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【Road to UFC2023Ep05】神田コウヤの前に立ち塞がるリー・カイウェン「スタミナも200パー自信がある」

【写真】3人インタビューした中国人ファイターで、通訳が必要なく英語での取材が可能だったリー・カイウェン(C)MMAPLANET

27日(日・現地時間)、シンガポールのインドアスタジアムで開催されるRoad to UFC 2023Ep05のフェザー級準決勝で、神田コウヤと対戦するリー・カイウェン。
Text by Manabu Takashima

全身くまなくタトゥーに彩られ、英語を駆使し、爆発力のみ――といっても過言でないファイトで見る者を圧倒するカイウェンのプレファイト・インタビューは当然のように自信しか伝わってこないものとなった。


――とてもリラックスして見えますね。

「もの凄く良い感じで来ている。日曜日の試合が待ちきれない。俺が勝つことは分かっている。そこは絶対だ。シンガポールはONEの時から戦ってきた、ある意味ホームのようなものだし」

――初戦のルー・カイ戦は、暴力的なまでの爆発力を見せつけました。

「ちょっと試合を速く終わらせ過ぎた。俺の試合は、いつだってあんな感じだ。皆も熱狂していただろう? だから、ああいう戦いを見せるんだ」

――では神田選手の印象を教えてください。

「彼の戦い方は、俺にとってあまり馴染みのないモノだ。あれだけリーチが長いのに、レスリングを主武器にしている。テイクダウンは良い。打撃も悪くない。良いファイターだよ。でも、俺の方が強い。俺もレスラーだし、レスリングで勝負しても負けない。仮にテイクダウンを奪われても、サブミッションを極める。打撃で戦いたいなら、どうぞ。受け立つよ。

とにかく退屈な試合だけはしたくない。ぶん殴って、KOする。彼のテクニックで気になるモノは何もないからね。エルボー? 全く気にならない。俺はケージの中に入ると、勝敗なんて気にしない。いかに、相手をグチャグチャにするかだ。エルボーもニーも気にしない」

――短時間ならカイウェンが嵐のようなファイトでKOする。そこを凌ぐと、削って神田選手という見方もあります。

「フフフフ。カンダがそうしたいなら、トライすれば良い。俺はスタミナ合戦になっても200パーセントの自信がある」

――もう1つの準決勝、イー・チャア×キム・サンウォン戦はどちらが勝ちあがると予想していますか。

「間違いなくイー・チャアだ。彼はフ〇ッ〇ン・アニマルだ(笑)。分かる? 本当に強いファイターなんだ。俺とイー・チャアは上海のUFC PIで毎日スパーリングをしている。凄く近い関係だよ。ただ彼と決勝を戦うことは問題じゃない。なんせ、毎日ケージのなかで殴り合っているんだからね。それがどこか違う場所で、いつもやっていることをやり、金儲けができる。な~んの問題もない。ただ、良いことしかな」

――練習は互いのためでもありますが、試合は絶対的に自分のためです。それでも同じような感覚なのですか。

「決勝まで行けば契約がなったも同然だ。だから勝敗は抜きにして、新しいカイウェンを見せる試合にしたい。自分が何者かを証明する試合にするんだ」

――今朝、コンテンダーシリーズを視ていてカイウェンは、コンテンダーシリーズ向きだと思いました(※取材は24日に行われた)。

「ただ、俺としては試合数が多いことはありがたいと思っている。それにアジアのファイターにはRoad to UFCが存在しているのだから、そこで戦うもんだ。自分のやるべきことを全うするのが、ファイターの仕事だから。それに俺は何年も前にUFCとサインできる状態にあったけど、いろいろな事情があってUFCで戦うことはならなかった。

Road to UFCでもコンテンダーシリーズでも問題ない。俺はUFCで戦う力がある。だから、UFCが日本大会を開く時に、日本のファンに会えることを楽しみにしている。もちろん、今回の試合は日本のファンの皆はカンダを応援するだろう。でも月曜日になると、カンダをぶっ倒した俺のことを尊敬し、サポートしてくれることになるはずだ。だから、日本のファンのMMAを応援する気落ちにはいつも感謝している」

■視聴方法(予定)
8月27日(日・日本時間)
Ep.05午後5時~UFC FIGHT PASS
Ep.06午後7時~UFC FIGHT PASS
午後4時30分~U-NEXT

■Road to UFC2023 Ep06対戦カード

<Road to UFCライト級T準決勝/5分3R>
パク・ジェヒョン(韓国)
原口伸(日本)

<Road to UFCバンタム級準決勝/5分3R>
ダールミス・チャウパスゥイ(中国)
イ・チャンホ(韓国)

<Road to UFCライト級準決勝/5分3R>
ロン・チュウ(中国)
キム・サンウク(韓国)

<Road to UFCバンタム級準決勝/5分3R>
シャオ・ロン(中国)
上久保周哉(日本)

■Road to UFC2023 Ep06対戦カード

<Road to UFCフェザー級T準決勝/5分3R>
リー・カイウェン(中国)
神田コウヤ(日本)

<Road to UFCフライ級準決勝/5分3R>
チェ・スングク(韓国)
チーニョーシーユエ(中国)

<Road to UFCフェザー級T準決勝/5分3R>
イー・チャア(中国)
キム・サンウォン(韓国)

<Road to UFCフライ級準決勝/5分3R>
鶴屋怜(日本)
マーク・クリマコ(米国)

<フライ級/5分3R>
ピーター・ダナソー(タイ)
ナムジャルガル・トゥメンデムベレエル(モンゴル)

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【Road to UFC2023Ep06】上久保周哉対戦、戦術至上主義=シャオ・ロン「チームの戦略は素晴らしい」

【写真】東映任侠映画に出てきそうな雰囲気のシャオ・ロン (C)MMAPLANET

27日(日・現地時間)、シンガポールのインドアスタジアムで開催されるRoad to UFC 2023Ep06のバンタム級準決勝で上久保周哉と対戦するシャオ・ロン。
Text by Manabu Takashima

1回戦で野瀬翔平にスプリットで下したシャオ・ロンは、とにかく戦略に重きを置くファイターのようだった……。


――野瀬選手との試合、足関節でヒザが鳴ったという話もありましたが、接戦を勝ち切りました。

「前回の試合は、ちょっと相手のことを軽く見てしまっていた。自分たちが立てていた作戦に対し、向うがカウンターでぶつけてきた作戦がとても優れていた。いや、油断してしまっていたよ。3R、15分間。とても厳しいファイトだった。

確かに初回のレッグロックで負傷をした。今もリカバリー中で、それでも傷は良くなっている。まぁケガと付き合うのも、ファイターの仕事だ」

――インターバルが2カ月で負傷は厳しいですね。今回の試合に向けて、問題はなかったですか。

「上海のUFC PIでしっかりとリハビリをして、体のチェックも続けてもらった。練習も完璧なテーピングを施してもらって、十分にトレーニングに向き合うことができたよ」

――では対戦相手の上久保選手の印象を教えてください。

「カミクボが自分に勝つことは難しいだろう。前に出て、自分の戦いをする。ただし、簡単な試合になるとは全く思っていない。それがカミクボの印象だ」

――上久保選手と戦う上で、シャオ・ロン選手はどのようなアドバンテージがあると考えていますか。

「戦略だ。チームが立てた戦略は素晴らしいものだから。対戦相手が立ててきたゲームプランは、崩壊するだろう。それこそが自分のアドバンテージだ。作戦通りに戦って、勝つのは自分だ」

■視聴方法(予定)
8月27日(日・日本時間)
Ep.05午後5時~UFC FIGHT PASS
Ep.06午後7時~UFC FIGHT PASS
午後4時30分~U-NEXT

■Road to UFC2023 Ep06対戦カード

<Road to UFCライト級T準決勝/5分3R>
パク・ジェヒョン(韓国)
原口伸(日本)

<Road to UFCバンタム級準決勝/5分3R>
ダールミス・チャウパスゥイ(中国)
イ・チャンホ(韓国)

<Road to UFCライト級準決勝/5分3R>
ロン・チュウ(中国)
キム・サンウク(韓国)

<Road to UFCバンタム級準決勝/5分3R>
シャオ・ロン(中国)
上久保周哉(日本)

■Road to UFC2023 Ep06対戦カード

<Road to UFCフェザー級T準決勝/5分3R>
リー・カイウェン(中国)
神田コウヤ(日本)

<Road to UFCフライ級準決勝/5分3R>
チェ・スングク(韓国)
チーニョーシーユエ(中国)

<Road to UFCフェザー級T準決勝/5分3R>
イー・チャア(中国)
キム・サンウォン(韓国)

<Road to UFCフライ級準決勝/5分3R>
鶴屋怜(日本)
マーク・クリマコ(米国)

<フライ級/5分3R>
ピーター・ダナソー(タイ)
ナムジャルガル・トゥメンデムベレエル(モンゴル)

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【Road to UFC2023Ep05&Ep06】計量終了 原口伸、5Lbs超過のバーハートゥブールゥとの対戦を了承も…

【写真】バーハートゥブールゥがギリギリまで落としているのは、確かだろう。ドクターの判断は…… (C)MMAPLANET

26日(土・現時間)午前9時からシンガポールはセントーサ島にあるリゾートワールド・コンベンションセンターで明日27日(日・同)に同地カランのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるRoad to UFC2023Ep05&06の計量が行なわれた。
Text by Manabu Takashima

開始時間と共に続々とスケールの乗る選手たち、30分を過ぎた頃にはマーク・クリマコ、ロン・チュウ、そしてバーハートゥブールゥ・アトゥボラティ以外のファイター――鶴屋怜、上久保周哉、神田コウヤ、原口伸という日本人選手も含めて、問題なくパスをした。


3選手の会場に現れないことで緊張感が漂うなか、まずクリマコが姿を現しパス、ロン・チュウが続き両者揃ってリミットいっぱいでクリアに。

残すはバーハートゥブールゥとなったが、10時20分を過ぎて計量台に乗ったバーハートゥブールゥだが、結果は161ポンドと1ポンドオーバー規定を考慮しても5ポンドと2キロ以上のオーバーに。UFCの規定ではドクターがそのまま体重を下げることを認めるか、否かを判断する――が、おそらくはこれ以上の減量は認められないだろう。

原口にはワンマッチ出場のパク・ジェヒョンという選択肢もあったが、二者択一であれば当然のようにバーハートゥブールゥと戦うことを希望する。とはいえ、その場合もバーハートゥブールゥがメディアkるをクリアする必要があるだけに――どうなることか……。コトの顛末、正式発表を待ちたい。

■視聴方法(予定)
8月27日(日・日本時間)
Ep.05午後5時~UFC FIGHT PASS
Ep.06午後7時~UFC FIGHT PASS
午後4時30分~U-NEXT

■Road to UFC2023 Ep06対戦カード

<Road to UFCライト級T準決勝/5分3R>
バーハートゥブールゥ・アトゥボラティ: 161ポンド(73.02キロ)
原口伸: 155.5ポンド(70.53キロ)

<Road to UFCバンタム級準決勝/5分3R>
ダールミス・チャウパスゥイ: 136ポンド(61.69キロ)
イ・チャンホ: 135.5ポンド(61.46キロ)

<Road to UFCライト級準決勝/5分3R>
ロン・チュウ: 156ポンド(70.76キロ)
キム・サンウク: 155ポンド(70.31キロ)

<Road to UFCバンタム級準決勝/5分3R>
シャオ・ロン: 136ポンド(61.69キロ)
上久保周哉: 135.5ポンド(61.46キロ)

<ライト級/5分3R>
パク・ジェヒョン: 155ポンド(70.31キロ)
クイラン・サルキルド: 155ポンド(70.31キロ)

■Road to UFC2023 Ep05対戦カード

<Road to UFCフェザー級T準決勝/5分3R>
リー・カイウェン: 146ポンド(66.22キロ)
神田コウヤ: 145ポンド(65.77キロ)

<Road to UFCフライ級準決勝/5分3R>
チェ・スングク: 125ポンド(56.7キロ)
チーニョーシーユエ: 125.5ポンド(56.92キロ)

<Road to UFCフェザー級T準決勝/5分3R>
イー・チャア: 145.5ポンド(66.0キロ)
キム・サンウォン: 145.5ポンド(66.0キロ)

<Road to UFCフライ級準決勝/5分3R>
鶴屋怜: 126ポンド(57.15キロ)
マーク・クリマコ: 126ポンド(57.15キロ)

<フライ級/5分3R>
ピーター・ダナソー: 126ポンド(57.15キロ)
ナムジャルガル・トゥメンデムベレエル(: 126ポンド(57.15キロ)

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【Road to UFC2023Ep06】原口伸戦へ、バーハートゥブールゥ・アトゥボラティ「これはMMA。驚かせる」

【写真】キルギス系ということだが、新疆ウィグル地区には数十万人のキルギス系住民が住んでいるという。テュルク系の特徴なのか茶色の目が、ここではちょっと怖い(C)MMAPLANET

27日(日・現地時間)、シンガポールのインドアスタジアムで開催されるRoad to UFC 2023Ep06のメイン=ライト級準決勝で原口伸と戦うバーハートゥブールゥ・アトゥボラティ。
Text by Manabu Takashima

初戦は反則勝ちという納得できる結果ではなかったが、今回の試合に向けてキルクリフFCで培ってきたMMAを見せると静かな口調で言い切った。


――インタビューを受けていただきありがとうございます。

「昨年の夏にキルクリフFCで取材をしていたよね。覚えているよ。再会できてうれしいよ」

――その米国ではLFAというフィーダーショーで戦ってきましたが、アジアに戻ってRoad to UFCを戦うことを決めた理由は?

「LFAで2度試合をし、一番最近の試合で勝つこともできた。その時、ケガをしてしまいすぐに試合ができなくて。ただケガからリカバリーしても、4カ月ほどLFAからオファーがなかった。そして兄のように慕っているリー・ジンリャンが『おい、RTUで戦おう。お前ならやれるよ。ライト級に落とそう』と言ってくれた。UFCと契約するためにRTUを選択し、ライト級に落とす決心をしたんだ」

――減量が大変そうでしたか、試合に影響はありましたか。

「いや、動きは悪くなかった。ばかりか凄く良かった。試合があんな風になったのは、2Rにアイポークがあったからなんだ。それでパンチを貰い、さらに後頭部を連続して殴られてしまった。結果、首を負傷して試合後は故郷に1カ月間戻って治療に専念した。でも、今は大丈夫だ。戦う準備はできている」

――では対戦相手の原口選手の印象を教えてください。

「とてもスピードのあるレスラーだ。戦績も6連勝で負けなしだよね。でも、この試合はMMAであってレスリングではない。まぁ、試合を見てほしい。僕の言っている意味が分かるはずだよ。僕がキルクリフFCで練習してきたことを見せるチャンスが来たと思っている。

打撃だけ、レスリングだけ、柔術だけじゃない。全てがミックスされた戦いを見せる。そして原口に勝つ。それに同じライト級といっても体の大きさが違う。ハラグチはこれまで通りの試合はできないよ」

――チームメイトの木下憂朔選手が土曜日に戦います。同じ週末に戦うことで、何か想うことはありますか

「ユーサクはマイ・ブラザーだ。彼とは本当によく練習してきた。前回の試合でユーサクは、その力を発揮していなかった。彼はあんなもんじゃない。ユーサクが力を発揮すれば、土曜日の試合は必ず勝つよ。そして日曜日には僕が、皆を驚かせる」

■視聴方法(予定)
8月27日(日・日本時間)
Ep.05午後5時~UFC FIGHT PASS
Ep.06午後7時~UFC FIGHT PASS
午後4時30分~U-NEXT

■Road to UFC2023 Ep06対戦カード

<Road to UFCライト級T準決勝/5分3R>
バーハートゥブールゥ・アトゥボラティ(中国)
原口伸(日本)

<Road to UFCバンタム級準決勝/5分3R>
ダールミス・チャウパスゥイ(中国)
イ・チャンホ(韓国)

<Road to UFCライト級準決勝/5分3R>
ロン・チュウ(中国)
キム・サンウク(韓国)

<Road to UFCバンタム級準決勝/5分3R>
シャオ・ロン(中国)
上久保周哉(日本)

<ライト級/5分3R>
パク・ジェヒョン(韓国)
クイラン・サルキルド(豪州)

■Road to UFC2023 Ep06対戦カード

<Road to UFCフェザー級T準決勝/5分3R>
リー・カイウェン(中国)
神田コウヤ(日本)

<Road to UFCフライ級準決勝/5分3R>
チェ・スングク(韓国)
チーニョーシーユエ(中国)

<Road to UFCフェザー級T準決勝/5分3R>
イー・チャア(中国)
キム・サンウォン(韓国)

<Road to UFCフライ級準決勝/5分3R>
鶴屋怜(日本)
マーク・クリマコ(米国)

<フライ級/5分3R>
ピーター・ダナソー(タイ)
ナムジャルガル・トゥメンデムベレエル(モンゴル)

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【Road to UFC2023Ep06】過去最大の相手と準決勝、原口伸「フィジカルの差とか言ってもしょうがない」

【写真】自信、それも確かな自信が感じられた原口伸 (C)MMAPLANET

27日(日・現地時間)、シンガポールのインドアスタジアムで開催されるRoad to UFC 2023Ep06のメイン=ライト級準決勝で原口伸がバーハートゥブールゥ・アトゥボラティと対戦する。
Text by Manabu Takashima

キルクリフFC所属のアトゥボラティは、RTUの初戦でダメージを受けた後の後頭部へのパンチで反則勝ち――もフィジカルの違いは明白な元はウェルター級のファイターだ。対する原口は、以前から「UFCで戦うにはフェザー級」と公言してきた、ライト級では小兵だ。その原口、7月のタイガームエタイでダゲスタン人ファイターとのスパーリングをしてきたことで、確かな実力の底上げを感じている。


――今回の試合に向けて、タイガームエタイで練習をしていたそうですね。

「ハイ。7月3日から3週間ほど練習してきました」

――タイガームエタイは、あのジムで何かMMAを学ぶというよりも、チームがそのまま移動してキャンプを張るというイメージが強かったです。

「僕自身、技術的なことを求めていたわけでなくて、がんがんスパーリングをして実力の底上げするために行きました。ちょうどコロナ後に、初めてのトライアウトが行なわれている時で。そのトライアウト勢がたくさんいてスパーリングが激しくて、凄く良い練習になりました。特訓のような練習が多かったので、結果として強さが身についたように感じました」

――どのような選手と練習を?

「ダゲスタン人やカザフスタン人……ダゲスタンの選手とスパーリングをいっぱいやりました。ONE FFに出ていたアリ・ムスリム・アリカノフ選手とか」

――アリカノフ、無敗のライト級ファイターですね。ダゲスタン人ファイターとの練習、手ごたえの方は?

「同じライト級でももともとの体重はちょっと向こうの方が上で、レスリングで転がされたことも多いです」

――そうなのですか!! ピュアレスリングだと、原口選手が遅れを取るようなことはないのではないかと思っていました。

「そうですね、シンプルにレスリングだと。でもMMAのレスリングになると、全然違いました。ガンガン、アッパーを当てて来ようとしてきたり。でも彼らと組みあって自分の長所が、より明白になりました。フィジカルが上の相手にも、通用する勝負のポイントがあって。それが分かって、しっかりと動けたので自信にもなりました」

――良かったです。原口伸のダブルレッグはダゲスタンにも通じると。

「ダブルレッグは基本は取れて。でもシングルレッグになると、日本で練習しているときは暫くジッとしてからでも倒せていたのですが、ダゲスタンの選手はシングルにとってもすぐに持ち替えないとテイクダウンはできなかったです。少しでも迷ったり、動きが止まるとバーンと切られて。どんどん、次の手を打たないとテイクダウンができないことも分かりました。だからこそ、底上げはできたと思います」

――ではタイから戻ってきてから、今回の試合の対策練習を始めるように?

「7月の24日ぐらいに戻ってきてからは、頭をもう1度使って調整してきました」

――では体を使ったタイ、頭を使った日本での練習を経て対戦相手のバーハートゥブールゥ・アトゥボラティにはどのような印象を持っていますか。

「もともとウェルター級で戦ってきた選手なので、そもそもデカさがあります。あとは蹴りが結構厄介、伸びる左ストレートもあります。Road to UFCの初戦でも1Rはキ・ウォンビンにプレッシャーをかけていて、LFAで戦っていたときよりもあげてきている印象です」

――やはり気になるのは、フレーム。サイズの違いかと。

「ただ僕の方も今回は77キロから78キロで保っていて。前回より少し大きくなっており、動きも凄く良いです」

――なるほど、ライト級では小さい原口選手もそれだけ体重を落とすのですね。

「ただ骨格でそこまでの大きなではないので、すぐに4キロぐらいは落ちるんですよ。。でも、もうフィジカルの差とか言ってもしょうがないという気持ちでいます」

――前日に韓国で戦うお兄さん(原口央)の試合と、どちらがタフになると考えていますか(※取材は23日に行われた)。

「アニキの方ですね(笑)。相手が63キロにしては、デカい。ただ、同じ時期に試合があることで同じように追い込み練習をして、同じモチベーションとペースで練習ができました」

――バーハートゥブールゥと戦う上で、同じような体格の練習相手は?

「武田(光司)さんだったり、野村(駿太)先輩が相手をしてくれました。武田さんは普段は82、83キロぐらいあって。70いくつでもしっかりと組み合えていたので、そこはもう気にならなくなってきました」

――ではこの試合でやってはいけないと肝に銘じていることはありますか。

「メチャな打撃の打ち合いをしないことです。一発もらってもカッとしない。打ち合う気はないなかで、打撃を出す。そういうイメージをずっと持って練習してきました。気持ち的に流されない。躍起にならない。しっかりとそのチャンスを待つ。そうやって戦うなかで、組んでテイクダウンしてパウンド。狙えるならサブミッションという練習をずっとやってきました」

――これまで植田豊選手との試合以外ではパウンドを打っても、スクランブルに持ち込ませなかったという印象があります。抑えとパンチの比重はどのように考えていますか。

「立たれても構わないので、思い切り殴ります。立たれると、また倒せば良いので。抑えるよりは殴って、動かして倒す。自分のフィジカルでずっと抑えようとしても、難しいですから。だから倒して、殴って、立たれても倒す。マラブ・デヴァリシビリのように戦う。そこはやり込んできました。

前回の相手とはレベルが違うことは分かっています。だからこそ、楽しみです。組みも打撃もできて、フィジカルもある。そういうレベルの高い相手と戦えることが楽しみでならないです。インパクトを残せるフィニッシュを狙って、しっかりと勝って決勝につなげます」

■視聴方法(予定)
8月27日(日・日本時間)
Ep.05午後5時~UFC FIGHT PASS
Ep.06午後7時~UFC FIGHT PASS
午後4時30分~U-NEXT

■Road to UFC2023 Ep06対戦カード

<Road to UFCライト級T準決勝/5分3R>
バーハートゥブールゥ・アトゥボラティ(中国)
原口伸(日本)

<Road to UFCバンタム級準決勝/5分3R>
ダールミス・チャウパスゥイ(中国)
イ・チャンホ(韓国)

<Road to UFCライト級準決勝/5分3R>
ロン・チュウ(中国)
キム・サンウク(韓国)

<Road to UFCバンタム級準決勝/5分3R>
シャオ・ロン(中国)
上久保周哉(日本)

<ライト級/5分3R>
パク・ジェヒョン(韓国)
クイラン・サルキルド(豪州)

■Road to UFC2023 Ep06対戦カード

<Road to UFCフェザー級T準決勝/5分3R>
リー・カイウェン(中国)
神田コウヤ(日本)

<Road to UFCフライ級準決勝/5分3R>
チェ・スングク(韓国)
チーニョーシーユエ(中国)

<Road to UFCフェザー級T準決勝/5分3R>
イー・チャア(中国)
キム・サンウォン(韓国)

<Road to UFCフライ級準決勝/5分3R>
鶴屋怜(日本)
マーク・クリマコ(米国)

<フライ級/5分3R>
ピーター・ダナソー(タイ)
ナムジャルガル・トゥメンデムベレエル(モンゴル)

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Road To UFCシーズン2準決勝:オッズ

パート1

フェザー級準決勝
神田コウヤ 3.20
リー・カイウェン 1.40
フライ級準決勝
ジー・ニウシュイエ 1.77
チェ・ソングク 2.00
フェザー級準決勝
イー・ジャー 1.18
キム・サンウォン 5.00
フライ級準決勝
鶴屋怜 2.20
マーク・クリマコ 1.67
非トーナメント戦:フライ級
ピーター・ダナソー 1.91
ニャムジャルガル・トウメンデムベレル 1.83

パート2

ライト級準決勝
原口伸 1.20
バテボラティ・バハテボラ 4.75
バンタム級準決勝
ダーエミィスウ・ザウパースー 1.33
イ・チャンホ 3.40
ライト級準決勝
ロン・チュー 1.25
キム・サンウ4.00
バンタム級準決勝
シャオ・ロン 3.05
上久保周哉 1.38
非トーナメント戦:ライト級
パク・ジェヒョン 2.60
クイラン・サルキルド 1.50

全階級残っている日本人ファイターだが、意外にも無敗・全フィニッシュの鶴屋が(オープニングオッズの段階では)アンダードッグ。相手のクリマコはフィリピン勢という扱いだが、アメリカ生まれのアメリカ育ちで、アメリカのトップフィーダーショーであるLFAで4勝1敗だが、1敗の相手は昨年のRoad To UFCに出場し一回戦負けした堀内佑馬。鶴屋も出場選手の中でクリマコが一番の強豪とは言っていたが、クリマコが一回戦で苦戦していたのを見ても問題はないはず。

1日目のメインで扱われているDEEPフェザー級暫定王者の神田は、中国の五味ことリー・カイウェン相手にアンダードッグ。初戦で一番インパクトのある勝ち方をしたカイウェンだけに、この評価は仕方ない。リーチがありクリンチからのコントロール・肘がうまい神田は、まずは組んで相手の勢いを止めたいところ。

原口は日本人の中では一番のフェイバリット。一回戦は格落ちのインドネシア勢をまったく問題にせずパウンドでKO勝ち。準決勝の相手はGLADIATOR王者ウォンビン相手にダウンを奪われKO寸前でウォンビンの後頭部パウンドにより反則勝ちを拾った中国のバハテボラ。

一回戦中国のジェライスー相手にまさかのダウンを喫し、スプリット判定勝ちでギリギリ勝ち上がった日本人バンタム級最強の一角とも目される上久保。準決勝の相手はこちらもスプリット判定で野瀬との激闘を制して勝ち上がったシャオ・ロンで、上久保がフェイバリット。前回は長期ブランク明けということもあってか、かつてない苦戦を強いられた上久保だったが、接戦を競り勝ったのは大きい。

パート1が27日17時から、パート2が19時から開始。速報します。

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【Road to UFC2023 Ep06】準決を前にして――上久保周哉「肉体的な疲労と、自分の感情は一致していない」

【写真】淡々と自分を客観的に見て、話すことができる上久保。試合もそのように動くことができれば、もう勝利は間違いない (C)MMAPLANET

27日(日・現地時間)、シンガポールのインドアスタジアムで開催されるRoad to UFC 2023Ep06のバンタム級準決勝でシャオ・ロンと対戦する上久保周哉。
Text by Manabu Takashima

1回戦で野瀬翔平を破ったシャオ・ロンと対戦を前に、やはり上久保らしく「勝つことが一番大切」という姿勢を貫く。その一方で、肉体の疲労と感情は一致しないという非常に興味深い事実を話した。


――4日後に準決勝が迫ってきました(※取材は23日に行われた)。ここまでどのように積んで、また整えることができましたか。

「調子は前回よりは良いような気はします」

――つまり前回は体調面で不安視される部分があったということでしょうか。

「まぁ、多少はケガをしているというのもあったので。できない練習もあったし、頻繁に治療をしていないと動くにも動けないということは実はありました。そこに比べると、しっかりと練習はできていて不安もない状態です。練習はやれるだけやったかと思います」

――対戦相手のシャオ・ロンは初戦で野瀬翔平選手にスプリット判定勝ち。ヒールやギロチンで攻めた野瀬選手ですが、サブミッションのキャッチポイントが無いに等しい従来のUFCの判定基準であれば、トップを取っていたシャオ・ロンの勝ちも十分にあるという接戦だったかと思います。

「どうしても日本人だし、野瀬選手を贔屓目に見てしまうことはありますけど、あの日のRoad to UFCはトップキープ、ポジションを優先して見ていた気はします。野瀬選手の仕掛けと、シャオ・ロンのポジションのどっちを取るかとなるとポジションかな――みたいな。ギリギリといえばギリギリの試合ですけど、野瀬選手がトップを取ってサブミッションを仕掛けられていれば、文句なしに野瀬選手の勝ちだと思っていたはずです。トップを取っているのは野瀬選手だから、判定に文句言うなよって(笑)」

――ではシャオ・ロンのトップの取り方には、どのような印象を持っていますか。

「スクランブルを創って、何だかんだと上を取る。野瀬選手のサブミッションの後に抑えたので、パスガードをしているように足を抜いて良い形で抑えていました」

――上久保選手は引き込んで関節技を仕掛ける印象は、あまりありません。下になったとしても、レッスルアップやリバーサル狙いでないかと。

「まぁ、そうですよね。自分は下から攻めると勝てていると感じることができないから、引き込むことはないと思います。やっぱり逃げられる可能性が少しでもあるなら、あまりやりたくないです。行かないと取れないですが、優先順位として自分のなかではポジションを捨ててまで取りに行くサブミッションは高くない。あくまでも削り続けて、逃げられない状態を創っておいてから、フィニッシュにいきたいです」

――仮にMMAにキャッチPが採用されるなら、しっかりとポジションを取ったところから仕掛けて、逃げられても優位なポジションにいること有りきであってほしいです。

「ギロチンや足関節は、見た目より極まっていないこともありますし、異様に耐性のある選手もいるので。そういう選手に同じ態勢でかけ続けても、掛け逃げという気もします」

――では、上を取る寝技を見せていたシャオ・ロンの動きで気をつけないといけないのはどこでしょうか。

「なんやかんや上を取ろうと、動いてくるんじゃないかなというのと。組み際を狙ってくるだろうし、組み際で崩した後に攻め込まれるようなことがあれば撤退しますし、攻めることができそうならシャオ・ロンはトップを取りに来るんじゃないかと思います」

――そうなれば上久保選手の庭での戦いになることが予想されます。

「まぁ、そのつもりではいますけど――でも向こうも前回対戦したチルイイースー・バールガンと同じチームで、しっかりと対策を立ててくるんだったら、深追いはしてこないんじゃないかと」

――組みが得意の選手が、組み技に付き合わないファイトをした。ただし、付き合わないで戦うことを全うできずに上久保選手が勝利しました。

「なので、シャオ・ロンは守り切れないから、守れている時に組みでも攻めてくるんじゃいかなと。それが自分の予想です」

――打撃は気にならないですか。

「右は強いので、アレを貰うわけにはいかないです」

――組み立ての失敗で、ヒザ蹴りを被弾してフラッシュダウンを喫した。あそこから何か生かせるように練習はしてきましたか。

「そうッスね。グラップリングをやっているときも、テイクダウンには入れてもヒザとかヒジを相手は使うことができるんだというのは、気にするようにはなりました。グラップリングの練習ではヒザはなくても、そこを気にするように」

――それでも上久保周哉、決勝進出でしょうという強い期待があります。

「皆がそう思ってくれるのはありがたいですけど、僕はスプリットでも勝てれば良い。勝つことが大事で。圧倒しようとかっていう欲はないです。際、際の勝負をモノにして。向こうも競り合いに乗ってくるなら、そこは絶対に譲れない」

――そういう点でいえば、そのしんどい勝負をギリギリでもモノにするという選択ができるRoad to UFCは、コンテンダーシリーズよりも上久保選手に合っているかもしれないですね。

「僕の戦い方だと、勝っても取ってもらえないかもしれないですよね(笑)。まぁ、勝ちに行く姿勢は持っているし、終わらせる気持ちで戦っています。でも、防御もせずに倒しにいけという風だと……そういうことはしたくない。そんな練習はしてきていないし。そういうファイトは練習しなくてもできるので。このスタイルを続けてきたから、前回の試合も勝ち切れたとは思っています。長く戦い続けるには、投げやりとは言わないですけど、一か八かの打ち合いにならないことは大切です」

――しかも、本人は一か八かでも相手にすれば自分の庭ということもありますし。

「そうすると、勝ち目はない。勝てるところで勝負し続けることが大切だと思っています。前回もミスはあったけど、疲れていて相手が耐えてこなかった一面があるので。自分が思い切りのめり込んだことで崩れてしまい、抑え込めなかったことがあって。ああいう細かいミスはしたくないです」

――ギリギリの勝負をしていて相手が引けてきたら俄然、前のめりにもなりますよね。

「まぁ勢い余っちゃうというのはありますよね。心は疲れていないけど、体は疲れているということは。テイクダウンした後、自分の体が思ったより崩れていたので、そういうズレはなくしていきたいです。試合の時は感覚が違うというか……」

――それはどういうことでしょうか。

「肉体的な疲労と、自分の感情は一致していない。体は指示通りに動いているけど、痛覚や疲労は感じていない。でも、しっかりと動きは悪くなっている」

――つまりは自覚がないままダメージを受けていて、体をコントロールできなくなることもあるということですか。

「そういうのは結構あります。映像を見返して、動いていないなって。でも自分の気持ちは疲れていなくて、試合後もあと2R戦えるとか思って。でも、ちゃんと疲れている(笑)。同時に集中力とアドレナリンが全てを解決してくれるという気持ちもあります。それでも本当はズレが大きくない方が良い。思った以上に体が疲れて動けていないのに、心がイケイケだったらやっぱりミスも増えます。それは前回の試合で思いました。

自分の状態を把握しきれてなくて、やりたい時に自分のやるべきことができなかったり。スタミナには自信はあるけど、そこは無視しちゃいけないと」

――その辺りの心理面の変化は、傍で見ていても分からないので、また決勝進出を決めたあとで話を訊かせてください。

「そうですね。でも、試合はきつくなかったと言うかもしれないですよ(笑)」

■視聴方法(予定)
8月27日(日・日本時間)
Ep.05午後5時~UFC FIGHT PASS
Ep.06午後7時~UFC FIGHT PASS
午後4時30分~U-NEXT

■Road to UFC2023 Ep06対戦カード

<Road to UFCライト級T準決勝/5分3R>
バーハートゥブールゥ・アトゥボラティ(中国)
原口伸(日本)

<Road to UFCバンタム級準決勝/5分3R>
ダールミス・チャウパスゥイ(中国)
イ・チャンホ(韓国)

<Road to UFCライト級準決勝/5分3R>
ロン・チュウ(中国)
キム・サンウク(韓国)

<Road to UFCバンタム級準決勝/5分3R>
シャオ・ロン(中国)
上久保周哉(日本)

<ライト級/5分3R>
パク・ジェヒョン(韓国)
クイラン・サルキルド(豪州)

■Road to UFC2023 Ep06対戦カード

<Road to UFCフェザー級T準決勝/5分3R>
リー・カイウェン(中国)
神田コウヤ(日本)

<Road to UFCフライ級準決勝/5分3R>
チェ・スングク(韓国)
チーニョーシーユエ(中国)

<Road to UFCフェザー級T準決勝/5分3R>
イー・チャア(中国)
キム・サンウォン(韓国)

<Road to UFCフライ級準決勝/5分3R>
鶴屋怜(日本)
マーク・クリマコ(米国)

<フライ級/5分3R>
ピーター・ダナソー(タイ)
ナムジャルガル・トゥメンデムベレエル(モンゴル)

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