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Column MMA o ONE UFC   イリー・プロハースカ ジャレッド・ゴードン ヤン・ブラホヴィッチ

イリー・プロハースカが12.10『UFC 282』欠場、ライトヘビー級王座返上について声明を発表「少なくとも6ヶ月は試合ができないことを知り返上を決めました」

12.10『UFC 282』イリー・プロハースカが肩の負傷によりライトヘビー級王座を返上、メインイベントはヤン・ブラホヴィッチ vs. マゴメド・アンカラエフの新王座決定戦に変更(2022年11月24日)

 こちらの続報。



 12月10日の『UFC 282』でグローヴァー・テイシェイラを相手にライトヘビー級王座防衛戦を予定していたものの、肩の負傷により欠場、タイトルも返上したイリー・プロハースカがインスタグラムで以下の声明を発表。

「UFC 282でベルトの防衛戦をしないことを発表するのは非常に残念です。UFCライトヘビー級王座防衛戦の準備のために、ラスベガスでトレーニングをしていた時に負傷してしまいました。肩を負傷し、手術が必要なため、少なくとも6ヶ月は試合ができないことを知り、UFCのマネージメントと相談した結果、この時間的な制約からライトヘビー級王座を返上することにしました。医師から戦う許可が出たら、すぐにUFCのベルトを獲りに行きます。誰がベルトを持っていようと、必ず獲りに行きます。最高のパフォーマンスをして、自分をベストに高めることは、私にとって常に最も重要なことです。誰がそこにいようと最高のショーをします。6ヶ月後に戻ってきて、誰が持っていようとタイトルを取り戻します。チケットを購入し、私をサポートするためにラスベガスに来る計画を立てていたファン、友人、家族に申し訳なく思っています。また、グローヴァーにも謝りたいです。ヴィクトリー!」


 なお、セミファイナルに予定されていたヤン・ブラホヴィッチ vs. マゴメド・アンカラエフがメインイベントに昇格したことを受けて、パディ・ピンブレット vs. ジャレッド・ゴードンがセミファイナルに変更されます。続きを読む・・・
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ACA MMA o ONE UFC   イリー・プロハースカ ヤン・ブラホヴィッチ

12.10『UFC 282』イリー・プロハースカが肩の負傷によりライトヘビー級王座を返上、メインイベントはヤン・ブラホヴィッチ vs. マゴメド・アンカラエフの新王座決定戦に変更

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12.10『UFC 282』でヤン・ブラホヴィッチとマゴメド・アンカラエフが対戦(2022年10月12日)

12.10『UFC 282』イリー・プロハースカ vs. グローヴァー・テイシェイラのダイレクトリマッチが正式決定(2022年10月15日)

 こちらの続報。


 12月10日にネバダ州ラスベガスのT-モバイル・アリーナで開催する『UFC 282』のメインイベントで予定されていたイリー・プロハースカ vs. グローヴァー・テイシェイラのライトヘビー級タイトルマッチがプロハースカの肩の負傷により中止、タイトルを返上し同大会で予定されていたヤン・ブラホヴィッチ vs. マゴメド・アンカラエフがライトヘビー級王座決定戦として行われることをYahoo Sports!が確認したとのこと。

 UFCは「UFCライトヘビー級チャンピオン、イリー・プロハースカが肩を負傷し、かなりのリハビリ期間を必要とすることになった。アスリートと階級への敬意から、プロハースカはタイトルを返上することを選択し、医学的にクリアされ次第、ベルトを争うことになる」との声明を発表。

 デイナ・ホワイトは「これはUFCの歴史の中で、医師が診た中で最悪の肩の負傷だ。本当に酷い。彼の肩はとても、とても悪い。彼はシリアスな手術を受けて、大規模なリハビリが必要になるだろう」とコメントしています。

 UFCはグローヴァー・テイシェイラにマゴメド・アンカラエフとの新王座決定戦を提案したものの、テイシェイラは新たな対戦相手に備えるためには時間が必要だと感じたため辞退、ブラホヴィッチと対戦するか1月21日にリオデジャネイロで開催する『UFC 283』でアンカラエフと対戦することを要求したもののUFCはどちらも断ったことからブラホヴィッチ vs. アンカラエフがライトヘビー級王座決定戦になったそうです。続きを読む・・・
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ACA o UFC イリー・プロハースカ ヤン・ブラホヴィッチ

UFC282:ライトヘビー級王者イリー・プロハースカが負傷により長期欠場。タイトル返上となり、メインはブラホヴィッチ vs. アンカラエフの王座決定戦に。

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sports.yahoo.com

12月10日のUFC282でライトヘビー級王座の初防衛戦を予定していたイリー・プロハースカが練習中に肩を負傷。非常に大きな怪我で、手術が必要となり、復帰まで最低半年はかかるとのこと。プロハースカはUFCと相談の上、タイトルを返上することを決めたとのこと。

ランキング2位のヤン・ブラホヴィッチと、当初プロハースカと再戦が予定されていたグローバーテイシェイラに王座決定戦のオファーしたものの、テイシェイラはその試合を拒否。かわって、ランキング3位で現在9連勝中のマゴメド・アンカラエフが、ブラホヴィッチとの王座決定戦に出場することに。

テイシェイラがブラホヴィッチとの王座決定戦を拒否した理由については不明だが、試合まで期間がない中での変更であることと、プロハースカへのリベンジを優先したからではないか、とUFCサイドは推測している。

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MMA o ONE UFC UFC281   イリー・プロハースカ ヤン・ブラホヴィッチ

ジョン・ジョーンズがドミニク・レイエス4連敗についてコメント


 『UFC 281: Adesanya vs. Pereira』でライアン・スパンに1R KO負けしたドミニク・レイエスについてジョン・ジョーンズがツイッターで以下のコメント。レイエスはかつてMMA12勝0敗(UFC6勝0敗)の戦績で2020年2月の『UFC 247: Jones vs. Reyes』でジョン・ジョーンズのライトヘビー級王座に挑戦し判定負け。その後はヤン・ブラホヴィッチに2R TKO負け、イリー・プロハースカに2R KO負け、そして今回のライアン・スパン戦と4連敗を喫しています。

ファン1「あなたがレイエスから自信を奪ったのはクレイジーだ」

ジョーンズ「俺が彼から自信を奪ったわけじゃない。彼の心の中では俺に勝ったことになってるからな。多分彼自身の問題だよ」

ファン2「ドミニクのことを気の毒だと思いますか?」

ジョーンズ「気の毒という言葉が合ってるのかは分からないが、彼の健康状態が心配とは言える」「永遠に傍観者でいるか、ゲームに参加するかのどちらかだ」

ファン3「それはレイエスのことですか?」

ジョーンズ「彼が最近のインタビューで言っていた俺へのメッセージだよ。今はその言葉をそっくりそのまま彼に返すよ」
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MMA o ONE UFC UFC281   イスラエル・アデサニャ ヤン・ブラホヴィッチ

デイナ・ホワイト「イスラエル・アデサニャ vs. アレックス・ペレイラのダイレクトリマッチの可能性は除外しない」

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 『UFC 281: Adesanya vs. Pereira』試合後会見でデイナ・ホワイトがアレックス・ペレイラに5R TKO負けしミドル級王座から陥落したイスラエル・アデサニャについて以下のコメント。

「イスラエル・アデサニャの方がこの試合を望んでいた。表向きは威勢のいいことを言っても舞台裏では全然違うことを言ってる選手は大勢いる。彼は男の中の男だ。常にアクティブでいたいと思ってる」

「他の選手なら『もう少し時間をくれ、あれをくれ、これをくれ』と引き伸ばすような試合でも彼は受けて立つ。この前まで彼が負けた試合は205ポンドに階級を上げた時(2階級王者を目指し『UFC 259』でヤン・ブラホヴィッチのライトヘビー級王座に挑戦した時)だけだった。チャンピオンとして彼が成し遂げてきたことを尊重しないといけない…私はダイレクトリマッチの可能性を除外しない」
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MMA o UFC キック ヤン・ブラホヴィッチ

UFC281:メインイベント・イスラエル・アデサニヤ vs. アレックス・ペレイラ

ミドル級タイトルマッチ5分5R。ペレイラ4位。

P4P2位のアデサニヤ。キャリアで負けはライトヘビー級に上げて王座統一戦を狙ったヤン・ブラホヴィッチ戦のみ。しかし近年はスタンドで見合う試合が増えて、エキサイティングにならない判定決着が続いている。現在3試合連続判定勝ち。オッズでも大差がつくことが多かったが、今回はアデサニヤ1.49倍・ペレイラ2.75倍と、パウロ・コスタ戦以来に競ったオッズになっている。

ペレイラはノーランカーだった前戦で4位のストリックランドを1RKOしての王座挑戦決定。UFCでここまで実力が測れない中でタイトルに挑戦するのはブロック・レスナー以来か。特に組み・テイクダウンディフェンス・テイクダウンされた後の対応については1年前のUFCデビュー戦でも課題が残っていたので、現在もその穴は埋まっていない可能性が高い。しかし今回に限っては、相手のアデサニヤのテイクダウン能力・グラウンド能力を考えれば、警戒する必要はないと言える。純粋なキックの試合であれば、過去に2度対戦し2勝しているペレイラが上だが、MMAではどうなるか。

いきなり飛び蹴りを放ったペレイラ。かわしたアデサニヤはローで牽制。スイッチを繰り返すアデサニヤ。ペレイラもローを返す。カーフキックから左ハイ。アデサニヤ左ハイ。詰めるペレイラにジャブ。さらに右をヒットさせる。一瞬ぐらついたペレイラ。左フックから右ハイを入れるペレイラ。プレスしてきた。アデサニヤ、スタンドで下がり気味。ペレイラの左ハイは腕でブロック。逆にカーフキック。さらに左ミドルを入れるアデサニヤ。ペレイラまたプレスする。ケージまで下がるアデサニヤ。残り1分。手を出さずに下がらせ、ケージを背負ったところに左を打ち込む。かわしたアデサニヤ。組んだアデサニヤがテイクダウンを狙うがケージでこらえるペレイラ。残りわずかでアデサニヤの左から右がヒットし効いた!棒立ちになったところに追い打ちのパンチを入れたがホーン。

1R僅差の内容だったが、最後に効かせたパンチでアデサニヤ。

2R。ペレイラ出る。またケージに詰まるアデサニヤだがパンチ・膝を返す。アデサニヤが手首をつかむと下がったペレイラだが、また出てきてケージを背負わせる。ペレイラのジャブがヒット。右。さらにジャブがヒットしケージに押し込んだペレイラ。クリンチしたアデサニヤ。入れ替える。アデサニヤシングルレッグでテイクダウンを狙うが、腕をオーバーフックして凌ぐペレイラ。離れたところでアデサニヤのパンチがヒット。しかしまた詰めるペレイラ。ジャブ。もう一発。さらにジャブ。ペレイラのパンチがヒットしている。ケージ際から逃れたアデサニヤだが、またケージにつまり膝。アデサニヤクリンチして入れ替える。残り1分。ケージに押し込むアデサニヤ。ダブルアンダーフックに捕らえたが離れた。また出ていくペレイラ。アデサニヤの右はかわした。残りわずかでペレイラがタックル!テイクダウン!ホーン。

2Rペレイラ。お互い今まで見せたことがない引き出しを開けてきた。

2R。またプレスするペレイラ。アデサニヤ今度はケージにつまらず打撃を返す。アデサニヤワンツー。しかしまた出ていくペレイラ。アデサニヤケージ際に。左をかわしたがペレイラ膝。組んだアデサニヤ。ペレイラ大外刈りを狙ったが、ボディロックから投げたアデサニヤ。UFCで初のテイクダウン。バックについた。バックから腕をつかんでパウンドを入れる。足のフックを防いでいるペレイラだが、アデサニヤのパンチを貰う。ケージ際で一本足をフックしたアデサニヤ。ペレイラ片膝をついて立てない。バックについているアデサニヤにペレイラが膝十字を狙ったが、潰されガードに。インサイドから肘を入れるアデサニヤ。ガードから三角を狙ったペレイラだが、スピードがなく察知される。アデサニヤ立った。残り10秒で腹を踏みつけるとパウンド。ホーン。

3Rアデサニヤ。

4R。ペレイラちょっと疲れているか。また出ていくペレイラだが、アデサニヤ下がらない。カーフキック。ジャブを入れたアデサニヤ。ペレイラプレスした。ケージを背負うアデサニヤ。ジャブを入れるペレイラだが、アデサニヤがパンチを返して出る。左ミドルもヒット。またミドルを入れたアデサニヤ。ペレイラが下がる。受け身になっているペレイラ。先手を取るのはアデサニヤ。ペレイラが出るとアデサニヤはタックルのフェイント。さらにタックルのフェイントから四つ組みへ。ダブルアンダーフック。ケージに押し込むアデサニヤ。ペレイラケージでこらえた。離れたところでパンチを入れるアデサニヤだが、ペレイラプレスする。残り1分。ペレイラワンツー。またパンチを入れると四つに組んだアデサニヤ。ボディにパンチ・膝を入れるペレイラ。アデサニヤシングルレッグ。しかし倒せず。アデサニヤの離れ際の肘は空振り。ペレイラが最後に詰めてワンツー。ホーン。

4R僅差だがペレイラ

5R。ペレイラ出た。パンチを入れる。アデサニヤ首相撲で凌ぐが、引き剥がしてまた出るペレイラ。右がヒット。また四つで組んだアデサニヤ。ダブルアンダーフック。ペレイラ差し替えして引き剥がした。アデサニヤローを蹴ったがカットされ後方に倒れた。痛めたか?そのまま後転して立った。なおもローを返すアデサニヤだが、ペレイラがケージに詰めて右を入れる。左が入った!効いた!ペラレイララッシュ!アデサニヤ効いて膝をつく。立ったがなおもパンチを打ち込むペレイラ。打たれるアデサニヤを見てレフェリーストップ!新王者誕生!!

最後はパンチを聞かされたアデサニヤがなんとか組もうとしたのを引き剥がしてパンチを打ち込み効かせてKO。4Rはアデサニヤに入った可能性があり、ペレイラ陣営はKOが必要と思ったのかもしれない。圧を強めてパンチで攻めたのが功を奏した。

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o UFC キック マーヴィン・ヴェットーリ ヤン・ブラホヴィッチ ヨエル・ロメロ

UFC278:セミファイナル・パウロ・コスタ vs. ルーク・ロックホールド

ミドル級。コスタ6位。元王者のロックホールドはブランクがありランク外。

コスタは2年前、無敗でアデサニヤのタイトルに挑戦したがKO負け。そこから契約で揉め、ブランク1年の末にマーヴィン・ヴェットーリと対戦すると、体重が落とせず直前でライトヘビー級戦に変更となる失態。UFC契約前からのマネジャーだったヴァリッジ・イズマイウとも袂を分かつなど、ファイト以外の部分でゴタゴタが続いている。13勝中11KOのストライカー。

元王者のロクホは37歳で3年のブランク。Strikeforceで王者となり、UFCでは当時無敗のクリス・ワイドマンを下してタイトル獲得。しかしダイレクトリマッチの直前にワイドマンが欠場となり、格下のマイケル・ビスピンと対戦することになったが、まさかのKO負けで王座から陥落。再びタイトル挑戦のチャンスを掴んだヨエル・ロメロとの暫定王座決定戦ではロメロが体重オーバーした上にKO負け。階級を上げたライトヘビー級の試合ではヤン・ブラホヴィッチにKO負けし、そこからヘルニアでの欠場もあり3年のブランク。

ともにタイトル戦線で敗れ、階級を上げた試合でも敗れての連敗中。

最初から出ていくコスタ。ロックホールドもミドルを返すがパンチをもらいぐらつきながらタックルに。こらえながらパンチ連打を入れるコスタ。ロックホールド離れたがコスタがプレスしてケージを背負わせる。圧を掛けて右がヒット。コスタタックル。テイクダウン。ハーフからパウンド。ニアマウントに。ロックホールド足を抜いて立とうとしたが、また倒してハーフで寝かせる。パウンドを打ちつつマウントに。残り2分。ブリッジで返して立ったロックホールド。ミドルを入れるロックホールド。コスタ効いてないアピールするがさらにミドルを入れる。しかしコスタまたプレスしてケージを背負わせる。ロックホールドは鼻血もあり消耗しているように見える。コスタも疲れがある。投げを狙ったロックホールドだが投げられず離れた。詰めるコスタにロックホールドのフックがヒット。ホーン。

1Rコスタ。ロックホールド露骨に疲れたポーズをする。

2R。ロックホールドの左がヒットし効いた!さらにミドル。また左を当てる。ロックホールドそこからタックルへ。がぶったコスタ。両足を束ねて寝かせようとする。バックに回るが立たれた。露骨に心が折れた表情を見せるロックホールド。ガードが下がっている。しかしスピンキックを放つロックホールド。さらに左もヒット。コスタも疲れている。バテバテのロックホールドだが左ハイ。コスタが右ハイを返す。試合中に打撃の間合いで膝に手をついてしまうロックホールド。それでもミドルを入れる。ふらふらでケージ際を回るロックホールドだがミドルを出していく。不用意にガードを下げるロックホールド。コスタがパンチからテイクダウンしたところでレフェリー割って入る。コスタのパンチがローブローだった模様。インターバルが取られる。再開。ちょっと休めた両者。ミドルを蹴るロックホールド。バックスピンキック。しかしまた疲れたポーズ。ケージに詰めてボディブローを打つコスタ。コスタのミドル。ホーン。

2Rコスタ。

3R。詰めてきたコスタ。しかしバックブローを放った際にバランスを崩しスリップダウン。ロックホールド上に。が、コスタ力で跳ね返して立った。ふらふらのロックホールドの左がヒット。さらにもう一発。が、コスタまた詰める。もう立っているのが精一杯のロックホールド。攻めるコスタだがロックホールドの左がヒット!よろめいたコスタだが詰めていけない。コスタ両腕を背中に回して挑発。ロックホールド意表をついてタックル。しかし切ったコスタ。サイドで押さえ込む。マウントへ。背中を向けたロックホールド。スクランブルで逃れようとしたがコスタバックキープ。バックマウント。向き直りたいロックホールド。反転!残り20秒。顎でコスタの顔をグリグリするロックホールド。タイムアップ!

三者フルマークでコスタ勝利。

しかしロックホールドの頑張りが最後まで試合を盛り上げた。

敗れたロックホールドは「もう出来ません」と引退宣言。

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MMA o PFL UFC YouTube カマル・ウスマン ショーン・ストリックランド ジョゼ・アルド ネイト・ディアス ピョートル・ヤン ボクシング マラブ・デヴァリシビリ マルロン・モラエス ヤン・ブラホヴィッチ ヨエル・ロメロ 工藤諒司

UFC278:オッズ/予想と展望

カマル・ウスマン 1.26
レオン・エドワーズ 4.10
パウロ・コスタ 1.29
ルーク・ロックホールド 3.85
ジョゼ・アルド 2.10
マラブ・デヴァリシビリ 1.77
ウー・ヤナン 2.10
ルーシー・プディロヴァ 1.77
タイソン・ペドロ 1.14
ハリー・ハンサッカー 6.40
マルチン・ティブラ 3.90
アレクサンドル・ロマノフ 1.29
レオナルド・サントス 3.25
ジャレッド・ゴードン 1.38
ショーン・ウッドソン 1.31
ルイス・サルダナ 3.65
ミランダ・マーヴェリック 1.18
シャナ・ヤング 5.30
AJ・フレッチャ1.65
アンジュ・ルーサ 2.35
アミル・アルバジ 1.24
フランシスコ・フィゲイレード 4.30
アオリ・チロン 1.67
ジェイ・ペリン 2.30
ダニエル・ラセルダ 2.55
ビクトル・アルタミラノ 1.56

メインはP4P1位のウスマン6度目の防衛戦。王座獲得から3年以上で、勝てば防衛回数単独2位となる(ウェルター級の王座在位期間及び防衛回数のトップはGPS)。UFCデビュー以来、15連勝中。勝てばアンデウソンの16に並び史上最多タイとなる。キャリア序盤はテイクダウンからの押さえ込みが武器だった頃もあったが、王座を獲得する頃からは打撃のスキルが上がっており、今では完全なストライカーに。

対するエドワーズも、ベラル・ムハマドとのノーコンテストを挟んで9連勝中。最後に敗れた相手がカマル・ウスマンで、約7年間負けなし。ウスマンのTUF後の初戦であり、負けていない期間にはあまり差がないが、エドワーズは2019年7月から21年3月までにブランクがあったために試合数が少なくなっている。連勝している割になかなかチャンスが与えられず、2019年に元ライト級王者のハファエル・ドス・アンジョスと対戦した時にはまだ12位だった。そこで勝ったが、コロナの影響もありブランクが開くと、復帰戦ではベラル・ムハマドにアイポークをしてしまいノーコンテストに。昨年6月にはネイト・ディアスに完勝したが、当時のネイトはすでにトップ戦線からは外れていた。現在のランカーだと、7位のヴィセンテ・ルケにしか勝っていない。

ウスマンがグラップラーから打撃もできるようになっているのに対し、エドワーズは逆に元はストライカーだったが、組みの展開が強くなっていった選手。スタンドで四つの地味な展開が多く、UFC2戦目で初勝利となったセズ・バジンスキー戦以来、ボーナスの獲得はない。

エドワーズが組みが強くなっているとはいえ、さすがにウスマン相手だと分が悪い。一方で、ウスマンの打撃はエドワーズ相手に撃ち合えるレベルになっている。全局面でウスマンが上なのでエドワーズは厳しいか。

ウスマン判定勝ち。

セミでは連敗中の元ミドル級タイトル挑戦者と元王者が対戦。コスタはアデサニヤのタイトルに挑戦し、KO負けでキャリア初黒星を喫すると、契約でゴネて1年以上のブランク明けには体重を落とせずライトヘビー級戦になった上に判定負け。ファイトマネーがボクシングで稼いでいるYouTuberより安いことに不満を述べて契約で揉めているが、結果としてMMAで稼げるはずのファイトマネーも得られていない。

元ミドル級王者ロックホールドは2015年に当時無敗だったクリス・ワイドマンをKOしてミドル級王者に。ダイレクトリマッチが組まれたが、ワイドマンが欠場したため、代役のマイケル・ビスピンと対戦。圧倒的フェイバリットだったが、まさかの1RKO負けで王座から陥落した。その後はヨエル・ロメロとの暫定王座決定戦に出場したものの、体重オーバーしたロメロにKO負け。この頃から負傷が多くなり、ライトヘビー級に上げたが、初戦で後の王者ヤン・ブラホヴィッチにKO負けしている。昨年はまたミドル級でショーン・ストリックランド戦が組まれたが、椎間板ヘルニアにより欠場して、これが3年ぶりの試合となる。

両者勝ち星から見放されている者同士。37歳で3年のブランクのため、ロックホールドが大幅なアンダードッグになっている。

コスタKO勝ち。

セミ前のアルド vs. デヴァリシビリも注目。1試合平均7回のテイクダウンというバグった成績を残しているテイクダウンマシーン・デヴァリシビリ。テイクダウンしても押さえ込まずに、立たれてもまたテイクダウンするスタイルで、通常はテイクダウンを仕掛ける方が消耗していくものだが、デヴァリシビリの場合は相手が先にスタミナ切れしてしまう。前回はマルロン・モラエス相手にパンチを効かされピンチに陥ったが、仕留めに来たモラエスが攻め疲れし逆転勝利。UFC9戦目で初のフィニッシュ勝利となった。

相手のレジェンド・アルドはピョートル・ヤンとの王座決定戦では完敗したが、そこから地味に3連勝中。ランキングも3位をキープしており、勝って維持できれば上位ランカーの動向次第ではまたチャンスが回ってきてもおかしくない。一方で、年齢的に一度でも負けたら、またタイトルまでたどり着くチャンスはもう巡ってこないかもしれない。常に負けたら終わりのトーナメント戦のような崖っぷちの戦いが続いている。

さすがにオッズはデヴァリシビリがフェイバリット。3Rではデヴァリシビリのスタミナ切れにも期待できないので、アルドはフィニッシュが必要だが、バンタムに落としてからはフィニッシュ勝利がないだけに、一発KOも難しそう。

デヴァリシビリ判定勝ち。

第1試合開始は21日朝7時。その前には朝3時から、工藤諒司が出場するPFLロンドン大会も行われる。どちらも速報します。

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o UFC UFC267 ヤン・ブラホヴィッチ

UFC275:メインイベント・グローバー・テイシェイラ vs. イリー・プロハースカ

ライトヘビー級タイトルマッチ5分5R。プロハースカ2位。

昨年10月、7年ぶりのタイトル挑戦でヤン・ブラホヴィッチを破り、史上最年長の42歳でのタイトル奪取に成功したテイシェイラ。現在6連勝中で、うち4試合が一本勝ち。ライトヘビー級での13フィニッシュ・7一本勝ちはいずれもUFCライトヘビー級史上1位。UFCでの判定勝ちは3試合のみ。

プロハースカはUFC3戦目だが、相手の都合で試合が流れることが多かったため、UFCデビューから2年近くかかっている。それでも2試合連続KO勝ちでタイトル挑戦権を獲得。テイシェイラがブラホヴィッチに挑戦したUFC267では、どちらかが欠場した場合のバックアップファイターとして試合の準備をしていた。現在6年半負けなしで12連勝中。うち判定は1試合のみ、他はすべてKO。

オッズは挑戦者のプロハースカがフェイバリットだが、JJが返上してからのライトヘビー級タイトルマッチは、ここまで4戦すべてアンダードッグ側が勝利している。

ジャブで距離を測るプロハースカにテイシェイラは蹴りを入れていく。右から左ボディを入れたテイシェイラ。プロハースカ詰めてきた。テイシェイラシングルレッグ。抱え上げてテイクダウン。プロハースカクローズドガード。パウンドを入れるテイシェイラ。肘。プロハースカ体を起こして立ちに行く。バックを伺うテイシェイラ。寝かせて上四方からサイドへ。上四方になるがプロハースカ振りほどいて立って離れた。テイシェイラシングルレッグ。切った。またシングルレッグ。切ろうとしたが下になったプロハースカからマウント。パウンド・肘。プロハースカが亀になるとバックマウント。しかし尻を浮かせて前に落とそうとするプロハースカ。前に落として立った。残りわずかだが、ガードの中に入ってパウンドを打ち込むプロハースカ。ヒットしている。ホーン。

1Rテイシェイラ。テイクダウンが思ったより取れている。

2R。プロハースカスイッチ。前蹴り。シングルレッグは警戒している。さかんにスイッチを見せる。ワンツーを入れたプロハースカ。飛び膝。不発でキャッチされたが振りほどいた。パンチで出た。ヒット。テイシェイラシングルレッグ。切られて引き込んだ。上になったプロハースカはがぶってアナコンダ。立ったテイシェイラ。プロハースカが近い間合いでパンチを入れる。テイシェイラシングルレッグ。切った。スタミナが切れているテイシェイラ。プロハースカ近い間合いでパンチを打ち込む。ヒット。テイシェイラ後退。プロハースカ飛び膝を放つが不発でスリップダウン。上を取ったテイシェイラ。ハーフで押さえ込む。残り15秒でマウントに。肘。プロハースカカット。しかし時間がない。ホーン。

2Rテイシェイラ。プロハースカは左眉の上を大きくカットしているが、出血は止まっている。

3R。プロハースカのテンカオがボディにヒット。テイシェイラタックル。切った。引き込んだテイシェイラだがプロハースカ離れてスタンドを要求。また飛び膝を見せるプロハースカだが届いていない。前に出たプロハースカにタックルに入るテイシェイラだが切られる。またタックル。シングルレッグ。切った。しかしまたシングルレッグ。切れずにプロハースカが前転したところで上を取られる。が、亀から立ったプロハースカ。ケージに詰めてパンチを打ち込む。テイシェイラタックルでスタンドバックへ。しかしプロハースカ正対。テイシェイラのタックルをがぶったプロハースカ。ハーフからパウンド連打。このまま連打を入れれば終わりそう。なんとか凌いでいるテイシェイラ。プロハースカ肩固めへ。しかし逆に上を取られる。テイシェイラインサイドからパウンド・肘。プロハースカの三角をサバいてパスしようとするところでホーン。

3R最後まで上なら10-8プロハースカだが、テイシェイラが最後に攻めたので10-9プロハースカ。余力は完全にプロハースカ。

4R。テイシェイラパンチで出る。右ハイ。疲れはあるはずだが手が出ている。プロハースカはボディブロー、前蹴りを腹に入れる。テイシェイラパンチからタックル。ダブルレッグ。テイクダウン。サイド。マウント!パウンド・肘。肩固めを狙うが浅い。外れた。また肩固め。今度はサイドに出てタイトに絞める。まだ浅い。プロハースカ後転して立った!引き込んだテイシェイラにパウンド。逆転か。潜ろうとするテイシェイラに肘。しかしがぶりからテイシェイラが脇を抜けてバックへ。チョークを狙うがプロハースカ反転してまた上に。インサイドからパウンドを落とす。ホーン。

4Rテイシェイラ。フィニッシュすればプロハースカ、5Rを落としてもテイシェイラが勝つかドローで防衛になるか。

5R。テイシェイラのワンツーがヒット。テイシェイラの右がビッグヒットし効いた!プロハースカが首を下げたところでギロチン。引き込み。が、スッポ抜けた!上になったプロハースカ。離れて立った。アッパーを打ち込むプロハースカ。テイシェイラの右がヒット。テイシェイラのパンチが入りプロハースカ後退。テイシェイラタックル。ケージでこらえるプロハースカ。シングルレッグに切り替えたが離れた。テイシェイラのパンチがヒットしている。テイシェイラまたパンチからタックル。倒したがプロハースカ寝かされずに立とうとする。テイシェイラ寝かせてマウント!パウンド。ケージを蹴って返そうとするプロハースカ。返した!残り70秒。バックについているプロハースカ。パウンド。テイシェイラ前転。サイド。亀になったテイシェイラにチョーク!サイドから絞めてタップアウト!!

あと1分でテイシェイラが勝利する目前からプロハースカ逆転一本勝ち!

テイシェイラがマウントを取った時には終わったと思ったが、テイシェイラからまさかのタップアウト勝利。

負けたテイシェイラだが、まだ現役続行を表明。2Rくらいにもうスタミナが切れたかと思われたが、最終ラウンドまで蘇ってきて勝利目前まで追い込んだ。42歳でここまで動けるのはすごい。

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MMA o UFC   ヤン・ブラホヴィッチ

『UFC on ESPN 36』アレクサンダー・ラキッチ、ヤン・ブラホヴィッチ戦で右膝前十字靱帯を断裂していた


 『UFC on ESPN 36: Blachowicz vs. Rakic』でヤン・ブラホヴィッチに3R TKO負けしたアレクサンダー・ラキッチがインスタグラムで以下のコメント。

「オクタゴンでグレートバトルが繰り広げられていたのに残念ながらヤンにも俺にもファンにとっても望んだ形で終わらなかった。3週間前のキャンプで負ったケガが今日も出てしまった。1ラウンドは接戦だったが、2ラウンドは俺だった。3ラウンドもいいところまでいったが、膝をやってしまった。俺の心拍数は睡眠中に36もあったという事実を知っていたから、第3ラウンドからは少し様子見をしようと思っていたが、結果はご覧の通りだ。ヤンを祝福し、彼の成功を祈っている。俺はこのケガを治し、これまで以上の状態で戻って来る。ヤンと俺との戦いは終わっちゃいないしUFCが再戦のチャンスを与えてくれることを本気で願っている」



 その後ラキッチはMRI検査を受けて右膝前十字靱帯が断裂していたことが判明。ラキッチは左膝の前十字靭帯手術を2度手術したことがありますが、右膝は初めてとのこと。オーストラリアに帰国後に手術をする予定だそうです。続きを読む・・・