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【UFC272】コルビー・コビントンとホルヘ・マスヴィダルが共に計量パス

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154: 実況厳禁@名無しの格闘家 2022/02/22(火) 23:53:06.04 ID:cocwnhqq0
ホルヘマスヴィダルとコルビーコヴィントン
なんでこんな仲悪くなったの?
 2022年3月5日(日本時間6日)、米国ネバダ州ラスベガスのT-モバイル・アリーナで『UFC 272: Covington vs. Masvidal』が開催される。  

メインイベントは、ウェルター級1位のコルビー・コヴィントン(米国)と、同級6位のホルヘ・マスヴィダル(米国)による、かつてのアメリカン・トップチーム(ATT)盟友同士による因縁の一戦。(全文は以下リンク先参照)

https://news.yahoo.co.jp/articles/01d16957150f5b3f2a1099e27d9dd0381bb51b84?page=1


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【UFC272】メインは元親友、今や犬猿の仲。コルビー・コビントン×ホルヘ・マスビダル

【写真】打と一体化したテイクダウンで仕掛け続けることができれば、コビントン有利か(C)Zuffa/UFC

5日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのTモバイル・アリーナでUFC 272「Covington vs Masvidal」が開催される。

今大会ではアレックス・ヴォルカノフスキー✖マックス・ホロウェイ、3度目の世界フェザー級選手権試合が組まれていたが、挑戦者ホロウェイの負傷欠場でコリアンゾンビことジョン・チャンソンが代替チャレンジャーとなり、4月9日のUFC273に延期に。

またアルジャメイン・ステーリング×ピョートル・ヤンの世界バンタム級選手権試合IIの王座統一戦も、現王者のステーリングの負傷で、フェザー級世界戦と同様にUFC273にスライドされている。

結果、コルビー・コビントン×ホルヘ・マスヴィダルのノンタイトル戦がメインで組まれることとなった。UFCのPPV大会で世界戦が組まれないのは昨年7月のUFC264以来となる。


とはいえUFC264は最初からダスティン・ポイエーとコナー・マクレガーの3度目の対戦がメインに据えられており、今回のように昇格ヘッドライナーではない。ただし、そこは人勢の宝庫UFC、コヴィントンとマスヴィダルは過去の実績、キャラクターからも世界戦以上に注目を集める顔合わせといえる。

煽り映像にも見られるように、この2人は長年ATTのチームメイトであり練習パートナーであった。それだけでなく互いにセコンドに付き合うほど仲だった。「凄く近しい存在だった」とマスヴィダルが言えば、コビントンも「親友だった」と明言している。

「打撃が上手かったアイツは、俺と練習することでレスリングが強化され、ウェルラウンディットファイターになったんだ」とコビントンが煽り映像のなかで話しているように、過去に何度も仲睦まじい様子がUFCの中継内でも確認されていた。

しかしコビントンによれば「俺たちが親友だったのも、俺がヤツが望むトップになるまで」だった。コビントンは所属ジムもMMAマスターズに移し、「俺はケージに友人を創りに来ているんじゃない。金を稼ぎにきているんだ」と言い切るや、対戦が決まれば近親憎悪のようにトラッシュトークを続けている。

そんなコビントンとマスヴィダル、両者揃って現UFC世界ウェルター級王者カマル・ウスマンに2度敗れており、知名度はあってもタイトルへのストーリーラインにギリギリに踏み留まっている状態にある。

今回の試合で遅れを取ると、その時点でベルトへの挑戦は行列の最後に回されることは避けようがない。そんな大一番、打撃でいえば蹴り、ヒザを交えたトータルストライキングでマスヴィダルが上をいく。ただし、テイクダウン能力とスクランブルではコビントンが上回り、テイクダウンで完結するパンチの圧力は、マスヴィダルを上をいく。

テイクダウンの一部と可したパンチは当たればKOパワーがあるだけでなく、外れてもパンチと組みの両方をマスヴィダルに意識させる効果が十分にある。マスヴィダルとしては、テイクダウンを警戒し過ぎるとパンチを被弾するので、それほそ倒されて立つときにバックを許さないことを念頭に置き、組みの防御で疲弊しないことが大前提。5Rを戦い切る戦略がマスヴィダルには必要になってくる。

今やテイクダウンは姿勢を乱して立つ準備をしておけば、簡単に抑えられることはない。ただし、下に居続ける続けることは判定を考えると法度。そうなるとスクランブルゲームとなり、攻めていることでペースを守り、体力と気持ちが長持ちするのはコビントンという見方もできる──が、果たして。

■視聴方法(予定)
3月6日(日・日本時間)
午前8時00分~UFC FIGHT PASS
正午~PPV
正午~WOWOWプライム

■対戦カード

<ウェルター級/5分5R>
コルビー・コヴィントン(米国)
ホルヘ・マスヴィダル(米国)

<160ポンド契約/5分3R>
ハファエル・ドスアンジョス(ブラジル)
ヘナト・モイカノ(ブラジル)

<フェザー級/5分3R>
エジソン・バルボーサ(ブラジル)
ブライス・ミッチェル(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ケヴィン・ホランド(米国)
アレックス・オリヴェイラ(ブラジル)

<ヘビー級/5分3R>
セルゲイ・スピヴァク(モルドバ)
グレッグ・ハーディー(米国)

<ライト級/5分3R>
ジェイリン・ターナー(米国)
ジェイミー・マラーキー(豪州)

<女子ストロー級/5分3R>
マリナ・ホドリゲス(ブラジル)
ヤン・シャオナン(中国)

<ライトヘビー級/5分3R>
ニック・ネグメレアフヌ(ルーマニア)
ケネディ・ンゼチェクウ(米国)

<女子フライ級/5分3R>
マリナ・モロズ(ウクライナ)
マリヤ・アガポヴァ(カザフスタン)

<バンタム級/5分3R>
ウマル・ヌルマゴメドフ(ロシア)
ブライアン・ケレハー(米国)

<フライ級/5分3R>
ティム・エリオット(米国)
タジル・ウランベコフ(ロシア)

<ライト級/5分3R>
ルドヴィット・クライン(スロバキア)
ディヴォンテ・スミス(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
ダスティン・ジャコビー(米国)
ミハウ・オレキシェイジュク(ポーランド)

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Report UFC UFC261 カマル・ウスマン ブログ ホルヘ・マスヴィダル

【UFC261】右ストレートを打ち抜き、マスヴィダルを失神に追い込んだカマル・ウスマンがKO王座防衛

<UFC世界ウェルター級選手権試合/5分5R>
カマル・ウスマン(米国)
Def.2R1分02秒by KO
ホルヘ・マスヴィダル(米国)

笑顔でケージにもたれるマスヴィダル、しゃがんでまっすぐ視線を送るウスマン。マスヴィダルが右、そして左ローを蹴る。続いて右ローから前蹴りを見せたマスヴィダルに対し、ウスマンがボディストレートを伸ばし、一瞬サウスポーで構える。オーソに戻し右を当てたウスマンは、テイクダウンのフェイクを入れて間合を図る。左ジャブ、右オーバーハンドを繰り出すチャンピオンに対し、マスヴィダルが踏み込んでヒザを狙う。

離れたマスヴィダルの飛び込んでの前蹴りのタイミングでテイクダウンを決めたウスマンが、ガードの中からパンチを落とす。マスヴィダルのクローズドが開くと、ウスマンが右エルボーを落とす。下からヒジを打ち、ケージを使って立ち上がろうとするマスヴィダルをウスマンが後方から殴る。

マスヴィダルが胸を合わせて離れる左ミドルも、右ストレートから左ジャブを被弾する。マスヴィダルは右ローを2発入れ、跳びヒザもクリーンヒットはしなかった。

2R、マスヴィダルが左、続いて右ローを蹴る。右オーバーハンドに、右を合わせていったウスマンは、左ジャブからの右ストレートを左フックをを打ってきたマスヴィダルに合わせる。倒れこんだマスヴィダルに鉄槌を連打したウスマンが、失神に追い込み王座防衛を決めた。

「ホルヘに礼を言いたい。凄くナーバスになったけど、ホルヘのおかげで成長できた。可能性は無限大だ。コーチから基本に忠実にと言われていたし、ヘンリーからはシンプルにとアドバイスを貰っていた。僕は今、この惑星のP4Pだ」とウスマンは話した。マスヴィダルは「25分間、レスリング勝負に来ると思っていた」と語った。


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News UFC UFC261 カマル・ウスマン ジェシカ・アンドレジ ジャン・ウェイリ ブログ ホルヘ・マスヴィダル ローズ・ナマジュナス ヴァレンチーナ・シェフチェンコ

【UFC261】計量終了 約14カ月振りの有観客イベントはウスマン✖マスヴィダルなど3つの世界戦

【写真】今回が5度目の王座防衛戦となるシェフチェンコ。全く穴が見えないチャンピオンに対し、アンドレジが無類のパワーを発揮するか (C)ZUFFA/UFC

23日(金・現地時間)、24日(土・同)にロリダ州ジャクソンビルのヴィアスター・ベテランズ・メモリアル・アリーナで開催されるUFC261「Usman vs Masvidal 2」の計量が行われた。

UFCにとって昨年3月7日のUFC248=ラスベガス・Tモバイルアリーナ大会以来の有観客イベントは、パンデミック真っただ中の昨年5月にUFCの活動再開に協力したフロリダ州ジャクソンビルが開催地となった。


チケットが瞬く間にソールドアウトになった同大会は3階級の世界戦が組まれるヒストリックイベントとなる。

メインは昨年7月の再戦=世界ウェルター級王者カマル・ウスマンにホルヘ・マスヴィダルが挑む。ウスマンは2月に友人対決となったジルベルト・ドリーニョに勝利してから、僅か2カ月のインターバルで、ウスマンに完敗を喫して以来の試合がダイレクトリマッチとなるマスヴィダルを迎え撃つ。

昨年の試合は、スクランブル発進のマスヴィダルがただケージに足を踏み入れたことに価値があるような状況で、勝負は一方的にウスマンがコントロールしている。そこから誰にも勝っていない挑戦者というのも首をかしげざるを得ない、ベストの状態のマスヴィダルを期待したい。

その他の世界戦は共にアジア国籍の女子世界王者──キルギスのフライ級王者ヴァレンチーナ・シェフチェンコと中国人のストロー級王者ジャン・ウェイリがそれぞれジェシカ・アンドレジ、ローズ・マナジュナスの挑戦を受ける。

今やUFCのP4Pといっても過言ないシェフチェンコは5度目の防衛戦で、ウェイリは2度目のタイトルディフェンディング・ファイトとなる。

また今大会では上海のUFC PIのUFCアカデミー出身の3人の中国人ファイター=ロン・チュウ、アオリーチーラン、リャン・ナがUFC初陣を戦う。

■視聴方法(予定)
4月25日(日・日本時間)
午前7時00分~UFC FIGHT PASS
午前11時~PPV
午前11時~WOWOWライブ

■UFC261計量結果

<UFC世界ウェルター級選手権試合/5分5R>
[王者]カマル・ウスマン: 169.5ポンド(76.88キロ)
[挑戦者]ホルヘ・マスヴィダル: 170ポンド(77.11キロ)

<UFC世界女子ストロー級選手権試合/5分5R>
[王者]ジャン・ウェイリ: 114.5ポンド(51.94キロ)
[挑戦者]ローズ・ナマジュナス: 114.5ポンド(51.94キロ)

<UFC世界女子フライ級選手権試合/5分5R>
[王者]ヴァレンチーナ・シェフチェンコ: 124.5ポンド(56.47キロ)
[挑戦者]ジェシカ・アンドレジ: 124.5ポンド(56.47キロ)

<ミドル級/5分3R>
クリス・ワイドマン: 186ポンド(84.37キロ)
ユライア・ホール: 185ポンド(83.91キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
アンソニー・スミス: 206ポンド(93.44キロ)
ジミー・クルート: 205.5ポンド(93.21キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ランディ・ブラウン: 171ポンド(77.56キロ)
アレックス・オリヴェイラ: 171ポンド(77.56キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ドゥワイト・グラント: 170ポンド(77.11キロ)
ステファン・セクリッチ: 171ポンド(77.56キロ)

<ミドル級/5分3R>
ブランダン・アレン: 186ポンド(84.37キロ)
カール・ロバーソン: 185ポンド(83.91キロ)

<フェザー級/5分3R>
トリスタン・コネリー: 146ポンド(66.22キロ)
パット・サバティニ: 146ポンド(66.22キロ)

<バンタム級/5分3R>
バットゲレル・ダナー: 136ポンド(61.69キロ)
ケヴィン・ナティヴィダッド: 135.5ポンド(61.46キロ)

<ライト級/5分3R>
ロン・チュウ: 156ポンド(70.76キロ)
ロドリゴ・ヴァルガス: 155ポンド(70.31キロ)

<フライ級/5分3R>
ジェフ・モリーナ: 126ポンド(57.15キロ)
アオリーチーラン: 126ポンド(57.15キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
アリアニ・アルネロッシ: 115ポンド(52.16キロ)
リャン・ナ: 116ポンド(52.62キロ)

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Report UFC UFC251 カマル・ウスマン ブログ ホルヘ・マスヴィダル

【UFC251】勝ちにいかない挑戦者。手堅く戦うチャンピオン。これもコロナの時代の世界戦か……

<UFC世界ウェルター級選手権試合/5分5R>
カマル・ウスマン(ナイジェリア)
Def.3-0:50-45.50-45.49-46
ホルヘ・マスヴィダル(米国)

右ロー、右前蹴り、左ミドル、左ローとアグレッシブに動くマスヴィダル。ウスマンはローをキャッチしてテイクダウンに成功する。クローズを取り下からエルボーを放つマスヴィダルに、ウスマンがパンチを落とす。上体を起こし、足を捌こうとウスマンをここでも下から殴るマスヴィダル。ウスマンは立ちあがり、起き上ってきたマスヴィダルをがぶる。マスヴィダルは離れると左ミドルを繰り出すが、既に息が荒くなっている。シングルからケージにマスヴィダルを押し込んだウスマンがテイクダウンへ。

右のパンチを顔面に入れたウスマンに対し、マスヴィダルはヒザとヒジを打っていく。エルボーを逆に受けて離れたマスヴィダルが、左ロー、左ジャブを伸ばす。さらに左フックを当てたマスヴィダルは、左ジャブに右、さらに左フックを返す。ウスマンの踏み込みに右フックを合わせようとしたマスヴィダルは、ケージを背負って前蹴り、右を見せて組まれるとそのままケージを背負ってラウンド終了を迎えた。

2R、マスヴィダルがスタミナ切れを起こすのは織り込み済みだが、初回を見る限りウスマンも決して動きは良くない。2R序盤も素早い右ロー、続いて右ミドルを蹴ったマスヴィダルは、シングルレッグから足を抜いて逃げる。右を見せて組みついたウスマン、マスヴィダルはウィザーで懸命に耐える。足の指、甲を踏むチャンピオンは細かいヒザ、ボディブローを繰り出す。

マスヴィダルも差し返しつつエルボーを入れるが、ウスマンは離れることを許さずケージに押し込み、右をヒットして離れる。すぐに組み直したウスマンは肩パンチ、眉間を切ったマスヴィダルに流血が見られる。押し込まれボディを殴られるマスヴィダルは、肩パンチ、足の甲へのスタンプと細かい攻撃を受け続ける。残り40秒で離れたウスマンはマスヴィダルの蹴りからパンチに頭を振って、左を伸ばすが届かない。最後に右ボディを入れたウスマンだが、両者揃って動きは非常に重かった。

3R、マスヴィダルが右ロー、ウスマンは距離を詰めてエルボー、必死に捌こうとするマスヴィダルをケージに押し込む。ヒザを見せるマスヴィダル、ヒジを入れたウスマンは離れて右を振るう。遠い距離でのパンチは、マスヴィダルが蹴りで対抗する。と、組んでクリンチのウスマン。ボディを狙ったパンチを急所とされてブレイクを命じられる。

休んで息を整えるマスヴィダル。とてもUFCの世界戦とは思えない、厳しい内容だ。再開後、マスヴィダルの右にダブルレッグを合わせたウスマンがテイクダウンに成功する。ウスマンはマスヴィダルを立ち上がらせて、右を差しあげてテイクダウンを再び決める。一瞬ロールしたマスヴィダルは、バックを取られることを嫌がりガードへ。手首を掴むマスヴィダルに対し、ウスマンはヒジを入れて攻撃を締めた。

4R、右ボディ、右ミドルを入れたウスマンが、シングルレッグでドライブしてケージへ。王者がワキ腹を殴り、マスヴィダルがヒザを返す。離れたウスマンがダブルレッグを決め、ギロチンを防いで立ちバックへ。マスヴィダルが胸を合わせると、ウスマンは肩パンチ、スタンプを繰り出す。さらにダブルレッグ、左右のフック、再度ダブルレッグと攻めるウスマンだが、マスヴィダルが力を入れて細かいパンチを見せながら離れる。スピニングバックフィストは空振りとなったマスヴィダル、自らケージを背にした位置を選択して蹴りを繰り出す。ウスマンは右、続いて左フックを当てて組みへ。そのままウスマンはタイムアップまで1分以上、押し込み続けた。

コロナ禍のUFCでは、世界戦も3Rで良いのではないかと思いたくなる一戦は、最終回へ。互いにジャブを伸ばし、ウスマンが左フック、右を振ってダブルレッグへ。ケージ中央側に頭を向けてテイクダウンに成功するが、マスヴィダルはケージに近づいていく。立たせずエルボーを落とすチャンピオン、マスヴィダルはハーフニーシールドも、反転してきたウスマンの足を抱えつつ──足首を取ることはなく、足を抜かれる。ロールから立ち上がろうとしたマスヴィダルをがぶるウスマン。立ちあがったマスヴィダルはヒザを放って離れた。

マスヴィダルは左フック、左ミドル、跳びヒザから右ストレートを繰り出す。ウスマンも右を伸ばし、ミドルキックにも右を伸ばしてタイムアップに。調整不足のなか、諦めない姿勢を見せたが、倒されても倒そうと気持ちはチャレンジャーから見えず。ウスマンも大事を取ったファイトに終始し、この状況での体調管理とコンディション創りが、UFCのトップファイターでもいかに難しいかが伝わってくる世界戦だった。

結果、フルマークの判定勝ちを収めたウスマンが2度目の王座防衛に成功した。


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【UFC251】計量終了 終始笑顔のアマンダ・ヒーバス。マスヴィダルもミステリアス・スマイル!?

【写真】マスクをせずに計量に臨んだマスヴィダル、この笑顔が意味するところは (C)Zuffa/UFC

10日(金・現地時間)、11日(土・同)にUAEはアブダビのヤス島=ファイトアイランドで開催されるUFC251「Usman vs Masvidal」の計量及びフェイスオフが行われた。

3階級の世界戦に出場する選手は全員が問題なくパス。ジョゼ・アルドとバンタム級王座決定戦を戦うピョートル・ヤンはスケールに乗る前に服と一緒にマスクを外し、つけるように指示を受ける。

一方でマック・ホロウェイの挑戦を受ける世界フェザー級王者アレックス・ヴォルカノフスキーと、メインで世界ウェルター級王者カマル・ウスマンに挑戦するホルヘ・マスヴィダルはマスク無しで体重を測った。

そのマスヴィダルは下着を脱いで計量に臨み、指を組み腕を合わせるや満面の笑みを浮かべる。フェイスオフではマスクをつけたマスヴィダルだが、離れるとすぐに外し──ウスマンに何やら呟くようなシーンも見られた。


メインカード出場選手では会見などで、いつも明るさ満点のアマンダ・ヒーバスが大きなマスク着用でも体重計の上で思い切り笑顔を見せていることが分かった。そのヒーバス、ペイジ・ヴァンザントと相対すると鋭い目つきになるものの直後に背筋をピンと伸ばして、周囲にお辞儀するなど、どこまでも好人物ぶりを披露している。

なお女子バンタム級でカロル・ホサと対戦予定だったするヴァネッサ・メーロが 141ポンドと6ポンドのオーバー──30パーセントのファイトマネーのカットで、キャッチウェイト戦へ。またフライ級でジャルガス・ジャマグロフと戦うパウリアン・パイヴァは拝むような仕草をスケールの上で見せたが、3ポンド・オーバーで掌を合わせ周囲に詫び20パーセントの減給となり契約体重戦に臨むこととなった。

■UFC251計量結果

<UFC世界ウェルター級選手権試合/5分5R>
[王者]カマル・ウスマン: 170ポンド(77.11キロ)
[挑戦者]ホルヘ・マスヴィダル: 170ポンド(77.11キロ)

<UFC世界フェザー級選手権試合/5分5R>
[王者]アレックス・ヴォルカノフスキー: 145ポンド(65.77キロ)
[挑戦者]マックス・ホロウェイ: 145ポンド(65.77キロ)

<UFC世界バンタム級王座決定戦/5分5R>
ピョートル・ヤン: 135ポンド(61.24キロ)
ジョゼ・アルド: 135ポンド(61.24キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
ジェシカ・アンドレジ: 115ポンド(52.16キロ)
ローズ・ナマジュナス: 116ポンド(52.62キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ペイジ・ヴァンザント: 126ポンド(57.15キロ)
アマンダ・ヒーバス: 126ポンド(57.15キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ヴォルカン・オデズミア: 205.5ポンド(93.21キロ)
イリー・プロハースカ: 205ポンド(92.99キロ)

<ウェルター級/5分3R>
エリゼウ・カポエイラ: 171ポンド(77.56キロ)
ムスリム・サリコフ: 171ポンド(77.56キロ)

<フェザー級/5分3R>
マクワン・アミルカーニ: 146ポンド(66.22キロ)
ダニー・ヘンリー: 146ポンド(66.22キロ)

<ライト級/5分3R>
レオナルド・サントス: 156ポンド(70.76キロ)
ロマン・ボガトフ: 155.5ポンド(70.53キロ)

<ヘビー級/5分3R>
マルチン・ティブラ: 252ポンド(114.3キロ))
マクシム・グリシン: 223ポンド(101.15キロ)

<フライ級/5分3R>
パウリアン・パイヴァ: 129ポンド(58.51キロ)
ジャルガス・ジャマグロフ: 126ポンド(57.15キロ)

<女子バンタム級/5分3R>
ヴァネッサ・メーロ: 141ポンド(63.95キロ) 136ポンド(61.69キロ)
カロル・ホサ: 141ポンド136ポンド(61.69キロ)

<バンタム級/5分3R>
マーチン・デイ: 136ポンド(61.69キロ)
デイヴィー・グラント: 136ポンド(61.69キロ)

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Preview UFC UFC251 カマル・ウスマン ブログ ホルヘ・マスヴィダル

【UFC251】ホルヘ・マスヴィダル「メンタルとスキルは上」✖カマル・ウスマン「王者に相手は関係ない」

【写真】バーチャルメディアデーでの両者。非常に落ち着いて見えた (C)Zuffa/UFC

いよいよ計量とファイトを控えるばかりとなったUFC251「Usman vs Masvidal」。11日(土・現地時間)にUAEはアブダビのヤス島=ファイトアイランドで開催される同大会の出場選手は、全員がMMAの歴史に名を残すといっても過言でない。

そんなUFC251のメインは本来の挑戦者ジルベウト・ドリーニョ・バーンズが新型コロナウィルスの検査で陽性となり欠場し、ご存知のようにホルヘ・マスヴィダルが6日前にオファーを了承──UFC世界ウェルター級王者カマル・ウスマンに挑戦することとなった。


昨年7月にベン・アスクレンを5秒でKO、4カ月後にはネイト・ディアスを破りBMFのベルトを巻いたマスヴィダル。ベルトを頂点としたUFCウェルター級のヒエラルキーに収まらないポジションにあるファイターとなった。

アスクレンを跳びヒザで破り、ネイトには打撃と組みで勝つ。ウスマンがレスリングにガッツリと打撃と叩きこんだのとはまた一味違うマスヴィダルのスタイルだ。MMAのエレメントの一つ一つが個として極度に完成度が高まる前──いわばMMAの打撃、MMAのレスリングという言い方がなされていた時代を感じさせる、高レベルのウェルラウンダーといえよう。

ウスマンは得意分野で相手を遮断することができ、マスヴィダルはどの局面でも真っ向から応じることができる。そんな両者のマッチアップは、ウスマン✖ドゥリーニョに負けず劣らずケージのなかだけでも非常に興味深い戦いだ──本来であれば。

しかし6日間のショートノーティス出場では、当然のように準備は十分ではない。何よりもパンデミックでジムが閉鎖され、社会が膠着していた時期を試合という目的がない状況でマスヴィダルは過ごしてきた。

対してウスマンは世界王座を防衛するためにトレーニングをしてきた。この差はパンデミック以前のショートノーティス出場とはまるで違う。このことは5月から再開されたUFCの試合を見ていれば、誰もが分かることだろう。

そんなかマスヴィダルはバーチャルメディアデーで「ファイトアイランド大会のメインを戦うこと? ただの試合だ。それよりも朝の8時から試合をすることの方が特別だろう。隔離政策期間も泳いだり、ウェイトをしたりコンディションは整えてきた。調整の仕方がいつもと違っているだけだ。そりゃあ、このやり方では100パーセントとはいえないだろう。でもマインドやスキルは100パーセントだ。カマル・ウスマンより上だよ」と話している。

そのウスマンは「向うは6日前に試合が決まったかもしれないけど、こっちはそれまで全く別のファイターと戦うつもりだった。ノーと言わなかった理由? ファイトはファイトだ。特にチャンピオンは、相手は関係なく戦う」と断言している。

一発のあるマスヴィダル故、どのような不利な状況を跳ね返すことはあるだろう。と同時に、その勝機に大きく関係している名セコンドのマイク・ブラウンもコロナ陽性で欠くこととなった。ブラウン不在に関してマスヴィダルは「マイク・ブラウンの声は、身の内に聞こえてくる」と力強くバーチャル会見で口にしていた……。

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【UFC251】対戦カード プレリミでタイトルコンテンダー=オズテミア✖元RIZIN王者プロハースカ

【写真】スイスからオズテミアがヒストリック・イベントに。西欧からオズテミア以外に3選手、旧ソ連圏以外の東欧からは対戦相手のプロハースカとポーランドのティブラの2選手が出場する。またメインのウスマン✖マスヴィダルもオフィシャルで発表された(C)MMAPLANET

2020年7月11日(土・現地時間)
UFC251
UAE アブダビ
UFC Fight Island

■視聴方法(予定)
6月12日(日・日本時間)
午前7時~UFC FIGHT PASS
午前11時~PPV
午前11時~WOWOW ライブ

■対戦カード

<UFC世界ウェルター級選手権試合/5分5R>
[王者]カマル・ウスマン(ナイジェリア)
[挑戦者]ホルヘ・マスヴィダル(米国)

<UFC世界フェザー級選手権試合/5分5R>
[王者]アレックス・ヴォルカノフスキー(豪州)
[挑戦者]マックス・ホロウェイ(米国)

<UFC世界バンタム級王座決定戦/5分5R>
ピョートル・ヤン(ロシア)
ジョゼ・アルド(ブラジル)

<女子ストロー級/5分3R>
ジェシカ・アンドレジ(ブラジル)
ローズ・ナマジュナス(米国)

<女子フライ級/5分3R>
ペイジ・ヴァンザント(米国)
アマンダ・ヒーバス(ブラジル)

<ライトヘビー級/5分3R>
ヴォルカン・オズテミア(スイス)
イリー・プロハースカ(チェコ)

<ウェルター級/5分3R>
エリゼウ・カポエイラ(ブラジル)
ムスリム・サリコフ(ロシア)

<フェザー級/5分3R>
マクワン・アミルカーニ(フィンランド)
ダニー・ヘンリー(英国)

<ライト級/5分3R>
レオナルド・サントス(ブラジル)
ロマン・ボガトフ(ロシア)

<ヘビー級/5分3R>
マルチン・ティブラ(ポーランド)
マクシム・グリシン(ロシア)

<フライ級/5分3R>
ザルガス・ズマグロフ(カザフスタン)
ハウリアン・パイヴァ(ブラジル)

<女子バンタム級/5分3R>
ヴァネッサ・メーロ(ブラジル)
カロル・ホサ(ブラジル)

<バンタム級/5分3R>
マーチン・デイ(米国)
デイヴィー・グラント(英国)

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【UFC251】ドゥリーニョに代わり、UFCウェルター級王者ウスマンにBM王者ホルヘ・マスヴィダルが挑戦?!

【写真】現状としてウスマン✖マスヴィダル、もしくはウェルター級タイトル戦はなし──ということになる (C)Zuffa/UFC

5日(日・現地時間)、米国のESPNが11日(土・同)にUAEはアブダビのヤス島=ファイトアイランドで開催されるUFC251でUFC世界ウェルター級選手権試合=王者カマル・ウスマン✖挑戦者ホルヘ・マスヴィダルが行われると伝えている。

UFCの公式発表ではないとしながらも、UFCの情報発信源としてはオフィシャルと変わりない立場のESPNが報じているだけに、この試合が決定されたことはデフォルトに違いない。

挑戦者ジルベウト・ドゥリーニョ・バーンズがCOVID19の検査で陽性になったというショッキングなニュースから2日で、BMF(Baddest Mother Fucker)チャンピオンの挑戦が決まった。昨年7月にベン・アスクレンを5秒でKOし、一気に存在感を増したマスヴィダルはその4カ月後にネイト・ディアスを破りBMFのベルトを巻いていた。以来、8カ月振りの試合が6日前に了承した世界戦となる。

ちなみにマスヴィダルは現在ウェルター級ランキングでは3位、欠場となったドゥリーニョが1位で、2位にはコルビー・コビントンがランクされている。コビントンも話題に事欠かないファイターであるがウスマンには昨年12月に敗れたばかり、現状として話題的にはワールドベストの新挑戦者が出現したといえる。

とはいえマスヴィダルもドゥリーニョと同様に、1日に1万人以上の感染者を出しているフロリダ(※検査を受けた人数は8万人以上とされる)から出場となるだけに、不安はぬぐえない。現状UFCでは米国在住の選手は一旦はラスベガスを訪れ検査を受けてから現地に向かうことになっており、現地入り当日から試合前日まで、複数回の検査が控えている。

これは何もマスヴィダルだけでなく、王者ウスマンや他のファイターにもいえることだ。しかも、セコンドが感染している場合も試合に出ることができない──それがニューノーマルのMMA、大会当日までUFC世界ウェルター級選手権試合だけでなく、全試合が実現するかは確定しない時代となっている。