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45 MMA MMAPLANET o UFC UFC299   キック ソン・ヤードン ピョートル・ヤン

【UFC299】グラブチェックが潮目を変えた?! 初回を落としたヤンがヤードンから逆転判定勝ち

<バンタム級/5分3R>
ピョートル・ヤン(ロシア)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
ソン・ヤードン(中国)

まず右カードを蹴ったヤードンが、ヤンの右ローに右を合わせる。ヤードンはシングルのフェイク、ヤンは反応したあとでローを蹴る。左フックで飛び込んだヤードンが、圧を掛ける。ヤンはジャブを放つが、慎重な姿勢は崩さない。テイクダウンと見せ、左を入れたヤードン。ヤンはボディショットを返す。ヤードンは蹴りにパンチを合わせる動きを続け、スピニングバックキックを繰り出す。

ヤードンは自身の間で戦い、ミドルをキャッチしてパンチを打ちつつテイクダウンからトップを取る。スクランブルでシングルのヤードンがバックへ。ヤンの前転にもトップをキープし、バックに回ってパンチを顔面に打っていく。自らヤンをリリースしたヤードンが、シングルを見せる。逆にシングルから、レッグリフト&パンチを振るったヤンだが初回を失った。

2R、ヤードンが左ミドルハイ。ガードをしたヤンに、シングルレッグを仕掛ける。ニータップの要領で距離を詰め、ショートで右を当てたヤードンがダブルレッグへ。頭を上げ、エルボーを打ち込んで離れたヤードンの攻勢が続く。ヤンはテイクダウンにアッパーを合わせようとするが、右オーバーハンドを受ける。シングルのフェイクを見せ、打撃と思いきや直後にダブルからバックに回ったヤードンに対し、ヤンは後方へのエルボーを見せる。ヤンが正対すると離れたヤードンが、右から左フックを被弾。それでもジャブを伸ばして、前に出る。

残り半分、ヤンのグローブに不具合が見つかり試合が中断。すぐに再開し、前に出たヤンがテイクダウンを仕掛け、反応したヤードンに左ミドルを蹴り込む。直後にシングルからレッグリフトのヤードンだったが、足を抜いたヤンがミドルを入れる。間がヤンになりつつあるなかで、アッパーを被弾したヤードンが前に出る。ボディ&フックと左のコンビを繰り出したヤンの右アッパーが決める。ボディを返したヤードンは右を当てる。ヤンが右アッパー後にダブルレッグで見事なテイクダウンを決める。残り20秒、ガードの中からパンチ、エルボー、鉄槌を見せたヤンがブレイク後に流れを掴んだ5分となった。

最終回、ヤンの右オーバーハンドをダックで外したヤードンが、ワンツーから左ミドルを蹴る、ヤンもミドルを返し、右アッパーから飛び込んでイマナリ・ロールのような動きを見せる。クレイドルのヤードンに対し、シングルで立ち上がったヤンがエルボーを打たれる。打撃の間合いに戻り、ヤードンがジャブを連続で振るい、スピニングバックキック。ならばとヤンがスピニングバックヒールキックを繰り出す。またも回転系の後ろ回し蹴りを見せたヤードンだが、やや体の軸が乱れるようになってきたか。

テイクダウンを織り交ぜ、アッパーを入れたヤンが左の相打ち後にボディを打つ。ヤードンは頭を振ると体の軸が乱れ、シングルレッグも足を抜かれる。ヤンのスピニングバックフィストをかわしたヤードンは、左ハイを受けそうになるがジャブを続ける。ボディにスピニングバックエルボーを繰り出したヤンが、左を被弾。直後に組まれたが、ヒジを入れると体を入れ替えてダブルレッグでテイクダウンを決める。

残り1分、質量で上回るヤンがガードのなかから鉄槌を落とす。ヤードンはパスを許し、サイドで抑えられヒジを落とされる。敢えてスペースを与え、最後にダースを仕掛けたヤンが時間とともに勝利を確信したように手を挙げた。

初回の攻勢。2R序盤も優勢だったヤードンだが、ヤンが2R途中から形勢逆転。3Rは完全にヤンのラウンドに。2Rをジャッジがどのように判断するか、結果はジャッジ3者とも29-28でヤンを支持。「ハロー・マイアミ。応援ありがとう。1年間試合をせず、ここにいて勝ててハッピーだ。この試合はとても重要だった。俺は戻ってきた。誰が相手でも戦う。皆、ありがとう」と英語でヤンはコメントした。


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45 MMA MMAPLANET o UFC UFC299 ケイトリン・セーミナラ メイシー・バーバー

【UFC299】ショートのパンチとTDでセーミナラにペースを握らせず。バーバーがオクタゴン6連勝

<女子フライ級/5分3R>
メイシー・バーバー(米国)
Def.3-0:30-27.30-27.29-28.
ケイトリン・セーミナラ(米国)

サウスポーのバーバーが開始早々、左ストレートから距離を詰める。右ジャブをボディに伸ばした。セーミナラが右を打ちおろすとバーバーが組みつくが、ここはセーミナラが離れた。打撃の交錯からセーミナラが組みつく。しかし体勢を入れ替えたバーバーがケージに押し込む。右腕を差し上げたセーミナラが投げを打つも、バーバーは倒れず。ケージ際で差し合いが続くなか、セーミナラが両腕を差し上げてバーバーを押し込んでいく。右腕からの首相撲で切り返したバーバーに対し、離れたセーミナラがダブルレッグで飛び込んだ。これをスプロールしたバーバーは、立ち上がるセーミナラに左ハイを浴びせる。

組んでケージに押し込んだバーバーに対し、セーミナラも右腕を差し上げて体勢を入れ替え、左右に揺さぶっていく。セーミナラはヒザをボディに突き上げて離れた。すぐに組んだバーバーはセーミナラをケージに押し付けて右ヒジを打ち込んでいく。さらに離れ際に左フックがセーミナラのアゴを捉えた。セーミナラはバーバーの右足にシングルレッグで組みついたが倒せず。両腕を差し上げてケージ際でバックを狙うが、正対したバーバーから離れた。

2R、セーミナラがプレスを掛けるとバーバーも前に出る。オーソドックスにスイッチしたバーバーが右を当てていく。セーミナラはサウスポーに戻したバーバーに左を突き刺した。スイッチしながら距離を詰めるバーバーだが、セーミナラに距離を取られてしまう。セーミナラがバーバーの右ローをキャッチして右ストレートを伸ばした。ケージを背負ったバーバーがシングルレッグを狙うも、セーミナラがバックステップでかわす。左ジャブを突き、バーバーの右ハイをかわすセーミナラ。さらにバーバーの前進に右ストレートを合わせる。バーバーの左ストレートもセーミナラの顔面をかすめた。

バーバーはシングルレッグで組みつくと、右腕を差し上げてドライブする。ウィザーで耐えるセーミナラに対し、右小外掛けから逆に回してグラウンドへ。ここはセーミナラも立ち上がるが、バーバーがバックに回った。セーミナラは正対するも腕をクラッチされている。この腕を抜いたセーミナラが左腕を差し上げてバーバーをケージに押し込むも、バーバーが差し返し、残り10秒でセーミナラに尻もちを着かせた。すぐにセーミナラは立ち上がり、パンチを振って凌いだ。

最終回、バーバーはセーミナラのグローブタッチを受けない。前に出て来るバーバーをボディロックでキャッチしたセーミナラが背中を着かせた。すぐに立ち上がったバーバーの顔面に右ストレートを伸ばす。バーバーの右ジャブに右ハイを合わせ、組んできた相手を突き放す。しかしバーバーも離れ際に右ジャブを当てる。ケージ際の差し合いになると、バーバーは右オーバーフックからセーミナラの左足を抑えにかかる。シングルレッグに切り替えるもテイクダウンできず。すると右腕を差し上げ、ボディロックから後ろに投げていった。

背中を着かされたセーミナラだったが、バーバーの左足を取ってからスクランブルに持ち込み、立ち上がる。スタンドに戻ったセーミナラは左ジャブを突き、バーバーの右ハイをかわした。下がるバーバーは右前蹴りでセーミナラの前進を止める。セーミナラも右ミドル、右ローと蹴りを散らし、首相撲からヒザ蹴りへ。残り30秒でバーバーの右フックがセーミナラの顔面を捉える。セーミナラは首相撲に持ち込むが、逆にバーバーが足をかけてセーミナラに背中を着かせた。バーバーは立ち上がるセーミナラと打ち合い試合を終えた。

裁定はジャッジ2名がフルマークをつけるユナニマス判定で、バーバーがオクタゴン6連勝を飾った。


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45 Report UFC UFC299 ハファエル・ドスアンジョス ブログ マテウス・ガムロ

【UFC299】パンチを当て、追わせてTD&バック。ガムロがドスアンジョスからレッスルコントロール勝利

<ライト級/5分3R>
マテウス・ガムロ(ポーランド)
Def.3-0:30-27.29-28.29-28
ハファエル・ドスアンジョス(ブラジル)

序盤から近めの距離で右ハイを見せたガムロが、続いて右ストレート、左ジャブ、右ミドルハイを繰り出す。ドスアンジョスは右ヒザを効かせ、動きが落ちたガムロの組みをウィザーで切って右でぐらつかせる。懸命に組みついたガムロは、バックへ。胸を合わせたドスアンジョスはガムロが間合いを取り直しスイッチすると、ジャブを受ける。直後に左をヒットさせたドスアンジョスは腹への蹴りを狙い、左ストレートを打ち込む。右を見せてテイクダウンに得たガムロが、ドスアンジョスのギロチンを防いでトップを奪取する。

クローズドガードのドスアンジョスはニーシールド、立ち上がったガムロに蹴り上げを繰り出す。ガードの中に納まり、左足を抜いたガムロがドスアンジョスの手首をコントロールして左のパンチ。立てないドスアンジョスは下のままで初回を終えた。

2R、左ローを蹴ったドスアンジョスに対し、ガムロが右ミドルを決める。直後にシングルレッグを仕掛けたガムロが足を振ってバックに回る。ガムロは後方から殴り、前方に崩していく。ドスアンジョスが向き合うと、ガムロは離れる。ドスアンジョスのステップインにダブルレッグに出たガムロが、ここもバックへ。グリップを剥がして正対したドスアンジョスだが、圧された展開が続く。

打撃の間合いに戻ると、またもパンチにダブルレッグを合わされたドスアンジョスはついに背中をマットにつける。ガムロはスクランブルでバックに回り、ドスアンジョスが胸を合わせるとシングルを仕掛けて離れる。誘うガムロ、追うドスアンジョスという流れのなかで右リードを当てたガムロがラウンドを取った。

最終回、ワンツーの右を当てたガムロ。ここも左にダグルレッグを合わせてテイクダウンを決める。あっさりと下になったドスアンジョスはバタフライガードからスクランブルに持ち込みスタンドに戻る。回りながら右を当て、ダブルレッグでバックに回ったガムロがドスアンジョスをケージに押し込む。ドスアンジョスは胸を合わせ、打撃の間合い戻ると右ジャブを当てる。

回るガムロを追い切れないドスアンジョスが、執拗なダブルレッグにケージに押し込まれる。時間を使いに来たガムロは、間合いを取り直すと左右に回る。左から前に出たドスアンジョスは、股も組まれて背中を譲る。何度も繰り返される展開は、ドスアンジョスが胸を合わせて離れるという流れに。と、ワンツーからスリーフォーと連打を繰り出したガムロは殴って回り、カウンターのダブルレッグというパターンで初回のピンチ以外は、ドスアンジョスを完封──3-0の判定勝ちを手にした。

「ドスアンジョスは僕が若い時に世界王者だった。もの凄く尊敬している。レスリングは僕のDNA、イスラム・マカチェフ──どこにも行かず、待っていろよ」と話した。


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45 MMA MMAPLANET o UFC UFC299 キック ケイラー・フィリップス ペドロ・ムニョス

【UFC299】フットワーク&高速コンビネーションのフィリップスがムニョスを捌いてフルマーク判定勝ち

<バンタム級/5分3R>
ケイラー・フィリップス(米国)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27.
ペドロ・ムニョス(ブラジル)

ともにサウスポースタンスから、オーソドックスにスイッチしてフィリップスが左ジャブを伸ばす。ムニョスのシングルレッグをカットしたフィリップスは、右スピニングバックキックから距離を取った。右ストレート、右ハイを見せるフィリップスに対し、ムニョスがプレスをかけ続ける。打撃の交錯から、フィリップスの右ミドルをキャッチしたムニョスがグラウンドに持ち込んだ。ムニョスは腰を上げてパウンドを放つも、フィリップスは下から軽く足をかけて立ち上がる。しかし、その際にアイポークがありレフェリーから注意を受けた。

再開後もプレスをかけるのはムニョスだが、フィリップスのほうが手数は多い。ケージ中央でムニョスのダブルレッグをスプロールしたフィリップスは右ローから右ハイに繋げた。ムニョスの右ストレートに左フックを合わせて下がったフィリップスは、右スピニングバックキックをボディに突き刺す。ムニョスのダブルレッグをスプロールし、ボディから顔面へのパンチとヒザを効かせる。動きが落ちたムニョスに、さらに右跳びヒザを当てたフィリップスだが、打ち終わりのアイポークで再度注意を受けた。再開されると、ムニョスの左目尻から出血が見られる。さらにフィリップスが左ジャブからボディ、顔面へのコンビネーションを見せて初回を終えた。

2R、フィリップスが飛び込むとムニョスが左を合わせた。フィリップスの高速コンビネーションの打ち終わりに、ムニョスが右カーフを当てる。フィリップスがより頭を振って、フェイントから右ローを打ち込むようになった。フィリップスのワンツーをバックステップでかわしたムニョスが、スイッチしながらプレスをかけている。フィリップスの右ハイをかわしたムニョスが組みつくも、ここはフィリップスがすぐに離れた。ケージ中央でカーフを蹴り合う両者。フィリップスがパンチのコンビネーションから右ハイに繋げるも、これもムニョスがかわした。

徐々にムニョスが距離を詰めていく。フィリップスの左ジャブをパーリングでかわしたムニョスがプレスをかけるが、フィリップスも押し返して右カーフを蹴る。右サイドキックからサークリングするフィリップスは、左ボディから右ストレートへ。さらに対角線コンビネーションで右ローまで当て、残り10秒でムニョスがシングルレッグで入るが、これを切ったフィリップスが右スピニングバックキックをムニョスの側頭部に当てた。

最終回、開始早々ムニョスが前に出る。フィリップスの打撃に合わせてニータップで組みつくも倒せず。フィリップスがサークリングしながら打撃を繰り出していく。左のフェイントから右ボディストレート、さらに右スピニングバックキックへ。ムニョスの右は顔面に届かない。サウスポーにスイッチして右関節蹴りを繰り出したフィリップスが、オーソドックスに戻してボディロックで飛び込む。これはクリンチだったか、離れてフィリップスが打撃戦に戻った。

ケージを背負ったフィリップスが、右ストレートから返しの左フックをカウンターで当てる。ケージ中央で右ハイキックをヒットさせたフィリップスは、左ジャブと蹴りのコンビネーションでムニョスを削り続ける。前に出て来るムニョスを捌くフィリップスが、右スピニングバックキックをかわされるも、ムニョスのシングルレッグから足を抜いて試合終了のホーンを聞いた。

判定は文句なく、ジャッジ3名ともフルマークでフィリップスにつけた。これでフィリップスはオクタゴン3連勝だ。


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45 MMA MMAPLANET o UFC UFC299 ミシェウ・ペレイラ ミハウ・オレキシェイジュク

【UFC299】ミシェウ・ペレイラはオレキシェイジュクの腹を効かせ、61秒RNCで落とす

<ミドル級/5分3R>
ミシェウ・ペレイラ(ブラジル)
Def.1R1分01秒by RNC
ミハウ・オレキシェイジュク(ポーランド)

構えを変えるペレイラがパンチの交換のなかで右ミドルを2度決める。前蹴りから右ボディを決めたペレイラは、ヒザの追いうちを掛けてバックに回りつつ再びニーを入れる。足をフックせずに背中に乗るようにRNCをセットしたペレイラがオレキシェイジュクを落とし、勝利のブレイクダンスを披露した。


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45 MMA MMAPLANET o UFC UFC299 ロベルス・デスパイネ

【UFC299】キューバのテコンドー戦士デスパイネが、18秒KOでUFCデビュー飾る!!

<ヘビー級/5分3R>
ロベルス・デスパイネ(キューバ)
Def.1R0分18秒by KO
ジョシュ・パリジアン(米国)

キューバ人、マイアミのファンの大きな歓声を受けたデスパイネが右を伸ばす。左に回るパリジアンに対し、デスパイネが右ハイもバランスを崩して尻もちをつく。すぐに立ち上がったデスパイネを追いかけてロングフックを振るうパリジアン。背中が伸びた姿勢で下がるデスパイネが3発目のパンチ=右を打ち抜き、パジリアンが腰から落ちる。追撃の右アッパーを振るったデスパイネが、秒殺KOを決め──館内が爆発した。

「2019年からUFCで戦うことが夢だったんだ。家族、仲間、マイアミの皆、キューバの皆、ありがとう」とスペイン語で話したデスパイネ。英語で「インスタをフォローしてほしい」と言ったのが、スペイン語だと思い込んだ通訳に通じず笑顔を見せた。


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45 CJ・ヴェルガラ MMA MMAPLANET o UFC UFC299 アス・アルマバエフ キック

【UFC299】離れて、近づいて。立ち技、組み技、寝技を支配。アルマバエフがヴェルガラに完勝

<フライ級/5分3R>
アス・アルマバエフ(カザフスタン)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
CJ・ヴェルガラ(米国)

アルマバエフの右カーフで、いきなり姿勢を乱したヴェルガラが構えを小刻みに変えてステップを踏む。手をぶらりと下げ、腰を落とした独特の構えのヴェルガラに対し、アルマバエフはスピニングバックキック、カーフから組んで小外で尻もちをつかせバックへ。立ち上がったヴェルガラの太腿にヒザを入れるアルマバエフが、持ち上げてテイクダウン。

両足のフックに掛かる。許さず立ち上がるヴェルガラだが2度、3度と崩され、我慢の展開が続く。残り90秒で正対したヴェルガラが体を入れ替えてアルマバエフを押し込む。すぐに押し返したアルマバエフが離れてスピニングバックキックからワンツー、ヴェルガラが左をヒットさせたが、直後にダブルレッグでテイクダウンを許す。アルマバエフは右で殴り、ボディロックでパス、さらにマウントへ。ヴェルガラもブリッジでリバーサルをしようとしたが、アルマバエフは足を戻されてもトップをキープして初回が終わった。

2R、初回と同様に右カーフを蹴ったアルマバエフ。ヴェルガラも同じ蹴りを返す。ヴェルガラは左ハイを狙い。アルマバエフの上体を起こしに掛かる。右を当て合った両者、間合いを取り直したアルマバエフが右ミドルを決める。アルマバエフはダブルレッグからハイクロッチに切り替えて、テイクダウンを決める。ガードの中に納まったアルマバエフがコツコツとパンチを落とし、コントロールを続ける。

アルマバエフは時折り、体を起こしつつ振りかぶって殴りトップを維持。パウンドから肩固めを狙い、スクランブルでバックを取るとテイクダウンから両足をフックする。すぐにフックを解き、バックからトップコントロール。さらにヴェルガラの動きに合わせてバックへ。立ち上がったヴェルガラにスピニングバックフィストを狙うなど、一方的な5分となった。

最終回、スピニングバックフィストを空振りし、ヒザ蹴りを狙ったアルマバエフはヴェルガラのヒザにシングルレッグを合わせていく。足を抜いて、離れたヴェルガラは構えを変えてもインロー、カーフを蹴られる。アルマバエフはシングルからハイクロッチでテイクダウンし、アックから両足をフックする。腰をずらして立ち上がったヴェルガラは、追わされる展開のなかでスピニングヒールキックを受けそうになる。

アルマバエフはダブルレッグからハイクロッチ、スプロールしたヴェルガラにヒザを入れる。ヴェルガラも右を返し、スイッチから左ハイもテイクダウンを合わされバックを許す。アルマバエフは前方に崩し、骨盤にヒザを入れる。ハイクロッチを耐えたヴェルガラだが、離れて打撃の攻防で左ミドルをキャッチされテイクダウンを許す。スクランブルにバックを取ったアルマバエフがワンフック、リストを取って防ぐヴェルガラだが、右腕を喉下に回される。必死が剥がすヴェルガラは、背中を取られたままタイムアップを迎えた。

結果、アルマバエフがフルマークの判定勝ちを手にした。


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AB MMA News o UFC UFC299  

『UFC 299: O’Malley vs. Vera 2』速報

UFC - Authentic Fight Night - Walkout Jersey


UFC 299 ‘O’Malley vs. Vera 2’ Play-by-Play, Results & Round Scoring(Sherdog)

 上記を参照。以下、速報です。続きを読む・・・
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45 AB Brave CF CJ・ヴェルガラ MMA MMAPLANET o UFC UFC299 YouTube   アザット・マクスン アス・アルマバエフ イオン・クテレバ エディ・ブラボー カーティス・ブレイズ ケヴィン・ホランド コンバット柔術 ショーン・オマリー ジャイルトン・アルメイダ ジャック・デラ・マダレナ ジョアン・ウッド ジルベウト・ドゥリーニョ ジルベウト・ドゥリーニョ・バーンズ ソン・ヤードン ダスティン・ポイエー ハファエル・ドスアンジョス ピョートル・ヤン ペドロ・ムニョス マイケル・ペイジ マテウス・ガムロ マルロン・ヴェラ メイシー・バーバー 平良達郎

【UFC299】カザフ・フライ級ツートップの1人=アス・アルマバエフ「ゴールはチャンピオンになること」

【写真】フライ級は要注目ファイターが揃っている(C)Zuffa/UFC

9日(土・現地時間)、フロリダ州マイアミはケイシーウア・センターで開催されるUFC 299「O’Malley vs Vera 2」。同大会でアス・アルマバエフがCJ・ヴェルガラと戦う。
Text by Manabu Takashima

中央アジアのパワーハウス=カザフスタンから世界最高峰のフライ級に挑むアルマバエフ。同朋のアザット・マクスンはオクタゴン2戦目でキャリア初黒星を喫した。アルマバエフは今回が、2戦目となる。対戦相手のヴェルガラは一昨年の10月に平良達郎に腕十字で一本負けを喫したあとは、2連勝と波に乗っている。

そんなヴェルガラがリトマス試験紙となって、平良の実力対比もできる一戦を前にアルマバエフに初インタビューを試みた。


──今週末、CJ・ヴェルガラとオクタゴン2戦目を戦います。今の心境は?

「全て上手くいっている。パーフェクトだよ。グレートシェイプで、試合でそれを立証してみせる」

──カザフスタン人選手が米国で練習するケースが増えていますが、アスは今回の試合に向けてどこで練習をしてきたのでしょうか。

「練習の多くはカザフスタンのアルマトゥイでやっている。その後、ロシアのオセチアで高所トレーニングをして、キャンプの仕上げは40日間ほどキルクリフFCでやってきた」

──キルクリフFCにフライ級のトレーニングパートナーは、それほどいないかと思うのですが、なぜキルクリフFCで仕上げを?

「キルクリフFCは素晴らしいチームで、ファミリーのような人間関係がある。ファイターもそうだし、最高のコーチが揃っているからだよ。確かにフライ級のファイターは少ないから、僕は主にバンタム級の選手と練習をしてきた」

──そのキルクリフFCでは日本人選手も練習していますが、交流はありましたか。

「タカヤ・スズキ、若くて元気な日本人選手と仲が良くなったよ」

──鈴木選手が初日にKOされたという話が伝わってきたのですが、ひょっとしてアスが張本人とか?

「ノー、ノー。そんなことないよ(笑)。彼は若くて、良いヤツだ。練習を手伝ってもくれたけど、実際はそれほど一緒にトレーニングはしていないんだ。今回の対戦相手と彼はスタイルが違うからね」

──了解しました。ところでアスは、いつMMAを始めたのでしょうか。

「子供の頃から、多くのスポーツを経験してきたなかで2013年にMMAの練習を始めた。MMA以外の格闘技だとコンバット柔術をやっていたよ」

──コンバット柔術!! エディ・ブラボーが考案した掌底有りの柔術というわけではないですよね?

「違うよ。コンバット柔術は、とてもコンバットサンボに似ているスポーツだ。道着を着て、打撃も投げもある」

──実は2年前にBRAVE CFでアスの試合を見たことがあります。UFCへの道は色々と存在していますが、アスが中東のプロモーションで戦った意味は?

「凄く良い経験ができた。しっかりと、自分の戦いができたことも良かったと思っている」

──同じカザフスタンのフライ級ファイターであるアザット・マクスンが、UFC2戦目でキャリア初黒星を喫しました。彼の敗北をどのように考えていますか。

「アザットとは凄く仲が良いけど、所属ジムは違うんだ。もちろんカザフスタンのファイターだから応援しているし、前回の敗北は相手が強かった。何よりアザットは高いポテンシャルの持ち主で、これからもっと成功を収めていくと思っている」

──では対戦相手のCJ・ヴェルガラの印象を教えてください。

「良いファイターだ。ただ僕は経験値も高いし、勝負の鍵はもう把握している。レスリングが僕の長所だからね。これまで人生を賭けて練習を続け、UFCと契約した。この次の試合は、過去のファイトと同じように一つの試合でしかない。僕のゴールはチャンピオンになることだ」

■視聴方法(予定)
3月10日(日・日本時間)
午前8時分~UFC FIGHT PASS
午後12時~PPV
午前7時30分~U-NEXT

■UFC299対戦カード

<UFC世界バンタム級選手権試合/5分5R>
[王者]ショーン・オマリー(米国)
[挑戦者] マルロン・ヴェラ(エクアドル)

<ライト級/5分5R>
ダスティン・ポイエー(米国)
ベノワ・サンドニ(フランス)

<ウェルター級/5分3R>
ケヴィン・ホランド(米国)
マイケル・ペイジ(英国)

<ウェルター級/5分3R>
ジルベウト・ドゥリーニョ・バーンズ(ブラジル)
ジャック・デラ・マダレナ(豪州)

<バンタム級/5分3R>
ピョートル・ヤン(ロシア)
ソン・ヤードン(中国)

<ヘビー級/5分3R>
カーティス・ブレイズ(米国)
ジャイルトン・アルメイダ(ブラジル)

<女子フライ級/5分3R>
ケイトリン・セーミナラ(米国)
メイシー・バーバー(米国)

<ライト級/5分3R>
マテウス・ガムロ(ポーランド)
ハファエル・ドスアンジョス(ブラジル)

<バンタム級/5分3R>
ペドロ・ムニョス(ブラジル)
ケイラ―・フィリップス(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
フィリッピ・リンス(ブラジル)
イオン・クテレバ(モルドバ)

<ミドル級/5分3R>
ミチェウ・ペレイラ(ブラジル)
ミハウ・オレキシェイジュク(ポーランド)

<ヘビー級/5分3R>
ロベルス・デスパイネ(キューバ)
ジョシュ・パリジアン(米国)

<フライ級/5分3R>
CJ・ヴェルガラ(米国)
アス・アルマバエフ(カザフスタン)

<女子フライ級/5分3R>
ジョアン・ウッド(キューバ)
マリナ7・モロズ(ウクライナ)

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【UFC299】39歳、UFC36戦目=ガムロ戦へ。ドスアンジョス「ゴールはベルトじゃない。ビクトリーだ」

【写真】300回大会に加速。豪華カードのなかで、ドスアンジョス×ガムロがプレリミという凄まじさ(C)MMAPLANET

9日(土・現地時間)、フロリダ州マイアミはケイシーウア・センターで開催されるUFC 299「O’Malley vs Vera 2」で元世界ライト級王者ハファエル・どすアンジョスが、マテウス・ガムロと対戦する。
Text by Manabu Takashima

ライト級からウェルターと転向を2度繰り返してきたドスアンジョスが、39歳にして1年8カ月振りにライト級で戦う。そして、この試合がUFCで36戦目となるベテランは、6試合契約を結び上を今でも目指している。


──ハファエル、今週末にマテウス・ガムロと対戦します。今の気持ちを教えてもらえますか(※取材は6日に行われた)。

「最高だよ。ライト級に戻し、素晴らしいキャンプができた。土曜日への準備はできている」

──今、言われたようにライト級に戻しました。1年8カ月ぶりの155ポンドですが、39歳のファイターが階級を下げることは多くはないかと思います。

「UFCがライト級で戦うことを望んだ。それに僕自身、ウェルター級では小さいことは承知していたる。165ポンド、スーパーライト級があれば丁度良いんだけどね。でも、そんな階級はなくて、ウェルター級では小さすぎる。また上を目指すなら、ライト級の方が自分に合っているだろうしね」

──ここまで進化したMMAで1階級の差が7キロというのは、大きすぎますよね。

「その通りだと思うよ。UFCが考えを変えてくれれば、僕はスーパーライト級で戦うよ。ただし、減量は順調だ。ウェルター級で戦う時と比較すると、時間をかけて落としている。ウェルター級だとキャンプ中も、食べる量も多い。ライト級で戦う時は、そういうわけにはいかない。でも前にライト級で戦った時よりも減量は上手くいっているよ」

──対戦相手の比較ではなくて、自分の動きとしてウェルター級とライト級ではどちらが良いと思っていますか。

「ライト級は完璧だ。上手く、減量が進めばね。エディ・アルバレスやトニー・ファーガソンと戦った時は、そうじゃなかった。減量が最悪で、パフォーマンスにも影響を与えてしまった。ウェルター級でも、マイケル・キエーザ戦は減量に失敗して、完調には程遠い試合をしてしまった。今回はさっきも言ったように、順調に体重が落ちている。この調子だと、オクタゴンのなかでも100パーセントの力を発揮できるだろう」

──技術だけでなく、減量方法も進化しているように思います。

「そうだね。ノヴァウニオンのアンドレ・ペデネイラスの指導を受けると、以前とは全く違って上手く体重が落ちるようになった。栄養士からアドバイスを受け、しっかりと栄養を摂ることもできているしね。それに汗をかくためのアイテムも進化している。最終日、ドライアウトの日にはアルミニウムのカバーも使うし、凄く助かっているよ」

──そして、土曜日の試合はUFCで35戦目となります。

「ただただハッピーだよ。家族と幸せに生活できる基盤を築けた。まずそこが一番大切な部分で。とにかく、この人生を楽しめている。それに39歳になり、36戦目になってもUFCは僕にマテウス・ガムロのような強い選手を当ててくれる。ただキャリアを楽しむだけじゃない。今も競争力があって、ハードトレーニングを続けることができている。それをUFCも理解してくれているんだ。これだけタフな相手を用意しているということは、今も僕がコンペティティブだと評価してくれているからだ。

まぁ、あと数年したら最後はレジェンドファイトも経験してみたいけどね(笑)。ただ、どうなってもUFCにイージーファイトはないからね。常に若いファイターが虎視眈々とこの座を狙っている。それがUFCだから」

──達成感を感じることはないですか。

「自分のキャリアには満足している。でも、まだできる。終わっていない。神がこのヘルシーな体を与えてくれた。このまま前進を続け、強くなり続ける。UFCとも6試合の契約を結んだ。しっかりとボディケアをしているし、上を目指していることを週末に証明してみせる」

──おお、素晴らしいです。ではガムロの印象を教えてください。

「トップファイターだよ。レスリング、柔術、ともに優れている。ただし、彼は最高のハファエル・ドスアンジョスの強さを味わうことになるだろう。今回、僕は自分のルーツに戻ろうと思っているんだ」

──というと?

「柔術だよ。寝技に力を入れ、レスリングもやってきた。ガムロを相手にレスリングでもやり合えることを見せ、上を目指す。今はタイトルを意識することはないけど、勝ち続ければまたそういう機会が巡ってくるだろう。ただ一度は世界のベルトを巻いたから、そこに固執することはない。それよりも、可能な限り勝ち続けたいんだ。もちろん、キャリアを続けるうえで目標は必要だ。ただし僕のゴールはベルトではなくビクトリーなんだ。勝ち続ければ、自然とベルトには手が届く。とにかく勝ち続けるためのに戦い続ける」

■視聴方法(予定)
3月10日(日・日本時間)
午前8時分~UFC FIGHT PASS
午後12時~PPV
午前7時30分~U-NEXT

■ UFC299対戦カード

<UFC世界バンタム級選手権試合/5分5R>
[王者]ショーン・オマリー(米国)
[挑戦者] マルロン・ヴェラ(エクアドル)

<ライト級/5分5R>
ダスティン・ポイエー(米国)
ベノワ・サンドニ(フランス)

<ウェルター級/5分3R>
ケヴィン・ホランド(米国)
マイケル・ペイジ(英国)

<ウェルター級/5分3R>
ジルベウト・ドゥリーニョ・バーンズ(ブラジル)
ジャック・デラ・マダレナ(豪州)

<バンタム級/5分3R>
ピョートル・ヤン(ロシア)
ソン・ヤードン(中国)

<ヘビー級/5分3R>
カーティス・ブレイズ(米国)
ジャイルトン・アルメイダ(ブラジル)

<女子フライ級/5分3R>
ケイトリン・セーミナラ(米国)
メイシー・バーバー(米国)

<ライト級/5分3R>
マテウス・ガムロ(ポーランド)
ハファエル・ドスアンジョス(ブラジル)

<バンタム級/5分3R>
ペドロ・ムニョス(ブラジル)
ケイラ―・フィリップス(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
フィリッピ・リンス(ブラジル)
イオン・クテレバ(モルドバ)

<ミドル級/5分3R>
ミチェウ・ペレイラ(ブラジル)
ミハウ・オレキシェイジュク(ポーランド)

<ヘビー級/5分3R>
ロベルス・デスパイネ(キューバ)
ジョシュ・パリジアン(米国)

<フライ級/5分3R>
CJ・ヴェルガラ(米国)
アス・アルマバエフ(カザフスタン)

<女子フライ級/5分3R>
ジョアン・ウッド(キューバ)
マリナ7・モロズ(ウクライナ)

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