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MMA MMAPLANET o UFN202 キム・ジヨン プリシーラ・カショエイラ

【UFN202】打ち負け始めたカショエイラがエルボー乱舞、キム・ジヨンとの激闘を制する

<女子フライ級/5分3R>
プリシーラ・カショエイラ(ブラジル)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
キム・ジヨン(韓国)

ジャブを伸ばすキム、カショエイラが右オーバーハンドから前に出る。やや近めの距離で右オーガーハンドを思い切り振るうカショエイラだが、キムもローやジャブをしっかりと繰り出す。圧負けしないキムは、ワンツーの右を当てる。手を出して移動するキムが、ジャブを入れ左ローを蹴る。カショエイラはワンツーからアッパーも、キムが右フックを打ち返す。引かないカショエイラが左を当て、左を続ける。圧され回りながら手を出すキムが、ニータップような動きを見せるがカショエイラは動じない。

手を出さずプレッシャーを掛けるカショエイラが右アッパーを決め、ジャブをスウェイでかわす。最後の10秒でダブルレッグを決めたカショエイラがリードした。

2R、右が交錯し、左フックをカショエイラが振るう。キムはジャブから右ストレート、さらに右をかわしてワンツーを打っていく。カショエイラは左前蹴りを繰り出し、左ショートを受けても右を当て返す。スーパーマンパンチで前に出たカショエイラは近い距離でのパンチの交換で、回転数でキムを上回る。

右アッパーを空振りしたキムが間合いを変えようとすると、追いかけたカショエイラが蹴りを放つ。綺麗な技術はキムだが、フィジカルと瞬発力で上回るカショエイラの前に大振りが増えてくる。飛び込んで右から左、さらに右を打ち込んでカショエイラは左右のパンチを被弾しても前に出る。そこにジャブを当てるキムがワンツー、姿勢を乱すようになったカショエイラだが、中盤までのリードを守ったか。

最終回、ジャブから左フックを決めたキムは、打ち合いのなかで圧されるようにケージを背負うが左を当ててカショエイラの動きを止める。クリンチから離れ、ワンツー、ジャブを入れるキムは、ジャブを受けても相打ち覚悟で前に出て右フックをヒット。カショエイラが右を返すが、ジャブを入れ右フックをヒット。右を返したカショエイラだが、勢いはキムだ。ジャブの差し合いでリードしたキムは、右オーバーハンドをかわし右に回ってジャブ、そして右につなげる。

さらにワンツーを入れたキムは、ジャブを続けて右ストレート。カショエイラの右フックに左を合わせたキムは、ワンツーの右、もう1度右をクリーンヒットさせる。カショエイラが左フックを返しエルボーを振るうと、こめかみをカットしたキムがパンチを纏める。凄まじい打ち合いのなかでカショエイラがエルボーを連打する。鮮血が滴り落ちるキムのパンチを打ち続け、カショエイラが跳びヒザを2回繰り出す。ヒジを受けてふらつくキムは、最後まで拳を振るい続けてタイムアップに。

直後にキム正座し、キム・ジヨンもこれに応じて健闘を称え合った。ファイト・オブ・ザ・ナイト間違いなしの激闘は3-0でカショエイラが判定勝ちし、勝利の涙を流した。


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LFA MMA MMAPLANET o UFC UFN202   アルマン・ツァルキャン アルメン・ペトロシアン イグナシオ・バハモンデス イスラム・マカチェフ カーロス・ヘルナンデス キム・ジヨン グレゴリー・ホドリゲス シャオ・ロン ジョシアニ・ヌネス ジョナサン・マルチネス フェレス・ジアム ボビー・グリーン ラミズ・ブラヒメジ ラモーナ・パスカル ヴィクター・アルタミラノ 平良達郎

【UFN202】計量終了 第1試合に──平良の第2戦が戦うこともある元LFA王者アルタミラノ登場

【写真】アルタミラノとヘルナンデス、どちらかが平良の相手になることは十分にあり得る(C)Zuffa/UFC

26日(土・現地時間)にネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFN202:UFN on ESPN+60「Makhachev vs Green」の計量が行われた。

メインはヌルマゴが現役を退いた後、イーグル軍団を引っ張るイスラム・マカチェフがオクタゴン10連勝(※戦績は10勝1敗、2戦目にアドリアーノ・マルチンスにKO負けを喫している)を賭けて、160ポンド契約でボビー・グリーンと対戦する。

当初、ライト級でベニール・ダリューシュと戦う予定だったマカチェフ、ダリューシュの負傷欠場で勝って挑戦権獲得という筋書きは修正が必要になるかもしれにが、近い距離での打撃戦を許さないテイクダウン能力が、グリーンを相手に炸裂するか要注目だ。


今大会は韓国のキム・ジヨン、中国のシャオ・ロン、香港からはラモーナ・パスカルと東アジア所縁のファイターが3人もラインナップに含まれている。

しかし、ライト級のドミクル・クルーズ・スタイルの継承者イグナシオ・バハモンデスと戦うシャオ・ロンが160ポンドと大幅に計量オーバーに。ファイトマネーを40パーセントを没収され、キャッチウェイト戦を戦う機会を得ている。

この他、LFA~UFCショートノーティス・コンビといえるグレゴリー・ホドリゲス&トレンス・マッキニーが揃い踏みする。ホドリゲスはオクタゴン3連勝、マッキニーはLFA時代から5試合連続の初回フィニッシュ記録を伸ばすべきケージに足を踏み入れる。

そんなか日本のファンにとって要注目なのが、第1試合に出場するヴィクター・アルタミラノだ。LFAフライ級王者からコンテンダーシリーズを経てUFCデビュー戦を迎えるアルタミラノに対し、対戦相手のカーロス・ヘルナンデスも昨年のコンテンダーシリーズからのステップアップファイターだ。

LFA時代は纏まりはあるもののコレといった強さを見せることはなかったアルタミラノだが、コンテンダーシリーズで一進一退の攻防で、前に出る姿勢と折れない心の持ち主であるこを世に示した。

アルタミラノは平良達郎のUFC初戦の相手カーロス・キャンデミラノと、コンテンダーシリーズで対戦し競り勝っている。ガチャガチャな動きにある軸は、気持ちの強さ。平良と対戦することも十分にあり得るアルタミラノの試合──見逃すことはできない。

■視聴方法(予定)
2月27日(日・日本時間)
午前6時00分~UFC FIGHT PASS

■UFN202計量結果

<160ポンド契約/5分5R>
イスラム・マカチェフ: 160ポンド(72.57キロ)
ボビー・グリーン: 158ポンド(71.66キロ)

<ミドル級/5分3R>
ミシャ・サークノフ: 185.5ポンド(84.14キロ)
ウェリントン・トゥルマン: 185ポンド(83.91キロ)

<女子フライ級/5分3R>
プリシラ・カショエイラ: 125ポンド(56.7キロ)
キム・ジヨン: 126ポンド(57.15キロ)

<ライト級/5分3R>
アルマン・ツァルキャン: 156ポンド(70.76キロ)
ヨエル・アルバレス: 156ポンド(70.76キロ)

<ミドル級/5分3R>
グレゴリー・ホドリゲス: 186ポンド(84.37キロ)
アルメン・ペトロシアン: 186ポンド(84.37キロ)

<ライト級/5分3R>
イグナシオ・バハモンデス: 154.5ポンド(70.08キロ)
シャオ・ロン: 160ポンド(72.57キロ)

<女子フェザー級/5分3R>
ジョシアニ・ヌネス: 145.5ポンド(66.0キロ)
ラモーナ・パスカル: 146ポンド(66.22キロ)

<ライト級/5分3R>
テランス・マッキニー: 156ポンド(70.76キロ)
フェレス・ジアム: 155ポンド(70.31キロ)

<フェザー級/5分3R>
アレハンドロ・ペレス: 144.5ポンド(65.54キロ)
ジョナサン・マルチネス: 144ポンド(65.31キロ

<ウェルター級/5分3R>
ラミズ・ブラヒメジ: 170.5ポンド(77.34キロ)
マイケル・ギルモア: 170.5ポンド(77.34キロ)

<フライ級/5分3R>
ヴィクター・アルタミラノ: 123ポンド(55.79キロ)
カルロス・ヘルナンデス: 125ポンド(56.7キロ)

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『UFC Fight Night 202: Makhachev vs. Green』前日計量動画/ボビー・グリーン、10日間で16.8kgも減量

UFC Fight Night 202 weigh-in results: One fighter fined 40 percent, but full card set(MMAJunkie)
MAIN CARD (ESPN+, 7 p.m. ET)

・Islam Makhachev (160) vs. Bobby Green (158)
・Misha Cirkunov (185.5) vs. Wellington Turman (185)
・Priscila Cachoeira (125) vs. Ji Yeon Kim (126)
・Joel Alvarez (156) vs. Arman Tsarukyan (156)
・Armen Petrosyan (186) vs. Gregory Rodrigues (186)

PRELIMINARY CARD (ESPN+, 4 p.m. ET)

・Ignacio Bahamondes (154.5) vs. Rong Zhu (160)*
・Josiane Nunes (145.5) vs. Ramona Pascual (146)
・Terrance McKinney (156) vs. Fares Ziam (155)
・Jonathan Martinez (144) vs. Alejandro Perez (144.5)
・Ramiz Brahimaj (170.5) vs. Micheal Gillmore (170.5)
・Victor Altamirano (123) vs. Carlos Hernandez (125)

 『UFC Fight Night 202: Makhachev vs. Green』前日計量結果。ショートノーティスにより160ポンド契約となったイスラム・マカチェフ vs. ボビー・グリーンはマカチェフ160ポンド、グリーン158ポンドで共にクリアしていますが、


 2週間前の『UFC 271: Adesanya vs. Whittaker 2』でナスラット・ハクパラストに判定勝ちしたばかりのグリーンはマカチェフ戦のオファーを受けた時の体重は、なんと195ポンドだったそうです。

 また、イグナシオ・バハモンデスと対戦するロン・ジューが160ポンドと4ポンドオーバー。出場給の40%を譲渡し試合は行われます。






 前日計量&フェイスオフ動画。


UFC Fight Night 202 predictions: Who's taking short-notice Bobby Green over Islam Makhachev?(MMAJunkie)

 MMAJunkieスタッフによるメインカード勝敗予想。

・イスラム・マカチェフ vs. ボビー・グリーンはマカチェフ支持11人、グリーン支持1人。

・ミーシャ・サークノフ vs. ウェリントン・ターマンはサークノフ支持11人、ターマン支持1人。

・キム・ジヨン vs. プリシラ・カショエイラはキム支持9人、カショエイラ支持3人。

・アルマン・ツァルキャン vs. ジョエル・アルバレスはツァルキャン支持10人、アルバレス支持2人。

・アルメン・ペトロシアン vs. グレゴリー・ホドリゲスはペトロシアン支持4人、ホドリゲス支持8人。続きを読む・・・
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MMA o UFC   アルメン・ペトロシアン キム・ジヨン グレゴリー・ホドリゲス ジョニー・エドゥアルド ジリアン・ロバートソン ズヴァイアド・ラジシュビリ テレンス・マッキニー パク・ジュンヨン ビー・マレッキ ラモーナ・パスカル

『UFC Fight Night 202: Makhachev vs. Green』の対戦カードを紹介

 『UFC Fight Night 202: Makhachev vs. Green』の対戦カードのうち当サイトで未紹介だったカードを紹介していきます。


Makhmud Muradov says he's out of UFC Fight Night 202 vs. Misha Cirkunov(MMAJunkie)

Misha Cirkunov vs. Wellington Turman booked for UFC Fight Night 202(MMAJunkie)

 ミーシャ・サークノフと対戦予定だったマフムド・ムラドフが負傷欠場、代わりにウェリントン・ターマンがサークノフと対戦するとのこと。

 サークノフは昨年10月の『UFC Fight Night 193: Santos vs. Walker』でクリストフ・ジョッコに判定負けして以来の試合で2連敗中。ターマンは昨年8月の『UFC on ESPN 30: Barboza vs. Chikadze』でサム・アルヴィーに判定勝ちして以来の試合。1月の『UFC 270: Ngannou vs. Gane』でホドルフォ・ヴィエイラと対戦予定でしたが、ヴィエイラのドクターストップにより中止されていました。


Controversiële Cachoeira krijgt nieuwe kans van de UFC(Eurosport)

 キム・ジヨン vs. プリシラ・カショエイラの女子フライ級マッチが行われるとのこと。

 キムは昨年9月の『UFC Fight Night 191: Brunson vs. Till』でモリー・マッカンに判定負けして以来の試合で2連敗中。カショエイラは昨年12月の『UFC 269: Oliveira vs. Poirier』でジリアン・ロバートソンに1Rリアネイキッドチョークで敗れて以来の試合。


Gregory Rodrigues vs. Armen Petrosyan Set For February 26 UFC Event(CagesidePress)

Armen Petrosyan(Sherdog)

 グレゴリー・ホドリゲス vs. アルメン・ペトロシアンのミドル級マッチが行われるとのこと。

 ホドリゲスは昨年10月の『UFC Fight Night 196: Costa vs. Vettori』でパク・ジュンヨンに2R KO勝ちして以来の試合で4連勝中(UFC 2連勝中)。ペトロシアンは現在31歳のアルメニア人で戦績6勝1敗。昨年10月の『Dana White's Contender Series 44』でカロヤン・コレフに1R KO勝ちして以来の試合で今回がUFCデビュー戦。


Ramona Pascual signs with UFC, meets Josiane Nunes on short notice at UFC Vegas 49(MMAFighting)

Ramona Pascual(Sherdog)

 ジョジアンヌ・ヌネス vs. ラモーナ・パスカルの女子フェザー級マッチが行われるとのこと。

 ヌネスは昨年8月の『UFC on ESPN 29: Cannonier vs. Gastelum』で行われたUFCデビュー戦でビー・マレッキに1R KO勝ちして以来の試合で7連勝中。パスカルは現在33歳のフィリピン人で戦績6勝2敗。今回がUFCデビュー戦。


Terrance McKinney vs. Fares Ziam opnieuw ingepland, ditmaal voor 26 februari(MMA DNA)

 テレンス・マッキニー vs. ファレス・ジアムのライト級マッチが行われるとのこと。両者は昨年11月の『UFC Fight Night 198: Vieira vs. Tate』で対戦予定でしたが、マッキニーに新型コロナウイルスの陽性反応が出たために中止されていました。今回は仕切り直しマッチとなります。


Alejandro Perez vs. Jonathan Martinez toegevoegd aan UFC evenement op 26 februari(MMA DNA)

 アレハンドロ・ペレス vs. ジョナサン・マルティネスのフェザー級マッチが行われるとのこと。

 ペレスは昨年10月の『UFC Fight Night 193: Santos vs. Walker』でジョニー・エドゥアルドに2Rスカーフホールドアームロックで勝利して以来の試合。マルティネスは昨年10月の『UFC Fight Night 196: Costa vs. Vettori』でズヴァイアド・ラジシュビリに判定勝ちして以来の試合。続きを読む・・・
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UFC on ESPN+60:オッズ/予想と展望

イスラム・マカチェフ 1.11
ボビー・グリーン 7.00
ミーシャ・サークノフ 1.83
ウェリントン・トゥルマン 2.00
キム・ジヨン 1.61
プリシラ・カショエイラ 2.45
アルマン・ツァルキャン 1.45
ヨエル・アルバレス 2.80
アルメン・ペトロシアン 2.35
グレゴリー・ホドリゲス 1.65
ロン・チュー 2.70
イグナシオ・バハモンデス 1.50
ジョジアニ・ヌネス 1.48
ラモーナ・パスクアル 2.75
テレンス・マッキニー 2.00
ファレス・ジアム 1.83
アレハンドロ・ペレス 3.00
ジョナサン・マルチネス 1.40
ラミズ・ブラヒマイ 1.25
マイケル・ギルモア 4.00
ビクトル・アルタミラノ 2.25
カルロス・ヘルナンデス 1.69

メインではランキング3位ベネイル・ダリウシュと4位イスラム・マカチェフの対戦が予定されていたが、ダリウシュが負傷欠場。代役として、2週間前のUFC271で試合をしたばかりのボビー・グリーンが10日前に急遽出場決定。直前のため、160ポンド契約での試合となる。

ネクスト・ヌルマゴメドフとして期待されているマカチェフは現在9連勝中。なかなかチャンスを与えられなかったが、昨年7月にようやく初メイン。前回はダン・フッカー相手に1R一本勝ちで完勝。王者オリヴェイラは5月にランキング1位ゲイジーと対戦予定で、2位ポイエーは前回挑戦したばかりなので、ダリウシュとの対戦での勝者が次期挑戦権獲得濃厚だった。

代役でUFC9年で初のメイン登場となるのはボビー・グリーン。ノーガードからパンチを打ち込んでいくスタイルで、昨年11月にはアル・アイアキンタを1RKO。しかし本来は倒しに行くスタイルではなく、2週間前のナスラット・ハクパラスト戦ではタックルを切ってパンチをヒットさせていくという本来のスタイルで判定勝ち。次はランカーとの対戦が期待されていたが、予想外に上位の相手との試合に。しかしマカチェフは相手が悪すぎる。

マカチェフがテイクダウンからドミネイトして最後は一本勝ちと予想。

UFCデビュー戦でメインカードに登場となるアルメン・ペトロシアンは、あのジョルジオ・ペトロシアンの弟…と同姓同名。10月のコンテンダーシリーズで勝利しUFCと契約した。勝った試合はすべてKO勝ちのストライカー。

プレリムではテレンス・マッキニーがUFC2戦目を戦う。初戦はUFC5戦のマット・フレヴォラ相手にわずか7秒でのKO勝ち。これだけならまぐれかもしれないが、その前の3試合も1RKOで、16秒・17秒・72秒で勝利していて、高い殺傷能力を持っているのは間違いない。しかし、今回はUFC2勝1敗のファレス・ジアムにアンダードッグ。

第1試合開始は27日朝6時から。速報します。

 

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MMA UFN191 キック キム・ジヨン ボクシング モリー・マッキャン

【UFN191】ノーガード、殴られても仁王立ち&雄叫び。マッキャンが技術で上のキム・ジヨンに判定勝ち

<女子フライ級/5分3R>
モリー・マッキャン(英国)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
キム・ジヨン(韓国)

開始と同時に左から右を振るったマッキャンに対し、キム・ジヨンも素早いジャブからアッパーを見せ、フットワークで前進をかわしてハイを狙う。キム・ジヨンはジャブから右も、左フックを被弾してふらつく。マッキャンの追撃に左フックを返すキム・ジヨンは、クリンチでケージに押し込まれる。離れた両者、キム・ジヨンがボディもマッキャンが左ミドルから組みへ。体を入れて間合いを取り直そうとしたキム・ジヨンを、全力で追いかけるマッキャンは、頭が当たってダウン状態で前方に倒れる。

シングルから立ち上がったマッキャンが小手を極めて投げを打つ。耐えたキム・ジヨンがワキを潜ってバックへ。クリンチでヒザを入れ、フェンスに押し付けた状態を続けるキム・ジヨンが、バックコントロールから足をかけつつ、ヒザに移行する。マッキャンは離れると、左右のフックを連打して前に出る。キム・ジヨンも左フックを当てるが、パンチの勢いはマッキャンが上をいった初回だった。

2R、マッキャンが左ミドルから左フック、キム・ジヨンも左を返す。頭から突っ込むように前に出るマッキャンに対し、キム・ジヨンはジャブからローを蹴る。そのローの蹴り終わりにフックを振るうマッキャンに対し、キム・ジヨンがワンツーを決める。マッキャンが睨みをきかせるような顔つきになると、ワンツーで前に出る。そこに右を入れ、前進を止めたマッキャンに対し、右ストレートをキム・ジヨンがヒットさせる。

怯まないマッキャンは、力を入れた右フックで前に出てスイッチ。右クロスをキム・ジヨンが当てるが、マッキャンは思い切りパンチを振るって前に出る。常にパンチに注意を払い、反応することでやや疲れが見えたキム・ジヨンは左を被弾する。ここからパンチを纏めるマッキャン。体重をかけて前に出ているのでマッキャンに勢いがあるように見える。パンチを受けても、さらに前に出たマッキャンは最後にダブルレッグから、自ら後方に倒れこんで上を取り時間となった。

3R、フックの応酬から左ジャブを伸ばすキム・ジヨンが、右を被弾する。マッキャンは打たれても前に出るという勢いがあるが、テクニックで上回るキム・ジヨンもクリーンショットで右を2つ当てる。しかし、そのパンチを確実に当てた直後にマッキャンが反撃してくると、キム・ジヨンの反応が悪くなる。それでもキム・ジヨンは近い距離でコンビネーションを駆使し、マッキャンが粗いフックで前に出る。

ボクシングの技術はキム・ジヨンが上だが、マッキャンは前に出る姿勢を持ち続け、パンチを受けてもより強い一発を狙っていく。そして左ジャブを当てたマッキャンがワンツー・フック、左の相打ちからキム・ジヨンが左ローを蹴る。キム・ジヨンのパンチの打ち終わりにパンチを入れ、頭を振って前に出るマッキャンがスピニングバックキックを見せる。

マッキャンは最後の20秒になるとノーガードで左右のフックを振るい、左を打ち込む。近距離でも思い切りパンチを振るうマッキャンが、ついにはノーガードばかりかヘッドムーブもやめてキム・ジヨンのパンチを被弾する。マッキャンは仁王立ちで、叫び声を挙げタイムアップを迎えた。

結果、ジャッジ3者とも29-28でマッキャンを支持した。


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DEEP MMA UFC UFN191 キム・ジヨン ブログ モリー・マッキャン

【UFN191】「ファイヤーフィストでミートボールを創ります」キム・ジヨン in ラスベガス

【写真】拳にキッス。両拳とも、中指が凄まじい──キム・ジヨン(C)MMAPLANET

4 日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFN191:UFC on ESPN+49「Brunzon vs Till」で、キム・ジヨンがモリー・マッキャンと1年振りのファイトに挑む。

DEEP Jewelsバンタム級王者からTOP FCを経てUFC入り、オクタゴンでは3勝3敗も今回キム・ジヨンはラスベガスでキャンプを行い、マッキャン戦に挑む。シンジゲートMMAでロクサン・モダフェリとの出会い、韓国時代とは別物という練習環境を得てアジアの大砲は、どのようなファイトをオクタゴンで魅せてくるのか。

「初めてボクサーと戦える」という彼女は、バチバチの殴り合いへの期待で胸を膨らませているようだった。


──キム・ジヨン選手に再びインタビューできて嬉しいです。1年振りの試合になりますね。

「ハロー、アニハセヨ。1年振りの試合ですけど、凄く気持ちは落ち着いています。何も問題はないと思います」

──今はラスベガスに生活の拠点を置いているのですか。

「2020年に、2021年はキャンプの一部をラスベガスで行おうという計画を立てました。そして5月にポウリーナ・ボテーリョ戦が決まったのですが、負傷欠場することなり、リハビリをUFC PIでしようとラスベガスに来たんです。そして、ベガスで練習を再開し今週末のモリー・マッキャン戦が決まりました。そのまま、こちらでキャンプに入った形です」

──ベガスでの生活に戸惑うことはなかったですか。

「いえ、凄く楽しく充実した日々を過ごしてきました」

──美味しい韓国料理の店を見つけることはできましたか。

「実はUFC PIで用意された食事を摂っているので、韓国料理は食べられていないんです」

──それは残念です。秋山選手やキム・ドンヒョン選手ご用達のテールスープが凄く美味しい店があったので、今も営業中でしたらまたお教えします(笑)。

「ワァ!! ぜひ、お願いします(笑)。アイム・トライング!!」

──ところで今回の試合に向けてUFC PIで準備をしてきたということですか。

「UFC PIでリハビリを1カ月行い、それからシンジケートMMAという新しい環境を得てベースとして練習をするようになり、PIでは引き続きストレングス&コンディショニング・トレーニングを行ってきました。

シンジケートでのトレーニングは、韓国での練習環境とまるで違っていました。素晴らしいヘッドコーチとリーダー、何といっても女子選手がたくさんいて質の高いトレーニングを行うことができています。チームとして、凄く機能しています」

──シンジケートといえば、ロクサンがいますね。

「さっき言った素晴らしいリーダーというのが、ロクサンなんです。もともと、私はプロデビュー前からロクサンの試合を見ていました。スマックガールで戦っていたロクサン、私の日本でMMAのキャリアを積んできたので、ルーツが同じだと思っています。シンジケートの全てのクラスを統べる……学校で言えば、校長先生のような存在です。

強いリーダーシップで皆を引っ張ってくれて。それでも、お姉さんのように凄く良い雰囲気のトレーニングなるよう気遣いがあるんです。ロクサンは本当に言葉に言いあらわせられないほど、私の合流を歓迎してくれました。本当に温かく付き合ってくれています。

ロクサンの家に行ったら、日本のアニメーション……ワンピースやドラゴンボールのコレクションが凄くて。ロクサンがどれだけ日本が好きかも伝わってきました(笑)」

──いやぁベガスでロクサンとジヨンが仲良くしているなんて、本当に嬉しくなってしまいます。そんななか土曜日のファイトは去年の8月の敗戦以来の復帰戦、凄く大切な試合になってきます。

「正直に言うと、オファーを受けるまでモリー・マッキャンがどのような選手か分かっていなかったです。でも映像を見ると、タフなボクサーで自分を見ているようでした。ボクサー✖ボクサーですね。UFC……MMAを戦うようになって、私のようなボクシングがベースの選手と戦うことがなかったので、凄く楽しみにしています」

──マッキャンはそのボクシングから素晴らしいレベルチェンジで、ダブルレッグを決めることがあります。

「それは映像で見て、私も思いました。このオファーの前からレスリング対策はずっとしていましたし、ラスベガスに来てからもタイガームエタイのフランク・ヒックマンがこっちにいて、彼の指導を受けることで私のレスリングは格段に進歩しています。

だからモリーとの試合で、彼女が何度かレベルチェンジからテイクダウンを狙ってきて、私が切ることができると、もう仕掛けられなくなるはずです。結果、ボクシングマッチになります」

──そしてマッキャンのより、キム・ジヨンの右の拳の方がハードだと。

「私のファイヤーフィストで、ミートボールを創ります(笑)。それが答です」

──どのような試合を見せたいのか尋ねようと思いましたが、もう答を貰いました(笑)。

「ファイヤーフィストで私が勝ちます(と言って、拳にキスをする仕草をみせた)」

──土曜日の試合、本当に楽しみにしています。カムサハムニダ。

「カムサハムニダ、サンキューソーマッチ。アリガトウゴザイマス」

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Report UFC UFN ESPN+33 UFN175 アレクサ・グラッソ キム・ジヨン ブログ

【UFN175】序盤攻勢のキム・ジヨンだったが、グラッソのキックボクシング&TDにフルマークの判定負け

<女子フライ級/5分3R>
アレクサ・グラッソ(メキシコ)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
キム・ジヨン(韓国)

左ジャブを伸ばすキム・ジヨン、グラッソが右ストレートを見せる。ワンツーの打ち合いで左の返しを当てたキム・ジヨンがワンツーをかわして、ジャブを打っていく。キム・ジヨンは距離が近づくとアッパー、下がりながらも左フックを繰り出す。グラッソのワンツーにも、下がらず手を出して対応するキム・ジヨンが打撃戦をリードして左フックをヒットさせる。グラッソもローからボディを伸ばすと、右ストレートを打っていく。

蹴りを受けたキム・ジヨンは、右から左を入れる。それほどガードを高くせず、相手のパンチを見て戦うキム・ジヨンは、ワンツーを被弾しボディを返す。右の相打ちからローを蹴ったグラッソが終盤盛り返すラウンドとなった。

2R、グラッソは右ローを引き続き蹴り、キム・ジヨンはほぼボクシングに徹する。蹴りが入るようになってから、パンチも当たるようになったグラッソが右を決める。キム・ジヨンも右を返すが、グラッソが左フックに反応できるようになっている。それでも右ショートアッパーを入れたキム・ジヨンは、ワンツーに左フックを合わせようとする。

グラッソが左を当て、左ロー。キム・ジヨンはワンツーで右を届かせ、ワンツーで前へ。左右に回るグラッソが右ストレート。打って離れるグラッソをキム・ジヨンのパンチは捕らえられない。対してグラッソはスーパーマンパンチ、右を当てる。ついに姿勢を下すようになったキム・ジヨンだが、クリンチから右を打ち返す。左目が大きく腫れたキム・ジヨンはこの回を落とした。

最終回、やや遠めの距離で踏み込んでパンチを繰り出す両者。そのタイミングがあったところでグラッソが組みを選択する。頭を抱えてジャンピンガードのような形になったキム・ジヨンだが、グラッソはケージに押し込んで組みを続けず離れる。ここで右を当てたキム・ジヨン、グラッソもワンツーを打ち返す。近い距離での打ち合いで、キム・ジヨンは前に出てクリンチへ。左を差してヒザを入れるキム・ジヨンだが、グラッソが体を入れ替える。

残り2分、キム・ジヨンが左を差して押し込み返す。体を入れ替えながら、ケージ際のクリンチが続き、グラッソが大内刈りでテイクダウンに成功する。ハーフのキム・ジヨンは左腕に右足を置かれてパウンドを被弾。腕を引き戻したが、スクランブルに持ち込むことができずグラッソがショートエルボーを連打しタイムアップに。

ジャッジ3者とも30-27でグラッソを支持し、キム・ジヨンは判定負けとなった。


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【UFN175】アジア勢米国上陸開始──グラッソと戦う、キム・ジヨン「トップ10の力があることを示す」

【写真】この2試合は計量失敗をしていたキム・ジヨンだが、今回は問題なくパスしている(C)Zuffa/UFC

29日(土・現地時間)にネヴァダ州ラスベガスのUFC APEX開催されるUFN175:UFN on ESPN+33「Smith vs Rakic」にキム・ジヨンが出場し、アレクサ・グラッソと対戦する。

もともと6月27日に組まれていたが、COVID19の感染拡大で延期されていたキム・ジヨンとグラッソの戦いがこのタイミングで組まれた。米国在住でないアジア人UFCファイターが、ついにラスベガスに招聘されるようになったことを示す一戦だ。


26日(水・同)に行われたバーチャルメディアデーで、キム・ジヨンは「この延期は去年、手術した私にとっては、より状態が良くなることができたので良かったと思っている」と話している。

昨年10月にナディア・カッセムに勝利したあと、2カ月後の試合はヒジの負傷でキャンセルした彼女にとって10カ月ぶりの復帰戦となるが「手術後は完治するまでもフィジカル、特にメンタル的に強くなれるよう心がけ、の準備をしてきた。パンデミックは世界の人々を大変な状況においやっているけど、韓国の皆にはUFCの試合を五輪やワールドカップのように楽しんで欲しい。韓国に勝利を持ち帰るためにハードなトレーニングを積んできたので」と語り、手術前よりも調子が良くなっている様子だった。

またストロー級から階級を上げてくるグラッソに対して、「ストロー級の時の彼女は本当に大きかった。フライ級になってパフォーマスは色々と違いが出てくると思う。今、私は14位だけど彼女に勝ってトップ10の力があることを示し、タイトルに近づきたい」というコメントを残している。

■ UFN175計量結果

<ライトヘビー級/5分5R>
アンソニー・スミス: 205ポンド(92.99キロ)
アレクサンドル・ラキッチ: 205.5ポンド(93.21キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ロビー・ローラー: 171ポンド(77.56キロ)
ニール・マグニー: 171ポンド(77.56キロ)

<女子フライ級/5分3R>
キム・ジヨン: 126ポンド(57.15キロ)
アレクサ・グラッソ: 126ポンド(57.15キロ)

<フェザー級/5分3R>
リカルド・ラマス: 145ポンド(65.77キロ)
ビル・アレジオ: 146ポンド(66.22キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
マゴメド・アンカラエフ: 205ポンド(92.99キロ)
イオン・クテレバ: 205.5ポンド(93.21キロ)

<ミドル級/5分3R>
マキ・ピトロ: 184.5ポンド(83.68キロ)
インパ・カサンガネイ: 185.5ポンド(84.14キロ)

<ミドル級/5分3R>
ザク・カミングス: 185ポンド(83.91キロ)
アレッシオ・デキリコ: 184ポンド(83.46キロ)

<フェザー級/5分3R>
アレックス・カサレス: 145ポンド(65.77キロ)
オースチン・スプリンガー: 151ポンド(68.49 キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ショーン・ブレイディ: 170.5ポンド(77.34キロ)
クリスチャン・アギレラ: 170ポンド(77.11キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
エミリー・ウィットマイアー: 115.5ポンド(52.38キロ)
ポリアナ・ヴィアナ: 116ポンド(52.62キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
マロリー・マーチン: 115.5ポンド(52.38キロ)
ハナ・サイファース: 117ポンド(53.07キロ)