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【Bellator278】バンタム級GPワイルドカード出場、ダニー・サバテーロ「キョージとは決勝で戦うことに」

【写真】リモ取材時も計量でもサングラスは欠かせないようだ。今時、ある意味気持ちが良いぐらいのビッグマウス (C)BELLATOR

日本時間の今日、米国では22日(金・現地時間)にハワイ州ホノルルのニールSブレイズデール・センターでBellator278「Valasquez vs Carmouche」が開催され、Bellatorバンタム級ワールドGPの戦いの幕が切って落とされる。

23日の暫定王座決定戦を兼ねた準々決勝フアン・アルチュレタ×ラフェオン・スタッツ、堀口恭司×パッチー・ミックスに先立ち、22日は準々決勝出場権を賭けたワイルドカード2試合=エンリケ・バルゾラ×ニキータ・ミハイロフ、ジョーネル・ルゴが組まれている。

ワイルドカードは補欠戦と違い、勝てば確実にトーナメント戦を戦う機会を得ることができる。ここではTitan FC王者時代、コンテンダーシリーズで勝利もUFCとサインできなかったダニー・サバテーロの色々と含みが感じられる試合前の意気込みをお届けしたい。(※取材は4月7日に行われた)


ダニー・サバテーロ
「ワイルドカードでGPに出場っていのは、良い機会だよ。俺の力を示すことができる。他の連中は3試合で優勝だけど、俺の場合は4つ勝つ必要がある。それだけ皆に俺の試合を見てもらえるってことだよ。試合をすることが好きだから、デキるだけ試合がしたいしね。結局のところ、俺はファイトが好きなんだよ。

ワイルカードってアンダードッグで、ダークホースだろう? 俺は自分の力がそんなもんじゃないと知っている。だから、どういう状況だろうがGPに出られることが大きい。あとは力の差を見せつけるだけだ。俺と比べてクソみたいな選手も出場している。俺はどのエリアでも、高いレベルで戦えるからね。

こういう戦いはNBAやMBL、NFLのプレーオフのように、強い人間が世界一になるチャンスが与えられるという当然のことなんだ。Bellatorはその中の1人に俺を選んだ。どうすれば世界一になれるのか、不透明なMMAで誰もが公平に力を試される良い機会だ。

このトーナメントの優勝者はベラトールだけでなく、世界のバンタム級のトップだ。ブレット・ジョンズというUFCトップ10に出場機会がない、そういう高レベルのトーナメントさ。そして11月か12月に俺が優勝している。

MMAプロモーションはビジネスだ。その方向性はマネーが決める。でも、ケージのなかはマノアマノ、一対一の勝負。そこがMMAのピュアなところだ。ケージに入れば、モノをいうのは強さだけ。こんなピュアな戦いはないよ。このビジネスには時々、理解不能なクソみたいなことが付随しているけど、それがビジネス。でもケージのドアが閉じられると、そんなモノに左右されない。純粋な戦いが存在している。それがMMA。MMAこそ最高に純度の高いファイトだよ。

でもキョージと同じトーナメントに出ることは、ある意味不運だ。僕らは仲の良い友達だし、彼がコーナーに就いてくれたこともある。いつも一緒に練習している。でも、俺もキョージも夢がある。キョージとはファイナルで戦うことになるだろうけど、その時は誰だろうが俺の前に立つ人間に勝たないといけない。今もジムでいつも練習し、話している。何も変わらない。でも、戦う時は戦う。

とにかくまずはジョーネル・ルゴだ。あのビッ〇は8連勝だけど、全ての面において俺より下だ。あのクソ野郎を倒して、ベルトへの一歩を踏み出すよ」

■視聴方法(予定)
4 月23日(土)
午前9時30分~ U-NEXT

■Bellator278計量結果

<Bellator世界女子フライ級選手権試合/5分5R>
[王者]ジュリアナ・ヴェラスケス: 124.8ポンド(56.6キロ)
[挑戦者]リズ・カモーシェ: 125ポンド(56.7キロ)

<Bellatorバンタム級ワールドGPワイルドカード戦140ポンド契約/5分3R>
エンリケ・バルゾラ: 139.6ポンド(63.32キロ)
ニキータ・ミハイロフ: 139.4ポンド(63.23キロ)

<バンタム級/5分3R>
ジョーネル・ルゴ: 134.8ポンド(61.14キロ)
ダニー・ザバテーロ: 134.6ポンド(61.05キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
クリスチャン・エドワーズ: 204.4ポンド(92.7キロ)
グラント・ニール: 204.2ポンド(92.62キロ)

<160ポンド契約/5分3R>
マニー・ムロ: 160ポンド(72.57キロ
ネイト・アンドリュース: 159.2 ポンド(72.21キロ)

<フェザー級/5分3R>
ウェベル・アルメイダ: 145.2ポンド(65.86キロ)
ファブリシオ・フランコ: 145.6ポンド(66.04キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ダンテ・シーロ: 170.6ポンド(77.38キロ)
スコッティ・ハオ: 170ポンド(77.11キロ)

<ウェルター級/5分3R>
マコア・クーパー: 169ポンド(76.66キロ)
ブレイク・ペリー: 169.8ポンド(77.01キロ)

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Bellator278&279:メインカードオッズ

Bellator278
ジュリアナ・ヴェラスケス 1.69
リズ・カモーシェ 2.25
ニキータ・ミハイロフ 2.35
エンリケ・バルゾラ 1.65
ジョーネル・ルゴ 3.70
ダニー・サバテーロ 1.29
クリスチャン・エドワーズ 2.35
グラント・ニール 1.63
ネイト・アンドルーズ 1.24
マニー・ムーロ 4.10
Bellator279
クリス・サイボーグ 1.10
アーリーン・ブレンコウ 7.50
ファン・アルチュレタ 2.85
ラフェオン・スタッツ 1.44
堀口恭司 1.39
パトリッキー・ミックス 3.05
イルマレイ・マクファーレン 1.29
ジャスティン・キッシュ 3.70

Bellator278のメインは女子フライ級タイトルマッチ。地元ハワイ出身のイルマレイ・マクファーレンからタイトルを奪ったヴェラスケスが、渡辺華奈を破った元UFCのリズ・カモーシェ相手に防衛戦を行う。カモーシェはUFCでタイトルマッチに挑んで敗れた直後にリリースされたが、Bellator移籍後3連勝中。

セミセミ前は欠場者が相次いだバンタム級GPのワイルドカードが組まれ、勝った選手がGPに出場する。さらにこのワイルドカードでもジョシュ・ヒルが欠場し、ニキータ・ミハイロフが代役として出場している。

Bellator279のメインは女子フェザー級タイトルマッチと、2日続けて女子のタイトル戦がメインに。サイボーグとブレンコウは2年前にも対戦し、サイボーグが圧倒して、最後はキャリア初となる一本勝ちをしている。ブレンコウが39歳ということもあり、オッズは大差に。

セミバンタム級GP一回戦にして、セルジオ・ペティスのGP欠場を受けて行われる前王者アルチュレタとBellator無敗のスタッツによる暫定王座決定戦。オッズはレスリングエリートのスタッツが優勢。

同じくバンタム級GP一回戦として行われる堀口 vs. ミックスは、堀口にとってBellatorで初のノンタイトル戦となるが、GPのため5分5Rで行われる。ペティスにKO負けしてから4ヶ月での再起戦。相手のミックスは堀口が返上したベルトの王座決定戦をファン・アルチュレタと行い、判定でキャリア初の黒星を喫したが、その後は2連続一本勝ち。オッズは堀口がフェイバリット。

Bellator279のプレリムでは、元UFCウェルター級ランカーで地元ハワイ出身のヤンシー・メディロスがBellatorデビュー戦でフェザー級タイトルに挑戦したこともあるエマニュエル・サンチェスと対戦する試合も組まれている(ただし、試合はサンチェスがライト級に上げて行われる)。

Bellator278は23日9時半開始予定。Bellator279は9時開始予定。速報します。

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【Bellator279】世界と戦う日本人(03)堀口恭司─後編─「日本だけに留まっていると夢は見られない」

【写真】さぁパッチー・ミックス戦まで1週間を切った。昨年12月、ファンにあんな想いを2度とさせたくない──日本を離れても日本のファンへの想いは変わりない堀口だ (C)BELLATOR

23日(土・現地時間)に開催が迫ってきたBLLATOR279。ハワイ州ホノルルのニール・S・ブレイズデール・アリーナで行われる同大会で、パッチー・ミックスとフェザー級ワールドGP準々決勝を戦う堀口恭司インタビュー後編。

何が起こるか分からないトーナメント戦を前に、自身でコントロールできないことに気にすることははいというシンプルな強さの源=精神性を改めて話した堀口だが、Bellatorで世界王座に返り咲くことに関してはそれが、日本のMMA界を盛り上げることに通じるという強い意志を持っていることが伝わってきた。

2022年、春~世界に立ち向かうJ-MMAファイター特集~。第3弾─後編─、堀口恭司の話に耳を傾けたい。

<堀口恭司インタビューPart.01はコチラから>


──明快ですね!! ところでラフェオン・スタッツとの試合が決まっていたセルジオ・ペティスが負傷でGPから撤退しました。

「自分に勝って、あそこで運を使い果たしたんじゃないかと思っています(爆)。まぁ、ケガをしたことによってスタッツとも戦わず、チャンピオンのままでいられる。ペティスとしては、それが良い方向に働いていますよね。多分、スタッツと戦っていたら──テイクダウンされて、そのまま負けていたと思います。自分の時の3Rまでのように」

──でも返上にはならないのも、MMAビジネスの妙ですよね。

「まぁ、自分もそういう感じでしたからね」

──堀口選手はBellatorとRIZINの二冠王時代に、ヒザを手術することになり返上したではないですか。

「アレは返して欲しいって言われたんです、RIZINから。そうしたらベラトールもRIZINのベルトを返上するなら、ベラトールのベルトも返上してくれということになって。なら『ハイ、そうします』と。きっとダダをこねれば、ずっと持っていることができたと思います。そんなことをする気もなかったですけどね」

──GPは暫定王座を争う、事実上チャレンジャー決定トーナメントの様相を呈してきました。

「GPで勝った選手が暫定王者になって、統一戦。ベラトールにとっても良い流れですよ。自分はどこで戦おうが、やり返すだけです。だから優勝して、ペティスにやり返せば良い」

──なるほど。ではその一歩となる準々決勝、対戦相手がミックスに決まるまでの練習とは、どういうモノだったのでしょうか。

「コンディション、そして自分の動きを高める練習をしてきました。ATTにマウリシオ・ゴメスっていう凄く寝技の強い柔術家が来て、本当にピュアなグラップリングが強いです。力じゃなくて、タイミングで攻めるような感じで。MMAを始めて、まだプロでは戦っていないけど一緒に練習するようになりました。本当に強くて……まだMMAは全然大したことはないですけど、グラップリングは強いです。ミックス戦に向けて、対策練習を一緒にしてアドバイスを貰っています。

さっきも言いましたけど、アドリアーノが今は休んでいるので……。彼はずっとケガをしていたんです。それもあって、今はマウリシオをやることが多いです」

──アドリアーノはそれでも若松選手を相手に、しっかりと勝ち切れるのですね。

「まぁ、ああなるとは思っていましたよ」

──あの試合、MMAの打撃の展開としてイエローが出されたことを堀口選手はどのように思いますか。

「アレは何なんですか。イエローカードで減点して、ファイトマネーを没収しているのかなって(爆)」

──それはないと思うのですが……。間合いの取り合い。打っても打たれる位置だと手を出さす。出すと、カウンターを受けないように移動する。そこに組みがあるのだから、あの間合いになっても然りではないかと……。

「あれでイエローっていうのは……あのレフェリーはMMAの素人なのかって思いました。あんなことをしていると、ただの殴り合いになって終わってしまいますよ。ああいうレフェリングは嫌ですね。だからといってアドリアーノが、強引に動くことはないですけど。もうアドリアーノのやり口に掛かっていますからね。打撃の距離にならないから、若松選手は組んでいったと思います。そこをギロチンで待つのはもうアドリアーノの試合ですよね」

──前回の試合で3Rまでテイクダウンを奪い、試合を支配していた堀口選手が『メインだし良い試合をしないといけない』という気持ちになったと言われていたではないですか。今回のGPに向けても、そのような気持ちはありますか。

「う~ん、今は……そうですね、しっかりと勝ちにいきたいです」

──プロセスはともかく、結果が伴わないと堀口恭司も落ちた──という声が挙がってくるのが世の常です。私自身はやはり距離が近くなったことは、腑に落ちないままなんです。正直なところ。ただ勝っていれば、そういう風に思わなかったかもしれないです。

「近い距離というか、どこでも戦える武器を身に着けてきたということなので。近い距離でも、組みでも勝負していこうかと思っています。トーナメント戦でも、目の前の試合に集中して。次のことは、勝ってから考える。だから、しっかりと勝たないとダメです」

──連敗は許されないと。

「う~ん、連敗とかも考えていないです。前の試合で負けていようが、連勝していようが目の負けの試合に勝つだけなので」

──一貫していますね。堀口選手が出場することで、Bellatorへの注目度は過去最高です。

「そうなんですか。嬉しいですね。昔、夢を貰ったMMAという舞台で、自分が今度は皆に夢を与えることができれば。だからこそ、しっかりと勝たないといけないなという気持ちになります」

──堀内選手の試合を視て、Bellatorで戦いたいと思うようになる選手も現れるでしょうし、そこに期待したいです。

「世界を舞台に戦っていないと……日本だけに留まっていると夢は見られない。世界を相手に戦える日本人の姿を見せたいです」

──勝手な話ですが、堀口選手が勝ってくれないと『堀口恭司でも勝てないのか』という重い空気になってしまいます。

「そうならないように、しっかりとGPで優勝してベルトを巻き、ペティスにやり返して日本でも盛り上げる。それしかないとは思っています。前回、日本のファンの皆にガッカリさせてしまいましたが、今回は倍の歓びを返したいです。楽しみにしてほしいですね」

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【Bellator279】世界に立ち向かうJ-MMAファイター(03)堀口恭司「ミックスは戦い辛い相手ではあります」

【写真】少し伸び掛けのレアな髪形──無頓着ではない泰然自若な堀口だ (C)MMAPLANET

23日(土・現地時間)、ハワイ州ホノルルのニール・S・ブレイズデール・アリーナで開催されるBLLATOR279で堀口恭司がパッチー・ミックスとフェザー級ワールドGP準々決勝を戦う。

昨年12月のまさかの逆転KO負けをセルジオ・ペティスに喫してから4カ月。そのペティスの負傷欠場で、ワールドGPは暫定バンタム級王座を争う場となった。ペティス欠場も対戦相手の決定が後手後手だったことも、全てをポジティブに捉える肯定脳──こそ、堀口の強味だ。

ハワイ2Daysで開幕するBellatorフェザー級ワールドGPは堀口恭司×パッチー・ミックス、もう1試合は世界バンタム級のベルトが賭けられた王者セルジオ・ペティス×挑戦者ラフェオン・スタッツが組まれていた。

2022年、春~世界に立ち向かうJ-MMAファイター特集~。第3弾は、BELLATORバンタム級ワールドGP制覇と、世界バンタム級王座返り咲きを狙う堀口恭司に話を訊いた。


──堀口選手、バンタム級ワールドGPの初戦パッチー・ミックス戦があと2週間強と迫ってきました。「!」、 少し髪の毛が伸びていませんか。

「ハイ。もう、全然気にしていなかったので。ちょっと伸びてしまって(笑)」

──でも米国で髪の毛を切ると、角刈りみたいにならないですか。

「ハイ、なんかカクってなりますよね(笑)」

──いやぁ、でもこういうとアレですがヘルメットを被っているみたいになっていますね(笑)。

「ホントですか、アハハハハ。本当に全然気にしていなかったので」

──ところでハワイでのGP初戦、相手はミックスというのはいつ頃に聞かされていたのでしょうか。

「オファーがあったのは……2カ月前ぐらいですかね。でも、対戦相手はなんか、米国のサイトで発表されて、そこでパッチー・ミックスになるんだって。で、その翌日にBellatorから正式に連絡が来た感じでした。なんか、どういう順番なのかも分からない感じで」

──でも気にしない……と。

「そうですね、全く気にならなかったです(笑)」

──やはり。ところでハワイのニールブレイズ・センターは2003年に山本KID徳郁選手が、ジェフ・カーランを相手に戦った場所です。

「へぇ、そうだったんですか」

──それを聞いても、特に響くモノはないですか。

「う~ん、どこで誰が戦ったから何かあるかってのはないです。それをいうなら、さいたまスーパーアリーナでもKIDさんは戦っていたし」

──確かに、そうですね。ではハワイという場所で戦うことにも何も感じるモノはない?

「ないですね。でもハワイは……」

──ハイ、ハワイは?

「初めて行った海外なんです。高校の時の修学旅行で」

──……。しかし、高校の修学旅行がハワイですか!!

「ヨーロッパとか5つぐらい候補があって。その中の一つを選んでいくんですけど」

──作新学院、どんなお坊ちゃん学校なのですか!!

「お坊ちゃん、アハハハハ。そんなことはなかったですよ。自分はただ、どんなところだろうって思ったのがハワイだったんです」

──何かハワイでの思い出はありますか。

「あのファイヤーダンスってあるじゃないですか、アレを見に行った時に、ろくすっぽ見ていなくて友達と喋って笑っていたら、踊っている人が『バカにしてんのか?』みたいなに怒ってきて、銛か槍みたいなのを向けられました(笑)。他のヤツも笑っていたのに、なんか自分にだけにやってきて。ショーの一環かなって思っていたら、ガチ切れしてきて」

──アハハハハ。ふてぶてしい笑顔だったのですよ。

「言葉も分からないし、もう何も反応もできないスよ。何をあんなに怒っていたのか、今も分からないです」

──微妙なハワイの思い出はともかく、パッチー・ミックスと戦うことが決まった時はどういう風に思いましたか。

「まぁ寝技の強い選手ですよね。柔術系っていう感じで」

──打撃が苦手な風もあるかと思いますが。

「ただ、こっちに打撃をさせないリーチの長さや背の高さがあるので……パッチー・ミックスは、戦い辛い相手ではあります」

──極めの強さにも警戒は必要です。

「手足の長い選手は、やはりバックコントロールが巧いです。そこは対策を練っていく必要がありますね」

──長身のグラップラー、アドリアーノ・ミキーニョ・モライシュやダニー・サバテーロという力強い味方がいるのではないですか。

「アドリアーノは試合に勝ってからは、練習に来ていないです。それでも寝技の対策も含めて、ミックスの強い所と弱い所は研究して、そこを頭に入れた練習をしています」

──スタイルは全く違いますが、サブミッションは10秒あれば逆転できるという部分を考えると、今回の試合に向けてペティス戦の逆転負けから生かせることもあったかと。

「そうですね、どの選手が来ても気を抜いたら負けます。だから相手云々でなくしっかりと決められない、自分が決める試合をしたいです」

──トーナメント戦の特徴もあり、相性的にも最初に戦っておきたかった相手などいましたか。

「ないですね。相手を決めるのはベラトールで。自分に決める権利がないので、そういうことを考えても意味がないじゃないですか。意味がないことに時間を使うのは勿体ないです(笑)。だから全然、誰と戦いたいとかは考えなかったです」

<この項、続く>

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【Bellator278&279】ペティス脱落のハワイ2Daysに公然の謎多きMMA一家から、マコア・クーパー出場

【写真】プロ2戦目──クーパー一家らしく精悍の顔つきの21歳=マコア・クーパーがベラトール初陣に挑む (C)TITAN FC

24日(木・現地時間)、Bellatorより4月22日(金・同)と23日(土・同)にハワイ州ホノルルのニール・S・ブレイズデール・アリーナで開催されるBellator278と279の追加カード及びカードの変更が発表されている。

ハワイ2Daysで開幕するBellatorフェザー級ワールドGPは堀口恭司×パッチー・ミックス、もう1試合は世界バンタム級のベルトが賭けられた王者セルジオ・ペティス×挑戦者ラフェオン・スタッツが組まれていた。

しかし、王者ペティスは負傷で同門対決からドロップアウト。波乱の幕開けどころか、幕開け前の波乱が起きてしまった。


その結果、スタッツは前世界王者のフアン・アルチュレタと暫定王座を争うGP準々決勝をBellator279で戦うことになった。またジェイムス・ギャラガーもトーナメント戦から姿を消し、ペティスとギャラガーが抜けた穴埋めにBellator278でワイルドカード戦が2試合組まれることも今回明らかとなっている。

勝てば準々決勝進出がワイルドカード戦はジョシュ・ヒル×エンリケ・バルゾラ、そしてジョーネル・ルゴ×ダニー・サバテーロとなり、ヒル×バルゾラの勝者はマゴメド・マゴメドフと、ルゴ×サバテーロの勝者はレアンドロ・イーゴとのクオーターファイナルに進出する。

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バルゾラはTUFラテンアメリカ優勝、6勝3敗1分と勝ち越しているUFCから転じた初戦で、ダリオン・コールドウェルを破ったばかり。

(C)BELLATOR

Titan FCバンタム級王者&コンテンダーシリーズで勝利もUFCと契約がならなかったサバテーロはサークルケイジ初陣で、UFC戦績5勝2敗だったブレット・ジョンズを下している。

ペティス脱落、ワイルドカードにニキータ・ミハイロフの名が見られないのは残念だが、それも準々決勝にバルゾラやサバテーロが進出するならGP見所はプラスマイナス・ゼロといっても過言でない。

それだけトーナメントの行方、予想を困難にする実力者がワイルドカード戦に選出されたといえる。

また279大会でベラトール世界女子フェザー級王者クリス・サイボーグ✖アーリーン・ブレンコウのBellator世界女子フェザー級選手権試合が組まれたのに対し、278大会では世界女子フライ級選手権試合=王者ジュリアナ・ヴェラスケス✖リズ・カモーシェ戦が組み込まれている。

その278大会ではプレリミに父にレイ・ブラダ・クーパーJr、兄にレイ・ブラダボーイ・クーパー3世を持つマコア・クーパーがプロ2戦目で、ハワイ・ローカル枠に抜擢されブレイク・ペリーとのマッチアップも決まっている。

父はハワイMMAのパイオニア、兄はPFLで2度の優勝も自宅にガレージで家族だけ練習するという公然ながら、謎多きMMA一家から、レスリングとフットボールで活躍したマコアのBellator初陣は非常に楽しみだ。

なお279大会のプレリミでジャスティン・ゴンザレス×カイ・カマカ3世、エマニュエル・サンチェス✖ヤンシー・メデイロス戦、さらにランス・ギブソンJrも出場するなど注目カードが並んでいる。

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BELLATOR MMA o ラフェオン・スタッツ

Bellator279:セルジオ・ペティスがバンタム級GPを欠場。ファン・アルチュレタ vs. ラフェオン・スタッツが暫定王座決定戦に。

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セルジオ・ペティスが4月23日にハワイで行われるバンタム級GP一回戦を欠場。本来ペティスと対戦予定だったペティスの同門・ラフェオン・スタッツは、ランキング1位でGP出場が決まっていたものの、まだ対戦相手が決まっていなかった前王者のファン・アルチュレタとバンタム級暫定王座決定戦で対戦する。

勝者はその後も暫定王座の防衛戦を行い、優勝者がGP後にペティスと王座統一戦を行う。

出場者は王者ペティスとランキング1位~7位までの選手だが、枠が空いた分の出場者が誰になるかは未発表。

 

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【Bellagtor279】堀口恭司、4月23日にパッチ―・ミックスと再起戦。えげつないセルジオ×スタッツ

【写真】 一発に警戒が必要、ミックスが堀口の対戦相手に(C)MMAPLANET

9日(水・現地時間)、Bellatorより4月23日(土・同)にハワイ州ホノルルのニール・S・ブレイズデール・アリーナで開催されるBellator279で――バンタム級ワールドGP準々決勝2試合が発表された。

うち1試合は堀口恭司×パッチ―・ミックス、もう1試合は世界バンタム級のベルトも掛けられた王者セルジオ・ペティス×挑戦者ラフェオン・スタッツに。


昨年12月、Bellator契約配下選手としてのスタートで、ペティスに衝撃のスピニングバックフィストでのKO負けを喫した堀口の再生&王座返り咲きロード第一歩は、極め技師ミックスが相手となった。

3Rまでテイクダウン&コントロールでペティスを圧倒し、コンプリートファイターとしての性格が強く出てくるようになった堀口に対し、ミックスはキャリア15勝1敗――12の一本勝ちを誇るグラップラーといえる。

5Rの長丁場、堀口が打撃の圧力を掛け続けられるか。この試合はペティスに決まりまくったテイクダウンは、ギロチンを避けるうえでも容易に仕掛けるべきではないだろう。

ペティス×スタッツに関しては、えげつない世界戦を組んできたという一言に尽きる。ランク1位のフアン・アルチェレタとは対戦済みのペティスだが、2位のミックスを堀口の相手とし、3位のスタッツを世界王者にぶつけてきた。ここはルーファスポーツの同門対決という一面を打ちだしたいから他ならない。

GP出場が決まった時点でペティス、スタッツともども試合が決まれば戦うことを明言していただけに、ここはデューク・ルーファスの舵取りも含め、やや下品ながら両者の環境創りという点でも興味深い。

また同大会ではベラトール世界女子フェザー級王者クリス・サイボーグとアーリーン・ブレンコウの2度目の対戦、さらにハワイといえば前女子フライ級王者イリマレイ・マクファーレンが凱旋、ジャスティン・キッシュを迎え撃つ女子マッチ2試合も明らかとされている。

なお今大会はパンデミック以前のハワイでは恒例だった2日連続イベントが2年4カ月ぶりに復活。初日のBellator278もまた恒例のトルーパー大会で、米国軍人は無料の慰問イベントとして行われる。

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BELLATOR MMA News o クリス・サイボーグ ラフェオン・スタッツ 堀口恭司

Bellator278・279:Bellatorが4月22日・23日にハワイで連続開催。バンタム級GPペティス vs. スタッツ、堀口 vs. ミックス、女子フェザー級タイトルマッチ・サイボーグ vs. ブレンコウ決定。

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Bellatorが4月22日と23日にハワイ大会を連日で開催。

Bellator278のカードは未発表だが、Bellator279ではバンタム級GP1回戦セルジオ・ペティス vs. ラフェオン・スタッツ(タイトル戦として行われる)、堀口恭司 vs. パトリッキー・ミックスが行われることが決定。

また、女子フェザー級タイトルマッチ・クリス・サイボーグ vs. アーリーン・ブレンコウ、地元ハワイで元女子フライ級王者のイルマレイ・マクファーレン vs. ジャスティン・キッシュが行われることも発表されている。

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【Fight&Life】「一番イージーな相手は……」ワールドGPに向け、ラフェオン・スタッツって何者?

【写真】確かな目と、技術、そして身体能力の高さは驚異だ(C)BELLATOR

24 日(木)発売されるFight&Life#89にBellatorバンタム級ワールドGPに出場するラフェオン・スタッツのインタビューが掲載されている。

MMA戦績17勝1敗、高いテイクダウン能力とコントール力を誇るスタッツは、1988年生まれの32歳、26歳でMMAデビューと活動開始は非常に遅い。今回の新たビューで、スタッツはMMAに転じた背景、そしてGP出場について語っている。

ここではスペースの都合で、誌面では紹介しきれなかったフォークスタイルとフリースタイルの違い、GP出場選手のなかでもっとイージーな相手についてのスタッツの言葉をお届けしたい。


──なるほど、大学の間でもフォークスタイルだけでなくフリーやグレコも練習環境と試合の機会があるということですね。フォークスタイルレスリングが盛んなことが、米国のレスリング上がりのMMAファイターのアドバンテージになると思っています。

「フォークスタイルもフリースタイルもテイクダウンまでは同じだよ。ただし、そこから先は違う。フォークスタイルはコントロールするためのレスリングで、フリースタイルはコントロールや削るということは考えないよね。バックに回ることが主流だ。そこから相手をコントロールすることは考慮していない。でもコンバットサンボの方がMMAにずっと近いよ」

──コンバットサンボは打撃がありますからね(笑)。その打撃という面では、デューク・ルーファスはキックのスペシャリストであり、MMAの打撃を心底理解している指導者です。

「デュークは知識が豊富で、僕のような優れたレスラーがどのように打撃を使うのかを指導してくれる。そこで僕に合ったツールを与えてくれるんだ。デュークは型にはまった打撃ではなくて、目的を果たすためのパンチや蹴りの打ち方、使うタイミング、距離の取り方を教えてくれる。科学だよ。彼は打撃の指導者かもしれないけど、僕のなかではウイニング・コーチなんだ」

──勝利に導く指導だと。

「そうだよ。勝つためのノウハウ、相手を支配する戦い方が分かっている。デュークの指導はただ動きを見せるだけでなく、そこに必ず理由があり、理を説明してくれる。デュークの高いファイトIQは、いくつもあるパーツを正しい位置において、MMAで勝つというパズルを完成させる。そうやって僕らは勝利を手にすることができるんだよ」

──同門のセルジオにインタビューをした時、戦うことになったら戦う。お互いそう思っていると言っていました。

「僕らが戦うならファイナルが一番相応しいよね。セルジオは僕にとって厄介な相手になることは間違いない。あのスタイルは倒すことが困難だから」

──トーナメント戦を勝ち上がるには、枠順も大きく関係してきます。優勝するためには最もイージーな相手と初戦で当たる方が良くないですか。

「確かに!! 一番簡単な相手を選ぶのは、それこそ簡単だ。タフな相手の名前を挙げるより、ずっとイージーだよ。一番楽なのは間違いなくジェイムス・ギャラガーだよ。ジェ~イムス・ギャ~ラガー。 アッハッハッハッハ。

もうアイツが何者でもないことは、世界中でバレてしまった。日本の皆だって、そう思っているはずだ。一番楽な相手と初戦は戦うべきだというアドバイスに従うなら……アッハッハッハ、ジェイムス・ギャラガー以外に考えられないね。

僕は世界のベルトを目指し、100万ドルを手にするために戦う。ジェイムス・ギャラガーはどういうつもりで、このGPに出てくるんだろう……まぁ、僕は世界のベストになるために誰とでも戦うよ。だから最強の相手と戦うつもりで準備をする」

※MMAを始めたきっかけ、Bellatorを選択した理由。そして来るべきGPで戦うことになるライバル達についてスタッツが話したインタビュー、そして水垣偉弥のワールドGPの予想などが掲載されたFight&Life#89は24日より発売です。

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【Bellator】堀口に再戦&ベルト奪回の再チャンス。日本で開幕戦もあった……2022年にバンタム級GP開催

【写真】GPの開催により、勝ち進めば多くても3試合後には堀口にタイトル挑戦の再チャンスが巡って来ることとなった (C)BELLATOR

3日(金・現地時間)にコネチカット州アンカスビルのモヒガンサン・アリーナで開催されたBellator272「Pettis vs Horiguchi」内で、バンタム級ワールドGPが2022年に行われることが発表された。

同大会のメインカード第1試合でジョニー・エブレンがコリン・ハックボディをTKOで下すと、中継内でヘビー級ワールドGP決勝のライアン・ベイダー✖モルドフスキー、世界ミドル級選手権試合=王者ゲガール・ムサシ✖挑戦者オースティン・ヴァンダーフォード、世界ライトヘビー級選手権試合=王者ワジム・ネムコフ✖コーリー・アンダーソンという世界戦が2022年に行われることが言及された。

引き続き中継だけでなく、会場のファンにも「2022年の前半に初めてBellatorバンタム級ワールドGPが開催される」ことがケージ内よりリングアナによって発表され──その出場選手がステージに順次姿を見せた。


マゴメド・マゴメドフ、ジェイムス・ギャラガー、レアンドロ・イーゴ、パッチー・ミックス、ラフェオン・スタッツ、そして前世界王者フアン・アルチュレタが登壇し、残り2人はこの後に世界戦を戦った堀口恭司とセルジオ・ペティスの8人が100万ドルを賭けた8人制トーナメントに参加することが明らかに。

大会終了後の会見でスコット・コーカーは、今回のGPに関して「16人でも8人でも簡単に組むことができた。我々にとってベストの階級だから。4試合のベストマッチアップを実現させるため」8人制としたことを説明した。

まだ2022年のスケジュールが発表されていないベラトールにあって、コーカーは来週にも1月からの大会がアナウンスされるとし、最初の3カ月に上記の3試合、続く3カ月にヤーソラフ・アモソフ✖マイケル・ペイジ(※ウェルター級選手権試合)が組まれ、GPは3月に開始される予定とのこと。

また、今大会のメインでKO負けした堀口に関しては「少し休んでもらって。3月には戦えるようになっているだろう。こういう敗北もあるけど、彼がどういうレベルにあるファイターかは見てもらえたはずだ。試合の全てをコントロールしていた。ホリグチはアメージングでブリリアントなファイターだ」とコーカーは話した。

また開催地に関しては、「新型コロナウィルス感染問題がなかれば日本……RIZINと一緒にさいたまスーパーアリーナ、東京ドームで開きたかった。ただし、COVIDの影響で日本は再びシャットダウン状態だから、ベイエリアかLA、あるいはここモヒガンサン、米国でやることになるだろう」と──日本大会も視野に入れていたことをコーカーは明言した。

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