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MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN48 アリアネ・リプスキ メリッサ・ガト

【UFC ESPN48】打撃の技術力で上回ったリプスキが、ガトの総合力に屈せずスプリット判定勝ち

<女子フライ級/5分3R>
アリアネ・リプスキ(ブラジル)
Def.2-1:29-28.29-28.28-29
メリッサ・ガト(ブラジル)

右に回りつつ、前に出るフェイクを見せるガト。リプスキが左リードフックを繰り出す。続いて左ミドルを放ったリプスキに対し、ガトが右を伸ばす。距離を詰めたリプスキは、ガトの前進にヒザを突き刺す。ローを蹴り合った両者、リプスキはボディを殴り、顔を狙う。ガトも前蹴り、ワンツーを繰り出すが手数は多くない。左の相打ちから、リプスキが右ロー。そこにガトが右を当てるなど主導権争いが続き、パンチから左の蹴りを入れたリプスキが右フックをヒットさせる。ガトは左ジャブを当て、ボディを入れるとカウンターで左をヒット、出入りのなかで打撃を繰り出すガトが組みつき初回が終わった。

2R、互いに左の蹴りを見せ、ガトが勢いのある右を当てる。リプスキは左ジャブを当て返し、ガトが右カーフを蹴る。リプスキの蹴りに組みついたガトがケージに押し込む。細かいヒザを入れるガトだが、リプスキが右腕を差して投げを決める。両者同時に立ち上がり、ボディロックのガトがテイクダウンを狙う。ケージを使って耐えるリプスキはヒザをもらながら、体を入れ替えた。ここから2度、3度とポジションを変えた両者。残り90秒で離れ、ガトの右の圧が高まる。それでも連打の中で左をヒットさせたリプスキがアッパーを決める。ワンツーから左の蹴り、右のカウンターを決めたリプスキ。静かだが、ゴツゴツとした打撃戦のなかでガトが組みつき、ケージへ。そのまま時間となった。

最終回、ワンツーのガト。リプスキがローからワンツーでフックを打ち込む。さらにハイをかわして右ローを入れたリプスキは右を被弾。リプスキは続けてロングフックのコンビを決めるなど拳の攻撃で上回って来たか。直後のガトのダブルレッグを切ったリプスキは、スイッチを見せて左ミドルを入れる。ガトもダブルジャブを決めるが、左に左を合わされる。残り2分、シングルレッグからバックに回ったガトが足をフックしつつ、性急に背中に乗っていくが前方に落とされる。リプスキはクローズドガードのなかで右を当ててスタンドに戻る。

残り70秒、ここでも慎重な打撃戦が続き、互いにクリーンヒットはなかったが最後にリプスキが左ミドルを入れた。打撃の技術力&インパクトショットの数ではリプスキが上回ったが、MMAとしてトータルで見るとジャッジはどのように判断したか。結果はリプスキがスプリット判定勝ちを手にした。


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MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN48 アリアネ・リプスキ アルマン・オスパノフ アルマン・ツァルキャン ウェスティン・ウィルソン キック ケビン・リー ショーン・ストリックランド ダミール・イスマグロフ ブノワ・サンドニ ブラゴイ・イワノフ ブルーノ・フェヘイラ マイケル・モラレス マックス・グリフィン

【UFC ESPN48】UFC無敗のドーソン戦へ、ダミール・イスマグロフ「距離は関係ない。打撃で圧倒する」

【写真】キャリア24勝2敗、UFCでは5勝1敗。中央アジアを代表するファイターといっても過言でない (C)MMAPLANET

1日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXでUFC on ESPN48「Strickland vs Magomedov」が開催され、コメインのライト級3回戦でダミール・イスマグロフが、グラント・ドーソンと対戦する。

昨年12月にアルマン・ツァルキャンに敗れ、オクタゴン初黒星を喫して以来の復帰戦となるイスマグロフ、対戦相手のドーソンはUFCで今だ無敗=7勝1分のレコードを持つ。サブミッションでの勝利が4試合というフィニッシャーに対し、静かな口調で「彼にとって真価が問われる試合になる」と話した。


──週末にドーソン戦が控えています。今の気持ちを教えてください(※取材は6月28日に行われた)。

「最高だよ。ここまで試合前に追い込んだことはなかった。人生で最高のパフォーマンスを発揮できるはずだ」

──昨年12月にアルマン・ツァルキャンにUFC初黒星を喫しました。あの試合から、何を学べたでしょうか。

「敗北は勝利よりも学ぶことが多い。ミスをして、弱点もハッキリした。基本、僕はテイクダウンディフェンスが弱点だ。ただし、それだけでなくもっとフィジカルを強くしないといけないと感じた。この2つを克服すれば、常に安定して重いパンチを打つことができるようになる。そこを克服してきたので、今回の試合で証明するつもりだよ」

──やや遠い距離で打撃を駆使し、テイクダウンを奪うことも試合で見せてきました。そんなダミールのバックグラウンドは?

「サンボだよ」

──コンバットサンボですか。

「いや、スポーツサンボだよ。ただ、それほどサンボをやっていたわけじゃないんだ。すぐにハンド・トゥ・ハント・コンバットに転向したから。ハンド・トゥ・ハント・コンバットはヘッドギアをつけていたけど、サッカーボールキックも認められていた。結果、アマチュアMMAを戦う機会を得て、プロMMAファイターになった。金がなかったから、即プロとして活動するようになったんだ」

──ところでダミールはUFCで戦う合間にカザフスタンのMMA大会のなかでヌルベルゲン・シャリポフ、アルマン・オスパノフというトップMMAファイターとグラップリングの試合をやっていますね。

「常にグラップリングの技術力を上げたいと思っている。それには実戦経験を積むことが一番だから、グラップリングの試合に出ているんだ」

──では土曜日に戦うドーソンの印象を教えてください。

「良い選手で、タフな相手だよ。ただし、ドーソンは僕が戦ってきたような強い選手と戦った経験がない。だから、彼にとってもこの試合は真価が問われるはずだけど、僕が打撃で圧倒する。その自信はあるよ」

──ドーソンはダミールと比べると近距離で戦い、打撃からテイクダウンという流れでグラウンドに持ち込みます。

「距離がどうであろうが関係ない。スタンドで戦うと彼に勝ち目はない。ライト級で今も僕はトップ5で戦える力があることを土曜日の試合で証明する」

■視聴方法(予定)
7月4日(日・日本時間)
午前5時~UFC FIGHT PASS
午前4時30分~U-NEXT

■ UFC ESPN48対戦カード

<ミドル級/5分5R>
ショーン・ストリックランド(米国)
アブス・マゴメドフ(ドイツ)

<ライト級/5分3R>
ダミール・イスマグロフ(カザフスタン)
グラント・ドーソン(米国)

<ウェルター級/5分5R>
マックス・グリフィン(米国)
マイケル・モラレス(エクアドル)

<女子フライ級/5分3R>
アリアネ・リプスキ(ブラジル)
メリッサ・ガト(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
ブノワ・サンドニ(フランス)
イスマエル・ボンフィム(メキシコ)

<ミドル級/5分3R>
ヌルスタン・ルジボエフ(ウズベキスタン)
ブルーノ・フェヘイラ(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
ケビン・リー(米国)
リナット・ファクレトディノフ(ロシア)

<フェザー級/5分3R>
ジョアンデウソン・ブリト(ブラジル)
ウェスティン・ウィルソン(米国)

<女子フェザー級/5分3R>
ヤナ・サントス・クニツカヤ(ロシア)
カロル・ホサ(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
グラム・クタテラデス(ジョージア)
エルヴィス・ブレネル(ブラジル)

<女子フライ級/5分3R>
イワナ・ペトロビッチ(クロアチア)
フアナ・キャロリーナ(ブラジル)

<ヘビー級/5分3R>
アレクサンドル・ロマノフ(モルドバ)
ブラゴイ・イワノフ(ブルガリア)

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JJ・オルドリッチ MMA MMAPLANET o UFN221 アリアネ・リプスキ

【UFN221】組まれてもヒザ、離れてパンチで攻勢のリプスキがオルドリッチからフルマーク判定勝ち

<女子フライ級/5分3R>
アリアネ・リプスキ(ブラジル)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
JJ・オルドリッチ(米国)

サウスポーのオルドリッチに対し、右を伸ばすリプスキが左ローを蹴る。オルドリッチの右リードフックにカウンターのワンツーを入れたリプスキが右ハイも右を被弾する。オルドリッチの前進をワンツーで迎え撃つリプスキは圧を掛けて右前蹴り、オルドリッチが右フックを振るう。オルドリッチのクリンチにヒザを2発入れたリプスキは、離れてから右縦ヒジを狙う。

右フックを受けても前に出てボディを殴ったリプスキはダブルレッグをケージで耐え、右腕を差し返してヒザをボディに突き刺す。2発目を受けて離れたオルドリッチは、再び首相撲でヒザを貰い、ダブルレッグを切られてヒザを連続で受ける。それでもオルドリッチは左ストレートを当てたが、ヒザ蹴りから右フックで後退しリプスキが初回を取った。

2R、リプスキが左ロー、さらに右インローを蹴る。オルドリッチもワンツー、そして右を伸ばすもカウンターを受ける。リプスキは距離を詰めてワンツー、左ジャブを見せる。右のフェイクから右ハイを蹴ったリプスキがワンツーフックを放つ。間合いを取り直したオルドリッチが左ミドルハイ、リプスキが右ローを蹴る。オルドリッチのテイクダウンのフェイクにパンチを当てにいったリプスキだが、ここは逆に右を受ける。それでも自ら距離を詰めてショートのワンツーを打っていくリプスキは、ダブルレッグをまたも切ってヒザを腹に決める。

抜群のタイミングで狙ったダブルレッグを切られたオルドリッチは、精神的にも厳しいか。リプスキは逆にパンチからハイというコンビネーションを繰り出し、またもテイクダウン狙いを切って今度はヒザを顔面に突き上げる。ワンツーに右を当てたオルドリッチだったが、この回も失った。

最終回、ワンツーからスリーまで纏めるリプスキ。ボディ、右ストレートから左というワンツー、左ジャブから右ボディストレートというワンツーを打ち分け、オルドリッチのテイクダウン狙いを切ってパンチを集中させる。ボディからワンツー、さらにスリー&フォーと攻め込むリプスキに対し、オルドリッチは左を見せてダブルレッグ。ヒップトスを耐えてバックを伺う。このままケージにリプスキを押し込んだオルドリッチだが、左ウィザーのリプスキがヒザを狙う。

一瞬、ワキを潜ってバックに回ったオルドリッチに対し、胸を合わせたリプスキが逆に小外でテイクダウンを決める。すぐに立ち上がったオルドリッチをケージに押し込み、もう一度テイクダウンを狙ったリプスキは、離れてカーフを蹴る。オルドリッチはワンツーを被弾し、最後の組み狙いも投げらタイムアップを迎えた。リプスキはフルマークの判定勝ちを手にした。


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F1 IRIDIUM MMA News o ONE UFC   アリアネ・リプスキ カブ・スワンソン サイド・ヌルマゴメドフ ジャイルトン・アルメイダ ジョナサン・ピアース ハファエル・アスンソン ビクター・ヘンリー ヴィトー・ペトリーノ

3.11『UFC Fight Night 221』でサイド・ヌルマゴメドフ vs. ジョナサン・マルティネス、トニー・グレイヴリー vs. ビクター・ヘンリー等複数の試合が判明


 UFCが3月11日にネバダ州ラスベガスで開催する『UFC Fight Night 221: Yan vs. Dvalishvili』でサイド・ヌルマゴメドフ vs. ジョナサン・マルティネスのバンタム級マッチが行われることをイリジウム・スポーツ・エージェンシーが発表。

 ヌルマゴメドフは昨年12月の『UFC Fight Night 216: Cannonier vs. Strickland』でサイドヨクブ・カクラモノフに2Rニンジャチョークで勝利して以来の試合で4連勝中。現在UFCバンタム級ランキング14位。マルティネスは昨年10月の『UFC Fight Night 212: Grasso vs. Araujo』でカブ・スワンソンに2R TKO勝ちして以来の試合で4連勝中。


 同じく『UFC Fight Night 221: Yan vs. Dvalishvili』でヒカルド・ハモス vs. オースティン・リンゴのフェザー級マッチが行われることをMMAJunkieのノーラン・キング記者が確認したとのこと。

 ハモスは昨年6月の『UFC on ESPN 37: Kattar vs. Emmett』でダニー・チャベスに1R KO勝ちして以来の試合。リンゴは2021年8月の『UFC on ESPN 29: Cannonier vs. Gastelum』でルイス・サルダナに判定勝ちして以来1年7ヶ月ぶりの試合で2連勝中。昨年2月の『UFC Fight Night 201: Walker vs. Hill』でジョナサン・ピアースと対戦予定だったものの欠場、昨年7月の『UFC on ESPN 39: dos Anjos vs. Fiziev』でデビッド・オナマと対戦予定だったもの欠場していました。


 同じく『UFC Fight Night 221: Yan vs. Dvalishvili』でトニー・グレイヴリー vs. ビクター・ヘンリーのバンタム級マッチが行われることをMMAJunkieのノーラン・キング記者が確認したとのこと。

 グレイヴリーは昨年9月の『UFC Fight Night 210: Sandhagen vs. Song』でジャヴィッド・バシャラットに判定負けして以来の試合。ヘンリーは昨年10月の『UFC Fight Night 212: Grasso vs. Araujo』でハファエル・アスンソンに判定負けして以来の試合。


Vitor Petrino(Sherdog)

 同じく『UFC Fight Night 221: Yan vs. Dvalishvili』でヴィトー・ペトリーノ vs. アントン・トゥルカリのライトヘビー級マッチが行われることをEuroSportのマルセロ・ドルフ記者が確認したとのこと。

 ペトリーノは現在25歳のブラジル人でMMA戦績7勝0敗。昨年9月の『Dana White's Contender Series 53』でホドルフォ・ベラートに2R KO勝ちして以来の試合で今回がUFCデビュー戦。トゥルカリは昨年9月の『UFC 279: Diaz vs. Ferguson』で行われたUFCデビュー戦でジャイルトン・アルメイダに1Rリアネイキッドチョークで敗れて以来の試合。


 同じく『UFC Fight Night 221: Yan vs. Dvalishvili』でアリアネ・リプスキ vs. J.J.アルドリッチの女子フライ級マッチが行われることをMMAFightingが確認したとのこと。

 リプスキは昨年8月の『UFC on ESPN 41: Vera vs. Cruz』でプリシラ・カショエイラに1R TKO負けして以来の試合。アルドリッチは昨年6月の『UFC Fight Night 207: Volkov vs. Rozenstruik』でエリン・ブランチフィールドに2Rギロチンチョークで敗れて以来の試合。続きを読む・・・
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MMA o UFC   アリアネ・リプスキ

1.14『UFC Fight Night 217』でプリシラ・カショエイラとシジャラー・ユーバンクスが対戦


 UFCが1月14日にネバダ州ラスベガスのUFC APEXで開催する『UFC Fight Night 217: Imavov vs. Gastelum』でプリシラ・カショエイラ vs. シジャラー・ユーバンクスの女子フライ級マッチが行われることをMMAFightingが確認したとのこと。

 カショエイラは8月の『UFC on ESPN 41: Vera vs. Cruz』でアリアネ・リプスキに1R TKO勝ちして以来の試合で2連勝中。

 ユーバンクスは2021年12月の『UFC Fight Night 199: Lewis vs. Daukaus』でメリッサ・ガットに3R TKO負けして以来の試合。続きを読む・・・
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o ONE UFC   アザマット・ムルザカノフ アリアネ・リプスキ ドミニク・クルーズ ブルーノ・シウバ マルロン・ヴェラ

8.13『UFC on ESPN 41: Vera vs. Cruz』の対戦カードを紹介

UFC Ultimate Collector Series 10 Figure Dominick Cruz Championship Ed


 8月13日にカリフォルニア州サンディエゴのペチャンガ・アリーナで開催する『UFC on ESPN 41: Vera vs. Cruz』ではマルロン・ヴェラ vs. ドミニク・クルーズ、デヴィン・クラーク vs. アザマット・ムルザカノフ、アリアネ・リプスキ vs. プリシラ・カショエイラ、ジェラルド・マーシャート vs. ブルーノ・シウバ等が行われますが、ここでは当サイトでは未紹介だったカードを紹介していきます。続きを読む・・・
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BELLATOR MMA o PFL UFC アリアネ・リプスキ ケイシー・ケニー ジェイソン・ウィット ブログ

UFC on ESPN41:オッズ/予想と展望

マルロン・ヴェラ 1.44
ドミニク・クルーズ 2.90
ネイト・ランドワー 3.35
ダヴィッド・オナマ 1.36
ヤスミン・ハウレギ 1.48
ヤスミン・ルシンド 2.80
デビン・クラーク 2.30
マザマト・ムルザカノフ 1.67
プリシラ・カショエイラ 2.75
アリアネ・リプスキ 1.49
シンシア・カルヴィーヨ 1.59
ニーナ・ヌネス 2.45
ブルーノ・シウバ 1.35
ジェラルド・マーシャート 3.40
アンジェラ・ヒル 3.45
ルーピー・ゴディネス 1.34
マルティン・ブダイ 1.38
ルーカス・ブジェスキー 3.20
ガブリエル・ベニテス 1.28
チャーリー・オンティベロス 3.95
オデー・オズボーン 1.41
タイソン・ナム 3.05
ユーセフ・ザラル 1.80
ダモン・ブラックシア 2.05
ジェイソン・ウィット 3.05
ジョシュ・クインラン 1.41

メインはランキング5位ヴェラと初代王者の37歳クルーズの新旧対決。

ヴェラは現在3連勝中。特に、クルーズと同じ元王者でレジェンドのフランク・エドガーを前蹴りでKOしたことで一気にランキングを上げた。その勝利をもって、前回初のメインに抜擢。ロブ・フォントから3度ダウンを奪って完勝し、ついにトップ5ランキング入り。タイトル挑戦も見えてきている。

一方の古豪クルーズも地味に2連勝中。かつて、怪我で長いブランクを経て「もう衰えたのでは」と思われたところからの水垣戦での秒殺KO勝利、ディラショーからの王座奪取と超人ぶりを見せたクルーズも、3年半のブランク明けでヘンリー・セフードと対戦した時には2RKO負け。さすがに衰えは隠せない。その後の2連勝は、ランク外のケイシー・ケニーにはスプリット判定勝ち、ペドロ・ムニョスには1Rに2度ダウンを奪われKO寸前からリカバリーしての判定勝ちと、かつての難攻不落なイメージはなくなったが、別のしぶとい強さ見せている。

重い一発のあるヴェラは、打たれ弱くなっているクルーズにとっては相性最悪だが、ここでまたしぶとく生き残る様を見せることができるのか。

ヴェラKO勝ち。

セミ以下は、他のイベントで中止になった試合の寄せ集め。先週予定されていた試合が2試合スライドし、セミのネイト・ランドワーも、本来はズバー・ツフゴフと先週対戦予定が、ツフゴフの欠場により今回に延期となっている。

ツフゴフの代役として、UFC2勝1敗のダヴィッド・オナマが抜擢。ウガンダ出身のオナマはデビューから全試合フィニッシュ勝利で、UFCには試合1週間前に代役で契約したが、メイソン・ジョーンズに組まれてバックを取られる展開であっさりとMMA初黒星を喫したが、その後はKO勝ちと肩固めの勝利でまたフィニッシュ勝利街道に戻している。

まあ、オナマもランドワーもセミに出てくるレベルの選手ではないが…アスペン・ラッド vs. サラ・マクマンが延期になって押し上げられた形。

週末は土曜日にBellator、日曜は早朝からPFLロンドン大会(メインにローリー・マクドナルド出場)、その後にUFCが行われる。第1試合開始は14日朝5時。速報します。

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MMA o UFC   アリアネ・リプスキ ジェイソン・ウィット

アリアネ・リプスキがメディカルチェックをクリアできずプリシラ・カショエイラ戦が『UFC on ESPN 40: Santos vs. Hill』から『UFC on ESPN 41: Vera vs. Cruz』に延期

『UFC on ESPN 40: Santos vs. Hill』前日計量動画(2022年08月06日)

ジェイソン・ウィット vs. ジョシュ・クインランが『UFC on ESPN 40: Santos vs. Hill』から『UFC on ESPN 41: Vera vs. Cruz』に延期(2022年08月06日)

 こちらの続報。


 本日開催の『UFC on ESPN 40: Santos vs. Hill』で予定されていたアリアネ・リプスキ vs. プリシラ・カショエイラですが、リプスキがメディカルチェックをクリアできなかったことから翌週の『UFC on ESPN 41: Vera vs. Cruz』に延期されるとのこと。リプスキは前日計量で128.5ポンドと2.5ポンドオーバーしていました。

 これにより『UFC on ESPN 40: Santos vs. Hill』は全10試合となり開始時刻も日本時間午前8時30分からに変更されます。続きを読む・・・
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Cage Warriors INVICTA LFA MMA MMAPLANET o PFL UFC UFC ESPN40   アリアネ・リプスキ カマル・ウスマン グンナー・ネルソン コンバット柔術 ザック・パーガ ジェイソン・ウィット ジャマール・ヒル ジュリアナ・ミラー ジョシュ・クィンラン ステファニー・エッガー セルゲイ・スピヴァク チアゴ・マヘタ・サントス テレンス・マッキニー ビア・メスキータ ブライアン・バトル ブローガン・ウォーカー プリシーラ・カショエイラ マイラ・ブエノ・シウバ モハメド・ウスマン レオン・エドワーズ ヴィセンチ・ルケ 佐藤天 河名マスト 田中路教

【UFC ESPN40】計量終了 日本には佐藤天がいる!! TUF30決勝にウスマン実弟、10thのキラーが登場

【写真】ミドル級から転向のバトル、技術やパフォーマンスに費いだたモノはない。それでも勝ち続けている点と体力が気がかり(C)Zuffa/UFC

5日(金・現地時間)、6日(土・同)にネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFC on ESPN40「Santos vs Hill」の計量が行われている。

ライトヘビー級のチアゴ・マヘタ・サントス×ジャマール・ヒルがメインの今大会には佐藤天が出場し、ブライアン・バトルと対戦する。

3月のグンナー・ネルソンはショートノーティス出場で判定負けを喫し2連敗となった佐藤にとって、約3年ぶりにフルキャンプを敢行して挑むバトル戦はUFCファイターとして真価が問われる一戦となる。

計量後のフェイスオフで、バトルと対峙した佐藤は目の周囲や頬に減量の影響が見られたが、ミドル級から落としてきたバトルとは遜色のない体躯に感じられた。

佐藤はバトルの目を一点、見続け差し出された右手を両手で握りステージを下りた。LFAで田中路教、河名マストが敗れ登竜門でも厳しい結果となった日本勢にあって、最高峰で佐藤にはその存在感を示してほしい。


今大会ではTUF30の決勝が組まれており、ヘビー級ではザック・パーガ×モハメド・ウスマン、女子フライ級ではジュリアナ・ミラー×ブローガン・ウォーカーが相対する。

パーガはプロデビューをLFAで迎え3連勝を果たすとCage Warriorsへ。

2戦目で元UFCファイターのマルクス・ペレスを下し、チーム・ヌネスの第4ピックだった。

一方、チーム・ペニャのセカンドピックだったウスマンはUFC世界ウェルター級王者カマル・ウスマンの実弟で、昨年はPFLヘビー級に参戦も、初戦でブランドン・セイルスに一本負けを喫し2戦目を負傷欠場していた。

ヘビー級時代とは風貌がまるで違うほど引き締まっているモハメド、兄は翌週にレオン・エドワーズを挑戦者に迎えタイトル防衛戦が控えており、2週連続でウスマン・ブラザースは大勝負を迎えることになる。

女子フライ級決勝出場の両者は揃ってInvicta FCベテランだ。ただしウォーカーはPXCでキャリアをスタートさせ、インヴィクタでは3勝2敗とステッピングボードにすることはできなかった。

10thPlanetサンディエゴ=サンディエゴ・コンバット・アカデミーで腕を磨き、キラーの異名を持つミラーもインヴィクタでは1勝1敗、その後はコンバット柔術やEBIなどで活躍し、あのビア・メスキータをOTながら下している。このファイナルは、いわゆる打=ウォーカー×組み=ミラーというクラシカルMMAマッチとなる。

この他、メインカードでは佐藤のチームメイトであるヴィセンチ・ルケ、プレリミでは勝っても負けても初回決着のテレンス・マッキニーが、共に臨む再起戦も気になるところだ。

そんなUFC ESPN40ではプリシーラ・カショエイラと対戦する美獣アリアナ・リプスキが、3.5ポンド・オーバーで計量失敗。

キャッチウェイト戦を戦うこととなっている。

■視聴方法(予定)
8月7日(日・日本時間)
午前8時00分~UFC FIGHT PASS

■UFC ESPN40計量結果

<ライトヘビー級/5分5R>
チアゴ・マヘタ・サントス: 206ポンド(93.44キロ)
ジャマール・ヒル: 205ポンド(92.99キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ヴィセンチ・ルケ: 170.5ポンド(77.34キロ)
ジェフ・ニール: 171ポンド(77.56キロ)

<TUF30ヘビー級決勝/5分3R>
ザック・パーガ: 239ポンド(108.4キロ)
モハメド・ウスマン: 236.5ポンド(107.27キロ)

<TUF30女子フライ級決勝/5分3R>
ジュリアナ・ミラー: 125ポンド(56.7キロ)
ブローガン・ウォーカー: 125.5ポンド(56.92キロ)

<ヘビー級/5分3R>
アウグスト・サカイ: 260ポンド(117.93キロ)
セルゲイ・スピヴァク: 249.5ポンド(113.17キロ)

<女子フライ級/5分3R>
アリアネ・リプスキ: 128.5ポンド(58.28キロ)
プリシーラ・カショエイラ: 125.5ポンド(56.92キロ)

<ミドル級/5分3R>
ミハウ・オレキシェイジュク: 185.5ポンド(84.14キロ)
サム・アルヴィー: 186ポンド(84.37キロ)

<ライト級/5分3R>
テレンス・マッキニー: 155.5ポンド(70.53キロ)
エリック・ゴンザレス: 155ポンド(70.31キロ)

<ウェルター級/5分3R>
佐藤天: 171ポンド(77.56キロ)
ブライアン・バトル: 170.5ポンド(77.34キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ジェイソン・ウィット: 170ポンド(77.11キロ)
ジョシュ・クィンラン: 169ポンド(76.66キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
コリー・マッケナ: 115.5ポンド(52.38キロ)
ミランダ・グレンジャー: 115.5ポンド(52.38キロ)

<女子バンタム級/5分3R>
マイラ・ブエノ・シウバ: 135.5ポンド(61.46キロ)
ステファニー・エッガー: 134.5ポンド(61.0キロ)

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MMA Report UFC UFN ESPN+47 UFN189 アリアネ・リプスキ モンタナ・デラロサ

【UFN189】圧巻のグラウンドコントロールとパウンド。デラロサがリプスキを支配し破壊

<女子フライ級/5分3R>
モンタナ・デラロサ(米国)
Def.2R4分27秒by TKO
アリアネ・リプスキ(ブラジル)

やや体格で上回るデラロサが、左ジャブを伸ばす。リプスキの右に左フックを合わせたデラロサが、右フックで前に出る。静かな立ち上がりのなかで、リプスキは思い切りワンツーを振るっていく。前に出てワンツーのリプスキに対し、デラロサが右で迎え撃つ。左フックから組んだデラロサが、ボディロックテイクダウンを決める。

ハーフで抑えたデラロサは肩固めを狙いつつ、ヒザをワキ腹に突き刺す。リプスキは足を戻してクローズドガードを取り、ヒジを下から打ちつける。逆に上からのエルボーで、リプスキの左目尻をカットさせたデラロサが耳の辺りにパンチを打ちつける。腰を切ったリプスキだが、次の動きには移れず最後も思い切り顔面を殴られた。

2R、カットだけでなく腫れも確認できるリプスキは、ワンツーで右フックをヒット。直後にダブルレッグを決めたデラロサは、クローズドのリプスキをケージに押し込んでいく。立ち上がって足を払っていくデラロサは、足関節狙いには体を捻りパスに移行する。左だけでなく、左目尻をカットしたリプスキはニーインからエルボーを連打される。

リプスキは足を戻しに掛かるが、デラロサは肩固め&パスを狙い削っていく。デラロサはパンチ、ヒジを入れパスの圧力を高めると、リプスキの苦し紛れのキムラを防ぎ足を抜いてマウントを奪う。エルボーの連打にリプスキが顔を背けると、その方角から左のパンチを打ちつけ、最後は右腕を抱えて左の鉄槌を連打したデラロサが圧巻のグラウンドコントロールとパウンドでTKO勝ちを手にした。


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