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UFC 273 Pre-Fight Fan Q&A | Khamzat Chimaev’s Moment Of Truth | Volkanovski vs. Korean Zombie, More

Watch the #UFC273 Pre-fight fan Q&A live from Jacksonville, Flordia.

Matchups include:

· Alexander Volkanovski vs. The Korean Zombie
· Aljamain Sterling vs. Petr Yan
· Gilbert Burns vs. Khamzat Chimaev
· Mackenzie Dern vs. Tecia Torres
· Aleksei Oleinik vs. Jared Vanderaa
· Aspen Ladd vs. Raquel Pennington
· Ian Garry vs. Darian Weeks
· Anthony Hernandez vs. Josh Fremd
· Jairzinho Rozenstruik vs. Marcin Tybura
· Mickey Gall vs. Mike Malott
· Julio Arce vs. Daniel Santos
· Vinc Pichel vs. Mark Madsen
· Piera Rodriguez vs. Kay Hansen
· Gavin Tucker vs. Pat Sabatini

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#UFC #MMA

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BELLATOR MMA UFC UFC273 イアン・ギャリー ダリアン・ウィークス ブログ

【UFC273】MMAの未来イアン・ギャリー─02─「コナー・マクレガーのように成功する。僕のやり方で」

【写真】セレモニアル計量では笑顔いっぱい、早くもハイテンションだったギャリー(C)MMAPLANET

9日(土・現地時間)、フロリダ州ジャクソンビルのヴィスター・ベテランズ・メモリアル・アリーナで開催されるUFC273で、ダリアン・ウィークスと対戦するイアン・ギャリーのインタビュー後編。

コナー・マクレガーの後を追い、彼のような成功を収めることが目標のギャリーは、「自分のやり方でやり遂げる」と言い切った。明るく多弁、ファイトはキレキレのギャリーからは無敗のモノだけが持ちうる──一点の曇りもない真っ白な自信が感じられた。

<イアン・ギャリー・インタビューPart.01はコチラから>


────確かにファイトは素晴らしいモノがありましたが、コナー・マクレガーによりトラッシュトークはMMA界の常識になり、彼自身はトラッシュトークに収まらず暴力事件といって良い行動を起こすこともありました。

「柔道や相撲を見ていても、コナーのやり方は日本の文化とは全く正反対だよね。対戦相手のことを凄く尊敬している。コナーはショーマンなんだよ。決して相手をリスペクトしていないわけじゃない。ファンの期待に応える、鏡のような存在なんだよ。コナーはファンが何を望んでいるのか、本当に理解している。

彼は自身の言動によって、ファンがどんな反応をするかまで把握できている。そして彼が何かコトを起こすだけにファンはコナーのことだけでなく、UFCを話題にする。ファンはずっとコナーが何をして、どんなことを話したかを覚えている。正しいことをしたかといえば、きっとノーなんだろう。でも、誰も彼を忘れていない。今もコナーを話題にしている。彼は市場を理解していた。そして世界に自分が何者かをアピールし続けたんだ」

──コナー・マクレガーは素晴らしいです。でも、多くの選手が彼をコビーしてコナー・マクレガーもどきになった。

「もちろん、コナー・マクレガーは唯一の存在だ。あの価値を持っているファイターは。だから、僕は彼のような言動をしようとは思っていない。僕もファイターだから『アイツを倒す。KOしたい』ぐらいのことは言うよ。でも、僕は対戦相手を尊敬している。失礼な態度を取ることはない。握手を断られた時以外はね。もちろん、向うが何かを仕掛けてくれば、それなりに対応させてもらうよ。舐められちゃいけないからね。対戦相手が僕をリスペクトしてくれれば、僕だって同じようにリスペクトする」

──その方がクールですよね。正直、コナー・マクレガーが大成功を収めたあとでアイルランドからジェイムス・ギャラガーが出てきたとき、二番煎じで面白くなかったです。

「アハハハハ」(と大笑いし、手を叩いて喜んだ)。

──だからイアンがそういう言動をしても、『また出てきた』と思ったかと。規律と尊敬心を重んじる今回の言葉を聞くことがデキて、ずっとクールだと感じました。

「僕はファイトを愛している。でも、自分のことをファイターだとは思ってない。コンペティションが好きなんだ。だから僕は自分はコンペティター、競技者だと思っている。ファイターじゃなくて、自分以外の選手と顔を突き合わせて勝負がしたいんだ。何も嫌い合っているわけでもない。ただ、相手に勝ちたい。だから過剰な言動は控えたいんだ。落ち着いて、しっかりと自制して戦いたい。そして、僕がどれだけのモノなのかを世界に見てほしい。僕の技量はコナーと比べてどれくらいなのかを知りたいんだよ。

オクタゴンに入ると。そこは僕の場所だ。僕が自分を見せる場所なんだ。僕がどれだけ優秀なのかを世界に披露する舞台、それがオクタゴンなんだよ。

僕が口にすることは全て本音だよ。フェイクはしたくない。メディアに対してもそうだよ。僕は僕でしかない。どんな人間なのか、メディアと話す。子供の頃から、多くの人に『静かにしろ』って言われてきたよ。落ち着けってね。僕は自分のエネルギーを抑えることができなくて、喋り倒してきたんだ(笑)。

そうだね……コナー・マクレガーのように成功を収めたいよ。100パーセント、そう思っている。でも、自分のやり方で成し遂げるよ」

──素晴らしいです。その熱い想いをぶつける相手が、ダリアン・ウィークスになるわけですね。どのような印象を持っていますか。

「彼はレスラーだ。グラウンドに持ち込みたいだろうね。クリンチワークからテイクダウンを狙ってくるはずだ。そういう風に仕掛けてきたとき、きっとビックリするだろうね。僕の一つ一つの動きに。

自分が戦いたいようにゲームプランを立ててくれば良いと思っている。どんなゲームプランを考えてきても、試合は僕のモノだ。僕が思ったように、試合は進む。だからダリアンには万全の体調でオクタゴンに上がってほしい。僕が勝った後で、どんな言い訳もしてほしくないから。彼の拳じゃ、ギャリーを倒せない。それは絶対。以上だよ(笑)」

──ところでサンフォードMMAに拠点を移したのは?

「ロリダの暖かい日差しと青い空、パームビーチが気に入ったからだよ(笑)。UFCとサインをした時、エリートクラスの選手が集まるジムで練習をしなければいけなと思ったんだ。UFCウェルター級やBellatorのウェルター級選手が鎬を削り合っている環境に身を置きたいと思った。

もっと強くなるために、追い込んで、押し上げてくれる場所で練習しないといけないってね。サンフォードMMAには、そういう練習環境がある──世界一のジムだよ」

──佐藤天選手が言っていることと同じですね。高い志を持つ選手達と練習したいと。

「サトーとは一緒に練習しているよ!! 僕らは互いにプッシュしている。彼とは毎朝、『オス』って挨拶をしているんだ(笑)。サトーと僕はきっと日本とアイルランドのジムで同じ状態だったと思う。練習相手とは違う、強い意志を持って練習してきた。自分と同じような気持ちで、MMAを戦うメンバーが周囲にいなかったんだと思う。自分の国、ジム、友人から離れるって簡単じゃない選手が多い。でも、僕にとっては何も悩むことはなかった。世界一になるためには、世界一の練習が必要だったからアイルランドを離れることはイージーチョイスだったよ。

凄くシンプルなことさ。そうしないと世界チャンピオンにはなれない。サンフォードでは皆、そういう気持ちで練習しているんだ。全ての局面で、世界最高のコーチがいる。世界各国の団体でトップだったファイターが集まって、死に物狂いで練習している。互いがケツを叩いて、強くなろうしている。僕が世界のベストになるために必要な練習環境、それがサンフォードMMAだったんだ」

──佐藤選手はギャリーは凄く良いヤツで、打撃は元々強くグラップリングも上達していると言っていました。

「そうかい? 嬉しいね。サトーの言う通り、打撃はそこそこ自信はあった。でもサンフォードに来てから、ずっと良くなっている。グラップリングも自分では、そこそこの知識はあったつもりだったけど勉強することだらけだよ。マットの上で他の選手が練習をしているのを眺めるだけでも勉強になる。ロールもそうだし、心肺機能系のトレーニングも本当に興味深い。サンフォードの一員になって、自分の将来を想い描くのが本当に楽しくなったよ」

──こうやってインタビューで話し、イアンの試合がより楽しみになってきました。土曜日、期待しています。

「誰も僕を止めることはできない。何が起ころうが、問題ない。それだけの覚悟と自信をもってケージで戦うよ。どれだけ高いレベルの試合がUFCで行われても、いつだって僕に賭けてほしい。誰も僕を止めることはできないから」

──では日本のファンにメッセージをお願いします。

「6月、シンガポールでUFCが開かれるよね。そこで戦いたい。まずはアジアだ。東南アジアの空気を吸いたい。MMAを戦っていて最高なのは、世界中で色々なカルチャーに触れられることだよ。アジアにはまだ行ったことはない。だからこそシンガポールのファンに喜んでもらえる試合がしたい。そして、シンガポールの次は──ジャパンだよ!!」

■視聴方法(予定)
4月10日(日・日本時間)
午前7時00分~UFC FIGHT PASS
午前11時00分~PPV
午前11時00分~WOWOWライブ

■UFC273計量結果

<UFC世界フェザー級選手権試合/5分5R>
[王者]アレックス・ヴォルカノフスキー: 144.5ポンド(65.54キロ)
[挑戦者]ジョン・チャンソン: 144.5ポンド(65.54キロ)

<UFC世界バンタム級統一戦/5分5R>
[正規王者]アルジャメイン・ステーリング: 134.5ポンド(61.0キロ)
[暫定王者]ピョートル・ヤン: 134ポンド(60.78キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ジルベウト・ドゥリーニョ・バーンズ: 170ポンド(77.11キロ)
カムザット・チマエフ: 170ポンド(77.11キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
マッケンジー・ダーン: 115.5ポンド(52.38キロ)
ティーシャ・トーレス: 115.5ポンド(52.38キロ)

<ライト級/5分3R>
ビンチ・ピチェル: 155.5ポンド(70.53キロ)
マーク・マドセン: 155ポンド(70.31キロ)

<ウェルター級/5分3R>
イアン・ギャリー: 170.5ポンド(77.34キロ)
ダリアン・ウィークス: 170.5ポンド(77.34キロ)

<ヘビー級/5分3R>
ジャイルジーニョ・ホーゼンストライク: 252.5ポンド(114.53キロ)
マルチン・ティブラ: 253ポンド(114.75キロ)

<女子バンタム級/5分3R>
アスペン・ラッド: 136ポンド(61.69キロ)
ラケル・ぺニントン: 134.5ポンド(61.0キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ミッキー・ガル: 170.5ポンド(77.34キロ)
マイク・マロット: 170.5ポンド(77.34キロ)

<ヘビー級/5分3R>
アレクセイ・オレイニク: 244ポンド(110.67キロ)
ジャレッド・ヴァンデラ: 266ポンド(120.65キロ)

<ミドル級/5分3R>
アンソニー・ヘルナンデス: 186ポンド(84.37キロ)
ジョシュ・フレムド: 185.5ポンド(84.14キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
ピエラ・ロドリゲス: 115ポンド(52.16キロ)
ケイ・ハンセン: 118.5ポンド(53.75キロ)

<バンタム級/5分3R>
ジュリオ・アルセ: 136.5ポンド(61.91キロ)
ダニエル・サントス: 135ポンド(61.24キロ)

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【UFC273】トーレス戦を控えたマッケンジー・ダーン─02─「KOで勝っても、私は柔術を代表している」

【写真】フェイスオフでは、この後に笑顔で言葉をかわし握手をしたマッケンジーとトーレス(C)Zuffa/UFC

9日(土・現地時間)、フロリダ州ジャクソンビルのヴィスター・ベテランズ・メモリアル・アリーナで開催れるUFC273で、ティーシャ・トーレスと戦うマッケンジー・ダーン・インタビュー後編。

柔術家がMMAに転向する際、グラスルーツショー→フィーダーショーという道順でなく、ONEのようなビッグショーと契約することが増えてきた。対してマッケンジーはフィーダーショーで経験を積みUFCとサインを果たした。

それこそ──柔術界で成し遂げたように、じっくりと腰を据えてMMAの世界でも頂点に立つことを目標する彼女の姿勢の表れだった。

<マッケンジー・ダーン・インタビューPart.01はコチラから>


──柔術の練習は続けていますか。

「柔術は試合の直前になってから始めることが多いわ。今回も父(メガトン・ディアス)とファイトの4週間前になってから練習を再開した形ね」

──トップ・グラップラーがMMA転向する際、柔術家としてのネームバリューを生かしマッケンジーのようにLegacy FCやLFAなどフィーダーショーでキャリアを積むことなくONEやBellatorなどビッグプロモーションと契約するケースが増えています。

「良いことだと思うわ。ONE Championshipがグラップラーに支払うファイトマネーは高いって聞くし。彼らがどれだけシリアスにMMAファイターとして成功を収めようとしているのかは私は分からないし、経験してみたいってことだと思うの。実際、ほとんどが柔術から離れているわけじゃないし。私は柔術を愛しているわ。そして柔術界で頂点を極めた。最高のキャリアを築き、最高の時間を過ごしたわ。

セミナーをたくさんして。試合もたくさん出た。ビッグトーナメント、スーパーファイトで戦い続けたわ。だから十分にお金を得ることもできた。私は柔術を離れ、MMAでトップを目指しているの。ベルトを巻くまで、時間をじっくりとかけてね。MMAでも柔術と同じように大きなことをやり遂げたいと思っている。

ONEのような大きな舞台でグラップラーが、良いファイトマネーを得ることは素晴らしいことよ。だって彼らはそんなに長い間、MMAを戦うつもりはないだろうし。なら条件の良いところ、グラップラーの価値を認めてくれるところで戦うべきよ。

UFCは最もタフなファイターが集まっている場所で、レベルも最高に高い。ここで戦いたいなら、戦場を変えるでしょうし。何より、皆がONEで良い活躍ができていることはグラップリング界や柔術界のためにも素晴らしいことだと思うわ」

──ただしマッケンジーはそうはしなかったということですね。

「ファンの皆は私のキャリアを追っている方が楽しいんじゃない? だって皆にMMAファイターとしての成長過程も見てもらっているのだから。ONEで戦っているグラップラーは、私のようにスタンドファイトをしていないでしょ? 彼らは即グラウンドで戦おうとしているわ。それはそれで凄いって思うけど、皆はグラップラーのスタンドでの成長だって見たいだろうし。私が鼻を骨折して戦う姿とか──それでも私が負けずに戦い続ける姿を、ね」

──ノー。マッケンジー、激しい戦いは見たくても鼻の骨を折るところなんて見たくないですよ(笑)。ケガをせずに戦って欲しいとファンも思っています。

「アハハハハ。きっと、そんなところが好きファンもいるわよ(笑)。私は母であり、妻でもある。そんな1人の女性が色々と学ぶ過程で、鼻を折ったわけだし。それも私の成長を見てもらっていると思っているわ。そして、その試合よりも次の試合で成長した姿を見てもらう。私の試合を見てくれる人のなかには、柔術を練習している人だっているはず。そんな人たちの中には少数でも『自分だって練習すれば、ああやって戦えるようになる』と思ってくれる人もいるでしょうし。私にインスパイアされる人がいる……だから私はいつだって柔術、グラップリングを代表してMMAを戦っているつもりよ。

KOで勝っても、私は柔術ガールを代表しているの。柔術を練習している誰もが、ベストの中をベストを目指して練習すれば、私のように打撃も成長できるから」

──そんなマッケンジーにこういうことをいうのは失礼かもしれないですが、パンデミック以降WNOのようなグラップリングのプロ大会が盛んになってきました。マッケンジーはああいうトップグラップリング・イベントで戦うことは考えていないですか。

「100パーセント、戦ってみたいわよ。私も柔術よりもグラップリングの試合を視ることの方が多くなっているし。グラップリングは柔術と違うプラットフォームのイベントを確立させたわよね。もちろんMMAにプライオリティをおいているけど、グラップリング大会からのオファーをいつだって待っているわ。MMAの試合がない時なら、グラップリングのスーパーファイトをぜひとも戦ってみたいって。

特にめきめきと力をつけている新しい世代のグラップラーたちと、競い合いたいと思っているの。そういう機会があれば、グラップリングに戻ってみたいわ」

──WNOにナンバーワンが戻って来る。最高ですね、そんな機会が巡ってくると。

「ありがとう。そう言ってもらえて、凄く嬉しいわ。私もその日が来るのが願っているわ」

──そんな日を夢見ながら、土曜日の試合です。マッケンジーが言ったようにタフな試合になることが予想されます。とはいえティーシャはトップどころに負け、それ以外には勝つというハッキリした結果が出ています。つまり彼女に勝たないとトップの1人して認識されません。

「この試合で勝てば、私は次のレベルへ進むことができる。女子MMAのなかでも、今いる場所とは、一段違う場所へ進める。それぐらいの感覚でいるわ。トップの戦い──私が目指してきた場所へね。凄く大切な試合だし、PPVカードになっていることも重要で。私のことを知らない人にも、試合を視てもらえる。そして、一風変わった戦い方をする女子ファイターは、チャンピオンになる可能性を持っているって思ってもらえるようになる」

──ティーシャは常にアグレッシブなので、危険な相手ではありますが、逆に組みやすい相手かもしれないです。ジャブで突き放して、テイクダウン防御に徹する相手よりも。

「その通りよ。だから、この試合が楽しみだったの。彼女は動きが多いファイターよ。攻めるために動いている。グラップラーは、そういう相手の方が戦いやすいから。それに彼女は私より背が低い、だからパンチを当てるために近づいてくることは確実で。

そこを捕獲するわ。テイクダウンの絶好の機会になるし。そうね……この試合で、私は一本勝ちするわ。未来の世界チャンピオンがここにいる──そういう試合を世界に披露しようと思っている」

──マッケンジー、今日もありがとうございました。最後に日本のMMAファン、柔術好きの人たちに一言お願いします。

「アリガト。皆の応援に感謝しているわ。最高の試合を皆のためにするわ。ファンの皆の存在が、強くなろうというモチベーションになっているの。I LOVE JAPAN、皆のために戦うわ!!」

■視聴方法(予定)
4月10日(日・日本時間)
午前7時00分~UFC FIGHT PASS
午前11時00分~PPV
午前11時00分~WOWOWライブ

■UFC273計量結果

<UFC世界フェザー級選手権試合/5分5R>
[王者]アレックス・ヴォルカノフスキー: 144.5ポンド(65.54キロ)
[挑戦者]ジョン・チャンソン: 144.5ポンド(65.54キロ)

<UFC世界バンタム級統一戦/5分5R>
[正規王者]アルジャメイン・ステーリング: 134.5ポンド(61.0キロ)
[暫定王者]ピョートル・ヤン: 134ポンド(60.78キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ジルベウト・ドゥリーニョ・バーンズ: 170ポンド(77.11キロ)
カムザット・チマエフ: 170ポンド(77.11キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
マッケンジー・ダーン: 115.5ポンド(52.38キロ)
ティーシャ・トーレス: 115.5ポンド(52.38キロ)

<ライト級/5分3R>
ビンチ・ピチェル: 155.5ポンド(70.53キロ)
マーク・マドセン: 155ポンド(70.31キロ)

<ウェルター級/5分3R>
イアン・ギャリー: 170.5ポンド(77.34キロ)
ダリアン・ウィークス: 170.5ポンド(77.34キロ)

<ヘビー級/5分3R>
ジャイルジーニョ・ホーゼンストライク: 252.5ポンド(114.53キロ)
マルチン・ティブラ: 253ポンド(114.75キロ)

<女子バンタム級/5分3R>
アスペン・ラッド: 136ポンド(61.69キロ)
ラケル・ぺニントン: 134.5ポンド(61.0キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ミッキー・ガル: 170.5ポンド(77.34キロ)
マイク・マロット: 170.5ポンド(77.34キロ)

<ヘビー級/5分3R>
アレクセイ・オレイニク: 244ポンド(110.67キロ)
ジャレッド・ヴァンデラ: 266ポンド(120.65キロ)

<ミドル級/5分3R>
アンソニー・ヘルナンデス: 186ポンド(84.37キロ)
ジョシュ・フレムド: 185.5ポンド(84.14キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
ピエラ・ロドリゲス: 115ポンド(52.16キロ)
ケイ・ハンセン: 118.5ポンド(53.75キロ)

<バンタム級/5分3R>
ジュリオ・アルセ: 136.5ポンド(61.91キロ)
ダニエル・サントス: 135ポンド(61.24キロ)

The post 【UFC273】トーレス戦を控えたマッケンジー・ダーン─02─「KOで勝っても、私は柔術を代表している」 first appeared on MMAPLANET.
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『UFC 273: Volkanovski vs. The Korean Zombie』で予定されていたジャルジーニョ・ホーゼンストライク vs. マルチン・ティブラが中止


 『UFC 273: Volkanovski vs. The Korean Zombie』で予定されていたジャルジーニョ・ホーゼンストライク vs. マルチン・ティブラのヘビー級マッチがティブラの体調不良により中止されるとのこと。


 ホーゼンストライクはツイッターでティブラを激励しています。元々両者は2月の『UFC Fight Night 202: Makhachev vs. Green』で予定されていましたが同大会にスライドされていたので、これで2度目のキャンセルとなります。試合が後日組まれるかは不明。

 これにより大会開始時刻が日本時間午前7時から7時30分に変更されます。続きを読む・・・
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【UFC273】新型マクレガー=イアン・ギャリー─01─「カレッジを辞めて、MMAにJUMP INした」

【写真】キレキレの打撃とは対照的に、少年のような口調で語るイアン・ギャリー=アイリッシュMMAファイターが何もマクレガー流を踏襲するだけでないことが、よ~く理解できた(C)MMAPLANET

9日(土・現地時間)、フロリダ州ジャクソンビルのヴィスター・ベテランズ・メモリアル・アリーナでUFC273が開催される。

UFC世界フェザー級選手権試合=王者アレックス・ヴォルカノフスキー✖挑戦者ジョン・チャンソン、UFC世界バンタム級王座統一戦=正規王者アルジャメイン・ステーリング✖暫定王者ピョートル・ヤンの2つの世界戦に加え、ジルベウト・ドゥリーニョ✖カムザット・チマエフという注目カードが組まれた今大会のプレリミマッチにヒューチャーの異名を取るイアン・ギャリーが出場、UFC2戦目=ダリアン・ウィークス戦に臨む。

1997年11月生まれの24歳は、19歳でアマMMAを始め5年で最高峰に辿り着いた。コナー・マクレガー後のアイリッシュMMA、いや世界のMMAをリードする可能性すらあるMMAの未来=イアン・ギャリーに初インタビュー。コナー・マクレガー、そのやり口をコピッたBellatorのジェイム・ギャラガー、アイルランドMMA界の新鋭は──マクレガーへの憧れでいっぱいという内面のなかで、その真逆の感性を持っていた。


――パンデミック以前は欧州のMMA大会は、日本では深夜2時や3時のスタートで終了時がUFCのスタートと重なるためにストリーミングがあっても、ほとんど見過ごしていました。それがコロナ禍で世界各国のMMAが活動休止になり、決して多くないプロモーションが無観客で活動を再開。その頃からCage Warriorsも可能な限り視聴するようにしていたのですが、そこで見た──飛び切り活きの良い選手がイアンでした。すると7戦目でウェルター級王者になり、8戦目でUFCデビューと瞬く間に世界の最高峰に到達しました。

「おお、日本ではそんな真夜中にCage Warriorsは中継されているんだね。いやぁ、それなのに僕の試合を視てくれていたなて嬉しいよ。本当にありがとう」

──いえ、フィーダーショーから可能性のある若い選手が出てくるのを見るのが、楽しくてしょうがないんですよ。ところでアイルランドは今やMMAのパワーハウスの一つですが、イアンがMMAを始めたきっかけは何だったのでしょうか。

「MMAに興味を持ったのは、コナー(マクレガー)の影響だよ。彼の活躍と成功をずっと追っていて、試合も夢中になって視ていた。そして『僕もMMAをやりたい』って思うようになったんだ。その時はカレッジの学生だったけど、学校を辞めてMMAファイターになることを決めたんだ。このスポーツに身を置きたいと思ってね。

コナーを見ていたら、自分がカレッジでやっていることってなんなんだろう?って感じるようになった。そうしたら、『こんなことやっていられない。これ以上、ここに居たくない』って居ても立ってもいられなくなったんだ。そしてジムにジャンプインした(笑)。

テレビで視ていた本当に美しい戦いを習うことができるようになって。僕はコナーと同じ道を歩み始めたんだって──最高の気持ちになったよ。練習は凄く楽しかったよ」

──大学を辞めた? 

「そうだよ。自分で決めた。父にも母にも相談せずに学校を辞めたんだ」

──OMG!! 

「ジムに通うようになってから4~5年でUFCとサインできた。UFCデビュー戦はMSGだった。そして2戦目のPPV大会に出場できている。楽しい人生だよ」

──それまでに格闘技の経験はあったのですか。

「柔道だよ!!」

──えっ、いやあれだけシャープな打撃の持ち主なのにベースは柔道なのですか。

「ボクシングはやっていたよ。10歳から14、15歳までボクシングをしていて──父親に連れられて始めたんだけど、なんで人を殴って自分も殴られるようなことをやっているのか、どういう意味があるだって考えるようになっていたんだ。顔を腫らして、さ。そんなときに柔道と出会った。見た感じでも、柔道はイカしていたよ」

──柔道がクールだったのですか。

「そうだよ。学校が終わって宿題を家でやっているより、ずっとクールだったよ。すぐに週に3回か4回は柔道場に通うようになった。柔道を習っていたことでマーシャルアーツに欠かせない規律、尊敬心を学ぶことができたんだ。それはMMAを始めてからも生きているよ。アイリッシュ・クラブというアイルランドで一番の柔道クラブで練習できていて……18歳で黒帯になったんだ。練習するメンバーのなかでも、トップの連中は日本に行って練習していたよ。

僕も彼らと一緒に日本で稽古したいと思っていたけど、それは実現しなかった。僕にはそれに見合った力がなかったからね。日本まで行って練習していた友人たちは五輪を目指すようなレベルだったんだ。それに僕にとって柔道はどれだけ懸命にやっても、返って来るものは少なかった。国際大会で戦ったことはないし、せいぜいイングランドまで遠征して試合に出ていたぐらいかな。それでも柔道の試合に出ることが大好きだった。それは今、MMAをやっていて最高の気分でいるのと同じことで。

ただし、僕が柔道の試合に出ている期間はそれほど長くなかった。黒帯になってから、翌年にはアマチュアのMMAにデビューしたからね。でも、僕にとってオリンピックに出て活躍する柔道家は本当の天才なんだよ。そんな柔道をやっていたことで、学べた心境というのは何物にも代えがたいモノなんだ。

今はMMAに専念しているけど、いずれMMAで第一線から退く時が来る。その時はまた柔道の練習をして、日本で試合をしたいと思っている。それに柔術だって続けたいし、日本で柔道や柔術の試合に出ることだってあるかもしれないよ」

──ぜひ講道館を案内します。

「おお、サンキュー。ホント、そういう日が来るのも楽しみだよ。講道館で稽古がデキれば最高の経験になるね(笑)。今、MMAをやっていて柔道で学んだ技術云々よりも、柔道で身に着けることができた人間の内面性が凄く役立っていると思う」

──とはいえ規律、尊敬心といってもコナー・マクレガーがケージ内外で見せていたことは、全く真逆のことだと思うのですが……。

「ホント、その通りだ(笑)」

<この項、続く>

■視聴方法(予定)
3月10日(日・日本時間)
午前7時00分~UFC FIGHT PASS
午前11時00分~PPV
午前11時00分~WOWOWライブ

■UFC273対戦カード

<UFC世界フェザー級選手権試合/5分5R>
[王者]アレックス・ヴォルカノフスキー(豪州)
[挑戦者]ジョン・チャンソン(韓国)

<UFC世界バンタム級統一戦/5分5R>
[正規王者]アルジャメイン・ステーリング(米国)
[暫定王者]ピョートル・ヤン(ロシア)

<ウェルター級/5分3R>
ジルベウト・ドゥリーニョ・バーンズ(ブラジル)
カムザット・チマエフ(スウェーデン)

<ウェルター級/5分3R>
ケヴィン・ホランド(米国)
アレックス・オリヴェイラ(ブラジル)

<女子ストロー級/5分3R>
マッケンジー・ダーン(ブラジル)
ティーシャ・トーレス(米国)

<ライト級/5分3R>
ビンチ・ピチェル(米国)
マーク・マドセン(デンマーク)

<ウェルター級/5分3R>
イアン・ギャリー(アイルランド)
ダリアン・ウィークス(米国)

<ヘビー級/5分3R>
ジャイルジーニョ・ホーゼンストライク(スリナム)
マルチン・ティブラ(ポーランド)

<女子バンタム級/5分3R>
アスペン・ラッド(米国)
ラケル・ぺティントン(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ミッキー・ガル(米国)
マイク・マロット(カナダ)

<ヘビー級/5分3R>
アレクセイ・オレイニク(ロシア)
ジャレッド・ヴァンデラ(米国)

<ミドル級/5分3R>
アンソニー・ヘルナンデス(米国)
ジョシュ・フレムド(米国)

<女子ストロー級/5分3R>
ピエラ・ロドリゲス(ベネズエラ)
ケイ・ハンセン(米国)

<バンタム級/5分3R>
ジュリオ・アルセ(米国)
ダニエル・サントス(ブラジル)

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UFC 273: Fighters You Should Know

Mike Malott, Piera Rodriguez and Ian Garry are just three fighters you should know more about heading into UFC 273: Volkanovski vs The Korean Zombie on Saturday.

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UFC 273 Pre-Fight Press Conference | ESPN MMA

Watch the UFC 273 Pre-Fight Press Conference starting at 5p ET in Jacksonville, Florida featuring Alexander Volkanovski, The Korean Zombie, Aljamain Sterling, Petr Yan, Khamzat Chimaev, Gilbert Burns and Dana White.

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BREAKING! Dana White ANNOUNCES new UFC tournament, Khamzat Chimaev GOES OFF, Conor McGregor, UFC 273

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-Conor McGregor goes after Henry Cejudo, calls him a ‘little fat novice’

-Khamzat Chimaev doesn’t believe Kamaru Usman beat anybody

-Sean O’Malley not going to corner Petr Yan, says he wants to square up with him

-Brendan Schaub doesn’t understand why the UFC won’t sign Jake Paul

-Dricus Du Plessis is not happy about Kelvin Gastelum injury withdrawal

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【UFC273】ティーシャ・トーレス戦を控えたマッケンジー・ダーン─01─「MMAではまだ紫帯」

【写真】MMAデビュー直後、IBJJFアジアンオープンで来日した時から彼女が身を置く環境は大幅に変わった。それでも笑顔とインタビューに真摯に向かい合ってくれる姿勢は一切変わりない。多謝(C)MMAPLANET

9日(土・現地時間)、フロリダ州ジャクソンビルのヴィスター・ベテランズ・メモリアル・アリーナでUFC273が開催される。

2020年5月、パンデミックで活動休止を余儀なくされたUFCに真っ先にイベント開催を認可したフロリダ州ジャクソンビル。ダナ・ホワイトは当時に語ったように、2021年に続き今年もこの地でPPVイベントを行う。

UFC世界フェザー級選手権試合=王者アレックス・ヴォルカノフスキー✖挑戦者ジョン・チャンソン、UFC世界バンタム級王座統一戦=正規王者アルジャメイン・ステーリング✖暫定王者ピョートル・ヤンの2つの世界戦に加え、ジルベウト・ドゥリーニョ✖カムザット・チマエフという注目のウェルター級戦もマッチアップされている。

そんな注目されるイベントのPPVカードで、ティーシャ・トーレスとマッケンジー・ダーンが戦う。昨年10月のマリーナ・ホドリゲス戦で初のメインを任され、ファイト・オブ・ザ・ナイトを獲得も判定負けを喫した。それでもなおPPVカードに登用されるほどUFC首脳からの評価されるマッケンジー、元柔術の女王にトーレス戦を前にして、改めて彼女にとってMMAとは何かを尋ねた。


――土曜日のティーシャ・トーレス戦に向け、ジャクソンビル入りを果たしたばかりのマッケンジーです。こんなタイミングで(※取材は4月4日(月・現地時間)に行われた)インタビューを受けてくれてありがとうございます。まず今のフィーリングを教えてください。

「凄くワクワクしているわ。前回の試合では初めてUFCでメインイベントを戦い、負けてしまったけどファイト・オブ・ザ・ナイトのボーナスを獲得でき、25分間とても良い勉強になったの。あの試合を経験し、今回の試合まで凄くMMAファイターとして成熟したと思う。過去最高の状態で、準備はできているわ。

ティーシャは経験豊かで、この階級の多くの選手たちと戦ってきている選手だから絶対にタフな試合になるでしょうね。それだけ彼女は色々なタイプの選手達と戦ってきているんだろうけど、私のような柔術を使える相手と戦った経験はないはずよ。ただ戦いやすい相手かといえばそうじゃないし、簡単な試合にはならない。でもこの試合で勝って、またウィンニングトラックに戻りたいと思っている」

──タイトルショットに向け、非常に大切な試合で敗れてなお『勉強になった』と言い切れるのが素晴らしいです。

「マリーナ・ホドリゲスと戦う前から、彼女に勝てばタイトル挑戦だという風な声は多く聞いたわ。でも、私自身はまだ早いと思っていたの」

──えっ、そうなのですか!!

「そうよ。まだ、タイトルに挑戦にして勝つ力はないわ。だから急いでもいないし。私はベルトに挑戦したら、勝ってそのまま王座に居座りたいの。挑戦して負けたり、勝ってもすぐにベルトを失うような状況には陥りたくないのよ。

そしてマリーナのようにフットワークが巧いと、近づいて捕まえることが難しいことを学習できたわ。凄くフラストレーションが溜まって、試合中も考え過ぎてしまった。彼女を捕まえることができなくて、どうすれば寝技に持ち込むことができるのか、頭で色々と考え続けていて。そうね、考え過ぎたのよ。あれじゃダメね。無心になって、自分がやってきたこと、日々の練習を信じれば良かったのに。

もうデビューしたてのグリーンじゃないし、今は中堅の位置にいるわ。まだまだ先は長いけどね。でも、今の私はこれまでに自分が何をしてきたのかを信じることができている。一つ一つの練習をこなすことで、さらに強くなっているし、マッケンジーは日々成長していると自分を信じることができているわ。まだMMAでは黒帯じゃないけど、紫帯ぐらいにはなっているはず」

──UFCのヘッドライナーになってなお、紫帯ですか(笑)。

「だってまだ『私はちゃんと戦えている?』、『このパンチの打ち方で大丈夫?』って思いながら戦っていて……全てを完璧に戦いたいんだけど、全然ファイトは完璧じゃないから。完璧な試合なんてできないことも分かっているからこそ、もっと自分を信じて、自分の感覚、判断を信じられるようになりたいの。ハードな練習をしていれば技術は身についてくるモノだから」

──それにしても5Rと3Rでは明白に戦いが違って来たと思います。5Rの試合はとにかくセーブ・エナジー。特に組みの部分で、そういう試合が増えました。組んで、倒して、抑えて、極める。この流れは攻めている人間が相当に疲弊し、多くのストライカーはテイクダウンとグラウンドは防御に徹します。対して、ホドリゲス戦の2Rのマッケンジーはまさに自らが疲弊する可能性のある戦いをしていました。正直、まだ3R残っているのに……と思って視ていました。

「そこなのよね。私はそれで大丈夫だと思って、寝技で色々な仕掛けを続けたわ。でもラウンドが終了すると、また試合は立ち技でリスタートされるわけで。正直、『あぁ、私は自分の全てをつぎ込んで戦っているのに……』ってなったわ。そうね……ストライカーはグラウンドで攻めてくることはない。私が下になっていても、そうよ。ただ固めてくるだけで。だって、そうやっていればスタンドで試合は再開されるんだから。

でも私は柔術を信じている。20秒あれば、仕留めることができるから。それなのにあの時はパウンドを打たなきゃ、打撃でダメージを与えるんだって考え過ぎていたの。それはサブミッションも同じで、腕十字に行かなきゃとか思って戦っていて。今からすると、ただ戦えば良かったと思っているわ。自分の柔術、トレーニングを信じて、頭で考えることなく体が動くにように任せて戦えば良かったのに──ってね。

だって私が100パーセントの力を見せることができれば、サブミッションで仕留めることができるんだから。だから、あんな風に考え過ぎる必要はなかった。それでも5分✖5R、25分間の試合をストライカーと戦うことを想定したトレーニングは私を強くしてくれたわ。確かに2Rを終えた時に『まだ3R残っている』って思ったの……。でも、そこは思考を変えないとね。もっとフィニッシュするプレッシャーを掛けていくべきだと今では考えているわ。

今は皆が戦略重視で戦っていて。私はそういうことを考えずに戦ってきた。試合を終わらせる。KOする。極める。ジャッジの判断で勝とういう考えはなかったの。でも、私にも戦略が必要になってきたかなって。ポイントアウトすることも、ね。そのためにも極めのプレッシャーが要るなって思っているの」

──それもMMAファイターとしてマッケンジーの進化だと思います。何より、体格が変わりましたね。

「妊娠する前、MMAのキャリアの序盤では計量失敗を何度か経験して……本当に苦しかった。でも、それって私のMMAへの取り組み方が十分じゃなかったからで。全てが経験だって思いつつも、自分のなかでチャンピオンになるんだっていう強い意志が欠けていたの。妊娠と出身を経験し、凄く体重が減ったわ。あのときから、私はチャンピオンになるだって強い気持ちでMMAに向き合うようになったの。

そのためにはあらゆる局面を想定して、全てにおいてハードトレーニングが必要で。考え方、肉体、技術、全てをプロフェッショナルとして見直したわ。今はアンデウソン・シウバについていたホジェリオ・カモエスが私のフィジカル・トレーナーで、試合の2カ月前からトレーニングをするようになって。

私はスイーツが好きだし(笑)、チョコレートも大好き。でも今は普段から体重の管理をするように心掛け自制しているの。それがMMAファイターとして、良いパフォーマンスを見せられる大きな要因になっているから。

良い試合をファンに見てもらいたいし、勝ちたい。ボーナスだって欲しい。PPVカードで戦いたい。それを願うなら、それだけの取り組みを自分に強いることが必要でしょ。そこまでやろうって決めたら、全てのことがさほど大変だと感じなくなって。凄く充実しているし、毎日のトレーニングを楽しめているわ。フィジカルトレーニングによって、体が仕上がって来るとケガがなくなり、他の練習も思い通りに取り組めるようになったから」

──今はどのジムでMMAの練習を行っているのですか。

「コスタメサのRVCAアカデミーよ。チート・ヴェラ、マイケル・ビスピン、BJ・ペン、ルーク・ロックフォードたちが一緒よ」

──男子選手ばかりで、引退した……そして体格の大きなファイターじゃないですか。

「フフフ。もちろん、体格のあった選手、女子選手とも練習しているわよ。でも、時々ハワイからフラッとジムにやって来るBJが強いの(笑)。体はそんなに大きくないけど、今でも強くて……特に頭が固いわ。私のパンチをいつもおでこで受けるから、私の拳が痛くなっちゃうの(笑)」

<この項、続く>

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