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MMA o UFC   アレックス・ペレス カムザット・チマエフ カロリーナ・コバケビッチ シェーン・バーゴス ジェシカ・ペネ ジャック・ショア ダニエル・ピネダ チョン・ダウン ティム・エリオット ティーシャ・トーレス デイヴィソン・フィゲイレド ニック・マキシモフ ハファエル・アスンソン ブライアン・オルテガ ブランドン・ロイヴァル マット・シュネル マネル・ケイプ リッキー・シモン リー・ジンリャン

7.16 UFCニューヨーク大会をABCが生中継、大会名称は『UFC on ABC 3: Ortega vs. Rodriguez』/主要カードも発表

7.16『UFC Fight Night 210』のメインイベントはブライアン・オルテガ vs. ヤイール・ロドリゲス(2022年05月27日)

 こちらの続報。


 UFCが7月16日にニューヨーク州エルモントのUBSセンターで開催する大会のメインカードを全米4大ネットワークのABCが生中継することを発表。大会名称は『UFC on ABC 3: Ortega vs. Rodriguez』になります。ABCの生中継があるのは昨年4月10日の『UFC on ABC 2: Vettori vs. Holland』以来1年3ヶ月ぶり。

・Featherweight bout: Brian Ortega vs. Yair Rodriguez

・Flyweight bout: Askar Askarov vs. Alex Perez

・Bantamweight bout: Ricky Simon vs. Jack Shore

・Women's Strawweight bout: Michelle Waterson vs. Amanda Lemos

・Featherweight bout: Bill Algeo vs. Billy Quarantillo

・Welterweight bout: Li Jingliang vs. Muslim Salikhov

・Flyweight bout: Matt Schnell vs. Sumudaerji

・Middleweight bout: Dwight Grant vs. Dustin Stoltzfus

・Featherweight bout: Herbert Burns vs. Khusein Askhabov

・Middleweight bout: Punahele Soriano vs. Daicha Lungiambula

・Light Heavyweight bout: Dustin Jacoby vs. Da-un Jung

 以上の対戦カードも正式発表されています。当サイトでは未紹介だったカードを紹介していきます。

 アスカー・アスカロフ vs. アレックス・ペレスのフライ級マッチが決定。

 アスカロフは3月の『UFC on ESPN 33: Blaydes vs. Daukaus』でカイ・カラ・フランスに判定負けして以来の試合。現在UFCフライ級ランキング3位。ペレスは2020年11月の『UFC 255: Figueiredo vs. Perez』でデイヴィソン・フィゲイレドのフライ級王座に挑戦し1Rギロチンチョークで敗れて以来1年8ヶ月ぶりの試合。昨年5月の『UFC 262: Oliveira vs. Chandler』でマット・シュネルと対戦予定だったものの欠場、昨年7月の『UFC on ESPN 28: Hall vs. Strickland』でアスカー・アスカロフと対戦予定だったもののアスカロフの負傷により中止、昨年8月の『UFC on ESPN 30: Barboza vs. Chikadze』で再度マット・シュネル戦が組まれたものの『UFC Fight Night 191: Brunson vs. Till』、さらに『UFC 269: Oliveira vs. Poirier』に延期、前日計量後にシュネルのドクターストップにより中止、『UFC 271: Adesanya vs. Whittaker 2』で改めて組まれたもののペレスは128ポンドと2ポンドオーバーしたことからシュネルが対戦を拒否し中止となかなか試合ができない状態が続いています。現在UFCフライ級ランキング6位。

 リッキー・シモン vs. ジャック・ショアのバンタム級マッチが決定。

 シモンは昨年12月の『UFC Fight Night 199: Lewis vs. Daukaus』でハファエル・アスンソンに2R KO勝ちして以来の試合で4連勝中。現在UFCバンタム級ランキング12位。ショアは3月の『UFC Fight Night 204: Volkov vs. Aspinall』でティムール・ヴァリエフに判定勝ちして以来の試合で戦績16勝0敗(UFC戦績5勝0敗)。現在UFCバンタム級ランキング14位。

 ビル・アルジェオ vs. ビリー・クアランティーロのフェザー級マッチが決定。

 アルジェオは1月の『UFC on ESPN 32: Kattar vs. Chikadze』でジョアンデルソン・ブリトに判定勝ちして以来の試合。クアランティーロは昨年11月の『UFC 268: Usman vs. Covington 2』でシェーン・バーゴスに判定負けして以来の試合。

 リー・ジンリャン vs. ムスリム・サリコフのウェルター級マッチが決定。

 リーは昨年10月の『UFC 267: Blachowicz vs. Teixeira』でカムザット・チマエフに1Rリアネイキッドチョークで敗れて以来の試合。現在UFCウェルター級ランキング13位。サリコフは昨年6月の『UFC Fight Night 189: Rozenstruik vs. Sakai』でフランシスコ・トリナルドに判定勝ちして以来の試合で5連勝中。

 マット・シュネル vs. ス・ムダウジのフライ級マッチが決定。

 シュネルは5月の『UFC 274: Oliveira vs. Gaethje』でブランドン・ロイヴァルに1Rギロチンチョークで敗れて以来の試合。現在UFCフライ級ランキング9位。ス・ムダウジは昨年1月の『UFC on ESPN 20: Chiesa vs. Magny』でザルルフ・アダシャフに判定勝ちして以来1年半ぶりの試合で3連勝中。昨年6月の『UFC Fight Night 190: Gane vs. Volkov』でティム・エリオットと対戦予定でしたが負傷欠場、4月の『UFC Fight Night 205: Lemos vs. Andrade』でマネル・ケイプと対戦予定でしたがケイプに禁止薬物の陽性反応が出たことで中止されていました。現在UFCフライ級ランキング12位。

 ドワイト・グラント vs. ダスティン・ストルツフスのミドル級マッチが決定。

 グラントは4月の『UFC Fight Night 205: Lemos vs. Andrade』でセルゲイ・ハンドスコに2R TKO負けして以来の試合で2連敗中。ストルツフスは昨年12月の『UFC Fight Night 199: Lewis vs. Daukaus』でジェラルド・マーシャートに3Rリアネイキッドチョークで敗れて以来の試合で3連敗中。

Khusein Askhabov(Tapology)

 ハーバート・バーンズ vs. フセイン・アスハボフのフェザー級マッチが決定。

 バーンズは2020年8月の『UFC 252: Miocic vs. Cormier 3』でダニエル・ピネダに2R TKO負けして以来1年11ヶ月ぶりの試合。昨年7月の『UFC on ESPN 26: Makhachev vs. Moises』でビリー・クアランティーロと対戦予定でしたが欠場していました。フセイン・アスハボフは現在27歳のロシア人で戦績23勝0敗。昨年8月の『Dana White’s Contender Series』に出場予定でしたがビザ問題で欠場していました。今回がUFCデビュー戦。

 プナヘレ・ソリアーノ vs. ダルチャ・ランジャンブラのミドル級マッチが決定。

 ソリアーノは2月の『UFC Fight Night 200: Hermansson vs. Strickland』でニック・マキシモフに判定負けして以来の試合で2連敗中。ランジャンブラは3月の『UFC Fight Night 203: Santos vs. Ankalaev』でコディ・ブランデージに1Rギロチンチョークで敗れて以来の試合で2連敗中。

 ダスティン・ジャコビー vs. チョン・ダウンのライトヘビー級マッチが決定。

 ジャコビーは3月の『UFC 272: Covington vs. Masvidal』でミハウ・オレキシェイジュクに判定勝ちして以来の試合で1つの引き分けを挟んで7連勝中。現在UFCライトヘビー級ランキング15位。チョンは昨年11月の『UFC Fight Night 197: Holloway vs. Rodriguez』でケネディ・エンゼチュクウに1R KO勝ちして以来の試合で1つの引き分けを挟んで14連勝中(UFC戦績4勝0敗1引き分け)。

Jingliang Li faces Muslim Salikhov on July 16th(Asian MMA)

 正式発表されてませんが、ジェシカ・ペネ vs. ブリアナ・フォルティーノ(ブリアナ・ヴァン・ビューレン)の女子ストロー級マッチも確認されています。

 ペネは昨年8月の『UFC 265: Lewis vs. Gane』でカロリーナ・コバケビッチに1Rアームバーで勝利して以来の試合。現在UFC女子ストロー級ランキング14位。フォルティーノは昨年6月の『UFC on ESPN 11: Blaydes vs. Volkov』でティーシャ・トーレスに判定負けして以来の試合。現在UFC女子ストロー級ランキング15位。続きを読む・・・
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MMA MMAPLANET o UFN204 キック ジャック・ショア チムール・ヴァリエフ

【UFN204】ヴァリエフに競り勝ったジャック・ショア。デビューからの連勝を16に伸ばす

<バンタム級/5分3R>
ジャック・ショア(英国)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
チムール・ヴァリエフ(ロシア)

左に回るヴァリエフに組みついたショアが、直ぐに離れる。サウスポーからオーソに構えを変えたヴァリエフが右を当てる。ショアは左ハイを狙い、ステップインに左を合わせようとする。さらにヴァリエフの前進にヒザを入れたショアだが、ローに右を被弾する。ローを蹴り込むヴァリエフが、蹴り足をキャッチしてニータップへ。ケージに押し込まれたショアの急所にヴァリエフのヒザが当たり試合が中断する。

ローを蹴り合う両者、ヴァリエフの蹴りの方が力があるか。ショアは右ローをキャッチされ倒されるが、即レッスルアップからヴァリエフをケージに押し込む。左を差し返したヴァリエフが回って離れると、近い距離で拳をが行き交う。当てて回るかと思えば、真正面でコンビを繰り出すヴァリエフが手数で上回った初回だった。

2R、初回とは逆にローにテイクダウンを合わせたショアがトップを取る。足をきかせ、ショアの体を浮かせたヴァリエフがスクランブル、離れた直後にダブルレッグでクリーンテイクダウンを奪う、クローズドを割って足を抜きに掛かるヴァリエフに対し、ショアはBJペンばりの柔軟な股関節を駆使しフックガード、ここからケージを使って立ち上がる。ヴァリエフはローも右を被弾、さらにショアが右をヒットさせる。

ヴァリエフのパンチの振り際に素早くジャブを伸ばすショアは、再びクリンチでケージ際へ。両ワキを差したショアが前方にヴァリエフを崩す。すぐにケージを使って立ち上がったヴァリエフが首を固めると、小外刈りを返してトップを取る。ショアもすぐにスクランブルに持ち込み、シングルで押し込んだところで時間に。

最終回、ヴァリエフがワンツー、ローにもワンツーを入れてローを蹴っていく。と、ショアの左を被弾したヴァリエフがダウン。ヒザ立ちのヴァリエフにアッパーを入れたショアはバックを制して後方から殴る。必死に胸を合わせたヴァリエフはオクタゴン中を取り、クリンチからエルボーを入れる。ショアは左ジャブを当て、ハイキックをキャッチしてシングルレッグへ。

ヴァリエフはギロチンで捉えると、反転しつつ力を入れる。マットに手をついて上体を起こそうとしたショアが頭を抜き、トップを取る。バタフライガードにも足を抜いたショアに対し、ヴァリエフがスクランブルに持ち込む。即、蹴りをキャッチしてシングルでケージにヴァリエフを押し込んだショアは、離れる頭からぶつかり注意を受ける。

残り80秒、飛び込んで左ストレートをヴァリエフが当てる。ショアはワンツー、ローをキャッチされるが足を抜くと、左フックで2度目のダウンを奪う。さらに右フック、左フックを合わせたショアは、スピングバックフィストのタイミングで組みつきテイクダウンを奪う。ヴァリエフは腕十字を仕掛けるが、最後はエルボーを落とされてタイムアップを迎えた。結果、3-0で判定勝ちを収めたショアはデビュー以来の連勝を16に伸ばした。


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MIKE MMA MMAPLANET o RIZIN UFC UFN204 イリャ・トプリア グンナー・ネルソン ジェイ・ハーバート ジャック・ショア ダン・フッカー トム・アスピナル パディ・ピンプレット マイク・グランディ マクワン・アミルカーニ ムハマド・モカエフ モリー・マッキャン 佐藤天 修斗

【UFN204】アルミカーニ戦へ、折れない心=マイク・グランディ「他で味わえない戦いがUFCにはある」

【写真】言葉も戦い方も実直なマイク・グランディ。UFCで戦う姿を見るのは嬉しい限りだ(C)MMAPLANET

19日(土・現地時間)、英国ロンドンのO2アリーナで開催されるUFN204:UFN on ESPN+62「Volkov vs Aspinall」でマイク・グランディがマクワン・アミルカーニと対戦する。

UFCで4戦目を迎えるグランディは、2017年1月に修斗に来日し当時のプロ修斗世界フェザー級チャンピオン斎藤裕をレスリングとスクランブルでリードし判定勝ちを収めている。

ノンタイトル戦で王者を破ったことで、ベルトへの挑戦が期待されたが、来日が途絶えACBやブラジルでの戦いを経てUFCとの契約を果たした。強烈無比なテイクダウンの能力の高さとハートのタフさが来日時から伝わっていたグランディにインタビューを試みた。


──母国でマクワン・アミルカーニ戦が迫ってきました(※取材は3月16日に行われた)。今の調子はいかがですか。

「心身ともに充実しているよ。このキャンプではあらゆる犠牲を払って、集中してやってきたからね。トレーニングも充実していた。もう戦う準備はできているよ」

──英国……イングランドでは、もうほぼほぼコロナ感染の規制が取り払われたようですね。

「そうなんだ。もう、規制されることなく練習もできているし、外出もできる。以前のようだよ。もともと僕とアルミカーニは2020年3月のロンドン大会で戦う予定だったけど、パンデミックで中止になった。あれから2年、ようやく以前の状態に戻ったように感じる。だからこそ、ここ数日間で何か急激に変わることがないよう願っているよ(笑)」

──UFCファイターになったマイクにようやくインタビューがすることができ、以前から気になっていたことを直接聞く機会を得ることができました。

「何が聞きたかったんだい?」

──マイクは2017年1月に修斗に来日し、当時の修斗世界フェザー級王者である斎藤裕選手に勝利しました。当然のように再来日を果たし、王座に挑戦する機会が与えられると思っていたのですが、実現しなかったです。あの後、なぜ日本に来ることがなかったのでしょうか。

「日本で試合ができたことは、僕のキャリアのなかで本当に大きな意味があった。今、RIZINで活躍してベルトを巻いていたユタカ・サイトーに勝てたんだからね。あの後、英国で開催されたACBで勝利し、ブラジルのアスペラFCでタイトル戦を戦う機会を得た。結果、チャンピオンになり一度はパンクラスで戦うディールを結んだんだけど、ケガをして日本に行くことは叶わなくなった。そして、UFCとサインできたんだ。

ユタカ・サイトーに勝ってから日本に戻る機会がなかったのは、修斗から声が掛からなかったからだよ。僕はタイトルに挑戦したかったけど、オファーがなかった。でも日本で戦いたかったしパンクラスで試合をすることになったけど、さっきも言ったようにケガで行けなくなってしまったんだ」

──我々は日本で戦ったマイクが、UFCと契約できて嬉しかったです。

「UFCとサインできたことは、夢が現実になったような思いだったよ。夢に到達できた」

──これまで1勝2敗、実際に戦ってみてUFCのレベルをどのように受け止めていますか。

「UFCのレベルが、世界で一番高いのは承知の通りだと思う。世界のベストファイターが集まっているからね。イージーファイトなんて存在しない。他のプロモーションでは味わえない戦いがUFCには存在する。だから、ここで戦いたいと思ってきたんだ。UFCに与えられたベストファイター達と戦ってきたいからMMAを続けてきた。自分が少しでも世界のベストファイターの一員になるための、テストが続く。それがUFCだよ」

──そのなかでアルミカーニ戦、母国のファンの前でどのような試合をしたいと思っていますか。

「母国のファンの皆が楽しめる、エキサイティングな試合がしたい。ここ2戦は思ったような試合ができていない。デビュー戦でTKO勝ちした時のようなパフォーマンスを見せることができればと思う。それには相手をフィニッシュすることだよね。

アルミカーニはUFCで長い間戦ってきた経験豊かなファイターだ。ただし、そんなことは頭に入れず、常にプレッシャーを与えて戦いたい。彼はこれまで優れたファイター達と試合をしてきただろうけど、僕のように圧力にある相手はいなかったはずだ。圧力を掛け続けることで、アルミカーニは疲弊する。彼を疲れさせるよ」

──アルミカーニはバックコントロールをしているにも関わらず、わざわざ正対してギロチンやアナコンダを取りに行くような思いもしない動きをすることがあります。

「正面からのチョークが上手い選手だ。僕と似たチョークを使う。でも、僕は彼よりレスリングで上回っているだけでなく、スクランブルでも上だ。あの形になるのはアルミカーニの方だよ」

──マイクのプレッシャーの強さ、レスリングの強さは修斗で試合を見た日本のファンはいち早く分かっていました。と同時に、ケージ際で斎藤選手のボディへのヒザを受けながら、痛みやダメージを感じさせずにペースを譲らなかったことがとても印象に残っています。

「ユタカがボディにヒザを打つことは、しっかりと頭に入れて戦っていた。あのヒザで相手を疲弊させていたことをね。そして実際にヒザをボディに受けたけど、そこまで数を纏められたわけじゃなかったから、あれぐらいだと耐えることができた。

そりゃあ痛みはあったよ。でも、それを顔に出すわけにはいかない。どんな相手と戦っても諦めることはないし、心が折れるようじゃMMAを戦っていくことはできないからね。眠らされること、気を失うことはあるかもしれないけど、僕は絶対にギブアップはしない」

──まさにマイク・グランディの戦い方を表している言葉です。では最後に日本のファンに一言メッセージを頂けないでしょうか。

「修斗でユタカと戦った時、日本のファンが僕たちをリスペクトしてくれていることが伝わってきた。本当にありがたいと思った。あんな風にファイトとファイターを尊敬してくれるファンの前でまた戦いたいと思っている。サポート、ありがとう」

■視聴方法(予定)
3月20日(日・日本時間)
午前2時00分~UFC FIGHT PASS

■UFN204計量結果

<ヘビー級/5分5R>
アレキサンダー・ヴォルコフ: 253ポンド(114.75キロ)
トム・アスピナル: 252ポンド(114.3キロ)

<フェザー級/5分3R>
アーノルド・アレン: 146ポンド(66.22キロ)
ダン・フッカー: 145ポンド(65.77キロ)

<ライト級/5分3R>
パディ・ピンプレット: 155ポンド(70.31キロ)
ロドリゴ・ヴァルガス: 155ポンド(70.31キロ)

<ウェルター級/5分3R>
グンナー・ネルソン: 171ポンド(77.56キロ)
佐藤天: 170ポンド(77.11キロ)

<女子フライ級/5分3R>
モリー・マッキャン: 125ポンド(56.7キロ)
ルアナ・カロリーナ: 126ポンド(57.15キロ)

<ライト級/5分3R>
ジェイ・ハーバート: 155ポンド(70.31キロ)
イリャ・トプリア: 156ポンド(70.76キロ)

<フェザー級/5分3R>
マイク・グランディ: 145ポンド(65.77キロ)
マクワン・アミルカーニ: 145ポンド(65.77キロ)

<ヘビー級/5分3R>
シャミル・アブドゥラヒモフ: 258ポンド(117.02キロ)
セルゲイ・パブロヴィッチ: 254ポンド(115.21キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ニキータ・クリロフ: 205ポンド(92.99キロ)
ポール・クレイグ: 206ポンド(93.44キロ)

<バンタム級/5分3R>
ジャック・ショア: 136ポンド(61.69キロ)
チムール・ヴァリエフ: 136ポンド(61.69キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
エリース・リード: 115ポンド(52.16キロ)
コリー・マッケナ: 115ポンド(52.16キロ)

<フライ級/5分3R>
ムハマド・モカエフ: 125ポンド(56.7キロ)
コディー・ダーデン: 126ポンド(57.15キロ)

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BELLATOR Brave CF Cage Warriors MMA MMAPLANET o UFC UFN204   イリャ・トプリア オンラ・ンサン グンナー・ネルソン ジェイ・ハーバート ジャック・ショア ダン・フッカー トム・アスピナル パディ・ピンプレット ブライン・オドリスコール マクワン・アミルカーニ ムハマド・モカエフ モリー・マッキャン 佐藤天 平良達郎

【UFN204】計量終了 佐藤天は問題なく。英国の平良達郎=モカエフ、親愛なる隣人ピンプレットに要注目

【写真】平良の対戦相手にあることも十分に考えられるモカエフのUFC初陣、見逃せない (C)Zuffa/UFC

19日(土・現地時間)、英国はロンドンのO2アリーナで開催されるUFN204:UFN on ESPN+62「Volkov vs Aspinall」の計量が行われた。

メインでヘビー級のアレキサンダー・ヴォルコフ×トム・アスピナルが組まれた今大会、1年間準備してきたスクランブル発進でグンナー・ネルソンと対戦する佐藤天は、170ポンドで問題なく計量をクリアしている。

オンラ・ンサンをセコンドに帯同し、1年4カ月ぶりの計量台に立った佐藤は笑みを浮かべてガッツポーズ。余裕の笑みを浮かべるネルソンとフェイスオフを終えると、佐藤は一礼してステージを後にした。

日本では佐藤の再登場が一番の話題の今大会、メインに出場するアスピナルを含め、全12試合中10試合に英国勢の名前が見られる。そこにアイルランド人ファイターは含まれておらず、イングランド、ウェールズ、スコットランド勢だけでこの陣容、オクタゴンでの英国勢の充実ぶりが確認できる。


そんななか第1試合から注目のファイターがUFC初陣を迎える。それがムハメド・モカエフだ。プロアマ通して29勝0敗(※アマで23勝、プロで6勝のモカエフは12歳の時に英国に家族とともに移住した英国籍を持つダゲスタン人ファイターだ。

ダゲスタンではレスリング経験はなく空手をやっていたが、移り住んだヴィガンの街に空手道場がなく、レスリングを始める。と、そこはコーカサスの民の血がなせる業か、めきめきと頭角を現し、今ではパリ五輪を狙うほどになっている。

レスリングだけでなく、リバプールのチーム・カオボンでMMAを始め、レスリング、グラップリングと同時に活躍するとIMMAFでは2018年と2019年と世界大会を連覇した。2020年の世界大会がコロナパンデミックで中止となると、BRAVE CFでプロMMAデビューを果たしている。

当時からバーレーンのKHKジムに所属しており、BRAVE CFスーパーライト級王者で同ジムのヘッドコーチであるエルダル・エルダノフの指導の下、テイクダウンとスクランブル&バック奪取というMMAの軸を身につけつつ、モカエフは派手な打撃を組み込んでいる。

直近の試合は昨年9月で、Bellatorで2勝1敗のブライン・オドリスコールをRNCで下しているモカエフ。その際、既にコンテンダーシリーズからオファーを受けていたが「僕にコンテンダーシリーズは必要ない。直接UFCに行く」と宣言していたが、その通りとなった。

とはいえ、アマでいくら戦績を積もうが、そこは玉石混交、ロシア勢やカザフ勢は強豪でも、UFCとはまるでレベルの違う相手が殆どだ。6戦目のオクタゴン、まだ他の階級と比較すると層が薄いフライ級にあって──モカエフが、どのようなファイトをコディー・ダーデン相手に見せるか。

英国の平良達郎といっても過言でないスピード出世、その平良のUFC初登場まで40日となり、彼のライバルになり得るだけにモカエフのオクタゴン・デビュー戦は見逃せない。

またメインカードでは英国MMA界の親愛なる隣人──計量会場でもひと際大きな声援を受けたパディ・ピンプレットも見逃せない1人だ。

ホドリゴ・ヴァルガスと対戦するピンプレットはキャリア17勝3敗、ケージを背負っての跳びつき三角、50/50からの内ヒール、組みと合体したヒザやヒジ、さらに殴り合いのなかで思い切りパンチを被弾する弾けっぷりでCAGE WARRIORS時代から英国のファンを魅了し続けてきた。

ピンプレットがUFCでもこのスタイルを貫くのかと注目されていたが、昨年9月の初戦ではルイジ・ヴェンドラミニの連打でKOされてもおかしくない状況に追い込まれながら、右で逆転KO勝ちを収めている。

国内勢だけで2万人収容のO2アリーナのチケットが売り切れ、ネット上ではプラチナ化したチケットが、1800ポンド(約28万円)の高値をつけて売買されている。タイトル戦はない、北米のビッグネームが戦うわけでなく、それでもビジネス的にUFCを成り立たせることができる英国勢の勢いが確認できるイベントとなりそうだ。

■視聴方法(予定)
3月20日(日・日本時間)
午前2時00分~UFC FIGHT PASS

■UFN204計量結果

<ヘビー級/5分5R>
アレキサンダー・ヴォルコフ: 253ポンド(114.75キロ)
トム・アスピナル: 252ポンド(114.3キロ)

<フェザー級/5分3R>
アーノルド・アレン: 146ポンド(66.22キロ)
ダン・フッカー: 145ポンド(65.77キロ)

<ライト級/5分3R>
パディ・ピンプレット: 155ポンド(70.31キロ)
ロドリゴ・ヴァルガス: 155ポンド(70.31キロ)

<ウェルター級/5分3R>
グンナー・ネルソン: 171ポンド(77.56キロ)
佐藤天: 170ポンド(77.11キロ)

<女子フライ級/5分3R>
モリー・マッキャン: 125ポンド(56.7キロ)
ルアナ・カロリーナ: 126ポンド(57.15キロ)

<ライト級/5分3R>
ジェイ・ハーバート: 155ポンド(70.31キロ)
イリャ・トプリア: 156ポンド(70.76キロ)

<フェザー級/5分3R>
マイク・グランディ: 145ポンド(65.77キロ)
マクワン・アミルカーニ: 145ポンド(65.77キロ)

<ヘビー級/5分3R>
シャミル・アブドゥラヒモフ: 258ポンド(117.02キロ)
セルゲイ・パブロヴィッチ: 254ポンド(115.21キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ニキータ・クリロフ: 205ポンド(92.99キロ)
ポール・クレイグ: 206ポンド(93.44キロ)

<バンタム級/5分3R>
ジャック・ショア: 136ポンド(61.69キロ)
チムール・ヴァリエフ: 136ポンド(61.69キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
エリース・リード: 115ポンド(52.16キロ)
コリー・マッケナ: 115ポンド(52.16キロ)

<フライ級/5分3R>
ムハマド・モカエフ: 125ポンド(56.7キロ)
コディー・ダーデン: 126ポンド(57.15キロ)

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F1 MMA o UFC   ジャック・ショア トム・アスピナル

ロシアのウクライナ侵攻により3.19『UFC Fight Night 204』のメインイベント、アレクサンダー・ヴォルコフ vs. トム・アスピナルは変更か

3.19 UFC ロンドン大会のメインイベントはアレクサンダー・ヴォルコフ vs. トム・アスピナル(2022年01月21日)

 こちらの続報。


 3月19日にイングランド・ロンドンのThe O2アリーナで開催する『UFC Fight Night 204』のポスタービジュアル。メインイベントはアレクサンダー・ヴォルコフ vs. トム・アスピナルのヘビー級マッチが予定されていますが、


 イギリスがロシア人ファイターのビザを発行しない可能性があることから、メインイベントの変更が検討されていることをMMAFightingが確認したとのこと。『UFC Fight Night 204』はヴォルコフの他にもシャミル・アブドゥラヒモフ vs. セルゲイ・パブロビッチのロシア人同士のヘビー級マッチ、ジャック・ショアと対戦するティムール・ヴァリエフと合計4名のロシア人が出場予定。

 ヴォルコフ vs. アスピナルを他の大会で行うことにするのか、アスピナルの対戦相手を変更するのかも今のところ不明だそうです。続きを読む・・・
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MIKE MMA UFC   アンドレ・イーウェル ジャック・ショア マイケル・モラレス ライアン・ホール

1.22『UFC 270: Ngannou vs. Gane』の対戦カードを紹介

 1月22日にカリフォルニア州アナハイムのホンダ・センターで開催する『UFC 270: Ngannou vs. Gane』で当サイトでは未紹介だったカードを紹介していきます。


Cody Stamann treft Said Nurmagomedov tijdens UFC 270 op 22 januari(MMA DNA)

 コディ・スタマン vs. サイド・ヌルマゴメドフのバンタム級マッチが行われるとのこと。

 スタマンは5月の『UFC on ESPN 23: Reyes vs. Prochazka』でメラブ・デヴァリシュビリに判定負けして以来の試合で現在2連敗中。ヌルマゴメドフは2020年10月の『UFC Fight Night 180: Ortega vs. The Korean Zombie』でマーク・ストリーグルに1R KO勝ちして以来1年3ヶ月ぶりの試合。『UFC Fight Night 191: Brunson vs. Till』でジャック・ショアと対戦予定でしたがビザ問題で欠場していました。


Rodolfo Vieira vs. Wellington Turman toegevoegd aan UFC 270 op 22 januari(MMA DNA)

 ホドルフォ・ヴィエイラ vs. ウェリントン・ターマンのミドル級マッチが行われるとのこと。

 ヴィエイラは7月の『UFC on ESPN 26: Makhachev vs. Moises』でダスティン・ストルスフツに3Rリアネイキッドチョークで勝利して以来の試合。ターマンは8月の『UFC on ESPN 30: Barboza vs. Chikadze』でサム・アルヴィーに判定勝ちして以来の試合。


 イリア・トプリアと対戦予定だったモフサル・エフロエフが欠場、代わりにチャールズ・ジャーデインがトプリアと対戦するとのこと。エフロエフの欠場理由は不明。

 トプリアは7月の『UFC 264: Poirier vs. McGregor 3』でライアン・ホールに1R TKO勝ちして以来の試合で現在MMA11勝0敗(UFC戦績3勝0敗)。ジャーデインは12月の『UFC Fight Night 199: Lewis vs. Daukaus』でアンドレ・イーウェルに判定勝ちして以来の試合。


Jack Della Maddalena(Sherdog)

Pete Rodriguez(Sherdog)

 ジャック・デラ・マッダレーナと対戦予定だったワルリー・アウベスが欠場、代わりにピート・ロドリゲスがマッダレーナと対戦するとのこと。どちらも今回がUFCデビュー戦となります。

 マッダレーナはMMA戦績10勝2敗で9月の『Dana White's Contender Series 39』でアンジェ・ルーサに判定勝ちして以来の試合。ロドリゲスはMMA戦績4勝0敗。


Combate de Michael Morales frente a Trevin Giles, programado en la etapa de los primeros preliminares de UFC 270(El Universo)

Michael Morales(Sherdog)

 トレヴィン・ジャイルズ vs. マイケル・モラレスのウェルター級マッチが行われるとのこと。

 ジャイルズは7月の『UFC 264: Poirier vs. McGregor 3』でドリカス・デュ・プレシスに2R KO負けして以来の試合で今回がウェルター級転向初戦。モラレスは現在21歳のエクアドル人で戦績12勝0敗。9月の『Dana White's Contender Series 40』でニコライ・ヴェレテニコフに判定勝ちして以来の試合で今回がUFCデビュー戦。


Tony Gravely treft nieuwkomer Saimon Oliveira tijdens UFC 270 in Anaheim(MMA DNA)

Saimon Oliveira(Sherdog)

 トニー・グレイヴリー vs. サイモン・オリヴェイラのバンタム級マッチが行われるとのこと。

 グレイヴリーは9月の『UFC Fight Night 192: Smith vs. Spann』でネイト・マネスに2R TKO負けして以来の試合。オリヴェイラは現在30歳のブラジル人で戦績18勝3敗。9月の『Dana White's Contender Series 38』でホセ・アルデイに判定勝ちして以来の試合で今回がUFCデビュー戦。続きを読む・・・
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MMA UFC   その他 ジャック・ショア ダレン・ティル トム・アスピナル

『UFC Fight Night 191: Brumnson vs. Till』メディカルサスペンション/9選手が最大180日間の出場停止


 『UFC Fight Night 191: Brumnson vs. Till』メディカルサスペンション。

・ダレン・ティルが顔のCTスキャンをクリアするまで最大180日間の出場停止。

・トム・アスピナルが右手のレントゲン検査をクリアするまで最大180日間の出場停止。

・アレックス・モロノが左膝のMRI検査をクリアするまで最大180日間の出場停止。

・ダビッド・ザワダが鼻骨骨折の疑いにより医師の診察をクリアするまで最大180日間の出場停止。

・カリル・ラウントリーが左手のレントゲン検査をクリアするまで最大180日間の出場停止。

・モデスタス・ブカウスカスが左膝のMRI検査をクリアするまで最大180日間の出場停止。

・パディ・ピンブレットが右手親指のレントゲン検査をクリアするまで最大180日間の出場停止。

・モリー・マッカンが両手のレントゲン検査をクリアするまで最大180日間の出場停止。

・ジャック・ショアが左肩のレントゲン検査とMRI検査をクリアするまで最大180日間の出場停止。

 その他の選手は60日間以内でした。続きを読む・・・
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MMA UFN191 ジャック・ショア ダレン・ティル デレック・ブルンゾン トム・アスピナル モリー・マッキャン

【UFN191】ベガス発英国ナイトの真打ち、ダレン・ティルはブルンゾンのTDに疲弊しRNCで一本負け

<ミドル級/5分5R>
デレック・ブルンゾン(米国)
Def.3R2分30秒by RNC
ダレン・ティル(英国)

ラスベガス発英国人ファイターの祭典。ここまでジャック・ショア、モリー・マッキャン、パディ・ピンブレット、トム・アスピナルと4連勝で真打ちティルがヘッドライナーとして登場した。

サウスポー同士、ティルがすぐに左を当て、もう1発入れる。ブルンゾンも左を振るって前に出るが先手はティルが取った。ティルはワンツー、さらに左をヒットする。続いてワンツーから左ストレートを入れたティルに対し、ブルンゾンがダブルレッグでテイクダウンを決める。ハーフで抑えて、右のパンチを入れるブルンゾンは腕を狙う仕草も見せる。

勢いのある右のパウンドから、左右のパンチを打ちつけるブルンゾン。ティルは必死に右を差して頭を胸につけてくが、押し返したブルンゾンが左エルボーを思い切り落とす。もう一発ヒジを入れたブルンゾンが、ついに顔を覆うようになったティルにパウンドを連打する。ティルは右を差して、足を戻すと蹴り上げからスタンドに戻り一旦はピンチを脱した。残り40秒、右目の下を腫らしたティルは手を出さずに初回を終えた。

2R、ブルンゾンのシングルを切ったティルが左を伸ばす。続く左ストレートに組んだブルンゾンがボディロックテイクダウンを狙う。ケージまで移動して耐えたティルは、回って離れるが直後にブルンゾンがダブルレッグからクリンチで逆側のケージに押し込む。ティルはヒザをボディに入れて離れると右ジャブ。ブルンゾンのダブルレッグにティルはヒザを合わせるが、そのままテイクダウンを取られる。

残り半分、少しでも早く立ち上がりたいティルだが、ブルンゾンは枕で固めてしっかりと抑えスクランブルを許さない。ハーフ&ロックアップのティルは、上体を起こすもブルンゾンが潰してエルボーを落とす。さらに左のパウドを落とし、肩固めを仕掛けたブルンゾンがこのままトップをキープすると、起き上ってパンチを入れる。立ち上がろうとしたティルだがバックに回られ、スタンドに戻ってもケージに押し込まれ打撃の距離は創れなかった。

3R、疲弊した感のあるティル、右目が潰れているか。リードアイが見えないのは厳しいが──ティルは右から左を狙い、ブルンゾンは左オーバーハンドを空振りする。直後のワンツーに組みついたブルンゾンだがヒザを被弾し、離れたティルがローを蹴る。さらに左ヒザから左ローを蹴ったティルは、ワンツーからヒザを続ける。左を被弾して動き止まったブルンゾンは、ティルの追撃にダブルレッグでテイクダウンを決め、スクランブル狙いで暴れたティルからマウントを奪う。

左右のパンチを受けて背中を見せたティルは、RNCに観念したようにタップした。


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Report UFC UFN ESPN+49 UFN191 ジャック・ショア ブログ リウドヴィク・ショリニアン

【UFN191】ジャブ&ロー、TD。ボディにアッパー。ジャック・ショア、完全支配で15連勝

<バンタム級/5分3R>
ジャック・ショア(英国)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
リュドヴィク・ショリニアン(ウクライナ)

まずショアが右ローを蹴り、左ジャブを伸ばす。ステップを踏むとスイッチを見せるショアがショリニアンのジャブをかわして、ワンツー、左ハイを放つ。しっかりとブロックしたショリニアンはパンチの打ち終わりを狙っていく。左ジャブを当てたショアが右ロー、ワンツーと攻撃を散らす。ショリニアンは右ハイをキャッチされ、テイクダウンを奪われる。ショアはガードの中からエルボーを落とし、左エルボーを落とす。

殴りながら足を捌くショアは、もう一度クローズを取られると右ヒジを落とし、左足を抜いてハーフ。もう一本の足を抜くと肩固め&マウントに入る。ショリニアンは背中を見せて、立ち上がり胸を合わせてエスケープ。最後は体を入れ替えられたモノのショアは焦らず、力を使い過ぎることなく初回をリードした。

2R開始直後、ショリニアンが指をマットと並行に伸ばしていると注意を受ける。再開後、右ストレートを当てたショアは、前に出てきたショリニアンにジャブを当てて回る、左右に回る。力が入って左を振るったショリニアンは、ダブルレッグを合わされテイクダウンされる。すぐに立ち上がると、すぐに離れたショアがワンツーを入れ、左ジャブを的確にヒットさせる。さらに左ミドルを決めたショアが右ローからワンツーを打ち込む。

ショリニアンはダブルレッグに出るも、ケージを背にしたショアが簡単に切る。間合いを取り直し、前に出てくるショリニアンに右ローを蹴ったショアは、左フックにダブルレッグを合わされる。良い形で入ったショリニアンだが、ショアは上手く対応して右に回りつつ離れる。直後に右ストレート、ローを入れたショア。ショリニアンはローで体が流れ、最後に右を伸ばしたが届かず試合は最終回に。

3R、左ジャブを変わらず当てるショアが右ロー。ショリニアンも左ジャブを返したが、直後に右フックを受けそうになる。ニータップ狙いから右アッパーというコンビを見せ、ワンツーから左ミドルを蹴ったショア。ジャブを確実に入れ、そこにパンチを合わされずショリニアンを突き放すショアが、ダブルレッグへ。ケージを背にしたショリニアン、ショアは倒せないとみると離れて右ロー、左フック&右アッパーのコンビを決める。

ショリニアンはここで組んでケージに押し込むことを選択したが、ショアがいなして離れる。残り1分、ショリニアンは大振りに右を空振りし、左にはショアがダックからバックを伺う。ここは対処したショリニアンだが、残り30秒でアッパー、ワンツーを被弾する。動きが落ちたショリニアンに右ローを入れ、ジャブと最後まで試合したショアが、判定勝ちでキャリア15連勝を決めた。


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MMA UFC キック ジャック・ショア

UFC on ESPN+49:第3試合・ジャック・ショア vs. ルドビク・ショリニアン

バンタム級

イギリスのショアはMMA14戦全勝。UFCでも前座戦線で3連勝中。今回は当初ロンドンで開催予定だっただけに、イギリスの選手が多い。UFCデビューから2試合続けてチョークで一本勝ちしたが、前戦はハンター・アジュールに接戦となり、キャリア2度目の判定となったが勝利。柔術黒帯でMMAの試合経験もある父のリチャード・ショアがヘッドコーチについている。ジャック・ショアも父から黒帯を授与されている。8つの一本勝ちのうち、7つがチョークでの勝利。

本来サイード・ヌルマゴメドフと対戦予定だったがヌルマゴがビザの問題で2週間前に欠場が決まり、代役の選手が一旦決まったものの負傷欠場。先週になりUFCデビュー戦となるショリニアンとの対戦が決まった。ウクライナのショリニアンはTUF29に出場し、チームオルテガのドラフト3位(バンタム級2位)でピックされ、トーナメントでは準決勝で優勝したリッキー・トゥルシオスに判定負けした。TUFは準決勝敗退した選手も3位決定戦的試合でUFCデビューできる場合があるが、ショリニアンには声がかからなかったものの、代役でUFCとの契約を果たした。MMA9勝1敗の31歳。

ジャブの打ち合い。ショアワンツー。左ハイ。ショリニアンが間合いを詰めると距離を外す。ショアまたワンツー。ロー。ショリニアンの蹴りをキャッチして倒した。ショリニアンのガード。インサイドから肘を入れるショア。足を超えてパスした。サイドで上半身を固めるとマウントで肩固め。逆サイドに出て絞める。ショリニアンが耐えるとマウントに戻る。亀になり立ったショリニアン。またテイクダウンを狙うがショリニアンこらえた。離れ際にショアが肘を入れる。ホーン。

1Rショア。

2R。ショリニアンが間合いを詰める。近い。しかしショアのワンツーがヒット。詰めていくショリニアンに下がりながら打撃をヒットさせるショア。ショリニアンが左を放つとかいくぐってタックルへ。テイクダウン。亀になったショリニアン。一本足を絡めるショアだがショリニアン立った。なおもテイクダウンを狙っていたショアだが膝を入れ離れる。詰めていくショリニアン。しかし距離を取られ、ショアの間合いに入ったところでパンチを打たれるため手が出ていない。ショアカーフキックからワンツー。しかしケージを背負わせたところでタックルに入るショリニアン。が、離れた。また出ていくショリニアン。タックル。切りきれずボディクラッチされたショアだがケージでこらえる。離れた。ジャブ、カーフキックを入れていくショア。ショリニアン出ていくが攻撃をもらうだけの展開が続く。ホーン。

2Rショア。

3R。また出ていくショリニアンだが、相変わらずショアに距離を取られ打撃を打ち込まれる展開が続く。ジャブ。圧を強めるショリニアンだがまっすぐ追うだけなのでショアがサークリングしながら距離を取り続ける。ショアタックルへ。こらえたショリニアン。ケージに押し込み膝の打ち合い。離れた。ショリニアン出ていくがショアがパンチを打ち込むとすかさずタックル。四つでクラッチしてテイクダウンを狙うが差し返してこらえたショリニアン。逆にタックルに入りテイクダウンを狙ったが、倒せず離れ際にハイをもらう。圧をかけていくショリニアンだが距離を取られ続ける。打撃をヒットさせるショアだがフィニッシュを狙いに行く様子はない。タイムアップ。

判定三者フルマークでショアがUFC4連勝。

以前は打撃戦で劣勢な場面も見せていたショアだが、今回は打撃のレベルも上がっていた。全く危なげはなかったものの、急遽出場が決まった本来UFCに参戦するレベルではない選手が相手と考えると、フィニッシュを狙いに行かないのはやや不満が残る。