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【DEEP x NARIAGARI】大木良太戦へ、北岡悟「強い相手に勝つためにずっとやってきたわけだから。ずっと」

【写真】このタイミングでボイスレコーダーの前で話すことが異例で。そして、最も簡潔に北岡悟を表現する言葉が聞かれた(C)MMAPLANET

本日23日(日)に東京都港区のニューピアホールで開催されるDEEP vs NARIAGARIのメインで大木良太と対戦する北岡悟。

2月、5月と連勝し、今回の試合に臨むこととなった。そんな北岡が異例の計量前の取材に応じてくれた。計量前の選手と言葉を交わすことはあっても挨拶程度。そのなかで北岡はこちらの取材スケジュールを考慮し、その場で取材に応じた。この事実、そして語られた言葉、この数分後に始まった計量での所作の全てが、北岡悟だ。


──計量前なのに、ありがとうございます。

「ハイ」

──しかし、こちらの事情をくみ取っていただきこのタイミングで話を聞かせてもらえるということですが、それが可能だけ計量前でも体調が良いということでしょうか。

「いえ(苦笑)。そんなことないけど、事情をくみ取って受けているということです」

──本当にありがとうございます。明日戦う大木選手、この2連勝を経て目指すところまでの過程にあるなかで、しっかりと段階を踏んで戦う相手になります。

「ハイ、分かっています。ただ、『ここで勝ったら』とかっていうよりも、良い準備ができているので『これでどうなのか』という感じです」

──北岡選手のなかでも2月、5月よりも強敵だという認識ですか。

「そういう意識ではないです。相手ではなくて、強い相手に勝つためにずっとやってきたわけだから。今までも……この2試合も、それまでもずっとそうやって取り組んできました。継続しての今なので。それでたまたま──たまたまじゃないんだけど、このタイミングでこの相手と戦うということです」

──仮に連勝した相手よりも、力のない選手ならやることはなかった?

「そういうゴチャゴチャした考えでやっていないから。うん、まぁ……例えそういうこともあっても、今から計量っていうときにそんなゴチャゴチャしたことは頭にないです。そんなゴチャゴチャした感じじゃない」

──ただ、目の前の相手と戦うと。

「強い相手に勝つ。勝てる自分を創る」

──いずれにせよ、肌の艶や声の張りという部分で仕上がりの良さは伺えます。

「そうですか。いやぁ……いやいやいやいや(苦笑)。ハイ。まぁ、今日のこの大会だと皆……ただ体重を測りにきただけでしょ。そいつらとちげぇからな」

──そこです。北岡選手が続けてきたことと、明日の試合に出る選手たち。同じじゃないという気持ちで臨むということですね。

「別に改めていう必要はないと思います」

■視聴方法(予定)
7月23日(日・日本時間)
午後2時45分~SmartNews

■ DEEP vs NARIAGARI

<ライト級/5分3R>
北岡悟:70.65キロ
大木良太:70.8キロ

<エキシビション/6分1R>
皇治&住村竜市朗:──キロ
青木真也&竹浦正起:──キロ

<メガトン級/5分2R>
赤沢幸典:105.9キロ
朝太:98.05キロ

<68キロ契約/5分2R>
立成洋太:67.55キロ
雄貴:67.05キロ

<キック60キロ契約/3分2R>
RYOGA:59.85キロ
吉田仁:59.9キロ

<58キロ契約/5分2R>
多湖リキト:57.85キロ
悠里:57.55キロ

<キック・フライ級/3分2R>
琥:57.05キロ
元太郎:56.75キロ

<エキシビション/2分2R>
城戸康裕:──キロ
平山迅:──キロ

<ライト級/5分2R>
井上竜旗:70.7キロ
中谷優我:70.4キロ

<キック68キロ契約/3分2R>
レイヤ:68.50キロ→67.35キロ
来希:67.75キロ

<キック69キロ契約/3分2R>
豊樹:68.6キロ
ハルゴング:68.85キロ

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【DEEP x NARIAGARI】計量終了 北岡悟の所作に見える矜持。頭突き関して、敢えてこちら側の意見を──

【写真】いつもと変わらず、それが北岡のプライド(C)MMAPLANET

明日23日(日)に東京都港区のニューピアホールで開催されるDEEP vs NARIAGARIの計量が、22日(土)に渋谷区のスマートニュース渋谷オフィス2Fで行われた。

6月16日の会見時に「自分がMMAをやることが大切。いつも通りゴロゴロ抱き合います」という発言をしていた北岡は、まさに計量台の上でもルーティンのように左手の先をショーツに差しいれ、コメントも「頑張ります」の一言のみ。

自身が戦ってきたフィールドとNARIAGARI勢とは違うという自負を──そのいつも通りの所作で見せていた。

あえてこちら側という表現を使うと、「プロだ。アマだ、関係ない」と言いって互いに違いを強調しつつも、こちら側のファイターにもDEEPの計量時には、見せないような言動を取るケースも見られた。そこは完全にNARIAGARIのペースにはまっているといえるだろう。


DEEP✖NARIAGARIの大将戦で朝太と対戦する赤沢幸典は、「やっぱりおめめが可愛い。赤ちゃんハイハイしますよ。明日は」と赤ん坊の人形を持って挑発されても、「じいちゃん、ハイハイさせようかと思います」と良い具合に反応していた。

そんななか、NARIAGARIの一戦としてキックマッチでハルゴングと対戦する豊樹が、フェイスオフで思い切り頭突きを見舞い、互いの額がぶつかると嫌な音が計量会場に響き渡るということがあった。

トラッシュトーク、胸を合わせる。相手の胸を押しのける。メンチの切り合い。あるいは額をつけあう。それらの行為は試合を盛り上げるために──好き嫌いはあっても、MMAやプロ格闘技に付随しており許容範囲ともいえる。

しかし、こちら側から見るとのあの頭突きはやりすぎ──試合の前日に、戦う身をアクシデントでなくインシデントで傷つける行為は言語道断だ。

気になるのは、本気であそこまでぶつけるつもりだったのか。あるいは、そこまでのやるつもりはなくて、勢よくぶつけてしまったのか。いずれにせよ鼻や目尻を狙ったわけではなく、対戦相手を傷つけようという気はなかったに違いない。あくまでも、明日の試合を盛り上げるための行為。ならば、やはりやり過ぎだ。翌日にルールある試合を戦い、普段の練習の成果を発揮して勝利を目指すのであれば、前日に相手を攻撃するのは業務上過失、お互いの合意なく仕掛けたのであれば傷害事件だ。

その体躯を見れば、明日のためにしんどい想いをして、強さを追求してきたのはNARIAGARI勢もDEEP勢も変わりない。実際、第2試合のキックでレイヤと戦う来希が、対戦相手の体重オーバーを猛烈に非難している(再計量でレイヤはパス)。それだけ体重を落とすことにも懸命に取り組んでいるのだから、心身ともにエネルギーは明日まで貯めるべき。

そして、「こういうものだから」とあの頭突きがまかり通るのであれば、こちら側とはジャンルの違うもの。ジャンルが違うモノが交わるのであれば、どちらかの土俵に上がるべきで中間地点の交差は、アンバランスで危ういと言わざるを得ない。

なお計量後に佐伯繁代表と皇治の両者が明日に向けての意気込みを語り、「負けた方が頭を丸める」という段になると、皇治は自身でなくスタッフ、挙句の果てに「ずっとお世話になっている熊久保さんに丸めてもらいます」と発言。ゴング格闘技、熊久保英幸記者の稲刈りが終わった後の稲穂まで刈り取ろうという発言に会場は笑いに包まれた。

■視聴方法(予定)
7月23日(日・日本時間)
午後2時45分~SmartNews

■ DEEP vs NARIAGARI計量結果

<ライト級/5分3R>
北岡悟:70.65キロ
大木良太:70.8キロ

<エキシビション/6分1R>
皇治&住村竜市朗:──キロ
青木真也&竹浦正起:──キロ

<メガトン級/5分2R>
赤沢幸典:105.9キロ
朝太:98.05キロ

<68キロ契約/5分2R>
立成洋太:67.55キロ
雄貴:67.05キロ

<キック60キロ契約/3分2R>
RYOGA:59.85キロ
吉田仁:59.9キロ

<58キロ契約/5分2R>
多湖リキト:57.85キロ
悠里:57.55キロ

<キック・フライ級/3分2R>
琥:57.05キロ
元太郎:56.75キロ

<エキシビション/2分2R>
城戸康裕:──キロ
平山迅:──キロ

<ライト級/5分2R>
井上竜旗:70.7キロ
中谷優我:70.4キロ

<キック68キロ契約/3分2R>
レイヤ:68.50キロ→67.35キロ
来希:67.75キロ

<キック69キロ契約/3分2R>
豊樹:68.6キロ
ハルゴング:68.85キロ

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【DEEP X NARIAGARI】「今までの自分とは違うものを感じています」北岡悟戦前の大木良太─02─

【写真】スキンヘッドになり、受ける印象が若干変わった大木。北岡にとって過去2戦より、厳しい試合──望んできた状況に近づいているマッチアップだ (C)MMAPLANET

23日(日)、東京都港区のニューピアホールで開催される『DEEP×NARIAGARI』のメインで、北岡悟と対戦する大木良太のインタビュー後編。

幼少時代からJリーグを目指してサッカーを続けていた大木が、なぜ空手からMMAを始めることになったのか。

そのキャリアを訊くと、現在の大木のファイトスタイルが明確になってくる。とはいえ大木は現在2連敗中で、北岡悟に勝利して再びベルトを目指すことができるか――決戦への意気込みを語ってくれた。

<大木良太インタビューPart.01はコチラから>


――サッカーを辞めたあと、大学在学中に大阪で空手の道場に入ったのですか。

「はい。空手はフルコンの試合に出ていました。今も蹴りについては空手をやっている時に習ったことを、そのまま生かしているという感じで。あとはサッカーですね」

――……どういうことでしょう?

「ずっとサッカーをやってきたおかげなのか、他のスポーツをやっても『全くできない』という経験はなかったです。空手を始めた時も、すぐに試合に出してもらえたり」

――なるほど。サッカーは競技人口も多いですし、その中で鍛えられていれば体の動かし方も含めて、基礎は違うかもしれません。

「しっかり野球をやっていた人もそうですよね。特に野球の投げ方とパンチの打ち方は、動作が同じところもあるらしくて。空手の道場へ見学に行った時、ミットを蹴ったら『蹴りが良いね!』って褒められたんですよ。空手だったら試合で人間を蹴って良いじゃないですか。それが面白いなと思って空手を始めました」

──蹴る対象がボールから人間に替わったわけですね(笑)。

「アハハハ。実際、ボールを蹴るよりもハイキックで顔面を狙うほうが、やりやすいかもしれないです。サッカーだとボールは試合中、ずっと動いていますよね。でも人間の顔面は、試合中のボールほどは動いていなくて。だからサッカーで蹴るっていうことに慣れていたら、ハイキックで顔面を狙いやすいっていうのはあるかもしれないです」

――空手からMMAに転向したのは、どういった経緯があったのでしょうか。

「大阪で空手をやったあと、大学を卒業して就職で地元の鹿児島に帰りました。鹿児島でも格闘技はやりたけど、フルコン空手って顔面を殴ることはできないじゃないですか。そこで顔面を殴れる競技を探していたら、1回500円で練習できるMMAのジムがあって。見学に行くと道場の代表の方が昔は空手をやっていたそうで、自分の空手のエッセンスを入れながらMMAをやれるんじゃないかと入門したのが、MMAを始めたキッカケですね」

――プロデビューは大阪Wardogで、地元のMMA大会にも出場しています。

「アウトサイダーにも出ました。鹿児島はジムも大会も少ないし、当時はアマチュアだとアウトサイダーに出るっていう流れがあって。他にも九州の大会に出たりしながら、もっと技術を学びたいと思い、出稽古で東京に行くんですよ。その出稽古がキッカケで、拠点を東京に移すことになりました。それで2019年からDEEPに出させてもらうようになって」

――DEEPで4連勝している時期は、「これはいける!」という手応えはありましたか。

「自分の中で『上に行く!』という意識はありましたけど、そういう『行けるんじゃないか』みたいな過信はなかったです。ずっとスポーツをやってきて、その過信が一番良くないことは分かっていました。上に行くためには、とにかく自分の穴を潰していくこと。穴を潰していかないと気が済まない性格でもあったので」

――では2021年7月に、大原樹理選手とDEEP暫定ライト級王座を争った際は、過信ではなくベルトを巻ける自信はあったのですか。結果は3Rに大木選手から偶発性のローブローがあり、試合はストップ。テクニカル判定で大木選手は敗れました。

「はい、自信はありました。いずれ大原選手と対戦すると思っていて、タイトルマッチが決まる前から試合も観ていましたし。試合自体については、ローブローの後も僕としては続けたかったです。でも、大原選手もずっと欲しかったベルトに手が掛かっている。そこで無理をしないのは当然で。ただ、僕としても気づかせてもらえたことも多かったですね。

次の石岡戦も、勉強になった試合でした。僕の中では打撃を当てていたのは自分だったし、勝ったやろうと思っていて。でも判定では僕の負けという印象になるんだなって。まず自分が勝っていると印象づけるためには、MMAで何をどうやったら良いのかと自分の中でも理解しないといけないと感じたんです」

――それが最初に仰った試合への取り組みに繋がるのですね。次の試合は北岡悟選手と対戦します。大木選手も2連敗中ですが、ここで勝てばもう一度ベルト戦線に立つことができる重要な試合だと思います。

「もちろん北岡選手に勝てば、ベルトに向けて前進できることは確かです。でも今まで試合によって気持ちが変わったことはないんですよ。いつも『絶対に相手をブッ飛ばしてやる』という気持ちで試合に臨んでいます。自分の中の温度はいつもマックスで、それは北岡選手が相手でも同じです」

――なるほど。記者会見の発言で、北岡選手と練習した経験があったとか。

「僕が東京に出て最初に入ったのがTRIBE TOKYO M.M.Aで、北岡選手がTRIBEのプロ練に参加していたんですよ。組んだこともありますが本当に強くて、これがトップ選手なんだって思わせてくれました。僕がTRIBEを離れてからは、一緒に練習したことはないです」

――では現在の北岡選手について、対戦相手としての印象を教えてください。

「組み中心、寝技中心の選手ですが、苦手意識のようなものはないです。僕自身が今まで試合では寝技をやっていないだけで。次の試合は今までと違う僕を見せることができると思っています。最初に言ったとおり、斎藤裕さんや上田将勝さんにアドバイスを頂いたり、後輩たちも含めて対策を立ててもらったりしていて。練習の時点から、今までの自分とは違うものを感じています。怪我のために2年近く試合から離れてしまいましたが、ここまで自分のできることは100パーセントやってきました。次の試合は、絶対に倒します!」

■視聴方法(予定)
7月23日(日・日本時間)
午後2時45分~SmartNews

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【DEEP X NARIAGARI】北岡悟戦へ、大木良太─01─妹を守るために「僕がまず強くならないといけない」

【写真】 本当にMMAファイター一人ひとりに、戦う理由が存在している(C)SHOJIRO KAMEIKE

23日(日)、東京都港区のニューピアホールで開催される『DEEP×NARIAGARI』のメインで、大木良太が北岡悟と対戦する。
Text by Shojiro Kameike

大木は2017年まで地元の鹿児島県で活動し、翌年から上京してDEEPで4連勝を飾る。しかし2021年には大原樹理、石塚雄馬を相手に連敗を喫して以降、1年半以上のブランクをつくっていた。そして今回、北岡悟を相手に復帰戦を行う大木良太に初インタビュー。まだ鹿児島訛りが残る優しい語り口から、意外なエピソードが語られた。


――5日後に試合を控えた現在(※インタビューは19日に行われた)、コンディションはいかがですか。

「コンディションはバッチリですね。減量も、あとは計量前に少し水抜きするぐらいで」

――6月16日に行われた記者会見の時と比べると体も絞れているようですし、かつ肌ツヤも良いように見えます。

「今回は良い感じに落とせています。いつもは無理して落とすようなところもあったんですよ。でも周りからのアドバイスもあって、今回から食事や減量方法を変えました」

――大木選手はプロで5連勝したあと、2021年に2連敗を喫して今回の試合を迎えます。減量方法を変えたのは、この2連敗がキッカケなのでしょうか。

「はい。でもそれは減量だけじゃなく、全てですね。減量に関していうと、今まで自分が良しとしている方法以外もあったんだなと。練習仲間から、そういうアドバイスをもらって新しい方法に取り組んでいます」

――では減量以外で何か新しく取り組んできたことはありますか。

「試合の組み立て方に関しては、今までは自分自身の感覚に頼りすぎていたところがありました。僕はずっとスポーツをやってきた人生だったんですよ。4歳から大学に入るまでサッカー、そのあと空手からMMAを始めていて。だから体の動かし方、相手との距離なども何となく……感覚でやっていた部分があるんですね。作戦や試合中のことも自分で考えて、セコンドには『試合中に自分がこういう状態になったら、こう指示して』とか自分のほうからお願いしていたり。

それが今回に関しては良い巡り合わせがあったんです。練習でも試合でも感覚だけじゃなく、『こうなったらこう』と自分でも言語化できるようにならないといけない。そうして、自分の中でも納得しながら進めないといけない。試合前なので細かく何をどう変えたとは言えないけど、大きな部分で一番変わったのはその部分ですね。感覚だけでなく、しっかりと形にしていくというか。それは今回の試合が決まる前から取り組んできました」

――いま仰った「巡り合わせ」の一つが、斎藤裕選手との出会いということですか。大木選手のSNSに齋藤選手が登場する回数が増えています。

「そうです。斎藤選手とは出稽古先が一緒だったり、もともと交流はありました。それが去年、僕が怪我をして入院した時に――」

──えっ!? 入院していたのですか。2021年10月の石塚雄馬戦から今回の北岡戦まで期間が空いた理由は、その怪我だったのでしょうか。

「実は練習中に怪我をして、手術することになったんです。それも最初は気づかなくて、どことは言えないですが改めて検査したら『これは手術しないといけない』という状態になっていて。ずっとスポーツをやってきたから体も丈夫で、気づけなかったんですかね(笑)」

――あまり笑えないところではありますが……。すみません、話を戻します。大木選手の入院をキッカケに斎藤選手との距離が縮まったのですね。

「はい。正直、もう選手生活も――というほどの怪我でした。でも僕はMMAを続けたい。それを聞きつけた斎藤選手が僕のことを気遣ってくれて、退院してから『やれるところから始めようか』と、マンツーマンで教えてくれるようになりました。だから僕の考え方が変わった大きな要因は、斎藤選手のアドバイスですね。僕も斎藤選手のことを兄貴だと思っています。それぐらい、ありがたい存在です」

――なるほど。一方でキャリアについてですが、先ほどサラッと「4歳から大学に入るまでサッカーをやっていた」と仰っていました。

「Jリーグを目指していました。高校までは地元の鹿児島でやっていて、大阪の大学に入ったけど、1年生の夏ぐらいには辞めてしまったんですよね」

――Jリーグを目指していながら、なぜサッカーを辞めてしまったのでしょうか。

「サッカーって良くも悪くもチーム競技で。采配する監督がいて、プレーする選手がいる。そこでチームの色もあるし、監督の意向にそぐわなかったら選ばれないというか。僕はディフェンダーで、1対1なら絶対の自信がありました。大学に入った時、監督から『全員を止めることができたらレギュラーだ』と言われて、そこで僕は全員――ドリブルしてくる相手を止めたんですよ。しかも2周ぐらい」

――それは凄いですね!

「でも、レギュラーにしてもらえませんでした。だから『もうチーム競技はいいかな。個人競技をしてみようかな』と思って、知人の紹介で近所にあった空手の道場に入ったんですよ」

――そこで空手の道場を選ぶということは、もともと格闘技に興味があったのですか。

「自分の父親も空手をやっていたらしくて、その影響もあったと思います。小さい頃から格闘技は好きでした。それと……障がいを持っている2歳下の妹がいるんですよ。妹がバカにされないためには、まず自分がナメられないようにする。だからサッカー部に所属していながら、家にサンドバッグを置いてパンチの練習をしていました」

――妹さんを守るために、自分が強くなろうと……。

「今でこそSNSで『障がいを持っている人を馬鹿にしちゃダメだよ』という考えも広まってきていると思うんです。でも僕が子供の頃は、まだ障がいをバカにしたり、心無いことを言ってくる子もいて。妹は2歳下だから、同じ学校にいる時は自分が守ることができる。自分が卒業しても『あの兄貴がいるから妹をからかわないようにしよう』と思われるように、まずは僕が強くならなきゃいけないと考えていました。だから当時から格闘技には触れていて、いつか本当に格闘技をやってみたいという気持ちはあったんです」

<この項、続く>

■視聴方法(予定)
7月23日(日・日本時間)
午後2時45分~SmartNews

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DEEP MMA NARIAGARI News o RIZIN YouTube キック チャンネル パンクラス ボクシング 佐伯繁 北岡悟 大木良太 皇治

【DEEP】皇治のNARIAGARIと対抗戦を開催!


超RIZIN2の追加対戦カードが発表された日の夜。何気にもう1つ記者会見が。。。DEEPの佐伯繁代表と現役続行を表明した皇治が出席。7月23日にニューピアホールでDEEP×NARIAGARI 対抗戦を行う事が発表されました。

全くのノーマークだったNARIAGARI。RIZINを主戦場にする皇治がCEOを務めるアマチュア中心の格闘技イベント。キックやボクシングをメインでしたが、賛否両論を巻き起こしたのは電話ボックスを模したカゴの中で殴り合う「NARIAGARI BOX」。動きが制約された状態で至近距離で打ち合う過激なルールに現役格闘家からも安全性を危惧する声が多数寄せられていました。

完全に「格闘技亜流」「格闘技風」のイベントだと思っていただけに、まさかDEEPと交わるとは。。。会見の中で佐伯代表も「正直DEEPがNARIAGARIと絡んでいいのか悩みました」と苦渋の決断だった胸の内を明かしました。でも、そこは元々「戦うおもちゃ箱」と言われていたDEEP。懐が深いというか、流行りものに乗っかるというか。相変わらずらしさを発揮しましたね。

対抗戦はMMA3試合、キック2試合の計5試合。NAIRIAGARIの選手がどこまでやれるのか。怖いもの見たさはありますが、イベントとしてちょっと弱いのではと思っていましたがご安心ください。DEEP公式戦として北岡悟(パンクラスイズム横浜)×大木良太(KRAZY BEE)も用意されています。

DEEP本戦、後楽園ホール大会で組まれるべき好カード。この試合だけでも観戦したい、でもチケットを買うのはちょっと手が出ないと思ったいたら、SmartNewsチャンネルで完全独占無料ライブ配信されるじゃありませんか。SmartNewsチャンネルさん、ありがとう。

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DEEP MMA NARIAGARI News o ONE RYO RYOGA   キック チャンネル パンクラス ブラック 佐伯繁 北岡悟 大木良太 皇治 赤沢幸典

7月23日ニューピアホールで『DEEP×NARIAGARI 対抗戦』5試合を開催/DEEP公式戦のメインイベントは北岡悟 vs. 大木良太/SmartNewsチャンネルにて無料配信

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 2023年7月23日(日)に東京・ニューピアホールにて『DEEP×NARIAGARI 対抗戦』(MMA3試合&キック2試合)が決定した。試合はDEEPケージで行われ、JMOCが審判団を務める。

 6月16日に都内で会見が行われ、佐伯繁DEEP代表と皇治のほか両団体選手が登壇。また同大会内において「DEEP公式戦」も行われ、メインイベントが公式戦として「北岡悟vs.大木良太」になることも発表された。大会は有観客で行われ、SmartNewsチャンネルにて完全独占無料ライブ配信される。

 佐伯代表は「本人(皇治)もアマチュア含めて、NARIAGARIをちゃんとした大会にしていきたいという思いがある中で、一緒に出来ればいいんじゃないかなという思いがあって、このような形となりました。正直、DEEPがNARIAGARIと絡んでいいのか、悩みました。最近は格闘技イベントがたくさんあって、BreakingDownの選手も『MMAに挑戦したい』と言いながら『DEEPに出たい』と手を挙げる人はなかなかいない。その中でもNARIAGARIはMMAルールに取り組んでいるし、その選手がDEEPのルールでレベルの合った対戦カードを組むことには興味がありました」と、対抗戦を決めた経緯について説明。

DEEP公式戦

▼DEEPライト級 5分3R
北岡 悟(パンクラスイズム横浜)
大木良太(KRAZY BEE)

▼DEEPライト級 5分2R
井上竜旗(AACC)
中谷優我(BRAVE)

DEEP vs NARIAGARI 対抗戦

▼DEEPvs.NARIAGARI MMAルール メガトン級 5分2R
赤沢幸典(Tristar Gym日本館/Team Cloud)
朝太(NARIAGARI)

▼DEEPvs.NARIAGARI MMAルール 58.0kg 5分2R
多湖リキト(ネックス)
悠里(NARIAGARI)

▼DEEPvs.NARIAGARI MMAルール 68.0kg 5分2R
立成洋太(パエストラ松戸)
雄貴(NARIAGARI)

▼DEEPvs.NARIAGARI キックルール 60.0kg 3分2R
RYOGA(フリー)
吉田 仁(NARIAGARI)

▼DEEPvs.NARIAGARI キックルール フライ級 3分2R
琥(K-Clann)
元太郎(NARIAGARI)

NARIAGARI公式戦

▼NARIAGARI キックルール 70kg 3分2R
平山 迅(TEAM ONE)
対戦相手募集
※6月30日(金)21:00までに応募フォームにて

▼NARIAGARI キックルール 68kg 3分2R
レイヤ(華王州)
来希(TEAM ONE)

▼NARIAGARI キックルール 69kg 3分2R
豊樹(フリー)
ハルゴング(フリー)

 玉石混交的な感じがありますが、佐伯繁代表は「NARIAGARIと対抗戦を行うことに批判もあると思います。そんな中で、しっかりとDEEPの『公式戦』も行うことでMMAの良さを見せたいと思います」とのこと。続きを読む・・・
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【DEEP×NARIAGARI】メインはDEEP公式戦。大木良太と対戦する北岡悟「自分がMMAをやることが大事」

【写真】(C)MMAPLANET

16日(金)都内某所にて、7月23日(日)に東京都港区のニューピアホールで開催される『DEEP vs NARIAGARI』の記者会見が行われた。

記者会見の第1部では佐伯繁DEEP代表と皇治NARIAGARIプロデューサーが登壇し、両団体の対抗戦が行われること。さらにDEEP公式戦の2試合——ライト級の北岡悟×大木良太、井上竜旗×中谷優我が発表されている。興行のメインは対抗戦ではなく北岡×大木に。DEEP佐伯代表は「対抗戦を行うことに批判もあると思います。そんななかで、しっかりとDEEPの公式戦でMMAの良さを見せたい」と、北岡×大木の一戦をメインにする理由を語った。DEEP公式戦出場選手の抱負と、MMAPLANETからの質問に対する回答は以下の通りだ。


北岡悟
「頑張ります。

(2試合連続一本勝ちで迎える試合が、この場でこの対戦相手に決まったことについて)なるはやで試合がしたくて。7月2日のDEEPには松嶋こよみが出るので、セコンドに専念したいです。それで9月大会を待つかどうか。僕は皇治選手と親しい住村竜市朗さんとは練習仲間で、この大会に--もっと違う話を聞いていたんですけど(苦笑)。そこに自分も混ざったら面白いんじゃないか、ひとつ形になるんじゃないかと思いました。

しかもDEEPが噛むと聞いたので、佐伯さんにもその話をしていて。5月の試合をクリアした後すぐ、具体的に出場を希望したという感じです。最初からDEEP提供試合として行うというような話だったので、そんなに違和感はありません。試合場はDEEPのケージで、レフェリー陣もJMOCがやるわけですし、自分はMMAをやるだけですよね。自分がMMAをやるということが大事だと思っています。

対戦相手については、自分が1年半前に負けている鈴木琢仁選手に勝っているので、強いと思います。KRAZY BEEに所属する前にいたTRIBE TOKYOで練習を共にしていたこともあります。当時から体が強くて、強い選手という認識です」

大木良太
「北岡選手のようなキャリアのある選手と対戦できて嬉しいです。ちょっと怪我で休んでいましたが、遊んでいたわけではないです。前とは違う、リニューアルした自分を見せられると思います。ジム(KRAZY BEE)もリニューアルしたので、会員募集中です。

(北岡の言葉を受けて)一緒に練習した時から、僕も『体の強い、良い選手だな』と思っていました。でも試合なので、リスペクトを込めて倒しに行きたいと思います」

井上竜旗(メッセージ文面)
「今回も良い対戦相手を選んでいただき光栄です。前回の試合からここまで妥協することなく積み上げてきました。己に打ち勝って、試合に勝ちます。押忍」

中谷優我(メッセージ文面)
「MMAは一発目ということで、『一歩踏み出す勇気』というテーマで、やってきたことをやり抜くだけです」

そして第1部は北岡が「要は男同士が徹底的にゴロゴロ抱き合います。よろしくお願いします!」という言葉で締めている。

続いて会見第2部では、DEEP×NARIAGARIの対抗戦として以下のカードが発表された。

MMAルール:68キロ契約 立成洋太×雄貴、58キロ契約 多湖力翔×悠里、メガトン級 赤沢幸典×朝太
キックルール:フライ級 琥×元太郎、60キロ契約 RYOGA×吉田仁

通常のDEEPでは見られないような乱闘とトラッシュトークが展開される一方で、DEEPヘビー級トップファイターの一人、赤沢幸典が対抗戦に出場する。

赤沢幸典
「朝太選手はそれほどMMAの経験がないということですが、ケージに上がる以上は対等な相手として、しっかりとプロとしての力を見せつけて完全制圧します」

さらにNARIAGARI公式戦としてはキックルールの3試合が行われる。最後に会見後、皇治プロデューサーがMMAPLANETの質問に対して、自身の出場について語ってくれたコメントを紹介したい。

——米国ではジェイク・ポールが自分の力でPPVイベントを開催し、自身はPPV収益で高額のファイトマネーを得て、対戦相手とシェアできています。そうやってファイトマネーを上げようと試みています。今回のイベントは無料放送ですが、将来的には皇治選手ご自身が出場して、ジェイク・ポールのような形でやっていこうとは考えていますか。

「それは良いですよね。自分が絡むことで、こういった形で記者の皆さんが来てくれて、少しでも注目を浴びるようにしたいと思っています。形は違えど、似ていますね。自分はもっと選手たちがもっとお金を稼げる格闘技界にしたいと思っているので、自分が出ることでその目標に近づけるなら、出場しようと考えています」

——ご自身が出場することは、どれくらい真剣に考えていますか。

「それは結構考えていますよ。だから自分がNARIAGARIに出るのも面白いし、それは近々あるかもしれません。このDEEPとNARIAGARIの対抗戦で、自分が出ることもあるんじゃないかと思っています」

——ご自身以外で出場してほしいと思っている選手はいますか。

「青木真也もそうですし、いま柔術でお世話になっている竹浦正起さんも出てくれたら面白いと思います。もしかしたら、そういう発表もできるかもしれないです」

■視聴方法(予定)
7月23日(日)
午後3時00分~ SmartNews格闘技チャンネル

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【DEEP114】元UFC&現LFA=ガブリエル・シウバ戦決定。松嶋こよみ「力を試すうえでは丁度良い相手」

【写真】 剛毅會を離れ、MMAで空手を戦うのではなく空手も生かしたMMAを戦う道を往く松嶋(C)MMAPLANET

7日(水)、7月2日(日)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP114 IMPACTに出場が発表されていた松嶋こよみの対戦相手が、ブラジルのガブリエル・シウバになることがDEEPより発表されている。

佐伯繁DEEP代表曰く日本人選手が対戦を避けるなか、「外国人、強い相手」という佐伯代表と松嶋陣営の想いが合致したファイターが来日を果たすことになった。


(C)LFA

シウバは1994年8月生まれの28歳。

2011年のMMAデビューから8連勝でUFCと契約も2連敗でリリースとなり、その後はコロナ・パンデミックの発生で2年3カ月のブランクを経験している。昨年LFAブラジル大会で実践復帰を果たし、そこからは1勝1敗だ。

スタイル的にはオーソ基調のスイッチヒッターで、乱打戦上等のウェルラウンダーといえる。シウバはLFAで戦い、LFA社長エド・ソアレス率いるブラックハウスのマネージメント配下にある。DEEP陣営から打診を受けたソアレスが挙げたファイターは実はシウバだけでなく、修斗ブラジル・フェザー級王者からLFAに転じたジョゼ・デラーノも候補に挙げられていた。

松嶋自身は「どちらでも良い」というスタンスであったが、所属するパンクラスイズムの北岡悟はシウバの元UFCファイターという肩書に重きをおきシウバをピックしたという話も伝わってくる。そのシウバ、本来5月27日にLFAブラジル大会でラリアン・ドゥグラスと対戦予定で、勝利&ケガがないならDEEP参戦が決まるという状況だった。それがドゥグラスの欠場により、日本へ行き&松嶋と戦うことが5月の最終週には決まっており──松嶋もシウバ対策を進めている。発表まで時間を要したのは、佐伯代表が危惧していたビザ取得のデッドライン問題がクリアになる必要があったという見方ができる。

ともあれコロナ以降のJ-MMAにおいて元UFCファイターの招聘はクリーンヒットに他ならない。また、あくまでもUFCを目指す松嶋は、8月27日の準決勝大会のワンマッチ出場、あるいは来年のRoad to UFC参戦を目指し、このタイミングで試合を戦うことが絶対であった。加えてUFC関係者の目に留まるであろうUFCベテランとの対戦に向け、松嶋こよみは以下のような意気込みを話している。

松嶋こよみ
「勝てない相手とは思えないし、自分の力を試すうえでは丁度良い相手。Road to UFCでは負けられない──やられないという意識で試合に臨んでいたので、今回はもうそういうことは関係なく、本当にKOする。倒すための試合だと思って準備しています」

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【DEEP114】先輩・五明と揃い踏み、野村駿太。勝てばタイトル戦?? 難攻不落の堅実派=江藤公洋戦、決定

【写真】江藤の出る瞬間を、野村が捉えることができるか。それが至難の技 (C)MMAPLANET

22日(月)、7月2日(日)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP114 IMPACTの追加対戦カードが発表されている。

松嶋こよみの初参戦、DEEPメガトン級選手権試合=チャンピオン酒井リョウ✖チャレンジャー水野竜也、五明宏人✖海飛日比野エビ中純也✖鹿志村仁之助らが組まれている同大会。

今回の発表では3回戦で江藤公洋✖野村駿太、2回戦で小金翔✖泉武志というライト級マッチ、さらにバンタム級では2回戦が2試合=力也✖窪田泰斗、平松翔✖雅駿介という4試合が明らかとなっている。


帝京大空手部の先輩・後輩である五明と野村が初の揃い踏み。暫定ながら王座決定戦にいち早く到達した五明を追い、野村は小金、川名Tencho雄生とZSTと修斗の元王者を下しタイトル挑戦に向け着実に歩を進めてきた。

それでもキャリア6勝1敗の野村に対し、江藤はDEEPからONE WS、そしてONE本戦、修斗、RIZIN TRIGGERと場数を踏み、今回の試合が30戦目となる。

伝統派空手の踏み込み、近い距離でのボクシング、そしてテイクダウンディフェンスを磨き、MMAファイターとして完成度を高めてきた野村にとって、江藤は過去のどの対戦相手よりも難敵といえる。

グンター・カルンダ、雑賀ヤン坊達也、北岡悟、そして川名を下し現在4連勝中の江藤は、良くいえば強固な堅実さを持ったファイターといえる。

出れば、強い。それは昨年4月のヤン坊戦で立証できている。ここがキャリアの分岐点といえるTKO勝ちを収めたが、その後はまたもリスクを避けて、自分の庭でのファイトを続けている。それが江藤の強さで、その強さを捨てる必要はない。それ故に、打撃を見る目を持っているテイクダウン&コントロールファイターは、野村にとって厳しい相手になる。

野村はとにかく打撃を効かすこと。効かせば、テイクダウンとコントロールの圧が落ちる。そんな効かせる打撃を江藤のテイクダウン&スクランブルで削るファイトのなかで見せることができるのか。それができれば、野村は大原樹理との対戦がグンと近づくことになるだろう。

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【DEEP】7.2後楽園ホール大会 江藤公洋×野村駿太決定!

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7月2日に後楽園ホールで開催される DEEP 114 IMPACT。ONEを主戦場にしていた松嶋こよみ(パンクラスイズム横浜)の参戦や酒井リョウ(レンジャージム)×水野竜也(フリー)のメガトン級タイトルマッチなどが発表されていますが、今回新たに江藤公洋(和術慧舟會HEARTS)×野村駿太(BRAVE)のライト級ワンマッチが決定しました。

レスリングをベースにして堅実な試合運びをする江藤。直近3試合は雑賀“ヤン坊”達也、北岡悟、川名TENCHO雄生と各大会のトップ選手を連破して波に乗っています。派手さはないものの、堅実なテイクダウンとポジショニングは安定感抜群。どの団体でもタイトル戦線に絡んでも不思議ではない位置につけていると言っていいでしょう。

対するは伝統派空手をベースにした野村。堀口恭司を彷彿とさせる低いガードと軽快なステップから小気味いい打撃をヒットさせるファイトスタイルはマニアならきっと目に留まるはず。川名TENCHO雄生にもパンチを的確に当てて判定勝ちを収めており、2023年特筆すべき選手の一人と言っても過言ではありません。

そんな両者の潰し合い。テイクダウンを狙う江藤とスタンドで勝負したい野村のマッチアップ。野村はレスリングのオリンピアン宮田和幸率いるBRAVE所属だけあって重たい腰が持ち味。簡単にテイクダウンは許さないはず。テイクダウンを巡って緊張感のある展開が楽しめそうです。次回のDEEPも会場観戦マストだわ。