本 ワンマッチでグラップラー×MMAファイター、レスラー×グラップラーとかの方が、グラップラー同士よりもコンバット柔術はもっと面白くなると思います。

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【IRE06】ついに水と油の異種格闘コンバット柔術実現。尺骨掌底=倉本一真×足関エントリー=寒河江寿泰

【写真】接点のない両者の接点は、互いの得意分野と危険地帯となる(C) MMAPLANET

2日(日)に弥益ドミネーター聡志YouTubeチャンネル及び、高橋Submission雄巳のSNSで10日(月・祝)に東京都港区のリバーサル田町芝浦スタジオで開催される今成柔術主催「IRE(imanari roll ecstasy)06」のプロマッチ=「IRE produced by 高橋SUBMISSION雄己」で寒河江寿泰×倉本一真が組まれることが発表されている。

これで68キロ契約(前日計量)の今成正和✖石黒翔也、51.5キロ契約(当日計量)の杉内由紀vs石黒遥希戦、65キロ契約(前日計量)=魚井フルスイング×村田卓実、無差別級(当日計量※体重記録のため)=ジェイク・ムラタ×清水俊一に続き、6試合目でついに水と油のマッチアップが決まった。


ここまで発表されたコンバット柔術5試合は柔術、グラップリング、MMAという3つのルールセットで双方あるいは一方が、相手の分野の試合経験を持つという顔合わせだった。

対して寒河江と倉本は違う。倉本は全日本3連覇&世界選手権出場のグレコローマンレスラーでこそあるが、柔術やグラップリングの色は全く感じられない。そして柔術とグラップリングを並行して戦う寒河江も、MMA色はない。

MMAとグラップリングで交わることがなかった両者は、スタイル的にも水と油の両者といえる。寒河江としては掌底も、バックスープレックスも受けたくない。ただし、倉本の掌が顔面に届く距離、背中を取られた態勢こそ、自らの攻撃へのエントリーを創ることができる間合いとなる。

と同時に掌で叩かれるビンタでなく、倉本が前腕の最先端部=尺骨を振り下ろす掌底を駆使すると、寒河江は経験したことがない痛み、意識が遠のく危険性を十分に秘めている。

倉本としては足関節のエントリーをさせないで、尺骨系の掌底を打つことができるか。掌底の距離こそ、MMAとグラップリングの接点――コンバット柔術の醍醐味といえる位置関係となる。

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ABEMA IRE05 IRE06 MMA Progress   寒河江寿泰 杉本孝 長谷川賢

お蔵入り厳禁!!【IRE05】掌底を叩き合った直後のコンバット柔術対談──寒河江寿泰✖杉本孝─01─

【写真】掲載の時期を逸していた対談、結果的にこのタイミングがベストという瞬間が訪れたような気がします。杉本選手、寒河江選手、長い間お待たせてしてスミマセンでした(C)MMAPLANET

長谷川賢によりPROGRESS計画が明らかになり、IRE06ではコンバット柔術の試合がABEMAで中継される。日本のグラップリング界の変革の時が、図らずとも訪れようとしている。

そんなタイミングだからこそ、8月に収録された寒河江寿泰と杉本孝の対談をお届けしたい。8月14日に開催されたIRE05 のコンバット柔術70キロ級Tの準決勝で相対した練習仲間の両者は、実際に掌を叩き合った後にコンバット柔術の課題、可能性、そして性格について話してくれた。

お蔵入り厳禁、古くて新しい──温故知新グラプリング=コンバット柔術について両者の掌底を交換した後の、意見交換に耳を傾けてほしい。


──正直な印象を述べさせていただくと、杉本選手は性格が悪い(笑)!!

杉本 なぜ、ですか!?

寒河江 そうなんですよ(笑)。

──ルールのギリギリをつく掌底が、グラウンドになる前や跳びつきガードから反則で出てしまったり(笑)。

杉本 アハハハハ。

寒河江 でも、何度も掌底を貰って出ることができなかったので、してやられた感はあります。

杉本 掌底がなければ2、3回取られていると思います。そういうエントリーがありましたけど、あのまま入られると取られていたなというのは練習を一緒にやっているので感覚的にありました。掌底があることで射程距離が変わるような形で取られずに済んだと思います。あと10分という試合時間は実力通りになることが多いと思います。5分だとジャイアントキリングが起こる可能性も増えるでしょうけど。そう考えると、掌底がないと僕はやられていたはずです。

──準決勝の直接対決に関しては、どのように試合を組み立てようと思っていましたか。

寒河江 杉本さんが練習で掌底を打つところを見たこともなかったので、柔術寄りの試合になると高を括っていました(笑)。そうしたら掌底がバンバン来たので、ちょっと面喰って試合は運びに影響が出ました。

──まだコンバット柔術のルールで戦ったことがある日本人選手は10人程度かと思われるのですが、実際に戦って技術的な部分で気付きはありましたか。

寒河江 距離をつめてパスをするとか、そういうタイトな技術が必要だと思いました。あとラバーガードとか杉本さんも狙っていたと思うし、僕もやりたかったですね。

──それこそエディ・ブラボーが、MMA用にパンチを受けないポジションとして編み出したのがラバーガードですからね。個人的に両者の対戦では見てみたかったです。

寒河江 それが今日の僕は掌底があることで、ラバーもクローズドガードも取れなかったです。壁があるからなおさらかと思いました。

杉本 力の差があればクローズドに入れて、頭を下げさせることも可能だったと思いますけど、ある程度の技術力と力が拮抗していると、それすら難しいということが分かりました。結果、MMAと同じで柔術は防御に使い、上の選手が掌底を落とすという展開が多かったと思います。それにクローズドでも、しっかりと取れないと掌底だからなんとかなったけど、グーなら終わっていた試合もあるかと思います。

──10thPlanet柔術家として、ラバーは狙っていたかと。

杉本 そこは本当に狙っていたのですが……。掌底有りだからこそ、バックを取れるのが一番ですね。

──掌底有りという部分では、下からの掌底が全般的に目立っていた。これが嫌がらせ程度で柔術らしさをスポイルしてしまう要因になったというのもあるかと思います。

杉本 僕らがMMAをやっていないからでしょうね。MMAをやっている選手の方が、下から掌底という手段はなかったかと思います。あとMMAの経験者は距離を測ったパウンド的な掌底が打てますね。

寒河江 そこを考えるとグレイシー柔術、護身としての柔術、その原点が必要になってくると思います。

杉本 一本を取らせない、殴らせない技術ですね。

──と同時に、皆が掌底の焦点を当てすぎたというか競技的には掌底のあるグラップリングというようよりも、組みのあるスラッピングという試合が多かったように感じました。

寒河江 その通りだと思います。

杉本 MMAの経験のある選手は、掌底があっても前に出ることができて、柔術の人間は下がってしまった。僕自身、パラエストラTBの廣瀬(貴行)先生から『ラバーや三角、オモプラッタは叩かれないように仕掛けることができても、他の技は殴られるつもりで振り切っていかないと』という風にアドバイスを受けていたのですが……。

寒河江 距離を潰さないと、入れないですからね。

杉本 1発、2発は叩かれても、グッと入るように戦わないといけなかったです。あと叩く方も、普段はやっていないことなので体力の消耗に繋がっていましたね。

寒河江 掌底があることで、入って来る情報が多くなって神経的にも疲れました。

杉本 打撃あることで気を付けることが増える。同時にもっと上手く掌底を使えることができれば、バックマウントだとかマウントから極めやすくなるのかとも思いました。

──28年も昔にサンパウロのベーリンギ柔術で見た練習は、掌底を入れて道着はパンツだけでやっていたのを思い出させる話ですね。原点かもしれないし、そこに最先端の技術をどうハメ込むことができるのか。とても楽しみなコンバット柔術ではあるのですが、優勝をして寒河江選手はどのように感じられましたか。

寒河江 優勝して嬉しいというのはないです。時間内に取っていないですし、オーバータイムになってのサドルと50/50は自分の得意なところなので。レスリングの練習もしてきたので、そういう勝負もしたかったです。

杉本 あとはグラップリングは極め合いなのに、立ちレスの膠着が続くのは違うかと思いました。

──1分の立ちが続くと、じゃんけんで勝った方が50/50かサドルを選ぶことができるというルールも見られました。

寒河江 実際、それで1回戦は勝ったのですが、申し訳なかったです。あの展開になって、極めないとそれは真剣勝負じゃなくなりますし。でも、ああならない試合をコンバット柔術としてする必要があったかと思います。

<この項、続く>

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MMA UNRIVALED 吉永力 寒河江寿泰 山北渓人 本間祐輔 朴光哲 水垣偉弥 河名マスト 清水清隆 石井逸人 竹浦正起 米倉大貴 門脇英基 須藤拓真

【UNRIVALED】速報中!UNRIVALED 1

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さてさて今日はUNRIVALED 1。まだ耳馴染のない方も多いと思いますが、あらゆる組み技のエキスパートが集うグラップリング大会。レスリング、柔道、サンボ、柔術などの特性を生かしたルールとポイント制を用いて試合が行われます。参戦する選手は石井逸人、山北渓人、朴光哲、清水清隆、小谷直之、水垣偉弥などMMAでもおなじみの面々。ルールもよく理解していませんが、PPV配信を見つつ電波と充電の続く限り速報します。


【第1試合】
×寒河江寿泰
(-2対1)
○石井逸人
寒河江が足を掛けて体勢を崩すとそのままバックに回って腕十字を狙う。石井も身体を反転してディフェンス。だが寒河江は下になって腕を離さない。石井はリフトして堪えるが寒河江は三角に移行。時折腕十字に移行して果敢に攻める。だが石井は長時間耐えてスタンドに戻る。石井は何度かタックルを狙うがテイクダウン出来ない。ジリジリした展開が続く。すると寒河江が下に引き込んで腕十字を狙うが不発。引き込んで下になったことで石井にマイナス2点。石井は下から仕掛ける展開が続くがやや膠着。終盤になって寒河江は腕十字、横三角を狙うが石井のディフェンスは固い。石井は最後まで凌ぎ切ってポイント-2対1で石井の勝利です。


【第2試合】
×山北渓人
(ヒールフック)
○吉永力
1R、吉永が自ら下になってマイナス2点。下からしつこく足を狙う。山北はしっかりと対応して上をキープして抑え込む。しかし一瞬の隙を突いて吉永が下からヒールフック!これがガッチリ極まって山北はタップ!吉永が鮮やかに極めた!


【第3試合】
×飯塚優
(アームバー)
○小林潤矢
立ちレスリングから飯塚が素早く足に飛びついて足関節を狙う。しかし小林は素早く対応してスタンドに戻る。しばらく立ちレスリングから飯塚がテイクダウンして上になるが小林は下から腕を狙うが不発。この時点で飯塚に2ポイント。立ちレスリングに戻ると逆に上になったのは小林。時間をかけてマウントに移行。上からアームバーを極めると飯塚はタップ!小林が快勝です。


【第4試合】
○河名マスト
(2対-2)
×村山大介
1R、グラウンドに引き込んだ村山。マイナス2ポイント。下から仕掛けたい村山と上から抑え込もうとする河名の展開。小手投げの状態が長らく続く。時間が経過すると再び村山が下から仕掛ける展開。しかし一瞬の隙をついて河名がガブリからネルソンの体勢で固定するが村山は脱出に成功。しかしその後も河名がガブって村山を亀の状態に固定。最後は河名がバックに回って2点を追加し判定勝利。


【第5試合】
×朴光哲
(-6対8)
○坂本将典
開始直後に坂本が片足タックルでテイクダウンに成功。2ポイント先取。しかし朴もすぐに立ち上がって立ちレスリングが続く。そこから坂本がまたもタックルでテイクダウンして2ポイント追加。だがすぐにスタンドに戻る展開が続く。これで坂本は8ポイント。朴は引き込みを取られたのか-6ポイントと大差がついて残り5分。このままスタンドの立ちレスリングから決定的な場面なく試合終了。ポイント差で坂本に軍配。


【第6試合】
○清水清隆
(0対-2)
×竹浦正起
開始直後にすぐに下になる竹浦。マイナス2点上等。下から仕掛けていくが清水のディフェンスも固い。竹浦は猪木アリ状態の下から背中に飛びつくようなトリッキーな動きや足関節を狙うなど矢継ぎ早に狙う。その流れで足関節をトリガーにバックに回るが清水は脱出。その後も竹浦は尻餅をついた状態で立っている清水を追いかける。するとバッティングしたのか清水の右目尻が出血。ドクターチェックが入って再開。残り3分でやっと竹浦はクローズドガードで清水を捕獲。終了間際に下から三角を狙うが不発。ポイント差で清水の勝利。


【第7試合】
○須藤拓真
(ヒールフック)
×北田俊亮
開始直後に須藤は自ら下になる。時間をかけて下から三角。かわされても足関節を狙うが北田は脱出。それでも須藤はしつこく下から試合を進める。するとまたしても須藤は足関節!北田は何度も身体を反転させて脱出を図るが最後は須藤がヒールフックで試合を極めた!


【第8試合】
×小谷直之
(腕十字)
○樋口翔己
テイクダウンを奪った小谷が2ポイント先取。しかし樋口はすぐに立ち上がって立ちレスリングが続く。身体が離れると小谷の豪快な片足タックルでまたもテイクダウンして2ポイント追加。長らく小谷が上をキープしていたが樋口が下から片足タックル。テイクダウンしかけたかに見えたが、小谷は下からギロチンを狙う。だが樋口は首を抜くとテイクダウンが認められて2点を獲得。上から試合を進めるが大きな展開なし。スタンドに戻ると小谷が豪快なタックルでテイクダウン。しかし樋口もスイープを決めて2点を取り返す。すかさず強引にバックに回ると腕十字!これが極まって樋口の一本勝ち!残り1分を切ったところで樋口が極めた!


【第9試合】
×萩原匡平
(ニーバー)
○福島聖也
下になった萩原が足を効かせて攻めているかみ見えたが、なんと萩原がタップ。福島がニーバーを極めて一本勝ち!たまげた極め方見たぜ。


【第10試合】
○野村優眞
(一本勝ち)
×宮川太暉
長いスタンドの展開から野村がタックルでテイクダウンに成功。パスガードを狙いつつ長らく上をキープする。もつれて場外に落ちそうになり待てがかかる。再開するとまたも野村がタックルでテイクダウン。さらにマウントになった事で合計10ポイント獲得。そのまま肩固め仕掛ける。しかし宮がはスイープ!2点を返すが野村はすぐに脱出に成功。スタンドに戻る。後がない宮川は投げで一本を狙う戦略。しかし野村が逆に押し倒すように投げを打つと宮川が背中をついて一本!野村が完勝です。


【第11試合】
○水垣偉弥
(2対0)
×本間祐輔
序盤は互いに様子を見合う立ちレスリング。しかし警戒しているのかなかなか手が合わなずにこの状態が長らく続く。3分過ぎに水垣のタックルが決まってテイクダウン。2点を獲得。長らく上をキープしていたが本間のディフェンスが固く攻めきれない。それでも水垣は上からダースチョークを狙うなど攻勢。本間は防戦一方。このまま試合が終了しポイント差で水垣が勝利です。


【第12試合】
×門脇英基
(ヒールフック)
○米倉大貴
米倉はスライディングするように下になる。すかさず足関節を狙う。門脇は回転して場外に脱出?再開するとまたも米倉は下になる。2回下になった事でポイントはマイナス4点。完全に一本狙いか。米倉は矢継ぎ早に足関節を仕掛ける。これがとにかくスピードが速い。何度もしつこく仕掛けるとついにヒールフックが極まり門脇がタップ!米倉が鮮やかに仕留めた!
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MMA RIZIN UNRIVALED UNRIVALED01 ブログ 吉永力 寒河江寿泰 山北渓人 石井逸人

【UNRIVALED01】パンクラシスト山北渓人が、吉永力と。シューター石井逸人は、寒河江寿泰戦決定!!

【写真】吉永✖山北は、ポイント制と相まって非常に楽しみな試合だ。技術とポイント、より動けるのはどちらになるか(C)SATOSHI NARITA &MMAPLANET

27日(水)、UNRIVALED実行委員会より11月3日(水・祝)に東京都板橋区の新河岸に設置されるUNRIVALED特設会場で開催されるUNRIVALED01の追加カードが発表されている。

門脇英基✖米倉大貴、水垣偉弥✖本間祐輔、須藤拓真✖北田俊亮、朴光哲✖坂本将典、河名マスト✖村山大介など柔術、グラップリング、MMAファイターという畑の違うファイターが、一つのルールの下で戦う興味深いカードが既出となっていた同大会で、追加カード4試合が明らかとなり、プロマッチ12試合が出揃った。


今回決まったカードは道着ルールでJBJJF茶帯ライトフェザー級優勝、パンクラスでMMA経験もある野村優眞が、宮川太暉と対戦。RIZINグラップリングでテイクダウンと盤石の抑える強さを見せ、アンライバルドルールに相当に適していると思われる小谷直之は、樋口翔己を相対する。

さらにノーギも柔術の一つ派でコンバット柔術もこなす寒河江寿泰は、柔道ベースのプロシューター=石井逸人とのマッチアップが決まった。全日本ノーギで須藤に遅れを取った寒河江が、引き込みが減点のアンライバルドルールで如何に極めの強さを見せるか注目だ。

シューター=石井に対し、パンクラシスト山北渓人の参戦を決まった。今やMMA界を接戦しつつある専修大OB軍の1人である山北は、フリースタイルレスリングをベースに柔術を融合させデカゴンで、サブミッションレスラー的なファイトスタイルで6連勝中、ストロー級の頂点が見えてきた地位にある。

そんな山北の対戦相手は吉永力、日本柔術界のルースター級を代表をする実力者だ。山北はこれまで下になってはならない戦いのなかで、そのレスリング力を武器に勝利を手にしてきた。

対して、吉永は減点覚悟で引き込みも持さないグラップリングで勝負してくるだろうが、道着でギロチンを極める技術力の高さは、山北のテイクダウンへの抑止力になることは絶対だ。ポイント制の妙が、一本への扉を広げるのか、隙を埋めていくのか楽しみなマッチアップだ。

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【JBJJF全日本ノーギ柔術2021】アダルトエキスパートフェザー級

アダルトエキスパートフェザー級
00:00:00 1回戦 井関遼 vs 須藤拓真
00:04:01 1回戦 井田黎 vs 江端講平
00:10:50 1回戦 小野隆史 vs 中島康輔
00:17:39 1回戦 赤澤智哉 vs 西林浩平
00:24:25 1回戦 長谷川孝司 vs ジョン・ホンメル
00:28:01 1回戦 城戸泰介 vs メネギン・エリック
00:33:47 2回戦 寒河江寿泰 vs 須藤拓真
00:41:37 2回戦 江端講平 vs 中島康輔
00:48:28 2回戦 西林浩平 vs 長谷川孝司
00:54:58 2回戦 メネギン・エリック vs 杉内勇
00:58:19 準決勝 須藤拓真 vs 江端講平
01:02:42 準決勝 長谷川孝司 vs メネギン・エリック
01:06:49 決 勝 須藤拓真 vs メネギン・エリック
01:09:00 須藤拓真インタビュー

第9回全日本ノーギ柔術選手権
9th ALL JAPAN NO-GI JU-JITSU Championship
2021年9月4日(土)
東京/ エスフォルタアリーナ八王子 メインアリーナ

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【IRE05】ルールに則し(時には破り)、掌底駆使の杉本孝をOTで寒河江寿泰が破り決勝へ

【写真】OT勝利の寒河江はこの表情。不慣れな掌底攻撃がどのような心理的影響を与えのか。戦った当人、同時インタビューの第2弾は近日中にアップ予定です (C)MMAPLANET

14日(土)に東京都港区のリバーサルジム東京スタンドアウト田町芝浦スタジオで開催されたIRE(Imanari Roll Ecstasy)05。ここでは掌底有りのコンバット柔術70キロ級トーナメント準決勝第1試合──寒河江寿泰✖杉本孝の練習仲間対決の模様をお届けしたい。

<コンバット柔術70キロT準決勝/10分1R>
寒河江寿泰(日本)
Def.OT
杉本孝(日本)

練習仲間が相対する準決勝。握手から試合が始まり、寒河江のアンクルピックで下になった杉本は一旦立ち上がっても、直ぐに座り直し飛び上がるように掌底を伸ばす。続いて寒河江の手首を掴んだ杉本は、立ち上がった状態で掌底を繰り出したが、これは反則だ。

寒河江に詫びた杉本は、座った寒河江に容赦なく掌底を落とす。初戦とは戦い方を完全に変えてきた杉本は足を絡まられても、それ以上深くいれないために掌底を落とし、一旦離れるや太腿や背中と打撃を続ける。

対して寒河江は足を絡めていくが、ここに付き合ってもらえず同じように太腿や腕までも叩くというビンタ合戦に。ついには両者スタンドの状態で杉本は掌底を使ってしまい「ゴメン」と声を出して謝る場面も。寒河江もデラヒーバから回転しリバーサル、上を取って立ち上がるが、下から掌底を打たれ飛び込むように殴りに行くと前方にバランスを崩して腹ばいになる場面も。

杉本は仕掛けの前にまず殴るという戦法を取るも、殴られると寒河江も接近度がルーズになるため結果的に、自分から詰めないとグラップリングの攻防は生まれないという状況に。両者スタンドの状態でジャンピンガードのような仕草を見せた杉本は、入れないと見ると座ってカカトを取りながら掌底を打っていく。

両者が片ヒザをついた状態で、かなりの勢いで杉本が寒河江の頬を張る。

続くスタンドの攻防で、ついにジャンピンガードに捕えた杉本だったが、スタンドの状態にもかかわらず勢い余って掌底を連打してしまう。

掌底という要素が、両者のグラップリングの形を崩しているともいえる一戦で、スラム気味に背中を落とした寒河江に対し、杉本もクローズドをすぐに解く。

もう一度ガード中に入れようとしたが、寒河江が離れる。ここは杉本がクローズドからラバーに移行すれば、上から殴らせない10thPlanet柔術の流れになるかという局面だったが、成立しなかった。

グラップリングに限らず打撃でも、MMAでも相手の仕掛けに付き合うか、かわすかという状況はいくらでも見られるが、この試合の場合は掌底という要素が、より相手の懐に入らない心理的な影響を与えているか。杉本もこれ以降はガードに入れようとはせず、片ヒザ&飛び上がって掌底、寒河江がシッティングから足を絡める……あるいは頭を押し込んでいても掌底という流れに戻る。

残り2分を切り、杉本が座ったケースでは、寒河江は上から掌底を落として足を取りにいく。足を抜いて立ち上がった杉本の手首を両手で掴んだ寒河江は、座って掌底へ。続いて杉本が立場を変え、座ってから張っていく。ここまでの試合と同じで、掌底があることで緊張感ではなく、弛緩するという本場のコンバット柔術では感じられない場内の空気感のなか、戦っている当人は如何に極めに入るかと、思案しているように映る。

と、下になった寒河江は杉本が立ったまま掌底を落としてきたところで、後方回転で杉本右足を取り、足関へ。足を抜かれそうになると、バックテイクを狙う。杉本も寒河江にトーホールドを仕掛けつつ、足を抜いて立ち上がった。この一戦でピークといえる攻防が見られ、試合タイムは残り30秒に。

ここで座った寒河江は、スタンドの杉本と掌底を繰り出し時間を迎えた。OTは先攻の杉本が50/50を選択も、寒河江が5秒でエスケープ。後攻の寒河江はサドルを選び、杉本はエスケープに8秒を要し、ファイナル進出は寒河江となった。


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IRE05 MMA 寒河江寿泰 小林博幸

【IRE05】MMAファイター小林、1分の立ちレス~ジャンケン~寒河江のサドル&内ヒールに敗れる

【写真】サドルからリスタート、小林に勝ち目はなく──勝った寒河江は申し訳なさそうにしていた (C)MMAPLANET

14日(土)に東京都港区のリバーサルジム東京スタンドアウト田町芝浦スタジオで開催されたIRE(Imanari Roll Ecstasy)05。ここでは掌底有りのコンバット柔術70キロ級トーナメント準々決勝第2試合──寒河江寿泰と、唯一MMAファイターとして同トーナメントに参戦した小林博幸の一戦の模様をお届けしたい。

<コンバット柔術70キロT準々決勝/10分1R>
寒河江寿泰(日本)
Def.1分37秒by ヒールフック
小林博幸(日本)

MMA畑からの出場となった小林は、ケージレスリングの神髄を見せると宣言していたが、IREルール特有の1分間スタンドが続き──ジャンケンで勝った方がOTと同様に50/50かサドルを選択できるという展開に。

そのジャンケンで勝った寒河江は「あぁ、勝っちゃったと」と漏らしてしまう。こうなると勝敗の行方は明白で、サドルから内ヒールをセットアップ。掌底を落とそうとした小林だったが、観念にしたようにタップした。


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DEEP IRE05 MMA UNRIVALED YouTube タツノスケ 今成正和 寒河江寿泰 朴光哲 村田卓実

【IRE05】コンバット柔術で今成✖朴光哲。村田と寒河江は同門でどこまで掌底を落とせるのか?!

【写真】なんだか、今世の対決とは思えない顔合わせだ(C)MMAPLANET

14日(土)、東京都港区のリバーサルジム東京スタンドアウト田町芝浦スタジオにて、今成柔術主催のIRE(Imanari Roll Extasy)05が開催される。

サブオンリールールでEBIならぬIREオーバータイム制ではシートベルトとスパイダーウェブでなく、50/50とサドルを選択するという足関スペシャリストらしいルール設定の同大会。

今回は今成正和が自らコンバット柔術に出場し、MMAは昨年限りで引退した朴光哲と対戦する。


コンバット柔術もエディ・ブラボーが創作・主催してきた掌底ありのノーギグラップリングだが、ここでも延長になると50/50かサドルを選択するという今成流儀で実施される。

今回の目玉は今成✖朴だけでなく、コンバット柔術の70キロトーナメントだ。その出場者は村田卓実、寒河江寿泰という今成柔術のメンバーに加え、DEEPでMMAを戦う小林博幸、UNRIVALEDのトップ重視ポイントグラップリングで村田を破っているカルペディエム芦屋の所属のタツノスケ。

さらに今成柔術から第3、第4の参加となるジャッキー、高橋秀彰、インファイト柔術から勅使河原稜太が出場する。

サブオンリーだけに引き込むことは可能だが、やはり掌底があると躊躇することは十分に起こりえる。そうしたケースで、今大会はマットでなくケージ使用ということで、壁レスの対応も勝負のカギを握ることになるか。

いわば掌底を落とされる覚悟をもって下になることができれば、動きを限定できるケージすら見方にできる。

そういう意味で、壁レスをやりこみ、上にも下になれるMMAベテランの村田が本命視されるが、70キロという階級も従来のグラップリングより大きなファクターだ。

対抗は昨年、コンバット柔術ルールでMMAファイターの清水俊一をヒールで破っている寒河江か。さらにいえば、この同門が対戦した場合、どこまで非情に掌底が打てるのか……。この両者に如何にタツノスケ、そして小林が絡んでいけるか。

今成✖朴に関していえば、朴が掌底勝負に出ると、そこは今成が足を絡ませる機会を与えることになる。朴がいかなる勝算ももってケージに入るのか、斜め上から楽しみたい一戦だ。

掌底&壁レスの要素が加わるサブオンリー・グラップリング──ケージ際に注目したい。なお今大会の模様はYouTube、ImanariTVで配信される予定だ。

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