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o RIZIN アキラ トフィック・ムサエフ パンクラス ルイス・グスタボ 久米鷹介

【RIZIN】トフィック・ムサエフの対戦相手はアキラに決定!

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7月30日にさいたまスーパーアリーナで開催される超RIZIN2。参戦が決定していたトフィック・ムサエフの対戦相手がアキラに決定した事が発表されました。元々はルイス・グスタボの名前が挙がっていたものの、グスタボが怪我のため未定になっていましたが、やはり間に合わなかったという事か。

抜擢されたアキラは約1年半ぶりのRIZIN参戦。その間、パンクラスでは久米鷹介に競り勝ってライト級王座を統一して準備万端。ムサエフの打撃は危険ですが、1発のあるアキラならあっと言わせる見せ場を作ってくれるか。注目です。
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BELLATOR o ONE PANCRASE RIZIN   アキラ トフィック・ムサエフ ホベルト・サトシ・ソウザ ルイス・グスタボ 久米鷹介 大原樹理

7.30『超RIZIN.2』でトフィック・ムサエフとアキラが対戦

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 RIZINが7月30日にさいたまスーパーアリーナで開催する『超RIZIN.2』でトフィック・ムサエフ vs. アキラを行うことを発表。当初ムサエフはルイス・グスタボ戦が最有力候補でしたが、ケガの回復が間に合わなかったようです。

 ムサエフは3月の『Bellator 292: Nurmagomedov vs. Henderson』で行われたライト級ワールドグランプリ1回戦でアレクサンドル・シャブリーに3R TKO負けして以来の試合。RIZIN参戦は2021年6月の『RIZIN.28』でホベルト・サトシ・ソウザに1R三角絞めで敗れて以来。

 アキラは4月の『PANCRASE 333』で行われたライト級王座統一戦で正規王者の久米鷹介に判定勝ちし王座統一して以来の試合。RIZIN参戦は昨年3月の『RIZIN.34』で大原樹理に判定負けして以来。

 これでBellatorパート5試合、RIZINパート7試合の計12試合となりました。続きを読む・・・
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F1 o ONE RIZIN アキラ トフィック・ムサエフ パンクラス ルイス・グスタボ 鈴木琢仁 阿部大治

超RIZIN.2:トフィック・ムサエフ vs. アキラ追加。

ムサエフは当初ルイス・グスタボ戦が候補となっていたが、グスタボが負傷のために流れ、今年4月にパンクラスライト級正規王者となったアキラがムサエフと対戦することに。

アキラはRIZINでは阿部大治・鈴木琢仁に勝ったものの、大原樹理にはスプリット判定負け。本人がコメントするように、本来なら対戦できない格上の相手となる。

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AJ・マッキー BELLATOR DEEP MMA o RENA RIZIN UFC クレア・ロペス トフィック・ムサエフ マゴメド・マゴメドフ ルイス・グスタボ 伊澤星花 堀口恭司 太田忍 朝倉海 渡辺華奈 鈴木槙吾 阿部大治

超RIZIN2:追加カード発表。伊澤 vs. クレア・ロペス、瀧澤 vs. 太田、阿部大治 vs. イゴール・タナベ他、Bellatorパートの追加カードも発表。

Bellatorパート

女子フライ級:渡辺華奈 vs. ヴィタ・アルテイガ
ウェルター級:アンドレイ・コレシュコフ vs. ロレンズ・ラーキン
バンタム級:ダニー・サバテロ vs. マゴメド・マゴメドフ

すでにBellator側が発表済みのカードもあるが、これで全5試合が決定とのこと。ライト級GP一回戦のAJ・マッキー vs. パトリッキー・フレイレとフライ級王座決定戦・堀口恭司 vs. 神龍誠がメインとセミになる模様。開始は12時からで、試合展開にもよるが、同日のUFC291(メインはポイエー vs. ゲイジーBMWタイトル戦)が11時開始なので、セミか場合によるとメインまでUFCとバッティングする可能性がある。

RIZINパート

女子スーパーアトム級タイトルマッチ:伊澤星花 vs. クレア・ロペス
バンタム級:瀧澤謙太 vs. 太田忍
ミドル級:阿部大治 vs. イゴール・タナベ

4月のLANDMARKでRENAを膝十字で破ったロペスがタイトル挑戦。2戦目だが、他に挑戦者にふさわしい選手もいないし妥当か。

瀧澤は一昨年のバンタム級GP2回戦で元谷にアップセット勝利した後、朝倉海に完敗。さらにブランク1年で迎えた昨年大晦日の試合では井上直樹に一本負け。太田は元谷には敗れたものの、4月のLANDMARKで倉本を1RKO。瀧澤はここで負けて3連敗となると苦しくなるし、正念場。

そして5月にRIZIN参戦を発表したイゴール・タナベだが、ミドル級での試合。参戦発表時から階級はどうするのかとは言われていて、榊原CEOはウェルターも視野に入れていると話していたが、さすがにそこまでは落とせなかったか。で、相手はライトでも試合している階級下の阿部大治…。阿部はDEEPで鈴木槙吾に敗れてタイトルを失っており、ベストじゃない階級での足元を見られたオファーでも出たいということなのだと思うが、タナベが負けたら階級下に負けて情けないということになるし、勝っても階級下相手なのだからすごくないということになり、誰も得をしないマッチメイク。せめて80kgくらいのキャッチウェイトなら良かったと思うが。タナベがまだMMAキャリアが浅いからということかもしれないが、体重ハンデの試合はノレない。

これに加えて、トフィック・ムサエフ vs. ルイス・グスタボが予定されていたが、グスタボが負傷していて怪我の回復次第とのこと。

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F1 o RIZIN YouTube   アリ・アブドゥルカリコフ ルイス・グスタボ 山本空良 朝倉未来 武田光司 牛久絢太郎 金原正徳

『RIZIN CONFESSIONS』第123回動画

ゴング格闘技 2023年 7月号 [雑誌]




 『RIZIN CONFESSIONS』第123回動画。今回は『RIZIN LANDMARK 5 in YOYOGI』から牛久絢太郎 vs. 朝倉未来、金原正徳 vs. 山本空良、雑賀“ヤン坊”達也 vs. アリ・アブドゥルカリコフ、武田光司 vs. ルイス・グスタボを振り返っています。続きを読む・・・
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MMA MMAPLANET o RIZIN RIZIN LANDMARK05 ルイス・グスタボ 武田光司

【RIZIN LANDMARK05】武田のTDを打撃で封じ込めたグスタボが、スプリット勝利でサトシ戦をアピール

<ライト級/5分3R>
ルイス・グスタボ(ブラジル)
Def.2-1
武田光司(日本)

サウスポーの武田が、足を使って左右に回る。左ローで足を払った武田がグラウンドに持ち込むも、すぐにグスタボが立ち上がった。しかし武田がグラウンドに戻し、トップからグスタボを抱え込みケージ際へ運んだ。クローズドガードのグスタボは、ケージに押し付けられながら下からパンチを放つ。グスタボは上半身を起こしながら、左腕で武田の首を抱える。反応した武田はスクランブルへ。これをガブられると立ち上がった。

ケージ中央でグスタボの右ミドルをキャッチした武田が、再びグラウンドに持ち込む。強いパウンドを落としていくが、グスタボが立ち上がった。スタンドでプレスをかける武田、左インローを当てるとグスタボが前に出て来る。右ハイからパンチを連打し、右が武田の顔面を捉えた。武田もパンチで応戦するも、ややペースが落ちる。サークリングして距離をと取る武田の顔面を、グスタボの右アッパーが襲う。残り30秒で右を2発当てたグスタボだったが、ダブルレッグでテイクダウンを奪われた。武田の額からは流血が見られる。

2R、前後の出入りが激しい武田に対し、グスタボがパンチの連打を浴びせる。顔面に食らっている武田はダブルレッグへ。グスタボがカウンターで右テンカオを合わせる。テイクダウンできなかった武田はスタンドに戻り、左右に動く。左右ローで揺さぶる武田、グスタボは構わずプレスをかけて武田をケージ際に追い込んでいく。

グスタボのパンチラッシュをもらいながらも、武田がボディロックからグスタボに背中を着かせた。グスタボが下から武田の左腕を抱えてキムラへ。武田がパスを狙った瞬間にスイープを仕掛けるも、ここは武田がトップをキープする。グスタボはクローズドガードへ。下から武田の頭部にヒジを突き刺す。武田も左ヒジを当てたあと一旦立ち上がってパスを狙うと、グスタボが蹴り上げから後転し、ダブルレッグから武田の足をすくい上げ、立ち上がる。

武田が背中を着け続けていたため、レフェリーがブレイクをかけた。スタンドで再開後、武田はケージを背にしながらサークリングする。パンチを伸ばしてきたグスタボをボディロックで捕え、そのままケージに押し込んでラウンドを終えた。

最終回、グスタボがワンツーを伸ばす。これをかわした武田は左右にサークリングし、グスタボのワンツーに対して左右ショートを打ち返していく。前傾姿勢で前に出続けるグスタボが、武田にケージを背負わせて右を当てた。武田は距離を詰めて右アッパーを突き上げ、下がる。そして左右ローからサークリングする。距離が詰まると組む武田、離れるグスタボ。グスタボの右ストレートと左フックが武田の顔面をかすめると、武田はダブルレッグからボディロックへ。

ケージに押し込むも展開できないとみるや、武田が離れる。武田のローに右フックを合わせたグスタボが、武田を追い立てる展開が続く。武田が組みにくると、パンチで振り払うグスタボ。武田のダブルレッグを切ったグスタボが、右ハイからパンチへ。体勢を崩す武田に右縦ヒジを狙った。組んだ武田はグスタボの右腕を抑えながらケージに押し込み、試合終了のゴングを聞いた。

ケージに昇り、勝利をアピールする両者——スプリットの裁定でグスタボが勝利した。グスタボは「RIZINに帰ってくることができて嬉しいです。1カ月前に亡くなり、天国にいる祖母に今日の勝利を捧げます。祖母にチャンピオンベルトをブラジルへ持って帰ることを約束しました。だからサトシ選手、僕と戦いましょう!」とRIZINライト級王座挑戦をアピールした。


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ABEMA MMA MMAPLANET o RENA RIZIN RIZIN LANDMARK05 V.V mei   アリ・アブドゥルカリコフ クレア・ロペス スダリオ剛 ルイス・グスタボ 倉本一真 太田忍 山本空良 平本蓮 斎藤裕 朝倉未来 武田光司 浅倉カンナ 牛久絢太郎 金原正徳 雑賀ヤン坊達也

【RIZIN LANDMARK05】計量終了 バスローブで登壇の平本蓮は、そのままバスローブ姿で会場を去る

【写真】とにかく、明日 (C)MMAPLANET

明日29日(土・祝)、東京都渋谷区の代々木第一体育館で開催されるRIZIN LANDMARK05のセレモニアル計量がメディア及びファンクラブ当選者限定/会場非公開で行われている。

9試合、18出場選手は全て計量をクリアしており、メインとコメインに出場する4選手がステージ上でマイクで意気込みを話した。

なお公開計量のスタートが遅れた原因となった平本蓮はグリーンのバスローブでセレモニアル計量に姿を現し、出場選手全員の撮影終了後はそのままの姿でエレベーター乗り、計量会場を後にしている。

4選手のコメントは以下の通りだ。


牛久絢太郎
「お互いコンディション、バッチリなので明日、最高の試合期待してください」

朝倉未来
「明日は俺の試合楽しんでください。PPVを購入していない方は購入して。必ずKOします」

斎藤裕
「試合──1年振り凄く良い練習というか準備ができて、自分でも凄く良いと思っているので。明日は期待してもらって良いかなと。会場に来れない方はPPVお願いします」

平本蓮
「明日から僕の時代です」

■視聴方法(予定)
4月29日(土)
午後2時30分~ABEMA, U-NEXT, RIZIN100CLUB,スカパー!

■RIZINLANDMARK05計量結果
※赤字の選手はクリックすると、事前インタビューに跳びます

<フェザー級/5分3R>
牛久絢太郎:65.8キロ
朝倉未来:65.85キロ

<フェザー級/5分3R>
斎藤裕:65.85キロ
平本蓮:65.75キロ

<バンタム級/5分3R>
倉本一真:60.8キロ
太田忍:60.9キロ

<ライト級/5分3R>
武田光司:キ70.85ロ
ルイス・グスタボ:71.0キロ

<女子アトム級/5分3R>
浅倉カンナ:48.8キロ
V.V Mei:48.8キロ

<51キロ契約/5分3R>
RENA:50.9キロ
クレア・ロペス:50.75キロ

<ヘビー級/5分3R>
スダリオ剛:117.2キロ
ロッキー・マルチネス:115.2キロ

<フェザー級/5分3R>
金原正徳:65.85キロ
山本空良:65.75キロ

<ライト級/5分3R>
雑賀ヤン坊達也:70.8キロ
アリ・アブドゥルカリコフ:70.9キロ

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ABEMA BELLATOR Combate Global KAREN MMA MMAPLANET o RENA RIZIN RIZIN LANDMARK05 UFC V.V mei   アリ・アブドゥルカリコフ キック クレア・ロペス スダリオ剛 ボクシング ルイス・グスタボ 倉本一真 太田忍 山本空良 平本蓮 斎藤裕 朝倉未来 武田光司 浅倉カンナ 牛久絢太郎 猿田洋祐 猿飛流 金原正徳 雑賀ヤン坊達也

【RIZIN LANDMARK05】RENAと対戦、知性と野生の融合クレア・ロペス「最後は私がRENAをKOしている」

【写真】キャリア7勝4敗、34歳で9歳の息子がいるというクレア・ロペスの話を聞いている間中、脳内でシルヴィ・バルタンのIrrésistiblement が流れまくっていました……(C)MMAPLANET

明日29日(土・祝)、東京都渋谷区の代々木第一体育館で開催されるRIZIN LANDMARK05に、クレア・ロペスがRENAと対戦する。

フランスで幼少期から器械体操を続け、南米は仏領ギアナでは指導者に。同時にムエタイを始めると、出産を経て柔術を嗜むようになる。「人生に次のレベルに行くことが必要」というロペスは、フランスに戻りMMAファイターとなる。

その後、英国に移り住みロンドンでブラッド・ピケット門下のMMAファイターとして、アグレッシブな打撃の展開が世界一多いといっても過言でないコンバテ・グローバルで活躍すると、適正体重階級のあるRIZINで戦うことを実現させた。

器械体操を続けてきた選手のコーディネーションとアジリティに関しては、GSPが真っ先に認め、このスポーツ経験者では猿田洋祐や猿飛流などが、国内外MMAシーズンで結果を残してきた。

完璧な動きを求める姿勢と、自在に肉体を操る能力が空いての動きを察知し、抜群のタイミングを生み出す。それでいて喧嘩ファイト上等──人生を謳歌するロペスはRENAとの体格差を越えてKO勝ちする気満々だ。


RENAが50.9キロ、クレア・ロペスが50.75キロで計量を終えている

──RIZINのクレアのプロフィールを見て、とてもユニークだと感じました。器械体操をやっていて、ムエタイからMMAに転向。しかも仏領ギアナに10年も住んでいてブラジルでMMAを見たのがきっかけとか。

「私はニースで生まれて、今もフランスの南部に家はあるけどMMAの練習のためにロンドンに住んで3年になるの。ずっと器械体操をやっていて17歳で競技活動をやめ、両親をはじめ一族の多くが住んでいる仏領ギアナに私も移り、器械体操のジムを創って指導を始めた。その2年後にムエタイの練習をするようになったわ」

──フランスではなくて仏領ギアナで?

「そうよ」

──欧州ではオランダが一番のキック王国ではありますが、ムエタイでいえばフランスという風に1990年代の終わり頃に思っていました。

「デニー・ビル、シャルル・スカボロスキーっていう素晴らしい選手が90年代のフランスにはいたし。私のコーチはパリから仏領ギアナに移り住んだ人で、ムエタイをフランスから持ち込んだ人だった。だから、しっかりとフレンチ・ムエタイを教わることができたわ。

アマチュアだったけど仏領ギアナ、ブラジルやスリナム、フランス領のマルティニークやグアドループというカリブの島々、パリでも試合をして。タイに行ってアマ世界大会にも出場したわ。でも、息子ができて試合に出ることは控えるようになって──」

──お子さんがいるのですか。

「えぇ、もう9歳よ(笑)。ムエタイは辞めたけど、すぐに柔術を習うようになったわ。ムエタイ、そして柔術をやっていると──もうMMAをするしかないじゃない?」

──そうとも限らないかと思いますが(笑)。クレアの場合はそうだったのですね。

「ブラジルのマカパやベレンでバーリトゥードを見て本当に凄かった。私はムエタイの試合をしたんだけど、もう会場の雰囲気も凄くて。そこでバーリトゥードが始まって。大興奮したわ。『クレイジー!! 血まみれじゃない』って。

目力が強い

でも、『やってみたい』って思った。

なぜ、そういう風に思ったのか自分でも分からないけど、またムエタイのようにファイトしたくなったの。本当にあの日々は楽しくて充実していたから。そんな私にとって柔術は十分じゃなかったみたいで。柔術ではアドレナリンが分泌されなかったわ(笑)」

──アハハハハ。クレアは殴る女だと。

「ファイターでいたかったのかも。バーリトゥードを見た時、見た目は残酷で怖そうだったけど、私にとってはそれだけではなかった。何より、生きるうえで次のレベルに進みたいし(笑)。

10年間、仏領ギアナで生活をしていて、新しいことがしたくなった。それが一番ね。24歳で子供ができ、3歳の時にMMAを始めようと思った。でも、仏領ギアナではMMAの練習は十分にできないから5年前にフランスに戻って」

──その時のファミリーの反応は?

「ムエタイや柔術の時は、そうでもなかったけどMMAに関しては母を怖いと思っていたけど、私がやろうと思ったことに反対はしなかった。母は私の性格が分かっているから。とても協力的で、練習をする私に代わって息子の面倒を見てくれるようになって。でもフランスでも思ったようにMMAのトレーニングをすることは無理だと分かり、ロンドンに拠点を置くようにしたの」

──フランスは長い間、パウンドが認められていなかったですが、強い選手も輩出されています。それでもクレアは十分だと思えなかったのですね。

「それとフルMMAルールの試合も許されてなかったから、試合は他の国で戦わないといけない。やっぱりフランスのMMAは米国や日本ほど発展していないわ。空手やムエタイのようにトップの国と同じような規模にはなっていない。私は今、34歳でもう若くない。だから自分のキャリアを考えて、3年前にフランスを離れることにしたの。

MMAって打撃とレスリング、柔術をそれぞれやれば良いってものじゃないから。その繋ぎが大切で。ケージっていう要素も忘れてはいけないし。そこがフランスの練習では欠けていると感じて……。だからロンドンに行き、ブラッド・ピケットの下でMMAのトレーニングをするようになった。ブラッドはMMAとして、全てを融合している。ムエタイと柔術、レスリングじゃない、全てが混ざったファイトを習うことができた」

──別々で考えると、戦い方も別々になりますね。ただ組みと打撃では、基本的に体の使い方が違う。全てを混ぜて戦うということが頭で分かっても、体に馴染ませることはまた別だと思うのですが、その辺りに苦労はなかったでしょうか。

「そこは器械体操の経験が生きた部分ね。器械体操で敏捷性がついていて、頭で思ったことはスムーズに体を動かせることができたの。それに寝技になっても、自分の位置、相手との距離を体で察知すること可能で。それにレスリングに関しては、器械体操の動きと類似点があってすんなり動けるという利点もあったわ。

加えて器械体操をやってきたことで、フィジカル的にMMAを戦うことで対して体を創る必要がなかったの。器械体操の経験があったおかげで、MMAを始めるスタート時点で随分と恩恵を受けることになったのは間違いないわ」

──クレアのMMAの試合を見て、ハッとさせられたことがありました。それはパンチを打つ姿勢と、ダブルレッグを仕掛ける姿勢が同じだったことです。打撃から組みにタイムラグがない。

「それも器械体操のおかげよ。器械体操では全く妥協が許されず、パーフェクトな動きが求められる。MMAを技術的に理解したうえで、パーフェクトな動きをするには距離、タイミング、角度を考慮した動きが必要で。ブレの無い動きをするために、そこを見極めることが自然とできたみたい。もちろん、そのための練習は必要だけどね」

──ムエタイ、レスリング、柔術は全てリズムが違いますからね。

「そう、MMAで一番重要なのはタイミング。全てはタイミングに掛かっていて、そのために同じリズムを刻むのが一番。そこに関しては、とにかく練習するしかなくて。ただ、器械体操で創られた体は、しっかりとフィットできたわ。結果的に私と戦う相手は、私が何をするのか読めなくて、混乱する。色々と余計なことを考えないといけなくなる。結果、防御のことばかりに頭がいって、向うから私が攻撃する機会を与えてくれるようになるの」

──すでにMMA IQの高さが伺えます。

「ありがとう(笑)」

──そんなクレアですが、正直、器械体操がベースなのだから体が大きいわけがない。これまでコンバテ・グローバルではストロー級で戦っていましたが、体格のことがあって──今回は51キロとはいえ49キロのアトム級が盛んなことでRIZINをターゲットにしたということはありますか。

「RIZINはアトム級、スーパーアトム級で良い選手がいるから常に頭にあったわ。私がMMAファイターになろうと思ったのは、人生を謳歌したいから。それにはファイトだけで生活できないといけない。なるべく長く、この生活がしたい。だからストロー級までのUFCや、フライ級までのBellatorで活躍することは私のゴールにはなりえない。

RIZINって、仕掛けも凄くてファイト以外でも楽しめるし。あの環境はより、ファイターの気持ちを盛り上げてくれると思う。だから……できればRIZINで戦い続けたい。そうなれば、最高ね。日本で戦い、息子と生きていけるようになりたいと思っている。

まだ昨日の夕方に東京に着いたばかりで(※取材は27日に行われた)、日本がどういう感じか分かっていないけど……とにかくホテルにいて、RIZINの人々とメディアデーを過ごすことで、皆がどれだけ礼儀正しくて誠実かが伝わって来たわ」

(C)COMBATE GLOBAL

──そんなRIZINで戦う以前の主戦場コンバテは、その対極にあるファイトが全てのようなイベントでした。

打撃も組み技も、とにかく荒々しい。あのなかでは喧嘩に強くないと、勝ち残れないという空気があります。テクニック重視、ファイトIQの高さを誇るクレアは、コンバテの戦いは何をもたらしましたか。

「コンバテではトーナメント、一晩で3試合戦ったこともあった。そういう戦いのなかで、3人を相手にすることはMMAを戦う上でパズルの組み立てがとても困難で。しかも、対戦相手が誰になるのか分からないなかで戦うわけだし。

そういうなかで落ち着いて、自分の試合をやり切る。あの経験は私を本当に強くしてくれた。でもコンバテでは52キロで戦っていたの。48キロのアトム級では対戦相手が見つからなかった。だからノーマルウェイトに近いストロー級で戦うしかなかった。そこも含めて、コンバテの経験で私は強くなった」

──今回は51キロということは、通常体重に近いわけですね。

「そうね、私は普段は53キロぐらいで契約体重まで、もう1キロぐらい落とせば良いだけ。だから明日の計量までしっかりと創って、ファイトに向かいたい。サウナに入る必要もないから」

──ではRENA選手の印象を教えてください。

「実はRENAとは3年……コロナ前に一度、戦う話があったけど実現しなかったの。だから、ずっと彼女とは戦いたいと思っていた。今回、こうやって戦う機会が巡って来て凄く嬉しい。彼女はRIZINのスーパースターだし、良いファイターだわ。ただ、私の方がウェルラウンディットで穴がない。だから彼女がシュートボクシングのチャンピンだったとしても、打撃でも私の方が思い切りアグレッシブに戦える。

きっとRENAは私のようなパワフルで何でもできるファイターと戦った経験がないはず。彼女を驚かせる準備はできているわ。例え51キロでもね。私はフィニッシュする。彼女が戦う気持ちを持ち続ける限り、攻撃を止めない。そして心を折るわ。

(C)COMBATE GLOBAL

寝技になっても私がコントロールする。

ただのグラップリングじゃない。どの位置からパウンドを落とせば一番効かせることができるのか……そういうことが理解できているから。それにRIZINは寝技でのヒザ蹴り、それにサッカーボールキックが認められているでしょ。これまで未体験だけど、だからこそしっかりと練習してきたわ」

──人の頭を寝技で蹴ってきたわけですね。

「もちろん、パートナーの頭を蹴ったり、踏みつけることはできないけど(笑)。そういうことがデキるよう準備してきた。このルールは最高、私の戦いを完璧なモノにするわ。ノックダウンを奪ってバックを制してチョークも良いけど、倒れた相手の顔面を蹴り上げることができるって最高!! もちろん、私もそうされる可能性はあるわけだけど、MMAは危険なスポーツ。勝つために相手がケガをするかもしれないアタックをしないといけない。

だからこそ、チャレンジのしがいがあるわけで。RENAが私の顔を踏みつけてきても平気、そうするのがMMAだから。だから、私も彼女の顔にサッカーボールキックできる場面が訪れることを楽しみにしているわ」

──そんな戦いを前にしてエキサイト気味ですが、同時に凄くリラックスしていますね。

「戦いの前はいつもリラックスできる。ドクターにも『本当にいつも通りだ。落ち着いているね』って言われるの(笑)。だって、こんなに楽しいことができるのに。ナーバスになるわけがないし」

──母は強し、です。

「その通りね。きっと負けることを恐れていないからだと思う。負けても、私のMMAが終わるわけじゃない。今、RIZINで戦うために日本に来ていることが楽しいし。土曜日にケージの中に入ることを想像すると、楽しくてしょうがないわ。好きでやっていることだし、とにかくエンジョイしたいの」

──押忍。では試合では、ファンに何を見せたいですか。

「良い試合をしたい。退屈な試合は絶対にしたくない。判定まで行かない、動きの多い楽しい戦いをしたい。そして、私が戦っている時の気持ちをファンの皆に伝えたいの。そのためにベストを尽くす。そして、最後は私がRENAをKOしているわ」

■視聴方法(予定)
4月29日(土)
午後2時30分~ABEMA, U-NEXT, RIZIN100CLUB,スカパー!

■RIZINLANDMARK05対戦カード

<フェザー級/5分3R>
牛久絢太郎:65.8キロ
朝倉未来:65.85キロ

<フェザー級/5分3R>
斎藤裕:65.85キロ
平本蓮:65.75キロ

<バンタム級/5分3R>
倉本一真:60.8キロ
太田忍:60.9キロ

<ライト級/5分3R>
武田光司:キ70.85ロ
ルイス・グスタボ:71.0キロ

<女子アトム級/5分3R>
浅倉カンナ:48.8キロ
V.V Mei:48.8キロ

<51キロ契約/5分3R>
RENA:50.9キロ
クレア・ロペス:50.75キロ

<ヘビー級/5分3R>
スダリオ剛:117.2キロ
ロッキー・マルチネス:115.2キロ

<フェザー級/5分3R>
金原正徳:65.85キロ
山本空良:65.75キロ

<ライト級/5分3R>
雑賀ヤン坊達也:70.8キロ
アリ・アブドゥルカリコフ:70.9キロ

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【RIZIN】RENA、浅倉カンナら女子選手が鍛え上げた肉体美披露 ハプニングも発生!? 『RIZIN LANDMARK 5 in YOYOGI』公開計量

あす29日に開催される格闘技『RIZIN LANDMARK 5 in YOYOGI』(国立代々木競技場第一体育館)の前日公開計量が行われた。

◆『RIZIN LANDMARK 5 in YOYOGI』対戦カード
牛久絢太郎 VS 朝倉未来
斎藤裕 VS 平本蓮
倉本一真 VS 太田忍
武田光司 VS ルイス・グスタボ
浅倉カンナ VS V.V Mei
RENA VS クレア・ロペス
スダリオ剛 VS ロッキー・マルティネス
金原正徳 VS 山本空良
雑賀“ヤン坊”達也 VS アリ・アブドゥルカリコフ

◆『FEDELTA presents RIZIN LANDMARK 5 in YOYOGI 』ABEMA PPVで全試合完全生中継!
4/29 (土) ごご2時30分〜配信開始 / ごご4時〜試合開始
PPV購入・詳細はこちらから▶https://abe.ma/41gTfNK

#RENA #浅倉カンナ #RIZIN #RIZINLANDMARK5

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BELLATOR o RIZIN UFC YouTube   ストラッサー起一 チャンネル ルイス・グスタボ 山本空良 平本蓮 斎藤裕 武田光司 金原正徳

【RIZIN LANDMARK5 勝敗予想】斎藤裕 vs. 平本蓮、武田光司 vs. ルイス・グスタボ、金原正徳 vs. 山本空良

最後までご視聴ありがとうございました。
また次回の動画でお会いしましょう。

▼【RIZIN】斎藤裕 vs 平本蓮!忖度なしに勝敗予想❗️

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ストラッサー起一経歴【主戦場】
2014〜2017  UFC(アメリカ)
2017〜2019  RIZIN(日本)
2019〜2020  Bellator(アメリカ)
2021〜. RIZIN(日本)

—-目次—-
0:00 オープニング
2:45. 武田光司 vs. ルイス・グスタボ 勝敗予想
8:04. 金原正徳 vs. 山本空良 勝敗予想
15:11. 斎藤裕 vs. 平本蓮 勝敗予想
21:48. 次回

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