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【RIZIN LANDMARK02】ケージかリングか?! 平本蓮が参戦ーー対戦相手は鈴木千裕

【写真】大きく吹っ切れた感が伝わる平本のコメント。対する鈴木は終始、好青年だった(C) MMAPLANET

2日(水)、RIZINが記者会見を行い、3月6日(日)にRIZIN LANDMARK 02を開催することを発表した。

インターネット配信がメインとなるLANDMARKブランド、その第2弾大会の対戦カードとして発表されたのは、<66キロ契約>平本蓮×鈴木千裕、<66キロ契約>昇侍×鈴木博昭、<61キロ契約>魚井フルスイング×伊藤空也次の3試合だ。


今大会は試合場がケージとなるかリングとなるかは、現時点では決定していないが、記者会見に登場した平本蓮と鈴木千裕は共に、きっぱりとケージを希望している。
まだ正式決定ではない理由として、RIZIN榊原信行代表は、「基本的にケージでやりたいと思っているが、(試合会場となる)都内某所にケージが入るかできるかどうかの検証が終わっていない。最終的にリングになることもあるかもしれない」と説明した。ここは正式決定を待ちたい。

今回、対戦カードが発表された選手のコメントは次のとおりだ。

平本蓮
「お久しぶりです。平本蓮です。K-1から総合格闘技へ転向した時に、K-1の実績とかいろんなものを含めて、すごく格好つけているばっかの自分がいて。常に完璧を目指そうとしているんですけど、表面上の努力とか、表面上の言葉でしか発せられなかったりとか、いろいろありました。でもMMAのデビュー戦のおかげで、自己破壊ができました。本当につまらない固定概念を持っていた自分をブッ壊せたというか。何て言うんですかね、気持ち良くなったというか。本当に去年1年間かけてやってきたので、あとは試合をするだけです。マジで最高の試合をします。楽しみにしていてください」

鈴木千裕
「どうも皆さん、こんにちは! クロスポイント吉祥寺の鈴木千裕です。いま平本選手が『最高の試合をする』と言ってくれたように、もちろん僕も最高の試合をするので。僕も総合格闘技からキックに行って、キックのチャンピオンになってからもう一回、総合格闘技に挑戦して、前々回は昇侍さんに負けて、山本選手に勝って、僕もMMAの厳しさを知って。やっぱり甘くないんだなぁと……(平本から『話が長いから、もうちょっと短くまとめよう』とツッコミが入る)。じゃあ最高の試合しましょう。よろしくお願いします!」

昇侍
「皆さん、こんにちは。昇侍です。この度RIZIN LANDMARKに出場させていただくことになりました。対戦相手の鈴木博昭選手は昔からすごく好きなファイターなので、戦えることがすごく嬉しいです。鈴木選手の打撃は警戒しています。ハイキックが特に危険なので、しっかりと対策をしたいです。MMAにはまだ慣れていない印象が強いので、いろんな技を組み合わせながら攻め、最終的にKOもしくは一本勝ちをしたいと思っています。試合までしっかりとトレーニングをして、最高の状態でリングに上がり、最高な試合をしたいと思います。ファンの皆さん楽しみにしていてください。応援よろしくお願いします」

鈴木博昭
「皆さま、こんにちは。BELLWOOD FIGHT TEAM ボンサイ柔術の鈴木博昭です。RIZIN LANDMARK大会への出場、ならびに昇侍選手のような熱い選手と対戦が決まって、心から嬉しく思います。今回は配信向けの大会、そこで前回のようなしょっぱい試合を垂れ流すわけにはいかないので、ひと様が銭を出すに相応しい戦いをすることをここに約束します。戦いで追った悔しさは戦いでしか晴らせないので。その上で今大会のどの試合より一番目立ちます。ということで昇侍選手、潰し合いしましょう。それと余談ですが、YouTube怪物くんチャンネルをやっていますので、チャンネル登録よろしくお願いいたします」

魚井フルスイング
「前回に続いて試合の機会をいただき、ありがとうございます。だんだん格闘技が流行ってきて、我々選手たちが見えている景色も少しずつ変わってきたように感じています。当日、対戦相手とお客様の前に自身を持って立てるように、納得のいく準備をします。熱い応援をよろしくお願いします!!」

伊藤空也
「この度はRIZIN LANDMARKでの試合を組んでいただき、ありがとうございます。前回大会はコロナ感染で無念の欠場となりました。今回はコンディションを万全に整え、このRIZINの舞台に戻って来ました。フルスイング選手は前回同じGRACHANの獅庵選手と戦ってフルスイングのKO勝ちでしたね。僕は、同じ結果になることはないし、敵討ちじゃないけど、ゾンビ力で引きずり回してやろうかと思います。当日はバチバチの熱い試合を配信で全国に届けたいです。熱い応援よろしくお願いします」

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MMA RIZIN YouTube   ボクシング 伊藤空也 前田日明 竿本樹生

【竹原塾】RIZIN選手のボクシング強化特訓を公開!!

竹原テレビさんとのコラボ動画です。
竹原テレビさんでは三浦孝太選手と竹原慎二さんの対談や練習を公開しています。
ぜひ、ご視聴ください!

▼竹原テレビさんとのコラボ動画はこちら▼

▼竹原テレビ▼
https://www.youtube.com/channel/UCQXwvYkiHyEfzV66-fols3w

【強化特訓を受けた内弟子たち】
▼武田光司選手▼
 ・Instagram:https://www.instagram.com/kouchan.0813_official/?hl=ja
 ・Twitter:https://twitter.com/koujitakeda0813​
 ・YouTube:https://www.youtube.com/channel/UCtSVXHc8d0OnmAs2j8tYCaQ
 ・試合:https://www.youtube.com/watch?v=7ROx3_P4bfA

▼竿本樹生選手▼
 ・Instagram:https://www.instagram.com/tatsuki_brave/?igshid=5mh1cq6c3goe
 ・Twitter:https://twitter.com/tatsuki19961004
 ・YouTube:https://www.youtube.com/channel/UC9pwzDWf6twRQAC63zjQhbQ
 ・試合:https://www.youtube.com/watch?v=6vKFZT0Uc_0

▼伊藤空也選手▼
 ・Instagram:https://www.instagram.com/qoo_1007/?hl=ja
 ・Twitter:https://twitter.com/qoo_1007
 ・試合:https://www.youtube.com/watch?v=cawGVRWZ5l8

▼三浦孝太選手▼
 ・Instagram:https://www.instagram.com/kota_miura_official/?hl=ja
 ・試合:https://www.youtube.com/watch?v=KN3Hgzi7ZSA

▼過去の強化練習動画▼
【サラ久保ちゃんねるコラボ】BRAVEの精鋭たち ディフェンス強化練習!?

【前田日明さん】ゴッチ式トレーニングがエグ過ぎてヤバかった

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Grachan51 Grachan52 MMA 伊藤空也 手塚基伸

【GRACHAN52】52秒、手塚基伸が腕十字で伊藤空也を下し5年振りにグラチャン・バンタム級王座奪還

【写真】グラチャン王者に返り咲いた手塚のチャンピオンロードはどうなるのか──楽しみだ(C) NOB YASUMURA

19日(日)に千葉市美浜区の幕張ベイパーク・アリーナでGRACHAN51&52が開催された。

そのレポート最終回として夜の部=Grachan52のメインで組まれたバンタム級選手権試合の模様をお届けしたい。

Text by Nob Yasumura


<GRACHANバンタム級選手権試合/5分3R>
手塚基伸(日本)
Def.1R0分52秒by 腕十字
伊藤空也(日本)

1R、左ローの伊藤に、手塚は低い姿勢でテイクダウンを狙う。

金網を背にした伊藤が耐えると、手塚は自ら下になりガードポジションへ。手塚は下から伊藤の腕を自身の肩に固定させてストレートアームバーの体勢へ。

伊藤が必死に腕を抜いて脱出したところ、手塚はすぐに下から腕十字を仕掛ける。

腕が伸びるも耐えていた伊藤だったがタップし、手塚が僅か52秒の短期決着で王座奪還に成功した。

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News RIZIN 伊藤空也 手塚基伸

【GRACHAN】手塚基伸が伊藤空也に一本勝ち 試合後にRIZIN参戦をアピール

スクリーンショット (1819)

956: 実況厳禁@名無しの格闘家 2021/12/19(日) 18:32:17.48 ID:aOBF6AM6a
手塚やりやがったぜ!
 2021年12月19日(日)千葉・幕張ベイパークアリーナで『GRACHAN 52』が開催された。メインイベントでは、RIZIN帰りの王者・伊藤空也(BRAVE/王者)が、元王者の手塚基伸(シークレットベースドミネート・コブラ会)を挑戦者に迎え、GRACHANバンタム級タイトルマッチが行われた。(全文は以下リンク先参照)

https://news.yahoo.co.jp/articles/9afd6c89e3001e459e4313737e93ad7ccf9f14e3



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【GRACHAN51&52】岩﨑ヒロユキ代表に訊く─02─「選手派遣は第三者機関のみ。団体間は辞めます」

【写真】51大会のメインで小島と対戦する──人見知り──崎山勲に注目!!(C)MMAPLANET

19日(日)に千葉市美浜区の幕張ベイパークアリーナでGRACHAN51&52が開催される。2021年のグラチャン最終興行=2部制大会を前にGRACHAN放送局が立ち上げた岩﨑ヒロユキ代表インタビュアー後編。

51&52大会、伊藤空也✖手塚基伸のバンタム級選手権試合を始め、注目カードと2022年の動向を代表自らが話してくれた。

<岩﨑ヒロユキ・インタビューPart.01はコチラから>


──伊藤選手に手塚選手が挑戦するというのも、グラチャンの歴史が繋がる形で良いタイトルマッチですね。

「修斗の坂本さんもグラチャンとなら、タイミングが合った時に修斗もオファーを出したいと言ってくれています。だから、色々な意味で一度修正をするということもあって8月の大阪大会からグラチャンで試合をすることになりました。

手塚を送り出すための試合でもありますし、伊藤空也ともどもRIZINに出たいなら勝負です。大阪大会ならワンチャンあるかもしれないし、それでも肩書がないと厳しいというのもあります。手塚も自分のジムを創って、格闘技に対する取り組み方も変わりましたしね。楽しみです」

──ファン目線の岩﨑さんに尋ねます。どちらが有利と見ていますか。

「持っているのは伊藤空也だと思っています。勢い、運、流れが。ただし、細かい技術や経験値で手塚は伊藤空也を遥かに上回っています。手塚の組みを伊藤空也が如何に突き放すか。逆に手塚はそこに持ち込めないとキツイです。無暗に色気を出して打撃に行くと、伊藤空也にやられる可能性も十分にあります」

──なるほど。では、2大会からタイトル戦以外に注目のカードを挙げて頂けますか。

「51のメインで小島勝志と戦う崎山勲という子がいます。2019年に芦田崇宏、鍵山雄介に連敗した後ケガをして、復帰戦になります。センスは凄くあります。夜中の零時や1時にジムで1人で練習しているようで」

──なぜ、そんな時間に?

「人見知りなんじゃないですか」

──アハハハ。

「いや、本当なんです。崎ちゃんとは、ずっと連絡を取ってようやく心を少し開いてくれた感じで。小島君もグラップラー相手に勝利したり、課題を克服してきたので良い試合になるのかと」

──藤村健悟✖林 RICE 陽太戦はライト級タイトルに絡んでくるファイトかと。

「ライト級はチャンピオンの山本琢也がどうするのか。フェザー級なのかライト級なのかも関係してきますが、藤村君に関しては焦らず、育てる。1年、2年後を見ています。本当の強さを身につけるために、じっくりと……と考えつつ、来年の1発目にはルクク・ダリとか強い選手を当てようかと勝手に思っています。小谷(直之)君も面白いかなって。そこもオファーのタイミングだと思います。ただ宮田(和幸)君は、藤村君に原口伸を当ててもらって良いと言ってくれています」

──おお、どれも楽しみですね。

「やはりタイトル戦線がクリアだと、分かりやすいですね。ライト級とフェザー級、山本琢也がどちらかを返上することになるかと思います。いずれにせよ、フェザー級は小島と崎山の勝った方がタイトルに近づくことは確かです。

ライトはさっきも言ったように若手の藤村、原口、植田豊君は小谷君に負けてしまったので……それとダリが正式にライト級に落としてきますし、混戦模様ですね。実力派の小谷君もいますしね」

──9月大会では原口選手以外にも野村瞬太選手もデビューし、揃って2戦目でVTJを経験しました。

「2人ともデビュー2戦目で大したものです。その一方で原口、野村に関しては宮田君とも、トータルファイターになるために時間は用意しようと話しています」

──再びVTJに出場することも?

「VJTさんは第三者機関な感じがしますし、RIZINさんも団体色が消えます。なので、この2つの大会には選手を出していきたいとは考えていますが、団体間での派遣は辞めようと思っています。それはグラチャンを強化していきたいからです。

RIZINでチャンスを頂いても、結果を残せなかった。これはグラチャンに勢いをつけられなかった俺の責任だと思っています。俺に許さがあった。グラチャンで切磋琢磨させて、力をつけて出せば結果を残せる。なら、俺のやれることもあるなって思ったんですよ」

──では2022年のグラチャンの方向性は?

「イベント開催に関しては2月13日が決まっています。5月か6月、8月は大阪、9月、12月ですかね。そこに北海道大会が1月か2月に入りそうです。今までGLADIATORさんとも色々とやってきましたが、自力でやっていく環境をどうするかが今後のグラチャンの選手のレベルアップにつながると思っています。そこは惜しみなくやっていきたいと思います。

19日の2大会、新しい顔が凄く増えました。2021年最終興行ですが、今回から新生グラチャンの色合いがついてくる大切な大会です。この選手たちが、どう勝っていくか。選手たちの人生ストーリーも映像で伝えていき、より一層グラチャンを楽しんでもらいたいです」

■Grachan52視聴方法(予定)
12月19日(日)
午後4時30分~GRACHAN放送局

■Grachan51視聴方法(予定)
12月19日(日)
午後1時00分~GRACHAN放送局

■ GRACHAN 52対戦カード

<Grachanバンタム級選手権試合/5分3R>
[王者] 伊藤空也(日本)
[挑戦者] 手塚基伸(日本)

<無差別級/5分3R>
荒東”怪獣キラー”英貴(日本)
ラデック(チェコ)

<フェザー級/5分2R>
拓MAX(日本)
和田健太郎(日本)

<バンタム級/5分2R>
善司郎(日本)
松本尚大(日本)

<バンタム級/5分2R>
フミ・グローブTV(日本)
平田純一(日本)

<フェザー級/5分2R>
高須将大(日本)
大搗汰晟(日本)

<フライ級/5分2R>
児玉勇也(日本)
御代川敏志(日本)

<フライ級/5分2R>
吉田哲之(日本)
小林大介(日本)

■GRACHAN 51 対戦カード

<フェザー級/5分2R>
小島勝志(日本)
崎山勲(日本)

<ライト級/5分3R>
藤村健悟(日本)
林 RICE 陽太(日本)

<無差別級/5分2R>
ヨコヤ・マクレガー(日本)
田馬場貴裕(日本)

<ライト級/5分2R>
宮内拓海(日本)
水谷健人(日本)

<60キロ契約/5分2R>
長野将大(日本)
佐々木歩夢(日本)

<ライトヘビー級/5分2R>
舘野コング(日本)
石川廉(日本)

<バンタム級/5分2R>
松井斗輝(日本)
池田貴一(日本)

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【GRACHAN52】禅道会対決?! 伊藤空也に挑戦、手塚基伸─02─「伊藤選手は、金太郎戦で過大評価された」

【写真】伊藤への厳しい評価がトラッシュぽくなく、淡々と話しているのは自信の表れか(C)MMAPLANET

19日(日)、千葉市美浜区の幕張ベイパークアリーナで開催されるGrachan52で、同バンタム級王者の伊藤空也に挑む手塚基伸のインタビュー後編。
Text Shojiro Kameike

伊藤のことを「眼中になかった」と斬って捨てた手塚。練習仲間である獅庵や金太郎と対戦経験のある伊藤に対し――いや、それがあるからこそ言える、手塚の回答ともいえる。

王者について訊くごとに辛辣な言葉が手塚の口から飛び出すなか、彼が発した、この試合に挑むモチベーションとは?

<手塚基伸インタビューPart.01はコチラから>


――手塚選手と伊藤選手の一戦は、元・禅道会対決となっています。

「元・禅道会! そうやって煽ってもらうぶんには構わないんですけどね(笑)。ただ、自分も禅道会を離れてから、もう14~15年は経っているので」

――これで喜ぶのはカットマンやラッピングマン、お寿司屋さんなどたくさんの肩書気を持つ某氏ぐらいですね(笑)。手塚選手が禅道会松本支部に所属していたのは、もうそれほど前になりますか。

「はい。僕は今34歳で、禅道会に所属していたのは19歳ぐらいまでやと思うんで」

――伊藤空也選手は禅道会の中信支部出身……つまり同じ長野県ですが、世代的にもそこで伊藤選手と絡むことはなかったですか。

「年齢も離れているので、禅道会での絡みは無いですね」

――Grachan時代も伊藤選手のことは眼中になかったということですが、今回の試合へのモチベーションは、やはりベルトへの意識が強いでしょうか。

「Grachanに復帰するとなった時、伊藤選手がベルトを持っているので、伊藤選手と試合することになるんかなとは思っていました。あとは伊藤選手がRIZINに出て金太郎と戦って、あぁ頑張ったな……それぐらいの感じです」

――伊藤空也選手は2021年6月、RIZINバンタム級トーナメント1回戦で、金太郎選手と対戦して判定負けを喫しています。手塚選手にとっては、金太郎選手は練習仲間なのですよね。

「はい、金太郎とは一緒に練習しています。RIZINで伊藤選手と試合する時も練習していました」

――そこで金太郎選手に対して、仮想・伊藤空也のような練習は……。

「ないですね。頼まれたら、そういう対策をやる時もありますけど、基本的には普通にスパーリングをやっています」

――あの時は、会場で試合を見ていたのですか。

「会場にはいましたけど、そんなに試合は見ていなかったですね。その時は獅庵君のセコンドに就いていたので」

――それでいえば獅庵選手もGrachanのバンタム級王座決定戦で伊藤選手と対戦していますね。

「そういえば、周辺には伊藤選手と対戦している仲間が多いですね。不思議な縁です(笑)」

――RIZINでの金太郎×伊藤空也戦は、当日のベストバウトと謳われました。

「あぁ、あれはね……あの試合が上出来だった、と思うだけです。あの試合を見て、果たしてレベルが高いのかって言われたら、違うのかなって。伊藤選手は、あの試合で過大評価されたと思っています。自分にとっては、良い試合したよなっていうぐらいの感じですね」

――辛辣ですね。

「そんなに散らしが上手いわけでもないし、テイクダウンが上手いわけでもないし、ディフェンスが上手いわけでもない。ボチボチの選手かなって思います。一発を持っているわけでもないですし」

――それだけ自分とは差がある、と。

「正直、ここ2戦の相手――土肥選手や竹本選手と戦って勝てるかって言ったら、たぶん勝てないんちゃうかな。金太郎が打撃の選手やから、ああいう試合になったんやと思います。伊藤選手は組みの選手と対戦したら、どうなるのか。自分も実際に組んでみないと分からないですけど、そんなにどうこう……っていうのは無いですよね」

――ご自身とは、戦っているステージが違いますか。

「はい、それは本当に違うと思いますよ。戦ってきたフィールドも違いますし、試合の場数も違うし、もう全然ちゃう」

――では手塚選手にとって、この試合へのモチベーションというのは……。

「今のモチベーションは、ベルトですよ。ベルトに挑戦できる機会なんて、そんなに多いわけじゃないし、これから何回挑戦できるか。ベルトは獲れるうちに獲りたいです」

――インタビューの冒頭にもありましたが、やはり3年前の堀戦でベルトを獲り返せなかったことが、心残りになっているのでしょうか。

「堀戦の時は、ベルトを獲れると思っていました。あの試合で勝ったら続けるし、負けたら引退しようと考えていたんですけど、結果は負けて。そのあとパーソナルジムに就職して、現役には一区切りつけようと思ったんです」

――しかし、手塚選手はケージに戻ってきました。

「堀選手と試合した時は子供が生まれていて、その時にベルトを獲りたかったけど獲れなかった。それで今回、こういうベルト挑戦のお話を頂いたので、良いなぁって思いました。ベルトは形ですから。自分の子供もそうですし、ジムの会員さんや応援してくれている人たちに、またベルトを巻いている姿を見せたいです」

■Grachan52視聴方法(予定)
12月19日(日)
午後4時30分~GRACHAN放送局

■Grachan51視聴方法(予定)
12月19日(日)
午後1時00分~GRACHAN放送局

■ GRACHAN 52対戦カード

<Grachanバンタム級選手権試合/5分3R>
[王者] 伊藤空也(日本)
[挑戦者] 手塚基伸(日本)

<無差別級/5分3R>
荒東”怪獣キラー”英貴(日本)
ラデック(チェコ)

<フェザー級/5分2R>
拓MAX(日本)
和田健太郎(日本)

<バンタム級/5分2R>
善司郎(日本)
松本尚大(日本)

<バンタム級/5分2R>
フミ・グローブTV(日本)
平田純一(日本)

<フェザー級/5分2R>
高須将大(日本)
大搗汰晟(日本)

<フライ級/5分2R>
児玉勇也(日本)
御代川敏志(日本)

<フライ級/5分2R>
吉田哲之(日本)
小林大介(日本)

■GRACHAN 51 対戦カード

<フェザー級/5分2R>
小島勝志(日本)
崎山勲(日本)

<ライト級/5分3R>
藤村健悟(日本)
林 RICE 陽太(日本)

<無差別級/5分2R>
ヨコヤ・マクレガー(日本)
田馬場貴裕(日本)

<ライト級/5分2R>
宮内拓海(日本)
水谷健人(日本)

<60キロ契約/5分2R>
長野将大(日本)
佐々木歩夢(日本)

<ライトヘビー級/5分2R>
舘野コング(日本)
石川廉(日本)

<バンタム級/5分2R>
松井斗輝(日本)
池田貴一(日本)

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【GRACHAN51&52】グラチャン放送局、発進。岩﨑ヒロユキ代表に訊く─01─「選手をより知ってもらう」

【写真】他団体と歩を合わせるところは合わせ、一歩前を目指すグラチャン岩﨑ヒロユキ代表(C)MMAPLANET

19日(日)に千葉市美浜区の幕張ベイパークアリーナでGRACHAN51&52が開催される。2021年のグラチャン最終興行=2部制大会を前にGRACHAN放送局が立ち上げられた。

大会ライブ配信、アーカイブ配信は当然として、グラチャン岩﨑ヒロユキ代表が自らインタビュアーを務め選手の内面に触れ、また試合の予想も行う。サブスクリプション時代の先駆けを目指す岩﨑代表に話を訊いた。


──今回、Grachan放送局を立ち上げられました。どういう意図をもって、開局されたのでしょうか。

「オンライン・サロンっぽくもあるのですが、これまでYouTubeも含めてジェネラルの人達に発信してきたものから、サブスクっぽくファンの囲い込みが日本のMMA界でも始まって来ると思うんです。その先駆けを自分でやってしまおうと思って。コアのファンとグラチャン、出場選手の距離感を近くする。そういう場所や機会を創りたくて。その一つがこのサイトになります」

──コンテンツを見させていただいたのですが、岩﨑代表がより忙しくなりますね。

「忙しくなる……暇より良いですよね(笑)。RIZINさんのおかげで新しいファンも増えてきました。YouTubeで発信するのも一つの手です。ただ、皆さんがやっていることを俺はやりたくないっていうのがあって。月額1500円のなかで試合を視聴してもらい、選手のことをより知ってもらえる環境にしたいと考えています」

──月額1500円という金額設定は、お手頃かつ少し良い感じのランチぐらいの価格ですね。

「あまり高額にすると、やはり来てもらえなくなります。僕なりのマーケティングをし、他とのバランスをみた結果で1500円になりました」

──コロナ禍において日本のMMA大会もチケット収入に変わる手段として、PPV配信が定着しました。そして1大会で2000円から3500円、4000円という価格が一般的です。

「そうですね」

──UFC Fight Passのプレミアム会員だとPV大会を含め年間2万7000円程度、月額に換算すると2300円ほど。私の場合はFlo Grapplingが年間1万7000円で、月に換算すると1400円強になります。加えてTITE.TVの単独イベントが10ドル前後の大会、ACA.TVは月300円から400円程度だったか、BRAVE.TVはフリー。コアファンの定義が、MMA全般を視聴するのか、あるいはグラチャンの固定ファンを差してくるのかといいうことになってくるかと。

「あぁ、なるほど。その通りですね。それだけ視聴するとお金は掛かってきますね。実は他団体さんにカップリングでUFCファイトパスの日本MMA版のようなモノができなかと話したこともありました。そうなれば理想で、どこも分かっていますが…… 」

──実現するには乗り越えないといけないハードルがいくつも存在すると。

「その通りです」

──そのなかで配信となると、競合相手はMMAに留まらない。我が家の場合はNetflixが月額1490円、Disney +は990円、ここにU-NEXTとDAZNが加わります。他にHulu、Amazonプライム、AMEBAプレミアム等も存在しています。

「今、挙げられた配信関連のなかからグラチャンも実は話をもらったことがあります。格闘技に力を入れたいということで。ただし人的リソースもあって、諦めたというのが事実です。何より、うちが放送局をたちあげたなかにPPV配信に変わる伝え方を考えてのこともありました。

PPV配信は実況解説をつけたり、テロップが必要になり機材費もかかります。放送局は会場内で流すスクリーンと同じ定点カメラでライブ中継をします。そっちに振り切りました。そしてアーカイブとして、完全に編集された動画を放送局内でイベントから10日後までを目途にアップしていく予定です」

──なるほど。YouTubeから完全に切り替えた形なのですね。

「今後はアーカイブも放送局でしか開示しないです。YouTubeはダイジェストになります。完全にグラチャンが好きな人に焦点を当てています。間口が狭くなるという意見も当然のように聞かれるかと思いますが、13年やってきた経験値からそこの影響はさほどないと考えています」

──というのは?

「チケット代もそうですが、高額になったから来なくなるということはほぼないんです。来ない人は低価格でも来ないです。そうでなくても、来てくれる人は観に来てくれます」

──招待券でも同じだと聞きました。招待券だから来る人は一握りで。来る人は来る。来ない人は来ない。それが格闘技興行だと。

「そうなんです。そういうことが分かってきました。なので会員になる人はなってくれる」

──と同時に大会がバッティングすると、両方視聴したいファンがどちらかを選択しないといけなくなる。19日に関してはNEXUSや修斗大阪大会、そしてEXFIGHTと被ります。

「ネクサスの山田峻平代表とは、ファン層は被っていないということで見解が一致しています。修斗さんは大阪だから……あと、EXFIGHTもあるのですね。まぁ会場にくるファン、放送局に入会してくれるファンは被らないかと。それは問題ないと思います。

グラチャンに関しては、ライブ配信は違う形の話を頂いていて、ひょっとすると来年の2月から違う形も選択できるようになるかもしれないです。そういう2つの軸がPPVに関してはできてくることもあり得ます。それでもどっちも視たいのにと言ってくれる方がいてくれるでしょうし、そうなると他に負けない魅力的な大会創りが必要になってきます」

──という言葉を頂いたことで、グラチャン51と52から岩﨑代表の見所紹介に移らせていただきます(笑)。

「グラチャン52のメイン、バンタム級タイトル戦は勝負論で勝たれるファイトですね。僕には代表の顔とファンの顔があって、ファン目線になると……これは久しぶりに勝負論のある対戦カードです」

──久しぶり……と言っちゃいますか(笑)。

「アハハハ。伊藤空也が成長した。その証が、今回の勝負論で盛り上がるカードに繋がったかと思っています」

<この項、続く>

16分20秒

■Grachan52視聴方法(予定)
12月19日(日)
午後4時30分~GRACHAN放送局

■Grachan51視聴方法(予定)
12月19日(日)
午後1時00分~GRACHAN放送局

■ GRACHAN 52対戦カード

<Grachanバンタム級選手権試合/5分3R>
[王者] 伊藤空也(日本)
[挑戦者] 手塚基伸(日本)

<無差別級/5分3R>
荒東”怪獣キラー”英貴(日本)
ラデック(チェコ)

<フェザー級/5分2R>
拓MAX(日本)
和田健太郎(日本)

<バンタム級/5分2R>
善司郎(日本)
松本尚大(日本)

<バンタム級/5分2R>
フミ・グローブTV(日本)
平田純一(日本)

<フェザー級/5分2R>
高須将大(日本)
大搗汰晟(日本)

<フライ級/5分2R>
児玉勇也(日本)
御代川敏志(日本)

<フライ級/5分2R>
吉田哲之(日本)
小林大介(日本)

■GRACHAN 51 対戦カード

<フェザー級/5分2R>
小島勝志(日本)
崎山勲(日本)

<ライト級/5分3R>
藤村健悟(日本)
林 RICE 陽太(日本)

<無差別級/5分2R>
ヨコヤ・マクレガー(日本)
田馬場貴裕(日本)

<ライト級/5分2R>
宮内拓海(日本)
水谷健人(日本)

<60キロ契約/5分2R>
長野将大(日本)
佐々木歩夢(日本)

<ライトヘビー級/5分2R>
舘野コング(日本)
石川廉(日本)

<バンタム級/5分2R>
松井斗輝(日本)
池田貴一(日本)

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Grachan52 MMA RIZIN ブログ 伊藤空也 手塚基伸

【GRACHAN52】伊藤空也に挑戦、タイトル奪還を狙う手塚基伸─01─「まぁ、眼中に無かったので」

【写真】手塚も今や絶滅危惧MMAファイターといえるスタイルの持ち主だ(C)MMAPLANET

19日(日)、千葉市美浜区の幕張ベイパークアリーナで開催されるGrachan52で、手塚基伸が伊藤空也の持つバンタム級のベルトに挑む。

Grachanバンタム級のベルトは2014年から2016年にかけて、手塚がその腰に巻いていた。しかし2016年7月、グラジエイターの舞台で同フェザー級王者の大道翔貴に敗れたことで、手塚は同王座を返上した。

その彼が今年8月、3年ぶりにGrachanへ参戦し当時のグラジエイター・バンタム級王者である竹本啓哉を判定で下し、今回の伊藤への挑戦に至った。タイトル奪回に向けた一戦の前に、竹本戦を振り返ってもらうとグラップラーとしての新たな自信を得ていることが分かった。


――Grachan復帰2戦目にして、伊藤空也選手の持つバンタム級王座挑戦が決まりました。今年8月、3年ぶりにGrachanで戦ううえでベルトに挑むことは、当初から念頭に置かれていたことだったのでしょうか。

「やっぱり出るからにはベルトを獲りたいですよね。3年前、堀(友彦)選手と対戦した時に獲れなかったので」

――手塚選手は2014年7月、中村謙作戦で判定勝ちしてGrachanバンタム級王座を獲得しました。そのベルトは一度防衛後に返上しましたが、2018年9月には当時の王者・堀友彦選手に挑戦するも再びベルトを腰に巻くことはできませんでした。

「あれから、自分の中でもいろいろ変わりましたからね」

――ずいぶん前の話になりますが、2016年1月のGrachanとWardogの合同興行で青木孝明選手に勝利したあと、「いろんな団体のベルトを集めたい」という言葉がありました。これまではGrachanとHEATのベルトを腰に巻いています。

「そんなこと言っていましたね(笑)。今は、そこまでの気持ちは無くなってきています。それやったら今の日本で一番デカい団体――RIZINとかに出たいとは思いますけど」

――今年はRIZINでバンタム級トーナメントも開催されていました。

「RIZINのトーナメントは、正直出たかったです。『これぐらいの戦績で出られるんや』と思ったところもありますけど、それなりにメンツも揃って良い感じやったんで」

――では、今の目標はRIZIN出場なのですか。

「大きいところで試合をしたいということもありますけど、強い相手と試合したいんです。ここまで続けてきて、今はモチベーションを維持するのも難しいというか。ファイターとして強い選手と試合をしないと、“こなし”になってしまうんで」

――ただ試合をこなしていくだけになる、ということですね。

「今は自分の成績が上がってきたから、そう思うのかもしれないですけど……」

――堀選手に敗れて以降は、2019年から現在まで5連勝中です。

「最近は『この試合、ヤバいんちゃう?』って感じることがないんです。そう感じられる試合をしたいですね。それもあって修斗に出たところはあったんですけどね」

――修斗は2019年から3試合で全勝しました。ただ、2020年1月の試合後、新型コロナウィルスによるパンデミックが起こってしまい……。

「まぁ、そういうことですね」

――ではまず前回の竹本啓哉戦についてお聞きしたいのですが、3年ぶりのGrachanの試合は、何か感じるものはありましたか。

「あの試合は大阪なので、そんなにGrachan感は強くなかったと思うんですよ。次、関東の大会に出た時、どう感じるかじゃないですか。これだけ試合をしてきているので、どの大会に出ても同じっちゃ同じです。でも自分の中でGrachanはホームやと思っているんで」

――竹本戦前のインタビューでは「塩になるのか、結構動かされる展開になるのか、やっぱり塩ですかね」と仰っていました。

「アハハハ。まぁ、一般受けする試合だったかといえば、そうじゃないと思います。だから、塩だったかもしれないです(笑)。でも自分の中では、まあまあの出来だったかなと思うんですけどね」

――1Rは竹本選手がグラウンドで固めてきました。しかし2R以降は完全に手塚選手のペースとなりましたが、あれは1Rで相手のやってくることが見えたのでしょうか。

「そうですね。1Rも焦ることはなかったです。これ(クルスフィックス)を凌いだらイケるわっていうのと、極められることはないと思って。そこから相手が出してきたものには全部対処したので。相手がやることは読めたし、何より1Rで持っている技を使い果たした感があって、それなら2Rと3Rで行こうと思いました」

――では、試合内容は満足していますか。

「フィニッシュしていないので、満足しているかといえば、そうでもないです。でも最近、グラップラーとの対戦が続いたじゃないですか」

――2021年は4月に、聖帝・土肥潤選手に判定勝ち。続く竹本選手もグラップラーでしたね。

「グラップラー同士の試合で凌いでいけたのは、自信になりました。俺も寝技は弱くないんやなぁって(笑)。自分のスタイル的には、打撃の選手と試合をしたほうが、見ている側は面白いかもしれないですけど」

――そことで、次の対戦相手の伊藤空也選手は、RIZINの金太郎戦で激しい打ち合いを見せたファイターです。Grachanに出場していた頃、伊藤選手のことを意識したことはありましたか。

「世代が違いますからね。Grachanでも一緒の大会に出たこともあるとは思いますけど、そこまで見てもいなかったです。まぁ、眼中に無かったので」

<この項、続く>

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Grachan52 Interview J-CAGE ブログ 伊藤空也 手塚基伸

【Grachan52】手塚基伸の挑戦を受ける伊藤空也「ここで負けるようだとそれまでの選手と思われます」

【写真】随分と失礼なことを尋ねてしまっていますが、しっかりと答えてくれました(C)MMAPLANET

12月19日(日)に千葉市美浜区の幕張ベイパークアリーナで開催されるGrachan52でGrachanバンタム級チャンピオン伊藤空也が、手塚基伸の挑戦を受ける。

RIZINバンタム級GP出場を経て、古巣での凱旋防衛戦に向けて、伊藤は何を想うのか。10月25日に渋谷区の恵比寿カルフールSTUDIOで行われた記者会見後に、訊いた伊藤空也の声を届けしたい。


──グラチャン出場は1年3カ月、そしてバンタム級王座の初防衛戦になります。

「正式に発表されたし、逃げられないです。あとはもう作っていくだけで、ホントにやるだけです」

──この間、RIZINで戦った経験というのはキャリアのなかで、どのように捉えていますか。

「自分、2度目(✖渡部修斗)戦はコロナで陽性になり欠場したのですが、1回目(✖金太郎)は会場も当然デカいし、演出とかあの規模のお客さんの前で試合をするのは初めてでした。当然相手も強かったんで、ね。キャリアも僕より全然上だったので、あの状況下でああいう相手と試合ができたことで僕自身、殻を破れたかと思います。

あの試合に向けて、いつも通りの練習じゃ絶対に無理だと思っていたから、試合に対してやれることを全部やっていきました。だからこそ、成長を出来たと思います」

──私は正直、伊藤選手がバンタム級GPに出場することに対して、あのトーナメントに出場していなくても修斗、DEEP、パンクラスには伊藤選手だけでなく、獅庵選手、渡部修斗選手より強いバンタム級のファイターがいる。そういう見方をしていました。グラチャンのチャンピオンになる、それはステップアップをしていく道程ですが、いきなりRIZINというのは違うだろうと。

「もちろん、そう思われるのは当然です。僕もRIZINが全てだと思っていないです。でも世間では、なかなかそうは思ってくれない。当然、Grachanって何?っていう人が多いです。

パンクラス、修斗、DEEPからRIZINに行くモノじゃないのかと、格闘技界のなかで思わるのも分かります。あのトーナメントに出場するのに、僕は相応しくないと最初は思っていました。そのなかで声が掛った。なら、そこに何か意味があるはずだし」

──オファーがあって、「No」という必要な全くありません。

「だから勝てば良いんだろうって(笑)。見せてやれば良いんだろうっていう気持ちで、やっていました」

──それが殻を破ることに繋がったと。だからこそ、その成果を見せるにはしっかりと手塚選手と戦う必要がありますね。それにグラチャンとしても、チャンピオンが戻ってタイトル防衛戦をすることがRIZIN参戦効果だと思います。

「RIZINに出る選手って、もともと出ていた大会に出ない人が多いじゃないですか。僕はそれはちょっと違うんじゃないかなって思っています。正直、手塚選手とのタイトルマッチのオファーが来た時も、気持ちが上がりました。グラチャンで戦うこともそうですけど、手塚選手が相手だって聞いて断る理由はないですからね。もう2度とないチャンスだし、勝てば僕の力を証明できる試合になります。

僕にとって格闘技を始めた原点はプロレスで、プロレスラーは会場を選ばないです。小さな会場でもリングに立つと、やることは同じです。大谷晋二郎さんとか、絶対にそうですし」

──う~ん、スミマセン。その例えは分からないのですが、言われている言葉は格好良いです。

「アハハハ。会場の大小に関係なく、やるべきことをやる。僕もそうありたいと思っていますし、そのつもりでMMAを戦っています」

──幕張ベイパークアリーナでの試合にも、モチベーションが下がることがないと?

「ないですね。言うと、もっと魅せる試合をするつもりです。そこは変わんないです。だからこそ、負けられないです」

──強さを見せる試合と、負けられない試合では感じるプレッシャーも違うかと。

「ベルトを防衛するのもそうですし、RIZINに出て何だかんだと以前よりも注目されるようになりました。でも、ここで負けるようだとそれまでの選手と思われます。UFCに出てHEATとグラチャンのベルトを巻いた手塚選手に、どこまでできるのか。これは自分が試されている試合です。ここで勝つことができれば、僕自身を証明できる」

──大きな舞台を経験して自信がついたのか、口ぶりも変わりましたね。

「(囁くように)その振りです。自信は全然ないです。強気で言っているだけなんです。人間が変わったということはないので、大丈夫です」

──以前の伊藤選手に一気に戻りましたね(笑)。

「場慣れ……とか、分からないです。インタビューは緊張しているままですし(苦笑)」

──では12月19日、どのような試合……いや試合ではないですね。どのような伊藤空也を見せたいですか。

「そうっスね。マジの選手を相手にして、グラップラーだとかレスラーとかは関係なく勝てる……そういうMMAの強さを見せたいッスよね。このベルトを防衛できるだけ、防衛し続けたいです」

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Grachan51 Grachan52 MMA NEXUS25 伊藤空也 修斗 手塚基伸 藤村健悟 鈴木崇矢 長野将大

【GRACHN51】長野将大が、初出場。グラチャン、ネクサス、修斗にEXFIGHT12月19日はJ-MMA Day

【写真】選手はいつも負けられないが、8月に続き本当に負けられない一戦に長野が挑む (C)MMAPLANET

16日(火)、GRACHANより12月19日(日)に千葉市美浜区の幕張ベイパークアリーナで開催される二部興行=Grachan51&52に長野将大が出場し、佐々木歩夢と対戦することが発表された。

長野にとっては、8月にEXFIGHTで16歳の鈴木崇矢にKO負けからの再起戦──後がない状態でのグラチャン初出場となる。


所英雄のDNAを持つ長野はMMAだけでなく、ZSTでKOKルールやIREでコンバット柔術なども経験しており、常に動き続けることが信条のファイターだ。鈴木戦という危ない賭けに出て、敗れたこ事実は残るが、あのファイトに挑んだことこそ、長野の逃げない姿勢を表している。

今大会では長野✖佐々木以外に藤村健悟✖林 RICE 陽太のライト級戦、さらにはヨコヤマクレガー✖田馬場貴裕のヘビー級、さらにはミランダ亜廉✖中嶋紳乃介、寺石恭平✖上田賢人の育成枠マッチと、グラチャンの特性が出たマッチアップが揃っており、伊藤空也✖手塚基伸というバンタム級戦がメインで組まれた夕方からのGrachan52にバトンをつなぐことになっている。

千葉でGrachan51&52、東京ではNEXUS25とEXFIGHT03、そして大阪ではプロ修斗と、12月19日はクリスマス前のJ-MMA Dayとなっている……。

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