カテゴリー
AB Black Combat DEEP GFC Gladiator Gladiator024 K-MMA MMA MMAPLANET NavE o RIZIN ROAD FC Road to UFC Special UFC YouTube キム・ミンス キ・ウォンビン チェ・ドンフン チョ・ソンビン ボクシング 久保健太 海外

【Special】K-MMA、2023年・秋。グラジで久保健太戦、チェ・ドンフン「ニャムジャルガルにも勝てる」

【写真】1999年1月2日、ソウル生まれ。ポハンには軍人として赴いた(C)MMAPLANET

日本と韓国、MMAにおいても永遠のライバルである両国。Road FCを頂点とするK-MMAは規模的には日本のRIZINのようなビッグステージを持たない。対してUFCファイターの評価は引退したコリアンゾンビに代表されるように、韓国勢の方が高い。9月のDEEP vs BLACK COMBATで後者が日本の老舗を圧倒した。日韓関係に少し変化が見られるようにもなった10月最終週に訪韓、K-MMAの今を歩いた。
Text by Manabu Takashima

特集「K-MMA、2023年・秋」。遅まきながら第三弾は12月9日(土)に豊中市の176BOXで開催されるGladiator024で久保健太と対戦するチェ・ドンフンの声をお届けしたい。

3月大会でフライ級王座挑戦が決まっていたが負傷欠場、9カ月後に仕切り直しを前にキャリア3戦目でDouble GFCフライ級王者となった24歳のK-MMAファイターはどのような想いで日本で戦う。


――3月のGladiatorでNavE選手に挑戦予定でしたが、足の骨折で出場不能となりました。その後、回復具合はいかがだったのでしょうか(※取材は10月26日に行われた)。

「骨折は足の甲でした。自分自身、凄く試合はしたかったのですが、手術が必要で戦うことができなかったです。今もピンが入っているままですが、ドクターから試合に出ても大丈夫だという言葉を貰っています。鋼鉄が足に入っているので、蹴りでKOできるのではないでしょうか。アハハハハハ」

――……。欠場したタイトル戦でチェ・ドンフン選手の代役で出場したニャムジャルガル・トウメンデムベレルがKO勝ちをしてベルトを巻くと、そのままRoad to UFCのワンマッチ契約を勝ち取りました。ケガをしなければ自分が……という悔しい想いはないですか。

「悔しいと思わないといえば嘘になります。でもケガで試合ができないことはしょうがないです。とにかくリハビリに集中して、さらに強くなろうという気持ちでいました。同時に代わりに出る選手なので、どのような戦いをするのかは気になっていました。モンゴルのチャンピオンということで楽しみでもあったのですが、ニャムジャルガルの最近の試合を見ても自分なら勝てますね」

――凄い自信ですね。今回、久保健太選手が対戦相手候補ということですが(※その後、正式決定)、まず日本で戦うことが再び決まったことについてはどのように思っていますか。

「再びチャンスをくれたGladiatorに感謝しています。今回がタイトル戦でなくても、Gladiatorでの試合に集中しています。Gladiatorモードです」

――そんなチェ・ドンフン選手ですが、MMAを始めたきっかけは何だったのでしょうか。

「自分は軍人で、所属基地がポハンにありました。徴兵期間後も下士官として、軍に残っていました」

――ネトフリでD.Pというチョン・へインが主人公を演じる脱走兵追跡のドラマを視ましたが、体罰やいじめなど本当にあれ程えげつないのですか。

「アハハハハ。アレは陸軍の話で、自分は海軍にいましたので。海軍は陸軍よりも××××(※以下自粛)ですよ(笑)。そのまま軍人として生きていくのかと考えた時に、自分が強くになるにはMMAしかない……男としてMMAのスーパースターになりたいと思ったんです。MMAファイターとして生きていくことを決めました。実際、チームMADポハンに所属し人生が変わりました」

――軍に入る前に格闘技の経験はあったのですか。

「中学時代に柔道をやっていました。ただ初めてMMAを見た時に、これは喧嘩だと思ったので打撃を学ぼうと思い、ジムに入ったんです。で、初めてスパーリングをした時の相手がキム・ミンス館長でした。どれだけ殴られても、最後は殺してやろうという気持ちで挑みましたが、全く近づくことはできずにボコボコにされました(笑)。もう血だるま状態で。『これはしっかりと学ぶ必要がある』と思い知り、そこから気合を入れ直しました。

とにかく夕方にジムに行くとボコボコにされて(笑)、血みどろで家に戻るんです。そんな毎日が続くと、『俺は選手とやっていけるのか。本当に正しい判断をしたのか』と疑問を持つようになったこともあります。でも黙々と練習をしていると1日、1日と成長する自分を感じることができて、試合で結果も残せるようになりました」

――キャリア3戦目でDouble GFCのチャンピオンになり、今は4勝0敗です。正直、経験値としては十分でないという見方もされるかと思います。

「自分のレベルアップのため、そしてプレッシャーを与えるためにGladiatorで戦おうと思ったんです。これからは国内だけでなく、海外でも戦っていきたいので。この世界で成功を修めるには海外で連続して戦っていかなければならない。なのでギアを上げることにしました。これから世界のトップ舞台で戦うために、Gladiatorは良いステッピングボードになると思っています」

――MMAファイターとしての強みはどこだと思っていますか。

「自分はフライ級のなかでも大きい方ではないです。過去4試合とも、相手の方が背が高かったです。日本で戦うかもしれない久保選手はリーチが長いそうですが、ステップを使って久保選手の距離で戦わないようにしようと思います。そうですね、インアウト――出入りが自分の強みです。

足を負傷していたので、ボクシングの練習に集中していた期間がありました。そこで身につけた出入りですが、戦いに幅がなかったのも事実です。今後はグラップリングも交えて、圧力を掛ける試合をしたいです」

――キ・ウォンビン、チョ・ソンビン、パク・ジェヒョクとGladiatorでは韓国人王者が生まれていますす。同じ韓国人選手として続きたいという気持ちは?

「そういう歴史を紡ぐよりも、自分のために頑張りたいと思います。Gladiatorフライ級のタイトルを取ります。期待してください」

The post 【Special】K-MMA、2023年・秋。グラジで久保健太戦、チェ・ドンフン「ニャムジャルガルにも勝てる」 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
AB ACA DEEP GFC Gladiator Gladiator024 Grachan K-MMA MMA MMAPLANET NavE o ONE RIZIN ROAD FC Road to UFC UFC YouTube   じゅん イ・スンチョル キック チェ・ドンフン フェルナンド ライカ ルネ・カタラン 上久保周哉 中川皓貴 久保健太 南友之輔 吉田開威 宮城友一 海外 溝口司 澤田政輝 田中有 竹中大地 若松佑弥 高橋孝徳

【Gladiator024】プレ・フライ級Wars。チェ・ドンフン&イ・スンチョルが来日。じゅんが復活

【写真】自らのイケメンと言ってしまうチェ・ドンフン。3戦目でチャンピオンになった実力の程は──(C) MMAPLANET

23日(木)、GLADIATORより12月19日(土)に豊中市176BOXで開催されるGladiator024の追加カード10試合が発表されている。
Text by Manabu Takashima

3回戦2試合、2回戦8試合が新たに明らかとなったが、まず目につくのがDouble GFCフライ級チャンピオンのチェ・ドンフンの来日&久保健太との対戦だ。

チェ・ドンフンは今年の3月大会で当時のGladiatorフライ級王者NavEと対戦予定だったが、足の小指を骨折して欠場に。彼の代役としてニャムジャルガル・トゥメンデムベレエルがベルトに挑戦することとなった。


そのニャムジャルガルが僅か7秒でNavEをKOし、新チャンピオンに。直後にRoad to UFCと契約したためタイトルを返上し、グラジのフライ級王座は空位となっている。

チェ・ドンフンも狙いは来年のRoad to UFC出場であることを公言して憚らない。その過程で韓国国内でなく、日本=グラジで試合をこなし、ベルトも視野に入れている模様だ。柔道出身のチェ・ドンフンは泣く子も黙るどころか、凍り付く厳しさの韓国海軍に徴兵後も身を置き筋金入りの気持ちの強さを身に着けている。

除隊後にMMAファイターを目指しTeam MAD浦項に入門すると、瞬く間に頭角を表し3戦目でDouble GFCの王座に就き、初防衛後に上にあるようにグラジ出場を決めていた。ムエタイでもプロとして1勝を挙げ、コンバットサンボの国家選抜戦でも優勝しているチェ・ドンフンは、パワーとスピード溢れるウェルラウンダーだ。

対してベテランの久保は今年の1月以来のグラジ出場となる。下のコメントにあるようにコロナ明けで練習ができない状態で挑んだ宮城友一戦でRNCに敗れた。DEEP名古屋大会での再起戦を飾った久保もまた、グラジのフライ級王座を視野に入れて韓国の新鋭と対戦することとなった。

チェ・ドンフンと同じくK-MMAのフライ級からイ・スンチョルの来日も決まった。キャリア5勝1敗、10月にはBIFCでONEストロー級タイトルコンテンダーのルネ・カタランを僅か71秒でKOで破っているイ・スンチョル。キックベースだが、徴兵期間中にMMAファイターを目指すこと決めたイ・スンチョルの憧れのファイターは、日本の若松佑弥だという。その影響かイ・スンチョルもスタイル的にもアグレッシブなストライカーである一方で、しっかりとテイクダウンもできるタイプだ。

このイ・スンチョルの対戦相手に抜擢されたのが、キャリア2戦目の澤田政輝だ。グラジからステップアップを図る溝口司と同門の澤田は柔道ベースながら、思い切った打撃が武器で──倒して極めるスタイルでデビュー戦を飾っている。

2戦目の国際戦、臆することなく気合満々でオファーを受けた澤田がどのようなファイトをやってのけるか、興味深い。

さらにフェザー級でグラジ元バンタム級王者じゅんの4年8カ月振りの実戦復帰=高橋孝徳戦も決まった。今大会には実弟・田中有と中川皓貴が揃って国際戦に挑むこととなっているが、リライアブル神戸を引っ張るボスとして、じゅんがその背中で何を見せるのか。

対戦相手の高橋は昨年Grachanのフェザー級王座決定Tで惜しくも準優勝に終わり、心機一転グラジを戦場に選んだ。高橋といえばケージに押し込み、じっくり戦うという印象が強く──「魅せてナンボ」のじゅんとは対極にある「勝ってこそ」のMMAを戦う。じゅん✖高橋はある意味、MMAイデオロギー闘争的なマッチアップといえる。

また竹中大地&上久保周哉というJ-MMAのトップファイターが参入してきたグラジのバンタム級戦線で、空手ベースで注目を集める吉田開威と南友之輔の連続出場も決まった。

吉田はグラップラーのフェルナンドと対戦するが、ここでの組み対策と攻撃的な打を披露できれば、トップ戦線が一気に近くなる。

一発の強さが魅力的な南は、健太エスペランサとのマッチアップとなる。既に2月のGrachan大阪大会出場も決まっているという話もある南だが、デビュー前から2024年中にグラジ・バンタム級王座に就くと宣言しており、有言実行への期待感を抱かせるファイトができるのか──要注目だ。

以下、今回のプレスリリースから過去最長と言っても過言でない──じゅん&久保山、そして高橋、澤田、韓国勢の次戦への意気込みを完コピでお届けしたい。

じゅん
「いつも選手の事を1番に考えてくれている凄く良い大会です。Gladiatorがインディ団体と言うてる人がいるなら、アホかと言うてやりたいですね(笑)。弱い外国の選手では無く、強い外国の選手を使っている所にも惹かれます。ここに勝てないと世界で勝負出来ない事を明確にさせているので、世界を目指す選手にはめちゃくちゃいい刺激だと思います。余談ですが、凄い金額がかかっている団体だと思っていますが、一体いくらくらいかかっているんですか?(笑)相手選手のことは組みの展開が得意で、そこから判定で勝ちに行くって感じの印象です。でもキックパンツで試合しているのを見ると打撃を本当は試合でしたいんじゃないんですかね? 僕は約5年ぶりの試合でもともと1階級下でやっていたのでパンチもキックも弱いはずです!

日本でトップの選手でもないので、相手の方からすると打撃の試合をやるのにお手頃の相手なんじゃないですか? 僕は盛り上がる試合しかする気がありません。組みでも寝かされても、盛り上がる事したります!勝ちにこした事はありませんが、お客様や興行主様が喜ぶ試合にしたいです。なんで打ち合ってくれれば嬉しいです。こんな事言うたらダメですが、ここで僕を倒してくれれば、また僕のジム生が相手選手を倒しに行くと言うストーリーが出来るので、面白いんじゃ無いんですかね?

僕は倒れないですけどね。

僕はもう選手活動はする気が無かったんですが、色々と考える事があり、その結果また試合をする事にしました。櫻井代表への恩返しになるか分かりませんが、そうなれればいいです」

高橋孝徳
「関西のみならず、アジアの各国から強豪選手が参戦するGladiatorに初めて出場する機会をいただき光栄に思います。私個人としては、前戦でGRACHANのタイトル獲得に失敗してからの再起戦となります。もう一度頂点を目指す上で、しっかりレベルアップした姿をお見せいたします。これまでよりも攻撃的なファイトにご期待ください」

久保健太
「今大会であるGladiator024大会の出場オファーを頂きありがとうございます。前回出場させて頂きました020大会で宮城友一選手との試合では不甲斐にも敗退してしまいとても悔しい思いをしました。宮城選手との試合は偉大な選手なだけに、それなりに懸けていた思いがありました。しかし試合直前の5日前まで初のコロナにかかり寝込んでしまい一時は試合欠場となる状況まで陥っていたこともあったことから、僕自身にとっては不完全な試合となってしまいました。

それでも試合に出場し戦ったこと、宮城選手と試合をさせて頂いたことに何一つ後悔はしていません。そんな状況な中でも試合をした自分に誇りを持っています。その悔しい思いから、その後のDEEP名古屋大会でタイトルを持つ選手から勝利を納めては、Gladiatorでの挽回を待ち望みながらに日々トレーニングと練習の日々を重ねてきました。そしてようやくそのチャンスを頂き、対戦相手をお聞きしたところ海外の強豪選手、韓国のダブルGFCという団体の現王者であるチェ・ドンフン選手でした。戦歴等を確認したところ、MMA無敗の柔道ベース、コンバットサンボでは韓国国家選抜選手権優勝とかなりの実績がある強豪選手でした。

対戦相手に不足はありません。むしろ他団体の現王者相手に僕を指名して頂けたことに感謝と敬意の気持ちを持って全力で闘い勝利を手に入れます。韓国の選手とはRoad FCやCMAでこれまでに何度か戦ったことがあります。CMAカイザーでは僕もタイトルを獲りました。しかし、ここはGladiatorのリング、今ではGladiatorの顔の一人でもある僕だとそう自負しています。この対戦カード、試合で盛り上げるのも、勝利するのも僕じゃないといけないんです。僕も良い年齢になりました。格闘技人生長くはないと思います。

今大会に勝利し、Gladiatorフライ級トーナメントで選抜して頂きそこに宮城選手がいれば再戦はもちろんのこと、行けるところまで駆け上がり王者君臨を目指します。試合当日、楽しみにしていて下さい。注目していて下さい。宜しくお願い致します」

チェ・ドンフン
「自分はこんなイケメンですが、Gladiatorからチャンスを貰えたことで相手を半殺しにするぐらいの覚悟を持って戦います。応援よろしくお願いします。押忍」

澤田政輝
「オープニングファイトから出て。ここで有名になりたいって思ったのがGladiatorでした。Gladiatorで有名になりRIZINとか世界に行けるように頑張ります。今回強い相手選手を候補に挙げて交渉してくださり、自分にとって大事な試合を組んでくれたと思います。強い相手と戦える事が最高のチャンスだと思うので、一番面白い試合するので 皆様見ていてください」

イ・スンチョル
「日本のファンの皆さんは、自分のことを知らないと思いますが、Gladiatorのタイトルに通じる試合になるかもしれないので一生懸命戦い、自分のデキることをすべて駆使し日本のファンに満足してもらえる試合を見せたいと思います。頑張りますので、応援よろしくお願いします」


The post 【Gladiator024】プレ・フライ級Wars。チェ・ドンフン&イ・スンチョルが来日。じゅんが復活 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
DEEP DEEP Nagoya Impact2023 MMA MMAPLANET o RYO UFC エヴェルトン・イワナガ キック ソーキ ボクシング ライカ 久保健太 佐々木憂流迦 原虎徹 悠太 杉山廣平 橘川尋貴 浜松ヤマト 神田コウヤ 銀・グラップリングシュートボクサーズジム

【DEEP NAGOYA IMPACT2023】銀GSBジムと対戦、橘川尋貴─02─「どう戦うかは、もう決まっています」

16日(日)、刈谷市産業会館あいおいホールで開催されるDEEP NAGOYA IMPACT2023公武堂ファイトで、銀・グラップリングシュートボクサーズジムと対戦する橘川尋貴のインタビュー後編。
Text by Shojro Kamaike

約5年のブランクを経て、2022年にDEEPで復帰を果たした橘川。ZSTルールとDEEPルールの違い、そしてリングとケージの違いへの対応を見せるなか、彼の中に道場で受け継がれる一つの動きがあった。次の試合こそ、伝統のRNCを極められるか!?

<橘川尋貴インタビューPart.01はコチラから>


――昨年3月ぐらいに、試合ができる状態になったのですか。

「そうですね。体重も落ちて、感覚も取り戻してきた頃に遠藤(大翼イギーハンズ代表)さんから『半年後になるけど、9月に一度試合してみようよ』と言っていただきました」

――復帰戦は樋沼ヒロキ選手に2R KO勝ち。2017年9月の浜松ヤマト戦以来、ちょうど5年ぶりの勝利でした。

「復帰戦でKO勝ちできて、すごく嬉しかったです。久々の試合だったから、友達や先輩も見に来てくれて。MMAって特殊なスポーツじゃないですか。人前で殴り合って、それで拍手とか応援してもらって……。そういう感覚をまた味わうことができて嬉しかったですね」

――なるほど。2カ月後には東京で佐藤勇駿選手と対戦し、判定勝ちを収めました。これは自分にとってチャンスが来たと思いませんでしたか。

「いえ、逆に『自分は試されているな』って思いました。DEEPから『コイツは本当に強い選手なのかどうかを試されているんだ』と。だから結構、気合いが入りました。でも気合いが入りすぎたのか、試合内容としては空回りしてしまいましたね。『ここで一発、全てもっていこう』と考えちゃって。試合では勝ち急ぎすぎました」

――ZSTルールからDEEPルールへ、そしてリングからケージへと移行したところで難しい面などはあったのでしょうか。

「まずルールについては、僕が高3の時にZSTもパウンドありになっていたので、そこは問題なかったです」

――ZSTで戦ってきた選手は、ケージのMMAでも下になってしまうケースと、下になれるケースが存在しています。橘川選手も下のポジションを選択していたシーンがありました。

「あぁ、なるほど。ZSTはポジションよりも、一本に近い状態のほうが勝つルールだったと思うんです。でもDEEPルールは違うじゃないですか。だから遠藤さんにも言われて、上を取ってパウンドで削る練習に切り替えていました。

それでも下になっていたのは――復帰戦は樋沼選手が投げをよく使っていたので、コーチ陣からも『投げられて下になっていい。それよりも焦らずに戦うことが重要だ』と言われていたんですよ。投げられた時に、下手にマットに手を着いて怪我したり、あるいは変な状態でパウンドを打たれるほうが心配で。それなら投げられた時に抵抗せず、下になっていいという作戦でした」

――あの展開は作戦だったのですね。もう一つ、バックを奪いに行く展開が和術慧舟會らしさ、そして駿河道場らしさを感じさせました。橘川選手はこれまで7勝を収めているうち、3勝がRNCによるものです。

「そうなんですよ。僕も駿河道場に入った時、とにかくバックを奪う、そしてRNCを狙う練習をたくさんさせていただきました。極め方のコツも当時、佐々木憂流迦さんに教えていただいたりとか」

――道場に伝わる技術は、練習環境が変わっても引き継がれているのですね。とても良い話です。

「復帰してからは、まだ極められていませんね。復帰2戦目は狙いに行ったんですけど、まだ相手も元気な状態で。狙いすぎると、失敗したら自分が不利になってしまうこともありますし。そこはRNCにこだわらず、どちらかというとパウンドを打つほうを意識しました」

――一方、ケージ際の展開はいかがですか。ケージを経験したのは前回の試合が初めてかと思います。

「まず、ケージの中が広くてビックリしました。練習内容も次の試合がリングかケージかで変わってきますよね。でもずっと広い中で試合したいと思っていて、実際にやってみてケージのほうが動きやすいです。あと、ケージってカッコいいですよね」

――……カッコいい?

「え、ケージってカッコよくないですか」

――我々の世代はUFCが始まった頃にケージを見て、当時のバーリトゥードに対して決闘のようなイメージを持っていました。もう古い感覚かもしれませんが……。

「決闘ですか。確かにUFCって最初は素手でやっていましたもんね。だけど今は、ケージで戦うのってカッコいいと思います。うまく言えないですけど……」

――いえ、そう思って若い世代の選手が増えるのは良いことだと思います。では次の試合について、対戦相手である銀・グラップリングシュートボクサーズ選手の印象はいかがですか。

「ストライカーですよね。結構動き回る選手でもあって、落ち着いて強い選手です。あれだけゴリゴリのストライカーと戦った経験はないんですよ。でもウチのジムには、キックボクシングのRISEでランキング3位になっている小野幹晃選手がいて、小野選手と毎日練習しています。だからゴリゴリのストライカーに対して怖さはないですし、そんな相手とどう戦うかは、もう決まっています」

――この試合を含めて、今後MMAを戦っていくうえでの目標を教えてください。

「まずはDEEPの上位に食い込んで、先日DEEPのベルトを巻いた神田コウヤ選手と絡んでいきたいです。もちろん、そのためにはまだ経験が必要だと思います。でもいずれ絡んでいける自信はありますね。まずは今回の試合——完全にアウェイな状況だと思いますけど、僕の一本かKOで、相手の応援をシーンとさせてやります!」

■ DEEP NAGOYA IMPACT2023#02対戦カード

<フェザー級/5分3R>
巽大祐(日本)
今村滉(日本)

<ウェルター級/5分2R>
ソーキ(日本)
エヴェルトン・イワナガ(日本)

<フライ級/5分2R>
久保健太(日本)
田中義基(日本)

<ライト級/5分2R>
河村嘉展(日本)
岡田充弘(日本)

<バンタム級/5分2R>
佐々木陽太(日本)
切嶋龍輝(日本)

<フライ級/5分2R>
広瀬裕斗(日本)
吉田悠太郎(日本)

<バンタム級/5分2R>
MASANARI(日本)
Ryoma(日本)

<フライ級/5分2R>
加藤聡志(日本)
平野紘希(日本)

<ストロー級/5分2R>
鶴斗(日本)
金光優真(日本)

<フェザー級/5分2R>
大岩翔哉(日本)
──(──)

■ DEEP NAGOYA IMPACT2023#01対戦カード

<フライ級/5分3R>
杉山廣平(日本)
原虎徹(日本)

<フェザー級/5分2R>
銀・グラップリングシュートボクサーズジム(日本)
橘川尋貴(日本)

<ライト級/5分2R>
コマネチゆうた(日本)
太田将吾(日本)

<バンタム級/5分2R>
高瀬一平(日本)
三ツ塚勇介(日本)

<バンタム級/5分2R>
下村哲幸(日本)
田口貴親(日本)

<フライ級/5分2R>
オサモ・リチャードソン(日本)
岩堀徹大(日本)

<バンタム級/5分2R>
野木崇政(日本)
三郎(日本)

<フェザー級/5分2R>
加藤優也(日本)
ケビン・ギノザ(日本)

The post 【DEEP NAGOYA IMPACT2023】銀GSBジムと対戦、橘川尋貴─02─「どう戦うかは、もう決まっています」 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
Gladiator MMA MMAPLANET NavE o RIZIN Road to UFC Shooto UFC ヤックル真吾 久保健太 伊藤裕樹 修斗 宇田悠斗 安谷屋智弘 宮城友一 関口祐冬 駒杵嵩大

【The Shooto Okinawa#08】ヤックル真吾戦とグラジ蒙古襲来、宮地友一「MMAを続ける理由って──」

【写真】空気がカジュマルに囲まれているようになる、宮城インタビューです(C)MMAPLANET

16日(日)、沖縄市のミュージックタウン音市場で開催されるTHE SHOOTO OKINAWA#08でヤックル真吾と対戦する宮城友一。

1月のGLADIATORでの勝利から、沖縄での修斗公式戦へ。かつてタイトルを賭けて戦うこともあったかもしれないヤックルと対戦と、グラジに上がるアジア勢の脅威について宮城が話を訊いた。

シビアな話題も、試合に向けての意気込みも、全て南国の暖かい風に包まれているような空気感を醸し出す宮城は、シビアな状況を前にMMAを続ける原点と根本論を話した。


――16日、来週の日曜日にヤックル真吾選手との試合が迫ってきました(※取材は8日に行われた)。今、どのような状態ですか。

「練習は去年の終わりぐらいから、できる時間も増えてきて。それを今年に入ってからも継続できているので、以前よりも練習ができているという感覚を持って試合に臨めています。そういう意味では良い感じで、試合の1週間前まで来たかなと思います」

──以前よりできているというのは、いつ頃までと比較しての話なのでしょうか」

「去年の10月ぐらいに、もっとやらないといけないと思うようになり……。自分もジムがあって指導があるのですが、そのボリュームを抑えながら練習の頻度を増やしてきました。実際のところ、ここ何年かは『これぐらいで良いだろう』という感覚でやっている節がありました。それが、もっとやらないと当たり前に強くならないよなっていう想いになりました。ここ3、4年で一番練習していると思います」

──四十にして、そうなったと。

「慌てているんです(苦笑)」

──今回の試合に向けて対人練習など追い込みは終わった時期でしょうか。

「今日もパラエストラ沖縄のグラップリングに行き、スパーリング形式のモノはここで終わりです」

──実はZOOMで宮城選手と対面し、『老けたな。いや、疲れているのか』と思ったので聞かせていただきました。いや、疲れているのですね(笑)。

「疲れていますが、老けもしました(笑)。でも練習後の疲れは、よく顔に出るみたいです。『ゲッソリしている』と指摘されます。全然、元気なんですけどね(笑)」

──まぁ、ここから疲れを抜く状態でしょうし。ところで1月にGLADIATORで久保健太選手に一本勝ちし、タイトル戦線へ再度浮上かというタイミングで沖縄での修斗公式戦。やはり沖縄での試合は宮城選手にとって、特別なのですか。

「実は1月の試合、あの時の感覚が良くなくて。なんか変な感じがして、これは良くない方に行く感覚だと思いました。勝利することは大切で、勝てたことは良かったのですが、あの感覚には嫌な感じがあって。それを砂辺(光久)さんとも話して。砂辺さんは、僕に対しては慎重な面がある人ですし、一度沖縄で。地元で移動とかない状況で、試合をしようかということになったんです」

──そこでヤックル選手ですが、グラジのライトフライ級戦線ですれ違った感があり、本来は5年ぐらい前に戦っていたかもしれない相手です。

「ホントにその5年とか前に僕自身、『戦いたい』と口にしていたはずです。あの時、ヤックル選手が暫らく格闘技から離れるということだったので、『ああ、もうできないんだな』と思った記憶があります。だから、単純にここで戦えることは良かったです。

戦いそうだった選手、やるという話が出ても実現しなかった人のことは、何か頭に残ってしまっているので。このタイミングでヤックル選手と試合ができるのは、何か良いなって感じがします」

─とはいえ、負けられない相手です。過去10戦、宮城選手は5勝5敗。負けた相手が伊藤裕樹選手、駒杵嵩大選手、関口祐冬選手、宇田悠斗選手、そしてNavE選手です。対して5勝のうちスタイル的に成長の証となった西浦大地選手との試合以外で、上に行くために落とせないという相手からの勝利は安谷屋智弘選手との沖縄対決のみでした。そういう意味でヤックル戦は修斗とグラジの両フライ級戦線で上にいくためにも落とせないかと。

「もちろん、負けられないです。負けたら終わりだと、本気で思っています。勝たなきゃいけない相手にしか勝てていない──それは自分でも気にしていました。そこに自分の壁を感じていて。ここでヤックル選手に負けてしまったら、本当に終わりです。だから勝ち方として一本やKOでないといけないとも思っていなくて。とにかく勝たないといけない試合です。勝たないと先に進めないし、負けると先に進む権利を失う試合だと考えています」

──そう考えると、せっかくの地元での試合なのに固くなってしまわないですか。

「アハハハハ。まあ、自分の心をコントロールすることは難しいです。自分は特にそれが苦手で、相手を凄く大きく見てしまうことがあります。でも、負けたらお終いだという気持ちを持ってしまっているモノなので……。

ただ少しでもポジティブなことを言ってもらえると、『あぁ、そうなんだ』って気分が変わっちゃうんです(笑)。沖縄での試合は、コンディション的には結構違いますし。最近、それは感じることが多いです。

僕、凄く鈍感なんで。体重が落ちにくくなっているとか、パフォーマンス面でもスピードが落ちてきているとか感じきれなくて(苦笑)。減量も別にいつも通りと思ってきたのですが、ふと振り返ると前より大分きつくなっているなぁって気付いたことがあって。だから飛行機の移動がない沖縄での試合は、体調を整えることに関しては凄く楽ですね」

──宮城選手と話していると、マングローブの森にいるような気分になりますね。あるいはカジュマルに囲まれているような。仕事部屋が南国になってきます(笑)。何が『ふと振り返ると前より大分きつくなっているなぁ』ですか(笑)。

「アハハハハ。そうッスね。試合もずっとやってきたから、そこの変化も気づきにくいというのがあるかもしれないです」

──いや、ずっとやってきているから普通は気付くのではないですか(笑)。

「あぁ……そうかもしれないですね。回りの若い子とか、凄く落ちるんですよね(苦笑)」

──なるほどです。修斗での試合を前にしてですが、グラジエイターがフィリピンや韓国、そしてモンゴル勢と国際戦路線を進むなか、フライ級のベルトがモンゴルのニャムジャルガルの手に渡りました。あの試合を見て、正直、どのように感じましたか。

「う~ん、どう受け取ったらよいのだろうっていう気持ちになりました……。強い選手が来た、強い選手とやりたいという気持ちは勿論あります。試合時間が凄く短かったので、分からないこともたくさんあるけれど、僕で大丈夫なのかな。僕でいけるのかなというのは自分で戦うことを想定すると当然、考えてしまいます。

強い人とやるために現役を続けているわけで、戦いたくないとかって思うわけでは当然ないです。だって、ソレはなんで現役を続けているのかっていう話になるじゃないですか。自分を強くしたいし、強い人と戦いたい。結局、MMAを続ける理由ってそれしかないので。ただ、正直なところを言えば、もう少し長く戦っているところを見てみたかったです」

──実はインタビュー掲載よりも早く正式発表があるかもしれないのですが、ニャムジャルガルはRoad to UFCのワンマッチへの出場が決まり、グラジのベルトを返上するそうです。

「そうなんですか……」

──ただし、モンゴルには他のフライ級選手も控えているようです。

「アハハハハハ。そうですか……いや、複雑です。今、自分がどういう気持ちでいるかの分かっていないです。ただ韓国人選手にしてもモンゴル人選手にしても、日本に呼んでくれることは有難いです。だから、強くなりたい。強い人と戦いたいという気持ちがあるなかで、強い人を連れてきてくれたことはシンプルに有難いなって思います」

──韓国、モンゴルに勝てば修斗王座も狙える力ついた証明になるとがあると思えますか。

「ハイ。その通りです。僕は修斗とグラジエイター、RIZINと試合をさせてもらっていて……恵まれていると思っています。でも、もっとデキるという気持ちがあって……。年齢のことを指摘されることも多くなっていますが、僕はさっきも言ったように凄く鈍感で。きっとスピードは遅くなっていて、パワーも落ちているんだろうと思うけど、好都合で自分では気づいていないし(笑)。

僕は強くなっていると思うし、もっと強くなれると思っているんですよ。だからもっと練習をしたい。もっと頑張れば、もっとできる。だから、もっと練習したい。もっと砂辺さんや松根(良太)さんに習いたい。そうすればもっと強くなれると、希望を持ってやっています。

凄く恵まれていますが、満足は全然していないです。もっと行ける、もっと上を目指せるという気持ちで今もやっています。ハイ」

──では、その気持ちをさらに強固にするためにも、最後にヤックル戦への意気込みを改めてお願いします。

「絶対に勝たないといけない試合だし、負けたら終わりという気持ちを持っているので。背水の陣で戦いますが、固くならず自分が持っているモノをしっかりと出したい。自分はもっとMMAができるはずなのでそこを発揮したいです」

The post 【The Shooto Okinawa#08】ヤックル真吾戦とグラジ蒙古襲来、宮地友一「MMAを続ける理由って──」 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
Gladiator020 MMA MMAPLANET o Progress YouTube キック キ・ウォンビン コンバット柔術 ジョセフ・チェン ジョン・オリニド チョ・ソンビン 中川皓貴 久保健太 井上啓太 宮城友一 山田崇太郎 森戸新士 江木伸成 竹本啓哉 笹晋久 藤田大

【Gladiator020】コンバット柔術で江木伸成と対戦、竹本啓哉「掌底を落とすことが一番勝利に近づく」

【写真】見た目にも注意を払うようになった竹本。とはいえ意識のなかった外見と違い、格闘技感には自分があるので簡単にはいかない(C) MMAPLANET

本日22日(日)、大阪府豊中市の176Boxで開催されるGladiator020で、江木伸成とPROGRESSコンバット柔術ルールで対戦する竹本啓哉。

我がために戦うスタイル、生き方の元バンタム級王者は21日(土)に行われた計量にこれまでとは違い髪型を整え、よれよれではないシャツを着て現れた。竹本にどのような心境の変化があったのか。プロスポーツと純粋競技者の間で心が揺れた――いや揺れている心境を計量直後に尋ねた。


――今日は綺麗な髪形ですね。いつもは、計量の時はもっとボサボサの髪の毛だった印象が強いです。

「これは個人的な話なんですけど、プロスポーツって難しいなって。僕はアマチュアの序盤に5連敗しています。プロなら、もう終わりですよね。だから、自分の勝ち筋というモノを見つけてきて、勝てば良いというスタイルで戦ってきました。それだとお客さんを納得させることはできないし、ちょっと修正をしようと思っています」

――それは昨年9月の笹晋久選手との試合が起因となっているのでしょうか。

「そうですね。社長(鈴木陽一アライブ代表)にも、しっかりと注意をされました」

――勝ち筋を見つけ、そこに邁進することは良いと思います。お客さんの理解がなかったとしても一生懸命ポジションを取り続け、抑え込んで勝ったとしても。ただ前回の試合は勝っているかどうか分からないなかで、下で時間稼ぎをしていた。それも一生懸命の表れかもしれないですが、サッカーに例えると勝たないといけない状況でボール回しをしたような感じに見ている人は思ったかもしれないです。あからさまな時間稼ぎは、良い感じではないですよね。でも、それも鈴木社長のようにMMAを理解している人の意見だったかもしれないです。

「ホント、もうメチャクチャ叱られました」

――おお注意から叱られたと表現が変わりましたね(笑)。でも勝利を目指すことは絶対ですし、その可能性が低くなることをするのも違うかと……。

「もう少し、勝敗に関して気楽に構えても良いのかと思いました。良いように考えると、戦績も勝ち越しているので」

――ところで今回は竹本選手に敗れている笹選手の試合が一足先に、国際戦で発表がありました。

「僕自身もう1月に試合はないと思っていました。めちゃくちゃ怒られたので……それもしょうがないかと」

――ついには怒られたという表現になりましたね(笑)。

「……。実際、そういう試合をしてしまったと思っています。色々な人に言われたので、それだけ重要なんだと心に受け止めることができました。でも結果的にコンバット柔術で江木伸也選手と戦うという良いオファーを貰えました。オファーがあることは本当にありがたいです。そことは別に僕自身はコンバット柔術を戦うこと自体、凄く楽しみでした」

――前回の反省云々ではない部分で、コンバット柔術には興味があったと。

「ハイ。色々なルールで戦いたいと思っているので、コンバット柔術も戦ってみたかったです」

――江木選手はコンバット柔術で既に2勝をしていますし、フォークスタイルレスリングと合わせるとプログレス提供試合ではヒールで2度勝っています。MMAグラップラーとは違う、組み技の強さを持っているかと思われますが、その辺りはどのように考えていますか。

「ヒールで2勝……そこに関しては、僕が相手ではなかったから取れる、取れないは分からないです。そこは特別、気にしないです。MMAをやりたいコンバット柔術をやったことがある人と、MMAをやってきてコンバット柔術をやったことがない人間の試合という点で面白いかなって。

柔術家とコンバット柔術で戦い、MMAファイターとフォークスタイル・グラップリングで戦った江木選手に対して、MMAファイターの僕がコンバット柔術ルールで戦う。江木さんはMMAで戦いたいようですが、そこに対して僕が壁になろうと思います」

――意地が感じられる言葉ですね。試合まで1カ月を切り、コンバット柔術とはいえカテゴライズはグラップリング。実は竹本選手が、どういう体重で戦うのかは注視していました。

「それはグラップリングだから減量をせずにキャッチで戦うと思ったということですか」

――そうするのか、バンタム級で戦うのかは注目していました。

「あぁ……僕は今も釜谷(真)さんには本当に申し訳ないことをしたと思っています(2021年9月に釜谷の挑戦を受けた竹本は、計量失敗で王座はく奪。変則王座決定戦となり釜谷をRNCで下した)。あの時は8月に手塚(基伸)選手との試合があって、2カ月連続では体重が落とせないことが分かりました。もう、そういうことはしないと。

今回、それほど時間がなくキツイはキツかったです。ただし、連続ではないのでバンタム級で戦えると思ってキャッチは望まなかったです」

――グラップリングの時は減量を避けたいMMAファイターも多いかと思いますが、そこでバンタム級にこだわったのは?

「この試合がMMAにも通じているからです。ここで負けることはできないですし、勝って次につなげたいので」

――この試合に向けて、足関節や柔術的な練習を増やしましたか。

「アライブの柔術家で、仲良くさせていただいている山脇(悠佑)さんに付き合ってもらってやってきました。基本的にはMMAの練習をやってきたのですが、今回は立ちの打撃はない。なので、その時間はもどかしく感じていましたが、レスリングを強化してきました」

――レスリングを強化。江木選手は立ちを重視するでしょうか。

「引き込んでくることは気にならないですし、江木さんは引き込んでこないと思います。生田(誠)先生との試合や松本(一郎)選手との試合からしても、下にならないのではないかと。互いに上を取って叩きたい。そういう勝負になると思います」

――上を取って叩く。それはMMAファイターの矜持ですか。

「いえ違います。勝つためです。修正しようと思っていると言いましたが、やっぱり勝ちたいです。ルールと僕らの特性を考えると、上を取って掌底を落とすことが一番勝利に近いと思います」

――というのが、髪型が綺麗になった竹本選手の心境ですね。

「これも服も、全て彼女に選んでもらいました(笑)。そうですね、良い試合をしたい……明るく、強く、楽しいコンバット柔術をします」」

■視聴方法(予定)
1月22日(日)
午後2時20分~THE 1 TV YouTube

■ Gladiator020計量結果

<バンタム級/5分2R>
今村豊:60.95キロ
秋田良隆:60.8キロ

<フライ級/5分2R>
坪内一将:56.15キロ
陸虎:56.3キロ

<ウェルター級/5分2R>
藤田大:76.5キロ
スティーブン・ギレスピ:76.95キロ

<Gladiatorフェザー級王座決定戦/5分3R>
中川皓貴:65.7キロ
チョ・ソンビン:65.8キロ

<Gladiatorライト級選手権試合/5分3R>
[王者]キ・ウォンビン:70.25キロ
[挑戦者]グスタボ・ウーリッツァー:69.55キロ

<Progressフォークスタイルグラップリング・ウェルター級王座決定戦/5分3R>
森戸新士:75.2キロ
ジョセフ・チェン:76.8キロ

<フライ級/5分3R>
宮城友一:56.5キロ
久保健太:56.45キロ

<キック・ウェルター級/3分3R>
璃久:69.9キロ
イゴール・シルバ:70.00キロ

<バンタム級/5分3R>
笹晋久:61.05キロ
ジョン・オリニド:61.2キロ

<バンタム級/5分2R>
溝口司:60.85キロ
ガッツ天斗:60.75キロ

<ヘビー級/5分2R>
大場慎之助:99.5キロ
チョン・ホチョル:96.2キロ

<Progressフォークスタイル・グラップリング79キロ契約/5分2R>
山田崇太郎:78.6キロ
井上啓太:78.6キロ

<Progressコンバット柔術バンタム級/5分2R>
竹本啓哉:61.6キロ
江木伸成:59.8キロ

<アマMMA女子アトム級/3分2R>
セアリ:47.55キロ
MIYU:46.45キロ

The post 【Gladiator020】コンバット柔術で江木伸成と対戦、竹本啓哉「掌底を落とすことが一番勝利に近づく」 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
Gladiator020 K-MMA MMA MMAPLANET o Progress YouTube   キック キ・ウォンビン コンバット柔術 ジョセフ・チェン ジョン・オリニド チョ・ソンビン 中川皓貴 久保健太 井上啓太 住村竜市朗 宮城友一 山田崇太郎 森戸新士 江木伸成 竹本啓哉 笹晋久 藤田大

【Gladiator020】計量終了 新・新生グラジ=10代が4名、外国人選手は8人出場。全選手が一発クリア

【写真】ここには確実にハイパーリカバリー・ウォーが見られる (C)MMAPLANET

明日22日(日)に大阪府豊中市の176boxで開催されるGLADIATOR020の計量が、21日(土)に同市スモーカージムで行われた。

中川皓貴とチョ・ソンビンの間で行われるフェザー級王座決定戦、王者キ・ウォンビンに挑戦者グスタボ・ウーリッツァーが挑むライト級選手権試合。さらにProgress提供フォークスタイル・グラップリングのウェルター級王座決定戦=森戸新士×ジョセフ・チェンという3階級タイトルマッチに出場する6選手を始め、14試合に出場する28選手の全員が一度目の計量でパスをした。


笹晋久とバンタム級戦で対戦するフィリピンの19歳、ジョン・オリニドは月曜日の時点で71キロあった体重をしっかり落としきった。そのうえで膚艶の良さを見せスケールの上で、一声挙げた。

ここからどれだけ戻すことができるのか、明日のケージの中でのサイズ感が気になるオリニドだ。減量といえば韓国勢。長身チョ・ソンビンのガチガチボディを見ていると、どれだけリカバリーするのか――想像するのも恐ろしくなる絞り具合だった。そんなK-MMA勢に負けじと、久保健太と対戦する宮城友一も限界に挑戦するような乾燥警報発令ボディを披露した。

またキックで璃久と戦うイゴール・シルバは体重を落としても、握った拳の大きさが強い印象に残るフェイスオフに。

この他、アマチュア女子MMA戦でグラジエイター初陣を戦う住村竜市朗の愛娘セアリは、対戦相手のMIYUと共にクリアし明日のオープニングマッチを戦う。

プログレス提供試合ではコンバット柔術で江木伸也と対戦する竹本啓哉も一発クリア。

井上啓太と戦う山田崇太郎は道に迷い計量会場入りは遅れたが問題なくパスしている。

MMA、グラップリング、キック、コンバット柔術と4つのルールに国内在住と来日組を合わせて5ヵ国の外国人選手が出場し、7試合が国際戦。HEAT的な特徴を兼ね備え、さらに10代のファイターが4人のあすなろイベントでもある今大会――グラジエイターの2023年の戦いの幕が切って落とされる。

■視聴方法(予定)
1月22日(日)
午後2時20分~THE 1 TV YouTube

■ Gladiator020計量結果

<バンタム級/5分2R>
今村豊:60.95キロ
秋田良隆:60.8キロ

<フライ級/5分2R>
坪内一将:56.15キロ
陸虎:56.3キロ

<ウェルター級/5分2R>
藤田大:76.5キロ
スティーブン・ギレスピ:76.95キロ

<Gladiatorフェザー級王座決定戦/5分3R>
中川皓貴:65.7キロ
チョ・ソンビン:65.8キロ

<Gladiatorライト級選手権試合/5分3R>
[王者]キ・ウォンビン:70.25キロ
[挑戦者]グスタボ・ウーリッツァー:69.55キロ

<Progressフォークスタイルグラップリング・ウェルター級王座決定戦/5分3R>
森戸新士:75.2キロ
ジョセフ・チェン:76.8キロ

<フライ級/5分3R>
宮城友一:56.5キロ
久保健太:56.45キロ

<キック・ウェルター級/3分3R>
璃久:69.9キロ
イゴール・シルバ:70.00キロ

<バンタム級/5分3R>
笹晋久:61.05キロ
ジョン・オリニド:61.2キロ

<バンタム級/5分2R>
溝口司:60.85キロ
ガッツ天斗:60.75キロ

<ヘビー級/5分2R>
大場慎之助:99.5キロ
チョン・ホチョル:96.2キロ

<Progressフォークスタイル・グラップリング79キロ契約/5分2R>
山田崇太郎:78.6キロ
井上啓太:78.6キロ

<Progressコンバット柔術バンタム級/5分2R>
竹本啓哉:61.6キロ
江木伸成:59.8キロ

<アマMMA女子アトム級/3分2R>
セアリ:47.55キロ
MIYU:46.45キロ

The post 【Gladiator020】計量終了 新・新生グラジ=10代が4名、外国人選手は8人出場。全選手が一発クリア first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
DEEP Gladiator020 MMA MMAPLANET o Progress UFC YouTube キック キ・ウォンビン コンバット柔術 ジョセフ・チェン ジョン・オリニド チョ・ソンビン 中川皓貴 久保健太 井上啓太 修斗 内田タケル 宮城友一 山本琢也 山田崇太郎 森戸新士 江木伸成 神田コウヤ 竹本啓哉 笹晋久 藤田大 鶴屋怜

【Gladiator020】巻き返しの第一歩=ジョン・オリニド戦。笹晋久「なぜ、この人と戦わないと?」

【写真】まるで未知数。ただし、フィリピンの3勝0敗のファイターには負けられないという気持ちがあって然りだろう (C)MMAPLANET

22日(日)、大阪府豊中市の176Boxで開催されるGladiator020でジョン・オリニドと対戦する笹晋久。

2021年はHEATでドロー、Gladiatorで敗北とキャリアの仕切り直しが上手く行かなかった笹。働きながら強くなることに限界を感じた彼は、MMAファイター一本の生活に切り替えた──そして、キャリア3勝0敗の無名のフィリピン人選手とのオファーに『なぜ、この選手と戦わないといけないのか』と一度は固辞したという。

翌日には試合を受けることを了承した笹だが、こんなところで躓くわけにはいかないという想いが言葉の端々から伝わってきた。


──笹選手、22日にジョン・オリニドとグラジエイターで試合が決まっています。今のコンディションはいかがですか。1月の試合が正月もあり、練習環境を整えるのが難しいという話もありますが(※取材は11日に行われた)。

「31日も元旦も、2日も3日も練習してきたでの大丈夫です。修斗で戦う山本琢也選手、2月のDEEPに神田コウヤ選手達、試合に出場する選手達もそうだし、試合がない選手もやる気がある人は練習していました。だからいつも通りの試合前でした」

──ではグラジエイター2戦目ですが、2021年と2022年は厳しい結果となりました。修斗やDEEPで戦って来た笹選手にとってグラジ初戦となった竹本啓哉戦の敗北には何を想いましたか。

「そうですね、竹本選手は凄く強い選手と改めて思いましたし、自分の甘さ、練習への姿勢もダメだったと思わされました。あの試合後、仕事を辞めて練習だけの日々を送るようにしました」

──仕事を辞めた……。それが良いことなのか自分には分からないのですが、そこまでしないといけないという気持ちにされたということでしょうか。

「年は下の子たちなんですけど、鶴屋怜君や内田タケル君たちは1日に2回と練習をメインの生活をしています。先輩の扇久保(博正)さんとか、格闘技だけに集中している人達を見て、俺はこのままではダメだなって。生活は厳しくなっていますし、世間的には仕事をしないことがどういう風に思われるのか、それはずっと仕事をしてきたので分かるんです。

けど、それぐらいしないと、甘い世界ではないので。しかも僕はバックバーンもないですし、練習量でしかカバーできないので。格闘技は今しかできないと思いますから」

──生活が厳しくなると言われていましたが、つまりは格闘技で食っていけるようにならないと、そのような生活は早晩続けられなくなるということですね。

「僕はもう32歳なのですが、ずっと格闘技をやっていくつもりです。いつまでという考えはないですけど、そのために試合に出て結果を残していきたいです」

──そのなかで首都圏の選手の視野になかなか入らないHEATとグラジに出場したことで、どのような印象を持ちましたか。

「雰囲気が修斗とは違うなと思いました。選手の雰囲気──ですね。ちょっとやんちゃ系の人が多いと感じました。修斗とDEEPも違うのですが、グラジエイターはアウトロー的に感じました」

──前回の竹本選手との試合は2回戦でした。3R制とはまた違う戦いが必要だったかと思います。

「正直、3Rの方が良いというのはあります」

──今回のジョン・オリニドは3回戦です。キャリア3勝0敗、無名のフィリピン人選手とのオファーをどのように思いましたか。

「鶴屋さんから言われて、『誰?』って思いました。全然分からなくて、戦績しか聞かされていなくて。『なんで、この人と』と思って正直、最初は断りました。でも翌日にジムに来たら、鶴屋さんから『なぜ、試合を受けない』と言われました。そこでハセケンさんが見つけてきた選手とか聞いて、『それならやりたい』と」

──『なんでやらない』って言われても、何も知らなくてキャリア3戦の選手だと聞かされると、それはやらないですよね(笑)。

「(苦笑)。でも鶴屋さんから、ハセケンさんが見つけてきてグラジエイターでは国際戦を増やしていく。ここから良い流れになるだろうって説明を受けて、それならやるぞって。試合を受けると決めて映像をチェックしたのですが、若くて凄く勢いがあって良い選手だとは思いました」

──映像を視て、よりやる気が出たと?

「そういうことではないです。選ばれた選手だと聞いて、それだったらと思いました」

──ただし、それこそキャリア3勝0敗の19歳の選手。ここは負けられないし、どのように魅せたいと思っていますか。

「逆に自分は32歳です。そんなにテクニックがあるわけではないですけど、日本人の気持ちの強さとかを見せたいと思います」

──グラジエイターが元UFCファイターを招聘し始めた。笹選手もそういうファイターと戦うことになるかもしれないです。

「そういう選手を呼んでくれることは凄く良いことだと思います。自分も戦ってみたいです」

──と同時にグラジのバンタム級タイトルというモノに関して、どのように思っていますか。

「もちろん、ベルトは欲しいです。そのために今回の試合は良い勝ち方をしないといけないです。グラジのベルトを獲った後もさらに上を目指したいので」

──5月のHEAT、9月のGladiatorと笹選手の動きに躊躇するようなところがあると感じたのですか。

「それは……正直、春日井さんと竹本さんの試合の時って、仕事の量が増えて練習環境が良くないというのはありました。でも気持ちは何も変わることはなかったです。怖いとか一切思わないし。緊張も全くしない気質ですし。ただし練習量が足らなかった。それが自分でも感じ取られたので、仕事を辞めました。

だから今回の試合は前の2試合とは全然違います。攻撃的に攻めまくって、勝ちたいと思います」

■視聴方法(予定)
1月22日(日)
午後2時20分~THE 1 TV YouTube

■ Gladiator020対戦カード

<フライ級/5分2R>
坪内一将(日本)
陸虎(日本)

<バンタム級/5分2R>
今村豊(日本)
秋田良隆(日本)

<ウェルター級/5分2R>
藤田大(日本)
スティーブン・ギレスピ(英国)

<Gladiatorフェザー級王座決定戦/5分3R>
中川皓貴(日本)
チョ・ソンビン(韓国)

<Gladiatorライト級選手権試合/5分3R>
[王者]キ・ウォンビン(韓国)
[挑戦者]グスタボ・ウーリッツァー(ブラジル)

<Progressフォークスタイルグラップリング・ウェルター級王座決定戦/5分3R>
森戸新士(日本)
ジョセフ・チェン(台湾)

<フライ級/5分3R>
宮城友一(日本)
久保健太(日本)

<キック・ウェルター級/3分3R>
璃久(日本)
イゴール・シルバ(ブラジル)

<バンタム級/5分3R>
笹晋久(日本)
ジョン・オリニド(フィリピン)

<バンタム級/5分2R>
溝口司(日本)
ガッツ天斗(日本)

<ヘビー級/5分2R>
大場慎之助(日本)
チョン・ホチョル(韓国)

<Progressフォークスタイル・グラップリング79キロ契約/5分2R>
山田崇太郎(日本)
井上啓太(日本)

<Progressコンバット柔術バンタム級/5分2R>
竹本啓哉(日本)
江木伸成(日本)

<アマMMA女子アトム級/3分2R>
住村斉明里(日本)
MIYU(日本)

The post 【Gladiator020】巻き返しの第一歩=ジョン・オリニド戦。笹晋久「なぜ、この人と戦わないと?」 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
Gladiator020 MMA MMAPLANET o PFL Progress TOP FC UFC YouTube キック キ・ウォンビン コンバット柔術 ジョセフ・チェン ジョン・オリニド チョ・ソンビン ライカ 中川皓貴 久保健太 宮城友一 森戸新士 江木伸成 竹本啓哉 笹晋久 藤田大

【Gladiator020】中川皓貴とフェザー級王座決定戦。チョ・ソンビン─02─「何も秀でているモノがない」

【写真】全てにおいて静のイメージのチョ・ソンビン。試合が始まると、どう変わるのか──怖い (C)MMAPLANET

明後日22日(日)、大阪府豊中市の176boxで開催されるGLADIATOR020で中川皓貴とGladiatorフェザー級王座を懸けて戦うチョ・ソンビン・インタビュー後編。

元UFCファイター&PFLファイターのチョ・ソンビンは、メジャーに戻るために絶対に負けられない一戦に向け──「全てにおいてレベルが違う」ことをアピール。そしてTOP FC時代に対戦経験のある中村ジュニアとの心温まる交友関係を話した。

<チョ・ソンビン・インタビューPart.01はコチラから>


今日の午後、大阪に到着。ここからドライアウトか(C)PROGRESS

──UFCリリース後、PFLで戦った。チョ・ソンビン選手は北米での成功を目標としているのですか。

「UFCへの想いが残るなか、PFLのシーズンフォーマットにも興味がありました。UFCでやり遂げることができかったことを、同じ北米が舞台のPFLでやり遂げたかったです」

──そのPFL継続出場に影響が出るかもしれないグラジエイターでの試合となりますが、中川選手はどのようなファイターだと思っていますか。

「試合の動画を見ました。ウェルラウンダーですが、クリンチからの柔道の投げが印象に残りました。バックボーンは柔道なのでしょうね。そこに重点を置いて、対策を練り練習している最中です。ただし、何か驚くようなことはない選手です。何も秀でているモノがない。一応、全てにおいて自分が上回っていると思っています」

──大阪の地でどのような試合をファンに見せたいと考えていますか。

「自分はストライカーで、打撃が得意なファイターでしたが、これまで見せていない部分でも試合で試してみたいです。作戦は用意しますが、全ては中川選手の出方次第です」

──では最後にファンへメッセージをお願いします。

「ハジメマシテ。ワタシ・ハ・チョ・ソンビン・デス。久しぶりの日本の試合ですが、会場に来てくれるお客さん全員が満足できる試合をします。宜しくお願いします。

あとTOP FCで中村ジュニア選手と戦った時、彼は自分のパンチでアゴの骨が折れてしまいました。にも拘らず試合後、気を失ってもおかしくないような痛みの中で中村選手は立ち上がり、ケージの中にいた人をかき分けて私に挨拶をしに来てくれました。

あの時の中村選手の行動に本当に感動しました。あれ以来、家族ともどもLINEで繋がっていて中村選手の奥さんや娘さんとも仲良くさせてもらっています。今回の試合も大阪まで応援に来てくれるということで、本当に嬉しいし張り切っています!!」

■ Gladiator20対戦カード

<フライ級/5分2R>
坪内一将(日本)
陸虎(日本)

<バンタム級/5分2R>
今村豊(日本)
秋田良隆(日本)

<ヘビー級/5分2R>
大場慎之助(日本)
チョン・ホチョル(韓国)

<Gladiatorフェザー級王座決定戦/5分3R>
中川皓貴(日本)
チョ・ソンビン(韓国)

<Gladiatorライト級選手権試合/5分3R>
[王者]キ・ウォンビン(韓国)
[挑戦者]グスタボ・ウーリッツァー(ブラジル)

<Progressフォークスタイルグラップリング・ウェルター級王座決定戦/5分3R>
森戸新士(日本)
ジョセフ・チェン(台湾)

<フライ級/5分3R>
宮城友一(日本)
久保健太(日本)

<バンタム級/5分3R>
笹晋久(日本)
ジョン・オリニド(フィリピン)

<キック・ウェルター級/3分3R>
璃久(日本)
イゴール・シルバ(ブラジル)

<バンタム級/5分2R>
溝口司(日本)
ガッツ天斗(日本)

<ウェルター級/5分2R>
藤田大(日本)
スティーブン・ギレスピ(英国)

<Progressコンバット柔術バンタム級/5分2R>
竹本啓哉(日本)
江木伸成(日本)

<アマMMA女子アトム級/3分2R>
住村斉明里(日本)
MIYU(日本)

The post 【Gladiator020】中川皓貴とフェザー級王座決定戦。チョ・ソンビン─02─「何も秀でているモノがない」 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
Gladiator020 MMA MMAPLANET o Progress YouTube キック キ・ウォンビン コンバット柔術 ジョセフ・チェン ジョン・オリニド チョ・ソンビン パンクラス 中川皓貴 久保健太 井上啓太 佐々木信治 修斗 宮城友一 山田崇太郎 森戸新士 江木伸成 海外 生田誠 竹本啓哉 笹晋久 筋トレ 藤田大

【Gladiator020】竹本啓哉とコンバット柔術=江木伸也─02─「寝技も掌底でも仕留める自信があります」

【写真】鬼気迫る表情で、かつ淡々と掌底を落とす江木は正直怖い(C)MMAPLANET

22日(日)、大阪府豊中市の176Boxで開催されるGladiator020で、PROGRESSコンバット柔術ルールで竹本啓哉と対戦する江木伸成のインタビュー後編。
Text by Shojiro Kameike

幼少期から現在まで、空手~柔道~テコンドー~MMA~柔術と様々な格闘技を経験してきた江木にとって、今回の竹本戦はプロMMA出場に向けた最後のテストマッチとなるだろう。強くなるための道を歩み続けてきた男の、ファイター人生第二章が始まる。

<江木伸成インタビューPart.01はコチラから>


――パッとハマった柔術の魅力とは何だったのでしょうか。

「柔術のゲーム性と、これをやれば強くなれるなっていう印象でした。当時はまだ白帯で、初めて柔術の試合に出たのは2016年です。そこから2019年に、藤田先生から黒帯を頂きました」

――初めて試合に出たのが2016年で、3年で黒帯を巻くのは早いほうではないですか。

「一般的に見れば早いほうだと思います。とにかく仕事がない時は毎日練習に行って、たくさん試合にも出続けました。藤田先生は――特に若い人間に対しては――試合で実績を残さないと帯も昇格させないタイプの方で。僕も強くなって、より上の帯を頂くために柔術にのめり込んだんです」

――紫帯時代に全日本を制し、茶帯になってからアジア選手権で3位になっています。黒帯に昇格してから、ムンジアルなど柔術で世界を目指そうとは考えなかったのでしょうか。

「もちろん目指したい気持ちはありましたが、消防士というシフト勤務の仕事をしていた関係で、滞在期間や自分の実力もふまえて『海外の大会に出るべきではない』と思いました」

――消防士ということは、24時間勤務の翌日はお休みで、次の日はまた24時間勤務という体制だったのですか。

「そうです。なんとか勤務を調整して連休を取ることはできます。でもムンジアルの場合は1週間前から現地に入ったりしますし、そうなると仕事を休むのは難しくて……。それと紫帯で全日本優勝したあと、またパッとMMAをやりたい気持ちが降ってきたんです」

――何か新しいことにチャレンジする時は、常に『パッと』気持ちが降ってくるのですね。

「アハハハ。なぜそんな気持ちになったのか、自分でも分からないままで(笑)。まずグラップリングを鍛えてからMMAをやろうと思って、佐々木信治さんと藤井惠さんにお会いして、BURSTで練習させていただくようになりました。

地元が福山市であったことと、僕が修斗グラップリングに出た時、同じ大会でBURSTの選手が活躍していたのが印象に残っていたんです。でも仕事も忙しくなって、なかなかBURSTにも行くことができずにいた時、筋トレをして体を鍛えようと思いまして。MMAをやるためには筋トレも必要ですし。それで通い始めたトレーニングジムに、ボディビルダーの方がいまして。その方と筋トレの話をしていたら、ボディビルも面白いのではないかと――パッと頭に降ってきました」

――今度はボディビルですか!

「そこから筋トレにハマり、2017年から2018年はボディビルを極めてやろうと思っていました。大会にも出たのですが、広島県大会は予選落ちで……。それでもボディビルを続け、柔術と両立させようと考えていたんです。でもボディビルのために鍛えていた体で柔術をやると、何か動きが変なんですよね(苦笑)。

『昔の動きと違うな』と思い始めて――そうこうしているうちに黒帯に昇格し、柔術に専念することしたら頭の中からボディビルのことは頭から消えていまして。でも黒帯に昇格したら今度はMMAをやりたくなり、アマチュアパンクラスに出ました(2020年2月、腕十字で勝利)」

――ということは江木選手にとって現在、柔術はインストラクターを務める仕事であり、それ以外の競技に挑戦したいというスタンスなのでしょうか。

「正直、コロナ禍もあったので『このままインストラクターとして、のんびりやっていこうか』と考えていました。でもプログレスでコンバット柔術のオファーを頂いて、自分の心に火がついてしまったんです。やっぱり競技者として戦っていきたい。だから消防士の仕事は辞めて、プロの試合に出てファイトマネーをもらっても良い仕事に転職しました」

――えっ!?

「コンバット柔術のオファーを頂いた時、やっぱりパッと降ってきたんです(笑)MMAをやりたい、柔術もやりたい――その2つの気持ちが合わさったようなルールがある。自分にとっては、良いとこ取りのルールです。当時はすでにレオス柔術アカデミーで、藤田章大先生のMMAクラスに参加していました。コンバット柔術をやることはMMAに生きる、これは絶対にやらないといけないと即決しましたね」

――江木選手のコンバット柔術初戦は、昨年5月のHEATで生田誠選手と対戦しました。

「まずMMAをやりたいと思っていた人間として、ケージに入ることができて嬉しかったです。それに生田さんは憧れている柔術家で。僕は生田ガードが大好きで、今でもよく使っています。生田さんのセミナーに参加したことがある人から教わったり、生田さんの動画を視て勉強していました。

その生田さんと柔術でも対戦したことがないのに、コンバット柔術で――しかもケージで向かい合うとは複雑な気持ちもありました。自分でも何がどうなっているか分かっていなくて(笑)。でも、とにかく嬉しかったです」

――その生田戦では、江木選手が生田選手の足を掌底で叩いてガードを外そうとするシーンが印象的でした。まさにコンバット柔術ならではの攻防といえるでしょう。

「あれは藤井先生から言われました。『掌底でカーフを叩いたら、メチャメチャ痛いけぇ』と――完全に作戦通りでしたね。顔面、ボディ、そして足と掌底を散らしていく。MMAファイターだからこそ思いつくことだったと思います」

――現在の江木選手にとって、プロMMAとは一度経験したいものでしょうか。それとも今後はMMAファイターとして、さらに上を目指していこうと考えているのですか。

「僕は今32歳で、時間は限られています。でも、やるかぎりは上を目指したいです。そしてMMAをやる舞台は、グラジエイターしか考えていません。

だから今回の試合は、絶好のアピールになると思っています。何といっても元グラジエイター王者で、グラップラーであり柔術茶帯の竹本選手とコンバット柔術で戦う。自分がプロMMAで戦うための最後のテストマッチとして、これ以上の試合はありませんから。最初はMMAのオファーを頂きながら、最終的にコンバット柔術の試合になりましたけど、これが自分にとって必要な試合だったんだなと思っています」

――では竹本選手の印象を教えてください。

「MMAの試合では組みがねちっこくて強い。ケージレスリングもできるし、柔術の寝技もできる。組みが強いMMAファイターです。ケージレスリングについては、僕もずっと練習してきました。今は壁際の練習やケージレスリングが大好きで、さらに寝技も掌底でも仕留める自信があります」

――これまで様々な格闘競技を経験してきた江木選手です。果たして現在は柔術家なのか、それともコンバット柔術家なのか、あるいはMMAファイターになりたいということなのか。ご自分で自身の肩書は何だと思いますか。

「うーん、難しいですけど……僕はファイターです。どんなルールでも戦うことができて、どんなルールでも強い。それが僕の目指しているものです」

■視聴方法(予定)
1月22日(日)
午後2時20分~THE 1 TV YouTube

■ Gladiator020対戦カード

<フライ級/5分2R>
坪内一将(日本)
陸虎(日本)

<バンタム級/5分2R>
今村豊(日本)
秋田良隆(日本)

<ウェルター級/5分2R>
藤田大(日本)
スティーブン・ギレスピ(英国)

<Gladiatorフェザー級王座決定戦/5分3R>
中川皓貴(日本)
チョ・ソンビン(韓国)

<Gladiatorライト級選手権試合/5分3R>
[王者]キ・ウォンビン(韓国)
[挑戦者]グスタボ・ウーリッツァー(ブラジル)

<Progressフォークスタイルグラップリング・ウェルター級王座決定戦/5分3R>
森戸新士(日本)
ジョセフ・チェン(台湾)

<フライ級/5分3R>
宮城友一(日本)
久保健太(日本)

<バンタム級/5分3R>
笹晋久(日本)
ジョン・オリニド(フィリピン)

<キック・ウェルター級/3分3R>
璃久(日本)
イゴール・シルバ(ブラジル)

<バンタム級/5分2R>
溝口司(日本)
ガッツ天斗(日本)

<ヘビー級/5分2R>
大場慎之助(日本)
チョン・ホチョル(韓国)

<Progressフォークスタイル・グラップリング79キロ契約/5分2R>
山田崇太郎(日本)
井上啓太(日本)

<Progressコンバット柔術バンタム級/5分2R>
竹本啓哉(日本)
江木伸成(日本)

<アマMMA女子アトム級/3分2R>
住村斉明里(日本)
MIYU(日本)

The post 【Gladiator020】竹本啓哉とコンバット柔術=江木伸也─02─「寝技も掌底でも仕留める自信があります」 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
Gladiator020 MMA MMAPLANET NavE o Progress ROAD FC YouTube キック キ・ウォンビン コンバット柔術 ジョセフ・チェン ジョン・オリニド チョ・ソンビン 中川皓貴 久保健太 井上啓太 伊藤裕樹 修斗 南風原吉良斗 宇田悠斗 安谷屋智弘 宮城友一 山田崇太郎 平良達郎 当真佳直 旭那拳 森戸新士 江木伸成 竹本啓哉 笹晋久 藤田大 関口祐冬 駒杵嵩大 鶴屋怜

【Gladiator020】フライ級王座を見越した久保健太戦へ、宮城友一─02─「自分はこのままじゃいけないと」

【写真】伊藤裕樹、関口祐冬、安谷屋智弘、NavE、宇田悠斗、駒杵嵩大──勝っても負けても、錚々たるメンバーと宮城は試合を続けてきた。久保の好戦績に向き合った時、そこに自負はあるだろう(C)MMAPLANET

22日(日)、大阪府豊中市の176Boxで開催されるGladiator020で、久保健太と対戦する宮城友一のインタビュー後編。
Text by Shojiro Kameike

1年4カ月ぶりのグラジエイター出場で、宮城も対戦する久保もアラフォーだ。お互いの年齢とキャリアを考えれば、ここで負けるとタイトル挑戦への道は厳しくなるだろう。そんな共通点を持つ久保の印象を訊くとともに、宮城にあの言葉の意味を尋ねた。

<宮地友一インタビューPart.01はコチラから>


――宮城選手はかつてグラジエイターでライトフライ級のベルトを巻いていました。現在は修斗のベルトを目指しているとのことですが、もう一度グラジエイターのチャンピオンになりたいという気持ちはありますか。

「もちろん、あります。自分が目標にしているのは、修斗とグラジエイターのベルトです。その2つをモチベーションに、日々練習しています。今回の試合で勝つことで、またグラジエイターのベルトに近づくことができれば良いなぁと思っています」

――対戦相手の久保健太選手はRoad FCでのプロデビュー戦で星を落とし、その後4連勝。2021年には鶴屋怜選手に敗れるも、以降は3連勝しています。3連勝のうち2勝はグラジエイターでのもの――つまり、グラジエイター・フライ級のベルト戦線に関わってくるマッチメイクかと思います。

「僕もそういう意味合いを持っている試合だと感じています。自分としてはNavE選手に負けているので(2021年9月、フライ級タイトルマッチで判定負け)、すぐ再戦させてほしいとは言えません。ただ、今回勝てば再戦に近づくことはできるだろうと考えています」

――では、久保選手の印象を教えてください。

「まず戦績が良いですよね(MMA戦績7勝2敗)。勝つ選手は、絶対に強い。砂辺さんとも『絶対に強い選手だから勝ちに徹する。確実に勝ちに行こう』という話をしました」

――久保選手も強い打撃を持っている一方で、手堅い攻めができる選手ですよね。

「はい、しっかり勝つ選手だなって印象があります。だから反対に、試合の展開についてはいろいろ想像してしまって……。もう試合も近いので、そこは迷わずに、砂辺さんと作戦をしっかり固めています。この作戦を遂行すれば大丈夫だろう、というところまで来ました」

――宮城選手は1983年生まれで現在39歳、久保選手は1982年生まれの40歳です。お互いキャリアは違うものの年齢も近く、久保選手もまた宮城選手と同様、グラジエイターでキャリアが変わった選手ではないでしょうか。

「プロモーターも、そういうところを狙ったマッチメイクなのでしょうね(笑)。このグラジエイターという新しい舞台で、もうひと輝きしたいと思っているのは僕も彼も同じです。ただ、僕は僕で積み重ねて来たものがあるつもりだし、そこは負けてないと自信を持っています。試合内容としては、圧倒して勝ちたいです」

――なるほど。宮城選手にとっては、これからがラストチャンスと考えているのでしょうか。修斗沖縄大会でKO勝ちしたあと、「あと少し、死ぬ気で頑張って上を目指したい」と仰っていました。

「……何て言うんでしょうね。周りの人から『もうそろそろ辞めたほうが良いんじゃないか』と言われることはないです。みんなが応援してくれています。でも自分の中で勝手に、『周りの人たちに迷惑をかけているんだろうなぁ』という気持ちが強くなっているんですよね。ジムもあるし、家族がいて――家族から辞めてほしいと言われることはないですが、それでも考えてしまうことがあって。

ジムで一緒に働いてくれているスタッフさんも『先生、僕たちにジムは任せて試合を頑張ってください』と言ってくれるけれども、そういう言葉に対して自分で勝手にプレッシャーを感じるようになってきました。だから今は毎試合、『あと少しやらせてください』という言葉が出てしまいますね」

――もう一つ気になる発言がありました。「選手として死ぬ気で頑張るということを、長らくやっていなかった気がします」と仰っていましたが、現場で「そんなわけがない」と思いました。ここまでMMAを続けてきた宮城選手が、死ぬ気で頑張っていないはずがない。

「もちろん自分としては、一生懸命やってきたつもりです。でもジムの仕事や人間関係などとのバランスを取りながら、選手生活を続けてきました。それでも強い選手を見ていたり、沖縄で若い選手たちと練習していると――彼らは一つのことに懸けているわけです」

――……。

「若い選手たちは練習でヘトヘトになり、また次の日も……という日々を過ごしています。僕もそういう日々を過ごしたかったけど、ジムもあり家族もいて、同じようなMMAとの向き合い方ができなかった。ジムを立ち上げる前は会社員をやっていて、最初から生活ありきで考えていました。

会社員であったり自分のジムを持っていたら当たり前かもしれないけど、どうしても仕事のほうに心と体が引っ張られてしまうことがあったんです。でも若い選手たちと練習していて、自分はこのままじゃいけないと思いました」

――今、沖縄から若いMMA選手が多く出てきていますね。

「そうですね。昼にパラエストラ沖縄の練習に参加すると、25人ぐらい集まっていますよ。そして、みんな強いです。平良達郎君はもちろん、南風原吉良斗君や旭那拳君たちは本当に一生懸命やっています。砂辺さんのクロスラインからも、当真佳直君が修斗沖縄大会のメインを務めたりとか。僕はあと何年、MMAを続けられるか分かりません。だからこそ――彼らと同じように一生懸命やってみようと思ったんです」

――なるほど。

「実は修斗で関口祐冬選手と対戦した時(2022年3月に判定負け)も思っていて。修斗の入場式で、みんな並んだ時に『この中で自分だけ何かが足りないんじゃないか』って。でも、一生懸命やろうと考えてから、気持ちも吹っ切れました。おかげで、今は試合へのモチベーションは高いです。

練習ではヘトヘトになるし、かといってジムの指導を休んでいいわけではない。それでも毎日が充実していて、自信にもなっているし、自分の中で納得できる取り組み方ができています。これからも1試合1試合、絶対に後悔することがないように」

■視聴方法(予定)
1月22日(日)
午後2時20分~THE 1 TV YouTube

■ Gladiator020対戦カード

<フライ級/5分2R>
坪内一将(日本)
陸虎(日本)

<バンタム級/5分2R>
今村豊(日本)
秋田良隆(日本)

<ウェルター級/5分2R>
藤田大(日本)
スティーブン・ギレスピ(英国)

<Gladiatorフェザー級王座決定戦/5分3R>
中川皓貴(日本)
チョ・ソンビン(韓国)

<Gladiatorライト級選手権試合/5分3R>
[王者]キ・ウォンビン(韓国)
[挑戦者]グスタボ・ウーリッツァー(ブラジル)

<Progressフォークスタイルグラップリング・ウェルター級王座決定戦/5分3R>
森戸新士(日本)
ジョセフ・チェン(台湾)

<フライ級/5分3R>
宮城友一(日本)
久保健太(日本)

<バンタム級/5分3R>
笹晋久(日本)
ジョン・オリニド(フィリピン)

<キック・ウェルター級/3分3R>
璃久(日本)
イゴール・シルバ(ブラジル)

<バンタム級/5分2R>
溝口司(日本)
ガッツ天斗(日本)

<ヘビー級/5分2R>
大場慎之助(日本)
チョン・ホチョル(韓国)

<Progressフォークスタイル・グラップリング79キロ契約/5分2R>
山田崇太郎(日本)
井上啓太(日本)

<Progressコンバット柔術バンタム級/5分2R>
竹本啓哉(日本)
江木伸成(日本)

<アマMMA女子アトム級/3分2R>
住村斉明里(日本)
MIYU(日本)

The post 【Gladiator020】フライ級王座を見越した久保健太戦へ、宮城友一─02─「自分はこのままじゃいけないと」 first appeared on MMAPLANET.