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Interview MIKE MMA News o UFC   その他 ダスティン・ポイエー トニー・ファーガソン マイケル・チャンドラー

トニー・ファーガソン「連敗脱出のために練習環境を変えるかもしれない」「ダスティン・ポイエーと対戦したい」

Tony Ferguson: 'I'm ready to be part of a team again' after KO loss to Michael Chandler(MMAJunkie)

 『UFC 274: Oliveira vs. Gaethje』でマイケル・チャンドラーに2R KO負けしたトニー・ファーガソンが以下のコメント。ファーガソンはこれで4連敗です。

「ノックアウトされたよ。もうこんなことは繰り返したくない。まず、あの前蹴りは防げたはずだし、1ラウンドで仕留めるべきだった。ノックダウンさせた瞬間にね。1ラウンドで勝ってればみんな俺に服従したはずなんだ。だが神は不思議なことにまだその準備を作ってなかった。俺はこのキャンプで謙虚に頑張った。俺は生まれ変わった。気にしちゃいない。地獄から這い上がって、今はここにいる。再び生まれ変わって成功するためにここにいる」

「俺は謙虚さだけが取り柄だ。全てを経験してきた。ベルト(ライト級暫定王座)を剥奪されたし、全てを一新する必要はなかった。振り返ってみると第1ラウンドは悪くなかった。ファイトウィークは楽しかったし、いい試合ができた。試合に向けて緊張がほぐれてきて、楽しくなっていた。あの場に戻れて本当に良かった。第2ラウンドを除けばな。第2ラウンドは、なぜ自分が後退したのか今でも不思議なくらいだ」

「ジョン・ハックルマン(チャック・リデル、グローヴァー・テイシェイラらのコーチ)から連絡があった。ジャクソン・ウィンクMMAからもあった。ラスベガスには多くのジムがあるし、UFCパフォーマンス・インスティテュートもある。だが俺はそこに身を置くことはなかった。インタビューやチームから遠ざかり、自分一人でできると思ったし、そうしてきた。これまでごく少数の人たちの助けを受けながら長年ひとりでやってきた。だが再びチームの一員になる準備はできている。チームが解散して初めて、エリアを移動したこと、シチュエーションを移動したこと、マネージメントを替えたこと、その他いろいろと本当に苦しんだと感じた。ハイレベルのコーチングを受けるために、もう一度自分を開放しなければならない。特にこのスポーツでは尚更だ」



 トニー・ファーガソンが以下のコメント。

「ダスティン・ポイエーと対戦したい。間違いなく彼はスタンドで戦うことが好きだ。スタンドアップ・バトルは悪くないだろう」
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MMA o UFC UFC274   トニー・ファーガソン マイケル・チャンドラー

『UFC 274: Oliveira vs. Gaethje』マイケル・チャンドラー vs. トニー・ファーガソンを見たファイター・関係者の反応


 『UFC 274: Oliveira vs. Gaethje』マイケル・チャンドラー vs. トニー・ファーガソンを見たファイター・関係者のツイッターでの反応。続きを読む・・・
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MMA o UFC   コナー・マクレガー ジャスティン・ゲイジー トニー・ファーガソン マイケル・チャンドラー

デイナ・ホワイトがマイケル・チャンドラー vs. コナー・マクレガーの可能性について言及

『UFC 274』マイケル・チャンドラーとチャールズ・オリヴェイラが相次いでコナー・マクレガー戦をアピールした件についてマクレガーがコメント(2022年05月10日)

 こちらの続報。『UFC 274: Oliveira vs. Gaethje』でトニー・ファーガソンに2R KO勝ちしたマイケル・チャンドラーは試合後にチャールズ・オリヴェイラ、ジャスティン・ゲイジーとの再戦とコナー・マクレガーと170ポンドでの対戦をアピールしていましたが、


 この件についてデイナ・ホワイトが以下のコメント。

「それは面白そうだ。その試合を見たくない人なんているのか? だがコナーは準備ができていない。ケガをしている。彼が100%になって試合の練習ができるようになったら今後について話し合う」

「コナーはこのスポーツで最大のスーパースターだ。だからみんな対戦をアピールする。ここ何ヶ月もの間、みんなは私にコナーのことを聞いてくる。私はチャンドラーについては100万年言ってこなかったが、今回の結果を経てチャンドラーがコナー戦をアピールした。そしてコナーもそれに呼応した」

「コナーが実際に試合の準備ができるまでに何が起きるか誰にも分からない。だが私はみんなに約束しよう、良いマッチメイクをすることを」
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MMA o UFC UFC274   カマル・ウスマン コナー・マクレガー ジャスティン・ゲイジー トニー・ファーガソン マイケル・チャンドラー

『UFC 274』マイケル・チャンドラーとチャールズ・オリヴェイラが相次いでコナー・マクレガー戦をアピールした件についてマクレガーがコメント


 『UFC 274: Oliveira vs. Gaethje』でトニー・ファーガソンに2R KO勝ちしたマイケル・チャンドラーが以下のコメント。

「コナー・マクレガーよ、お前は戻って来て誰かと戦わなきゃいけない。俺は地球上で最も面白いライト級ファイターだが、賭けに出るよ。コナーよ、最大級のお前と戦いたい。最大級でベストな状態のお前とだ。170ポンドで夏でも秋でも冬でもいい」

 これに対しマクレガーはツイッターで以下のコメント。

「俺は彼を上手くノックアウトするだろう、間違いない。バチバチの戦いだ。170ポンドと言ってくれたのも嬉しい。ブッ倒すよ。俺のキャリアのどこかで彼と戦うことだけは間違いない。それはいずれ分かるだろう。マイケルの素晴らしい勝利を祝福する」

 マクレガーは最近ライト級に戻るつもりがないことと、カマル・ウスマンとの対戦をアピールしていました。

 同じく『UFC 274: Oliveira vs. Gaethje』でジャスティン・ゲイジーに1Rリアネイキッドチョークで勝利したチャールズ・オリヴェイラが以下のコメント。

「ヘイ、コナー・マクレガー。やるのか、それとも逃げるのか?」

 これに対しマクレガーはツイッターで以下のコメント。

「もう減量したいと思っちゃいない。冷蔵庫のような体格になることを本当にエンジョイしている。見返すだけでこのサイズで戦いたい気がしている(笑)。だが、ブラジル人とは100%戦いたいね! 俺はブラジルが大好きだしブラジル人には無敗だ。全てKO勝ちだ。ちょっと考えさせられたな」

 どちらのコメントも現在は削除されています。続きを読む・・・
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DEEP o RIZIN UFC UFC274 ジャスティン・ゲイジー トニー・ファーガソン ベラトール マイケル・チャンドラー 中井りん 堀口恭司 平良達郎 神龍誠

【UFC】UFC 274 チャールズ・オリベイラの激勝に思う

RIZINを巡る週刊ポスト砲の影に隠れてしまいましたが、日本時間8日に開催されたUFC274はなかなか熱かった。マイケル・チャンドラーが衝撃的な前蹴りでトニー・ファーガソンを失神KOすればメインではチャールズ・オリベイラがジャスティン・ゲイジーからバックチョークで一本勝ち。計量オーバーによる王座剥奪の汚名を返上するかのような見事な勝ちっぷりを見せてくれました。

オリベイラのパンチを被弾して出血したものの、決して下がらずに打ち返して、最後の三角絞めからバックチョークに移行する姿を見たら、もしホベルト・サトシ・ソウザがUFCに参戦したらどこまでやれるだろうと妄想したファンは私だけでしょうか。厳しい現実が待っているのは百も承知なんですが、ジョニー・ケース戦での極めの強さと仕掛けの多彩さを見ると欲張ってさらに上のステージでの試合を見たくなってしまいます。

奇しくも同じ日に開催されたDEEP JEWELSと DEEPでは中井りんと神龍誠がUFC参戦をアピール。ラスベガスに滞在中の朝倉海もダナ・ホワイトとの面会でUFCに興味を示した絶妙のタイミングです。

いつの日からか日本人がUFCの名前を出す事が憚られる空気を感じていました。どうせ勝てっこないよと。それが平良達郎のUFC参戦なのか、堀口恭司のベラトールでの敗戦なのか、きっかけはわかりませんが、もう一回UFCで戦おうという意志が見えてきたのは本当にうれしい話。止まっていた時計の針がまた動き始めた気がします。

中井と神龍はUFCと契約なるか。そして朝倉はUFC参戦に傾くのか。最後に全くの願望ですが、令和のヒクソン・グレイシーをUFCで見てみたい。そんな希望が広がったゴールデンウィーク最終日でした。
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MMA MMAPLANET o UFC UFC274 トニー・ファーガソン ブログ マイケル・チャンドラー

【UFC274】前蹴りでファーガソンをKO。チャンドラーがオリヴェイラ、ゲイジー、マクレガーとの対戦要求

<ライト級/5分3R>
マイケル・チャンドラー(米国)
Def.2R0分17秒by KO
トニー・ファーガソン(米国)

サウスポーに構えたファーガソンが左に回る。ジャブを突いて前に出ようとするチャンドラーをファーガソンが左で迎え撃つ態勢で構える。蹴りを交え、左フックからローを蹴ったチャンドラーが、右から左を被弾して倒れる。すぐに立ち上がったチャンドラーとの距離を詰めたファーガソンに対し、パンチを打ち返すチャンドラーが左を当て、右ボディから左フックを打つ。ファーガソンは左を打ち返し、踏み込んできたところに左を伸ばす。それでも右を振るって前に出たチャンドラーは、一気にダブルレッグを決めた。

下からエルボーを入れたファーガソンが、チャンドラーを流血に追い込む。腰を上げて手を伸ばすチャンドラーは、蹴り上げにもすぐに飛び込んでトップを維持しオモプラッタ狙いを潰してパンチを打ち込む。ファーガソンも左目尻をカットし、スクランブルもヒップスローにも持ち込めない状態でパンチを傷口に受けて時間となった。

2R、右に回るファーガソンを追いかけたチャンドラーの右前蹴りが、アゴを捕らえる。この一発でまさかのKO勝ちをとなったチャンドラーは、バック宙を繰り返しケージに駆けあがり喜びを爆発させた。

「ベストフロントキックKO? そんなことないよ、他にもあったよ。大して練習したわけじゃないけど、決まったね。手が長くて、長い距離を取られたからアッパーカットのようにフェイクショットを見せたんだ。初めてダブルビジョンになったから、コミッションに言わないでくれとコーナーに伝えたんだ」となすと、一気にテンションが上がり「メインインベントに戻る準備はできている。チャールズ(シャーウス・オリヴェイラ)、お前と。ジャスティン・ゲイジー、お前とも再戦する。5R、ライト級王座を賭けて」と話しさらにはコナー・マクレガー戦をアピールした。


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Report UFC UFC262 トニー・ファーガソン ブログ ベニール・ダルーシュ

【UFC262】ベニール・ダルーシュがファーガソンを完全ドミネイト、TD&キープでフルマークの判定勝ち

<ライト級/5分3R>
ベニール・ダルーシュ(米国)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27.
トニー・ファーガソン(米国)

サウスポーのダルーシュに対し、ファーガソンはスイッチしながら距離を詰める。ダルーシュは対角線コンボネーションで左ロー、ファーガソンはダルーシュの左ストレートをダッキングでかわしながら、自分の距離を保つ。ダルーシュは左ローで相手のバランスを崩しながら、パンチで攻め立て、ケージ際でダブルレッグを仕掛けてテイクダウンを奪う。しかしファーガソンは下から相手をコントロール。ダルーシュに決定打を許さない。

ダルーシュはフルガードになったファーガソンに連打を落とす。さらにしっかりと相手を抑え込みながらパスを狙う。ファーガソンはスイープを試みるが失敗。ハーフガードで耐える。二タブフルガードに戻ったファーガソン。ダルーシュはトップをキープして1Rを終えた。

2R、スイッチするファーガソンにダルーシュは左ロー。そして距離を詰めてテイクダウンを狙う。その刹那、ファーガソンがダルーシュを首を捉える。ダルーシュはこれを凌ぎ、頭を抜いてすぐさまパンチをファーガソンの顔面に落とす。ハーフガードを取るファーガソンが、スイープ。ダルーシュは体勢を崩すが、すぐに再びテイクダウンを狙う。ここはファーガソンがカットしトップを狙うが、ダルーシュがファーガソンの左足を取って内ヒールを仕掛けるが、これはファーガソンが耐えた。

ガードポジションに戻ったファーガソンに対し、トップからパンチを落としていくダルーシュ。そのままトップをキープした。

最終R、ダルーシュが右ジャブから左フック。さらに左ミドルを当てる。シングルをパンチを織り交ぜながら、ファーガソンの右足をキャッチしたダルーシュが、リフトアップからグラウンドに持ち込んだ。ケージにお足を掛けて、抑え込ませないようにするファーガソン。しかしダルーシュはノースサウスポジション、さらにサイドへ移行する。下からホールドするファーガソンを引きはがそうとするダルーシュ。ファーガソンのディフェンスも固い。

ダルーシュはファーガソンの頭をケージに向け、足でケージを利用できないように試みるが、ファーガソンは再び自分の足をケージ側へ。さらに下から足を利かせて、ダルーシュに決定打を当てさせない。だがダルーシュもファーガソンを抑え込みながら、徐々にケージ中央へ向かっていく。最後はパンチを乱打して試合を終えた。

ジャッジ3者ともフルマークをつける判定で、ダルーシュが勝利した。


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Report UFC UFC256 シャーウス・オリヴェイラ トニー・ファーガソン ブログ

【UFC256】シャーウス・オリヴェイラがグラウンドでファーガソンを完封し4ポイント差の圧倒的判定勝利

<ライト級/5分3R>
シャーウス・オリヴェイラ(米国)
Def.3-0:30-26.30-26.30-26
トニー・ファーガソン(米国)

サウスポーのファーガソンに対し、オリヴェイラが右の前蹴り。ファーガソンはオーソドックスに戻して左ジャブを放つ。ガードを高く上げたオリヴェイラは右ローからフック。そのうち一発がアゴをとらえ、ファーガソンが下がる。ファーガソンはケージに詰まりながら、左のバックエルボー。オリヴェイラはディフェンスして、さらにパンチをヒットさせる。

ややバランスが崩れ始めたファーガソンに組み付いたオリヴェイラは、リフトアップからテイクダウンに成功した。パウンドからパスを仕掛けるオリヴェイラ。ファーガソンは反転したが、バックを奪われかけて体勢を戻す。オリヴェイラはすかさずマウントへ。しっかりと相手を抑え込んだオリヴェイラは、上からパンチとエルボーを落とす。残り10秒で、オリヴェイラがファーガソンの左腕を取って十字を仕掛けるも、ここはファーガソンがラウンド終了まで耐えた。

2R、ファーガソンはスイッチしながら距離を詰め、いきなりの右ショートとオリヴェイラのアゴにヒット。オリヴェイラはスタンスを広く取り、右ローでけん制しながら、ファーガソンの右の蹴り足をキャッチしてグラウンドに持ち込んだ。ここでレフェリーが試合を中断。オリヴェイラの左目じりから大量の出血が見られるが、それよりもグラウンド状態でファーガソンがオリヴェイラの顔面にカカト蹴りを入れていた。

再開後、パスを仕掛けながら右のパンチを落とすオリヴェイラ。ケージ際で回転しながら足を利かせるファーガソンだが、ガラ空きとなった顔面にオリヴェイラの強い右がヒットする。さらにオリヴェイラもボディへ右ヒザを突き刺す。ファーガソンは下から右ヒジを打ち込むが、オリヴェイラのプレッシャーは止まらない。ファーガソンは、下から腕と足を組んでオリヴェイラを固めにかかるが、そのため互いに展開を作れなくなったところで、2Rが終了した。

最終R、オリヴェイラが蹴りを繰り出す。それをカットしたファーガソンが距離を詰めていくのに対し、オリヴェイラは足を使って、右ロー。ファーガソンはボディへ蹴りをヒットさせるが、またもオリヴェイラが蹴り足をキャッチ。ファーガソンは後転して離れるが、すぐにオリヴェイラが組み付き、テイクダウンする。すぐさまサイドを奪ったオリヴェイラは、さらにマウントへ移行した。

ケージを蹴って回転するファーガソンだったが、そんな相手を三角絞めで捉え、リバーサルに成功したオリヴェイラ。再びサイドに移ったオリヴェイラは、ケージ際で暴れるファーガソンをコントロールする。さらにリフトアップから、ケージ際を離れたオリヴェイラは、そのままサイド→ノースサウス→サイドと、しっかりファーガソンを抑え込み、最後はサイドから右ヒジを落として試合終了を迎えた。

試合終了後、肩を組んでケージの中を回る両者。
裁定は、3人のジャッジが4ポイント差をつけるユナニマス・デシジョンでオリヴェイラへ。
勝利したオリヴェイラはケージの中で、マゴメドフの王座返上で空位となる、世界ライト級のベルト奪取をアピールした。

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News UFC UFC256 シャーウス・オリヴェイラ デイヴィソン・フィゲイレド トニー・ファーガソン ブランドン・モレノ ブログ ヘナト・モイカノ ホナウド・ジャカレ マッケンジー・ダーン ラファエル・フィジエフ ヴィルナ・ジャンジローバ

【UFC256】対戦カード メインはPPV2大会カ月連続出場のフライ級王者フィゲイレド→✖ブランドン・モレノ

【写真】3週間前にアレックス・ペレスを破り、王座防衛戦を果たしたばかりのフィゲイレド。挑戦者のモレノも同大会で勝利している(C)Zuffa/UFC

2020年12月12日(土・現地時間)
UFC256「Figueiredo vs Moreno」
ネヴァダ州ラスベガス
UFC APEX

■視聴方法(予定)
12月13日(日・日本時間)
午前9時30分~UFC FIGHT PASS
正午~PPV
正午~WOWOWライブ

■対戦カード

<UFC世界フライ級選手権試合/5分5R>
[王者]デイヴィソン・フィゲイレド(ブラジル)
[挑戦者]ブランドン・モレノ(米国)

<ライト級/5分3R>
トニー・ファーガソン(米国)
シャーウス・オリヴェイラ(米国)

<女子ストロー級/5分3R>
マッケンジー・ダーン(ブラジル)
ヴィルナ・ジャンジローバ(ブラジル)

<ミドル級/5分3R>
ケビン・ホランド(米国)
ホナルド・ジャカレ(ブラジル)

<ヘビー級/5分3R>
ジュニオール・ドスサントス(ブラジル)
シリル・ガンヌ(フランス)

<フェザー級/5分3R>
カブ・スワンソン(米国)
ダニエル・ピネダ(米国)

<ライト級/5分3R>
ヘナト・モイカノ(ブラジル)
ラファエル・フィジエフ(キルギス)

<フェザー級/5分3R>
ビリー・クゥアンティロ(米国)
ギャヴィン・タッカー(カナダ)

<女子ストロー級/5分3R>
テシア・トーレス(米国)
サム・ヒューズ(米国)

<フェザー級/5分3R>
チェイス・フーパー(米国)
ピーター・バレット(米国)

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Interview Special UFC249 ジャスティン・ゲイジー トニー・ファーガソン ブログ 青木真也

【Special】月刊、青木真也のこの一番:5月─その壱─ジャスティン・ゲイジー✖トニー・ファーガソン

【写真】青木の好きだったゲイジーは、このゲイジーではなかった?! (C) Zuffa / UFC

過去1カ月に行われたMMAの試合から青木真也が気になった試合をピックアップして語る当企画。

背景、技術、格闘技観──青木のMMA論で深く、そして広くMMAを愉しみたい。そんな青木が選んだ2020年5月の一番、第一弾は9日に行われたUFC249からジャスティン・ゲイジー✖トニー・ファーガソンの一戦を語らおう。


──2020年5月度、世界的見るとUFCが4大会、そして日本で修斗、韓国でARCが行われました。そのなかで青木真也が選ぶ、この一番。最初の試合は?

「ジャスティン・ゲイジー✖トニー・ファーガソンですね。UFCがあれだけ大会をやっても、米国中心なので印象がやや薄い感じがしてしまって。そして、このPPV大会ではこれまでと比較して、ゲイジー✖ファーガソン戦、ヘンリー・セフード✖ドミニク・クルーズ戦と揃ってストップが早かったと思います。

ゲイジーの試合に関しては、本来はタイミングもジャストで良いストップでした。でも、倒れていない。だから観客がいたら続いていたんじゃないかと。セフードとドミニクも歓声があったら、もう少し見ただろうなって。レフェリーも人の子なので、観客がいると見ちゃうと思います。

と同時に盛り上がるが欠けるなかで、客の声に影響されないから判定が割れないのかとも感じました。ONEのフィリピン大会みたいなことはないですよね。無観客はデメリットとメリットがあり、デメリットの方が多いですが、ジャッジが目の前のコトに集中できるメリットがあることが分かりました」

──逆にマイクアピールは味気ないですね。

「無理ですよね。客がいないのにマイクは。そのなかで、あのセフードの空気の読まなさは凄いです。あの場で引退を言ってしまう。アレはちょっと壊れていますよ。良くも悪くも」

──試合内容についてはどのように思いましたか。

「試合前はワンサイドでファーガソンかと思っていたのですが、ゲイジーの圧力を侮るとダメだ……格闘技だなって」

──攻めすぎることはないスマートさが出ていました。

「それでもローをパカパカ蹴っていましたけど、お前のスネは大丈夫かって思いました(笑)。あれだけ蹴っていたら、ファーガソンはチェックもするし、自分のスネが痛いときもあるはずです。特にカーフキックとかでは……どうしちゃったんだって。ムエタイだと相手がカットしてくると、危ないから緩めたりするけど、ゲイジーは全くなかった。

そういう攻防も、も客の声がないからパンパンやっていたとしても──悪く言うとスパーリングのようにも見えてしまいます」

──と同時にファーガソンがあそこまで、一方的にやられるとは思いもしませんでした。要因はどこにあったと思いますか。

「タッチボクシングが凄くて距離感が良い、攻撃を貰わない選手なのでゲイジーは触ることができないと予想していたんです。それが思った以上に、ずっと近い距離で試合が展開されましたよね」

──ファーガソンは、ヌルマゴメドフ戦が流れた影響は心身ともになかったでしょうか。

「それは当然あります。ファーガソンはずっとヌルマゴドフとやる予定で、ゲイジーに変わってしまった。さらに試合の日程も変わった。体重のこともあるだろうし、もう体のフレッシュさがなかったかもしれないです。ゲイジーの方がフレッシュで。こういう違いっていうのは、選手にしか分からないところかもしれないです。まぁファーガソンは運がなかったですね」

✖ブライアン・コップ(C)DAVE MANDEL

──しかし、ゲイジーがUFCで世界王者になるファイターという風には正直なところ見ていなかったです。

「いやっ、本当にそうなんですよ。僕らがゲイジー論を語ると超面白い、普通じゃないって話で。ブライアン・コップをローで蹴りまくって勝った。

✖ルイス・パロミーノ(C)DAVE MANDEL

ルイス・パロミーノと意味不明な殴り合いをした。

✖メルヴィン・ギラード(C)WSOF

体重オーバーのメルヴィン・ギラードに分の悪いスプリット判定勝ちだった。そういうことだったわけじゃないですか?」

──だからUFCではエディ・アルバレスとダスティン・ポイエーに殴り負けたと。

「そこから3試合連続で1RKO勝ちをしちゃって、謎でしたよね。嫌らしいのはチャンピオンシップだと、勝ちに来たってことです。強烈な打ち合いじゃないし、テイクダウンのフェイクまで入れて。なんか面白さがなくなりましたよ」

──アハハハハ。

「なんだろうなぁ。ゲイジーは休憩明けとかで『OK、KO』みたいな」

──それは俺だけのゲイジーが、皆のゲイジーになってしまったという感じではないですか(笑)。

「そうなんですよ。WSOFでギャアギャアやっていた時のゲイジーが一番面白かった。メインストリームにいない価値というのか。この試合ではスマートになっちゃいました。エディ・アルバレスとかもUFCに来たらスマートになっていましたし、UFCのレベルがそうさせるんでしょうね。そういうゲイジーになったのだろうけど、だからって次にガビブ・ヌルマゴメドフとかっていう想いを馳せることができないんですよ」

──ゲイジー✖ヌルマゴメドフは楽しみではない?

「勝負論まで行き着かない。ヌルマゴ先生には敵わない。それならファーガソンの方が、何ができたと思います。だから、ゲイジーのことを穿って見ているのかもしれないですね」

──ゲイジーのレスリング力が真価を発揮するかもと思います。

「いやぁ、でもヌルマゴメドフは誰でもテイクダウンしますよ。だから、テイクダウンの攻防を楽しみにしたいのは分かりますが、ヌルマゴメドフは抜けすぎています。それならゲイジーはマクレガーかな。マクレガーとは見たいです。お祭りファイトなら、そっちの方が良いです」