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【Special】月刊、生粋MMA人・中村倫也を創ったこの一番:2012年2月26日、ベンヘン✖エドガー

【写真】2万円の席でライブ観戦したUFC JAPANにより、中村の目指す頂が決まった (C)MMAPLANET

フリースタイルレスリングで世界選手権5位、U23世界選手権優勝、輝かしいレスリングでの戦績を誇り2020年4月にMMA転向──2021年LDH martial arts所属となった中村倫也は、物心がついたころからシューティングジム大宮→PUREBRED大宮でMMAに触れて育った。

26歳ながらMMAファン歴20年以上、プロデビューから5カ月しか経ていないが、常に傍にあったMMAに関する知識量は半端ない。そんな生粋MMA人、中村倫也が養成される血肉となったMMAの試合を振り返ってもらう当企画──月刊、生粋MMA人・中村倫也を創ったこの一番──がスタート。

その第1回は2012年2月26日に開催されたUFC144から、中村のUFC志向を絶対化したUFC世界ライト級選手権試合=ベンソン・ヘンダーソン✖フランキー・エドガー戦について語らおう。


──倫也選手に取材させていただいていると、プロMMAキャリア5カ月にも関わらず、MMAへの造詣が20年選手のように深いです。

「ありがとうございます(笑)。やっぱり、子供の頃からずっと見てきたので」

──ワールドクラスのレスラーがMMAに転じたのではなく、ピュアMMAファイターがたまたまフリースタイルレスリングが世界レベルで強かった。そのように結論づけました(笑)。

「いやぁ……そういってもらえると、嬉しいです(笑)」

──そんなジェニュインMMAファイター中村倫也の肉付けとなった一番を今月から1試合ずつ挙げて頂き、MMAの愉しみ方を深掘りしていきたいと思います。その第1弾の試合は何になるでしょうか。

「ベンソン・ヘンダーソンとフランキー・エドガーのUFC世界ライト級タイトルマッチです。2012年2月(※26日)のUFC JAPANのメイン、初めて生で観戦したUFCで高校2年の時だったと思います。

僕は実家から高校(花咲徳栄高校)に1時間ほどかけて通っていたので、さいたまスーパーアリーナにUFCが来るということは地元にUFCがやって来るという感じでした。

生まれてからずっと『PRIDEのチャンピオンになる』って言い続けていたのに、小学6年生の時に急になくなって。『じゃぁ俺はUFCを目指したら良いのか』という想いにはなっていたので、情報量は少ないですし、視覚に訴えられたり、空気感を知るということができず、現実味がなかったです。

そこで初めて会場でUFCを見て、まずその雰囲気に驚きました。外国人のお客さんが凄く多くて。だから、余計に本場のUFCという感じが2012年の大会ではしました」

──確かに。PPV大会だけあって日本在住ばかりか私の知り合いでもフィリピン、香港からUFCを観戦するために日本にやってきたというケースも複数例見られました。

「これが世界なのか……PRIDEとは明らかに違っていて、あの時に時代の流れを高校生ながら感じたんだと思います。しかも試合内容が……エドガーはヒット&アウェイが、今より顕著で。改めて見直しても角度とか距離の創りが尋常じゃないんですよね」

──弱冠、右の勢いが過去のポイントメイクを完全に成し遂げていた頃より強くなっていたかと。

「あぁ右のオーバーハンドを当てに行っていたかもしれないですね。そういうエドガーに対して、ベンヘンが下がりながらカウンターを合わせると時と、テンカオで迎え撃つという2つの対応で距離感を狂わせていた。あのセンスは凄まじいですね。当時はエドガーの勝ちだろうって思っていた試合なんですけど、今ではベンヘンの巧さが優っていたということがいえるんじゃないかなぁと思える試合です」

──個人的にはベンヘン……というか、どの選手が使っても同じなのですが、スタンドでバックコントロールを取られり、がぶられた選手が掌をマットにつけてヒザ蹴りを顔面に貰わないようにする行為に明らかな劣勢という定義が欲しいな、と思うんです。

「あぁ、ルールを使って身を守るってやつですよね。マジで分かります。それと同じ感じなのが、ハーフで抑えて前腕のフレームで頭を抑えて殴ろうとすると、横を向いて後頭部を見せるヤツがいて。『なんや、それ』みたいな。

劣勢でルール使って、殴れないようにしているだけで、そんなの格闘技じゃないだろうって思うんですよ。ああいうディフェンスは反則でなくても、明確な劣勢として欲しいです」

──そこも踏まえて、巧妙とも取れるのですね。

「ベンヘンには上手いところがありますよね。太腿を殴るとか、ちょっと想像の枠を超えた攻撃を仕掛けたり。そういう部分は自分も参考にしています」

──あと、あの髪の毛を振り乱していると、どうにもベンヘンの方がよく動いているという錯覚をジャッジに与えているのではないかと。クレイ・グイダもそうですが。

「あぁ、本当だ。そうですよね。ベンヘン・グイダ効果ですね、アハハハハ。躍動感を髪を振り乱して表している。ソレ、本当ですよ。ジャッジも目は奪われますし、互角だったらジャッジがベンヘンの6-4を取ってしまう。それ、あるッスね(笑)。ベンヘン・グイダ効果は空振りでも、加点される。いやぁ、ありますよ(笑)。

そうやって考えると、MMAの進化は凄まじいので今のMMAとは違ってはいるのですが、それでも学べるところがあって」

──あの時点で北米MMAの最先端の攻防が見られました。特に真っ向勝負でないけど、真正面から最高峰の技術を駆使していてた。

「素晴らしい距離感、テイクダウンとディフェンスがありながら、最後の最後にはこういう戦いになるのかということを見せてくれましたね。どうしてもライトなファンには技術力が高度化すると、理解が困難な部分って出てくると思うんです。

MMAはそこが顕著なんですけど、そういう高度な攻防を見せてくれたベンヘンとエドガーが、最後はバチバチに殴り合う。技術の粋を集めた先のハート、僕もそういう試合がしたいです」

──あの試合でUFCは日本で根付くかと思われたのですが、翌年からPPV大会ではなくなり……。

「日本仕様になっちゃいましたよね。ヴァンダレイ・シウバ✖ブライアン・スタン、マーク・ハント✖ステファン・シュトルーフ、五味さんとディエゴ・サンチェスと。分かりやすくなったけど、それが何を意味するのか分かる……そういう人が増えたと思います。結局、外国人のファンがグッと減ってしまって。

ステーキから寿司になってしまったような。僕にとってはUFCを目指すという原点、それがベンヘン✖エドガーの試合でした。あの日の夜から、寝る時にイメージするものは完全に金網の中に変わったんです」

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BELLATOR MMA UFC   イスラム・マメドフ ティモシー・ジョンソン ハニ・ヤヒーラ ベラトール ベンソン・ヘンダーソン

1.29『Bellator 273』のメインイベントはライアン・ベイダー vs. ヴァレンティン・モルダフスキーのヘビー級王座統一戦


 ベラトールMMAが1月29日にアリゾナ州フェニックスのフットプリント・センターで開催する『Bellator 273』のメインイベントがライアン・ベイダー vs. ヴァレンティン・モルダフスキーのヘビー級王座統一戦になることを発表。

 ベイダーは10月の『Bellator 268: Nemkov vs. Anglickas』で行われたライトヘビー級ワールドグランプリ準決勝でコーリー・アンダーソンに1R TKO負けして以来の試合。ヘビー級王座防衛戦は2019年9月の『Bellator 226: Bader vs. Kongo』で行われたシーク・コンゴ戦がノーコンテストになって以来2年4ヶ月ぶり。

 モルダフスキーは6月の『Bellator 261: Johnson vs. Moldavsky』で行われたヘビー級暫定王座決定戦でティモシー・ジョンソンに判定勝ちし暫定王座を獲得して以来の試合で現在6連勝中。

 また、同大会ではダリオン・コールドウェル vs. エンリケ・バルゾーラのバンタム級マッチとベンソン・ヘンダーソン vs. イスラム・マメドフのライト級マッチも行われるとのこと。

 コールドウェルは5月の『Bellator 259: Cyborg vs. Smith 2』でレアンドロ・ヒーゴに判定負けして以来の試合で現在2連敗中。バルゾーラは2020年3月の『UFC Fight Night 170: Lee vs. Oliveira』で行われたハニ・ヤヒーラ戦がドローになって以来の試合で今回がBellatorデビュー戦。リリースされたわけではなく、フリーエージェントとなりBellatorが獲得しています。

 ヘンダーソンは10月の『Bellator 268: Nemkov vs. Anglickas』でブレント・プリムスに判定負けして以来の試合で現在3連敗中。マメドフは7月の『Bellator 263: Pitbull vs. McKee』で行われたBellatorデビュー戦でブレント・プリムスに判定勝ちして以来の試合で現在1つの引き分けを挟んで19連勝中。続きを読む・・・
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BELLATOR LFA MMA UFC アンディ・ヴェレラ シンシア・カルヴィーロ ダニエラ・ケリー ハイサム・リダ ベンソン・ヘンダーソン ベン・サンダース ボビー・グリーン ロクサン・モダフェリ

【UFPI 01】Fight Passが冠の組み技大会。LFAやFury FCらのチーム戦。ベン・ヘンがスーパーファイトに

【写真】ヴェレラ、ケリー、ヘンダーソン。グラップリングになればクロスオーバーが見られるのは素晴らしい(C)WNO,BELLAOTR & SUG

11日(土・現地時間)、UFCが16日(木・現地時間)にネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXでUFC Fight Pass Invitationalの第1回大会を開催することを発表している。

ルールや競技フォーマットの詳細は発表されておらず、UFC Fight Passにもまだ配信予定のCGが確認できていないが、UFC APEXで行われる初のグラップリング大会はUFC Fight Pass所縁のプロモーション単位でチーム対抗戦が実施される模様だ。


そのチームとはLFA、CCFC(Cage Fury FC)、Fury FC、そしてFAC(James Krause’s Fighting Alliance Championship)で4つのプロモーション選抜で、各チームがUFCベテランのキャプテンに率いられ5✖5チーム戦で、優勝賞金2万5000ドルを賭けて勝ち抜き戦を戦う。

またUFC FPIではスーパーファイトも予定されており、UFCからはボビー・グリーンの出場が決まっている。またSUGでハイサム・リダにOTで勝利したアンディ・ヴェレラ、女子グラップリング界からHunter Proでロクサン・モダフェリに勝利し、Quintet Ultraではシンシア・カルヴィーロというUFCファイターを破っているダニエラ・ケリーも参戦する。

さらに現在ではBellatorファイターのベンソン・ヘンダーソン、今年の7月にXMMAという大会でラムジー・ニジェムを下しているベン・サンダースという元UFCファイターも同大会の出場リストに名を連ねている。

UFC Fight Passでは第1回UFC FPIに続き、19日(日・同)にはエディ・ブラボー率いる──豪華スーパーカードが組まれたCombat JJ World、さらに30日(日・同)のFury Pro 03とグラップリング・イベントの配信が目白押しだ。

SUG、Polarisと並び、北米でのグラップリングの盛り上がりが改めて感じられるUFC Fight Passの名が冠になった大会、そしてイベントの連続配信だ。

■視聴方法(予定)
12月17日(金・日本時間)
午前7時15分~UFC FIGHT PASS

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BELLATOR MMA YouTube   ベンソン・ヘンダーソン ワジム・ネムコフ

『Bellator 268: Nemkov vs. Anglickas』ファイトマネー


MAIN CARD (10 p.m. E.T., Showtime)

・Vadim Nemkov: $250,000 (includes $75,000 win bonus) def. Julius Anglickas: $150,000
・Corey Anderson: $200,000 (includes $100,000 win bonus) def. Ryan Bader: $150,000
・Brent Primus: $50,000 (no win bonus) def. Benson Henderson: $150,000
・Henry Corrales: $50,000 (includes $25,000 win bonus) def. Vladyslav Parubchenko: $10,000
・Karl Albrektsson: $50,000 (includes $25,000 win bonus) def. Dovletdzhan Yagshimuradov: $70,000

PRELIMS (7 p.m. E.T., YouTube/PlutoTV)

・Mukhamed Berkhamov: $60,000 (includes $30,000 win bonus) def. Jaleel Willis: $24,000
・Nick Browne: $37,200 (includes $18,000 win bonus, $1,200 fine from Lee) def. Bobby Lee: $9,600 (includes $2,400 deduction)
・Javier Torres: $20,000 (includes $10,000 win bonus) def. Gregory Millard: $13,000
・Sumiko Inaba: $10,000 (includes $5,000 win bonus) def. Randi Field: $4,000
・Lance Gibson Jr.: $14,000 (includes $7,000 win bonus) def. Raymond Pina: $3,000
・Jaylon Bates: $20,000 (no win bonus) def. Raphael Montini: $2,500
・Sullivan Cauley: $4,000 (includes $2,000 win bonus) def. Deon Clash: $2,000

 アリゾナ州が10月16日にフェニックスのフットプリント・センターで開催された『Bellator 268: Nemkov vs. Anglickas』のファイトマネーを公表。最高額がワジム・ネムコフの25万ドル(勝利ボーナス7万5000ドル込み)、2位がコーリー・アンダーソン20万ドル(勝利ボーナス10万ドル込み)。以下、メインカードで敗れたジュリアス・アングリッカス、ライアン・ベイダー、ベンソン・ヘンダーソンが揃って15万ドルです。続きを読む・・・
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BELLATOR Bellator268 Report ブレント・プリマス ブログ ベンソン・ヘンダーソン

【Bellator268】ブレント・プリマスがベンヘンの左攻撃を凌ぎ、バックコントロールで3-0勝利

<ライト級/5分3R>
ブレント・プリマス(米国)
Def.3-0:30-27.30-27.29-28.
ベンソン・ヘンダーソン(米国)

サウスポーのベンヘンがプレッシャーをかけると、プリマスは右ミドルと右のロングフックを返す。反対にプレッシャーを強め始めたプリマスに対し、ベンヘンモ右フックと左ミドル、左ローを返す。ベンヘンの蹴りに合わせてシングルレッグで組み付いたプリマスだが、テイクダウンできず。プリマスが距離を詰めると、ベンヘンが右ジャブのカウンターで相手のバランスを崩させた。プリマスがパンチを振るいながら近づくと、ベンヘンも組み付き、両脇を差していく。

テイクダウンを防いだプリマスが前進していく。ベンヘンはケージを背負うとサイドに逃れるが、プリマスの追い足は止まらない。ベンヘンがシングルを仕掛けてきたところで、ギロチンを狙ったプリマス。ベンヘンは起き上がるも、プリマスのクラッチは解けない。ここを凌いだベンヘンだったが、プリマスは狙いをベンヘンの左腕に切り替えて引き込む。そして下からアームロックに捉えて反転するも、ベンヘンが上を抜いて立ち上がった。残り1分のところでダブルレッグを仕掛けたベンヘンが、プリマスをケージに押し込んだが、プリマスは再びベンヘンの左腕を抱え、相手に尻もちを着かせて初回を終えた。

2Rはベンヘンの右関節蹴りからスタート。プリマスも右のスピニングバックフィストを放つ。ベンヘンの左ハイをバックステップでかわしたプリマスは、相手の様子をうかがいながら距離を詰める。両者がミドル、ハイを出し合うなか、ベンヘンが左ローをヒット。距離が近くなると組み付くが、展開はない。プリマスの右ミドルから右ストレートへのコンビネーションをもらったベンヘンが下がるように。ケージ際でパンチを当てるプリマス。しかしベンヘンも押し返し、反対にパンチとローで攻め込んでいく。

左一辺倒になるベンヘンに組み付いたプリマスだが、展開を作ることはできない。それでもベンヘンの左テンカオを食らいながらダブルレッグを仕掛けるプリマス。ベンヘンはスプロールしながら立ち上がるも、ケージに押し込まれてしまう。左腕を差し上げてベンヘンを押し込むプリマスが、バックに回ってグラウンドに持ち込み右腕をベンヘンの首に絡めていく。パンチを当てながらRNCを狙うプリマス。立ち上がるベンヘンに4の字ロックで絡みついたプリマスが、右腕を首に回すもベンヘンは相手の左腕を抑えて凌いだ。

最終回、プリマスが左右のフックで仕掛ける。ベンヘンも左ストレートと左ハイで押し返し、左ストレートでプリマスに尻もちを着かせた。すぐに立ち上がったプリマスは、ベンヘンの左ミドルハイをキャッチ。ベンヘンは左腕でプリマスの首を抱えたが、プリマスも首を抜いてトップを奪う。下からリバーサルを狙うベンヘンに対し、プリマスはトップをキープするもベンヘンが立ち上がる。ケージ際でベンヘンの首を捉えたプリマスがギロチンで引き込み、凌がれてもバックマウントへ。

4の字ロックからRNCを狙うプリマス。ベンヘンも腰を上げるが、相手を振り落とすことはできない。ケージ際でしっかりとバックを奪ったプリマスが右腕をベンヘンの首に回していく。呼吸を整えながら、左の拳を相手の顔面に打ち付けていくベンヘン。しかしプリマスも右のパンチを連打しながら、再び右腕を首に絡ませていく。一度は立ち上がったベンヘンを、再びグラウンドに引きづりこんだプリマスが残り10秒、ベンヘンの首を右腕で絞め上げて試合を終えた。

1人のジャッジが1ポイントをベンヘンに与えるも、他のジャッジ2人がフルマークをつける裁定で、プリマスが勝利した。


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BELLATOR Bellator253 Report ジェイソン・ジャクソン ブログ ベンソン・ヘンダーソン

【Bellator253】ショートノーティス、大きなジャクソンに真っ向勝負もベンヘン──0-3で完敗

<ウェルター級/5分3R>
ジェイソン・ジャクソン(ジャマイカ)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
ベンソン・ヘンダーソン(米国)

フェイスオフの時と同様に体格差のある両者、ベンヘンが左オーバーハンドを放ち、ボディフックから左ミドルを蹴る。右ミドル、右ハイを返したジャクソンが右フックをヒット。さらに右ボディストレートを入れると、ベンヘンが渋い表情を浮かべる。そこからのシングルレッグをすくい、肩に乗って足首を掴んで潰したジャクソンが離れることに成功する。

ベンヘンは左ミドル、2発目をキャッチしてリリースしたジャクソンが、反対に右ミドルを蹴り返す。パワー、圧力で上回るジャクソンに真っ向勝負を仕掛けるベンヘンは、シングルを切られケージに押し込まれる。自ら離れたジャクソンが右ハイ、続いて右から左フックをヒットさせる。大振りのオーバーハンドで前に出るベンヘンは、自らのミドルハイでバランスを崩し、同時にジャクソンも姿勢を乱している。最後の10秒、ハイから左フックを被弾したベンヘンはラウンドを失った。

2R、左ハイから左ミドル、中間距離でやりあうベンヘンに対し、ジャクソンは右を伸ばす。シングルをコブラでリバーサルしたジャクソンが、トップを取り切る。スクランブルでバックに回ったジャクソン、引き込んだベンヘンは腰を切り、腕十字や足関節を狙いつつシングルへ。

ジャクソンはダースを仕掛け、嫌がったベンヘンが一旦下になるがケージ際に移動して立ち上がる。すかさずジャクソンは小外掛けでテイクダウンを取り返すも、続くスクランブルでベンヘンがバックに回る。前転で振り払われ、スタンドに戻ったベンヘンは組み負け、ヒザを受け、最後は小外で倒され最終ラウンドを迎えることとなった。

最終回、左ミドルを当てながらスリップしたベンヘンは、立ち上がるとジャブから右ハイを当てられそうになる。右をヒットさせたジャクソン、ボディフックには距離を取り直す。右アッパーに、ジャクソンは右フックを当てにいきダブルレッグでテイクダウンを奪われる。スクランブルでバックを譲ったジャクソンだが、ワキを潜って逆にバックへ。

ベンヘンはキムラから前転でも、腕を抜かれボトムを強いられる。上体を起こしてシングル、一旦いなして即シングルを狙ったベンヘンだが、ジャクソンはダース狙いからがぶって離れる。残り2分、ベンヘンは跳びヒザ、左ミドルと2度に渡りスリップ。どこか踏ん張りがきかなくなっているのか。バックに回ったジャクソンは、ベンヘンを押しつぶすように上を取り切り、潜らせずサイドバックへ。ベンヘンは一発逆転を掛けて、前転からヒールもジャクソンは反応して足を抜きスタンドに戻る。

ここで試合終了となり、ジャクソンがショートノーティス出場のベンヘンからフルマーク判定勝ちを手にした。


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AJ・マッキー BELLATOR Bellator253 News ジェイソン・ジャクソン ジェレミー・ケネディ ダリオン・コールドウェル ブログ ベイビー・スライス ベンソン・ヘンダーソン

【Bellator253】計量終了 AJ✖コールドウェル=WGP準決勝、プレリミ出場のジェレミー・ケネディも要注目

【写真】5R、体力=精神力──先に研ぎられるのはどちらになるのか (C)BELLATOR MMA

19日(木・現地時間)にコネチカット州アンカスビルのFightsphere=モヒガンサン・アリーナ開催されるBellator253「Caldwell vs McKee」の計量が18日(水・同)に行われている。

今大会のメインはいよいよフェザー級ワールドGPの準決勝が組まれている。ジョージ・カラキャニャン、デレック・カンポスを倒したAJ・マッキーと、ヘンリー・コラレス&アダム・ボリッチを下したダリオン・コールドウェルが決勝進出とBellator世界フェザー級王座挑戦権を掛けて戦う。


プロMMAは一貫してベラトールで戦ってきたAJはキャリア16勝0敗で11のフィニッシュ勝利を誇る。キャリア序盤は荒々しく、一本勝ちの荒稼ぎだったファイトだが、上位陣と当たるようになってもフィニッシュを狙う姿勢に変わりなく、一方的な試合展開でなくてもフィニッシュに持ち込める勝負強さが本物であることを示した。

一方、堀口恭司に連敗したことで評価が地に落ちた感もあったコールドウェルは、このトーナントで息を吹き返した。特に準々決勝で新鋭ボリッチをワンテイクダウン&ワンテイクバックによりRNCで仕留めた試合で、特に2度目の堀口戦の脆さを払拭できたか。

とはいえ、それは試合の流れ。チャンスをモノにでにない展開で、コールドウェルが粘りのファイトを見せることができるか。また、ハマった時のコールドウェルに対して、AJが動いて打開できるのか。5Rの長丁場、初回の飛ばし具合が気になる。

セミではストラッサー起一とのタフファイトをしっかりと勝ち切ったジェイソン・ジャクソンが、ベンソン・ヘンダーソンと対戦。

ここにきてウェルター級で戦うベンヘン、ジャクソンという厳しい相手がマイケル・チャンドラー戦からの再起戦となるが、体格差は明らかだ。

またも充実のプレリミにはベイビー・スライス、LFAウェルター級王者からベラトールを選択したジャリール・ウィリス。ベラトールで3連勝を狙うラフェオン・スタッツら注目株が出場している。なかでも特に気になるのはマット・ビセットと対戦するジェレミー・ケネディだ。

UFCで3勝1敗、その1敗は現UFC世界フェザー級王者アレックス・ヴォルカノフスキーに敗れたのも。その後、Brave CFで連勝しPFLを契約した。準決勝でダニエル・ピエダのギロチンに敗れたが、勝者から禁止薬物が検出されたため記録はNCとなっている。現在はラスベガスのエクストリーム・クートゥアー所属だが、ブリティッシュコロンビア時代はビビアーノ・フェルナンデスの教えを受け、柔術でも紫帯を与えられている。

殴って良し、組んで極めても良しのケネディだが、アグレッシブ故一本調子になり、一発をもらうという課題もあった。アグレッシブさと慎重さを兼ね備えることができればケネディは、ワールドGP出場選手達と十分に渡り合える力の持ち主だ。

オクタゴンからデカゴン、そして新天地サークルケージに挑むケネディ、攻めて結果を残すファイトがプロモーションデビューでは欠かせない。

なお今計量結果は以下の通りだ。

■視聴方法(予定)
11月20日(金・日本時間)
午前6時15分~Prelim :Bellator MMA YouTube Channel
午前9時00分~DAZN

■Bellator253計量結果

<フェザー級ワールドGP準決勝/5分5R>
ダリオン・コールドウェル: 144.7ポンド(65.63キロ)
AJ・マッキーJr: 144.8ポンド(65.68キロ

<ウェルター級/5分3R>
ベンソン・ヘンダーソン: 170ポンド(77.11キロ)
ジェイソン・ジャクソン: 170ポンド(77.11キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ジョーイ・デイヴィス: 169.8ポンド(77.01キロ)
ボビー・リー: 170ポンド(77.11キロ)

<バンタム級/5分3R>
キース・リー: 136ポンド(61.69キロ)
ラフェオン・スタッツ: 135.2ポンド(61.32キロ)

<フェザー級/5分3R>
ジェレミー・ケネディ: 145.5ポンド(66.0キロ)
マット・ビセット: 145.6ポンド(66.04キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ジェリール・ウィルス: 170ポンド(77.11キロ)
マーク・レミンガー: 170.5ポンド(77.34キロ)

<フェザー級/5分3R>
ジェイジェイ・ウィルソン: 145.7ポンド(66.08キロ)
セージオ・デバリ: 144.7ポンド(65.63キロ)

<ライト級/5分3R>
ベイビー・スライス: 154.7ポンド(70.17キロ)
カヒーム・マーリー: 154.7ポンド(70.17キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
サリバン・コーリー: 205ポンド(92.99キロ)
ジェイソン・マークランド: 204.2ポンド(92.62キロ)

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Bellator243 Interview Special ブログ ベンソン・ヘンダーソン マイケル・チャンドラー 青木真也

【Special】月刊、青木真也のこの一番:8月─その弐─チャンドラー×ベンヘン「幻想を抱けるファイター」

【写真】これがベラトールで魅せる最後の雄姿となったチャンドラー (C) BELLATOR

過去1カ月に行われたMMAの試合から青木真也が気になった試合をピックアップして語る当企画。

背景、技術、格闘技観──青木のMMA論で深く、そして広くMMAを愉しみたい。そんな青木が選んだ2020年8月の一番、第2 弾は7日に開催されたBellator243からマイケル・チャンドラー✖ベンソン・ヘンダーソンの一戦を語らおう。


──8 月の青木真也が選ぶ、この一番。2試合目は?

「マイケル・チャンドラー✖ベンソン・ヘンダーソンですね。なんかベンヘンが良くなかったというのか、疲れているような気がします」

──そうですか!! あの左ボディフックとかエゲツナイ攻撃だったように見えましたが。

「当然、凄いですよ。でもベンソン・ヘンダーソンだろうっていうのはあります。もうベラトールに移って4年以上経っているんですよね。まだ皆がUFC時代のベンヘンを求めているから、それはギャップがあるかと思います。対してチャンドラーはずっとエネルギッシュです」

──そもそも試合前は、この試合に関してどのような期待感があったのでしょうか。

「それが……リマッチなので、あまり新鮮味がなかったです。それこそベンヘンはUFCの頃の姿を求められているといっても、その点においてはもう新鮮味がない。小慣れてきてベラトールのキャストに入ると、面白味がなくなってきて」

──あくまでもUFCからの刺客でないと、ベラトールは何かを創っていくことはできない?

「異種格闘技感はないですね。スコット・コーカーのベラトールはUFCから抜いてきた選手と生え抜きで創って来ていて、そのうえUFCから来た選手を楽しめる寿命は決して長くないなって思います。そもそも僕はUFCからベラトールに来て、ぶつけるっていうマッチメイクは興奮できないですし」

──ほお、そうなのですね。

「ビヨン・レブニー体制の時の方が正直、面白かったです。選手もトーナメントのプラットフォームも。なんかスゲェ強いロシア人が出てきたり、パット・カランのようなUFCが拾わなかった実力者が、結果を出して上がっていく。そういう戦いがあの頃は見られていました。

今はその発掘感がなくなりました。だって、面白いのは『こんなところに、こんなヤツがいたっ!!』っていう発掘感が面白いわけで。今はそれが起こりづらくなりましたよね」

──UFCは今も続けていますが、あまりも層が厚いのでベラトールのトーナメントのように1/8、1/4、1/2という注目の集め方はできないですよね。凄まじい潰し合いをしていて。

「ハイ。そしてTitan FCやLFA、ACAまでもが発掘の場になっています。それもまた、レブニーの頃に見たベラトールの面白味ではないですしね。

だって米国のイベントだから、懸命に米国人をトーナメントの決勝に残す努力をしている裏でロシア人とかブラジルの強い選手をぶち込むから、その選手たちを初戦とか準決勝で潰し合わせていて(笑)」

──商売の仕方としてメチャクチャですが、だからこその面白さがありました。

「マルコ・ロウロがトーナメントで優勝しちゃったから、ドゥドゥ・ダンタスとノバウニオン同士で世界タイトルをやったり。それが計算じゃないから、面白かったです(笑)。さっきも言ったパット・カランとか、マルチン・ヘルドのような選手が出てきた。マイケル・チャンドラーだって、そんなもんだし。そういうベラトールが、僕は一番面白かったです。ベンヘンでなく、ロジャー・フエルタで引っ張ったような」

──では、そのチャンドラーの今後に関しては、青木選手はどこで試合が見たいですか。

「そりゃあUFCです。UFCで戦うチャンドラーが見たいと思っちゃいます。ダスティン・ゲイジーとなんて、メチャクチャ楽しみですし。ヌルメゴメドフも見たいですけど、チャンドラー✖ゲイジーはもう単純に腕自慢同士の一戦で。

チャンドラーはパンチが目立っていますけど、それはレスリングが強いから。レスリングで培った高い運動能力があるから、パンチも強い。まぁ、フレッシュなままなのは何があるのか分からないですけど(笑)。

結局、UFCで戦ったらどうなるんだろうって思われる選手が少なくなってきましたね。もうベラトールの一部ぐらいか……。LFAやTitan FCの選手はランク外から上がっていく素材であって、いきなりチャンピオンとの対戦が楽しめる選手じゃない。もう、そういう選手がいなくなりましたよ。RIZINから行く日本のファンが応援したい選手だって、トップ10スタートでもないわけで。

そういう意味でジャスティン・ゲイジーやマルロン・サンドロが行って、今はチャンドラー。幻想を抱くことができるファイターって少ないんですよね。今年はPFLが活動休止しまって。未知の強豪の発掘が、今年は止まってしまっている形です。UFCはリアルな場だから、幻想を抱けるファイターが育つ、そういう大会がUFC以外に必要になってきますね」

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【Bellator243】チャンドラーが左でベンヘンを初回KO。「ベラトールのケージに上がるのは最後だ」

<ライト級/5分3R>
マイケル・チャンドラー(米国)
Def.1R2分09秒by KO
ベンソン・ヘンダーソン(米国)

まずベンヘンが左ミドル、チャンドラーも右ミドルを返す。蹴り足をキャッチするが、テイクダウンはできなかったチャンドラーの右ミドル後に、今度はベンヘンが左ミドルを蹴り返す。ベンヘンは踏み込んで右ボディフック、ジャブから右を振るっていくチャンドラーに対し、ベンヘンはボディから左を打っていく。さらにワンツーを入れたベンヘンの方が序盤は動きが良いか。チャンドラーは蹴り足をキャッチして右を振るう。

右を振ってそのままサウスポーに転じたチャンドラーは、パンチを2発ほど打つとオーソに戻す。そして右ミドル後に再びサウスポーになり、右を当てて離れる。ここでオーソになったチャンドラーはワンツーで前に出て、右ミドルを蹴る。ここでもサウスポーにスイッチしたチャンドラーが、右から左を打ち抜くとベンヘンが前方に崩れる。ヒザをついたベンヘンに対し、チャンドラーが右アッパーを振るう。ベンヘンは頭から沈み試合は決した。

ソーシャルディスタンス、勝利者インタビューで「サウスポーで初めてKO勝ち? 世界でベストのコーチとベストの練習仲間がいれば何でもできる。ベンソンはチャンピオンだ。ケージではモンスターと戦わないといけない。ワキ腹が痛いよ。人々はヘンダーソンのことをフィニッシュがないっていうけど、本当に重い蹴りだった。ここに居られて嬉しいけど、本当に家に早く戻りたい。神はいつも正しい時にドアを開けて、正しいタイミングでドアを閉める。今回でベラトールのケージに上がるのは最後だ。この団体の人達のことは、心の底から愛している。過去10年、最高の時を共有できた」とチャンドラーは話した。


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【Bellator243】計量終了 チャンドラー✖ベンヘンII待ったなし。アガザームの相手は股間にスネーク!!

【写真】セレモニアル計量、すでにかなり戻っているチャンドラーに対し、ベンヘンはここから本格的にリカバリーか (C)BELLATOR

6日(木・現地時間)、7日(金・同)にコネチカット州アンカスビルのモヒガンサン・アリーナで開催されるBellator243「Chandler vs Henderson 2」の計量が行われた。

3年9カ月振りの再戦となるチャンドラーとベンヘンは問題なく計量をクリアしている。


メインカード4試合、プレリミ6試合の計10試合。無観客大会とあって、通常時のベラトールのようにプレリミにローカル勢が大挙出場するということはない。

ヘビー級でマット・ミトリオンが出場するメインカードでは、ジョージ・カラキャニャンのライト級2戦目──ベラトールで2戦目となるマイルズ・ジュリー戦は通好みのマッチアップだ。

スイッチヒッターでKOパンチを持つウェルラウンダーのジュリーと、空手ベースながら卓越したグラップリング技術の持ち主カラキャニャンの対戦は、両者が中堅ではないことを示すファイトとなる。

一方プレリミでは本戦に出場してもおかしくない実力者&注目株の名前が確認できる。フェザー級ワールドGPの台風の目と目されていたが、ダリオン・コールドウェル戦でワンテイクダウン&RNCで敗れたアダム・ボリッチが再起戦に挑む。

対戦のマイク・ハメルは今大会で唯一の体重オーバーに。150ポンド契約を4ポンド以上も上回る154.6ポンドもあったハメル、ボリッチは事実上ライト級マッチに臨むこととなる。

ベラトールの活動休止期間もF2Wでグラップリングマッチに出場していたAJ・アガザームは勝ち星も負け星も揃って彼の倍、6勝2敗のクリス・レンチオーニと戦う。とにかく組んで、倒して、寝技勝負が必要なアガサームはフェイスオフでレスリングの低いスタンスで立つ。と、目前には蛇の膨らみが股間あるレンチオーニのアンダーウェアがあった。

■Bellator243 試合結果

<ライト級/5分3R>
マイケル・チャンドラー: 155.9ポンド(70.71キロ)
ベンソン・ヘンダーソン: 155.6ポンド(70.57キロ)

<ヘビー級/5分3R>
マット・ミトリオン: 262.6ポンド(119.11キロ)
ティモシー・ジョンソン: 263.2ポンド(119.38キロ)

<ライト級/5分3R>
マイルズ・ジュリー: 155.6ポンド(70.57キロ)
ジョージ・カラキャニャン: 155.5ポンド(70.53キロ)

<175ポンド契約/5分3R>
サバウ・ホマシ: 175ポンド(79.37キロ)
カーティス・ミランダー: 174ポンド(78.92キロ)

<150ポンド契約/5分3R>
アダム・ボリッチ: 150.2ポンド(68.12キロ)
マイク・ハメル: 154.6ポンド(70.12キロ)

<フェザー級/5分3R>
クリス・レンチオーニ: 145.8ポンド(66.13キロ)
AJ・アガザーム: 145.3ポンド(65.9キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ヴァレリー・ルレーダ: 125.3ポンド(56.83キロ)
テラ・グラフ: 125ポンド(56.7キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
グラント・ニール: 204.7ポンド(92.85キロ)
ハムザ・サリーム: 205.1ポンド(93.03キロ)

<ライト級/5分3R>
ネイノア・ダン: 155.1ポンド(70.35キロ)
チャーリー・キャンベル: 155.8ポンド(70.66キロ)

<ミドル級/5分3R>
ダルトン・ロスタ: 185.7ポンド(84.23キロ)
マーク・ガードナー: 184.8ポンド(83.82キロ)