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MMA MMAPLANET o UFC UFC293 カイ・カラフランス キック フィリッピ・ドスサントス マネル・ケイプ

【UFC293】初回にダウンを奪ったケイプが、ドスサントスの強打を封じて判定勝ち。次こそカラフランス戦?

<フライ級/5分3R>
マネル・ケイプ(ポルトガル)
Def.3-0:30-27.29-28.29-28.
フィリッピ・ドスサントス(ブラジル)

ドスサントスの右ローに対し、ケイプがパンチで飛び込んだ。サウスポーに構えるケイプがドスサントスの右ローを捌きにかかる。ドスサントスの右ハイ、テンカオがヒットしてケイプが下がった。さらにケイプの右ローに左フックを合わせるドスサントス。しかしケイプが左ストレートでダウンを奪う。トップを奪ったケイプに対し足を利かせるドスサントス、ケイプもすぐに立ち上がる。ドスサントスにケージを背負わせたケイプが打ち合いからパンチを当てた。オーソドックスにスイッチして右カーフキックもヒットする。

サウスポースタンスから前蹴りをすくわれたケイプだが、トップをうかがうドスサントスの足を取ってスイープしていった。スタンドに戻ると、ドスサントスが右スピニングバックキックを見せる。左ジャブを連続を当てたドスサントスは、ケイプが入ってくるところにカウンターでヒザを当てる。ケイプは距離を取り、オーソドックスから右カーフをヒット。首相撲でヒザを突き上げる両者、離れるとケイプが右スピニングバックエルボーを見せた。

残り1分近くでドスサントスが前に出る。ケイプの左ローをキャッチしたドスサントスがドライブするも、ケージに押し込まれたケイプが振り払う。ドスサントスは左右の蹴りを見せつつ、ケイプの左ミドルをキャッチしてヒジ、右ストレートを当てていった。

2R、スイッチしながら距離を取るケイプに対し、ドスサントスが右の蹴りを上下に散らす。ケイプは打ち終わりに左ストレートを入れた。ドスサントスの右ストレートをかわしたケイプだが、ドスサントスの右ローから右ストレートをもらってしまう。ドスサントスの右インローでケイプの足が流れる。しかしケイプも右カーフキックでドスサントスに尻もちを着かせた。ケイプはテイクダウンに入るフェイントからパンチを当てる。ドスサントスの右が伸びるも、ケイプの左ジャブも当たるようになっている。

ボディにも左を突き刺すケイプ。相手の打ち終わりに右の打ち下ろしを当て、さらに左フックでグラつかせた。完全にドスサントスの打ち終わりを狙っていくケイプだが、相手の動きが止まると右カーフを蹴っている。追ってくるドスサントスと打ち合い、ヒザを着かせたケイプが、終了間際にボディブローも混ぜたコンビネーションを打ち込み、両手を後ろで組みドスサントスを挑発した。

最終回、ドスサントスが左ジャブから右の前蹴り。ケイプは変わらず、打ち終わりに右ストレートを当てる。ドスサントスの左ジャブをかいくぐり、右ボディストレートを突き刺すケイプ。ドスサントスのワンツーはケイプの顔面に届かない。ケイプのボディブローが入ると、一瞬ドスサントスの動きが止まるように。しかし前に出るドスサントスのパンチがケイプの顔面を捉える。ドスサントスの右をもらってグラついたケイプは、打ち合いで右フックを返した。

ドスサントスの顔からも流血が見られる。ケイプがフェイントから左ジャブを当てた。しかしドスサントスも負けじと右ストレートを返す。足を使うケイプは、ドスサントスのパンチを受けながらもニータップからのパンチのコンビネーションを繰り出す。ラスト1分はケイプがサークリングし、コツコツとパンチを当てている。そして残り15秒でケイプがクリーンテイクダウンを奪い、パウンドを連打して試合を終えた。

試合終了後、ともにケージへ登り勝利をアピールする。裁定はユナニマスでケイプの勝利に。ケイプはケージサイドにいる、当初の対戦相手に予定されていたカイ・カラフランスにトラッシュトークをかます。インタビュアーのダニエル・コーミエーがケイプの手を引っ張り強制終了させた。


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MMA MMAPLANET o UFC UFC293 カーロス・アルバーグ キック チョン・ダウン

【UFC293】アルバーグが1Rに右ストレートでダウンを奪い、3RにRNCで一本勝ち

<ライトヘビー級/5分3R>
カーロス・アルバーグ(ニュージーランド)
Def.3R4分49秒 by RNC
チョン・ダウン(韓国)

アルバーグが左手を伸ばして距離をはかり、左ミドルを蹴る。ダウンは右ローを返し、プレッシャーをかけていく。アルバーグは構えをスイッチしながら左ミドルと右カーフを当てる。

ダウンがジャブと右ローでプレッシャーをかけていくが、アルバーグが鋭いジャブを当て、そこから右ストレート。これでダウンが後方に倒れるが、すぐにダブルレッグへ。

アルバーグはそれを切ってグラウンドに持ち込ませない。スタンドの攻防に戻るとダウンが変わらずロー、アルバーグがジャブ・左フックを狙う。

2Rはアルバーグから前に出て前蹴り。ダウンは変わらず右ローを蹴り続け、これをきっかけに前に出ていく。アルバーグはサークリングしながらジャブ、右ハイキックを狙う。

手数が少ないアルバーグだが、ダウンの前進に合わせて左ジャブをコツコツと当てる。これで右目下から出血するダウンはガードを上げて右ローを蹴り続ける。下がるアルバーグはジャブでダウンの顔を跳ね上げさせた。

3R、アルバーグがジャブを打つと、ダウンは右のガードを上げて左フック。アルバーグも右カーフを蹴るが、ダウンはジャブをボディにも打ち分けて右ストレートを狙う。

アルバーグのジャブにダウンは右フックをかぶせ、ダブルレッグに入るダウン。ここからニンジャチョークを狙うが極まらない。

アルバーグは首相撲からヒザ蹴り。ダウンがジャブからダブルレッグでテイクダウン。アルバーグがケージに身体を預けて立ち上がると、前に出るダウンに組みつく。

アルバーグは両差しから足をかけ、ダウンが背中を見せたところでテイクダウンする。アルバーグはそのままマウントポジションを取り、ダウンが半身になるとパンチを連打。後ろを向くダウンにRNCを極めると、この状態で試合終了のブザーが鳴る。

このまま判定決着かと思われたが、レフェリーの死角でダウンにタップがあったことが分かり、アルバーグの一本勝ちがアナウンスされた。


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MMA MMAPLANET o UFC UFC293 キック ジャック・ジェンキンス チャペ・マリスカル

【UFC293】マリスカルの柔道スローでジェンキンスを右肘負傷に追い込む

<フェザー級/5分3R>
チャペ・マリスカル(米国)
Def.2R3分19秒 by TKO
ジャック・ジェンキンス(豪州)

じりじりとプレッシャーをかけるジェンキンス。マリスカルは右ミドルを蹴る。ジェンキンスは左ミドルと右カーフを蹴り、構えをスイッチしながらマリスカルの前足にカーフを蹴る。

マリスカルがパンチで前に出ると、ジェンキンスはカウンターの右ハイ。距離が詰まるとジェンキンスが首相撲。マリスカルはボディにパンチを打ち込む。

ジェンキンスは右のカーフキック、左ミドルから右フック。マリスカルはジャブから組みつくが、ジェンキンスはすぐに離れる。ジェンキンスは右カーフ、下がりながら左フックを返す。

マリスカルはフックで飛び込み、残り30秒のところで組みついて押し込む。最後はスタンドの攻防でラウンドを終えた。

2R、ジェンキンスは左カーフと右ミドル。マリスカルは右フックを見せ、パンチをまとめて組みつく。マリスカルはジェンキンスをケージに押し込み、シングルレッグを狙うが腕をクラッチ出来ない。

ジェンキンスがケージ際で入れ替わって距離を取る。サウスポーにスイッチするマリスカル。ジェンキンスが首相撲からのヒザ蹴りを狙うと、マリスカルが組みついて押し込む。

ここでマリスカルがかんぬきの状態から投げを狙うと、ジェンキンスが右腕をマットについてしまい、右肘を負傷。レフェリーが試合を止め、マリスカルのTKO勝利となった。試合後、マリスカルは「ジュードー!」と自らの投げをアピールした。

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MMA MMAPLANET o UFC UFC293 キック ジェイミー・マラーキー ジョン・マクデッシ

【UFC293】マラーキーがリーチを活かしたジャブ&ロー、ステップワークで判定勝利

<ライト級/5分3R>
ジェイミー・マラーキー(豪州)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
ジョン・マクデッシ(カナダ)

リーチで勝るマラーキーがジャブを伸ばして距離を取る。マクデッシはなかなか前に出られず、マラーキーがステップを使ってのジャブと右カーフキックを蹴る。マクデッシもインローと左ミドルを返すが、その左ミドルにマラーキーが右ストレートを狙う。

マラーキーはパンチを見せつつ右ロー・左ミドルを蹴り、前後のステップでマクデッシの攻撃をかわす。ジャブ・左フックから右カーフにつなげるマラーキー。攻撃の空振りが続くマクデッシだったが、飛び込んでの左フック、ジャブをダブルに放ってマラーキーを追いかける。

2R、マラーキーはステップを使って距離を取って右ストレート。マクデッシが左ミドルを蹴ると右インローを蹴り返す。1Rよりも圧力をかけるマクデッシが左フックを放つ。マラーキーは左ミドルを蹴って、シングルレッグでのテイクダウンも狙う。

小刻みにジャブとローを当てるマラーキーだが、マクデッシは下がらない。マラーキーの左ミドルをキャッチして左フックを放つと、ジャブを見せて前に出て、右ストレートにつなげる。

マラーキーは距離が詰まると右アッパーと左フック。マクデッシは左ミドルを見せつつ、残り10秒のところで飛び込んでの右ストレート。この一発でマラーキーは腰が崩れる。

3R、プレッシャーをかけるマクデッシが左ミドル、ジャブからスピニングバックフィスト。マラーキーはジャブ・ワンツー、右カーフキック、左の飛びヒザ蹴りを狙う。マクデッシはジャブと左ミドル、2Rに効かせた右ストレートを再び狙う。

マラーキーはジャブと左右のロー。大きなダメージにはつながらないが、これでマラーキーの攻撃にリズムが出てくる。マクデッシもインローを返して、ジャブと左ミドル。マラーキーはペースを崩すことなくステップとジャブ&ロー、最後に打ち合う場面もあったがビッグヒットはない。

リーチを活かしたジャブ&ロー、フルラウンド動き続けるステップワークでマラーキーが判定勝利した。

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MMA MMAPLANET o UFC UFC293 キック ナスラ・ハクパレス ランドン・キニョネス

【UFC293】ハクパレス、前進&パンチの打ち分けでキニョネスを下す

<ライト級/5分3R>
ナスラ・ハクパレス(ドイツ)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
ランドン・キニョネス(米国)

お互いサウスポー。キニョネスがテンポよくジャブと左のカーフキックを出していく。ハクパレスもパンチを返すが、キニョネスはガードを上げてブロック。キニョネスが右ミドルと左カーフキック、ワンツー、スピニングバックキック、左カーフキックを当て続ける。

ハクパレスもジャブから左ボディストレートを打つが、キニョネスはバックステップで距離を取る。しっかりサークリングして左カーフを蹴り続けるキニョネスだが、ハクパレスも左アッパーから右フック、左ストレートを当てる。

たまらず組みついてケージに押し込むキニョネス。離れ際にヒジを振るう。ハクパレスはすぐに前に出て左アッパーと左フックを打ち込んだ。

2R、開始直後にハクパレスが組みついてケージまで押し込む。キニョネスは態勢を入れ替えて首相撲からヒザ蹴りを入れる。離れると左ロー・カーフキックを蹴る。

ハクパレスがキニョネスの左ミドルをキャッチして組みつき、両差しでケージに押し込むが、どちらもテイクダウンはない。スタンドではハクパレスが左アッパーと左フック、キニョネスはジャブとカーフキックで削り、距離が詰まると左アッパーとヒザ蹴りを狙う。

ハクパレスは構えをスイッチして右ストレート。前手=左手のフックを当ててキニョネスをぐらつかせ、右アッパーから左フック、ケージを背負うキニョネスにパンチをまとめる。キニョネスも左カーフを蹴ってヒザ蹴りを応戦する。

ハクパレスはプレッシャーをかけて左アッパー。キニョネスは左ミドル・左ローを蹴るも、ハクパレスはジャブを突いて下がらない。キニョネスが左ハイを蹴るも当たらない。最後もハクパレスが前に出てワンツー、左フック、キニョネスをケージに詰めて右を打ち込んだ。

3R、オーソドックスに構えるハクパレス。キニョネスは奥足のインカーフを蹴る。じりじりとプレッシャーをかけるハクパレスが左ストレートを当て、左アッパーとボディ、右ボディから左アッパー。構えをサウスポーにも戻しつつ左フックを打つ。

ガードを上げて距離を取るキニョネスは手数が出ない。ハクパレスは右ジャブをついて左ストレート。これでガードを固めさせて左アッパー、右ヒジから左フックを返す。

キニョネスは前に出てくるハクパレスにヒジを狙うが当たらない。逆にハクパレスは左右のボディから左ストレート、残り40秒を切るとダブルレッグでテイクダウンも狙いながら、戦い方に変化をつける。最後はパンチの打ち合いとなるが、ここもハクパレスが優勢か。

判定はジャッジ3名ともハクパレスを支持し、ハクパレスが判定勝利を収めた。

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【UFC293】マリスカルと対戦、ジャック・ジェンキンス「前に出て戦うだけでは、UFCでは勝てない」

【写真】母国でのファイトの利点を話していたが、取材の多さなど米国の方が気楽な点もあることはあるようだ (C)MMAPLANET

明日10日(日・現地時間)、豪州ニューサウスウェールズ州シドニーのクードスバンク・アリーナで開催されるUFC 293「Adesanya vs Strickland」にジャック・ジェンキンスが出場し、母国のファンの前でチャペ・マリスカルと対戦する。
Text by Manabu Takashima

Eternal MMAフェザー級王者からコンテンダーシリーズを経て、UFCにステップアップを果たしたジェンキンスは、オクタゴンでも2連勝中だ。確かなキックボクシングの技術力を誇るジェンキンスが、喧嘩屋マリスカルに向けて語るなかで、彼の揺るぎないファイト・フィロソフィーが見えた。


――ジャマール・エマース戦前のインタビューでは、豪州から米国で戦う時の時差や季節の違いの調整について話していただきましたが、今回は母国でのファイトになります。

「ジェットラグのアジャストは必要ないし、他の国で戦う時に感じる問題が一切ない。試合までのプロセスが本当に楽だよ」

――そして試合に関してもケージがあるなら、アメリカン・レスラーにも簡単にテイクダウンを奪われない。さらに蹴りを使えることがアドバンテージだと言っていましたが、まさにテイクダウンを防ぎ、カーフを効かして競り勝ちました。

「本当に接戦だった。試合前にインタビューを受けた時から、彼がトップ15に値する力の持ち主であることを期待していて、その通りのファイターだった。試合の序盤はテイクダウンを奪われたしね。僕の打撃と彼のアメリカン・レスリングの激突は、一進一退の攻防になった。時差ボケ、長旅の末のパフォーマンスとしては満足しているよ。

カーフキックを効かすことができ、僕のキックはアメリカン・レスラーにはやはり有効だった。カーフキックはMMAを変えたよ。2発、3発……いや、時には1発で試合を決めることができるからね」

(C)Zuffa/UFC

――では今回の対戦相手のマリスカルについては、どのような印象を持っていますか。

「タフな対戦相手だよ。めちゃくちゃアグレッシブで、あそこまでアグレッシブなファイターはUFCでも数パーセントしかいないだろう。とにかく、前に出て戦う選手だ」

――ブロウラー的なファイターに感じます。

「そうだね。僕の方がクリーンに、そしてスマートに戦えることは確かだ。近い距離になれば、僕のモノだ」

――スラッピーでワイルドでありますが、同時に気持ちも強いかと思います。その辺りはどのように感じていますか。

「そうだね、だからこそ僕に勝機があると思っている。そして、そういうイメージがあるからこそ、彼がブロウラーだと思い込み過ぎないようにしている。あまり強く印象を持つと、何かを見落としてしまうからね。これは、どの試合でもそうしているよ。その喧嘩屋っぽい相手と戦うのも、チャレンジの一つだ。

同時にただ前に出て戦うだけでは、UFCでは勝てない。そんな戦い方が通用するような場所じゃないからね。僕のゲームに彼を誘い込む。そうだね、前蹴りとジャブ。この2つで彼を突き放して、前に出させないよ」

――では母国で戦う優位さとは別に、ファンの期待が高いことをプレッシャーに感じることはないですか。

「母国で戦うことで、絶対的に米国で試合をするときよりもファンの注目度は高いよね。そしてプレッシャーになる。でも、僕はこのプレッシャーが悪い影響を与えるとは思っていない。国の期待は、今後上にいくほど増えていくことだしね」

――その注目度の高いファイト、これからさらに前に進むためにどのような試合を母国のファンに見せたいと思っていますか。

「絶対的な支配力を見せる。戦う上で一番大切なことは、勝利を手にすること。次にドミネイトすること。エキサイトな試合をすることが最重要だと考える選手もいるけど、僕はそうじゃない。試合は勝たないといけない。結果的にエキサイティングな試合になって、ファンが喜んでくれるならハッピーだ。でもまず勝つこと。次にドミネイトすること。無理やりエキサイティングな試合になるよう戦うつもりはない」

――ところで豪州でのPPVショーは、試合開始が日曜の朝です。この時間帯に戦うことをどのように思っていますか。

「いつも10時半や11時から練習をしていから、何も問題じゃないよ」

■視聴方法(予定)
9月10日(日・日本時間)
午前7時30分~UFC FIGHT PASS
午前11時~PPV
午前7時00分~U-NEXT

■ UFC293対戦カード

<UFC世界ミドル級選手権試合/5分5R>
[王者]イスラエル・アデサナニャ(ニュージーランド)
[挑戦者]ショーン・ストリックランド(米国)

<ヘビー級/5分3R>
タイ・ツイバサ(豪州)
アレキサンダー・ヴォルコフ(ロシア)

<フライ級/5分3R>
マネル・ケイプ(ポルトガル)
フィリッピ・ドスサントス(ブラジル)

<ヘビー級/5分3R>
ジャスティン・タファ(豪州)
オースティン・レーン(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
タイソン・ペドロ(豪州)
アントン・トゥルキャリ(スウェーデン)

<ライトヘビー級/5分3R>
カーロス・アルバーグ(ニュージーランド)
チョン・ダウン(韓国)

<フェザー級/5分3R>
ジャック・ジェンキンス(豪州)
チャペ・マリスカル(米国)

<ライト級/5分3R>
ジェイミー・マラーキー(豪州)
ジョン・マクデッシ(カナダ)

<ライト級/5分3R>
ナスラ・ハクパレス(ドイツ)
ランドン・キニョネス(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ブラッド・ダイアモンド(ニュージーランド)
チャーリー・ラドキー(米国)

<フェザー級/5分3R>
シェーン・ヤング(豪州)
ガブリエル・ミランダ(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
ケヴィン・ジュセ(フランス)
キーファー・クロスビー(米国)

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『UFC 293: Adesanya vs. Strickland』前日計量動画

DHC ダイエットパワー 30日分


MAIN CARD (Pay-per-view, 10 p.m. ET)

・Champ Israel Adesanya (184.8) vs. Sean Strickland (184.9) – for middleweight title
・Tai Tuivasa (265.6) vs. Alexander Volkov (262.95)
・Felipe dos Santos (125.4) vs. Manel Kape (126)
・Austen Lane (242.3) vs. Justin Tafa (265.2)
・Tyson Pedro (205.45) vs. Anton Turkalj (205.35)

PRELIMINARY CARD (ESPNews/ESPN+, 8 p.m. ET)

・Da Woon Jung (205.3) vs. Carlos Ulberg (204.7)
・Jack Jenkins (145.85) vs. Chepe Mariscal (145.85)
・John Makdessi (155.1) vs. Jamie Mullarkey (155.35)
・Nasrat Haqparast (155.85) vs. Landon Quinones (155.75)

PRELIMINARY CARD (ESPNews/ESPN+, 6:30 p.m. ET)

・Blood Diamond (170.25) vs. Charlie Radtke (170.3)
・Gabriel Miranda (144.95) vs. Shane Young (149.75)*
・Kiefer Crosbie (170.85) vs. Kevin Jousset (170.5)

 『UFC 293: Adesanya vs. Strickland』前日計量結果。ガブリエル・ミランダと対戦するシェーン・ヤングが149.75ポンドと3.75ポンドもオーバー。これだけオーバーすると中止になってもおかしくないですが、出場給の30%を譲渡し試合は行われるとのこと。

 また、イスラエル・アデサニヤ vs. ショーン・ストリックランドのバックアップファイターであるジャレッド・キャノニアは184.85ポンドでした。




 前日計量動画。


 MMAJunkieスタッフによるメインカード勝敗予想。

・イスラエル・アデサニヤ vs. ショーン・ストリックランドは11人全員アデサニヤ支持。

・タイ・ツイバサ vs. アレクサンダー・ヴォルコフはツイバサ支持7人、ヴォルコフ支持4人。

・マネル・ケイプ vs. フェリペ・ドス・サントスはケイプ支持9人、ドス・サントス支持2人。

・ジャスティン・タファ vs. オースティン・レーンはタファ支持10人、レーン支持1人。

・タイソン・ペドロ vs. アントン・トゥルカリはペドロ支持10人、トゥルカリ支持1人。続きを読む・・・
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UFC 293: Live Weigh-In Show

Watch the UFC 293: Adesanya vs Strickland Official Weigh-In Show live on Friday at 1:50am ET / 10:50pm PT. Order UFC 293 now: https://ufc.ac/3qAGd07 (U.S. Only)

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【UFC293】有言実行……いや嘘から出た実はなるか?!=アデサニャ✖ストリックランド戦展望「奇跡は?」

【写真】ジャブでミドル級無双のアデサニャをストリックランドは攻略できるのか(C)Zuffa/UFC

10日(日・現地時間)、豪州のシドニーにあるクドス・バンク・アリーナにて、UFC 293「Adesanya vs Strickland」が行われる。2017年11月以来、実に約6年ぶりにこの地での開催となる今大会のメインイベントは、王者イスラエル・アデサニャにショーン・ストリックランドが挑むミドル級タイトルマッチだ。
Text by Isamu Horiuchi

アデサニャは2019年6月にロバート・ウィティカーを破って正規王者に。当時のライトヘビー級王者ヤン・ブラホヴィッチに挑んでの二階級王者奪取こそ失敗したものの──実に5度の連続防衛に成功した。昨年12月にはキックボクシング時代からの天敵アレックス・ペレイラに5R逆転TKO負けを喫して王座陥落したが、今年の4月に再戦。

2Rに劇的なKO勝利を挙げてリベンジに成功した。ペレイラが階級を上げた今、ミドル級では頭二つほど抜けた存在だ。


ランキング5位のストリックランドと、チャンピオンの因縁は、昨年7月のUFC 276の試合前記者会見から始まっていた。同大会のメインでジャレッド・キャノニアの挑戦を受けるアデサニャと、アレックス・ペレイラとの対戦を控えたストリックランドは、お互いの対戦相手そっちのけで口論を交わしたのだ。

もちろん先制攻撃を仕掛けたのは、数秒に1回は放送禁止用語を口にするのが通常運転のストリックランドの方だ。アニメ好きで有名なアデサニャに対して「おい、Pornhub(世界最大のアダルトサイト)のお前のページはアニメばっかなんだよな! アニメでbeat off(自慰行為)している奴が、俺をbeat(ぶちのめす)することができるわけねーぜ!」と下品だが上手いことを言って挑発。

すると、王者も負けじと「もしお前が(ペレイラに)勝ったら、次に俺がお前と戦い、KOしてやる。そしてお前の墓の上でTikTokダンスを踊ってやるよ」と言い返す。

するとストリックランドはいかにも嬉しそうに──「ハ! 聞いたか? 大の大人がTikTokだってよ! こういうのがヤベーんだよ。こんな野郎がチャンピオンなんだぜ!」とさらに煽る。

その後も言い合いは続き──。

ストリックランド まあ、イジーはいい奴だぜ! 俺はポルノアニメ中毒の男をダメ野郎だと見下したりしねえんだ!

アデサニャ そのジャンルはHentaiって言うんだ。そのくらい知っとけや!

ストリックランド なるほど、Hentaiか。俺は大人だからそんなもん見ねーよ!

アデサニャ とにかくお前は、(ストリックランドの対戦相手のペレイラを指して)この男に集中したほうがいいぞ。マジだ。こいつはお前をあっという間に眠らせちまうからな。

などと──誰が得するのか分からない方向に話は展開し、アデサニャの警告通りストリックランドはペレイラに1RKO負けを喫し、続くジャレッド・キャノニアは1-2で競り負け、ランカー上位の壁に跳ね返された。

その後、今年1月にランキング12位のナソーディン・イマボフ戦(ライトヘビー級契約)に競り勝つと、7月にはノーランカーのアブス・マゴメドフを2RKOに下して現在2連勝中とはいえ、本来ならば挑戦権を得られるような実績ではない。

実際、現在アデサニャの挑戦者に最も相応しいとされているのは、7月にウィティカーを倒した南アフリカのドリキュス・デュプレッシーだ。が、デュプレッシーはその試合で負傷。当初よりシドニー大会への出場を熱望していたアデサニャ──10歳の頃に故郷のナイジェリアからニュージーランドに移住している王者にとって、同じオセアニアのシドニーは地元同然だ──の挑戦者が見当たらなくなってしまったのだ。

そこで今回白羽の矢が立てられたのが、ランキング6位までの選手中、デュプレッシー以外で唯一アデサニャとの対戦経験のないストリックランドというわけだ。

実績も地位も大きく差のある両者だけに、下馬評では王者が圧倒的有利だ。両者の主武器であるスタンド打撃を比較しても、王者有利説は揺らがない。まず武器の数が違う。アデサニャは自在にスイッチして左右の多彩な蹴りとパンチを使いこなすが、常にオーソのストリックランドの打撃は、前蹴り以外はほぼパンチのみ。もし遠い間合いで戦えば、アデサニャの蹴りで翻弄されローでダメージを蓄積される可能性が高いので、ストリックランドとしては得意のジャブを多用しながら前に出るしか勝機はないだろう。

しかし、打撃一発一発の精度と鋭さ、反応速度やスピードも目に見えて王者が上だ。抜群の距離感と巧みな足捌きを持つアデサニャが、前に出たいストリックランド相手に自分の間合いを保ちつつ、カウンターを面白いように当てる展開が容易に想像できる。

だが──それでもストリックランドには、大番狂わせを期待させる何かがある。幼少時代「とんでもねえ人種差別主義者の祖父とアル中で虐待癖のある父親」に育てられ、自分の性格も大きく歪んでしまった語るストリックランド。

内面の怒りを抑えきれずにハイスクールをドロップアウトされた後、MMAジムで練習を初体験したとき「人生で初めて幸せを感じた」と語る。

それ以来MMAに生活の全てを注ぎ、現在まで周囲が引くほどのハードなスパーリングを毎日重ねてきた。排外主義的、性差別的な発言で物議を醸すことも多く「MMAがなければ、俺は間違いなく今監獄にいるよ」と語るストリックランド(過去の犯罪歴もあり、今回豪州入りのためのビザ取得にも苦労があったようだ)には、MMAこそ社会で生きる唯一の術だ。

数限りないスパーを通して独自のスタイルを練り上げたストリックランドは、やや不格好だがよく伸びるジャブを持つ。さらに自己流L字ガード的な体捌きで、打撃を完全に避けきれなくても威力を逃す術にも長けている。

多少打たれても意に介さず前に出続ける闘志と、それを5R続けるスタミナも間違いなく持っている。遠距離では決して王者に当たらないであろうパンチも、距離を詰めることができれば話は別だ。前回のマゴメドフ戦では、一度ケージ側に詰めたら倒し切るまで延々と連打を放ち続けてみせた。組技のフィジカルに関しては王者を上回っており、ボディロックからのテイクダウンもあり、上をキープしパウンドで削るスキルも持っている。

技術的洗練を極めた王者の打撃を、戦う以外は社会に居場所のない挑戦者が、不格好かつ愚直にプレッシャーをかけ続け、最後には呑みこんでしまう奇跡は訪れるのだろうか。

■視聴方法(予定)
9月10日(日・日本時間)
午前7時30分~UFC FIGHT PASS
午前11時~PPV
午前7時00分~U-NEXT


■ UFC293対戦カード

<UFC世界ミドル級選手権試合/5分5R>
[王者]イスラエル・アデサナニャ(ニュージーランド)
[挑戦者]ショーン・ストリックランド(米国)

<ヘビー級/5分3R>
タイ・ツイバサ(豪州)
アレキサンダー・ヴォルコフ(ロシア)

<フライ級/5分3R>
マネル・ケイプ(ポルトガル)
フィリッピ・ドスサントス(ブラジル)

<ヘビー級/5分3R>
ジャスティン・タファ(豪州)
オースティン・レーン(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
タイソン・ペドロ(豪州)
アントン・トゥルキャリ(スウェーデン)

<ライトヘビー級/5分3R>
カーロス・アルバーグ(ニュージーランド)
チョン・ダウン(韓国)

<フェザー級/5分3R>
ジャック・ジェンキンス(豪州)
チャペ・マリスカル(米国)

<ライト級/5分3R>
ジェイミー・マラーキー(豪州)
ジョン・マクデッシ(カナダ)

<ライト級/5分3R>
ナスラ・ハクパレス(ドイツ)
ランドン・キニョネス(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ブラッド・ダイアモンド(ニュージーランド)
チャーリー・ラドキー(米国)

<フェザー級/5分3R>
シェーン・ヤング(豪州)
ガブリエル・ミランダ(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
ケヴィン・ジュセ(フランス)
キーファー・クロスビー(米国)

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【UFC293】タイトル挑戦目前?? 新顔との対戦へ、マネル・ケイプ「ランキングなんて数字の羅列に過ぎない」

【写真】いつも本当に落ち着ているマネル (C)MMAPLANET

10日(日・現地時間)、豪州ニューサウスウェールズ州シドニーのクードスバンク・アリーナで開催されるUFC 293「Adesanya vs Strickland」で、マネル・ケイプが昨年12月以来のファイトに臨む。
Text by Manabu Takashima

ダヴィッド・ドボルザークを下し、本格的にタイトル戦を目指す上位食い始まると思われたマネル・ケイプだったがアレックス・ペレス、デイヴィソン・フィゲイレド、そして今大会で戦う予定だったカイ・カラフランスと上位ランカーとの対戦は全て流れた。その結果、新顔フィリッピ・ドスサントスと戦うことになったケイプだが、いつも通り非常に冷静で奢ることも、憤ることもなくファイトウィークを迎えていた。


――今週末にフィリッピ・ドスサントスとの試合が控えていますが、去年の12月にダヴィッド・ドボルザークを下して以来、3月にアレックス・ペレス、7月にデイヴィソン・フィゲイレド、今回もカイ・カラフランスと上位ランカーばかりか元王者、タイトルコンテンダーとの試合が流れ、結局のところオクタゴン初陣の選手と戦うことになりました。

「そこを気に掛けてくれることに、まず感謝している。確かにドスサントスはその3選手とは違う。でも、僕はチャンピオンと戦うつもりで彼と向き合う。そう、UFCのトップランカーと同様に考えている。対戦相手は代わったけど、僕のモチベーションは変わらない。とにかく試合ができるんだ。ファイトは僕の仕事であり、義務だからね。対戦相手が代わってもやることは変わらない。僕が何者かをオクタゴンのなかで示すだけだからね。ここでしっかりと勝って、ジャンプアップしてタイトルに挑戦するよ。だって今名前を挙げてくれた3人は、僕と戦いたくなかったんだ。チャンピオンなら戦っているよね」

──とはいえマネルのランクは10位で、彼らと戦っていればトップ5に入って王座挑戦もさらに近かったかと。この状況にフラストレーションを感じなかったですか。

「ランキングなんて、だたの数字の羅列に過ぎない。多くのファイターにとって、その数字が安全を確保している。だから、リスクのある戦いを避けるんだ。僕のやるべきことは彼らより優れていると見せること。自分が上から10番目なんて思っていない。でも、構わないよ。この試合で勝てば、タイトル挑戦に近づくんだから。実際、UFCはいつだって僕にトップランカーとの試合を組もうとしてきたしね」

──素晴らしい考え方ですね。そこで迎えるフィリッピ・ドスサントス。ブラジルのムエタイファイターらしい積極的な選手に感じますが、どのような印象を持っていますか。

「彼は若くて、勢いがある。とてもアグレッシブで。ただし、彼には僕のような経験はない。確かにグッドファイターだ。それは間違いない。でもスペシャルじゃない。積極的に攻める分、ミスも多い。ファイトIQは高くないよ。ただタフなだけで、今のMMAはそれじゃ勝てない。スマートにならないといけない。ガムシャラに戦うのではなく、しっかりとした戦略が必要だ。まぁ僕のようなファイターと戦うことで、彼もそのことに気付くことだろうね」

──一つ、今大会でこのカードということでマネルに聞きたいことがあります。

「うん、なんでも聞いておくれ」

──ドスサントスのように活きの良いニューカマーがUFCには次々と現れます。フィーダーショーを勝ち抜いてきた実力者ですが、多くて3000人、大抵は1000人ほどのファンの前でしか戦ったことがありません。今大会は2万ほどの集客があるようですが、大観衆の前で戦ったことがない選手と、マネルのようにRIZINで既に経験のあるファイターでは、精神面で違いがあるでしょうか。

「きっと、ソレはあるだろうね。うん、良いクエスチョンだよ。そういうことを考えたことがなくて、凄く新鮮な意見だから──確かなことは言えない。でも僕は大きな舞台で戦うことに関して、基本的には何もプレッシャーを感じないんだ。そこを楽しめている。それが僕の仕事だから。シドニーでも、大歓声のなかで戦うことになるだろう。そのプレッシャーをドスサントスは感じることになる。逆に僕はホームで戦うようなもの。彼はこの試合に向けて、しっかりと気持ちを創ってくることだよ。僕と対面するだけでなく、初めてオクタゴンで全てと向き合わなければならないのだから。

僕はもう3万人のファンの前で戦う経験をしてきた。その環境が、如何にエネルギーを与えてくれるかも知っている。でも、それが分かってないとエネルギーを持て余し、自分を見失ってしまうんだ」

──その違いを試合で見せる、と。

「ニューカマーに対し、スマートな試合をして……そうだね、試合を長引かせることはない。フィニッシュするよ。ぶっ倒して、ボーナスを貰う」

──押忍。この試合を経て、タイトル挑戦までどれぐらいの時間を要すると考えていますか。

「この試合で勝って、もう1試合かな。ここは日曜日の試合内容も関係してくる。仮にカイ・カラフランスと戦っていたら、次の試合がタイトルショットになっていただろう。そういう風にUFCとも話していた。でも対戦相手が代わったから、また僕が如何に優れたファイターか証明する必要がある。なんせ、前の試合から8カ月も過ぎてしまったからね。うん、しっかりと日曜日に戦うよ」

──マネル、今日もありがとうございました。では日本のファンに一言お願いします。

「日本のファンを愛しているよ。ずっと僕を応援してくれることも感謝している。アリガトゴザイマス!!」

■視聴方法(予定)
9月10日(日・日本時間)
午前7時30分~UFC FIGHT PASS
午前11時~PPV
午前7時00分~U-NEXT

■ UFC293対戦カード

<UFC世界ミドル級選手権試合/5分5R>
[王者]イスラエル・アデサナニャ(ニュージーランド)
[挑戦者]ショーン・ストリックランド(米国)

<ヘビー級/5分3R>
タイ・ツイバサ(豪州)
アレキサンダー・ヴォルコフ(ロシア)

<フライ級/5分3R>
マネル・ケイプ(ポルトガル)
フィリッピ・ドスサントス(ブラジル)

<ヘビー級/5分3R>
ジャスティン・タファ(豪州)
オースティン・レーン(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
タイソン・ペドロ(豪州)
アントン・トゥルキャリ(スウェーデン)

<ライトヘビー級/5分3R>
カーロス・アルバーグ(ニュージーランド)
チョン・ダウン(韓国)

<フェザー級/5分3R>
ジャック・ジェンキンス(豪州)
チャペ・マリスカル(米国)

<ライト級/5分3R>
ジェイミー・マラーキー(豪州)
ジョン・マクデッシ(カナダ)

<ライト級/5分3R>
ナスラ・ハクパレス(ドイツ)
ランドン・キニョネス(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ブラッド・ダイアモンド(ニュージーランド)
チャーリー・ラドキー(米国)

<フェザー級/5分3R>
シェーン・ヤング(豪州)
ガブリエル・ミランダ(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
ケヴィン・ジュセ(フランス)
キーファー・クロスビー(米国)

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