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【Special】J-MMA2023─2024、透暉鷹─02─「UFCでベルトを巻く」「海外の元UFCファイターと戦いたい」

【写真】この大きなベルトを巻いたことが、どのように海外につながっていくのか(C)MATSUNAO KOKUBO & SHOJIRO KAMAIKE

J-MMA 2023-2024、第十一弾・透暉鷹インタビュー後編。
Text by Shojiro Kameike

パンクラス2階級制覇を果たした河村泰博戦について振り返ってもらった前編に続き、後編は気になる今後について訊いた。UFCとの契約を目指す透暉鷹が希望するのは、海外での試合あるいは海外の強豪との対戦——何よりUFCへと直結するRoad to UFCやDWCS出場だった。

<透暉鷹インタビューPart.01はコチラから>


――国内MMAではフライ級とバンタム級の層が厚いと言われています。そのなかで、「バンタム級の自分は強い!」と思いましたか。

「いやいや、まだそれは言えないですよ(苦笑)」

――しかしバンタム級で戦っていける自信はついたかと。

「それはありますね」

――となると、気になるのは今後です。海外で戦うためにバンタム級転向を選択した透暉鷹選手が、今後パンクラスで防衛戦を続けるのか。あるいはすぐに海外を目指すのか。

「まず前回のインタビューでも言ったとおり、バンタム級初戦がタイトルマッチになるとは思っていなかったんですよ。そこでパンクラスさんが僕の実績を考慮してくれて、暫定王座決定戦になった。そして正規王者の中島太一選手がベルトを返上して、僕と河村選手の試合が正規王者決定戦になって」

――はい。

「じゃあ次はどうするかというと、一番良いのは、今年もRoad to UFCが開催されるなら出たいです。RTUで3回勝てばUFCと契約できる、という目標が明確じゃないですか。しかもトーナメントだからコンスタントに試合ができる。もちろん自分のことを客観的に見ると、まだUFCのランカーやトップ選手たちと比べたら足りないところは多いです。今から、さらに実力を付けていかないといけないですよね。

そんななかで、『PFLという選択肢もあるよ』と言ってくださる人もいました。ただ、PFLはフェザー級以上でバンタム級がない。バンタム級に転向することも含めて自分自身の状況を冷静に見つめると、RTUからチャレンジしていきたいと思いました」

――パンクラスのベルトを獲得した場合は、防衛戦も含めて何か新しい契約事項が発生するのでしょうか。

「契約というより、まだ今後についてパンクラスさんとは細かい話し合いをしていなくて。チャンピオンはベルトを獲得してから1年以内に防衛戦ができなければ、王座返上——という規約は変わらないです。他のところで試合をすることは、話し合い次第だとは思いますけど、RTUの場合はどうなるのか……」

――現フライ級KOPの鶴屋怜選手がRTU出場中で、昨年クリスマスイブに暫定王座が制定されました。その例からいうと、RTU出場については特に規制はないのでしょう。ただし、まだ開催されるかどうか、開催されたとしてもスタート時期も明確になっていません。もしRTU開催まで期間が空いた場合、どのような試合をやっていきたいですか。

「そうですよね……。正直、格闘家ってそんなに長く続けられるものでもない。そして自分が目指しているのは、世界の強い選手と戦うことです。だから、どんどん強い選手と対戦していきたいですね」

――次の試合がパンクラスKOPの防衛戦という選択肢はない、と。

「難しいところですよね。今のバンタム級ランキングを見渡しても、お客さんが面白いと思ってくれるカードが組めるかどうか。日本国内の興行であれば、プロモーターもそういう目線になるじゃないですか。

たとえばランキング3位の井村塁選手がベルトに挑戦したがっている。そういう話も聞きます。でも井村選手は河村選手に負けていて、その河村選手に勝っている僕に挑戦するのは違う――という感はあります」

――その点では昨年4月、中島選手に敗れている現ランキング1位の田嶋涼選手にも同じことが言えますよね。パンクラス内のことでいえば、もう少し次の挑戦者を決める戦いが必要かもしれません。

「いずれにしても春ぐらいには試合がしたいです。やっぱりコンスタントに出たいので、前回が12月だから次は4月か5月か。去年は手術とかあって試合には出られなかったじゃないですか。二十代で試合がやれるうちに、年2~3回はやりたいですね」

――今年もRTUが開催されるとしても、エントリーして出場できるかどうかは、過去の実績も関わってくると言われます。確実にRTU出場を勝ち取ることができるような対戦相手が必要になってくるでしょう。

「はい。それに僕の目標はRTUに出場することではないので。RTUで勝ってUFCと契約し、UFCのベルトを巻くことです。そのための試合がしたい。勝ち星をつけるための試合とか、そういうものは望んでいません。できれば海外の元UFCファイターと試合をしてみたいですね」

――UFCを目指すうえで、RTUができたことでアジア勢の出場が途絶えたDWCS……。いや、UFCは難しいです。ただし、RTUがなければコンテンダーシリーズも選択肢に含まれてきそうですね。

「RTUが開催されないのであれば、DWCSも考えます。今は日本人選手がUFCと契約するためには、RTUやDWCSにチャレンジするしかないかなと思っていて。もし出られるならDWCSにも出たいです」

――RTUは3回勝てばUFCと契約できるのに対し、DWCSは試合内容によっては契約できない場合もあります。ある意味、一発勝負のオーディションですよね。そのRTUとDWCSの性質の違いについては考えますか。

「いや、そういうことは考えないです。DWCSだとフィニッシュする試合を求められるかもしれない。でも僕は、普段の練習から『漬ける』というようなことはやっていないので。DWCSでも自分の実力を出して、その試合を見せることができればUFCと契約できる自信はあります」


本文とは関係ないが、タイトル奪取後のバック宙はヒザをついて失敗した透暉鷹


今もstArtで修得に励んでいる──のではなく、コーディネーション・トレの一環


ちなみに久米鷹介は全日本バック宙選手権シャバーニの部出場に向けて猛特訓中だ


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【Pancrase340】12・24を読む ベルトを賭けて河村泰博と戦う透暉鷹─02─「相手の戦績に説得力がない」

【写真】体重を落とすことで練習内容も変わってきたという透暉鷹(C)MMAPLANET

24日(日)、横浜市中区の横浜武道館で開催されるPANCRASE340で、空位のバンタム級王座を賭けて河村泰博と対戦する透暉鷹のインタビュー後編。
Text by Shojiro Kameike

1年振りの試合、バンタム級転向初戦でタイトルマッチ――それもフェザー級時代の実績があってこそ。そのタイトルマッチの相手であり、煽りコメントも目立つ河村のことをどのように見ているのか。そんな質問に対し、透暉鷹は「全く気にしていない」と言い切った。


――バンタム級転向初戦で、いきなりタイトルマッチになるとは考えていなかったのではないですか。

「それはなかったですね。もちろんバンタム級に転向しても、パンクラスで試合をしたいと思っていました。でも『すぐにタイトルマッチをやらせてほしい』という気持ちは全くなかったです。ただ、バンタム級なら中島太一選手と試合がしたいとは思っていたんですよ。でも暫定王座決定戦になり、さらに中島選手がベルトを返上して正規王者の決定戦になって。その経緯は仕方ないですが、パンクラスが実力を認めてくれているのか――バンタム級に転向していきなりタイトルマッチというのは本当に嬉しいです」

――「実力を認めてくれるのか」とは、昨年4戦4勝で3試合でフィニッシュし、ベルトを獲得している選手が何を言っているのですか(笑)。

「アハハハ。ありがとうございます」

――もちろん評価されているでしょうし、転向初戦がタイトルマッチでも不思議には思わない実績です。ただ、その対戦相手が河村選手になるとは予想もしていなかったでしょう。

「そうですね。オファーが来た時はビックリしました。試合をしていない間も、ランキング上位の選手はチェックしていたんですよ。そこで河村選手が飛び出してくるとは考えていなくて。井村選手との試合も、井村選手が勝つかなって考えていました。でも一発で決めて――そういう力は警戒しています」

――河村選手の煽りに対しては、どのような印象を抱いていますか。

「煽ってきますねぇ(笑)。SNSもそうですし、記者会見でも煽ってくれているので、ありがたいです。実際はすごく良い人で」

――記者会見のフェイスオフでも、表情に良い人ぶりがにじみ出ていました。選手としての印象はいかがですか。

「不思議な感じですよね。とにかくフィニッシュする、狙ってくるという印象はあります。う~ん、どうなんだろう? 何ていうのか……」

――ここは正直な印象を聞かせてください。

「はい。あんまり相手のことは気にしていないです(笑)。河村選手がこれまで日本のトップ中のトップに勝っていたら、気にはなりますよ。でも、そうではなくて。だから煽られても気にならないし。要は、どれだけ言っていても河村選手の戦績に説得力がないわけで」

――……。

「本当は良い人だし、格闘技を盛り上げるために煽ってくれていることは分かります。盛り上げ方は人それぞれで。だから、それはそれで良いことだと思いますよ。たとえば選手として、極めが強い。フィニッシュを狙ってくる――といっても、自分も今まで練習で積み重ねてきたものがあります。だから今までやってきたことを確認するとしても、何か特別に河村選手の対策を組むということはないですね」

――では透暉鷹選手にとって、この試合の意味とは何でしょうか。

「対戦相手どうこうではないです。河村選手が相手だから――ということはなくて。自分がどれだけ試合に向けて練習できたか。そして、今までやってきたことを試合で出せるかどうか。今後のことを考えたら、自分自身がどうするのかっていうほうが大事ですよね」

――確かに。1年のブランクは気にしていないとのことでしたが、初のバンタム級戦という点はいかがですか。

「実は……完全にバンタム級でやると決めていたわけではなかったんですよ」

――えっ!?

「まず一度バンタム級で試合をしてみる。バンタム級のリミットまで落とすことは問題なくて。でも落としたことで動きが悪くなっていたら、バンタム級で戦う意味はないですよね。正直、そう思っていました。でもフェザー級のベルトを返上して、バンタム級でもタイトルマッチが組まれて――」

――もうバンタム級でやっていかざるをえなくなったと(笑)。

「アハハハ。とにかく、まずはバンタム級で試合をしてみてから――という感じです。もちろんベルトを獲ったらバンタム級で防衛戦をしないといけませんし。ただ、この階級で戦うことに対して不安はなくて。まずはこの1年間、自分がやってきたことを試合で出す。だから次のタイトルマッチは、試合内容を見てほしいです」

――この1年間で何が変わってきましたか。

「やっぱり体が軽くなると、スピードも動きも全然違います。逆に体重を落としても、組み力や体幹などは変わっていませんね。それだけ動きが良いと、スパーリングでも自分から先にペースを作っていくことができているんですよ。そうなると自分はスタミナが落ちず、反対に相手が疲れてくる。だから体重を落としたことで、どんどん自分のレベルも上がっていると思います」

――反対に、通常体重から減らしていることでストレスはないですか。

「それは無いです。ちゃんと管理栄養士さんと相談しながら、何か食べないとか無理をしているわけではないので。好きなお菓子を食べることが減ったぐらいですかね(笑)」

――それは良かったです(笑)。では最後に、次の試合への意気込みをお願いします。

「1年振りの試合で、初のバンタム級戦です。手術をして試合ができない間も、たくさんの方にサポートしていただきました。そうして応援し続けている方たちに恩返しができるような試合を見せたいです。よろしくお願いします!」

■視聴方法(予定)
2023年12月24日(日)
午後1時15分~ U-NEXT 、PANCRASE YouTube メンバーシップ

■ 対戦カード

<ウェルター級KOPC/5分5R>
[王者] 林源平(日本)
[挑戦者] 住村竜市朗(日本)

<フライ級暫定王座決定戦/5分5R>
伊藤盛一郎(日本)
有川直毅(日本)

<バンタム級王座決定戦/5分5R>
河村泰博(日本)
透暉鷹(日本)

<ライト級次期挑戦者決定戦/5分3R>
粕谷優介(日本)
雑賀“ヤン坊”達也(日本)

<女子アトム級王座決定T準決勝/5分3R>
沙弥子(日本)
V.V Mei(日本)

<女子アトム級王座決定T準決勝/5分3R>
ジェニー・ファン(台湾)
SARAMI(日本)

<フェザー級/5分3R>
亀井晨佑(日本)
平田直樹(日本)

<フェザー級/5分3R>
高橋遼伍(日本)
キム・サンウォン(韓国)

<フェザー級/5分3R>
Ryo(日本)
栁川唯人(日本)

<フライ級/5分3R>
ムハンマド・サロハイディノフ(タジキスタン)
松井斗輝(日本)

<71.5キロ契約/5分3R>
近藤有己(日本)
美木航(日本)

<バンタム級/5分3R>
田嶋椋(日本)
笹晋久(日本)

<ウェルター級/5分3R>
川中孝浩(日本)
佐藤生虎(日本)

<フライ級/5分3R>
眞藤源太(日本)
梅原規祥(日本)

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【RIZIN45】元谷友貴が元UFCファイターのモラレスと対戦、新井丈×ヒロヤ、那須川龍心×ジョンミンが決定

【写真】11月のDEEPではCOROにTKO勝利した元谷。6年連続での大晦日出陣となった(C) MMAPLANET

18日(日)、ABEMAで放送されたRIZIN特番にて、12月31日(日)にさいたま市中央区のさいたまスーパーアリーナで開催されるRIZIN45の追加カード発表された。

大会まで約2週間、新たに元谷友貴×ヴィンス・モラレス、新井丈×ヒロヤ、那須川龍心×シン・ジョンミンの3カードが追加された。元谷のRIZIN参戦は今年5月の朝倉海戦以来、約7カ月ぶり。11月にDEEPでCOROと再起戦を行い、TKO勝利を収めてのRIZIN凱旋となる。

(C)Zuffa/UFC

一方のモラレスはレスリング出身で、2018年11月からはUFCに参戦して8戦3勝5敗のレコードを残しているファイター。今年5月にはXMMAで石原夜叉坊と対戦し、2Rに右のオーバーハンドを効かせると、アナコンダチョークで一本勝ちを収めている。現在は朝倉海のスパーリングパートナーとして来日中で、今回のRIZIN参戦が決まった。

元谷がRIZINを離れている間、RIZINバンタム級では岡田遼とのパンクラス×修斗王者対決に勝利した中島太一、初参戦で太田忍を下した佐藤将光、ツイスターで2連勝した後藤丈治らが台頭している。同日にはフアン・アーチュレッタVS朝倉海のバンタム級タイトル戦が組まれており、元谷×モラレスは2024年のタイトル戦線浮上をかけた一戦だ。

修斗世界ストロー級&フライ級王者・新井丈とヒロヤの一戦も決まった。新井は昨年9月に猿丸ジュンジを下して修斗世界ストロー級王座に就くと、今年11月には山内渉をKOしてフライ級王座も戴冠。修斗史上初の2階級同時戴冠を達成した。

一方のヒロヤは朝倉未来1年チャレンジ一期生で、2003年7月からRIZINに参戦し、伊藤裕樹と中村優作に連敗しているものの、いずれもスプリット判定によるもので健闘が光った。修斗で11連勝してRIZIN初参戦となる新井と結果こそ出ていないもののRIZINで戦績を積むヒロヤという対照的なキャリアを歩んできた2人のマッチアップだ

また会見前日のRISE両国大会でRIZIN参戦&MMA挑戦をアピールした那須川龍心の出場も正式に決まり、韓国のシン・ジョンミンと対戦することもアナウンスされた。

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NEXUS o TSUNE パンクラス 中島太一 田中路教

PANCRASE339:セミファイナル・井村塁 vs. 矢澤諒

バンタム級。井村2位、矢澤6位。

柔術バックボーンの井村は全勝全フィニッシュでネオブラを制し、2年前の12月に中島太一と暫定王座決定戦で対戦したが、2RKO負け。さらにTSUNEにもテイクダウンから押さえ込まれて判定負け。そこから3連勝で復調したが、前戦はNEXUS王者河村からテイクダウンを奪ったところで下からのダースチョークに捕まってタップ負け。24歳。

右の一撃KOパンチャーの矢澤は、井村同様3連勝(3戦とも1RKO勝ち)で9月の30周年記念大会に出場したが、ノーランカーで4月には田中路教に敗れているパラエストラ柏の笹に、ひたすらテイクダウンを仕掛けられる展開で打撃が不発となり判定負け。25歳。

いきなり飛びこんだ矢澤。右フックがヒット!井村一瞬棒立ちに。パンチで出る矢澤。井村シングルレッグ。足にしがみつく。しかし引き剥がした矢澤。右を入れる。効いている。が、矢澤出力を出しすぎたのか疲れが見える。前蹴り。井村タックル。切りきれない矢澤。井村テイクダウンしてバックに回りチョーク!タップアウト!

井村「9月大恥かいたんで、すぐにチャンスをくれたパンクラスさん、対戦を受けてくれた矢澤選手、ありがとうございました。来年がんばります」

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【RIZIN44】中島太一が語る岡田遼戦「シャドーとサンドバックだけで1時間半。僕のジャブは年季が違う」

【写真】ジャブを制するものが試合を制す。この試合の流れを決めたのは中島のジャブだった。(C)RIZIN FF

9月24日(日)さいたま市中央区のさいたまスーパーアリーナで開催されたRIZIN44で、バンタム級キング・オブ・パンクラシストの中島太一が元修斗世界バンタム級王者の岡田遼に判定勝利を収めた。
text by Takumi Nakamura

試合は中島がジャブで間合いを制し、テイクダウンを許した場面も「岡田選手が力を使っていたのが分かったから」と振り返るほど、冷静に試合を支配したものだった。今回のインタビューではジャブ誕生秘話に迫りつつ、「この階級では負ける気がしない」というバンタム級での戦いについても訊いた。


――9.24RIZINさいたま大会では岡田遼選手から判定勝利を収めた中島選手です。少し時間も経って、改めてあの試合を振り返っていただけますか。

「修斗の元世界チャンピオンの岡田選手にああいう勝ち方が出来たのは少し自信になったんですけど、自分の試合を見直して全然力を出し切れてないし、KOしないといけない内容だったという反省があります」

――試合前はどんな試合を想定していたのですか。

「ずばりKO出来ると思ってました。すべてにおいて自分の方が強いと思っていたし、想像以上に手こずったという感想です。試合前は頭のなかでフィニッシュするイメージが完璧にできていたので、それができなかった自分にガッカリです(苦笑)、仕留めきれなかったという感想です」

――試合序盤は中島選手が左ジャブ・右カーフキックを当てる展開でした。まずはああいった攻撃で削って行く作戦だったのですか。

「そうですね。僕の得意な打撃で削りながら、どこかで倒せると思っていました。ただ僕の打撃は当たっていましたけど、仕留めに行くほどのダメージではなかったので、しばらくいかなくてもいいと思ってやったんです、でも映像を見直すと『もっといけよ!』と思いました(苦笑)。試合を通して、岡田選手は思ったよりタフでしたね」

――その中で1Rにテイクダウンを奪われる場面が訪れます。試合直後はテイクダウンされても問題なかったと発言されていましたが、実際はどういう状況だったのですか。

「岡田選手に組まれた時にフルパワーで組んできた感じがあったんですよ。結構力使ってるなって。逆に僕はここで力は使わずに少し休もうと思っていたら倒されちゃって。まあ倒されても逃げられると思っていたので、タイミングを見て逃げようと思っていました」

――中島選手が簡単にテイクダウンされたのが意外だったのですが、そういった考えがあったうえでのことだったのですね。

「やっぱり簡単にやられたように見えますよね(苦笑)。でも僕的には全然大丈夫でしたよ。むしろテイクダウンされたあとも、岡田選手がすごく力を使って抑え込んでいて。僕はただ何もしないで寝ていて立ち上がるチャンスを待っていて、テイクダウンはされましたけどダメージもスタミナのロスもなく、逆に岡田選手はあの攻防で結構スタミナを使ったと思います」

――1Rが終わったあとのインターバルはセコンドとどういった会話をしたのですか。

「僕からは『相手のパンチも見えているし、相手は組みたがっているから、このまま打撃でいきます』と伝えて、八隅さんの考えも同じで『打撃でいこう』と送り出されました」

――2Rは1R以上に中島選手の打撃が当たり始めます。ただタフな岡田選手に決定打を与えるまでには至りませんでした。

「効いてたんですよ、絶対!でもこの試合に倒する気迫と根性で立ち続けていたんだと思います」

――ジャブも左ストレート気味に当たっていましたが、拳の感触はいかがでしたか。

「どうだろうな…殴り応えはそんなになかったかな。むしろもっと(打撃を)当てたかったです」

――では3Rはどういった考えで戦っていたのですか。

「実は1・2Rで結構殴っていたので、僕が疲れてしまったところがあったんですよ。だから自分から倒しに行こうというよりも、このまま削り続けて倒れてくれたらいいなという頭になってしまいました。今インタビューを受けていて、その気持ちがダメだったような気がします(苦笑)。もっと自分から殴って勝つという気持ちでいく必要がありますね」

――打撃でなく肩固めを極めかける場面もありました。あの時の極まり具合はいかがでしたか。

「あれは今更ですけど絶対(一本)取れる形だったんですよ。でも僕はあのまま肩固めを極めるより、トップキープして殴った方がレフェリーが試合を止めると思ったんです。結果論ですが、言い訳しないで力を使い切って肩固めを極めればよかったです(苦笑)」

――肩固めとパウンドアウトの2択になった時にパウンドアウトの方を選んでしまった、と。

「そうは言っても肩固めの形は完璧だったので、あのままある程度力を入れていれば極まると思ったんです。でも岡田選手も我慢していたので、このまま力を使って極めるか、パウンドに切り替えるかを考えたとき、パウンドに行ってしまいましたね」

――終了間際には踏みつけとサッカーボールキックもありましたが。

「あれはもうパウンドアウトしようと思って思いっきりいきました。ただ練習で踏みつけをフルパワーでやることなんてないから、ほぼほぼ初めてだったんですよ。意外に踏みつけを当てるのって難しいですね、相手もガードポジションで暴れるんで(苦笑)」

――最終的には危なげない試合運びでの判定勝利でした。幾つかポイントはありましたが、やはりジャブで距離・間合いを支配したことが勝因だと思います。中島選手はどこで打撃の練習をやっているのですか。

「ボクシングは角海老ジム、ムエタイは東長崎のYKジム、等々力にあるコアズというトレーニングジムでもミットを持ってもらっていて、色んな角度から打撃を磨いています」

――3つのジムを拠点にしているのですね。打撃はトレーナーを変えずに、一人のトレーナーと一緒に練習を重ねて技術を練っていく選手が多いと思うのですが、中島選手の場合は全くの逆なのですか。

「そうですね。同じ人にずっとミットを持ってもらっていると息は合ってくると思うんですけど、息が合いすぎるのも良くないと思うんですよ」

――気持ちよくミットを打たせてもらったり、良い部分を出してもらうミットはマイナス面もある?

「まさにそれですね。代わりに言ってくれてありがとうございます(笑)。だから僕は色んな人にミットを持ってもらって、その時々でベストなパンチを打てるようにしたいし、誰にミットをもらってもいい距離感やいいインパクトでパンチを打てるようにしたいと思ってやっています」

――中島選手がそういった考えでやっているのは意外でした。あのジャブはてっきりボクシングジムのトレーナーさんとマンツーマンで練習して作り上げたジャブだと思ってたので。

「あと僕は一人で練習するのが好きなんですよ。具体的にはシャドーとサンドバックで、それだけで1時間半とかやります。打つパンチも左だけとか限定することもあって、あのジャブはそうやって創り上げたものなので年季が違います」

――興味深い話をありがとうございます。あれだけジャブが当たって間合いをコントロールできていれば、テイクダウンの攻防でも有利になりますよね。

「僕もそう思ってジャブを磨いてきたんですけど、今の悩みはジャブで距離を支配することを意識しすぎちゃってるんですよね。やっぱり相手をKOしたり、倒しに行く時って、多少強引に仕留めに行かないといけないと思うんで、岡田戦はそこが足りなかったです」

――こうしてお話を聞いていると、反省点が多かった試合のようですね。

「もうそればっかりですよ(苦笑)僕はまだ自分の強さを見せられてないと思うし、今回の試合でも仕留めてアピールしたかったんですけど、それが出来なかったんで本当に悔しいです」

――KO勝ちではないにせよ、フルラウンド通して試合をコントロールすることも強さのアピールだと思います。

「いやいや、まだまだあれじゃ足りないですし、同じように相手を圧倒していてもKO勝ちと判定勝ちでは周りの反響が全然違うんですよ。もちろん判定勝ちでも僕の強さを分かってくれる人は分かってくれるんですけど、評価してくれる人の数で言ったらKO勝ちよりも少ない。だから悔しいし、そこを一つ超えたいのでKOで勝たないといけないと思っています。自分は強い選手とやれば、もっと自分の強さが分かってもらえると思うので、早く強い人とやりたいです」

――試合後のマイクでも「バンタム級では負ける気がしない」という言葉がありましたが、その自信は今も変わらないですか。

「それは昔からずっと思っています。ロシアのACBでもフェザー級でやってきたし、ロシアから帰ってきてパンクラスでも本当に強い人たちとやってきたし、その中でレコード的に負けた試合もありますけど、内容的に勝っていた試合をやってきた自負はあるので、バンタム級だったら絶対負けないです」

――振り返れば当時のキャリアでロシアで定期的に試合を重ねたことは大きなプラスになっているようですね。

「色んな巡り合わせでACBと契約させてもらって、あのタイミングで海外で試合をやらせてもらったことは本当に大きな財産ですし、あの経験は今の自信につながっています」

――次の舞台として狙うはRIZIN大晦日だと思いますが、そこに向けた想いを聞かせてもらえますか。

「僕がやらせてもらえる相手は限られていると思うし、その選手たちが大晦日に試合できる状況か分からないので、僕は大晦日に試合があると信じて練習するので、正式オファー待っています!」

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BELLATOR Bellator301 ISAO MMA MMAPLANET o RIZIN アレクサンデル・シャブリー イーブ・ランジュ ジェイソン・ジャクソン セルジオ・ペティス ダニー・サバテーロ パッチー・ミックス パトリッキー・フレイレ ピオトル・ニジェルスキー ヤーソラフ・アモソフ ライカ ラフェオン・スタッツ 上迫博仁 中島太一

【Bellator301】ISAOの再チャレンジ初戦が決定! オールスター戦でイーブ・ランジュと激突

【写真】ようやく決定!(C)MMAPLANET

19日(水・現地時間)、11月17日(金・同)にイリノイ州シカゴのウィントラスト・アリーナで開催されるBellator301にて、元フェザー級KOPのISAOがイーブ・ランジュと対戦することが発表された。
Text by Shojiro Kameike


既報どおりBellator301ではヤーソラフ・アモソフ×ジェイソン・ジャクソンの世界ウェルター級選手権試合、セルジオ・ペティス×パッチー・ミックスによる世界バンタム級王座統一戦、さらにライト級GHP出場中のパトリッキー・フレイレがアレクサンデル・シャブリーと戦い、ダニー・サバテーロ×ラフェオン・スタッツも行われるなど、Bellatorオールスター戦ともいえるラインナップに日本からISAOが加わった。

ISAOがBellatorとの契約――2度目の参戦を発表したのは今年2月のこと。8カ月の時を経てようやく決まった初戦の相手は、RIZINにも参戦経験のあるランジュだ。イーブ・ランジュのMMA戦績は19勝9敗で、2019年8月にRIZINで上迫博仁に判定負けを喫した後、Bellatorに連続参戦している。現在は3連勝中で、直近では今年5月にピオトル・ニジェルスキーを判定で下した。

ランジュはスイッチしながらサークリングし、相手と距離を取りながらジャブとローを繰り出す、典型的なMMAストライカーだ。その一方で自身の打撃が当たると一気に距離を詰め、テイクダウンやトップキープからグラウンドの展開になることも厭わない。しかし、グラウンドの精度については、ISAOとは大きな開きがあるように感じられる。


中島戦は大激闘となったが、内容的にはISAOの完勝だった

ISAOにとっては2021年5月、中島太一を判定で破りフェザー級KOPの防衛に成功して以来の実戦となる。中島戦は5Rに渡り激しいテイクダウン&スクランブルの攻防を繰り広げた末、ISAOが勝利した。単純比較はできないものの、それでもISAOがランジュを下がらせ続けるか、あるいはランジュが距離を詰めてきたところでISAOがテイクダウンに成功する可能性は十分高い。

気になるのはISAOのブランクと――Bellatorの経営状態だ。かねてから売却の噂が絶えないBellatorだが、現体制下のイベントは今大会が最後という話も伝わってくる。もし売却された場合、現在の契約は引き継がれるのか。それとも一旦白紙となって新たな契約が求められるのか……。いずれにせよ今後も北米に挑み続けたいISAOにとっては、明確な勝利が求められるランジュ戦だ。

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RIZIN.44:感想

ただの感想です。

▼第1試合 フライ級(57.0kg)5分3R
征矢 貴(パラエストラ松戸)
ラマザン・テミロフ(ウズベキスタン/Muradov legion team)

テミロフの相変わらず荒いが重い打撃に征矢が付き合ってしまい、打ち合いでテミロフがパンチを効かせて1RKO勝ち。

テミロフ、まだ本当にどのレベルにあるのかはわからない部分もあるが、軽量級で倒せる打撃を持っている面白い選手なのは確かなので、相性が悪い相手と当てずに転がしたほうが良さそう。

▼第2試合 ヘビー級(120kg)5分3R
シビサイ頌真パラエストラ東京/巌流島)
ヤノス・チューカス(ハンガリー

チューカスのパンチが効いてしまってピンチに陥ったシビサイだが、引き込んでの外ヒールで一本勝ち。

あの形の外ヒールがあの体勢で極まるのは初めて見た。十分逃げられただろうと思うが、うっかり勝たれても困るのでこれで良かった。

▼第3試合 バンタム級(61.0kg)5分3R
中島太一(ロータス世田谷)
岡田 遼(パラエストラ千葉)

中島史上最強の中島だった。パンチが鋭い。ノーガードの舐めプはやめて欲しいと思ったが、結局最後まで被弾せず。組まれても1Rにテイクダウンを許した以外は隙がなかった。フィニッシュまで狙えたと思うが、終盤は安全運転。第3試合でマイクを持つなら、せめてフィニッシュを狙うそぶりは見せてほしい。

中島が強かった一方、岡田の力がやはり全盛期より落ちているのもあったのかなと。

▼第4試合 フライ級(57.0kg)5分3R
福田龍彌(MIBURO)
山本アーセン(KRAZY BEE/SPIKE22)

打撃で予想以上の成長を見せたアーセンだが、一方で前回無双を誇ったテイクダウンは福田に阻まれる。前回アーセンが勝った伊藤がヒロヤにもテイクダウンされてコントロールされる場面が多かったのを考えると、アーセンのレスリングを過大評価していただけにも思えたので、打撃の成長と差し引きプラマイゼロ。むしろ負けてもテイクダウンを取りまくる内容の方が今後の期待感は高かった気がした。

▼第5試合 フェザー級(66kg)5分3R
摩嶋一整(毛利道場)
横山武司(teamセラヴィー/スウェルズ柔術ジム)

テイクダウンから削った摩嶋が、終盤は横山の足を超えて再三ハーフにしての完勝。という攻防がまったく観客に伝わらず、やはりもったいない組み合わせだった。摩嶋が真っ向から横山のガードに入っていっての完勝だったが、それだと盛り上がる展開にならず。かといって、組み技が苦手なストライカーとやっても噛み合わない試合になるし、引き込むしか武器がない選手の試合は極めない限りは盛り上がる試合にならない。

本来は体重オーバーした摩嶋が勝ってもノーコンテストなのだが、横山の男気でキャッチウェイトの公式戦に。なんでも男気で処理するのはどうかと思う。2~300g程度の差では大きな影響はないだろうし、500g程度までならファイトマネーの何%を相手に渡して減点もなしでキャッチウェイトにするルールにしてはどうか。

▼第6試合 フェザー級(66kg)5分3R
中原由貴(マッハ道場)
白川陸斗(トライフォース赤坂)

RIZINでは2回連続で相手が直前で欠場して変わったり、鈴木千裕戦ではリードしていながら一発もらって逆転されたりと、持ってない印象のある中原。2Rに白川の打撃を効かされたときには、やはり持ってないのかと思ったが、組みでしのいで判定勝ち。しかし割りと互角の展開だったし、レベルの違いを見せたとまでは言えない。

1R終了後、白川にロープつかみの警告が出され、2R終了後にはイエローカード(20%減点)が出されたが、そんなに掴んだ場面があるとは思わなかった。見直してみたら確かにちょくちょく掴もうとしている場面はあったが、今までこんなに厳しくなかったはず。リングMMAと一蓮托生するなら毎回これくらいの基準でなければ難しいか。すべての試合でこの基準でやってくれるなら言うことはない(他の試合で微妙な掴みが見逃されている気もしたが)。あと、ロープを掴むのはだいたい特定の選手なので、過去にイエローをもらっている選手は累積で次回から一発イエローカードでいいと思う。

RIZIN LANDMARK6変更カード発表

休憩前に井上直樹の欠場と佐藤将光が代役として太田忍と対戦することが発表。将光はONEから脱北か。ONEでレギュラーのMMAファイターの試合が組まれるのは月イチのFight Nightだけになって、契約選手が飼い殺しになっているので、辞めるなら早い方がいい。しかしバンタム級ではなく63kg契約ということは、将光は万一のバックアップのために待機していたわけではなく、準備期間不十分な中での戦いということになるので残念。

おそらくメインだったであろうカードが流れて、以前の沖縄大会のようにPPV無料にするのかと思ったが、穴埋めで朝倉海 vs. 皇治MMAデビュー戦を組みたい模様。選手のファンなら怪我を押して準備期間もないのに出ることを望まないだろう。こういうのを男気と言って持ち上げる風潮はなくなって欲しい。結果、公式戦ではなくMMAエキシになるなら、まだマシだと思う。

▼第9試合 ライト級(71.0kg)5分3R
スパイク・カーライル(米国)
堀江圭功(ALLIANCE)

タフなカーライルがしつこく押し込んでいって、3Rにはスタンドで背中に乗ったが、そこからのヒジが後頭部でブレイク&イエローカード。ダメージにもアグレッシブにも差はなく、ジェネラルシップではカーライルが上ではなかったか。そうなるとカーライル20-イエローの減点20%で0-0、マストで堀江?実際にどうジャッジが入れたのかが知りたいが、JMOCが判定結果を非公開にしてしまったので不明。

▼第10試合 フェザー級(66kg)5分3R
牛久絢太郎(K-Clann/ATT)
萩原京平(SMOKER GYM)

牛久が萩原にスタンドでプレッシャーを掛けられて下がる展開だったが、シングルレッグからのテイクダウンが簡単に取れることがバレてからは一方的に。セコンドの堀口のアドバイスどおりに動いていたらもっと楽に勝てたのではと思ったが。

▼第11試合 フェザー級(66kg)5分3R
クレベル・コイケ(ボンサイ柔術
金原正徳(リバーサルジム立川ALPHA)

序盤の打撃戦で明らかに金原が上。さらにテイクダウンすると脇差しパスで完パスこそできなかったものの圧倒。クレベルを全局面で上回った。ここまで完全に上を行くとは。予想以上の強さだった。しかしケラモフとだったらこうはいかなっただろうし、ケラモフが朝倉未来より先に金原と組まれて、金原が今回と同じように勝っていたとしても、ここまでのインパクトはなかったはず。結果的に最高の巡り合わせだった。

 

 

 

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【RIZIN】速報中!RIZIN.44 クレベル・コイケ×金原正徳

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格闘技の日。UFCで魅津希の試合を堪能した次はRIZIN。さいたまスーパーアリーナでRIZIN.44が開催されます。メインはクレベル・コイケ×金原正徳のフェザー級ワンマッチ。日本のMMAの冬の時代を支え続けてきた金原がついに表舞台のメインに登場。絶対的な強さを誇るクレベルに挑みます。日本フェザー級最強の呼び声も高い金原がクレベルの首を取る事が出来るのか。その他にも牛久絢太郎×萩原京平、摩嶋一整×横山武司など玄人好みの好カードが連発。本日はU-NEXTを観戦しつつ、電波と充電の続く限り速報します。乱筆乱文にはご容赦くださいませ。


【第1試合 MMA フライ級(57kg)】
×征矢貴(パラエストラ松戸)
(1R TKO)
○ラマザン・テミロフ(ウズベキスタン/ムラドフ・レギオンチーム)
1R、開始直後からプレスをかけるのは征矢。単発ながらパンチをヒットさせるとテミロフはグラつく。一気に仕留めにかけるがテミロフも左右のパンチを振り回す。すると征矢にヒットし今度は征矢がグラつく。テミロフは亀の征矢に対してパウンドを打ちながらチョークを狙う。しかし征矢はすぐに立ち上がってスタンドに戻るとやや試合が落ち着く。するとテミロフは後ろ回し蹴りを挟みつつ、左右の連打が止まらない。征矢は被弾して棒立ち。テミロフはさらにパンチを打ち込むと征矢はダウン。ついにレフェリーが試合を止めた!テミロフが激闘を制した!


【第2試合 MMA ヘビー級(120kg)】
○シビサイ頌真(パラエストラ東京/巌流島)
(1R ヒールフック)
×ヤノス・チューカス(ハンガリー/GK1ストライキング/グレードブリテントップチーム)
1R、カーフキックでリズムを作るシビサイ。それに対してチューカスは前進。右フックを放つとチューカスはグラつく。嫌がったチューカスは片足タックル。しかしチューカスの腰は重い。側頭部にパウンド。倒れないと思ったかチューカスはグラウンドに引き込んで下になる。足を取ってヒールフック。耐えていたチューカスだがついにタップ!シビサイがピンチを乗り越えて一本勝ち!


【第3試合 MMA バンタム級(61kg)】
○中島太一(ロータス世田谷)
(判定3-0)
×岡田遼(パラエストラ千葉)
1R、中島のカーフキックが的確にヒット。意識を下に引き付けて右フック。岡田はグラつく。中島はプレッシャーを強めるが岡田は組み付く。しかし逆にテイクダウンしたのは中島。だが岡田もすぐに立ち上がる。スタンドに戻ると岡田は一気に間合いを詰めて組み付くと簡単にテイクダウン。じっくりサイドからバックを狙うが中島は立ち上がって正対。岡田は飛び付き腕十字を仕掛けるがこれは不発。最後はスタンドのパンチを交差させてラウンドを終えた。
2R、左右のワンツーとカーフキックを軸に前に出る中島。対する岡田は組み付いてテイクダウンを狙うが中島は難なく何度も回避。岡田は時間を経る毎にスタミナをロスしていく。中盤には中島のカーフで岡田はグラつく。さらに右フックを当てて攻勢。終盤に岡田は組み付く場面はあったが中島はテイクダウンを許さずラウンド終了。
3R、遮二無二前に出てパンチを振るう岡田。しかし中島は冷静に捌くと左ジャブを的確にヒット。岡田の攻撃を完全に見切った様子。岡田のタックルを潰した中島は亀の岡田に膝蹴り。さらにバックに周って側頭部にパウンド。マウントを狙いつつ肩固め。完全に決まったかと思いきや岡田は耐える。すると中島は腕を外してパウンドからの踏みつけなど猛攻を見せるが岡田が耐え抜いてタイムアップ。判定はもちろん中島。実力差を見せつけて圧倒です。


【第4試合 MMA フライ級(57kg)】
○福田龍彌(MIBURO)
(3R TKO)
×山本アーセン(KRAZY BEE/SPIKE22)
1R、山本は左のカーフを多用。的確にヒットさせて終盤には福田がグラつく場面も。ストライカーの福田に対して真っ向からスタンドで勝負する。中盤に一度タックルに行くが福田は足を抜いて脱出。終始スタンドの状態が続く。福田は左ジャブを軸に試合を組み立てるが思ったよりも主導権をに握れないまま進行。想像以上に山本がスタンドに対応している印象のままラウンドを終えた。
2R、山本は引き続きカーフキックを効かせる。対する福田は得意の右のジャブを蓄積。これが時間を追う毎に的確にヒット。徐々に山本の目が塞がっていく。山本は要所で組みにいくが福田の腰は重い。このラウンドも終始スタンドの展開。打ち合いになると山本もフックを振り回してあわやの場面を作ってラウンド終了。
3R、ドクターチェックが入った後にラウンド開始。山本もフックで福田をグラつかせる。それでも福田は怯まずに前進。右ジャブを的確にヒットさせて左フックも強振。コーナーに追い詰め左右の連打を振り回すが山本も寸前で回避。しかしここでドクターチェック。山本の顔面の裂傷が酷くドクターストップ。福田が得意のボクシングで勝利。しかし山本の健闘も光った。


【第5試合 MMA 66.2kg契約】
○摩嶋一整(毛利道場)
(判定3-0)
×横山武司(teamセラヴィー/スウェルズ柔術ジム)
1R、開始直後に横山は飛び膝。しかし摩嶋は冷静に回避して右フックを当てる。横山が寝転がって猪木アリ状態になると横山は下から足を取りに行く。摩嶋は上のポジションを取って試合を落ち着ける。膠着する中、摩嶋は距離を作ってパウンドを狙う。横浜は身体を密着させてチャンスを窺うがブレイク。スタンドに戻ると横山はカーフ、回し蹴りを繰り出す。攻防の中からスリップした摩嶋に横山が組み付くが、摩嶋は抱えてテイクダウンしてところでラウンドを終えた。
2R、横山の飛び膝をキャッチした摩嶋がテイクダウン。横山は下からラバーガード。摩嶋は身体を引き剥がして上をキープ。またもやや膠着するが摩嶋は上から肘とパウンドでじわじわ削る。横山は鼻から出血。膠着してブレイク。スタンドに戻ると打撃の交差から横山が組み付いてグラウンドに引き込む。ラバーガードからコントロールを狙う。しかし摩嶋は付き合わずに立ち上がって猪木アリ状態のままラウンド終了。
3R、打撃の攻防から摩嶋がカウンターの胴タックルでテイクダウン。上をキープすると肘打ち。横山も蹴り上げで対抗。猪木アリ状態から摩嶋がパウンドを放ってから上を固める。さらに摩嶋は足を抜いてハーフに移行。ガッチリと上を固めて側頭部にコツコツとパウンド。このまま試合終了。判定は上を取って攻めた摩嶋に軍配。


【第6試合 MMA フェザー級(66kg)】
○中原由貴(マッハ道場)
(判定3-0)
×白川陸斗(トライフォース赤坂)
1R、互いにハイを出し合って牽制し合う立ち上がり。打撃戦から思いきや、中原は片足タックルでコーナーに追い詰める。不完全ながら白川に膝を突かせてボディに小刻みなパンチ。さらにしつこく片足タックルでテイクダウンを狙う。白川も完全に背中をつかせないが中原がグラウンドをコントロール。残り30秒でブレイクがかかてスタンドに戻るが大きな展開なくラウンドを終えた。
2R、スタンドの静かな攻防。中原はタックルで組み付くが白川の腰が重い。身体が離れると足を止めての打ち合い。中原がタックルにいったところに白川の膝がヒット。中原はグラつくが意識はある。そのまま組み付いてなんとかテイクダウン。サイドバックに周って側頭部にパウンド。終了間際には白川に背中をつかせてラウンド終了。終了後にロープ掴みのためイエローカードが出される。
3R、序盤はスタンドの展開。中原はワンツーが的確にヒット。左ストレートがよく伸びる。有効打、手数ともに中原が優勢。打撃を十分に意識させたところでタックル。不完全ながら白川をコントロールして優位に試合を進める。終了間際にもしっかりパンチをヒットさせてからタックルでテイクダウン。立ってくる白川をガブって膝を打ち込んで試合終了。判定は中原に軍配。


【第7試合 キック(肘無し・つかんでからの攻撃は1回) 70kg契約】
○安保瑠輝也(MFL team CLUB es)
(判定3-0)
×宇佐美正パトリック(Battle Box)
1R、開始直後から間合いを詰めて手数を出す宇佐美。ロープに追い詰めて左右の連打を振るう。しかし安保もガードを固めて顎を押して距離を取る。さらに離れ際に打ち返す展開。宇佐美も危機を察知してか深追いしない。想像以上に宇佐美がキックルールに順応している印象。
2R、前に出てパンチを出す宇佐美に対して安保は距離を取ってキック中心に試合を組み立てる。ロー、ミドル、前蹴りを要所でヒット。ボディが効いたか宇佐美の動きが落ちる。しかし安保の追撃の攻撃がローブローになって試合は中断。再開するとダメージから回復した宇佐美がパンチを振るってラウンドを終えた。
3R、前に出てくる宇佐美に対して安保のパンチがヒットし始める。動きが止まった宇佐美に対してショートレンジのフックがヒットしたのか宇佐美は膝をついてダウン。なんとか立ち上がる。決めに来る安保は膝蹴りを放つがローブローになって宇佐美は悶絶。長らく試合は中断。安保にイエローカードが出されて再開。お互い気持ちが前に行き過ぎて至近距離での打ち合いから組み付いてブレイクという展開が続く。このまま終了かと思いきや、安保の左ミドルがボディをえぐって宇佐美はダウン。なんとか立ち上がったところで試合終了。判定は2回のダウンを奪った安保に軍配。試合後はリングサイドにいた木村フィリップミノルがいきり立ってTシャツを脱ぐ場面も。。。しかしリングに上がる事は許されず安保のマイクは終了。


来週の名古屋大会で悲報。唾液の線に石が出来る病気が回復しないため井上直樹の欠場が発表されました。代役はONEなどで活躍してきた佐藤将光!太田忍との対戦が決定しました。さらに名古屋大会が危ないという状況を受け、榊原信行CEOは朝倉海を呼び込み、リング上からサプライズで皇治に電話。朝倉海×皇治のMMAマッチが決定しました。


【第8試合 MMA ライト級(71kg)】
×スパイク・カーライル(米国/キングスMMAアナハイム/トレーニングラボ)
(判定0-3)
○堀江圭功(ALLIANCE)
1R、スタンドの静かな立ち上がり。打撃の交差からカーライルが低空の片足タックル。コーナーに追い込んで倒しにかかるが堀江の腰は重い。ブレイクがかかる。再開すると互いにパンチ、ミドルを入れて一気に緊張感が高まる。するとカーライルがまたも片足タックル。コーナーに押し込むとスタンドでバックに周る。しかし堀江も耐え切ってラウンドを終えた。
2R、堀江はジャブ、フックを的確に当てて先手を取る。するとカーライルは一気に間合いを詰めて強引にフックを振るう。さらに組みついて側頭部にパンチを入れるが堀江はなんとか耐える。身体が離れると堀江はボディをヒット。嫌がったカーライルは組んでくるが動きなくブレイク。身体が離れて再開すると堀江のパンチ、ミドルが的確にヒット。カーライルがパンチを振るいながら組み付くが堀江はテイクダウンを許さずにラウンド終了。カーライルは膝に手をついて疲れた様子を見せているがどう出るか。
3R、開始直後にカーライルは左右のフックを振るう。このまま組み付いて差し合い。コーナーで膠着してブレイク。再開すると打ち合いからまたしてもカーライルは低空タックル。堀江の体勢を崩すと背中に張り付いて強引に首を狙う。極まらないと見るやパウンドを乱射。これが後頭部に入ってしまい試合は中断。カーライルにはイエローカードが出させる。これは大きい。スイッチが入ったカーライルは再開するとパンチを振り回す。危ない展開だがしっかりとディフェンス。カーライルはタックルに来るが堀江はしっかり切って試合終了。判定は堀江!ライト級転向初戦で外国人相手に勝利したのは本当に大きい!!!


【第9試合 MMA フェザー級(66kg)】
○牛久絢太郎(アメリカントップチーム)
(判定3-0)
×萩原京平(SMOKER GYM)
1R、プレッシャーを掛けるのは萩原。じわじわと打撃を出す。距離を取った牛久は豪快なタックル。テイクダウンしかけたが萩原はすぐに立ち上がる。身体が離れて再開するとまたもプレスを掛けるのは萩原。打撃の交差から牛久は組み付く。だが萩原も組みでも負けていない。膠着してブレイク。再開するとスタンドの打ち合い。萩原が前に出るが牛久もパンチを打ち返してグラつかせる場面も。大きな動きがないままラウンドを終えた。
2R、開始直後のスタンドの攻防。牛久は片足タックル。これでついにテイクダウンに成功。萩原にしっかり背中をつけさせる。サイドからバックを狙うが萩原は立ち上がる。萩原はスタンドでバックに張り付けてコントロール。だが萩原は正対して脱出。身体が離れると静かなスタンドの展開から牛久が片足タックル。テイクダウンすると完全にマウントを奪取。パウンドを落としてバックに周るとチョークを狙うがタイムアップ。萩原が主導権を握り始めた。
3R、前に出る萩原に対して牛久は片足タックル。これでテイクダウンして背中をつけさせる。牛久はハーフからグラウンドをコントロール。さらにバックに周ると萩原はおんぶの状態で立ち上がる。背中に張りついて牛久はバックチョーク!萩原は必死でディフェンス。牛久は左右変えながらチョーク、フェイスロックを仕掛ける。萩原はどうにも脱出出来ずにこのまま試合終了。判定はもちろん牛久。連敗脱出!マイクを握った牛久は階級変更を示唆。バンタム級?騒がしくなるぞ。


【第10試合 MMA フェザー級(66kg)】
×クレベル・コイケ(ブラジル/ボンサイ柔術)
(判定0-3)
○金原正徳(リバーサルジム立川ALPHA)
1R、開始直後に単発ながら金原のパンチがヒット。クレベルがグラつく。嫌がったクレベルは距離を詰めていくが金原はいなしてパンチを打ち込む。クレベルもコーナーに追い込まれるとパンチで応戦。さらに膝を入れるとこれが効いたかクレベルは足を掛けてテイクダウンに成功。マウントを奪うが金原は冷静に対処。立ち上がったところをクレベルがギロチンを狙うが金原は首を抜く。このまま上をキープしたままパウンドで削ってラウンドを終えた。金原がクレベルの寝技にも対応している。
2R、金原はミドルをヒット。クレベルがパンチを振るって前に出ると膝をボディに入れる。コーナーでの攻防も身体を入れ替えて距離を作ると打撃の攻防から胴タックルでテイクダウンに成功。クレベル相手に寝技勝負を挑む。するとパスしてハーフガード。肩固めを狙うがクレベルのガードは当然固い。金原は上からコツコツとパウンド。残り10秒で強めのパウンドを入れてラウンド終了。金原が完全に主導権を握った。
3R、開始直後の打撃の交差。金原は組んで足を掛けてテイクダウンを狙う。グラウンドにもつれ込むとスクランブル。一進一退の攻防から金原が上になるとバックに周る。クレベルもスイープを狙うが金原も素早く対応。立ち上がったクレベルを寝技に持ち込んで上をキープ。絶妙のボディバランス。残り1分でハーフガードからパスを狙う。このまま上をキープして試合終了。判定は金原!!!!グラウンドでクレベルを圧倒してアップセットをやってのけた!!!
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【RIZIN44】ジャブで距離を支配した中島が岡田を撃破「バンタム級なら負ける気がしない」

<バンタム級/5分3R>
中島太一(日本)
Def.3-0
岡田遼(日本)

岡田がいきなり飛びヒザ蹴り。中島の前足にローを集める。中島は右のカーフキック、ジャブから右ストレートを伸ばす。これで岡田を下がらせ、すぐに右のカーフキックを蹴る。岡田はカーフを空振りさせて、すぐに組む。中島はロープ際で投げからテイクダウンを狙い、上を取れないと判断して立ち上がる。

岡田が打撃のフェイントを見せつつ、再び組みついてテイクダウンを奪う。サイドポジションで抑え込む岡田。この時間が長く続くが、中島は背中を見せつつ立ち上がる。そのまま中島がボディロックでコーナーに押し込んでヒジ。岡田が飛びつき腕十字を狙うが、中島は岡田をマットに落として、立った状態でブレイクを待つ。ブレイク後、岡田が右の前蹴り、右のスーパーマンパンチ。これをバックステップでかわした中島が打撃でプレッシャーをかける。

2R、中島が右ハイと右ミドル。岡田は左フックと右カーフを返す。中島はジャブからワンツー、この右を当てて岡田の動きを止める。さらに中島は歩くようなワンツー。岡田はダブルレッグに入るが距離が遠い。岡田はジャブとワンツー、再びダブルレッグを狙うがここも距離が遠い。

中島は両手を伸ばして距離を取りながらジャブを突き、岡田が組みついてきても、四つ組みで倒れない。ジャブで距離を取る中島。岡田はパンチで追いかけて組み付こうとするが、深く組むことができない。距離をる中島が左フックから右。ノーガードで岡田のパンチを空振りさせ、組まれても中島が岡田を押しこむ。

3R、中島が右カーフキック、右ストレートから返しの左フック。岡田が前に出てくるところにジャブを合わせ、サイドキック、ワンツーと手数を増やす。岡田がパンチから組み付くと、中島がその勢いを使って投げるが、ロープから岡田の身体が出てしまいブレイクとなる。

再開後、ここも中島が岡田がパンチで前に出るところに右ストレート、岡田のパンチを空振りさせて左フックを当てる。さらに中島は組みつく岡田をがぶってヒザ蹴り、亀になる岡田に後ろからパンチを入れる。岡田がコーナーに身体を預けて立つと中島がダブルレッグでテイクダウンし、肩固めへ。

かなりタイトに極まっているようにみえたが岡田はタップせず。中島が肩固めを外してトップキープすると、立ちあがって踏みつけ。亀になる岡田にパンチを打ち込み、サッカーボールキックを蹴ったところで試合が終わった。

ジャブで距離を支配した中島が岡田を圧倒。判定勝利を収めると「RIZINのバンタム級のベルトを獲りに行きました。フェザー級ではケラモフに負けましたけど、バンタム級なら負ける気がしません。もっと強い選手とやらせてください」とトップ戦線への殴り込みを宣言した。

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【RIZIN44】摩嶋一整×横山武司が横山の男気キャッチウエイトで66.2kg契約に変更

明日24日(日)、さいたまスーパーアリーナで開催されるRIZIN44のセレモニアル計量がメディア及びファンクラブ当選者限定/会場非公開で行われている。

全10試合・出場20選手が計量をクリアする中、フェザー級で組まれていた摩嶋一整×横山武司が、66.2kg契約に変更されたことがアナウンスされた。(計量そのものは摩嶋が66.2キロ、横山が65.8キロ)

計量後に囲み取材に応じたRIZIN榊原信行CEOによれば、本計量時に摩嶋が66.0kgまで体重が落ちない状況になり、摩嶋・横山両サイドと話し合い「横山の男気で、66.2キロ契約で正々堂々やろうということになりました」と説明。摩嶋×横山はペナルティなし・通常の公式戦として行われる。

スパイク・カーライル×堀江圭功では、計量後のフォトセッションを終えたあとにカーライルが持参したビールを堀江にプレゼント。堀江はそれを受け取らず拒否した。

メインとコメインに出場する4選手は「私と金原さんでいい試合をします」(クレベル・コイケ)、「クレベルという最強の男を覚悟を持ってやっつけにいきます」(金原正徳)「明日は必ず仕留めにいきます」(牛久絢太郎)「明日はすごいものを見せるんで、楽しみにしとってください」(萩原京平)と意気込みを語った。

■ RIZIN44対戦カード

<フェザー級/5分3R>
クレベル・コイケ:65.85kg
金原正徳:65.65kg

<フェザー級/5分3R>
牛久絢太郎:65.85kg
萩原京平:65.85kg

<ライト級/5分3R>
スパイク・カーライル:71.00kg
堀江圭功:70.95kg

<キックボクシング 70kg契約/3分3R>
安保瑠輝也:69.95kg
宇佐美正パトリック:69.90kg

<フェザー級/5分3R>
中原由貴:65.90kg
白川陸斗:66.00kg

<66.2kg契約/5分3R>
摩嶋一整:66.20kg
横山武司:65.80kg

<フライ級/5分3R>
福田龍彌:56.95kg
山本アーセン:56.85kg

<バンタム級/5分3R>
中島太一:60.75㎏
岡田遼:60.95kg

<ヘビー級/5分3R>
シビサイ頌真:109.30kg
ヤノス・チューカス:118.35kg

<フライ級/5分3R>
征矢貴:56.85kg
ラマザン・テミロフ:56.90kg

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