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【Shooto2021#04】平良達郎を相手に世界フライ級王座初防衛へ、福田龍彌「ろくでなしにならないと」

【写真】 MIBUROキャップをしっかりと写るように被る律儀な修斗世界フライ級チャンピオン(C)MMAPLANET

4日(日)、大阪市淀川区のメルパルクホール大阪で開催されるShooto2021#04の第2部のメインで修斗世界フライ級チャンピオン福田龍彌が、平良達郎を相手に初防衛戦を戦う。

チャレンジャーの平良に注目が集中する今回の世界戦──ネガティブパワー全開のチャンピオンを京都市十条、釜谷真率いるSWAG GYM KYOTOに訪ねた。


──もう追い込みは終わりましたか(※取材は6月29日に行われた)。

「日曜日に……ルーティンがあって、やってきていることがあるんですけど。日曜日の朝に、豊国廟っていう東山七条の上に豊臣秀吉のお墓があるところに凄く長い階段があって。489段の階段を走って試合前の練習を終えるんです」

──489段ですか!!

「ベガ・ダッシュって呼んでいるんですけど、階段走りやったら京都で一番やと思います。下からだと上が見えないです。そこを3往復します」

──3往復!? 下りとか危なくないですか。

「もう、めっちゃ足やばいですよ。それが追い込みの締めなんです。追い込み中でイライラすることも多いのに、色々な人に支えてもらっています。そこからケジメをつけるために、走っています。ベガ・ダッシュが終われば、もう普段通り生活します。ほんまに結構、しんどいことをいっぱいしてきたから。あとは疲労を抜いて、当日を迎えたらエェかな」

──2月にインタビューをさせていただいた時と比較して、まったく輪郭が違いますね。

「そうですかぁ? あの時で66キロぐらいで、今が61キロ。あとは塩抜き、水抜きで落とします。計量の時はミイラみたいになりますよ。しんどいけど、まぁこれが普通ですね」

──塩抜き、水抜き。人として必要な要素をそぎ取るわけですから、本当に大変です。

「危険だって声は聞くけど……そうですよね。でも、こんなことは人にはできない。ろくでなしにならないと、できないです」

──挑戦者の平良選手に関して、どのような印象をもっていますか。

「フィニッシュ力がありますね。前田選手との試合を見ても。エェ選手やと思いますけど、僕は純粋に戦う場が欲しかっただけやから、あんまり相手のことは気にしていないんですよ、いつも。相手が平良やからどうこうでなく、俺が自分を貫きたい」

──防衛戦ということも意識はしないですか。

「気にしていないです。別にチャンピオンとも思っていないから、正直。認知されているわけでもないし。そうそうそう修斗のサイトに俺、2020年世界フライ級チャンピオンって書かれているんです」

──? どういうことですか。

「チャンピオンは、みんな第〇代って書かれているのに」

──あぁ、そういうことですか。フフフフ。

「俺だけ年度限定なんですよ。今、2021年になっちゃったのでもう世界チャンピオンじゃないんですよ」

──アハハハハ。PFLみたいですね。

「賞味期限が切れちゃったんです。そんなもんなんですよ、俺がチャンピオンかどうかなんて」

──負のパワーに満ちていますね(笑)。

「いやいやいや、でもネガティブから生まれるパワーって凄く強くて、自分を強くしてくれるから」

──平良選手はスーパーポジティブで、まるで陰陽対決ですね。

「ほんま正反対のキャリアの積み方をしてきたと思うんで。面白いんじゃないですか」

──日陰者の意地を見せるという感じでしょうか。

「意地を見せるというより、自分を表現しようと思います」

──福田龍彌を表現する、貫くとはどういうことになりますか。

「どういうこと?  ど突きまくることですね。しっかり上手く戦う気はないんで、もともと。いっぱい痛いことしてやりたいっていう感じかな。シンプルに殴って、蹴って」

──そこに平良選手は対応できると予想していますか。

「やってみないと分からないです。寝技も映像じゃ分からないですし。組んでみないと分からないから、そこは楽しみです」

──今回の試合の準備はどのようにしてきましたか。

「釜谷(真)さんのおかげで、東京でも練習させてもらったんです。TRI.H Studioで和田竜光さん、上久保(周哉)選手、Tribe Tokyoさんにもお世話になり、若松(祐弥)君、石井逸人君、小川(徹)選手、あとはAllianceでも練習させてもらいました」

──収穫はありましたか。

「和田さん、上久保選手は達人系で。こっちにいて『知らんな』ってことはあんまりないんですけど、初めてされたこととかいっぱいありました。知っていることも、やられる。そういう体験もさせてもらって。だから収穫はたくさんありました。

関西ではBLOWSさんで毎週やらせてもらっていました。中蔵さんが認めてくれて。ちょっと離れていた中本龍平君とか、めっちゃ良いですよ。もちろんMIBUROでも週に3回やっていました。ウエタ(ユウ)さんと、少しだけ『こういうことしてきそうですね』とか話をして。あとは自分がどうあるか。俺がこうしようと思うことを貫こうと。それだけですよ」

──土井潤選手も、そのようなタイプに見えます。

「マイペースこそ、土井ですから。MIBUROはそういうタイプ多いですよ。でも土井は心を開いたら、よぉ話してくれます。心開くまで時間がかかりますけどね。そういう意味では土井と俺は似ているかもしれないですね、考えていることは。

もう自分のやることは決まっているんで。ここにきてスタイルが確立されたというのがあって」

─今回の試合結果によって、試合機会が増えるという状況を創れるかもしれないです。

「そういう意味ではチャンスです。お仕事が増えるようになれば、嬉しいです。これまでの状況を変えられるチャンスなので、変えよって。ケージのなかを見てください」

■視聴方法(予定)
7月4日(日)
第1部:午後1時~ ABEMA格闘チャンネル
第2部:午後4時30分~ ABEMA格闘チャンネル

             
■第2部対戦カード

<修斗世界フライ級選手権試合/5分5R>
[王者]福田龍彌(日本)
[挑戦者]平良達朗(日本)

<ストロー級/5分3R>
田上こゆる(日本)
安芸柊斗(日本)

<ストロー級/5分3R>
マッチョ・ザ・バタフライ(日本)
旭那拳(日本)

<フェザー級/5分2R>
ムテカツ(日本)
神武羅☆ヒカル(日本)

<バンタム級/5分3R>
エダ塾長こうすけ(日本)
左海清之(日本)

■第1部対戦カード

<72キロ契約/5分3R>
キャプテン☆アフリカ(日本)
マックス・ザ・ボディ(カメルーン)

<フェザー級/5分3R>
山本ケントデリカット(日本)
高橋孝徳(日本)

<バンタム級/5分2R>
ダイキライトイヤー(日本)
高岡宏気(日本)

<バンタム級/5分2R>
青柳洸志(日本)
キシシ(日本)

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MMA Shooto2021#04 UFC キャプテン☆アフリカ チャンネル マックス・ザ・ボディ 平良達郎 福田龍彌

【Shooto2021#04】世界フライ級王者・福田龍彌に挑戦、平良達郎「いつ、どこでもフィニッシュできる」

【写真】一気に駆け上がってきた新星が、このまま突っ走れるのか (C)MMAPLANET

4日(日)、大阪市淀川区のメルパルクホール大阪で開催されるShooto2021#04。2部制大会のオオトリの一番で、平良達朗が修斗世界フライ級チャンピオン福田龍彌に挑戦する。

21歳の沖縄のスーパーノヴァが、キャリア9戦目でプロ修斗世界王座に挑む。

2019年11月に沖縄でWARDOGストロー級王者の大翔を破り、チームラカイのジャレット・ライアン・アルマザン、清水清隆&前田吉朗というDEEPやパンクラスの元チャンピオンを撃破してきた平良──可能性も夢も無限大のチャレンジャーに試合前の気持ちを訊いた。


──髪の毛の色が、オレンジですね。

「今回はタイトル挑戦ですし、落ち着いた感じで行こうかと思っていたのですが、試合が延びたり、調子が落ちていて気分転換で染めたっス」

──調子が落ちていた?

「調子というか、気持ちですね。なんか体重の落ちが悪いなぁとか考えているときに染めちゃおうかと」

──沖縄は緊急事態宣言が続いていますが、調整に問題はなかったですか。

「練習は大丈夫です。大学がリモートになり、道場に練習に行くのか、家にいるのか。この2つだけしかなかったので、逆に集中できた気もします。

プロ練習ではパラエストラ沖縄の選手だけでなく、クロスラインとか他のジムからも来てくれて、色々な選手と練習ができました。本当に内容の濃い練習でした」

──ここ2試合、特に前田吉朗選手との試合のインパクトが大きく、平良選手への注目度が上がり、また期待も高まっています。

「それは感じています。ああいう試合をしちゃったので皆、俺が勝つと思っているなというのはあります。でも福田選手も強いので、苦しい試合展開になっても25分間動き続けることができる体を創ってきました」

──5分✖5Rは違うモノだと捉えていますか。

「はい。練習ではないですし、実戦の緊張感のなかではスタミナの消耗も違うと思います。でも、試合の終盤のことを考えてスタミナ温存とかはしたくないので、やっぱりフィニッシュできる選手になりたくて練習しているし、チャンスとあれば決めに行きたいです」

──攻め時、抑え時、見極めが本当に難しいですね。

「もうやれることはやったので、当日にどう感じるか──ですね」

──師匠の松根良太さんは、そこは慎重派かと思われるのですが。

「松根さんはパンチが当たって、相手が効いても『行くなっ!!』って言います(笑)」

──アハハハハ。

「今日も言われました。師匠として、セコンドとして自分が行き過ぎるのを抑えるために言ってくれています」

──そう言われても、行ってしまうような……。

「そんなことはないです。僕も福田選手のカウンターは警戒しているので。慎重にはいきます。ただチャンスが来たら、一気に畳みかけようとは思っています」

──どのあたりを警戒しないといけないと考えていますか。

「前田選手との試合が1年前で、その時には2発目でカーフを効かせたり、蹴りが強いですよね。ジムの先輩の仲宗根武蔵さんが福田選手と戦っていて、ローが『痛かったぁ』と言っていますし、蹴りは警戒しないとダメですね。でも、拳もあるんですよね(笑)。

最初は何をしてくるのかを考えると、攻撃を散らしてくるだろうから、そこをもらわないことが大切になってくると思います。まぁ、色んなことを考えて準備はしてきました」

──タイトル挑戦に向けて、5月にパラエストラ千葉ネットで練習をしていました。もう、扇久保選手との間に溝はなくなっていましたか。

「はいっ!! 練習してもらえました。『扇久保さんに挑戦したい』なんて言って、練習してもらえなくなっていたのですが……。もう、そういうことなく接してもらえました」

──それは良かったです。扇久保選手、どうでしたか。

「強かったですっ!! やられちゃいました、全然。扇久保さんのほうが強いです。自分は扇久保さんのようにレスリングが強い選手と肌を合わす機会が少なかったので、良い経験になりました」

──クソっという反骨心を抱きましたか。

「いえ、扇久保さんが色々と教えてくれて。扇久保さんは変人キャラですけど、優しく接してくれました。素直に扇久保さんとまた練習させてほしいと思うようになりましたし、松根さんの思惑通りに物事は進んじゃいましたね(笑)」

──鶴屋怜選手との手合わせも興味深いです。

「鶴屋怜は……強かったです。レスリングで全然敵わなかったです。でも、扇久保さんと違って抑えられたり、コントロールされるということはなくて。それでもレスリングが本当にすごかったです」

──年下ですね。

「そうなんですよねぇ(苦笑)。でもレスリングという部分で、自分はそれだけ伸びしろがあると思っています。レスリング1年生なので。これから鍛えると、それだけ身につくと思います」

──ところで今回のタイトル戦ですが、福田選手のストレスの捌け口が平良選手に向かっているような気がします。

「えっ、どういうことでしょうか」

──なかなか試合が組まれない。東京で試合ができない。チャンピオンになっても試合がなく、その間に平良選手は試合が東京で組まれていた。そんな想いをこの試合で全てぶつけてくるのではないかと。

「そうっスね。う~ん、不満があるのでしょうね(苦笑)。でも、負のパワーだろうが気持ちが強い選手であることは絶対なので、気持ちで負けないようにしないといけないです」

──声を出しての応援はないとはいえ、関西での試合はアウェイかと。

「マックス・ホロウェイとジョゼ・アルドの試合をイメージしているんです。2度目の対戦のとき、ブラジルで戦うジョゼ・アルドは違う。めちゃくちゃ強いという評判だったけど、ホロウェイがKO勝ちした……あのマインドですね、今は」

──以前から修斗の世界王者になると、UFCへ進みたいと発言していました。今も考えは変わらないですか。

「UFCに行きたいっスね。UFCでチャンピオンになる、それを目指すって決めたので、修斗のチャンピオンになってUFCと契約したいです。でも、そうやって聞かされるまで今後のことは忘れていました。ずっと修斗のタイトル戦のことを考えて生活してきていたので。

福田選手とはめちゃくちゃ緊張感のある試合になると思います。ああいう打撃の強い選手と戦うことで自分も強くなれる。あと千葉にいるときに思ったんですけど、レスリング・モンスターとも試合をしたいですね。

UFCへ行くと、レスリングがバックボーンの選手だらけだし。レスリングが何倍も強くならないと、UFCでは勝たないとシンプルに思っています」

──UFCへ進むには『UFCに行っても活躍できそうだ』と周囲が想い、UFC関係者に『来たらUFCフライ級が面白くなる』と期待させるような試合が必要になりますね。

「皆の期待を超える試合をします。勝負して、いつ、どこのタイミングでもフィニッシュができる──そういうオフェンス力を見せたいです」

■視聴方法(予定)
7月4日(日)
第1部:午後1時~ ABEMA格闘チャンネル
第2部:午後4時30分~ ABEMA格闘チャンネル


             
■第2部対戦カード

<修斗世界フライ級選手権試合/5分5R>
[王者]福田龍彌(日本)
[挑戦者]平良達朗(日本)

<ストロー級/5分3R>
田上こゆる(日本)
安芸柊斗(日本)

<ストロー級/5分3R>
マッチョ・ザ・バタフライ(日本)
旭那拳(日本)

<フェザー級/5分2R>
ムテカツ(日本)
神武羅☆ヒカル(日本)

<バンタム級/5分3R>
エダ塾長こうすけ(日本)
左海清之(日本)

■第1部対戦カード

<72キロ契約/5分3R>
キャプテン☆アフリカ(日本)
マックス・ザ・ボディ(カメルーン)

<フェザー級/5分3R>
山本ケントデリカット(日本)
高橋孝徳(日本)

<バンタム級/5分2R>
ダイキライトイヤー(日本)
高岡宏気(日本)

<バンタム級/5分2R>
青柳洸志(日本)
キシシ(日本)

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Interview J-CAGE Shooto2021#04 キャプテン☆アフリカ ブログ マックス・ザ・ボディ

【Shooto2021#04】マックス・ザ・ボディ戦へ、キャプテン☆アフリカ─02─『おぉ、アフリカ対決や』

【写真】組み&極めの強さは絶対。そこに頼るのではなく、生かすMMAをアフリカはしようとしている (C)MMAPLANET

7月4日(土)、大阪府大阪市淀川区のメルパルクホール大阪で、昼夜2部構成で開催されるShooto2021#04。その第1部のメインイベントで、マックス・ザ・ボディと対戦する、環太平洋ライト級王者キャプテン☆アフリカのインタビュー後編。
Text by Shojiro Kameike

世界王者・川名雄生戦での敗北から、キャプテン☆アフリカは新たな練習に取り組み、MMAファイターとしてさらに進化しつつある。

これまで勝っても負けてもKOか一本決着が多かった環太平洋王者は、次のマックス・ザ・ボディ戦で自分のファイトスタイルを貫くのか。あるいは新しいスタイルを見せるのか。

キャプテン☆アフリカに、ベルトを巻いてからの初戦となるマックス戦について聞いた。

<キャプテン☆アフリカ・インタビューPart.01はコチラから>


――フィジカルトレーナー、篠原茂浄清さんの指導は取材させていただいたことがあります。様々な体の数値を測定し、バランスや体の動きを中心に指導されていました。

「そうなんです。それほど器具は使わない、いわゆるクロスフィット・トレーニングですね。高い強度で、めちゃくちゃ追い込まれる。すごくキツいけど、体の使い方が変わってきているのは分かります」

――そうした及川道場や、篠原トレーナーの指導が生きてきたのが、田中有選手に勝利した、環太平洋チャンピオンシップということでしょうか。

「いえ、まだそれが全部出ているとは言えないですね。その練習の成果が出てくるのは、これからの試合やないかと思います。去年、世界チャンピオンシップに負けて、そのあと環太平洋のベルトを獲って……これからは『勝つ試合』を考えていかないといけないです」

――勝つ試合……キャプテン☆アフリカ選手といえば、過去9戦うち、8試合がKOか一本による決着です。それは勝っても負けても。

「はい。やるかやられるか、みたいな試合になっていますね(苦笑)」

――それが『勝つ試合を考える』ということは、これまでの試合とはファイトスタイルを変えるということでしょうか。

「あぁ……ファイトスタイルを変えるつもりはないです。やっぱりKOか一本勝ちのほうが、試合は面白いじゃないですか。そのうえで、ちゃんと勝ちたいっていうことですね」

――なるほど。そんなキャプテン☆アフリカ選手にとっての2020年ですが、コンバットサンボの全日本選手権でも優勝しているのですね。

「そうなんです。もともと柔道をやっていて、ずっと柔術やグラップリング、サンボの試合にも出ていました」

――2016年にはコンバットレスリングのアジア選手権と世界選手権を制するなど、アマチュア大会にも出場し続けているのは驚きです。

「サンボは2017年から全日本(プーチン大統領杯 全日本サンボ選手権74kg級)を3連覇しました。その次の年に、コンバットサンボも全日本選手権が開催されると聞いて、やりたくなったんです」

――それは、MMAのための経験として?

「いえ、プロのMMAファイターですけど、アマチュア大会にも出ていきたいんです。好きやから(笑)。でも出てみたら、MMAとは違う競技であってもMMAに生きるものはありますね。この競技では、体の動きがこうなる。これをMMAに生かせるかな、とか」

――アマチュア大会には、今後も出続けるのでしょうか。

「できるかぎり出たいです。でも修斗でベルトを巻かせてもらっているので、今後はもっとMMA中心に考えていかないといけないですね」

――なるほど。次はそのMMAで、修斗の環太平洋チャンピオンとなってから迎える初の試合です。

「最初は環太平洋の防衛戦をやるのかなと思っていたら、マッチメイクも難しかったみたいで、ノーランカーのマックス・ザ・ボディ選手とのノンタイトル戦になりました」

――そのオファーが来た時は、どのように思いましたか。

「やっぱりチャンピオンシップをやりたかったですけど、相手がマックス・ザ・ボディ選手と聞いた時に、『おぉ、アフリカ対決や』と(笑)」

――マックス選手はカメルーン出身、本物のアフリカンです(笑)。

「本物の(笑)。でもノーランカーといっても、決して弱い選手ではないじゃないですか。あのパンチや、フィジカルとか」

――そうですね。マックス選手は戦績こそ9勝8敗ですが、テイクダウン力もあり、さらにあのパンチは自分の形にハマれば脅威だと思います。

「その相手に対して、僕も今フィジカルと打撃力を高めているし、MMAとして寝技と繋げる練習をしているので、それがどれだけ出せるかですね」

――体格の面では、身長もリーチもキャプテン☆アフリカ選手が上回っています。

「はい。その体格を、どうやって生かすか。練習していることを見せる、新しい自分を見せるためには、タイプ的にマックス・ザ・ボディ選手はピッタリの相手やと思います」

――そのマックス選手を相手に、どのような試合を見せたいですか。

「コロナ禍のなか、大会を行っていただけるようになって、本当に感謝の気持ちしかありません。さっきも言ったように、ファイトスタイルを変えるつもりはないです。MMAファイターとして進化した自分が、必ずKOか一本で勝ちます」

■視聴方法(予定)
7月4日(日)
第1部:午後1時~ ABEMA格闘チャンネル
第2部:午後4時30分~ ABEMA格闘チャンネル


             
■第2部対戦カード

<修斗世界フライ級選手権試合/5分5R>
[王者]福田龍彌(日本)
[挑戦者]平良達朗(日本)

<ストロー級/5分3R>
田上こゆる(日本)
安芸柊斗(日本)

<ストロー級/5分3R>
マッチョ・ザ・バタフライ(日本)
旭那拳(日本)

<フェザー級/5分2R>
ムテカツ(日本)
神武羅☆ヒカル(日本)

<バンタム級/5分3R>
エダ塾長こうすけ(日本)
左海清之(日本)

■第1部対戦カード

<72キロ契約/5分3R>
キャプテン☆アフリカ(日本)
マックス・ザ・ボディ(カメルーン)

<フェザー級/5分3R>
山本ケントデリカット(日本)
高橋孝徳(日本)

<バンタム級/5分2R>
ダイキライトイヤー(日本)
高岡宏気(日本)

<バンタム級/5分2R>
青柳洸志(日本)
キシシ(日本)

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MMA ONE Shooto2021#04 キャプテン☆アフリカ チャンネル マックス・ザ・ボディ 安芸柊斗 山北渓人 旭那拳 田上こゆる 福田龍彌 高岡宏気 高橋孝徳

【Shooto2021#04】新世代対決=田上こゆる戦へ、安芸柊斗─01─「悔し涙も出なかった。もう辞めようと」

【写真】 2月のRoad to ONE04、パンクラシスト山北渓人戦後にMMAを辞めることも考えたという安芸(C)MMAPLANET

7月4日(日)、大阪市淀川区のメルパルクホール大阪で、昼夜2部構成で開催されるShooto2021#04。その第2部では、安芸柊斗と田上こゆるによるストロー級新世代ファイター対決が行われる。
Text by Shojiro Kameike

プロシューターの安芸佳孝を父にもつ柊斗は、幼少期からMMAを始め、高校生の時にプロデビューした。そんな安芸柊斗にとっての父、キッズ修斗、そして前回の敗戦とは……。今回の田上こゆる戦に至るまでの道のりを尋ねた。


――安芸柊斗選手は、父・安芸佳孝さんが元プロシューターで、所属ジムの代表でもあります。今、安芸選手は一人暮らしなのですか。それとも家族と一緒に生活をしているのでしょうか。

「今も家族と一緒に暮らしています」

――他のスポーツでも見られる光景だと思うのですが、お父さんのことを家でもジムの代表であり、MMAの師と思う時はありますか。

「ジムや練習の時とは違って、家ではお父さんですね。もともと僕が小さい頃から、家には格闘技のことを持ち込まないようにしていたので」

――なるほど。お父さんの現役時代については?

「まだ小さかったので、あんまり覚えていないんですよ。徳島で試合をした時に、リングに上がって父に花束を渡した、っていう記憶はあるんですけど」

――2009年11月のプロ修斗徳島大会で豊島孝尚選手にギロチンで勝利した時、2000年生まれの安芸選手はまだ9歳だったのですね。

「はい。試合で印象に残っているのは、大きくなってから見た猿丸ジュンジさんとの試合ですね。すごい打ち合いをしていて、会場も盛り上がっていたし」

――するとリアルタイムでの記憶は、あまりないわけですね。ちなみに、自身の名前の由来を聞いたのは?

「しゅうと、そのまんまですよね(笑)。由来はずっと知らなかったんですけど、小学生の時に授業で『お父さんからの手紙』というのがあって、その時に父が名前の由来について書いていました」

――それを聞いた時は、どう思いましたか。

「あぁそうなんや、っていうぐらいですね(苦笑)。まだ修斗のこととか、よく分かっていなくて。自分がプロで試合するとも思っていなかったし」

――実は、安芸選手とは以前にお会いしたことがあります。2016年夏に、大阪・直心会で行われたアマチュア修斗に伺った際、お父さんから安芸選手を紹介されました。

「えっ、そうなんですか。すみません、覚えていなくて……(苦笑)」

――いえいえ(笑)。あの時、安芸選手はまだ中学生だったのですね。その大会ではキッズ修斗時代から一緒に練習していた同世代の選手が試合に出ていて、安芸選手は試合ではなく同行だったと聞きました。

「あの大会やったら、そうですね。キッズ修斗の頃から一緒にやっている選手が試合に出ていて。今もうプロになっている選手も多いですよ」

――安芸選手は現在21歳ですが、MMAを始めたのは小学生に入る前ですよね。

「もう10年以上やっていますね。MMAって、高校卒業してから始めたっていう選手が多いじゃないですか。それまではレスリングや柔道をやっていたとか」

――そうですね。

「でも僕は、他の格闘技じゃなくて、最初からMMAをやってきたから。そこは他の選手と違う、という気持ちもあります」

――子供の頃から格闘技をやっていてMMAファイターになる例は多数あっても、最初からMMAをやっている選手がプロデビューするという例は、まだ少ないでしょう。

「僕が始めた頃って、まだ徳島には常設のジムってウチぐらいしかなかったと思うんです。そこで僕以外にもキッズ修斗から始めた子がたくさんいて。全国でも珍しいでしょうね」

――まず子供がMMAの試合をやるという環境が少なかったですね。

「それは当時、関西でキッズ修斗の大会をやってくださっていた北川さん(北川純、ゴンズ・ジム代表)とか、関係者の皆さんに感謝しています。こういうインタビューでも、試合でも、みんなに恩返ししたいっていう気持ちが強いです」

――そんな安芸選手のプロキャリアも、順風満帆なものではなかったと思います。特に今年2月、Road to ONEで山北渓人選手にTKO負けを喫したのは……。

「あれは試合後、もうMMAから離れようと思いました。自分に失望して」

――失望……安芸選手は過去に修斗で2敗していますが、その2敗と山北戦の敗北は、何かが違っていたのでしょうか。

「もう十何年もMMAやってきているのに、こんな負け方するんや、って。それまでの2敗も、試合内容に納得いっているわけやないけど、KOや一本決着のほうが面白いと思っていたのもあったから。でも山北選手に負けた時は、悔し涙も出なかったです。だからもう、辞めようと。試合が終わってすぐ、父にそう言いました」

<この項、続く>

■視聴方法(予定)
7月4日(日)
第1部:午後1時~ ABEMA格闘チャンネル
第2部:午後4時30分~ ABEMA格闘チャンネル

■第2部対戦カード

<修斗世界フライ級選手権試合/5分5R>
[王者]福田龍彌(日本)
[挑戦者]平良達朗(日本)

<ストロー級/5分3R>
田上こゆる(日本)
安芸柊斗(日本)

<ストロー級/5分3R>
マッチョ・ザ・バタフライ(日本)
旭那拳(日本)

<フェザー級/5分2R>
ムテカツ(日本)
神武羅☆ヒカル(日本)

<バンタム級/5分3R>
エダ塾長こうすけ(日本)
左海清之(日本)

■第1部対戦カード

<72キロ契約/5分3R>
キャプテン☆アフリカ(日本)
マックス・ザ・ボディ(カメルーン)

<フェザー級/5分3R>
山本ケントデリカット(日本)
高橋孝徳(日本)

<バンタム級/5分2R>
ダイキライトイヤー(日本)
高岡宏気(日本)

<バンタム級/5分2R>
青柳洸志(日本)
キシシ(日本)

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【Shooto2021#04】マックス・ザ・ボディ戦へ、キャプテン☆アフリカ─01─「点と点が線で繋がって」

【写真】王者になって初めての試合は、キャッチウェイトのノンタイトル戦となったキャプテン☆アフリカ (C)MMAPLANET

7月4日(日)、大阪市淀川区のメルパルクホール大阪で、昼夜2部構成で開催されるShooto2021#04。その第1部のメインイベントで、環太平洋ライト級王者キャプテン☆アフリカがマックス・ザ・ボディと対戦する。
Text by Shojiro Kameike

昨年は7月に川名雄生の持つ世界ライト級王座に挑み、KO負けしたキャプテン☆アフリカは5カ月後、田中有をストレートレートアームロックで下し、環太平洋のベルトを巻いた。

環太平洋王者として初めてケージに上がる一戦は、当初6月20日に行われる予定だった。しかし緊急事態宣言の発令とその延長により、7月4日に延期された。

改めて今回、地元で迎えるマックス・ザ・ボディ戦に向けて、キャプテン☆アフリカに、昨年の2試合とコロナ禍での練習について聞いた。


――キャプテン☆アフリカ選手は昨年12月、田中佑選手に1R KO勝ちし、修斗環太平洋ライト級のベルトを獲得しました。今回のマックス・ザ・ボディ戦は、そのチャンピオンシップ以来……約半年ぶりの試合となります。

「はい。今年に入っていつ試合があるかなぁと思っていたんですが、コロナ禍もあって、なかなか難しかったですね。特に緊急事態宣言が出ては、仕方ないと思っています」

――その間は、どのように過ごされていたのですか。

「もちろん試合がなくても、ずっと練習していました。6月に大阪大会を行うということだったので、その6月に向けて練習していましたね」

――当初は6月20日に開催予定であった大阪大会が、5月に緊急事態宣言が発令され、さらに6月20日まで延長されました。その結果、試合が7月4日に延期された時の気持ちは……。

「緊急事態宣言が、ちょうど試合の日まで延長ですからね(苦笑)。でも、逆に6月20日までの延長やったから、良かったと思っています」

――というのは?

「たとえば、緊急事態宣言が6月19日までやったら、大会が行われるかどうか分からない状態で、ずっと待っていないといけなかったと思うんです。でも6月20日なら、もう大会はできない。早い段階で延期が決まったから、良かったですよ」

――ただ、練習のスケジュールは6月20日に照準を合わせていたと思います。そのような時、ファイターとしてはどのように思うのでしょうか。

「ちょうど延期が決まったのが、試合の2~3週間前ですかね。最後の追い込みの時期やったんですよ。もちろん『えっ……』とはなりますけど、仕方ないことやし、そこで一旦休憩を挟むことができた、と考えています。それよりも……」

――それよりも、何でしょう?

「無観客じゃなく、有観客で行われることになって、本当に良かったです」

――地元・大阪での試合、応援団も多く来るでしょう。

「大阪で試合ができるのは、本当にありがたいです。いつも応援してくれる人たちが、たくさん来てくれるので。大会があることは分かっていたんですけど、コロナ禍の状況次第では、無観客開催の可能性もあるじゃないですか。そこが心配でしたけど、有観客開催で、みなさんに試合を見せられることが嬉しいですね」

――なるほど。ではここ最近の試合についてお聞きしたいのですが、2020年は7月に川名雄生選手の世界王座に挑み、KO負け。その次の試合で環太平洋王者となりました。

「世界戦で負けたのに、次の試合で環太平洋チャンピオンシップをやらせてもらって、嬉しかったです。でも、嬉しい反面、プレッシャーはありました。世界戦で負けて、これで環太平洋も獲れなかったら……って」

――まず川名戦での敗因は、どのように考えていますか。

「今思えば、自分自身で自分のスタイルを分かっていなかったんだと思います」

――それは、打ち合ってしまったことについて、でしょうか。

「あの時は、自分のスタイルって打撃は打撃、寝技は寝技という感じでしたよね」

――キャプテン☆アフリカ選手といえば、もともと柔道ベースの寝技の強さはもちろん、長いリーチからのパンチや蹴りなども強い印象です。

「その打撃と寝技が、MMAとしてうまく繋がっていなかったんです」

――結果、世界戦では川名選手と打ち合い、パンチの連打をもらってKO負けを喫しました。これまで、打撃の練習は所属するコブラ会で行っていたのでしょうか。

「コブラ会でもやっていましたし、僕の妻がボクサーなんですね」

――元WBO女子世界ミニフライ級王者の、池原シーサー久美子さんですね。

「彼女が所属していたジムで練習させてもらったり、あとABCボクシングジムや吉鷹(弘)先生のところにも行かせていただいていました。それと最近、及川先生にパーソナルで指導していただいているんです」

――元シュートボクシング日本スーパーフェザー級王者の及川知浩さんですか。

「はい。それとフィジカルは、及川道場の近くにある『パーソナルトレーニングスポットエレス』というジムで、篠原茂清さんというトレーナーさんに見てもらっています」

――及川道場でのパーソナルトレーニングでは、どのような練習を?

「さっき『打撃と寝技が繋がっていない』って言いましたけど、及川先生からは最初に、『すごく良いところもあれば、ダメなところもある。点と点を線で繋いでいこう』と言われました。それで打撃の練習をしながら、篠原先生のフィジカルトレーニングも受けて、最近ようやく体の使い方も分かってきて、点と点が線で繋がって……MMAとして打撃と寝技が繋がってきているところなんです」

<この項、続く>

■視聴方法(予定)
7月4日(日)
第1部:午後1時~ ABEMA格闘チャンネル
第2部:午後4時30分~ ABEMA格闘チャンネル

             
■第2部対戦カード

<修斗世界フライ級選手権試合/5分5R>
[王者]福田龍彌(日本)
[挑戦者]平良達朗(日本)

<ストロー級/5分3R>
田上こゆる(日本)
安芸柊斗(日本)

<ストロー級/5分3R>
マッチョ・ザ・バタフライ(日本)
旭那拳(日本)

<フェザー級/5分2R>
ムテカツ(日本)
神武羅☆ヒカル(日本)

<バンタム級/5分3R>
エダ塾長こうすけ(日本)
左海清之(日本)

■第1部対戦カード

<72キロ契約/5分3R>
キャプテン☆アフリカ(日本)
マックス・ザ・ボディ(カメルーン)

<フェザー級/5分3R>
山本ケントデリカット(日本)
高橋孝徳(日本)

<バンタム級/5分2R>
ダイキ・ライトイヤー(日本)
高岡宏気(日本)

<バンタム級/5分2R>
青柳洸志(日本)
キシシ(日本)

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【Shooto2021#04】6月20日開催予定の大阪大会&修斗世界フライ級選手権試合が、7月4日にスライド

thumbnail image【写真】昨年12月以来のメルパルクホール大会は2週間延期され…

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【Shooto2021#04】キャプテン☆アフリカ出場。福田龍彌withエダ塾長&キシシ✖平良達郎with旭那拳

【写真】3大会連続のメルパルクホール大会の出場、世界戦、環太平洋戦、そしてノンタイトル戦となるキャプテン☆アフリカ(C) MMAPLANET

22 日(土)にSustainより、修斗6月の恒例となっている大阪大会の追加カードが発表されている。

6月20日(日)に大阪市淀川区のメルパルクホールOSAKAで開催されるShooto2021#04は、既に修斗世界フライ級選手権試合=チャンピオン福田龍彌✖チャレンジャー平良達郎戦が発表されていた。

今回の追加カードは7試合でうち3試合が3回戦だ。


まず修斗環太平洋ライト級王者キャプテン☆アフリカが、正真正銘のアフリカン=カメルーン人ファイターのマックス・ザ・ボディと対戦する。昨年12月にベルトを巻いたアフリカは、72キロ契約マッチでマックス・ザ・ボディと戦う。

この他、フェザー級では山本ケントデリカットが仕切り直しの高橋孝徳戦、さらに平良の同門・旭那拳がマッチョ・ザ・バタフライと戦うストロー級マッチが3回戦となっている。キックの8人制トーナメントも併催される今大会は、2部制に開かれ、試合の振り分けは決定次第発表されるとのことだ。

上記にあるように平良陣営から旭那の出場があるが、福田が所属するMIBUROからはエダ塾長こうすけ、キシシが参戦。それぞれ左海清之、青柳洸志という神戸勢とのマッチアップでチャンピンの露払いが果たせるか注目だ。

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News Shooto2021#02 ブログ マックス・ザ・ボディ 上原平 宮地智之 菅原和政

【Shooto2021#02】岡田✖大塚&平良✖前田大会で、2回戦ライト級ファイターのサバイバルウォーズ

【写真】宮地✖菅原、マックス✖上原──生き残るのは、誰だ (C)MMAPLANET

2日(火)、サステインより20日(土)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されるShooto2021#02の追加カードが発表された。

修斗世界バンタム級選手試合=岡田遼✖大塚隆史、平良達郎✖前田吉朗、魚井フルスイング✖後藤丈治など、注目カードが既に明らかとなっている同大会で、2つのライト級(※コロナ禍措置で当日計量の1階級で調整)2回戦=宮地智之✖菅原和政、マックス・ザ・ボディ✖上原平が組まれた。


宮地はパンクラスでの7年の活動から心機一転、修斗に戦場を移すと2連勝中と結果を残していたが、コロナ禍で1年振りの実戦となる。対する菅原は東京から福岡と弘中邦佳を師事し、一度はONE Warriorと契約をしたこともあった。2019年11月にリトアニアのBUSHIDO HERO’Sが開催したKING OF KING ワールドGPに出場して以来、彼も1年4カ月ぶりのファイトとなる。

対してマックス・ザ・ボディと上原はともに1月のニューピア大会に出場したばかりで、前者は西川大和に敗れ、後者はヨシ・イノウエとドローとなっている。4選手揃って2021年初勝利とライト級中団の生き残りを賭けてのファイトだ。

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J-CAGE Report Shooto2021#01 ブログ マックス・ザ・ボディ 西川大和

【Shooto2021#01】18歳の新星・西川大和が逆転のテイクダウンからマックス・ザ・ボディにTKO勝ち

<76.5キロ契約/5分3R>
西川大和(日本)
Def.2R3分23秒 TKO
マックス・ザ・ボディ(カメルーン)

オーソドックス同士、マックスの左ジャブに西川が左ローを合わせる。互いに打撃を繰り出す中、西川のバックスピンキックがマックスの急所を捉えて、試合は一時中断。再開後、西川が蹴りをキャッチされて尻もちをつくも、立ち上がってスイッチしながらローとジャブを放つ。マックスが組み付き、西川をケージに押し込む。西川はクラッチして、外掛けでテイクダウンを狙うも倒すことはできず。引き込むように下になった西川が、下から三角へ。マックスはこれを凌いで、トップをキープする。西川の頭をケージに押し込み、パンチを落とすマックス。そのマックスが離れると立ち上がった西川が、パンチから組み付くもマックスが体勢を入れ替えて、相手をケージに押し込んでいく。ケージ際で差し合いが続くも、お互いに離れて再び打撃の展開へ。マックスのワンツーをかわした西川は、左ローとバックスピンキック。マックスの左フックをかわしながら西川はバランスを崩すも、体勢を整えてローを当てる。さらに西川は組み付いていくが、マックスがバックを奪い、西川が立ち上がったところで右ハイをヒットさせた。

2R、ワンツーから組み付く西川。マックスが体勢を入れ替えて、西川に背中をケージに付かせてからテイクダウンを奪う。下になって足を利かせる西川。マックスは立ち上がってからパンチを落としていく。距離ができると立ち上がる西川。西川の右ローにマックスは右ストレートを合わせるが、西川のローが効いているようにも見える。マックスはパンチを振りながら距離を詰めて組み付くも、テイクダウンに成功したのは西川。ハーフガードを取るマックスに対してヒジと鉄槌を落とす西川。パスに成功し、マウントからバックへ。バックマウントを奪った西川がパンチを連打すると、マックスの動きが止まる。西川が右の拳を当て続けると、レフェリーが試合を止めた。

試合後、西川はUFCライト級を目指すと宣言。次は修斗世界ランカーとの対戦を希望した。

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Interview J-CAGE Shooto2021#01 ブログ マックス・ザ・ボディ 西川大和

【Shooto2021#01】マックス・ザ・ボディ戦へ、西川大和「相手が怖いという感情を持つと、終わりです」

【写真】2020年のブレイクスルーファイターだったことは間違いない西川大和。2021年はどのような1年にしていくのか (C)MMAPLANET

明日31日(日)に東京都港区のニューピアホールで開催さえるShooto2021#01の第1部に西川大和が出場し、マックス・ザ・ボディと対戦する。

コロナ禍のJ-MMA界で、北海道からチャンスを掴んだ2020年を終え、さらなる飛躍が期待される18歳。マック・ザ・ボディ戦へぼ意気込みを尋ねると、その老成したようにも感じられるMMA観を石川は語った。


──12月20日に大阪で林RICE陽太選手にTKO勝ちし、1カ月と10日のインターバルで今回の試合を迎えます。

「あの試合が終わった時に会場で、『1月に大会あるけど出られるんじゃい?』という言葉を掛けてもらいました。期待してくださっているし、ケガもなくて出たいと思いました。コロナの状態で試合ができない選手も多いなかで、お話をもったとうのもありますし」

──対戦相手はマックス・ザ・ボディです。

「マックス選手が試合をしたがっているけど対戦相手がいないという風な話を訊き、これでクラスAで戦えるということでし、いけると思ったので受けました」

──76.5キロという体重に関しては?

「Grachanに出た時はウェルター級で戦っていますし、別に体重差が全てではないと思っているので、気にすることなくイエスという返事をしました」

──通常体重は何キロぐらいのですか。

「74キロとかですね」

──水抜き減量禁止が前提ですが、普段よりも重い契約体重になるのですね。

「でも、普段から自分より重い柔道の選手と組み技をやってもパワー負けすると感じることもないですし、MMAなので僕の方が引き出しも多いです」

──黒人選手、フィジカルは上だと感じますが。

「特に何も気にしていないです。僕は技術で戦う方ですし、力で組んでくるなら対処法はあります。打撃で振り回してくるんだったら、こっちから寝れば良いです。そして打撃でこないなら、こっちが打撃でいけば良い。怖いとか、思うことは全くないです。

格闘技をやっていて相手が怖いという感情を持つと、終わりです。勢いで飲み込んでやろうと戦う人間が勝つと思っています」

──ところで、マックス・ザ・ボディと同じような体格の練習相手はいますか。

「小さい人から大きい人までいます。僕、何かこうくるだろうって対策を考えて戦うことはないんです。対策練習もしないし。対策を立てて外れたらどうするんだって思います。それなら全般的に練習をして、準備をする。自分を出す、自分から攻撃をして相手をコントロールする。そして、相手の穴をついて戦うことが大切だと思います」

──西川選手は相手の弱い部分を攻めるということを常に言っていますが、真っ向勝負というかバチバチの打ち合いに関してはどのような印象を持っているのでしょうか。

「今後、そういうこともあると思います。凄く大切な試合が控えている時、タイトルマッチの前の試合や、RIZINでここで勝てば次はビッグネームと戦うことができるという話なら、乱打戦も可能になります。

でも、僕はなるべく長く選手生活を送りたいし、技術で勝ちたい気持ちが大きいので無駄な体力、無駄な力、無駄な攻撃を使って勝ちたいとは思わないです。

MMAはミックストマーシャルアーツ、全てが混ざったモノです。UFCに行って『打撃を使って盛り上げろ』と言われてもやらないと思います。打撃で行ける時は打撃、寝技で行ける時は寝技でいきます」

──もう老成しているかのようです。それが西川選手のMMA理論でマックス・ザ・ボディを相手にしても、そういう試合をするということですか。

「何かを狙って戦うということはないです。でも判定になることはないと思っています。大尊選手と同じ戦い方をするわけでもないし、違う技を使うことになると思いますが、それで試合タイムが僕の方が掛かっても、それも気にしてないです。違う試合なので」

──そこでマックスに勝利している大尊伸光選手の名前が出るというのは?

「ハイ。マックス選手に勝てば、大尊選手と戦いたいです」

──今後はライト級で戦っていくという考えなのですね。

「前日計量に戻ったらライト級、70キロでやります。ライト級で戦っていきます」

──そこまで断言できる18歳……やはり昨年の経験は大きかったですか。

「修斗の選手とは戦ったことがなく、どのようなスタイルの選手がいるのかという感じでいたのが、3勝できました。今年はこの経験をもとに、上の舞台に足を踏み入れることができるんじゃないかと楽しみなんです。去年は希望……思いが広がった1年になりました」

──では改めて、マックス・ザ・ボディ戦ではどのようなところを見てほしいですか。

「今のMMAはボクシング&レスリングじゃないよっていうところを見てほしいです。みな、ボクシング&レスリングとか言っているけど、UFCやONEでも下から極める選手も意外と多いです。だから、そこまでスクランブルをする必要はないかと思っています」

■視聴方法(予定)
1月31日(日)
第1部:午後1時~ ABEMA格闘チャンネル
第2部:午後5時30分~ ABEMA格闘チャンネル
             
■第2部対戦カード

<環太平洋フェザー級選手権試合/5分3R>
[王者]SASUKE(日本)
[挑戦者]内藤太尊(日本)

<65.8キロ契約/5分2R>
齋藤翼(日本)
新井拓巳(日本)

<61.2キロ契約/5分2R>
鎌田悠介(日本)
関口祐冬(日本)

<61.2キロ契約/5分2R>
佐々木駿友(日本)
寺嶋直人(日本)

<65.8キロ契約/5分3R>
石原夜叉坊(日本)
祖根寿麻(日本)

■第1部対戦カード

<65.8キロ契約/5分3R>
藤井伸樹(日本)
加藤ケンジ(日本)

<83.9キロ契約/5分3R>
山田崇太郎(日本)
グンター・カルンダ(コンゴ民主共和国)

<76.5キロ契約/5分3R>
西川大和(日本)
マックス・ザ・ボディ(カメルーン)

<インフィニティリーグ2020バンタム級(65.8キロ契約)/5分2R>
よしずみ(日本)
石井逸人(日本)

<インフィニティリーグ2020バンタム級(65.8キロ契約)/5分2R>
小野島恒太(日本)
野尻定由(日本)

<70.3キロ契約/5分2R>
木下タケアキ(日本)
大瀬良康平(日本)

<77.1キロ契約/5分2R>
ヨシ・イノウエ(日本)
上原平(日本)

<61.2キロ契約/5分2R>
恐山陸奥太郎(日本)
一杉芳樹(日本)

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